JP2002168946A - 測距レーダ装置 - Google Patents

測距レーダ装置

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JP2002168946A
JP2002168946A JP2000366383A JP2000366383A JP2002168946A JP 2002168946 A JP2002168946 A JP 2002168946A JP 2000366383 A JP2000366383 A JP 2000366383A JP 2000366383 A JP2000366383 A JP 2000366383A JP 2002168946 A JP2002168946 A JP 2002168946A
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distance
frequency
signal
radio wave
phase difference
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Application number
JP2000366383A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujii
隆 藤井
Takashi Saeki
隆 佐伯
Satoshi Hirata
聡 平田
Naoto Terada
直人 寺田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた周波数帯域の中で細かい距離分解能
を持つ測距レーダ装置を提供する。 【解決手段】 周波数変調をして生成した周波数が三角
波状に変化する送信信号により電波を放射する送信器1
と、その電波の放射方向からの到来電波を受波して受信
信号を得て、この受信信号と送信信号の一部とを混合し
て出力とする受信器2と、この出力からビート信号の周
波数を計測する周波数計測器3と、上記周波数変調幅の
両端周波数にそれぞれ対応する両周波数のビート信号間
の位相差を計測する位相差計測器4と、これら周波数お
よび位相差から、送信器1により放射された電波を到来
電波として反射させる物体との距離を求める詳細距離演
算部6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離の測定可能な
電波方式のセンサ、すなわちレーダに関連し、特に、限
られた周波数帯域に適応し距離測定のための改善された
分解能を持つ測距レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に各種レーダ方式のうち一般的な
FM−CW方式を用いた測距レーダ装置の従来構成例を
示す。
【0003】図14に示す測距レーダ装置は、いわゆる
ビート信号の周波数およびドップラシフト周波数から物
体との相対的な距離および速度を求めるものであり、送
信器1と、受信器2と、周波数計測器3とを備えてい
る。
【0004】送信器1は、周波数変調器11と、発振器
12と、送信アンテナ13とにより構成され、発振器1
2の信号を周波数変調器11で周波数変調をして生成し
た送信信号により送信アンテナ13から電波を放射する
ものである。受信器2は、受信アンテナ21と、送信器
1の発振器12および送信アンテナ13間に介設される
方向性結合器22と、ミキサ23とにより構成され、上
記電波の放射方向からの到来電波を受信アンテナ21で
受波して受信信号を得て、この受信信号と方向性結合器
22から得られる上記送信信号の一部とを混合して出力
とするものである。周波数計測器3は、受信器2の出力
からビート信号の周波数を計測するものである。
【0005】上記構成の測距レーダ装置では、周波数変
調器11から発せられた変調信号が発振器12に入力さ
れ、そこから周波数変調された送信信号が出力され、こ
の送信信号により送信アンテナ13から電波が放射す
る。このとき、電波の放射方向に物体が存在している
と、物体の存在位置で電波が反射して到来電波として受
信アンテナ21で受波されて受信信号が得られる。この
受信信号は方向性結合器22で分割された送信信号の一
部とミキサ23で混合され、このミキサ23の出力か
ら、ビート信号の周波数が周波数計測器3で計測され
る。
【0006】図15にFM−CW方式による相対的な距
離および速度の測定原理図を示す。ただし、図15
(a)は物体との相対速度が0である場合における時間
軸に対する送受信信号およびビート信号の各周波数変動
の様子を示し、図15(b)は物体との相対速度がvで
ある場合における時間軸に対する送受信信号およびビー
ト信号の各周波数変動の様子を示している。例えば、送
信信号の周波数は、周波数変調幅ΔF内で、一定に上昇
して一定に降下する三角波状に変動している。
【0007】相対速度0の場合、放射された電波は測距
レーダ装置と物体との間の距離(Rとする)を往復する
ので、光速をCとすると、電波の受波時点は電波の放射
時点から時間Td=2R/Cだけ遅れる。このため、図
