JP2002156395A - エネルギ消費量診断システム - Google Patents

エネルギ消費量診断システム

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JP2002156395A
JP2002156395A JP2000351103A JP2000351103A JP2002156395A JP 2002156395 A JP2002156395 A JP 2002156395A JP 2000351103 A JP2000351103 A JP 2000351103A JP 2000351103 A JP2000351103 A JP 2000351103A JP 2002156395 A JP2002156395 A JP 2002156395A
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energy consumption
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JP2000351103A
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Akira Osawa
晃 大澤
Etsuo Shito
悦雄 紫藤
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で、エネルギ消費量を
診断した結果に関する情報を管理者に提供するエネルギ
消費診断システムを実現することを目的とする。 【解決手段】 複数の施設1におけるエネルギ消費量と
エネルギ消費量の因子となる施設の属性とに関する情報
を格納した情報データベース20を備え、特定の施設1
のエネルギ消費量と属性とに関する情報を受付ける受付
手段12と、受付手段12で受付けた情報により、情報
データベース20に格納された情報を更新する更新手段
14と、情報データベース20にアクセスして、複数の
施設のエネルギ消費量を基準エネルギ消費量情報として
検索する検索手段15と、検索した基準エネルギ消費量
情報と、受付けた特定の施設1のエネルギ消費量とを比
較する比較手段16と、比較した結果に関する診断結果
情報を出力する出力手段17とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エネルギ消費量を
診断するエネルギ消費量診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような電気、ガス、水等の基幹エ
ネルギを消費する施設におけるエネルギ消費量は、夫々
の施設の規模、施設に存在する人の数、エネルギを消費
する機器の効率及び稼動時間、時期等のエネルギ消費量
の因子となる施設の属性によって決まり、施設の属性に
よってエネルギ消費量は様々である。また、施設の管理
者は、その施設におけるエネルギ消費量が、その施設と
同様の属性を有する施設における標準的のエネルギ消費
量と比較して、適正であるか否かを診断することができ
れば、省エネルギ対策等におけるエネルギ消費量削減目
標及び省エネルギ対策による経済効果を明確にして、省
エネルギ対策等を実施しやすくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、施設の管理者
が、上記のようなエネルギ消費量の診断を行うことは、
その施設と同様の属性を有する施設における標準のエネ
ルギ消費量を知る必要があるので、このような標準的な
エネルギ消費量を収集するための経費や時間等が必要と
なり、困難であった。従って、本発明は、簡単な構成
で、管理者の施設におけるエネルギ消費量を診断して、
その結果に関する情報を管理者に提供することができる
エネルギ消費診断システムを実現することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔構成1〕本発明に係る
エネルギ消費量診断システムは、請求項1に記載したご
とく、エネルギ消費量を診断するエネルギ消費量診断シ
ステムであって、エネルギを消費する複数の施設の前記
エネルギ消費量と前記エネルギ消費量の因子となる前記
