JP2002167024A - 平ベルト車 - Google Patents

平ベルト車

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JP2002167024A
JP2002167024A JP2000366919A JP2000366919A JP2002167024A JP 2002167024 A JP2002167024 A JP 2002167024A JP 2000366919 A JP2000366919 A JP 2000366919A JP 2000366919 A JP2000366919 A JP 2000366919A JP 2002167024 A JP2002167024 A JP 2002167024A
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flat belt
rim
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holes
belt wheel
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Seiichi Ito
誠一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平ベルト車のリムの外周面に、ヤニ(脂)を
主体とする異物が付着して雪だるま式に堆積し、リムの
外形を著しく歪んだ状態に変化させて、平ベルトの走行
を不安定にしたり、平ベルトの張り具合を不適切にした
りする問題の発生を抑制する。 【解決手段】 平ベルト車5のリム3の全周に亘って異
物排除用の貫通孔6を分散状に多数配設する。異物の付
着は貫通孔以外のリム外周の残余部分に限られ、而もそ
の付着量が多くなると、当接する平ベルトによる押圧作
用やスリップ作用等を受けることによって、順次と貫通
孔の部分へ押し込まれて外周面から排除されるので、異
物が雪だるま式に堆積して、リムの外形を著しく歪んだ
状態に変化させる現象が生じ難く、前記問題の発生が抑
制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、平ベルト車に関す
るものであり、詳細には、ヤニ(脂)を主体とする異物
の排除を容易にするよう改良を施した平ベルト車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合板工場に於ては、ベニヤ単板
(以下、単に単板と称す)の搬送に種々のベルトコンベ
アが多用されており、汎用の平ベルトによって単板を支
持搬送する一般的な形態の外に、例えば平ベルトに適宜
形状の吸引孔を多数配設すると共に、該有孔平ベルトの
内周側に吸引機構の吸引口を配設して単板を吸着搬送す
る形態、或は例えば平ベルトに針状等の適宜形状の刺着
部材を多数配設して単板を刺着搬送する形態等が公知で
ある。
【0003】前記各種ベルトコンベアに用いる平ベルト
車の形態であるが、小径用には、図7及び図8の例の如
く、軸又は軸受挿入用の挿入孔1を設けたボス2、各種
平ベルト類に当接するリム3、ボス2とリム3とを連結
する円板状の連結部4等を有する平ベルト車5aの形態
が、中径用には、図9及び図10の例の如く、挿入孔1
a、ボス2a、リム3a、穴明円板状の連結部4a等を
有する平ベルト車7aの形態が、大径用には、図11及
び図12の例の如く、挿入孔1b,ボス2b、リム3
b、アーム8等を有する平ベルト車9aの形態が、比較
的多く採用されており、必要に応じては、リムの外周面
を、図9及び図10の例の如く屈折線状の中高にする
か、又は図11及び図12の例の如く曲線状の中高にし
て、ベルト走行の安定化を図る処置も採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記各種ベ
ルトコンベアによって搬送する単板は、従前は南洋材を
主体とする広葉樹原木から削成した単板が大多数であ
り、実用的に問題となる点は殆どなかったが、近年の南
洋材の枯渇化に伴って、原木が徐々に針葉樹原木、特に
各種松類に切替えられるにつれて、問題が顕在化するに
至った。
【0005】即ち、公知の通り松類は多量のヤニを内蔵
・含有してることから、削成された単板の外面に露呈・
滲出したヤニ或はヤニと木粉等とが混合した異物が、平
ベルトや誤って平ベルトの内周側に巻込まれた単板の切
れ端等を介して、平ベルト車のリムの外周面に付着し、
雪だるま式に堆積するので、而もその堆積状態は必ずし
も一様ではないので、結果的に、リムの外形が著しく歪
んだ状態に変化して、平ベルトの走行が不安定になった
り、平ベルトの張り具合が不適切になったりする問題が
