JP2002164278A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2002164278A
JP2002164278A JP2000361967A JP2000361967A JP2002164278A JP 2002164278 A JP2002164278 A JP 2002164278A JP 2000361967 A JP2000361967 A JP 2000361967A JP 2000361967 A JP2000361967 A JP 2000361967A JP 2002164278 A JP2002164278 A JP 2002164278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布液の吐出制御性と消費効率とを同時に改
善すること。 【解決手段】 レジスト液タンク78とレジストノズル
62との間に、レジスト液流路の分岐点を有する1入力
ポート/2出力ポート型の流路切換部80が設けられ
る。レジスト液タンク78と流路切換部80の入力ポー
トINとは配管82で接続され、この配管82の途中に
ポンプ84およびフィルタ86が設けられる。流路切換
部80において、第1出力ポートOUT1は配管88を
介してレジストノズル62のレジスト導入部に接続さ
れ、第2出力ポートOUT2は配管90を介してレジス
ト液タンク78の容器内部に接続される。配管90の途
中に圧力制御弁92が設けられる。ポンプ84、流路切
換部80および圧力制御弁92は制御部100によって
制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばLCD
(Liquid Crystal Display)や半導体デバイス等の製造
プロセスにおいて被処理基板にノズルより所定の塗布液
を供給して基板上に塗布膜を形成する塗布装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、LCDや半導体デバイスの製
造プロセスにおけるリソグラフィー工程では、被処理基
板(ガラス基板、半導体基板)上にレジスト液を塗布す
るために、いわゆるスピンコート法が常用ないし多用さ
れている。しかし、従来一般のスピンコート法では、被
処理基板を高速で回転させるため、多量のレジスト液が
遠心力で基板の外へ飛散して、無駄に捨てられたりパー
ティクルの原因になる等の問題がある。
【0003】そこで、スピンコート法に替わる新しいレ
ジスト塗布法として、図12に示すように、被処理基板
1上でレジストノズル2をたとえば直角ジグザグ状に相
対移動または走査させながらレジストノズル2よりレジ
スト液Rを細径の線状で連続的に吐出させることによ
り、高速回転を要することなく基板1上に所望の膜厚で
レジスト液Rを塗布するようにした技法(スピンレス
法)が提案されている。このスピンレス法に使用される
レジストノズル2は、口径の非常に小さい(たとえば1
00μm程度の)吐出口を有し、相当高い圧力でレジス
ト液Rを吐出するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなスピンレ
ス法において、被処理基板1の端から端までほぼ均一な
膜厚でレジスト液Rを塗布する場合は、図12に示すよ
うに、レジストノズル2の走査領域を被処理基板1の面
積よりも大きめに設定し、レジストノズル2が各ライン
走査の折り返し付近で被処理基板1の外にいったん出て
いる間もレジスト液Rを吐出し続けるようにしている。
被処理基板1の外で吐出されたレジスト液Rは、基板周
囲に配置されたレジスト受部または回収部(図示せず)
に受けられたうえで捨てられており、全く無駄になって
いる。
【0005】このように被処理基板1の外でレジストノ
ズル2よりレジスト液Rを無駄に吐出させる理由は、上
記のような微細径吐出方式ではレジスト液供給系内の内
圧伝播速度または応答性が低く、レジスト液Rの供給を
止めてもレジストノズル2の吐出が直ぐには止まらない
一方で、レジスト液Rの供給を開始してもレジストノズ
ル2からの吐出が直ぐには始まらない(あるいは急激に
出始める)ためである。つまり、レジスト液の吐出制御
性と消費効率とがトレードオフの関係にあり、前者(吐
出制御性)を優先させている。しかし、後者(消費効
率)を犠牲にすることで、スピンコート法に対するスピ
ンレス法の優位性が薄れてしまっている。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、所望の塗布膜を得るための塗布液消
費量を節減できる塗布装置を提供することを目的とす
る。
【0007】本発明の別の目的は、塗布液を細径で吐出
する方式においても応答性の優れた吐出制御を可能とす
る塗布装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、塗布液の吐出制御性
と消費効率とを同時に改善できる塗布装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の塗布装置は、被処理基板に向けて所定の
塗布液を吐出するためのノズルと、前記塗布液を貯留す
る塗布液貯留部と、前記塗布液貯留部と所定の流路分岐
点とを結ぶ第1の流路と、前記流路分岐点と前記ノズル
の吐出口とを結ぶ第2の流路と、前記流路分岐点と前記
塗布液貯留部とを結ぶ第3の流路と、前記塗布液貯留部
から前記塗布液を前記第1の流路を介して前記流路分岐
点側へ送るための塗布液供給手段と、前記第2および第
3の流路における前記塗布液の流れを制御するための制
御手段とを有する構成とした。
【0010】本発明の塗布装置では、塗布液貯留部から
の塗布液の流れを流路分岐点にて第1の流路または第2
の流路に選択的に切り換えることができる。たとえば、
ノズルより塗布液を吐出させるときは、第2の流路を遮
断し、第1の流路を流通状態とすればよい。塗布液の吐