施設の属性とに関する情報を格納する情報データベース
を備え、特定の施設の前記エネルギ消費量と前記特定の
施設の前記属性とに関する情報を受付ける受付手段と、
前記情報データベースにアクセスして、前記複数の施設
の前記エネルギ消費量を基準エネルギ消費量情報として
検索する検索手段と、前記検索手段で検索した前記基準
エネルギ消費量情報と、前記受付手段で受付けた前記特
定の施設の前記エネルギ消費量とを比較する比較手段
と、前記比較手段で比較した結果に関する診断結果情報
を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0005】〔作用効果〕本発明のエネルギ消費量診断
システムは、本構成のごとく、特定の施設側から所定の
情報を受付けて、特定の施設のエネルギ消費量の診断を
行うものである。即ち、本発明のエネルギ消費量診断シ
ステムは、先ず、前記受付手段により、特定の施設のエ
ネルギ消費量として、エネルギ消費量の診断を行いたい
月又は年における単位床面積あたり等のエネルギ消費量
(ガス消費量、電力消費量、水消費量)又はそのエネル
ギ消費量に対する費用を受付けると共に、エネルギ消費
量の因子となる特定の施設の属性として、特定の施設の
規模(床面積等)、施設に存在する人の数(従業員数、
来客数等)、業種、エネルギを消費する冷房機又は暖房
機等の機器の型式、機器のエネルギ効率、機器の稼動時
間、前記受付けたエネルギ消費量又は費用に対する月又
は年等の情報を受付ける。そして、前記検索手段によ
り、前記情報データベースから、予め格納している複数
の施設の単位床面積あたり等の前記エネルギ消費量を基
準エネルギ消費量として検索する。
【0006】次に、前記比較手段により、前記検索手段
で検索した基準エネルギ消費量情報と、前記受付手段で
受付けた特定の施設のエネルギ消費量とを比較し、特定
の施設のエネルギ消費量と基準エネルギ消費量情報との
大小等を判断する。そして、出力手段により、前記比較
手段で比較した結果である特定の施設のエネルギ消費量
と基準エネルギ消費量情報との大小関係やその差等の診
断結果情報を出力することで、特定の施設のエネルギ消
費量と他の複数の施設とのエネルギ消費量とを比較し、
特定の施設における省エネルギ対策の必要性や省エネル
ギ対策の効果等認識することができ、エネルギ消費量の
診断を行うことができるのである。
【0007】また、本発明のエネルギ消費量診断システ
ムを利用して、特定の施設に対するエネルギ消費量の診
断を行う者は、多数の施設におけるエネルギ消費量に関
する情報を得ることができるので、その情報を利用し
て、省エネルギ対策が必要な施設を認識し、その施設の
管理者等に対して省エネルギ対策に必要な機器等の営業
活動を行うことで利益を得たり、省エネルギ対策に必要
な技術・設備・人材・資金等を包括的に提供するESC
O(Energy Service Company)
事業の対象とすることができる。従って、本発明によ
り、特定の施設におけるエネルギ消費量を診断して、そ
の結果に関する情報を特定の施設の管理者等に提供する
ことができるエネルギ消費診断システムを実現すること
ができる。
【0008】〔構成2〕本発明に係るエネルギ消費量診
断システムは、請求項2に記載したごとく、上記の構成
1に記載のエネルギ消費量診断システムに加えて、前記
受付手段で受付けた前記特定の施設の前記属性を分類す
る分類手段を備え、前記検索手段が、前記分類手段で分
類した分類結果に基づいて、前記情報データベースにア
クセスして、前記特定の施設と同分類である前記複数の
施設のエネルギ消費量を、前記基準エネルギ消費量情報
として検索する手段であることを特徴とする。
【0009】〔作用効果〕即ち、本発明のエネルギ消費
量診断システムにおいて、受付手段により特定の施設の
エネルギ消費量と特定の施設の属性とに関する情報を受
付け、前記分類手段により、受付手段で受付けた属性
を、例えば業種、規模、又は地区別等に分類する。そし
て、検索手段が、前記分類手段で分類した結果に基づい
て、前記情報データベースに格納されている情報から、
前記受付手段で受付けた特定の施設の属性と同分類であ
る属性を有する複数の施設のエネルギ消費量に関する情
