JP2002176634A - ケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置 - Google Patents

ケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置

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JP2002176634A
JP2002176634A JP2000370397A JP2000370397A JP2002176634A JP 2002176634 A JP2002176634 A JP 2002176634A JP 2000370397 A JP2000370397 A JP 2000370397A JP 2000370397 A JP2000370397 A JP 2000370397A JP 2002176634 A JP2002176634 A JP 2002176634A
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digital
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English (en)
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Tsutomu Noda
勉 野田
Naoyoshi Nakamura
直義 中村
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Hitachi Ltd
Telecommunications Advancement Organization
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Telecommunications Advancement Organization
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BSデジタル放送などの衛星デジタル放送な
どをCATV伝送するための送信装置ならびに受信装置
を提供すること。 【解決手段】 ケーブルテレビの有線系伝送路を用いて
デジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装置に
おいて、伝送元となるMPEG−TS形式デジタルデー
タを該伝送元よりも低速度の複数のMPEG−TS形式
デジタルデータに分割するデータ分割手段と、該分割さ
れたMPEG−TS形式デジタルデータのそれぞれにヌ
ルデジタルデータを多重して前記ケーブルテレビのデー
タ伝送速度に合致した速度のMPEG−TS形式デジタ
ルデータを生成する多重化手段と、該生成されたそれぞ
れのMPEG−TS形式デジタルデータで搬送波をデジ
タル変調しデジタル被変調波を生成するデジタル変調手
段と、該複数のデジタル被変調波を周波数多重して前記
有線系伝送路に送出する信号合成手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送などの無
線系伝送路で伝送されたデジタルデータをケーブルテレ
ビ(以下、CATVという)の有線系伝送路を用いて周
波数多重して伝送するケーブルテレビの送信装置ならび
に受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CATVのデジタル伝送については、1
995年9月21日に発表されたテレビジョン学会技術
報告(vol.19,No.42)19頁から24頁の
「電気通信技術審議会暫定装置デジタル有線テレビジョ
ン放送伝送実験」に示されている。この報告によれば、
MPEG−2(エムペグ2)と呼ばれるデジタル画像圧
縮技術によって圧縮された画像などのデジタルデータが
多重されたトランスポートストリームと(以下、TSと
いう)呼ばれる形式のデータ系列とされ、毎秒29.1
62メガビット(29.162Mbps)のデジタルデ
ータにリードソロモン誤り訂正などの信号処理をされ、
64QAM(64値直交振幅変調)と呼ばれるデジタル
変調技術によって変調され、毎秒31.644メガビッ
ト(31.644Mbps)の伝送速度でCATV伝送
路へ伝送される。
【0003】また、デジタルCATVの入力となる多チ
ャネルのデジタル化された映像の配信装置としては、衛
星デジタルテレビジョン放送があり、その放送について
は、日経エレクトロニクス1996年9月2日号149
頁の論文「70近くの多チャンネルを実現する日本初の
ディジタル衛星放送」に記載されているように、複数の
デジタル圧縮(MPEG2)した番組やデータをパケッ
ト多重し、スクランブルを施して訂正符号化した単一の
TSをQPSKのデジタル変調で伝送する。このような
単一のTSを用いたデジタル放送サービスなどの複数の
ビットストリームで構成されたデジタルデータを再多重
する再多重化装置については、特開平10−41909
に示されている。この公報によれば、単一のTSは18
8バイトのTSパケットで構成され、TSパケットは1
84バイトのパケットデータと4バイトのパケットヘッ
ダで構成されることが示され、再多重化においてパケッ
トヘッダ内の番組制御情報などを再編集して伝送するこ
とで受信端末で複数の放送事業者からのTSを同時に受
信することを可能にしている。
【0004】一方、新しく計画されているBSデジタル
放送では、従来のBSアナログ放送の伝送チャンネル1
チャンネルに、複数のデジタル化された従来の標準テレ
ビジョン放送だけではなく、高精細テレビジョン放送を
伝送する計画である。BSデジタル放送の伝送について
は、1998年11月の映像メディア学会誌(vol.
52 No.11 1998)24頁から31頁の「B
Sディジタル放送の方式と設備」に示されている。BS
デジタル放送では、約60Mbpsの伝送速度を持ち、
1トランスポンダ(一中継器)の中で複数の変調方式が
使用できることや、映像や音声、データなどのTSにフ
レーム構成を持たせることで複数のTS(以下、複数T
Sという)を伝送できるように新しいデータ形式で送ら
れる。このデータ形式では、フレーム内の変調方式や複
数TSの構成の制御情報伝送には伝送多重制御信号(以
下、TMCC信号という)を用いている。TMCC信号
は郵政省令第57号より、TSの同期信号部分を用い
て、主信号の前に1フレーム毎(=48スロット、1ス
ロット=204バイト)に分割伝送され、1スーパフレ
ーム(=8フレーム)を周期として伝送される。その構
成は郵政省告示第260号に示され、伝送モード/スロ
ット情報はデジタル復調手段の選択に用いられ、相対T
S/スロット情報と相対TS/TSID対応は希望する
TSのID(TSID)の選択出力に用いる。その他、変
更指示番号、緊急情報等の送受信制御情報や拡張情報領
域がある。
【0005】前述の従来デジタルCATV技術では、B
Sデジタル放送で計画されている複数TS伝送の送出や
受信が考慮されていなかったため、1999年7月27
日に発表された映像情報メディア学会技術報告(vo
l.23,No.48)の7頁から12頁の「ケーブル
テレビ複数MPEG−TS多重方式の一提案」ならびに
同報告の13頁から18頁の「複数MPEG−TSのケ
ーブルテレビ伝送実験」に提案がある。これらの報告で
は、N個の188バイトで構成されるTSパケットを集
めて多重フレームとし、先頭のパケットにフレーム内T
S配置情報などを記述するTSMFヘッダが提案されて
いる。この提案によって、複数TS信号をBSデジタル
放送を効率よくケーブルテレビにも伝送できる。この提
案では、伝送速度52.17MbpsのBSデジタル放
送データを伝送速度29.162Mbpsの6MHz帯
域64QAMを用いたデジタルCATVの信号2波で伝
送する提案と、伝送速度57.607Mbpsの12M
Hz帯域64QAMを用いたデジタルCATVの信号1
波で伝送する提案があり、共に、BSデジタル放送とデ
ジタルCATVの伝送速度の違いを整合させるための同
期化のためのヌルTS挿入と受信側のシステムクロック
を再生するための番組クロック情報(以下、PCR情報
という)を再記述することで実現している。
【0006】上記の報告では、伝送速度52.17Mb
ps(188バイト)のBSデジタル放送を伝送速度2
9.162Mbps(188バイト)のデジタルCAT
Vの2つの搬送波で伝送することとなっている。その例
として、4TSのBSデジタル放送の中継器情報を2つ
の64QAM信号で各々2TSづつ伝送する場合が示さ
れており、その提示例であるフレーム構成の例を図17
と図18に示す。上記の報告では、各TSのパケット数
と誤り訂正符号を含む204バイトの伝送速度で記述さ
れており、TS1は44パケットで16.27048M
bps、TS2は8パケットで4.776452Mbp
s、TS3は28パケットで16.717584Mbp
s、TS4は16パケットで9.552905Mbps
である。その表現を各TSのパケット数と188バイト
の伝送速度で記述すると、TS1は44パケットで2
4.210Mbps、TS2は8パケットで4.402
Mbps、TS3は28パケットで15.406Mbp
s、TS4は16パケットで8.804Mbpsであ
り、TS1とTS2の合計の伝送速度は28.612M
bps、TS3とTS4の合計の伝送速度は24.21
0Mbpsである。すなわち、TS1とTS2の合計の
52パケットに1パケットのTSMFヘッダを挿入する
伝送速度を64QAMの伝送速度29.162Mbps
と一致させ、TS3とTS4の合計の44パケットに1
パケットのTSMFヘッダを挿入するとともに8パケッ
トのヌルパケットを挿入する伝送速度を64QAMの伝
送速度29.162Mbpsと一致させている。
【0007】また、BSデジタル放送のケーブル伝送の
一方式として、1999年7月27日に発表された映像
情報メディア学会技術報告(vol.23,No.4
8)の19頁から24頁の「BSデジタル放送の共同受
信施設用周波数変換PSK伝送方式」がある。この報告
では、BSデジタル放送信号の変調方式を変換せず周波
数変換のみでケーブル伝送路上をPSK伝送するもの
で、伝送帯域34.5MHzと比較的広い伝送帯域を必
要とするが、共同受信施設に適した方式とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0009】上記のこれらの報告の中で、BSデジタル
放送をCATV伝送するための方式として6MHz帯域
64QAMの方式によるデジタルCATVの2つの搬送
波で伝送する提案がある。この方式では、多重化におけ
るフレーム構成において、TSMFヘッダを挿入するた
め、28.612Mbpsが6MHz帯域64QAMの
方式の1TSの最大伝送速度となっており、それ以上の
伝送速度のTSを受信装置まで伝送するための6MHz
帯域64QAMの方式の提案が無かった。
【0010】また、それらの報告の中では、伝送速度2
8.612Mbps以上のTSを伝送することが可能な
方式は、PSK伝送の方式と12MHz帯域64QAM
の方式があるが、PSK伝送の方式は伝送帯域幅が広く
てケーブルテレビのサービスを行っている事業者では運
用が困難である。12MHz帯域64QAMの方式は、
6MHz単位で周波数割り当てされているCATV伝送
では、隣接した2波の帯域に空チャンネルが必要で周波
数配置の困難性がある。また、現在のCATVではアナ
ログの地上テレビジョンを再送信している。その周波数
配置は、6MHz帯域のチャンネルの低い周波数端から
1.25MHz高い周波数を映像搬送波として残留側波
帯変調されている。その信号を受信するテレビジョン受
信機は受信周波数選択のための局部発振器の発振周波数
が受信したい映像搬送波の58.75MHz高い周波数
に設定される。その周波数の設定は、テレビジョン受信
機の局部発振器の漏洩がCATV伝送路上に戻ったとし
ても、6MHz単位のチャンネルの境に発生するので、
伝送されている信号に傷害を与えないように工夫されて
周波数割り当てされている。そのため、上記提案の12
MHz帯域64QAMの方式ではチャンネル配置に更な
る工夫が必要であった。
【0011】本発明は、BSデジタル放送などの衛星デ
ジタル放送などを6MHz帯域の64QAMデジタル変
調を用いたCATVにおけるデジタル伝送方式の伝送速
度以上の伝送速度を有する単一のMPEG−TSデジタ
ルデータをCATV伝送するための送信装置ならびに受
信装置を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】(1)ケーブルテレビの有線系伝送路を用
いてデジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装
置において、伝送元となるMPEG−TS形式デジタル
データを該伝送元よりも低速度の複数のMPEG−TS
形式デジタルデータに分割するデータ分割手段と、該分
割されたMPEG−TS形式デジタルデータのそれぞれ
にヌルデジタルデータを多重して前記ケーブルテレビの
データ伝送速度に合致した速度のMPEG−TS形式デ
ジタルデータを生成する多重化手段と、該生成されたそ