出を止めるときは、第1の流路を遮断し、第2の流路を
通流状態とすればよい。第2の流路が通流状態にあると
き、塗布液は第2の流路を介して塗布液貯留部へ導かれ
る。これにより、塗布液供給手段の動作(塗布液供給動
作)を持続させながら、塗布液の吐出開始および停止を
迅速かつ安定に行うことができる。
【0011】制御手段は、第2および第3の流路におけ
る塗布液の流れを相関的または独立的に制御することが
できる。被処理基板に対してノズルを相対的に移動させ
る態様では、被処理基板に対するノズルの位置に応じて
第2および第3の流路における塗布液の流れを制御して
よい。ノズルの塗布液吐出動作が所定のシーケンスで制
御される態様では、該シーケンスにしたがって第2およ
び第3の流路における塗布液の流れを制御してよい。
【0012】好ましくは、制御手段において、第2およ
び第3の流路に第1および第2の弁をそれぞれ設け、被
処理基板上に設定された塗布領域にノズルより塗布液を
供給する塗布モード中は第1の弁を開状態にするととも
に第2の弁を閉状態にし、塗布モードの開始直前および
終了直後においては第2の弁を開状態にするとともに第
1の弁を閉状態にしてよい。第1または第2の弁は、オ
ン・オフ制御式、流量制御式あるいは圧力制御式のいず
れであってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0014】図1に、本発明の塗布装置が組み込み可能
なシステム例として塗布現像処理システムを示す。この
塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に設置さ
れ、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造
プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗
浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベー
クの各処理を行うものである。露光処理は、このシステ
ムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で
行われる。
【0015】この塗布現像処理システムは、大きく分け
て、カセットステーション(C/S)10と、プロセス
ステーション(P/S)12と、インタフェース部(I
/F)14とで構成される。
【0016】システムの一端部に設置されるカセットス
テーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容する
カセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセッ
トステージ16と、このステージ16上のカセットCに
ついて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えて
いる。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段た
とえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作
可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)
12側の主搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるよ
うになっている。
【0017】プロセスステーション(P/S)12は、
上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗
浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロ
セス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25
およびスペース27を介して(挟んで)横一列に設けて
いる。
【0018】洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗
浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/
冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット
(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含ん
でいる。
【0019】塗布プロセス部24は、レジスト塗布ユニ
ット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42
と、エッジリムーバ・ユニット(ER)44と、上下2
段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)4
6と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)
48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
【0020】現像プロセス部26は、3つの現像ユニッ
ト(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニ
ット(HP/COL)55と、加熱ユニット(HP)5
3とを含んでいる。
【0021】各プロセス部22,24,26の中央部に
は長手方向に搬送路36,52,58が設けられ、主搬
送装置38,54,60が各搬送路に沿って移動して各
プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入
/搬出または搬送を行うようになっている。なお、この
システムでは、各プロセス部22,24,26におい
て、搬送路36,52,58の一方の側にスピンナ系の
ユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方
の側に熱処理または照射処理系のユニット(HP,CO
L,UV等)が配置されている。
【0022】システムの他端部に設置されるインタフェ
ース部(I/F)14は、プロセスステーション12と
隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)57
およびバッファステージ56を設け、露光装置と隣接す
る側に搬送機構59を設けている。
【0023】図2に、この塗布現像処理システムにおけ
る処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C
/S)10において、搬送機構20が、ステージ16上
の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、
プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部
22の主搬送装置38に渡す(ステップS1)。
【0024】洗浄プロセス部22において、基板Gは、
先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に
順次搬入され、上段の紫外線照射ユニット(UV)では
紫外線照射による乾式洗浄を施され、次に下段の冷却ユ
ニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステッ
プS2)。この紫外線照射洗浄では基板表面の有機物が
除去される。これによって、基板Gの濡れ性が向上し、
次工程のスクラビング洗浄における洗浄効果を高めるこ
とができる。
【0025】次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(S
CR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板
表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。
スクラビング洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(H
P)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS
4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板
温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロ
セス部22における前処理が終了し、基板Gは、主搬送
装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセ
ス部24へ搬送される。
【0026】塗布プロセス部24において、基板Gは、
先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)4
6に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(A
D)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS
6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度ま
で冷却される(ステップS7)。
【0027】その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット
(CT)40でレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥
ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受け、次
いでエッジリムーバ・ユニット(ER)44で基板周縁
部の余分(不要)なレジストを除かれる(ステップS
8)。
【0028】次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(H
P/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット
(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行わ
れ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一
定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、
この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を
用いることもできる。
【0029】上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセ
ス部24の主搬送装置54と現像プロセス部26の主搬
送装置60とによってインタフェース部(I/F)14
へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS
11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パ
ターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基
板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)14
に戻される。インタフェース部(I/F)14の搬送機
構59は、露光装置から受け取った基板Gをイクステン
ション57を介してプロセスステーション(P/S)1
2の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
【0030】現像プロセス部26において、基板Gは、
