JP2002162573A - 空間変調器及び画像表示装置 - Google Patents

空間変調器及び画像表示装置

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JP2002162573A
JP2002162573A JP2000358206A JP2000358206A JP2002162573A JP 2002162573 A JP2002162573 A JP 2002162573A JP 2000358206 A JP2000358206 A JP 2000358206A JP 2000358206 A JP2000358206 A JP 2000358206A JP 2002162573 A JP2002162573 A JP 2002162573A
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JP
Japan
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light
display device
incident
image display
spatial modulator
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Application number
JP2000358206A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suganuma
洋 菅沼
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速に且つ簡便に画像をカラー表示する。 【解決手段】 ランプ31から出射した白色光を、体積
型ホログラム素子33によって赤色光、緑色光、及び青
色光の3色の光に分波し、シリンドリカルレンズ34に
よってGLV20に集光する。GLV20によって、各
色の光をそれぞれ独立して空間的に変調し、シリンドリ
カルレンズ34を介して体積型ホログラム素子33に入
射させる。この体積型ホログラム素子33によって、3
色の光を合波した後に、ガルバノミラー35によって所
定の方向に走査し、投影レンズ36を介して投影面37
にカラー表示された画像を投影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を表示する画
像表示装置に関する。また、このような画像表示装置に
用いるに好適な空間変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光を投影することにより画像
を表示する各種の表示装置が実用化されている。このよ
うな表示装置において、投影する光を表示する画像に応
じて変調する空間変調器としては、例えば、液晶パネル
やDMD(Digital MicromirroDevice)などが用いられ
ている。
【0003】ここで、例えば液晶パネルを用いて表示装
置を構成した場合には、入射した光のうちの大部分が、
カラーフィルタや画素間のフレームによって吸収や反射
されてしまう。このため、高い輝度を得るためには、大
出力の光源を用いる必要があり、消費電力が増大してし
まう。
【0004】そこで、液晶パネルの各画素(ピクセル)
に対して色分解した光をそれぞれ入射させるために、マ
イクロレンズと体積型ホログラム素子とを用いて実現す
る手法が提案されている(Applied Optics,Vol.36,476
1,1997)。また、同様の目的を達成するために、回折格
子(グレーティング)を用いて色分解を行うという提案
(Applied Optics,Vol.17,2273,1978)や、回折型光学
素子を用いて色分解を行うという提案(Applied Optic
s,Vol.38,7193,1999),(Opt.Lett.18,1214,1993)な
どがなされている。
【0005】体積型ホログラム素子は、通常のグレーテ
ィングや平面型ホログラム素子と比較して、回折効率や
波長分解能が高いため、各種の用途に広く適する理想的
な光学特性を示すことが知られている。しかしながら、
体積型ホログラム素子は、材料自体の安定性が低く、熱
による膨張や湿度に対する安定性などに問題がある。と
ころが、近年では、このような体積型ホログラム素子を
利用してメモリ素子を構成する技術に対する関心が高ま
ったことによって材料開発が進み、広く実用に耐え得る
優れた特性を示す体積型ホログラム素子が実用化されつ
つある。このような体積型ホログラム素子のひとつとし
て、PDA(Phoropolymer with Diffusion Amplificat
ion)を挙げることができる(SPIE Proc.,Vol.3740,25
8,1999)。
【0006】また、近年では、マイクロマシンによって
自在に駆動することが可能な回折格子(グレーティン
グ)の研究・開発が進められている。そこで、このよう
な回折格子を、表示画像に応じて投影する光を変調する
空間変調器として用いた表示装置に関する提案がなされ
ており、注目を集めている(USP5311360)。
【0007】このように、空間変調器として用いられる
マイクロマシン型の回折格子は、一般にグレーティング
ライトバルブ(GLV:Grating Light Bulb)と称され
ており、従来から空間変調器として用いられているよう
な液晶パネルやDMDと比較して、高速で動作させるこ
とができるとともに、各種の半導体製造技術を用いて低
コストで製造することができるといった特徴を有してい
る。
【0008】したがって、GLVを用いて表示装置を構
成することにより、継ぎ目がなく鮮明で明るい画像を表
示できる表示装置を、低コストで実現できるものとして
期待されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではG
LVを空間変調器として用いた表示装置が各種提案され
ているものの、このGLVが従来から広く空間変調器と
して用いられている液晶パネルやDMDとは全く異なる
構成により空間変調を行うため、未だ具体的且つ効率的
な画像表示を行う手法が確立されていないのが実状であ
る。
【0010】すなわち、過去に提案されているGLVを
用いた表示装置では、画像を表示するための光学系が複
雑であるため、実際に実現しようとすると、装置全体の
大型化・複雑化を招いてしまうといった問題がある。
【0011】本発明は、上述した従来の実状を鑑みてな
されるものであり、画像を高速に且つ簡便にカラー表示
することが可能な画像表示装置を提供することを目的と
する。また、このような画像表示装置に用いるに好適な
空間変調器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空間変調器
は、基板上に、複数の微小なリボンが一次元的に配設さ
れてなるリボン列を複数備える。上記各リボン列におけ
る各リボンは、それぞれ独立して駆動されることによ
り、上記基板の主面に対して上昇又は下降自在とされて
なる。また、上記各リボン列は、それぞれ異なる波長域
の光が入射されるとともに、入射された光を空間的に変
調して反射することを特徴とする。
【0013】以上のように構成された本発明に係る空間
変調器は、一次元的に配設された複数のリボン列によっ
て、それぞれ異なる波長域の光を空間的に変調すること
ができる。また、本発明に係る空間変調器は、各種の半
導体製造技術を用いて微小に製造することができ、極め
