JP2002159717A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2002159717A
JP2002159717A JP2000358397A JP2000358397A JP2002159717A JP 2002159717 A JP2002159717 A JP 2002159717A JP 2000358397 A JP2000358397 A JP 2000358397A JP 2000358397 A JP2000358397 A JP 2000358397A JP 2002159717 A JP2002159717 A JP 2002159717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機における振動に基づく不正を
防止すると共に、不正でない振動を不正としないこと
で、パチンコ遊技の過度の中断を避ける。 【解決手段】 パチンコ遊技機は、外周枠に嵌め込まれ
た上で、上側接続具及び下側接続具を用いて島に取付け
られている。上側接続具には振動センサが取付けられて
おり、パチンコ遊技機に生じた振動が常に検出されてい
る。この振動についての情報は、データ更新部221A
へ送られ振動データ記録部221Bに記録される。パチ
ンコ遊技機の盤面には、抽選孔42Cが設けられてい
る。抽選孔42Cに玉が入った旨の情報は、判定部22
1Cへと送られるようになっている。このとき判定部2
21は、データ更新部221Aを介して振動データ記録
部221Bから振動についてのデータを読み出し、振動
がおきてから抽選孔42Cに玉が入るまでの長さが一定
の時間よりも長い場合のみ、当選状態を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関する。より詳細には、玉を受入れる受入れ孔と、複数
の抽選孔と、前記受入れ孔より受入れられた玉を前記複
数の抽選孔のいずれかに導く振分け手段とを有する抽選
機構と、この抽選機構と接続されており、玉が導かれた
抽選孔の別により、遊技者に有利な当選状態か、それよ
りも遊技者に不利な落選状態を発生させるようにされた
状態決定手段とを備えてなるパチンコ遊技機における不
正防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】玉を受入れる受入れ孔と、異なる性格付
けがなされた(例えば、そのうちの1つが当選孔とされ
ている。)複数の抽選孔と、受入れ孔より受入れられた
玉を複数の抽選孔のいずれかに導く振分け手段とを有す
る抽選機構と、この抽選機構と接続されており、玉が導
かれた抽選孔の別により、遊技者に有利な当選状態か、
それよりも遊技者に不利な落選状態を発生させるように
された状態決定手段を備えてなるパチンコ遊技機が知ら
れている。このタイプのパチンコ遊技機は、例えば、特
開平7−171248号に開示の如き玉の振分け装置を
応用して実現されている。この玉の振分け装置は、すり
鉢上の凹面に3つの孔を穿設して構成されている。3つ
の孔は共に抽選孔であり、そのうちの1つが当選孔、他
が落選孔とされている。上述の凹面に導かれた玉は、円
運動をしつつ凹面状を転がり、螺旋の軌跡を描きながら
徐々に凹面の中心に落ち込んでいく。そして、玉は、抽
選孔のいずれかを通過する。当選孔には、そこを玉が通
過したことを検出するセンサが取付けられており、この
センサによって玉が当選孔を通過したことが検出された
場合には、遊技者に有利な当選状態が発生するようにな
っている。このような抽選機構を備えたパチンコ遊技機
は、プログラムを利用してソフト的に当選状態発生の制
御を行う場合と異なり、当選状態発生のきっかけを遊技
者が目視できるようになっている。それ故、このタイプ
のパチンコ遊技機は、当選状態の発生に恣意的なものが
あるのではという疑念を遊技者に生じさせることが少な
く、遊技者の本能的な部分を直接的に刺激するため、根
強いファンを獲得している。
【0003】しかしながら、このタイプのパチンコ遊技
機は、当選状態発生のきっかけを遊技者が目視できるが
故の不具合を有している。それは、受入れ孔より受入れ
られた玉を振分け手段がいずれかの抽選孔へと導いてい
るそのときに、遊技機前面のガラス板や或いは枠を叩く
などして、遊戯者が意図的に当選孔に玉を導くという不
正が可能であることである。実際、特開平7−1712
48号に記載の如き玉振分け装置を応用したパチンコ遊
技機では、凹面上を玉が転がっているときに遊技機のガ
ラス板などを叩き、本来設定された確率を超えて玉を当
選孔に落とし込むという不正が行われている。このよう
な不正が横行することは、パチンコホールの経営に好ま
しくない影響を与える。
【0004】かかる不正を防止するために、パチンコ遊
技機に振動センサを取付ける技術が提案されている。パ
チンコ遊技機に振動が生じたことを検出できるようにす
ることで、振動が検出されたパチンコ遊技機での遊技を
一端中断させることが可能になり、或いは、振動が生じ
たパチンコ遊技機を店員などに通知することで、店員が
何らかの処置を採れるようにすることができるようにな
る。しかしながら、かかる技術によるのみでは、遊技者
がたまたまパチンコ遊技機のガラス板に手をついた場合
でもその振動が検出され遊技の停止などがなされること
となり、遊技の中断が多くなる。これは、遊技を楽しん
でいる遊技者の興を醒ますこととなる。また、パチンコ
遊技機は一般に、島と呼ばれる一の設置台に多数取付け
られるものであるため、一のパチンコ遊技機に振動が生
じた場合には、その振動が周囲の遊技機にも伝わる場合
