JP2002193508A - エアーターンロール - Google Patents

エアーターンロール

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JP2002193508A
JP2002193508A JP2000395213A JP2000395213A JP2002193508A JP 2002193508 A JP2002193508 A JP 2002193508A JP 2000395213 A JP2000395213 A JP 2000395213A JP 2000395213 A JP2000395213 A JP 2000395213A JP 2002193508 A JP2002193508 A JP 2002193508A
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JP
Japan
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turn roll
air
roll
base material
turn
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Pending
Application number
JP2000395213A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Yoneda
知弘 米田
Hitoshi Ishiguro
仁 石黒
Satoshi Ukawa
里志 卯川
Satoru Wakabayashi
悟 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
Original Assignee
Hirano Tecseed Co Ltd
Hirano Steel Recycle Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材の皺やすり傷の発生を防止することがで
きるエアーターンロールを提供する。 【解決手段】 走行する長尺状基材の走行方向を変換す
るエアーターンロールであって、ターンロール内部の空
洞にエアーを供給するエアー供給口と、ターンロール周
面に設けられたエアー吹き出し孔を備え、前記エアー吹
き出し孔からのエアー吹き出し量をターンロールの幅方
向で調整する。前記ターンロール内部の空洞をターンロ
ール幅方向に分割する仕切りを設け、かつ前記仕切りに
より分割されたターンロール内部の各空洞にエアー供給
量が調節できる独立したエアー供給口を設ける。また、
前記基材が走行するターンロール出入り口部に、走行す
る基材を支えるスタビライザーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行する長尺状基
材の走行方向を変換するエアーターンロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、走行する長尺状基材の走行方
向を変換するエアーターンロールがある。このターンロ
ールは、エアー供給口からターンロール内部の空洞に供
給されたエアーが、ターンロール周面に設けられたエア
ー吹き出し孔から基材に吹き出し、基材をターンロール
表面から浮き上がらせた状態に保ちながら走行させ、基
材の走行方向を変換するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5および図6に示す
従来のエアーターンロール100では、ターンロール1
02の内部空洞109にエアーを供給するエアー供給口
106がターンロール102の1ヶ所もしくは2ヶ所に
設けられ、エアー供給口106の反対側周面に設けられ
たエアー吹き出し孔104から基材Wにエアーを吹き出
すようになっている。
【0004】しかし、前記空洞109に供給されたエア
ーは、供給口が少なく空洞109内に均等に分散せずタ
ーンロール102の幅方向でエアー圧の分布に差が生
じ、エアー吹き出し孔104から基材Wへのエアー吹き
出し量が調整できない。
【0005】このため、ターンロール102の幅方向で
基材Wに吹き出すエアー量が部分的に変化し、基材Wに
凹凸が生じるなどターンロール102周面に対して均一
の高さでフラットに浮いた状態で走行することが困難と
なり、基材Wに皺が発生したりロールとの接触によるす
り傷が発生する問題がある。
【0006】また、基材Wがターンロール102出入り
口部のロールとの境界部121を通過する時に、基材W
にかかるエアー圧の変化により基材Wの走行に乱れが生
じ、基材が上下や左右に振れ(破線123)、皺やロー
ルとの接触によるすり傷が発生する問題がある。
【0007】本発明は、ターンロール周上に沿って走行
する基材に吹き出されるエアー量を幅方向で調整し、基
材がロール周上を均一な高さでフラットな状態を保ちな
がら走行でき、またロール出入り口部での基材の走行を
安定させ、基材に皺やすり傷の発生を防止することがで
きるエアーターンロールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、走行
する長尺状基材の走行方向を変換するエアーターンロー
ルであって、ターンロール内部の空洞にエアーを供給す
るエアー供給口と、ターンロール周面に設けられたエア
ー吹き出し孔を備え、前記エアー吹き出し孔からのエア
ー吹き出し量をターンロールの幅方向で調整することが
できることを特徴とするエアーターンロールである。
【0009】請求項2の発明は、前記エアー吹き出し量
のターンロール幅方向における調整は、前記ターンロー
ル内部の空洞をターンロール幅方向に分割する仕切りを
設け、かつ前記仕切りにより分割されたターンロール内
部の各空洞にエアー供給量が調節できる独立したエアー
供給口を設けることにより行うことを特徴とする請求項
1に記載のエアーターンロールである。
【0010】請求項3の発明は、前記基材が走行するタ
ーンロール出入り口部に、走行する基材を支えるスタビ
ライザーを設けたことを特徴とするエアーターンロール
である。
【0011】
【作用】本発明のエアーターンロールによれば、ターン
ロールの周上を走行する基材に吹き出すエアー量をター
ンロール幅方向で調整することができるので、基材はタ
ーンロール周上を均一な高さでフラットに浮いた状態で
走行することができる。
【0012】また、スタビライザーを設けることによ
り、ターンロール出入り口部での基材の走行の乱れを防
止することができ、基材を安定して走行させることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は第1の実施形態のエアーターンロー
