JP2002159551A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2002159551A
JP2002159551A JP2000359276A JP2000359276A JP2002159551A JP 2002159551 A JP2002159551 A JP 2002159551A JP 2000359276 A JP2000359276 A JP 2000359276A JP 2000359276 A JP2000359276 A JP 2000359276A JP 2002159551 A JP2002159551 A JP 2002159551A
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Japan
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treatment element
treatment
massage
backrest
amount
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JP2000359276A
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English (en)
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Sousei Ikebe
宗清 池部
Yoji Kawamoto
洋司 川本
Suehisa Kishimoto
季久 岸本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来からある施療手段の移動手段を利用する
ことによって、簡単な構造で使用者の好みにあった指圧
マッサージが可能となり、安全且つ使い勝手に優れたマ
ッサージ機を提供する。 【解決手段】 背もたれ84と座面とを有する椅子と、
施療動作を行うために施療子5が背もたれ面の略垂直方
向に伸縮する機構を有する施療手段と、背もたれに沿っ
て施療手段を移動させる移動手段とを備えているマッサ
ージ機である。これにおいて、施療子5の位置を背もた
れ面の略垂直方向に伸縮させることで調整した後、移動
手段を利用して背もたれ84に沿って施療手段を上下動
させると共にその動作量を制御できるようにする。これ
により施療子5で肩周辺のポイントを押さえて指圧マッ
サージする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子と、施療手段
と、施療手段を移動させる移動手段とを備えているマッ
サージ機に関し、詳しくは所定の施療位置に所定の圧力
で指圧マッサージをする構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】施療手段により肩周辺をマッサージでき
るようにしたマッサージ機は従来より多種提供されてい
る。そしてこの種のマッサージ機には、揉み、叩き、ロ
ーリングマッサージ動作などをする機能を有している。
そして揉み、叩きマッサージ動作をすると所定の押さえ
付け量で肩周辺を頭部から臀部方向へ押さえ付けること
ができるようになっている。
【0003】従来のこの種のマッサージ機としては本特
許出願人が先に出願した特開平1−236053号公報
で開示されるものがあり、図1や図2に示すような構造
になっており、下記のような揉み、叩き、ローリングマ
ッサージをするようになっている。
【0004】揉みマッサージにおいては、モータによっ
て主軸1を回転させた場合、主軸1と共に回転する内輪
2が主軸1内に対して偏心且つ傾斜したものとなってい
るために、この内輪2に遊転自在に装着されている外輪
3にアーム4を介して取り付けられている施療子5は、
連結リンク8によってアーム4の動きに制限が加えられ
ていることもあって、主軸1の回転に伴い、3次元的な
軌跡を描く運動、すなわち上下方向と主軸1の軸方向と
主軸1からの突出方向とに位置を変化させる運動を行
い、使用者の背面に所謂「ねり揉み」のマッサージを与
える。
【0005】一方、主軸1ではなく、回転軸12を回転
させた場合、回転軸12の偏心軸であるクランク軸12
a,12bに各アーム4が連結リンク8を介して連結さ
