JP2002156084A - 合成樹脂製管体の接続装置 - Google Patents

合成樹脂製管体の接続装置

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JP2002156084A
JP2002156084A JP2000354831A JP2000354831A JP2002156084A JP 2002156084 A JP2002156084 A JP 2002156084A JP 2000354831 A JP2000354831 A JP 2000354831A JP 2000354831 A JP2000354831 A JP 2000354831A JP 2002156084 A JP2002156084 A JP 2002156084A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】締付リングの管体への十分な食い込みにより該
管体を確実に接続できるとともに、止水リングを確実に
押し潰して十分な止水効果を得ることができる管体の接
続装置を提供する。 【解決手段】管体が挿入され、前記挿入された管体の軸
方向に沿って接続装置本体10に対し進退自在に螺合さ
れるスリーブ体20と、接続装置本体10に対し螺進す
る前記スリーブ体20の押圧により、先端側に形成され
た係止爪32が管体外面に食い込んで該管体を係止する
よう縮閉変形すべく、管体の反挿入方向に向けて延設さ
れる複数の弾性係止片31を備えるとともに、前記接続
装置本体10内に配置される止水リング40を該管体外
面に圧接して止水すべく、スリーブ体20の押圧によ
り、前記止水リング40を変形させるように管体の挿入
方向に移動するリング体30とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管継手に用いる合
成樹脂製管体の接続装置に関し、特に、締付リングによ
る管体への十分な食い込みによって管体(例えば架橋ポ
リエチレン管)を確実に接続できるとともに、止水する
ことが可能な合成樹脂製管体の接続装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より管継手として、実公昭54−1
2727号或いは実開昭64−21887号に示される
ものがある。
【0003】かかる管継手は、管体が挿入された継手本
体に螺合された締付ナット(ユニオン)内面の押圧によ
り、内部に収容された締付リングを縮径させて、前記管
体を継手本体に抜止不可に接続させるとともに、前記押
圧による締付リングの管軸方向への移動により、継手本
体内に配置されてOリング等により形成した止水リング
を押し潰して密着させ、シール性を高めた止水構造とす
るものである。
【0004】しかし、これらの公報に記載された従来の
技術に係る管継手を実際に使用した際には、締付ナット
が締付リングを押圧したときに、締付リング先端の爪が
管体に爪が食い込んでしまい、締付リングがその場から
管軸方向へ移動できなくなり、そのため、止水リングの
押し潰しが不足して管体とのシール性を確保できなくな
って、止水効果が低下してしまう このように管体と止水リングとの密着が十分に行われな
いために、止水が確実になされないという問題があり、
さらには、締付リングが軸方向に移動しないにもかかわ
らず、止水リングを押し潰すべく締付ナットを無理矢理
締め付けると、締付リング先端に形成した爪又は管体が
破損してしまうという問題もあった。
【0005】一方、止水リングの押し潰し不足による漏
れを解消し得る技術として、実開平5−81586号公
報に記載された考案が挙げられる。この公報に記載され
た技術は、管体への食い込み及び止水リングである「パ
ッキン」の押し潰しを適正に行って管体の引き抜け阻止
及びシール性を担保することを目的とするもので、「リ
テーナ」が「パッキン」を押し潰すことにより止水を確
実に行えるという点では有効な技術である。
【0006】然るにこの公報に記載された技術の管継手
には、以下のような問題がある。
【0007】まず、上記公報に記載された管継手は、管
体外径の公差により影響を受けやすいという問題があ
る。
【0008】すなわち、外径が太く形成された管体を、
上記公報に係る管継手に挿入して「ナット」を締め込ん
だ場合には、「食込みリング」がすぐに前記管体外面に
食い込んでしまって、当該管体を挿入方向に移動させる
ことが困難となり、「パッキン」の圧縮が不足してしま
う。このような状態で管体を挿入方向に向けて更に移動
させるためには、「ナット」を必要以上に締め込まなけ
ればならない。従って、「ナット」を無理矢理締め込む
ために管継手及び管体の各部に負荷がかかり、各部材が
破損してしまうおそれがある。
【0009】一方、外径が細く形成された管体を、上記
公報にかかる管継手により接続を行う場合には、「食込
みリング」の管体外面への食い込みが不足することによ