て高速に動作させることが可能であることから、画像表
示装置における空間変調器として用いるに好適とするこ
とができる。さらに、本発明に係る空間変調器は、変調
する波長域の光毎にリボン列を備え、これらリボン列が
基板上に一体的に備えられていることから、画像表示装
置における空間変調器として用いた場合に、部品点数を
削減することができるだけでなく、各波長域の光毎にリ
ボン列を位置合わせすることを不要とすることができ
る。
【0014】また、本発明に係る画像表示装置は、光源
と、空間変調器と、合波機構と、投影機構とを備える。
上記光源は、所定の波長域の光を出射する。上記空間変
調器は、上記光源から出射された光が波長域毎に一次元
的に入射されるとともに、各光の入射位置にそれぞれ一
次元型の空間変調素子が複数配設されてなり、入射され
た光を各空間変調素子により波長域毎に空間的に変調す
る。上記合波機構は、上記空間変調器によって波長域毎
に変調された光を合波して所定の方向に出射する。上記
投影機構は、上記合波機構によって合波された光を所定
の方向に走査して投影することにより画像を表示する。
【0015】以上のように構成された本発明に係る画像
表示装置は、一次元型の空間変調素子が波長域毎に配設
された空間変調器によって光を変調し、この空間変調器
によって波長域毎に変調された光を合波した後に、所定
の方向に走査することによって画像を表示する。したが
って、空間変調器における一次元型の空間変調素子によ
って、波長域毎に光を独立して変調することが容易とな
る。また、一次元型の空間変調素子が複数配設されてな
る空間変調器を用いることによって、部品点数を削減す
ることができるとともに、各波長域の光毎に空間変調素
子の位置合わせを行うことを不要とすることができる。
【0016】なお、本発明に係る画像表示装置におい
て、空間変調器としては、一次元型の空間変調素子とし
て、基板上に複数の微小なリボンが一次元的に配設され
てなるリボン列を複数備え、上記各リボン列における各
リボンは、それぞれ独立して駆動されることにより、上
記基板の主面に対して上昇又は下降自在とされてなる空
間変調器を用いることが望ましい。このような空間変調
器は、各種の半導体製造技術を用いて微小に製造するこ
とができ、極めて高速に動作させることが可能である。
したがって、十分に豊富な情報量で画像を表示すること
ができる。また、装置全体の構成を簡略化することがで
きるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0017】また、本発明に係る画像表示装置におい
て、上記合波機構は、例えば、体積型ホログラム素子、
平面型ホログラム素子、回折格子、又はダイクロイック
ミラーなどによって実現することができる。これによ
り、上記空間変調器によって波長域毎に変調された光を
合波して所定の方向に出射することができる。
【0018】具体的には、例えば、それぞれ異なる方向
から入射された光を合成して一定の方向に出射するよう
に多重記録された体積型ホログラム素子によって上記合
波機構を実現することができる。また、例えば、異なる
方向から入射された光をそれぞれ一定の方向に出射する
複数の体積型ホログラム素子によって上記合波機構を実
現することができる。
【0019】本発明に係る画像表示装置においては、特
に体積型ホログラム素子によって合波機構を実現するこ
とによって、光利用効率を向上させることができるた
め、光源における出力を低減した場合であっても、表示
する画像の輝度を向上させることができ、低消費電力化
及び高画質化を図ることができる。また、体積型ホログ
ラム素子を用いることによって、光学系の構成を簡素化
することができ、装置全体の小型化を進めるとともに、
信頼性を向上させることができる。
【0020】このような体積型ホログラム素子として
は、例えばPDA(Photopolymer with Diffusion Ampl
ification)を用いることが望ましい。これにより、本
発明に係る画像表示装置は、空間変調器において高い回
折効率や波長分解能を確保することができ、高品質な画
像を高精度に表示することができる。また、空間変調器
が熱により膨張してしまったり、湿度変化によって特性
が変化してしまうことを抑制して、安定して確実に画像
を表示することができる。
【0021】また、本発明に係る画像表示装置におい
て、上記光源としては、それぞれ異なる波長域の光を出
射し、出射した光を上記空間変調器の空間変調素子にそ
れぞれ入射する複数の光源部を備えていることが望まし
い。これにより、色特性や出力の調整を各光源部におい
て独立して行うことが可能となり、装置設計における自
由度を向上させることができる。
【0022】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
光源から出射された光をそれぞれ異なる波長域の光に分
波して、分波した光を上記空間変調器の空間変調素子に
それぞれ入射させる分波機構を備えていてもよい。これ
により、単一の光源を用いて複数の波長域の光を得るこ
とができる。
【0023】この場合に、上記分波機構としては、例え
ば、体積型ホログラム素子、平面型ホログラム素子、回
折格子、又はダイクロイックミラーなどによって実現す
ることができる。これによって、単一の光源からの光を
分波して、それぞれ空間変調素子に入射させることがで
きる。
【0024】具体的には、例えば、一定の方向から入射
された光を波長域毎に分波して、それぞれ異なる方向に
出射するように多重記録された体積型ホログラム素子に
よって上記分波機構を実現することができる。また、例
えば、一定の方向から入射された光をそれぞれ異なる方
向に出射する複数の体積型ホログラム素子によって上記
分波機構を実現することができる。
【0025】本発明に係る画像表示装置においては、特
に体積型ホログラム素子によって分波機構を実現するこ
とによって、光利用効率を向上させることができるた
め、光源における出力を低減した場合であっても、表示
する画像の輝度を向上させることができ、低消費電力化
及び高画質化を図ることができる。また、体積型ホログ
ラム素子を用いることによって、光学系の構成を簡素化
することができ、装置全体の小型化を進めるとともに、
信頼性を向上させることができる。
【0026】このような体積型ホログラム素子として
は、例えばPDA(Photopolymer with Diffusion Ampl
ification)を用いることが望ましい。これにより、本
発明に係る画像表示装置は、空間変調器において高い回
折効率や波長分解能を確保することができ、高品質な画
像を高精度に表示することができる。また、空間変調器
が熱により膨張してしまったり、湿度変化によって特性
が変化してしまうことを抑制して、安定して確実に画像
を表示することができる。
【0027】さらに、本発明に係る画像表示装置におい
ては、例えば、以下のような構成とすることによって、
画像をカラー表示することができる。すなわち、上記空
間変調器の各空間変調素子は、表示する画像における異
なる領域に相当する光を変調するよう構成する。また、
上記投影機構は、上記空間変調器の各空間変調素子によ
り変調された光を波長域毎に異なる位置に投影するとと
もに、各光を投影する位置を調整して順次走査するよう
構成する。これにより、カラー表示された画像を全体と