顕在化するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題の発
生を単純な構成で以って抑制すべく開発したものであ
り、具体的には、リムの全周に亘って異物排除用の貫通
孔を分散状に多数配設したことを特徴とする平ベルト車
である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に例示した実施の一例と
共に更に詳述するが、先に図7〜図12を介して説明し
た公知の平ベルト車の部位と共通する部位については、
同じ符合を付して、重複する詳細な説明を省略する。
【0008】図1及び図2の実施例は、図7及び図8の
従来例に所要の加工を施したものであって、具体的に
は、リム3の全周に亘って異物排除用の貫通孔6を分散
状に多数配設し、本発明に係る平ベルト車5としたもの
である。
【0009】図3及び図4の実施例は、図9及び図10
の従来例に所要の加工を施したものであって、具体的に
は、リム3aの全周に亘って異物排除用の貫通孔6aを
分散状に多数配設し、本発明に係る平ベルト車7とした
ものである。
【0010】図5及び図6の実施例は、図11及び図1
2の従来例に所要の加工を施したものであって、具体的
には、リム3bの全周に亘って異物排除用の貫通孔6b
を分散状に多数配設し、本発明に係る平ベルト車9とし
たものである。
【0011】前記各実施例からも明らかな如く、本発明
に係る平ベルト車は,リムの全周に亘って異物排除用の
貫通孔が分散状に多数配設してあることから、ヤニ等か
ら成る異物の付着は、貫通孔以外のリム外周の残余部分
に限られ、而も該リム外周の残余部分に異物が付着して
も、その付着量が多くなると、当接する平ベルト(汎用
の平ベルトに限らず、吸引孔や刺着部材等を備えたもの
も含む)による押圧作用やスリップ作用等を受けること
によって、順次と貫通孔の部分へ押し込まれて外周面か
ら排除されるので、従来の如く異物が雪だるま式に堆積
して、リムの外形を著しく歪んだ状態に変化させる現象
が生じ難い。
【0012】尚、図1及び図2の実施例に於ては、貫通
孔の断面形状を小判状に、また図3及び図4の実施例に
於ては、貫通孔の断面形状を角丸長方形状に、更に図5
及び図6の実施例に於ては、貫通孔の断面形状を二等辺
三角形状に夫々形成したが、貫通孔の断面形状として
は、前記各図に例示した形状に限るものではなく、図示
は省略したが、例えば六角形状・正方形状・正三角形状
・楕円形状・円形状等々種々の形状で差し支えなく、必
要に応じては、例えば菱形状と三角形状との組合せ、六
角形状と台形状との組合せ、或は円形状と十字閃光形状
との組合などの如く、異なる複数(2以上)の断面形状
を組合せて設けても差し支えない。
【0013】また、異物がヤニと木粉とから成る限りに
於ては、個々の貫通孔の断面積が比較的小さくても差し
支えないが、異物に木片が混入して貫通孔を塞ぐと、異
物の堆積が始まる虞が生じるので、実用的には、平ベル
ト車本来の機能を損なわない限度で、個々の貫通孔の断
面積を比較的大きくする方が好ましい。
【0014】更に、異物の排除性からして、貫通孔全体
の総断面積自体はより広く、逆に貫通孔以外のリム外周
の残余部分はより狭い方が有効であり、貫通孔全体の総
断面積をリムの外周面の60%以上にすれば実用的であ
ったが、好ましくは70%以上、より好ましくは80%
以上にするのが適切であって、貫通孔の断面形状や配列
を定めるに際しては、貫通孔全体の総断面積が前記数値
に適応するように、併せて貫通孔以外のリム外周の残余
部分が特定の箇所に著しく偏って広く残らないように配
慮するのが望ましい。
【0015】また、図1〜図6に例示した実施例の如
く、貫通孔をリムの外周から内周に向けて先細状に形成
すれば、リムの機械的強度を著しく損なうことなく、貫
通孔全体の総断面積自体をより広く設けることができる
ので有効であり、例えば図1及び図2の実施例の貫通孔
や図3及び図4の実施例の貫通孔は、先丸円錐形状のエ
ンドミルを用いることによって極めて容易に加工するこ
とができるが、必ずしも貫通孔を斯様な形態に限定する
ものではなく、ありふれた一様な断面の貫通孔でも実用
的には差し支えない。
【0016】また、平ベルト車本来の機能が損なわれな
い限度であれば、貫通孔同志の一部が連なったり、或は
貫通孔がリムの側部を分断したりしていても差し支えな
く、貫通孔の形状や配列の精度自体はそれほど重要な要
素ではないので、必ずしも厳密な寸法精度を以って貫通
孔を形成する必要はないが、押し込まれた異物の二次付
着を回避する必要性からして、貫通孔の内面について
は、滑らかな面粗度に形成するのが好ましい。因に、貫
