JP2002188041A - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP2002188041A
JP2002188041A JP2000387310A JP2000387310A JP2002188041A JP 2002188041 A JP2002188041 A JP 2002188041A JP 2000387310 A JP2000387310 A JP 2000387310A JP 2000387310 A JP2000387310 A JP 2000387310A JP 2002188041 A JP2002188041 A JP 2002188041A
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acrylic resin
coating
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coating composition
paint
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JP2000387310A
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Kazuji Kageishi
一二 影石
Hiroyuki Kobayashi
宏之 小林
Ariyoshi Ando
有美 安藤
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種々性能にバランスがとれ、優れている特定の
アクリル樹脂を塗料バインダーとして使用し、難接着性
素材、特にマグネシウム合金やアルミニウム合金などの
難接着性金属類に対する密着性に優れた塗料組成物を提
供する。 【解決手段】側鎖に3級アミノ基およびカルボキシル基
を有するアクリル樹脂(A)と、側鎖にエポキシ基およ
び水酸基および/またはアルコキシシラン基を有するア
クリル樹脂(B)とを含む塗料組成物で、アクリル樹脂
(A)とアクリル樹脂(B)は、重量比で好ましくは1
/99〜99/1で配合される。この塗料組成物には、
さらに、一分子中にエポキシ基またはアミノ基を有する
シラン化合物(C)を、好ましくは0.02〜50重量
%配合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々被塗物に対す
る密着性に優れた塗料を製造するための塗料組成物に関
するものである。より詳細には、本発明は、マグネシウ
ム合金、アルミニウム合金、ステンレス等の難接着性金
属類に対し優れた付着性を有する塗料組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】塗料の機能は、被塗物に対する付着性、
被塗物の保護、美観等であり、これを達成するために種
々塗料が開発され、実用化されている。言わずもがなで
あるが、この塗料の性能を左右し、決定するのは使用さ
れる塗料用樹脂である。
【0003】塗料が塗装される基材も時の変遷とともに
めまぐるしく変化し、近年では単に高強度だけでなく、
軽量性、難燃性、リサイクル性、易生分解性、安全性
等、より複雑な性能や機能が求められるようになってい
る。このような観点から、構造材料用としてアルミニウ
ム合金やマグネシウム合金などの軽量、高強度で資源埋
蔵量が多く、リサイクルが容易な金属類、ガラス代替用
途としてポリカーボネートなどの高強度で透明性に優れ
るプラスチック類、さらに家庭電気製品などの用途では
難燃性を付与するためにノリルのようなプラスチック類
が多用されるようになっている。
【0004】このような構造材料は一般に難接着性であ
り、特にアルミニウム合金、マグネシウム合金等、構成
成分にAlやZn等の金属原子を含む構造材料は接着し
にくいとされている。また、塗料の立場からは、これら
は難付着性の構造材料とされており、広く使用されてい
るアクリルメラミン樹脂塗料、アクリルウレタン樹脂塗
料、アクリルシリコーン樹脂塗料等は接着しないため、
いわゆるプライマーを必要とする。
【0005】さらに面倒なことに、これら金属類は電気
伝導性の点で最も卑な部類に属し、塗料、塗装が適切で
ない場合には電気腐食を起こし、耐水性などの環境試験
で塗膜に膨れが発生したり、簡単にはがれを起こすこと
がある。
【0006】付着性を改善し確保するために、付着性や
接着性が良好とされるエポキシ樹脂塗料を下塗り(プラ
イマー)として塗布する塗装方法が広く実施されてい
る。この後、エポキシ樹脂塗料を焼き付け、硬化させ、
上塗り塗料(アクリルメラミン樹脂塗料等)を塗装し、
焼き付けし、硬化させている。
【0007】この塗装方法は、塗膜としては、エポキシ
樹脂の優れた密着性と防食性に支えられ優れた性能を有
するものの、いわゆる2C2B(2回塗装し、2回焼き
付けする)、3C3B(3回塗装し、3回焼き付けす
る;塗装外観が思わしくないとき実施されることが多
い)と称される塗装方法であり、塗装作業性が極めて悪
く、塗料の歩留まりも低い。ひいては塗装作業に多大の
時間がとられ、塗装コストがかさむばかりでなく、最終
製品の生産効率が極めて悪い。また、エポキシ樹脂が強
固に架橋した塗膜を形成するため、リコート密着性が不
十分となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたものである。すなわち、本発明
の目的は、種々性能にバランスがとれ、優れている特定
のアクリル樹脂を塗料バインダーとして使用し、難接着
性素材、特にマグネシウム合金やアルミニウム合金など
の難接着性金属類に対する密着性に優れた塗料組成物を
提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、上記塗料組成物によ
り被覆された塗装物品、特にマグネシウム合金またはア
ルミニウム合金をその構成要素とする塗装物品を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
せんとするものであり、本発明の塗料組成物は、側鎖に
3級アミノ基およびカルボキシル基を有するアクリル樹
脂(A)と、側鎖にエポキシ基および水酸基および/ま
