JP2002193117A - ステアリングコラム・スライダ組立体 - Google Patents
ステアリングコラム・スライダ組立体Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】封止と引き離し防止機能を組み合わせたステア
リングコラム・スライダ組立体を提供することである。 【解決手段】ステアリングコラム・スライダ軸組立体に
は、第１の端のヨークを有する軸とヨークの組立体及び
そこから第２の端に伸びている付着非円筒形の軸があ
る。第２の端は、チューブとヨークの組立体の第２の端
を形成する非円筒形のチューブに係合し、チューブは、
軸と同形で，摺動可能に軸を受けて軸にすべりばめする
のに適応している。軸とヨークの組立体及びチューブと
ヨークの組立体は、各々スライダ軸組立体を封止するた
めにかぶせ成形されるか又は別な方法で取付けられた相
互係合機能を有する。相互係合機能はまた、ステアリン
グコラムの組立ての間、スライダ軸組立体の偶然の分離
を阻止するためにスライダ組立体の伸張を制限する働き
をする。
リングコラム・スライダ組立体を提供することである。 【解決手段】ステアリングコラム・スライダ軸組立体に
は、第１の端のヨークを有する軸とヨークの組立体及び
そこから第２の端に伸びている付着非円筒形の軸があ
る。第２の端は、チューブとヨークの組立体の第２の端
を形成する非円筒形のチューブに係合し、チューブは、
軸と同形で，摺動可能に軸を受けて軸にすべりばめする
のに適応している。軸とヨークの組立体及びチューブと
ヨークの組立体は、各々スライダ軸組立体を封止するた
めにかぶせ成形されるか又は別な方法で取付けられた相
互係合機能を有する。相互係合機能はまた、ステアリン
グコラムの組立ての間、スライダ軸組立体の偶然の分離
を阻止するためにスライダ組立体の伸張を制限する働き
をする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にいえば、
ステアリングコラム・スライダ組立体に関し、さらに詳
しくいえば、封止と引き離し防止機能を組合わせたステ
アリングコラム・スライダ組立体に関する。
ステアリングコラム・スライダ組立体に関し、さらに詳
しくいえば、封止と引き離し防止機能を組合わせたステ
アリングコラム・スライダ組立体に関する。
【０００２】自動車のステアリングコラムは、チューブ
とヨーク又はチューブと足部の組立体の中に摺動可能に
挿入される軸とヨーク又は軸と足部の組立体で作られた
スライダ組立体を備え、製作誤差に起因する車両のダッ
シュ・パネルと舵取りギアボックスの間の距離変動を調
整する。スライダ軸を使用すると、舵取りギアボックス
とステアリングコラムの位置のわずかな変化を調整する
ので車両の組立てを容易にする。スライダ軸は、また、
ステアリングコラムのリーチ又は長さを調節可能にする
ために必要である。
とヨーク又はチューブと足部の組立体の中に摺動可能に
挿入される軸とヨーク又は軸と足部の組立体で作られた
スライダ組立体を備え、製作誤差に起因する車両のダッ
シュ・パネルと舵取りギアボックスの間の距離変動を調
整する。スライダ軸を使用すると、舵取りギアボックス
とステアリングコラムの位置のわずかな変化を調整する
ので車両の組立てを容易にする。スライダ軸は、また、
ステアリングコラムのリーチ又は長さを調節可能にする
ために必要である。
【０００３】通常の運転条件が、また、身体とフレーム
間の相対的な運動が生じる道路からの衝撃を伴う。これ
らは、舵取りギアボックスとそれに接続しているステア
リングシャフトを動かす。スライダ軸は、ステアリング
シャフトの入れ子式応従を可能にするので、道路ショッ
クを吸収しステアリングコラムの上部に加わる影響を最
小にするので、運転者を快適にする。スライダの通常の
入れ子式運動は、１．２７ｃｍ（１／２インチ）以下の
範囲である。
間の相対的な運動が生じる道路からの衝撃を伴う。これ
らは、舵取りギアボックスとそれに接続しているステア
リングシャフトを動かす。スライダ軸は、ステアリング
シャフトの入れ子式応従を可能にするので、道路ショッ
クを吸収しステアリングコラムの上部に加わる影響を最
小にするので、運転者を快適にする。スライダの通常の
入れ子式運動は、１．２７ｃｍ（１／２インチ）以下の
範囲である。
【０００４】車両設計は、次第に小さくなってきて、し
ばしばステアリングコラムが舵取りギアボックスに達す
るために一つ以上の曲がりを有することを必要とする。
