JP2002187487A - 作業車両のコンソール調整装置 - Google Patents

作業車両のコンソール調整装置

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JP2002187487A
JP2002187487A JP2000386070A JP2000386070A JP2002187487A JP 2002187487 A JP2002187487 A JP 2002187487A JP 2000386070 A JP2000386070 A JP 2000386070A JP 2000386070 A JP2000386070 A JP 2000386070A JP 2002187487 A JP2002187487 A JP 2002187487A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータの体型の違いに細かく対応できて
最適の操作姿勢を実現できると共に、コンパクトに構成
でき、高い剛性と高い操作性が得られる作業車両のコン
ソール調整装置を提供する。 【解決手段】 2個のリンク(33,34)を互いに中間部で
回動自在にピン連結し、2個のリンク(33,34)の両上端
部のいずれか一方及び両下端部のいずれか一方をコンソ
ール(12)及びフロアフレームにそれぞれ回動自在に取付
け、両上端部の他方及び両下端部の他方をコンソール(1
2)及びフロアフレームに回転自在で、かつ水平移動自在
にそれぞれ取着したX型リンク機構をコンソール(12)の
両端部近傍に1対設けて、上下移動調整可能とし、及び
/又は、前後方向に設けた少なくとも1本のガイドレー
ル(48)及びこのガイドレール(48)に沿って移動自在とさ
れたスライダ(46)のいずれか一方をコンソール(12)側
に、他方をフロアフレーム側に取付けて、前後移動調整
可能とし、さらにアームレスト(14)を平行リンク(58,6
0)でコンソール(12)に対し上下移動調整可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両のコンソ
ール調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械等の作業車両の各種操作レバー
及びスイッチ類は一般的に、オペレータシートの左右に
配設された操作盤(以下、コンソールと言う。)に配設
され、同コンソールの上面にはアームレストが配設され
ている。その際に作業中に持続的に操作を要する操作レ
バーは、アームレストに腕を置いた時の手の位置する場
所に配設して、操作力の反力を腕とアームレストで支持
できるようにしてオペレータの疲労が最少になるように
配慮されている。
【0003】上述のように操作力の反力を腕とアームレ
ストで常に支持できるような操作姿勢を実現する為に
は、身長等の体格の異なるオペレータの着座位置を調整
する必要がありその為の方法として、オペレータシート
の上下前後方向移動調整装置が知られている。しかしな
がら、特に世界各地で共通に使用される機会の多い作業
車両においては、オペレータの身長以外に、座高や手足
の長さ等の体型の差も大きいから、オペレータシートの
調整のみで、上述の操作姿勢を実現するのは困難であ
る。
【0004】それを解決する手段として、例えば実開平
6−35356号公報に開示されたものが知られてお
り、図11〜図12に示す同公報に記載された構造図を
参照して、以下に第1の従来技術を説明する。図11は
従来技術による作業車両のコンソール調整装置を適用し
た運転席部の斜視図、図12は従来技術による作業車両
のコンソール調整装置の要部断面側面図である。図11
において、オペレータシート11の左右にそれぞれコン
ソール12,12が配設され、左右コンソール12,1
2の前部にはそれぞれ操作レバー13,13が配設さ
れ、また各コンソール12の上面にはアームレスト14
が装着されている。
【0005】図12において、コンソール12の底板1
2aにボルト76aで固定されたブラケット76の上部
に、ボルト77aで角パイプ状ブラケット77が略垂直
に取着されており、角パイプ状ブラケット77の前面に
は縦方向にスリット77bが、後面には縦方向に配列さ
れた複数のボルト穴77cが配設されている。又、アー
ムレスト14下部の支脚部14aの内部には角パイプ状
の支脚部材78が略垂直に固着されており、角パイプ状
ブラケット7778内部には前面から後面に向けて突出
するように軸ピン78aが固着されており、軸ピン78
aに対向する支脚部材78後面には貫通穴78bが穿設
されている。軸ピン78aの先端部の中心部には、ねじ
穴を有している。その上で、アームレスト14の支脚部
材78を前記角パイプ状ブラケット77に被せて上下に
スライドさせてアームレスト14を所定の高さとし、前
記複数のボルト穴77cの一つを介して軸ピン78aに
ボルト78cを締着している。
【0006】図11〜図12における上記構成による
と、アームレスト14はオペレータシート11の上下及
び前後方向の移動調整に関係なくオペレータの体型と操
作レバー13との関係位置から最適な高さに調整可能と
なっているが、操作レバー13の位置が運転席フロア面
に対して固定したままであるため、オペレータシート1
1の上下方向、前後方向の調整、及びアームレスト14
の上下方向の調整を行っても、アームレスト14でオペ
レータの腕を支持して操作レバー13を手で握る姿勢を
各オペレータにとっての操作に最適な姿勢に調節するこ
とは困難である。
【0007】そこで、これを解決する手段として例えば
特開平9−104272号公報に開示されたものが知ら
れている。図13及び図14は同公報に記載された図
で、それぞれコンソール調整装置の部分断面側面図、及
び断面正面図(図13のR−R断面図)である。
【0008】図13〜図14において、コンソール調整
装置80は基板81でオペレータシート近傍の所定位置
にボルトで固定されており、同基板81にはスライド軸
受82,83が上下方向に所定の間隔をおいてボルト8
2a,83aで取着され、同スライド軸受82,83か
ら後方へ離れた位置に第3のスライド軸受84がピン8
5とブロック86で取着されており、同スライド軸受8
2,83には直線部材87が、第3のスライド軸受84
には直線部材88が夫々垂直方向にスライド自在に挿通
され、同直線部材87,88は夫々の両端部を作業板8
9にボルトで互いに平行に固定されている。
【0009】上記作業板89の上部には直線部材90,
