JP2002193767A - 泡沫状エアゾール組成物 - Google Patents

泡沫状エアゾール組成物

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JP2002193767A
JP2002193767A JP2000400629A JP2000400629A JP2002193767A JP 2002193767 A JP2002193767 A JP 2002193767A JP 2000400629 A JP2000400629 A JP 2000400629A JP 2000400629 A JP2000400629 A JP 2000400629A JP 2002193767 A JP2002193767 A JP 2002193767A
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JP2000400629A
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English (en)
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Takayuki Omura
孝之 大村
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キメが細かく、クリーミィーで、安定な泡を
与えることができ、さらに、噴射剤として、LPGおよ
び/またはDMEを使用する場合であっても、使用環境
によって泡沫状態が大きく変化することがない、泡沫状
エアゾール組成物を提供すること。 【解決手段】 発泡剤として、ベタイン型両性界面活性
剤(I)および/またはアミドベタイン型両性界面活性
剤(II)ならびにイミダゾリニウム型両性界面活性剤(I
II) を含む、泡沫状エアゾール組成物を提供することに
より、上記課題を解決し得ることを見い出した。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泡沫状エアゾール
組成物に関する発明である。さらに詳細には、本発明
は、キメが細かく安定な泡が得られる泡沫状エアゾール
組成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】昨今、原液を発泡させて泡沫状態で吐出
または噴射する、泡沫状エアゾール型の皮膚化粧料、毛
髪化粧料、ガラス洗浄剤等の製品が、消費者に提供され
てきた。例えば、スタイリングフォーム、スタイリング
ムース等の泡沫状エアゾール型の毛髪化粧料は、頭髪へ
の塗布時に溶液が垂れて不快感をもたらしたり、目に入
って眼粘膜を刺激することがないこと、頭髪に均一に塗
布しやすいことなど、使用性が良好であることから、消
費者の良好な支持を得ている。
【0003】このような泡沫状エアゾール型の製品につ
いては、発泡により得られた泡が、キメが細かく、安定
であることが望まれている。泡沫状エアゾール型の製品
について原液を発泡させる技術としては、特公平6−3
1437号公報に、カチオン性高分子、アニオン性界面
活性剤およびノニオン性界面活性剤を用いること、ま
た、特開平2−11506号公報に、カチオン性高分子
化合物とアニオン性界面活性剤とを用いることが開示さ
れている。
【0004】しかしながら、前者の発泡技術を用いて
も、十分にキメが細かく、安定な泡は得られない。ま
た、後者の発泡技術を用いると、かなり安定な泡は得ら
れるものの、十分にキメの細かい泡は得られず、さら
に、得られる泡は、クリーミィーさに欠けかつべたつき
を有するものである。キメが細かく、クリーミィーで、
十分に安定な泡が得られる発泡技術は、未だ、開発され
ていない。
【0005】他方、泡沫状エアゾール型の製品において
用いられる噴射剤としては、例えば、フロンガス、圧縮
ガス、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(D
ME)等が挙げられる。しかしながら、フロンガスにつ
いては、環境保護の観点から使用が難しくなってきてい
る。また、圧縮ガスについては、可燃性の気体でないた
めに、安全性の点では好ましいが、圧縮ガスの水に対す
る溶解量が小さいために、吐出物が好適な泡沫状態とな
らない場合があり、市場では汎用されていない。
【0006】現在の市場で最も広く用いられている噴射
剤は、LPGおよび/またはDMEである。しかし、L
PGおよび/またはDMEを噴射剤として用いた場合に
は、使用環境が低温の時には、好適な泡沫状態の吐出物
を得ることができず、また、使用環境が高温の時には、
吐出された泡は嵩比重が極度に小さいものになる等、泡
沫状態が、使用環境によって大きく変化してしまうとい
う欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明が解決