この種の各曲がりは、かなりの軸方向スペースを必要と
する少なくとも一つの自在継手を必要とする。その結
果、スライダ軸は、ダッシュ・パネルと舵取りギアボッ
クスの間の距離が小さく、角度の偏りが比較的大きいい
くつかの設計で非常に短くなった。
ばしばステアリングコラムが舵取りギアボックスに達す
るために一つ以上の曲がりを有することを必要とする。
この種の各曲がりは、かなりの軸方向スペースを必要と
する少なくとも一つの自在継手を必要とする。その結
果、スライダ軸は、ダッシュ・パネルと舵取りギアボッ
クスの間の距離が小さく、角度の偏りが比較的大きいい
くつかの設計で非常に短くなった。
【０００５】車両におけるそれらの所在位置のため、ス
ライダ軸は、腐食や磨耗を生じさせ、最終的にはスライ
ド機能の悪化及び舵取り機構の不快な回転ラッシュに導
く水、塩又は道路の土砂に曝される。ゴム封止ブーツが
潤滑油を保って、汚染物質を遮断するために多くのスラ
イダ組立体の軸やチューブに取り付けられるが、それら
は軸やチューブの端を封止しない。また、それらは、機
械的、熱的又は化学的侵食のために終には分解するか、
さもなければスライダ継ぎ目における潤滑油の喪失や汚
染物質の侵入を可能にする漏れ穴を作り出す。
ライダ軸は、腐食や磨耗を生じさせ、最終的にはスライ
ド機能の悪化及び舵取り機構の不快な回転ラッシュに導
く水、塩又は道路の土砂に曝される。ゴム封止ブーツが
潤滑油を保って、汚染物質を遮断するために多くのスラ
イダ組立体の軸やチューブに取り付けられるが、それら
は軸やチューブの端を封止しない。また、それらは、機
械的、熱的又は化学的侵食のために終には分解するか、
さもなければスライダ継ぎ目における潤滑油の喪失や汚
染物質の侵入を可能にする漏れ穴を作り出す。
【０００６】現在、次に行う車両のステアリングコラム
への組み込みの間、スライダ組立体のチューブと軸が偶
然に分離するのを防ぐために、軸の端は、チューブに挿
入した後、かしめ又は別な方法で、変形される。これ
は、非常に有効な保持手段であって、スライダが短くな
り過ぎる場合を除き、十分である。しかし、スライダ長
さのある下限付近では、組立後の軸端のこのような変形
を可能にするスペースが十分になく、引き離し防止機能
を与えるために他の方法が見出されなければならない。
への組み込みの間、スライダ組立体のチューブと軸が偶
然に分離するのを防ぐために、軸の端は、チューブに挿
入した後、かしめ又は別な方法で、変形される。これ
は、非常に有効な保持手段であって、スライダが短くな
り過ぎる場合を除き、十分である。しかし、スライダ長
さのある下限付近では、組立後の軸端のこのような変形
を可能にするスペースが十分になく、引き離し防止機能
を与えるために他の方法が見出されなければならない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述のことは、ステア
リングコラム・スライダ軸組立体の現在の封止及び引き
離し防止機能にあると知られている限界を例示する。し
たがって、上述の限界の一つ以上を克服することを目的
とした代替物を提供することは、有益であろう。したが
って、以下により完全に開示される特徴を含む適切な代
替物を提供する。
リングコラム・スライダ軸組立体の現在の封止及び引き
離し防止機能にあると知られている限界を例示する。し
たがって、上述の限界の一つ以上を克服することを目的
とした代替物を提供することは、有益であろう。したが
って、以下により完全に開示される特徴を含む適切な代
替物を提供する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様におい
て、これは、第１の端にあるヨーク及び第１の端から第
２の端まで延びる付着非円筒形軸を備えた軸組立体と、
第１の端にある付着ヨークを備え、軸と同形で、摺動可
能に軸を受けて軸の第２の端の中で軸にすべりばめする
のに適応している非円筒形チューブを備えるチューブ組
立体と、スライダ軸組立体を封止するための手段を備え
るステアリングコラム・スライダ軸組立体を提供するこ
とによって達成される。
て、これは、第１の端にあるヨーク及び第１の端から第
２の端まで延びる付着非円筒形軸を備えた軸組立体と、
第１の端にある付着ヨークを備え、軸と同形で、摺動可
能に軸を受けて軸の第２の端の中で軸にすべりばめする
のに適応している非円筒形チューブを備えるチューブ組
立体と、スライダ軸組立体を封止するための手段を備え
