JP2002170461A - 複合操作型電気部品 - Google Patents

複合操作型電気部品

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JP2002170461A
JP2002170461A JP2000363170A JP2000363170A JP2002170461A JP 2002170461 A JP2002170461 A JP 2002170461A JP 2000363170 A JP2000363170 A JP 2000363170A JP 2000363170 A JP2000363170 A JP 2000363170A JP 2002170461 A JP2002170461 A JP 2002170461A
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JP
Japan
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swing
electric component
type electric
fulcrum
oscillating
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JP2000363170A
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English (en)
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Katsuichi Oba
克一 大場
Sachiko Honma
幸子 本間
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H2025/048Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a separate central push, slide or tumbler button which is not integral with the operating part that surrounds it
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転操作や揺動操作に支障をきたさずに全体
の外形を小さくすることができる、小型化に好適な複合
操作型電気部品を提供すること。 【解決手段】 揺動型電気部品部2と回転型電気部品部
3とを積層配置して、共通の操作体5で回転操作と揺動
操作とが行えるようにする。これにより、操作性を損な
うことなく、電気部品全体の外形を小さく設定すること
ができる。また、揺動型電気部品部2と回転型電気部品
部3とを連続的に動作させて所望の機能を実現させる場
合に、ひとつの操作体5で回転操作と揺動操作とを連続
的に行えばよいため操作性の向上が図れる。また、操作
体5および回転体30を回転可能に支持する受け部材3
4に設けたクリックばね33を、回転体30の内周壁に
設けた凹凸部に係脱させる構成にしておけば、回転体3
0の外側にクリック機構を付設した場合に危惧される外
径寸法の増大が回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出パターンを有
するロータリエンコーダ等の回転型電気部品部と、揺動
操作方向に応じてオン動作される複数のスイッチ素子を
有する揺動型電気部品部とを併設して、回転操作と揺動
操作とが選択的に行える複合操作型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複合操作型電気部品の従来技術
としては、円環状つまみにて回転操作されるロータリエ
ンコーダ等の回転型電気部品部の内側に、操作釦にて押
圧駆動される複数のスイッチ素子を有する揺動型電気部
品部を組み込んで、これら両電気部品部を共通の基板上
に設置した構成のものが広く知られている。円環状つま
みの内側に露出する操作釦は、コイルばね等を介して揺
動可能に支持されている。この操作釦が揺動操作されて
所定方向へ傾くと、その方向に位置するスイッチ素子の
可動接点が操作釦に押し込まれて固定接点に接触するの
で、揺動操作方向に応じて所定のスイッチ素子をオン動
作させることができる。また、円環状つまみを回転させ
ると、例えば摺動子が一体的に回転して摺動パターン等
の検出パターンとの相対位置関係が変化するので、円環