報を基準エネルギ消費量情報として検索することで、比
較手段及び出力手段により、特定の施設のエネルギ消費
量を、その施設と同分類である他の複数の施設のエネル
ギ消費量に関する基準エネルギ消費量情報と比較して、
診断結果情報を出力することができる。従って、本発明
により、特定の施設におけるエネルギ消費量を、その施
設の同じ分類に属する施設のエネルギ消費量と比較して
診断することができ、施設の属性等に起因するエネルギ
消費量の変化を考慮した診断を正確に行うことができ
る。
【0010】〔構成3〕本発明に係るエネルギ消費量診
断システムは、請求項3に記載したごとく、上記の構成
1又は2に記載のエネルギ消費量診断システムに加え
て、前記比較手段が、前記基準エネルギ消費量情報と前
記特定の施設の前記エネルギ消費量とを比較するに、前
記検索手段で検索した前記複数の施設のエネルギ消費量
の平均的な代表値を求め、前記代表値と前記特定の施設
の前記エネルギ消費量との大小関係を比較することを特
徴とする。
【0011】〔作用効果〕本発明のエネルギ消費量診断
システムにおいて、本構成のごとく、前記比較手段によ
り、情報データベースから、複数の施設の単位床面積あ
たり等のエネルギ消費量を検索し、その検索した複数の
エネルギ消費量の平均値や中央値等の平均的な代表値を
基準エネルギ消費量情報とすることができる。そして、
受付手段で受付けた特定の施設の単位床面積あたり等の
エネルギ消費量を、前記代表値と比較することができ、
特定の施設のエネルギ消費量が他の施設のエネルギ消費
量の平均的な代表値よりも大きい場合には、省エネルギ
対策が必要であると判断することができる。
【0012】〔構成4〕本発明に係るエネルギ消費量診
断システムは、請求項4に記載したごとく、上記の構成
1又は2に記載のエネルギ消費量診断システムに加え
て、前記比較手段が、前記基準エネルギ消費量情報と前
記特定の施設の前記エネルギ消費量とを比較するに、前
記複数の施設のエネルギ消費量における、前記特定の施
設のエネルギ消費量の順位を求めることを特徴とする。
【0013】〔作用効果〕本発明のエネルギ消費量診断
システムにおいて、本構成のごとく、前記比較手段によ
り、情報データベースから、複数の施設の単位床面積あ
たり等のエネルギ消費量を基準エネルギ消費量情報とし
て検索し、受付手段で受付けた特定の施設の単位床面積
あたり等のエネルギ消費量と、夫々のエネルギ消費量と
を相対的に比較して、特定の施設のエネルギ消費量の値
が、基準エネルギ消費量情報としての複数のエネルギ消
費量の複数の値において、どの程度の順位にあるかを比
較することができ、特定の施設のエネルギ消費量が他の
施設の夫々のエネルギ消費量と比較してどの程度の大き
いか若しくは小さいかを認識することができ、省エネル
ギ対策が必要性や省エネルギ対策の効果の程度を確認す
ることができる。
【0014】〔構成5〕本発明に係るエネルギ消費量診
断システムは、請求項5に記載したごとく、上記の構成
1から4の何れかに記載のエネルギ消費量診断システム
に加えて、通信回線に接続された通信インターフェース
を備え、前記受付手段が、前記通信回線及び前記通信イ
ンターフェースを介して、前記特定の施設側の通信端末
から、前記情報を受付ける手段であり、前記出力手段
が、前記通信回線及び前記通信インターフェースを介し
て、前記診断結果情報を前記特定の施設側の通信端末に
送信する手段であることを特徴とする。
【0015】〔作用効果〕本発明のエネルギ消費量診断
システムは、本構成のごとく、特定の施設の管理者のパ
ソコン等の通信端末に、インターネット回線等の通信回
線を介して接続された通信インターフェースを設けたサ
ーバー装置等を備えたシステムとして構成することがで
き、管理者側の通信端末から、所定の情報を受付けて、
管理者の施設のエネルギ消費量の診断を行うことができ
る。即ち、本発明のエネルギ消費量診断システムは、先
ず、前記受付手段により特定の施設のエネルギ消費量及
び属性に関する情報を受付けるに、先ず、管理者側の通
信端末に、通信回線及び通信インターフェースを介し
て、前記情報を入力するためのフォームを送信し、その
フォームに従って入力され管理者の通信端末から送信さ