れぞれのMPEG−TS形式デジタルデータで搬送波を
デジタル変調しデジタル被変調波を生成するデジタル変
調手段と、該複数のデジタル被変調波を周波数多重して
前記有線系伝送路に送出する信号合成手段とを備え、前
記多重化手段は、前記生成したそれぞれのMPEG−T
S形式デジタルデータの同期バイトの出力タイミングを
そろえてデジタル変調手段に出力する。
【0015】(2)ケーブルテレビの有線系伝送路を用
いてデジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装
置において、前記ケーブルテレビのデジタル伝送方式に
よる一搬送波で伝送できるデータ速度以上である高速度
のMPEG−TS形式デジタルデータを前記ケーブルテ
レビのデジタル伝送方式による一搬送波で伝送できるデ
ータ速度以下である低速度の複数のMPEG−TS形式
デジタルデータに分割するデータ分割手段と、前記デー
タ分割手段から出力される複数の低速度のMPEG−T
S形式デジタルデータにヌルデジタルデータを多重して
ケーブルテレビのデジタル伝送方式のデータ速度に合致
した規定速度のMPEG−TS形式デジタルデータを出
力する複数の多重化手段と、前記複数の多重化手段から
出力される規定速度のMPEG−TS形式デジタルデー
タで搬送波をデジタル変調してデジタル被変調波を出力
する複数のデジタル変調手段と、前記複数のデジタル変
調手段の出力を含む複数のデジタル被変調波を周波数多
重して前記伝送路に送出する信号合成手段とを備え、前
記複数の多重化手段の動作クロックを同期させるととも
に、前記複数の多重化手段から出力されるそれぞれのM
PEG−TS形式デジタルデータの同期バイトの出力タ
イミングをそろえて出力させる。
【0016】(3)ケーブルテレビの有線系伝送路を用
いてデジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装
置において、前記ケーブルテレビのデジタル伝送方式に
よる一搬送波で伝送できるデータ速度以上である高速度
のMPEG−TS形式デジタルデータを前記ケーブルテ
レビのデジタル伝送方式による一搬送波で伝送できるデ
ータ速度以下である低速度の複数のMPEG−TS形式
デジタルデータに分割するデータ分割手段と、前記デー
タ分割手段から出力される複数の低速度のMPEG−T
S形式デジタルデータに前記ケーブルテレビの複数TS
形式デジタルデータの複数TSヘッダならびにヌルデジ
タルデータを多重して前記ケーブルテレビの複数TSデ
ジタル伝送方式のデータ速度に合致した規定速度の複数
TSデジタルデータを出力する複数の複数TS多重化手
段と、前記複数の複数TS多重化手段から出力される規
定速度の複数TSデジタルデータで搬送波をデジタル変
調してデジタル被変調波を出力する複数のデジタル変調
手段と、前記複数のデジタル変調手段の出力を含む複数
のデジタル被変調波を周波数多重して前記伝送路に送出
する信号合成手段とを備え、前記複数の複数TS多重化
手段の動作クロックを同期させるとともに、前記複数の
複数TS多重化手段から出力されるデジタルデータの同
期バイトあるいは複数TSヘッダの少なくともどちらか
一方の出力タイミングをそろえて出力させる。
【0017】(4)ケーブルテレビの有線系伝送路を用
いてデジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装
置において、前記ケーブルテレビのデジタル伝送方式に
よる一搬送波で伝送できるデータ速度以上である高速度
のMPEG−TS形式デジタルデータを前記ケーブルテ
レビのデジタル伝送装置による一搬送波で伝送できるデ
ータ速度以下である低速度の複数のMPEG−TS形式
デジタルデータに分割するデータ分割手段と、前記デー
タ分割手段から出力される複数の低速度のMPEG−T
S形式デジタルデータに前記ケーブルテレビの複数TS
形式デジタルデータの複数TSヘッダならびにヌルデジ
タルデータを多重して前記ケーブルテレビの複数TSデ
ジタル伝送方式のデータ速度に合致した規定速度の複数
TSデジタルデータを出力するとともに複数TSヘッダ
に前記データ分割手段からの出力順に対応する順序番号
を記述し伝送する複数の順序番号付加複数TS多重化手
段と、前記複数の順序番号付加複数TS多重化手段から
出力される規定速度の複数TSデジタルデータで搬送波
をデジタル変調してデジタル被変調波を出力する複数の
デジタル変調手段と、前記複数のデジタル変調手段の出
力を含む複数のデジタル被変調波を周波数多重して前記
伝送路に送出する信号合成手段とを備え、前記複数の複
数TS多重化手段の動作クロックを同期させるととも
に、前記複数の順序番号付加複数TS多重化手段から出
力されるデジタルデータの複数TSヘッダの出力タイミ
ングをそろえて出力させる。
【0018】(5)ケーブルテレビの有線系伝送路を用
いて伝送された信号から元のデジタルデータを復元する
ケーブルテレビの受信装置において、前記信号から周波
数多重された複数のデジタル被変調波を選択し該選択さ
れたデジタル被変調波からMPEG−TS形式デジタル
データをデジタル復調する選択デジタル復調手段と、該
MPEG−TS形式デジタルデータの同期バイトを検出
し該同期バイトの到達時間差から前記デジタル復調され
た複数のMPEG−TS形式デジタルデータの到着時間
差を吸収する時間差検出吸収手段と、該到達時間差が吸
収された複数のMPEG−TS形式デジタルデータから
当該MPEG−TS形式デジタルデータよりも高速度の
前記元のデジタルデータを合成するデータ合成手段とを
備えた。
【0019】(6)ケーブルテレビの有線系伝送路にデ
ジタルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビ
の受信装置において、周波数多重されて伝送された複数
のデジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調
波を選択してデジタル変調方式に合致した規定速度のM
PEG−TS形式デジタルデータをデジタル復調する選
択デジタル復調手段と、前記デジタル復調された規定速
度のMPEG−TS形式デジタルデータが入力され該入
力された規定速度のMPEG−TS形式デジタルデータ
から同期バイトを検出し該同期バイトの到達時間差から
前記複数の規定速度のMPEG−TS形式デジタルデー
タの到着時間差を検出して、その情報で入力された規定
速度のMPEG−TS形式デジタルデータの同期バイト
の出力タイミングをそろえて出力する時間差検出吸収手
段と、該時間差検出吸収手段から出力される複数のMP
EG−TS形式デジタルデータを合成して伝送前の高速
度のMPEG−TS形式デジタルデータに戻すデータ合
成手段とを備えた。
【0020】(7)ケーブルテレビの有線系伝送路にデ
ジタルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビ
の受信装置において、周波数多重されて伝送された複数
のデジタル被変調波から希望する複数の複数TSデジタ
ル被変調波を選択してデジタル変調方式に合致したデジ
タル復調により規定速度の複数TSデジタルデータから
単一のTSを分離しMPEG−TS形式デジタルデータ
を復調する複数の選択TS分離デジタル復調手段と、前
記復調されたMPEG−TS形式デジタルデータが入力
され該入力されたMPEG−TS形式デジタルデータか
ら同期バイトを検出し該同期バイトの到達時間差から前
記MPEG−TS形式デジタルデータの到着時間差を検
出して、その情報で入力されたMPEG−TS形式デジ
タルデータの同期バイトの出力タイミングをそろえて出
力するTS時間差検出吸収手段と、前記TS時間差検出
吸収手段から出力される複数のMPEG−TS形式デジ
タルデータを合成して伝送前の高速度のMPEG−TS
形式デジタルデータに戻すTSデータ合成手段とを備え
た。
【0021】(8)ケーブルテレビの有線系伝送路にデ
ジタルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビ
の受信装置において、周波数多重されて伝送された複数
のデジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調
波を選択してデジタル変調方式に合致したデジタル復調
する複数のデジタル復調手段と、前記複数のデジタル復
調手段の出力である規定速度の複数TSデジタルデータ
を入力し、入力した規定速度の複数TSデジタルデータ
の同期バイトを検出することで複数の入力されたデジタ
ルデータの到着時間差を検出して、その情報で入力した
規定速度の複数TSデジタルデータの同期バイトの出力
タイミングをそろえて出力する複数TS同期時間差検出
吸収手段と、前記複数TS同期時間差検出吸収手段の出
力である規定速度の複数TSデジタルデータから単一の
TSを分離することでMPEG−TS形式デジタルデー
タを出力する複数のTS分離手段と、前記複数のTS分
離手段である複数のMPEG−TS形式デジタルデータ
を合成して伝送前の高速度のMPEG−TS形式デジタ
ルデータに戻すTSデータ合成手段とを備えた。
【0022】(9)ケーブルテレビの有線系伝送路にデ
ジタルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビ
の受信装置において、周波数多重されて伝送された複数
のデジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調
波を選択してデジタル変調装置に合致したデジタル復調
する複数のデジタル復調手段と、前記複数のデジタル復
調手段の出力である規定速度の複数TSデジタルデータ
を入力し、入力した規定速度の複数TSデジタルデータ
の複数TSヘッダを検出することで複数の入力されたデ
ジタルデータの到着時間差を検出して、その情報で入力
した規定速度の複数TSデジタルデータの複数TSヘッ
ダの出力タイミングをそろえて出力する複数TSヘッダ
時間差検出吸収手段と、前記複数TSヘッダ時間差検出
吸収手段の出力である規定速度の複数TSデジタルデー
タから単一のTSを分離することでMPEG−TS形式
デジタルデータを出力する複数のTS分離手段と、前記
複数のTS分離手段である複数のMPEG−TS形式デ
ジタルデータを合成して伝送前の高速度のMPEG−T
S形式デジタルデータに戻すTSデータ合成手段とを備
えた。
【0023】(10)ケーブルテレビの有線系伝送路に
デジタルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレ
ビの受信装置において、周波数多重されて伝送された複
数のデジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変
調波を選択してデジタル変調装置に合致したデジタル復
調を行う複数のデジタル復調手段と、前記複数のデジタ
ル復調された規定速度の複数TSデジタルデータが入力
され該入力された規定速度の複数TSデジタルデータか
ら送信側で複数TSヘッダに多重されたデジタルデータ
の順序番号を復号し該順序番号に基づいて到着時間差を
検出して、その情報で入力した規定速度の複数TSデジ
タルデータの出力タイミングをそろえて出力する複数T
Sヘッダ順序番号復号時間差検出吸収手段と、前記複数
TSヘッダ順序番号復号時間差検出吸収手段からの規定
速度の複数TSデジタルデータから単一のTSを分離し
MPEG−TS形式デジタルデータを出力する複数のT
S分離手段と、前記複数のTS分離手段である複数のM
PEG−TS形式デジタルデータを合成して伝送前の高
速度のMPEG−TS形式デジタルデータに戻すTSデ
ータ合成手段とを備えた。
【0024】前述した手段によれば、ケーブルテレビな
ど有線系伝送路で、デジタルデータを分離して複数のデ
ジタル変調手段によって周波数多重して伝送路に送出
し、受信側では複数の選択デジタル復調手段によって得
られた複数のデジタルデータをデータ合成手段によって
合成することで元のデータを得ることができるので、大
容量のデジタルデータを有効に伝送することが可能であ
り、受信側の時間差検出吸収手段によって複数のデジタ
ルデータの到着時間差を検出吸収するので複数のデジタ
ル変調手段や周波数多重で伝送された伝送路あるいは複
数の選択デジタル復調手段での処理時間差などが生じて
も元のデータを得ることが可能となる。
【0025】また、MPEG−2で圧縮された画像など
のデジタルデータが多重されたトランスポートストリー
ムの形式でデータを送ることができるので、3次元映像
などの今後のデジタル放送で必要とされる大容量のデジ
タルデータを有効に伝送することが可能となる。
【0026】さらに、ケーブルテレビに伝送する場合に
は、複数の6MHz帯域64QAMで伝送するので、ケ
ーブルテレビにおける現在のアナログ地上テレビジョン
再送信における、テレビジョン受信機の局部発振器の漏
洩がCATV伝送路上に戻ったとしても影響を受けな
く、伝送路の帯域を最大限に活用できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