状つまみの回転位置に応じて異なる信号が出力されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の複合操
作型電気部品は、回転型電気部品部の内側に揺動型電気
部品部を組み込んだ構成になっているため、円環状つま
みの内側に操作釦を支障なく揺動操作させうる比較的広
いスペースを確保しなければならない。それゆえ、円環
状つまみの外径寸法が必然的に大きくなってしまい、こ
れが電気部品全体の小型化を阻害する要因となってい
た。また、かかる従来の複合操作型電気部品において
は、回転型電気部品部を動作させるときには円環状つま
みを操作し、揺動型電気部品部を動作させるときには操
作釦を操作することになるので、回転型電気部品部と揺
動型電気部品部とを連続的に動作させて所望の機能を実
現させる場合に、円環状つまみと操作釦という異なる操
作部材を連続的に操作しなければならず、不慣れな操作
者にとって操作しずらいという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたもので、その目的は、回転操作や揺動操作
に支障をきたさずに全体の外形を小さくすることができ
る、小型化に好適な複合操作型電気部品を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の複合操作型電気部品は、検出パターンを
有する回転型電気部品部と、可動接点および固定接点を
有するスイッチ素子を周方向に所定の間隔を存して複数
配置させた揺動型電気部品部と、前記検出パターンに対
する回転位置を変化させるための回転操作と所定の前記
スイッチ素子をオン動作させるための揺動操作とが可能
な操作体とを備え、前記回転型電気部品部の軸線方向に
沿って積層関係にある一方の面に前記検出パターンを形
成すると共に、他方の面に前記スイッチ素子を配設する
構成とした。
【0006】このように構成される複合操作型電気部品
は、回転型電気部品部と揺動型電気部品部とを積層配置
して、共通の操作体で回転操作と揺動操作とが行えるよ
うにしてあるので、操作性を損なうことなく全体の外形
を小さく設定することができる。また、回転型電気部品
部と揺動型電気部品部とを連続的に動作させて所望の機
能を実現させる場合には、ひとつの操作体で回転操作と
揺動操作とを連続的に行えばよいため、異なる操作部材
を連続操作しなければならない従来構造よりも操作性は
向上する。
【0007】また、かかる構成において、前記検出パタ
ーンを載置して底面側に前記スイッチ素子と対向する押
圧突起を有する揺動部材と、前記スイッチ素子を載置し
て前記揺動部材を揺動可能に支持する支持部材とを備
え、前記操作体が前記揺動部材上に設けてあれば、回転
型電気部品部と揺動型電気部品部とをスプライン結合す
る必要がなくなるので、スプライン結合構造において危
惧されるガタの発生が回避できて良好な操作感触が期待
できる。その際、回転型電気部品部が、前記検出パター
ンに摺接する摺動子を設けて前記操作体に一体化された
回転体と、前記揺動部材に固設されて前記回転体および
前記操作体を回転可能に支持する受け部材とを有する構
成にしてあれば、回転型電気部品部がユニット化できる
ため、組立作業性が良好となって好ましい。また、前記
回転体を内周壁に凹凸部を設けた円環状部材となし、前
記受け部材に前記凹凸部に係脱するクリックばねを設け
た構成にしておけば、回転体の外側にクリック機構を付
設した場合に危惧される外径寸法の増大が回避できて好
ましい。
【0008】また、かかる構成において、前記検出パタ
ーンおよび前記固定接点を共通のフレキシブル基板に形
成し、このフレキシブル基板のうち前記検出パターン形
成部位と前記固定接点形成部位をそれぞれ前記揺動部材
上と前記支持部材上に載置すると共に、これら検出パタ
ーン形成部位および固定接点形成部位を連結する部位を
屈曲させておけば、異なる高さ位置に配置される検出パ
ターンと固定接点であっても形成する基板は1枚で済む
ので部品点数が増大せず、しかもフレキシブル基板の前
記屈曲部は可撓性に富むので揺動部材の揺動に悪影響を
及ぼす心配もない。
【0009】また、かかる構成において、前記揺動部材
がその底面側に、前記押圧突起よりも中央寄りに位置し
て前記支持部材の支点受け部に当接・支持される揺動支
点部と、中央部に突設されて前記支持部材を貫通し該支
持部材に弾性的に支持される柱状部とを有し、かつ前記
揺動支点部を前記揺動部材の揺動操作方向と直交する向