15(a)に示すように、受信器2の出力は、三角波状
の送受信信号の互いに隣接する各頂点間で周波数が0と
frとの範囲で変動し、反復する周波数frを持つビー
ト信号になる。
【0008】これに対して、相対速度vの場合、受信信
号が周波数偏移を含んだものとなるので、図15(b)
に示すように、受信器2の出力は、ドップラシフト周波
数fdの偏移により周波数fr±fdを持つビート信号
に変化する。
【0009】従来のFM−CW方式では、ビート信号の
周波数fr,fdを計測した上で、それら周波数fr,
fdから、次式を用いた演算を通じて距離Rおよび相対
速度vが算出される。ただし、Tmは周波数変調の周
期、f0は変調の中心周波数である。
【0010】 R=C×Tm×fr/(4×ΔF) v=C×fd/(2×f0) 図16に各種レーダ方式のうち2周波CW方式を用いた
測距レーダ装置の従来構成例を、図17に2周波CW方
式による相対的な距離の測定原理図を示す。ただし、図
17(a)は、時間軸に対する送信信号の周波数変動お
よびビート信号の時間波形を示し、図17(b)は位相
の分割(N分割)例を示す図である。
【0011】図16に示す測距レーダ装置は、ビート信
号の位相差から物体との相対的な距離を求めるものであ
り、受信器2を図14に示した測距レーダ装置と同様に
備えているほか、それとの相違点として、送信器1p
と、位相差計測器4pとを備えている。
【0012】送信器1pは、周波数変調器11pと、発
振器12と、送信アンテナ13とにより構成され、図1
7(a)に示すように、発振器12の信号を周波数変調
器11pで周波数f1,f2に切り替える周波数変調を
して生成した送信信号により送信アンテナ13から電波
を放射するものである。ここで、周波数f1,f2の周
波数変調により送信信号を生成すると、図17(a)に
示す「ビート信号時間波形」のように、見かけ上、周波
数f1の信号に対応するビート信号fd1と周波数f2
の信号に対応するビート信号fd2とが得られることに
なる。
【0013】位相差計測器4pは、周波数変調幅ΔFの
両端周波数f1,f2の信号にそれぞれ対応する両ビー
ト信号fd1,fd2の位相差を計測するものである。
【0014】上記構成の測距レーダ装置では、周波数変
調器11pから発せられた変調信号が発振器12に入力
され、そこから周波数変調された送信信号が出力され、
この送信信号により送信アンテナ13から電波が放射す
る。このとき、電波の放射方向に物体が存在している
と、物体の存在位置で電波が反射して到来電波として受
信アンテナ21で受波されて受信信号が得られる。この
受信信号は方向性結合器22で分割された送信信号の一
部とミキサ23で混合され、このミキサ23の出力か
ら、ビート信号が位相差計測器4pで同期検波され、位
相差が計測される。
【0015】ここで、電波の受波時点が電波の放射時点
から時間Td=2R/Cだけ遅れるので、時間Tdだけ
位相が回転し、相対速度に応じたドップラ周波数fd
1,fd2を持つビート信号が受信器2から出力され
る。
【0016】従来の2周波CW方式では、周波数変調幅
ΔFの両端周波数f1,f2の信号にそれぞれ対応する
両ビート信号fd1,fd2の位相差Δφを計測した上
で、次式を用いた演算を通じて距離Rが算出され、距離
Rは両ビート信号間の位相差Δφに比例して決定され
る。
【0017】R=C×Δφ/(4π×ΔF)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のFM
−CW方式では、接近した2つの物体を区別して認識で
きる距離、すなわち測定可能な距離分解能ΔRは、周波
数計測区間内に1周期分の周波数差が必要となることか
ら、以下の式で表される。
【0019】ΔR=C/(2×ΔF) よって、これ以上に分解能を高めるためには、周波数変
調幅ΔFを増大させるか、または複雑な信号処理を用い
る必要があり、それぞれ、必要な周波数帯域が増大す
る、または回路規模が増大するという問題があった。
【0020】一方、従来の2周波CW方式では、距離分
解能δRは、位相分解能、すなわち位相差の識別可能な
位相の最小単位δφminで制限され、また最大検知距
離Rmaxは位相差が2π(位相差検出方式によっては
π)以上になると、1回転以上の位相差を検出できない
ので距離を確定できなくなるため、各々以下の式で表さ
れる。
【0021】 ただし、Nは位相差計測器にて位相1回転内を識別可能
な位相の分割数(N=2π/δφmin)である。
【0022】よって、これ以上に分解能を高めるには、
信号処理の精度を上げる等して位相の分解能を高める必
要があり、やはり回路規模が増大する等の問題があっ
た。
【0023】本発明は上記の点に鑑みてなしたものであ
り、その目的とするところは、限られた周波数帯域の中
で細かい距離分解能を持つ測距レーダ装置を提供するこ
とにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明の測距レーダ装置は、周波数変調
をして生成した送信信号により電波を放射する送信手段
