JP2002168851A - 溶融金属の成分測定方法および溶融金属の成分制御方法 - Google Patents

溶融金属の成分測定方法および溶融金属の成分制御方法

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JP2002168851A
JP2002168851A JP2001288724A JP2001288724A JP2002168851A JP 2002168851 A JP2002168851 A JP 2002168851A JP 2001288724 A JP2001288724 A JP 2001288724A JP 2001288724 A JP2001288724 A JP 2001288724A JP 2002168851 A JP2002168851 A JP 2002168851A
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English (en)
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Fumihiro Washimi
郁宏 鷲見
Yoshiteru Kikuchi
良輝 菊地
Ryo Kawabata
涼 川畑
Satoshi Kodaira
悟史 小平
Kazuo Yoshida
和巨 吉田
Tomoharu Ishida
智治 石田
Atsushi Chino
淳 千野
Toshio Takaoka
利夫 高岡
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融金属バルク条件にかかわらず常に安定し
た測定面を得ることができ、その測定面を用いて非接触
型の溶融金属成分測定装置により溶融金属の成分測定を
行うことができる溶融金属の成分測定方法およびそれを
用いた溶融金属の成分制御方法を提供すること。 【解決手段】 筒状をなすプローブ本体2内に溶融金属
をサンプリングし、プローブ本体2内にサンプリングさ
れた溶融金属表面に向けて上方から雰囲気圧より高い圧
力の気体を連続的に供給するとともに、プローブ本体2
の側壁から連続的にその気体を排出することにより溶融
金属表面に測定面Sを形成し、その測定面Sを用いて非
接触型の溶融金属成分測定装置により溶融金属の所定成
分を測定する。また、その測定結果に基づいて溶融金属
の成分制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融状態を保った
ままプローブによりサンプリングして溶融金属の成分を
測定する溶融金属の成分測定方法およびそれに基づいて
溶融金属の成分を制御する溶融金属の成分制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】転炉吹錬においては、上吹きまたは底吹
き酸素によって主として脱炭を目的とした酸化精錬が行
われている。近年、溶銑予備処理プロセスの発達によ
り、転炉吹錬で発生するスラグ量を飛躍的に低減させる
ことが可能となっている。これは、脱燐工程が、多くの
スラグを必要とする転炉吹錬での脱燐工程から、転炉吹
錬前の予備処理段階で実施されるようになったためであ
るが、このようなスラグが少ない転炉吹錬では、例えば
吹錬中のMn鉱石の溶融還元など、大量のスラグ下では
困難であった新たな機能の付加が可能になっている。
【0003】Mnについては、吹錬終了後に高価なMn
源を添加することで調整されていたが、このような炉内
での溶融還元にてMn濃度を上昇させることができれば
大きな合理化につながることはいうまでもない。
【0004】しかしながら、炉内還元では吹錬中の高精
度な反応挙動の把握は困難であり、反応の高効率化およ
び終点での成分把握が大きな課題となる。すなわち、反
応中の成分挙動を高精度に把握することが急務となる。
【0005】従来では、吹錬前の成分や吹錬条件から、
吹錬中成分挙動推定モデルにより大まかな成分推定を行
っている。しかしながら、高精度な成分推定は極めて困
難であるため、最終的には吹錬後の分析などを経て、高
価なMn源による成分調整が不可欠となり、やはり高価
なMn源が相当量必要であり、高価なMn源の大量使用
によるコスト増をもたらすとともに分析などによる製鋼
時間の延長も避けられない。
【0006】ここで、吹錬中の溶鋼成分を適宜測定する
ことが可能となれば、吹錬終点の成分調整に向けたダイ
ナミック制御が可能となり、成分制御の大幅な高精度化
を図ることができる。そして、吹錬前後での迅速な成分
測定は製鋼時間短縮などのような高効率化にもつなが