きに延設するか、もしくは複数の前記揺動支点部を結ぶ
直線が前記揺動部材の揺動操作方向に対して直交するよ
うになし、前記揺動部材が前記揺動支点部を支点として
揺動するようにしておけば、支持部材に弾性支持された
柱状部の周囲に位置する揺動支点部を支点として、揺動
部材がシーソー状に揺動することになるので、操作時に
揺動部材が不所望方向へ傾く恐れがなくなって動作不良
や誤動作が回避できる。その際、柱状部の先端部に取り
付けた板ばねを支持部材の底面側に弾接させる構成にし
ておけば、揺動部材の中央部をコイルばね等を用いるこ
となく弾性支持できるので、薄型化を図るうえで好まし
い。
【0010】また、かかる構成において、前記揺動部材
上の中央部に押圧型電気部品部のスイッチ素子を載置す
ると共に、この押圧型電気部品部の操作釦を前記操作体
の中央部に露出させておけば、外形を大きくすることな
く、揺動操作と回転操作と押圧操作という3種類の操作
が行える多機能な複合操作型電気部品が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明すると、図1は本実施形態例に係る
複合操作型電気部品の非操作時の断面図、図2は該電気
部品の揺動操作時の断面図、図3は該電気部品の分解斜
視図、図4は該電気部品の平面図、図5は該電気部品に
用いられた回転体の平面図、図6は該回転体に保持され
た摺動子の平面図、図7は該電気部品に用いられた受け
部材の平面図、図8は該受け部材に保持されたクリック
ばねの平面図、図9は該電気部品に用いられた揺動部材
の平面図、図10は該揺動部材の側面図、図11は該電
気部品に用いられた支持部材の平面図、図12は該支持
部材の側面図、図13は該電気部品に用いられた板ばね
の平面図、図14は該電気部品に用いられたフレキシブ
ル配線基板の展開図である。
【0012】図1〜図4に示す複合操作型電気部品は、
支持部材1と、この支持部材1に揺動可能に支持された
揺動部材20や支持部材1上に載置された複数のスイッ
チ素子21等を有する揺動型電気部品部2と、揺動部材
20上で回転可能な回転体30や揺動部材20上の摺動
パターン31に摺接する摺動子32等を有するロータリ
エンコーダ(回転型電気部品部)3と、同じく揺動部材
20上に載置されたスイッチ素子40や上部を露出させ
た操作釦41を有するプッシュスイッチ(押圧型電気部
品部)4と、揺動部材20の揺動操作や回転体30の回
転操作を行うための操作体5と、各スイッチ素子21の
固定接点パターン22a,22bやロータリエンコーダ
3の摺動パターン(検出パターン)31やスイッチ素子
40の固定接点パターン42a,42b等が形成された
フレキシブル配線基板6(図14参照)とによって概略
構成されている。
【0013】揺動型電気部品部2の各スイッチ素子21
は、周縁固定接点22b上に載置されたドーム状の可動
接点23を中央固定接点22aに接離可能に対向させて
なるもので、計4個のスイッチ素子21が周方向に所定
の間隔を存して配設されている。揺動部材20の底面側
には、中央部に突出する柱状部20aと、断面形状が蒲
鉾形(U字状)の突堤状に形成されて柱状部20aを包
囲するように略正方形に配置された計4個の揺動支点部
20bと、各揺動支点部20bの長手方向中央の外側に
位置して可動接点23を押圧駆動するための計4個の押
圧突起(押圧部)20cとが突設されている。柱状部2
0aの先端部には、揺動部材20の復帰力を生起するた
めの板ばね24が、かしめ固定により取り付けられてい
る。このかしめ固定は、揺動部材20の柱状部20aの
先端部を板ばね24の中央の取付孔24aに挿通した
後、該先端部をかしめるというものである。板ばね24
にはまた、取付孔24aの周囲に4片の弾性片24bが
十字状に形成されている。一方、支持部材1には、揺動
部材20の柱状部20aを遊挿するための貫通孔1aが
穿設されていると共に、上面側に揺動部材20の各揺動
支点部20bを支持するための溝状の支点受け部1bが
貫通孔1aを包囲するように4個所形成されており、か
つ底面側の貫通孔1aの周囲4個所にはばね受け部1c
が突設されている。これらのばね受け部1cにはそれぞ
れ、柱状部20aの先端部に取り付けられた板ばね24
の弾性片24bが弾接しているので、柱状部20aを介
して揺動部材20を支持部材1側へ引っ張る弾性力が板
ばね24により生起されている。すなわち、揺動部材2
0は、突堤状の揺動支点部20bの先端部を対応する溝
