JP2002172020A - 液状化粧料塗布具 - Google Patents

液状化粧料塗布具

Info

Publication number
JP2002172020A
JP2002172020A JP2000374856A JP2000374856A JP2002172020A JP 2002172020 A JP2002172020 A JP 2002172020A JP 2000374856 A JP2000374856 A JP 2000374856A JP 2000374856 A JP2000374856 A JP 2000374856A JP 2002172020 A JP2002172020 A JP 2002172020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
denier
fiber
length
applicator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000374856A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumie Morohoshi
文江 諸星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2000374856A priority Critical patent/JP2002172020A/ja
Publication of JP2002172020A publication Critical patent/JP2002172020A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適量の塗布を極めて容易に達成し、均一な塗
布を可能にすると共に、睫毛を相互にくっつけることな
く分散させ得るようにせんとするものである。 【解決手段】 芯材に1種又は2種以上の繊維からなる
繊維を静電植毛してブラシ部を形成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、睫毛や髪に使用する
マスカラの如き液状化粧料の塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二本針金の間に毛束を狭持しつつ
螺旋状に巻回して、螺旋状のブラシ形態に形成したマス
カラ等の液状化粧料の塗布具は公知である。かかる螺旋
状ブラシは、容易に製造可能である反面、化粧料を均一
に塗布することが難しく睫毛同士が互いにくっついてし
まう欠点があった。又、塗布部をネジ状や櫛状に形成し
たものもあるが、これらは化粧料の塗布量が多くなりす
ぎる欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、液状化粧
料を睫毛に塗布する際、適量の塗布を極めて容易に達成
し、均一な塗布を可能にすると共に、睫毛を相互にくっ
つけることなく分散させ得るようにせんとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、芯材に繊維を静電植毛して
ブラシ部を形成したことを特徴とする。繊維は、太さと
長さの異なる2種以上の繊維を混合したものであっても
良い。
【0005】芯材は、金属製若しくは合成樹脂製である
ことを特徴とし、ステンレス製の針金を捻り合わせた棒
材又はアルミニウムの棒材であっても良い。
【0006】繊維は、6〜20デニールの太さで、1〜
2mmの長さの繊維からなることを特徴とする。
【0007】芯材に、太さ6デニール、長さ1.75mm
の繊維を静電植毛してブラシ部を構成したことを特徴と
する。
【0008】芯材に、太さ20デニール、長さ1.5mm
の繊維を静電植毛してブラシ部を構成したことを特徴と
する。
【0009】芯材に、太さ15デニール、長さ1.5mm
の繊維と、太さ6デニール、長さ1.75mmの繊維を混
合し静電植毛してブラシ部を構成したことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明の塗布具は、芯材
に繊維を静電植毛して、ブラシとしたことを特徴とする
ものである。芯材としては、ステンレス、アルミニウム
等の金属、ポリプロピレン、ポリアセタール、ナイロン
等の合成樹脂を使用することが出来る。植毛する繊維
は、太さ6〜20デニール、長さ1〜2mmの1種又は2
種以上の繊維が好適である。芯材の表面に接着剤をスプ
レー方式で塗布し、その後繊維を静電吸着させて植毛す
る。
【0011】図1は、ステンレスの針金を捻り合わせた
芯材(1)とし、該芯材の先端部に接着剤(2)を塗布し、
所望太さと長さを有する繊維(3)を静電吸着させてブラ
シ部に形成したものである。接着剤(2)は、下塗りと上
塗りの2回塗布した。図2は、金属の棒を芯材としたも
のである。図3は、合成樹脂製の芯材であって、特殊な
形態に形成されたものである。又、図4〜7は芯材の断
面形状の種々の例であり、いずれの形状でも採用するこ
とが出来、これによって見栄えを変えて商品価値を高め
ることが出来る。繊維の太さと繊維長さ及びブラシ部の
径の関係を表1に示す。又、表2は、繊維の太さと長さ
による化粧料との使用性の評価を示すものであり、丸印
の部分が最適の使用性を有している。表1及び表2か
ら、30デニール以上の繊維はブラシ部の径が大きくな
りすぎて、不適当であることが判明した。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】次に、表2から最適の使用性が示された6
デニール、15デニール及び20デニールの3種類の太
さで、1.25mm、1.5mm、及び1.75mmの3種類の
長さの繊維でブラシ部を形成した5種類のブラシに関し
て、実際の化粧料を塗布したときの使用性を評価した。
その結果を表3に示す。化粧料Aは、ボリューム&カー
ルタイプのマスカラであり、化粧料Bはナチュラルタイ
プのマスカラである。表3から、6デニールで1.75m
mのブラシ、15デニールで1.5mmのブラシ及び20デ
ニールで1.5mmのブラシが良好な使用性を示してお
り、特に6デニールで1.75mmのブラシの使用性が良
好であった。
【0015】
【表3】
【0016】そこで、表3で良好な使用性が示めされた
6デニール、1.75mmのブラシと20デニール、1.5
mmのブラシの2種類のブラシについて、ボリューム&カ
ールタイプのマスカラを20デニール、1.5mmのブラ
シで使用した場合と、ナチュラル&カールタイプのマス
カラを6デニール、1.75mmのブラシで使用した場合
の使用性の評価を、20代の女性と40代の女性それぞ
れ十数名について行った。その結果、本発明のマスカラ
ブラシは、ソフトでなめらかな使用感がある、繊細な仕
上がりで化粧料がダマにならない、つけやすい、カール
効果が高い等の評価を得た。
【0017】以上説明したブラシは、単一の繊維からな
るものであるが、太さと長さの異なる2種以上の繊維を
混合して静電吸着させてブラシ部を構成しても良い。使
用する繊維としては、例えば太さ15デニール、長さ
1.5mmの繊維と、太さ6デニール、長さ1.75mmの繊
維の2種の繊維、若しくは太さ15デニール、長さ1.
75mmの繊維と、太さ6デニール、長さ1.75mmの2
種の繊維の混合体が好適であった。太さと長さの異なる
2種以上の繊維を混合することにより、密な植毛が達成
されるため、繊維の接着強度が向上し、繊維落ちが少な
かった。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、化粧料を均一に塗布
し、睫毛同士がくっつくおそれがなく、ソフトでなめら
かな使用感を有し、つけやすくカール効果が高い化粧料
塗布具を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるマスカラブラシの一例を示す
一部断面図
【図2】同他の例を示す断面図
【図3】更に他の例を示す断面図
【図4】芯材の断面形状の一例を示す横断面図
【図5】断面形状の他の例を示す横断面図
【図6】断面形状の更に他の例を示す横断面図
【図7】断面形状の更に他の例を示す横断面図
【符号の説明】
(1)芯材 (2)接着剤 (3)繊維