しようとする課題は、このような従来の発泡技術のもつ
欠点を克服し、キメが細かく、クリーミィーで、安定な
泡を与えることができ、さらに、噴射剤として、LPG
および/またはDMEを使用する場合であっても、使用
環境によって泡沫状態が大きく変化することがない、泡
沫状エアゾール型の製品において原液として使用され得
る、泡沫状エアゾール組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、発泡剤として、下記
一般式(I)
【0009】
【化4】 (式中、R1 は炭素原子数9〜21のアルキル基を表
し、aおよびbは、同一であっても異なっていてもよ
く、0〜3の整数を表す。)で表されるベタイン型両性
界面活性剤の一種もしくは二種以上および/または下記
一般式(II)
【0010】
【化5】 (式中、R2 は炭素原子数9〜21のアルキル基を表
し、c、dおよびeは、同一であっても異なっていても
よく、0〜3の整数を表す。)で表されるアミドベタイ
ン型両性界面活性剤の一種もしくは二種以上、ならびに
(b)下記一般式(III)
【0011】
【化6】 (式中、R3 は炭素原子数10〜18のアルキル基また
はアルケニル基であり、fおよびgは、同一であっても
異なっていてもよく、1または2を表す。)で表される
イミダゾリニウム型両性界面活性剤の一種または二種以
上を含む、泡沫状エアゾール組成物を用いることによ
り、キメが細かく、クリーミィーで、安定な泡を与える
ことができ、さらに、噴射剤として、LPGおよび/ま
たはDMEを使用した場合であっても、使用環境によっ
て泡沫状態が大きく変化することがなく、さらに、毛髪
に塗布した時に、毛髪へのなじみがよく、使用時にべた
つかない、泡沫状エアゾール組成物が得られることを見
いだして、本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、(a)上記一般式
(I)で表されるベタイン型両性界面活性剤(以下、ベ
タイン型両性界面活性剤という)の一種もしくは二種以
上および/または上記一般式(II)で表されるアミドベ
タイン型両性界面活性剤(以下、アミドベタイン型両性
界面活性剤という)の一種もしくは二種以上、ならびに
(b)上記一般式(III)で表されるイミダゾリニウム型
両性界面活性剤(以下、イミダゾリニウム型両性界面活
性剤という)の一種または二種以上を含む、泡沫状エア
ゾール組成物(以下、本発明組成物という)、ならび
に、上記泡沫状エアゾール組成物、および、噴射剤とし
て、液化石油ガスおよび/またはジメチルエーテルを含
む、泡沫状エアゾール化粧料を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明組成物は、発泡剤として、ベタイン
型両性界面活性剤の一種または二種以上および/または
アミドベタイン型両性界面活性剤の一種または二種以上
と、イミダゾリニウム型両性界面活性剤の一種または二
種以上とを含む。
【0014】上記式(I)中、R1 は、好ましくは炭素
原子数9〜21、より好ましくは11〜17、特に好ま
しくは11〜13のアルキル基またはアルケニル基を表
す。ベタイン型両性界面活性剤は、R1 が9未満では、
親水性が強すぎ、一方、R1が21を超えると、水への
溶解性が悪くなる。R1 の好ましい例としては、ラウリ
ル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル基等が挙げ
られる。また、aおよびbは、同一であっても異なって
いてもよく、0〜3の整数を表す。
【0015】上記式(II)中、R2 は、好ましくは炭素
原子数9〜21、より好ましくは11〜17、特に好ま
しくは11〜13のアルキル基またはアルケニル基を表
す。アミドベタイン型両性界面活性剤は、R2 が9未満
では、親水性が強すぎ、一方、R2 が21を超えると、
水への溶解性が悪くなる。R2 の好ましい例としては、
ラウリル基、ミリスチル基、セチル基、ステアリル基等
が挙げられる。また、c、dおよびeは、同一であって
も異なっていてもよく、0〜3の整数を表す。
【0016】上記式(III)中、R3 は、好ましくは炭素
原子数10〜18、より好ましくは11〜17、特に好
ましくは11〜13のアルキル基またはアルケニル基を
表す。イミダゾリニウム型両性界面活性剤は、R3 が1
0未満では、親水性が強すぎ、一方、R3 が18を超え
ると、水への溶解性が悪くなる。R3 の好ましい例とし
ては、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基等が挙
げられる。また、fおよびgは、同一であっても異なっ
ていてもよく、1または2を表す。
【0017】ベタイン型両性界面活性剤としては、例え
ば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(例えば、ア