状の支点受け部1bに入り込ませて支持部材1上に搭載
・支持されていると共に、板ばね24および柱状部20
aを介して揺動部材20の中央部が支持部材1に弾性的
に支持されている。それゆえ、揺動部材20は支持部材
1上で、各揺動支点部20bを支点として揺動させるこ
とができ、その揺動方向は、支点となる揺動支点部20
bの長手方向と直交する向き(図9の矢印方向)に限定
される。
【0014】ロータリエンコーダ3の回転体30は円環
状に形成されており、その底面側に設けた複数のかしめ
突起30aをかしめることによって、摺動子32が取り
付けられている。また、回転体30の内周壁には、クリ
ックばね33の突起部33a(図8参照)を係脱させる
ための凹凸部を形成する凹所30bが等間隔に設けられ
ている。回転体30の外周縁近傍に設けられた複数の透
孔30cには、操作体5の底面側に設けられた複数のか
しめ突起5aが挿通されており、これらの突起5aをか
しめることにより回転体30は操作体5に一体化されて
いる。受け部材34のフランジ部34aは操作体5と回
転体30との間に介設されており、両者5,30は受け
部材34により回転可能に支持されている。また、受け
部材34には環状壁34bの一部にクリックばね33が
取り付けられている。この受け部材34に設けられた複
数のかしめ突起34cは、揺動部材20に設けられた複
数の透孔20dに挿通したうえでかしめられているの
で、受け部材34は揺動部材20に一体化されている。
なお、受け部材34の環状壁34bが回転体30の内周
壁を軸支、すなわち周方向にガイドすることにより、操
作体5および回転体30が受け部材34に対して回転可
能となっている。
【0015】プッシュスイッチ4のスイッチ素子40
は、周縁固定接点42b上に載置されたドーム状の可動
接点43を中央固定接点42aに接離可能に対向させて
なるもので、可動接点43上に搭載された操作釦41を
操作体5の中央の開口5b内に露出させている。また、
フレキシブル配線基板6は、揺動型電気部品部2の各固
定接点パターン22a,22bが形成されている環形部
6aと、ロータリエンコーダ3の摺動パターン31やプ
ッシュスイッチ4の固定接点パターン42a,42bが
形成されている円形部6bと、これら環形部6aと円形
部6bとを連結している帯状部6cとを有する。このう
ち、環形部6aは支持部材1上に載置され、円形部6b
は揺動部材20上に載置され、帯状部6cはU字状に屈
曲される。なお、円形部6bに形成されている複数の透
孔6dは、受け部材34の各かしめ突起34cを挿通す
るためのものである。
【0016】このように構成された複合操作型電気部品
の動作について説明すると、まず揺動型電気部品部2
は、操作者が操作体5を押し込んで揺動部材20を所望
の方向へ傾けるという揺動操作を行うことにより、その
方向に位置するスイッチ素子21をオン動作させること
ができる。すなわち、揺動部材20を傾けると、図1,
2に示すように、揺動操作方向に位置する可動接点23
が対応する押圧突起20cに押し込まれて中央固定接点
22aに接触するので、可動接点23を介して中央固定
接点22aと周縁固定接点22bとを導通させることが
できる。かかる揺動部材20の揺動は、揺動操作方向に
形成されている揺動支点部20bの先端部を揺動支点と
して行われるので、図2に示すように、他の揺動支点部
20bは支点受け部1b内で浮いた状態となり、柱状部
20aは板ばね24の弾性力に抗して斜め上方へ僅かに
移動する。なお、柱状部20aが揺動支点部20bの先
端部を中心に回転移動していくとき、揺動操作方向の逆
側で板ばね24の弾性片24bがばね受け部1cに押し
撓められいくので、図2の状態において柱状部20aに
はこの弾性片24bの生起する弾性力が強く作用してい
る。
【0017】本実施形態例のように、揺動部材20が突
堤状の揺動支点部20bの先端部を揺動中心として揺動
するようにしてあると、操作時に揺動部材20はシーソ
ー状に揺動することになって不所望方向へ傾く恐れがな
くなるので、動作不良や誤動作が回避しやすい。また、
図2の状態で操作力が除去されると、揺動部材20は板
ばね24の弾性力によって図1に示す中立位置まで自動
復帰するが、この板ばね24には揺動操作方向に応じて
個別に復帰力を生起するように4片の弾性片24bが十
字状に形成してあるので、どの方向へ揺動操作した場合
にも、押し撓められた弾性片24bが揺動操作方向と逆
向きの反発力を生起する。それゆえ、揺動部材20を確