91が軸心を前後方向に水平にして上下に間隔をおいて
平行に配設され、両端部をボルトで作業板89に固定さ
れており、同直線部材90に嵌装されたスライド軸受9
2,93がコンソール12の基板94に固定され、直線
部材91に嵌装された図示しない第3のスライド軸受も
基板94に取着されている。更に、コンソール12の基
板94の、上部前部には操作レバー95,96及び操作
グリップ97が、上部中央にはアームレスト14が夫々
配設されている。
【0010】図13〜図14に示した構成によると、作
業板89に取着された直線部材87,88に沿って基板
81に取着されたスライド軸受82,83を介して上下
にスライド可能としたため、操作レバー95,96と操
作グリップ97とアームレスト14とを有するコンソー
ル12を一体的に上下方向に移動調整可能としている。
更に、コンソール12の基板94を作業板89に取着さ
れた直線部材90,91に沿って前後にスライド可能と
したため、前記コンソール12を一体的に前後方向に移
動調整可能としている。以上の結果、体型の異なるオペ
レータに対しても、操作グリップ97に手を置いた時に
腕を安定的にアームレスト14で支えることができると
している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図13〜
図14に示した従来のコンソール調整装置においては、
次のような問題がある。 (1)コンソール12の上下方向の移動調整手段に、垂
直に配設した直線部材87,88に沿ってスライド軸受
82,83,84をスライドさせる構造としたことによ
って、この構造の剛性を確保して安定的にスライドさせ
る為には両スライド軸受82,83の間隔(以下、スパ
ンと呼ぶ)を十分に確保する必要があり、かつこのスパ
ンを有するスライド軸受82,83が上下方向に所定量
のスライドができるストロークが必要である。その結
果、直線部材87,88は極めて長いものになり、上下
方向に大きなスペースを確保する必要がある。即ちスパ
ンに相当する分だけ上下方向に余分なスペースを必要と
する。
【0012】(2)コンソール12の質量及びアームレ
スト14に加わる荷重によってコンソール12が倒れよ
うとするモーメントに抗するのは、前記スパンを有する
スライド軸受82,83だけであるから、このモーメン
トは直線部材87の一本のみで支えられることになる。
このため、構造の大きさに比して脆弱となり、撓みによ
る揺れが生じ易く、そのような揺れにより使用時の安定
感を損なう。
【0013】(3)コンソール12を手動により上下に
スライドさせる場合には、垂直方向に力をかけて上下さ
せる必要があり、仮に、コンソール12の端部を片手で
持ち上げようとすると、前記スパンを有するスライド軸
受82,83によって直線部材87にモーメントが加わ
るから、スライド軸受82,83の摩擦力が増大してス
ライドし難くなる。
【0014】(4)操作レバー95,96及び操作グリ
ップ97に対するアームレスト14の相対位置が固定さ
れているが、オペレータの腕の太さは細い人と太い人と
の間では2倍程度の差があり、腕の細い人が、操作グリ
ップ97を手で握った状態で腕をアームレスト14上に
載せると手首は上方を向くことになり、腕の太い人では
手首は下方を向くことになる。この状態で操作レバー9
5,96及び操作グリップ97を操作すると、手首に不
自然な動作が発生するから、オペレータの疲労が増大す
る。
【0015】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、オペレータの体型の違いに細かく対応で
きて最適の操作姿勢を実現できると共に、コンパクトに
構成でき、高い剛性と高い操作性が得られる作業車両の
コンソール調整装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、運転室のフロアフレ
ーム上に取付けたオペレータシートの左右の少なくとも
いずれか一側に配設された、操作レバー及び/又はアー
ムレストを有するコンソールを、フロアフレームに対し
て上下方向及び/又は前後方向に移動調整可能に支承す
る作業車両のコンソール調整装置において、2個のリン
クを互いに中間部で回動自在にピン連結し、2個のリン
クの両上端部のいずれか一方及び両下端部のいずれか一
方をコンソール及びフロアフレームに対してそれぞれ回
動自在に取付け、両上端部の他方及び両下端部の他方を
コンソール及びフロアフレームに対して回転自在で、か
つ水平方向に移動自在にそれぞれ取着したX型リンク機
構をコンソールの下部の両端部近傍に並行に1対設けた
上下昇降手段により、コンソールを上下方向に移動調整
可能とし、及び/又は、前後方向に設けた少なくとも1
本のガイドレール及びこのガイドレールに沿って移動自
在とされたスライダのいずれか一方をコンソール側に、
他方をフロアフレーム側に取付けた前後スライド手段に
より、コンソールを前後方向に移動調整可能とした構成
としている。
【0017】第1発明によると、次の作用及び効果が得
られる。 (1)X型リンクで交叉している2個のリンクの、両下
端部間又は両上端部間の距離を調整することによって、
X型リンクの高さを無段階に変えることができる。従っ
て、例えば距離調整に送りねじ機構を用い、この送りね
じ機構にノブを取着すれば手動で容易に高さの調整がで
きる。又、送りねじをモータで駆動しても良い。X型リ
ンクを上下に扁平な姿勢で使用して、例えばX型リンク
の上面側にコンソールを、その長手方向をリンクの長手
方向に合わせて配設することによって、デッドスペース
のないコンパクトなコンソール調整装置が実現する。こ
れにより、特に高さ方向スペースが抑えられるので、後
述の前後調整機構及び/又はその他の機構や装置を上下
に積層状に追加して配設する事も可能となる。
【0018】(2)X型リンクで交叉している2個のリ
ンク夫々を、その厚み方向に幅を持たせて幅の4隅部
(合計8隅部)の夫々をピン結合点にする事によって4
点支持のX型リンクとなるから、高い剛性が得られる。
また、リンクの幅をコンソール幅に略等しくして、上記
(2)を構成すればスペースを最大限に活用できる。
【0019】(3)X型リンク機構の上面又は下面にガ
イドレールとスライダによる前後スライド手段を配設し
それらの上にコンソールを配設した場合には、上下及び
前後に調整可能でなおかつコンパクトなコンソール調整
装置が実現する。
【0020】以上の結果によって、X型リンク機構と前
後スライド機構との何れか一方のみの配設では勿論、両
者を上下に積層状に配設してもコンパクトにできるか