【0028】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0029】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1のケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置を示
す構成図であり、衛星デジタル放送をCATV伝送する
場合の構成例を示す。図1において、1は送信装置、2
は受信装置、3は伝送路、10は衛星放送受信アンテ
ナ、11は衛星デジタル受信機、12はデータ分割回
路、13a,13bは多重化回路、14a,14bは6
4QAM変調回路、15は周波数多重回路、21a,2
1bは周波数選択回路、22a,22bは64QAM復
調回路、23はMPEG−TS同期バイト時間差検出吸
収回路、24はMPEG−TSデータ合成回路、25は
MPEG−TSパケット分離回路、26はMPEGビデ
オデコーダ回路、27はオーディオデコーダ回路、28
は受信端末側の表示装置、101はデジタル復調/復号
回路、131a,131bはパケット合成回路、132
aはクロック同期発生回路、132bはクロック同期転
送回路、133a,133bは速度比較回路、134
a,134bはヌルパケット生成回路である。なお、実
施の形態1では、主要な機能部のみを示しており制御マ
イコンなどの周辺回路ブロックは略している。
【0030】送信装置1では、衛星放送受信アンテナ1
0によって受信された衛星デジタル放送の変調信号は、
ケーブルによって送信装置1内の衛星デジタル受信機1
1内のデジタル復調/復号回路101で選択されたチャ
ネルのデジタル復調、誤り訂正やエネルギー拡散等の伝
送路復号処理された衛星デジタル放送で伝送された単一
のMPEG−TSデジタルデータを得る。日本の衛星デ
ジタル放送はCSデジタル放送とBSデジタル放送があ
り、CSデジタル放送は単一のTSで放送されているの
で、そのTSがデジタル復調/復号回路101から出力
されることを意味する。また、BSデジタル放送は複数
TSで放送されるが、その場合にはその中の1TSがデ
ジタル復調/復号回路101から出力されることを意味
する。
【0031】デジタル復調/復号回路101で得られた
単一のMPEG−TSデジタルデータをデータ分割回路
12で単一のMPEG−TSデジタルデータを分割し
て、多重化回路13a,13bに加えられる。速度比較
回路133a,133bでは、多重化回路13a,13
bの動作速度の基になっているクロック同期発生回路1
32aあるいはクロック同期転送回路132bの伝送速
度情報と、データ分割回路12からの分割されたMPE
G−TSデジタルデータの速度情報との比較をすること
で速度情報比較を行い、速度誤差信号を得て、その速度
誤差に応じてヌルパケット生成回路134a,134b
からのヌルパケットをパケット合成回路131a,13
1bに加えて規定の伝送速度のデジタルデータとして6
4QAM変調回路14a,14bに送り出す。この規定
の伝送速度のデジタルデータは64QAM変調回路14
a,14bで64QAMの多値デジタル変調され、周波
数多重回路15によって他の被変調波と周波数多重され
て伝送路3に送信される。多重化回路13aのクロック
同期発生回路132aから多重化回路13bのクロック
同期転送回路132bにクロック信号やMPEG−TS
の同期バイトのタイミングを送ることで、多重化回路1
3aと13bの同期動作をさせている。
【0032】受信装置2では、伝送路3に送出された複
数のデジタル変調された被変調波を入力とし、複数のデ
ジタル変調された被変調波から複数の周波数選択回路2
1a、21bによって必要な被変調波を選択し、その選
択された64QAM被変調波を64QAM復調回路22
a,22bで復調して、MPEG−TS同期バイト時間
差検出吸収回路23で64QAM復調回路22a,22
bからの分割されたMPEG−TSデジタルデータの内
部にあるMPEG−TS同期バイトの到着時間差を検出
して、その時間差を吸収することで送信側で分割された
MPEG−TSデジタルデータを同期させてMPEG−
TSデータ合成回路24に出力する。MPEG−TSデ
ータ合成回路24では、それらの分割されたMPEG−
TSデジタルデータを合成することで、送信側のデータ
分割回路12に入力されたのと同一データである単一の
MPEG−TS形式デジタルデータに戻すことができ
る。単一のMPEG−TS形式デジタルデータはMPE
G−TSパケット分離回路25に入力されて、MPEG
−TSパケット分離回路25が映像と音声のそれぞれの
パケットを分離して、映像パケットデータはMPEGビ
デオデコーダ26でデコードされ、音声パケットはMP
EGオーディオデコーダ27でデコードされて、映像信
号と音声信号が得られて、表示装置28に入力される。
【0033】実施の形態1では、送信装置1内の衛星デ
ジタル受信機11からの衛星デジタル放送で伝送された
デジタルデータがMPEG−TS形式で、BSデジタル
放送では34.5MHz帯域を有した1トランスポンダ
で52.17Mbpsの伝送速度であるが、CATVの
6MHz帯域の64QAMでの伝送速度は29.162
Mbpsであるので、6MHz帯域の64QAMの2系
統を使って、その伝送速度の合計を58.324Mbp
sとしての伝送を実現できる。そのため、今後の衛星デ
ジタル放送で単一のMPEG−TSデジタルデータで2
9.162Mbps以上のサービスが実施されてもCA
TV伝送できる利点もある。
【0034】また、MPEG−TS同期バイト時間差検
出吸収回路23で64QAM復調回路22a,22bか
らの複数のMPEG−TSデジタルデータの到着時間差
を検出吸収できるので、多重化回路13a,13bと6
4QAM変調回路14a,14の複数のデジタル機器の
処理時間や周波数多重で伝送された伝送路3あるいは6
4QAM復調回路22a,22bの複数の機器での処理
時間差などが生じても元のデータを得ることが可能とな
る。
【0035】さらに、実施の形態1では、複数の6MH
z帯域64QAMで伝送するので、ケーブルテレビにお
ける現在のアナログ地上テレビジョン再送信における、
テレビジョン受信機の局部発振器の漏洩がCATV伝送
路上に戻ったとしても影響を受けなく、伝送路の帯域を
最大限に活用できる。
【0036】図1に示す送信装置1では、衛星デジタル
放送で伝送された単一のMPEG−TSデジタルデータ
をデータ分割回路12で2系統の単一のMPEG−TS
デジタルデータに分割することで伝送速度を遅くして、
伝送速度を遅くした2系統の単一のMPEG−TSデジ
タルデータを2系統のデジタル被変調波にする64QA
M変調回路14a,14bに加える。それらのデジタル
被変調波は周波数多重回路15によって周波数多重して
伝送路3に送出される。受信装置2では、その処理の逆
処理として、64QAM復調回路22a,22bからの
2系統の単一のMPEG−TSデジタルデータをMPE
G−TSデータ合成回路24で合成して送信された基の
単一のMPEG−TSデジタルデータに戻す際に、MP
EG−TS同期バイト時間差検出吸収回路23で2系統
の単一のMPEG−TSデジタルデータの到着時間差を
検出してその時間差を吸収する。これらの図1に係わる
送信装置1の内部のデジタルデータ処理過程を図2に、
伝送路3に送出された伝送路上での周波数多重概念図を
図3に、受信装置2の内部のデジタルデータ処理過程を
図4に示して説明する。
【0037】図2は本発明の実施の形態1の送信装置1
の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を
示す図であり、200はMPEG−TSデジタルデータ
列、201が同期バイト、202はデジタルデータ、2
03は誤り訂正符号、210a,210bは分割デー
タ、211a,211bは伝送データである。ただし、
図2は処理される単一のMPEG−TSデジタルデータ
のフレーム構成例で説明するものである。
【0038】MPEG−TSデジタルデータ200は誤
り訂正符号を含む単一のMPEG−TSデジタルデータ
であって、そのフレーム構成は、先頭の1バイトが同期
バイト201(数値は0x47)と187バイトのデジ
タルデータ202を合わせた188バイトがMPEG−
TSの実質的データである。CATVの6MHz帯域で
64QAM伝送をする場合、その伝送速度では29.1
62Mbpsに相当する。その188バイトに16バイ
トの誤り訂正符号203を加えた204バイトがデジタ
ル放送で伝送される単一のMPEG−TSデジタルデー
タであり、CATVの6MHz帯域で64QAM伝送を
する場合、誤り訂正符号を付加した伝送速度は31.6
44Mbpsである。また、188バイトのMPEG−
TSは、複数の映像や音声などを含んでおりそれらの識
別のため、先頭1バイトの同期バイト201を含む4バ
イトをパケットヘッダ、184バイトのパケットデータ
として説明される場合もあるが、本発明の実施の形態1
に関連する同期バイトと187バイトのデータで説明す
る。
【0039】衛星デジタル放送で伝送された単一のMP
EG−TSデジタルデータであるMPEG−TSデジタ
ルデータ200がデータ分割回路12で分割されて分割
データ210aと分割データ210bになり、そのデー
タが時間軸伸長されて伝送データ211aと伝送データ
211bに変換され、多重化回路13a,13bに加え
られる。図示するように、分割データ210aと分割デ
ータ210bは単にMPEG−TSデジタルデータ20
0に分割しただけで、データ1、空白、データ3や空
白、データ2、空白のように、各データがバースト的に
なっているのみでその瞬時の伝送速度は遅くなっていな
いので、間の空白時間にデータを時間軸伸長することで
伝送速度を半分にして、伝送データ211aと伝送デー
タ211bにするように分割している。なお、時間軸伸
長は一般的にメモリ回路が用いられ、データが到着して
から伸長するためデータ1とデータ2との伸長の始り時
刻が違うのが一般的であるが、分割データ210aのデ
ータ1の時間軸伸長は分割データ210bのデータ2の
時間軸伸長と同期して行なうことで、伝送データ211
aと伝送データ211bとを得る。そのために、多重化
回路13aのクロック同期発生回路132aから多重化
回路13bのクロック同期転送回路132bにクロック
信号やMPEG−TSの同期バイトのタイミングを送っ
ている。多重化回路13aと多重化回路13bとでは、
規定の伝送速度のデジタルデータとするためにヌルパケ
ットを挿入するが、そのヌルパケットも同一の204バ
イトのMPEG−TSデジタルデータの構造である。
【0040】図3は本発明の伝送路上での周波数多重概
念図である。図1の伝送路3に送出された信号を表わ
し、31は周波数多重伝送路の全体帯域、32は64Q
AM変調回路14aから出力されたデジタル被変調波、
33は64QAM変調回路14bから出力されたデジタ
ル被変調波を表わしている。この図3から明らかなよう
に、実施の形態1の送信装置では、64QAM変調回路
14aから出力されたデジタル被変調波32と、64Q
AM変調回路14bから出力されたデジタル被変調波3
3とが、周波数多重回路15から出力された周波数多重
伝送路の全体帯域31内に伝送することができる。
【0041】図4は本発明の図1に係わる受信装置2の
内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を示
す図である。401は同期バイト、402はデジタルデ
ータ、403は誤り訂正符号、411a,411bは受
信されたMPEG−TSデジタルデータ、412a,4
12bは到着時間差吸収されたデータ、413a,41
3bは時間軸圧縮データ、414は合成データである。
【0042】受信されたMPEG−TSデジタルデータ
411aと411bの到着時間にTの時間差があるが、
MPEG−TS同期バイト時間差検出吸収回路23で同
期バイト到着時間の差を検出して吸収することで、到着
時間差吸収されたデータ412aと412bとされ、各
々2倍の伝送速度に時間軸圧縮されて時間軸圧縮データ
413aと413bになる。その際に、合成することを
考慮してデータ1とデータ3の間に空白の時間を設け、
その空白時間にデータ2が合成できるように同期バイト
の時刻で管理する。時間軸圧縮データ413aと413
bがMPEG−TSデータ合成回路24で合成されて合
成データ414になる。この合成データ414がMPE
G−TSパケット分離回路25に加えられて、映像や音
声のパケットに分離される。その際に、衛星デジタル放
送とCATVの6MHz帯域の64QAMを2系統の伝
送速度の一致を図るために送信側でヌルパケットを加え
たが、そのヌルパケットはMPEG−TSパケットの形
式で多重されているためMPEG−TSパケット分離回
路25で無視されるので、特に受信側で送信側で多重さ
れたヌルパケットを削除する必要はない。
【0043】同期バイトの到着時間差を検出するMPE
G−TS同期バイト時間差検出吸収回路23の時間差検
出吸収可能範囲は同期バイトの出現期間の半分となる。
データ1の期間は204バイトであるので、204×8
ビットのデータであり、31.644Mbpsの1ビッ
トは約254nsであるため、204バイトの期間は約
51.5μsである。そのデータ1とデータ2の到着時
間がずれていてもそのデータ期間の半分である約25.