たはアルコキシシラン基を有するアクリル樹脂(B)と
を含む塗料組成物である。
【0011】本発明の塗料組成物においては、アクリル
樹脂(A)とアクリル樹脂(B)とが、重量比で1/9
9〜99/1で配合されることが好ましく、また、本発
明の塗料組成物はさらに、一分子中にエポキシ基または
アミノ基を有するシラン化合物(C)を、その塗料組成
物に対し0.02〜50重量%含有することができる。
【0012】また、本発明の塗料組成物は、マグネシウ
ム合金やアルミニウム合金の被覆に好適に用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の塗料組成物は、側鎖に3
級アミノ基およびカルボキシル基を有するアクリル樹脂
(A)と、側鎖にエポキシ基および水酸基および/また
はアルコキシシラン基を有するアクリル樹脂(B)とを
含む塗料組成物である。
【0014】側鎖に3級アミノ基およびカルボキシル基
を有するアクリル樹脂(A)は、3級アミノ基含有不飽
和単量体(a−1)およびカルボキシル基含有不飽和単
量体(a−2)、および必要であればその他の不飽和単
量体(a−3)をラジカル共重合することにより製造す
ることができる。アクリル樹脂(A)は、塊状でも、ペ
レット状でも、溶液状であっても、あるいは乳化・分散
状であってもその形態を問わない。硬化性、貯蔵安定
性、環境付加低減の観点からは、水性媒体を溶媒とする
水性タイプまたは乳化タイプがより好ましい。ここに、
水性媒体とは、主として水をさすが、水に可溶性の有機
溶剤(例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコールなどの
アルコール類やエチレングリコールモノブチルエーテル
などのエーテル類等)であってもよい。
【0015】ここに、3級アミノ基含有不飽和単量体
(a−1)としては、N,N−ジメチルアミノエチルア
クリレート、N,N−ジエチルアミノエチルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等の分子
中に3級アミノ基と不飽和二重結合を有するものを例示
することができる。この3級アミノ基含有不飽和単量体
(a−1)は、単独でももしくは2種類以上の混合物で
あってもよい。
【0016】3級アミノ基含有不飽和単量体(a−1)
は、アクリル樹脂(A)を構成する不飽和単量体中好ま
しくは0.02〜50重量%、より好ましくは0.5〜
25重量%共重合されることが望ましい。共重合量が
0.02重量%未満では、塗料の硬化性がやや悪化する
ことがあり、耐薬品性や塗膜硬度が不足する場合があ
る。また、50重量%を超えて共重合される場合には、
塗料の耐水性や耐薬品性など化学的性質がやや悪化する
ことがある。
【0017】カルボキシル基含有不飽和単量体(a−
2)としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸、2−アクリロイルエチルこはく酸等の
分子中にカルボキシル基と不飽和二重結合を有するもの
を例示することができる。該カルボキシル基含有不飽和
単量体(a−2)は、単独でももしくは2種類以上の混
合物であってもよい。
【0018】カルボキシル基含有不飽和単量体(a−
2)は、アクリル樹脂(A)の酸価が好ましくは0.1
〜150mgKOH、より好ましくは1〜100mgK
OHとなるように共重合されることが望ましい。酸価が
0,1mgKOH未満では、塗料の硬化性が不足する場
合があり、塗膜硬度、付着性など物理的性質がやや悪化
することがある。また、酸価が150mgKOHを超え
る場合には、塗料の耐水性、耐薬品性など化学的性質が
やや悪化することがある。また、塗料のポットライフ
(仮死時間)が短くなりすぎる傾向にあり、塗装作業性
が悪くなることがある。
【0019】その他の不飽和単量体(a−3)として
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸イソボ
ルニル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸イソボルニル、メ
タクリル酸ステアリル、トリフルオロエチルメタクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸の炭素原子数1〜24の
(フルオロ)アルキルエステル類、2−〔2´−ヒドロ
キシ−5´−(メタクリロオキシメチル)フェニル〕−
2H−ベンゾトリアゾール2−〔2´−ヒドロキシ−5
´−(メタクリロオキシエチル)フェニル〕−2H−ベ
ンゾトリアゾールなどの紫外線吸収性不飽和単量体類
(R−UVA)、4−アクリロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、4−メタクリロイルアミノ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンなどの光安定性不飽和単量
体類(R−HALS)、アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4
−ヒドロキシブチル、シクロヘキサンジメタノールのモ
ノアクリレート、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、
メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸4
−ヒドロキシブチル、シクロヘキサンジメタノールのモ
ノメタクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メ
タ)クリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メ
タ)クリレート、ポリテトラメチレングリコールモノ
(メタ)クリレートなどの水酸基含有不飽和単量体(b
−2)類、N−ブトキシメチルアクリルアミド、アクリ
ルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、n−メチロー
ルアクリルアミド等のアミド基含有不飽和単量体類、ス
チレン、酢酸ビニル、ビニルトルエンなどのビニル基含
有不飽和単量体、およびポリメタクリル酸メチルマクロ
マー、ポリスチレンマクロマー等のポリマー末端にアク