がある。上述の技術によるのであれば、このような場合
には、一のパチンコ遊技機でパチンコ遊技機を振動させ
る不正行為があると、その周囲の多数のパチンコ遊技機
でも遊技の停止などが行われることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如き
抽選機構と状態決定手段を備えるパチンコ遊技機で行わ
れることのあるパチンコ遊技機を振動させることによっ
てなされる不正を効果的に防止できると共に、遊技の興
が醒めることのない不正防止技術の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本願出願人は、以下のようなパチンコ遊技機、不正
防止機能付き状態決定装置及び不正防止装置を提案す
る。本発明のパチンコ遊技機は、玉を受入れる受入れ孔
と、異なる性格付けがなされた複数の抽選孔と、前記受
入れ孔より受入れられた玉を前記複数の抽選孔のいずれ
かに導く振分け手段とを有する抽選機構と、この抽選機
構と接続されており、玉が導かれた前記抽選孔の別によ
り、遊技者に有利な当選状態か、それよりも遊技者に不
利な落選状態を発生させるようにされた状態決定手段
と、パチンコ遊技機に生じた振動を検出する振動検出手
段と、を備えてなるパチンコ遊技機である。そして、そ
の状態決定手段は、当選状態を発生させる抽選孔に玉が
導かれたことを検出したタイミングと、このタイミング
の直前に前記振動検出手段が振動を検出したタイミング
との時間的差分が、予め定められた特定時間間隔よりも
長い場合にのみ当選状態を発生させるようにされてな
る。本発明の不正防止機能付き状態決定装置は、玉を受
入れる受入れ孔と、そのうちの一つが当選孔とされてい
る複数の抽選孔と、前記受入れ孔より受入れられた玉を
前記複数の抽選孔のいずれかに導く振分け手段とを有す
る抽選機構を備えたパチンコ遊技機と組み合わせて用い
られる不正防止機能付き状態決定装置であって、前記抽
選機構から前記当選孔に玉が入ったことを示す当選信号
を受付ける手段と、前記パチンコ遊技機に生じた振動を
検出する所定の振動検出手段から前記パチンコ遊技機に
振動が生じたことを示す振動信号を受付ける手段と、前
記当選信号を受付ける手段で受付けた前記当選信号と、
前記振動信号を受付ける手段で受付けた前記振動信号と
に基づいて、当選孔に玉が入ったことが検出されたタイ
ミングと、このタイミングの直前に前記振動検出手段が
振動を検出したタイミングとの時間的差分が、予め定め
られた特定時間間隔よりも長いか否かを判定し、この時
間的差分が前記特定時間間隔よりも長い場合に当選状態
を発生させる状態決定手段と、を含んで構成される。本
発明の不正防止装置は、玉を受入れる受入れ孔と、その
うちの一つが当選孔とされている複数の抽選孔と、前記
受入れ孔より受入れられた玉を前記複数の抽選孔のいず
れかに導く振分け手段と、玉が前記当選孔に入ったとき
に遊技者に有利な当選状態を発生させる状態決定手段と
を備えているパチンコ遊技機と組み合わせて用いられる
不正防止装置であって、前記抽選機構から前記当選孔に
玉が入ったことを示す当選信号を受付ける手段と、前記
パチンコ遊技機に生じた振動を検出する所定の振動検出
手段から前記パチンコ遊技機に振動が生じたことを示す
振動信号を受付ける手段と、前記当選信号を受付ける手
段で受付けた前記当選信号と、前記振動信号を受付ける
手段で受付けた前記振動信号とに基づいて、当選孔に玉
が入ったことが検出されたタイミングと、このタイミン
グの直前に前記振動検出手段が振動を検出したタイミン
グとの時間的差分が、予め定められた特定時間間隔より
も長いか否かを判定し、この時間的差分が前記特定時間
間隔よりも短い場合には、前記状態決定手段に当選状態
の発生を中止させる旨の命令であるキャンセル信号を生
成しこれを前記状態決定手段へと送るキャンセル手段
と、を含んで構成されている。
【0007】本発明では、パチンコ遊技機に生じた振動
が発生したタイミングと、当選状態が発生するきっかけ
となる事象が発生した(当選状態を発生させる抽選孔
(当選孔)に玉が導かれた)タイミングとを比較し、そ
の時間的差分が所定の特定時間間隔よりも長い場合にの
み当選状態を発生させることとしている。他方、その時
間的差分が短い場合には、当選孔に玉が導かれたことに
より発生するはずだった当選状態は、発生しないように
なっている。本発明では、当選孔に玉が入った場合でも
必ずしも当選状態が発生するわけではなく、また、振動
が検出された場合でも必ずしも当選状態が無効とされる
わけではない。本発明では、振動が検出されたタイミン
グから当選状態のきっかけとなる事象が発生するまでの
時間的差分が所定の時間間隔よりも短かった場合にのみ
当選が無効とされるのである。これは、振動が検出され
た直後に当選状態のきっかけが発生した場合には、その
当選状態発生のきっかけの発生を不正によるものである
とみなしてもよいとの本願発明者の知見に基づくもので
ある。本発明によれば、不正防止を行えるようになるの
みならず、不正の目的でなく生じてしまった振動や、他
のパチンコ遊技機の振動に起因した振動を言わば流すこ
とにより、過分な必要な限度でのみ遊技の中断を発生さ
せられるようになる。尚、本明細書で、『落選状態を発
生させる』という語は、当選状態を発生させず、通常状
態をそのまま維持する場合をも含む意である。
【0008】本発明における振動検出手段は、パチンコ
遊技機の振動を検出できるものであればよい。例えば、
速度センサや加速度センサを用いることにより、かかる
振動検出手段を構成することができる。振動検出手段