現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理
を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット
(HP/COL)55の1つに順次搬入され、最初の加
熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ス
テップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基
板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベ
ーキングに加熱ユニット(HP)53を用いることもで
きる。
【0031】現像プロセス部26での一連の処理が済ん
だ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の
搬送装置60,54,38によりカセットステーション
(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20により
いずれか1つのカセットCに収容される(ステップS
1)。
【0032】この塗布現像処理システムにおいては、塗
布プロセス部24のレジスト塗布ユニット(CT)に本
発明を適用することができる。以下、図3〜図11につ
き本発明をレジスト塗布ユニット(CT)に適用した実
施形態を説明する。
【0033】図3に、本発明の第1の実施形態によるレ
ジスト塗布ユニット(CT)内のノズル走査機構の構成
を示す。この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)
は、スピンレス法によって基板G上に所望の膜厚でレジ
スト液を塗布するために、基板G上でレジストノズル6
2をXY方向で駆動するノズル走査機構64を有してい
る。
【0034】図3に示すように、このレジスト塗布ユニ
ット(CT)内で基板Gはステージ66の上にほぼ水平
に載置される。このステージ66には、基板Gの搬入/
搬出時に基板Gを水平姿勢で下から支持するための昇降
可能な複数本のリフトピン(図示せず)が設けられてい
る。
【0035】このノズル走査機構64では、ステージ6
6のX方向の両側にY方向に延びる一対のYガイドレー
ル68,70が配置されるとともに、両Yガイドレール
68,70の間にX方向に延在するXガイドレール72
がY方向に移動可能に架け渡されている。所定位置たと
えばYガイドレール68の一端に配置されたY方向駆動
部74が,無端ベルト等の伝動機構(図示せず)を介し
てXガイドレール72を両Yガイドレール68,70に
沿ってY方向に駆動するようになっている。また、Xガ
イドレール72に沿ってX方向にたとえば自走式または
外部駆動式で移動できるキャリッジ(搬送体)76が設
けられており、このキャリッジ76にレジストノズル6
2が取り付けられている。レジストノズル62は、後述
するレジスト液供給部(図3では図示省略)よりレジス
ト液を導入するレジスト液導入部と、導入したレジスト
液を垂直下方に吐出する微細径(たとえば100μm程
度)の1個または複数個の吐出口とを有している。
【0036】図4に、このレジスト塗布ユニット(C
T)におけるレジスト塗布処理部の要部の構成を示す。
このレジスト塗布処理部は、レジストノズル62に対す
るレジスト液Rの供給とその制御を行うための流体系の
回路および電気制御系統を有している。
【0037】この実施形態におけるレジスト流体系の回
路では、レジスト液タンク(レジスト液貯留部)78と
レジストノズル62との間に、レジスト液流路の分岐点
を有する1入力ポート/2出力ポート型の流路切換部8
0が設けられている。
【0038】レジスト液タンク78と流路切換部80の
入力ポートINとは配管82で接続され、この配管82
の途中にポンプ84およびフィルタ86が設けられる。
ポンプ84は、レジスト液タンク78よりレジスト液R
を吸い上げ、吸い上げたレジスト液Rを流路切換部80
に向けて所定の圧力で吐き出す。フィルタ86はレジス
ト液Rから異物を取り除く。
【0039】流路切換部80において、第1出力ポート
OUT1は配管88を介してレジストノズル62のレジ
スト導入部に接続され、第2出力ポートOUT2は配管
90を介してレジスト液タンク78の容器内部に接続さ
れる。配管90の途中に圧力制御弁92が設けられる。
【0040】上記流体系のうち、ポンプ84、流路切換
部80および圧力制御弁92は、たとえばマイクロコン
ピュータからなる制御部100によって制御される。よ
り詳細には、ポンプ84の吸い込み/吐き出し動作がポ
ンプ駆動部たとえば駆動モータ102を通じて制御部1
00により制御される。流路切換部80は、後述するよ
うに第1出力ポートOUT1側の流路と第2出力ポート
OUT2側の流路とを選択的に切り換えできる電磁弁ま
たはソレノイドバルブを有しており、該ソレノイドバル
ブの開閉動作ないしバルブ位置が制御部100によって
制御される。圧力制御弁92は、たとえば電磁比例弁か
らなり、流路切換部80からレジスト液タンク78へ戻
るレジスト液Rの圧力を制御部100の制御の下でリア
ルタイムに調節する。
【0041】なお、配管90(レジスト液リターン流
路)内の圧力、あるいは配管88ないしレジストノズル
62(レジスト液吐出流路)内の圧力を検出するための
圧力センサ(図示せず)を設け、そのセンサ出力信号を
モニタ信号またはフィードバック信号として制御部10
0に与えることも可能である。
【0042】また、制御部100は上記ノズル走査機構
64の動作を制御する。ノズル走査機構64の駆動部は
たとえばステップモータで構成されてよい。制御部10
0がレジストノズル62の位置を監視またはフィードバ
ックできるようにするために、位置センサ104が設け
られてよい。この位置センサ104は、たとえば、ノズ
ル走査機構64におけるXY駆動部(74,76)の駆
