JP2002170600A - 電池の残存量演算回路と残存量演算方法 - Google Patents

電池の残存量演算回路と残存量演算方法

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JP2002170600A JP2000366226A JP2000366226A JP2002170600A JP 2002170600 A JP2002170600 A JP 2002170600A JP 2000366226 A JP2000366226 A JP 2000366226A JP 2000366226 A JP2000366226 A JP 2000366226A JP 2002170600 A JP2002170600 A JP 2002170600A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池を満充電あるいは完全放電させることな
く残存量を補正して、正確に残存量を検出する。 【解決手段】 電池の残存量演算回路は、電池3に流れ
る充放電電流を積算して残存量を演算する電流積算回路
4と、電池3の定電流状態における電圧をパラメーター
とする残存量である電圧−残存量関係を記憶する記憶回
路2と、電池3の電流を検出して、電池3の電流が定電
流状態であると、記憶回路2に記憶している電圧−残存
量関係から補正残存量を検出する残存量補正回路5とを
備える。この残存量演算回路は、電池3に流れる電流が
所定の時間に定電流状態になると、残存量補正回路5が
記憶回路2に記憶している電圧−残存量関係から補正残
存量を検出し、この補正残存量で電流積算回路4が検出
している残存量を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてハイブリ
ッドカーに搭載される電池の残存量を正確に演算する回
路と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池は、満充電や過放電させると電
気的な特性が急激に低下する。電池性能を低下させるこ
となく電池を長い寿命で使用するためには、電池の残存
量を正確に検出して、過充電または過放電とならないよ
うに充放電を制御することが大切である。過充電と過放
電を防止する充放電の制御方法からさらに進んで、残存
量が約50%の近傍となるように充放電を制御する方法
は、より長い期間にわたって電池性能を低下させないで
使用できる。この充放電の制御方法は、大容量の電池を
搭載するために、電池コストが極めて高いハイブリッド
カーの充放電の制御に使用される。
【0003】電池の過充電と過放電を防止すると共に、
さらに進んで、残存量が特定の範囲となるように充放電
を制御するには、電池の残存量を正確に検出することが
大切である。電池の残存量は、充電電流の積算値から放
電電流の積算値を減算して計算できる。電池の残存量が
正確に演算できると仮定すれば、残存量が100%にに
なる前に充電を停止し、また、残存量が0%となる前に
放電を停止して過充電と過放電を防止できる。また、残
存量が50%を中心として所定の範囲で充放電して、電
池性能の低下を最小にして使用できる。
【0004】しかしながら、電池の残存量を、全く誤差
のない状態で正確に演算するのは極めて難しい。残存量
は、充電電流と放電電流の積算値から計算されるが、こ
の方法は、充放電を繰り返すと誤差が累積して次第に大
きくなる。このため、演算された残存量と実際の電池の
残存量とに誤差ができる。
【0005】従来の残存量の演算方法は、電池の残存量
の累積誤差を少なくするために、特定の条件になると電
池を満充電し、あるいは完全に放電して残存量を補正し
ている。このことを実現するためには、使用範囲から校
正ポイント電圧になるまで継続して充電し、あるいは放
電させる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】校正ポイント電圧にな
るまで充電し、あるいは放電して残存量を校正する方法
は、満充電し、あるいは完全放電させて電池の残存量を
補正するが、この方法は校正のために充電あるいは放電
させるときに、電池の使用状態が制限される欠点があ
る。たとえば、校正のために充電しているときには、電
池から負荷への電力供給が制限される。また、校正のた
めに放電しているときには、電池の充電が制限される。
【0007】電池の充電と放電に制約を受けることは、