と、前記電波の放射方向からの到来電波を受波して受信
信号を得て、この受信信号と前記送信信号の一部とを混
合して出力とする受信混合手段と、この受信混合手段の
出力からビート信号の周波数を計測する周波数計測手段
と、前記周波数変調の周波数変調幅の両端周波数にそれ
ぞれ対応する両周波数のビート信号間の位相差を計測す
る位相差計測手段と、これら周波数計測手段および位相
差計測手段により計測された周波数および位相差から、
前記送信手段により放射された電波を前記到来電波とし
て反射させる物体との距離を求める距離演算手段とを備
えることを特徴とする。
【0025】請求項2記載の発明の測距レーダ装置は、
複数の周波数変調幅を持たせる周波数変調をして生成し
た送信信号により電波を放射する送信手段と、前記電波
の放射方向からの到来電波を受波して受信信号を得て、
この受信信号と前記送信信号の一部とを混合して出力と
する受信混合手段と、この受信混合手段の出力から、前
記複数の周波数変調幅のうち、一の周波数変調幅の両端
周波数の信号にそれぞれ対応する両ビート信号の位相差
と別の周波数変調幅の両端周波数の信号にそれぞれ対応
する両ビート信号の位相差とを計測する位相差計測手段
と、この位相差計測手段により計測された両位相差か
ら、前記送信手段により放射された電波を前記到来電波
として反射させる物体との距離を求める距離演算手段と
を備え、前記複数の周波数変調幅のうち、一の周波数変
調幅の両端周波数の差は、他の周波数変調幅の両端周波
数の差に対して、前記受信混合手段の位相分解能の分割
数倍以上に広く設定されていることを特徴とする。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の測距レーダ装置において、前記距離演算手段によ
り求められる距離の分解能が前記送信信号の周波数の波
長以下となるように、前記送信信号の周波数変調幅、周
波数差および前記受信混合手段の位相分解能の分割数が
設定されており、前記距離演算手段は、前記ビート信号
の絶対位相をさらに用いて前記距離を求めることを特徴
とする。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の測距レーダ装置において、前記受信混
合手段は、前記送信信号の一部を、そのままの位相の第
1信号と90度位相をシフトした第2信号とに分け、前
記第1信号と前記受信信号とを混合して第1ビート信号
を得るとともに、前記第2信号と前記受信信号とを混合
して第2ビート信号を得ることを特徴とする。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の測距レーダ装置において、前記ビート
信号をこの最高周波数の2倍以上の速度でサンプリング
する手段を備えることを特徴とする。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の測距レーダ装置において、前記距離演
算手段により求められた距離に応じて、前記物体と衝突
しそうであるか否かの判定を行う判定手段を備え、この
判定手段による前記物体と衝突しそうであるという判定
結果は、車両の制動手段による衝突回避動作に利用され
ることを特徴とする。
【0030】請求項7記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の測距レーダ装置において、前記距離演
算手段により求められた距離に応じて、前記物体と衝突
しそうであるか否かの判定を行う判定手段を備え、この
判定手段による前記物体と衝突しそうであるという判定
結果は、車両の操舵手段による衝突回避動作に利用され
ることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る第1実施形態
の測距レーダ装置の構成図であり、この図を用いて以下
に第1実施形態の説明を行う。
【0032】図1に示す測距レーダ装置は、ビート信号
の周波数および位相差から、物体との距離を求めるもの
であり、送信器1と、受信器2と、周波数計測器3と、
位相差計測器4と、詳細距離演算部6とを備えている。
【0033】送信器1は、周波数変調器11と、発振器
12と、送信アンテナ13とにより構成され、発振器1
2の信号に対して周波数変調器11で周波数変調をして
生成した送信信号により、送信アンテナ13から電波を
放射するものである。
【0034】受信器2は、受信アンテナ21と、送信器
1の発振器12および送信アンテナ13間に介設される
方向性結合器22と、ミキサ23とにより構成され、上
記電波の放射方向からの到来電波を受信アンテナ21で
受波して受信信号を得て、この受信信号と方向性結合器
22から得られる上記送信信号の一部とを混合して出力
とするものである。
【0035】周波数計測器3は、受信器2の出力からビ
ート信号の周波数を計測するものであり、位相差計測器
4は、上記周波数変調の周波数変調幅ΔFの両端周波数
にそれぞれ対応する両周波数のビート信号間の位相差を
計測するものである。
【0036】詳細距離演算部6は、周波数計測器3およ
び位相差計測器4により計測された周波数および位相差
