JP2002184951A - 容量素子を有する半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

容量素子を有する半導体装置およびその製造方法

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JP2002184951A JP2000382038A JP2000382038A JP2002184951A JP 2002184951 A JP2002184951 A JP 2002184951A JP 2000382038 A JP2000382038 A JP 2000382038A JP 2000382038 A JP2000382038 A JP 2000382038A JP 2002184951 A JP2002184951 A JP 2002184951A
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capacitive element
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Yoshifumi Takada
佳史 高田
Junko Izumitani
淳子 泉谷
Shigeki Sunada
繁樹 砂田
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下層電極9Aの金属原子の拡散を防止できる
とともに大きな容量の容量素子を有する半導体装置およ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 下層電極9A上に容量素子用誘電体層1
0が形成されている。この下層電極9Aと容量素子用誘
電体層10上に層間絶縁層11が形成されており、この
層間絶縁層11には容量素子用誘電体層10に達するプ
ラグホール11aが形成されている。このプラグホール
11a内を充填し、かつ容量素子用誘電体層10を挟ん
で下層電極9Aと対向するように上層電極12A、13
Aが形成されている。容量素子用誘電体層10は、プラ
グホール11aの真下領域およびプラグホール11aの
周壁よりも外周の領域において下層電極9Aの上面と接
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量素子を有する
半導体装置およびその製造方法に関し、特に、半導体基
板上に複数の金属配線層を有する半導体装置であって、
上下の金属配線層間の絶縁層の開口内部に容量素子を形
成した半導体装置およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の容量素子を有する半導体
装置の構成を概略的に示す断面図である。容量素子C
は、下層電極109と、容量素子用誘電体層110と、
上層電極112とを有している。下層電極109は、半
導体基板101のトレンチ分離102によって分離され
た表面上に形成されており、トランジスタTのゲート電
極105の同時に形成される。この下層電極109は、
不純物が導入された多結晶シリコン109aと、W(タ
ングステン)、Ti(チタン)、Co(コバルト)、N
i(ニッケル)、Mo(モリブデン)などの高融点金属
膜もしくはこれらの珪化物109bとの積層構造を有し
ている。上層電極112は、この下層電極109と容量
素子用誘電体層110を介して対向するように形成され
ている。この上層電極112は、P(リン)やAs(砒
素)などの不純物がドープされた多結晶シリコンやアモ
ルファスシリコン、あるいはTiN(窒化チタン)など
の高融点金属膜化合物などよりなっている。容量素子用
誘電体層110は、CVD(Chemical Vapor Depositio
n)法により形成されたシリコン酸化膜、シリコン窒化
膜や、タンタル酸化膜などの高誘電体膜が用いられてい
る。
【0003】上記の容量素子Cを覆うように層間絶縁層
107が形成されており、下層電極109および上層電
極112の各々は、コンタクトホール107a内を埋め
込む金属プラグ108を介して金属配線113に電気的
に接続されている。この金属配線113により下層電極
109および上層電極112の各々に電位が与えられ、
電極間に電荷が蓄積される。
【0004】なお、トランジスタTは、1対のソース/
ドレイン領域103と、ゲート絶縁層104と、ゲート
電極層105とを有している。1対のソース/ドレイン
領域103は、半導体基板101の表面に互いに距離を
隔てて形成されている。ゲート電極層105は、この1
対のソース/ドレイン領域103に挟まれる領域上にゲ
ート絶縁層104を介して形成されている。このゲート
電極層105上には、絶縁層106が形成されている。
1対のソース/ドレイン領域103の各々は、コンタク
トホール107aを埋め込む金属プラグ108を介して
金属配線113に電気的に接続されている。
【0005】従来の容量素子を有する半導体装置では、
容量素子CおよびトランジスタTを覆う層間絶縁層10
7の表面にCMP(Chemical Mechanical Polishing)
法による平坦化処理が施される。これは、層間絶縁層1
07上面における表面段差を低減することで、その上層
における写真製版によるパターン形成を容易にするとと
もに寸法精度を向上させるためである。
【0006】ところが、CMP法による平坦化を行なっ
た場合、層間絶縁層107の上面はほぼ完全に平坦化さ
れるため、ソース/ドレイン領域103上の膜厚h3に
対してゲート電極105上の膜厚h1は、ゲート電極1
05の膜厚分だけ薄くなる。同様に、ゲート電極105
上の膜厚h1に対して上層電極112上の膜厚h2は、
容量素子用誘電体層110および上層電極112の膜厚
分だけ薄くなる。
【0007】通常、CMP法による平坦化時に除去され
る膜厚にはばらつきがあるため、この平坦化時に上層電
極112が層間絶縁層107から露出しないように、膜
厚h2を厚く設定する必要がある。しかし、膜厚h2を
厚くすると、必然的にソース/ドレイン領域103上の
膜厚h3も厚くなる。この膜厚h3が厚くなると、ソー
ス/ドレイン領域103に達するコンタクトホール10
7aのアスペクト比(コンタクトホール107aの径に
対するコンタクトホール107aの深さの比)が大きく
なり、コンタクトホール107aをドライエッチングに
より開口する際に寸法精度よく安定して開口することが
難しくなる。場合によっては、途中でエッチングの進行
がストップしてしまい、コンタクトホール107aの開
口不良に至るという問題点がある。
【0008】上記問題点を解決可能な技術が、特開平1
1−274428号公報に開示されている。図17は、
特開平11−274428号公報に開示された容量素子
を有する半導体装置の構成を示す概略断面図である。図
17を参照して、容量素子Cは、下層電極209と容量
素子用誘電体層210と、上層電極212Aとを有して
いる。下層電極209は、シリコン基板201上のシリ
コン酸化膜207上に形成されており、多結晶シリコン
膜209aとチタンシリサイド膜209bとを有してい
る。上層電極212Aは、層間絶縁層211に設けられ
た穴211a内を充填するように形成されている。この
上層電極212Aは、層間絶縁層211上に延在するア
ルミニウム配線213Aと電気的に接続されている。
【0009】次にこの容量素子を有する半導体装置の製
造方法について説明する。図18〜図23は、図17に
示す容量素子を有する半導体装置の製造方法を工程順に
示す概略断面図である。図18を参照して、シリコン基
板201上にシリコン酸化膜207が形成された後、多
結晶シリコン膜209aとチタンシリサイド膜209b
とからなる下層電極209が形成される。
【0010】図19を参照して、下層電極209を覆う
ように層間絶縁層211が形成される。この層間絶縁層
211には、下層電極209aに達する開口211aが
形成される。この開口211aの内面を覆うように表面
全面に容量素子用誘電体層となるシリコン窒化膜210
が形成される。
【0011】図20を参照して、層間絶縁層211およ
びシリコン窒化膜210に、下層電極209に達するコ
ンタクトホール211bが形成される。
【0012】図21を参照して穴211aおよびコンタ
クトホール211bを埋込むように表面全面に、タング
ステン膜212が形成される。この後、このタングステ
ン膜212が、CMP法により研磨される。