ル1の斜視図であり、図2はその縦横断面図、図3は横
断面図を示し、ターンロール2周上に沿って浮いた状態
で基材Wが走行する。
【0015】図において、2はターンロール、3はター
ンロール2を支持する支軸、4はターンロール後周面に
間隔を置いて設けられた複数のエアー吹き出し孔、5は
エアー送付管、6はターンロール2に接続されたエアー
供給口、7は供給エアー量を調整する減圧弁7を示す。
【0016】ターンロール2の内部は空洞であり、この
空洞9は仕切り8a,8bによって、3室の空洞9a,
9b,9cに分割されている。
【0017】各空洞9a,9b,9cには、エアー供給
管5から分岐された圧縮エアーAがそれぞれのエアー供
給口6a,6b,6cに設けられた減圧弁7a,7b,
7cによって個々にエアー供給量aが調整され送られ
る。
【0018】従って、エアー吹き出し孔4から吹き出す
エアー量は、ターンロール2の幅方向に分割された各空
洞毎に調整することができ、ターンロール幅方向で均等
にエアーを吹き出すことや、また幅方向で段階的に変化
させたり、特定の位置での吹き出し量を多くしたりまた
停止することもできる。
【0019】各空洞からのエアーの吹き出し量は、基材
Wの材質や厚さ、走行速度などの運転条件に対応して調
整することで、基材Wはターンロール2の周面からの浮
きを均一にフラットな状態に保ちながら安定して走行す
ることができ、基材Wの皺やすり傷の発生を防ぐことが
できる。
【0020】上記の実施形態では、空洞9を3分割した
場合を示したが、分割数を多くすればより細かなエアー
吹き出し量の調整がターンロールの幅方向で可能とな
る。
【0021】図4は第2の実施形態の、ターンロール2
2への基材の出入り口部21a,21bに接続されたス
タビライザー23a,23bを設けたエアーターンロー
ル20の縦断面図を示す。
【0022】このエアーターンロール20では、基材W
のターンロール出入り口部21a,bでの、基材Wにか
かるエアー圧の変化によるターンロール出入り口前後で
の基材Wの振れを抑えることができる。
【0023】これにより、基材Wの走行安定性を向上す
ることができ、基材Wとターンロール22との接触を防
止してすり傷の発生を防ぐことができる。
【0024】このスタビライザー23はターンロール出
入り口部の片側21a又は21bだけに設けることもで
き、さらにターンロール22の幅方向に所定の間隔を開
けて間欠的に複数設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアータ
ーンロールによれば、ターンロール周上の基材を均一な
高さでフラットに浮いた状態を保ちながら走行させるこ
とができ、基材の皺やすり傷の発生を防止するこができ
る。また、ターンロール出入り口部での走行振れを防
ぎ、走行安定性を向上し、すり傷の発生を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のエアーターンロー
ルの斜視図である。
【図2】 図1のターンロールの縦断面図である。
【図3】 図1のターンロールの横断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態のエアーターンロー
ルの縦断面図である。
【図5】 従来のエアーターンロールの斜視図である。
【図6】 図5のターンロールの縦断面図である。
【符号の説明】
1,20……エアーターンロール 2,22……ターンロール 3……ターンロールの支軸 4,24……エアー吹き出し孔 5……エアー供給管 6,6a,6b,6c……エアー供給口 7,7a,7b,7c……減圧弁 8,8a,8b……仕切り 9,9a,9b,9c……ロール内部空洞 21a,21b……ターンロールの基材出入り口部 23a,23b……スタビライザー A……供給エアー a……圧力調整されたエアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 卯川 里志 奈良県北葛城郡河合町大字川合101番地の 1 株式会社ヒラノテクシード内 (72)発明者 若林 悟 奈良県北葛城郡河合町大字川合101番地の 1 株式会社ヒラノテクシード内 Fターム(参考) 3F104 AA00 GA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する長尺状基材の走行方向を変換す
    るエアーターンロールであって、ターンロール内部の空
    洞にエアーを供給するエアー供給口と、ターンロール周
    面に設けられたエアー吹き出し孔を備え、前記エアー吹
    き出し孔からのエアー吹き出し量をターンロールの幅方
    向で調整することができることを特徴とするエアーター
    ンロール。
  2. 【請求項2】 前記エアー吹き出し量のターンロール幅
    方向における調整は、前記ターンロール内部の空洞をタ
    ーンロール幅方向に分割する仕切りを設け、かつ前記仕
    切りにより分割されたターンロール内部の各空洞にエア
    ー供給量が調節できる独立したエアー供給口を設けるこ
    とにより行うことを特徴とする請求項1に記載のエアー
    ターンロール。
  3. 【請求項3】 前記基材が走行するターンロール出入り
    口部に、走行する基材を支えるスタビライザーを設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアー
    ターンロール。
JP2000395213A 2000-12-26 2000-12-26 エアーターンロール Pending JP2002193508A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018434A (ja) * 2008-06-12 2010-01-28 Hideo Suzuki フィルム状物の浮揚搬送方法及びその装置
JP2010064043A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kaneka Corp シート状物の異物除去装置および異物除去方法
WO2011152430A1 (ja) 2010-06-01 2011-12-08 日本ゴア株式会社 長尺シートの方向転換装置及び物体浮揚装置
CN103224152A (zh) * 2013-04-27 2013-07-31 朱光波 传输及输送气浮装置

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