から、送信器1により放射された電波を上記到来電波と
して反射させる物体との距離を求めるものである。
【0037】上記構成の測距レーダ装置では、周波数変
調器11から発せられた変調信号が発振器12に入力さ
れ、そこから周波数変調された送信信号が出力され、こ
の送信信号により送信アンテナ13から電波が放射す
る。このとき、電波の放射方向に物体が存在している
と、物体の存在位置で電波が反射して到来電波として受
信アンテナ21で受波されて受信信号が得られる。この
受信信号は方向性結合器22で分割された送信信号の一
部とミキサ23で混合され、このミキサ23の出力から
ビート信号が得られる。このビート信号の周波数が周波
数計測器3で計測される一方、周波数差が周波数変調幅
ΔFとなる2周波数によるビート信号間の位相差Δφが
位相差計測器4で計測され、これら計測された周波数お
よび位相差から、分解能の細かい距離データが詳細距離
演算部6で求められる。
【0038】図2に図1の周波数計測器、位相差計測器
および詳細距離演算部に適用される距離測定方式の原理
図を示す。ただし、図2において、δR(=C/(2×
ΔF)×(1/N))は距離分解能、Rmax(=C/(2
×ΔF))は最大検知距離である。
【0039】図2(a),(b)に示すように、従来の
FM−CW方式と同様に周波数計測器3により計測され
たビート信号の周波数frから、次式を用いた演算を通
じて物体との距離Rfが算出される。
【0040】Rf=C×Tm×fr/(4×ΔF) ここで、既述の如く、距離分解能ΔRは周波数変調幅Δ
Fで制限され、ΔR=C/(2×ΔF)の関係が成り立
つ。このため、ビート信号の周波数frから求めた距離
Rfは、図2(b)に示す「ビート信号スペクトル」の
ように、測距レーダ装置と物体との間の実際の距離Rt
rに対して、距離分解能ΔRを最小単位とする離散的な
距離の中で最寄りの距離として検出される。
【0041】一方、位相差計測器4により2周波CW方
式と同じ原理で計測された位相差Δφから、次式を用い
た演算を通じて距離Rφが算出される。
【0042】Rφ=C/(2×ΔF)×(Δφ/2π) この距離Rφは、実際の距離Rtrを最大検知距離Rm
axで割った余りの距離に対して、距離分解能δRを最
小単位とする離散的な距離の中で最寄りの距離として検
出される。
【0043】そして、図2(c)に示すように、詳細距
離演算部6により、距離Rfと距離Rφとを足す演算を
通じて最終的な距離Rが求められる。これにより、FM
−CW方式での距離分解能に対して、N倍だけ細かく距
離を計測することができる。なお、距離Rfは周波数計
測器3で求められる構成であればよいが、詳細距離演算
部6で求められる構成でもよく、同様に、距離Rφは位
相差計測器4で求められる構成であればよいが、詳細距
離演算部6で求められる構成でもよい。
【0044】図3は本発明に係る第2実施形態の測距レ
ーダ装置の構成図、図4は図3の位相差計測器および詳
細距離演算部に適用される距離測定方式の原理図であ
り、これらの図を用いて以下に第2実施形態の説明を行
う。
【0045】図3に示す測距レーダ装置は、ビート信号
の位相差から、物体との距離を求めるものであり、受信
器2を第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施
形態との相違点として、送信器1aと、位相差計測器4
aと、詳細距離演算部6aとを備えている。
【0046】送信器1aは、周波数変調器11aと、発
振器12と、送信アンテナ13とにより構成され、図4
(a)に示すように、発振器12の信号に対して、周波
数変調器11aで複数の周波数変調幅ΔF/N,ΔFを
持たせる周波数変調をして生成した送信信号により、送
信アンテナ13から電波を放射するものである。ここ
で、複数の周波数変調幅のうち、周波数変調幅ΔFの両
端周波数f1,f3の差は、周波数変調幅ΔF/Nの両
端周波数f1,f2の差に対して、受信器2の位相分解
能の分割数倍(N倍)になっている。
【0047】位相差計測器4aは、位相差計測器41,
42により構成され、図4(b)に示すように、受信器
2の出力から、複数の周波数変調幅のうち、周波数変調
幅ΔF/Nの両端周波数f1,f2の信号にそれぞれ対
応する両ビート信号fd1,fd2の位相差Δφ12
と、別の周波数変調幅ΔFの両端周波数f1,f3の信
号にそれぞれ対応する両ビート信号fd1,fd3の位
相差とを、それぞれ例えば位相差計測器41,42で計
測するものである。
【0048】詳細距離演算部6aは、位相差計測器4a
により計測された両位相差から、送信器1aにより放射
された電波を到来電波として反射させる物体との距離を
求めるものである。
【0049】上記構成の測距レーダ装置では、周波数変
調器11aで複数組の周波数に変調が行われる。受信信
号は方向性結合器22で分割された送信信号の一部とミ
キサ23で混合され、このミキサ23の出力から、複数
組の2周波数によるビート信号間の位相差が位相差計測
器4aで計測され、位相差計測器4aの両位相差計測器