8μsまでならば、同期バイトの到着時間差を検出する
ことが可能である。その結果、同一のケーブルテレビ伝
送である場合には、送信装置1及び受信装置2での処理
時間差などが生じても元のデータを得ることが可能とな
る。それ以上になるとデータの前後関係が不明なため検
出を誤る。
【0044】以上の結果、各搬送波で伝送できる容量よ
り多くのデータを伝送することが可能となる。CATV
の6MHz帯域の64QAMでの伝送速度は31.64
4Mbpsであり、誤り訂正のための冗長データを除い
た伝送速度は29.162Mbpsであるが、本発明の
実施の形態1で示すように、その6MHz帯域の64Q
AM信号を2系統の複数で周波数多重すると58.32
4Mbpsデータを伝送することができる。そうすれ
ば、BSデジタル放送の衛星デジタル放送で、34.5
MHz帯域を有した1トランスポンダで52.17Mb
psの伝送速度を有しており、この信号が単一のMPE
G−TSデジタルデータであってもCATVで伝送可能
となる。なお、MPEG−2で圧縮された高精細度映像
が約20Mbpsであるので、52.17Mbpsの伝
送速度で高精細度映像を2プログラム伝送可能である。
ここで、多眼のデジタルデータで3次元映像を考える
と、20眼で捕らえた映像の容量は約20倍となり、高
精細度3次元映像は約400Mbpsが必要になるとも
考えられるが、20眼で捕らえた映像の相関性が多いの
で、デジタル画像圧縮技術を用いることでその約10分
の1に減じられると想定すると約40Mbpsとなるで
あろう。そうなれば、BSデジタル放送では1トランス
ポンダで、実施の形態1で示す2系統の6MHz帯域の
64QAM信号で周波数多重伝送で、高精細度3次元映
像を放送することができる計算となる。
【0045】以上説明したように、実施の形態1のケー
ブルテレビの送信装置1及び受信装置2では、ケーブル
テレビの送信装置1を構成しデータ分割手段として機能
するデータ分割回路12が、例えば衛星デジタル受信機
11からの衛星デジタル放送で伝送された高速度のMP
EG−TS形式デジタルデータを、ケーブルテレビのデ
ジタル伝送方式の一搬送波で伝送できるデータ速度以下
である低速度の2つのMPEG−TS形式デジタルデー
タに分割する。次に、多重化手段として機能する多重化
回路13a,13bが分割された低速度のMPEG−T
S形式デジタルデータのそれぞれにMPEG−TSパケ
ットの形式のヌルデジタルデータを多重しケーブルテレ
ビのデータ伝送速度に合致した速度のMPEG−TS形
式デジタルデータを生成する。この後に、デジタル変調
手段として機能する64QAM変調回路14a,14b
が多重化回路13a,13bで生成されたそれぞれのM
PEG−TS形式デジタルデータで搬送波をデジタル変
調しデジタル被変調波を生成し、信号合成手段として機
能する周波数多重回路15が生成されたデジタル被変調
波を周波数多重して伝送路(有線系伝送路)3に送出す
る。
【0046】一方、テーブルテレビの受信装置2では、
選択デジタル復調手段として機能する周波周選択回路2
1a,21bが、まず伝送路3の信号から周波数多重さ
れた複数のデジタル被変調波を選択し、次に選択デジタ
ル復調手段として機能する64QAM復調回路22a,
22bが選択されたデジタル被変調波からケーブルテレ
ビのデジタル伝送方式の一搬送波で伝送できるデータ速
度以下である低速度の2つのMPEG−TS形式デジタ
ルデータをデジタル復調する。次に、時間差検出吸収手
段として機能するMPEG−TS同期バイト時間差検出
吸収回路23が、64QAM復調回路22a,22bに
よって復調された2つのMPEG−TS形式デジタルデ
ータの同期バイト401を検出し、該同期バイトの到達
時間差Tからデジタル復調された2つのMPEG−TS
形式デジタルデータの到着時間差Tを吸収する。その後
に、データ合成手段として機能するMPEG−TSデー
タ合成回路24が到達時間差Tが吸収された低速度の2
つのMPEG−TS形式デジタルデータから当該MPE
G−TS形式デジタルデータよりも高速度の元のデジタ
ルデータすなわち衛星デジタル受信機11からの衛星デ
ジタル放送で伝送された高速度のMPEG−TS形式デ
ジタルデータを合成する。
【0047】このように、実施の形態1のケーブルテレ
ビの送信装置1では、例えば衛星デジタル受信機11か
らの衛星デジタル放送で伝送された高速度のMPEG−
TS形式デジタルデータであるMPEG−TSの信号列
を奇数番目のパケットと偶数番目のパケットとの2つに
分割し、この分割したMPEG−TS形式デジタルデー
タからケーブルテレビのデータ伝送速度に合致した速度
の2つのMPEG−TS形式デジタルデータすなわちケ
ーブルテレビのデータ伝送速度に合致した速度の2チャ
ンネル分のMPEG−TS形式デジタルデータを生成
し、それぞれを異なる搬送波で変調して伝送路3に出力
し、受信装置2では異なる搬送波で変調された2チャン
ネル分のMPEG−TS形式デジタルデータを復調し
て、元のデジタルデータすなわち衛星デジタル受信機1
1からの衛星デジタル放送で伝送された高速度のMPE
G−TS形式デジタルデータを合成するものであるか
ら、BSデジタル放送などの衛星デジタル放送などのC
ATVにおけるデジタル伝送方式の伝送速度以上の伝送
速度を有する単一のMPEG−TSデジタルデータをC
ATV伝送することができる。
【0048】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2のケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置を示
す構成図であり、衛星デジタル放送をCATV伝送する
場合の構成例を示す。図5において、51a,51bは
複数TS多重化回路、52a,52bは複数TS分離回
路、511a,511bはパケット合成回路、512a
はクロック同期発生回路、512bはクロック同期転送
回路、513a,513bは速度比較回路、514a,
514bはヌルパケット生成回路、515a,515b
は複数TSヘッダ生成回路である。
【0049】実施の形態2では、文献1の1999年7
月27日に発表された映像情報メディア学会技術報告
(vol.23,No.48)の7頁から12頁の「ケ
ーブルテレビ複数MPEG−TS多重方式の一提案」や
13頁から18頁の「複数MPEG−TSのケーブルテ
レビ伝送実験」に記載されているCATVでの複数TS
伝送方式を採用したものである。この文献1に示される
CATVでの複数TS伝送方式は、伝送容量が多く一中
継器を複数の放送事業者で複数のMPEG−TSで放送
されるBSデジタル放送をケーブルテレビで再送信する
ために提案されもので、2000年8月14日の郵政省
省令によって有線テレビジョン放送法施行規則の一部が
改正され、ケーブルテレビ局での運用が可能な伝送方式
である。この複数TS伝送方式では、MPEG−TSの
同期バイトを先頭にする188バイトのMPEG−TS
をN個(図17と図18の例では52個)まとめ、その
先頭にTSMFヘッダと呼ばれる同期バイトを先頭にす
る188バイトのMPEG−TS形式のヘッダを設けて
188バイトのMPEG−TSをN+1個(図17と図
18の例では53個)をまとめたフレーム構造を形成し
ている。この伝送方式によって、各中継器が2以上の複
数TSで運用される2000年12月本放送開始のBS
デジタル放送の各番組をケーブルテレビの6MHz帯域
1チャネルで再送信可能となっている。
【0050】実施の形態2では、この複数TS伝送方式
で伝送される場合の形態であり、実施の形態1と同様に
MPEG−TSの同期バイトで同期させる場合の形態で
ある。
【0051】送信装置1では、データ分割回路12で単
一のMPEG−TSデジタルデータを分割して、複数T
S多重化回路51a,51bに加えられる。多重化回路
51a,51bでは複数TSヘッダ生成回路513a,
513bからの複数TSヘッダ(上記報告ではTSMF
ヘッダと呼ばれる)に加えて、速度比較回路513a,
513bで多重化回路51a,51bの動作速度の基に
なっているクロック同期発生回路512aあるいはクロ
ック同期転送回路512bの伝送速度情報とデータ分割
回路12からの分割されたMPEG−TSデジタルデー
タの速度情報との比較をすることで速度情報比較を行
い、速度誤差信号を得て、その速度誤差に応じてヌルパ
ケット生成回路514a,514bからのヌルパケット
をパケット合成回路511a,511bに加えて規定の
伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調回路1
4a,14bに送り出す。実施の形態2では複数TS方
式であるので上記報告にあるように他のMPEG−TS
デジタルデータを多重することが容易であり、ヌルパケ
ットの替わりに、他のMPEG−TSデジタルデータを
多重することも可能である。また、複数TSヘッダに
は、複数TSのTS分離用の情報以外に緊急警報放送用
の起動フラグなどのデータを多重伝送できる領域がある
ので、BSデジタル放送で送られてくる緊急警報放送用
の起動フラグなどの情報をCATV伝送することも可能
である。
【0052】受信装置2では、伝送路3に送出された複
数のデジタル変調された被変調波を入力とし、複数のデ
ジタル変調された被変調波から複数の周波数選択回路2
1a,21bによって必要な被変調波を選択し、その選
択された64QAM被変調波を64QAM復調回路22
a,22bで復調したデジタルデータが複数TSの形式
であるので、複数TS分離回路52a,52bでTS分
離して単一のMPEG−TSデジタルデータにする。M
PEG−TS同期バイト時間差検出吸収回路23で複数
TS分離回路52a,52bからの送信側で分割された
MPEG−TSデジタルデータの内部にあるMPEG−
TS同期バイトの到着時間差を検出してその時間差を吸
収することで送信側で分割されたMPEG−TSデジタ
ルデータを同期させてMPEG−TSデータ合成回路2
4に出力する。複数TS分離回路52a,52bでは、
送信側で複数TSヘッダに多重された情報である緊急警
報放送用の起動フラグ情報などを復号して出力すること
も可能である。
【0053】なお、複数TSヘッダ生成回路513a,
513bの複数TSヘッダ情報の例については、前述す
るように、文献1に記載されている。
【0054】実施の形態2の送信装置1の内部のデジタ
ルデータ処理過程を図6に、受信装置2の内部のデジタ
ルデータ処理過程を図6に示して説明する。
【0055】図6は本発明の実施の形態2の送信装置1
の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を
示す図である。処理される単一のMPEG−TSデジタ
ルデータのフレーム構成例で説明する。611a,61
1bは複数TS伝送データであり、図2と同じ番号は同
一データを示す。伝送データ211aと伝送データ21
1bに複数TSヘッダを挿入することで複数TS伝送デ
ータ611aと複数TS伝送データ611bを得て、複
数TS分離回路52a,52bの出力とする。
【0056】図7は本発明の実施の形態2の受信装置2
の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を
示す図である。701は同期バイト、702はデジタル
データ、703は誤り訂正符号、711a,711bは
受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ、
712a,712bは複数TS分離後の単一のMPEG
−TSデジタルデータ、713a,713bは到着時間
差吸収されたデータ、714a,714bは時間軸圧縮
データ、715は合成データである。
【0057】64QAM復調回路22a,22bからの
受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ7
11aと711bの到着時間にT0の時間差があり、複
数TS分離回路52a,52bの出力である複数TS分
離の単一のMPEG−TSデジタルデータ712aと7
12bの到着時間にT1の時間差があるとする。MPE