れているために、この場合ではクランク軸12,12b
の偏心回転につれて動かされる連結リンク8が、ボール
ジョイント44で連結されているアーム4を動かすもの
であり、この時のアーム4の動きは止まっている内輪2
の周りを外輪3と共に回動する動きとなることから、ア
ーム4先端の施療子5は、内輪2の位置にもよるが、正
面から見て略上下方向の直線往復運動となり、叩きマッ
サージを行うことになる。また、偏心部材7である回転
軸12の両クランク軸12a,12bの偏心方向が18
0°逆となっているために、叩きマッサージ動作は両施
療子5,5において交互になされる。
【0006】次にモータによってピニオン17を回転さ
せた場合には、ラック91とピニオン17の噛み合いに
より、このマッサージ機本体は施療台である椅子の背も
たれ84をレール90に沿って上下に移動する。したが
って、施療子5の位置を上下に変えることができる。ま
た、この時にはローラ状の施療子5が人体背面に沿って
転がるために、人体背面を施療子5がさするローリング
マッサージを得ることができる次に施療子5が突出する
仕組み(背もたれ84面と略垂直方向に伸縮して突出量
が変る仕組み)について説明すると次の通りである。モ
ータによって送りねじ25を回転させ、リンク16と回
転板15を介して、補助軸13の周りに回転軸12を回
転させると、これに伴ってアーム4及び外輪3が内輪2
の周りを回転し、それにより施療子5は背もたれ84面
の略垂直方向の突出量が変化する。つまり、施療子5が
背もたれ84面と略垂直方向に伸縮するように移動して
背もたれ84面に対する突出量が変る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでマッサージ機
の使用者の体格や感度には個人差が大きく、各人にとっ
ての快適な押さえ付け量は様々である。故にこの押さえ
付け量は自在に変化させることが望ましい。しかしなが
ら、以上で述べたように従来のマッサージ機において
は、施療子5の3次元的な軌跡の大きさは、施療子5の
突出量に左右されず一定であるが、マッサージ動作をさ
せる構造上、図5に示すように揉みマッサージ動作にお
ける頭部方向から臀部方向への押さえ付けに値する量
は、施療子5の突出量が大きくなれば大きくなり、逆に
施療子5の突出量が小さくなれば小さくなるという制約
条件が存在する。図5(a)は施療子5の突出量を大き
くした状態で、図5(b)は施療子5の突出量を中程に
した状態で、図5(c)は施療子5の突出量を小さくし
た状態であり、符号Aは施療子5の突出量、符号Bは施
療子5の押さえ付け量、Cの符号に示す楕円の軌跡は施
療子5の揉み軌跡である。そして主軸1を回転駆動して
施療子5を符号Cのような軌跡のように駆動して揉み動
作を行わせる関係上、施療子5が突出する量が大きくな
る程、押さえ付け量が大きくなり、施療子5が突出する
量が小さくなる程、押さえ付け量が小さくなる。これの
は叩きマッサージ動作についても同様である。このた
め、使用者が指圧のようなポイントマッサージを行いた
いときには、頭部から臀部への押さえ付け量がそのポイ
ントでの施療子5の突出量で決定されることになり、そ
の量は使用者にとって必ずしも快適な量であるとは限ら
ない。逆に頭部方向から臀部方向への押さえ付け量を快
適な量に合わせるためには施療子5の突出量を大きく或
いは小さくしようとすると、マッサージしたいポイント
がずれてしまうことになる。またこの際、頭部方向から
臀部方向への押さえ付け量も施療手段の機械的構造上制
約があり、最大量でも使用者によっては満足できないこ
とがある。
【0008】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、従来からある施療手段の移動手段を利用するこ
とによって、簡単な構造で使用者の好みにあった指圧マ
ッサージが可能となり、安全且つ使い勝手に優れたマッ
サージ機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のマッサージ機は、背もたれと座面とを有する椅
子と、施療動作を行うために施療子が背もたれ面の略垂
直方向に伸縮する機構を有する施療手段と、背もたれに
沿って施療手段を移動させる移動手段とを備えているマ
ッサージ機において、施療子の位置を背もたれ面の略垂