41,42の結果を併せて演算することで分解能の細か
い距離が詳細距離演算部6aで求められる。
【0050】ここで、第2実施形態の距離測定方式の原
理を説明する。従来の2周波CW方式では、距離分解能
δRは位相分解能δφminで制限され、また最大検知
距離Rmaxは、位相差が2π(位相差検出方式によっ
てはπ)以上になると、1回転以上の位相差を検出でき
ないことから、距離を確定できなくなる。
【0051】そこで、第2実施形態の距離測定方式で
は、位相差計測器で識別可能な位相の分割数N(N=2
π/δφmin)に対して、周波数変調器11aによる
周波数f1、f2、f3が f2−f1=ΔF/N f3−f1=ΔF を満足するように設定され、そして、送信信号の周波数
がf1とf2に関して求めた距離R12、最大検知距離
Rmax12、距離分解能δR12、およびf1とf3
に関して求めた距離R13、最大検知距離Rmax1
3、距離分解能δR13は、2周波CW方式と同じ原理
で求められ、各々以下の式で与えられる。
【0052】 R12=C/(2×ΔF)×(Δφ13/2π)×N δR12=C/(2×ΔF) Rmax12=C/(2×ΔF)×N R13=C/(2×ΔF)×(Δφ12/2π) δR13=C/(2×ΔF)×(1/N) Rmax13=C/(2・ΔF)=δR12 すなわち、実際の距離Rtrを、周波数差f1,f2の
ビート信号の位相差測定によって距離分解能δR12単
位でNポイント分測定でき、さらに、周波数差f1,f
3のビート信号の位相差測定によって検出できる最大距
離Rmax13(=δR12)で割った余りの距離に対
して、距離分解能δR13を最小単位とする離散的な距
離の中で最寄りの距離として検出できる。
【0053】第2実施形態では、図4(c)に示すよう
に、詳細距離演算部6aにより、距離R12と距離R1
3とを足す演算を通じて最終的な距離Rが求められる。
これにより、2周波CW方式に対して、細かい距離分解
能を維持したままN倍長距離まで距離計測することがで
きる。
【0054】図5,図6は測距レーダ装置の構成図、図
7は図5,図6に適用される距離測定方式の原理図であ
り、これらの図を用いて以下に本発明に係る第3実施形
態の測距レーダ装置について説明する。
【0055】図5に示す測距レーダ装置は、送信器1
と、受信器2と、周波数計測器3と、位相差計測器4と
を第1実施形態と同様に備えているほか、第1実施形態
との相違点として、絶対位相計測器5と、詳細距離演算
部6bとを備えている。一方、図6に示す測距レーダ装
置は、送信器1aと、受信器2と、位相差計測器4aと
を第2実施形態と同様に備えているほか、第2実施形態
との相違点として、絶対位相計測器5と、詳細距離演算
部6cとを備えている。
【0056】絶対位相計測器5は、ビート信号の位相を
計測するものであり、詳細距離演算部6b,6cは、ビ
ート信号の絶対位相をさらに用いて物体との距離を求め
る以外はそれぞれ詳細距離演算部6,6aと同様に構成
される。
【0057】ここで、絶対位相計測器5では、時間Td
(=2R/C)だけ遅れた受信信号と送信信号とがミキ
シングされた差分の位相φが計測されるため、逆算する
と微少な距離Rを求めることができる。
【0058】 φ=2πFc×Td =2πFc×(2R/C) ∴R=(C/2Fc)×(φ/2π) =(λ/2)×(φ/2π) (∵λ=C/Fc) ただし、Fc、λは送信信号の周波数、波長である。
【0059】絶対位相計測による距離分解能dR、最大
検知距離dRmaxは、それぞれ位相分解能φmin、
2πで制限され、識別可能な位相の分割数をm(m=2
π/φmin)としたとき、次式で表される。
【0060】 従って、第1実施形態の距離測定方式では、距離分解能
δRまで、第2実施形態の距離測定方式では、距離分解
能δR13まで細かく距離測定が行えるため、絶対位相
測定による最大検知距離dRmaxをその値となるよう
に(δR=δR13=dRmax)設定すると、距離分
解能dRは、以下で与えられる。
【0061】 dR=dRmax×(1/m) =C/(2×ΔF)/(N×m) すなわち、第3実施形態の距離測定方式では、従来のF
M‐CW方式または2周波CW方式の距離測定を、N×
m倍までさらに細かく測定できるのである。
【0062】図8は受信器の他の構成例を示す図、図9
は図8の受信器による位相シフト例を示す図であり、こ
れらの図を用いて以下に本発明に係る第4実施形態の測
距レーダ装置の受信器について説明する。
【0063】第4実施形態の受信器2aは、上記第1か
ら第3の各実施形態に適用可能なものであり、図8に示
すように、受信アンテナ21と、方向性結合器22とを
上記各実施形態と同様に備えているほか、これら各実施
形態との相違点として、ミキサ231,232と、π/
2位相シフタ24とを備え、送信器(図8の例では送信
器1)の送信信号の一部を、そのままの位相の第1信号
と、π/2位相シフタ24で90度位相をシフトした第
2信号とに分け、第1信号と受信信号とをミキサ231
で混合してビート信号Aを得るとともに、第2信号と受
信信号とをミキサ232で混合してビート信号Bを得る