は、パチンコ遊技機の水平方向に生じた振動のみをパチ
ンコ遊技機に生じた振動として検出するようなものとす
ることができる。パチンコ遊技機の上下方向の振動は、
玉の落下により常に生じているため、この振動を検出す
ることとすれば、当選孔に玉が入っても当選状態が発生
しない可能性が高くなり過ぎるためである。水平方向の
振動のみを検出するには、パチンコ遊技機の水平方向の
振動しか検出できないセンサを用いることができる。或
いは、パチンコ遊技機の全方向の振動を検出するセンサ
と、パチンコ遊技機の上下方向の振動を検出するセンサ
の2つを用いて、前者で検出した振動から後者で検出し
た振動を減算することにより水平方向の振動のみの検出
を行うようにすることもできる。振動検出手段は、ま
た、前後方向の振動のみをパチンコ遊技機に生じた振動
として検出するようなものとすることができる。不正の
原因となる振動は、パチンコ遊技機の前後方向(この明
細書中では、パチンコ遊技機の盤面に対して垂直な方向
を意味する。)の振動が殆どであるため、このような振
動検出手段を用いることで、不正を効果的に防止できる
ようになる。振動検出手段は、また、予め定められた特
定周波数よりも高い周波数の振動のみを、パチンコ遊技
機に生じた振動として検出するようなものとすることが
できる。パチンコ遊技機は上述のように一の島に複数取
付けられる。他のパチンコ遊技機から島を介して伝わっ
てくる振動は、島全体を揺らすものであるため、その周
波数が低いことが多い。従って、振動検出手段にて検出
される周波数を所定の特定周波数よりも高い周波数のも
のに限定することで、他のパチンコ遊技機から伝わって
くる振動を検出しないようにし、それにより、そのパチ
ンコ遊技機で生じた振動のみを効率よく検出できるよう
になるため不正防止を効率的に行えるようになる。振動
検出手段は、パチンコ遊技機に生じる振動を検出できる
ようになっていればよい。つまり、パチンコ遊技機それ
自体の振動を検出するようになっていてもよいし、パチ
ンコ遊技機と直接的に、或いは間接的に接続されている
部材の振動を検出することで、パチンコ遊技機の振動を
間接的に検出するようになっていてもよい。後者の場合
には、例えば、パチンコ遊技機の外周を囲む外周枠に生
じた振動を検出したり、その外周枠を島に接続するため
の接続具に生じた振動を検出したりすることができる。
接続具に生じた振動を検出する場合には、かかる振動を
検出するためのセンサを接続具に取付けるようにすれば
よい。パチンコ遊技機は、頻繁に入れ替えられるもので
あり、且つその入れ替えは外周枠ごとなされる。従っ
て、振動検出のためのセンサを接続具に取付けておけ
ば、パチンコ遊技機の入れ替えがあったとしてもセンサ
をそのまま使用できるようになり都合が良い。
【0009】本発明の課題は、また、以下の如きパチン
コ遊技機の抽選制御方法によっても解決可能である。そ
の方法は、玉を受入れる受入れ孔と、異なる性格付けが
なされた複数の抽選孔と、前記受入れ孔より受入れられ
た玉を前記複数の抽選孔のいずれかに導く振分け手段と
を有する抽選機構と、この抽選機構と接続されており、
玉が導かれた抽選孔の別により、遊技者に有利な当選状
態か、それよりも遊技者に不利な落選状態を発生させる
ようにされた状態決定手段と、パチンコ遊技機に生じた
振動を検出する振動検出手段と、を備えてなるパチンコ
遊技機にて実行される方法であって、その状態決定手段
が、当選状態を発生させる抽選孔に玉が導かれたことを
検出したタイミングと、このタイミングの直前に前記振
動検出手段が振動を検出したタイミングとの時間的差分
と、予め定められた特定時間間隔との長短を判定する過
程と、前記差分が前記特定時間間隔よりも長い場合に、
当選状態を発生させるように決定する過程と、を実行す
るパチンコ遊技機の抽選制御方法である。或いは、玉を
受入れる受入れ孔と、そのうちの一つが当選孔とされて
いる複数の抽選孔と、前記受入れ孔より受入れられた玉
を前記複数の抽選孔のいずれかに導く振分け手段とを有
する抽選機構を備えたパチンコ遊技機と組み合わせて用
いられる不正防止機能付き状態決定装置にて実行される
方法であって、前記状態決定装置が、前記抽選機構から
前記当選孔に玉が入ったことを示す当選信号を受付ける
過程と、前記パチンコ遊技機に生じた振動を検出する所
定の振動検出手段から前記パチンコ遊技機に振動が生じ
たことを示す振動信号を受付ける過程と、前記当選信号
を受付ける手段で受付けた前記当選信号と、前記振動信
号を受付ける手段で受付けた前記振動信号とに基づい
て、当選孔に玉が入ったことが検出されたタイミング
と、このタイミングの直前に前記振動検出手段が振動を
検出したタイミングとの時間的差分が、予め定められた
特定時間間隔よりも長いか否かを判定する過程と、この
時間的差分が前記特定時間間隔よりも短い場合には、前
記状態決定手段に当選状態の発生を中止させる旨の命令
であるキャンセル信号を生成しこれを前記状態決定手段
へと送る過程と、を含んでいる、不正防止方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の第1及び第2実施形態につき説明を行う。第1実施
形態の説明においては図1ないし図5を参照し、第2実
施形態の説明においては図6ないし図8を参照する。ま
た、両実施形態の説明において同一のものについては同
一の符号を付すものとし、重複する説明は省略するもの
とする。
【0011】第1実施形態 この実施形態におけるパチンコ遊技機Pは図1に示した
如き状態で島に取付けられる。図1は、パチンコ遊技機
Pの島への取付け状態を説明するための断面図である。