ら、それらの上に、操作レバーとアームレストを有する
コンソールを配設する事によって、オペレータの体型の
違いに対応して最適の操作姿勢を実現できると共に、コ
ンパクトで高い剛性と高い操作性を実現する、作業車両
のコンソール調整装置を提供できる。
【0021】第2発明は、第1発明に基づき、前記上下
昇降手段の一対のX型リンク機構のリンクの前後方向移
動自在とされた方の端部に、ねじ回転により水平方向に
移動させる送りねじ駆動機構を取付け、前記左右のX型
リンク機構のリンクの上側端部に取付けた第1昇降板の
上面に、前記前後スライド手段の前記スライダを取付
け、前記ガイドレールをコンソール側に取付け、このガ
イドレールの1本は軸芯回りに回動自在で、この回動に
より前後方向のスライドをロック自在とすると共に、そ
の一端部に前記回転を操作するレバー部を形成した構成
としている。
【0022】第2発明によると、次の作用効果が得られ
る。 (1)X型リンク機構のリンクの水平移動自在とされた
端部をねじ駆動機構により駆動するので、無段階の高さ
調整可能なコンパクトな上下昇降手段を構成できる。 (2)前後スライド手段のスライダに移動自在に支持さ
れたガイドレールをコンソール側に取り付け、このガイ
ドレールの1本を回動自在とすると共に該ガイドレール
に形成したレバー部の操作による回動で前後スライドの
ロック機構の解除を可能としたので、片手でロックを解
除できると同時にその手でコンソールを掴まえて前後移
動できるので、操作性が非常に良い。
【0023】第3発明は、第2発明に基づき、前記上下
昇降手段の第1昇降板に、ラックを形成し、軸芯回りに
回動自在とした前記ガイドレールに、ラックと係合可能
なロックプレートを取着すると共に、ロックプレートを
ラックと係合させる方向にガイドレールを回動させる付
勢力を与えるスプリング49を装着した構成としてい
る。
【0024】第3発明によると、上記第2発明における
作用と効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。ガ
イドレールとスライダによるスライド機構においては一
般的に、ガイドレール回りの回転を止めるためにガイド
レールを2本(複数本)配設して、更にスライドを停止
させる為のロック機構を配設する必要があるが、本発明
によるとガイドレールの1本がロック機構を兼ねること
ができるから、部品点数とスペースを節約する事ができ
る。また前後スライド手段として、2本のガイドレール
を水平に並行に並べて配設し、その上方及び下方のいず
れかに配置される部材(ここではコンソール)で2本の
ガイドレールを支持し、他方の部材にラックを配設し、
回動自在とされた方のガイドレールにロックプレートを
取着することにより、極めて簡潔で薄い構造のロック機
能を有するスライド機構とすることができる。これによ
り、X型リンク機構と前後スライド機構とを上下に積層
状に配置した場合においても、高さ方向のコンパクト性
を実現できる。
【0025】第4発明は、第2発明に基づき、前記X型
リンク機構の端部の送りねじ駆動機構は、前記1対のリ
ンクの水平方向移動自在とされた方の端部間を連結する
ピンのほぼ中央部に水平方向のねじ孔を形成し、このね
じ孔に回動自在に螺合させたオネジをボスにより回動自
在に支持してなる構成としている。
【0026】第4発明によると、X型リンク機構の移動
自在端部どうしを連結するピンの略中央部を送りねじ駆
動機構により水平移動させるから、駆動力が均一に両リ
ンクに伝達され、スムースに上下移動を行なえる。
【0027】第5発明は、第2発明に基づき、前記前後
スライド手段が、前記上下昇降手段の上面部の第1昇降
板の上面に左右方向に並行して設けた前後2本のスライ
ダと、このスライダと平行に配設され、コンソールに取
付けられる前後2本のブロックと、2本のスライダの両
端部近傍に設けた孔にそれぞれスライド自在に挿通し、
かつ2本のブロックの両端部近傍に設けた孔にそれぞれ
挿通して固定した2本のガイドレールとを備え、2本の
ガイドレールの内1本を2本のスライダ及び2本のブロ
ックに対して軸芯回りに回動自在に設けてなる構成とし
ている。
【0028】第5発明によると、スライダ及びブロック
の高さ以内に前後スライド手段の全高を収めた状態で、
ガイドレール及びブロックをスライダに対してスライド
自在とすることができ、高さ方向が非常にコンパクトに
構成できる。また、ガイドレール及びブロックにより一
体的な構造のフレームを構成できるから、剛性の高い前
後スライド手段が構成できる。
【0029】第6発明は、運転室のフロアフレーム上に
取付けたオペレータシートの左右の少なくともいずれか
一側に配設されたコンソールが上部に備えたアームレス
トを、フロアフレームに対して上下方向に移動調整可能
に支承する作業車両のコンソール調整装置において、ア
ームレストの両端部とコンソール本体との間にそれぞれ
1対の4節リンク機構を設けて、アームレストを上下方
向移動調整可能とした構成としている。
【0030】第6発明によると、次の作用及び効果が得
られる。 (1)略平行四辺形状の4節リンク機構の一辺のリンク
を垂直に固定することによって、そのリンクの側方位置
に並んだ対辺リンクを、前記固定したリンクと略同一姿
勢のままで上下方向に移動させることができるから、ス
ライド機構のように姿勢ガイド部(又はスパン)とスト
ロークが縦に並ぶ長いスペースを必要としない。従っ
て、この4節リンク機構を上述の姿勢でコンソールの中
に配設し、上下に移動するリンクの上にアームレストを
取着することにより、コンパクトなサイズでアームレス
トの上下移動調整可能なコンソール調整装置を構成でき
る。 (2)上下に移動する部分は4節リンク機構で姿勢が維
持されているから、移動部と固定部の間の任意位置にノ
ブ付きの送りねじ機構を配設することによって、手動で
容易に上下位置の調整を行うことができる。又、送りね
じ機構をモータで駆動しても良い。 以上の結果、コンパクトなサイズでアームレストの上下
調整用のコンソール調整装置が得られるから、これを単
独で配設できることは勿論、前述の第1発明及び/又は
第2発明と任意に組合わせて配設することも可能であ
る。
【0031】第7発明は、第6発明に基づき、前記1対
の4節リンク機構が、アームレストの下部の前部及び後
部にぞれぞれ前後2組、各組上下2個のリンクの一端部
を回転自在にピン連結し、コンソール本体の前部及び後
部にそれぞれ前記リンクの他端部を上下方向に揺動自在
にピン連結すると共に前後の上リンクどうし、及び下リ