るステアリングコラム・スライダ軸組立体を提供するこ
とによって達成される。
【０００９】前述及びその他の面は、添付図面とともに
考慮されるとき、以下の発明の詳細な説明から明らかに
なる。
考慮されるとき、以下の発明の詳細な説明から明らかに
なる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１に見られる従来技術のスライ
ダ軸組立体１００には、ヨーク間に回転駆動力を伝達す
るために付着非円筒形軸１２５を備えたヨーク１２０と
摺動可能に係合される付着非円筒形チューブ１１５を備
えたヨーク又は足部１１０がある。（「非円筒形」とい
う言葉は、軸とチューブ間の回転連結を与えるために一
つ以上の軸方向に伸びる半径方向の突起又は凹部を有す
る任意の形の軸及びチューブを示すことに注意。）軸１
２５（図示のような中空又は中実でもよい）は、組立て
の間又は運転中の道路からの衝撃や振動によって起こる
チューブや軸の相対軸方向運動を調節するようにスライ
ダ軸組立体１００の伸縮及び圧壊を滑らかにするために
チューブ１１５の内部で入れ子になっている。自動車の
ステアリングシャフトにおいて、この種の調整は、運転
者をそのような動きから切離して、疲労を減らす。汚染
及び腐食による劣化からスライド機能を保護するため
に、スライダ組立体によって滑らかな軸方向の伸張と圧
壊をなお可能にしながら、スライダ継ぎ目を覆うシール
を設けるために可撓性ブーツ１３０を取り入れている。
これは、ブーツ１３０と軸１２５又はチューブ１１５の
間のシールが漏れ始めるまで、又はブーツがもろくなっ
て亀裂が入るまで軸１２５とチューブ１１５の係合端を
覆うシールとして有効である。しかし、それは軸とチュ
ーブがヨーク１１０、１２０を貫通する軸とチューブの
端を封止しない。車両の作動中、道路の土砂、水、塩及
び泥は、スライダ軸組立体にはねかかり、軸とチューブ
のヨーク端を通ってスライダ機構に入ってスライダ組立
体の磨耗と腐食を生じさせる可能性がある。また、この
種のブーツ１３０は、内側の軸１２５の係合表面と外側
の軸又はチューブ１１５を直接に締め付けるので、スラ
イダ組立体の入れ子式能力の利用可能度を小さくする。
ダ軸組立体１００には、ヨーク間に回転駆動力を伝達す
るために付着非円筒形軸１２５を備えたヨーク１２０と
摺動可能に係合される付着非円筒形チューブ１１５を備
えたヨーク又は足部１１０がある。（「非円筒形」とい
う言葉は、軸とチューブ間の回転連結を与えるために一
つ以上の軸方向に伸びる半径方向の突起又は凹部を有す
る任意の形の軸及びチューブを示すことに注意。）軸１
２５（図示のような中空又は中実でもよい）は、組立て
の間又は運転中の道路からの衝撃や振動によって起こる
チューブや軸の相対軸方向運動を調節するようにスライ
ダ軸組立体１００の伸縮及び圧壊を滑らかにするために
チューブ１１５の内部で入れ子になっている。自動車の
ステアリングシャフトにおいて、この種の調整は、運転
者をそのような動きから切離して、疲労を減らす。汚染
及び腐食による劣化からスライド機能を保護するため
に、スライダ組立体によって滑らかな軸方向の伸張と圧
壊をなお可能にしながら、スライダ継ぎ目を覆うシール
を設けるために可撓性ブーツ１３０を取り入れている。
これは、ブーツ１３０と軸１２５又はチューブ１１５の
間のシールが漏れ始めるまで、又はブーツがもろくなっ
て亀裂が入るまで軸１２５とチューブ１１５の係合端を
覆うシールとして有効である。しかし、それは軸とチュ
ーブがヨーク１１０、１２０を貫通する軸とチューブの
端を封止しない。車両の作動中、道路の土砂、水、塩及
び泥は、スライダ軸組立体にはねかかり、軸とチューブ
のヨーク端を通ってスライダ機構に入ってスライダ組立
体の磨耗と腐食を生じさせる可能性がある。また、この
種のブーツ１３０は、内側の軸１２５の係合表面と外側
の軸又はチューブ１１５を直接に締め付けるので、スラ
イダ組立体の入れ子式能力の利用可能度を小さくする。
【００１１】図２、３及び４は、本発明のスライダ軸組
立体１０を示す。それは、低モジュラス可撓性重合体の
カバー４５を上に成形されるのが好ましい、ヨーク又は
足部２０（付着非円筒形チューブ２５付き）及び渦巻状
ブーツ４０を上に成形された、やはり低モジュラス可撓
性重合体の材料からなる別のヨーク又は足部３０（付着
非円筒形軸３５付き）を備えている。特に短いスライダ
を含んでいる場合に、図４に示されるような成形ブーツ
