JP2002193596A - フォークリフト - Google Patents

フォークリフト

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JP2002193596A JP2000399733A JP2000399733A JP2002193596A JP 2002193596 A JP2002193596 A JP 2002193596A JP 2000399733 A JP2000399733 A JP 2000399733A JP 2000399733 A JP2000399733 A JP 2000399733A JP 2002193596 A JP2002193596 A JP 2002193596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マストを前後方向に傾動したときに、フォー
クを連動して水平状に動作でき、かつマストの傾動とフ
ォークの回動とを各別に行えるフォークリフトを提供す
る。 【解決手段】 車体2の前部側に、マスト6を前後方向
に傾動自在に取り付け、前後傾動を行わせるマスト傾動
手段8を車体2側とマスト6の間に設けた。マスト6側
に、フォーク14を上下方向に回動自在に取り付け、上
下回動を行わせるフォーク回動手段24をマスト6側と
フォーク14側の間に設けた。マスト傾動手段8とフォ
ーク回動手段24を動作させる制御手段30は、マスト
傾動手段8とフォーク回動手段24を、フォーク14を
水平状として連動して動作可能でかつ各別に動作可能に
構成した。マスト6の前後への傾動姿勢に関係なく、フ
ォーク14を常に自動的に水平状にできる。マスト6の
前後傾動とフォーク14の上下回動とを各別に動作でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に対してマス
トが前後方向に傾動自在に取り付けられるとともに、マ
ストに対してフォークが上下方向に回動自在に取り付け
られたフォークリフトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフォークリフトは、図10で示す
構成であった。すなわち従来のフォークリフト1は、そ
の車体2の前部に左右一対の前車輪(駆動輪)3が設け
られるとともに、後部に左右一対の後車輪(換向輪)4
が設けられ、そして車体2の前部で上方には運転部5が
設けられる。前記車体2の前端部には上下方向で伸縮自
在なマスト6が、車幅方向のマスト連結軸7を介して前
後方向に傾動自在に取り付けられるとともに、前後傾動
を行わせるティルトシリンダー8が、車体2とマスト6
との間に設けられる。
【0003】前記マスト6は、フォークリフト1側の左
右一対の外枠9と、この外枠9に案内されて昇降自在な
左右一対の内枠10とからなり、そして外枠9と内枠1
0との間にリフトシリンダー11が設けられている。ま
た内枠10側に案内されて昇降自在なリフトブラケット
12が設けられるとともに、このリフトブラケット12
に保持枠体13を介して、左右一対のフォーク14が設
けられている。
【0004】前記運転部5には、座席15や、この座席
15の前方に位置されるハンドル16などが配設され、
そして上方にはヘッドガード17が配設されている。さ
らに座席15の後方で本体2上にはカウンターウエイト
18が設けられている。
【0005】このような従来のフォークリフト1では、
ティルトシリンダー8を伸縮動させることで、マスト6
をマスト連結軸7を介して前後方向に傾動(回動)し
得、その際にフォーク14も一体状に傾動し得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のフォークリフト1では、図10の仮想線に示すよう
に、マスト6を前後方向に傾動させたとき、フォーク1
4も必ず傾動することになる。このとき、フォーク14
によって支持している積荷に悪影響が及ばず所期のフォ
ーク作業を好適に行える場合もあるが、その反面、積荷
の種類や状況によっては、フォーク14により支持して
いる積荷が崩れたり落下したりする恐れがある。
【0007】これを防止するために、リフトブラケット
12に対して保持枠体13を回動自在に設けるととも
に、保持枠体13を回動させるためのヒンジシリンダー
が設けられた構成も提供されているが、この場合にティ
ルトシリンダー8の伸縮制御とヒンジシリンダーの伸縮
制御とが別々に行われることで、マスト6の傾動に応じ
てフォーク14を水平状とする操作は容易に行えない。
【0008】そして前記ヒンジシリンダー(アタッチメ
ントシリンダー)は、外枠9などの前側や内側に設けら
れていた。しかし、外枠9などの前側に設けられた場
