JP2002162201A - 目盛面発光機能を備えた巻尺 - Google Patents

目盛面発光機能を備えた巻尺

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JP2002162201A
JP2002162201A JP2000356681A JP2000356681A JP2002162201A JP 2002162201 A JP2002162201 A JP 2002162201A JP 2000356681 A JP2000356681 A JP 2000356681A JP 2000356681 A JP2000356681 A JP 2000356681A JP 2002162201 A JP2002162201 A JP 2002162201A
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tape measure
light
scale
sheet
tape
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Shinsaku Fukuda
晋作 福田
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MIDORI MARK KK
PRINT LABO KK
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MIDORI MARK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的暗い環境下においても寸法測定を可能
とする目盛発光機能を備えた巻尺を提供する。 【解決手段】 巻尺10において、その巻尺本体14の
目盛32が形成された一面から光を放射する可撓性の発
光シート38がその巻尺本体14の長手方向に沿って設
けられているので、電源スイッチ26をオン操作する
と、上記発光シート38が発光して巻尺本体14の目盛
32が付された側の一面が自己発光し、暗い環境下にお
いてもその目盛32の読み取りができ、寸法測定が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗い場所において
も寸法測定を可能とする目盛面発光機能を備えた巻尺に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械内、トンネル工事現場、夜間作業現
場、照明のない場所などのように暗い環境において、機
械或いは資材の設置距離や部品の寸法などを計測するこ
とが必要となる場合がある。このような場合には、懐中
電灯や照明器を用いて巻尺の目盛りを照射しつつ距離或
いは寸法の測定作業が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、懐中電灯ある
いは照明器を用いて寸法を測定する場合は、測定作業中
において懐中電灯や照明器を持つ手が必要となるため、
一人で測定作業を行う場合には煩雑であって作業能率が
損なわれるという欠点があった。また、暗い環境で寸法
計測が必要となることを予測できない場合には懐中電灯
あるいは照明器を予め携帯していないこともあり、寸法
測定が不可能となることさえあった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、自己発光により
目盛りを読み取ることができ、暗い環境下においても寸
法測定が可能な巻尺を提供することにある。
【0005】本発明者は、上記の課題を解決しようとし
て種々検討を重ねた結果、目盛本体の少なくとも目盛り
側の表層を透光性材料から構成し、可撓性のEL(エレ
クトロルミネッセンス)発光シートをその目盛本体の裏
面に貼り合わせると、巻尺としての機能を損なうことな
く、目盛本体の自己発光により暗い環境下でも目盛りを
読み取ることができることを見いだした。本発明はこの
知見に基づいて為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
とするところは、ケースと、そのケース内において基端
部側が巻回された状態で収容され且つ先端部側が該ケー
スから引き出されるテープ状の目盛付巻尺本体とを有す
る巻尺において、その巻尺本体の前記目盛が形成された
目盛面から光を放射するための可撓性の発光シートを、
その巻尺本体の長手方向に沿って設けたことにある。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、巻尺本体の前記目盛
が形成された目盛面から光を放射する可撓性の発光シー
トがその巻尺本体の長手方向に沿って設けられているの
で、目盛面の自己発光により目盛を読み取ることがで
き、暗い環境下においても寸法測定が可能となる。
【0008】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記巻尺本体
は、前記目盛が形成され、前記発光シートが裏面に密着
させられた透光性シートを有するものである。換言すれ
ば、前記目盛が形成された透光性シートと、その透光性
