JP2002173993A - 居室構築構造 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 躯体の寸法に関係なく内装が構成できるよう
に、寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリ
ート構造等の躯体内部にＬ型パネル又は三面パネルを用
いて壁躯体内部に当接させて間取りを簡単に構築できる
構成とし、リフォーム工事の簡単な居室構築構造を提供
するにある。 【解決手段】 寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型
パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間
取りを構成することを特徴とする居室構築構造構造にあ
る。
に、寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリ
ート構造等の躯体内部にＬ型パネル又は三面パネルを用
いて壁躯体内部に当接させて間取りを簡単に構築できる
構成とし、リフォーム工事の簡単な居室構築構造を提供
するにある。 【解決手段】 寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型
パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間
取りを構成することを特徴とする居室構築構造構造にあ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は集合住宅、マンショ
ン、戸建て住宅等の寸法精度の出しにくいコンクリー
ト、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に簡単に間取り
を構成しやすくして、模様替えを簡単にできる居室構築
構造に関する。
ン、戸建て住宅等の寸法精度の出しにくいコンクリー
ト、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に簡単に間取り
を構成しやすくして、模様替えを簡単にできる居室構築
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、第１８図に示したように、コンク
リート基礎工事を終了後、予め構築されている床根太、
柱及び間柱間によって躯体工事を行い、その後、工場で
製造された各種寸法サイズの床パネル３０、壁パネル３
１、天井パネル３２を配設して床、壁、天井の区画を形
成して内装システムを構築するのが一般的であった。こ
のとき、バスユニット３４、室外機ユニット３５、空気
清浄ユニット３６、間仕切家具３７等も予め組み込んで
置く。
リート基礎工事を終了後、予め構築されている床根太、
柱及び間柱間によって躯体工事を行い、その後、工場で
製造された各種寸法サイズの床パネル３０、壁パネル３
１、天井パネル３２を配設して床、壁、天井の区画を形
成して内装システムを構築するのが一般的であった。こ
のとき、バスユニット３４、室外機ユニット３５、空気
清浄ユニット３６、間仕切家具３７等も予め組み込んで
置く。
【０００３】したがって、内装工事を行う場合には予め
設定されている躯体に各種サイズの床、壁、天井パネル
の取付けが必要となり、工場での生産管理も複雑とな
り、工事の際には各種パネルの寸法精度を有し、施工に
手間がかかるという問題があった。又、前記のように、
施工する場合とは逆に内装の部屋替えをする場合には各
種のパネルの取外しに時間かかり、簡単に取外すことが
できないという問題があり、施工に手間がかかるという
問題があった。
設定されている躯体に各種サイズの床、壁、天井パネル
の取付けが必要となり、工場での生産管理も複雑とな
り、工事の際には各種パネルの寸法精度を有し、施工に
手間がかかるという問題があった。又、前記のように、
施工する場合とは逆に内装の部屋替えをする場合には各
種のパネルの取外しに時間かかり、簡単に取外すことが
できないという問題があり、施工に手間がかかるという
問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、躯体の寸法に関係なく
内装が構成できるように、寸法精度の出しにくいコンク
リート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部にＬ型パネ
ル又は三面パネルを用いて壁躯体内部に当接させて間取
りを簡単に構築できる構成とし、リフォーム工事の簡単
な居室構築構造を提供するにある。
解決するためになされたもので、躯体の寸法に関係なく
内装が構成できるように、寸法精度の出しにくいコンク
リート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部にＬ型パネ
ル又は三面パネルを用いて壁躯体内部に当接させて間取
りを簡単に構築できる構成とし、リフォーム工事の簡単