ノンBL(日本油脂(株)社製))、ヤシ油ジメチルア
ミノ酢酸ベタイン(例えば、デハイントンAB−30
(ヘンケル社製))等を挙げることができる。
【0018】アミドベタイン型両性界面活性剤として
は、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(例えば、レ
ボン2000(三洋化成(株)社製))、ラウラミドプ
ロピルベタイン(例えば、アミドベタインL(Zohar社
製))等を挙げることができる。
【0019】イミダゾリニウム型両性界面活性剤として
は、2−ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カル
ボキシメチルイミダゾリニウムベタインナトリウム(例
えば、オバゾリン662N(東邦化学(株)社製)また
はソフダゾリンLHL−SF(川研ファインケミカル
(株)社製))、2−ウンデシル−N−ヒドロキシエチ
ル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン
(スワノールAM−101(日光ケミカルズ(株)社
製)等が挙げられる。
【0020】本発明組成物は、ベタイン型両性界面活性
剤および/またはアミドベタイン型両性界面活性剤、な
らびに、イミダゾリニウム型両性界面活性剤を、各々、
好ましくは、0.5質量%〜5.0質量%(ベタイン型
および/またはアミドベタイン型両性界面活性剤ならび
にイミダゾリニウム型両性界面活性剤の総量で1.0質
量%〜10.0質量%)、より好ましくは、0.7質量
%〜3.0質量%(ベタイン型および/またはアミドベ
タイン型両性界面活性剤ならびにイミダゾリニウム型両
性界面活性剤の総量で1.4質量%〜6.0質量%)含
む。ベタイン型および/またはアミドベタイン型両性界
面活性剤、あるいは、イミダゾリニウム型両性界面活性
剤の含有量が、0.5質量%未満では、十分な発泡性が
得られ難く、一方、5.0質量%を超えても、含有量の
増加に見合った、本発明の所期の効果の増大が期待でき
ない場合があり、好ましくない。
【0021】また、本発明組成物におけるベタイン型両
性界面活性剤および/またはアミドベタイン型両性界面
活性剤と、イミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤
との含有比率は、質量比で2/8〜8/2が好ましく、
より好ましくは4/6〜6/4である。本発明組成物
が、これらの両性界面活性剤を上記比率で含む場合、本
発明の所期の効果がより良好に発揮される。
【0022】また、本発明組成物において、発泡剤とし
て、上記両性界面活性剤に加えて、さらに、ラウリン酸
ジエタノールアミドを用いると、さらにキメが細かく、
クリーミィーで、安定な泡を与えることができる。本発
明組成物における、ラウリン酸ジエタノールアミドの含
有量は、好ましくは、0.01質量%〜1.0質量%、
より好ましくは、0.05質量%〜0.7質量%であ
る。ラウリン酸ジエタノールアミドの含有量が、0.0
1質量%未満では、ラウリン酸ジエタノールアミドによ
る効果が発揮され難く、一方、1.0質量%を超えて
も、含有量の増加に見合った、所期の効果の増大が期待
できない場合があり好ましくない。ラウリン酸ジエタノ
ールアミドとしては、市販品として、トーホール−23
0−XY(東邦化学(株)社製)、アミゾールLDE
(川研ファインケミカル(株)社製)等が挙げられる。
【0023】本発明組成物は、泡沫状エアゾール型の製
品、例えば、泡沫状エアゾール化粧料(皮膚化粧料、毛
髪化粧料)等において原液として使用され得る。本発明
組成物が、泡沫状エアゾール型の毛髪化粧料の原液とし
て使用される場合、本発明組成物は、毛髪を所望の形状
や感触にして整え、維持するためのセット成分を含むこ
とができる。セット成分としては、毛髪固定用ポリマー
を挙げることができる。毛髪固定用ポリマーは、溶液中
でのイオン性によって、ノニオン性ポリマー、アニオン
性ポリマー、両性ポリマー、カチオン性ポリマー等に分
類される。本発明組成物において使用できる毛髪固定用
ポリマーは特に限定されない。本発明組成物において、
いずれのタイプの毛髪固定用ポリマーも使用しても、発
泡性が損なわれることなく、非常に良質な泡を与えるこ
とができる。
【0024】ノニオン性の毛髪固定用ポリマーとして
は、例えば、ポリビニルピロリドン(例えば、ルビスコ
ールKシリーズ(BASF社製))、ビニルピロリドン
・酢酸ビニル共重合体(例えば、PVP/VAシリーズ
(ISP社製))、ビニルピロリドン・N,N−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート共重合体(例えば、コポ
リマーシリーズ(ISP社製))等が挙げられる。
【0025】アニオン性の毛髪固定用ポリマーとして
は、例えば、アクリル酸・アクリル酸エチル・N−te
rt−ブチルアクリルアミド共重合体(例えば、ウルト
