JP2002191309A - わさび風味のオクラの製造方法 - Google Patents

わさび風味のオクラの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収穫時期に関係なく、調理されたわさびの風
味と辛みを効かしたわさび風味のオクラの製造方法を提
供すること。 【解決手段】 オクラの実2を弱塩水で所定時間ボイル
した後に、適度の大きさに整え、急速冷凍処理し、続い
て凍結したオクラの実2に対してアブラナ科に属するわ
さびの根茎8の粉砕片11と調味料14,15とを適量
加え、小袋13詰めにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オクラの実を加工
し、冷凍食品として提供されるわさび風味のオクラの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、わさびの茎は、抗菌作用があるこ
とから長期保存用のわさび漬けの原料として用いられた
り、ペースト状に加工されて、辛みの薬味として食され
たりしている。又、オクラは、食物繊維が豊富に含ま
れ、コレステロールの低下や大腸ガンの予防にも効果の
期待でき、健康を維持するためにとても大切な物質であ
るミネラルの一つであるマグネシウムを含んでいるた
め、煮物、揚げ物、生食等のいろいろな料理の食材とし
て重宝されている。例えば、適当な大きさにカットされ
てカレーの具として用いられたり、小麦粉を絡めて揚げ
物にしたり、生のまま細かく刻んで醤油などの調味料と
混ぜ合わせ小皿料理として食されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オクラ
の実は、ボイルすると緑黄野菜の独特の臭みは消え、柔
らかくなり食べやすくなるものの、今一つ味が物足りな
く、さらに、オクラの食材としての旬は盛夏であるた
め、収穫後のオクラの実は傷み易く、新鮮さが求められ
るオクラの生食用は、収穫後すぐに調理されるのが一般
的である。また、近年は、前述したように、栄養豊富な
健康野菜として見直され、消費量が伸びており、また、
生産者の努力によってビニールハウス栽培等が盛んに行
われ、生産量も伸びているものの、食材としての旬を過
ぎると市場に出回る量は最盛期より少量で尚かつ値段は
高くなり、一般家庭料理として気軽に食することは困難
となっている。
【0004】なお、わさびの茎を利用し、わさび風味を
混入した加工食品はあるものの、オクラとわさびの茎を
和えたものは知られていない。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、収穫時期に関係なく、調理されたわさび
の風味と辛みを効かしたわさび風味のオクラの製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、オクラの実を弱塩水で所定時間ボイルした後に、適
度の大きさに整え、急速冷凍処理し、続いて凍結したオ
クラに対してアブラナ科に属するわさびの根茎の粉砕片
と調味料とを適量加え、袋詰めにすることを特徴として
いる。この特徴によれば、オクラの実を弱塩水で所定時
間ボイルすることで、緑黄野菜の独特の臭みは消え、オ
クラの実は柔らかくなり、食べやすくなるとともに、ボ
イル後にカットするため、オクラの型崩れが防止でき
る。次にこのオクラの実を急速冷凍し、凍結させること
により、このオクラの実の色合いと新鮮さが持続でき
る。さらに、この凍結されたオクラの実を解凍するとと
もに、わさびと調味料を混ぜ合わせることにより、これ
らわさび風味と調味料とがオクラの実内に容易に染み込
むことになる。
【0007】本発明のわさび風味のオクラの製造方法
は、前記調味料が化学調味料及びだし調味料であること
が好ましい。このようにすれば、オクラの実の素材の味
に、調味料の質や量を加減することで、味に濃淡を加え
ることができる。
【0008】本発明のわさび風味のオクラの製造方法
は、前記原材料及び前記調味料を袋詰めした後に真空包
装することが好ましい。このようにすれば、原材料及び
調味料が空気に触れないため、長期間の保存が可能とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、図1〜図5は本発明の実施例として
のわさび風味のオクラを作るための装置と手順であり、
適当な大きさにカットされたオクラの実からわさび風味
のオクラが出来るまでの全工程が順に示されている。
【0010】図1には、オクラの実1と花2が示されて
おり、図中中央に示されているオクラの実1は、水洗い
した後、次の図2に示されているメッシュ篭17に投入
されるとともに、70℃〜90℃に保たれた弱塩水の湯
7が入っているボイル機6で5分〜10分ボイルされ
る。
【0011】このボイル工程によって、緑黄野菜の独特
の臭みは和らぎ、そして、オクラの実1は柔らかく食べ
易くなるとともに、オクラの実1は原型のまま短時間ボ
イルされるため、オクラの実1の型くずれを防止でき
る。
【0012】さらに、ボイルされたオクラの実1は、図
3に示されているように、メッシュ篭17より取り出
し、切り口3の断面積が大きく形成されるように適当な
角度を付けてカットされる。このように断面積が大きく
なるようにカットされているので、図中右側のオクラの
実2内に後述する調味料とわさび風味と辛みとを容易に
染み込ませることが出来る。
【0013】次ぎに、このオクラの実2は、図4に示さ
れているように、色合いと新鮮さとを保つために再びメ
ッシュ篭17に投入後、急速冷凍される。この急速冷凍
は−10℃〜−30℃が適当である。
【0014】図5には、わさびの根茎8の粉砕片を製造
するための工程が示されており、わさびの根茎8は、図