リル性不飽和二重結合を有するマクロモノマー類(これ
らのマクロモノマーはポリマー鎖中に水酸基、アルコキ
シシラン基、エポキシ基等の官能基を有することも可能
である)等を例示することができる。該その他の不飽和
単量体(a−3)は、単独でももしくは2種類以上の混
合物であってもよい。
【0020】これらの中で、特に、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸イソボルニルなどのシクロアル
キル基を有する不飽和単量体は、塗料の貯蔵安定性と耐
候性を向上させる上で好適である。
【0021】さらに、紫外線吸収性不飽和単量体(R−
UVA)は、塗膜の耐候性を向上するばかりでなく被塗
物(例えば、ポリカーボネート)の光劣化をも保護する
ため、その他の不飽和単量体(a−3)として好ましく
使用することができる。R−UVAはアクリル樹脂
(A)を構成する不飽和単量体中好ましくは0.02〜
40重量%、より好ましくは0.5〜30重量%共重合
されることが望ましい。共重合量が0.5重量%未満で
は、耐候性改善、向上に大きい寄与が観察されないこと
がある。また、40重量%を超えて共重合する場合に
は、(a−1)由来の3級アミノ基との相互作用で塗膜
が着色したり、耐薬品性が悪化する場合がある。
【0022】また、光安定性不飽和単量体(R−HAL
S)は、塗膜の耐候性を向上するばかりでなく、塗料の
貯蔵安定性を向上するため、その他の不飽和単量体(a
−3)として好適に使用することができる。さらに、R
−HALSの塩基定数(PKb)が8未満の場合には、
前記3級アミノ基含有不飽和単量体(a−1)と同様の
作用を示し、塗料の硬化性、基材への付着性などを大き
く改善する作用がある。PKbが8未満のHALSとし
ては、4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン等のピペリジン系
HALSを例示することができる。
【0023】R−HALSは、アクリル樹脂(A)を構
成する不飽和単量体中好ましくは0.5〜30重量%、
より好ましくは0.5〜25重量%共重合されることが
望ましい。共重合量が0.5重量%未満では、耐候性向
上に際だった効果が見られないことがある。また、30
重量%を超えて共重合される場合には、塗料粘度が高く
なり、塗装作業性や塗着効率がやや悪くなることがあ
る。
【0024】さらに好適には、ポリメタクリル酸メチル
マクロマーやポリスチレンマクロマーのようなマクロモ
ノマーが共重合されることである。該マクロモノマーの
共重合により、アクリル樹脂(A)はグラフト共重合体
となり、後述するアクリル樹脂(B)との相溶性が改善
され、塗料の貯蔵安定性、硬化性、および塗膜外観が著
しく向上する。さらに、相溶性が改善されることによ
り、基材への濡れ性が向上し、密着性が良好となる。
【0025】マクロモノマーは、アクリル樹脂(A)を
構成する不飽和単量体中好ましくは0.02〜30重量
%、より好ましくは0.5〜20重量%共重合されるこ
とが望ましい。共重合量が0.02重量%未満では、相
溶性改善効果がやや乏しく、塗料の硬化性改善が思わし
くない場合がある。また、30重量%を超えて共重合さ
れる場合には、塗料の貯蔵安定性がやや悪化する傾向に
ある。
【0026】本発明で用いられるアクリル樹脂(A)
は、一例を挙げると、以下のようにして製造することが
できる。
【0027】トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、メチルイソブチルケトン、ブチルセロソルブ、イ
ソプロピルアルコール等の有機溶剤、または、水を重合
溶媒または分散媒として使用し、3級アミノ基含有不飽
和単量体(a−1)、カルボキシル基含有不飽和単量体
(a−2)、および必要であればその他の不飽和単量体
(a−3)を、重合温度40〜150℃で、ラジカル
(共)重合することにより製造することができる。
【0028】このとき、α,α−アゾビスイソブチロニ
トリル、過酸化ベンゾイル、過硫酸アンモニウムなどの
有機アゾ系化合物、有機過酸化物などの重合開始剤、ド
デシルメルカプタン、アルファメチルスチレンダイマー
等の重合度調節剤、ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナ
トリウムなどの乳化剤を使用することができる。
【0029】製造されるアクリル樹脂(A)の形態は、
有機溶剤を媒体とする溶液重合の場合には溶剤溶液であ
り、水を媒体とする乳化重合の場合にはポリマー粒子が
水中に分散したエマルジョンとなる。使用目的に応じ
て、好ましい方を選択することができる。
【0030】アクリル樹脂(A)は、数平均分子量が好
ましくは500〜200,000、より好ましくは2,0
00〜50,000であることが望ましい。数平均分子
量が500未満の場合には、塗料の硬化性が悪化するこ
とがあり、塗膜が脆くなって被塗物への付着性が低下す
ることがある。また、数平均分子量が200,000を
超える場合には、塗料粘度が高くなり、塗装作業性が悪
化する場合がある。また、塗料のポットライフが短くな
り、塗料の貯蔵安定性に問題が生じることがある。ただ
し、乳化重合で製造した場合はこの限りではない。
【0031】本発明で用いられる側鎖にエポキシ基およ
び水酸基および/またはアルコキシシラン基を有するア
クリル樹脂(B)は、エポキシ基含有不飽和単量体(b
−1)、水酸基含有不飽和単量体(b−2)、アルコキ
シシラン基含有不飽和単量体(b−3)、および必要で
あればその他の不飽和単量体(b−4)をラジカル共重
合することにより製造することができる。アクリル樹脂
(B)は、塊状でも、ペレット状でも、溶液状であって
も、乳化・分散状であってもその形態を問わない。硬化
性、貯蔵安定性、環境付加低減の観点からは、水性媒体
を溶媒とする水性タイプまたは乳化タイプがより好まし
い。ここに、水性媒体とは、主として水をさすが、水に
可溶性の有機溶剤(例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コールなどのアルコール類やエチレングリコールモノブ
チルエーテルなどのエーテル類等)であってもよい。
【0032】ここに、エポキシ基含有不飽和単量体(b