して表示することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】本発明に係る波長変換器は、基板上に、複
数の微小なリボンが一次元的に配設されてなるリボン列
を複数備え、各リボン列にそれぞれ異なる波長域の光が
入射されることにより、入射された光を空間的に変調し
て反射することを特徴のひとつとされている。このよう
な空間変調器としては、具体的には、マイクロマシン型
の回折格子を用いることができる。マイクロマシン型の
回折格子は、空間変調器として用いられる場合に、一般
にグレーティングライトバルブ(GLV:Grating Ligh
t Bulb)と称される。
【0030】そこで、以下では、本発明の実施の形態に
ついて説明するに先立って、本発明の原理について説明
する。
【0031】GLVは、各種の半導体製造技術によって
基板上に複数の微小なリボンが形成されてなる。そし
て、各々のリボンは、圧電素子などによって自在に上昇
又は下降することが可能とされている。このように構成
されたGLVは、各リボンが高さを動的に駆動され、所
定の波長域の光を照射されることによって、全体として
位相型の回折格子(グレーティング)を構成している。
すなわち、GLVは、光が照射されることによって±1
次(もしくはさらに高次)の回折光を発生する。
【0032】そこで、このようなGLVに対して光を照
射し、0次の回折光を遮光しておくことにより、GLV
の各リボンを上下に駆動することによって回折光を点滅
させて、これにより画像を表示することが可能となる。
【0033】従来から、GLVの上述したような特性を
利用して画像を表示する表示装置が各種提案されてい
る。従来の表示装置では、表示する平面画像の構成単位
(以下、画素と称する。)を表示するに際して、6本程
度のリボンで1画素を表示している。また、1画素に相
当するリボンの組は、それぞれ隣接するリボン同士を交
互に上昇又は下降させている。
【0034】しかしながら、GLVにおける各リボンを
独立して配線し、各々独立して駆動することができれ
ば、任意の一次元の位相分布を生成することができる。
このように構成されたGLVは、反射型の一次元位相型
空間変調器と考えることができる。
【0035】そこで、本発明における空間変調器として
は、上述したようにして、反射型の一次元位相型空間変
調器として構成されたGLVを用いることができる。す
なわち、例えば図1に示すように、GLV10の各リボ
ン11をそれぞれ独立して駆動することにより、任意の
位相分布を生成しておく。このGLV10に対して、位
相が揃った所定の波長域の光を、図1中の矢印で示すよ
うに入射することによって、この入射光を変調して反射
させ、図2に示すように、任意の一次元の波面を生成す
ることができる。
【0036】本発明に係る空間変調器は、このような原
理を利用して、リボンが一次元的に配設されてなるリボ
ン列を、入射される波長域の光毎に複数備えて構成され
ていることを特徴とする。そこで、以下では、本発明に
係る空間変調器の具体的な一構成例として、図3に示す
ようなGLV20について説明する。
【0037】GLV20は、図3に示すように、基板2
1上に、複数の微小なリボン22が形成されている。各
リボン22は、駆動用の電気回路や配線などにより構成
された駆動部23を備え、この駆動部23により、基板
21の主面に対して上昇又は下降自在に駆動される。
【0038】また、GLV20において、各リボン22
は、一次元的に配設されており、リボン列を構成してい
る。リボン列は、入射される光の波長域毎に複数配設さ
れている。具体的には、例えば図3に示す例において、
GLV20は、赤色光、緑色光、及び青色光の3色の光
が入射されるよう構成されており、これらの光が入射さ
れる位置に、それぞれ、赤色用リボン列24r、緑色用
リボン列24g、生食用リボン列24bが互いに平行と
なる位置に並んで配設されている。なお、以下では、こ
れらのリボン列24r,24g,24bを総称して、単
にリボン列24と称する。
【0039】そして、各リボン列24は、各リボン22
が独立して駆動可能とされており、それぞれ、図1及び
図2で説明したように、任意の位相分布を生成すること
が可能とされている。したがって、GLV20は、入射
された赤色光、緑色光、及び青色光に対して、それぞれ
赤色用リボン列24r、緑色用リボン列24g、及び生
食用リボン列24bにより、各色毎に独立して任意の一
次元の波面を生成することができる。
【0040】以上のように構成されたGLV20は、各
種の半導体製造技術を用いて微小に製造することがで
き、極めて高速に動作させることができる。したがっ
て、例えば、画像表示装置における空間変調器として用
いるに好適とすることができる。また、GLV20は、
変換する波長域の光毎にリボン列24を備え、これらリ
ボン列24が基板21上に一体的に備えられていること
から、画像表示装置における空間変調器として用いた場
合に、部品点数を削減することができるだけでなく、各
波長域の光毎にリボン列を位置合わせすることを不要と
することができる。
【0041】なお、上述の説明において、GLV20
は、赤色光、緑色光、及び青色光の3色の光が入射さ
れ、これらの光にそれぞれ対応する3つのリボン列24
を備えるとしている。しかしながら、本発明に係る空間
変調器としては、3つのリボン列を備えることに限定さ
れるものではなく、入射される光の数に対応する数のリ
ボン列を備えるとすればよい。
【0042】また、上述の説明において、GLV20
は、各リボン列24が互いに平行となる位置に並んで配
設されるとしている。しかしながら、本発明に係る空間
変調器においては、各リボン列の配設位置に限定される
ものではない。
【0043】具体的には、例えば、図4に示すように、
赤色用リボン列24r、緑色用リボン列24g、及び青
色用リボン列24bを、一次元的(直線的)に配設し、
各リボン列24に対応した光をそれぞれの位置に入射さ
せるとしてもよい。ただし、この場合には、図3に示す
ように互いに平行となる位置に配設した場合と比較し
て、GLV20自体のサイズが図中横方向に大きくなる
だけでなく、画像表示装置における光学系が複雑化・大
型化してしまう虞が生じる。
【0044】また、例えば、図5に示すように、複数の
リボン22を一次元的(直線的)に配設し、赤色光に対
応したリボン22r、緑色光に対応したリボン22g、
青色光に対応したリボン22bを順次並べて配設しても
よい。すなわち、この場合には、各色に対応したリボン
列24が、いわば「入れ子構造」的に配設されている場
合に相当する。このように各リボン22が配設されたG
LV20は、画像表示装置における空間変調器として用
いられるに際して、例えば、従来から用いられている液
晶パネルに各色光を入射させる場合と同様にして、マイ
クロレンズアレイや各種のホログラム素子を用いて、各
色光をそれぞれに対応したリボン22に入射させること
ができる。しかしながら、この場合には、図3に示した
場合と比較して、光学系の複雑化・大型化を招いてしま
うといった虞が生じる。
【0045】つぎに、本発明に係る画像表示装置の一構
成例として、図6に示すような表示装置30について説
明する。表示装置30は、空間変調器により変調された
光を走査して投影することによって画像を表示する装置
である。なお、以下では、表示装置30における空間変
調器として、上述したGLV20を用いて構成した場合
について説明する。
【0046】表示装置30は、図6に示すように、所定
の波長域の光を出射する光源として、白色光を出射する