合、運転部5からの視界は良いが、マスト連結軸7から
フォーク14の先端までの距離に相当するフロントオー
バハングが長くなる(ロードセンタ損失量)という欠点
がある。また、外枠9などの内側に設けられた場合、フ
ロントオーバハングは短くなるが、このヒンジシリンダ
ーによって運転部5からの視界が悪くなるという欠点が
ある。
【0009】そこで本発明の請求項1記載の発明は、マ
ストを前後方向に傾動したときに、フォークを連動して
水平状に動作し得るとともに、マストの傾動とフォーク
の回動とを各別に行え得るフォークリフトを提供するこ
とを目的としたものである。
【0010】また請求項2記載の発明は、運転部からの
視界が良く、しかもフロントオーバハングを短くし得る
フォークリフトを提供することを目的としたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載のフォークリフトは、複
数の車輪が設けられた車体の前部側には、マストが前後
方向に傾動自在に取り付けられるとともに、前後傾動を
行わせるマスト傾動手段が車体側とマストとの間に設け
られ、前記マスト側には、フォークが上下方向に回動自
在に取り付けられるとともに、上下回動を行わせるフォ
ーク回動手段がマスト側とフォーク側との間に設けら
れ、前記マスト傾動手段とフォーク回動手段とを動作さ
せる制御手段が設けられ、この制御手段は前記マスト傾
動手段とフォーク回動手段とを、前記フォークを水平状
として連動して動作可能でかつ各別に動作可能に構成さ
れていることを特徴としたものである。
【0012】したがって請求項1の発明によると、制御
手段におけるマスト傾動手段とフォーク回動手段との連
動を断つことにより、マスト傾動手段の動作によりマス
トを前後方向に傾動し得、またフォーク回動手段の動作
によりフォークを上下方向に回動し得る。
【0013】その際に、マスト傾動手段の動作量を制御
することで、マストの前後方向への傾動は、直立状位置
に対して、最大の前傾動位置までの中間位置や、最大の
最大の後傾動位置までの中間位置など、任意な位置で停
止し得る。さらに、フォーク回動手段の動作量を制御す
ることで、フォークの上下方向への回動は、水平状位置
に対して、最大の上昇動位置までの中間位置や、最大の
下降動位置までの中間位置など、任意な位置で停止し得
る。
【0014】また、制御手段によりマスト傾動手段とフ
ォーク回動手段とを連動させた状態では、マスト傾動手
段の動作によりマストを前後方向に傾動させたときに、
フォーク回動手段の連動動作によりフォークを上下方向
に回動させ得、以てフォークを常に水平状とし得る。
【0015】また本発明の請求項2記載のフォークリフ
トは、上記した請求項1記載の構成において、フォーク
回動手段がマストの側外方に配置されていることを特徴
としたものである。
【0016】したがって請求項2の発明によると、マス
ト間はフォーク回動手段により邪魔されることなく開放
し得て運転部からの視界は良いものになり、そしてフォ
ークリフトは、フロントオーバハングを短くして所期の
走行を可能にし得る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図7に基づいて説明する。なお、実施の形態におい
て、前述した従来例(図10)と同一の構成物またはほ
ぼ同一の構成物については、同一の符号を付して詳細は
省略する。
【0018】すなわち、1はフォークリフト、2は車
体、3は前車輪、4は後車輪、5は運転部、6はマス
ト、7はマスト連結軸、8はティルトシリンダー、9は
外枠、10は内枠、11はリフトシリンダー、12はリ
フトブラケット、13は保持枠体、14はフォーク、1
5は座席、16はハンドル、17はヘッドガード、18
はカウンターウエイトをそれぞれ示す。
【0019】ここで、左右一対の前車輪3は駆動輪(駆
動構造は図示せず。)である。また左右一対の後車輪4
は換向輪であり、換向用の作動装置(図示せず。)を備
えているか、あるいは追従換向を行うキャスター形式と
されている。前記車体2の前部側に位置されるマスト6
は、起立状の姿勢においてその下部側が左右の前車輪3
間に位置される。
【0020】そしてマスト6は、前車輪3間でかつ車幅
方向に位置されるマスト連結軸7を介して前記車体2に
対して前後方向に傾動自在に取り付けられている。なお
マスト連結軸7は、前記車体2側からのブラケットと前
記外枠9側からのブラケットとの間に介在されている。
前記マスト6の前後傾動を行わせるマスト傾動手段の一
例であるティルトシリンダー8が、車体2側とマスト6
における外枠9との間に設けられている。
【0021】その際に、ティルトシリンダー8の作動に
よるマスト6の前後方向への傾動は、図1の実線で示す