G−TS同期バイト時間差検出吸収回路23で同期バイ
トの到着時間の差を検出して吸収することで、到着時間
差吸収されたデータ713aと713bとされ、各々2
倍の伝送速度に時間軸圧縮されて時間軸圧縮データ71
4aと714bになる。その際に、合成することを考慮
してデータ1とデータ3の間に空白の時間を設け、その
空白時間にデータ2が合成できるように同期バイトの時
刻で管理する。時間軸圧縮データ714aと714bが
MPEG−TSデータ合成回路24で合成されて合成デ
ータ715になる。この合成データ715がMPEG−
TSパケット分離回路25に加えられる。
【0058】実施の形態2によれば、6MHz帯域の6
4QAMの2系統を使って伝送速度の拡大や、MPEG
−TS同期バイト時間差検出吸収回路23による複数の
伝送路や機器での処理時間差などにも対応できる等の図
1で示した実施の形態1の効果に加えて、実施の形態2
では、複数TSヘッダ情報を多重伝送できるので、BS
デジタル放送で送られてくる緊急警報放送用の起動フラ
グ情報などの情報をCATV伝送できる利点もある。
【0059】以上説明したように、実施の形態2の送信
装置1では、例えばデータ分割回路12が衛星デジタル
受信機11からの衛星デジタル放送で伝送された高速度
のMPEG−TS形式デジタルデータであるMPEG−
TSの信号列を奇数番目のパケットと偶数番目のパケッ
トとの2つに分割し、この分割されたMPEG−TS形
式デジタルデータから複数TS多重化手段となる多重化
回路51a,51bがケーブルテレビの複数TS形式デ
ジタルデータの複数TSヘッダならびにヌルデジタルデ
ータを多重してケーブルテレビの複数TSデジタル伝送
方式のデータ速度に合致した規定速度の複数TSデジタ
ルデータを生成し、それぞれを異なる搬送波で変調して
伝送路3に出力し、受信装置2では選択TS分離デジタ
ル復調手段となる周波数選択回路21a,21bが異な
る搬送波で変調され伝送された2チャンネル分の複数T
Sデジタルデータ被変調波を選択してデジタル変調方式
に合致したデジタル復調により規定速度の複数TSデジ
タルデータから単一のTSを分離しMPEG−TS形式
デジタルデータを復調し、TS時間差検出吸収手段とな
るMPEG−TS同期バイト時間差検出吸収回路23が
復調されたMPEG−TS形式デジタルデータから同期
バイトを検出し該同期バイトの到達時間差からMPEG
−TS形式デジタルデータの到着時間差を検出して、そ
の情報で入力されたMPEG−TS形式デジタルデータ
の同期バイトの出力タイミングをそろえて、元のデジタ
ルデータすなわち衛星デジタル受信機11からの衛星デ
ジタル放送で伝送された高速度のMPEG−TS形式デ
ジタルデータを合成するものであるから、BSデジタル
放送などの衛星デジタル放送などのCATVにおけるデ
ジタル伝送方式の伝送速度以上の伝送速度を有するMP
EG−TSデジタルデータをCATV伝送することがで
きる。
【0060】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3のケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置を示
す構成図であり、衛星デジタル放送をCATV伝送する
場合の構成例を示す。図8において、83は複数TS内
MPEG−TS同期バイト時間差検出吸収回路である。
ただし、以下の説明では、実施の形態2と異なる、受信
装置2について詳細に説明する。
【0061】64QAM復調回路22a,22bで復調
したデジタルデータが複数TSの形式であるが、その複
数TSの形式のまま複数TS内MPEG−TS同期バイ
ト時間差検出吸収回路83によって複数TSの同期バイ
トの到着時間の差を検出して吸収することで到着時間差
吸収する。その出力を複数TS分離回路52a,52b
でTS分離して単一のMPEG−TSデジタルデータに
し、MPEG−TSデータ合成回路24に出力する。
【0062】実施の形態3の送信装置1の内部のデジタ
ルデータ処理過程を図9に、受信装置2の内部のデジタ
ルデータ処理過程を図10に示して説明する。
【0063】図9は本発明の実施の形態3の送信装置1
の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を
示す図であるが、この送信装置1は実施の形態2の送信
装置1と同一なので、図9は図6と同一である。
【0064】図10は本発明の実施の形態3の受信装置
2の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例
を示す図であり、1002a,1002bは到着時間差
吸収された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ、
1003a,1003bは到着時間差吸収された単一の
MPEG−TSデジタルデータ、1004a,1004
bは到着時間差吸収され複数TS分離後の時間軸圧縮デ
ータ、1005は合成データであり、図7と同じ番号は
同一データを示す。
【0065】64QAM復調回路22a,22bからの
受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ列
711aと711bの到着時間にTの時間差があり、そ
の複数TSの形式で受信装置2の複数TS内MPEG−
TS同期バイト時間差検出吸収回路83に加えられて複
数TSの同期バイトの到着時間の差を検出して吸収する
ことで到着時間差吸収された複数TSのMPEG−TS
デジタルデータ1002a,1002bとされ、複数T
S分離回路52a,52bに加えられて複数TS分離さ
れて到着時間差吸収された単一のMPEG−TSデジタ
ルデータ1003a,1003bとなる。MPEG−T
Sデータ合成回路24では、到着時間差吸収された単一
のMPEG−TSデジタルデータ1003a,1003
bが各々2倍の伝送速度に時間軸圧縮されて到着時間差
吸収され複数TS分離後の時間軸圧縮データ1004a
と1004bになる。その際に、合成することを考慮し
てデータ1とデータ3の間に空白の時間を設け、その空
白時間にデータ2が合成できるように同期バイトの時刻
で管理する。到着時間差吸収され複数TS分離後の時間
軸圧縮データ1004aと1004bが合成されて合成
データ1005になる。この合成データ1005がMP
EG−TSパケット分離回路25に加えられる。
【0066】実施の形態3によれば、6MHz帯域の6
4QAMの2系統を使って伝送速度の拡大や、MPEG
−TS同期バイト時間差検出吸収回路23による複数の
伝送路や機器での処理時間差などにも対応できる等の図
1で示した実施の形態1の効果に加えて、実施の形態3
では、複数TSヘッダ情報を多重伝送できるので、BS
デジタル放送で送られてくる緊急警報放送用の起動フラ
グ情報などの情報をCATV伝送できる利点もあること
は図5で示した実施の形態2と同一である。
【0067】(実施の形態4)図11は本発明の実施の
形態4のケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置を
示す構成図であり、衛星デジタル放送をCATV伝送す
る場合の構成例を示す。図11において、113は複数
TSヘッダ時間差検出吸収回路である。ただし、以下の
説明では、実施の形態2と異なる、受信装置2について
詳細に説明する。
【0068】64QAM復調回路22a,22bで復調
したデジタルデータが複数TSの形式であるが、その複
数TSの形式のまま複数TSヘッダ時間差検出吸収回路
113によって複数TSの複数TSヘッダの到着時間の
差を検出して吸収することで到着時間差吸収する。その
出力を複数TS分離回路52a,52bでTS分離して
単一のMPEG−TSデジタルデータにし、MPEG−
TSデータ合成回路24に出力する。
【0069】実施の形態4も複数TS伝送方式で伝送さ
れる場合の形態であり、実施の形態2あるい実施の形態
3のMPEG−TSの同期バイトで同期させるのではな
く、文献1のTSMFヘッダを同期の基準として用いる
場合の形態である。この形態では、文献1のTSMFヘ
ッダ(実施の形態の説明では、複数TSヘッダと呼ぶ)
の送出時間間隔が同期バイトより長いことにより、受信
側までの到達時間差が大きい場合にも本発明が有効とな
ることを示す。
【0070】実施の形態4では、複数TSヘッダ時間差
検出吸収回路113で複数TSヘッダを用いて複数TS
のMPEG−TSデジタルデータの到着時間差を検出す
るので、時間差検出吸収可能範囲を拡大できる。複数T
Sヘッダは同期バイトを先頭にした204バイトのパケ
ットが53パケットの先頭にあるためその出現する時間
間隔は同期バイトの53倍であり、約2.76msであ
る。64QAM復調回路22a、22bで復調したデジ
タルデータの到着時間がずれていても複数TSヘッダ出
現時間間隔の半分である約1.37msまでならば、複
数TSヘッダの到着時間差を検出することが可能であ
る。その結果、同一のケーブルテレビの伝送路3に限ら
ず、2つの複数TSのMPEG−TSデジタルデータの
一方をVHF帯で、他方をUHF帯で伝送するような帯
域分割局間伝送の別帯域処理や、デジタル用の1台以上
の送信装置を共用し別のルートでの供給を行ういわゆる
ケーブルテレビネットワーク配信方式を行う場合であっ
ても、元のデータを得ることが可能となる。
【0071】実施の形態4の送信装置1の内部のデジタ
ルデータ処理過程を図12に、受信装置2の内部のデジ
タルデータ処理過程を図13に示して説明する。
【0072】図12は本発明の実施の形態4の送信装置
1の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例
を示す図であるが、実施の形態4の送信装置1は実施の
形態2の送信装置1と同一なので、図12は図6と同一
である。
【0073】図13は本発明の実施の形態4の受信装置
2の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例
を示す図である。1301a,1301bは受信された
複数TSのMPEG−TSデジタルデータ、1302
a,1302bは到着時間差吸収された複数TSのMP
EG−TSデジタルデータであり、図7あるいは図10
と同じ番号は同一データを示す。
【0074】64QAM復調回路22a,22bからの
受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ列
1301aと1301bの到着時間にT2の時間差(図
10の場合より長い)があり、その複数TSの形式で受
信装置2の複数TSヘッダ時間差検出吸収回路113に
加えられて複数TSの複数TSヘッダの到着時間の差を
検出して吸収することで到着時間差吸収された複数TS
のMPEG−TSデジタルデータ1302a,1302
bとされ、複数TS分離回路52a,52bに加えられ
て複数TS分離されて到着時間差吸収された単一のMP
EG−TSデジタルデータ1003a,1003bとな
る。
【0075】実施の形態4によれば、6MHz帯域の6
4QAMの2系統を使って伝送速度の拡大や、複数TS
ヘッダ情報によるBSデジタル放送で送られてくる緊急
警報放送用の起動フラグ情報などの情報をCATV伝送
できる利点などについては実施の形態2あるいは実施の
形態3と同様であるが、複数TSヘッダ時間差検出吸収
回路113で複数TSヘッダを用いて複数TSのMPE
G−TSデジタルデータの到着時間差を検出するので、
時間差検出吸収可能範囲を拡大できる利点がある。
【0076】以上説明したように、実施の形態4の送信
装置1では、例えばデータ分割回路12が衛星デジタル
受信機11からの衛星デジタル放送で伝送された高速度
のMPEG−TS形式デジタルデータであるMPEG−
TSの信号列を奇数番目のパケットと偶数番目のパケッ
トとの2つに分割し、この分割されたMPEG−TS形
式デジタルデータから複数TS多重化手段となる多重化
回路51a,51bがケーブルテレビの複数TS形式デ
ジタルデータの複数TSヘッダならびにヌルデジタルデ
ータを多重してケーブルテレビの複数TSデジタル伝送