【0013】図22を参照して、このCMP法による研
磨によって、シリコン窒化膜210の上面が露出し、タ
ングステンよりなる上層電極212Aとプラグ導電層2
12Bとが形成される。
【0014】図23を参照して、表面に露出したシリコ
ン窒化膜210の不要な部分がドライエッチングにより
除去される。
【0015】この後、アルミニウム配線層が形成される
ことにより、図17に示す容量素子Cを有する半導体装
置が完成する。
【0016】この図17に示された構造では、容量素子
Cの上層電極212Aが、穴211Aを埋込むプラグ層
として形成されている。このため、上層電極212Aは
層間絶縁層211の上面にて直接アルミニウム配線層2
13Bと電気的に接続することができる。よって、上層
電極212Aとアルミニウム配線213Bとを接続する
ためのコンタクトホールを設ける必要はなく、層間絶縁
層211の厚みを薄くすることが可能となる。よって、
図16の構成で問題となっていたソース/ドレイン領域
103上の膜厚h3が厚くなることによる問題は緩和さ
れる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
に示す構成においては、下部電極からの金属原子の拡散
を考慮した場合に製造工程が煩雑になるという問題や、
容量素子の容量が不十分であるという問題があった。以
下、そのことについて詳細に説明する。
【0018】(1) 製造工程が多くなることについて たとえば図17に示す構成において、下層電極209の
材質として銅(Cu)が選ばれた場合、この銅原子は、
シリコン酸化膜などの絶縁層中に容易に拡散し、トラン
ジスタのしきい値電圧などを変化させる要因となる。こ
のため、下層電極209から銅原子が拡散するのを防止
するため、下層電極209をバリア層で覆う手法が取ら
れる。
【0019】しかし図17の構成においてバリア層を形
成しようとする場合、バリア層を別途に設ける必要があ
り、その製造工程が追加で必要になるため製造工程が煩
雑となる。
【0020】また、容量素子用誘電体層210の材質を
選択することにより、銅の拡散防止としての機能を持た
せることも可能である。しかし、図17の構成において
は、容量素子用誘電体層210は穴211aの中にのみ
しか形成されていないため、下部電極209からの銅原
子の拡散を十分に防止することはできない。
【0021】(2) 容量素子Cの容量について 図17に示す構成においては、下層電極209と上層電
極212Aとは、平面領域でしか対向しておらず、ゆえ
に容量素子としての十分な容量が確保できない場合もあ
る。
【0022】それゆえ、本発明の一の目的は、下層電極
からの金属原子の拡散を防止できるとともに製造工程を
簡略化できる容量素子を有する半導体装置およびその製
造方法を提供することである。
【0023】また本発明の他の目的は、コンタクトホー
ルの開口不良を防止できるとともに、容量の増大が可能
な容量素子を有する半導体装置およびその製造方法を提
供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の一の局面に従う
容量素子を有する半導体装置は、下部電極層と、容量素
子用誘電体層と、絶縁層と、上部電極層とを備えてい
る。容量素子用誘電体層は、下部電極層上に形成されて
いる。絶縁層は、下部電極層および容量素子用誘電体層
の上に形成され、かつ容量素子用誘電体層に達する穴を
有している。上部電極層は、穴内を充填し、かつ容量素
子用誘電体層を挟んで下部電極層と対向している。容量
素子用誘電体層は、穴の真下領域および穴の周壁よりも
外周の領域において下層電極層の上面と接している。
【0025】本発明の一の局面に従う容量素子を有する
半導体装置によれば、穴の真下領域だけなく、その外周
領域においても容量素子用誘電体層が下部電極層に接し
ているため、従来の構成(図17)よりも、下部電極層
からの金属原子の拡散の防止効果を高めることができ
る。
【0026】また、容量素子用誘電体層が拡散バリア層
を兼用しているため、別途に拡散バリア層を形成する必
要はない。よって、拡散バリア層を別途形成する工程は
不要であり、簡略な製造工程で拡散防止効果の高い拡散
バリア層を形成することができる。
【0027】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0028】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、容量素子用誘電体層は下部
電極層の側面に接している。
【0029】これにより、下部電極層の金属原子が側面
から拡散することも防止できる。上記一の局面に従う容
量素子を有する半導体装置において好ましくは、容量素
子用誘電体層は下部電極層の側壁と実質的に連続した表
面をなす側壁を有している。
【0030】これにより、下部電極層と容量素子用誘電
体層とを同一のマスクを用いてパターニングすることが
可能となる。よって、容量素子用誘電体層と下部電極層
とを別々のマスクを用いてパターニングする場合よりも
マスクを省略することが可能となる。
【0031】本発明の他の局面に従う容量素子を有する
半導体装置は、第1の下部電極部と、絶縁層と、第2の
下部電極部と、容量素子用誘電体層と、上部電極層とを
備えている。絶縁層は、第1の下部電極部上に形成さ
れ、かつ第1の下部電極部に達する穴を有している。第
2の下部電極部は、穴の周面に沿って形成された筒形状
部分を有し、かつ第1の下部電極部に電気的に接続され
ている。容量素子用誘電体層は、第2の下部電極部上に
形成されている。上部電極層は、穴内を充填し、かつ容
量素子用誘電体層を挟んで第2の下部電極部と対向して
いる。
【0032】本発明の他の局面に従う容量素子を有する
半導体装置によれば、第2の下部電極部は穴の周面に沿
って形成されているため、筒形状部を有する。これによ
り、下部電極部と上部電極部との対向領域を増やすこと
ができるため、容量素子の容量を増大させることができ
る。
【0033】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0034】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、第2の下部電極部は、絶縁
層の上面上に位置していない。
【0035】これにより、第2の下部電極部を容量素子
用誘電体層などと別個にパターニングすることが可能と
なる。
【0036】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、第2の下部電極部は、絶縁
層の上面上に延びる部分を有している。
【0037】これにより、第2の下部電極部と容量素子
用誘電体層などとを同一のマスクを用いてパターニング
することが可能となる。
【0038】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、穴は、第1の下部電極部の
上面より広い開口径を有するように形成されている。
【0039】このように上部電極層を充填する穴の開口
径を大きくしたため、容量素子の容量を増大させること
ができる。
【0040】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、穴が複数個形成されてお
り、複数の穴の各々は単一の第1の下部電極部に達して
おり、第2の下部電極部は複数の穴の各周面に沿う部分
を有し、かつ上部電極層は複数の穴の各々を充填するよ
うに形成されている。
【0041】このように複数の穴により凹凸を付けるこ
とによって容量素子の容量を増大させることができる。
【0042】本発明の一の局面に従う容量素子を有する
半導体装置の製造方法は、下部電極層上に容量素子用誘
電体層を形成する工程と、下部電極層および容量素子用
誘電体層の上を覆うように絶縁層を形成する工程と、容
量素子用誘電体層に達する穴を絶縁層に形成する工程
と、穴内を充填するように上部電極層を形成する工程と
を備えている。
【0043】本発明の一の局面に従う容量素子を有する
半導体装置の製造方法によれば、下部電極層を容量素子
用誘電体層で覆った後に穴が形成される。このため、穴
の真下領域だけでなく、その外周領域においても容量素
子用誘電体層が下部電極に接する構成とすることができ
る。これにより、従来の構成(図17)よりも、下部電
極からの金属原子の拡散防止効果を高めることができ
る。