な居室構築構造を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
居室構築構造は寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型
パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間
取りを構成するものである。
居室構築構造は寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型
パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間
取りを構成するものである。
【０００６】したがって、寸法精度のでていないコンク
リート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に予め組ま
れているＬ型パネルを複数枚配設して室内の区画を形成
することが可能となり、施工スピードが速く、しかもＬ
型パネルの取付け施工が簡便である。
リート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に予め組ま
れているＬ型パネルを複数枚配設して室内の区画を形成
することが可能となり、施工スピードが速く、しかもＬ
型パネルの取付け施工が簡便である。
【０００７】本発明の請求項２記載の居室構築構造は請
求項１におけるＬ型パネルの垂直方向の木口面を連接固
着して間取りを構成することにある。
求項１におけるＬ型パネルの垂直方向の木口面を連接固
着して間取りを構成することにある。
【０００８】したがって、Ｌ型パネルの垂直方向の木口
面を釘打ちや金具施工により連接固着するのでＬ型パネ
ルの施工が簡便である。
面を釘打ちや金具施工により連接固着するのでＬ型パネ
ルの施工が簡便である。
【０００９】本発明の請求項３記載の居室構築構造は請
求項１又は請求項２におけるＬ型パネルが無垢パネル、
ドアや窓、間仕切り部材を固着可能とした開口部を形成
して成るものである。
求項１又は請求項２におけるＬ型パネルが無垢パネル、
ドアや窓、間仕切り部材を固着可能とした開口部を形成
して成るものである。
【００１０】したがって、Ｌ型パネルとして無垢パネ
ル、ドアパネル、窓パネル、間仕切パネルを用意してい
るので取付け場所に応じて、所望のＬ型パネルを選択し
て間取りを構築できるので施工スピードが増大する。
ル、ドアパネル、窓パネル、間仕切パネルを用意してい
るので取付け場所に応じて、所望のＬ型パネルを選択し
て間取りを構築できるので施工スピードが増大する。
【００１１】本発明の請求項４記載の居室構築構造は請
求項１乃至請求項３記載のいずれか１項に記載のＬ型パ
ネルの上方にシステム天井、下方に二重床パネルを配設
して室内を構成するものである。
求項１乃至請求項３記載のいずれか１項に記載のＬ型パ
ネルの上方にシステム天井、下方に二重床パネルを配設
して室内を構成するものである。
【００１２】したがって、先に施工したシステム天井、
二重床パネルを配設し、その後、Ｌ型パネルとシステム
天井、二重床パネルを固着するので、簡単に所望の間取
りを構築することができる。
二重床パネルを配設し、その後、Ｌ型パネルとシステム
天井、二重床パネルを固着するので、簡単に所望の間取
りを構築することができる。
【００１３】本発明の請求項５記載の居室構築構造は請
求項１に記載されたＬ型パネルの二面を床と壁、天井と
壁として用いることを特徴とするものである。
求項１に記載されたＬ型パネルの二面を床と壁、天井と
壁として用いることを特徴とするものである。
【００１４】したがって、Ｌ型パネルを搬入後、すぐに
床と天井をこのＬ型パネルに固着することができるので
間取りを簡単に構築できる。
床と天井をこのＬ型パネルに固着することができるので
間取りを簡単に構築できる。
【００１５】本発明の請求項６記載の居室構築構造は寸
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部に壁面、天井面、床面に相当する立体形
状の三面パネルを配設して間取りを構成することを特徴
とするものである。
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部に壁面、天井面、床面に相当する立体形
状の三面パネルを配設して間取りを構成することを特徴
とするものである。
【００１６】したがって、三面パネルの三面を壁面、天
井面、床面のいずれかに施工することができれば間取り
構築のスピードアップが図れる。
井面、床面のいずれかに施工することができれば間取り
構築のスピードアップが図れる。
【００１７】本発明の請求項７記載の居室構築構造は請
求項６に記載された三面パネルは敷設状態によって各々
の面が天井面に相当する部分は吊金具で懸垂し、床面に
相当する部分は床パネルに固着又は脚金具により固着
し、壁面に相当する部分は必要あれば躯体内部に固着す