あらゆる用途において、電池を理想的な状態では使用で
きなくする。たとえば、ハイブリッドカーのモーターを
駆動する電池の充放電方法においては、非常に困った弊
害が発生する。自動車を加速するときに放電できない状
態になると、走行用のモーターを駆動できなって、モー
ターによる加速が不可能となり、自動車の加速は著しく
悪くなる。モーターを走行用に使用している自動車は、
エンジンの効率をよくするために、ほとんど例外なく加
速のときにモーターを回転させる。いいかえると、エン
ジンによる加速を制限して燃料効率を向上させるように
設計しているので、モーターによる加速が期待できない
と、極めて加速の悪い自動車となる。さらに、常時はモ
ーターで加速できる自動車が、電池の容量校正のタイミ
ングになるとモーターによる加速ができなくなるので、
自動車をスムーズに加速できなくなり、交通安全の点に
おいても決して好ましくはない。さらに、減速している
ときに残存量を補正するために充電が禁止されると、回
生制動による減速がなくなってブレーキのみの制動とな
って制動力が急減に変動して危険な状態となることがあ
る。また、この状態で回生制動で発生する電力を電池の
充電に有効に利用できなくなって、充電効率も悪くなる
欠点もある。
【0008】残存量の補正を中止してこの弊害は解消で
きるが、残存量を補正しないで使用される電池は、過充
電や過放電によって寿命が短くなり、あるいは残存量を
所定の範囲で使用できなくなって電池寿命は著しく短く
なることがある。自動車用の電池パックは、多数の二次
電池を使用して高価となるので、いかにして寿命を長く
できるかは極めて大切なことである。
【0009】さらに、ハイブリッドカーに限らず、あら
ゆる用途に使用される電池は、充電と放電が制約される
と、便利に使用できなくなる欠点がある。
【0010】本発明は、従来のこのような欠点を解決す
ることを目的に開発されたものである。本発明の重要な
目的は、電池を満充電あるいは完全放電させることなく
残存量を補正して、正確に残存量を検出できる残存量演
算回路と演算方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電池の残存量演
算回路は、電池3に流れる充放電電流を積算して残存量
を演算する電流積算回路4と、電池3の定電流状態にお
ける電圧をパラメーターとする残存量である電圧−残存
量関係を記憶する記憶回路2と、電池3の電流を検出し
て、電池3の電流が定電流状態であると、記憶回路2に
記憶している電圧−残存量関係から補正残存量を検出す
る残存量補正回路5とを備える。この残存量演算回路
は、電池3に流れる電流が所定の時間に定電流状態にな
ると、残存量補正回路5が記憶回路2に記憶している電
圧−残存量関係から補正残存量を検出し、この補正残存
量で電流積算回路4が検出している残存量を補正する。
【0012】さらに、本発明の請求項2の残存量演算回
路は、ハイブリッドカーのモーター9を駆動する電池3
に流れる充放電電流を積算して残存量を演算する電流積
算回路4と、イグニッションスイッチをオンにしたとき
の電池3の最低電圧をパラメーターとする残存量のであ
る電圧−残存量関係を記憶する記憶回路2と、イグニッ
ションスイッチがオンに切り換えられたときの最低電圧
を検出して、記憶回路2に記憶している電圧−残存量関
係から補正残存量を検出する残存量補正回路5とを備え
る。この残存量演算回路は、イグニッションスイッチを
オンにするときに、残存量補正回路5が記憶回路2に記
憶している電圧−残存量関係から補正残存量を検出し、
この補正残存量で電流積算回路4が検出している残存量
を補正する。
【0013】本発明の請求項6の電池の残存量演算方法
は、電池3に流れる充放電電流を積算して残存量を演算
すると共に、電池3の定電流状態における電圧をパラメ
ーターとする残存量である電圧−残存量関係を記憶し、
電池3の電流を検出して、電池3の電流が定電流状態で
あるときに、記憶回路2に記憶している電圧−残存量関
係から補正残存量を検出して残存量を補正する。
【0014】さらに、本発明の請求項7の電池の残存量
演算方法は、ハイブリッドカーのモーター9を駆動する
電池3に流れる充放電電流を積算して残存量を演算し、
イグニッションスイッチをオンにしたときの電池3の最
低電圧をパラメーターとする残存量である電圧−残存量
関係を記憶し、イグニッションスイッチをオンにすると
きの最低電圧を検出して、記憶回路2に記憶している電