【0044】また、容量素子用誘電体層が拡散バリア層
を兼用しているため、拡散バリア層を別途形成する必要
はない。よって、拡散バリア層を別途形成する工程は不
要であり、簡略な製造工程で拡散防止効果の高い拡散バ
リア層を形成することができる。
【0045】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0046】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、下部電極層上に
容量素子用誘電体層を形成する工程は、下部電極層をパ
ターニングした後に下部電極層の上面および側面を覆う
ように容量素子用誘電体層を形成する工程を有する。
【0047】これにより、下部電極層の側面からの金属
原子の拡散も防止することができる。
【0048】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、下部電極層上に
容量素子用誘電体層を形成する工程は、下部電極層とな
る導電層上に容量素子用誘電体層を形成した後に、導電
層と容量素子用誘電体層とをパターニングする工程を有
する。
【0049】これにより、下部電極層と容量素子用誘電
体層とを同一のマスクを用いてパターニングすることが
可能となる。よって容量素子用誘電体層と下部電極層と
を別々のマスクを用いてパターニングする場合よりもマ
スクを省略することが可能となる。
【0050】本発明の他の局面に従う容量素子を有する
半導体装置の製造方法は、第1の下部電極部を形成する
工程と、第1の下部電極部上に絶縁層を形成する工程
と、第1の下部電極部に達する穴を絶縁層に形成する工
程と、穴の周面に沿う部分を有しかつ第1の下部電極部
に電気的に接続された第2の下部電極部を形成する工程
と、第2の下部電極部上に容量素子用誘電体層を形成す
る工程と、穴内を充填しかつ容量素子用誘電体層を挟ん
で第2の下部電極部と対向するように上部電極層を形成
する工程とを備えている。
【0051】本発明の他の局面に従う容量素子を有する
半導体装置の製造方法によれば、第2の下部電極部は穴
の周面に沿って形成されるため、筒形状部を有する。こ
れにより、下部電極と上部電極との対向領域を増やすこ
とができるため容量素子の容量を増大させることができ
る。
【0052】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0053】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、第2の下部電極
部を形成する工程は、第2の下部電極部となる導電層を
穴の内面上および絶縁層の上面上を覆うように形成した
後にパターニングして穴内にのみ残す工程を有する。
【0054】これにより、第2の下部電極部を容量素子
用誘電体層などと別個にパターニングすることができ
る。
【0055】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、第2の下部電極
部を形成する工程は、第2の下部電極部となる導電層を
穴の内面上および絶縁層の上面上を覆うように形成した
後に、第2の下部電極部となる導電層上に形成された容
量素子用誘電体層とともにパターニングして穴内および
絶縁層の上面の一部に残す工程を有する。
【0056】これにより、第2の下部電極部と容量素子
用誘電体層などとを同一のマスクを用いてパターニング
することが可能となる。
【0057】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、穴は、第1の下
部電極部の上面より広い開口径を有するように形成され
る。
【0058】このように上部電極層を充填する穴の開口
径を大きくしたため、容量素子の容量を増大させること
ができる。
【0059】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、穴は複数個形成
され、複数の穴の各々は単一の第1の下部電極部に達す
るように形成され、第2の下部電極部は複数の穴の各周
面に沿う部分を有し、かつ上部電極層は複数の穴の各々
を充填するように形成される。
【0060】このように複数の穴により凹凸を付けるこ
とにより容量素子の容量を増大させることができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0062】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における容量素子を有する半導体装置の構成を概
略的に示す断面図である。図1を参照して、たとえばシ
リコンよりなる半導体基板1の表面は、トレンチ分離を
なす素子分離用酸化膜2によって電気的に分離されてい
る。この電気的に分離された表面に、たとえばMIS
(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタTが
形成されている。
【0063】MISトランジスタTは、1対のソース/
ドレイン領域3と、ゲート絶縁層4と、ゲート電極層5
とを有している。1対のソース/ドレイン領域3は、互
いに距離を隔てて形成されている。ゲート電極層5は、
1対のソース/ドレイン領域3に挟まれる領域上にゲー
ト絶縁層4を介して形成されている。ゲート絶縁層4に
は、たとえばシリコン窒化膜、シリコン酸化膜や、タン
タル酸化膜などの高誘電体層が用いられる。ゲート電極
層5は、たとえばリンや砒素などの不純物がドープされ
た多結晶シリコンやアモルファスシリコン5aと、窒化
チタンなどの高融点金属膜化合物5bとの積層構造より
なっている。このゲート電極層5上には絶縁層6が形成
されている。
【0064】MISトランジスタTを覆うように表面全
面に層間絶縁層7が形成されている。この層間絶縁層7
は、たとえばシリコン酸化膜よりなり、かつ表面段差が
大きい場合にはCMP法による平坦化処理を施されてい
る。層間絶縁層7の表面段差が大きいと写真製版時にデ
フォーカス(焦点ずれ)が生じ、それによりレジストパ
ターンの崩れや寸法ばらつきが生じるが、平坦化処理に
よりそれらの不都合が防止されている。
【0065】層間絶縁層7にはソース/ドレイン領域3
に達するコンタクトホール7aが形成されている。コン
タクトホール7a内には、金属プラグ8が充填されてい
る。金属プラグ8は、層間絶縁層7との密着性確保とM
ISトランジスタTのソース/ドレイン領域3やゲート
電極層5との電気的接続抵抗値の安定化のための第1層
8aと、金属プラグ8の主材である第2層8bとから形
成されている。第1層8aは、たとえばTi、Ta、
W、Mo、Hfなどの高融点金属、あるいはこれらの窒
化物、珪化物、もしくはそれらを積層した構造を有して
いる。また第2層8bは、たとえばW、Ti、TiN、
Cu、Al、AlSi、AlCuなどの材質よりなって
いる。
【0066】層間絶縁層7上には容量素子Cと第1の金
属配線層9Bとが形成されている。この容量素子Cは、
下層電極9Aと、容量素子用誘電体層10と、上層電極
12A、13Aとを有している。
【0067】下層電極9Aは、金属プラグ8を介して1
対のソース/ドレイン領域3の一方と電気的に接続され
ている。この下層電極9Aは、たとえばAl、AlS
i、AlSiCu、AlCuなどのAl系合金やW、C
u、TiNなどの金属層9bの上下を、たとえばTi
N、TaN、WN、WSi、MoSiなどよりなる金属
層9a、9cで挟み込んだ構成を有している。この金属
層9a、9bは、写真製版時の表面反射率を低減してレ
ジストパターンの形成を容易にするとともに金属配線の
信頼性を改善する目的で形成される。また第1の金属配
線層9Bは、下層電極9Aと同じ積層構造9a、9b、
9cを有し、かつ金属プラグ8を介して1対のソース/
ドレイン領域3の他方と電気的に接続されている。
【0068】容量素子用誘電体層10は、下層電極9A
の上面のみならず側面にも接するように形成されてい
る。この容量素子用誘電体層10には、たとえばシリコ
ン酸化膜やシリコン窒化膜、または酸化タンタル、酸化
アルミニウムなどの金属酸化膜や金属窒化膜などが用い
られる。
【0069】この下層電極9A、金属配線9Bなどを覆
うように層間絶縁層11が形成されている。この層間絶
縁層11は、たとえばシリコン酸化膜、フッ素(F)を
含有するシリコン酸化膜、あるいはシリコンカーバイド
(SiC)、誘電率が2〜4程度の炭素(C)を含有す