パチンコ遊技機Pは、その上下左右を取囲むようにして
パチンコ遊技機に取付けられた上下左右の各部材(上部
材Fu、下部材Fd左部材及び右部材は図示せず。)を
含んでなる略矩形に形成の外周枠に固定されている。こ
の外周枠に含まれる上部材Fu及び下部材Fdは、島に
固定のパチンコ遊技機設置台に取付けられた島上板Us
及び島下板Udに、上側接続具A及び下側接続具Bを用
いてそれぞれ取付けられている。このようにして、パチ
ンコ遊技機Pの島への取付けがなされている。上述の上
側接続具Aと下側接続具Bは、パチンコ遊技機の島への
取付けをなすものであり、本発明の接続具に相当する。
これら上側接続具Aと下側接続具Bは、これには限られ
ないが、パチンコ遊技機Pが取付けられた外周枠を、パ
チンコ遊技機Pの前後方向の適宜な位置で位置決めした
状態で、島に固定するものとなっている。かかる上側接
続具Aと下側接続具Bとしては、例えば、特開平10−
80563号に開示のものを用いることができる。上側
接続具Aには、本発明の振動検出手段としての振動セン
サA1が設けられている。この振動センサA1は、例え
ばディジタル出力付き加速度センサ(商品名:iMES
(商標)、製造:アナログ・デバイセズ株式会社)を使
用することができる。この実施形態の振動センサA1
は、これには限られないが、パチンコ遊技機Pの前後方
向の振動のみを検出するものとなっている。上述したデ
ィジタル出力付き加速度センサは2軸に沿った振動を検
出するものとなっているが、鉛直方向の振動については
出力を生じないようにしておくと共に、他の1軸をパチ
ンコ遊技機Pの前後方向と一致させておくことにより、
パチンコ遊技機Pの前後方向の振動のみを検出するよう
にしている。この実施形態における振動センサA1は、
また、これには限られないが、予め定められた特定周波
数よりも高い周波数の振動のみをパチンコ遊技機に生じ
た振動として検出するようになっている。上述したディ
ジタル出力付き加速度センサは、検出する振動の周波数
を自由に設定できるようになっているので、所定の周波
数以上の振動のみを検出するように設定しておくこと
で、検出される振動の周波数を適宜設定できる。この実
施形態では、1/3〜1/5Hz以上の周波数の振動の
みを検出するようにしている。尚、測定すべき周波数
は、島やパチンコ遊技機の構造によって異なるため、状
況に応じて適宜に設定することができる。振動センサA
1は、必ずしも接続具Aに取付けられている必要はな
く、例えば外周枠の所定位置や、パチンコ遊技機P自体
に取忖けられていてもよい。
【0012】次に、パチンコ遊技機Pの構成につき説明
する。パチンコ遊技機Pは、例えば、図2に示したよう
に構成される。図2は、本実施形態によるパチンコ遊技
機Pの概略図であり、遊技盤1のレイアウトを示すもの
である。この遊技盤1は、図示しないガラス板によって
覆われている。
【0013】遊技盤1上にはガイドレール2が取付けら
れている。ガイドレール2の内側には、略円形の遊技領
域1Aが形成されている。また、ガイドレール2に挟ま
れた領域として、遊技領域1Aに連なる打ちだし路1B
が形成されている。遊技盤1上には、打ちだし路1Bか
ら打ち出された玉に不規則な動きを与える多数の釘3A
が設けられており、他に、玉を不規則に案内するために
適宜配された複数の風車3Bと、入賞口3C及び抽選機
構4が設けられている。入賞口3Cの内部には、図示せ
ぬセンサが取付けられており、入賞口3Cに玉が入る度
に、所定の数の玉が遊戯者へ与えられるようになってい
る。
【0014】抽選機構4は、これには限られないが、図
3の斜視図に概略的に示した如く構成されている。抽選
機構4は、本体部41とクルーン42とから構成されて
いる。本体部41は箱状に構成されており、その上面に
は、受入れ孔41Aが設けられている。受入れ孔41
は、遊技者が打ちだし路1Bから遊技領域1Aへと打ち
出した玉を受入れるものである。本体部41の上面に
は、玉を受入れ孔41Aへと導くような傾斜が設けられ
ている。本体部41の内部には、また、上下2段の案内
路41B、41Cが設けられている。案内路41B、4
1Cは受入れ孔41Aが受入れた玉を後述のクルーン4
2へと導くものである。案内路41Bはその一端側が、
受入れ孔41Aの直下に配置されており、且つその他端
側が上記一端側よりも下方に位置するようになってい
る。また、案内路41Cはその一端側が案内路41Bの
上記他端側の直下に位置するようになっており、且つそ
の他端側が上記一端側よりも下方に位置するようになっ
ている。このような案内路41B、41Cの配置によ
り、受入れ孔41Aが受入れた玉は、自然にクルーン4
2へと導かれるようになっている。クルーン42は、中
心に向かって若干の傾斜が与えられたすり鉢面42Aを
備えている。玉は、このすり鉢面42Aの外周に沿うよ
うにして、上述の案内路41Cからすり鉢面42A内に
供給されるようになっている。すり鉢面42Aには3つ
の抽選孔42B、42B、42Cが設けられている。こ
れら3つの抽選孔42B、42B、42Cはそれぞれ異
なる性格付けがなされている。つまり、玉がどの抽選孔
42B、42B、42Cに落ちたかによって、当選状態
が生じるか、落選状態が生じるかが異なるようになって
いるのである。この実施形態では、抽選孔42Bに玉が
落ちた場合には落選状態が、抽選孔42Cに玉が落ちた
場合には当選状態が発生するようになっている。即ち、
抽選孔42Cは、そこに玉が入った場合に当選状態が発
生するものであり、本発明における当選孔となってい
る。抽選孔42Cの内部には、図示せぬ当選センサが取
