JP2002177356A - 障害者の歩行用具としても使用可能な椅子 - Google Patents

障害者の歩行用具としても使用可能な椅子

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JP2002177356A
JP2002177356A JP2000404240A JP2000404240A JP2002177356A JP 2002177356 A JP2002177356 A JP 2002177356A JP 2000404240 A JP2000404240 A JP 2000404240A JP 2000404240 A JP2000404240 A JP 2000404240A JP 2002177356 A JP2002177356 A JP 2002177356A
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chair
connecting pipe
fixed
bottomed
knob
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JP2000404240A
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Shigenori Miyamoto
茂紀 宮本
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Minerva KK
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Minerva KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数が少なく、構造簡単にして、通常は何
らの違和感もなく使用でき、所要時には障害者などの歩
行用具としても使用可能な椅子の提供にある。 【解決手段】 左右の前脚1および後脚2と、左右の台
盤3と、両台盤3の後方部の間隔維持用桁7と、左右の
両側下面が両台盤3の上面で支承され、約110度前後
回動可能な座盤11と、両台盤3の外側より垂直に樹立
されていて、ノブ9の挿入孔を備えた有底下部連結管1
0とからなる下半部Tと、左右のハンドル兼用肘乗せ
アーム20と、背もたれ22が固定された間隔維持用桁
21と、両アーム20の下面から垂下されていて、有底
下部連結管10に上下動可能に嵌入可能で、ノブ9の先
端の軸部の嵌挿用孔が施された上部連結管23とからな
る上半部Tとからなり、有底下部連結管10に上部連
結管23を嵌入し、ノブ9によって上半部Tの高さを
定めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子としての使用
時は、我々が日常一般的に使用している椅子と同等の外
観・形状の椅子なるも、所要時には身体障害者の歩行用
具あるいはリハビリテーション用補助器としての歩行用
具としても使用可能となされた椅子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、下肢等の障害により歩行に
困難のある身体障害者が使用する歩行用具として使用で
きる椅子、あるいは運動神経に障害のある神経障害者が
リハビリテーション用の補助器である歩行用具として使
用できる椅子等は、いわゆる椅子としての機能を有する
ことは勿論のことながら、この種の椅子は、その目的に
かなうよう複雑な構造で部品数が多く、特異な形状を呈
し、一見して我々が通常使用している椅子とは外観上著
しい差があり、椅子として我々が日常生活上使用するの
には少なからざる違和感を伴うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
実状に鑑み、部品数が少なく、構造簡易にして、通常は
我々が日常生活上何らの違和感もなく使用できる椅子な
るも、所要時には下肢等や神経に障害のある障害者の歩
行用具としても簡単に使用できるようにすることのでき
る椅子を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る障害者の歩行用としても使用可能な
椅子は、下端にキャスターがそれぞれ連設された左右の
前脚および後脚と、左方の前脚と後脚の上端および右方
の前脚と後脚の上端を連結固定した左右の台盤と、左右
の台盤の後方部に連結固定した間隔維持用桁と、左右の
両側下面が左右の台盤の上面で支承され、台盤に対して
110度前後回動可能となされた座盤と、左右の台盤の
中程の外側に上向き垂直に下端部で固定されていて、ノ
ブの挿入孔を備えた有底下部連結管とからなる下半部
と、左右のハンドル兼用肘乗せアームと、該アームの後
方部に連結固定した間隔維持用桁と、該桁に固定した背
もたれと、上記アームの中程の下面から垂下せしめられ
ていて、上記有底下部連結管に上下動自在に嵌入せしめ
られるとともに、上記有底下部連結管の挿入孔に挿入せ
しめられたノブの先端の軸部を嵌挿せしめる嵌挿用孔が
ほぼ等間隔で施された上部連結管とからなる上半部とか
らなり、上記有底下部連結管に上記上部連結管を嵌入