方式のデータ速度に合致した規定速度の複数TSデジタ
ルデータを生成し、それぞれを異なる搬送波で変調して
伝送路3に出力し、受信装置2ではデジタル復調手段と
なる周波数選択回路21a,21bと64QAM復調回
路22a,22bが周波数多重されて伝送された複数の
デジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調波
を選択してデジタル変調装置に合致したデジタル復調を
し、複数TSヘッダ時間差検出吸収手段となる複数TS
ヘッダ時間差検出吸収回路113が規定速度の複数TS
デジタルデータの複数TSヘッダを検出してデジタルデ
ータの到着時間差を検出し、その情報で規定速度の複数
TSデジタルデータの複数TSヘッダの出力タイミング
をそろえ、複数TS分離手段となる複数分離回路52
a,52bが規定速度の複数TSデジタルデータから単
一のTSを分離することでMPEG−TS形式デジタル
データを生成し、この分離されたMPEG−TS形式デ
ジタルデータを合成して元のデジタルデータすなわち衛
星デジタル受信機11からの衛星デジタル放送で伝送さ
れた高速度のMPEG−TS形式デジタルデータを合成
するものであるから、BSデジタル放送などの衛星デジ
タル放送などのCATVにおけるデジタル伝送方式の伝
送速度以上の伝送速度を有するMPEG−TSデジタル
データをCATV伝送することができる。
【0077】(実施の形態5)図14は本発明の実施の
形態5のケーブルテレビの送信装置ならびに受信装置を
示す構成図であり、衛星デジタル放送をCATV伝送す
る場合の構成例を示す。図14において、141a,1
41bは順序番号付加複数TS多重化回路、142は複
数TSヘッダ順序番号解析時間差検出吸収回路、141
1a,1411bはパケット合成回路、1412aはク
ロック同期発生回路、1412bはクロック同期転送回
路、1413a,1413bは速度比較回路、1414
a,1414bはヌルパケット生成回路、1415a,
1415bは順序番号付加複数TSヘッダ生成回路であ
る。
【0078】実施の形態5は、複数TSヘッダの情報記
述可能領域に送信側のデータ分割回路12で分割された
デジタルデータの順序番号を記述して送信する方法であ
り、文献1の9頁の表2のTSMFヘッダのデータ構造
に記載の「将来のためのリザーブ」や「プライベートデ
ータ」内にデータ分割回路12で分割されたデジタルデ
ータの順序番号を記述して送る提案である。
【0079】送信装置1では、データ分割回路12で単
一のMPEG−TSデジタルデータを分割して、順序番
号付加複数TS多重化回路141a,141bに加えら
れる。多重化回路141a,141bでは順序番号付加
複数TSヘッダ生成回路1413a,1413bからの
複数TSヘッダ(上記報告ではTSMFヘッダと呼ばれ
る)と、その情報記述可能領域に送信側のデータ分割回
路12で分割されたデジタルデータの順序番号を記述
し、速度比較回路1413a,1413bで順序番号付
加複数TS多重化回路141a,141bの動作速度の
基になっているクロック同期発生回路1412aあるい
はクロック同期転送回路1412bの伝送速度情報とデ
ータ分割回路12からの分割されたMPEG−TSデジ
タルデータの速度情報との比較をすることで速度情報比
較を行い、速度誤差信号を得て、その速度誤差に応じて
ヌルパケット生成回路1414a,1414bからのヌ
ルパケットをパケット合成回路1411a,1411b
に加えて規定の伝送速度のデジタルデータとして64Q
AM変調回路14a,14bに送り出す。
【0080】受信装置2では、64QAM復調回路22
a,22bで復調したデジタルデータが複数TSの形式
であるが、その複数TSの形式のまま複数TSヘッダ順
序番号解析時間差検出吸収回路142によって複数TS
の複数TSヘッダ内に送信側で記述した順序番号を解析
して到着時間の差を検出して吸収することで到着時間差
吸収する。その出力を複数TS分離回路52a,52b
でTS分離して単一のMPEG−TSデジタルデータに
し、MPEG−TSデータ合成回路24に出力する。
【0081】実施の形態5では、複数TSヘッダ順序番
号解析時間差検出吸収回路142で複数TSヘッダとそ
の情報領域に送信側で記述した順序番号を解析して複数
TSのMPEG−TSデジタルデータの到着時間差を検
出するので、時間差検出吸収可能範囲を拡大できる。複
数TSヘッダ内の情報領域に順序番号を記述することで
その記述番号が異なる期間の複数TSヘッダの前後関係
が判断できる。例えば、その情報を0と1の1ビットと
しても、0番あるいは1番の複数TSヘッダの到着時間
差を検出することが可能で、2倍の複数TSヘッダの出
現時間間隔の半分である約2.73msまで到着時間差
を検出することが可能である。さらにその情報を00,
01,10,11の2ビットとするとその2倍の約5.
46msまで到着時間差を検出することが可能となる。
その結果、同一のケーブルテレビの伝送路3での伝送、
及び2つの複数TSのMPEG−TSデジタルデータの
一方をVHF帯で、他方をUHF帯で伝送するような帯
域分割局間伝送の別帯域処理、並びにデジタル用の送信
装置を共用し別のルートでの供給を行ういわゆるケーブ
ルテレビネットワーク配信方式を行う場合に限らず、デ
ジタル用の送信装置を共用し2つの複数TSのMPEG
−TSデジタルデータをATMで配信するいわゆるデジ
タルネットワーク配信方式を行う場合であっても、元の
データを得ることが可能となる。
【0082】実施の形態5の送信装置1の内部のデジタ
ルデータ処理過程を図15に、受信装置2の内部のデジ
タルデータ処理過程を図16に示して説明する。
【0083】図15は本発明の実施の形態5の送信装置
1の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例
を示す図である。図15において、1511a,151
1b,1512a,1512bは順序番号付き複数TS
伝送データであり、図2と同じ番号は同一データを示
す。伝送データ211aと伝送データ211bに複数T
Sヘッダと、その情報記述可能領域にデジタルデータの
順序番号を記述挿入することで順序番号付き複数TS伝
送データ1511aと順序番号付き複数TS伝送データ
1511bを得て、順序番号付加複数TS多重化回路1
41a,141bの出力とする。順序番号付き複数TS
伝送データ1512a,1512bは順序番号付き複数
TS伝送データ1511a,1511bの長時間を記述
したもので、順序番号付き複数TS伝送データ1512
aは複数TSヘッダ0,データ1,データ3,データ
5,データ7,複数TSヘッダ1,データ9で示し、順
序番号付き複数TS伝送データ1512bは複数TSヘ
ッダ0,データ2,データ4,データ6,データ8,複
数TSヘッダ1,データ10で示す。
【0084】図16は本発明の実施の形態5の受信装置
2の内部のデジタルデータ処理過程のデータ信号列の例
を示す図である。図16において、1601a,160
1bは受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデ
ータ、1602a、1602b,1603a,1603
bは到着時間差吸収された複数TSのMPEG−TSデ
ジタルデータであり、図7あるいは図10と同じ番号は
同一データを示す。
【0085】64QAM復調回路22a,22bからの
受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ列
1601aと1601bの到着時間にT3の時間差(図
13のT2より長い)があり、その複数TSの形式で受
信装置2の複数TSヘッダ順序番号解析時間差検出吸収
回路142で複数TSヘッダとその情報領域に送信側で
記述した順序番号を解析して複数TSのMPEG−TS
デジタルデータの到着時間差を検出して吸収することで
到着時間差吸収された複数TSのMPEG−TSデジタ
ルデータ1602a,1602bとされ、複数TS分離
回路52a,52bに加えられて複数TS分離されて到
着時間差吸収された単一のMPEG−TSデジタルデー
タ1003a,1003bとなる。到着時間差吸収され
た複数TSのMPEG−TSデジタルデータ1603
a,1603bは到着時間差吸収された複数TSのMP
EG−TSデジタルデータ1602a,1602bの時
間拡大したデータであり、送信側と時間間軸をそろえて
いる。
【0086】送信側で順序番号付き複数TS伝送データ
1512aは複数TSヘッダ0,データ1,データ3,
データ5,データ7,複数TSヘッダ1,データ9で示
し、順序番号付き複数TS伝送データ1512bは複数
TSヘッダ0,データ2,データ4,データ6,データ
8,複数TSヘッダ1,データ10で示したことで、受
信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ列1
601aと1601bの到着時間にT3の時間差があっ
ても複数TSヘッダ0の位置をそろえることで到着時間
差をそろえることができる。なお、複数TSヘッダ内の
順序番号のビット数を長くすればそれだけ吸収できる時
間が長くなる。
【0087】実施の形態5によれば、6MHz帯域の6
4QAMの2系統を使って伝送速度の拡大や、複数TS
ヘッダ情報によるBSデジタル放送で送られてくる緊急
警報放送用の起動フラグ情報などの情報をCATV伝送
できる利点などについては実施の形態2〜4と同様であ
るが、複数TSヘッダ順序番号解析時間差検出吸収回路
142で複数TSヘッダ内の順序番号で複数TSのMP
EG−TSデジタルデータの到着時間差を検出するの
で、時間差検出吸収可能範囲を実施の形態4より拡大で
きる利点がある。
【0088】以上説明したように、実施の形態5の送信
装置1では、例えばデータ分割回路12が衛星デジタル
受信機11からの衛星デジタル放送で伝送された高速度
のMPEG−TS形式デジタルデータであるMPEG−
TSの信号列を奇数番目のパケットと偶数番目のパケッ
トとの2つに分割し、順序番号付加複数TS多重化手段
となる多重化回路141a,141bが、分割されたM
PEG−TS形式デジタルデータからケーブルテレビの
複数TS形式デジタルデータの複数TSヘッダならびに
ヌルデジタルデータを多重してケーブルテレビの複数T
Sデジタル伝送方式のデータ速度に合致した規定速度の
複数TSデジタルデータを生成するとともに、多重化回
路141a,141bが複数TSヘッダに分割されたパ
ケットの出力順に対応する順序番号を記述した複数TS
デジタルデータをそれぞれを異なる搬送波で変調して伝
送路3に出力し、受信装置2ではデジタル復調手段とな
る周波数選択回路21a,21bと64QAM復調回路
22a,22bが周波数多重されて伝送された複数のデ
ジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調波を
選択してデジタル変調装置に合致したデジタル復調を
し、複数TSヘッダ順序番号復号時間差検出吸収手段と
なる複数TSヘッダ順序番号解析時間差検出吸収回路1
42が規定速度の複数TSデジタルデータから送信装置
1の側で複数TSヘッダに多重されたデジタルデータの
順序番号を復号し、該順序番号に基づいて到着時間差を
検出して、その情報で入力した規定速度の複数TSデジ
タルデータの出力タイミングをそろえ、複数TS分離手
段となる複数分離回路52a,52bが規定速度の複数
TSデジタルデータから単一のTSを分離することでM
PEG−TS形式デジタルデータを生成し、この分離さ
れたMPEG−TS形式デジタルデータを合成して元の
デジタルデータすなわち衛星デジタル受信機11からの
衛星デジタル放送で伝送された高速度のMPEG−TS
形式デジタルデータを合成するものであるから、BSデ
ジタル放送などの衛星デジタル放送などのCATVにお
けるデジタル伝送方式の伝送速度以上の伝送速度を有す
るMPEG−TSデジタルデータをCATV伝送するこ
とができる。
【0089】なお、実施の形態1〜5のケーブルテレビ
の送信装置及び受信装置では、送信装置1による衛星デ
ジタル受信機11からの衛星デジタル放送で伝送された
