JP2002184921A - 半導体装置とヒートシンクの結合構造 - Google Patents

半導体装置とヒートシンクの結合構造

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JP2002184921A
JP2002184921A JP2000384337A JP2000384337A JP2002184921A JP 2002184921 A JP2002184921 A JP 2002184921A JP 2000384337 A JP2000384337 A JP 2000384337A JP 2000384337 A JP2000384337 A JP 2000384337A JP 2002184921 A JP2002184921 A JP 2002184921A
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Japan
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semiconductor device
heat sink
projection
circuit board
case
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JP2000384337A
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Akihiro Shibuya
彰弘 渋谷
Mikio Naruse
幹夫 成瀬
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置からヒートシンクへの熱抵抗を軽
減するとともに、駆動回路基板上において駆動用ICか
らゲート接続ランドまでのゲート配線パターンの長さや
形状を均一にする。 【解決手段】 駆動回路基板7を取り付けられた半導体
装置6が、放熱絶縁シート4を挟んでヒートシンク8に
固定されている。半導体装置6は、バスバー61および
ゲート端子62をモールドしたケース63、半導体チッ
プ64、はんだ65、ボンディングワイヤ66から構成
されている。ケース63の樹脂部分には、先端に切込み
68と爪69を有する突起67が形成されている。半導
体装置6を突起67によりヒートシンク8に固定するこ
ととしたので、駆動IC71を駆動回路基板7の中央に
配置でき、ゲート接続ランド73までの配線パターン7
2を同一長さ、同一形状にして、ゲートの駆動タイミン
グのずれを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置とヒー
トシンクの結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機を駆動する複数のパワー素子をバ
スバー上に配置した半導体装置では、パワー素子の発熱
が大きいため、その放熱性が特に問題となる。この問題
を解決するために、本出願人は、特願平11−2883
94において、放熱絶縁シートを挟んでヒートシンクに
ネジ止めした半導体装置を提案している。これに基づい
たネジ止めによる半導体装置とヒートシンクの結合構造
は、例えば、図8のように示される。すなわち、半導体
装置1は、バスバー11a、11b、11cおよびゲー
ト端子12a、12bをモールドしたケース13、パワ
ー素子としての半導体チップ14、はんだ15、ボンデ
ィングワイヤ16から構成されている。
【0003】ケース13の裏面の中央部分は、内部固定
用ネジ22によってヒートシンク5に固定されるので、
ケース13の中心部分には、内部固定用ネジ22の座金
面積確保と、内部固定用ネジ22とバスバー11b又
は、11cとの沿面絶縁距離を確保する為に、aの幅を
持った囲いが設けられている。バスバー11cの上には
半導体チップ14がはんだ付けされており、この半導体
チップ14に、ゲート端子12bとバスバー11bと
が、それぞれ、ボンディングワイヤ16によって接続さ
れている。なお、他の断面において、バスバー11aの
上にも半導体チップがはんだ付けされており、この半導
体チップにも同様の接続がなされている。
【0004】そして、半導体装置1は、その上部に駆動
回路基板3が取り付けられ、四本の外周固定用ネジ21
および一本の内部固定用ネジ22により、放熱絶縁シー
ト4を挟んで、ヒートシンク5に固定されている。な
お、放熱絶縁シート4には、ネジを貫通させる穴を設け
てある。駆動回路基板3上には、図9に示すように、ゲ
ート配線パターン32a、32bおよびゲート接続ラン
ド33a、33bが形成されるとともに、駆動用IC
(集積回路)31が実装されている。駆動用IC31を
ケース13の上に配置したのは、半導体装置1を小型化
するためである。なお、駆動用IC31からは、複数相
分のリード線および電源のためのリード線が延びている
が、一相分のゲート配線パターン32a、32b以外