−1)としては、グリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレート、メチルグリシジルアクリレート、メチ
ルグリシジルメタクリレート、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチルアクリレート等の分子中にエポキシ基と
不飽和二重結合を有するものを例示することができる。
これらのなかでは、硬化性の点で、非脂環式エポキシ基
を有するエポキシ基含有不飽和単量体(b−1)が好適
である。該エポキシ基含有不飽和単量体(b−1)は、
単独でももしくは2種類以上の混合物であってもよい。
【0033】エポキシ基含有不飽和単量体(b−1)
は、アクリル樹脂(B)のエポキシ当量が好ましくは2
00〜15,000、より好ましくは250〜8,000
となるように共重合されることが望ましい。エポキシ当
量が200未満の場合には、塗料の硬化性がやや悪化す
ることがあり、耐薬品性、被塗物への密着性が不足する
ことがある。また、エポキシ当量が15,000を超え
る場合には、塗料の貯蔵安定性(ポットライフ)が短く
なりすぎ、塗装作業性が悪化したり、塗膜外観が不足す
ることがある。
【0034】水酸基含有不飽和単量体(b−2)は、ア
クリル樹脂(B)の水酸基価が好ましくは3〜150m
gKOH、より好ましくは5〜100mgKOHとなる
ように共重合されることが望ましい。水酸基価が5mg
KOH未満の場合には、被塗物への密着性がやや悪化す
る場合がある。また、水酸基価が150mgKOHを超
える場合には、塗膜の耐水性、耐薬品性等が悪化する場
合があり、被塗物(基材)の保護が不十分になることが
ある。
【0035】アルコキシシラン基含有不飽和単量体(b
−3)としては、ビニルトリエトキシシラン、3−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−メ
タクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン等の分
子中にアルコキシシラン基と不飽和二重結合を有するも
のを例示することができる。該アルコキシシラン基含有
不飽和単量体(b−3)は、単独でももしくは2種類以
上の混合物であってもよい。
【0036】アルコキシシラン基含有不飽和単量体(b
−3)は、アクリル樹脂(B)を構成する不飽和単量体
中好ましくは0.05〜50重量%、より好ましくは
0.5〜40重量%共重合されることが望ましい。共重
合量が0.05重量%未満の場合には、塗料の硬化性が
やや悪化する場合があり、またガラス、金属などの無機
物に対する密着性が低下することがある。また、50重
量%を超えて共重合される場合には、塗料の貯蔵安定性
が悪くなる傾向にあり、また塗膜外観が悪化する傾向に
ある。
【0037】その他の不飽和単量体(b−4)として
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸イソボ
ルニル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸イソボルニル、メ
タクリル酸ステアリル、トリフルオロエチルメタクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸の炭素原子数1〜24の
(フルオロ)アルキルエステル類、2−〔2´−ヒドロ
キシ−5´−(メタクリロオキシメチル)フェニル〕−
2H−ベンゾトリアゾール2−〔2´−ヒドロキシ−5
´−(メタクリロオキシエチル)フェニル〕−2H−ベ
ンゾトリアゾールなどの紫外線吸収性不飽和単量体類
(R−UVA)、4−アクリロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、4−メタクリロイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、4−メタクリロイルアミノ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンなどの光安定性不飽和単量
体類(R−HALS)、スチレン、酢酸ビニル、ビニル
トルエンなどのビニル基含有不飽和単量体、およびポリ
メタクリル酸メチルマクロマー、ポリスチレンマクロマ
ー等のポリマー末端にアクリル性不飽和二重結合を有す
るマクロモノマー類(これらのマクロモノマーはポリマ
ー鎖中に水酸基、アルコキシシラン基、エポキシ基等の
官能基を有することも可能である)等を例示することが
できる。その他の不飽和単量体(b−4)は、単独でも
もしくは2種類以上の混合物であってもよい。
【0038】これらの中で、特に、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸イソボルニルなどのシクロアル
キル基を有する不飽和単量体は、塗料の貯蔵安定性と耐
候性を向上させる上で好適である。
【0039】さらに、紫外線吸収性不飽和単量体(R−
UVA)は、塗膜の耐候性を向上するばかりでなく被塗
物(例えば、ポリカーボネート)の光劣化をも保護する
ため、その他の不飽和単量体(b−4)として好ましく
使用することができる。R−UVAはアクリル樹脂
(B)を構成する不飽和単量体中好ましくは0.02〜
40重量%、より好ましくは0.5〜30重量%共重合
されることが望ましい。共重合量が0.5重量%未満で
は、耐候性改善、向上に大きい寄与が観察されないこと
がある。また、40重量%を超えて共重合する場合に
は、(a−1)由来の3級アミノ基との相互作用で塗膜
が着色したり、耐薬品性が悪化する場合がある。
【0040】また、光安定性不飽和単量体(R−HAL
S)は、塗膜の耐候性を向上するばかりでなく、塗料の
貯蔵安定性を向上するため、その他の不飽和単量体(b
−4)として好適に使用することができる。さらに、R
−HALSの塩基定数(PKb)が8未満の場合には、
前記3級アミノ基含有不飽和単量体(a−1)と同様の
作用を示し、塗料の硬化性、基材への付着性などを大き
く改善する作用がある。PKbが8未満のHALSとし
ては、4−アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−メタクリロイルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン等のピペリジン系