ることを特徴とするものである。
求項６に記載された三面パネルは敷設状態によって各々
の面が天井面に相当する部分は吊金具で懸垂し、床面に
相当する部分は床パネルに固着又は脚金具により固着
し、壁面に相当する部分は必要あれば躯体内部に固着す
ることを特徴とするものである。
【００１８】したがって、三面パネルを用いることでパ
ネルの強度が増大し、安定して天井面や床面として関単
に間取りを施工することができる。
ネルの強度が増大し、安定して天井面や床面として関単
に間取りを施工することができる。
【００１９】本発明の請求項８記載の居室構築構造は寸
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部の同一寸法を有する天井板と床板とから
なる天井面と壁面とを躯体から離間させて構築し、該天
井面と壁面の内部空間内に基本モジュールの整数倍に相
当する位置に間仕切りパネルを立設することを特徴とす
るものである。
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部の同一寸法を有する天井板と床板とから
なる天井面と壁面とを躯体から離間させて構築し、該天
井面と壁面の内部空間内に基本モジュールの整数倍に相
当する位置に間仕切りパネルを立設することを特徴とす
るものである。
【００２０】したがって、同一寸法を有する天井板と床
板を施工するので天井面と壁面の内部空間内に基本モジ
ュールの整数倍に相当する間仕切りパネルを簡単に施工
することができる。
板を施工するので天井面と壁面の内部空間内に基本モジ
ュールの整数倍に相当する間仕切りパネルを簡単に施工
することができる。
【００２１】本発明の請求項９記載の居室構築構造は請
求項８に記載されたように同一寸法を有する天井材と床
材とからなる天井面と壁面がシステム天井と二重床で構
成したものである。
求項８に記載されたように同一寸法を有する天井材と床
材とからなる天井面と壁面がシステム天井と二重床で構
成したものである。
【００２２】したがって、天井面と壁面のコンクリート
の不陸をシステム天井と二重床で吸収できるので施工が
簡単である。又、モジュールパネルを施工するので施工
スピードが速い。
の不陸をシステム天井と二重床で吸収できるので施工が
簡単である。又、モジュールパネルを施工するので施工
スピードが速い。
【００２３】
【発明の実施の形態】図１乃至図１７は、本発明の請求
項１乃至請求項９に係る発明に対応する居室構築構造の
一実施例の形態を示すものであって、以下に説明する。
項１乃至請求項９に係る発明に対応する居室構築構造の
一実施例の形態を示すものであって、以下に説明する。
【００２４】本発明は図１に示したように、集合住宅
や、マンション、戸建て住宅等の寸法精度の出しにくい
コンクリート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に壁
面に相当するＬ型パネルＡの垂直方向の木口面１を壁躯
体２の内部に隣接させて居室３、応接室４、子供部屋
５、客間６、風呂場７、洗面所８などを顧客の要望によ
り自由に間取りするものである。
や、マンション、戸建て住宅等の寸法精度の出しにくい
コンクリート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に壁
面に相当するＬ型パネルＡの垂直方向の木口面１を壁躯
体２の内部に隣接させて居室３、応接室４、子供部屋
５、客間６、風呂場７、洗面所８などを顧客の要望によ
り自由に間取りするものである。
【００２５】このＬ型パネルＡの連設は垂直方向の木口
面１を壁躯体２の内部に当接又は接近するようにして隣
接させて間取りを構成する。又、Ｌ型パネルＡ同士の連
設はＬ型パネルＡの垂直方向の木口面１を釘打ちや金具
施工により連接固着して間取りを構成していく。したが
って、寸法精度のでていないコンクリート、鉄筋コンク
リート構造等の躯体内部に予め組まれているＬ型パネル
を複数枚配設して室内の区画を形成することが可能とな
り、施工スピードが速く、しかもＬ型パネルの取付け施
工が簡便である。
面１を壁躯体２の内部に当接又は接近するようにして隣
接させて間取りを構成する。又、Ｌ型パネルＡ同士の連
設はＬ型パネルＡの垂直方向の木口面１を釘打ちや金具
施工により連接固着して間取りを構成していく。したが
って、寸法精度のでていないコンクリート、鉄筋コンク
リート構造等の躯体内部に予め組まれているＬ型パネル
を複数枚配設して室内の区画を形成することが可能とな
り、施工スピードが速く、しかもＬ型パネルの取付け施
工が簡便である。
【００２６】尚、Ｌ型パネルＡは針葉樹、広葉樹等の木
質系やアルミニウム、鉄系の金属系材料、塩化ビニー
ル、ポリエチレン等の合成樹脂系で構成される。
質系やアルミニウム、鉄系の金属系材料、塩化ビニー
ル、ポリエチレン等の合成樹脂系で構成される。
【００２７】このとき、Ｌ型パネルＡは図２のような無
垢パネルＡ１、図３及び図４のようなこの無垢パネルＡ
