JP2002188889A - 連続式加熱炉のマッフル支持構造 - Google Patents

連続式加熱炉のマッフル支持構造

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JP2002188889A
JP2002188889A JP2000383497A JP2000383497A JP2002188889A JP 2002188889 A JP2002188889 A JP 2002188889A JP 2000383497 A JP2000383497 A JP 2000383497A JP 2000383497 A JP2000383497 A JP 2000383497A JP 2002188889 A JP2002188889 A JP 2002188889A
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muffle
heating furnace
continuous heating
endless belt
expansion
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JP2000383497A
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Takeyoshi Miki
猛義 三木
Hiroshi Abe
博 阿部
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッフルの幅方向や上下方向の変形を防ぐ。 【解決手段】 支持ローラ11は、架台1に設けられた
軸受12にその両端を支承されて無端ベルト5の巡回移
動方向に所要の間隔で周方向に回転自在に並設されてい
る。マッフル2は、その長手方向を支持ローラ11の並
び方向に一致させて支持ローラ11の上に支持されてい
る。マッフル2が熱伸縮すると、支持ローラ11はマッ
フル2の伸縮に追従して回転する。したがって、マッフ
ル2の伸縮移動抵抗(摩擦抵抗)及び局部間の抵抗差が
実質的にゼロとなり、マッフル2は幅方向や上下方向に
変形することなく直線的に長手方向に伸縮することにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メッシュベルト式
連続焼結炉等の連続式加熱炉のマッフル支持構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】メッシュベルト式連続焼結炉として図3
に示すものが良く知られている。この焼結炉は、架台1
の上に、マッフル(炉芯管)2を多数のピア(練瓦製支
柱)3とハースプレート(炉床)4とから成る支持手段
で支持し、そのマッフル2内に、被焼結物Wをメッシュ
製の無端ベルト5で運び入れ雰囲気ガス中で酸化を防止
して連続的に高温加熱処理する構成となっている。
【0003】前記、ハースプレート4は炭化硅素等の耐
熱材で製作され、ピア3の上に載設されてマッフル2を
受けている。符号7と8は、無端ベルト5が張設された
回転輪であり、いずれか一方が回転駆動装置(図示せ
ず)によって回転させられて無端ベルト5をマッフル2
内に巡回させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マッフル2
は耐熱の金属(例えばSUS)製で、運転開始前の常温
から処理温度の1120℃前後まで昇温すると、熱膨張
によって長さが伸びる。また、降温時は熱収縮で長さが
縮む。
【0005】マッフル2の上記の伸縮は、ピア3の上に
固定されたハースプレート4上で行われる。マッフル2
がハースプレート4上を自体の長手方向に常に直線的に
伸縮すれば障害の発生はないのであるが、マッフル2と
ハースプレート4との間の摩擦抵抗は支持面全体にわた
って同一とは限らず、むしろ局部的に大きい差があるこ
とから、その抵抗差によってマッフル2が長手方向に直
線的に伸縮しないことが多い。
【0006】このような場合、マッフル2は伸縮によっ
て幅方向や上下方向に変形するため、例えば、マッフル
2と無端ベルト5との位置関係が崩れて被焼結物Wをマ
ッフル2内に運び入れ、また運び出すことができなくな
るなど、様々な支障が出る。マッフル2の上記の変形は
繰返しによって徐々に大きくなる傾向があるため、頻繁
に修理する必要があり、これを怠ると耐用年数が低下す
る。
【0007】そこで、マッフル2をシリンダ等で長手方
向に常時引っ張って歪みを矯正することが行われている
が、構造が複雑になると云う問題がある。
【0008】上記問題に鑑みて、本発明は、マッフルが
熱伸縮によって幅方向や上下方向に変形しにくい連続式
加熱炉のマッフル支持構造を提供することを目的とす
る。また、本発明は、構造が比較的簡単な連続式加熱炉
のマッフル支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、支持手段で支持されたマ
ッフル内に、被焼結物などの被熱物を無端ベルトで運び
入れて加熱する連続式加熱炉において、上記支持手段
を、マッフルの長手方向に所要の間隔で周方向に回転自
在に並設された複数の支持ローラで構成したことを特徴
とする。
【0010】この支持手段に於いては、マッフルが昇温
による熱膨張で伸び、また降温時の熱収縮で縮む場合、
支持ローラがマッフルの伸縮に追従して回転する。この
ため、支持ローラに対するマッフルの摩擦抵抗及び局部
的な抵抗差が無視できる程度に小さくなり、マッフルは
幅方向や上下方向に変形することなく、直線的に伸縮す
ることになる。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の連続式加熱炉のマッフル支持構造において、各支
持ローラの軸受を、マッフルの長手方向視においてマッ
フルの外側に配設することを特徴とする。この構成とす
ることにより、軸受が加熱部から外側に離れる関係で軸
受に対する熱影響が小さくなり、軸受の耐久性が向上す
る。軸受を、マッフルを覆ったカバー体の外側に設ける
と、加熱炉からの熱影響を一層小さくすることができ
る。
【0012】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
又は2記載の連続式加熱炉のマッフル支持構造におい
て、無端ベルトをメッシュベルトとすることを特徴とす
る。この構成とすることにより、ベルトによる熱遮断障