ンクどうしをそれぞれ1本の連結ピンで連結してなり、
コンソール本体の上面部の、前記4節リンク機構の取付
側と反対側の端部の前後方向略中央部に、オネジを有す
るねじ部材を略垂直に設け、アームレストの下部に垂直
方向のねじ穴を有する円筒形状のメネジ部材を軸芯回り
に回転自在に取付け、このメネジ部材を前記ねじ部材の
オネジに上下移動自在に螺合した構成としている。
【0032】第7発明によると、上記第7発明における
作用と効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。 (1)アームレストの前後方向(長手方向)に距離を置
いて配設した前後2組の4節リンク機構は連結ピンによ
って一体的に動く。その結果、アームレストは前後2組
の4節リンク機構で支持されることになるから、より高
い剛性を有する、アームレストの上下調整機構が実現す
る。 (2)前後2組の4節リンク機構の間にまとまった空間
が確保されるから、例えば小物入れ等が配設できて、空
間を有効に活用できる。
【0033】さらに以上の第1発明〜第7発明による
と、次の作用及び効果が得られる。 (1)コンソールの上下及び/又は前後調整及び/又は
アームレストの上下調整機構は、その夫々をコンパクト
に構成しているから、単独で作業車両に適用容易である
と共にそれらを合わせて適用することも可能である。 (2)スパナ等の工具を必要としない構成としているか
ら操作性が良く、例えばオペレータが交替しながら作業
車両を連続稼動させる場合に、オペレータ毎に自分に最
適な作業姿勢を容易に実現できる。 以上の結果、オペレータの体型の違いに対応して最適の
操作姿勢を実現できると共に、コンパクトで高い剛性と
高い操作性を実現する作業車両のコンソール調整装置を
提供できる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、ブルドーザを例にして、
本発明に係る作業車両のコンソール調整装置の実施形態
について、図面を参照して詳述する。
【0035】先ず図1〜図7により、第1実施形態につ
いて説明する。図1はブルドーザの側面図である。図1
において、ブルドーザ1はメインフレーム2の下部左右
に走行装置3を、前部に排土装置4を、後部にリッパ装
置5を、そして略中央上部に運転室6を配設して構成さ
れている。図2は運転室の斜視図である。図2におい
て、運転室6のフロアフレームの後部略中央にオペレー
タシート11が配設され、オペレータシート11の左右
にはそれぞれコンソール12,22が配設されており、
また左右コンソール12,22の上面前部には操作レバ
ー13,23が、同操作レバー13,23の後方近傍に
はアームレスト14,24がそれぞれ配設されている。
尚、本発明に係るコンソール調整装置を適用したコンソ
ールは、オペレータシート11の左右の少なくともいず
れか一側に配設することができる。
【0036】次に、図3〜図7はそれぞれ本実施形態の
コンソール調整装置の部分断面側面図、上面図、部分断
面後面図、図3のM−M断面図、及び図3のN−N断面
図である。尚、本実施形態ではオペレータシート11の
左側に配設されたコンソール12を図示して説明してい
るが、右側のコンソール22も基本的な構成は同じであ
る。図3〜図7において、コンソール12はコンソール
調整装置30で支持されており、コンソール調整装置3
0は下面の基板31によって運転室6内の所定位置に
(例えばフロアフレーム上に、フロアフレーム上の装置
上に、又はオペレータシート11に取着された装置上
に)ボルトで取付けられている。
【0037】基板31の上方には第1昇降板32が配設
されており、基板31と第1昇降板32との間を左右1
対のリンク33,33,34,34とピン36,37,
38,39で連結している。左右それぞれのリンク33
とリンク34は、互いに略中央部をピン35で回動自在
に連結してX型リンク機構を構成している。基板31及
び第1昇降板32の後部左右には所定長さの溝41aを
有するブロック41,41,41,41がそれぞれ該溝
41aを内側に向けて取着されている。また、リンク3
3,34の後端部のピン37,39はそれぞれ基板31
及び第1昇降板32のブロック41の溝41a内に挿入
されており、溝41aに沿って前後方向に移動自在とな
っている。更に、図6に示すように、ピン37は長手方
向略中央部に送りねじ用のねじ穴37aを有しており、
このねじ穴37aに螺合した送りねじ43を基板31の
後部の左右略中央で、かつピン37の前後に取着された
ボス42,31aによって回転自在に支承している。送
りねじ43の後端部にはノブ44を設けてあり、ノブ4
4で送りねじ43を回転又は停止させることにより、ピ
ン37を介してリンク33,34の後端部を前後方向に
移動又は固定するようになっている。
【0038】図1及び図7に示すように、第1昇降板3
2の上面には2個のスライダ46,46が前後に所定間
隔を置いてボルト46aで取着されており、スライダ4
6の左右端部に有する孔内に左右1対のガイドレール4
7,48が前後方向摺動可能に挿通されている。一方の
ガイドレール47は前後端部をそれぞれ前後1対のブロ
ック52,52に固定され、このブロック52,52は
ボルト52aにより同ブロック52の上面で移動板51
に固定されている。他方のガイドレール48は後端側の
折り曲がったレバー部48dと他の直線部とからなり、
該直線部の両端部を前記2個のブロック52,52に回
動自在に支持され、前側ブロック52の前後のガイドレ
ール48にスナップリング48a,48aが装着されて
いてガイドレール48の軸方向の移動が阻止されてい
る。
【0039】また、ガイドレール48の前後方向略中央
部には先端部に爪を有するロックプレート48bがボル
ト48cで取着されており、前端部にはガイドレール4
8を軸芯回りに(本実施例ではレバー部48dから見て
半時計方向に)回動させる付勢力を与えるスプリング4
9が取着されている。一方、第1昇降板32には前後方
向に長い略長方形状の孔32aが形成され、この孔32
aの前後方向の縁にはラック32bが形成されている。
そして、前記スプリング49の付勢力によってガイドレ
ール48のロックプレート48bが回転してラック32
bに噛合うように押し付けられ、噛合い状態が保持され
るようになっている。レバー部48dをスプリング49
に抗して上方へ持上げる(つまり本実施例ではレバー部
48dから見て時計方向に回転させる)ことにより、ロ
ックプレート48bはラック32bから離れる。
【0040】また、図3及び図5に示すように、移動板