４０が軸３５とチューブ２５の全長にわたる入れ子式動
作の邪魔をしないことが重要である。場合によっては、
選ばれる材料に従い、それはチューブと軸の上に低モジ
ュラスの被膜をプレス又はかしめ又は別の方法で取り付
けるのが好ましいことがある。カバー４５とブーツ４０
は、それぞれ、それらが足部又はヨーク３０、２０を貫
通する軸３５とチューブ２５の端を完全に封止する。カ
バー４５は、それの相互係合端のまわりに円周方向外側
***４７を有し、ブーツ４０は、それの相互係合端のま
わりに円周方向内側***３７を有する。スライダ軸組立
体１０を組立てるとき、カバー４５とブーツ４０の相互
係合端が互いに接触するまで、軸３５はチューブ２５に
挿入される。ブーツの円周方向の***３７は、伸ばさ
れ、カバーにブーツを係止し、相互係合継ぎ目を封止す
るために可撓性カバー４５の外側***４７を越えて押さ
れる。カバーとブーツの重合体のモジュラスが低いため
に、シールはスライダから汚染を排除するのに十分に密
封性である。ブーツ４０とカバー４５の重合体の厚さと
モジュラスの適当な選択によって、どんな特定の自動車
のスライダに対してもその目的とする使用条件に所望の
程度の軸方向減衰を与えるようにスライダ軸組立体の軸
方向の応従性を調整することが可能である。本発明はま
た、軸とチューブのヨーク端及びヨーク耳のかなりの部
分の上に連続シールを設ける。したがって、一旦カバー
４５とブーツ４０が互いに係合されれば、スライダ組立
体は汚染物質を遮断してスライダのために望まれるすべ
ての潤滑油を保持するために完全に封止される。シール
のところの締付け力を大きくするために、締付リング５
５を内側***３７の周りにブーツ４０に取付けできる。
このリング５５はまた、スライダ軸組立体１０のための
追加の引き離し防止機能として役立つ。スライダが自動
車の設計上の制限によって非常に短い場合、自動車の組
立ての間に分離する可能性が高まる。引き離し防止機能
は、潤滑油の喪失又は汚染及び、特に僅かに不正確な向
きに組立直されやすいスプラインなどのような形状の場
合に、分離の際に起こる可能性があるチューブと軸の間
の誤った方向付けをさけるために、この種の設計におい
て特に重要である。補強繊維又はマットは、カバー４５
とブーツ４０において形作られることができて、締付リ
ング５５と協力して、追加の引き離し防止を行うことが
できる。図７は、シールと引き離し防止装置の図３に示
したものと同様なものの非切取図である。上記のもの
は、締付リング５５を含み、組立体のヨークに付けたカ
バーとブーツの封止範囲を例示している。
立体１０を示す。それは、低モジュラス可撓性重合体の
カバー４５を上に成形されるのが好ましい、ヨーク又は
足部２０（付着非円筒形チューブ２５付き）及び渦巻状
ブーツ４０を上に成形された、やはり低モジュラス可撓
性重合体の材料からなる別のヨーク又は足部３０（付着
非円筒形軸３５付き）を備えている。特に短いスライダ
を含んでいる場合に、図４に示されるような成形ブーツ
４０が軸３５とチューブ２５の全長にわたる入れ子式動
作の邪魔をしないことが重要である。場合によっては、
選ばれる材料に従い、それはチューブと軸の上に低モジ
ュラスの被膜をプレス又はかしめ又は別の方法で取り付
けるのが好ましいことがある。カバー４５とブーツ４０
は、それぞれ、それらが足部又はヨーク３０、２０を貫
通する軸３５とチューブ２５の端を完全に封止する。カ
バー４５は、それの相互係合端のまわりに円周方向外側
***４７を有し、ブーツ４０は、それの相互係合端のま
わりに円周方向内側***３７を有する。スライダ軸組立
体１０を組立てるとき、カバー４５とブーツ４０の相互
係合端が互いに接触するまで、軸３５はチューブ２５に
挿入される。ブーツの円周方向の***３７は、伸ばさ
れ、カバーにブーツを係止し、相互係合継ぎ目を封止す
るために可撓性カバー４５の外側***４７を越えて押さ
れる。カバーとブーツの重合体のモジュラスが低いため
に、シールはスライダから汚染を排除するのに十分に密
封性である。ブーツ４０とカバー４５の重合体の厚さと
モジュラスの適当な選択によって、どんな特定の自動車
のスライダに対してもその目的とする使用条件に所望の
程度の軸方向減衰を与えるようにスライダ軸組立体の軸
方向の応従性を調整することが可能である。本発明はま
た、軸とチューブのヨーク端及びヨーク耳のかなりの部
分の上に連続シールを設ける。したがって、一旦カバー