直方向に伸縮させることで調整した後、移動手段を利用
して背もたれに沿って施療手段を上下動させると共にそ
の動作量を制御できるようにしたことを特徴とする。上
記のように移動手段によって施療手段を移動することに
より施療子で人体を押さえ付けることができることによ
り、施療子の突出位置が任意の位置で且つ任意の押さえ
付け量で施療子にて指圧マッサージできるものであっ
て、簡単な構造で肩周辺の指圧マッサージポイントをず
らすことなく、押さえ付け量を自在に変えることができ
る。
【0010】また施療手段が背もたれに沿って下方へ移
動する際に施療子を人体に押し付ける圧力を検出して施
療子による指圧力が所定の圧力以下になるように制御す
ることを特徴とすることも好ましい。施療子を人体に押
し付ける圧力を制御することにより、体に害を及ぼすこ
となく安全にマッサージを行うことができる。
【0011】またマッサージ位置を判断するために、施
療子の位置を背もた面の略垂直方向に調整した後、移動
手段を用いて移動する際、施療子を人体に押し付ける圧
力を検出しながら施療子の指圧力が所定の圧力になるま
で施療手段を移動し、その地点に基づいてマッサージ位
置を判断するようにしたことを特徴とすることも好まし
い。マッサージ位置を自動的に判断できるために使用者
の手間を軽減することができる。
【0012】また施療手段の上下動の動作範囲を制御す
る際、動作範囲の下点付近の位置を設定し、その点から
背もたれに沿って上方への動作範囲を制御するようにし
たことを特徴とすることも好ましい。移動下点位置を設
定し、それより上方へ移動範囲を取ることにより、使用
者の想像以上の強さで押さえ付けられることがなく、安
全にマッサージを行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のマッサージ機は、背もた
れと座面とを有する椅子と、施療動作を行うために施療
子5が背もたれ84面の略垂直方向に伸縮する機構を有
する施療手段と、背もたれ84に沿って施療手段を移動
させる移動手段とを備えている。
【0014】この椅子は図2に示すようにパイプで枠組
みした下部枠81に座部82とひじ掛け83とを設ける
とともに、背もたれ84のフレーム85の下部を下部枠
81に枢着し、フレーム85の下端と下部枠81間にガ
ススプリング86を取り付けて、ひじ掛け83側面に設
けたレバー87の操作によるガススプリング86の伸縮
で背もたれ84をリクライニングさせ得るようにしたも
ので、背もたれ84の両側フレーム85には夫々断面コ
字型で開口面が対向する一対のレール90,90が固着
されている。また背もたれ84の上端にはヘッドレスト
88が設けられ、背もたれ84の前面にヘッドレスト8
8に至るまで設けられているカバーシートの背面両側に
は、支持帯89が上下方向に夫々配設されている。前記
一対のレール90,90の開口縁には夫々ラック91,
91が長手方向に沿って固着されており、両レール9
0,90間にこのレール90内を転動するころ18と、
ラック91に噛み合うピニオン17とを備えているマッ
サージ機本体が架設されている。
【0015】マッサージ機本体は、図2に示すように、
一端にモータブロック20を、他端に減速機ブロック1
9を備えて、これら両ブロック20,19から上記ころ
18や回転駆動されるピニオン17を突設したもので、
両ブロック20,19間には主軸1とねじ軸14と補助
軸13とが架設されている。そして両ブロック20,1
9によって両端が支持されている補助軸13には、この
補助軸13に対して回転自在とされている一対の回転板
15,15を介して、主軸1やねじ軸14並びに補助軸
13と平行な回転軸12が取り付けられて、補助軸13
のまわりを回転軸12が回転自在となるようにされてい
る。一対の回転板15,15で両端が支持されていると
ともに回転板15に対して回転自在とされている回転軸
12は、偏心方向が互いに逆とされている一対のクラン
ク軸12a,12bを軸方向につないだものとして形成
されて偏心部材7として機能するものであり、両端の非
偏心部12d,12eが回転板15で支持されている。
【0016】モータブロック20に納められたモータ
は、主軸1、ねじ軸14、回転軸12、ピニオン17の
各回転駆動を行なう他、補助軸13のまわりの回転軸1
2の回転駆動を行なう。すなわち、モータブロック20