１に開口部９を形成し、この開口部９にドア部１０を蝶
番１１で固着した右勝手、左勝手のドアパネルＡ２、Ａ
３、図５のようにＬ型パネルＡ４は一辺Ｌを長く形成し
て無垢パネルＡ１やドアパネルＡ２、Ａ３に適用可能と
したものであっても良い。又、窓パネルや間仕切パネル
（図示せず）を設置しても良い。さらに、図６のように
Ｌ型パネルＡ５は蝶番１１ａ，１１ｂ介して屈曲自在と
した折れ戸１２を設けたものである。いづれにしても、
Ｌ型パネルＡを用意して、開口部９に取付けられるドア
部１０等の部材を種々変えて開閉機構を形成すれば良
い。
垢パネルＡ１、図３及び図４のようなこの無垢パネルＡ
１に開口部９を形成し、この開口部９にドア部１０を蝶
番１１で固着した右勝手、左勝手のドアパネルＡ２、Ａ
３、図５のようにＬ型パネルＡ４は一辺Ｌを長く形成し
て無垢パネルＡ１やドアパネルＡ２、Ａ３に適用可能と
したものであっても良い。又、窓パネルや間仕切パネル
（図示せず）を設置しても良い。さらに、図６のように
Ｌ型パネルＡ５は蝶番１１ａ，１１ｂ介して屈曲自在と
した折れ戸１２を設けたものである。いづれにしても、
Ｌ型パネルＡを用意して、開口部９に取付けられるドア
部１０等の部材を種々変えて開閉機構を形成すれば良
い。
【００２８】さらに、このドア部１０のＬ型パネルＡへ
の固着は工場内で一体化して搬入しても良いし、工事現
場で固着するようにしても良い。又、Ｌ型パネルＡはト
ラック等の輸送時に体積が大きくならないように蝶番で
連結して平面状に折り畳んだ状態で輸送すれば運送費用
も安く、大量に輸送ができて効率的である。
の固着は工場内で一体化して搬入しても良いし、工事現
場で固着するようにしても良い。又、Ｌ型パネルＡはト
ラック等の輸送時に体積が大きくならないように蝶番で
連結して平面状に折り畳んだ状態で輸送すれば運送費用
も安く、大量に輸送ができて効率的である。
【００２９】これらのＬ型パネルＡの施工は図７に示す
ように、コンクリート構造体１３を構築後、図８のよう
に、天井については、縦断面略逆Ｔ字状をしたＴバー１
４の上端をコンクリート構造体１３の上面から下方に垂
下固着したターンバック等で上下調整自在とした吊金具
１５によってこのＴバー１４を複数本並設させて固着す
るシステム天井Ｂである。
ように、コンクリート構造体１３を構築後、図８のよう
に、天井については、縦断面略逆Ｔ字状をしたＴバー１
４の上端をコンクリート構造体１３の上面から下方に垂
下固着したターンバック等で上下調整自在とした吊金具
１５によってこのＴバー１４を複数本並設させて固着す
るシステム天井Ｂである。
【００３０】そして、図９のように、このＴバー１４の
水平片１６に四角形状のロックウール、グラスウール、
木材、アルミニウム等でできた複数枚の天井板１７を載
置して木口面を当接させながら連設していく。図１０、
図１１に示したように、天井面とは反対に床面の施工に
おいて、コンクリート構造体１３の上面にネジ部１８ａ
を有する支持台１９と床板２０の裏面側に固定されてい
るネジ部１８ｂを上下調整ネジ部２１で上下調整を行う
ようにした二重床Ｃである。
水平片１６に四角形状のロックウール、グラスウール、
木材、アルミニウム等でできた複数枚の天井板１７を載
置して木口面を当接させながら連設していく。図１０、
図１１に示したように、天井面とは反対に床面の施工に
おいて、コンクリート構造体１３の上面にネジ部１８ａ
を有する支持台１９と床板２０の裏面側に固定されてい
るネジ部１８ｂを上下調整ネジ部２１で上下調整を行う
ようにした二重床Ｃである。
【００３１】さらに、コンクリート構造体１３を構築
後、システム天井Ｂと二重床Ｃとを配設し、これらの空
間にＬ型パネルＡを用いて寸法精度の出しにくいコンク
リート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相
当するＬ型パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣
接させて間取りを構成するとともにＬ型パネルＡの垂直
方向の木口面を釘や金具工法により連接固着して間取り
を構成する。このときに、必要に応じてＬ型パネルが無
垢パネル、ドアや窓、間仕切り部材を固着可能とした開
口部を形成した種々のパネルを設置することができる。
後、システム天井Ｂと二重床Ｃとを配設し、これらの空
間にＬ型パネルＡを用いて寸法精度の出しにくいコンク
リート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相
当するＬ型パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣
接させて間取りを構成するとともにＬ型パネルＡの垂直
方向の木口面を釘や金具工法により連接固着して間取り
を構成する。このときに、必要に応じてＬ型パネルが無
垢パネル、ドアや窓、間仕切り部材を固着可能とした開
口部を形成した種々のパネルを設置することができる。
【００３２】したがって、これらのシステム天井Ｂと二