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材に繊維を静電植毛してブラシ部を形成
    したことを特徴とする液状化粧料の塗布具。
  2. 【請求項2】芯材が、金属製であることを特徴とする請
    求項1記載の塗布具。
  3. 【請求項3】芯材が、合成樹脂製であることを特徴とす
    る請求項1記載の塗布具。
  4. 【請求項4】ブラシ部を構成する繊維が、一定の太さと
    長さの1種の繊維からなることを特徴とする請求項1記
    載の塗布具。
  5. 【請求項5】ブラシ部を構成する繊維が、太さと長さの
    異なる2種以上の繊維の混合体からなることを特徴とす
    る請求項1記載の塗布具。
  6. 【請求項6】繊維が、6〜20デニールの太さの繊維か
    らなること特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の塗布具。
  7. 【請求項7】繊維が、1〜2mmの長さの繊維からなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の塗布
    具。
  8. 【請求項8】芯材が、ステンレス製の針金を捻り合わせ
    た棒材からなることを特徴とする請求項1,2又は4乃
    至7のいずれかに記載の塗布具。
  9. 【請求項9】芯材が、アルミニウムの棒材からなること
    を特徴とする請求項1,2又は4乃至7のいずれかに記
    載の塗布具。
  10. 【請求項10】繊維が、太さ15デニール、長さ1.5m
    mの繊維と、太さ6デニール、長さ1.75mmの繊維の混
    合体からなることを特徴とする請求項1乃至3又は5記
    載の塗布具。
  11. 【請求項11】繊維が、太さ15デニール、長さ1.7
    5mmの繊維と、太さ6デニール、長さ1.75mmの繊維
    の混合体からなることを特徴とする請求項1乃至3又は
    5記載の塗布具。
  12. 【請求項12】芯材に、太さ6デニール、長さ1.75m
    mの繊維を静電植毛してブラシ部を構成したことを特徴
    とする液状化粧料の塗布具。
  13. 【請求項13】芯材に、太さ20デニール、長さ1.5m
    mの繊維を静電植毛してブラシ部を構成したことを特徴
    とする液状化粧料の塗布具。
JP2000374856A 2000-12-08 2000-12-08 液状化粧料塗布具 Withdrawn JP2002172020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374856A JP2002172020A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 液状化粧料塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000374856A JP2002172020A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 液状化粧料塗布具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002172020A true JP2002172020A (ja) 2002-06-18