圧−残存量関係から補正残存量を検出し、補正残存量で
残存量を補正する。
【0015】電圧−残存量関係は、テーブルまたは関数
として記憶回路2に記憶することができる。
【0016】電池3の電流が定電流状態であるときに残
存量を補正する演算回路と演算方法は、所定のサンプリ
ング周期で電池電圧を検出し、連続して検出した電圧値
が設定範囲よりも小さくなる回数が設定回数よりも多く
なると定電流と判定して電池3の電圧を検出して補正残
存量を検出することができる。
【0017】イグニッションスイッチがオンに切り換え
られたときの最低電圧を検出して残存量を補正する演算
回路は、始動電圧としてエンジン7を始動するときの最
低電圧を検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電池の残存量を演算する
演算回路と演算方法を例示するものであって、本発明は
演算回路と演算方法を以下のものに特定しない。
【0019】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0020】図1は、電池の残存量演算回路を搭載する
ハイブリッドカーの回路図である。残存量演算回路は、
バッテリECU1と記憶回路2とを備える。バッテリE
CU1は、電池3の充放電の電流を積算して残存量を演
算する電流積算回路4と、演算した残存量を正確な値に
補正する残存量補正回路5とを内蔵している。図はバッ
テリECU1の動作をわかりやすくするために、電流積
算回路4と残存量補正回路5とを別々の回路として記載
しているが、バッテリECUは、たとえば内蔵するひと
つのCPUで両方の回路の動作をさせることもできる。
バッテリECU1で演算された残存量は、ハイブリッド
カーのメインコントローラーであるHEV−ECU6に
出力される。HEV−ECU6は、ブレーキやアクセル
の入力信号で、エンジン7とインバータ8を制御してハ
イブリッドカーの走行状態を制御する。
【0021】バッテリECU1には、電池3に流れる電
流と、電池電圧と、電池温度の信号が入力される。電流
積算回路4は、電池3の充放電で残存量を演算する。残
存量は、充電電流の積算値である充電容量から、放電電
流の積算値である放電容量を減算して演算される。充電
容量は、充電電流の積算値に充電効率をかけてより正確
に演算することができる。電流積算回路4は、充放電の
電流を積算するために、一定のサンプリング周期で電流
を検出している。電流を検出するサンプリング周期は、
たとえば約100msecとするが、数十msec〜数
百msecとすることもできる。充電容量は、検出した
充電電流と時間の積、すなわち充電電流とサンプリング
周期の積で演算される。さらに好ましくは、この値に充
電効率をかけて正確な充電容量を演算する。放電容量
は、検出した放電電流とサンプリング周期の積で演算さ
れる。
【0022】このようにして残存量を演算すると、時間
が経過するにしたがって演算した残存量に誤差が累積
し、実際の電池の残存量と演算した残存量とに差ができ
る。演算する残存量に誤差が発生するのは、たとえば、
充電電流や放電電流の検出誤差、充電効率が変化するこ
とによる誤差、さらに、サンプリング周期の間に電流が
変化することによる誤差等が発生するからである。この
誤差は、時間の経過とともに累積されて大きくなる。残
存量補正回路5は、特定の環境で使用されるときに、電
池3の残存量を正確に補正する。
【0023】残存量補正回路5は、電池3が定電流で充
電または放電されるときに、電圧をパラメーターとして
残存量を補正する。ハイブリッドカーの残存量補正回路
5は、イグニッションスイッチをオンにするときの最低
電圧をパラメーターとして補正残存量を検出して、充放
電電流を積算した残存量を補正する。とくに、イグニッ
ションスイッチをオンにしたときに流れるチャージアッ
プ電流は、周囲の温度等に影響されることが少ないの
で、チャージアップ電流が流れるときの最低電圧で補正
残存量を検出する方法は、残存量を正確に補正できる。
【0024】電池3は、一定の定電流で充放電し、ある
いはハイブリッドカーにおいてはイグニッションスイッ
チをオンにしてチャージアップ電流を流すとき、残存量
の大きさで電圧が変化する特性がある。したがって、定
電流で充放電し、あるいはイグニッションスイッチをオ
ンにしてチャージアップ電流を流すときに電圧を検出す
ると、検出した電圧の大きさで残存量を特定できる。こ