る。
【0007】溶鋼のような溶融金属中の成分を迅速に測
定する方法としてレーザー等を利用した非接触の測定方
法が種々提案されている。中でもレーザーを溶融金属表
面に照射し、その成分を測定するものが主流である。
【0008】例えば、特開昭60−42644号公報に
は、ガスの吹き込みを利用した発光分析による溶湯成分
測定法が開示されている。この公報に記載された測定法
は、ガスの吹き込み時に生じるガス、溶湯界面を利用し
測定を行おうとするものであるが、ガスのバブリングに
よる界面の攪乱が大きく、また、羽口近傍の鉄付着によ
る羽口閉塞などの問題点も多々あり、安定した測定面を
容易に得ることができない。また、レーザー測定法の特
性などからレーザー発光・受光部を界面近傍に設置する
必要が生じるため、継続的な使用には課題があり、レー
ザー装置、発光部・受光部の定常的な精錬用器への設置
に対する装置の耐久性などの課題がある。このように、
この技術は、いかにして安定した測定界面を容易に得ら
れるかが重要な点となる。
【0009】安定した測定面を得ようとする方法として
は、例えば、特開昭61−181946号公報のよう
に、サブランスの消耗型プローブを利用した方法を挙げ
ることができる。この公報に開示された技術において
は、プローブ内部に溶融金属を導入し測定表面を得てい
るが、この技術では大気開放状態で溶融金属を導入して
いるため、プローブ内の湯面位置、湯面変動などの湯面
条件は溶融金属バルクの湯面状態に左右される。すなわ
ち、プローブを使用しているため溶融金属表面の攪乱の
影響をある程度防止することができるものの、バルクに
大きな乱れが存在したり湯面位置が大きく変わる場合に
は、安定かつ一定した湯面が得られず、測定には困難性
を伴う。
【0010】このように、プローブ内に溶融金属をサン
プリングしてその成分測定を行う技術においては、いか
にして十分に安定した測定面を得ることを可能とするか
が重要な点となるが、十分に安定した測定面を得る技術
は未だ確立されていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みてなされたものであって、溶融金属バルク条件にか
かわらず常に安定した測定面を得ることができ、その測
定面を用いて非接触型の溶融金属成分測定装置により溶
融金属の成分測定を行うことができる溶融金属の成分測
定方法およびそれを用いた溶融金属の成分制御方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、溶融金属に浸漬さ
れるプローブ本体に雰囲気圧より高い気体を導入し、溶
融金属の近傍部分でその気体を排出することによって、
強攪拌下の溶融金属または表面に大きな攪乱が存在して
いるような溶融金属においても安定な溶融金属表面を容
易に得ることができ、その溶融金属表面を測定面として
用いることにより高精度かつ迅速な溶融金属の成分測定
を実現可能なことを見出した。
【0013】本発明はこのような知見に基づいてなされ
たものであり、以下の(1)〜(15)を提供する。
【0014】(1)溶融金属サンプリング用のプローブ
の筒状をなすプローブ本体内に溶融金属をサンプリング
し、プローブ本体内にサンプリングされた溶融金属表面
に向けて上方から雰囲気圧より高い圧力の気体を連続的
に供給するとともに、プローブ本体の側壁から連続的に
その気体を排出することにより溶融金属表面に測定面を
形成し、その測定面を用いて非接触型の溶融金属成分測
定装置により溶融金属の所定成分を測定することを特徴
とする溶融金属の成分測定方法。
【0015】(2)上記(1)において、前記プローブ
はサブランスの先端に取り付けられた状態で溶融金属の
サンプリングに供されることを特徴とする溶融金属の成
分測定方法。
【0016】(3)上記(1)または(2)において、
前記プローブ本体の溶融金属導入部近傍に温度測定装置
を設け、溶融金属の所定成分測定の際に溶融金属の温度
を測定することを特徴とする溶融金属の成分測定方法。
【0017】(4)上記(3)において、前記測定面を
用いて前記非接触型の溶融金属成分測定装置により溶融
金属の所定成分を測定する際、前記測定面から放射され
る輻射光を測定し、その強度と溶融金属の温度との関係
から溶融金属の測定面の形成の良否を判定することを特
徴とする成分測定方法。
【0018】(5)上記(1)から(4)のいずれかに
おいて、前記溶融金属は溶鋼であることを特徴とする溶
融金属の成分測定方法。
【0019】(6)上記(1)から(5)のいずれかに
おいて、前記溶融金属成分測定装置と前記測定面との間