は、途中までのみ図示している。
【0005】次に、半導体装置1と他の部材との組み付
けの順序について説明する。最初に、半導体装置1の上
に駆動回路基板3をセットして、ゲート端子12a、1
2bとゲート接続ランド33a、33bをはんだ付けす
る。その後、ヒートシンク5の上に、放熱絶縁シート
4、半導体装置1をセットして、角の四箇所を外周固定
用ネジ21、ケース13の中心部分を内部固定用ネジ2
2で締め付けて固定し、組み付けが完了する。
【0006】ここで、外周固定用ネジ21だけではな
く、内部固定用ネジ22をも設けているのは、以下の理
由による。すなわち、外周固定用ネジ21で半導体装置
1の外周をヒートシンク5に固定しただけでは、使用環
境の温度変化や通電による温度変化により、構成する部
材の線膨張係数の差異に起因する反りが発生し、半導体
装置1の裏面の中央部分において、バスバー11a、1
1cと放熱絶縁シート4との間や、放熱絶縁シート4と
ヒートシンク5との間に微小な空隙ができて、放熱性が
悪化するという問題が起きる。
【0007】そこで、内部固定用ネジ22を設けて、半
導体装置1の外周のみならずその内側もヒートシンク5
に固定することにより、半導体装置1の裏面とヒートシ
ンク5との間を放熱絶縁シート4を挟んで密着させ、バ
スバー11a、11cからヒートシンク5への熱抵抗を
軽減して、良好な放熱状態が得られるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置1と駆動回
路基板3の検査工程を簡単化するためには、半導体装置
1におけるパワー素子と駆動回路基板3における制御回
路とを結線した後に、検査を行うことが望ましい。しか
しながら、上記の構成においては、内部固定用ネジ22
を設けているので、半導体装置1と駆動回路基板3とを
組合せて、セットで検査した後にヒートシンク5に固定
するためには、駆動回路基板3の中央部分に内部固定用
ネジ22を締め付けるための工具を通す作業穴34を設
ける必要がある。ここで、駆動回路基板3に作業穴34
を設けると、基板中央に駆動用IC31を配置すること
ができないため、図9に示すように、駆動用IC31か
らゲート接続ランド33a、bまでのゲート配線パター
ン32a、bの長さや形状が不均一となり、電気抵抗や
インダクタンス等が異なって、ゲートの駆動タイミング
がずれやすいという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、半導体装置からヒート
シンクへの熱抵抗を軽減するとともに、駆動回路基板上
において駆動用ICからゲート接続ランドまでのゲート
配線パターンの長さや形状を均一にすることを可能にし
た半導体装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、ケース内に半導体チップを収納した半導体装
置とヒートシンクの結合構造であって、半導体装置の外
周を結合手段により結合し、その内側は半導体装置の裏
面の中央部分から延びた先端に爪を備える突起をヒート
シンクに設けられた穴に挿入し、爪をヒートシンクの裏
側の穴縁に係合させて結合されているものとした。
【0011】請求項2記載の発明は、結合手段が、半導
体装置の裏面から延びた先端に爪を備える突起であり、
該突起の爪はヒートシンクの裏側の穴縁に係合されるも
のとした。
【0012】請求項3記載の発明は、突起の横断面形状
が真円以外であり、ヒートシンクに設けられた穴が突起
の横断面形状に整合する横断面形状を有しているものと
した。
【0013】請求項4記載の発明は、突起の根元の隅部
とヒートシンクに設けられた穴の縁部とを滑らかな曲線
形状としたものとした。
【0014】請求項5記載の発明は、突起の根元近くに
突起が延びている方向と垂直な方向の溝を設けているも
のとした。
【0015】請求項6記載の発明は、半導体チップが電
動機を駆動するパワー素子であるものとした。また、請
求項7記載の発明は、半導体チップがパワー素子であ
り、半導体装置はパワー素子の制御電極と接続する端子
をケースの上面に臨ませ、爪を備える突起はケースの裏
面に当該ケースと一体に形成され、ケースの上面にはパ
ワー素子を駆動する制御素子を備える駆動回路基板が取
り付けられ、制御素子は駆動回路基板の中央部に配置さ
れているものとした。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、半導体装置の
外周を結合手段により結合し、その内側は半導体装置の
裏面の中央部分から延びた先端に爪を備える突起をヒー
トシンクに設けられた穴に挿入し、爪をヒートシンクの
裏側の穴縁に係合させて結合されているので、半導体装
置の裏面の外周のみならずその内側をもヒートシンクに
密着させて空隙が生じるのを防止することができ、半導
体装置とヒートシンクとの間の熱抵抗を軽減できる。ま
た、突起によって結合することから、半導体装置に駆動