の特性は、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム
電池、リチウムイオン二次電池等の全ての二次電池に共
通する。ただ、二次電池のタイプと電流の大きによっ
て、残存量が同じであっても電池の残存量は変化する。
したがって、残存量補正回路5には、接続している電池
3の電圧−残存量関係を記憶する記憶回路2を接続して
いる。
【0025】記憶回路2は、電池3の定電流状態におけ
る電圧をパラメーターとし、あるいはイグニッション
スイッチをオンにしてチャージアップ電流が流れるとき
の電池3の最低電圧をパラメーターとして補正残存量を
特定する「電圧−残存量関係」を記憶している。記憶回
路2は、電圧−残存量関係をテーブルで記憶し、あるい
は、関数として記憶している。電圧−残存量関係のテー
ブルは、電流と電圧をパラメーターとして残存量を特定
する。このテーブルは、電圧と電流のみでなく、温度を
もパラメーターとして残存量を特定するテーブルとする
こともできる。電圧−残存量の関数も、電流と電圧をパ
ラメーターとして残存量を計算できる関数、さらに、電
流と電圧と温度をパラメーターとして残存量を計算でき
る関数である。
【0026】バッテリECU1は、電流積算回路4また
は残存量補正回路5で電池に流れる電流が定電流状態に
あるかどうかを検出し、定電流状態にあるときの電池電
圧を検出する。さらに、バッテリECU1は、イグニッ
ションスイッチがオンになってチャージアップ電流が流
れることを検出し、チャージアップ電流が流れるときに
は、電池3の最低電圧を検出する。電池電圧または最低
電圧を検出すると、この電圧をパラメーターとして、電
圧−残存量関係から補正残存量を検出する。
【0027】定電流状態にあるかどうかは、設定時間に
サンプリングした電流値が設定範囲にあるかどうかで判
別する。たとえば、設定時間に連続してサンプリングし
た電流値が、平均値に対して5%以内にあるとき、この
時間帯において定電流状態であると判別する。定電流状
態にあるかどうかを判別する設定時間は、たとえば30
秒に設定するが、5秒〜1分程度とすることもできる。
設定時間を長くすると、定電流状態になる頻度が少なく
なるので残存量を補正する頻度も少なくなるが、より正
確に残存量を補正できる。反対に定電流状態と判定する
設定時間を短くすると、定電流状態となる頻度が多くな
って残存量を補正できる回数は多くなるが、定電流状態
における残存量の精度は低下する。したがって、定電流
状態と判別する設定時間は、要求される残存量の精度と
頻度とを考慮して、前述の範囲で最適値とする。
【0028】電池3の電圧をサンプリングする周期が1
00msecで、設定時間を30秒とする場合、連続し
て300回サンプリングした電圧値が設定範囲にあると
きに定電流状態と判別する。定電流状態を判別するサン
プリング回数とサンプリング周期の積が設定時間を特定
する。
【0029】定電流状態と判別する設定範囲は、たとえ
ば電流の平均値に対して+−5%に設定する。ただ、設
定範囲は、平均値の+−3〜10%とすることもでき
る。設定範囲を狭くすると、より正確に残存量を補正で
きるが、補正できる頻度が少なくなる。反対に設定範囲
を広くすると、残存量を補正できる頻度は多くなるが、
精度は低下する。したがって、定電流状態と判別する電
流のばらつきである設定範囲も、要求される精度と頻度
を考慮して最適値とする。
【0030】さらに、バッテリECU1は、チャージア
ップ電流が流れることも検出する。チャージアップ電流
は、電池3に流れる電流波形とピーク電流から検出でき
るが、イグニッションスイッチがオンになったことを検
出して正確に検出できる。また、イグニッションスイッ
チがオンに切り換えられたことと、電流波形とピーク電
流から、さらに正確にチャージアップ電流を検出でき
る。ハイブリッドカーは、イグニッションスイッチをオ
ンに切り換えると、電池3からインバータ8にチャージ
アップ電流が供給される。インバータ8は、電池3から
供給されるチャージアップ電流でモーター9を始動し、
あるいはインバータ8に接続している大容量のコンデン
サー10を充電する。
【0031】残存量補正回路5は、定電流状態にあると
きは電池3の電圧を検出し、さらに、チャージアップ電
流が流れるときは、電池3の最低電圧を検出し、検出し
た電圧や最低電圧から補正残存量を検出する。電圧に対
する補正残存量は、記憶回路2に記憶される電圧−残存
量関係で検出される。補正残存量が検出されると、充放