れた前記情報を受信して受付ける。そして、検索手段及
び比較手段を働かせて、前記特定の施設のエネルギ消費
量を、基準エネルギ消費量情報との比較により診断し、
出力手段により、前記比較手段で比較した結果の診断結
果情報を、通信インターフェース及び通信回線を介し
て、管理者等の通信端末のディスプレイ等に表示等させ
て、出力することができる。よって、各施設の管理者等
は、通信端末において表示された診断結果情報を確認
し、特定の施設の省エネルギ対策の必要性や、省エネル
ギ対策の効果等認識し、エネルギ消費量の診断を行うこ
とができるのである。従って、特定の施設のエネルギ消
費量の診断を行いたい管理者等は、自ら他の施設等のエ
ネルギ消費量等の情報を収集する必要が無く、本エネル
ギ消費量診断システムにインターネット回線等を介して
アクセスして、エネルギ消費量の診断を行うことができ
る。
【0016】〔構成6〕本発明に係るエネルギ消費量診
断システムは、請求項6に記載したごとく、上記の構成
1から5の何れかに記載のエネルギ消費量診断システム
に加えて、前記受付手段で受付けた前記情報により、前
記情報データベースに格納された前記情報を更新する更
新手段を備えたことを特徴とする。
【0017】〔作用効果〕即ち、本発明のエネルギ消費
量診断システムにおいて、前記情報データベースは、複
数の施設の前記エネルギ消費量と施設の属性に関する情
報とが格納されており、この情報システムに格納されて
いる情報は、前記更新手段により、前記受付手段で受付
けた情報を利用して更新されるので、上記受付手段を行
う毎に情報量が増加し、夫々の施設の属性の分類毎等の
エネルギ消費量等のデータの信頼性が上昇し、上記のエ
ネルギ消費量の診断の正確さが向上することになる。ま
た、本発明のエネルギ消費量診断システムを利用して、
特定の施設に対するエネルギ消費量の診断を行う者は、
多数の施設におけるエネルギ消費量に関する情報を得
て、情報データベースに格納することができるので、こ
の情報データベースを利用して、省エネルギ対策が必要
な施設の管理者等に対して省エネルギ対策に必要な機器
等の営業活動を行ったり、省エネルギ対策に必要な技術
・設備・人材・資金等を包括的に提供するESCO事業
の対象とすることができ、また、省エネルギ対策後にお
いて、その施設に対するエネルギ消費量の診断を行い、
省エネルギ対策前に行った診断結果と、今回の診断結果
を比較して、省エネルギの効果等を確認することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のエネルギ消費量診断シス
テムの実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すエネルギ消費量診断システム100は、電気
通信回線としてのインターネット回線2に接続された通
信インターフェース11を有するサーバ装置10と、そ
のサーバ装置10と接続された情報データベース20に
より構成されており、この通信インターフェース11
は、電気、ガス、水等の基幹エネルギを消費する特定の
施設1の管理者の通信端末1aにインターネット回線2
0を介して接続されている。サーバ装置10は、特定の
施設1におけるエネルギ消費量を診断した結果に関する
情報を管理者の通信端末1aに提供すると共に、管理者
の通信端末1aから情報データベース20に格納する情
報を収集するものである。通信インターフェース11
は、インターネット回線2との間で情報の送受信を行
う。
【0019】本発明のエネルギ消費量診断システム10
0において、サーバ装置10には、受付手段12が設け
られ、インターネット回線2を介してアクセスしてきた
管理者の通信端末1aに、所定の情報(ホームページ)
と共に、エネルギ消費量の診断を行いたい月又は年情報
と、その月又は年における特定の施設1の単位床面積あ
たりのガス消費量又は電力消費量等のエネルギ消費量又
はその単位床面積あたりのエネルギ消費量に対する費用
とを通信端末1aにおいて入力するための所定のフォー
ムと、管理者の特定の施設1の規模(床面積等)、特定
の施設1に存在する人の数(従業員数、来客数等)、業
種、エネルギを消費する冷房器又は暖房機等の機器の型
式、機器のエネルギ効率、機器の稼動時間等のエネルギ