回路基板を重ねる場合にも内部固定用ネジを止めるため
の作業穴を設けなくて済むので、半導体装置および駆動
回路基板を小型化できる。さらに、同様の理由から、駆
動回路基板上の穴を設けずに済むことから、駆動回路基
板の必要面積を小さくできる為、保護回路等の周辺回路
を駆動回路基板上に搭載可能となり、結果的にインテリ
ジェント化を図ることができる。
【0017】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の効果に加え、先端に爪を有する突起を半導体装置の裏
面中央のみならず外周にも設けることとしているので、
回転方向の位置決めができるとともに、外周固定用ネジ
による固定が不要なため組立てが容易になる。
【0018】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の効果に加え、突起の横断面形状が真円以外で
あり、ヒートシンクに設けられた穴が突起の横断面形状
に整合する横断面形状を有しているので、突起の数が一
つでありながら回転方向の位置決めができ、外周固定用
ネジを締め付ける際の位置合わせが容易となる。
【0019】請求項4記載の発明では、請求項1、2ま
たは3の発明の効果に加え、突起の根元の隅部とヒート
シンクに設けられた穴の縁部とを滑らかな曲線形状とし
たので、突起の剛性が向上し、半導体装置とヒートシン
クとの組み付けを繰り返し行っても、突起の割れが起き
にくい。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項1、2、
3または4の発明の効果に加え、突起の根元近くに突起
が延びている方向と垂直な方向の溝を設けているので、
変形が起き易く突起をヒートシンクへ挿入しやすい。
【0021】請求項6記載の発明では、半導体チップが
電動機を駆動するパワー素子なので、半導体装置から発
生する熱量が大きくなるため、半導体装置とヒートシン
クとの間の熱抵抗を減少させることがとくに大きな意味
を有する。
【0022】請求項7記載の発明は、半導体装置のケー
ス上に駆動回路基板が重ねて取り付けられるので、全体
がコンパクトな1ユニットに実現される。また、ヒート
シンクへの取り付けを爪を備える突起で行うことによ
り、ねじ用の作業穴スペースを不要とし、半導体装置の
パワー素子を駆動する制御素子を駆動回路基板の中央部
に配置しているので、パワー素子の制御電極と接続する
端子と制御素子を結ぶパターン配線を例えば同一長さ、
同一形状になどバランスよく設定することができるとと
もに、半導体装置と駆動回路基板のセットで検査が可能
となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を電動
機を駆動するパワー素子の実装構造に適用した実施例に
より説明する。図1は、実施例の構成を示す断面図であ
る。駆動回路基板7を取り付けた半導体装置6が、放熱
絶縁シート4を挟んでヒートシンク8に固定されてい
る。半導体装置6は、バスバー61a、61b、61c
およびゲート端子62a、62bをモールドした樹脂製
のケース63内において、パワー素子としての半導体チ
ップ64の裏面をはんだ65で所定のバスバー61cに
接合し、半導体チップ64の上面電極をボンディングワ
イヤ66でバスバー61bに接続して構成されている。
なお、とくに図示しないがバスバー61a、61bの間
にも他の半導体チップの接合ならびにボンディングワイ
ヤによる接続が施されて、例えば電動機駆動回路の一部
をなすモジュールを形成する。
【0024】ケース63の裏面の中央部分すなわち裏面
中央樹脂部74からは、先端に爪69を有し且つ十字状
の切込み68が入った基本横断面形状が円の突起67が
延びている。爪69は突起67の先端にキノコ状の部分
を形作っており、横断面の最大に広がった部分が引っ掛
かりとなり、ヒートシンク8に係合してロックする形状
をなしている。また、十字状の切込みは、縦方向、すな
わち突起67の延びている方向と平行に入れられてお
り、横断面において突起69を四分割している。
【0025】モールドされたバスバー61c上には、半
導体チップ64がはんだ65により接合され、この半導
体チップ64は、上記の従来例と同様に、ボンディング
ワイヤ66でゲート端子62や他のバスバー61bと電
気的に接続されている。その他の配線も、上記の従来例
と同様に行なわれている。駆動回路基板7上には、図2
に示すように、ゲート配線パターン72a、72b及び
ゲート接続ランド73a、73bが形成されているとと
もに、駆動用IC71が実装されている。
【0026】図1において、駆動回路基板7のゲート接
続ランド73a、73bには、半導体装置6のゲート端
子62が挿入され、はんだ付けによって電気的に接続さ
れている。半導体装置6は、突起67と図示しない四本
の外周固定用ネジとによって、放熱絶縁シート4を挟ん
でヒートシンク8に固定されている。なお、外周固定用