HALSを例示することができる。
【0041】R−HALSは、アクリル樹脂(B)を構
成する不飽和単量体中好ましくは0.5〜30重量%、
より好ましくは0.5〜25重量%共重合されることが
望ましい。共重合量が0.5重量%未満では、耐候性向
上に際だった効果が見られないことがある。また、30
重量%を超えて共重合される場合には、塗料粘度が高く
なり、塗装作業性、塗着効率がやや悪くなることがあ
る。
【0042】さらに好適には、ポリメタクリル酸メチル
マクロマーやポリスチレンマクロマーのようなマクロモ
ノマーが共重合されることである。該マクロモノマーの
共重合により、アクリル樹脂(B)はグラフト共重合体
となり、前記アクリル樹脂(A)との相溶性が改善さ
れ、塗料の貯蔵安定性、硬化性、および塗膜外観が著し
く向上する。さらに、相溶性が改善されることにより、
基材への濡れ性が向上し、密着性が良好となる。
【0043】マクロモノマーは、アクリル樹脂(B)を
構成する不飽和単量体中好ましくは0.02〜30重量
%、より好ましくは0.5〜20重量%共重合されるこ
とが望ましい。共重合量が0.02重量%未満では、相
溶性改善効果がやや乏しく、塗料の硬化性改善が思わし
くない場合がある。また、30重量%を超えて共重合さ
れる場合には、塗料の貯蔵安定性がやや悪化する傾向に
ある。
【0044】本発明で用いられるアクリル樹脂(B)
は、一例を挙げると、以下のようにして製造することが
できる。
【0045】トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、メチルイソブチルケトン、ブチルセロソルブ、イ
ソプロピルアルコール等の有機溶剤、または、水を重合
溶媒または分散媒として使用し、エポキシ基含有不飽和
単量体(b−1)、水酸基含有不飽和単量体(b−
2)、アルコキシシラン基含有不飽和単量体(b−3)
および必要であればその他の不飽和単量体(b−4)
を、重合温度40〜150℃で、ラジカル(共)重合す
ることにより製造することができる。
【0046】このとき、α,α−アゾビスイソブチロニ
トリル、過酸化ベンゾイル、過硫酸アンモニウムなどの
有機アゾ系化合物、有機過酸化物などの重合開始剤、ド
デシルメルカプタン、アルファメチルスチレンダイマー
等の重合度調節剤、ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナ
トリウムなどの乳化剤を使用することができる。
【0047】製造されるアクリル樹脂(B)の形態は、
有機溶剤を媒体とする溶液重合の場合には溶剤溶液であ
り、水を媒体とする乳化重合の場合にはポリマー粒子が
水中に分散したエマルジョンとなる。使用目的に応じ
て、好ましい方を選択することができる。
【0048】アクリル樹脂(B)は、数平均分子量が好
ましくは2,000〜200,000、より好ましくは
3,000〜100,000であることが望ましい。数平
均分子量が2,000未満の場合には、塗料の硬化性が
悪化することがあり、耐薬品性、耐水性などがやや悪化
する場合がある。また、数平均分子量が200,000
を超える場合には、塗料粘度が高くなり、塗装作業性が
悪化する場合がある。また、塗料のポットライフが短く
なり、塗料の貯蔵安定性に問題が生じることがある。た
だし、乳化重合で製造した場合はこの限りではない。
【0049】また、アクリル樹脂(A)とアクリル樹脂
(B)は重量比で好ましくは1/99〜99/1、より
好ましくは2/98〜98/2で配合されることが望ま
しい。アクリル樹脂(A)とアクリル樹脂(B)が重量
比で1/99〜99/1で配合されるとき、塗料の貯蔵
安定性、基材に対する密着性、塗膜外観など塗料諸性能
が向上する傾向にある。さらに、驚くべきことに、本配
合比で塗料が作製されるとき、アクリロニトリル−スチ
レン−ブタジエン樹脂(ABS樹脂)、ポリカーボネー
ト樹脂(PC樹脂)等のプラスチック類、ガラス、石綿
セメントスレート、モルタル等の無機物、鉄、アルミニ
ウム、マグネシウム、亜鉛等の金属および合金類等の種
々基材に対する密着性が大いに改善、向上される傾向に
ある。また、配合比が重量比で1/99未満の場合に
は、塗料の硬化性がやや悪化する傾向にある。重量比で
99/1を超えて配合される場合には、各種基材、特に
金属類に対する密着性がやや損なわれる傾向にある。
【0050】本発明の塗料組成物は、側鎖に3級アミノ
基およびカルボキシル基を有するアクリル樹脂(A)
と、側鎖にエポキシ基および水酸基および/またはアル
コキシシラン基を有するアクリル樹脂(B)とを均一に
なるよう混合できれば、どのような製造方法で作製して
もよい。また、必要であれば、酸価チタン、炭酸カルシ
ウム、雲母、アルミニウム、カーボンブラックなどの顔
料類、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール、ノルマルプロピルアルコール、ノルマルブチ
ルアルコール、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、γ−ブチルラクト
ン、メチルイソブチルケトンなどの有機溶剤類、沈殿防
止剤、レベリング剤、スリップ防止剤、消泡剤、防かび
剤、防藻剤、防錆剤などの種々塗料添加剤、その他の塗
料に配合される樹脂類、可塑剤、添加剤、酸化防止剤
(フェノール系または燐酸系が好ましく使用できる)、
光安定剤(塩基定数(PKb)が8以上のヒンダードア
ミン系(HALS)が好ましく使用できる)などを配合
することができる。
【0051】さらに本発明では、ABS樹脂、PC樹
脂、ノリル樹脂、ポリアミド樹脂、ABS−PCアロイ
樹脂、ポリエステル樹脂(PES)、ポリスチレン、ポ
リメタクリル酸メチル等のプラスチック類、不飽和ポリ
エステル、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂等、ガラス、
石綿セメントスレート、モルタル等の無機物、鉄、アル
ミニウム、マグネシウム、亜鉛等の金属および合金類等
の種々基材(被塗物)に対する密着性を改善、飛躍的に
向上するために、一分子中にエポキシ基またはアミノ基
