JP2002193170A - 瞬時膨張装置 - Google Patents

瞬時膨張装置

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JP2002193170A
JP2002193170A JP2000392775A JP2000392775A JP2002193170A JP 2002193170 A JP2002193170 A JP 2002193170A JP 2000392775 A JP2000392775 A JP 2000392775A JP 2000392775 A JP2000392775 A JP 2000392775A JP 2002193170 A JP2002193170 A JP 2002193170A
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sealing port
cylinder
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Masafumi Kuno
真文 久野
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MIZUHO SEWING MACHINE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体発生装置は、ボンベの封止口を突き破る
ピンを駆動するための比較的大きなロータリーカムを搭
載するため、大型化、重量化してしまう。また、ロータ
リーカムの回転運動を直線移動するピンに変換する際
に、伝達ロスが生じてしまう。 【解決手段】 ボンベ4の封止口4aを開放する作動装
置5は、ボンベ4と同軸的に案内筒6aを備え、その内
部には同軸的にピン7とコイルスプリング8が配置され
ている。ピン7は、ストッパ9によって封止口4aから
離れた位置に固定される。ストッパ9は、ピン7の側面
に設けた凹部9cに球体9bを挿入し、その挿入状態を
リリースキー9dで保つものであり、リリースキー9d
が外されると、ピン7の固定が解除される。すると、ピ
ン7が封止口4aに向けて撃ち出され、封止口4aが開
封される。このように、気体発生装置は、ロータリーカ
ムが不要で、ピン7、コイルスプリング8、リリースキ
ー9dが封止口4aに同軸的に配置されるため、小型
化、軽量化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膨張袋を素早く膨
らませる瞬時膨張装置に関するものであり、例えば2輪
車の乗員の保護具に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】この種の技術として、実用新案登録第3
048094号公報に開示されるものが知られている。
この公報は、乗員保護用の膨張袋と、この膨張袋に送り
込まれるガスを急激に発生させる気体発生装置とを備え
る2輪車乗員の保護具を開示するものであり、転倒時に
紐が引かれると、気体発生装置に取り付けられたボンベ
を開封し、ボンベ内のガス(CO2 等)を開放して膨張
袋を膨らませ、乗員を保護しようとしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の気体発生装置
は、ボンベを開封する手段として、ボンベの封止口を突
き破るための針を備えたピン、このピンを駆動するため
のロータリーカム、このロータリーカムにピンを撃ち出
すための張力を与える引張コイルスプリング、ロータリ
ーカムの回転を規制するリリースピン等から構成されて
いる。そして、リリースピンがロータリーカムから外れ
ると、コイルバネの張力でロータリカムが回転し、その
回転力を受けてピンがボンベの封止口に向けて撃ち出さ
れるものであった。
【0004】上記の構成を採用した従来の気体発生装置
は、次の不具合を有していた。 (1)コイルスプリングの力をピンに伝えるために、比
較的大きなロータリーカムを搭載していたため、気体発
生装置が大型化、重量化するとともに、ロータリーカム
の搭載によってコストがアップしてしまう。 (2)ロータリカムの回転運動を直線移動するピンに変
換する際に、伝達ロスが生じる。あるいはこの伝達ロス
を低減するために、ローラ等の転がり部材を追加する必
要があり、部品点数がアップしてしまう。 (3)部品点数の増加によって複雑化するため、信頼性