４５とブーツ４０が互いに係合されれば、スライダ組立
体は汚染物質を遮断してスライダのために望まれるすべ
ての潤滑油を保持するために完全に封止される。シール
のところの締付け力を大きくするために、締付リング５
５を内側***３７の周りにブーツ４０に取付けできる。
このリング５５はまた、スライダ軸組立体１０のための
追加の引き離し防止機能として役立つ。スライダが自動
車の設計上の制限によって非常に短い場合、自動車の組
立ての間に分離する可能性が高まる。引き離し防止機能
は、潤滑油の喪失又は汚染及び、特に僅かに不正確な向
きに組立直されやすいスプラインなどのような形状の場
合に、分離の際に起こる可能性があるチューブと軸の間
の誤った方向付けをさけるために、この種の設計におい
て特に重要である。補強繊維又はマットは、カバー４５
とブーツ４０において形作られることができて、締付リ
ング５５と協力して、追加の引き離し防止を行うことが
できる。図７は、シールと引き離し防止装置の図３に示
したものと同様なものの非切取図である。上記のもの
は、締付リング５５を含み、組立体のヨークに付けたカ
バーとブーツの封止範囲を例示している。
【００１２】非円筒形チューブ２５と軸３５は、図４の
線４−４沿って取られた横断面図である図５と６に示さ
れている。軸３５は、中実で示されているが、それは中
空の管状の部品として作られることが多い。チューブ２
５と軸３５は、ブーツ４０によって囲まれている。軸３
５は、摺動可能にチューブに挿入され、二つの部品間の
相対的な軸方向の運動を可能にするが、それらの間の相
対回転を許さないようにチューブ２５の非円筒形内面と
かみ合う同形の非円筒形の外面を有する。これらの二つ
の図は、この種の回転駆動軸に用いる非円筒形状の事実
上無限の選択肢のうちの二つだけを示している。軸とチ
ューブが、各々、それぞれ、それらの外側と内側の表面
に、少なくとも一つの同形の半径方向に突き出ている機
能を有することは、相対的な軸方向の動きをなお可能に
しながら、必要とされる回転連結を与えるために充分で
ある。
線４−４沿って取られた横断面図である図５と６に示さ
れている。軸３５は、中実で示されているが、それは中
空の管状の部品として作られることが多い。チューブ２
５と軸３５は、ブーツ４０によって囲まれている。軸３
５は、摺動可能にチューブに挿入され、二つの部品間の
相対的な軸方向の運動を可能にするが、それらの間の相
対回転を許さないようにチューブ２５の非円筒形内面と
かみ合う同形の非円筒形の外面を有する。これらの二つ
の図は、この種の回転駆動軸に用いる非円筒形状の事実
上無限の選択肢のうちの二つだけを示している。軸とチ
ューブが、各々、それぞれ、それらの外側と内側の表面
に、少なくとも一つの同形の半径方向に突き出ている機
能を有することは、相対的な軸方向の動きをなお可能に
しながら、必要とされる回転連結を与えるために充分で
ある。
【００１３】図４と７を図１と比較すると、本発明によ
って与えられる従来技術に勝る封止の改良点は、明らか
である。従来技術のスライダ組立体１００は、ヨーク１
１０、１２０をチューブ１１５と軸１２５が貫通する端
で開いている。ブーツ１３０は、組立体の入れ子式伸縮
能力を減らすだけでなく、スライダ組立体の相互係合部
分の外側を密封するに過ぎず、一方、この組立体の内部
は両端で開いている。本発明のスライダ組立体１０は、
ヨーク又は足部２０、３０の耳端だけを除いて、完全に
包封されている。チューブとヨーク（図２）及び軸とヨ
ーク（図３）が一旦互いに係合されると（図４と７）、
スライダ軸組立体１０は、汚染物質を遮断して潤滑油を
保持するために全ての側面で封止されている。カバー４
５にある外側***４７及びブーツ４０にある内側***３
７は、図１の従来技術のブーツ１３０と比較して、非常
に強い引き離し防止機能を与える。好まれるように、締
付リング５５の組入れの場合及び成形によって作りこま
れた補強繊維又はマットの追加の場合、引き離し防止機
能の強さは大幅に増加する。
って与えられる従来技術に勝る封止の改良点は、明らか
である。従来技術のスライダ組立体１００は、ヨーク１
１０、１２０をチューブ１１５と軸１２５が貫通する端
で開いている。ブーツ１３０は、組立体の入れ子式伸縮
能力を減らすだけでなく、スライダ組立体の相互係合部
分の外側を密封するに過ぎず、一方、この組立体の内部
は両端で開いている。本発明のスライダ組立体１０は、
ヨーク又は足部２０、３０の耳端だけを除いて、完全に