重床Ｃとがコンクリート構造体１３に固着された後で、
Ｌ型パネルＡを通常の壁パネルとして使用する場合と、
天井基準か床基準かを選択して反転させて、一方の面を
金具や釘打ちで固着する場合がある。このようにＬ型パ
ネルＡを反転して使用すれば天井板１７又は床板２０を
節約することが可能となり、施工材料の節約となる。
重床Ｃとがコンクリート構造体１３に固着された後で、
Ｌ型パネルＡを通常の壁パネルとして使用する場合と、
天井基準か床基準かを選択して反転させて、一方の面を
金具や釘打ちで固着する場合がある。このようにＬ型パ
ネルＡを反転して使用すれば天井板１７又は床板２０を
節約することが可能となり、施工材料の節約となる。
【００３３】図１２乃至図１７は寸法精度の出しにくい
コンクリート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に壁
面、天井面、床面に相当する立体形状の三面パネルＤを
配設して間取りを構成して居室を構築するものである。
三面パネルＤは敷設状態によって各々の面が天井面に相
当する部分は吊金具で懸垂し、床面に相当する部分は床
パネルに固着又は脚金具により固着し、壁面に相当する
部分は必要あれば躯体内部に固着するようにした居室の
構築構造である。
コンクリート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に壁
面、天井面、床面に相当する立体形状の三面パネルＤを
配設して間取りを構成して居室を構築するものである。
三面パネルＤは敷設状態によって各々の面が天井面に相
当する部分は吊金具で懸垂し、床面に相当する部分は床
パネルに固着又は脚金具により固着し、壁面に相当する
部分は必要あれば躯体内部に固着するようにした居室の
構築構造である。
【００３４】このとき、三面パネルＤの上面は天井面と
して用いられ、この天井面はコンクリート構造体１３か
ら垂下された吊金具１５によってボルト・ナットにより
固着される。同様に、三面パネルＤの下面を床面として
利用し、床面も床パネルに釘やネジによって固着する
か、脚金具によってボルト・ナットで固着するようにし
ても良い。
して用いられ、この天井面はコンクリート構造体１３か
ら垂下された吊金具１５によってボルト・ナットにより
固着される。同様に、三面パネルＤの下面を床面として
利用し、床面も床パネルに釘やネジによって固着する
か、脚金具によってボルト・ナットで固着するようにし
ても良い。
【００３５】したがって、三面パネルＤの三面を壁面、
天井面、床面のいずれかに施工することができれば間取
り構築のスピードアップが図れる。又、三面パネルを用
いることでパネルの強度が増大し、安定して天井面や床
面として関単に間取りを施工することができる。さらに
又、三面パネルＤを反転して使用することにより天井板
１７又は床板２０を節約することが可能となり、施工材
料の節約となる。
天井面、床面のいずれかに施工することができれば間取
り構築のスピードアップが図れる。又、三面パネルを用
いることでパネルの強度が増大し、安定して天井面や床
面として関単に間取りを施工することができる。さらに
又、三面パネルＤを反転して使用することにより天井板
１７又は床板２０を節約することが可能となり、施工材
料の節約となる。
【００３６】さらに異なる実施例であって、図１７に示
したように、寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋
コンクリート構造等の躯体内部の同一寸法を有する天井
板と床板とからなる天井面と壁面とを躯体から離間させ
て構築し、該天井面と壁面の内部空間内に基本モジュー
ルの整数倍に形成している。このとき、天井板と床板は
同一寸法を有し、天井面と壁面がシステム天井Ｂと二重
床Ｃで構成される。間仕切りパネル２２は所望の天井面
と壁面とのモジュールに合わせて固着するようにしても
良いものであり、Ｌ型パネルＡと間仕切りパネル２２を
併用して使用するようにしても良い。
したように、寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋
コンクリート構造等の躯体内部の同一寸法を有する天井
板と床板とからなる天井面と壁面とを躯体から離間させ
て構築し、該天井面と壁面の内部空間内に基本モジュー
ルの整数倍に形成している。このとき、天井板と床板は
同一寸法を有し、天井面と壁面がシステム天井Ｂと二重
床Ｃで構成される。間仕切りパネル２２は所望の天井面
と壁面とのモジュールに合わせて固着するようにしても
良いものであり、Ｌ型パネルＡと間仕切りパネル２２を
併用して使用するようにしても良い。
【００３７】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の居
室構築構造は寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋
コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型パ
ネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間取
りを構成するものであるから、寸法精度のでていないコ
ンクリート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に予め
組まれているＬ型パネルを複数枚配設して室内の区画を
形成することが可能となり、施工スピードが速く、しか
もＬ型パネルの取付け施工が簡便である。そのために、
室内を簡単にリファインすることが可能となる。
室構築構造は寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋
コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型パ
ネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間取
りを構成するものであるから、寸法精度のでていないコ
ンクリート、鉄筋コンクリート構造等の躯体内部に予め
組まれているＬ型パネルを複数枚配設して室内の区画を
形成することが可能となり、施工スピードが速く、しか
もＬ型パネルの取付け施工が簡便である。そのために、
室内を簡単にリファインすることが可能となる。
【００３８】本発明の請求項２記載の居室構築構造は請
求項１におけるＬ型パネルの垂直方向の木口面を連接固
着して間取りを構成しているから、Ｌ型パネルの垂直方
向の木口面を釘打ちや金具施工により連接固着するので
Ｌ型パネルの施工が簡便である。
求項１におけるＬ型パネルの垂直方向の木口面を連接固
着して間取りを構成しているから、Ｌ型パネルの垂直方
向の木口面を釘打ちや金具施工により連接固着するので
Ｌ型パネルの施工が簡便である。
【００３９】本発明の請求項３記載の居室構築構造は請
求項１又は請求項２におけるＬ型パネルが無垢パネル、
ドアや窓、間仕切り部材を固着可能とした開口部を形成
しており、Ｌ型パネルに無垢パネル、ドアパネル、窓パ
ネル、間仕切パネルを用意しているので取付け場所に応
じて、所望のＬ型パネルを選択して間取りを構築できる
ので施工スピードが増大する。
求項１又は請求項２におけるＬ型パネルが無垢パネル、
ドアや窓、間仕切り部材を固着可能とした開口部を形成
しており、Ｌ型パネルに無垢パネル、ドアパネル、窓パ
ネル、間仕切パネルを用意しているので取付け場所に応
じて、所望のＬ型パネルを選択して間取りを構築できる
ので施工スピードが増大する。
【００４０】本発明の請求項４記載の居室構築構造は請
求項１乃至請求項３記載のいずれか１項に記載のＬ型パ
ネルの上方にシステム天井、下方に二重床パネルを配設
して室内を構成するものであるから、先に施工したシス
テム天井、二重床パネルを配設し、その後、Ｌ型パネル
とシステム天井、二重床パネルを固着するので、簡単に
所望の間取りを構築することができる。
求項１乃至請求項３記載のいずれか１項に記載のＬ型パ
ネルの上方にシステム天井、下方に二重床パネルを配設
して室内を構成するものであるから、先に施工したシス
テム天井、二重床パネルを配設し、その後、Ｌ型パネル
とシステム天井、二重床パネルを固着するので、簡単に
所望の間取りを構築することができる。
【００４１】本発明の請求項５記載の居室構築構造は請
求項１に記載されたＬ型パネルの二面を床と壁、天井と
壁として用いることによって、Ｌ型パネルを搬入後、す
ぐに床と天井をこのＬ型パネルに固着することができる
ので部材を少なくして間取りを簡単に構築できる。
求項１に記載されたＬ型パネルの二面を床と壁、天井と
壁として用いることによって、Ｌ型パネルを搬入後、す
ぐに床と天井をこのＬ型パネルに固着することができる
ので部材を少なくして間取りを簡単に構築できる。
【００４２】本発明の請求項６記載の居室構築構造は寸
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部に壁面、天井面、床面に相当する立体形
状の三面パネルを配設して間取りを構成しているので、
三面パネルの三面を壁面、天井面、床面のいずれかに施
工することができれば間取り構築のスピードアップと天
井、床材料の削減が図れる。
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部に壁面、天井面、床面に相当する立体形
状の三面パネルを配設して間取りを構成しているので、
三面パネルの三面を壁面、天井面、床面のいずれかに施
工することができれば間取り構築のスピードアップと天
井、床材料の削減が図れる。
【００４３】本発明の請求項７記載の居室構築構造は請
求項６に記載された三面パネルは敷設状態によって各々
の面が天井面に相当する部分は吊金具で懸垂し、床面に
相当する部分は床パネルに固着又は脚金具により固着
し、壁面に相当する部分は必要あれば躯体内部に固着す
るので、三面パネルを用いることでパネルの強度が増大