51の上面には外箱55が取付けられており、後方から
見て外箱55の右側壁(オペレータ寄りの壁)の前後端
部には上下に2個の前後方向ピン穴を有するブロック5
6,56がそれぞれボルトで取着されている。前後端の
ブロック56,56の上側ピン穴には、前後方向に長
く、前後端近傍にそれぞれリンク58,58の一端部が
溶接等で固着された一本の連結ピン57が揺動自在に挿
入されており、また下側ピン穴には、前後方向に長く、
前後端近傍にそれぞれリンク60,60の一端部が溶接
等で固着された一本の連結ピン59が揺動自在に挿入さ
れている。
【0041】前側と後側の各リンク58及びリンク60
の揺動先端部には、外箱55の内側に配設された第2昇
降板61の前後端部にそれぞれ垂直に延設されたブラケ
ット部61a,61aがそれぞれ上下のピン61b,6
1bで取着されている。前後それぞれのブロック56、
リンク58,60及びブラケット部61aにより4節リ
ンク機構が構成されており、第2昇降板61が姿勢を保
って昇降可能となっている。また、外箱55の内側の左
側面寄り(オペレータと反対側)の底面には垂直にねじ
部材62が溶接等で固着されており、このねじ部材62
には上端部にノブ63aを有する円筒形状のメスねじ6
3が螺合している。このメスねじ63の下部外周面には
環状溝が形成してあり、スリットを有する板64の該ス
リットにメスねじ63の環状溝を左右移動自在に嵌め込
ませると共に該板64を第2昇降板61の左端部にボル
トで固定して、メスねじ63を軸芯回りに回転自在に第
2昇降板61に取付けている。これによって、ノブ63
aを回すと第2昇降板61がリンク58,60による4
節リンク機構を介して昇降し、この昇降時の第2昇降板
61の左右方向ずれは、板64のスリットによってねじ
部材62及びメスねじ63に対して第2昇降板61が左
右方向に相対移動可能なので吸収され、第2昇降板61
をスムースに昇降できるようになっている。
【0042】さらに、第2昇降板61の上面には上方に
開口した箱65がボルトで取着されており、箱65の上
部には蓋を兼ねてアームレスト14が配設され、アーム
レスト14はオペレータ寄りの側面上部にヒンジ66を
介して開閉自在に取着されている。箱65のヒンジ66
と反対側の側面上部にはフック孔が形成され、アームレ
スト14の下面に取着されたフック67がこのフック孔
に係合してアームレスト14の閉状態がロックされるよ
うになっている。アームレスト14を開けると、前記ノ
ブ63aが現われるように構成される。これにより、第
2昇降板61に箱65を介して一体的に取着されたアー
ムレスト14は、ノブ63aの回転操作によってその上
下方向位置が調整されるようになっている。
【0043】上記説明した第1実施形態によると、以下
の作用と効果が得られる。 (1)リンク33,34とピン35で構成したX型リン
ク機構の下端部の前後ピン36,37の間の距離C(図
3参照)を、送りねじ43とノブ44によって無段階に
調整できるから、X型リンク機構の上に配設したコンソ
ール12、及びこのコンソール12の上面に配設した操
作レバー13とアームレスト14を同時に上下移動でき
る、即ち夫々の高さを一体的に無段階に調整できる。従
って、オペレータはノブ44を回すだけで、オペレータ
シート11とコンソール12(即ち操作レバー13及び
アームレスト14)との相対高さを任意に調整可能とな
り、容易に自分に最適な作業姿勢に調整できる。ノブ4
4は突出して設けてあるので、操作し易い。尚、送りね
じ43をモータで回転駆動するようにしてもよい。ま
た、2つのリンク33,34の長さを略等しくし、かつ
リンク中間部の連結ピン35と各リンク33,34の下
端ピン36,37との長さを略等しくしている(本実施
形態では各リンクの略中央部に連結ピン35を設けてい
る)ので、上下移動に伴って第1昇降板32の姿勢(傾
き)を略水平に保持できるようになっている。このと
き、連結ピン35の位置を各リンク33,34の略中央
部とする(つまり上下のリンク長さ分割比を1対1とす
る)と、送りねじ43による調整量と上下移動量とが略
等しくなり、調整が容易となる。尚、このリンク長さ分
割比に限定されず、例えば2つのリンク33,34の長
さを異なったものとしたり、又は各リンク33,34の
連結ピン35によるリンク長さ分割比を異なったものと
してもよく、この場合には上下移動に伴って所定角度だ
け第1昇降板32の姿勢を傾斜させることができる。
【0044】(2)リンク33,34とピン35で構成
したX型リンク機構を上下に扁平な姿勢で配設してお
り、その際にリンク33,34の長手方向とコンソール
12の長手方向とを一致させることによって、左右方向
及び上下方向に嵩張らずにデッドスペースのないコンパ
クトなコンソール調整装置30を構成できる。尚、リン
ク33,34の下端部及び上端部の位置固定したピン3
6,38を前後同一側に(上記例では前側)に設けたの
で、昇降時にアームレスト14の前後位置は変わらない
が、本発明はこれに限定されず、固定ピンを前後反対側
の位置に設けても構わない。特に、上下方向のスペース
を抑えた上下調整機構を実現したので、この上下調整機
構の上にさらに後述の他の調整機構を積層状に配設して
も高さを抑えることができる。
【0045】(3)Xリンク機構を構成する左右1対ず
つのリンク33,34は、コンソール12の左右方向幅
と略等しい幅を有しており、左右のリンク33,34の
左右両端部間は各幅寸法位置でそれぞれ長いピン36,
37,38,39により連結されている。この結果、上
記X型リンク機構は4点で支持されるから高い剛性を得
ることができる。従って、X型リンク機構の上に取付け
たコンソール12の質量とアームレスト14に加わる荷
重とに対しても揺れを生じることなく、安定して支持で
きるから、本コンソール調整装置30を適用したコンソ
ールの使用時の安定感と高い微操作性が得られる。
【0046】なお、2個のリンクの一方に左右方向幅を
持たせて4隅をピン連結し、他方のリンクの一端又は両
端には左右方向幅を持たせずに3隅又は2端をピン連結
として、3点支持のX型リンクとしてもよい。また、リ
ンク33,34の長手方向を前後方向に配置したが、左
右方向でも構わない。この場合は、ノブ44等による送
りねじ調整方向はオペレータシートの側方からとなる。
【0047】(4)ガイドレール48を軸芯中心に回動
可能にし、この回動とロックプレート48b及びラック
32bの係合とによってガイドレール47,48に沿っ
たコンソール12の前後方向スライドのロック機構を兼