ものである。
【0064】上記構成の受信器2aによれば、方向性結
合器22で分割された送信信号の一部がそのままの位相
の信号と90度位相がシフトした信号とに分けられ、そ
れぞれが個々に受信信号と混合されて出力されるので、
位相が互いに直交するビート信号A,Bが得られる。こ
れにより、ビート信号A,Bを直交座標上に展開するこ
とで、絶対位相または2信号間の位相差を求めることが
できる。
【0065】図10は受信器の他の構成例を示す図、図
11は図10のA/Dコンバータの分解能の例を示す図
であり、これらの図を用いて以下に本発明に係る第5実
施形態の測距レーダ装置の受信器について説明する。
【0066】第5実施形態の受信器2bは、上記第1か
ら第3の各実施形態に適用可能なものであり、図10に
示すように、受信アンテナ21と、方向性結合器22
と、ミキサ23とを上記各実施形態と同様に備えている
ほか、これら各実施形態との相違点として、A/Dコン
バータ25を備え、このA/Dコンバータ25により、
ミキサ23の出力から得られるビート信号をこの最高周
波数の2倍以上の速度でサンプリングするものである。
【0067】また、このようにビート信号をサンプリン
グする場合、各サンプリング時点の値を正確に読みとれ
るように、図11の縦軸方向におけるA/Dコンバータ
25の振幅分解能を設定する必要がある。つまり、位相
分解能に対する振幅の変化率が最も小さい地点(sin
値で位相がπ/2の地点等)において振幅値を識別する
ことができるようにするため、振幅のビット数Mに関し
て、以下の式を満たすようにA/Dコンバータ25を設
計する必要がある。
【0068】 1/2M ≦1−sin(π/2−2π/n) 上記構成の受信器2bによれば、ビート信号がこの最高
周波数の2倍以上の速度でサンプリングされるとともに
ビート信号の振幅が高精度に計測されるので、図11の
時間軸(横軸)に沿った各点のように、サンプリングに
より得られたデータから、ビート信号の絶対位相または
位相差を2倍以上細かい精度で検出することができる。
【0069】図12は測距レーダ装置の車両への適用例
を示す図であり、この図を用いて以下に本発明に係る第
6実施形態の測距レーダ装置について説明する。
【0070】上述した第1から第5の各実施形態の測距
レーダ装置は、車両に適用可能であり、図12の例で
は、第1実施形態の測距レーダ装置を車両に適用してあ
る。この適用例では、詳細距離演算部6により求められ
た距離に応じて、物体としての例えば別の車両ないし建
物などと衝突しそうであるか否かの判定を行う判定部7
が設けられており、例えば、距離が所定長以下など、判
定部7による物体と衝突しそうであるという判定結果
は、車両の制動部8による衝突回避動作(アクセルまた
はブレーキなどを制御する制動信号の出力)に利用され
る。
【0071】この構成によれば、詳細距離演算部6によ
り求められた距離から物体と衝突しそうであるという判
定結果が得られると、制動部8による衝突回避動作によ
りその物体との衝突が回避されることになる。
【0072】図13は測距レーダ装置の車両への適用例
を示す図であり、この図を用いて以下に本発明に係る第
7実施形態の測距レーダ装置について説明する。
【0073】上述した第1から第5の各実施形態の測距
レーダ装置は、車両に適用可能であり、図13の例で
は、第1実施形態の測距レーダ装置を車両に適用してあ
る。この適用例では、詳細距離演算部6により求められ
た距離に応じて、物体としての例えば別の車両ないし建
物などと衝突しそうであるか否かの判定を行う判定部7
が設けられており、例えば、距離が所定長以下など、判
定部7による物体と衝突しそうであるという判定結果
は、車両の操舵部9による衝突回避動作(ハンドルなど
を制御するための操舵信号)に利用される。
【0074】この構成によれば、詳細距離演算部6によ
り求められた距離から物体と衝突しそうであるという判
定結果が得られると、操舵部9による衝突回避動作によ
りその物体との衝突が回避されることになる。
【0075】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、周波数変調をして生成した送信
信号により電波を放射する送信手段と、前記電波の放射
方向からの到来電波を受波して受信信号を得て、この受
信信号と前記送信信号の一部とを混合して出力とする受
信混合手段と、この受信混合手段の出力からビート信号
の周波数を計測する周波数計測手段と、前記周波数変調
の周波数変調幅の両端周波数にそれぞれ対応する両周波
数のビート信号間の位相差を計測する位相差計測手段
と、これら周波数計測手段および位相差計測手段により
計測された周波数および位相差から、前記送信手段によ
り放射された電波を前記到来電波として反射させる物体
との距離を求める距離演算手段とを備えるので、限られ
た周波数帯域の中で細かい距離分解能を持つことができ
るから、長距離を高分解能で測定可能となる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、複数の周波