を有するシラン化合物(C)を塗料組成物に配合するこ
とができる。
【0052】ここに、一分子中にエポキシ基またはアミ
ノ基を有するシラン化合物(C)としては、3−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、3−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、および該化合物の加水分解物、縮合物
などを例示することができる。該シラン化合物(C)
は、単独でももしくは2種類以上の混合物であってもよ
い。
【0053】一分子中にエポキシ基またはアミノ基を有
するシラン化合物(C)は、塗料組成物に対し好ましく
は0.02〜95重量%(PHR)、より好ましくは
0.5〜80重量%(PHR)配合されることが望まし
い。配合量が0.02PHR未満の場合には、塗料の硬
化性、被塗物、特に無機基材、金属類に対する付着性が
低下する場合がある。また、95重量%を超えて配合さ
れる場合には、塗料の基材に対する濡れ性が悪化する傾
向にあり、良好な付着性と塗膜外観が得難くなる傾向に
ある。
【0054】本発明の塗料組成物に対して、上記の成分
の他に、トルエン、キシレン、酢酸ブチル、メチルイソ
ブチルケトンなどの有機溶剤、二酸化チタン、炭酸カル
シウム、カーボンブラックなどの顔料、顔料分散剤、消
泡剤、沈殿防止剤、レベリング剤などの塗料添加剤、な
ど塗料に一般的に配合されるものを配合することによ
り、塗料とすることができる。
【0055】塗料の塗装方法としては、スプレー塗装、
ロールコート塗装および静電塗装などの一般的な塗装方
法を適用することができる。
【0056】本発明の塗料組成物を含む塗料が適用でき
る被塗物としては、アクリロニトリル−スチレン−ブタ
ジエン樹脂(ABS)、ポリスチレン樹脂(PS)、ア
クリル樹脂等のプラスチック類や、鉄、アルミニウムな
どの金属類、合金、モルタルおよび石綿セメントなどの
無機建材などを例示することができる。中でも、マグネ
シウム合金やアルミニウム合金の被覆に好適である。
【0057】本発明の塗料組成物は、ことさら、携帯電
話、PC(パソコン)筐体などの(移動用)情報機器端
末に多用されているマグネシウム合金用塗料として好適
である。マグネシウム合金はリサイクルが容易であるこ
と、軽量であること、強度が大きいこと、資源埋蔵量が
豊富であることから、近年上記用途等に多用されてい
る。本発明の塗料組成物は、難接着性合金とされるマグ
ネシウム合金に極めて良好な密着性を与えるとともに、
防食性に優れ、塗膜強度、硬度が高く、かつ美麗な塗装
外観を得ることができる。この効果は、本願の塗料組成
物が、エポキシ基、水酸基、アミノ基等の(ポリマーが
有する)官能基を必須成分とし有機的かつ効果的に組み
合わせていること、ポリマー(アクリル樹脂(A))/
ポリマー(アクリル樹脂(B))の架橋反応により塗膜
に強靱で、耐薬品性、耐水性など諸性能に優れたネット
ワーク構造が付与されることを主要因としている。さら
に、シラン化合物の配合により、塗膜強度、硬度をさら
に高めることができ、マクロモノマーの共重合により、
塗膜のレベリング性を向上し、基材不良(傷、および、
ひけなどの成形不良等)を隠蔽、修復し、美麗な塗膜外
観を得ることができるものである。
【0058】
【実施例】以下に実施例をもってさらに本発明を詳細に
説明するが、その前にアクリル樹脂(A)およびアクリ
ル樹脂(B)の製造例を示す。なお、特に断りがなけれ
ば、数字は重量部を、また割合は重量%を示す。また、
数平均分子量(Mn)は、GPCを使用し、標準ポリス
チレン換算で算出した。
【0059】アクリル樹脂(A)の製造例 (A−1)撹拌装置、温度計、窒素ガス導入管を備えた
2L四つ口フラスコに、キシレン(XYL)/ノルマル
ブチルアルコール(NBAL)(=80/20)379
g、「アロンマクロマー AA−6」(ポリ(メタクリ
ル酸メチル)マクロモノマー;東亞合成工業(株)の製
品)10gを仕込み、90℃に昇温した。1Lビーカー
にメタクリル酸メチル(MMA)/スチレン(ST)/
メタクリル酸n−ブチル(BMA)/アクリル酸n−ブ
チル(BA)/N.N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート(MLDA)/メタクリル酸(MAA)(=26
/20/20/20/6/8)490g、n−ドデシル
メルカプタン(DM)10g、α,α−アゾビスイソブ
チロニトリル(AIBN)10gを仕込み、均一になる
まで攪拌した(⇒モノマー混合液とする)。滴下ポンプ
(定流量ポンプ)を使用し、モノマー混合液をフラスコ
内に4時間で滴下した。滴下終了後、1時間重合を継続
し、1時間毎4回に分けXYL100g、AIBN1g
の混合スラリーを添加した。この後、さらに1時間重合
を続け、アクリル樹脂(A−1)を製造した。(A−
1)の固形分は50%、酸価は52.2mgKOH、数
平均分子量は8,000であった。
【0060】(A−2)撹拌装置、温度計、窒素ガス導
入管を備えた2L四つ口フラスコに、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル(PM)272.2gを仕込
み、95℃に昇温した。1LビーカーにMMA/ST/
BMA/BA/MLDA/MAA(=26/20/16
/20/8/10)500g、DM10g、AIBN1
0gを仕込み、均一になるまで攪拌した。(⇒モノマー
混合液とする)滴下ポンプを使用し、モノマー混合液を
フラスコ内に4時間で滴下した。滴下終了後、1時間重
合を継続し、1時間毎4回に分けエチレングリコールモ
ノブチルエーテル(BC)100g、AIBN1gの混
合スラリーを添加した。この後、さらに1時間重合を続
けた後、N,N−ジメチルエタノールアミン(DMA
E)でMAAの75%を中和し、さらにイオン交換水
(PW;pH=6.8/25℃)68gを添加しアクリ
ル樹脂(A−2)を製造した。(A−2)の固形分は5
0%、酸価は65.2mgKOH、数平均分子量は1
2,000であった。
【0061】(A−3)撹拌装置、温度計、窒素ガス導
入管を備えた2L四つ口フラスコに、XYL/NBAL
(=80/20)379gを仕込み、90℃に昇温し
た。1LビーカーにMMA/ST/BMA/BA/「ア