ランプ31を備えている。なお、表示装置30において
は、ランプ31を光源とすることに限定されるものでは
なく、例えば、発光ダイオード、半導体レーザ発振器な
どを光源として用いてもよいし、或いは、外部から取り
入れた自然光を光源として用いるとしてもよい。
【0047】また、表示装置30は、ランプ31から出
射された光の光路上に、コリメータレンズ32と、体積
型ホログラム素子33と、シリンドリカルレンズ34
と、GLV20とを備えている。
【0048】コリメータレンズ32は、ランプ31から
出射された光が入射されるとともに、この光を平行光と
して、体積型ホログラム素子33に入射する。
【0049】体積型ホログラム素子33は、コリメータ
レンズ32によって平行光とされた光が入射されるとと
もに、この光を所定の波長域毎に分波し、赤色光、緑色
光、及び青色光としてシリンドリカルレンズ34に入射
する。この体積型ホログラム素子33は、例えば、赤色
光、緑色光、及び青色光をそれぞれ異なる角度に回折し
て出射するように多重記録された体積型ホログラム素子
であり、各色の光を平行光としたまま、異なる角度で出
射する。
【0050】シリンドリカルレンズ34は、体積型ホロ
グラム素子33によって分波された赤色光、緑色光、及
び青色光をそれぞれ集光して、図7に示すように、GL
V20の赤色用リボン列24r、緑色用リボン列24
g、及び青色用リボン列24bに入射させる。
【0051】GLV20は、入射された3色の光をそれ
ぞれ、赤色用リボン列24r、緑色用リボン列24g、
及び青色用リボン列24bによって空間的に変調し、任
意の一次元的な波面として反射する。すなわち、GLV
20は、表示装置30において、空間変調器としての機
能を果たしている。
【0052】また、表示装置30は、GLV20によっ
て反射された光が、再びシリンドリカルレンズ34、及
び体積型ホログラム素子33に入射されるように構成さ
れている。
【0053】すなわち、GLV20によってそれぞれ独
立して空間的な変調を施された赤色光、緑色光、及び青
色光は、シリンドリカルレンズ34によって平行光とさ
れ、体積型ホログラム素子33に入射される。そして体
積型ホログラム素子33は、入射された赤色光、緑色
光、及び青色光を合波して出射する。このとき、体積型
ホログラム素子33は、コリメータレンズ32側からの
光の入射時との対照性から明らかであるとおり、シリン
ドリカルレンズ34から入射された3色の光が同一の方
向に回折され、これら3色の光を合波して一定の方向に
出射する。したがって、表示装置30では、色収差の補
正を十分に行うことによって、体積型ホログラム素子3
3によって合波された光を同一の光学系で扱うことが可
能となる。
【0054】そこで、表示装置30は、体積型ホログラ
ム素子33から出射された光の光路上に、ガルバノミラ
ー35と、投影レンズ36とを備える。
【0055】ガルバノミラー35は、例えば、図6中矢
印Aで示す方向に回動自在とされており、入射された光
を反射して、図6中矢印Bで示す方向に走査する。そし
て、表示装置30は、ガルバノミラー35によって走査
された光を、投影レンズ36を介して投影することによ
り、投影面37において画像を表示する。すなわち、こ
の表示装置30において、ガルバノミラー35及び投影
レンズ36は、画像を構成する光を所定の方向に走査し
て投影する投影機構としての機能を果たしている。
【0056】なお、表示装置30においては、ガルバノ
ミラー35によって所定の方向に光を走査することに限
定されるものではなく、例えば、ミラーアレイやポリゴ
ンミラーなどを用いて走査してもよいし、体積型ホログ
ラム素子や平面型ホログラム素子などの各種回折格子を
用いて走査するとしてもよい。また、例えば、一次元的
に変調された波面に対して垂直な方向だけに走査するこ
とに限定されるものではなく、垂直方向と水平方向とに
渡って二次元的に走査してもよい。
【0057】以上のように構成された表示装置30は、
GLV20によって波長域毎に赤色光、緑色光、及び青
色光を変調し、変調された光を合波した後に、所定の方
向に走査することによって画像を表示している。したが
って、波長域毎に光を徳利津して変調することを容易と
することができる。また、表示装置30は、赤色用リボ
ン列24r、緑色用リボン列24g、及び青色用リボン
列24bが基板上に一体的に形成されたGLV20を空
間変調器として用いていることから、部品点数を削減す
ることができるとともに、各波長域の光毎に光学系の位
置合わせを行うことを不要とすることができる。
【0058】なお、表示装置30において空間変調器と
して用いるGLV20は、図3に示したように、赤色
光、緑色光、及び青色光の3色の光に対応したリボン列
24が、互いに平行となる位置に配設されたものを用い
ることに限定されるものではない。表示装置30におい
ては、例えば、図4に示したように、3色の光に対応し
たリボン列24が直線的に配設されたGLV20を用い
てもよいし、図5に示したように、3色の光に対応した
リボン22が順次並べて配設されたGLV20を用いる
としてもよい。ただし、この場合には、図3に示すよう
にリボン列24が配設されたGLV20を用いる場合と
比較して、光学系が複雑化・大型化してしまう虞が生じ
る。
【0059】このようなGLV20は、各種の半導体製
造技術を用いて微小に製造することができ、極めて高速
に動作させることが可能である。したがって、表示装置
30は、GLV20を空間変調器として用いることによ
り、十分に豊富な情報量で画像を表示することができ
る。また、装置全体の構成を簡略化することができると
ともに、低コスト化を図ることができる。
【0060】また、GLVは、各リボンをアナログ的に
駆動することもできることから、入射された光のうち、
所定の波長域の光を選択的に回折することもできる。し
たがって、表示装置30においては、例えば、図8に示
すように、単一のリボン列24を備えるGLV20を空
間変調器として用いることもできる。
【0061】この場合には、GLV20における単一の
リボン列24自体を高速で動作させることによって、所
定の波長域の光を順次選択的に回折するよう高速に動作
させる。これによって、例えば、赤色光、緑色光、及び
青色光の3色の光を時間的にずらして空間的に変調し、
これら3色の光を投影面37において合成することによ
りカラー表示された画像を投影することができる。
【0062】ただし、この場合には、表示装置30にお
ける光源として、例えば白色光ランプなどのように連続
的に光を出射する光源を用いると、時間的に、光源の光
の利用効率が1/3となってしまうため、表示する画像
の輝度が低下してしまう虞が生じる。
【0063】また、表示装置30においては、GLV2
0を空間変調器として用いることに限定されるものでは
なく、一次元型の空間変調素子が波長域毎に配設された
空間変調器によって光を変調するように構成することが
できれば、各種の空間変調器を用いることができる。こ
のような空間変調器としては、GLVの他に、例えば、
PLZTを用いたシャッターアレイ(以下、PLZTシ
ャッターアレイと称する。)を用いることができる。
【0064】PLZTシャッターアレイは、GLVと同
様に極めて高速に動作させることが可能であるため、表
示装置30における空間変調器として用いることがで
き、これにより、画像のカラー表示を実現することがで
きる。ただし、GLVが反射型の空間変調器であるのに