ねるように構成したので、極めて簡潔でかつ上下方向に
は薄い構造の前後スライド機構を実現している。また、
スライダ46及びブロック52の高さ以内に前後スライ
ド機構の全高を収めた状態で、ガイドレール47,48
及びブロック52をスライダ46に対してスライド自在
とすることができ、高さ方向が非常にコンパクトに構成
できる。また、ガイドレール47,48及びブロック5
2,52により一体的な構造のフレームを構成できるか
ら、剛性の高い前後スライド手段が構成できる。さら
に、ガイドレール47,48のいずれか一方に上記回動
のためのレバー部48dを形成すると共に、ガイドレー
ル47,48をコンソール12,22側で支持するよう
にしたため、片手でレバー部48dを操作して上記ロッ
クを解除しつつ、その手でコンソール12,22を掴ま
えて押し引きすることにより前後スライドが片手で容易
に行える。従って、調整時の作業性が良い。
【0048】尚、ガイドレール47,48及びスライダ
56,56は相対移動するから、そのいずれか一方をコ
ンソール12,22側に、他方をフロアフレーム側(上
記例では、上下昇降手段の第1昇降板32側に取付けれ
ばよい。いずれの場合でも、ロック解除するレバー部は
コンソール12,22側に設ける方が好ましい。
【0049】(5)上記(2)と(4)によって、高さ
方向のスペースを抑えた上下調整機構と前後調整機構を
実現できるので、更に後述のアームレスト14の高さ調
整機構を積層状に配設することを可能としている。
【0050】(6)アームレスト14の高さ調整機構
を、前後1対のそれぞれのブロック56、リンク58,
60及びブラケット部61aの4節リンク機構で構成し
たので、アームレスト14の姿勢は固定リンクに相当す
るブロック56で保持され、このブロック56は上下移
動リンクに相当するブラケット部61aとは水平位置に
離れているから、スライド機構のように姿勢ガイド部
(又はスライドの両軸受部間のスパン)とストロークと
が縦に並ぶ長いスペースを必要としない。従って、本4
節リンク機構によるアームレスト14の高さ調整機構を
コンソール12の中に配設することができる。尚、上記
実施形態では4節リンクを前後(アームレスト14の長
手方向)に1対設けているが、上下移動機能を達成する
ためには1対の4節リンクを互いに対向させて平行に設
ければよいのであり、従って前後に限定されずに例えば
左右に1対設けても構わない。
【0051】(7)上下に移動する第2昇降板61は上
記4節リンク機構でその姿勢が維持されているから、第
2昇降板61の端部のみをノブ63aを有するメスねじ
63で上下方向に移動調整することによって、第2昇降
板61とその上に配設されたアームレスト14の高さを
容易に調整できる。従って、オペレータはノブ63aを
回すだけで、操作レバー13とアームレスト14との上
下方向相対位置を調整して自分に最適なアームレスト1
4の高さを容易に設定できる。なお、メスねじ63又は
ねじ部材62をモータで駆動するようにしてもよい。 (8)アームレスト14の高さ調整機構を構成する4節
リンク機構の対辺のリンク58とリンク60間及び/又
はブロック56とブラケット部61a間でリンク長さを
不等にすることによって、アームレスト14を上下に平
行移動ではなく、例えば上方へ行くほどにオペレータ側
へ傾斜するようにしてもよい。これにより、腕を支持し
易いようにアームレスト14の姿勢を設定可能となる。
【0052】(9)上記4節リンク機構をアームレスト
14の前後方向に離して2組配設してそれぞれの組の揺
動リンク58,58どうしを連結ピン57で、同揺動リ
ンク60,60どうしを連結ピン59で固着し連結して
いるので、2組の4節リンク機構が一体的に動く。この
結果、アームレスト14は一体化した前後2組の4節リ
ンク機構で支持されるから、高い剛性を有するアームレ
スト14の上下調整機構を構成できる。 (10)所定距離離れた前後2組の4節リンク機構の間
にはまとまった空間を確保できるから、この空間に箱6
5を配設でき、それによってデッドスペースを無くすこ
とができる。
【0053】(11)上記(2),(4)及び(6)の
効果によって、コンソール12の上下調整機構と前後調
整機構、及びアームレスト14の上下調整機構を同時に
上下方向に積層して配設しても、全体の高さを抑えたコ
ンソール調整装置を備えたコンソールを構成することが
できる。尚、上記各調整機構を単独で、又は組合わせて
コンソール調整装置に適用してもよいのは勿論であり、
少ないスペースで適用できる。
【0054】(12)本実施形態の如くに、コンソール
12の上下調整機構と前後調整機構、及びアームレスト
14の上下調整機構とを同時に作業車両のコンソール調
整装置に適用した場合の効果として、先ず、オペレータ
の体型に合わせてオペレータシート11の上下前後調整
によって着座姿勢を調整し、次に図3において、コンソ
ール12の上下前後調整によって、手Eで操作レバー1
3を握った時に腕Gがアームレスト14上に安定的に乗
るように操作姿勢を調整し、最後に、腕の太さに合わせ
て、アームレスト14単独での上下調整によって高さを
設定する。その結果、操作レバー13を左右に操作する
際に、アームレスト14を軸受にして、腕を適正な位置
で左右に揺動して安定的に操作できるから、微操作も容
易にできるだけでなく、長時間操作でもオペレータの疲
労を軽減できる。
【0055】(13)上記(11)で述べた各調整機構
は、スパナ等の工具を必要としない構成としているから
容易に調整ができ、例えば、複数のオペレータが交互に
交替しながら作業車両を連続稼動させる場合に、各オペ
レータ毎に自分に最適な操作姿勢を容易に実現できる。
【0056】以上の結果、オペレータの体型の違いに対
して細かく対応できて最適の操作姿勢を確実に実現でき
ると共に、コンパクトに構成でき、高い剛性と高い操作
性が得られる作業車両のコンソール調整装置を提供でき
る。
【0057】次に図8により、第2実施形態について説
明する。図8は第2実施形態のコンソール調整装置の要
部断面図であり、図3のP−P断面を表す図である。な
お、図1〜図7と同一の構成要素には同一の符合を付し
て以下での説明を省略する。
【0058】図8において、第1昇降板32上面の左右
端部に前後方向に沿って、摺動材25と、この摺動材2
5よりも左右方向幅の狭いフラットバー26と、フラッ
トバー26よりも左右方向幅の広いフラットバー27と
を下から順に重ねてねじ27aで取着してあり、摺動材
25とフラットバー26とフラットバー27とによりコ
の字状の溝を形成したガイドレール47aを構成してい