高速度のMPEG−TS形式デジタルデータの分割数を
2としたが、これに限定されることはなく、3以上でも
よいことはいうまでもない。
【0090】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0091】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0092】ケーブルテレビなど有線系伝送路で、デジ
タルデータを分離して複数のデジタル変調手段によって
周波数多重して伝送路に送出し、受信側では複数の選択
デジタル復調手段によって得られた複数のデジタルデー
タをデータ合成手段によって合成することで元のデータ
を得ることができるので、大容量のデジタルデータを有
効に伝送することが可能であり、受信側の時間差検出吸
収手段によって複数のデジタルデータの到着時間差を検
出吸収するので複数のデジタル変調手段や周波数多重で
伝送された伝送路あるいは複数の選択デジタル復調手段
での処理時間差などが生じても元のデータを得ることが
可能となる。
【0093】また、本発明による衛星デジタル放送をケ
ーブルテレビに伝送する場合には、複数の6MHz帯域
64QAMで伝送できるので、衛星デジタル放送で2
9.162Mbps以上の単一のMPEG−TSデジタ
ルデータによるサービスがされたとしてもケーブルテレ
ビに伝送することが可能にできる。29.162Mbp
s以上の単一のMPEG−TSデジタルデータが伝送で
きるので、3次元映像などの今後のデジタル放送で必要
とされる大容量のデジタルデータを有効に伝送すること
が可能となる。
【0094】さらに、ケーブルテレビに伝送する場合に
は、複数の6MHz帯域64QAMで伝送するので、ケ
ーブルテレビにおける現在のアナログ地上テレビジョン
再送信における、テレビジョン受信機の局部発振器の漏
洩がCATV伝送路上に戻ったとしても影響を受けな
く、伝送路の帯域を最大限に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの送
信装置ならびに受信装置を示す構成図であり、衛星デジ
タル放送をCATV伝送する場合の構成例を示す図であ
る。
【図2】本発明の図1に係わる送信装置1の内部のデジ
タルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図であ
る。
【図3】本発明の伝送路上での周波数多重概念図であ
る。
【図4】本発明の図1に係わる受信装置2の内部のデジ
タルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの送
信装置ならびに受信装置を示す構成図であり、衛星デジ
タル放送をCATV伝送する場合の構成例を示す図であ
る。
【図6】本発明の図5に係わる送信装置1の内部のデジ
タルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図であ
る。
【図7】本発明の図5に係わる受信装置2の内部のデジ
タルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図であ
る。
【図8】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの送
信装置ならびに受信装置を示す構成図であり、衛星デジ
タル放送をCATV伝送する場合の構成例を示す図であ
る。
【図9】本発明の図8に係わる送信装置1の内部のデジ
タルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図であ
る。
【図10】本発明の図8に係わる受信装置2の内部のデ
ジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図であ
る。
【図11】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの
送信装置ならびに受信装置を示す構成図であり、衛星デ
ジタル放送をCATV伝送する場合の構成例を示す図で
ある。
【図12】本発明の図11に係わる送信装置1の内部の
デジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図で
ある。
【図13】本発明の図11に係わる受信装置2の内部の
デジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図で
ある。
【図14】本発明の一実施形態であるケーブルテレビの
送信装置ならびに受信装置を示す構成図であり、衛星デ
ジタル放送をCATV伝送する場合の構成例を示す図で
ある。
【図15】本発明の図14に係わる送信装置1の内部の
デジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図で
ある。
【図16】本発明の図14に係わる受信装置2の内部の
デジタルデータ処理過程のデータ信号列の例を示す図で
ある。
【図17】従来の技術で示すBSデジタル放送をケーブ
ルテレビ再送信伝送するための複数TS方式によるフレ
ーム構成例の図である。
【図18】従来の技術で示すBSデジタル放送をケーブ
ルテレビ再送信伝送するための複数TS方式によるフレ
ーム構成例の図である。
【符号の説明】
1…送信装置、2…受信装置、3…伝送路、10…衛星
放送受信アンテナ、11…衛星デジタル受信機、12…
データ分割回路、13a,13b…多重化回路、14
a,14b…64QAM変調回路、15…周波数多重回
路、21a,21b…周波数選択回路、22a,22b
…64QAM復調回路、23…MPEG−TS同期バイ
ト時間差検出吸収回路、24…MPEG−TSデータ合
成回路、25…MPEG−TSパケット分離回路、26
…MPEGビデオデコーダ回路、27…オーディオデコ
ーダ回路、28…受信端末側の表示装置、31…周波数
多重伝送路の全体帯域、32…64QAM変調回路14
aから出力されたデジタル被変調波、33…64QAM
変調回路14bから出力されたデジタル被変調波、51
a,51b…複数TS多重化回路、52a,52b…複
数TS分離回路、83…複数TS内MPEG−TS同期
バイト時間差検出吸収回路、101…デジタル復調/復
号回路、113…複数TSヘッダ時間差検出吸収回路、
131a,131b…パケット合成回路、132a…ク
ロック同期発生回路、132b…クロック同期転送回
路、133a,133b…速度比較回路、134a,1
34b…ヌルパケット生成回路、200…MPEG−T
Sデジタルデータ列、201が同期バイト、202…デ
ジタルデータ、203…誤り訂正符号、210a,21
0b…分割データ、211a,211b…伝送データ、
401…同期バイト、402…デジタルデータ、403
…誤り訂正符号、411a,411b…受信されたMP
EG−TSデジタルデータ、412a,412b…到着
時間差吸収されたデータ、413a,413b…時間軸
圧縮データ、414…合成データ、511a,511b
…パケット合成回路、512a…クロック同期発生回
路、512b…クロック同期転送回路、513a,51
3b…速度比較回路、514a,514b…ヌルパケッ
ト生成回路、515a,515b…複数TSヘッダ生成
回路、611a,611b…複数TS伝送データ、70
1…同期バイト、702…デジタルデータ、703…誤
り訂正符号、711a,711b…受信された複数TS
のMPEG−TSデジタルデータ、712a,712b
…複数TS分離後の単一のMPEG−TSデジタルデー
タ、713a,713b…到着時間差吸収されたデー
タ、714a,714b…時間軸圧縮データ、715…
合成データ、1002a,1002b…到着時間差吸収
された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ、10
03a,1003b…到着時間差吸収された単一のMP
EG−TSデジタルデータ、1004a,1004b…
到着時間差吸収され複数TS分離後の時間軸圧縮デー
タ、1005…合成データ、1301a,1301b…
受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデータ、
1302a,1302b…到着時間差吸収された複数T
SのMPEG−TSデジタルデータ、141a,141
b…順序番号付加複数TS多重化回路、142…複数T
Sヘッダ順序番号解析時間差検出吸収回路、1411
a,1411b…パケット合成回路、1412a…クロ
ック同期発生回路、1412b…クロック同期転送回
路、1413a,1413b…速度比較回路、1414
a,1414b…ヌルパケット生成回路、1415a,
1415b…順序番号付加複数TSヘッダ生成回路、1
511a,1511b,1512a,1512b…順序
番号付き複数TS伝送データ、1601a,1601b
…受信された複数TSのMPEG−TSデジタルデー
タ、1602a,1602b,1603a,1603b
…到着時間差吸収された複数TSのMPEG−TSデジ
タルデータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 中村 直義 東京都港区芝2−31−19 通信・放送機構 内 Fターム(参考) 5C063 AA20 AB03 AB05 AC01 CA11 DA13 5C064 BA01 BB05 BC10 BC16 BC20 BD07 BD13 5K028 AA11 EE03 FF11 KK01 KK03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルテレビの有線系伝送路を用いて
    デジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装置に
    おいて、伝送元となるMPEG−TS形式デジタルデー
    タを該伝送元よりも低速度の複数のMPEG−TS形式
    デジタルデータに分割するデータ分割手段と、該分割さ
    れたMPEG−TS形式デジタルデータのそれぞれにヌ
    ルデジタルデータを多重して前記ケーブルテレビのデー
    タ伝送速度に合致した速度のMPEG−TS形式デジタ
    ルデータを生成する多重化手段と、該生成されたそれぞ
    れのMPEG−TS形式デジタルデータで搬送波をデジ
    タル変調しデジタル被変調波を生成するデジタル変調手
    段と、該複数のデジタル被変調波を周波数多重して前記
    有線系伝送路に送出する信号合成手段とを備え、前記多
    重化手段は、前記生成したそれぞれのMPEG−TS形
    式デジタルデータの同期バイトの出力タイミングをそろ
    えてデジタル変調手段に出力することを特徴とするケー
    ブルテレビの送信装置。
  2. 【請求項2】 ケーブルテレビの有線系伝送路を用いて
    デジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装置に
    おいて、前記ケーブルテレビのデジタル伝送方式による
    一搬送波で伝送できるデータ速度以上である高速度のM
    PEG−TS形式デジタルデータを前記ケーブルテレビ
    のデジタル伝送方式による一搬送波で伝送できるデータ
    速度以下である低速度の複数のMPEG−TS形式デジ
    タルデータに分割するデータ分割手段と、前記データ分
    割手段から出力される複数の低速度のMPEG−TS形
    式デジタルデータにヌルデジタルデータを多重してケー
    ブルテレビのデジタル伝送方式のデータ速度に合致した
    規定速度のMPEG−TS形式デジタルデータを出力す
    る複数の多重化手段と、前記複数の多重化手段から出力
    される規定速度のMPEG−TS形式デジタルデータで
    搬送波をデジタル変調してデジタル被変調波を出力する
    複数のデジタル変調手段と、前記複数のデジタル変調手
    段の出力を含む複数のデジタル被変調波を周波数多重し
    て前記伝送路に送出する信号合成手段とを備え、前記複
    数の多重化手段の動作クロックを同期させるとともに、