対して、PLZTシャッターアレイは、一般的に透過型
の空間変調器として用いられることから、表示装30に
おける空間変調器として用いる場合には、この表示装置
30における光学系を適宜変形することが望ましい。
【0065】ところで、上述した表示装置30において
は、ランプ31からの白色光を体積型ホログラム素子3
3によって3色の光に分波し、分波した光をシリンドリ
カルレンズ34によって集光してそれぞれGLV20の
リボン列24に入射させている。また、GLV20によ
って変調された3色の光をシリンドリカルレンズ34に
よってそれぞれ平行光とし、この3色の平行光を体積型
ホログラム素子33によって合波して一定の方向に出射
している。すなわち、表示装置30においては、体積型
ホログラム素子33及びシリンドリカルレンズ34が、
光源(ランプ31)から出射された光をそれぞれ異なる
波長域の光に分波して、分波した光を空間変調器(GL
V20)の空間変調素子(リボン列24)にそれぞれ入
射させる分波機構としての機能を有しているとともに、
空間変調器(GLV20)によって波長域毎に変調され
た光を合波して所定の方向に出射する合波機構としての
機能を有している。
【0066】このような合波機構或いは分波機構として
は、体積型ホログラム素子33とシリンドリカルレンズ
34との組み合わせによって構成することに限定される
ものではなく、例えば、体積型ホログラム素子、平面型
ホログラム素子、各種の回折格子、或いはダイクロイッ
クミラーなどによって構成してもよい。そこで、以下で
は、表示装置30における合波機構及び分波機構につい
て説明する。
【0067】表示装置30において、合波機構や分波機
構は、体積型ホログラム素子33を利用する以外に、各
種の回折格子(グレーティング)や平面型ホログラム素
子などを利用して構成することができる。例えば、通常
のレリーフ型の回折格子を合波機構や分波機構として利
用する場合には、回折効率が光の波長に依存して低下し
てしまうため、格子の形状や深さを調節する必要があ
る。
【0068】ここで、格子のピッチがΛであるホログラ
ム素子又は回折格子に対して、波長がλである光を入射
させる場合について考える。このとき、光の入射角をΘ
とし、出射角をΨとすると、以下の式1に示す関係が成
立する。
【0069】 sinΘ−sinΨ=mλ/Λ ・・・(式1) 以下では、まず、回折次数m=1である平面型回折格子
について考えるが、平面型ホログラム素子の場合には、
回折次数mは2以上、又は−1以下の整数であってもよ
い。
【0070】この平面型回折格子に対して、波長がそれ
ぞれ、λ,λ,λである3色の光が入射すると
し、それぞれの光の入射角をΘ(i=1,2,3)、
出射角をΨ(i=1,2,3)とする。この場合、以
下の式2乃至式4に示す関係が成立する。
【0071】 sinΘ−sinΨ=λ/Λ ・・・(式2) sinΘ−sinΨ=λ/Λ ・・・(式3) sinΘ−sinΨ=λ/Λ ・・・(式4) このとき、これら3色の光は、シリンドリカルレンズ3
4の焦点距離をfとすると、GLV20上において光軸
からftanΨだけ離れた位置に集光される。したが
って、GLV20においては、これら3色の光に対応し
たリボン列24を、それぞれの光に対応する位置に配設
する。
【0072】ここで、表示装置30の光源(ランプ3
1)から出射される光が白色光であるときには、Θ=Θ
(i=1,2,3)とすることができる。このとき、
格子のピッチΛ=1μm(すなわち、1000格子/m
m)とし、sinΨ=Ψと近似すると、以下の式5及び
式6に示す関係が成立する。
【0073】 Ψ−Ψ=λ−λ ・・・(式5) Ψ−Ψ=λ−λ ・・・(式6) ここで、3色の光をそれぞれ、波長λ=0.46μm
の青色光、波長λ=0.52μmの緑色光、波長λ
=0.64μmの赤色光とし、シリンドリカルレンズ3
4の焦点距離をf=10mmとすれば、GLV20にお
ける赤色用リボン列24rと緑色用リボン列24gとの
間隔は1.2mm、緑色用リボン列24gと青色用リボ
ン列24bとの間隔は600μmとすればよいことがわ
かる。GLV20における各リボン列24をこの間隔と
することにより、GLV20の配設位置をシリンドリカ
ルレンズ34の焦点面内で調節することにより、3色の
光をそれぞれ対応したリボン列24に入射させることが
できる。
【0074】ただし、合波機構又は分波機構として、平
面型回折格子を用いる場合には、0次或いは高次の回折
光が生じるため、これらの回折光が迷光とならないよう
にGLV20の配設位置を調整することが望ましい。
【0075】また、例えば、合波機構又は分波機構とし
てブレーズド型回折格子を用いることを考えると、光の
入射角をΘ、屈折率をn、中心波長をλ、使用波長
をλとして、k次の回折光の回折効率ηは、以下の式
7に示す関係が成立する。 η=[sin[π(k−φ)]/π(k−φ)] ・・・(式7) ただし、上記の式7中におけるφは、以下の式8に示
す値である。 φ=λ[(n−sinΘ1/2−cosΘ]/λ(n−1)・・ ・(式8) ここで、合波機構又は分波機構としてブレーズド型回折
格子を用いた場合について、回折光の次数k=1、λ
=0.55μm、屈折率n=1.5と、光を垂直に入射
させたときの回折効率ηと使用波長λとの関係を、図
9に示す。図9に示す結果から明らかであるように、こ
のブレーズド型回折格子は、波長がそれぞれ0.46μ
m、0.52μm、及び0.64μmである青色光、緑
色光、及び赤色光に対して、それぞれ、およそ88%、
99%、94%の回折効率を得られることがわかる。
【0076】また、合波機構又は分波機構として体積型
ホログラム素子を用いた場合を考えると、この体積型ホ
ログラム素子のホログラムを平面波と平面波との干渉に
よって記録した場合でも、格子ベクトルの方向による位
相整合を考慮することが重要となる。体積型ホログラム
素子において、ホログラムの記録時と異なる方向から光
が入射される場合や、記録時と異なる波長の光が入射さ
れる場合には、位相の不整合が生じ、回折効率が低下す
る虞が生じる。また、異なる波長に対する位相不整合
を、入射光の入射角をそれぞれの波長で変えることによ
り、同一方向に回折させる場合にも位相不整合が生じて
しまう。
【0077】具体的には、例えば、図10に示すよう
に、ホログラムの記録時に、それぞれ波長が異なる3色
の光を図10中の矢印w,w,wに示す格子ベク
トルで記録した場合を考えると、記録時とは異なる格子
ベクトルの光を入射させて再生を行ったとき、すなわち
図10中の矢印r,r,rに示す格子ベクトルで
再生される光に位相不整合が生じる。なお、図10は、
k−空間における各波長の光に対する位相不整合を説明
する図である。したがって、単一の体積型ホログラム素
子33によって合波機構又は分波機構を構成する場合に
は、この位相不整合を考慮してホログラムを記録するこ
とが重要となる。
【0078】そこで、合波機構又は分波機構を単一の体
積型ホログラム素子33によって構成するとせずに、例
えば図11に示すように、複数の体積型ホログラム素子
33a,33bを積層することによって、合波機構又は
分波機構を構成してもよい。すなわち、例えば、第1の
体積型ホログラム素子33aによって赤色光Wを回折
させるとともに、第2の体積型ホログラム素子33bに
よって青色光Wを赤色光Wと同一の方向に回折させ
る。また、これら第1及び第2の体積型ホログラム素子
33a,33bは、緑色光Wを回折せずに直進して透