通孔がリムの側部を分断した状態となった場合に出来る
空所は、切り込み(切欠)或は溝と称するのが相応しい
とも言えるが、本願発明に於ては便宜的にそれらの空所
を含めて貫通孔と称することとする。
【0017】また、一般的に異物の付着を抑制する手段
として、四フッ化エチレン等のフッ素樹脂被覆に代表さ
れる離型処理が公知であることから、該離型処理の併用
を試みたところ、リムの全周に亘って貫通孔が分散状に
存在し、従来(貫通孔が存在しない場合)に比べて異物
の排除が容易であることから、相乗的に異物排除効果が
奏される結果が得られた。
【0018】従って、斯様な離型処理の併用は極めて有
効であり、塗布式・噴霧式・フイルム式等の種々の離型
材(必ずしも離型を主題とせず、防汚・防腐蝕等を主題
とするものであっても、離型作用を奏するものであれば
差し支えない)が市販されているので、それらの内の一
種又は複数種を、少なくとも貫通孔以外のリム外周の残
余部分と貫通孔の内面とに被覆するのが望ましく、特に
貫通孔以外のリム外周の残余部分の被覆は、平ベルトの
当接に伴って摩滅し易いので、必要に応じて周期的に再
被覆を施すのが効果的である。
【0019】また更に、必要に応じては、本発明に係る
平ベルト車のリムの外周面に望む位置とリムの内周面に
望む位置との少なくともいずれか一方に、異物を掻き取
る掻き取り具(スクレーパ)を別途に配設して、リムの
内周面側を介して異物を積極的に平ベルト車の外方へ掻
き出すよう構成することも可能である。
【0020】また一方、平ベルト車と軸又は軸受との係
止態様としては、平ベルト車に挿入孔のみを設け、ボス
の両側に止め金具を別途に備えて係止する態様の他に、
図示は省略したが、例えばボスに止めネジ穴を設けると
共に、止めネジを用いて係止する態様、或は挿入孔にキ
ー溝を設けると共に、キーを用いて係止する態様、更に
は挿入孔にストップリング溝を設けると共に、ストップ
リングを用いて係止する態様等々、必要に応じては、軸
側にも所要の加工を施すことにより、従来公知の種々の
係止態様を格別制約なく採用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上明らかな如く、本発明に係る平ベル
ト車によれば、従来の如く異物が雪だるま式に堆積し
て、リムの外形を著しく歪んだ状態に変化させる現象が
生じ難いので、平ベルトの走行が不安定になったり、平
ベルトの張り具合が不適切になったりする問題の発生を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平ベルト車の四半裁正面図であ
る。
【図2】図1に例示した平ベルト車の側面図である。
【図3】本発明に係る平ベルト車の他の実施例の四半裁
正面図である。
【図4】図3に例示した平ベルト車の側面図である。
【図5】本発明に係る平ベルト車の他の実施例の四半裁
正面図である。
【図6】図5に例示した平ベルト車の側面図である。
【図7】小径用に多く採用されている従来の平ベルト車
の四半裁正面図である。
【図8】図7に例示した平ベルト車の側面図である。
【図9】中径用に多く採用されている従来の平ベルト車
の四半裁正面図である。
【図10】図9に例示した平ベルト車の側面図である。
【図11】大径用に多く採用されている従来の平ベルト
車の四半裁正面図である。
【図12】図11に例示した平ベルト車の側面図であ
る。
【符号の説明】 1、1a、1b :軸又は軸受挿入用の挿入孔 2、2a、2b :ボス 3、3a、3b :リム 4、4a :連結部 5、7、9 :本発明に係る平ベルト車 5a、7a、9a:従来の平ベルト車 6、6a、6b :貫通孔 8 :アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムの全周に亘って異物排除用の貫通孔
    を分散状に多数配設したことを特徴とする平ベルト車。
JP2000366919A 2000-12-01 2000-12-01 平ベルト車 Pending JP2002167024A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0453711U (ja) * 1990-09-10 1992-05-08
JPH10181825A (ja) * 1996-12-25 1998-07-07 Hitachi Metals Ltd バケットエレベータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0453711U (ja) * 1990-09-10 1992-05-08
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