る有機系材料、もしくはこれらの積層構造よりなってい
る。この層間絶縁層11の上面はCMP法などにより平
坦化処理されている。この層間絶縁層11には、容量素
子用誘電体層10の上面に達するプラグホール11aと
第1の金属配線層9Bに達するスルーホール11bとが
形成されている。
【0070】上層電極12A、13Aは、プラグホール
11a内を充填する金属プラグ部12Aと、その金属プ
ラグ部12Aの上面に接する上層部13Aとを有してい
る。金属プラグ部12Aはプラグホール11a内を充填
することにより容量素子用誘電体層10を介して下層電
極9Aと対向している。この金属プラグ部12Aは、金
属プラグ8と同様、第1層12aと第2層12bとを有
している。この第1層12aは、たとえばTi、Ta、
W、Mo、Hfなどの高融点金属、あるいはこれらの窒
化物、珪化物、もしくはそれらを積層した構造を有して
いる。また第2層12bは、たとえばW、Ti、Ti
N、Cu、Al、AlSi、AlCuなどよりなってい
る。
【0071】上層部13Aは、下層電極9Aと同様、た
とえばAl、AlSi、AlSiCu、AlCuなどの
Al系合金やW、Cu、TiNなどからなる金属層13
bの上下を、たとえばTiN、TaN、WN、WSi、
MoSiなどよりなる金属層13a、13cで挟み込ん
だ構成を有している。
【0072】またスルーホール11b内には金属プラグ
12Bが充填されている。この金属プラグ12Bは、金
属プラグ部12Aと同様の材質よりなる第1層12aお
よび第2層12bから形成されている。この金属プラグ
12Bの上面と接するように層間絶縁層11上には第2
の金属配線層13Bが形成されている。この第2の金属
配線層13Bは、上層部13Aと同様の材質よりなる金
属層13a、13b、13cから形成されている。
【0073】次に、本実施の形態の製造方法について説
明する。図2〜図5は、本発明の実施の形態1における
容量素子を有する半導体装置の製造方法を工程順に示す
概略断面図である。図2を参照して、たとえばシリコン
よりなる半導体基板1の表面に素子分離用酸化膜2が形
成された後、ゲート絶縁層4、ゲート電極層5、絶縁層
6がパターニングされて形成される。この後、たとえば
イオン注入などが施されて1対のソース/ドレイン領域
3が形成される。これにより、MISトランジスタTが
形成される。
【0074】このMISトランジスタTを覆うように表
面全面に層間絶縁層7が形成される。この層間絶縁層7
の表面段差が大きい場合には、写真製版時にデフォーカ
ス(焦点ずれ)が生じ、レジストパターンの崩れや寸法
のばらつきなどの原因となるため、CMP法により平坦
化処理が施される。この層間絶縁層7に、通常の写真製
版技術およびエッチング技術により、コンタクトホール
7aが形成される。
【0075】図3を参照して、コンタクトホール7aを
充填するように表面全面に第1層8aおよび第2層8b
が順に形成された後、エッチバックあるいはCMP法に
より除去される。これによって、第1および第2層8
a、8bがコンタクトホール7a内にのみ残存され金属
プラグ8が形成される。この後、金属層9a、9b、9
cが順に成膜され、通常の写真製版技術およびエッチン
グ技術によりパターニングされる。これにより、金属層
9a、9b、9cの積層構造よりなる下層電極9Aと第
1の金属配線層9Bとが同時に形成される。
【0076】金属層9bは、たとえばAl、AlSi、
AlSiCu、AlCuなどのAl系合金やW、Cu、
TiNなどの材質より形成され、金属層9a、9cは、
たとえばTiN、TaN、WN、WSi、MoSiなど
の材質より形成される。
【0077】図4を参照して、下層電極9Aおよび第1
の金属配線層9Bを覆うように表面全面に、容量素子用
誘電体層10がCVD法により形成される。この容量素
子用誘電体層10には、シリコン酸化膜、シリコン窒化
膜、または酸化タンタル、酸化アルミニウムなどの金属
酸化膜や金属窒化膜などが用いられる。容量素子用誘電
体層10上を覆うように、層間絶縁層11が形成され
る。この層間絶縁層11はシリコン酸化膜、フッ素を含
有するシリコン酸化膜、あるいはシリコンカーバイド、
誘電率が2〜4程度の炭素を含有する有機系材料、もし
くはこれらの積層構造よりなる。
【0078】この層間絶縁層11にCMP法などにより
平坦化処理が施された後、通常の写真製版技術およびエ
ッチング技術により容量素子用誘電体層10の表面に達
するプラグホール11aとスルーホール11bとが形成
される。このエッチングに際しては、容量素子用誘電体
層10はエッチングストッパとして機能する。
【0079】図5を参照して、フォトレジスト21が表
面全面に塗布された後、通常の写真製版技術により、ス
ルーホール11bの真上に開口を有するようにパターニ
ングされる。このレジストパターン21をマスクとして
エッチングを施すことにより、スルーホール11b底部
の容量素子用誘電体層10が除去されて、第1金属配線
層9Bの上面が露出する。この後、レジストパターン2
1が、たとえばアッシングなどにより除去される。
【0080】この後、図1に示すようにプラグホール1
1aおよびスルーホール11bを充填するように金属プ
ラグ12A、12Bが形成された後、その金属プラグ1
2Aおよび12Bの各々に接するように上層部13Aと
第2の金属配線層13Bとが形成される。これにより、
本実施の形態の容量素子を有する半導体装置が製造され
る。
【0081】本実施の形態においては、下層電極9Aの
上面のみならず側面をも容量素子用誘電体層10が覆っ
ている。このため、仮に下層電極9Aが銅などの比較的
シリコン酸化膜中を拡散しやすい金属元素を含んでいる
場合でも、その金属元素が層間絶縁層11中へ拡散する
ことを防止することができる。これにより、層間絶縁層
11中に拡散した金属元素によってMISトランジスタ
Tのしきい値電圧等が変動することを防止することがで
きる。
【0082】また、容量素子用誘電体層10が拡散バリ
ア層を兼用しているため、拡散バリア層を別途に形成す
る必要はない。よって、拡散バリア層を別途形成する工
程は不要となり、簡略な製造工程で高い拡散防止効果を
得ることができる。
【0083】また、上層電極12A、13Aの一部12
Aがプラグホール11a内を充填するプラグ層として形
成されている。これにより、金属プラグ部12Aは上層
部13Aとは直接接することになるため、両者を接続す
るためのコンタクトホールは不要となる。よって、その
コンタクトホールを設ける場合よりも、層間絶縁層11
の膜厚を薄くすることができ、スルーホール11bの開
口不良などの問題は生じない。
【0084】また、プラグホール11aの深さはスルー
ホール11bの深さと比較して容量素子用誘電体層10
の厚み分程度しか変わらない。このため、プラグホール
11aの形成と同時にスルーホール11bを形成したと
しても、そのスルーホール11bの開口不良が生じるこ
とが防止され得る。
【0085】以上より、下層電極9Aの金属原子の拡散
を防止でき、スルーホールの開口不良を防止できるとと
もに、容量素子を形成する電極を金属層とすることがで
きるため、電気的特性の安定した容量素子を形成するこ
とが可能となる。
【0086】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2における容量素子を有する半導体装置の構成を概
略的に示す断面図である。図6を参照して、本実施の形
態の構成は、実施の形態1の構成と比較して、容量素子
用誘電体層10の構成が異なる。容量素子用誘電体層1
0は、下層電極9Aの上面上および第1の金属配線層9
Bの上面上に形成されているだけであり、下層電極9A
および第1の金属配線層9Bの各側面を覆っていない。
下層電極9A上の容量素子用誘電体層10の側面は下層
電極9Aの側面と連続した表面を構成し、また第1の金
属配線層9B上の容量素子用誘電体層10の側面は第1
の金属配線層9Bの側面と連続した表面を構成する。
【0087】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0088】次に本実施の形態の製造方法について説明
する。図7は、本発明の実施の形態2における容量素子
を有する半導体装置の製造方法を示す概略断面図であ
る。本実施の形態の製造方法は、まず図2に示す実施の
形態1と同様の工程を経る。この後、図7を参照して、
コンタクトホール7aを充填するように金属プラグ8が