の一部または全部において、供給ガス流速を10m/s
以上とすることを特徴とする溶融金属の成分測定方法。
【0020】(7)上記(5)または(6)において、
前記プローブ本体にサンプリングされた溶鋼の炭素量を
測定する炭素測定装置を設け、溶鋼の所定成分を測定す
る際に溶鋼の炭素濃度を測定することを特徴とする溶融
金属の成分測定方法。
【0021】(8)上記(1)から(7)のいずれかに
おいて、前記プローブにより間欠的に溶融金属をサンプ
リングして所定の成分を測定することを特徴とする溶融
金属の成分測定方法。
【0022】(9)筒状をなすプローブ本体内に溶融金
属をサンプリングし、プローブ本体内にサンプリングさ
れた溶融金属の表面に向けて上方から雰囲気圧より高い
圧力の気体を連続的に供給するとともに、プローブ本体
の側壁から連続的にその気体を排出することにより溶融
金属表面に測定面を形成し、その測定面を用いて非接触
型の溶融金属成分測定装置により溶融金属の成分を測定
し、その測定結果に基づいて溶融金属の成分制御を行う
ことを特徴とする溶融金属の成分制御方法。
【0023】(10)上記(9)において、前記プロー
ブはサブランスの先端に取り付けられた状態で溶融金属
のサンプリングに供されることを特徴とする溶融金属の
成分制御方法。
【0024】(11)上記(9)または(10)におい
て、前記プローブ本体の溶融金属導入部近傍に温度測定
装置を設け、溶融金属の所定成分測定の際に溶融金属の
温度を測定することを特徴とする溶融金属の成分制御方
法。
【0025】(12)上記(9)から(11)のいずれ
かにおいて、前記溶融金属は溶鋼であり、吹錬における
溶鋼の成分制御を行うことを特徴とする溶融金属の成分
制御方法。
【0026】(13)上記(12)において、前記プロ
ーブ本体にサンプリングされた溶鋼の炭素量を測定する
炭素測定装置を設け、溶鋼の所定成分を測定する際に溶
鋼の炭素濃度を測定することを特徴とする溶融金属の成
分制御方法。
【0027】(14)上記(12)または(13)にお
いて、前記吹錬における溶鋼の成分制御は、溶鋼に対す
る送酸制御、溶鋼攪拌条件制御、および副原料添加のう
ち少なくとも1種により行われることを特徴とする溶融
金属の成分制御方法。
【0028】(15)上記(9)から(14)のいずれ
かにおいて、前記プローブにより間欠的に溶融金属をサ
ンプリングして所定の成分を測定することを特徴とする
溶融金属の成分制御方法。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について具体的に説明する。図1は本発明の
一実施形態に係る溶融金属の成分測定方法を実施するた
めのプローブを模式的に示す断面図である。
【0030】この溶融金属の成分測定用プローブ1は、
有底筒状のプローブ本体2を有しており、溶融金属とし
て例えば溶鋼の成分測定に用いられる。プローブ本体2
の下部側面には、溶融金属(溶鋼)をサンプリングする
サンプリング孔3が設けられている。このサンプリング
孔3の上方に気体排出孔4が設けられている。そして、
プローブ本体2の気体排出孔4より下の部分は溶融金属
がサンプリング保持されるサンプリング室5となってい
る。なお、この図では1個のサンプリング孔3と2個の
気体排出孔4が設けられているが、これらの個数はこれ
に限るものではない。また、サンプリング孔と気体排出
孔とを別個に設けているが、サンプリング孔と気体排出
孔を共通としてもよい。
【0031】このプローブ本体2にサンプリング保持さ
れた溶融金属Lは溶融状態で成分測定に供される。した
がって、溶融金属を溶融状態に保つ必要があり、そのた
めにプローブ本体2の溶融金属保持部分は高断熱性材料
で構成されていることが好ましい。このような高断熱性
材料としては耐火物を挙げることができる。また、砂型
で構成されていても高い断熱性を得ることができる。ま
た、プローブ本体2を紙等の消耗材料で形成して消耗型
のプローブとすることも可能である。
【0032】また、プローブ1は、プローブ本体2内に
雰囲気圧より高い圧力の気体を上方より導入する気体導
入手段(図示せず)を有している。そして、図示のよう
にプローブ本体2を溶融金属L内に浸漬させた際に、導
入された気体がプローブ本体2内に溶融金属の測定面S
が形成されるようにプローブ本体2に形成された気体排
出孔4から気体を排出する。すなわち、気体導入手段と
気体排出孔4とで測定面形成手段を構成する。なお、導
入する気体としては、Ar等の不活性ガスや、N等の
溶融金属との反応性が低いものが好ましい。
【0033】プローブ本体2の先端部7のサンプリング