り、管体が抜脱するおそれが生じるのである。
【0010】また、上記に係る従来の管継手により管体
を接続した場合には、管体を完全に固定することが困難
なため、該管体内の水圧変化等を原因として該管体の長
手方向への移動が繰り返し発生し、この管体の移動が繰
り返されることにより管体と「パッキン」とが擦れ合
い、当該「パッキン」が摩耗してしまう。結果として、
管継手による止水効果が低下してしまうという問題があ
る。
【0011】そして、多数の独立した部品により構成さ
れているため、構造が複雑になって製造コストが高騰す
るという問題がある。
【0012】
【発明の解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
締付ナットの押圧により、前記締付リングが管体に食い
込むことにより、該リングの軸方向の移動が阻害されて
十分な止水効果が得られないという従来の問題点を解消
し、締付リングの管体への十分な食い込みにより該管体
を確実に接続できるとともに、止水リングを確実に押し
潰して十分な止水効果を得ることができる管体の接続装
置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本各発明の採った手段は実施形態において使用する
符号を付して説明すると、まず、請求項1に係る発明の
合成樹脂製管体の接続装置100は、合成樹脂製管体が
接続される接続装置本体10と、前記管体が挿入され、
前記挿入された管体の軸方向に沿って前記接続装置本体
10に対し進退自在に螺合されるスリーブ体20と、前
記接続装置本体10に対し螺進する前記スリーブ体20
の押圧により、先端側に形成された係止爪32が前記管
体外面に食い込んで該管体を係止するよう縮閉変形すべ
く、前記管体の反挿入方向に向けて延設される複数の弾
性係止片31を備えるとともに、前記接続装置本体10
内に配置される止水リング40を該管体外面に圧接して
止水すべく、前記スリーブ体20の押圧により、前記止
水リング40を変形させるように該管体の挿入方向に移
動するリング体30とからなり、前記係止爪32は、前
記係止爪32の前記管体外面への食い込みにより、前記
スリーブ体20の押圧による前記リング体30の移動が
妨げられて、前記止水リング40の押し潰しが不十分と
なるのを防止すべく、前記弾性係止片31から前記管体
の挿入方向に鋭角に折り返されて突設されることを特徴
とするものである。
【0014】この請求項1の合成樹脂製管体(以下、
「管体」とする)の接続装置100は、接続装置本体1
0と、スリーブ体20と、先端に係止爪32を形成した
複数の弾性係止片31を有するリング体30と、止水リ
ング40とから構成されるものであって、接続装置本体
10に、スリーブ体20側から挿入された管体を接続す
るものである。
【0015】特に、本請求項に記載の接続装置100に
おいては、リング体30の弾性係止片31先端に設けら
れた係止爪32が、弾性係止片31から管体の挿入方向
に鋭角に折り返されて突設されている。この係止爪32
は、接続装置100に挿入された管体の外面に刺さって
食い込み、管体を係止するものである。
【0016】上記のように、当該係止爪32が前記弾性
係止片31の先端に鋭角に折り返されて形成されている
ので、スリーブ体20の内周面がリング体10の先端を
押圧した際には、係止爪32が、鋭角に折り返して形成
された方向へ管体外面から刺さり込む。それに伴いリン
グ体30が、前記係止爪32の管体に対する「刺さり込
み」の深さの距離だけ、前記管体の挿入方向に向けて移
動する。そして、該リング体30がその下端部付近に配
置された止水リング40を押し潰して管体に密着させ、
止水作用を奏することとなる。
【0017】次に、請求項2に係る発明の合成樹脂製管
体の接続装置100は、請求項1記載の合成樹脂製管体
の接続装置100において、リング体30は、前記止水
リング40の一定以上の押し潰しを防止するため、前記
スリーブ体20の押圧による一定以上の移動を規制すべ
く前記接続装置本体10に当接する当接部33を備えた
ことを特徴とするものである。
【0018】すなわち、この請求項2の合成樹脂製管体
の接続装置100によれば、スリーブ体20により押圧
する際に、リング体30に設けられた当接部33を接続
装置本体10に当接させ、リング体30による止水リン
グ40の一定以上の押し潰しを防止して、ひいては、止
水リング40を一定以上押し潰すことによる止水リング
40の破損或いは管体の変形など弊害の発生防止を可能
とするものである。
【0019】請求項3に係る発明の合成樹脂製管体の接
続装置100は、請求項2記載の合成樹脂製管体の接続
装置100において、リング体30は、前記当接部33
により前記移動が規制された位置で、前記接続装置本体
10とスリーブ体20とで挟持されて、前記管体の反挿
入方向への移動が防止されることを特徴とするものであ
る。