消費量の因子となる特定の施設1の属性とを通信端末1
aにおいて入力するための所定のフォームとを送信す
る。そして、管理者は、前記所定のフォームにしたがっ
て、通信端末1aに上記の夫々の情報を入力し、インタ
ーネット回線2を介して、サーバ10側に送信し、受付
手段12は、通信インターフェース11を介して、上記
の夫々の情報を受信する。そして、サーバ装置10に設
けられた分類手段13により、受付手段12により受付
けた属性を例えば業種、規模、又は地区別等に分類す
る。
【0020】次に、サーバ装置10に設けられた検索手
段15により、後述する情報データベース20から、受
付手段12で受付けた管理者の特定の施設1の分類され
た属性をキーワードとして、情報データベース20に格
納されている複数の単位床面積あたりのエネルギ消費量
の内、特定の施設1の属性と同分類である属性を有する
複数の施設の単位床面積当たりのエネルギ消費量に関す
る情報を基準エネルギ消費量情報として検索する。例え
ば、検索手段15は、受付けた管理者の特定の施設1の
属性である業種と同じ業種の他の施設のエネルギ消費量
や、管理者の特定の施設1の属性である規模と近い規模
の他の施設のエネルギ消費量等を基準エネルギ消費量情
報として情報データベースから検索する。このような基
準エネルギ消費量情報としては、情報データベース20
から検索した複数の施設のエネルギ消費量の夫々の値
や、その検索した複数の施設のエネルギ消費量の平均値
若しくは中央値等の平均的な代表値とすることができ
る。
【0021】そして、サーバ装置10に設けられた比較
手段16により、検索手段15で検索した基準エネルギ
消費量情報としての複数の施設のエネルギ消費量の夫々
の値やその代表値等と、受付手段12で受付けた特定の
施設1のエネルギ消費量とを比較し、管理者の施設のエ
ネルギ消費量と基準エネルギ消費量情報との大小関係
や、基準エネルギ消費量情報である複数の施設のエネル
ギ消費量における特定の施設1のエネルギ消費量の順位
等を判断する。詳しくは、特定の施設1のエネルギ消費
量と複数の施設のエネルギ消費量の代表値との大小関係
を比較したり、特定の施設1のエネルギ消費量と複数の
施設のエネルギ消費量とを夫々比較して、特定の施設1
のエネルギ消費量の前記複数の施設のエネルギ消費量に
おける順位を求める。
【0022】そして、出力手段17により、インターネ
ット回線2を介して、管理者の通信端末1aに、その比
較結果に関する診断結果情報として前記大小関係や順位
を送信し、通信端末1aのディスプレイ等に表示させ
る。よって、管理者は、通信端末1aにおいて表示され
るエネルギ消費量の診断結果である診断結果情報を確信
し、自分の特定の施設1と同じ属性の他の施設とのエネ
ルギ消費量を比較して、省エネルギ対策の必要性や、省
エネルギ対策の効果等認識し、エネルギ消費量の診断を
行うことができるのである。
【0023】また、前述の情報データベース20は、様
々な施設における単位床面積あたりのエネルギ消費量と
その施設の属性に関する情報とが格納されており、この
情報システムに格納されている情報は、サーバ10に設
けられた更新手段14により、受付手段12で受付けた
情報を利用して更新されるので、受付手段12を実行さ
せ、管理者から情報を入手する毎に情報量が増加し、比
較手段16で多数の基準エネルギ消費量情報を利用する
ことができるので、上記のエネルギ消費量の診断を正確
に行うことができる。また、この情報データベース20
に格納されている情報が少ない本システム稼動初期にお
いては、複数の業種の施設における基準となるエネルギ
消費量を予め計算等により求めており、情報データベー
ス20に格納しておくことができる。
【0024】次に、本発明のエネルギ消費量診断システ
ム100の実施例について以下に説明する。例えば、受
付手段12を働かせて、管理者の通信端末1aから、特
定の施設1の属性としての特定の施設1の業種及び床面
積と、ある月のエネルギ消費量としてのガス消費量及び
電力消費量とを受付ける。そして、検索手段15によ
り、情報データベース20にアクセスして、受付けた施
設1の業種と同じ業種である施設のガス消費量及び電力