付けられており、抽選孔42Cに玉が入ったことを検出
するようになっている。尚、案内路41B、41C及び
クルーン42は、受入れ孔41Aから受入れた玉を抽選
孔42B、42B、42Cへのいずれかに導く機能を有
しており、本発明における振分け手段に相当するもので
あると言える。
【0015】パチンコ遊技機Pの裏側には、このパチン
コ遊技機Pで実行される様々な処理を制御するための制
御装置が設けられている。この制御装置のハードウエア
構成は、図4に示すとおりである。制御装置は、CPU
(Central Processing Unit)110、ROM(Read on
lyMemory)120、RAM(Random Access Memory)1
30、インタフェイス140と、これらを互いに接続す
るバス150を含んで構成されている。CPU110
は、ROM120に記録されているプログラムやデータ
を読み出すことにより、パチンコ遊技機Pの全体的な制
御を行う。例えば、当選状態を発生させたり、図示しな
い電飾の点滅やスピーカの制御を行ったりする。RAM
130は、プログラムを実行するための作業領域を提供
する。インタフェイス140は、制御装置と他の機器と
を繋ぐ窓口として機能するものであり、上述のセンサ、
当選センサ、振動センサA1、出玉をパチンコ遊技機P
から放出する機構 (図示を省略)などと接続される。
例えば、入賞口3Cや抽選孔42Cに玉が入ったことを
示すデータや、当選センサからのデータは共に、このイ
ンタフェイス140を介してこの制御装置に受入れられ
る。また、振動センサA1からの、パチンコ遊技機に振
動が生じたことを示すデータも、このインタフェイス1
40を介して制御装置に更入れられる。
【0016】上述のCPU110が、プログラムを実行
することで、制御装置には、図5に示すように、入力情
報受付け部210と制御部220とが形成される。
【0017】入力情報受付け部210は、上述のセンサ
入賞センサ、振動センサA1と接続されている。入力情
報受付け部210は、入賞口3Cに玉が入ったことを示
す信号をセンサから受付け、また、抽選孔42Cに玉が
入ったことを示す信号(本発明における、当選信号に相
当する。)を当選センサから受付ける。また入力情報受
付け部210は、振動センサA1からの、パチンコ遊技
機に生じた振動についての情報も受付ける。入力情報受
付け部210は、これらの情報を制御部220へと送る
ようになっている。
【0018】制御部220は、パチンコ遊技機Pの動作
制御を行うものであり、状態決定部221と出玉制御部
222とを含んで構成されている。
【0019】状態決定部221は、本発明の状態決定手
段に相当するものであり、当選状態を発生させるか、落
選状態を発生させるかを決定する機能を有している。こ
れには限られないが、このパチンコ遊技機Pにおける当
選状態は、3000発の出玉を遊技者に与えるイベント
として実現され、落選状態は当選状態を発生させないこ
ととして実現される。上述した状態決定郎221は、デ
ータ更新部221A、振動データ記録部222及び判定
部221Cを備えて構成されている。データ更新部22
1Aは、振動センサAからパチンコ遊技機Pに発生した
振動についてのデータを受け取り、それを振動データ記
録部221Bへと記録するものである。振動データ記録
部221Bは、パチンコ遊技機Pにいつ振動が生じたか
ということについてのデータを保持するものである。
尚、このデータは、過去数秒分についてのもので十分で
あり、所定時間経過毎にリフレッシュしていくことがで
きる。リフレフシュの間隔は、以下に述べる特定時間間
隔と同じか、それよりも長い時間間隔で適宜設定すれば
よい。判定部221Cは、入力情報受付け部210を介
して当選センサから受付けることにより当選信号を受付
けたそのタイミングと、このタイミングの直前に振動セ
ンサA1が振動を検出したタイミングとの時間的差分
を、予め定められた特定時間間隔と比較し、いずれが長
いかを判定するものである。特定時間間隔は、パチンコ
遊技機の構造などの事情を考慮して、適宜定めておけば
良い。この例の特定時間間隔は、例えば3ないし5秒と
されている。この判定に必要な、当選信号の発生の直前
に生じた振動の発生タイミングについての情報は、その
振動についての情報を振動データ記録部221Bから読
み出したデータ更新部221から、判定部221Cへと
送られるようになっている。尚、この送信処理は、例え
ば判定部221Cの要求に応じて行われるようにするこ
とができる。この情報を受付けた判定部221Cは、上
述の時間的差分が特定時間間隔よりも長い場合には、当
選状態を発生させる旨の決定を行う。他方、上述の時間
的差分が特定時間間隔よりも短い鼎合には、当選伏態を
発生させない旨の決定を行う。この決定に関する情報
は、決定部221Dから出玉制御部222へと伝えられ
るようになっている。
【0020】出玉制御部222は、図示せぬ出玉制御機
構を制御するものである。出玉制御機構は、出玉制御部
222の制御に応じて、所定の数の出玉を遊技者に与え
るようになっている。尚、出玉制御部222は、例え
ば、当選状態を発生させるとの決定についての決定部2
21Dが生成した上述の情報を受付けると、予め定めら
れた所定個数(この実施形態では3000個)の玉を遊
戯者に与えるための情報を生成して、これを出玉制徐脚
幾構へ送る。尚、出玉制御部222は、上述のセンサか
らの入賞信号を入力情報受付け部210を介して受付け
た場合においては、定められた数の玉を払い出せとの指
示を出玉制御機構へと送るようになっている。出玉制御
機構は、その指示に応じた所定の数の玉を遊技者に与え