害を大巾に改善することができ、被熱物全外面のより均
等な加熱が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を添付図面を参
照して説明する。図1と図2は本発明に係る連続式加熱
炉のマッフル支持構造の実施の形態を示す。
【0014】図中符号11は支持ローラである。支持ロ
ーラ11は、架台1に設けられた軸受12,12にその
両端を支承されてメッシュ製の無端ベルト5の巡回移動
方向(図1で左右方向)に所要の間隔で、周方向に回転
自在に平行に複数並設されている。
【0015】マッフル2は、その長手方向を支持ローラ
11の並び方向に一致させて支持ローラ11の上に支持
されている。支持ローラ11に接触するマッフル2の底
部2aは、マッフル2の荷重によって変形しやすいの
で、厚さを厚くしたり、補強材を添設するなどの手段が
必要に応じてとられる。各支持ローラ11は、熱に強い
金属、セラミック、炭化硅素等で製作され、マッフル2
の支持手段を構成している。
【0016】軸受12は、加熱部の熱影響を小さくする
ために、マッフル2を覆って設けられたカバー体14の
外側にマッフル2から離して設けられている。
【0017】他の構造は図3の従来の連続式焼結炉と同
じであるので、同一部材等に同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0018】次に、上記の構成とされた連続式加熱炉の
マッフル支持構造の作用を説明する。マッフル2は従来
同様に、前述の如く昇温時には熱膨張によって伸長し、
また降温時には熱収縮によって縮む。
【0019】マッフル2の上記伸縮に際して、各支持ロ
ーラ11はマッフル2の伸縮に追従して回転する。した
がって、従来技術に於いて障害となっていたハースプレ
ート(炉床)4とマッフル2との間に生じる伸縮移動抵
抗(摩擦抵抗)及び局部間の抵抗差が実質的にゼロとな
り、マッフル2は幅方向や上下方向に変形することなく
直線的に長手方向に伸縮することになる。
【0020】このため、被焼結物等の被熱物Wの無端ベ
ルト5による搬送等に支障が出ることがなく、長期間に
わたる円滑な操炉作業を期待することができる。また、
マッフル2の熱変形防止によって頻繁な保守が不要とな
るとともに、長寿命化するので、総合的にコスト安にな
る。
【0021】さらに、軸受12は、カバー体14の外側
にある為、加熱部からの熱影響が小さいので、故障しに
くい。したがって、特別に耐熱性を保有させる必要がな
く普通のベアリングを使用してコストを低減することが
できる。
【0022】支持ローラ11の設備本数等の仕様は図示
の実施例に限られるものではなく、マッフル2の重量や
長さ等に対応して適宜設計変更すれば良い。また、マッ
フル2の長手方向の中央部分付近は、両端部分に比べて
伸縮移動量が小さい(正確な中央部の伸縮移動量は理論
上ゼロである。)ので、焼結炉の型式によって其の部分
を従来と同じようにピアとハースプレートで支持する等
適宜選択組合せすることも可能である。さらに、無端ベ
ルト5には、メッシュベルトタイプ以外の搬送ベルトを
用いることができる。
【0023】尚、本発明は、前述実施例等の連続式焼結
炉に限らず、他の連続式加熱炉に適用することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、熱伸縮によるマッフルの幅方向や上下方向
の変形を抑止することができる。したがって、頻繁な保
守を不要とする長寿命の連続式加熱炉のマッフル支持構
造を提供することができる。また、マッフルの歪矯正に
シリンダ等を用いた従来装置に比較して構造を簡単にす
ることができる。
【0025】さらに、請求項1記載の連続式加熱炉のマ
ッフル支持構造において、各支持ローラの軸受を、マッ
フルの長手方向視においてマッフルの外側に配設した構
成としたので、軸受に対する熱影響が小さくなり、耐久
性が向上する効果がある。
【0026】また、請求項1記載又は2記載の連続式加
熱炉のマッフル支持構造において、無端ベルトをメッシ
ュベルトとしたことにより、被熱物の全外面をより均等
に加熱することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る連続式加熱炉のマッフル支持構
造の実施の形態を示す横断面図である。
【図2】 図1の連続式加熱炉のマッフル支持構造をマ
ッフルの長手方向に見た断面図である。
【図3】 従来の連続式焼結炉を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 マッフル 2a マッフル底部 3 ピア(支柱) 4 ハースプレート(炉床) 5 無端ベルト 7,8 回転輪 11 支持ローラ 12 軸受 14 カバー体 W 被熱物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持手段で支持されたマッフル内に、被
    焼結物などの被熱物を無端ベルトで運び入れて加熱する
    連続式加熱炉において、 上記支持手段は、マッフルの長手方向に所要の間隔で周
    方向に回転自在に並設された複数の支持ローラとされた
    ことを特徴とする連続式加熱炉のマッフル支持構造。
  2. 【請求項2】 各支持ローラの軸受は、マッフルの長手
    方向視においてマッフルの外側に配設されたことを特徴
    とする請求項1記載の連続式加熱炉のマッフル支持構
    造。
  3. 【請求項3】 無端ベルトはメッシュベルトとされたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の連続式加熱炉のマ
    ッフル支持構造
JP2000383497A 2000-12-18 2000-12-18 連続式加熱炉のマッフル支持構造 Withdrawn JP2002188889A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170073A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Yokota Technica:Kk 加熱装置
JP2010151369A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd 連続熱処理炉

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