ネジによる固定構造は、図8に示した従来例と同じであ
る。したがって、必要に応じて外周固定用ネジの参照番
号として21を用いる。本実施例では、外周固定用ネジ
21が、結合手段を構成している。
【0027】放熱絶縁シート4には、半導体装置6に設
けられた突起67および外周固定用ネジ21を貫通させ
る穴が設けられている。なお、図3に示すように、ヒー
トシンク8の肉厚をt1、放熱絶縁シート4の非圧縮時
の厚さをd、最大圧縮時の厚さをd’とすると、突起6
7のケース13の裏面から爪69までの長さLは、t1
+d’よりも大きくt1+dよりも小さく設定されてい
る。
【0028】次に、突起67の作用について説明する。
突起67は、放熱絶縁シート4に設けられた穴を通過
し、ヒートシンク8に設けられた横断面形状が円の穴7
7に挿入される。この際、穴77を通過する間は、切込
み68のために爪69の横断面が小さくなるように変形
する(図3の(a)参照)。ここで、半導体装置6とヒ
ートシンク8との間に挟まれた放熱絶縁シート4が弾性
体であり、上述のようにLがt1+d’よりも大きくて
t1+dよりも小さいことから、爪69は、一度ヒート
シンク8を通過して元の形に戻った後(図3の(b)参
照)、放熱絶縁シート4が最大圧縮状態から回復するこ
とにより、ヒートシンク8に係合してロックされる(図
3の(c)参照)。
【0029】このロック機構が、従来例の内部固定用ネ
ジ22と同じ機能を果たし、半導体装置6の裏面の内側
部分とヒートシンク8との間を熱的に結合する。さら
に、半導体装置6は、外周固定用ネジ21を介してヒー
トシンク8と結合することにより、全面から放熱するこ
とが可能となる。これにより、電動機駆動で発熱が大き
いパワー素子でも安定した性能が得られる。
【0030】本実施例は以上のように構成され、半導体
装置6を裏面中央樹脂部74から延びた突起67によっ
てヒートシンク8に固定することとしたので、内部固定
用ネジは設けられず、駆動回路基板7には作業穴34を
設ける必要が無い。したがって、駆動用IC71を駆動
回路基板7の中央に配置でき、ゲート接続ランド73
a、73bまでの配線パターン72a、72bを同一長
さ、同一形状にすることができる。これにより、ゲート
の駆動タイミングのずれを防ぐことができる。
【0031】また、内部固定用ネジが設けられていない
ので、上述の従来例において必要なaの距離が、図1に
示すa’まで短縮され、半導体装置6の投影面積を小型
化できる。さらに、駆動回路基板7の作業穴を無くすこ
とで、駆動回路基板7を半導体装置6に対応させて小型
化できるとともに、インテリジェント化の障害を排除で
きる。
【0032】次に、実施例の変形例を図4に示す。この
変形例においては、半導体装置6Aの突起67をケース
63Aの裏面中央樹脂部74に設けるだけではなく、外
周部にも突起67Aを設け、外周固定用ネジ21を廃止
している。ここでは、外周部に設けられた突起67A
が、結合手段を構成している。突起67Aの形状は、突
起67の形状と同じにしてもよい。その他の構成は、図
1に示した実施例と同じである。突起67Aの作用は上
記の実施例における突起67と同じであるが、突起67
Aがあるために回転方向の位置決めができる。更に、外
周固定用ネジ21による固定が不要なため、組立てが容
易になる。
【0033】次に、他の変形例を図5に示す。この変形
例においては、ケース63Bの裏面中央樹脂部74に設
けられる突起67Bの基本横断面形状が角型になってい
る。また、突起67Bに対応してヒートシンク8Bに設
けられる穴も、その横断面形状が角型になっている。そ
して、突起67Bの各側面は、ケース63Bの四辺のそ
れぞれと平行になっている。突起67Bの爪69Bは、
三角屋根状の形状をしており、その頂から突起67Bの
根元にかけて一本の切込み68Bが入っている。その他
の構成は、図1に示した実施例と同じである。突起67
Bの数が一つでありながら、回転方向の位置決めができ
るので、外周固定用ネジ21を締め付ける際の位置合わ
せが容易となる。なお、突起67Bの基本横断面形状
は、角型に限らず回転を防止することができる真円以外
の形状であれば、同様の効果を得ることができる。
【0034】次に、さらに他の変形例を図6に示す。図
6の(a)は、この変形例の斜視図であり、図6の
(b)は、この変形例の断面図である。この変形例にお
いては、基本横断面形状が円の突起67Cの根元の隅部
と、ヒートシンク8Cの穴77Cの縁部とに、滑らかな
アール(R)を設けている。その他の構成は、図1に示
した実施例と同じである。この形状としたことにより、
突起67Cの剛性が向上し、半導体装置6とヒートシン
ク8との組み付けを繰り返し行っても突起67Cが割れ
にくく、また、温度・振動などの外部負荷による割れを
防止することができる。なお、アール以外でも滑らかな
曲線形状であれば、同様の効果を得ることができる。
【0035】次に、さらに他の変形例を図7に示す。図