ラホールドシリーズ(BASF社製))、アクリル樹脂
アルカノールアミン(例えば、プラスサイズシリーズ
(互応化学工業(株)社製))、ビニルメチルエーテル
・マレイン酸エチル共重合体(例えば、アニエールシリ
ーズ(大阪有機化学工業(株)社製))、酢酸ビニル・
クロトン酸共重合体(例えば、ルビセットCA66(B
ASF社製))等が挙げられる。
【0026】両性の毛髪固定用ポリマーとしては、N−
メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム
・α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ア
ルキル共重合体(例えば、ユカフォーマーシリーズ(三
菱化学(株)社製))、アクリル酸オクチルアミド・ア
クリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミ
ノエチル共重合体(例えば、アンフォマー28−491
0,アンフォマーLV−71(ナショナルスターチ社
製))、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジ
アリルアンモニウム共重合体(例えば、マーコートプラ
ス3330(カルゴン社製))、塩化ジメチルジアリル
アンモニウム・アクリルアミド共重合体(例えば、マー
コート280(カルゴン社製))等が挙げられる。
【0027】カチオン性の毛髪固定用ポリマーとして
は、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレート共重合体ジエチル硫酸塩(例えば、ガフ
カット734,755N(ISP社製))、ヒドロキシ
エチルセルロース・ジメチルジアリルアンモニウムクロ
リド(例えば、セルコートH−100,セルコートL−
200(ナショナルスターチ社製))、ヒドロキシエチ
ルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロリドエーテル(例えば、ポリマーJR(ユニオン
カーバイド社製))、塩化ジメチルジアリルアンモニウ
ム・アクリルアミド共重合体(例えば、マーコート50
0(カルゴン社製))、ポリ(塩化ジアリルジメチルア
ンモニウム)(例えば、マーコート100(カルゴン社
製))等が挙げられる。
【0028】本発明組成物は、上記毛髪固定用ポリマー
の一種または二種以上を組み合わせて含むことができ
る。本発明組成物が毛髪固定用ポリマーを含む場合、本
発明組成物中の毛髪固定用ポリマーの含有量は、ポリマ
ー純分として、0.1質量%〜30.0質量%、より好
ましくは0.5質量%〜15.0質量%である。毛髪固
定用ポリマーの含有量が、0.1質量%未満では、十分
なセット力を得ることができず、また15質量%を超え
ると、使用中および使用後にべたつきやごわつきが生じ
たり、また、洗髪性が損なわれるなど、整髪料として良
好な品質を得ることが難しくなり好ましくない。
【0029】また、本発明組成物は乳化系であり、乳化
剤を用いて、水中油型の乳化組成物とする。本発明組成
物は、乳化剤として、ノニオン性,アニオン性,カチオ
ン性または両性の界面活性剤のいずれのタイプの界面活
性剤を含むことができる。このうち、本発明組成物に、
乳化剤として好ましく含まれるものは、ノニオン性界面
活性剤であり、特に、HLB10以上のノニオン性界面
活性剤である。本発明組成物をHLB10未満のノニオ
ン性界面活性剤を用いて水中油型の乳化組成物とした場
合、噴射剤としてLPGおよび/またはDMEを使用す
ると、LPGおよび/またはDMEの存在下で、安定な
乳化状態を保っていられないためである。HLB10以
上のノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデ
シルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエー
テル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、
ポリオキシエチレンデシルペンタデシルエーテル、ポリ
オキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレン
デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンコレ
ステリルエーテル、モノステアリン酸エチレングリコー
ル・モノステアリン酸ポリエチレングリコール、イソス
テアリン酸ポリエチレングリコール、イソステアリン酸
ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸
ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、トリオレイン酸ポリオキシエ
チレングリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレ
ングリセリン、ポリオキシエチアレントリミリスチン酸
トリメチロールプロパン、ポリオキシエチレントリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ラウ
リン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリ
ン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノ脂肪酸グリ
セリン、ピログルタミン酸エステル等が挙げられる。
【0030】なお、本発明組成物は、上記の成分の他
に、目的に応じて、本発明の効果を損なわない量的、質
的範囲内で、さらに、油分、水溶性多価アルコール、保
湿剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、シリコーン樹脂、
蛋白質または蛋白質分解物、防腐剤、賦活剤、血行促進
剤、抗脂漏剤、希釈剤、増粘剤、香料、色剤等を含むこ
とができる。
【0031】本発明組成物は常法により製造される。そ
して、本発明組成物を原液として泡沫状エアゾール型の
製品、例えば泡沫状エアゾール化粧料が製造される。本
発明組成物を原液とする泡沫状エアゾール型の製品は、
常法により、例えば、耐圧密封容器に、本発明組成物を
入れ、弁を取り付けた後、噴射剤を充填することによ
り、製造することができる。
【0032】本発明組成物を原液とする泡沫状エアゾー
ル型の製品において、噴射剤としては、現在使用可能な
噴射剤のいずれを使用することもできる。本発明組成物
を原液とする泡沫状エアゾール型の製品において、噴射
剤として、現在の市場で最も広く用いられているLPG
および/またはDMEを使用する場合であっても、使用
環境によって泡沫状態が大きく変化することがない。本
発明組成物を原液とする泡沫状エアゾール型の製品にお
いて、好ましく使用される噴射剤は、LPGまたはLP
GおよびDMEの混合ガスである。
【0033】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を更に詳細
に説明する。 〔実施例1〜3および比較例1〜4〕第1表に示す処方
の、泡沫状エアゾール毛髪化粧料の原液を常法により調
製し、各原液90部をエアゾール容器に入れ、弁をし、
次いで、噴射剤のLPG10部を充填して、実施例1〜
3および比較例1〜4の泡沫状エアゾール毛髪化粧料を
得た。これらの泡沫状エアゾール毛髪化粧料について、
以下の評価試験を実施した。試験の結果を第1表に合わ
せて示す。
【0034】評価試験 (1)噴射状態の観察 泡沫状エアゾール毛髪化粧料を、原液および噴射剤がエ
アゾール容器に充填された状態で、5℃,25℃および
35℃の各恒温室に1日以上放置した後、各温度で、原
液を噴射して、その噴射状態を下記の基準で評価した。 ○:噴射状態は良好である。 △:噴射状態はやや不良である。 ×:噴射状態は不良である。
【0035】(2)泡の安定性 泡沫状エアゾール毛髪化粧料を、原液および噴射剤がエ
アゾール容器に充填された状態で、5℃,25℃および
35℃の各恒温室に1日以上放置後、原液を噴射して泡
を発生させ、各温度での泡の安定性を下記の基準で評価
した。 ◎:泡が安定で壊れ難い。 ○:泡がわずかに壊れ易い。 △:泡がやや壊れ易い。 ×:泡がすぐに壊れる。
【0036】(3)泡のキメの細かさ (2)と同様にして泡を発生させ、手で触れてみた時の
泡のキメの細かさについて官能試験を行い、下記の基準
で評価した。 ◎:泡は、キメが細かく、クリーミィーである。 ○:泡は、キメがわずかに粗い。 △:泡は、キメがやや粗い。 ×:泡は、キメが粗く、水っぽい。
【0037】(4)毛髪へのなじみ 2gの泡を発生させ、4gのストランドに塗布し、毛髪
へのなじみのよさについて官能試験を行い、下記の基準
で評価した。 ○:毛髪へのなじみがよい。 △:毛髪へのなじみややよい。 ×:毛髪へのなじみがよくない。
【0038】(5)使用時のべたつきのなさ 2gの泡を発生させ、4gのストランドに塗布した時の
べたつきについて官能試験を行い、下記の基準で評価し
た。 ○:べたつかない。 △:ややべたつく。 ×:べたつく。
【0039】(6)セット保持力 2gの泡を発生させ、4gのストランドに塗布し、3時
間後のセット保持力について官能評価を行い、下記の基
準で評価した。 ○:セット保持力がある。 △:ややセット保持力がある。 ×:セット保持力がない。
【0040】
【表1】
【0041】表中、 1)商品名:アノンBL,純分35%,日本油脂(株)
社製 2)商品名:オバゾリン662N,純分25%,東邦化
学(株)社製 3)商品名:トーホール−230−XY,東邦化学
(株)社製 4)商品名:ユカフォーマーSM,純分30%,三菱化
学(株)社製 第1表に示す結果より、実施例1〜3の本発明泡沫状エ