包封されている。チューブとヨーク（図２）及び軸とヨ
ーク（図３）が一旦互いに係合されると（図４と７）、
スライダ軸組立体１０は、汚染物質を遮断して潤滑油を
保持するために全ての側面で封止されている。カバー４
５にある外側***４７及びブーツ４０にある内側***３
７は、図１の従来技術のブーツ１３０と比較して、非常
に強い引き離し防止機能を与える。好まれるように、締
付リング５５の組入れの場合及び成形によって作りこま
れた補強繊維又はマットの追加の場合、引き離し防止機
能の強さは大幅に増加する。
【００１４】本発明の長いスライダの実施例の構成要素
は、図８、９及び１０に示され、軸と足部８０、外側の
チューブとヨーク（又は足部）９０及び長いスライダ・
ブーツ８５が例示されている。長い中空の軸３５′は、
軸のヨーク端から足部３０′の耳を一部分覆って伸びる
カバー１４５を備えている。スライダの組立て後、ブー
ツ４０′にある内側***３７′と係合させるための外側
***１４７がカバー１４５の端に設けられている。図９
の長い外側のチューブ又は軸２５′は、チューブ２５′
の長さを除いて、図２の軸２５とあらゆる点で同じであ
る。外側***４７を有するカバー４５は、チューブ２
５′の足部端からヨーク２０′の耳を一部分こえて伸び
ている。図１０に示すブーツ４０′は、向かい合った端
が機能的対称性を有し、各端にある内側***３７′がチ
ューブとヨーク９０及び軸とヨーク８０の外側***４
７、１４７と係合する。締付リング５５が、長いスライ
ダのための封止と引き離し防止機能を大きくするため
に、カバー１４５、４５と組立てた後、ブーツ４０′の
各端で使われてもよい。
は、図８、９及び１０に示され、軸と足部８０、外側の
チューブとヨーク（又は足部）９０及び長いスライダ・
ブーツ８５が例示されている。長い中空の軸３５′は、
軸のヨーク端から足部３０′の耳を一部分覆って伸びる
カバー１４５を備えている。スライダの組立て後、ブー
ツ４０′にある内側***３７′と係合させるための外側
***１４７がカバー１４５の端に設けられている。図９
の長い外側のチューブ又は軸２５′は、チューブ２５′
の長さを除いて、図２の軸２５とあらゆる点で同じであ
る。外側***４７を有するカバー４５は、チューブ２
５′の足部端からヨーク２０′の耳を一部分こえて伸び
ている。図１０に示すブーツ４０′は、向かい合った端
が機能的対称性を有し、各端にある内側***３７′がチ
ューブとヨーク９０及び軸とヨーク８０の外側***４
７、１４７と係合する。締付リング５５が、長いスライ
ダのための封止と引き離し防止機能を大きくするため
に、カバー１４５、４５と組立てた後、ブーツ４０′の
各端で使われてもよい。
【００１５】中実の軸３５、３５′が使われる場合、カ
バー４５、１４５を不要にし、ブーツ４０、４０′の内
側***３７、３７′と相互係合するように軸のヨーク端
に圧印加工か又は別な方法で形成された外側***を設け
ることが可能である。スライダ組立体の封止と引き離し
防止挙動は、なお満足であろう。ブーツの低モジュラス
は、硬軟の表面と優れた封止係合をする。本発明は、ス
ライダ継ぎ目内にグリース又は他の潤滑剤をなお保持し
ながら、研磨性で腐食性の道路のほこりやスライダから
のはねを遮断するのに必要な密封性を与える。なお、本
発明は、道路衝撃の伝達を減らすために必要な軸方向の
応従性を減らすことなく、軸とチューブの偶然の分離を
阻止するための引き離し防止機能を与える。
バー４５、１４５を不要にし、ブーツ４０、４０′の内
側***３７、３７′と相互係合するように軸のヨーク端
に圧印加工か又は別な方法で形成された外側***を設け
ることが可能である。スライダ組立体の封止と引き離し
防止挙動は、なお満足であろう。ブーツの低モジュラス
は、硬軟の表面と優れた封止係合をする。本発明は、ス
ライダ継ぎ目内にグリース又は他の潤滑剤をなお保持し
ながら、研磨性で腐食性の道路のほこりやスライダから
のはねを遮断するのに必要な密封性を与える。なお、本
発明は、道路衝撃の伝達を減らすために必要な軸方向の
応従性を減らすことなく、軸とチューブの偶然の分離を
阻止するための引き離し防止機能を与える。
【図１】従来技術のスライダ組立体の略縦断面図であ
る。
る。
【図２】本発明のスライダ組立体のチューブとヨークの
略縦断面図である。
略縦断面図である。
【図３】本発明のスライダ組立体の軸とヨーク、又は足
部、の長手方向の略断面図である。
部、の長手方向の略断面図である。