室5側にはカーボンデターミネータ(CD)8が設けら
れており、溶融金属の凝固温度から溶融金属(溶鋼)の
炭素濃度を測定するようになっている。また、先端部7
の外側には溶融金属(溶鋼)の温度を測定する温度セン
サー9が設けられている。なお、ここには示していない
が、溶融金属の酸素濃度を測定する酸素センサーを設け
ることもできる。
【0034】プローブ本体2の上部には、上方からプロ
ーブホルダー10が嵌め込まれており、プローブホルダ
ー10内には成分測定装置の一部を構成する先端光学系
11が設けられいる。先端光学系11はレンズ12を有
しており、発振レーザー光をレンズ12を介してサンプ
リング室5内の溶融金属(溶鋼)Lに導く光ファイバー
13と、サンプリング室5内の溶融金属(溶鋼)の測定
面Sで反射したレーザー光を測定器へ導く光ファイバー
14とが設けられている。光ファイバー14はレンズ1
2を通過する前に反射光を受光するようにレンズ12を
突き抜けて設けられている。また、サンプリング室5の
溶融金属(溶鋼)Lの表面には溶融金属の蒸気層15が
存在している。このように先端光学系11をプローブホ
ルダー10に保持させ、プローブ本体2と分離可能とす
ることにより、プローブ本体2を容易に消耗型とするこ
とができる。したがって、従来のサブランスプローブと
同様に扱うことができ、実用上有利である。
【0035】プローブ本体2の気体排出孔4から上の先
端光学系11までの部分は光路が形成される空間16と
なっており、プローブ本体2のその空間16に対応する
部分の内側には管部材17が嵌め込まれている。管部材
17は鉄や耐火物等の溶融金属の成分測定に影響を与え
る物質が発生しない材料で形成されており、この管部材
17の存在により空間16に測定光に影響を与える物質
が出現することを防止することができる。つまり、この
ような管部材17を設けることにより、外部から空間1
6に測定光に影響を与える物質が侵入すること、および
管部材17から空間16に測定光に影響を与える物質が
供給されることの両方を防止することができる。特に、
プローブ本体2が紙等を用いた消耗型のものである場合
にはプローブ本体2を溶融金属に浸漬させた際に発煙に
より光路が確保されず測定に支障を来すおそれがある
が、このように管部材17を設けることにより、このよ
うなことを回避することができる。
【0036】また、溶融金属がプローブ本体2内に急激
に流入する際、または溶鋼の場合には急激な脱炭反応が
生じた際には、溶融金属(溶鋼)が飛散して測定系全体
に大きな悪影響を及ぼす場合があるが、この場合には測
定部(先端光学系11)と溶融金属表面(測定面S)と
の間に石英等の溶融金属の成分測定に必要な光の少なく
とも一部は透過させる遮蔽板を設けることが有効であ
る。また、溶鋼の場合には、サンプリング室5等にあら
かじめAl,Si等の脱酸材を入れておくことも有効で
ある。さらに、予備実験により、導入するガス流速を部
分的にまたは全体的に10m/s以上に確保すると脱炭
反応などの際の溶鋼の飛散による測定系への悪影響を著
しく軽減することができた。
【0037】次に、以上のように構成されるプローブ1
でサンプリングした溶融金属(溶鋼)における成分測定
動作について説明する。まず、上述の気体導入手段(図
示せず)からプローブ本体2内に雰囲気圧よりも高圧の
気体(例えばAr、N)を導入し、気体排出孔4から
排出させる。
【0038】この状態でプローブ本体2を溶融金属(溶
鋼)Lに浸漬する。浸漬は気体排出孔4が完全に浸漬さ
れる深さまで行う。このようにプローブ本体2を浸漬さ
せることにより溶融金属(溶鋼)Lはサンプリング孔3
から侵入し、プローブ本体2内のサンプリング室5に充
填されるが、溶融金属の静圧に十分勝る圧力で気体を導
入することによって、気体は気体排出孔4より強制的に
排出・バブリングされる。この作用により、溶融金属バ
ルクの表面にいかなる攪乱が存在しても、また、いかな
る深さでプローブ本体2を浸漬させても、プローブ本体
2の気体排出孔4の直下位置に安定した溶融金属表面が
形成される。したがって、これを測定面Sとして使用す
ることにより、非接触型成分測定方法によって常に安定
した成分測定、例えばMnの測定を行うことができる。
本実施形態においては、このような安定した測定面にレ
ーザー光を照射して、原子吸光法により成分測定を行
う。すなわち、照射したレーザー光がプローブ本体2の
サンプリング室5内の溶融金属Lに照射された際に溶融
金属L上の蒸気層15を通過するため、その際の光強度
の変化から特定成分の測定を行うことができる。
【0039】プローブ本体2の浸漬深さは、気体排出孔