アゾール組成物は、噴射剤としてLPGを使用しても、
種々の温度において常に噴射状態が良好で、また、安定
でキメの細かい泡を与えることができ、さらに、毛髪へ
のなじみがよく、使用時にべたつかず、セット保持力に
優れているものであることがわかる。
【0042】 〔実施例4〕 スタイリングムース 成分 含有量(質量%) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 (2)ジメチルポリシロキサン(n=10000) 1.0 (3)プロピレングリコール 2.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.5 (5)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0 (商品名:レボン2000,純分30%,三洋化成(株)社製) (6)2−ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシ 2.0 メチルイミダゾリニウムベタインナトリウム脱塩品 (商品名:ソフダゾリンLHL−SF,純分30%, 川研ファインケミカル(株)社製) (7)ラウリン酸ジエタノールアミド 0.3 (商品名:アミゾールLDE,川研ファインケミカル(株)社製) (8)加水分解ケラチン 0.1 (9)オクチルメトキシシンナメート 0.1 (10)エタノール 7.0 (11)ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチル 5.0 メタクリレート共重合体 (商品名:PVP/VAS−630,ISP社製) (12)香料 0.1 (13)イオン交換水 残 量 <製造方法>(1)および(2)の混合物に、(3)、
(4)および一部の(13)を室温で加えてホモミキサ
ーにより乳化した(乳化部)。一方、残部の(13)に
(5)〜(12)を添加し、攪拌溶解し、均一とした。
次いで、先の乳化部を添加し、攪拌し、原液とした。こ
の原液92部をエアゾール容器に入れ、弁をし、ついで
8部のLPGを充填し、スタイリングムースを得た。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、キメが細かく、クリー
ミィーで、安定な泡を与えることができ、さらに、噴射
剤として、LPGおよび/またはDMEを使用する場合
であっても、使用環境によって泡沫状態が大きく変化す
ることがない、泡沫状エアゾール組成物が提供される。
この組成物には、上記の性能を損なうことなく、毛髪固
定用ポリマーを添加することができ、セット保持力にも
優れた泡沫状エアゾール組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC011 AC012 AC102 AC122 AC171 AC182 AC332 AC432 AC482 AC641 AC642 AC711 AC712 AD011 AD072 AD092 AD152 AD172 AD442 CC32 DD08 EE01 EE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は炭素原子数9〜21のアルキル基を表
    し、aおよびbは、同一であっても異なっていてもよ
    く、0〜3の整数を表す。)で表されるベタイン型両性
    界面活性剤の一種もしくは二種以上および/または下記
    一般式(II) 【化2】 (式中、R2 は炭素原子数9〜21のアルキル基を表
    し、c、dおよびeは、同一であっても異なっていても
    よく、0〜3の整数を表す。)で表されるアミドベタイ
    ン型両性界面活性剤の一種もしくは二種以上、ならびに
    (b)下記一般式(III) 【化3】 (式中、R3 は炭素原子数10〜18のアルキル基また
    はアルケニル基であり、fおよびgは、同一であっても
    異なっていてもよく、1または2を表す。)で表される
    イミダゾリニウム型両性界面活性剤の一種または二種以
    上を含む、泡沫状エアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、ラウリン酸ジエタノールアミド
    を含む、請求項1記載の泡沫状エアゾール組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、毛髪固定用ポリマーを含む、請
    求項1または2記載の泡沫状エアゾール組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの請求項に記載
    の泡沫状エアゾール組成物、および、噴射剤として、液
    化石油ガスおよび/またはジメチルエーテルを含む、泡
    沫状エアゾール化粧料。
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