動モータに取り付けられたロータリエンコーダまたはX
Yガイドレール(68,70,72)に取り付けられた
リニアエンコーダ等で構成されてよい。
【0043】図5に、流路切換部80の一構成例を示
す。この構成例では、たとえばステンレス鋼からなるブ
ロック状の本体106の中に、流路分岐点BGが設けら
れ、入力ポートINと分岐点BGとをつなぐ第1流路1
08、分岐点BGと第1出力ポートOUT1とをつなぐ
第2流路110、および分岐点BGと第2出力ポートO
UT2とをつなぐ第3流路112が形成されている。そ
して、第2流路110および第3流路112をそれぞれ
開閉するためのソレノイドバルブ114,116が本体
106に取り付けられている。
【0044】各ソレノイドバルブ114,116は、た
とえば弁座114a,116aに対してポペット114
b,116bを離間・密着させることよって弁の開閉を
行う機構を有し、ポペット114b,116bをコイル
バネ114c,116cに抗して吸引駆動するためのソ
レノイドを外付けのバルブ駆動部114d,116dに
内蔵している。各バルブ駆動部114d,116dに
は、各ソレノイドバルブ114,116の開閉を制御す
るための制御信号CS1,CS2が制御部100(図4)
より与えられる。この実施形態では、制御部100が各
ソレノイドバルブ114,116の開閉を独立に制御で
きるようになっている。したがって、両ソレノイドバル
ブ114,116を相補的な開閉状態(一方が開状態
で、他方が閉状態)に切り換えられるだけでなく、同時
に開状態または閉状態にすることも可能となっている。
【0045】図6に、この実施形態におけるレジスト塗
布処理の手順(特に制御部100の制御手順)を示す。
図7および図8に、この実施形態におけるレジスト塗布
処理の作用を示す。
【0046】主搬送装置54(図1)により塗布処理前
の基板Gが本レジスト塗布ユニット(CT)に搬入さ
れ、上記リフトピン(図示せず)により該基板Gがステ
ージ66(図3)上に載置されてから、レジスト塗布処
理が実行される。
【0047】制御部100は、初期化(ステップA1)
の中で、ノズル走査機構64を制御して、レジストノズ
ル62を初期位置(X0,Y0)にセットする。また、流
路切換部80を制御して、第1出力ポートOUT1側の
流路を閉じ、第2出力ポートOUT2側の流路を開けて
おく。この時点で、ポンプ駆動部102を制御して、ポ
ンプ84の運転(吐出動作)を開始させてもよい。これ
により、ポンプ84より配管82を介して流路切換部8
0まで送られたレジスト液Rは、レジストノズル62側
に供給されることなく、配管90を介してレジスト液タ
ンク78に戻される。制御部100は、圧力制御弁92
を制御して、配管90内を流れるレジスト液Rの圧力を
所望の値たとえばレジストノズル62より吐出するとき
の配管88内の圧力と同じ値に調節することができる。
このような圧力制御により、レジスト液タンク78へ戻
されるレジスト液Rの流量を抑制し、ひいてはレジスト
液Rの流入による泡の発生を防止できるという作用効果
も得られる。
【0048】次に、制御部100は、ノズル走査機構6
4のX駆動部76を制御して、レジストノズル62のX
方向における1ライン分の移動を開始させる(ステップ
A2)。 そして、レジストノズル62が(正確にはノ
ズル吐出口が)たとえば基板Gの一端に差し掛かる直前
の所定位置X1まで移動したところで(ステップA3)、
レジストノズル62よりレジスト液Rの吐出を開始させ
るため、流路切換部80を制御して、第1出力ポートO
UT1側の流路を開けるとともに、第2出力ポートOU
T2側の流路を閉じる(ステップA4)。それまで流路切
換部80より配管90を介してレジスト液タンク78側
へ流れていたレジスト液Rは、流路切換部80で上記の
ように流路の方向切換がなされると、配管88を介して
レジストノズル62側に流れ始め、レジストノズル62
の吐出口より所定圧力で速やかに吐き出される。こうし
て、レジストノズル62は基板G上にレジスト液Rを吐
出しながらX方向に一定速度で移動する。
【0049】上記のようなX方向のライン走査によって
レジストノズル62が基板Gの他端付近に設定された所
定位置X2に到達すると(ステップA5)、制御部100
はレジストノズル62からのレジスト液Rの吐出を停止
させる(ステップA6)。そのために、流路切換部80
を制御して、第1出力ポートOUT1側の流路を閉じる
とともに、第2出力ポートOUT2側の流路を開ける。
これにより、ポンプ84側から配管82を介して流路切
換部80に送られてきたレジスト液Rは、流路切換部8
0にて第2出力ポートOUT2側の流路へ導かれ、配管
90を介してレジスト液ボトル78へ戻るようになる。
このため、レジストノズル62においては残圧が非常に
低く、レジスト液Rは直ぐ切れる。
【0050】制御部100は、ノズル走査機構64のX
駆動部76を制御して、所定の折り返し位置X0でレジ
ストノズル62のX方向における1ライン分の移動を終
了させる(ステップA7,A8)。通常は、レジストノズ
ル62の移動を止めるのに一定の減速時間を伴うので、
折り返し位置X0の手前で減速を開始させてよい。
【0051】次に、制御部100は、ノズル走査機構6
4のY駆動部74を制御して、折り返し位置X0にてレ
ジストノズル62をY方向に一定距離またはピッチyc
だけ移動させる(ステップA9)。次いで、折り返し位
置X0をスタート点として前のラインとは逆向きでX方
向におけるレジストノズル62の移動動作とレジスト液
Rの吐出動作を上記と同様のシーケンスで実行制御する
(ステップA10→A11→A2‥)。
【0052】上記のようなレジスト塗布動作によれば、
図7および図8に示すように、レジストノズル62が基
板G上を走査している間はレジストノズル62よりレジ
スト液Rを連続的に吐出し、レジストノズル62が基板
Gの外に出ている間はレジスト液Rの吐出を中断するこ
とができる。したがって、基板Gの外で無駄に吐出され