デカスタブ LA−82」(ヒンダードアミン系光安定
剤(重合性HALS);4−メタクリロイルオキシ−
2,2,6,6−テトラメチルピペラジン、旭電化工業
(株)の製品)/MAA(=20/20/20/20/
10/10)500g、DM10g、AIBN10gを
仕込み、均一になるまで攪拌した(⇒モノマー混合液と
する)。滴下ポンプを使用し、モノマー混合液をフラス
コ内に4時間で滴下した。滴下終了後、1時間重合を継
続し、1時間毎4回に分けXYL100g、AIBN1
gの混合スラリーを添加した。この後、さらに1時間重
合を続け、アクリル樹脂(A−3)を製造した。(A−
3)の固形分は50%、酸価は65.2mgKOH、数
平均分子量は12,000であった。
【0062】(A−4)(A−1)において、モノマー
組成をMMA/ST/BMA/BA/MAA(=32/
20/20/20/8)としたこと以外は、(A−1)
と同様にして(A−4)を製造した。(A−4)は固形
分50%、酸価52.2mgKOH、数平均分子量10
000であった。
【0063】アクリル樹脂(B)の製造例 (B−1)撹拌装置、温度計、窒素ガス導入管を備えた
2L四つ口フラスコに、XYL/PM(=70/30)
393.2gを仕込み、90℃に昇温した。1Lビーカ
ーにMMA/BMA/BA/グリシジルメタクリレート
(GMA)/メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HE
MA)(=32/20/20/20/8)500g、
「ノフマーMSD」(α−スチレンダイマー(重合度調
節剤);日本油脂(株)の製品)1g、AIBN5gを
仕込み、均一になるまで攪拌した(⇒モノマー混合液と
する)。滴下ポンプ(定流量ポンプ)を使用し、モノマ
ー混合液をフラスコ内に4時間で滴下した。滴下終了
後、1時間重合を継続し、1時間毎3回に分けXYL1
00g、AIBN0.8gの混合スラリーを添加した。
この後、さらに1時間重合を続け、アクリル樹脂(B−
1)を製造した。(B−1)の固形分は50%、エポキ
シ当量は710、水酸基価は34.5mgKOH、数平
均分子量は22,000であった。
【0064】(B−2)撹拌装置、温度計、窒素ガス導
入管を備えた2L四つ口フラスコに、XYL/PM(=
70/30)394.2gを仕込み、90℃に昇温し
た。1LビーカーにMMA/BMA/BA/GMA/H
EMA/「KBM−503」(3−メタクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、信越化学(株)の製
品)(=24/20/20/20/8/8)500g、
AIBN5gを仕込み、均一になるまで攪拌した(⇒モ
ノマー混合液とする)。滴下ポンプ(定流量ポンプ)を
使用し、モノマー混合液をフラスコ内に4時間で滴下し
た。滴下終了後、1時間重合を継続し、1時間毎3回に
分けXYL100g、AIBN0.8gの混合スラリー
を添加した。この後、さらに1時間重合を続け、アクリ
ル樹脂(B−1)を製造した。(B−2)の固形分は5
0%、エポキシ当量は710、水酸基価は34.5mg
KOH、数平均分子量は25,000であった。
【0065】(B−3)撹拌装置、温度計、窒素ガス導
入管を備えた2L四つ口フラスコに、イオン交換水71
4g、過硫酸アンモニウム1g、「アデカリアソーブS
E−10N」(アニオン性乳化剤、旭電化工業(株)の
製品)5gを仕込み80℃に昇温した。1Lビーカーに
MMA/BMA/BA/GMA/HEMA(=37/2
5/20/10/8)500g、「エマルゲン120」
(ノニオン性乳化剤、花王(株)の製品)10gを仕込
み、均一になるまで攪拌した(⇒モノマー混合液とす
る)。滴下ポンプ(定流量ポンプ)を使用し、モノマー
混合液をフラスコ内に3時間で滴下した。滴下終了後、
さらに1時間重合を続けた後、40℃まで冷却した。2
5%アンモニア水を用い、pHが8.0(25℃)にな
るまで中和してアクリル樹脂(B−3)を製造した。
(B−3)の固形分は40%、エポキシ当量は142
0、水酸基価は34.5mgKOHであった。
【0066】(B−4)(B−2)において、モノマー
組成をMMA/BMA/BA/HEMA/「KBM−5
03」(=44/20/20/8/8)としたこと以外
は、(B−2)と同様にして(B−4)を製造した。
(B−4)は固形分50%、水酸基価34.5、数平均
分子量23,000であった。
【0067】(実施例1)アクリル樹脂(A−1)50
gとアクリル樹脂(B−1)100gとをディスパーを
使用し均一になるまで混合し、実施例1の塗料組成物を
製造した。さらに、トルエン/キシレン/アノン/酢酸
ブチル/ノルマルブタノール(=20/20/20/2
0/20)の混合溶剤を使用し、フォードカップNo.
4での粘度が13秒(25℃)となるように希釈し、実
施例1の塗料組成物を使用した塗料を作製した。
【0068】(実施例2)アクリル樹脂(A−3)50
gとアクリル樹脂(B−2)100gとをディスパーを
使用し均一になるまで混合し、実施例2の塗料組成物を
製造した。さらに、トルエン/キシレン/アノン/酢酸
ブチル/ノルマルブタノール(=20/20/20/2
0/20)の混合溶剤を使用し、フォードカップNo.
4での粘度が13秒(25℃)となるように希釈し、実
施例2の塗料組成物を使用した塗料を作製した。
【0069】(実施例3)実施例2の塗料組成物に、さ
らにジブチルチンジラウレート0.2gを添加し実施例
3の塗料組成物を製造した。さらに、トルエン/キシレ
ン/アノン/酢酸ブチル/ノルマルブタノール(=20
/20/20/20/20)の混合溶剤を使用し、フォ
ードカップNo.4での粘度が13秒(25℃)となる
よう希釈し、実施例3の塗料組成物を使用した塗料を作
製した。
【0070】(実施例4)実施例2の塗料組成物に、さ
らに「SH−6040」(3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、東レ・ダウ・コーニングシリコーン
(株)の製品)を20g添加し実施例4の塗料組成物を
製造した。さらに、トルエン/キシレン/アノン/酢酸
ブチル/ノルマルブタノール(=20/20/20/2
0/20)の混合溶剤を使用し、フォードカップNo.