【0020】この請求項3に係る発明の接続装置によれ
ば、管体内の水圧変化等を原因とする該管体の長手方向
への移動を抑制できるものである。すなわち、この管体
の移動を抑止することにより、該管体と止水リング40
との擦れ合いによる止水リングの摩耗を防止して、この
止水リングの摩耗による接続装置の止水効果の低下を未
然に防ぐことができるものである。
【0021】請求項4に係る発明の合成樹脂製管体の接
続装置100は、請求項1から3にいずれか記載の合成
樹脂製管体の接続装置100において、リング体30の
係止爪32は、前記管体の軸方向における基端から先端
までの距離が、前記止水リング40を管体外面に圧接さ
せるべく同軸方向に押し潰す距離と「同一又はそれより
長く」なるよう突設されることを特徴とするものであ
る。
【0022】上述の如く、リング体30が止水リング4
0を押し潰すために管体挿入方向に移動するのは、鋭角
に折り返されて形成された係止爪32が、その先端方向
に向かって管体外面(管体内径面にまでは及ばない)に
刺さって管体内に入り込むことに伴うものである。従っ
て、リング体30が移動することにより止水リング40
が押し潰されて、該止水リング40が管体の外面に押圧
されて密着し、接続装置100からの水漏れを防止する
ものである。
【0023】とりわけ、この請求項4に係る接続装置
は、リング体30の弾性係止片31先端に、鋭角に折り
返して形成した係止爪32の寸法を、リング体30が止
水リング40を押し潰すために移動する距離と同一又は
それよりも長くなるようにしている。
【0024】まず、係止爪32の形成寸法を、リング体
30が「移動する距離と同一」とした場合には、スリー
ブ体20の接続装置本体10に対する管体挿入方向への
螺合により、係止爪32が管体外面に刺さって入り込
み、それに伴いリング体30が移動して止水リング40
を押し潰し、該止水リング40が止水効果を発揮する。
このため止水リング40の押し潰し不足による水漏れ等
の発生を防止することが可能となるものである。
【0025】また、係止爪32の形成寸法を前述の「移
動する距離よりも長く」形成した場合には、前記の「同
一」の場合よりも係止爪32の寸法に余裕がある。その
ため、仮に、上述の係止爪32の管体外面に対する刺さ
り込みが施工時において十分でなかった場合であって
も、リング体30が止水リング40を押し潰すのに必要
なだけ移動する。従って、リング体30が止水リング4
0を確実に押し潰し、該止水リング40が接続装置10
0に挿入された管体に密着して、接続装置100からの
水漏れ等の発生を防止することが可能となるものであ
る。
【0026】そして、請求項5に係る発明の合成樹脂製
管体の接続装置100は、請求項1から4にいずれか記
載の合成樹脂製管体の接続装置100において、リング
体30は、前記接続装置本体10に対する前記スリーブ
体20の螺退による前記弾性係止片31及び止水リング
40の原形状の復帰により、前記係止爪32による係止
及び前記止水リング40による圧接が解除されることを
特徴とするものである。
【0027】すなわち、この請求項5の合成樹脂製管体
の接続装置100によれば、リング体30に対するスリ
ーブ体20による、管体挿入方向への規制が解除された
際には、リング体30の弾性係止片31及び止水リング
40がもとの形状に復帰し、当該接続装置100による
管体への規制が解除されて取り外しが可能となり、ひい
ては、当該接続装置100に対して管体を着脱自在とす
るものである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係る合成樹脂製管体の接
続装置100は、接続装置本体10とスリーブ体20と
リング体30と止水リング40とを構成要件としている
ものであり、以下、各構成要件ごとに説明する。
【0029】まず、接続装置本体10は、後述するスリ
ーブ体20と螺合して一体となり、その内側に、リング
体30と止水リング40とを収容するものである。そし
て、当該接続装置本体10におけるリング体20が収容
される一方端から挿入された管体と、他方端に配置され
た管体或いは分水装置(ヘッダ)等とを接続するもので
ある。
【0030】ここで、上記「他方端に配置された管体或
いは分水装置(ヘッダ)等」との接続方法ついて、具体
的には、接続装置本体10と管体等とを螺合することに
より接続することが考えられる。すなわち、接続される
管体等については雄ネジを形成した場合には、接続装置
本体10側については内周面に前記雄ネジに対応する雌
ネジを形成する。そして、外周面には、螺合をスパナ等
により容易に行えるように、ナットの如く形成すること
が考えられる。
【0031】勿論、特段このような構成に限定されるも
のでなく、既存の一般的なアタッチメントを用いて着脱
容易なものとしてもよい。また、水漏れ等の危険性をさ
らに抑えるべく、当該接続装置本体10と管体又はヘッ
ダ200とを一体的に形成することも有効であると考え