4の直上位置までで十分であるが、バルクの溶融金属表
面に大きな攪乱が存在するような場合には、湯面変動が
激しいため、十分余裕を持った深さまで浸漬させること
が必要となる。転炉吹錬の場合には、気体排出孔4の上
部300〜1000mm程度の浸漬が適当である。
【0040】ただし、バルクの溶融金属表面の攪乱が大
きく湯面変動が激しいため、例えば湯面変動で湯面が上
昇したとき溶融金属がサンプリング室5内へ導入される
が、湯面が下降したとき溶融金属がサンプリング室5へ
導入されない場合など、溶融金属のサンプリング室5へ
の導入が不十分となる場合があるときは、溶融金属表面
から放射される輻射光を測定し、その強度と、温度セン
サー9で測定した温度とを比較して、予め求めておいた
関係式から溶融金属の導入状況の良否を判定することが
できる。溶融金属のサンプリング室5への導入が不完全
な場合は、導入された溶融金属がサンプリング室5で急
激に冷却されるため、正常な湯面形成時の溶融金属の温
度で放射される輻射光強度に対して小さい値となるの
で、予め正常な湯面形成時の溶融金属温度と輻射光強度
との関係を求めておき、測定時に輻射光強度を測定して
予め求めた関係式と比較して溶融金属の導入状況すなわ
ち測定面の良否を判定することができる。
【0041】なお、非測定時にはプローブ本体2内部へ
の気体導入は不要であるが、溶融金属飛散、粉塵などの
外乱が存在する場合には、プローブ本体2の内部への異
物侵入を防止するために、常時気体をプローブ本体2内
に導入しつつ気体排出孔4等から排出しておくことが望
ましい。
【0042】また、上述のようにプローブ本体2の先端
部7に、従来のプローブと同様に、CD8および温度セ
ンサー9が設けられているので、溶融金属(溶鋼)中の
Mn等の成分を測定する他、従来と同様、溶融金属(溶
鋼)の測温およびカーボン量を測定することができ、酸
素センサーを設ければ溶融金属(溶鋼)の酸素量も測定
することができる。
【0043】上記実施形態における溶融金属の成分測定
用プローブ1は、図2に示すように、例えば転炉20に
おける送酸のためのメインランス30の側方に設けられ
たサブランス40の先端にプローブホルダー10を介し
て設けられ、転炉内の溶鋼Lに浸漬され、溶鋼Lをサン
プリングする。そして、上述したようにプローブ本体2
内に安定した測定面Sが形成される。この際のプローブ
本体2への気体供給は、気体供給系18から気体導入管
19を介して行われる。そして、レーザー発振器50か
らレーザー光が上記光ファイバー13を通ってプローブ
本体2内の溶鋼Lの測定面Sに照射され、その反射光が
上記光ファイバー14を通って測定器60に導かれ、成
分が測定される。レーザー発振器50および測定器60
はコントローラ70により制御されるとともに測定器6
0の測定データがコントローラ70により処理される。
なお、符号21は底吹き用の羽口、22はガス配管であ
る。
【0044】このようにしてリアルタイムで溶融金属
(溶鋼)の成分測定を行うことができる。このようなプ
ローブによるサンプリングおよび成分測定は間欠的に繰
り返し行うことができ、所定の成分の経時変化を容易に
リアルタイムで把握することができる。
【0045】このような測定結果を基に、所定の操作を
行うことにより溶融金属の成分を制御することができ
る。例えば、転炉吹錬における成分制御が可能となる。
転炉吹錬においては吹錬中のMn鉱石還元によるMn挙
動が重要である。そのため、本発明は、転炉吹錬中のM
n測定に適用することで最大の効果を得ることができ
る。吹錬終点におけるMn値は、吹錬条件、溶銑成分か
ら予め推定されるが、その精度には限界があり、さらな
る高精度化が必要となる。転炉吹錬においては、吹錬末
期にサブランスプローブにより温度測定、酸素量測定、
炭素量測定が実施されるが、その測定の際に本発明の方
法を用いることによりMnを高精度で測定することがで
きる。この際の制御の概要を図3に示す。上述したよう
に吹錬終点のMn値は予め推定されるが、本発明の方法
によりMn濃度を測定し、その測定値により再度終点M
nの推定を行い、送酸制御、溶鋼攪拌条件制御、および
Mn源などの副原料の添加の少なくとも1種を行う。具
体的には、その測定値が目標値よりも低い場合(図中
A)にはMn値を上昇させる必要があるため、さらなる
Mn鉱石の添加を実施する。または、底吹きガスの増加
もしくは送酸の希釈などの操作により、Mn還元反応を
促進させて溶鋼中Mnを上昇させることも考えられる。
また、反対にMn値が目標値より高い場合(図中B)に
は、送酸速度増加など酸素源の増加により溶鋼中Mnの