の下方に突出するモータの出力軸に装着されたプーリ2
8に、減速機ブロック19外面に配設された被駆動軸3
1がベルト29とプーリ30とを介して接続されてお
り、また被駆動軸31と減速機ブロック19内の減速機
構部とが、クラッチ33と、プーリ34,36及びベル
ト35とで接続されている。減速機ブロック19内の減
速機構部(図示せず)は、減速部と、複数のクラッチ部と
で構成されており、クラッチ33が接続されている際、
主軸1、ねじ軸14、あるいはピニオン17にモータ出
力を選択的に伝達する。また被駆動軸31にはクラッチ
32とプーリ37、ベルト38、プーリ39、ウォーム
40とを介して、補助軸13に装着されたウォームホイ
ール41が接続されており、ウォームホイール41と一
体のギア42が回転軸12の非偏心部12dに固着され
たギア43に噛み合っている。クラッチ32が接続され
ると、モータ出力は上記の各部材を介して回転軸12に
伝えられ、回転軸12はその軸まわりの回転を行なう。
【0017】更にモータブロック20の外面には、プー
リ21,23とベルト22とクラッチ24とを介してモ
ータに接続された送りねじ25が配設されており、この
送りねじ25に螺合する送りナット26と、前記一対の
回転板15,15のうちの一方とがリンク16にて連結
されている。送りねじ25がモータ出力で回転する時、
送りねじ25の軸方向に移動する送りナット26は、リ
ンク16を介して回転板15を動かすものであり、この
結果、回転板15で支持されている回転軸12は、補助
軸13のまわりの回転を行なう。
【0018】前記主軸1には一対の内輪2,2が間隔を
おいて取り付けられている。両内輪2,2は主軸1に対
して同方向に同量だけ偏心し且つ互いに逆方向に傾斜し
ているもので、主軸1に形成された突条11との係合に
より、主軸1と共に回転するように、そして主軸1の軸
方向にスライド自在となるようにされており、外周面に
は夫々外輪3,3が遊転自在に装着されている。また各
内輪2,2における非偏心部の外周面には、夫々連結ア
ーム6,6の各一端が遊転自在に連結されている。内輪
2と共に主軸1の軸方向へのスライドを行なうようにさ
れているこの連結アーム6は、前記ねじ軸14と螺合し
ている。また、各連結アーム6,6は、ねじ軸14にお
けるねじ方向が逆とされている部分に夫々螺合している
ことから、ねじ軸14の回転に伴なって、両連結アーム
6,6は一対の内輪2,2を互いに接近させたり遠ざけ
たりする。
【0019】上記各外輪3,3には、夫々アーム4,4
の中程が固着されている。そして各アーム4先端の屈曲
部には、アーム4に対して遊転自在とされたローラ状の
施療子5が夫々取り付けられており、一方のアーム4の
他端は、連結リンク8と球体70とを介して回転軸12
のクランク軸12aに、他方のアーム4の他端は連結リ
ンク8と球体70とを介して回転軸12のクランク軸1
2bに連結されている。ここにおける球体70は、回転
軸12に対して軸方向にスライド自在に取り付けられた
もので、連結リンク8とクランク軸12a,12bとの
係合は連結リンク8の一端で球体70をつつむことによ
りなされている。このために、連結リンク8はクランク
軸12a,12bに対して3次元的回動が自在となって
おり、更に連結リンク8他端とアーム4との連結部もボ
ールジョイント44として形成されていることから、同
じく3次元的回動が自在となっている。また、回転軸1
2中央部の非偏心部12cと補助軸13とが、これらに
対して夫々遊転自在となっている連結板9によって連結
されている。
【0020】次に動作の概略について説明する。モータ
によって主軸1を回転させた場合、主軸1と共に回転す
る内輪2が主軸1に対して偏心且つ傾斜したものとなっ
ているために、この内輪2に遊転自在に装着されている
外輪3にアーム4を介して取り付けられた施療子5は、
連結リンク8によってアーム4の動きに制限が加えられ
ていることもあって、主軸1の回転に伴ない、3次元的
な軌跡を描く運動、すなわち上下方向と主軸1の軸方向
と主軸1からの突出方向とに位置を変化させる運動を行
なう。このような動きを対称に行なう一対の施療子5,
5は、使用者の背面にいわゆる「ねりもみ」のマッサージ
を与える。またアーム4にボールジョイント44を介し
て連結された連結リンク8は、内輪2の回転に伴なって