過させ、赤色光Wと同一の方向に出射させるようにす
る。このようにして、各体積型ホログラム素子33a,
33bで特定の波長域の光を選択的に回折させることに
よって合波機構又は分波機構を構成してもよい。
【0079】また、表示装置30においては、図12に
示すように、単一の体積型ホログラム素子33にホログ
ラムを多重記録することによって、青色光W、赤色光
、及び緑色光Wをそれぞれ同一の方向に出射させ
てもよい。通常、多重記録されたホログラム素子は、多
重度の2乗に反比例して回折効率が低下してしまう。し
かしながら、体積型ホログラム素子33を、屈折率変動
幅が大きい記録材料によって形成することにより、十分
に高い回折効率を得ることができる。
【0080】また、表示装置30においては、透過型の
ホログラム素子を合波機構又は分波機構として用いるこ
とに限定されず、反射型のホログラム素子を用いて合波
機構又は分波機構を構成してもよい。
【0081】ところで、上述した表示装置30の説明に
おいては、体積型ホログラム素子33によって平行光と
された光をGLV20に集光し、このGLV20から反
射された光を再び体積型ホログラム素子33に入射させ
るために、シリンドリカルレンズ34を用いている。す
なわち、このシリンドリカルレンズ34は、入射光をG
LV20に集光する機能を有しているとともに、GLV
20からの反射光を一次元面内でコリメートする機能を
有している。
【0082】表示装置30においては、単一のシリンド
リカルレンズ34によって上述した機能を実現してもよ
いし、3色の光に生じる色収差を抑制するために、複数
のレンズの組み合わせによって実現してもよい。また、
シリンドリカルレンズ34を用いることに限定されるも
のではなく、回折型レンズ、屈折率分布型レンズ、或い
はフレネルレンズなどの各種の光学レンズによって実現
してもよい。
【0083】なお、表示装置30においては、図6に示
すように、シリンドリカルレンズ34の前側焦点面に体
積型ホログラム素子33を配設し、後側焦点面にGLV
20を配設する場合に、体積型ホログラム素子33に、
GLV20の形状に対応したアパーチャを設けることが
望ましい。これにより、不要な迷光の発生を防止するこ
とができる。
【0084】また、表示装置30においては、シリンド
リカルレンズ34を用いて上述した機能を実現すること
に限定されるものではなく、このシリンドリカルレンズ
34の代わりに、例えば凸レンズを用いてもよい。
【0085】シリンドリカルレンズ34を用いた場合に
は、図13に示すように、入射側スリットへの入射光
は、アスペクト比の高い略々平行光となる。しかしなが
ら、図14に示すように、凸レンズ40を用いた場合に
は、図14中のY軸方向にも集光が行われることから、
アスペクト比の高い略々平行光をシリンドリカルレンズ
によってY軸お含む面内で凸レンズ40の焦点に集光す
ることが必要となる。図13及び図14から明らかであ
るとおり、いずれの場合においても、X軸を含む面内で
は幾何光学的には同様である。なお、図13及び図14
においては、シリンドリカルレンズ33の焦点面、及び
凸レンズ40の焦点面で、入射光が重なるようにしてい
る。これは、赤色光、緑色光、及び青色光の3色の光を
光学的に合波することを考慮してのことである。
【0086】表示装置30においては、GLV20によ
り生じる0次光を除去する必要があるが、このように3
色の光を合波していることから、例えば、合波後の光学
系に0次光を除去するフィルタを配設することにより、
1枚のフィルタで3色の光について0次光を除去するこ
とができる。
【0087】つぎに、以下では、本発明に係る画像表示
装置の別の一構成例として、図15に示すような表示装
置50について説明する。なお、以下の説明において
は、上述した表示装置30との相違点についてのみ説明
することとし、表示装置30と同一及び同等の部位につ
いては、図6と同一の符号を付すこととする。
【0088】表示装置50は、図15に示すように、そ
れぞれ赤色光、緑色光、及び青色光を出射する光源とし
て、第1のレーザ発振器51r、第2のレーザ発振器5
1g、及び第3のレーザ発振器51bを備えている。な
お、以下の説明においては、第1乃至第3のレーザ発振
器51r,51g,51bを総称して、単にレーザ発振
器51と称することとする。
【0089】これらレーザ発振器51は、各色の光を出
射する半導体レーザ素子によって構成してもよいし、例
えば非線形光学結晶によって波長変換を施すことにより
各色のレーザ光を出射するようなレーザ発振器によって
構成してもよい。また、表示装置50においては、レー
ザ発振器51の代わりに、3色の光をそれぞれ出射する
発光ダイオードによって光源を構成してもよい。
【0090】また、表示装置50では、各レーザ発振器
51によって出射された光の光路上に、それぞれ、赤色
用コリメータレンズ52r、緑色用コリメータレンズ5
2g、及び青色用コリメータレンズ52bを備えてい
る。なお、これらのコリメータレンズを総称して単にコ
リメータレンズ52と称する。そして、このコリメータ
レンズ52によって、各レーザ発振器51から出射され
た光が平行光とされ、シリンドリカルレンズ34に入射
される。シリンドリカルレンズ34に入射された光は、
このシリンドリカルレンズによってGLV20に集光さ
れる。
【0091】すなわち、表示装置50においては、上述
した表示装置30とは異なり、単一の光源からの光を利
用しているのではなく、各レーザ発振器51によって3
色の光をそれぞれ独立して出射する光源を備えている。
また、表示装置50においては、各レーザ発振器51に
よって出射された光が、コリメータレンズ52を介して
直接シリンドリカルレンズ34に入射されるよう構成さ
れている。すなわち、表示装置50は、表示装置30で
体積型ホログラム素子33により実現されていた分波機
構を備えずに構成されている。
【0092】また、表示装置50では、GLV20によ
って変調されて反射された光が再びシリンドリカルレン
ズ34に入射されるとともに、このシリンドリカルレン
ズ34によって平行光とされる。そして、シリンドリカ
ルレンズ34によって平行光とされた光の光路上に、第
1の体積型ホログラム素子33aと、第2の体積型ホロ
グラム素子33bとを備える。
【0093】これら第1及び第2の体積型ホログラム素
子33a,33bは、図11における説明と同様に機能
し、GLV20によって変調された3色の光を合波して
一定の方向に出射する。すなわち、この表示装置50に
おいては、これら第1及び第2の体積型ホログラム素子
33a,33bによって、合波機構が構成されていると
いえる。
【0094】そして、第1及び第2の体積型ホログラム
素子33a,33bによって合波された光は、ガルバノ
ミラー35によって所定の方向に走査され、投影レンズ
36を介して投影面37に投影される。これにより、表
示装置50は、この投影面37にカラー表示された画像
を表示するよう構成されている。
【0095】つぎに、本発明に係る画像表示装置のさら
に別の構成例として、図16に示すような表示装置60
について説明する。この表示装置60は、上述した表示
装置30において体積型ホログラム素子33とシリンド
リカルレンズ34とにより実現されていた合波機構及び
分波機構としての機能を、第1及び第2のダイクロイッ
クミラー61a,61bとシリンドリカルレンズ34と
の組み合わせによって実現している。そこで、以下の説
明では、上述した表示装置30と同一又は同等の部位に