捨てられるレジスト液Rの量を可及的に減らし、レジス
ト液使用効率を大幅に改善することができる。
【0053】また、この実施形態では、レジスト液Rの
吐出を中断している間はレジスト液タンク78→配管8
2→流路切換部80→配管90→レジスト液タンク78
の流体回路をレジスト液Rが循環して流れるようになっ
ており、しかも流路切換部80がレジストノズル62の
手前に位置しているので、レジストノズル62における
レジスト液Rの吐出開始と吐出停止を高い応答速度で制
御することが可能である。これにより、レジスト液の吐
出制御性ひいては塗布加工精度とレジスト液消費効率と
を同時に実現できる。
【0054】この実施形態において、レジストノズル6
2におけるレジスト液Rの吐出開始と吐出停止をより一
層スムースにするため、流路切換部80において両ソレ
ノイドバルブ114,116の開閉動作に速度制御を付
けたり時間差を設けてもよい。たとえば、吐出開始時に
は、吐出流路側のソレノイドバルブ114の開閉動作
(閉→開)をリターン流路側のソレノイドバルブ116
の開閉動作(開→閉)よりも少し早いタイミングで行っ
てよい。反対に、吐出停止時には、吐出流路側のソレノ
イドバルブ114の開閉動作(開→閉)よりもリターン
流路側のソレノイドバルブ116の開閉動作(閉→開)
を少し早いタイミングで実行してよい。
【0055】また、塗布液の吐出開始・停止の応答性の
上から、流路切換部80とレジストノズル62間の流路
が短かいほど好ましい。したがって、配管88を省いて
流路切換部80をレジストノズル62に直接接続する構
成、あるいは図9に示すように両者(80,62)を一
体にする構成としてもよい。
【0056】図9の構成例では、第1出力ポートOUT
1にレジストノズル62のノズル孔を形成している。こ
のノズル孔は、1個でもよく、あるいは複数個(たとえ
ば一定ピッチで一列に)でもよい。分岐点BGとノズル
孔(OUT1)間の圧力伝播速度を上げるため、流路1
10をできるだけ狭くする構成が好ましい。このように
第1出力ポートOUT1側で流路を絞る(圧力の損失分
が増大する)ことに合わせて、図示のように第2出力ポ
ートOUT2側も同様に流路を絞る構成としてよく、そ
の場合は圧力調整弁92を省くことができる。このよう
に、部品削減、制御機構の軽減、装置の信頼性向上等を
はかることができる。
【0057】なお、この実施形態におけるスピンレス法
においても、基板Gの端から端までむらなくほぼ均一な
膜厚でレジスト液Rを塗布するためには、基板Gの外に
少量ではあるがレジストノズル62よりレジスト液Rを
無駄に吐出するのは避けられないことが多々ある。その
場合は、ステージ66上に基板Gの周囲でレジスト液R
を受ける回収部材またはカバー部材等(図示せず)を設
けてもよい。
【0058】また、レジストノズル62より吐出された
レジスト液Rが基板G上で拡散するように、レジスト液
Rの吐出(供給)と一緒に、またはそれに先立って溶剤
を基板G上に供給する機構(図示せず)を設けてもよ
い。さらに、レジストノズル62より細径の線状で吐出
されるレジスト液Rの流れを安定に維持するために、レ
ジストノズル62付近の空間を所定濃度の溶剤雰囲気に
制御する機構を設けてもよい。
【0059】図10に、本発明の第2の実施形態による
レジスト塗布ユニット(CT)の特徴部分の構成を示
す。この第2の実施形態では、スピンチャック118上
に基板Gを載置して、静止状態の基板G上にレジスト液
Rを大まかに分布させて供給する第1工程と、基板G上
でレジスト液Rを広げて塗布膜をレベリング(膜厚均一
化)するために基板Gをスピン回転させる第2工程とを
順次行うようにしている。第1工程では、上記第1の実
施形態におけるXY走査機構(図3)およびレジスト塗
布処理部(図4)を用いることができる。
【0060】従来一般のスピンコート法では基板中心部
にレジスト液を滴下してから2000〜3000rpm
以上の高速度でスピン回転させるのに対して、この第2
実施形態の方式では基板上にレジスト液をある程度広く
分布させてからたとえば1000rpm程度の低速度で
スピン回転させるため基板の外に飛散するレジスト液を
少なくすることができる。
【0061】図10において、スピンチャック118の
回転軸118aは駆動部120内に設けられている回転
駆動部(図示せず)に作動結合されている。スピンチャ
ック118の上面に設けられているチャック吸引口(図
示せず)は回転軸118a内に貫通している空気通路を
介して負圧源たとえば真空ポンプ(図示せず)に接続さ
れている。駆動部120内には、スピンチャック118
を昇降移動させるための昇降駆動部(図示せず)も設け
られている。基板Gの搬入/搬出時にはスピンチャック
118が上昇して外部搬送装置つまり主搬送装置54
(図1)と基板Gのやりとりを行うようになっている。
【0062】スピンチャック118を取り囲むように回
転カップ122が回転可能に設けられ、さらに回転カッ
プ122の外側にドレインカップ124が固定配置され
ている。両カップ122,124のいずれも上面が開口
している。回転カップ122の底部は、筒状の支持部材
126を介して駆動部126内の回転駆動部に作動接続
されている。
【0063】回転カップ122の上方には、ロボットア
ーム128により上下移動可能な蓋体130が配置され
ている。回転カップ122の上方でレジストノズル62
を走査させるとき、つまり基板G上にレジスト液Rを供
給する工程(第1工程)の間は、蓋体130がノズル走
査機構64の上方に退避している。第1工程が終了し
て、塗布膜のレベリングを行う工程(第2の工程)に際
して蓋体130が降りてきて回転カップ122の上面を
閉じる。なお、図示省略するが、蓋体130および回転
カップ122の上面は相互に係合する構成になってい
る。そして、駆動部120の回転駆動によりスピンチャ
ック118と回転カップ122および蓋体130が一緒
に回転することにより、基板G上でレジスト液Rが遠心