酸化反応を促進させて目標Mn値に制御する。しかしな
がら、後者の場合には、不必要なMn酸化制御を施す必
要があるため、歩留りの低下、コスト増となり、低コス
ト・高効率化のためには、前者の制御を行うことが好ま
しい。吹錬の途中にて本発明方法を適用する場合には、
一例として、従来のように溶鋼をサンプリングして凝固
後に化学分析等によるMn分析を施すことなく、本発明
方法による測定値と目標Mn値から、送酸制御、溶鋼攪
拌条件制御、Mn合金源などの副原料の添加等により溶
鋼中Mnを制御し、迅速に次工程につなげることが可能
となる。
【0046】上記実施形態においては、レーザー光を照
射して、原子吸光法により成分測定を行う例を示した。
すなわち、照射したレーザー光がプローブ本体2のサン
プリング室5内の溶融金属Lに照射された際に溶融金属
L上の蒸気層15を通過するため、その際の光強度の変
化から特定成分の測定を行うことができる。しかし、本
発明は、非接触の測定方法であればこのような方法に限
らず適用することができる。具体的には光源はレーザー
に限らないし、光を照射するのではなく、放射光を用い
て測定するものであってもよい。また、測定対象は溶融
金属であればその種類は問わないし、測定する成分もM
nに限らずどのようなものであってもよい。
【0047】
【実施例】(実施例1)容量250トンの上底吹き複合
吹錬用転炉内に約250トンの溶銑を装入し、主として
脱炭吹錬を行い成分測定試験を行った。溶銑としては転
炉前工程である溶銑予備処理設備にて脱硫処理および脱
りん処理が施された予備処理溶銑を用いた。炉内にはフ
ラックスを添加して少量のスラグを生成させ、ガス供給
管および羽口からは溶湯攪拌を目的としてアルゴンまた
は窒素を毎分10Nm程度吹き込んだ。また、上方か
ら転炉内に装入されたランス(5孔)からの上吹き送酸
速度は吹錬初期から中期にわたって毎時60000Nm
、吹錬末期に毎時40000Nmとなるように制御
した。吹錬中はMn鉱石を適宜装入し、鉱石還元による
Mn濃度上昇を図った。
【0048】測定用のプローブとしては、転炉精錬にて
従来使用されている消耗型サブランスプローブを改造し
て製作したものを用いた。サンプリング孔(1孔)およ
び気体排出孔(2孔)をいずれも孔径15mmとし、プ
ローブ本体の内部中空部径を30mmとした。プローブ
本体内に導入する気体としてNを用い、流量をプロー
ブ本体の浸漬前後で50〜1000NL/minの範囲
に制御した。
【0049】成分測定には非接触型のレーザー測定装置
を用い、その先端光学系をプローブホルダー下部に設置
し、Mn濃度の測定を目的とした調整を施した。成分測
定は、吹錬末期、吹錬後の2回実施した。従来のサブラ
ンスと同様の操業にて浸漬、測定、サブランス交換など
が可能であった。成分測定は、浸漬時間10秒程度で終
了し、測定値が司令室で確認されるまで、測定、解析、
演算を含めて約30秒程度であった。
【0050】図4に本発明の方法によるMnの測定値
と、化学分析による分析値とを比較した結果を示す。図
4は、横軸にMnの化学分析値をとり、縦軸に本発明方
法によるMnの測定値をとり、これらの間の関係を示す
グラフである。図4から明らかなように、本発明方法に
よるMnの測定値は、化学分析値とほぼ同様の結果が得
られることが確認された。
【0051】また、Mn測定時に同時に測定面からの輻
射光を測定した際の溶鋼温度と輻射光強度との関係を図
5に示す。予め求めた溶融金属温度と輻射光強度との関
係式より、輻射光強度が90%を測定面の形成異常の判
定値としたところ、プローブの浸漬深さを浅くした場合
には、輻射光の低い異常値が測定され、このときのMn
測定値も異常値となることが判明し、輻射光による測定
面の形成の良否判定に有効であった。
【0052】吹錬末期のMn測定値と目標Mn値から、
送酸制御、溶鋼攪拌条件制御、Mn源などの添加等によ
り溶鋼中Mnを制御した結果、吹錬後のMn値はほぼ目
標値であった。
【0053】(実施例2)プローブのサンプリング孔、
気体排出孔、ガス流量について実施例1と同様に試験を
実施し、最適化を図った。その結果、サンプリング孔に
ついては、小径では内部に導入された溶鋼が凝固傾向に
あり、大径では測定値の乱れが大きく孔径は7−20m
mであれば安定した測定値が得られることがわかった。
また、気体排出孔の孔数については、多いほど安定する
傾向であったが、プローブ構造、強度の観点から2、3
孔が好ましい。ガス流量については、50〜1000N
L/minの範囲ではいずれも測定値が得られたが、4
50NL/min以上で測定系への鉄飛散による測定不