直立状位置(中立状位置)Aに対して、図1の仮想線イ
で示す最大の前傾動位置Bが小さい角度(たとえば6
°)に設定され、そして図1の仮想線ロで示す最大の後
傾動位置Cが大きい角度(たとえば12°)に設定され
ている。
【0022】前記マスト6側には、車幅方向に位置され
るフォーク連結軸21を介してフォーク14が上下方向
に回動自在に取り付けられるとともに、このフォーク1
4の上下回動を行わせるフォーク回動手段の一例である
ヒンジシリンダー24が、マスト6側とフォーク14側
との間に設けられている。
【0023】すなわちフォーク連結軸21は、前記リフ
トブラケット12側からのブラケット22と前記保持枠
体13側からのブラケット23との間に介在されてい
る。そして前記リフトブラケット12側からのブラケッ
ト25と前記保持枠体13側からのブラケット26との
間に、前記ヒンジシリンダー24が設けられている。こ
こでヒンジシリンダー24は、リフトブラケット12内
でかつ正面視においてマスト6の外側面よりも内側に配
置されている。
【0024】その際に、ヒンジシリンダー24の作動に
よるフォーク14の上下方向への回動は、図3の実線で
示す水平状位置(中立状位置)Dに対して、図3の仮想
線ハで示す最大の上昇動位置Eが小さい角度(たとえば
6°)に設定され、そして図3の仮想線ニで示す最大の
下降動位置Fが大きい角度(たとえば12°)に設定さ
れている。
【0025】前記ティルトシリンダー8とヒンジシリン
ダー24はそれぞれ左右一対であり、これらティルトシ
リンダー8とヒンジシリンダー24とを動作させる制御
手段30が設けられている。この制御手段30は前記テ
ィルトシリンダー8とヒンジシリンダー24とを、前記
フォーク14を水平状として連動して動作可能でかつ各
別に動作可能に構成されている。
【0026】すなわち、前記ティルトシリンダー8に
は、マスト側コントロール弁31からの収縮側給排路3
2と伸展側給排路33とが接続されている。また前記ヒ
ンジシリンダー24には、フォーク側コントロール弁3
4からの収縮側給排路35と伸展側給排路36とが接続
されている。
【0027】そして、前記ティルトシリンダー8側の伸
展側給排路33には分集流弁装置37が介在されるとと
もに、この分集流弁装置37を介して、伸展側給排路3
3と収縮側給排路35との間が第1連通路38を介して
接続されている。また、マスト側コントロール弁31と
分集流弁装置37との間における伸展側給排路33の部
分と、前記ヒンジシリンダー24側の伸展側給排路36
との間が第2連通路39を介して接続されている。両連
通路38,39は平行部分を有し、この平行部分には開
閉弁装置40が介在されている。
【0028】以上の31〜40などにより制御手段30
の一例が構成される。ここでマスト側コントロール弁3
1、フォーク側コントロール弁34、開閉弁装置40な
どは、運転部5に設けられたレバー操作やスイッチ操作
などにより動作するように構成されている。
【0029】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。図1の実線は通常走行時を示している。こ
のときマスト6は直立状位置Aの姿勢にある。このよう
なフォークリフト1は、運転部5の座席15に座った作
業者がハンドル16を操縦することで走行動し得る。そ
して、リフト用レバーを操作しリフトシリンダー11を
作動させることで、リフトブラケット12などを介して
フォーク14を昇降動させ得、以て所期のフォーク作業
を行える。
【0030】図7に示すように、開閉弁装置40を閉動
させた状態で、座席15に座った作業者が、たとえばテ
ィルト操作レバーを操作してマスト側コントロール弁3
1を切換えることにより、ティルトシリンダー8を伸縮
動させて、マスト6をマスト連結軸7を介して前後方向
に傾動し得る。
【0031】すなわち、ティルト操作レバーを手前に引
くことにより、収縮側給排路32を介してティルトシリ
ンダー8のロッド側に作動油を流入させて、このティル
トシリンダー8を収縮動させ得、以て図1の仮想線ロで
示すように、マスト6を後へ傾動(後傾)させて、フォ
ーク14により支持している積荷を後傾し得る。そし
て、ティルト操作レバーを前方へ押すことにより、伸展
側給排路33を介してティルトシリンダー8を伸展動さ
せ得、以て図1の仮想線イで示すように、マスト6を前
へ傾動(前傾)させ得る。
【0032】また座席15に座った作業者が、たとえば
ヒンジ操作レバーを操作してフォーク側コントロール弁
34を切換えることにより、ヒンジシリンダー24を伸
縮動させて、保持枠体13、すなわちフォーク14をフ
ォーク連結軸21を介して上下方向に回動し得る。
【0033】すなわち、ヒンジ操作レバーを前方へ押す