ついての説明を省略し、図6と同一の符号を付すことと
する。
【0096】表示装置60においては、図16に示すよ
うに、ランプ31から出射された白色光が、コリメータ
レンズ32によって平行光とされた後に、第1のダイク
ロイックミラー61aに入射される。第1のダイクロイ
ックミラー61aは、入射された白色光を、赤色光、緑
色光、及び青色光の3色の光に色分解して、シリンドリ
カルレンズ34に入射する。
【0097】また、表示装置60においては、GLV2
0によって変調された光がシリンドリカルレンズ34に
よって平行光とされた後に、第2のダイクロイックミラ
ー61bに入射される。第2のダイクロイックミラー6
1bは、入射された3色の光を合波して同一方向に出射
し、ガルバノミラー35に入射させる。
【0098】このように、表示装置60では、第1及び
第2のダイクロイックミラー61a,61bと、シリン
ドリカルレンズ34とを組み合わせることによって、合
波機構及び分波機構を実現している。
【0099】なお、以上の説明においては、合波機構を
光学的に構成することによって実現する場合について説
明した。すなわち、合波機構によって、3色の光を合波
した後に所定の方向に走査することによって画像をカラ
ー表示している。しかしながら、本発明に係る画像表示
装置においては、例えばGLVやPLZTシャッターア
レイなどのような高速で動作させることが可能な空間変
調器を用いることにより、人間の目の残像効果を利用し
て画像をカラー表示するとしてもよい。以下では、この
場合について説明する。
【0100】この場合に、表示装置は、例えば、文字
「A」をカラー表示する場合に、図17に示すように、
この文字「A」を赤色、緑色、及び青色の3色に分解
し、GLV20における各リボン列によって、各色に応
じた波面の光を変調する。そして、例えばガルバノミラ
ー35などの走査機構により、図18に示すように、各
色に分解された一次元の波面を順次投影する。このと
き、投影する一次元の波面を等間隔で走査するとし、赤
色、緑色、及び青色の3色に分解された各波面を所定の
時間間隔で順次投影する。なお、図18は、所定の時刻
毎における、赤色、緑色、及び青色の3色の波面が同一
の領域において、表示される様子を走査ライン毎に示す
ものである。なお、図18においては、3色の波面をそ
れぞれ異なる位置にまとめて示しているが、実際には、
赤色の波面、緑色の波面、及び青色の波面を、それぞれ
同一の画像領域に表示する。すなわち、例えば、時刻t
=tにおいては、3色の波面が、それぞれ隣接する走
査ラインに表示されていうことを示す。
【0101】表示装置は、このような走査を十分に高速
に行うことによって、人間の目の残像効果を利用して、
赤色、緑色、及び青色の波面が合成されてカラー表示さ
れた画像として認識させることができる。なお、表示装
置は、このように各色毎の波面をそれぞれ異なる走査ラ
インに投影する場合には、例えば、各走査ラインの表示
データを各種のメモリに一時的に記憶しておき、順次時
間的にずらして投影表示すればよい。
【0102】ただし、GLV20における各リボン列2
4は、上述したように、入射する光の位置に応じて所定
の間隔をあけて配設する必要があり、これらリボン列2
4の間隔と、走査ラインの間隔とが必ずしも一致させる
ことができない。この場合には、例えば、同一時刻にお
いて投影表示する波面としては、第[n]列の走査ライ
ンに青色の波面を投影し、第[n+m]列の走査ライン
に緑色の波面を投影し、第[n+2m]列の走査ライン
に赤色の波面を投影するなどして、隣接する走査ライン
ではなく、走査ラインの整数倍だけ離れた位置に各色の
波面を投影して走査すればよい。
【0103】また、このように、各色の波面を異なる走
査ラインに投影して合波し、カラー表示する場合には、
GLV20における各リボン列24が、走査ラインの整
数倍となるように作製する必要があるが、GLV20は
各種の半導体製造技術を用いて極めて高い位置精度で作
製することができる。また、表示領域における上端部と
下端部においても3色の波面を全て表示できるようにす
るため、上端部と下端部とで僅かに余分な走査ラインを
走査する必要がある。
【0104】以上のように、光学的な合波機構によら
ず、各色の波面を時間的に順次ずらして走査することに
より合波機構を実現することによって、光学系を簡素化
することが可能となる。ただし、各色の波面を表示する
タイミングがずれると、表示する画像に色ズレが生じて
しまうため、高精度に走査タイミングを調節する必要が
ある。また、各色の波面を時間的にずらして表示するた
めに、メモリなどによってデータのバッファー機構を設
けるなどする必要があり、信号処理を行う上での工夫が
必要となる。
【0105】また、本発明に係る画像表示装置として
は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは
いうまでもない。本発明によれば、例えば、前面投影型
の画像表示装置、後面投影型の画像表示装置などを容易
に実現することができ、さらには、人間の頭部に装着し
て用いるようなヘッドマウント型の画像表示装置や、各
種の車両のフロントガラスに画像を投影表示する車載型
の画像表示装置などを実現することができる。
【0106】
【発明の効果】本発明に係る空間変調器は、一次元的に
配設された複数のリボン列によって、それぞれ異なる波
長域の光を空間的に変調することができる。また、本発
明に係る空間変調器は、各種の半導体製造技術を用いて
微小に製造することができ、極めて高速に動作させるこ
とが可能であることから、画像表示装置における空間変
調器として用いるに好適とすることができる。さらに、
本発明に係る空間変調器は、変調する波長域の光毎にリ
ボン列を備え、これらリボン列が基板上に一体的に備え
られていることから、画像表示装置における空間変調器
として用いた場合に、部品点数を削減することができる
だけでなく、各波長域の光毎にリボン列を位置合わせを
行うことを不要とすることができる。したがって、本発
明に係る空間変調器は、特に、画像表示装置における空
間変調器として用いるに好適とすることができ、画像を
カラー表示することが可能な画像表示装置の実現に大き
く寄与することが可能となる。
【0107】また、本発明に係る画像表示装置は、一次
元型の空間変調素子が波長域毎に配設された空間変調器
によって光を変調し、この空間変調器によって波長域毎
に変調された光を合波した後に、所定の方向に走査する
ことによって画像を表示する。したがって、空間変調器
における一次元型の空間変調素子によって、波長域毎に
光を独立して変調することが容易となる。また、一次元
型の空間変調素子が複数配設されてなる空間変調器を用
いることによって、部品点数を削減することができると
ともに、各波長域の光毎に空間変調素子の位置合わせを
行うことを不要とすることができる。したがって、本発
明に係る画像表示装置によれば、簡便な装置構成によっ
て高速に画像をカラー表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における空間変調器の一例であるGLV
に対して、光が入射される様子を示す模式図である。
【図2】本発明における空間変調器の一例であるGLV
に入射された光が変調されて反射する様子を示す模式図
である。
【図3】本発明に係る空間変調器の一例として示すGL
Vにおいて、3つのリボン列を互いに平行に配設した場
合を示す平面図である。