実施の形態1と同様の方法により形成される。金属層9
a、9b、9cが層間絶縁層7の表面全面に形成され
る。この金属層9a、9b、9cの表面全面に容量素子
用誘電体層10が形成される。この容量素子用誘電体層
10上に、通常の写真製版技術により、レジストパター
ン23が形成される。
【0089】このレジストパターン23をマスクとして
容量素子用誘電体層10および金属膜9a、9b、9c
の各々にエッチングが施されてパターニングされる。こ
れにより、下層電極9aと、第1の金属配線層9bとが
形成される。また容量素子用誘電体層10は、下層電極
9Aおよび第1金属配線層9Bの上面に位置し、かつ下
層電極9A上の容量素子用誘電体層10の側面が下層電
極9Aの側面と連続した表面を構成し、また第1の金属
配線層9Bの容量素子用誘電体層10の側面が第1の金
属配線層9Bの側面と連続した表面を構成する。容量素
子用誘電体層10は、レジストパターン23と同様、金
属層9a、9b、9cのエッチングに際してはエッチン
グマスクとして作用する。この後、たとえばアッシング
などによりレジストパターン23が除去される。
【0090】この後、実施の形態1と同様の後工程を経
ることにより、図6に示す本実施の形態の容量素子を有
する半導体装置が製造される。
【0091】本実施の形態では、図6に示すように容量
素子用誘電体層10はプラグホール11aの真下だけで
なくその外周領域においても下層電極9Aと接してい
る。このため、図17に示す従来の構成よりも下層電極
9Aからの金属原子の拡散を防止する効果を大きくする
ことができる。
【0092】また、金属配線幅の縮小に伴って、写真製
版処理による微細なレジストパターンを形成することが
難しくなっている。寸法制御性よくレジストパターンを
形成するために、フォトレジストの膜厚を薄膜化するこ
とは有効であるが、ドライエッチング時にフォトレジス
トが削られるため、必要以上にフォトレジストの膜厚を
薄くすると金属配線がエッチングの際に断線することが
ある。
【0093】本実施の形態では、容量素子用誘電体層1
0を金属配線形成時のエッチングマスク材として用いる
ため、寸法精度よく金属配線の形成が可能である。
【0094】また、層間絶縁層11のプラグホール11
aに充填された金属プラグ部12Aを容量素子Cの電極
として用いるため、実施の形態1と同様、従来の半導体
装置のようなコンタクトホールの開口不良などの問題は
生じない。
【0095】以上より、電気的特性の安定した容量素子
を形成することが可能となる。 (実施の形態3)図8は、本発明の実施の形態3におけ
る容量素子を有する半導体装置の構成を概略的に示す断
面図である。図8を参照して、本実施の形態の構成は、
実施の形態1の構成と比較して、容量素子Cおよびスル
ーホール11b内の構成が異なる。容量素子Cの下層電
極は、第1の下層電極部9Aと第2の下層電極部31と
を有している。第1の下層電極部9Aは、実施の形態1
の下層電極9Aと同様の構成を有している。第2の下層
電極部31は、プラグホール11aの周面に沿う筒形状
部を有し、かつ第1の下層電極部9Aの上面と接してい
る。この第2の下部電極層31はプラグホール11a内
にのみ形成されており、層間絶縁層11の上面上には位
置していない。
【0096】この第2の下部電極層31の材質には、た
とえばTi、TiN、W、WN、TaN、WSi、Ti
Si、TiSiNなどの高融点金属もしくはその化合物
や、Al、AlCuなどのAl系合金、あるいはCu、
Al、Agが用いられる。
【0097】この第2の下層電極部31と容量素子用誘
電体層10を挟んで対向するように、かつプラグホール
11aを充填するように上層電極の金属プラグ部12A
が形成されている。この金属プラグ部12Aは、第1層
12aと第2層12bとを有している。第1層12aに
は、たとえばTi、Ta、W、Mo、Hfなどの高融点
金属、あるいはこれらの窒化物、珪化物、もしくはそれ
らを積層した構造を有している。第2層12bには、た
とえばW、Ti、TiN、Cu、Al、AlSi、Al
Cuなどが用いられる。
【0098】上層部13Aは、金属プラグ部12Aに接
する金属層13bと、その金属層13b上に形成された
金属層13cとを有している。金属層13bには、たと
えばAl、AlSi、AlSiCu、AlCuなどのA
l系合金やW、Cu、TiNなどが用いられる。金属層
13cには、写真製版時の表面反射率を低減しレジスト
パターン形成を容易にするとともに金属配線の信頼性を
改善する目的で、たとえばTiN、TaN、WN、WS
i、MoSiなどが用いられる。
【0099】スルーホール11b内には、金属層31と
金属プラグ12Bとにより充填されている。金属層31
は、第2の下層電極部31と同一の材質よりなってい
る。また金属プラグ12Bを構成する金属層12aおよ
びおよび12bの各々は、金属プラグ部12Aを構成す
る金属層12aおよび12bの各々と同一の材質よりな
っている。
【0100】金属プラグ12Bと接するように第2の金
属配線13Bが形成されている。第2の金属配線13B
を構成する金属層13bおよび13cの各々は、上層部
13Aを構成する金属層13bおよび13cの各々と同
一の材質よりなっている。
【0101】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付しその説明を省略する。
【0102】次に本実施の形態の製造方法について説明
する。図9および図10は、本発明の実施の形態3にお
ける容量素子を有する半導体装置の製造方法を工程順に
示す概略断面図である。本実施の形態の製造方法は、ま
ず図2および図3に示す実施の形態1と同様の工程を経
る。この後、図9を参照して、第1の下層電極9Aと第
1金属配線9Bとを覆うように層間絶縁層11が形成さ
れる。この層間絶縁層11に通常の写真製版技術および
エッチング技術によりプラグホール11aおよびスルー
ホール11bが形成される。プラグホール11aおよび
スルーホール11bの各内面に沿うように表面全面に金
属層31が形成される。この後、層間絶縁層11上面に
位置する金属層31をCMP法により除去するか、ある
いはプラグホール11aおよびスルーホール11b内に
選択的にレジストを形成した後に金属層31をエッチバ
ックすることにより、プラグホール11aおよびスルー
ホール11b内部にのみ選択的に金属層31が残存され
る。
【0103】図10を参照して、表面全面を覆うように
容量素子用誘電体層10が形成される。この容量素子用
誘電体層10上に、レジストパターン25が形成され、
このレジストパターン25をマスクとして容量素子用誘
電体層10にエッチングが施される。これにより、プラ
グホール11aの内面およびその周囲に容量素子用誘電
体層10が残存される。レジストパターン25が、たと
えばアッシングなどにより除去される。
【0104】この後、図8に示すようにプラグホール1
1aおよびスルーホール11b内を埋込むように第1層
12aおよび第2層12bよりなる金属プラグ12Aお
よび12Bが形成される。さらにこの後、金属プラグ1
2Aおよび12Bの各々に電気的に接続するように上層
部13Aおよび第2金属配線層13Bが形成される。
【0105】これにより、実施の形態3における容量素
子を有する半導体装置が製造される。
【0106】本実施の形態においては、下層電極が第2
の下層電極部31のように筒状部分を有しているため、
実施の形態1および2に示した半導体装置に比べて同一
のフロアサイズで、より大きな容量を有する容量素子を
形成することが可能である。
【0107】また、上層電極がプラグホール11aを充
填するように形成されているため、実施の形態1および
2と同様、スルーホール11bの開口不良の発生を防止
することができる。
【0108】(実施の形態4)図11は、本発明の実施
の形態4における容量素子を有する半導体装置の構成を
概略的に示す断面図である。図11を参照して、本実施
の形態の構成は、実施の形態3の構成と比較して、第2
の下層電極部31およびスルーホール11b内の構成が
異なる。第2の下層電極部31は、プラグホール11a
内だけでなく、層間絶縁層11の上面の一部上にも延在
するように形成されている。また第2の下層電極部31
の側面は、容量素子用誘電体層10および第1層12a
の側面と連続した表面を構成している。
【0109】スルーホール11b内には、金属層31お