良がほとんどなかった。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
筒状をなすプローブ本体内に溶融金属をサンプリング
し、プローブ本体内にサンプリングされた溶融金属表面
に向けて上方から雰囲気圧より高い圧力の気体を連続的
に供給するとともに、プローブ本体の側壁から連続的に
その気体を排出することにより溶融金属表面に測定面を
形成し、その測定面を用いて非接触型の溶融金属成分測
定装置により溶融金属の所定成分を測定するので、強攪
拌下の溶融金属、または表面に大きな攪乱が存在してい
るような溶融金属であっても安定な溶融金属測定面を容
易に得ることができ、その測定面を非接触測定方法によ
り高精度かつ迅速な溶融金属の成分測定を実施すること
ができる。また、その測定結果に基づいて溶融金属の成
分制御を行うことにより、高精度で目標値とすることが
可能となる。特に、本発明の方法を転炉のサブランスシ
ステムに適用することにより、溶鋼中のMn等の濃度を
高精度で測定および制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る溶融金属の成分測定
用プローブを模式的に示す断面図。
【図2】図1のプローブを転炉のサブランスに適用した
状態を示す模式図。
【図3】本発明の方法を用いた転炉吹錬における成分制
御の一例を示す図。
【図4】本発明の実施例に係るプローブを用いて非接触
測定法によりMnを測定した際の測定値と化学分析値と
を比較して示すグラフ。
【図5】溶鋼温度と輻射光強度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1……溶融金属の成分測定用プローブ 2……プローブ本体 3……サンプリング孔 4……気体排出孔 5……サンプリング室 7……先端部 8……カーボンデターミネータ(CD) 9……温度センサー 10……プローブホルダー 11……先端光学系 15……蒸気層 16……光路が形成される空間 17……管部材 L……溶融金属(溶鋼) S……測定面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 涼 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小平 悟史 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉田 和巨 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 石田 智治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 千野 淳 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 高岡 利夫 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2G052 AA12 AC24 AD06 BA13 BA21 CA38 GA11 HC25 JA08 2G055 AA22 BA01 CA09 CA22 CA25 DA04 DA17 DA22 DA24 DA36 EA10 FA02 2G059 AA01 BB04 BB08 CC03 CC07 CC20 DD12 DD13 DD15 DD16 EE02 GG01 JJ17 KK01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属サンプリング用のプローブの筒
    状をなすプローブ本体内に溶融金属をサンプリングし、 プローブ本体内にサンプリングされた溶融金属表面に向
    けて上方から雰囲気圧より高い圧力の気体を連続的に供
    給するとともに、プローブ本体の側壁から連続的にその
    気体を排出することにより溶融金属表面に測定面を形成
    し、 その測定面を用いて非接触型の溶融金属成分測定装置に
    より溶融金属の所定成分を測定することを特徴とする溶
    融金属の成分測定方法。
  2. 【請求項2】 前記プローブはサブランスの先端に取り
    付けられた状態で溶融金属のサンプリングに供されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の溶融金属の成分測定方
    法。
  3. 【請求項3】 前記プローブ本体の溶融金属導入部近傍
    に温度測定装置を設け、溶融金属の所定成分測定の際に