し、有底下部連結管のノブの挿入孔に挿入したノブの先
端の軸部を上部連結管にほぼ等間隔で施された嵌挿用孔
のうちの任意の嵌挿用孔に嵌挿せしめることによって構
成したところに特徴を有するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る椅子を、椅子
の主要枠部を金属製パイプ(以下、これを単に「パイ
プ」と略称する。)で形成した従来の椅子と同様、主要
枠部をパイプで形成した実施の態様を図示した図面によ
って、詳細に説明することとする。
【0006】主として、図1ないし図3において、Tは
椅子にして、この椅子Tの形成にあたっては、まず、同
径同長の直線状のパイプを同形の倒U字形に湾曲して、
下端に車輪の回転を停止せしめるストッパー5付きキャ
スター4を該キャスター4自体がほぼ垂直軸線を中心と
して回動自在に連設された左右の前脚1,1形成用部
と、下端にキャスター6を該キャスター6自体がほぼ垂
直軸線を中心として回動自在に連設された左右の後脚
2,2形成用部と、左右の前脚1,1形成用部と左右の
後脚2,2形成用部との間の水平部分を左右の台盤3,
3形成用部となした倒U字形のパイプを椅子T形成用の
間隔をおいて対峙させ、その台盤3,3形成用部の後方
部と左右の後脚2,2形成用部の上端部近傍とをパイプ
製間隔維持用桁7,8(7の方は角形でも可)で連結固
定することによって、ストッパー5付きキャスター4を
備えた前脚1,1、キャスター6を備えた後脚2,2、
台盤3,3となされている。
【0007】また、パイプ製間隔維持用桁7には、開角
度が約110度前後に設定された蝶番12,12の一方
の翼板13,13を間隔を置いて固定し、他方の翼板1
4,14は、上方からみると長方形でもよいが、突出面
積の少ない凸形をなし、広い方の横巾Yは台盤3,3
の外側間の巾Xとほぼ同等、あるいはわずかに狭め、
狭い方の横巾Yは台盤3,3の内側間の巾Xよりわ
ずかに狭い横巾Yとし、前方部が台盤3,3と前脚
1,1との連接部の湾曲部に合うように湾曲せられた座
盤11における広い方の横巾Yに近い狭い方の横巾Y
側、または広い方の横巾Yの方の最後部の下面に固
定され、座盤11は定められた約110度位の範囲内で
回動自在となっているも、常時はその両側下面が台盤
3,3の上面で支承され、図1と図2に示したように、
腰を掛けることができるようになっているが、座盤11
の前端部を蝶番12,12より後方の位置へと回動させ
れば、図3で示したようになり、その位置を維持するこ
とができるようになっている。
【0008】さらにまた、左右の台盤3,3のほぼ中央
部の外側には、椅子T形成用の後述する椅子Tの上半部
を上下動自在に支承し、上半部Tを定めた高さで
維持せしめるためのノブ9(図4,図5参照)の挿入孔
(図示省略)を備えたパイプ製有底下部連結管10,1
0を、その下端部で上向き垂直に固定してある。
【0009】以上によって、椅子Tの下半部Tが形成
されている。
【0010】次に、椅子Tの下半部Tの前後の長さを
考慮して定めた直線状の各別のパイプを下半部Tの横
巾を考慮して平行に対峙させたハンドル兼用肘乗せアー
ム20,20形成用材の後端部近傍を後方に弓状に湾曲
したパイプ製間隔維持用桁21で連結固定し、ハンドル
兼用肘乗せアーム20,20となし、前記桁21には背
もたれ22を取り付ける一方、前記ハンドル兼用肘乗せ
アーム20,20の中程の下面よりは、前記下半部T
における座盤11の横巾Yを考慮して台盤3,3の外
側より樹立したパイプ製有底下部連結管10,10に上
下動自在に嵌入せしめられ、ハンドル兼用肘乗せアーム
20,20の高さを座高なり背丈なりに合わせて最適の
高さとして維持させるために、前記ノブ9,9の先端の
軸部(図示省略)の嵌挿用孔(図示省略)がほぼ等間隔
に施されたパイプ製上部連結管23,23が垂下固定せ
しめてある。
【0011】これによって、椅子Tの上半部Tが形成
される。
【0012】最後に、上記下半部Tの左右のパイプ製
有底下部連結管10,10に上半部Tの左右のパイプ
製上部連結管23,23を左は左へ、右は右へと嵌入す
るのであるが、嵌入せしめたときにできるそれぞれの空
間内に常時上半部Tを上方に付勢していて、上半部T
の持ち上げ、すなわち上動を容易にし、上半部T
急激な下降、すなわち下動を防止するためのスプリング
30,30をそれぞれ介在せしめて嵌入し、ノブ9,9
の先端の図示省略のそれぞれの軸部をパイプ製上部連結
管23,23の図示省略の対応したそれぞれの嵌挿用孔
に嵌挿し、下半部Tに対して所要の高さで上半部T
を固定できるようになしてある。
【0013】これによって、椅子Tが形成されることと
なる。
【0014】そこで、各個人の座高によって、椅子Tの
下半部Tにおける座盤11に対しての上半部Tにお
けるハンドル兼用肘乗せアーム20,20の位置、すな
わち高さを定め、ノブ9,9によって上半部Tの位置
を固定すれば、図4に示したように、個人個人の背丈に
かなった椅子Tとすることができる。
【0015】この場合の椅子Tの外観は、我々が日常一
般的に使用している椅子Tとなんら変わるところがな
い。
【0016】一方、下肢等の障害により歩行に困難のあ