中央に示されているミキサー機9に投入されると、ミキ
サー機内の回転刃10の回転によって粉砕される。この
粉砕状態は、わさびの根茎8小片が残る程度が好まし
い。
【0015】図6には、オクラの実2にわさび風味付け
と味付けとの工程が示されており、前述のわさびの根茎
8の粉砕片11と冷凍されたオクラの実2とを常温のも
とで適量づつ容器20に入れ、化学調味料14及びだし
調味料15を適量投入し、混ぜ合わせる。
【0016】この容器20に化学調味料14及びだし調
味料15を投入することにより、冷凍オクラの実2を常
温解凍することにより浸みだした水分と前記調味料1
4,15とが解け合い、この調味料液とオクラの実2内
の水分との浸透圧の関係で適度な調味料液がオクラの実
2内に染み込むことになる。
【0017】また、上述したように、わさびの根茎8は
小片が残る程度に粉砕されているため、わさびの根茎8
を擦りおろしたときに発生する繊維質がオクラの実2に
まとわり付くことがなく、わさびの根茎8の粉砕片11
から浸み出るわさび風味や辛みのみがオクラの実2内に
染み込む。
【0018】このオクラの実2は、上述したように、予
めボイルされた後に、切り口3の断面積が大きく形成さ
れるように適当な角度を付けてカットされているため、
前記調味料14,15や、わさび風味や辛みが染み込み
易くなっている。
【0019】この調味料14,15の質や量を加減する
ことで、例えば、味の濃い和風だしや味の薄い和風だし
を使用する等、消費者の所望する味のオクラ料理を取り
揃えることができる。
【0020】さらに、混ぜ合わされたわさびの根茎8の
粉砕片11と冷凍されたオクラの実2と化学調味料14
及びだし調味料15とは、図7に示されているように、
所定の量を計測されて小袋13に分けられ、この小袋1
3内を真空状態に処理されるとともに、冷凍庫で冷凍処
理される。
【0021】また、前述の小袋13は、上方に開口部を
有し、この開口部周囲近傍に開閉自在のジッパー16が
形成されており、さらに、袋内のわさび風味のオクラの
実2を食するために開封されるまでは、密封状態を維持
するために、熱処理された密封帯18がジッパー16に
沿うように形成されている。なお、小袋13上方の開口
部周囲近傍の表面には商品名19(オクラわさび)等を
印刷することで広告効果も期待できる。
【0022】このように小袋13を真空包装されるとと
もに、冷凍処理されることで、小袋13内の調理済みわ
さび風味のオクラの実2が空気に触れないため、長期間
の保存が可能となるとともに、それぞれの風味が損なわ
れることなく保存され、解凍処理するだけで、収穫時期
以外の季節にも調理済みのわさび風味のオクラ料理を一
般家庭でも気軽に食することができる。
【0023】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0025】(a)請求項1項の発明によれば、オクラ
の実を弱塩水で所定時間ボイルすることで、緑黄野菜の
独特の臭みは消え、実は柔らかくなり、食べやすくなる
とともに、ボイル後にカットするため、オクラの型崩れ
が防止できる。次にこのオクラの実を急速冷凍し、凍結
させることにより、このオクラの実の色合いと新鮮さが
持続できる。さらに、この凍結されたオクラの実を解凍
するとともに、わさびと調味料を混ぜ合わせることによ
り、これらわさび風味と調味料とがオクラの実内に容易
に染み込むことになる。
【0026】(b)請求項2項の発明によれば、オクラ
の実の素材の味に、調味料の質や量を加減することで、
味に濃淡を加えることができる。
【0027】(c)請求項3項の発明によれば、原材料
及び調味料が空気に触れないため、長期間の保存が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のわさび風味のオクラの製造方法に適用
されたオクラの実と花の斜視図である。
【図2】本発明のわさび風味のオクラの製造方法に適用
されたオクラのボイル機の断面図である。
【図3】本発明のわさび風味のオクラの製造方法に適用
されたオクラの実の斜視図である。
【図4】本発明のわさび風味のオクラの製造方法に適用
されたオクラの冷凍工程の断面図である。
【図5】本発明のわさび風味のオクラの製造方法に適用
されたわさびの根茎加工の概略図である。
【図6】オクラにわさび風味付けと味付けとの工程の概
略図である。
【図7】調理済みわさび風味のオクラの小袋の冷凍真空
包装の概略図である。
【符号の説明】
1、2 オクラの実 3 切り口 4 花 6 ボイル機 7 湯 8 わさびの根茎 9 ミキサー機 10 回転刃 11 粉砕片 13 小袋 14 化学調味料 15 だし調味料 16 ジッパー 17 メッシュ篭 18 密封帯 19 商品名 20 容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オクラの実を弱塩水で所定時間ボイルし
    た後に、適度の大きさに整え、急速冷凍処理し、続いて
    凍結したオクラに対してアブラナ科に属するわさびの根
    茎の粉砕片と調味料とを適量加え、袋詰めにすることを
    特徴とするわさび風味のオクラの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記調味料は化学調味料及びだし調味料
    である請求項1に記載のわさび風味のオクラの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記原材料及び前記調味料を袋詰めした
    後に真空包装した請求項1または2に記載のわさび風味
    のオクラの製造方法。
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