上下左右に振られることになるが、連結リンク8と回転
軸12とはボールジョイントを構成する球体70で連結
されているために、上記施療子5の動作は円滑に行なわ
れる。
【0021】モータによって送りねじ25を回転させる
ことで、リンク16と回転板15とを介して、補助軸1
3のまわりに回転軸12を回転させると、これに伴なっ
てアーム4及び外輪3が内輪2のまわりを回転し、そし
て施療子5は使用者の背面が位置することになる正面方
向への突出量を変化させることから、主軸1を回転させ
てマッサージを得るにあたり、施療子5の突出量を大き
くしている時には、強い「ねりもみ」のマッサージを、突
出量を小さくしている時には、弱い「ねりもみ」のマッサ
ージを行なう強弱の調節を行なえるようになっているわ
けであり、また突出量を大きくすることによって、肩に
対するマッサージを背方からではなく、上方から行なえ
るものとなっている。
【0022】そして、主軸1ではなく、回転軸12を回
転させた場合、回転軸12の偏心部であるクランク軸1
2a,12bに各アーム4が連結リンク8を介して連結
されているために、この場合にはクランク軸12a,1
2bの偏心回転につれて動かされる連結リンク8が、ボ
ールジョイント44で連結されているアーム4を動かす
ものであり、この時のアーム4の動きは止まっている内
輪2のまわりを外輪3と共に回動する動きとなることか
ら、アーム4先端の施療子5は、内輪2の位置にもよる
が、正面から見て、ほぼ上下方向の直線往復運動とな
り、たたきマッサージを行なうことになる。また、偏心
部材7である回転軸12の両クランク軸12a,12b
の偏心方向が180°逆となっているために、たたきマ
ッサージ動作は両施療子5,5において交互になされ
る。
【0023】モータによってピニオン17を回転させた
場合には、ラック91とピニオン17との噛み合いによ
り、このマッサージ機は施療台である椅子の背もたれ8
4をレール90に沿って上下に移動する。従って、施療
子5の位置を上下に変えることができる。また、この時
にはローラ状の施療子5が人体背面に沿って転がるため
に、人体背面を施療子5がさするローリングマッサージ
を得ることができる。
【0024】更にねじ軸14を回転させた時には、施療
子5は主軸1の軸方向に移動し、一対の施療子5,5間
の間隔を変えるために、施療すべき部位が肩であるか、
首であるか等によって、施療子5の軸方向の位置、つま
り幅方向の位置を変えることができる。
【0025】そして、回転軸12をその軸まわりに回転
させることによるたたきマッサージ動作を、ピニオン1
7の回転による移動動作と並行して実行させた時には、
施療子5が上下動しながらたたき動作を行なう「たたき
ローリングマッサージ」、つまりはたたき動作を与える
部位が順次上下に変化するマッサージを得ることができ
る。
【0026】ところで本発明では上記のように構成せる
マッサージ機において、使用者の肩付近を施療子5で押
さえ付けて指圧マッサージするときに次のように駆動が
制御されるものである。つまり、本発明では施療子5の
位置を背もたれ84面の略垂直方向に伸縮させることで
調整した後、移動手段を利用して背もたれ84に沿って
施療手段を上下動させると共にその動作量を制御できる
ようにしている。
【0027】先ず、図3(a)に示すように施療子5を
背もたれ84面の略垂直方向に伸縮するように移動させ
ることにより背もたれ84に対する突出量が調整され
る。このときモータによって送りねじ25が回転し、リ
ンク16と回転板15とを介して補助軸13の周りを回
転軸12が回転し、図3(a)に示すように施療子5の
突出量が変化し、使用者のマッサージしたい肩周辺のポ
イントに合わせられる。ここで符号Dはマッサージポイ
ントである。次に施療子5の突出量を維持した状態で施
療子5等の施療手段を有するマッサージ機本体が移動手
段で背もたれ84に沿って上下に駆動され、施療手段を
臀部の方向に移動されることで図3(b)に施療子5で
使用者の肩周辺の所定のポイントを押さえ付け、指圧マ
ッサージが行われる。つまり、モータによってピニオン
17を回転させることによりラック91とピニオン17
の噛み合いにより、マッサージ機本体は椅子の背もたれ
84に沿って上下に移動し、施療子5がマッサージ機本
体と一緒に上下に移動し、施療子5が下降することで施