が低下してしまう。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような不具合を解決す
るために成されたものであり、その目的は、気体発生装
置を軽量化、小型化、低コスト化できるとともに、付勢
手段からピンに伝えられる付勢力の伝達ロスを小さく抑
え、さらに高い信頼性を得ることのできる瞬時膨張装置
の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕請求
項1の構成を採用する瞬時膨張装置は、ストッパによる
ピンの固定が解除されると、付勢手段の付勢力によって
ピンがボンベの封止口に向けて撃ち出され、針が封止口
を突き破る。この結果、ボンベ内に充填された気体が膨
張袋に供給され、膨張袋が素早く(瞬時に)膨らむ。
【0007】気体発生装置は、ボンベの封止口と同軸に
配置される案内筒内に、封止口を開封するためのピンと
付勢手段も同軸的に配置するものであり、付勢手段がピ
ンを直接付勢する構造を採用する。このため、従来のよ
うなロータリーカムが不要となり、次の効果を得ること
ができる。 (イ)気体発生装置は、ロータリーカムを搭載しないた
め、気体発生装置を小型化、軽量化することができると
ともに、コストを低減することができる。 (ロ)気体発生装置は、ロータリーカムを搭載しないた
め、従来のようなロータリーカムの回転運動を直線移動
するピンに変換する必要がなく、伝達ロスが生じない。
つまり、封止口を開封するためのピンと付勢手段が、案
内筒内で同軸的に配置されるため、付勢手段の付勢力を
無駄なくピンに伝えることができる。この結果、付勢手
段の付勢力を従来よりも小さくでき、軽量化および低コ
スト化できる。 (ハ)ロータリーカムを搭載しないため、気体発生装置
の構造を簡素化でき、高い信頼性を得ることができる。
【0008】〔請求項2の手段〕請求項2の構成を採用
し、ピンの側面に形成された凹部と、この凹部内に挿入
されてピンを封止口から離れた位置に固定しておく係止
部と、この係止部を凹部内に挿入した状態に保つリリー
スキーとからストッパを構成しても良い。この構成を採
用することにより、このリリースキーを操作して、係止
部を凹部から外すことにより、付勢手段の付勢力によっ
てピンがボンベに向かって打ち出され、針が封止口を開
封するように設けられる。
【0009】〔請求項3の手段〕請求項3の構成を採用
し、ハウジングに形成された穴に挿入された状態でピン
の凹部に挿入されて、ピンを封止口から離れた位置に固
定しておく1つあるいは複数の球体によって係止部を構
成しても良い。この場合、ハウジングに対して取外し可
能に設けられたリリースキーによって、球体を凹部の内
部に押し込むように設けても良い。
【0010】〔請求項4の手段〕請求項4の構成を採用
し、凹部をピンの外周側面に形成し、リリースキーが球
体を外周側から内径方向に向けて押さえ付ける構成を採
用しても良い。
【0011】〔請求項5の手段〕請求項5の構成を採用
し、凹部をピンの内周側面に形成し、リリースキーが球
体を内周側から外径方向に向けて押さえ付ける構成を採
用しても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、2つの実
施例と変形例を用いて説明する。 〔第1実施例〕第1実施例は、本発明を2輪車の乗員を
保護する保護具に適用した例を示すものであり、図2は
膨張前の保護具、図3は膨張後の保護具を示す。この保
護具は、乗員が装着するベスト状の膨張部1と、この膨
張部1を瞬時に膨張させることの可能な気体発生装置2
とから構成される。
【0013】この実施例に示す膨張部1は、乗員の首や
肩を保護する肩保護部1a、乗員の上半身前方を保護す
る前方保護部1b、乗員の上半身後方を保護する後方保
護部1c、乗員の上半身側面を保護する側面保護部1
d、および乗員の臀部を保護する臀部保護部1eから構
成される。各保護部1a〜1eのそれぞれは、図4
(a)、(b)に示す筒状袋部材3によって構成され
る。この筒状袋部材3は、気体(この実施例ではCO2
)の供給によって膨張する膨張袋に相当するものであ
り、外筒部を形成する可撓性膜状部材からなる外膜3
a、および外筒部の内側に配置されて内筒部を形成する
可撓性膜状部材からなる内膜3bから構成される。そし
て、各保護部1a〜1eは、図示しないジョイントによ
って、各外膜3aと内膜3bの間の空間が連通するよう
に連結されている。
【0014】ここで、可撓性膜状部材とは、変形可能な
膜部材であり、且つ内部に供給される気体の透過を阻止