数変調幅を持たせる周波数変調をして生成した送信信号
により電波を放射する送信手段と、前記電波の放射方向
からの到来電波を受波して受信信号を得て、この受信信
号と前記送信信号の一部とを混合して出力とする受信混
合手段と、この受信混合手段の出力から、前記複数の周
波数変調幅のうち、一の周波数変調幅の両端周波数の信
号にそれぞれ対応する両ビート信号の位相差と別の周波
数変調幅の両端周波数の信号にそれぞれ対応する両ビー
ト信号の位相差とを計測する位相差計測手段と、この位
相差計測手段により計測された両位相差から、前記送信
手段により放射された電波を前記到来電波として反射さ
せる物体との距離を求める距離演算手段とを備え、前記
複数の周波数変調幅のうち、一の周波数変調幅の両端周
波数の差は、他の周波数変調幅の両端周波数の差に対し
て、前記受信混合手段の位相分解能の分割数倍以上に広
く設定されているので、限られた周波数帯域の中で細か
い距離分解能を持つことができるから、長距離を高分解
能で測定可能となる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の測距レーダ装置において、前記距離演算手
段により求められる距離の分解能が前記送信信号の周波
数の波長以下となるように、前記送信信号の周波数変調
幅、周波数差および前記受信混合手段の位相分解能の分
割数が設定されており、前記距離演算手段は、前記ビー
ト信号の絶対位相をさらに用いて前記距離を求めるの
で、さらに細かな測定が可能になる。
【0078】請求項4記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれかに記載の測距レーダ装置において、前記
受信混合手段は、前記送信信号の一部を、そのままの位
相の第1信号と90度位相をシフトした第2信号とに分
け、前記第1信号と前記受信信号とを混合して第1ビー
ト信号を得るとともに、前記第2信号と前記受信信号と
を混合して第2ビート信号を得るので、これら第1,第
2ビート信号から絶対位相または位相差を求めることが
可能となる。
【0079】請求項5記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれかに記載の測距レーダ装置において、前記
ビート信号をこの最高周波数の2倍以上の速度でサンプ
リングする手段を備えるので、この手段のサンプリング
により得られたデータから絶対位相または位相差を求め
ることが可能となる。
【0080】請求項6記載の発明によれば、請求項1か
ら5のいずれかに記載の測距レーダ装置において、前記
距離演算手段により求められた距離に応じて、前記物体
と衝突しそうであるか否かの判定を行う判定手段を備
え、この判定手段による前記物体と衝突しそうであると
いう判定結果は、車両の制動手段による衝突回避動作に
利用されるので、車両の運行時に発生しうる衝突を好適
に回避することが可能になる。
【0081】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら5のいずれかに記載の測距レーダ装置において、前記
距離演算手段により求められた距離に応じて、前記物体
と衝突しそうであるか否かの判定を行う判定手段を備
え、この判定手段による前記物体と衝突しそうであると
いう判定結果は、車両の操舵手段による衝突回避動作に
利用されるので、車両の運行時に発生しうる衝突を好適
に回避することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の測距レーダ装置の
構成図である。
【図2】図1の周波数計測器、位相差計測器および詳細
距離演算部に適用される距離測定方式の原理図である。
【図3】本発明に係る第2実施形態の測距レーダ装置の
構成図である。
【図4】図3の位相差計測器および詳細距離演算部に適
用される距離測定方式の原理図である。
【図5】測距レーダ装置の構成図である。
【図6】測距レーダ装置の構成図である。
【図7】図5,図6に適用される距離測定方式の原理図
である。
【図8】受信器の他の構成例を示す図である。
【図9】図8の受信器による位相シフト例を示す図であ
る。
【図10】受信器の他の構成例を示す図である。
【図11】図10のA/Dコンバータの分解能の例を示
す図である。
【図12】測距レーダ装置の車両への適用例を示す図で
ある。
【図13】測距レーダ装置の車両への適用例を示す図で
ある。
【図14】各種レーダ方式のうち一般的なFM−CW方
式を用いた測距レーダ装置の従来構成例を示す図であ
る。
【図15】FM−CW方式による相対的な距離および速
度の測定原理図である。
【図16】各種レーダ方式のうち2周波CW方式を用い
た測距レーダ装置の従来構成例を示す図である。
【図17】2周波CW方式による相対的な距離の測定原
理図である。
【符号の説明】