る身体障害者、あるいはリハビリテーション用の歩行用
具を必要とする方々が、この椅子Tを歩行用具として使
用するときは、その背丈に応じて、下半部Tにおける
パイプ製有底下部連結管10,10のそれぞれのノブ9
を操作し、スプリング30,30により上動容易な上半
部Tを、ハンドル兼用肘乗せアーム20,20の高さ
を考慮して持ち上げ、それぞれのノブ9の軸部を対応し
たパイプ製上部連結管23,23の嵌挿用孔に嵌挿し、
座盤11の先端が蝶番12,12の後方となるように回
動し、停止せしめればよい。
【0017】すると、椅子Tにおける下半部Tの台盤
3,3間は、下肢等や神経に障害のある障害者の下半身
が自由に出入りできる大きな空間部となり、上半部T
のハンドル兼用肘乗せアーム20,20の高さは、前記
障害者の各個人にかなった操作性が最適な高さとなり、
図5に示したような歩行用具として、この上もないもの
となる。
【0018】なお、本発明に係る椅子Tの説明にあたっ
ては、その主要部を金属製パイプで形成した例を示した
が、金属製パイプにとらわれず、現在椅子形成用として
使用されているその他の材料によって形成してもよい
し、また座盤11の回動範囲は、蝶番12,12によら
ないで、座盤11の広い方の横巾Yの部分の両側の後
縁と台盤3,3の上面との衝合によってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば、構造が簡単で、椅子として使用するときは、
各個人の座高にかなった最適の状態となして使用できる
ばかりでなく、その外観なり形状なりは我々が日常一般
的に使用している椅子の外観・形状と変わるところな
く、何らの違和感もなく使用できる椅子なるも、所要時
すなわち身体障害者の歩行用具あるいはリハビリテーシ
ョン用補助器としての歩行用具として各個人の背丈にか
なった最適の状態となして使用することのできる椅子の
提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子を通常の椅子と同等の使用状
態となしたときの正面図である。
【図2】図1の斜面図である。
【図3】本発明に係る椅子の上半部を持ち上げ、下半部
の座盤を後方へと回動させて歩行用具として使用可能と
なしたときの斜面図である。
【図4】本発明に係る椅子を通常の椅子と同様の腰掛け
用として使用しているときの側面図である。
【図5】本発明に係る椅子を歩行用具として使用してい
るときの側面図である。
【符号の説明】
T 椅子 T 下半部 1 前脚 2 後脚 3 台盤 4 ストッパー5付きキャスター 5 ストッパー 6 キャスター 7,8 パイプ製間隔維持用桁 9 ノブ 10 パイプ製有底下部連結管 11 座盤 12 蝶番 13 一方の翼板 14 他方の翼板 T 上半部 20 ハンドル兼用肘乗せアーム 21 パイプ製間隔維持用桁 22 背もたれ 23 パイプ製上部連結管 30 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端にキャスターがそれぞれ連設された
    左右の前脚および後脚と、左方の前脚と後脚の上端およ
    び右方の前脚と後脚の上端を連結固定した左右の台盤
    と、左右の台盤の後方部に連結固定した間隔維持用桁
    と、左右の両側下面が左右の台盤の上面で支承され、台
    盤に対して110度前後回動可能となされた座盤と、左
    右の台盤の中程の外側に上向き垂直に下端部で固定され
    ていて、ノブの挿入孔を備えた有底下部連結管とからな
    る下半部と、左右のハンドル兼用肘乗せアームと、該ア
    ームの後方部に連結固定した間隔維持用桁と、該桁に固
    定した背もたれと、上記アームの中程の下面から垂下せ
    しめられていて、上記有底下部連結管に上下動自在に嵌
    入せしめられるとともに、上記有底下部連結管の挿入孔
    に挿入せしめられたノブの先端の軸部を嵌挿せしめる嵌
    挿用孔がほぼ等間隔で施された上部連結管とからなる上
    半部とからなり、上記有底下部連結管に上記上部連結管
    を嵌入し、有底下部連結管のノブの挿入孔に挿入したノ
    ブの先端の軸部を上部連結管にほぼ等間隔で施された嵌
    挿用孔のうちの任意の嵌挿用孔に嵌挿せしめることによ
    って構成されたことを特徴とする障害者の歩行用具とし
    ても使用可能な椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010119424A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Jfe Steel Corp 上向き作業補助器
CN103381030A (zh) * 2012-05-04 2013-11-06 周新 多功能椅子扶手
JP2014140739A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Sidiz Inc 一体型背板セル付きの椅子

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