力で広げられ、基板Gの外に飛散したレジスト液Rは回
転カップ122に受けられる。スピンチャック118の
下面には回転カップ122の底面を密閉するためのリン
グ状シール部材131が取付されている。
【0064】回転カップ122に回収されたレジスト液
Rは、カップ122底部の外周縁部に形成されているド
レイン口132を通ってドレインカップ124へ導か
れ、ドレインカップ124底部のドレイン口134より
廃液処理部(図示せず)へ送られる。なお、スピン回転
中にドレイン口134より空気が流出して回転カップ1
22内部が負圧になるのを防止するために、回転カップ
122の上部または蓋体130に適当な給気口(図示せ
ず)が設けられてよい。回転カップ122側からドレイ
ンカップ124内に流入した空気はドレインカップ12
4の外周面に形成された排気口136より排気系統(図
示せず)へ排出される。
【0065】この第2の実施形態における第1の工程で
は、上記したように基板G上にレジスト液Rをある程度
広く分布させて供給すればよく、基板全面にむらなく均
一塗布する必要はない。したがって、たとえば図10の
(A)に示すように、レジストノズル62を基板Gの外
へ出すことなく始終基板G上で走査させることも可能で
ある。さらに、このような直角ジグザグ状の走査パター
ンでは、図10の(B)に示すように、折り返し部UY
(Y方向移動)の区間でもレジスト液Rの吐出を続行さ
せてもよい。
【0066】この場合、本実施形態のレジスト塗布処理
部(図4)によれば、制御部100が流路切換部80に
おける両ソレノイドバルブ114,116の開閉動作お
よびレジスト液リターン流路における圧力制御弁92の
圧力調節機能さらには必要に応じてポンプ84の吐き出
し圧力を適度に制御することにより、折り返し部UY付
近における基板G上のレジスト液供給レートの変動を極
力少なくすることができる。
【0067】上記した実施形態において、レジスト液リ
ターン流路の圧力制御弁92を流量制御弁に置き換える
ことが可能である。また、流路切換部80における両ソ
レノイドバルブ114,116を互いに分離した個別の
弁構造とすることも可能であり、各々を圧力制御弁また
は流量制御弁として構成することも可能である。また、
レジスト液吐出制御の精度は上記実施形態よりも低下す
ることになるが、レジスト液リターン流路側でソレノイ
ドバルブ116または圧力(流量)制御弁92のいずれ
か一方を省くことも可能であり、さらには両方(11
6,92)を省くことも可能である。あるいは、レジス
ト液リターン流路側だけに弁を設け、レジスト液吐出流
路側の弁(114)を省くことも可能である。
【0068】上記した実施形態におけるXY型のノズル
走査機構(64)や直角ジグザグ状の走査パターンは一
例であり、本発明の技術思想を限定するものではない。
種々の構造または方式の走査機構を使用することが可能
であり、任意の走査パターンを選択することができる。
【0069】また、本発明は、レジストノズルを用いて
被処理基板上に塗布液を供給する任意のアプリケーショ
ンに適用可能であり、走査式でなくても、たとえば静止
状態で塗布液を吐出する方式にも適用可能である。その
場合、時間的なシーケンスにしたがって流路切換部を制
御すればよい。本発明における塗布液としては、レジス
ト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配
線材料等の液体も可能である。本発明における被処理基
板はLCD基板に限らず、半導体ウエハ、CD基板、ガ
ラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能であ
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塗布装置
によれば、所望の塗布膜を得るための塗布液消費量を大
幅に節減可能であり、塗布液を細径で吐出する方式にお
いても応答性の優れた吐出制御を行うことができる。さ
らに、塗布液の吐出制御性と消費効率とを同時に改善す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置が適用可能な塗布現像処
理システムの構成を示す平面図である。
【図2】実施形態の塗布現像処理システムにおける処理
の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態によるレジスト塗布ユ
ニット(CT)内のノズル走査機構の構成を示す斜視図
である。
【図4】実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)にお
けるレジスト塗布処理部の要部の構成を示すブロック図
である。
【図5】実施形態における流路切換部の一構成例を示す
断面図である。
【図6】実施形態におけるレジスト塗布処理の手順を示
すフローチャートである。
【図7】実施形態におけるレジスト塗布処理の作用を模
式的に示す平面図である。
【図8】実施形態におけるレジスト塗布処理の作用を模
式的に示す斜視図である。
【図9】実施形態における流路切換部の一変形例の構成
を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態によるレジスト塗布
ユニット(CT)内の特徴部分の構成を示す一部断面正
面図である。
【図11】実施形態におけるレジスト塗布処理の作用を
模式的に示す平面図である。
【図12】従来技術におけるレジスト塗布処理の作用を
模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