実に中立位置へ自動復帰させることができて復帰動作が
安定し、中立位置がぶれる心配はない。また、本実施形
態例のように揺動部材20の中央部(柱状部20a)を
支持部材1にて弾性支持し、この中央部の周囲に設けた
揺動支点部20bを支点として揺動部材20を揺動させ
るという構成にしてあると、揺動部材20の外側に弾性
支持部材等を配置させる必要がないので、揺動型電気部
品部2の小型化を図るうえで好ましい。しかも、揺動部
材20の中央部を弾性支持する機構として、柱状部20
aの先端部に取り付けた板ばね24を支持部材1の底面
側に弾接させており、コイルばね等は不要なので、揺動
型電気部品部2の薄型化にも好適である。なお、板ばね
24は、その取付孔24aに挿通した柱状部20aの先
端部をかしめることによって取着されるので、板ばね2
4を柱状部20aに対してバランスよく強固に取り付け
ることは容易である。
【0018】次に、ロータリエンコーダ3の動作につい
て説明すると、操作者が操作体5を回転操作することに
より、回転体30および摺動子32を操作体5と一体的
に回転させることができるので、揺動部材20上に載置
された摺動パターン31に対する摺動子32の摺接位置
を変化させて、かかる摺動パターン31と摺動子32と
の相対位置に応じた検出信号を出力させることができ
る。また、回転体30が回転すると、受け部材34に保
持されたクリックばね33の突起部33aが、回転体3
0の内周壁の凹所30bに係脱するので、操作者は手指
に伝わるクリック感触によって回転体30の回転量を把
握することができる。
【0019】本実施形態例のように、揺動部材20に固
設された受け部材34が操作体5および回転体30を回
転可能に支持し、摺動子32が回転体30に保持される
という構成にしてあると、ロータリエンコーダ3がユニ
ット化できるため、組立作業性が良好となる。また、回
転体30の内周壁にクリックばね33を係脱させるクリ
ック機構なので、回転体30の外側にクリック機構を付
設した場合に危惧される外径寸法の増大が回避されてい
る。そして、本実施形態例のように、ロータリエンコー
ダ(回転型電気部品部)3と揺動型電気部品部2とを積
層配置して、共通の操作体5で回転操作と揺動操作とが
行えるようにしてあると、両電気部品部を平面的に並べ
て配置する従来の複合操作型電気部品に比べて、全体の
外形を小さく設定することができ、操作性も損なわれな
い。しかも、ロータリエンコーダ3等の回転型電気部品
部と揺動型電気部品部2とを連続的に動作させて所望の
機能を実現させる際に、ひとつの操作体5で回転操作と
揺動操作とを連続的に行うことができるので、異なる操
作部材を連続操作しなければならない従来構造よりも操
作性は向上する。
【0020】なお、本実施形態例では、ロータリエンコ
ーダ3を搭載した揺動部材20を支持部材1が揺動可能
に支持しており、揺動型電気部品部2の揺動操作時には
ロータリエンコーダ3も揺動する構成にしてあるので、
ロータリエンコーダ3と揺動型電気部品部2とをスプラ
イン結合する必要がない。それゆえ、スプライン結合構
造において危惧されるガタの発生が回避できて、良好な
操作感触が期待できる。また、本実施形態例では、揺動
型電気部品部2の固定接点パターン22a,22bとロ
ータリエンコーダ3の摺動パターン31がそれぞれ共通
のフレキシブル配線基板6の環形部6aと円形部6bに
形成してあるので、固定接点パターン22a,22bと
摺動パターン31が異なる高さ位置に配置される構成で
はあっても基板は1枚で済み、しかも、U字状に屈曲さ
れて環形部6aと円形部6bとを連結している帯状部6
cは可撓性に富むので、この帯状部6cが揺動部材20
の揺動に悪影響を及ぼす心配もない。
【0021】次に、プッシュスイッチ4の動作について
説明すると、操作者が操作釦41を所定ストローク押し
込むことにより、スイッチ素子40のドーム状の可動接
点43が中央固定接点42aに接触するので、可動接点
43を介して中央固定接点42aと周縁固定接点42b
とを導通させることができる。このスイッチ素子40
は、ロータリエンコーダ3の摺動パターン31や摺動子
32の内側に配置されていて、操作釦41も操作体5の
開口5b内に配置させてあるので、本実施形態例は、外
形がコンパクトでありながら揺動操作と回転操作と押圧
操作という3種類の操作が行える多機能な複合操作型電
気部品となっている。
【0022】なお、上述した実施形態例では溝状の支点
受け部1bに当接・支持される突堤状の揺動支点部20