るように動作する。これにより遊戯者に与えられる玉の
数は、判定部221Cの判定を経て遊技者に与えられる
玉の数よりもかなり少ないものとなっている。
【0021】第2実施形態 この実施形態は、本件発明の不正防止装置を用いる場合
の例である。この実施形態のパチンコ遊技機Pには、呼
び出しランプYが取付けられている。呼び出しランプY
は本来、パチンコ遊技機Pに不調が生じた場合にホール
の従業員にそれを通知するためのものであり、種々の発
光体や、液晶ディスプレイなどにより形成の画面などを
備えて構成されている。上述の発光体の発行のさせ方
や、画面への表示の別などに意味を持たせておくこと
で、パチンコ遊技機の状態をホールの従業員へ通知する
ようになっている。もっとも近年の呼び出しランプY
は、パチンコ遊技機Pと連動して、例えば大当たり発生
時に発光体の点灯状態をめまぐるしく変化させることな
どにより、派手な演出を行うようなものとなっている。
【0022】本発明による不正防止装置Y1は、この限
りではないが、この呼び出しランプYの中に設けられて
いる。これは、パチンコ遊技機Pと連動して動作するよ
うにされた最近の呼び出しランプYであれば、パチンコ
遊技機Pとのデータのやり取りを元々行っているため、
後述の振動信号、キャンセル信号などのパチンコ遊技機
Pとのやりとりを行うにあたってハード的な追加部分を
それほど必要としないからである。
【0023】このパチンコ遊技機Pの基本的な構成は、
第1実施形態の腸合とほぼ同様である。まだ振動センサ
Aの構成及び取付け位置も、第1実施形態と同様であ
る。異なるのは、パチンコ遊技機Pが備える制御装置の
CPU110が、プログラムを実行することで形成され
る機能ブロックである。この実施形態におけるCPU1
10がプログラムを実行することにより形成される機能
ブロックは、図7に示すようなものとなっている。
【0024】パチンコ遊技機Pは、入力情報受付け部3
10と、制御部320とを備えて構成される。
【0025】入力情報受付け部310の機能は第1実施
形態の場合と同様であり、外部から受付けた信号を制御
部320へと伝える機能を有している。この入力情報受
付け部310は、センサ、入賞センサ及び、不正防止装
置Y1からの信号を受付けるようになっている。
【0026】制御部320は、状態決定部321と出玉
制御部322とを備えて構成されている。この実施形態
における状態決定部321は、これには限られないが、
このパチンコ遊技機Pが当初から備えているものであ
り、当選信号を入力情報受付け部310を介して受付け
たときに、当選状態を発生させるようになっている。状
態決定部321は、生成した当選信号を出玉制御部32
2へと伝えるようになっている。この実施形態における
出玉制御部322は第1実施形態の場合と同様の機能を
有している。即ち、センサや状態決定部321から受付
けた情報に基づいて、所定の数の玉の放出を行わせるべ
く、出玉制御機構を制御する。
【0027】不正防止装置Y1は、例えば、CPU、R
OM、RAM、インタフェイスと、これらを互いに接続
するバス(いずれも、図示を省略する。)を含んで構成さ
れている。上述のCPUが、プログラムを実行すること
で、この不正防止装置Y1には、図8に示すような機能
ブロックが形成される。即ち、この不正防止装置Y1
は、入力情報受付け部210と制御部220とを備えて
構成される,
【0028】入力情報受付け部410は、上述の入賞セ
ンサ及び振動センサA1と接続されている。入力情報受
付け部410は、抽選孔42Cに玉が入ったことを示す
当選信号を当選センサから受付ける。また、入力情報受
付け部410は、振動センサA1からの、パチンコ遊技
機に生じた振動についての信号信号も受付ける。入力情
報受付け部410は、これらの情報を制御部420へと
送るようになっている。
【0029】制御部420は、本発明のキャンセル手段
に相当するものである。制御部420は、データ更新部
421A、振動データ記録部422及む単』定部421
Cを備えて構成されている。データ更新部421Aは、
振動センサAから振動信号を受け取り、それを振動デー
タ記録部421Bへと記録する機能を有する。振動デー
タ記録部421Bは、パチンコ遊技機Pにいつ振動が生
じたかということについてのデータを保持するものであ
る。尚、このデータは、過去数秒分についてのもので十
分であり、所定時間経過毎にワフレツシュしていくこと
ができる。リフレッシュの間隔は、以下に述べる特定時
間間隔と同じか、それよりも長い時間間隔で適宜設定す
ればよい。判定部421Cは、入力情報受付け部410
を介して当選センサから受付けることにより当選信号を
受付けたそのタイミングと、このタイミングの直前に振
動センサA1が振動を検出したタイミングとの時間的差
分を、予め定められた特定時間間隔と比較し、いずれが
長いかを判定するものである。この判定に必要な、当選
信号の発生の直前に生じた振動の発生タイミングについ
ての情報は、その振動についての情報を振動データ記録
部421Bから読み出したデータ更新部421から、判
定部421Cへと送られるようになっている。この送信
処理は、例えば判定部421Cの要求に応じて行われる
ようにすることができる。この情報を受付けた判定部4
21Cは、上述の時間的差分が特定時間間隔よりも長い
場合には、何の信号をも発生させない。他方、上述の時
間的差分が特定時間間隔よりも短い場合には、状態決定
部321に当選状態の発生を中止させる旨の命令である
キャンセル信号を生成する。判定部221は、キャンセ
ル信号を生成した場合には、当該信号を状態決定部32