するものであり、ゴム膜やプラスチック膜よりなる樹脂
フィルム(例えば、熱可塑性ポリウレタンフィルム)
や、布材に樹脂膜をコーティングしたものであっても良
い。
【0015】気体発生装置2は、気体発生の操作を受け
ると、各保護部1a〜1eのそれぞれを構成する筒状袋
部材3の内部へ、瞬時に気体を供給するものであり、こ
の実施例ではCO2 が高圧充填されたボンベ4を用いた
ものである。この実施例の気体発生装置2の構造を図1
(a)、(b)に示す。この図に示されるように、気体
発生装置2は、ボンベ4と、このボンベ4の封止口4a
を開放するための作動装置5とから構成される。
【0016】作動装置5は、ボンベ4の封止口4aの周
囲のネジ部4bに螺合する略筒状を呈したハウジング6
を備える。このハウジング6は、樹脂あるいは金属より
形成されたものであり、封止口4aと対向する位置に、
ボンベ4と同軸的に形成された筒状の案内筒6aが設け
られている。この案内筒6aの内部には、軸方向へ摺動
自在にピン7が配置されている。このピン7も、樹脂あ
るいは金属より形成されたものであり、その封止口4a
側には、封止口4aを突き破るための先端が尖った金属
製の針7aが設けられている。また、案内筒6aの内部
には、ピン7の他に、圧縮配置されたコイルスプリング
8(付勢手段に相当する)が同軸的に配置されており、
このコイルスプリング8の圧縮力によって、ピン7は常
時ボンベ4の封止口4aに向けて付勢される。しかし、
図1(a)に示すように、ピン7は、封止口4aから離
れた位置に、ストッパ9によって固定されるものであ
り、封止口4aへの移動が阻止される。
【0017】このストッパ9は、ピン7の側面に設けた
凹部に係止部を挿入し、その係止部を凹部から外すこと
により、ピン7の移動阻止を解除するものである。具体
的に、この実施例では、案内筒6aに貫通して形成され
た穴9a、この穴9a内に配置された金属製の球体9b
(係止部に相当する)、この球体9bをピン7の外周側
面に形成された凹部9c内に押し付けるリリースキー9
dから構成されるものである。リリースキー9dは、樹
脂あるいは金属より形成されたものであり、案内筒6a
の周囲に装着される円筒部を備える。この円筒部が球体
9bをピン7の外周側から内径方向に向けて押し付ける
ことで、球体9bを凹部9c内に挿入した状態を保つも
のである。
【0018】そして、ハウジング6の案内筒6aに装着
されたリリースキー9dをハウジング6から外すことに
より、図1(b)に示すように、球体9bを凹部9cの
内部へ押し付ける力がなくなり、コイルスプリング8の
付勢力によって球体9bが凹部9cから外れ、ピン7の
固定が解除される。すると、コイルスプリング8の付勢
力によってピン7がボンベ4の封止口4aに向けて撃ち
出され、針7aが封止口4aを突き破る。この結果、ボ
ンベ4内に充填されたCO2 が開放される。なお、ボン
ベ4から開放されたCO2 は、ハウジング6に形成され
た内外連通路6bから外部に供給されるものである。な
お、ハウジング6とピン7の間に図示しないシール部材
を配置して、ボンベ4の開封後にハウジング6とピン7
の間からガスが外部に僅かづつ漏れるのを防ぐように設
けても良い。
【0019】この実施例の気体発生装置2は、外膜3a
と内膜3bとの間に配置されたものである。具体的に、
この実施例では、気体発生装置2は筒状袋部材3によっ
て構成される後方保護部1cの下側に配置されている。
そして、ボンベ4内に充填されたCO2 が開放される
と、開放されたCO2 が直接、後方保護部1c(筒状袋
部材3)の内部に供給されるものである。そして、上述
したように、後方保護部1cは他の保護部1a、1b、
1d、1eと図示しないジョイントを介して連通されて
いるため、後方保護部1cに供給されたCO2 は他の保
護部1a、1b、1d、1eの内部に素早く供給され
る。
【0020】気体発生装置2は、上述したように、後方
保護部1cの下側に配置されるものであり、作動装置5
のリリースキー9dはベルト10を介して車両に連結さ
れるものである。ベルト10は、ナイロン等の樹脂繊維
によって織られた偏平な紐であり、車両等の振動を受け
ても破損する不具合がない。ベルト10と車両との連結
部は図示しない係合手段によって容易に脱着可能に設け
られている。また、車両側に巻取式のコードリールを装
着し、そのコードリールにベルト10を係合するように
設けても良い。コードリールは、通常に引っ張ると巻取
が解かれつつ伸びるが、一定のトルク以上でロックする