電の電流を積算して演算された残存量を補正残存量で補
正する。
【0032】さらに、残存量補正回路5は、電池3の開
放電圧を検出して補正残存量を検出することもできる。
開放電圧から残存量を検出する方法は、電池3を相当の
時間にわたって充放電させない状態とした後に開放電圧
を検出し、この開放電圧から補正残存量を検出する。充
放電した直後の電池3の開放電圧は、充放電の電流に影
響を受けて上下するので、補正残存量を正確に検出でき
ないからである。開放電圧を検出する前に、電池3の充
放電を実質的に停止させる期間は、たとえば、数分〜数
時間以上とする。ハイブリッドカーのイグニッションス
イッチをオンにする直前の電池3の開放電圧は、ほとん
ど例外なくこの条件を満足する。イグニッションスイッ
チをオンにする前に、ハイブリッドカーは停止してお
り、電池を充放電させない状態にあるからである。した
がって、イグニッションスイッチをオンにする直前の電
池3の開放電圧を検出し、この開放電圧から補正残存量
を検出することもできる。開放電圧から補正残存量を検
出するための電圧−残存量関係は、テーブルまたは関数
として記憶回路2に記憶させる。
【0033】バッテリECU1は、図2に示すステップ
で、以下のフローチャートのようにして充放電の電流を
積算して演算した残存量を補正する。この図は、イグニ
ッションスイッチをオンにしてチャージアップ電流が流
れるときに、電池3の最低電圧を検出して補正残存量を
検出するステップを示している。 [n=1〜3のステップ]ハイブリッドカーのイグニッ
ションスイッチがオンに切り換えられると、バッテリE
CU1が初期化され、電池3の開放電圧(OCV)が検
出される。 [n=4〜5のステップ]検出した電池3の開放電圧か
ら第1補正残存量を検出し、検出した第1補正残存量が
一時的に格納される。このステップで第1補正残存量を
検出するために、記憶回路2に記憶される電圧−残存量
関係が残存量補正回路5に読み込まれる。 [n=6のステップ]イグニッションスイッチがオンに
なってリレーがオンに切り換えられる。 [n=7のステップ]インバータ8がチャージアップさ
れて、このときの最大電流が読み取られる。チャージア
ップ電流の最大値を読み取るために、電流の最大値がホ
ールド回路に記憶される。この最大電流値がホールド回
路から残存量補正回路5に入力されて、チャージアップ
電流の最大値が読み取られる。 [n=8のステップ]チャージアップ電流が流れる状態
における最低電圧が読み取られる。最低電圧を読み取る
ために、電圧の最小値がホールド回路に記憶される。こ
の最小電圧値がホールド回路から残存量補正回路5に入
力されて最低電圧が読み取られる。 [n=9のステップ]検出した最低電圧を以下の式で補
正する。 V=Vm−(I−Im)×Z ただし、この式において、Vmは検出した最低電圧 Iは基準電流 Imはチャージアップ電流の最大値 Zは電池の内部抵抗である。 [n=10のステップ]チャージアップ電流が流れると
きの電池の電圧低下(ΔV)を下記の式で演算し、この
電圧低下から第2補正残存量を演算する。 ΔV=V−OCV この方法は、チャージアップ電流が流れるときの電圧低
下(ΔV)から補正残存量を演算しているが、電圧低下
(ΔV)によらず最低電圧のみから補正残存量を演算す
ることもできる。電圧低下(ΔV)と最低電圧は実質的
には同じ電圧である。それは、電圧低下(ΔV)は最低
電圧から計算されるからである。電圧低下(ΔV)から
補正残存量を演算する場合、記憶回路2には電圧低下
(ΔV)から補正残存量を演算する電圧−残存量関係を
記憶させる。る。 [n=11のステップ]演算された第2補正残存量を一
時的に格納する。 [n=12〜14のステップ]第1補正残存量と第2補
正残存量の差を演算し、この差が10%よりも小さいか
どうかを判定し、差が10%よりも小さいと、第1補正
残存量と第2補正残存量の平均値を補正残存量として、
充放電電流を積算した残存量を補正する。差が10%よ
りも大きいと、第1補正残存量と第2補正残存量が適当
でないと判断して、補正残存量で残存量を補正しない。
【0034】ハイブリッドカーが走行する状態、すなわ
ち、電池3が充放電される状態では、図3に示すステッ
プで、以下のフローチャートで残存量を補正残存量で補
正する。 [n=1のステップ]電池3に流れる電流を読み取る。 [n=2〜3のステップ]読み取った電流値(Im)
と、区間平均電流(Ia)との差を計算し、この差が区
間平均電流の5%以内であるかどうかを判別し、差が5