よび第2層12bが充填されており、第1層12aは形
成されていない。
【0110】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態3の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付しその説明を省略する。
【0111】次に本実施の形態の製造方法について説明
する。図12および図13は、本発明の実施の形態4に
おける容量素子を有する半導体装置の製造方法を工程順
に示す概略断面図である。本実施の形態の製造方法は、
まず図2および図3に示す実施の形態1と同様の工程を
経る。その後、図13を参照して、第1の下層電極部9
Aおよび第1の金属配線層9Bを覆うように層間絶縁層
11が形成される。この層間絶縁層11には、通常の写
真製版技術およびエッチング技術により、第1の下層電
極部9Aに達するプラグホール11aと、第1の金属配
線層9Bに達するスルーホール11bとが形成される。
このプラグホール11aおよびスルーホール11bの内
壁面を覆うように表面全面に金属層31が形成される。
この金属層31の表面全面に容量素子用誘電体層10お
よび金属層12aが積層して形成される。
【0112】この金属層12a上にレジストパターン2
6が形成される。このレジストパターン26をマスクと
して金属層12aおよび容量素子用誘電体層10をエッ
チングすることにより、金属層12aおよび容量素子用
誘電体層10はプラグホール11a内およびその周辺に
のみ残存される。この後、たとえばアッシングなどによ
りレジストパターン26が除去される。
【0113】図13を参照して、プラグホール11aお
よびスルーホール11b内を充填するように表面全面に
金属層12bが形成された後、表面全面にエッチバック
が施される。これにより、プラグホール11a内および
スルーホール11b内にのみ金属層12bが残存され
る。
【0114】この後、図11に示すように、金属層13
b、13cが形成され、通常の写真製版技術およびエッ
チング技術によりパターンにされることにより本実施の
形態の容量素子を有する半導体装置が製造される。
【0115】本実施の形態によれば、第2の下層電極部
31はプラグホール11aの内周面に沿う筒形状部を有
するため、実施の形態1および2に示した半導体装置に
比べて同一のフロアサイズでより大きな容量を有する容
量素子を形成することが可能である。
【0116】また下層電極はプラグホール11a内を埋
込む金属プラグ部12Aを有しているため、実施の形態
1〜3と同様、スルーホール11bの開口不良などの問
題は生じない。
【0117】以上より、電気的特性の安定した容量素子
を形成することが可能となる。 (実施の形態5)図14は、本発明の実施の形態5にお
ける容量素子を有する半導体装置の構成を概略的に示す
断面図である。図14を参照して、本実施の形態の構成
は、実施の形態4の構成と比較してプラグホール11a
の形状が異なる。プラグホール11aは、第1の下層電
極部9A上面の面積よりも大きい開口径を有している。
このため、第2の下層電極部31は第1の下層電極部9
Aの側壁にも接している。
【0118】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態4の構成とほぼ同じであるため、同一の部
材については同一の符号を付しその説明を省略する。
【0119】また本実施の形態の製造方法においては、
プラグホール11aを第1の下層電極部9Aの上面の面
積よりも広い開口径となるように形成する点以外は実施
の形態4の製造方法とほぼ同じであるため、その説明を
省略する。
【0120】本実施の形態においては、第1の下層電極
部9Aの上面の面積よりも大きい開口径を有するように
形成しているため、実施の形態4に示した半導体装置に
比べて同一のフロアサイズでより大きな容量を有する容
量素子を形成することが可能となる。
【0121】(実施の形態6)図15は、本発明の実施
の形態6における容量素子を有する半導体装置の構成を
概略的に示す断面図である。図15を参照して、本実施
の形態の構成は、実施の形態4の構成と比較して、単一
の第1の下層電極部9Aに達するプラグホール11aが
複数個形成されている点において異なる。複数のプラグ
ホール11aの各々の内面に沿うように第2の下層電極
部31が形成されている。各プラグホール11a内に
は、第2の下層電極部31と容量素子用誘電体層10を
介して対向し、かつプラグホール11a内を埋込むよう
に金属プラグ部12Aが形成されている。
【0122】この金属プラグ部12Aは、複数のプラグ
ホール11a内に位置する第1層12aと、各プラグホ
ール11aごとに分離して充填する第2層12bとを有
している。
【0123】なお、これ以外の構成については、上述し
た実施の形態4の構成とほぼ同じであるため、同一部材
には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0124】また本実施の形態の製造方法においては、
プラグホール11aを複数個形成する点以外は実施の形
態4の製造方法と同じであるため、その説明を省略す
る。
【0125】本実施の形態においては、複数個のプラグ
ホール11aを設けたことにより、層間絶縁層11の表
面に凹凸を設けたため、実施の形態4に示した半導体装
置に比べて、同一のフロアサイズでより大きな容量を有
する容量素子を形成することが可能となる。
【0126】なお、上記実施の形態1〜6においては、
第1の金属配線層および第2の金属配線層との間の層間
絶縁層にプラグホール(開口部)を形成し、そのプラグ
ホールに容量素子の上部電極をプラグ層として形成する
場合について説明した。しかし、2層以上の金属配線層
を有する半導体装置であれば、上記第1および第2の金
属配線層以外の金属配線層間の層間絶縁層に上記と同様
の構成を有する容量素子を形成することにより、上記と
同様の効果を得ることができる。
【0127】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0128】
【発明の効果】本発明の一の局面に従う容量素子を有す
る半導体装置によれば、穴の真下領域だけなく、その外
周領域においても容量素子用誘電体層が下部電極層に接
しているため、従来の構成(図17)よりも、下部電極
層からの金属原子の拡散の防止効果を高めることができ
る。
【0129】また、容量素子用誘電体層が拡散バリア層
を兼用しているため、別途に拡散バリア層を形成する必
要はない。よって、拡散バリア層を別途形成する工程は
不要であり、簡略な製造工程で拡散防止効果の高い拡散
バリア層を形成することができる。
【0130】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0131】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、容量素子用誘電体層は下部
電極層の側面に接している。これにより、下部電極層の
金属原子が側面から拡散することも防止できる。
【0132】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、容量素子用誘電体層は下部
電極層の側壁と実質的に連続した表面をなす側壁を有し
ている。これにより、下部電極層と容量素子用誘電体層
とを同一のマスクを用いてパターニングすることが可能
となる。よって、容量素子用誘電体層と下部電極層とを
別々のマスクを用いてパターニングする場合よりもマス
クを省略することが可能となる。
【0133】本発明の他の局面に従う容量素子を有する
半導体装置によれば、第2の下部電極部は穴の周面に沿
って形成されているため、筒形状部を有する。これによ
り、下部電極部と上部電極部との対向領域を増やすこと
ができるため、容量素子の容量を増大させることができ
る。
【0134】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0135】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、第2の下部電極部は、絶縁
層の上面上に位置していない。これにより、第2の下部
電極部を容量素子用誘電体層などと別個にパターニング
することが可能となる。
【0136】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、第2の下部電極部は、絶縁