【図４】本発明を具体化するスライダ組立体の略縦断面
図である。
図である。
【図５】チューブと軸の非円筒形の形の一つの可能な実
施例を示している図４の線４−４に沿ってのスライダ組
立体の断面図である。
施例を示している図４の線４−４に沿ってのスライダ組
立体の断面図である。
【図６】チューブーツ軸の非円筒形の形のもう一つの可
能な実施例を示している図４の線４−４に沿ってのスラ
イダ組立体の断面図である。
能な実施例を示している図４の線４−４に沿ってのスラ
イダ組立体の断面図である。
【図７】図４において切り取って示されている本発明の
スライダ軸の略全体図である。と
スライダ軸の略全体図である。と
【図８】本発明の長いスライダの実施例の軸と足部の略
断面図である。
断面図である。
【図９】本発明の長いスライダの実施例の外側チューブ
と足部の略断面図である。
と足部の略断面図である。
【図１０】本発明の長いスライダの実施例の長いスライ
ダブーツの略断面図である。
ダブーツの略断面図である。
２０、３０ ヨーク ２５ チューブ ３５ 軸 ４０ ブーツ ４５ カバー ５５ 締付リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー ディー ロール アメリカ合衆国コネチカット州06057 ニ ュー ハートフォード バターカップ レ イン 18 (72)発明者 ジョセフ ガレリ アメリカ合衆国コネチカット州06415 コ ールチェスター ジェレミー リバー ロ ード 48 (72)発明者 アンドリュー ジャール アメリカ合衆国ミシガン州48165 ニュー ハドソン アップル レイン 57550 (72)発明者 ジョン エル ビタリ アメリカ合衆国コネチカット州06057 ニ ュー ハートフォード サウス ロード 315 (72)発明者 ジョン エイ ザノッティ アメリカ合衆国コネチカット州06070 シ ムスベリー ウエストウッド ドライブ 18 Ｆターム(参考） 3D030 DC32 DC37 DC40
Claims (12)
- 【請求項１】ステアリングコラム・スライダ軸組立体に
おいて、前記スライダ軸組立体が 第１の端にあるヨーク及びヨークから第２の端まで伸び
ている付着非円筒形軸から成る軸組立体と、 第１の端に付着ヨークを備え、前記軸と同形で、前記軸
を摺動可能に受け、前記軸の第２の端の中ですべりばめ
をするように構成されている非円筒形チューブから成る
チューブ組立体と、 前記スライダ軸組立体を封止する手段とを備えるステア
リングコラム・スライダ軸組立体。 - 【請求項２】前記スライダ軸組立体の伸張の間、前記軸
と前記チューブの分離を阻止する手段を更に備える請求
項１に記載のステアリングコラム・スライダ軸組立体。 - 【請求項３】前記スライダ軸組立体を封止する手段が前
記軸とヨークの組立体又は前記チューブとヨークの組立
体のうちの一方にある可撓性ブーツ及び前記軸とヨーク
組立体又は前記チューブとヨークの組立体の他方にある
可撓性カバーをさらに備え、前記可撓性ブーツ及び前記
可撓性カバーは、互いに係合されるとき、一緒に封止す
る機能を有する請求項１に記載のステアリングコラム・
スライダ軸組立体。 - 【請求項４】前記スライダ軸組立体を封止する手段が前
記軸とヨークの組立体又は前記チューブとヨークの組立
体のうちの一方にある可撓性ブーツ及び前記軸とヨーク
の組立体又は前記チューブとヨークの組立体の他方にあ
る可撓性カバーをさらに備え、前記可撓性ブーツ及び前
記可撓性カバーは、互いに係合されるとき、一緒に封止
する機能を有する請求項２に記載のステアリングコラム
・スライダ軸組立体 - 【請求項５】前記スライダ軸組立体の伸張の間、前記軸
と前記チューブの分離を阻止する手段は、前記可撓性カ
バーの相互係合端にある周方向外側***及び前記可撓性
ブーツの相互係合端にある周方向内側***を備え、前記
内側***は、スライダ軸組立体の組立ての間、外側***
と相互係合するために外側***を越えて押される請求項
４に記載のステアリングコラム・スライダ軸組立体。 - 【請求項６】スライダ軸組立体の組立ての間、前記周方
向内側***にかぶせて前記可撓性ブーツのまわりに取り
付けられた周方向クランプから成る引き離し防止機能を
更に備える請求項５に記載のステアリングコラム・スラ
イダ軸組立体。 - 【請求項７】前記スライダ軸組立体の伸張の間、前記ブ
ーツの弾性伸張を制限するために前記可撓性ブーツに作
り込まれた補強ストランド又はマットを更に備える請求