bが揺動支点となるように構成しているが、これとは逆
に、支持部材1に設けた突堤状の支点受け部の先端部
で、揺動部材20に設けた溝状の揺動支点部を支持する
ように構成しても、揺動部材20をシーソー状に揺動さ
せることができる。また、揺動支点部や支点受け部が突
堤状や溝状に形成されておらず、例えば柱状と皿状の組
合わせであっても、揺動部材20が複数の柱状または皿
状をした揺動支点部を支点として、これら揺動支点部ど
うしを結ぶ直線と直交する向きに揺動するように構成し
ておけば、該直線を揺動中心として揺動部材20をシー
ソー状に揺動させることができる。この場合、柱状をし
た揺動支点部または支点受け部の先端は半球面状等の曲
面とするのが好ましい。また、揺動支点部の形成箇所と
して、上述した本実施形態例における突堤状の揺動支点
部20bを延長した仮想線同士が交差(直交)する位置
にすれば、柱状または皿状の揺動支点部を4個設けるこ
とにより、4方向へ確実に揺動操作を行うことができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】回転型電気部品部と揺動型電気部品部とを
積層配置して、共通の操作体で回転操作と揺動操作とが
行えるようにした複合操作型電気部品なので、操作性を
損なうことなく全体の外形を小さく設定することができ
て、小型化が図れると共に、回転型電気部品部と揺動型
電気部品部とを連続的に動作させて所望の機能を実現さ
せる場合に、ひとつの操作体で回転操作と揺動操作とを
連続的に行えばよいため操作性の向上が図れる。
【0025】また、揺動部材を支持部材にて揺動可能に
支持する構成にしておけば、回転型電気部品部と揺動型
電気部品部とをスプライン結合する必要がないので、ス
プライン結合構造において危惧されるガタの発生が回避
できる。その際、摺動子を設けた回転体を操作体に一体
化して、揺動部材に固設した受け部材にて回転可能に支
持する構成にしておけば、回転型電気部品部がユニット
化できるため組立作業性の向上が図れる。また、受け部
材に設けたクリックばねを、回転体の内周壁に設けた凹
凸部に係脱させる構成にしておけば、回転体の外側にク
リック機構を付設した場合に危惧される外径寸法の増大
が回避できる。
【0026】また、回転型電気部品部の検出パターンと
揺動型電気部品部の固定接点を共通のフレキシブル基板
に形成して、検出パターン形成部位および固定接点形成
部位を連結する部位を屈曲させておけば、基板が1枚で
済み、揺動操作にも悪影響を及ぼさない。
【0027】また、支持部材に弾性支持された柱状部の
周囲に位置する揺動支点部を支点として、揺動部材がシ
ーソー状に揺動するように構成しておけば、操作時に揺
動部材が不所望方向へ傾く恐れがなくなるので、動作不
良や誤動作が回避できる。その際、柱状部の先端部に取
り付けた板ばねを支持部材の底面側に弾接させる構成に
しておけば、揺動部材の中央部をコイルばね等を用いる
ことなく弾性支持できるので、薄型化を図るうえで好ま
しい。
【0028】また、揺動部材上の中央部に押圧型電気部
品部のスイッチ素子を載置すると共に、この押圧型電気
部品部の操作釦を操作体の中央部に露出させておけば、
外形を大きくすることなく、揺動操作と回転操作と押圧
操作という3種類の操作が行える多機能な複合操作型電
気部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る複合操作型電気部品
の非操作時の断面図である。
【図2】該電気部品の揺動操作時の断面図である。
【図3】該電気部品の分解斜視図である。
【図4】該電気部品の平面図である。
【図5】該電気部品に用いられた回転体の平面図であ
る。
【図6】該回転体に保持された摺動子の平面図である。
【図7】該電気部品に用いられた受け部材の平面図であ
る。
【図8】該受け部材に保持されたクリックばねの平面図
である。
【図9】該電気部品に用いられた揺動部材の平面図であ
る。
【図10】該揺動部材の側面図である。
【図11】該電気部品に用いられた支持部材の平面図で
ある。
【図12】該支持部材の側面図である。
【図13】該電気部品に用いられた板ばねの平面図であ
る。
【図14】該電気部品に用いられたフレキシブル配線基
板の展開図である。
【符号の説明】