層の上面上に延びる部分を有している。これにより、第
2の下部電極部と容量素子用誘電体層などとを同一のマ
スクを用いてパターニングすることが可能となる。
【0137】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、穴は、第1の下部電極部の
上面より広い開口径を有するように形成されている。こ
のように上部電極層を充填する穴の開口径を大きくした
ため、容量素子の容量を増大させることができる。
【0138】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置において好ましくは、穴が複数個形成されてお
り、複数の穴の各々は単一の第1の下部電極部に達して
おり、第2の下部電極部は複数の穴の各周面に沿う部分
を有し、かつ上部電極層は複数の穴の各々を充填するよ
うに形成されている。このように複数の穴により凹凸を
付けることによって容量素子の容量を増大させることが
できる。
【0139】本発明の一の局面に従う容量素子を有する
半導体装置の製造方法によれば、下部電極層を容量素子
用誘電体層で覆った後に穴が形成される。このため、穴
の真下領域だけでなく、その外周領域においても容量素
子用誘電体層が下部電極に接する構成とすることができ
る。これにより、従来の構成(図17)よりも、下部電
極からの金属原子の拡散防止効果を高めることができ
る。
【0140】また、容量素子用誘電体層が拡散バリア層
を兼用しているため、拡散バリア層を別途形成する必要
はない。よって、拡散バリア層を別途形成する工程は不
要であり、簡略な製造工程で拡散防止効果の高い拡散バ
リア層を形成することができる。
【0141】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0142】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、下部電極層上に
容量素子用誘電体層を形成する工程は、下部電極層をパ
ターニングした後に下部電極層の上面および側面を覆う
ように容量素子用誘電体層を形成する工程を有する。こ
れにより、下部電極層の側面からの金属原子の拡散も防
止することができる。
【0143】上記一の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、下部電極層上に
容量素子用誘電体層を形成する工程は、下部電極層とな
る導電層上に容量素子用誘電体層を形成した後に、導電
層と容量素子用誘電体層とをパターニングする工程を有
する。これにより、下部電極層と容量素子用誘電体層と
を同一のマスクを用いてパターニングすることが可能と
なる。よって容量素子用誘電体層と下部電極層とを別々
のマスクを用いてパターニングする場合よりもマスクを
省略することが可能となる。
【0144】本発明の他の局面に従う容量素子を有する
半導体装置の製造方法によれば、第2の下部電極部は穴
の周面に沿って形成されるため、筒形状部を有する。こ
れにより、下部電極と上部電極との対向領域を増やすこ
とができるため容量素子の容量を増大させることができ
る。
【0145】また、上部電極層が絶縁層に設けられた穴
内を充填するプラグ層として形成されている。このた
め、上部電極層は絶縁層の上面にて直接、配線となる部
分に電気的に接続することができる。よって、上部電極
層と配線部分とを接続するためのコンタクトホールを設
ける必要はなく、絶縁層の厚みを薄くすることが可能と
なる。したがって、従来例で問題となっていたソース/
ドレイン領域上の絶縁層の膜厚が厚くなることによる問
題は緩和される。
【0146】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、第2の下部電極
部を形成する工程は、第2の下部電極部となる導電層を
穴の内面上および絶縁層の上面上を覆うように形成した
後にパターニングして穴内にのみ残す工程を有する。こ
れにより、第2の下部電極部を容量素子用誘電体層など
と別個にパターニングすることができる。
【0147】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、第2の下部電極
部を形成する工程は、第2の下部電極部となる導電層を
穴の内面上および絶縁層の上面上を覆うように形成した
後に、第2の下部電極部となる導電層上に形成された容
量素子用誘電体層とともにパターニングして穴内および
絶縁層の上面の一部に残す工程を有する。これにより、
第2の下部電極部と容量素子用誘電体層などとを同一の
マスクを用いてパターニングすることが可能となる。
【0148】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、穴は、第1の下
部電極部の上面より広い開口径を有するように形成され
る。このように上部電極層を充填する穴の開口径を大き
くしたため、容量素子の容量を増大させることができ
る。
【0149】上記他の局面に従う容量素子を有する半導
体装置の製造方法において好ましくは、穴は複数個形成
され、複数の穴の各々は単一の第1の下部電極部に達す
るように形成され、第2の下部電極部は複数の穴の各周
面に沿う部分を有し、かつ上部電極層は複数の穴の各々
を充填するように形成される。このように複数の穴によ
り凹凸を付けることにより容量素子の容量を増大させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における容量素子を有
する半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における容量素子を有
する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図
である。
【図3】 本発明の実施の形態1における容量素子を有
する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面図
である。
【図4】 本発明の実施の形態1における容量素子を有
する半導体装置の製造方法の第3工程を示す概略断面図
である。
【図5】 本発明の実施の形態1における容量素子を有
する半導体装置の製造方法の第4工程を示す概略断面図
である。
【図6】 本発明の実施の形態2における容量素子を有
する半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態2における容量素子を有
する半導体装置の製造方法を示す概略断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態3における容量素子を有
する半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態3における容量素子を有
する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面図
である。
【図10】 本発明の実施の形態3における容量素子を
有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面
図である。
【図11】 本発明の実施の形態4における容量素子を
有する半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態4における容量素子を
有する半導体装置の製造方法の第1工程を示す概略断面
図である。
【図13】 本発明の実施の形態4における容量素子を
有する半導体装置の製造方法の第2工程を示す概略断面
図である。
【図14】 本発明の実施の形態5における容量素子を
有する半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態6における容量素子を
有する半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図16】 従来の容量素子を有する半導体装置の構成
を概略的に示す断面図である。
【図17】 特開平11−274428号公報に開示さ
れた容量素子を有する半導体装置の構成を概略的に示す
断面図である。
【図18】 図17の半導体装置の製造方法の第1工程
を示す概略断面図である。
【図19】 図17の半導体装置の製造方法の第2工程
を示す概略断面図である。
【図20】 図17の半導体装置の製造方法の第3工程