シートの裏面に密着させられた発光シートとを含むもの
である。このようにすれば、目盛りが形成された透光性
シートとして、発光シートとは独立に、専ら強度および
耐久性の高い材質を選択できるので、目盛面発光機能を
備えた巻尺の耐久性が高められる。上記透光性シート
は、透明な材質だけでなく、着色された或いは乳白色の
樹脂シートのような透光性の材質も用いられ得る。
【0009】また、好適には、前記発光シートは、前記
透光性シートと同等以下の幅寸法のEL発光層と、その
EL発光層の幅方向において僅かな間隔を隔てた状態で
該EL発光層の裏面に密着させられた1対の電極層とを
含むものである。このようにすれば、金属箔により1対
の電極層が構成され得るので、繰り返しの曲がりに対す
る発光シートの耐久性が高められる。
【0010】また、好適には、前記1対の電極層に電圧
を印加するためにその電極層に接続され、前記巻尺本体
の基端部とともに前記ケースに対して相対回転可能に設
けられた電源ユニットが設けられる。このようにすれ
ば、電源ユニットと巻尺本体の基端部とが相対回転しな
いので、それらの間の接続の信頼性が高められる。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例である巻尺10を示す斜視図であり、図2はその縦
断面である。この巻尺10は、合成樹脂製の箱状のケー
ス12と、そのケース12内において基端部側が巻回さ
れた状態で収容され且つ先端部側がそのケース12から
引き出される巻尺本体14とを備えている。このケース
12の中央に回転中心を有する回転軸16がケース12
に対して相対回転可能に設けられており、その回転軸1
6に上記巻尺本体14の基端部が固定されている。この
回転軸16の一端には、巻尺本体14を巻き戻すために
回転軸心に平行な方向に突き出すハンドル18を備えた
中空の大径部20が設けられており、その大径部20内
には、たとえば図3に示すように、発光シート38に発
光駆動電圧を供給するための電源ユニットとして機能す
る発光駆動回路22が収容されている。
【0012】上記発光駆動回路22は、電池24、その
出力を開閉するための電源スイッチ26、電池24のD
C出力をたとえば800Hz程度の周波数且つ150ボル
ト程度のAC出力に変換するインバータ28などを備え
ている。図1の30は、上記電池24を収容する空間を
閉じる電池蓋を示している。
【0013】前記巻尺本体14は、帯板状にカットされ
た合成樹脂製シートのような可撓性を有する帯板状すな
わちテープ状の部材であって、たとえば図4の平面図に
示すように、長さ寸法を測定するための目盛32がその
目盛面33に付されている。また、図5の断面図に詳し
く示すように、その巻尺本体14は、透明或いは乱反射
のために白濁或いは着色された樹脂製シートから成り且
つ上記目盛32が付された透光性の表面シート34と、
白色或いは着色させられた樹脂製或いはバネ鋼のような
薄板金属製のように比較的強度或いは耐久性のあるシー
ト材であって上記裏面に熱圧着或いは接着などにより張
り着けられた裏面シート36と、それらの間に挟持され
ることにより上記表面シート34の裏面に固着された可
撓性の発光シート38とを備え、全体としてたとえば
1.0乃至2.0mm程度の厚み寸法となるように構成
されている。
【0014】上記発光シート38は、酸化亜鉛、硫化亜
鉛などのような蛍光体粒子層或いは燐光体粒子層から成
るEL発光層40と、そのEL発光層40の裏面に密着
して交流電界を付与することによりそのEL発光層40
を発光させるための1対の電極層42、44と、透明樹
脂から構成されてそれらをEL発光層40および電極層
42、44を覆う袋状或いは筒状の被覆層46とを備
え、たとえば0.5乃至1.5mm程度の厚み寸法とな
るように構成されている。上記発光シート38或いはE
L発光層40は巻尺本体14よりも小さいがその半分よ
りもよりも大きい幅寸法を備えているが、巻尺本体14
と同等の幅寸法であってもよい。また、上記1対の電極
層42、44は、互いに同様の寸法を有し、巻尺本体1
4の幅方向において僅かな距離だけ隔てて配置されるこ
とにより相互に電気的に絶縁されている。この発光シー
ト38の被覆層46内には、耐久性を高めるために水分
を吸着するための捕水層、外部からの水分の侵入を防止
するための防湿フィルム、EL発光層40と電極層4
2、44との間の絶縁層などが必要に応じて設けられ
る。
【0015】以上のように構成された巻尺10において
は、巻尺本体14の目盛32が形成された一面から光を
放射する可撓性の発光シート38がその巻尺本体14の
長手方向に沿って設けられているので、電源スイッチ2
6をオン操作すると、上記発光シート38が発光して巻
尺本体14の目盛32が付された側の目盛面33の少な
くとも一部が自己発光し、暗い環境下においてもその目
盛32の読み取りができ、距離計測や寸法測定が可能と
なる。
【0016】また、本実施例によれば、巻尺本体14
は、目盛32が形成され且つ発光シート38が裏面に密
着させられた透光性の表面シート34を有するものであ
る。換言すれば、目盛32が形成された透光性の表面シ