る。このガイドレール47aの溝には、フラットバー2
6よりもやや薄い板厚を有するスライダ28の左右端部
を摺動自在に挿入しており、スライダ28はガイドレー
ル47aの溝に沿って摺動材25上を摺動可能となって
いる。また、ロックレバー29は直線部とその直線部の
端部に設けたレバー部29dとを有し、その直線部には
ロックプレート48bが取着され、ロックプレート48
bの前後にはボス29aが摺動自在に装着されている。
そして、ロックレバー29はボス29aに対して回動自
在とされており、図示しないスプリングによりレバー部
29dから見て半時計方向に付勢されていて、前実施形
態と同様にロックプレート48bが第1昇降板32に形
成された孔32aのラック32bに係合するようになっ
ている。また前記スライダ28は前記ボス29aに取着
されており、スライダ28の上面には移動板51が取着
されている。
【0059】本実施形態の構成によると、前後スライド
機構が簡単な構成となり製作し易く安価にできる。他の
作用と効果は、前記第1実施形態と同じである。
【0060】次に、第3実施形態を説明する。図9は本
実施形態に係る前後スライド手段部の一部断面図であ
る。尚、前実施形態と同一の構成要素には同一符号を付
してここでの説明を省く。第1昇降板32の上面には前
後端部に2個のボス48a,48aが取着されており、
各ボス48a,48aにはガイドレール48が摺動自在
に、かつ軸芯回りに回動自在に嵌挿されている。ガイド
レール48は直線部とこの直線部の端部に設けたレバー
部48dとを有し、前記ボス48a,48aを挟んで外
側の直線部の両端部が移動板51の下面に回動自在に、
かつ軸方向移動は固定されて取着されている。また、移
動板51の下面には、ガイドレール48を挟んで図示の
左右両側にローラ45,45が取着されており、ローラ
45,45は第1昇降板32の上面に当接して移動板5
1を支持している。
【0061】この構成によると、1本のガイドレール4
8で移動板51の(即ちアームレスト14の)前後スラ
イドをガイドすることができ、構成が簡単である。な
お、レバー部48の回動操作により、ガイドレール48
に取着されたロックプレート48bと第1昇降板32に
形成されているラック32bとによる前後スライドのロ
ック及びロック解除が自在であり、また片手操作で前後
スライドが容易にできることは、前実施形態と同様であ
る.
【0062】次に図10により、第4実施形態について
説明する。図10は本実施形態に係るアームレスト調整
装置の要部斜視図である。なお、図1〜図7と同一の構
成要素には同一の符合を付して以下での説明を省略す
る。
【0063】図10において、外箱55の長手方向の略
中央側壁内面に、上下に2個のピン穴を有するブロック
56をボルトで取着し、ブロック56の上側のピン穴に
連結ピン57でリンク58の基端部を、下側のピン穴に
連結ピン59でリンク60の基端部をそれぞれ揺動自在
に挿入している。リンク58,60のそれぞれの先端部
にピン70,70で昇降リンク71を取着して4節リン
クを構成している。
【0064】更に、昇降リンク71の上端部にはアーム
レスト14を取着する為のボルト穴71bを有するフラ
ンジ71aが配設されており、また昇降リンク71の下
端部にはスリット71cが設けられており、このスリッ
ト71cは、上端部にノブ73aを有する高さ調整用メ
スねじ73の下部外周面に形成したフランジ部73bに
嵌め込まれている。
【0065】本実施形態の上記構成によると、第1実施
形態におけるアームレスト14の上下調整機構をより簡
潔に構成して低価格化を実現できる。他の作用と効果は
前記第1実施形態と同じである。
【0066】なお、以上説明した実施形態では、ガイド
レールの断面が円形状である例を示したが、この形状に
限定されず、例えば角形や楕円形であっても良い。但
し、軸芯回りに回動自在とされるガイドレールは円形断
面とする。また、ブルドーザを例に説明したが、本発明
はそれに限定されるものではなく、作業車両のコンソー
ル調整装置に広く適用できて、同様の作用と効果を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブルドーザの側面図である。
【図2】運転室の斜視図である。
【図3】第1実施形態のコンソール調整装置の部分断面
側面図である。
【図4】第1実施形態のコンソール調整装置の上面図で
ある。
【図5】第1実施形態のコンソール調整装置の部分断面
後面図である。
【図6】図3のM−M断面図である。
【図7】図3のN−N断面図である。
【図8】第2実施形態のコンソール調整装置の要部断面
図であり、図3のP−P断面を表す図である。
【図9】第3実施形態に係る前後スライド手段部の一部
断面図であり、図3のP−P断面を表す図である。
【図10】第4実施形態に係るアームレスト調整装置の
要部斜視図である。
【図11】第1の従来技術のコンソール調整装置を適用
した運転席部の斜視図である。
【図12】第1の従来技術のコンソール調整装置の要部
断面側面図である。
【図13】第2の従来技術のコンソール調整装置の部分
断面側面図である。
【図14】図13のR−R断面図である。
【符号の説明】
12…コンソール、14…アームレスト、30…コンソ
ール調整装置、31…基板、31a…ボス、32…第1
昇降板、32a…孔、32b…ラック、33…リンク、
34…リンク、35…ピン、36…ピン、37…ピン、
37a…ねじ穴、38…ピン、39…ピン、41…ブロ
ック、43…送りねじ、44…ノブ、46…スライダ、
47…ガイドレール、48…ガイドレール、48b…ロ
ックプレート、48d…レバー部、51…移動板、52
…ブロック、55…外箱、56…ブロック、57…ピン
(連結棒)、58…リンク、59…ピン(連結棒)、6
0…リンク、61…第2昇降板、61a…ブラケット
部、61b…ピン、62…ねじ部材、63…メスねじ、
63a…ノブ、64…スリット板、65…箱、70…ピ
ン、71…昇降リンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D015 EB01 3D022 CA07 CB07 CC18 CC21 CC25 CD02 CD05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室(6)のフロアフレーム上に取付け
    たオペレータシート(11)の左右の少なくともいずれか一
    側に配設された、操作レバー(13,23)及び/又はアーム