消費量である基準エネルギ消費量情報とその施設の床面
積を複数検索する。
【0025】次に、比較手段16により、まず、管理者
から受付けた特定の施設1のエネルギ消費量と床面積か
ら算出できる単位床面積あたりのエネルギ消費量と、検
索手段15により検索した、前記特定の施設1と同じ若
しくは近似している床面積である複数の施設の単位床面
積あたりのエネルギ消費量の平均値とを比較し、前者が
後者よりも大きい場合は特定の施設1のエネルギ消費量
が比較的大きいと判断し、前者が後者よりも小さい場合
は特定の施設1のエネルギ消費量が比較的小さいと判断
する。そして、出力手段17により、管理者の通信端末
1aに、図2に示すグラフ図のように、情報データベー
ス20により検索して得られた単位床面積あたりの基準
エネルギ消費量情報に関する棒グラフ上に、特定の施設
1のエネルギ消費量が比較的大きいと判断した場合は特
定の施設1の単位床面積あたりのエネルギ消費量を
「×」等の記号で示し、特定の施設1のエネルギ消費量
が比較的小さいと判断した場合は特定の施設1の単位床
面積あたりのエネルギ消費量を「○」等で示したグラフ
を表示させるのである。
【0026】さらに、比較手段16は、特定の施設1の
単位床面積あたりのエネルギ消費量と、検索手段15に
より検索した、同じ分類の複数の施設の夫々の単位床面
積あたりのエネルギ消費量とを比較し、特定の施設1の
同じ分類の複数の施設におけるエネルギ消費量の大きさ
についての順位を求める。そして、出力手段17によ
り、管理者の通信端末1aに、図3に示すグラフ図のよ
うに、同じ分類の複数の施設の夫々の単位床面積あたり
のエネルギ消費量を示すと共に、特定の施設1のエネル
ギ消費量を示す箇所に求めた順位を示すグラフを表示さ
せる。また、この図3に示すグラフ図は、図2に示すグ
ラフ図に対する詳細画面として、要求が有った場合に表
示するようにしても構わない。
【0027】また、エネルギ消費量が比較的大きいと判
断した特定の施設1の管理者に対して、省エネルギ対策
のアドバイス等を管理者の通信端末1aに送信しても構
わない。さらに、受付手段12において、管理者の特定
の施設1に設けられているエネルギを消費する機器の型
式や設置時期等を受付け、その機器のメンテナンス若し
くは新しい機器への入れ替え等によりエネルギ消費量の
低減を行うことができると判断した場合に、その管理者
の通信端末1aに対してその旨を伝え、さらに、そのメ
ンテナンス及び入れ替え等の受付窓口の紹介若しくはみ
ずから受付ける等の業務を行うことができる。さらに、
過去に上記のエネルギ消費量の診断を行った管理者の通
信端末1に対して、例えば定期的に、前に受付けした特
定の施設1の属性とエネルギ消費量と、前に送信した診
断結果情報とをメール等で送信して確認してもらい、特
定の施設1の属性若しくはエネルギ消費量等の変更等が
有った場合には、新たにエネルギ消費量の診断を促すと
共に、前記新たに診断をした場合に、前の診断結果情報
と現在の診断結果情報とを比較し、省エネルギ対策等の
効果を認識させることができる。
【0028】上記の実施の形態において、本発明のエネ
ルギ消費量診断システムを、インターネット回線を介し
てアクセス可能なサーバー装置等を利用したシステムと
して構成したが、別に、通信回線等を利用せずに、直接
特定の施設1に関する情報を入力して、診断結果情報を
表示する情報処理機器等のパソコン等として構成しても
構わない。また、このように構成する場合、エネルギ消
費量診断システムを構成する情報処理機器と情報データ
ベース20とを通信回線を介して接続可能に構成しても
構わず、他の情報処理機器と共に共通の情報データベー
ス20を利用することができる。
【0029】上記の実施の形態において、前記分類手段
13を設けて、受付手段12により受付けた属性を分類
したが、別にこのような分類手段を設けずに、前記受付
手段12により受付けたエネルギ消費量を、情報データ
ベース20に格納されている複数の施設のエネルギ消費
量の平均値等と比較して、診断しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエネルギ消費量診断システムの実
施の形態を説明する概略構成図