ことにより、収縮側給排路35を介してヒンジシリンダ
ー24のロッド側に作動油を流入させて、このヒンジシ
リンダー24を収縮動させ得、以て図3の仮想線ニで示
すように、フォーク14を下向きへと回動させ得る。ま
た、ヒンジ操作レバーを手前へ引くことにより、ヒンジ
シリンダー24を伸展動させ得、以て図3の仮想線ハで
示すように、フォーク14を上向きへと回動させ得る。
【0034】上述したように、制御手段30の開閉弁装
置40を閉動させた状態では、ティルトシリンダー8を
伸縮動させることでマスト6を前後方向に傾動させ得、
またヒンジシリンダー24を伸縮動させることでフォー
ク14を上下方向に回動し得る。すなわち、ティルトシ
リンダー8によるマスト6の前後傾動と、ヒンジシリン
ダー24によるフォーク14の上下回動とを各別に動作
し得る。
【0035】その際に、ティルト操作レバーの押し引き
量を制御することで、マスト6の前後方向への傾動は、
直立状位置(中立状位置)Aに対して、最大の前傾動位
置Bまでの中間位置や、最大の後傾動位置Cまでの中間
位置など、任意な位置で停止し得る。そして、任意な前
傾動位置や任意な後傾動位置から直立状位置Aに戻し得
る。
【0036】さらに、ヒンジ操作レバーの押し引き量を
制御することで、フォーク14の上下方向への回動は、
水平状位置(中立状位置)Dに対して、最大の上昇動位
置Eまでの中間位置や、最大の下降動位置Fまでの中間
位置など、任意な位置で停止し得る。そして、任意な上
昇動位置や任意な下降動位置から水平状位置Dに戻し得
る。
【0037】また、制御手段30の開閉弁装置40を開
動させた状態では、前記ティルトシリンダー(マスト傾
動手段)8とヒンジシリンダー(フォーク回動手段)2
4とを、前記フォーク14を常に水平状として連動して
動作させ得る。
【0038】すなわち図5に示すように、制御手段30
の開閉弁装置40を開動させた状態において、ティルト
操作レバーを手前に引くことにより、収縮側給排路32
を介してティルトシリンダー8のロッド側に作動油を流
入させて、このティルトシリンダー8を収縮動させ得、
以てマスト6を、たとえば図1の仮想線ロに示すよう
に、後へ傾動(後傾)させ得る。
【0039】このとき、伸展側給排路33を流れる作動
油の一部が、分集流弁装置37を介して第1連通路38
に流れ込み、開閉弁装置40を通ったのち、収縮側給排
路35を介してヒンジシリンダー24のロッド側に流入
して、このヒンジシリンダー24を収縮動させ得、以て
フォーク14を下向きへと回動させ得る。これにより、
マスト6の後への傾動量(後傾量)に応じてフォーク1
4を下向きへと回動させ、以て図1の仮想線ニに示すよ
うに、フォーク14を常に水平状とし得る。
【0040】また図6に示すように、制御手段30の開
閉弁装置40を開動させた状態において、ティルト操作
レバーを前方へ押すことにより、伸展側給排路33を介
してティルトシリンダー8を伸展動させ得、以てマスト
6を、たとえば図1の仮想線イに示すように、前へ傾動
(前傾)させ得る。
【0041】このとき、伸展側給排路33を流れる作動
油の一部が第2連通路39に流れ込み、開閉弁装置40
を通ったのち、伸展側給排路36を介してヒンジシリン
ダー24を伸展動させ得、以てフォーク14を上向きへ
と回動させ得る。これにより、マスト6の前への傾動量
(前傾量)に応じてフォーク14を上向きへと回動さ
せ、以て図1の仮想線ハに示すように、フォーク14を
常に水平状とし得る。
【0042】このように、制御手段30の開閉弁装置4
0を開動させた状態で、マスト側コントロール弁31を
切換えることにより、前記ティルトシリンダー8とヒン
ジシリンダー24とを連動して動作させ得、以てマスト
6の前後への傾動姿勢に関係なく、前記フォーク14を
常に水平状として、積荷が崩れたり落下したりすること
を防止し得る。
【0043】次に、本発明の別の実施の形態を、図8、
図9に基づいて説明する。すなわち、リフトブラケット
12が保持枠体13と同様に幅広に形成され、そして前
記リフトブラケット12の幅方向における両端側からの
ブラケット25と前記保持枠体13の幅方向における両
端側からのブラケット26との間に、ヒンジシリンダー
(フォーク回動手段の一例)24が設けられている。こ
れにより、ヒンジシリンダー24はマスト6の側外方に
配置されることになる。
【0044】この別の実施の形態によると、ヒンジシリ
ンダー24がマスト6の側外方に配置されていること
で、マスト6間はヒンジシリンダー24により邪魔され
ることなく開放されて、運転部5からの視界は良いもの
になるとともに、フォークリフト1は、フロントオーバ
ハングを短くして、所期の走行を円滑に行える。