周知構造のものである。
【0021】次に、第1実施例の作動および特徴を述べ
る。2輪車の乗員が事故等によって車両から投げ出され
ると、自動的にリリースキー9dがハウジング6から外
れ、ピン7がボンベ4の封止口4aに向けて撃ち出され
て封止口4aが破られる。すると、ボンベ4内に充填さ
れたCO2 が開放され、開放されたCO2 が後方保護部
1c内に供給されるとともに、後方保護部1cから他の
保護部1a、1b、1d、1eへ瞬時に供給される。こ
の結果、各保護部1a〜1eが全て瞬時に膨張し、保護
具の着用者に与えられる衝撃が緩和される。
【0022】ここで、気体発生装置2は、ボンベ4の封
止口4aと同軸に配置される案内筒6a内に、ピン7と
コイルスプリング8も同軸的に配置するものであり、コ
イルスプリング8がピン7を直接付勢する構造を採用し
ている。このため、従来のようなロータリーカムが不要
となるため、気体発生装置2を小型化、軽量化すること
ができるとともに、コストを低減することができる。特
にこの実施例の作動装置5は、ボンベ4の封止口4aに
対し、案内筒6a、ピン7、コイルスプリング8、リリ
ースキー9dが同軸的に配置されているため、とても単
純且つコンパクトにできる。
【0023】また、気体発生装置2は、ロータリーカム
を搭載しないため、従来のようなロータリーカムの回転
運動を直線移動するピン7に変換する必要がなく、伝達
ロスが生じない。つまり、封止口4aを開封するための
ピン7とコイルスプリング8が、案内筒6a内で同軸的
に配置されるため、コイルスプリング8の付勢力を無駄
なくピン7に伝えることができる。この結果、コイルス
プリング8の付勢力を従来よりも小さくでき、気体発生
装置2を軽量化および低コスト化できる。さらに、気体
発生装置2は、ロータリーカムを搭載しないため、気体
発生装置2の構造を簡素化でき、高い信頼性を得ること
ができる。
【0024】〔第2実施例〕図5を参照して第2実施例
を説明する。なお、図5は作動装置5の作動を示す断面
図である。この第2実施例の作動装置5は、球体9bの
係止方向が第1実施例とは異なるものである。この作動
装置5を図5(a)を参照して具体的に説明する。ピン
7は、コイルスプリング8の周囲を覆う筒体7bを備え
るものであり、この筒体7bの内周面にストッパ9の凹
部9cが形成される。一方、球体9bを保持する穴9a
は、ピン7の筒体7bの一部に挿入される挿入筒6cに
形成されたものであり、リリースキー9dは、挿入筒6
cの内部に挿入される棒状部を備えるものであり、この
棒状部が球体9bを内周側から外径方向に向けて押し付
けることで、球体9bを凹部9c内に挿入した状態を保
つものである。
【0025】そして、ハウジング6に装着されたリリー
スキー9dを外すことにより、図5(b)に示すよう
に、球体9bを凹部9cの外部へ押し付ける力がなくな
り、コイルスプリング8の付勢力によって球体9bが凹
部9cから外れ、ピン7の固定が解除される。すると、
コイルスプリング8の付勢力によってピン7がボンベ4
の封止口4aに向けて撃ち出され、針7aが封止口4a
を突き破る。この結果、ボンベ4内に充填されたCO2
が開放される。
【0026】〔変形例〕上記の実施例では、膨張袋の一
例として、外膜3aと内膜3bからなる筒状袋部材3を
例に示したが、内膜3bのない単純な袋であっても良い
し、複数の袋を繋げた形の膨張袋であっても良いし、複
数の袋を繋げて筒状に設けた膨張袋(図6参照)であっ
ても良い。上記の実施例では、膨張袋の内部に直接、ボ
ンベの気体(実施例ではCO2 )を供給する例を示した
が、ホース等によって供給するように設けても良い。
【0027】上記の実施例では、リリースキー9dをピ
ン7の移動方向と同軸方向に抜けるように設けたが、他
方向に抜けるように設けても良い。上記の実施例では、
球体9bをピン7の凹部9cに挿入してピン7を固定し
た例を示したが、球体9bに代えて、他の係止部を設け
ても良い。具体的な一例を示すと、リリースキー9dの
一部にピン7に係止する係止部を設け、リリースキー9
dが外れることにより、ピン7の固定が解除されるよう
に設けても良い。
【0028】上記の実施例は、瞬時膨張装置を2輪車
(オートバイ、自転車等)の乗員を保護する保護具とし
て用いた例を示したが、2輪車や4輪車等のモータスポ
ーツの保護具として用いても良いし、スキー、スノーボ
ード、ハングライダー、パラグライダー、ロッククライ
ミング、フリークライミング、シャワークライミング、