【図2】出力手段による管理者の通信端末への表示例を
示すグラフ図
【図3】出力手段による管理者の通信端末への表示例を
示すグラフ図
【符号の説明】
1 施設 1a 通信端末 2 インターネット回線(通信回線) 10 サーバ装置 11 通信インターフェース 12 受付手段 13 分類手段 14 更新手段 15 検索手段 16 比較手段 17 出力手段 20 情報データベース 100 エネルギ消費量診断システム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギ消費量を診断するエネルギ消費
    量診断システムであって、 エネルギを消費する複数の施設の前記エネルギ消費量と
    前記エネルギ消費量の因子となる前記施設の属性とに関
    する情報を格納する情報データベースを備え、 特定の施設の前記エネルギ消費量と前記特定の施設の前
    記属性とに関する情報を受付ける受付手段と、 前記情報データベースにアクセスして、前記複数の施設
    の前記エネルギ消費量を基準エネルギ消費量情報として
    検索する検索手段と、 前記検索手段で検索した前記基準エネルギ消費量情報
    と、前記受付手段で受付けた前記特定の施設の前記エネ
    ルギ消費量とを比較する比較手段と、 前記比較手段で比較した結果に関する診断結果情報を出
    力する出力手段とを備えたエネルギ消費量診断システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記受付手段で受付けた前記特定の施設
    の前記属性を分類する分類手段を備え、 前記検索手段が、前記分類手段で分類した分類結果に基
    づいて、前記情報データベースにアクセスして、前記特
    定の施設と同分類である前記複数の施設のエネルギ消費
    量を、前記基準エネルギ消費量情報として検索する手段
    である請求項1に記載のエネルギ消費量診断システム。
  3. 【請求項3】 前記比較手段が、前記基準エネルギ消費
    量情報と前記特定の施設の前記エネルギ消費量とを比較
    するに、前記検索手段で検索した前記複数の施設のエネ
    ルギ消費量の平均的な代表値を求め、前記代表値と前記
    特定の施設の前記エネルギ消費量との大小関係を比較す
    る請求項1又は2に記載のエネルギ消費量診断システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記比較手段が、前記基準エネルギ消費
    量情報と前記特定の施設の前記エネルギ消費量とを比較
    するに、前記複数の施設のエネルギ消費量における、前
    記特定の施設のエネルギ消費量の順位を求める請求項1
    又は2に記載のエネルギ消費量診断システム。
  5. 【請求項5】 通信回線に接続された通信インターフェ
    ースを備え、 前記受付手段が、前記通信回線及び前記通信インターフ
    ェースを介して、前記特定の施設側の通信端末から、前
    記情報を受付ける手段であり、 前記出力手段が、前記通信回線及び前記通信インターフ
    ェースを介して、前記診断結果情報を前記特定の施設側
    の通信端末に送信する手段である請求項1から4の何れ
    か1項に記載のエネルギ消費量診断システム。
  6. 【請求項6】 前記受付手段で受付けた前記情報によ
    り、前記情報データベースに格納された前記情報を更新
    する更新手段を備えた請求項1から5の何れか1項に記
    載のエネルギ消費量診断システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271825A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Yokogawa Electric Corp エネルギー管理システム
JP2014026327A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Azbil Corp 実稼働データによる機器の状態診断装置

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