【0045】上記した実施の形態では、マスト傾動手段
としてティルトシリンダー8が、フォーク回動手段とし
てヒンジシリンダー24が示されているが、これら手段
は、螺子駆動形式やリンク形式などであってもよく、こ
れらの場合、それに応じた制御手段が採用される。
【0046】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、制
御手段におけるマスト傾動手段とフォーク回動手段との
連動を断つことにより、マスト傾動手段の動作によりマ
ストを前後方向に傾動でき、またフォーク回動手段の動
作によりフォークを上下方向に回動できる。すなわち、
マスト傾動手段によるマストの前後傾動と、フォーク回
動手段によるフォークの上下回動とを各別に動作でき
る。
【0047】その際に、マスト傾動手段の動作量を制御
することで、マストの前後方向への傾動は、直立状位置
に対して、最大の前傾動位置までの中間位置や、最大の
後傾動位置までの中間位置など、任意な位置で停止でき
る。さらに、フォーク回動手段の動作量を制御すること
で、フォークの上下方向への回動は、水平状位置に対し
て、最大の上昇動位置までの中間位置や、最大の下降動
位置までの中間位置など、任意な位置で停止できる。
【0048】また、制御手段によりマスト傾動手段とフ
ォーク回動手段とを連動させた状態では、マスト傾動手
段の動作によりマストを前後方向に傾動させたときに、
フォーク回動手段の連動動作によりフォークを上下方向
に回動させて水平状にできる。すなわち、マストの前後
への傾動姿勢に関係なく、フォークを常に自動的に水平
状にできて、積荷が崩れたり落下したりすることを防止
できる。
【0049】また本発明の請求項2によると、フォーク
回動手段をマストの側外方に配置したことで、マスト間
はフォーク回動手段により邪魔されることなく開放でき
て運転部からの視界は良いものになり、そしてフォーク
リフトは、フロントオーバハングを短くできて、所期の
走行を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、フォークリフトの
側面図である。
【図2】同フォークリフトの平面図である。
【図3】同フォークリフトにおけるフォーク回動手段部
分の一部切り欠き側面図である。
【図4】同フォークリフトにおけるフォーク回動手段部
分の一部切り欠き正面図である。
【図5】同フォークリフトにおける連動した後傾時の油
圧回路図である。
【図6】同フォークリフトにおける連動した前傾時の油
圧回路図である。
【図7】同フォークリフトにおける各別動作時の油圧回
路図である。
【図8】本発明の別の実施の形態を示し、フォークリフ
トにおけるフォーク回動手段部分の一部切り欠き側面図
である。
【図9】同フォークリフトにおけるフォーク回動手段部
分の一部切り欠き正面図である。
【図10】従来例を示し、フォークリフトの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 フォークリフト 2 車体 3 前車輪 4 後車輪 5 運転部 6 マスト 7 マスト連結軸 8 ティルトシリンダー(マスト傾動手段) 11 リフトシリンダー 12 リフトブラケット 13 保持枠体 14 フォーク 21 フォーク連結軸 24 ヒンジシリンダー(フォーク回動手段) 30 制御手段 31 マスト側コントロール弁 34 フォーク側コントロール弁 37 分集流弁装置 40 開閉弁装置 A 直立状位置(中立状位置) B 最大の前傾動位置 C 最大の後傾動位置 D 水平状位置(中立状位置) E 最大の上昇動位置 F 最大の下降動位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車輪が設けられた車体の前部側に
    は、マストが前後方向に傾動自在に取り付けられるとと
    もに、前後傾動を行わせるマスト傾動手段が車体側とマ
    ストとの間に設けられ、前記マスト側には、フォークが
    上下方向に回動自在に取り付けられるとともに、上下回
    動を行わせるフォーク回動手段がマスト側とフォーク側
    との間に設けられ、前記マスト傾動手段とフォーク回動
    手段とを動作させる制御手段が設けられ、この制御手段
    は前記マスト傾動手段とフォーク回動手段とを、前記フ
    ォークを水平状として連動して動作可能でかつ各別に動
    作可能に構成されていることを特徴とするフォークリフ
    ト。
  2. 【請求項2】 フォーク回動手段がマストの側外方に配
    置されていることを特徴とする請求項1記載のフォーク
    リフト。
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