項６に記載のステアリングコラム・スライダ軸組立体。 - 【請求項８】組立てられるとき前記軸及びチューブを封
止する手段が前記軸とヨークの組立体及び前記チューブ
とヨークの組立体の各々にある可撓性カバー及び両方の
前記可撓性カバーの間に伸び両方の前記可撓性カバーと
相互係合する可撓性ブーツを備え、前記ブーツ及び前記
カバーは、互いに係合されるとき、一緒に封止する機能
を有する請求項１に記載のステアリングコラム・スライ
ダ軸組立体。 - 【請求項９】ヨークと非円筒形チューブの組立体の中に
摺動可能に配設されたヨークと非円筒形軸の組立体を有
するステアリングコラム・スライダ軸組立体に付けて用
いるための封止及び引き離し防止装置であって、該装置
は、 前記ヨークと軸の組立体又は前記ヨークとチューブの組
立体の一方の周りに成形で作られるか又は別な方法で取
付けられた可撓性ブーツ、 前記ヨークと軸の組立体又は前記ヨークとチューブの組
立体の他方の周りに成形で作られるか又は別な方法で取
付けられた可撓性カバー、及び前記可撓性ブーツ及び前
記可撓性カバーにあって、シールを形成し、前記スライ
ダ軸組立体の伸張の間、前記軸と前記チューブの分離を
阻止するように相互係合する手段を備える封止及び引き
離し防止装置。 - 【請求項１０】シールを形成し前記スライダ軸組立体の
伸張の間、前記軸と前記チューブの分離を阻止するため
に互いに係合する手段が前記可撓性カバーの相互係合端
にある周方向外側***及び前記可撓性ブーツの相互係合
端にある周方向内側***を備え、前記内側***は、スラ
イダ軸組立体の組立ての間、外側***と相互係合するた
めに外側***を越えて押される請求項９の封止及び引き
離し防止装置。 - 【請求項１１】スライダ軸組立体の組立ての間、前記周
方向内側***にかぶせて前記可撓性ブーツのまわりに取
り付けられた周方向クランプをさらに備える請求項１０
の封止及び引き離し防止装置。 - 【請求項１２】前記スライダ軸組立体の伸張の間、前記
ブーツの弾性伸張を制限するために前記可撓性ブーツに
成形で作り込まれた補強ストランド又はマット更に備え
る請求項１０の封止及び引き離し防止装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/669,372 US6540618B1 (en) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | Steering column slider assembly |
| US09/669372 | 2000-09-26 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002193117A true JP2002193117A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=24686098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001292752A Pending JP2002193117A (ja) | 2000-09-26 | 2001-09-26 | ステアリングコラム・スライダ組立体 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6540618B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002193117A (ja) |
| BR (1) | BR0104280A (ja) |
| DE (1) | DE10147131A1 (ja) |
| GB (1) | GB2367597B (ja) |
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- 2001-09-25 DE DE10147131A patent/DE10147131A1/de not_active Withdrawn
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- 2001-09-26 GB GB0123158A patent/GB2367597B/en not_active Expired - Fee Related
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