を示す概略断面図である。
【図21】 図17の半導体装置の製造方法の第4工程
を示す概略断面図である。
【図22】 図17の半導体装置の製造方法の第5工程
を示す概略断面図である。
【図23】 図17の半導体装置の製造方法の第6工程
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
9A 下層電極(第1の下層電極部)、10 容量素子
用誘電体層、11 層間絶縁層、11a プラグホー
ル、12A 金属プラグ部、13A 上層部、31 第
2の下層電極部、C 容量素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉谷 淳子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 砂田 繁樹 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 5F033 HH08 HH09 HH11 HH19 HH28 HH29 HH32 HH33 HH34 JJ08 JJ09 JJ11 JJ17 JJ18 JJ19 JJ20 JJ21 JJ26 JJ27 JJ28 JJ29 JJ30 JJ32 JJ33 JJ34 KK01 MM08 MM13 NN06 NN07 QQ03 QQ09 QQ31 QQ37 QQ48 RR01 RR03 RR04 RR06 RR11 RR21 VV10 XX00 XX28 XX33 5F038 AC02 AC05 AC14 CA05 CA16 EZ14 EZ15 EZ20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極層と、 前記下部電極層上に形成された容量素子用誘電体層と、 前記下部電極層および前記容量素子用誘電体層の上に形
    成され、かつ前記容量素子用誘電体層に達する穴を有す
    る絶縁層と、 前記穴内を充填し、かつ前記容量素子用誘電体層を挟ん
    で前記下部電極層と対向する上部電極層とを備え、 前記容量素子用誘電体層は、前記穴の真下領域および前
    記穴の周壁よりも外周の領域において前記下部電極層の
    上面と接している、容量素子を有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記容量素子用誘電体層は前記下部電極
    層の側面に接している、請求項1に記載の容量素子を有
    する半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記容量素子用誘電体層は前記下部電極
    層の側壁と実質的に連続した表面をなす側壁を有してい
    る、請求項1に記載の容量素子を有する半導体装置。
  4. 【請求項4】 第1の下部電極部と、 前記第1の下部電極部上に形成され、かつ前記第1の下
    部電極部に達する穴を有する絶縁層と、 前記穴の周面に沿って形成された筒形状部分を有し、か
    つ前記第1の下部電極部に電気的に接続された第2の下
    部電極部と、 前記第2の下部電極部上に形成された容量素子用誘電体
    層と、 前記穴内を充填し、かつ前記容量素子用誘電体層を挟ん
    で前記第2の下部電極部と対向する上部電極層とを備え
    た、容量素子を有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の下部電極部は、前記絶縁層の
    上面上に位置していない、請求項4に記載の容量素子を
    有する半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の下部電極部は、前記絶縁層の
    上面上に延びる部分を有している、請求項4に記載の容
    量素子を有する半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記穴は、前記第1の下部電極部の上面
    より広い開口径を有するように形成されている、請求項
    4または6に記載の容量素子を有する半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記穴が複数個形成されており、複数の
    前記穴の各々は単一の前記第1の下部電極部に達してお
    り、前記第2の下部電極部は複数の前記穴の各周面に沿
    う部分を有し、かつ前記上部電極層は複数の前記穴の各
    々を充填するように形成されている、請求項4または6
    に記載の容量素子を有する半導体装置。
  9. 【請求項9】 下部電極層上に容量素子用誘電体層を形
    成する工程と、 前記下部電極層および前記容量素子用誘電体層の上を覆
    うように絶縁層を形成する工程と、 前記容量素子用誘電体層に達する穴を前記絶縁層に形成
    する工程と、 前記穴内を充填するように上部電極層を形成する工程と
    を備えた、容量素子を有する半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記下部電極層上に容量素子用誘電体
    層を形成する工程は、前記下部電極層をパターニングし
    た後に前記下部電極層の上面および側面を覆うように前
    記容量素子用誘電体層を形成する工程を有する、請求項
    9に記載の容量素子を有する半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記下部電極層上に容量素子用誘電体
    層を形成する工程は、前記下部電極層となる導電層上に
    前記容量素子用誘電体層を形成した後に、前記導電層と
    前記容量素子用誘電体層とをパターニングする工程を有
    する、請求項9に記載の容量素子を有する半導体装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 第1の下部電極部を形成する工程と、 前記第1の下部電極部上に絶縁層を形成する工程と、 前記第1の下部電極部に達する穴を前記絶縁層に形成す
    る工程と、 前記穴の周面に沿う部分を有し、かつ前記第1の下部電
    極部に電気的に接続された第2の下部電極部を形成する
    工程と、 前記第2の下部電極部上に容量素子用誘電体層を形成す
    る工程と、 前記穴内を充填し、かつ前記容量素子用誘電体層を挟ん
    で前記第2の下部電極部と対向するように上部電極層を
    形成する工程とを備えた、容量素子を有する半導体装置
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 第2の下部電極部を形成する工程は、
    前記第2の下部電極部となる導電層を前記穴の内面上お
    よび前記絶縁層の上面上を覆うように形成した後にパタ
    ーニングして前記穴内にのみ残す工程を有する、請求項
    12に記載の容量素子を有する半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 第2の下部電極部を形成する工程は、
    前記第2の下部電極部となる導電層を前記穴の内面上お
    よび前記絶縁層の上面上を覆うように形成した後に、前
    記第2の下部電極部となる導電層上に形成された前記容
    量素子用誘電体層とともにパターニングして前記穴内お
    よび前記絶縁層の上面の一部に残す工程を有する、請求
    項12に記載の容量素子を有する半導体装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記穴は、前記第1の下部電極部の上
    面より広い開口径を有するように形成される、請求項1
    2または14に記載の容量素子を有する半導体装置の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 前記穴は複数個形成され、複数の前記
    穴の各々は単一の前記第1の下部電極部に達するように
    形成され、前記第2の下部電極部は複数の前記穴の各周
    面に沿う部分を有し、かつ前記上部電極層は複数の前記
    穴の各々を充填するように形成される、請求項12また
    は14に記載の容量素子を有する半導体装置の製造方
    法。
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