し、安定して天井面や床面として関単に施工することが
できる。
求項６に記載された三面パネルは敷設状態によって各々
の面が天井面に相当する部分は吊金具で懸垂し、床面に
相当する部分は床パネルに固着又は脚金具により固着
し、壁面に相当する部分は必要あれば躯体内部に固着す
るので、三面パネルを用いることでパネルの強度が増大
し、安定して天井面や床面として関単に施工することが
できる。
【００４４】本発明の請求項８記載の居室構築構造は寸
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部の同一寸法を有する天井板と床板とから
なる天井面と壁面とを躯体から離間させて構築し、該天
井面と壁面の内部空間内に基本モジュールの整数倍に相
当する位置に間仕切りパネルを立設しているから、同一
寸法を有する天井板と床板を施工するので天井面と壁面
の内部空間内に基本モジュールの整数倍に相当する間仕
切りパネルを簡単に施工することができる。
法精度の出しにくいコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部の同一寸法を有する天井板と床板とから
なる天井面と壁面とを躯体から離間させて構築し、該天
井面と壁面の内部空間内に基本モジュールの整数倍に相
当する位置に間仕切りパネルを立設しているから、同一
寸法を有する天井板と床板を施工するので天井面と壁面
の内部空間内に基本モジュールの整数倍に相当する間仕
切りパネルを簡単に施工することができる。
【００４５】本発明の請求項９記載の居室構築構造は請
求項８に記載されたように同一寸法を有する天井板と床
板とからなる天井面と壁面がシステム天井と二重床で構
成しているから、天井面と壁面のコンクリートの不陸を
システム天井と二重床で吸収できるので施工が簡単であ
る。又、モジュールパネルを施工するので施工スピード
が速い。
求項８に記載されたように同一寸法を有する天井板と床
板とからなる天井面と壁面がシステム天井と二重床で構
成しているから、天井面と壁面のコンクリートの不陸を
システム天井と二重床で吸収できるので施工が簡単であ
る。又、モジュールパネルを施工するので施工スピード
が速い。
【図１】本発明のコンクリート、鉄筋コンクリート構造
等の躯体内部の要部をを示す一部屋の横断面図である。
等の躯体内部の要部をを示す一部屋の横断面図である。
【図２】本発明のＬ型パネルとして無垢パネルを示す斜
視図である。
視図である。
【図３】本発明のＬ型パネルとして左勝手のドアパネル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図４】本発明のＬ型パネルとして右勝手のドアパネル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図５】本発明のＬ型パネルとして一辺を長く形成した
無垢パネルを示す斜視図である。
無垢パネルを示す斜視図である。
【図６】本発明のＬ型パネルとして右勝手で折畳みドア
を用いたドアパネルを示す斜視図である。
を用いたドアパネルを示す斜視図である。
【図７】本発明のコンクリート、鉄筋コンクリート構造
等の躯体内部上方にシステム天井、下方に二重床パネル
を配設した状態を示す一部屋の縦断面図である。
等の躯体内部上方にシステム天井、下方に二重床パネル
を配設した状態を示す一部屋の縦断面図である。
【図８】本発明のシステム天井のＴバー上に天井板を載
置した状態を示す要部の縦断面図である。
置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図９】本発明のシステム天井のＴバーの配設状態を示
す要部の斜視図である。
す要部の斜視図である。
【図１０】本発明の二重床パネルの斜視図である。
【図１１】本発明の二重床パネルの脚部の上下調整ネジ
部を示す要部の縦断面図である。
部を示す要部の縦断面図である。
【図１２】本発明の三面パネルの上部に水平面を形成し
た要部の斜視図である。
た要部の斜視図である。
【図１３】（ａ）は図１２のＸ−Ｘ縦断面図、（ｂ）は
図１２のＹ−Ｙ縦断面図である。
図１２のＹ−Ｙ縦断面図である。
【図１４】本発明の三面パネルの上面を吊金具で懸垂固
着した状態を示す要部の縦断面図である。
着した状態を示す要部の縦断面図である。
【図１５】本発明の三面パネルの下部に水平面を形成し
た要部の斜視図である。
た要部の斜視図である。
【図１６】本発明の図１５の三面パネルを二重床面上に
敷設する状態を示す斜視図である。
敷設する状態を示す斜視図である。
【図１７】本発明のコンクリート、鉄筋コンクリート構
造等の躯体内部上方にシステム天井、下方に二重床パネ
ルを配設した状態を示す一部屋の縦断面図である。
造等の躯体内部上方にシステム天井、下方に二重床パネ
ルを配設した状態を示す一部屋の縦断面図である。
【図１８】従来の室内の区画にユニットパネルを用いて
施工した状態を示す斜視図である。
施工した状態を示す斜視図である。