7の(a)は、この変形例の斜視図であり、図7の
(b)は、この変形例の断面図である。この変形例にお
いては、基本横断面形状が角型の突起67Dの根元近く
に、突起67Dが延びている方向と垂直な方向の溝75
を設けている。その他の構成は、図5に示した実施例と
同じである。これによって、突起67Dを挿入する際の
変形が起き易くなり、突起67Dをヒートシンクに挿入
し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示す断面図である。
【図2】実施例の駆動回路基板を示す斜視図である。
【図3】突起の作用を説明する図である。
【図4】実施例の変形例を示す図である。
【図5】実施例の変形例を示す図である。
【図6】実施例の変形例を示す図である。
【図7】実施例の変形例を示す図である。
【図8】従来例の構成を示す断面図である。
【図9】従来例の駆動回路基板を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、6 半導体装置 3、7 駆動回路基板 4 放熱絶縁シート 5、8、8B、8C ヒートシンク 11a、11b、11c、61a、61b、61c
バスバー 12a、12b、62a、62b ゲート端子 13、63、63A、63B ケース 14、64 半導体チップ 15、65 はんだ 16、66 ボンディングワイヤ 22 内部固定用ネジ 31、71 駆動用IC 32a、32b、72a、72b ゲート配線パタ
ーン 33a、33b、73a、73b ゲート接続ラン
ド 34 作業穴 67、67A、67B、67C、67D 突起 68、68B 切込み 69、69B 爪 74 裏面中央樹脂部 75 溝 77、77C 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA06 AA16 AA19 BB05 BB07 BB08 CC04 CC18 CC32 CC33 DD05 DD11 DR15 DR17 DR29 DR32 DR36 DR49 GG09 GG17 GG20 GG21 GG30 5E322 AA11 AB01 AB04 AB07 AB08 5F036 AA01 BB01 BC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に半導体チップを収納した半導
    体装置とヒートシンクの結合構造であって、前記半導体
    装置の外周を結合手段により結合し、その内側は半導体
    装置の裏面の中央部分から延びた先端に爪を備える突起
    をヒートシンクに設けられた穴に挿入し、爪をヒートシ
    ンクの裏側の穴縁に係合させて結合されていることを特
    徴とする半導体装置とヒートシンクの結合構造。
  2. 【請求項2】 前記結合手段は、前記半導体装置の裏面
    から延びた先端に爪を備える突起であり、該突起の爪は
    ヒートシンクの裏側の穴縁に係合されることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置とヒートシンクの結合構
    造。
  3. 【請求項3】 前記突起の横断面形状が真円以外であ
    り、前記ヒートシンクに設けられた穴が突起の横断面形
    状に整合する横断面形状を有していることを特徴とする
    請求項1または2記載の半導体装置とヒートシンクの結
    合構造。
  4. 【請求項4】 前記突起の根元の隅部と前記ヒートシン
    クに設けられた穴の縁部とを滑らかな曲線形状としたこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体装置
    とヒートシンクの結合構造。
  5. 【請求項5】 前記突起の根元近くに突起が延びている
    方向と垂直な方向の溝を設けていることを特徴とする請
    求項1、2、3または4記載の半導体装置とヒートシン
    クの結合構造。
  6. 【請求項6】 前記半導体チップが電動機を駆動するパ
    ワー素子であることを特徴とする請求項1、2、3、4
    または5記載の半導体装置とヒートシンクの結合構造。
  7. 【請求項7】 前記半導体チップがパワー素子であり、
    前記半導体装置は前記パワー素子の制御電極と接続する
    端子をケースの上面に臨ませ、前記爪を備える突起は前
    記ケースの裏面に当該ケースと一体に形成され、前記ケ
    ースの上面には前記パワー素子を駆動する制御素子を備
    える駆動回路基板が取り付けられ、前記制御素子は前記
    駆動回路基板の中央部に配置されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4または5記載の半導体装置とヒ
    ートシンクの結合構造。
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