Family

ID=18843966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000374856A Withdrawn JP2002172020A (ja) 2000-12-08 2000-12-08 液状化粧料塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002172020A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004000587A (ja) * 2002-04-30 2004-01-08 L'oreal Sa 異なる種類の繊維のフロッキングで覆われた特に化粧品等の製品の塗布装置
KR100459811B1 (ko) * 2002-11-19 2004-12-04 주식회사 요진코스메플라스트 마스카라 브러시
JP2006306854A (ja) * 2005-03-29 2006-11-09 Shiseido Co Ltd まつ毛とまつ毛の生え際用化粧料およびその使用方法
JP2008122484A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Omi Velvet Kk ブラシローラ及びその製造方法
JP2013212424A (ja) * 2006-07-12 2013-10-17 Alcan Packaging Beauty Services 射出成形されたプラスチック製のマスカラ・ブラシ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004000587A (ja) * 2002-04-30 2004-01-08 L'oreal Sa 異なる種類の繊維のフロッキングで覆われた特に化粧品等の製品の塗布装置
KR100459811B1 (ko) * 2002-11-19 2004-12-04 주식회사 요진코스메플라스트 마스카라 브러시
JP2006306854A (ja) * 2005-03-29 2006-11-09 Shiseido Co Ltd まつ毛とまつ毛の生え際用化粧料およびその使用方法
JP2013212424A (ja) * 2006-07-12 2013-10-17 Alcan Packaging Beauty Services 射出成形されたプラスチック製のマスカラ・ブラシ
JP2013223800A (ja) * 2006-07-12 2013-10-31 Alcan Packaging Beauty Services 射出成形されたプラスチック製のマスカラ・ブラシ
JP2008122484A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Omi Velvet Kk ブラシローラ及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005200853B2 (en) Brush applicator with added helix
EP0817579B1 (en) Mascara applicator
US9232851B2 (en) Variable pitch mascara brush
US6390708B1 (en) Application device and system having helical-grooved bristles, and method of applying a product
US3998235A (en) Adjustable mascara applicator
US5761760A (en) Mascara brush
JP3482383B2 (ja) 捻れ繊維を具備する液状、ペースト状又は微粉状の製品のアプリケータ及びこれを装備したアプリケータ装置
USRE41156E1 (en) Notched brush and make-up device including this brush
JP2845861B2 (ja) 平凸形状のブラシ
US20070062551A1 (en) Instrument having walls for applying a composition on eyelashes or eyebrows
JP3577664B2 (ja) 粒子保持用の剛毛を有する液状、ペースト状あるいは粒子製品用アプリケータを具備するアプリケータ器具
JPS63143006A (ja) マスカラ塗布用ブラシ
JP2002538868A (ja) 液体またはペースト状の媒質、特にマスカラなどの美容化粧品のためのアプリケータブラシおよびこれを製造するための方法
JPH0640844B2 (ja) 化粧品塗布用ブラシ
JP2002085150A (ja) 特に睫毛又は眉毛等のケラチン繊維への製品、特にメーキャップ用品又はケア用品を適用するための器具
US20200329847A1 (en) Cosmetic applicator with separate brush and molded applicator structures
US20180008034A1 (en) Cosmetic applicator
US7025068B2 (en) Applicator, in particular mascara brush
JP4580686B2 (ja) 化粧料塗布具および化粧料塗布セット
JP2002172020A (ja) 液状化粧料塗布具
JP2023138925A (ja) 長手方向軸線を備える可動部を含む化粧品用アプリケータ
JP3100162B2 (ja) アプリケータ、特に化粧品用アプリケータ用ファイバ、およびそれに対応するアプリケータ
JP5254275B2 (ja) 化粧料塗布具および化粧料塗布セット
JP5584855B2 (ja) 化粧料塗布具および化粧料塗布セット
JP2003319832A (ja) 化粧用ブラシ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304