Ａ Ｌ型パネル Ｂ システム天井 Ｃ 二重床 Ｄ 三面パネル １ 木口面 ２ 壁躯体 ３ 居室 ４ 応接室 ５ 子供部屋 ６ 客間 ７ 風呂場 ８ 洗面所 ９ 開口部 １０ ドア部 １１ 蝶番 １２ 折れ戸 １３ コンクリート構造体 １４ Ｔバー １５ 吊金具 １６ 水平片 １７ 天井板 １８ ネジ部 １９ 支持台 ２０ 床材 ２１ 上下調整ネジ部 ２２ 間仕切りパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｅ０４Ｂ 2/82 ５２１ Ｅ０４Ｂ 2/82 ５２１Ａ
Claims (9)
- 【請求項１】 寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面に相当するＬ型
パネルの垂直方向の木口面を壁躯体内部に隣接させて間
取りを構成することを特徴とする居室構築構造。 - 【請求項２】 上記Ｌ型パネルの垂直方向の木口面を連
接固着して間取りを構成することを特徴とする請求項１
記載の居室構築構造。 - 【請求項３】 上記Ｌ型パネルが無垢パネル、ドアや
窓、間仕切り部材を固着可能とした開口部を形成して成
る請求項１又は請求項２記載の居室構築構造。 - 【請求項４】 上記Ｌ型パネルの上方にシステム天井、
下方に二重床パネルを配設して室内を構成することを特
徴とする請求項１乃至請求項３記載のいずれか１項に記
載の居室構築構造。 - 【請求項５】 上記Ｌ型パネルの二面を床と壁、天井と
壁として用いることを特徴とする請求項１記載の居室構
築構造。 - 【請求項６】 寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部に壁面、天井面、床面
に相当する立体形状の三面パネルを配設して間取りを構
成することを特徴とする居室構築構造。 - 【請求項７】 上記三面パネルは敷設状態によって各々
の面が天井面に相当する部分は吊金具で懸垂し、床面に
相当する部分は床パネルに固着又は脚金具により固着
し、壁面に相当する部分は必要あれば躯体内部に固着す
ることを特徴とする請求項７記載の居室構築構造。 - 【請求項８】 寸法精度の出しにくいコンクリート、鉄
筋コンクリート構造等の躯体内部の同一寸法を有する天
井板と床板とからなる天井面と壁面とを躯体から離間さ
せて構築し、該天井面と壁面の内部空間内に基本モジュ
ールの整数倍に相当する位置に間仕切りパネルを立設す
ることを特徴とする居室構築構造。 - 【請求項９】 上記同一寸法を有する天井板と床板とか
らなる天井面と壁面がシステム天井と二重床で構成され
てなる請求項８記載の居室構築構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000372415A JP2002173993A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 居室構築構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000372415A JP2002173993A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 居室構築構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002173993A true JP2002173993A (ja) | 2002-06-21 |
Family
ID=18841960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000372415A Pending JP2002173993A (ja) | 2000-12-07 | 2000-12-07 | 居室構築構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002173993A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4567096B1 (ja) * | 2010-02-23 | 2010-10-20 | 宰康 石田 | ライフプラン対応自由区画システム住宅 |
-
2000
- 2000-12-07 JP JP2000372415A patent/JP2002173993A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4567096B1 (ja) * | 2010-02-23 | 2010-10-20 | 宰康 石田 | ライフプラン対応自由区画システム住宅 |
| JP2011174242A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Tadayasu Ishida | ライフプラン対応自由区画システム住宅 |
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