    前記複数の多重化手段から出力されるそれぞれのMPE
    G−TS形式デジタルデータの同期バイトの出力タイミ
    ングをそろえて出力させることを特徴とするケーブルテ
    レビの送信装置。
  3. 【請求項3】 ケーブルテレビの有線系伝送路を用いて
    デジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装置に
    おいて、前記ケーブルテレビのデジタル伝送方式による
    一搬送波で伝送できるデータ速度以上である高速度のM
    PEG−TS形式デジタルデータを前記ケーブルテレビ
    のデジタル伝送方式による一搬送波で伝送できるデータ
    速度以下である低速度の複数のMPEG−TS形式デジ
    タルデータに分割するデータ分割手段と、前記データ分
    割手段から出力される複数の低速度のMPEG−TS形
    式デジタルデータに前記ケーブルテレビの複数TS形式
    デジタルデータの複数TSヘッダならびにヌルデジタル
    データを多重して前記ケーブルテレビの複数TSデジタ
    ル伝送方式のデータ速度に合致した規定速度の複数TS
    デジタルデータを出力する複数の複数TS多重化手段
    と、前記複数の複数TS多重化手段から出力される規定
    速度の複数TSデジタルデータで搬送波をデジタル変調
    してデジタル被変調波を出力する複数のデジタル変調手
    段と、前記複数のデジタル変調手段の出力を含む複数の
    デジタル被変調波を周波数多重して前記伝送路に送出す
    る信号合成手段とを備え、前記複数の複数TS多重化手
    段の動作クロックを同期させるとともに、前記複数の複
    数TS多重化手段から出力されるデジタルデータの同期
    バイトあるいは複数TSヘッダの少なくともどちらか一
    方の出力タイミングをそろえて出力させることを特徴と
    するケーブルテレビの送信装置。
  4. 【請求項4】 ケーブルテレビの有線系伝送路を用いて
    デジタルデータを伝送するケーブルテレビの送信装置に
    おいて、前記ケーブルテレビのデジタル伝送方式による
    一搬送波で伝送できるデータ速度以上である高速度のM
    PEG−TS形式デジタルデータを前記ケーブルテレビ
    のデジタル伝送装置による一搬送波で伝送できるデータ
    速度以下である低速度の複数のMPEG−TS形式デジ
    タルデータに分割するデータ分割手段と、前記データ分
    割手段から出力される複数の低速度のMPEG−TS形
    式デジタルデータに前記ケーブルテレビの複数TS形式
    デジタルデータの複数TSヘッダならびにヌルデジタル
    データを多重して前記ケーブルテレビの複数TSデジタ
    ル伝送方式のデータ速度に合致した規定速度の複数TS
    デジタルデータを出力するとともに複数TSヘッダに前
    記データ分割手段からの出力順に対応する順序番号を記
    述し伝送する複数の順序番号付加複数TS多重化手段
    と、前記複数の順序番号付加複数TS多重化手段から出
    力される規定速度の複数TSデジタルデータで搬送波を
    デジタル変調してデジタル被変調波を出力する複数のデ
    ジタル変調手段と、前記複数のデジタル変調手段の出力
    を含む複数のデジタル被変調波を周波数多重して前記伝
    送路に送出する信号合成手段とを備え、前記複数の複数
    TS多重化手段の動作クロックを同期させるとともに、
    前記複数の順序番号付加複数TS多重化手段から出力さ
    れるデジタルデータの複数TSヘッダの出力タイミング
    をそろえて出力させることを特徴とするケーブルテレビ
    の送信装置。
  5. 【請求項5】 ケーブルテレビの有線系伝送路を用いて
    伝送された信号から元のデジタルデータを復元するケー
    ブルテレビの受信装置において、前記信号から周波数多
    重された複数のデジタル被変調波を選択し該選択された
    デジタル被変調波からMPEG−TS形式デジタルデー
    タをデジタル復調する選択デジタル復調手段と、該MP
    EG−TS形式デジタルデータの同期バイトを検出し該
    同期バイトの到達時間差から前記デジタル復調された複
    数のMPEG−TS形式デジタルデータの到着時間差を
    吸収する時間差検出吸収手段と、該到達時間差が吸収さ
    れた複数のMPEG−TS形式デジタルデータから当該
    MPEG−TS形式デジタルデータよりも高速度の前記
    元のデジタルデータを合成するデータ合成手段とを備え
    たことを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  6. 【請求項6】 ケーブルテレビの有線系伝送路にデジタ
    ルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビの受
    信装置において、周波数多重されて伝送された複数のデ
    ジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調波を
    選択してデジタル変調方式に合致した規定速度のMPE
    G−TS形式デジタルデータをデジタル復調する選択デ
    ジタル復調手段と、前記デジタル復調された規定速度の
    MPEG−TS形式デジタルデータが入力され該入力さ
    れた規定速度のMPEG−TS形式デジタルデータから
    同期バイトを検出し該同期バイトの到達時間差から前記
    複数の規定速度のMPEG−TS形式デジタルデータの
    到着時間差を検出して、その情報で入力された規定速度
    のMPEG−TS形式デジタルデータの同期バイトの出
    力タイミングをそろえて出力する時間差検出吸収手段
    と、該時間差検出吸収手段から出力される複数のMPE
    G−TS形式デジタルデータを合成して伝送前の高速度
    のMPEG−TS形式デジタルデータに戻すデータ合成
    手段とを備えたことを特徴とするケーブルテレビの受信
    装置。
  7. 【請求項7】 ケーブルテレビの有線系伝送路にデジタ
    ルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビの受
    信装置において、周波数多重されて伝送された複数のデ
    ジタル被変調波から希望する複数の複数TSデジタル被
    変調波を選択してデジタル変調方式に合致したデジタル
    復調により規定速度の複数TSデジタルデータから単一
    のTSを分離しMPEG−TS形式デジタルデータを復
    調する複数の選択TS分離デジタル復調手段と、前記復
    調されたMPEG−TS形式デジタルデータが入力され
    該入力されたMPEG−TS形式デジタルデータから同
    期バイトを検出し該同期バイトの到達時間差から前記M
    PEG−TS形式デジタルデータの到着時間差を検出し
    て、その情報で入力されたMPEG−TS形式デジタル
    データの同期バイトの出力タイミングをそろえて出力す
    るTS時間差検出吸収手段と、前記TS時間差検出吸収
    手段から出力される複数のMPEG−TS形式デジタル
    データを合成して伝送前の高速度のMPEG−TS形式
    デジタルデータに戻すTSデータ合成手段とを備えたこ
    とを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  8. 【請求項8】 ケーブルテレビの有線系伝送路にデジタ
    ルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビの受
    信装置において、周波数多重されて伝送された複数のデ
    ジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調波を
    選択してデジタル変調方式に合致したデジタル復調する
    複数のデジタル復調手段と、前記複数のデジタル復調手
    段の出力である規定速度の複数TSデジタルデータを入
    力し、入力した規定速度の複数TSデジタルデータの同
    期バイトを検出することで複数の入力されたデジタルデ
    ータの到着時間差を検出して、その情報で入力した規定
    速度の複数TSデジタルデータの同期バイトの出力タイ
    ミングをそろえて出力する複数TS同期時間差検出吸収
    手段と、前記複数TS同期時間差検出吸収手段の出力で
    ある規定速度の複数TSデジタルデータから単一のTS
    を分離することでMPEG−TS形式デジタルデータを
    出力する複数のTS分離手段と、前記複数のTS分離手
    段である複数のMPEG−TS形式デジタルデータを合
    成して伝送前の高速度のMPEG−TS形式デジタルデ
    ータに戻すTSデータ合成手段とを備えたことを特徴と
    するケーブルテレビの受信装置。
  9. 【請求項9】 ケーブルテレビの有線系伝送路にデジタ
    ルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビの受
    信装置において、周波数多重されて伝送された複数のデ
    ジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調波を
    選択してデジタル変調装置に合致したデジタル復調する
    複数のデジタル復調手段と、前記複数のデジタル復調手
    段の出力である規定速度の複数TSデジタルデータを入
    力し、入力した規定速度の複数TSデジタルデータの複
    数TSヘッダを検出することで複数の入力されたデジタ
    ルデータの到着時間差を検出して、その情報で入力した
    規定速度の複数TSデジタルデータの複数TSヘッダの
    出力タイミングをそろえて出力する複数TSヘッダ時間
    差検出吸収手段と、前記複数TSヘッダ時間差検出吸収
    手段の出力である規定速度の複数TSデジタルデータか
    ら単一のTSを分離することでMPEG−TS形式デジ
    タルデータを出力する複数のTS分離手段と、前記複数
    のTS分離手段である複数のMPEG−TS形式デジタ
    ルデータを合成して伝送前の高速度のMPEG−TS形
    式デジタルデータに戻すTSデータ合成手段とを備えた
    ことを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
  10. 【請求項10】 ケーブルテレビの有線系伝送路にデジ
    タルデータを周波数多重して伝送するケーブルテレビの
    受信装置において、周波数多重されて伝送された複数の
    デジタル被変調波から希望する複数のデジタル被変調波
    を選択してデジタル変調装置に合致したデジタル復調を
    行う複数のデジタル復調手段と、前記複数のデジタル復
    調された規定速度の複数TSデジタルデータが入力され
    該入力された規定速度の複数TSデジタルデータから送
    信側で複数TSヘッダに多重されたデジタルデータの順
    序番号を復号し該順序番号に基づいて到着時間差を検出
    して、その情報で入力した規定速度の複数TSデジタル
    データの出力タイミングをそろえて出力する複数TSヘ
    ッダ順序番号復号時間差検出吸収手段と、前記複数TS
    ヘッダ順序番号復号時間差検出吸収手段からの規定速度
    の複数TSデジタルデータから単一のTSを分離しMP
    EG−TS形式デジタルデータを出力する複数のTS分
    離手段と、前記複数のTS分離手段である複数のMPE
    G−TS形式デジタルデータを合成して伝送前の高速度
    のMPEG−TS形式デジタルデータに戻すTSデータ
    合成手段とを備えたことを特徴とするケーブルテレビの
    受信装置。
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