療子5が使用者の肩周辺のポイントに押し付けられて指
圧マッサージがされる。このとき施療手段を上下に移動
することで施療子5をマッサージポイントに押し付ける
ために、移動量を変えることで指圧マッサージするとき
の押し付け量を自在に変えることができて使用者に応じ
た指圧マッサージができる。上記のように施療子5の突
出位置が任意の位置で且つ任意の押さえ付け量で施療子
5にて指圧マッサージできるものであって、簡単な構造
で肩周辺の指圧マッサージポイントをずらすことなく、
押さえ付け量を自在に変えることができる。
【0028】上記のように施療子5を有する施療手段を
モータによるピニオン17の駆動により下方に移動する
ことで施療子5を下方に移動して施療子5を押し付けて
指圧マッサージするが、このとき施療子5が人体に押し
付ける圧力を検出して施療子による指圧力が所定の圧力
以下になるように制御するようになっている。例えば、
施療子5を人体に押し付けたとき、マッサージ機に取り
付けられた制御回路がモータにかかる負荷を読み取り、
何らかの理由で施療子5が肩周辺のポイントを所定負荷
以上の力で押さえ付けることになると、施療手段が頭部
方向に移動するように制御している。ここでは施療子5
が押し付けている圧力を検出するのにモータの負荷を読
み取る方法を用いているが、圧力センサーにより押さえ
付け圧力を測定する方法を用いてよい。なお、ここでは
施療子5を所定以上の圧力で押し付けられたのを検出し
たときに移動手段で施療手段が上方に移動するように制
御しているが、施療手段の移動を停止してもよい。上記
のように施療子5を人体に押し付ける圧力を制御するこ
とにより、体に害を及ぼすことなく安全にマッサージを
行うことができる。
【0029】また図4は本発明の他の例の制御を説明す
るものである。図4(a)に示すように施療子5を背も
たれ84の上部付近で所定の突出量で突出した状態で施
療子5を維持して施療手段が背もたれ84のレール90
に沿って臀部方向に移動する。そして図4(b)に示す
ように使用者の肩周辺に接触し、モータにかかる負荷を
読み取る制御回路が所定の負荷に達したと判断すると
(施療子を人体に押し付ける圧力を検出しながら施療子
の指圧力が所定の圧力になるまで施療手段を移動した判
断すると)、その位置にマッサージポイントがあると認
識する(その地点に基づいてマッサージ位置を判断す
る)。そして、図4(c)に示すようにその位置を移動
範囲Eの下点Fと設定し、それよりも背もたれ84の頭
部方向に移動範囲Eを設定し、指圧マッサージを繰り返
す。ここでは施療子5が押し付けている圧力を検出する
のにモータの負荷を読み取る方法を用いているが、圧力
センサーにより押さえ付け圧力を測定する方法を用いて
もよい。上記のようにすることでマッサージ位置を自動
的に判断できるために使用者の手間を軽減することがで
きる。また移動下点F位置を設定し、それより上方へ移
動範囲Eを取ることにより、使用者の想像以上の強さで
押さえ付けられることがなく、安全にマッサージを行う
ことができる。また操作器に強弱ボタンを装備しておけ
ば、強モードを選択したとき下点F位置が臀部方向へ、
逆に弱モードを選択したとき下点F位置が頭部方向へ移
動させられ、強さを自在に変化させることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、施療子の位
置を背もたれ面の略垂直方向に伸縮させることで調整し
た後、移動手段を利用して背もたれに沿って施療手段を
上下動させると共にその動作量を制御できるようにした
ので、施療子の突出位置が任意の位置で且つ任意の押さ
え付け量で施療子にて指圧マッサージできるものであっ
て、簡単な構造で肩周辺の指圧マッサージポイントをず
らすことなく、押さえ付け量を自在に変えることができ
るものである。
【0031】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、施療手段が背もたれに沿って下方へ移動する
際に施療子を人体に押し付ける圧力を検出して施療子に
よる指圧力が所定の圧力以下になるように制御するの
で、施療子を人体に押し付ける圧力を制御することによ
り、体に害を及ぼすことなく安全にマッサージを行うこ
とができるものである。
【0032】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