1へと送るようになっている。
【0030】状態決定部321は、上述のように、当選
信号を入力情報受付け部310を介して受付けたとき
に、当選状態を発生させるようになっている。 しかし
ながら、上述のキャンセル信号を、入力情報受付け部3
10を介して受付けた場合には、その当選状態がキャン
セルされるようになっている。これにより、このパチン
コ遊技機Yは、後付け的に取付けた不正防止装置Y1の
おかげで、パチンコ遊技機Y自体が従来品であったとし
ても、必要な限度で、パチンコ遊技機を振動させること
による不正の防止を実現できるようになる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるパチン
コ遊技機によれば、上述の如き選機構及び状態決定手段
を備えてなるパチンコ遊技機において良く行われている
パチンコ遊技機の振動に基づく不正を効率よく防止でき
るようになる。のみならず、不正とは関係ない振動を不
正と判断しないで見逃すことにより、パチンコ遊技を必
要以上に中断してその興を削ぐことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態によるパチンコ遊技機の島への取
付け状態を説明するための断面図。
【図2】第1実施形態によるパチンコ遊技機の構成を説
明するための図。
【図3】図2中で示した抽選機構を拡大して示下図。
【図4】図2で示したパチンコ遊技機のハードウエア構
成を説明するための図。
【図5】図2で示したパチンコ遊技機の構成を説明する
ための機能ブロック図。
【図6】第2実施形態によるパチンコ遊技機と不正防止
装置の関係を概略的に示す図。
【図7】図6で示したパチンコ遊技機の構成を説明する
ための機能ブロック図。
【図8】図6で示した不正防止装置の構成を説明するた
めの機能ブロック図。
【符号の説明】
A 上側接続具 A1 当選センサ B 下側接続具 P パチンコ遊技機 Y 呼び出しランプ Y1 不正防止装置 Fu 上部材(外周枠) Fd 下部材(外周枠) 41A 受入れ孔 42B 抽選孔 42C 抽選孔 210 入力情報受付け部 220 制御部 221 状態決定部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉を受入れる受入れ孔と、異なる性格付
    けがなされた複数の抽選孔と、前記受入れ孔より受入れ
    られた玉を前記複数の抽選孔のいずれかに導く振分け手
    段とを有する抽選機構と、この抽選機構と接続されてお
    り、玉が導かれた前記抽選孔の別により、遊技者に有利
    な当選状態か、それよりも遊技者に不利な落選状態を発
    生させるようにされた状態決定手段と、パチンコ遊技機
    に生じた振動を検出する振動検出手段と、を備えてなる
    パチンコ遊技機であって、 前記状態決定手段は、 当選状態を発生させる抽選孔に玉が導かれたことを検出
    したタイミングと、このタイミングの直前に前記振動検
    出手段が振動を検出したタイミングとの時間的差分が、
    予め定められた特定時間間隔よりも長い場合にのみ当選
    状態を発生させるようにされてなる、パチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記振動検出手段は、パチンコ遊技機の
    水平方向の振動のみをパチンコ遊技機に生じた振動とし
    て検出するようになっている、 請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記振動検出手段は、パチンコ遊技機の
    前後方向の振動のみをパチンコ遊技機に生じた振動とし
    て検出するようになっている、 請求項2記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記振動検出手段は、予め定められた特
    定周波数よりも高い周波数の振動のみを、パチンコ遊技
    機に生じた振動として検出するようになっている、 請求項1記載のパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記振動検出手段は、パチンコ遊技機の
    外周を囲む外周枠に生じた振動をパチンコ遊技機に生じ
    た振動として検出するようになっている、 請求項1記載のパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】 前記振動検出手段は、パチンコ遊技機の
    外周を囲む外周枠と島の取付けユニットとを接続する接
    続具に生じた振動をパチンコ遊技機に生じた振動として
    検出するようになっている、 請求項1記載のパチンコ遊技機。
  7. 【請求項7】 玉を受入れる受入れ孔と、異なる性格付
    けがなされた複数の抽選孔と、前記受入れ孔より受入れ
    られた玉を前記複数の抽選孔のいずれかに導く振分け手
    段とを有する抽選機構と、この抽選機構と接続されてお
    り、玉が導かれた抽選孔の別により、遊技者に有利な当
    選状態か、それよりも遊技者に不利な落選状態を発生さ
    せるようにされた状態決定手段と、パチンコ遊技機に生
    じた振動を検出する振動検出手段と、を備えてなるパチ
    ンコ遊技機にて実行される方法であって、 前記状態決定手段が、 当選状態を発生させる抽選孔に玉が導かれたことを検出
    したタイミングと、このタイミングの直前に前記振動検
    出手段が振動を検出したタイミングとの時間的差分と、
    予め定められた特定時間間隔との長短を判定する過程
