JP2002178338A - 突き出し工法と突き出しピン付き金型 - Google Patents

突き出し工法と突き出しピン付き金型

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JP2002178338A
JP2002178338A JP2000375527A JP2000375527A JP2002178338A JP 2002178338 A JP2002178338 A JP 2002178338A JP 2000375527 A JP2000375527 A JP 2000375527A JP 2000375527 A JP2000375527 A JP 2000375527A JP 2002178338 A JP2002178338 A JP 2002178338A
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JP
Japan
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mold
pin
molded product
protruding pin
ejection
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Pending
Application number
JP2000375527A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Yoshimura
光生 吉村
Tsutomu Nakanishi
力 中西
Teruhisa Sato
照久 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 突き出しピンによる突き出しで成形品に無理
な力が加わって、成形品に白化やムシレ等の成形不良が
起こるのを防止する突き出し工法と突き出しピン付き金
型を提供する。 【解決手段】 先端15にねじ部18を形成した突き出
しピン8のねじ部18を、成形時に成形品24中に一体
に成形し、成形後、突き出しピン8で成形品24を金型
から突き出し、突き出しピン8を回転させて突き出しピ
ン8と成形品24とを離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形品を金型から突
き出す工法とその突き出しピン付き金型に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、多種多様化する成形品の形状にお
いて、特に、金型を構成する固定側型板の固定側入れ子
の形状が複雑な時や腐食の凹凸が大きい時等、固定側入
れ子の複雑な形状や腐食の凹凸等による離型抵抗が大き
いため、型開き時に固定側入れ子に成形品が引っ付いて
取られることがよくある。
【0003】成形品が固定側入れ子に取られてしまう
と、通常、固定側入れ子には突き出しピンがないため、
成形品の引き離しができず、安定な生産に支障を来たす
ことになる。
【0004】そこで上記支障が起こらないように、従来
の突き出しピン付き金型は、図4の側断面図に示すよう
に、可動側金型取付板1上に、突き出しピン基部2を固
定した突き出し板上3および突き出し板下4が上下する
孔5を有する基板6と、上面凹部に可動側入れ子7が挿
入され、前記突き出しピン基部2から伸びた突き出しピ
ン8が貫通し、前記可動側入れ子7をも貫通して突き出
しピン8の突出時、先端が上面から突出する可動側型板
9とを重ねて設け、前記可動側金型取付板1に対向して
設けた固定側金型取付板10上に、下面凹部に固定側入
れ子11が挿入された固定側型板12を設けて構成さ
れ、対向する可動側入れ子7と固定側入れ子11との間
に形成されるキャビティ13に成形品が形成されるもの
であるが、キャビティ13を形成する可動側入れ子7の
内面にリブ14が形成されており、成形品の成形時に、
このリブ14が成形品に食い込み、可動側入れ子7と成
形品との間の離型抵抗が高くなることによって、型開き
時に成形品が固定側入れ子11に引っ付いて取られるこ
とを防止している。
【0005】また、上記と別の突き出しピン付き金型
は、図6の側断面図に示すように、図4と異なり、突き
出しピン8の長さを長くして、キャビティ13内で成形
品を成形する時においても突き出しピン8の先端15が
キャビティ13内に突出し、成形品の中に食い込むよう
にしてあり、その食い込みによって型開き時に成形品が
固定側入れ子11に引っ付いて取られることを防止して
いる。その他の点は図4と同じであり、同じ符号を付し
てある。
【0006】しかしながら、上記図4の場合は、図5の
型開き時における突き出しピン付き金型の側断面図に示
すように、型開きで可動側型板9と固定側型板12を開
き、突き出しピン8により可動側入れ子7のリブ14に
食い込んだ成形品16を突き離す時に、離型抵抗が大き
いため、成形品16の突き出しピン8が当接する箇所に
大きな力が加わり、成形品16が変形し、樹脂が塑性変
形して白化とかムシレ等の成形不良が生じるおそれがあ
る。
【0007】また、上記図6の場合は、図7の型開き時
における突き出しピン付き金型の側断面図に示すよう
に、型開きで可動側型板9と固定側型板12を開き、突
き出しピン8の先端15が食い込んだ成形品17を可動
側入れ子7から突き離す時に、突き出しが終わっても、
成形品17と突き出しピン8がくっ付いたままの状態で
離れていない。このためさらに離するための工程が別途
必要になるとともに無理に抜き取るために成形品17に
ムシレ等の不良が生じるおそれがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、突き出
しピン付き金型の型開き時に、成形品が固定側入れ子に
引っ付いて取られることを防止するために、従来、可動
側入れ子側に引張りをつける構造の金型があったが、そ
の金型で生み出される成形品においては、成形不良が生
じたり、一連の成形動作とは別の余計な工程が増えると
いう問題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決し、成形
不良や工程を増やすことなく、固定側入れ子に成形品を
取られずに成形できる突き出し工法と突き出しピン付き
金型を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の突き出し工法は、先端にねじ部を形成した
突き出しピンのねじ部を、成形時に成形品中に一体に成
形し、成形後、金型から成形品を突き出す時に、突き出
すピンで成形品を金型から突き出しながらピンを回転さ
せる突き出し工法であり、成形品を金型から確実に突き
出しができるとともに、別の工程を要することなく、成
形品から突き出しピンを無理なく離すことができるもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、先端にねじ部を形成した突き出しピンのねじ部を、
成形時に成形品中に一体に成形し、成形後、突き出しピ
ンで成形品を金型から突き出し、突き出しピンを回転さ
せて突き出しピンと成形品とを離す突き出し工法であ
り、突き出しピンを突き出すことにより、成形品を金型
から確実に突き出すとともに、突き出しピンを回転させ