ート34と、その表面シート34の裏面に密着させられ
た発光シート38とを含むものである。これにより、目
盛32が形成された表面シート34は、発光シート38
とは独立して、専ら強度および耐久性の高い材質を選択
できるので、目盛面発光機能を備えた巻尺10の耐久性
が高められる。
【0017】また、本実施例によれば、発光シート38
は、透光性の表面シート34と、それと同等以下の幅寸
法のEL発光層40と、そのEL発光層40の幅方向に
おいて僅かな間隔を隔てた状態でそのEL発光層40の
裏面に密着させられた1対の電極層42、44とを含む
ものであることから、金属箔のような曲げに強い材料に
より1対の電極層42、44が構成され得るので、繰り
返しの曲がりに対する発光シート38の耐久性が高めら
れる。
【0018】また、本実施例によれば、上記1対の電極
層42、44に電圧を印加するためにその電極層42、
44に接続され、巻尺本体14の基端部とともにケース
12に対して相対回転可能に設けられた発光駆動回路
(電源ユニット)22が設けられることからその発光駆
動回路22と巻尺本体14の基端部とが相対回転しない
ので、それらの間の接続の信頼性が高められる。
【0019】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
得るものである。
【0020】たとえば、前述の実施例の発光シート38
は、発光層40の裏面において幅方向に所定距離隔てて
配置された1対の電極42、44を備えたものであった
が、発光層40の表面に密着した透明電極と発光層40
の裏面に密着した電極層とによりAC電圧が印加される
構造であってもよい。
【0021】また、前述の実施例において、発光駆動回
路22が回転軸16と一体的に設けられていたが、スリ
ップリングを介して1対の電極42、44に接続される
場合はケース12などに設けられていてもよい。
【0022】また、前述の実施例のケース12は、把手
付きなどの種々の形状に成形され得るものであり、他の
ハウジングと一体的に構成されたものであってもよい。
【0023】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である巻尺を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の巻尺の構成を説明する縦断面図である。
【図3】図1の巻尺に設けられた発光駆動回路の構成を
説明する回路図である。
【図4】図1の巻尺のケースから引き出される巻尺本体
を拡大してその一部を説明する図である。
【図5】図1の巻尺本体の構成を説明するための断面図
であって、図1或いは図4のV−V視断面図である。
【符号の説明】
10:巻尺 12:ケース 14:巻尺本体 22:発光駆動回路(電源ユニット) 32:目盛 33:目盛面 34:透光性の表面シート(透光性シート) 38:発光シート 40:EL発光層 42、44:電極層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、該ケース内において基端部側
    が巻回された状態で収容され且つ先端部側が該ケースか
    ら引き出されるテープ状の目盛付巻尺本体とを有する巻
    尺において、 前記巻尺本体の前記目盛が形成された目盛面から光を放
    射するための可撓性の発光シートを、該巻尺本体の長手
    方向に沿って設けたことを特徴とする目盛面発光機能を
    備えた巻尺。
  2. 【請求項2】 前記巻尺本体は、前記目盛が形成され、
    前記発光シートが裏面に密着させられた透光性シートを
    有するものである請求項1の目盛面発光機能を備えた巻
    尺。
  3. 【請求項3】 前記発光シートは、前記透光性シートと
    同等以下の幅寸法のEL発光層と、該EL発光層の幅方
    向において僅かな間隔を隔てた状態で該EL発光層の裏
    面に密着させられた1対の電極層とを含むものである請
    求項1または2の目盛面発光機能を備えた巻尺。
  4. 【請求項4】 前記1対の電極層に電圧を印加するため
    に該電極層に接続され、前記巻尺本体の基端部とともに
    前記ケースに対して相対回転可能に設けられた電源ユニ
    ットが設けられている請求項1乃至3のいずれかの目盛
    面発光機能を備えた巻尺。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006033788A1 (en) 2004-08-30 2006-03-30 Hoopengarner Paul A Illuminated tape measure
US7565751B2 (en) * 2006-10-16 2009-07-28 The Stanley Works Measuring device with fluorescent translucent material
KR101544306B1 (ko) 2014-01-27 2015-08-17 이동호 엘이디 랜턴

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