    溶融金属の温度を測定することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の溶融金属の成分測定方法。
  4. 【請求項4】 前記測定面を用いて前記非接触型の溶融
    金属成分測定装置により溶融金属の所定成分を測定する
    際、前記測定面から放射される輻射光を測定し、その強
    度と溶融金属の温度との関係から溶融金属の測定面の形
    成の良否を判定することを特徴とする請求項3に記載の
    成分測定方法。
  5. 【請求項5】 前記溶融金属は溶鋼であることを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の溶融
    金属の成分測定方法。
  6. 【請求項6】 前記溶融金属成分測定装置と前記測定面
    との間の一部または全部において、供給ガス流速を10
    m/s以上とすることを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれか1項に記載の溶融金属の成分測定方法。
  7. 【請求項7】 前記プローブ本体にサンプリングされた
    溶鋼の炭素量を測定する炭素測定装置を設け、溶鋼の所
    定成分を測定する際に溶鋼の炭素濃度を測定することを
    特徴とする請求項5または請求項6に記載の溶融金属の
    成分測定方法。
  8. 【請求項8】 前記プローブにより間欠的に溶融金属を
    サンプリングして所定の成分を測定することを特徴とす
    る請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の溶融金
    属の成分測定方法。
  9. 【請求項9】 筒状をなすプローブ本体内に溶融金属を
    サンプリングし、 プローブ本体内にサンプリングされた溶融金属の表面に
    向けて上方から雰囲気圧より高い圧力の気体を連続的に
    供給するとともに、プローブ本体の側壁から連続的にそ
    の気体を排出することにより溶融金属表面に測定面を形
    成し、 その測定面を用いて非接触型の溶融金属成分測定装置に
    より溶融金属の成分を測定し、 その測定結果に基づいて溶融金属の成分制御を行うこと
    を特徴とする溶融金属の成分制御方法。
  10. 【請求項10】 前記プローブはサブランスの先端に取
    り付けられた状態で溶融金属のサンプリングに供される
    ことを特徴とする請求項9に記載の溶融金属の成分制御
    方法。
  11. 【請求項11】 前記プローブ本体の溶融金属導入部近
    傍に温度測定装置を設け、溶融金属の所定成分測定の際
    に溶融金属の温度を測定することを特徴とする請求項9
    または請求項10に記載の溶融金属の成分制御方法。
  12. 【請求項12】 前記溶融金属は溶鋼であり、吹錬にお
    ける溶鋼の成分制御を行うことを特徴とする請求項9か
    ら請求項11のいずれか1項に記載の溶融金属の成分制
    御方法。
  13. 【請求項13】 前記プローブ本体にサンプリングされ
    た溶鋼の炭素量を測定する炭素測定装置を設け、溶鋼の
    所定成分を測定する際に溶鋼の炭素濃度を測定すること
    を特徴とする請求項12に記載の溶融金属の成分制御方
    法。
  14. 【請求項14】 前記吹錬における溶鋼の成分制御は、
    溶鋼に対する送酸制御、溶鋼攪拌条件制御、および副原
    料添加のうち少なくとも1種により行われることを特徴
    とする請求項12または請求項13に記載の溶融金属の
    成分制御方法。
  15. 【請求項15】 前記プローブにより間欠的に溶融金属
    をサンプリングして所定の成分を測定することを特徴と
    する請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の溶
    融金属の成分制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008099A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 液体または溶融材料の光学測定装置および光学測定方法
JP2010121937A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Jfe Steel Corp 溶融物のサンプリング方法および装置

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