ることにより、成形品から突き出しピンを無理なく離す
ことができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、可動側
型板を貫通して、成形時に可動側型板と固定側型板の間
のキャビティに達する突き出しピンを設け、その突き出
しピンの先端にねじ部を形成し、可動側型板側に前記突
き出しピンを回転させる回転機構を設けた突き出しピン
付き金型であり、突き出しピンは成形品に食い込み、確
実に成形品を金型から突き出すとともに、回転して無理
なく成形品から突き出しピンを離すという作用を有す
る。
【0013】以下本発明の実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。
【0014】(実施の形態)図1は本発明の実施の形態
における突き出しピン付き金型の側断面図であり、従来
の突き出しピン付き金型を示す図4,図6と同じ部分に
は同じ符号を付し、説明を省略する。
【0015】図1が、従来の突き出しピン付き金型を示
す図4,図6と異なるところは、突き出しピン8の先端
15にねじ部18を形成し、その突き出しピン8が貫通
する可動側型板9の貫通孔に、内面に立体カム19の形
成されたカラー20を設け、そのカラー20内を貫通す
る突き出しピン8に前記カラー20内面の立体カム19
に係合するカムフォロア21を設けた点であり、キャビ
ティ13内で成形品を成形する時に、突き出しピン8の
ねじ部18を、キャビティ13内に突出させ、成形後、
ねじ部18が成形品の中に食い込むようにしてある。
【0016】図2は突き出しピン8の回転機構であるカ
ラー20の説明用斜視図であり、円筒体22の中央を通
る突き出しピン8の貫通孔23の内面に突き出しピン8
のカムフォロア21が係合する立体カム19が螺旋状に
設けられている。
【0017】上記構成により、図3の型開き時における
突き出しピン付き金型の側断面図に示すように、ねじ部
18が成形品24の中に食い込んでいるので、可動側型
板9と固定側型板12の型開き時に成形品24が固定側
入れ子11に引っ付いて取られることがなく、また、成
形品24を可動側入れ子7から突き離す場合も、突き出
しピン8を上昇させることにより、突き出しピン8につ
いたカムフォロア21がカラー20内面の立体カム19
に追随し、突き出しピン8が回転しながら上昇すること
になり、突き出しピン8の上昇により、成形品24を可
動側入れ子7から確実に突き出しができるとともに、突
き出しピン8の回転により、突き出しピン8のねじ部1
8と成形品24の螺合が外れ、無理なく成形品24と突
き出しピン8とを離すことができるものである。
【0018】なお、突き出しピン8の回転機構は、前記
カラー20内面の立体カム19と、突き出しピン8につ
いたカムフォロア21との係合に限られるものではな
く、別の手段で回転させてもよく、突き出しピン8の回
転機構を設ける位置は、可動側型板9の突き出しピン8
の貫通孔に限られるものではなく、突き出しピン8が貫
通する可動側型板9の側であれば、何処でもよいことは
申す迄もない。
【0019】また、突き出しピン8が回転しながら上昇
することに限られるものではなく、突き出しピン8が上
昇して成形品24を可動側入れ子7から確実に突き出し
た後に、突き出しピン8を回転させても、無理なく成形
品24と突き出しピン8とを離すことができるものであ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の突き出し工法と
突き出すピン付き金型によれば、成形品を金型から確実
に突き出しができるとともに、別の工程を要することな
く、成形品から突き出しピンを無理なく離すことができ
るものであり、成形時に無理な力が生じないためムシ
レ,白化等の成形不良も生じない成形品を作ることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における突き出しピン付き
金型の側断面図
【図2】図1の一部説明用斜視図
【図3】図1に示す突き出しピン付き金型の型開き時に
おける側断面図
【図4】従来の突き出しピン付き金型の側断面図
【図5】図4に示す従来の突き出しピン付き金型の型開
き時における側断面図
【図6】図4とは別の従来の突き出しピン付き金型の側
断面図
【図7】図6に示す従来の突き出しピン付き金型の型開
き時における側断面図
【符号の説明】
1 可動側金型取付板 2 突き出しピン基部 3 突き出し板上 4 突き出し板下 5 孔 6 基板 7 可動側入れ子 8 突き出しピン 9 可動側型板 10 固定側金型取付板 11 固定側入れ子 12 固定側型板 13 キャビティ 14 リブ 15 先端 16,17,24 成形品 18 ねじ部 19 立体カム 20 カラー 21 カムフォロア 22 円筒体 23 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 照久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 CA01 CA11 CB01 CM03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にねじ部を形成した突き出しピンの
    ねじ部を、成形時に成形品中に一体に成形し、成形後、
    突き出しピンで成形品を金型から突き出し、突き出しピ
    ンを回転させて突き出しピンと成形品とを離す突き出し
    工法。
  2. 【請求項2】 可動側型板を貫通して、成形時に可動側
    型板と固定側型板の間のキャビティに達する突き出しピ
    ンを設け、その突き出しピンの先端にねじ部を形成し、
    可動側型板側に前記突き出しピンを回転させる回転機構
    を設けた突き出しピン付き金型。
JP2000375527A 2000-12-11 2000-12-11 突き出し工法と突き出しピン付き金型 Pending JP2002178338A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377813C (zh) * 2005-04-15 2008-04-02 株式会社东芝 形成具有薄壁的外壳的方法及该种外壳
DE102014223110A1 (de) * 2014-11-12 2016-05-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Formwerkzeug zur Herstellung von Formteilen mit faserverstärktem Kunststoffwerkstoff und Verfahren zur Herstellung der Formteile

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US7458412B2 (en) 2005-04-15 2008-12-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of forming a housing having a thin wall and the housing
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