乗馬、高所作業等、使用者が装着して身体を衝撃から保
護するものに適用可能なものである。あるいは、膨張袋
が膨張する際に発生する力、あるいは膨張後の形状を利
用したアクチュエータとして利用しても良い。具体的な
例を示すと、車両に搭載されるチャイルドシートやベビ
ーベットの上部をネット等で覆うためのアクチュエータ
に利用しても良いし、テントや簡易更衣室等の枠体を膨
張袋で設けた場合、その枠体に気体を素早く供給するた
めの気体発生装置2に適用しても良い。
【0029】上記の各実施例では、気体発生装置2の一
例として、CO2 を高圧充填したボンベ4を例に示した
が、空気など、他の気体を高圧充填したボンベ4を採用
しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】作動装置の作動を示す断面図である(第1実施
例)。
【図2】膨張前の保護具の説明図である(第1実施
例)。
【図3】膨張後の保護具の説明図である(第1実施
例)。
【図4】膨張前と膨張後の筒状袋部材の構造を示す説明
図である(第1実施例)。
【図5】作動装置の作動を示す断面図である(第2実施
例)。
【図6】膨張前と膨張後の筒状袋部材の構造を示す説明
図である(変形例)。
【符号の説明】
2 気体発生装置 3 筒状袋部材(膨張袋) 4 ボンベ 4a 封止口 5 作動装置 6 ハウジング 6a 案内筒 7 ピン 7a 針 8 コイルスプリング(付勢手段) 9 ストッパ 9b 球体(係止部) 9c 凹部 9d リリースキー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋状に設けられた膨張袋と、この膨張袋内
    へ気体を急速に供給するための気体発生装置とを具備す
    る瞬時膨張装置であって、 前記気体発生装置は、気体が高圧充填されたボンベと、
    このボンベの封止口を開封するための作動装置とを備
    え、 この作動装置は、前記ボンベの封止口側が固定されると
    ともに、前記封止口と対向する位置に前記ボンベと同軸
    的な案内筒が形成されたハウジングと、前記案内筒内に
    おいて摺動自在に配置され、前記封止口を突き破るため
    の針を備えたピンと、前記案内筒内に配置され、前記ピ
    ンを前記封止口に向けて付勢する付勢手段と、この付勢
    手段による付勢力に抗して、前記ピンを前記封止口から
    離れた位置に固定しておくストッパとを備え、 このストッパによる前記ピンの固定を解除することによ
    り、前記付勢手段の付勢力によって前記ピンが前記ボン
    ベに向かって打ち出され、前記針が前記封止口を開封す
    るように設けられた瞬時膨張装置。
  2. 【請求項2】請求項1の瞬時膨張装置において、 前記ストッパは、前記ピンの側面に形成された凹部と、
    この凹部内に挿入されて前記ピンを前記封止口から離れ
    た位置に固定しておく係止部と、この係止部を前記凹部
    内に挿入した状態に保つリリースキーとを備え、 このリリースキーを操作して、前記係止部を前記凹部か
    ら外すことにより、前記付勢手段の付勢力によって前記
    ピンが前記ボンベに向かって打ち出され、前記針が前記
    封止口を開封するように設けられたことを特徴とする瞬
    時膨張装置。
  3. 【請求項3】請求項2の瞬時膨張装置において、 前記係止部は、前記ハウジングに形成された穴に挿入さ
    れた状態で前記ピンの凹部に挿入されて、前記ピンを前
    記封止口から離れた位置に固定しておく1つあるいは複
    数の球体であり、 前記リリースキーは、前記ハウジングに対して取外し可
    能に設けられ、前記球体を前記凹部の内部に押し込むも
    のであることを特徴とする瞬時膨張装置。
  4. 【請求項4】請求項3の瞬時膨張装置において、 前記凹部は、前記ピンの外周側面に形成されたものであ
    り、 前記球体は、前記リリースキーによって、外周側から内
    径方向に向けて押さえ付けられていることを特徴とする
    瞬時膨張装置。
  5. 【請求項5】請求項3の瞬時膨張装置において、 前記凹部は、前記ピンの内周側面に形成されたものであ
    り、 前記球体は、前記リリースキーによって、内周側から外
    径方向に向けて押さえ付けられていることを特徴とする
    瞬時膨張装置。
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