    レスト(14,24)を有するコンソール(12,22)を、フロアフ
    レームに対して上下方向及び/又は前後方向に移動調整
    可能に支承する作業車両のコンソール調整装置におい
    て、 2個のリンク(33,34)を互いに中間部で回動自在にピン
    連結し、2個のリンク(33,34)の両上端部のいずれか一
    方及び両下端部のいずれか一方をコンソール(12,22)及
    びフロアフレームに対してそれぞれ回動自在に取付け、
    両上端部の他方及び両下端部の他方をコンソール(12,2
    2)及びフロアフレームに対して回転自在で、かつ水平方
    向に移動自在にそれぞれ取着したX型リンク機構をコン
    ソール(12,22)の下部の両端部近傍に並行に1対設けた
    上下昇降手段により、コンソール(12,22)を上下方向に
    移動調整可能とし、 及び/又は、前後方向に設けた少なくとも1本のガイド
    レール(47,48,47a)及びこのガイドレール(47,48,47a)に
    沿って移動自在とされたスライダ(46,28)のいずれか一
    方をコンソール(12,22)側に、他方をフロアフレーム側
    に取付けた前後スライド手段により、コンソール(12)を
    前後方向に移動調整可能としたことを特徴とする作業車
    両のコンソール調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業車両のコンソール調
    整装置において、 前記上下昇降手段の1対のX型リンク機構のリンク(33,
    34)の水平方向移動自在とされた方の端部に、ねじ回転
    により水平方向に移動させる送りねじ駆動機構を取付
    け、 前記左右のX型リンク機構のリンク(33,34)の上側端部
    に取付けた第1昇降板(32)の上面に、前記前後スライド
    手段の前記スライダ(46)を取付け、前記ガイドレール(4
    7,48)をコンソール(12,22)側に取付け、このガイドレー
    ル(47,48)の1本は軸芯回りに回動自在で、この回動に
    より前後方向のスライドをロック自在とすると共に、そ
    の一端部に前記回転を操作するレバー部を形成したこと
    を特徴とする作業車両のコンソール調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の作業車両のコンソール調
    整装置において、 前記上下昇降手段の第1昇降板(32)に、ラック(32b)を
    形成し、 軸芯回りに回動自在とした前記ガイドレール(48)に、ラ
    ック(32b)と係合可能なロックプレート(48b)を取着する
    と共に、ロックプレート(48b)をラック(32b)と係合させ
    る方向にガイドレール(48)を回動させる付勢力を与える
    スプリング(49)を装着したことを特徴とする作業車両の
    コンソール調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の作業車両のコンソール調
    整装置において、 前記X型リンク機構の端部の送りねじ駆動機構は、前記
    1対のリンク(33,34)の水平方向移動自在とされた方の
    端部間を連結するピン(37)のほぼ中央部に水平方向のね
    じ孔(37a)を形成し、このねじ孔(37a)に回動自在に螺合
    させた送りねじ(43)をボス(31a)により回動自在に支持
    してなることを特徴とする作業車両のコンソール調整装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の作業車両のコンソール調
    整装置において、 前記前後スライド手段が、 前記上下昇降手段の上面部の第1昇降板(32)の上面に左
    右方向に並行して設けた前後2本のスライダ(46,46)
    と、 このスライダ(46,46)と平行に配設され、コンソール(1
    2,22)に取付けられる前後2本のブロック(52,52)と、 2本のスライダ(46,46)の両端部近傍に設けた孔にそれ
    ぞれスライド自在に挿通し、かつ2本のブロック(52,5
    2)の両端部近傍に設けた孔にそれぞれ挿通して固定した
    2本のガイドレール(47,48)とを備え、 2本のガイドレール(47,48)の内1本を2本のスライダ
    (46,46)及び2本のブロック(52,52)に対して軸芯回りに
    回動自在に設けてなることを特徴とする作業車両のコン
    ソール調整装置。
  6. 【請求項6】 運転室(6)のフロアフレーム上に取付け
    たオペレータシート(11)の左右の少なくともいずれか一
    側に配設されたコンソール(12,22)が上部に備えたアー
    ムレスト(14,24)を、フロアフレームに対して上下方向
    に移動調整可能に支承する作業車両のコンソール調整装
    置において、 アームレスト(14)の両端部とコンソール(12,22)本体と
    の間にそれぞれ1対の4節リンク機構を設けて、アーム
    レスト(14)を上下方向移動調整可能としたことを特徴と
    する作業車両のコンソール調整装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の作業車両のコンソール調
    整装置において、 前記1対の4節リンク機構が、アームレスト(14)の下部
    の前部及び後部にぞれぞれ前後2組、各組上下2個のリ
    ンク(58,60)の一端部を回転自在にピン連結し、コンソ
    ール本体の前部及び後部にそれぞれ前記リンク(58,60)
    の他端部を上下方向に揺動自在にピン連結すると共に前
    後の上リンク(58,58)どうし、及び下リンク(60,60)どう
    しをそれぞれ1本の連結ピン(57,59)で連結してなり、 コンソール本体の上面部の、前記4節リンク機構の取付
    側と反対側の端部の前後方向略中央部に、オネジを有す
    るねじ部材(62)を略垂直に設け、 アームレスト(14)の下部に垂直方向のねじ穴を有する円
    筒形状のメネジ部材(63)を軸芯回りに回転自在に取付
    け、このメネジ部材(63)を前記ねじ部材(62)のオネジに
    上下移動自在に螺合したことを特徴とする作業車両のコ
    ンソール調整装置。
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