【図4】本発明に係る空間変調器の一例として示すGL
Vにおいて、3つのリボン列を直線状に配設した場合を
示す平面図である。
【図5】本発明に係る空間変調器の一例として示すGL
Vにおいて、各色に対応したリボンを順次直線状に配設
した場合を示す平面図である。
【図6】本発明に係る画像表示装置の一構成例として示
す表示装置の概略図である。
【図7】同表示装置において、シリンドリカルレンズが
3色の光をそれぞれGLVに入射させる様子を示す概略
斜視図である。
【図8】同表示装置において用いるGLVの一構成例と
して示す平面図である。
【図9】同表示装置における合波機構又は分波機構とし
て、ブレーズド型回折格子を用いた場合における入射後
の波長と回折効率の一例を示す概略図である。
【図10】同表示装置における合波機構又は分波機構と
して、体積型ホログラム素子を用いた場合に生じる位相
の不整合を説明する図であり、k−空間における各波長
の光に対する位相不整合を説明する図である。
【図11】同表示装置における合波機構又は分波機構
を、複数の体積型ホログラム素子によって実現する場合
について説明する概略図である。
【図12】同表示装置における合波機構又は分波機構
を、単一の体積型ホログラム素子によって実現する場合
について説明する概略図である。
【図13】同表示装置で用いるシリンドリカルレンズの
光学系について説明する概略図である。
【図14】同表示装置において、シリンドリカルレンズ
の代わりに凸レンズを用いる場合における、この凸レン
ズの光学系について説明する概略図である。
【図15】本発明に係る画像表示装置の別の構成例とし
て示す表示装置の概略図である。
【図16】本発明に係る画像表示装置のさらに別の構成
例として示す表示装置の概略図である。
【図17】本発明に係る画像表示装置にける合波機構
を、光学系によらず、走査手法を工夫することよって実
現する場合について説明する図であり、文字「A」を3
色に色分解することを説明する模式図である。
【図18】本発明に係る画像表示装置にける合波機構
を、光学系によらず、走査手法を工夫することによって
実現する場合について説明する図であり、所定の時刻に
おいて投影表示する各色の波面を時刻別に示す模式図で
ある。
【符号の説明】
20 GLV、21 基板、22 リボン、23 駆動
部、24 リボン列、30 表示装置、31 ランプ、
32 コリメータレンズ、33 体積型ホログラム素
子、34 シリンドリカルレンズ、35 ガルバノミラ
ー、36 投影レンズ、37 投影面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 33/12 G03B 33/12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、複数の微小なリボンが一次元
    的に配設されてなるリボン列を複数備え、 上記各リボン列における各リボンは、それぞれ独立して
    駆動されることにより、上記基板の主面に対して上昇又
    は下降自在とされ、 上記各リボン列は、それぞれ異なる波長域の光が入射さ
    れるとともに、入射された光を空間的に変調して反射す
    ることを特徴とする空間変調器。
  2. 【請求項2】 所定の波長域の光を出射する光源と、 上記光源から出射された光が波長域毎に一次元的に入射
    されるとともに、各光の入射位置にそれぞれ一次元型の
    空間変調素子が複数配設されてなり、入射された光を各
    空間変調素子によって波長域毎に空間的に変調する空間
    変調器と、 上記空間変調器によって波長域毎に変調された光を合波
    して所定の方向に出射する合波機構と、 上記合波機構によって合波された光を所定の方向に走査
    して投影することにより画像を表示する投影機構とを備
    えることを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 上記空間変調器は、 上記一次元型の空間変調素子として、基板上に複数の微
    小なリボンが一次元的に配設されてなるリボン列を複数
    備え、 上記各リボン列における各リボンは、それぞれ独立して
    駆動されることにより、上記基板の主面に対して上昇又
    は下降自在とされていることを特徴とする請求項2記載
    の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 上記合波機構として、体積型ホログラム
    素子、平面型ホログラム素子、回折格子、又はダイクロ
    イックミラーを備えていることを特徴とする請求項2記
    載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 上記合波機構として、それぞれ異なる方
    向から入射された光を合成して一定の方向に出射するよ
    うに多重記録された体積型ホログラム素子を備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 上記合波機構として、異なる方向から入
    射された光をそれぞれ一定の方向に出射する複数の体積
    型ホログラム素子を備えていることを特徴とする請求項
    4記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 上記光源として、それぞれ異なる波長域
    の光を出射し、出射した光を上記空間変調器の空間変調
    素子にそれぞれ入射させる複数の光源部を備えているこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 上記光源から出射された光をそれぞれ異
    なる波長域の光に分波して、分波した光を上記空間変調
    器の空間変調素子にそれぞれ入射させる分波機構を備え
    ていることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 上記分波機構として、体積型ホログラム
    素子、平面型ホログラム素子、回折格子、又はダイクロ
    イックミラーを備えていることを特徴とする請求項8記
    載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 上記分波機構として、一定の方向から
    入射された光を波長域毎に分波して、それぞれ異なる方
    向に出射するように多重記録された体積型ホログラム素
    子を備えていることを特徴とする請求項9記載の画像表
    示装置。
  11. 【請求項11】 上記分波機構として、一定の方向から
    入射された光をそれぞれ異なる方向に出射する複数の体
    積型ホログラム素子を備えていることを特徴とする請求
    項9記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 上記空間変調器の各空間変調素子は、
    表示する画像における異なる領域に相当する光を変調
    し、 上記投影機構は、上記空間変調器の各空間変調素子によ
    り変調された光を波長域毎に異なる位置に投影するとと
    もに、各光を投影する位置を調整して順次走査すること
    により、カラー表示された画像を表示することを特徴と
    する請求項2記載の画像表示装置。
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