%よりも大きいと、カウンタのNを0にリセットしてn
=1のステップにループする。区間平均電流(Ia)
は、連続してサンプリングした電流を平均して演算す
る。 [n=4〜5のステップ]電流値(Im)と区間平均電
流(Ia)の差が5%よりも小さいと、このステップで
カウンタに1をプラスする。カウンタのカウント値が3
00を越えるまでは、n=1のステップにループし、カ
ウント値が300を越えると、次のステップに進む。 [n=6〜7のステップ]区間平均電流(Ia)が10
Aよりも大きいかどうかを判定し、10Aよりも小さい
と、電池電圧を検出して電圧をパラメーターとして電圧
−残存量関係から補正残存量を演算する。補正残存量
は、記憶回路2に記憶される10A以下の電圧−残存量
関係から演算される。補正残存量で電流の積算値である
残存量を補正する。 [n=8〜9のステップ]区間平均電流(Ia)が30
Aよりも大きいかどうかを判定し、30Aよりも小さい
と、電池電圧を検出して電圧をパラメーターとして電圧
−残存量関係から補正残存量を演算する。補正残存量
は、記憶回路2に記憶される10〜30Aの電圧−残存
量関係から演算される。演算された補正残存量で電流の
積算値である残存量を補正する。 [n=10〜11のステップ]区間平均電流(Ia)が
50Aよりも大きいかどうかを判定し、50Aよりも小
さいと、電池電圧を検出して電圧をパラメーターとして
電圧−残存量関係から補正残存量を演算する。補正残存
量は、記憶回路2に記憶される30〜50A以下の電圧
−残存量関係から演算される。演算された補正残存量で
電流の積算値である残存量を補正する。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1の残存量演算回路と請
求項6の残存量演算方法は、電池を満充電あるいは完全
放電させることなく残存量を補正して、正確に残存量を
検出できる特長がある。それは、本発明の演算回路と演
算方法が、電池の電流が定電流状態であるときに、定電
流状態における電圧をパラメーターとする残存量である
電圧−残存量関係から補正残存量を検出して残存量を補
正しているからである。本発明の演算回路と演算方法
は、電池を定電流で充放電するときに、残存量の大きさ
で電圧が変化する特性を利用したもので、定電流状態に
おける電圧をパラメーターとして補正残存量を検出する
ことによって、電池を満充電あるいは完全放電させるこ
となく残存量を正確に補正できる。
【0036】さらに、本発明の請求項2の残存量演算回
路と請求項7の残存量演算方法は、とくに、ハイブリッ
ドカーの電池の残存量を極めて簡単に補正して、正確に
残存量を検出できる特長がある。それは、この残存量演
算回路と演算方法が、イグニッションスイッチをオンに
するときの最低電圧を検出して、電池の最低電圧をパラ
メーターとする残存量である電圧−残存量関係から補正
残存量を検出して残存量を補正しているからである。ハ
イブリッドカーにおいては、イグニッションスイッチを
オンにしてチャージアップ電流を流すときの電圧の大き
さで電池の残存量を特定できる特性がある。したがっ
て、この演算回路と演算方法は、イグニッションスイッ
チをオンにするときの最低電圧をパラメーターとして補
正残存量を検出することによって、残存量を正確に補正
できる。とくに、この演算回路と演算方法は、ハイブリ
ッドカーを走行させる状態でなく、イグニッションスイ
ッチをオンにするときの最低電圧で残存量を補正するの
で、簡単かつ安全に、電池の残存量を補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電池の残存量演算回路を搭載
するハイブリッドカーの回路図
【図2】本発明の実施例の残存量演算方法で補正残存量
を検出して電池の残存量を補正するステップを示すフロ
ーチャート
【図3】本発明の他の実施例の残存量演算方法で補正残
存量を検出して電池の残存量を補正するステップを示す
フローチャート
【符号の説明】 1…バッテリECU 2…記憶回路 3…電池 4…電流積算回路 5…残存量補正回路 6…HEV−ECU 7…エンジン 8…インバータ 9…モーター 10…コンデンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CA03 CB11 CB12 CB22 CB32 CC01 CC03 CC04 CC24 5G003 AA07 BA01 DA07 EA05 FA06 GB06 GC05 5H030 AA08 AS08 FF42 FF44 FF51 5H115 PA11 PC06 PI12 PI13 PO02 PU25 PV07 PV09 PV22 QN03 QN08 SE06 TI02 TU06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池(3)に流れる充放電電流を積算して