    と、 前記差分が前記特定時間間隔よりも長い場合に、当選状
    態を発生させるように決定する過程と、 を実行するパチンコ遊技機の抽選制御方法。
  8. 【請求項8】 玉を受入れる受入れ孔と、そのうちの一
    つが当選孔とされている複数の抽選孔と、前記受入れ孔
    より受入れられた玉を前記複数の抽選孔のいずれかに導
    く振分け手段とを有する抽選機構を備えたパチンコ遊技
    機と組み合わせて用いられる不正防止機能付き状態決定
    装置であって、 前記抽選機構から前記当選孔に玉が入ったことを示す当
    選信号を受付ける手段と、 前記パチンコ遊技機に生じた振動を検出する所定の振動
    検出手段から前記パチンコ遊技機に振動が生じたことを
    示す振動信号を受付ける手段と、 前記当選信号を受付ける手段で受付けた前記当選信号
    と、前記振動信号を受付ける手段で受付けた前記振動信
    号とに基づいて、当選孔に玉が入ったことが検出された
    タイミングと、このタイミングの直前に前記振動検出手
    段が振動を検出したタイミングとの時間的差分が、予め
    定められた特定時間間隔よりも長いか否かを判定し、こ
    の時間的差分が前記特定時間間隔よりも長い場合に当選
    状態を発生させる状態決定手段と、 を含んで構成されている不正防止機能付き状態決定装
    置。
  9. 【請求項9】 玉を受入れる受入れ孔と、そのうちの一
    つが当選孔とされている複数の抽選孔と、前記受入れ孔
    より受入れられた玉を前記複数の抽選孔のいずれかに導
    く振分け手段とを有する抽選機構を備えたパチンコ遊技
    機と組み合わせて用いられる不正防止機能付き状態決定
    装置にて実行される方法であって、 前記状態決定装置が、 前記抽選機構から前記当選孔に玉が入ったことを示す当
    選信号を受付ける過程と、 前記パチンコ遊技機に生じた振動を検出する所定の振動
    検出手段から前記パチンコ遊技機に振動が生じたことを
    示す振動信号を受付ける過程と、 前記当選信号を受付ける手段で受付けた前記当選信号
    と、前記振動信号を受付ける手段で受付けた前記振動信
    号とに基づいて、当選孔に玉が入ったことが検出された
    タイミングと、このタイミングの直前に前記振動検出手
    段が振動を検出したタイミングとの時間的差分が、予め
    定められた特定時間間隔よりも長いか否かを判定する過
    程と、 この時間的差分が前記特定時間間隔よりも長い場合に当
    選状態を発生させる過程と、 を含んでいる、状態決定方法。
  10. 【請求項10】 玉を受入れる受入れ孔と、そのうちの
    一つが当選孔とされている複数の抽選孔と、前記受入れ
    孔より受入れられた玉を前記複数の抽選孔のいずれかに
    導く振分け手段と、玉が前記当選孔に入ったときに遊技
    者に有利な当選状態を発生させる状態決定手段とを備え
    ているパチンコ遊技機と組み合わせて用いられる不正防
    止装置であって、 前記抽選機構から前記当選孔に玉が入ったことを示す当
    選信号を受付ける手段と、 前記パチンコ遊技機に生じた振動を検出する所定の振動
    検出手段から前記パチンコ遊技機に振動が生じたことを
    示す振動信号を受付ける手段と、 前記当選信号を受付ける手段で受付けた前記当選信号
    と、前記振動信号を受付ける手段で受付けた前記振動信
    号とに基づいて、当選孔に玉が入ったことが検出された
    タイミングと、このタイミングの直前に前記振動検出手
    段が振動を検出したタイミングとの時間的差分が、予め
    定められた特定時間間隔よりも長いか否かを判定し、こ
    の時間的差分が前記特定時間間隔よりも短い場合には、
    前記状態決定手段に当選状態の発生を中止させる旨の命
    令であるキャンセル信号を生成しこれを前記状態決定手
    段へと送るキャンセル手段と、 を含んで構成されている不正防止装置。
  11. 【請求項11】 玉を受入れる受入れ孔と、そのうちの
    一つが当選孔とされている複数の抽選孔と、前記受入れ
    孔より受入れられた玉を前記複数の抽選孔のいずれかに
    導く振分け手段と、玉が前記当選孔に入ったときに遊技
    者に有利な当選状態を発生させる状態決定手段とを備え
    ているパチンコ遊技機と組み合わせて用いられる不正防
    止装置にて実行される方法であって、 前記不正防止装置が、 前記抽選機構から前記当選孔に玉が入ったことを示す当
    選信号を受付ける過程と、 前記パチンコ遊技機に生じた振動を検出する所定の振動
    検出手段から前記パチンコ遊技機に振動が生じたことを
    示す振動信号を受付ける過程と、 前記当選信号を受付ける手段で受付けた前記当選信号
    と、前記振動信号を受付ける手段で受付けた前記振動信
    号とに基づいて、当選孔に玉が入ったことが検出された
    タイミングと、このタイミングの直前に前記振動検出手
    段が振動を検出したタイミングとの時間的差分が、予め
    定められた特定時間間隔よりも長いか否かを判定する過
    程と、 この時間的差分が前記特定時間間隔よりも短い場合に
    は、前記状態決定手段に当選状態の発生を中止させる旨
    の命令であるキャンセル信号を生成しこれを前記状態決
    定手段へと送る過程と、 を含んでいる、不正防止方法。
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