4での粘度が13秒(25℃)となるよう希釈し、実施
例4の塗料組成物を使用した塗料を作製した。
【0071】(実施例5)実施例2の塗料組成物に、さ
らに「KBM−903」(γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、信越化学(株)の製品)を10g添加し実
施例5の塗料組成物を製造した。さらに、トルエン/キ
シレン/アノン/酢酸ブチル/ノルマルブタノール(=
20/20/20/20/20)の混合溶剤を使用し、
フォードカップNo.4での粘度が13秒(25℃)と
なるよう希釈し、実施例5の塗料組成物を使用した塗料
を作製した。
【0072】(実施例6)アクリル樹脂(A−2)50
gとアクリル樹脂(B−3)100g、およびエチレン
グリコールモノブチルエーテル(BC)10g、「アデ
カネート B−1016」(消泡剤、旭電化工業(株)
の製品)0.2g、「サノール LS−2626」(ヒ
ンダードアミン系光安定性化合物(HALS)、1−
[2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−4−[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオニルオキシ]−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン(あらかじめBCに溶解または分散して
おく)とをディスパーを使用し均一になるまで混合し、
実施例6の塗料組成物を製造した。さらに、イオン交換
水でフォードカップNo.4での粘度が15秒(25
℃)となるよう希釈し、実施例6の塗料組成物を使用し
た塗料を作製した。
【0073】(比較例1)アクリル樹脂(A−4)10
0gとアクリル樹脂(B−4)100gとをディスパー
を使用し均一になるまで混合し、比較例1の塗料組成物
を製造した。さらに、トルエン/キシレン/アノン/酢
酸ブチル/ノルマルブタノール(=20/20/20/
20/20)の混合溶剤を使用し、フォードカップN
o.4での粘度が13秒(25℃)となるよう希釈し、
比較例1の塗料組成物を使用した塗料を作製した。
【0074】(比較例2)アクリル樹脂(A−1)10
0gに「SH−6040」20gを添加し、比較例2の
塗料組成物を製造した。さらに、トルエン/キシレン/
アノン/酢酸ブチル/ノルマルブタノール(=20/2
0/20/20/20)の混合溶剤を使用し、フォード
カップNo.4での粘度が13秒(25℃)となるよう
希釈し、比較例2の塗料組成物を使用した塗料を作製し
た。
【0075】[試験用塗装板の作製]実施例1〜6およ
び比較例1、2の塗料組成物を使用した各塗料を使用
し、試験用の塗装板を作製した。
【0076】〔付着性および耐水性試験用塗装板の作
製〕 (1)各塗料をABS板に塗膜厚が30μmになるよう
にスプレー塗布し、80℃で30分間焼き付けを行な
い、さらに、室温で3日間乾燥し試験用塗装板とした。 (2)各塗料をマグネシウム合金(JIS AZ91
D)に塗膜厚が30μmになるように塗布し、120℃
で30分間焼き付けを行ない、さらに、室温で3日間乾
燥し試験用塗装板とした。
【0077】〔硬化性試験用塗装板の作製〕 (1)各塗料をポリプロピレン板に塗膜厚が30μmに
なるように塗布し、100℃で30分間焼き付けを行な
い、さらに、室温で1週間乾燥し試験用塗装板とした。
【0078】[試験結果]実施例および比較例の塗料組
成物を用い、各種試験を行なった。試験結果を表1に示
す。なお、試験方法、評価結果の判定は下記のとおりと
する。
【0079】1.付着性:JIS K 5400 付着
性(碁盤目テープ法)に従い試験を行なう。100/1
00で合格とした。
【0080】2.耐水性:試験用塗装板を50℃イオン
交換水中に48時間放置した後、室温で1日間乾燥す
る。外観を判定した後、付着性試験を行う。外観評価は
膨れ、白化など外観変化がない場合を合格とした。付着
性(耐水後2次密着性)は100/100で合格とし
た。
【0081】3.硬化性:塗料をポリプロピレン(P
P)板に塗装し、100℃で30分間焼き付けを行う。
さらに室温で1週間乾燥の後、塗膜をPP板からはがし
試験を実施した。硬化性の試験は、塗膜(Xg)をソッ
クスレー抽出器を使用し、アセトン/メタノール(=5
0/50vol%)の混合溶媒を還流下に3時間抽出試
験を行ない未抽出塗膜を取り出す。これを真空乾燥機で
24時間乾燥した後重量を測定(Yg)し、ゲル分率を
次式により算出する。ゲル分率が高いほど硬化性が優れ
ており、80%以上で合格とした。ゲル分率=(Y/
X)× 100
【0082】
【表1】
【0083】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は、側鎖に3級アミ
ノ基およびカルボキシル基を有するアクリル樹脂(A)
と側鎖にエポキシ基および水酸基および/またはアルコ
キシシラン基を有するアクリル樹脂(B)が有機的、効
果的に配合されるため、種々基材に対する密着性、耐水
性などの耐薬品性、塗料の硬化性が優れている。
【0084】とりわけ、難接着性金属とされるマグネシ
ウム合金に対する密着性が優れ、耐水性後2次密着性な
ども良好である。
【0085】また、塗料のレベリング性、製膜性が良好
であり、均一で、ムラのない美麗な塗装外観が得られ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CG011 CG141 CG142 CH121 CH122 CH172 CH201 CH262 CL002 GA03 GA06 GA07 GA09 GA15 JC32 JC35 KA03 LA06 MA08 MA10 MA14 NA03 NA04 NA12 NA26 PA19 PC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖に3級アミノ基およびカルボキシル
    基を有するアクリル樹脂(A)と、側鎖にエポキシ基お
    よび水酸基および/またはアルコキシシラン基を有する
    アクリル樹脂(B)とを含む塗料組成物。
  2. 【請求項2】 アクリル樹脂(A)とアクリル樹脂
    (B)とが、重量比で1/99〜99/1で配合される
    ものである請求項1記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】 塗料組成物がさらに、一分子中にエポキ
    シ基またはアミノ基を有するシラン化合物(C)を、塗
    料組成物に対し0.02〜50重量%含有することを特
    徴とする請求項1記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の塗料組
    成物で被覆されたマグネシウム合金。
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