40 レジスト塗布ユニット(CT) 62 レジストノズル 64 ノズル走査機構 78 レジスト液タンク 80 流路切換部 82,88,90 配管 84 ポンプ 92 圧力制御弁 100 制御部 114,116 ソレノイドバルブ 118 スピンチャック 120 駆動部 122 回転カップ 130 蓋体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/00 G03F 7/16 501 G03F 7/16 501 H01L 21/30 564Z Fターム(参考) 2H025 AA18 AB16 AB20 EA04 4D075 AC04 AC84 AC91 DA06 DB13 DC22 4F042 AA06 BA12 CA01 CB02 CB08 CB19 CB20 5F046 JA01 JA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に向けて所定の塗布液を吐出
    するためのノズルと、 前記塗布液を貯留する塗布液貯留部と、 前記塗布液貯留部と所定の流路分岐点とを結ぶ第1の流
    路と、 前記流路分岐点と前記ノズルの吐出口とを結ぶ第2の流
    路と、 前記流路分岐点と前記塗布液貯留部とを結ぶ第3の流路
    と、 前記塗布液貯留部から前記塗布液を前記第1の流路を介
    して前記流路分岐点側へ送るための塗布液供給手段と、 前記第2および第3の流路における前記塗布液の流れを
    制御する制御手段とを有する塗布装置。
  2. 【請求項2】 被処理基板に向けて所定の塗布液を吐出
    するためのノズルと、 前記被処理基板に対して前記ノズルを相対的に移動させ
    るための駆動手段と、 前記塗布液を貯留する塗布液貯留部と、 前記塗布液貯留部と所定の流路分岐点とを結ぶ第1の流
    路と、 前記流路分岐点と前記ノズルの吐出口とを結ぶ第2の流
    路と、 前記流路分岐点と前記塗布液貯留部とを結ぶ第3の流路
    と、 前記塗布液貯留部から前記塗布液を前記第1の流路を介
    して前記流路分岐点側へ送るための塗布液供給手段と、 前記被処理基板に対する前記ノズルの位置に応じて前記
    第2および第3の流路における前記塗布液の流れを制御
    する制御手段とを有する塗布装置。
  3. 【請求項3】 被処理基板に向けて所定の塗布液を吐出
    するためのノズルと、 前記ノズルより前記塗布液を吐出する動作を所定のシー
    ケンスで制御するシーケンス制御手段と、 前記塗布液を貯留する塗布液貯留部と、 前記塗布液貯留部と所定の流路分岐点とを結ぶ第1の流
    路と、 前記流路分岐点と前記ノズルの吐出口とを結ぶ第2の流
    路と、 前記流路分岐点と前記塗布液貯留部とを結ぶ第3の流路
    と、 前記塗布液貯留部から前記塗布液を前記第1の流路を介
    して前記流路分岐点側へ送るための塗布液供給手段と、 前記塗布液吐出動作のシーケンスにしたがって前記第2
    および第3の流路における前記塗布液の流れを制御する
    制御手段とを有する塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記第2の流路に設け
    られた第1の弁と、前記第3の流路に設けられた第2の
    弁とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記被処理基板上に設
    定された塗布領域に前記ノズルより前記塗布液を供給す
    る塗布モード中は前記第1の弁を開状態にするとともに
    前記第2の弁を閉状態にし、前記塗布モードの開始直前
    および終了直後においては前記第1の弁を閉状態にする
    とともに前記第2の弁を開状態にすることを特徴とする
    請求項4に記載の塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段が、前記第1および第2の
    弁の各開閉状態を独立的に制御することを特徴とする請
    求項4または5に記載の塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の弁が、前記第2の流路におけ
    る前記塗布液の流れをオン・オフするための第1の開閉
    弁を含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記
    載の塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の弁が、前記第2の流路におい
    て前記塗布液を所望の流量で流すための第1の流量制御
    弁を含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記
    載の塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の弁が、前記第2の流路におい
    て前記塗布液を所望の圧力で流すための第1の圧力制御
    弁を含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記
    載の塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の弁が、前記第3の流路にお
    ける前記塗布液の流れを選択的にオン・オフするための
    第2の開閉弁を含むことを特徴とする請求項4〜9のい
    ずれかに記載の塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の弁が、前記第3の流路にお
    いて前記塗布液を所望の流量で流すための第2の流量制
    御弁を含むことを特徴とする請求項4〜9のいずれかに
    記載の塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の弁が、前記第3の流路にお
    いて前記塗布液を所望の圧力で流すための第2の圧力制
    御弁を含むことを特徴とする請求項4〜9のいずれかに
    記載の塗布装置。
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