1,1a 送信器 2,2a,2b 受信器 3 周波数計測器 4,4a 位相差計測器 5 絶対位相計測器 6,6a,6b,6c 詳細距離演算部 7 判定部 8 制動部 9 操舵部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 聡 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 寺田 直人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5J070 AB17 AC02 AC06 AD02 AH22 AH23 AK22 BA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変調をして生成した送信信号によ
    り電波を放射する送信手段と、前記電波の放射方向から
    の到来電波を受波して受信信号を得て、この受信信号と
    前記送信信号の一部とを混合して出力とする受信混合手
    段と、この受信混合手段の出力からビート信号の周波数
    を計測する周波数計測手段と、前記周波数変調の周波数
    変調幅の両端周波数にそれぞれ対応する両周波数のビー
    ト信号間の位相差を計測する位相差計測手段と、これら
    周波数計測手段および位相差計測手段により計測された
    周波数および位相差から、前記送信手段により放射され
    た電波を前記到来電波として反射させる物体との距離を
    求める距離演算手段とを備えることを特徴とする測距レ
    ーダ装置。
  2. 【請求項2】 複数の周波数変調幅を持たせる周波数変
    調をして生成した送信信号により電波を放射する送信手
    段と、前記電波の放射方向からの到来電波を受波して受
    信信号を得て、この受信信号と前記送信信号の一部とを
    混合して出力とする受信混合手段と、この受信混合手段
    の出力から、前記複数の周波数変調幅のうち、一の周波
    数変調幅の両端周波数の信号にそれぞれ対応する両ビー
    ト信号の位相差と別の周波数変調幅の両端周波数の信号
    にそれぞれ対応する両ビート信号の位相差とを計測する
    位相差計測手段と、この位相差計測手段により計測され
    た両位相差から、前記送信手段により放射された電波を
    前記到来電波として反射させる物体との距離を求める距
    離演算手段とを備え、 前記複数の周波数変調幅のうち、一の周波数変調幅の両
    端周波数の差は、他の周波数変調幅の両端周波数の差に
    対して、前記受信混合手段の位相分解能の分割数倍以上
    に広く設定されていることを特徴とする測距レーダ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記距離演算手段により求められる距離
    の分解能が前記送信信号の周波数の波長以下となるよう
    に、前記送信信号の周波数変調幅、周波数差および前記
    受信混合手段の位相分解能の分割数が設定されており、
    前記距離演算手段は、前記ビート信号の絶対位相をさら
    に用いて前記距離を求めることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の測距レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記受信混合手段は、前記送信信号の一
    部を、そのままの位相の第1信号と90度位相をシフト
    した第2信号とに分け、前記第1信号と前記受信信号と
    を混合して第1ビート信号を得るとともに、前記第2信
    号と前記受信信号とを混合して第2ビート信号を得るこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の測距
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記ビート信号をこの最高周波数の2倍
    以上の速度でサンプリングする手段を備えることを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の測距レーダ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記距離演算手段により求められた距離
    に応じて、前記物体と衝突しそうであるか否かの判定を
    行う判定手段を備え、この判定手段による前記物体と衝
    突しそうであるという判定結果は、車両の制動手段によ
    る衝突回避動作に利用されることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の測距レーダ装置。
  7. 【請求項7】 前記距離演算手段により求められた距離
    に応じて、前記物体と衝突しそうであるか否かの判定を
    行う判定手段を備え、この判定手段による前記物体と衝
    突しそうであるという判定結果は、車両の操舵手段によ
    る衝突回避動作に利用されることを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の測距レーダ装置。
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