    残存量を演算する電流積算回路(4)と、電池(3)の定電流
    状態における電圧をパラメーターとする残存量である電
    圧−残存量関係を記憶する記憶回路(2)と、電池(3)の電
    流を検出して、電池(3)の電流が定電流状態であると、
    記憶回路(2)に記憶している電圧−残存量関係から補正
    残存量を検出する残存量補正回路(5)とを備え、 電池(3)に流れる電流が所定の時間に定電流状態になる
    と、残存量補正回路(5)が記憶回路(2)に記憶している電
    圧−残存量関係から補正残存量を検出し、この補正残存
    量で電流積算回路(4)が検出している残存量を補正する
    電池の残存量演算回路。
  2. 【請求項2】 ハイブリッドカーのモーター(9)を駆動
    する電池(3)に流れる充放電電流を積算して残存量を演
    算する電流積算回路(4)と、イグニッションスイッチを
    オンにしたときの電池(3)の最低電圧をパラメーターと
    する残存量である電圧−残存量関係を記憶する記憶回路
    (2)と、イグニッションスイッチがオンに切り換えられ
    たときの最低電圧を検出して、記憶回路(2)に記憶して
    いる電圧−残存量関係から補正残存量を検出する残存量
    補正回路(5)とを備え、 イグニッションスイッチをオンにするときに、残存量補
    正回路(5)が記憶回路(2)に記憶している電圧−残存量関
    係から補正残存量を検出し、この補正残存量で電流積算
    回路(4)が検出している残存量を補正する電池の残存量
    演算回路。
  3. 【請求項3】 記憶回路(2)が電圧−残存量関係をテー
    ブルまたは関数として記憶している請求項1または2に
    記載される電池の残存量演算回路。
  4. 【請求項4】 残存量補正回路(5)が、所定のサンプリ
    ング周期で電池電圧を検出し、連続して検出した電圧値
    が設定範囲よりも小さくなる回数が設定回数よりも多く
    なると定電流と判定して電池(3)の電圧を検出して補正
    残存量を検出する請求項1に記載される電池の残存量演
    算回路。
  5. 【請求項5】 残存量補正回路(5)が、始動電圧として
    エンジン(7)を始動するときの最低電圧を検出する請求
    項2に記載される電池の残存量演算回路。
  6. 【請求項6】 電池(3)に流れる充放電電流を積算して
    残存量を演算すると共に、電池(3)の定電流状態におけ
    る電圧をパラメーターとする残存量である電圧−残存量
    関係を記憶し、電池(3)の電流を検出して、電池(3)の電
    流が定電流状態であるときに、記憶回路(2)に記憶して
    いる電圧−残存量関係から補正残存量を検出して残存量
    を補正する電池の残存量演算方法。
  7. 【請求項7】 ハイブリッドカーのモーター(9)を駆動
    する電池(3)に流れる充放電電流を積算して残存量を演
    算し、イグニッションスイッチをオンにしたときの電池
    (3)の最低電圧をパラメーターとする残存量である電圧
    −残存量関係を記憶し、イグニッションスイッチをオン
    にするときの最低電圧を検出して、記憶回路(2)に記憶
    している電圧−残存量関係から補正残存量を検出し、補
    正残存量で残存量を補正する電池の残存量演算方法。
  8. 【請求項8】 電圧−残存量関係をテーブルまたは関数
    として記憶する請求項6または7に記載される電池の残
    存量演算方法。
  9. 【請求項9】 所定のサンプリング周期で電池電圧を検
    出し、連続して検出した電圧値が設定範囲よりも小さく
    なる回数が設定回数よりも多くなると定電流と判定して
    電池(3)の電圧を検出して補正残存量を検出する請求項
    6に記載される電池の残存量演算方法。
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