において、マッサージ位置を判断するために、施療子の
位置を背もた面の略垂直方向に調整した後、移動手段を
用いて移動する際、施療子を人体に押し付ける圧力を検
出しながら施療子の指圧力が所定の圧力になるまで施療
手段を移動し、その地点に基づいてマッサージ位置を判
断するようにしたので、マッサージ位置を自動的に判断
できるために使用者の手間を軽減することができるもの
である。
【0033】また本発明の請求項4の発明は、請求項1
において、施療手段の上下動の動作範囲を制御する際、
動作範囲の下点付近の位置を設定し、その点から背もた
れに沿って上方への動作範囲を制御するようにしたの
で、移動下点位置を設定し、それより上方へ移動範囲を
取ることにより、使用者の想像以上の強さで押さえ付け
られることがなく、安全にマッサージを行うことができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】マッサージ機の本体部分の構造を示す斜視図で
ある。
【図2】(a)は同上のマッサージ機の使用状態を示す
斜視図、(b)は同上のマッサージ機全体の構造を示す
斜視図である。
【図3】本発明の一例の肩周辺の指圧マッサージを行う
状態を示す説明図であって、(a)は施療子の突出量を
変化させる状態を示し、(b)は肩周辺のポイントを押
さえ付ける状態を示す。
【図4】同上の他例の肩周辺の指圧マッサージを行う状
態を示す説明図であって、(a)は施療子が臀部方向に
移動する状態を示し、(b)は施療子が肩周辺に接触し
た状態を示し、(c)は移動範囲の下点を設定し,それ
より上方に移動範囲を設定する状態を示す。
【図5】従来例の説明図であって、(a)は施療子の突
出量を大きくした状態を示し、(b)は施療子の突出量
を中程にした状態を示し、(c)は施療子の突出量を小
さくした状態を示す。
【符号の説明】
5 施療子 84 背もたれ
フロントページの続き (72)発明者 岸本 季久 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C074 AA04 AA05 CC11 CC17 DD01 GG03 HH02 HH08 4C100 AD11 AE01 AF03 AF04 AF07 AF12 BA01 BB03 BC02 BC04 CA03 CA06 DA04 DA05 EA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれと座面とを有する椅子と、施療
    動作を行うために施療子が背もたれ面の略垂直方向に伸
    縮する機構を有する施療手段と、背もたれに沿って施療
    手段を移動させる移動手段とを備えているマッサージ機
    において、施療子の位置を背もたれ面の略垂直方向に伸
    縮させることで調整した後、移動手段を利用して背もた
    れに沿って施療手段を上下動させると共にその動作量を
    制御できるようにしたことを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 施療手段が背もたれに沿って下方へ移動
    する際に施療子を人体に押し付ける圧力を検出して施療
    子による指圧力が所定の圧力以下になるように制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 マッサージ位置を判断するために、施療
    子の位置を背もた面の略垂直方向に調整した後、移動手
    段を用いて移動する際、施療子を人体に押し付ける圧力
    を検出しながら施療子の指圧力が所定の圧力になるまで
    施療手段を移動し、その地点に基づいてマッサージ位置
    を判断するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    マッサージ機。
  4. 【請求項4】 施療手段の上下動の動作範囲を制御する
    際、動作範囲の下点付近の位置を設定し、その点から背
    もたれに沿って上方への動作範囲を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
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