1 支持部材 1a 貫通孔 1b 支点受け部 1c ばね受け部 2 揺動型電気部品部 3 ロータリエンコーダ(回転型電気部品部) 4 プッシュスイッチ(押圧型電気部品部) 5 操作体 5b 開口 6 フレキシブル配線基板 6a 環形部 6b 円形部 6c 帯状部 20 揺動部材 20a 柱状部 20b 揺動支点部 20c 押圧突起 21 スイッチ素子 22a,22b 固定接点パターン 23 可動接点 24 板ばね 24a 取付孔 24b 弾性片 30 回転体 30b 凹所 31 摺動パターン(検出パターン) 32 摺動子 33 クリックばね 34 受け部材 40 スイッチ素子 41 操作釦 42a,42b 固定接点パターン 43 可動接点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出パターンを有する回転型電気部品部
    と、可動接点および固定接点を有するスイッチ素子を周
    方向に所定の間隔を存して複数配置させた揺動型電気部
    品部と、前記検出パターンに対する回転位置を変化させ
    るための回転操作と所定の前記スイッチ素子をオン動作
    させるための揺動操作とが可能な操作体とを備え、前記
    回転型電気部品部の軸線方向に沿って積層関係にある一
    方の面に前記検出パターンを形成すると共に、他方の面
    に前記スイッチ素子を配設したことを特徴とする複合操
    作型電気部品。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記検出パタ
    ーンを載置して底面側に前記スイッチ素子と対向する押
    圧突起を有する揺動部材と、前記スイッチ素子を載置し
    て前記揺動部材を揺動可能に支持する支持部材とを備
    え、前記操作体が前記揺動部材上に設けてあることを特
    徴とする複合操作型電気部品。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記回転型電
    気部品部が、前記検出パターンに摺接する摺動子を設け
    て前記操作体に一体化された回転体と、前記揺動部材に
    固設されて前記回転体および前記操作体を回転可能に支
    持する受け部材とを有することを特徴とする複合操作型
    電気部品。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、前記回転体が
    内周壁に凹凸部を設けた円環状部材であり、かつ、前記
    受け部材に前記凹凸部に係脱するクリックばねを設けた
    ことを特徴とする複合操作型電気部品。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかの記載におい
    て、前記検出パターンおよび前記固定接点を共通のフレ
    キシブル基板に形成し、このフレキシブル基板のうち、
    前記検出パターン形成部位と前記固定接点形成部位をそ
    れぞれ前記揺動部材上と前記支持部材上に載置すると共
    に、これら検出パターン形成部位および固定接点形成部
    位を連結する部位を屈曲させたことを特徴とする複合操
    作型電気部品。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかの記載におい
    て、前記揺動部材がその底面側に、前記押圧突起よりも
    中央寄りに位置して前記支持部材の支点受け部に当接・
    支持される揺動支点部と、中央部に突設されて前記支持
    部材を貫通し該支持部材に弾性的に支持される柱状部と
    を有し、かつ前記揺動支点部を前記揺動部材の揺動操作
    方向と直交する向きに延設するか、もしくは複数の前記
    揺動支点部を結ぶ直線が前記揺動部材の揺動操作方向に
    対して直交するようになし、前記揺動部材が前記揺動支
    点部を支点として揺動するように構成したことを特徴と
    する複合操作型電気部品。
  7. 【請求項7】 請求項6の記載において、前記柱状部の
    先端部に取り付けた板ばねを前記支持部材の底面側に弾
    接させたことを特徴とする複合操作型電気部品。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のいずれかの記載におい
    て、前記揺動部材上の中央部に押圧型電気部品部のスイ
    ッチ素子を載置すると共に、この押圧型電気部品部の操
    作釦を前記操作体の中央部に露出させたことを特徴とす
    る複合操作型電気部品。
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