られる。
【0032】一方、当該接続装置本体10におけるスリ
ーブ体20を螺合する側の部分(以下、「螺合部分」と
する)については、次のように考えられる。
【0033】まず、挿入される管体が突き当たる当接面
を底面として、後述のリング体30と止水リング40を
収納可能な収納部を形成する。そして、後述のスリーブ
体20と螺合するために、スリーブ体20における螺合
部の内周面に形成された雌ネジに対応する雄ネジを、当
該接続装置本体10の螺合部分に形成している。
【0034】当該接続装置本体10は、耐塩素水性、耐
熱水性の高い材質のものにより形成するとよい。具体的
には、ポリフェニルサルホン(Polyphenyl
Sulfone(以下「PPSu」とする))により形
成することが考えられる。
【0035】次に、スリーブ体20は、前記した接続装
置本体10の螺合部分において、接続装置本体10とと
もに挿入された管体に沿って、軸方向に進退自在に螺合
して設けるものである。そして、当該スリーブ体20が
前記接続装置本体10に螺合することにより、当該スリ
ーブ体20の内周面が後述するリング体30の先端の係
止爪32を押圧し、この係止爪32を前記管体の外面に
刺して入り込ませるものである。
【0036】上記のような作用を奏するものであれば如
何なる形状のものとしてもよいが、具体的には次のよう
な構成を採ることが考えられる。すなわち、全体を貫通
した筒形とし、この筒形における管体が挿入される側の
内周面を、管体挿入端に向かって収縮するように(テー
パー状に)形成する。懸かる構成により、後述するリン
グ体30の弾性係止片31先端に形成した係止爪32を
押圧することが可能となる。また、前記筒形の他方端
は、前記接続装置本体10と進退自在に螺合するために
端部の内周面に雌ネジを螺刻することが考えられる。
【0037】なお、接続装置本体10とスリーブ体20
とに螺刻された一対のネジ溝については、雌雄をそれぞ
れ逆として螺合可能としても何ら差し支えない。
【0038】当該スリーブ体20は、耐塩素水性、耐熱
水性の高い材質のものにより形成することが望ましい
が、具体的にはポリフェニルサルホン(PPSu)によ
り形成することが考えられる。
【0039】リング体30は、スリーブ体20と共に挿
入された管体に係合して、前記管体を接続装置100に
留めるものであって、後述の止水リング40を押し潰す
ものである。このリング体30は、挿入される管体が十
分に挿通可能な内径を有する筒形として、この筒形の一
方に複数本のスリットを形成することにより複数本の弾
性係止片31を形成する。この弾性係止片31は、前記
の接続装置本体10へ螺合するスリーブ体20による押
圧によって傾動可能な可撓性を有するものであて、その
先端部には係止爪32を備えている。
【0040】係止爪32は、弾性係止片31の先端から
鋭角に折り返されて突設している。そのため、この係止
爪32は、上述のスリーブ体20内周面に押圧されるこ
とにより、接続装置100に挿入された管体の外面(管
体の内面に迄は及ばない)に刺さって、当該係止爪32
の先端方向へ向かって前記管体に入り込むこととなる。
そして、この管体へ「入り込む」ことに伴い、リング体
30そのものが前記管体の挿入方向に移動する。このリ
ング体30の移動によって、後述の止水リング40が押
し潰され、該止水リング40が管体に押圧されて前記管
体に密着することとなるのである。
【0041】この係止爪32は、上述のような作用を奏
するものであれば如何なる形状としてもよいが、具体的
には、リング体30に係る弾性係止片31の先端を折り
返して、管体の挿入方向に向けた鋭利な突起を形成する
ことが考えられる。懸かる構成を採ることにより係止爪
32が管体に係合して、接続装置100からの管体の抜
脱を防止可能となる。
【0042】なお、このリング体30の係止爪32は、
基端から先端までの距離が、止水リング40を管体外面
に圧接させるべく同軸方向に押し潰す距離と「同一又は
それより長く」なるよう突設形成するものとしてもよ
い。
【0043】まず、係止爪32の形成寸法を、リング体
30が「移動する距離と同一」とした場合には、スリー
ブ体20の接続装置本体10に対する管体挿入方向への
螺合により、係止爪32が管体外面に刺さって入り込
み、それに伴いリング体30が移動して止水リング40
を押し潰し、該止水リング40が止水効果を発揮する。
このため止水リング40の押し潰し不足による水漏れ等
の発生を防止することが可能となるものである。
【0044】また、係止爪32の形成寸法を前述の「移
動する距離よりも長く」形成した場合には、前記の「同
一」の場合よりも係止爪32の寸法に余裕がある。その
ため、仮に、上述の係止爪32の管体外面に対する刺さ
り込みが施工時において十分でなかった場合であって
も、リング体30が止水リング40を押し潰すのに必要
なだけ移動する。従って、リング体30が止水リング4
0を確実に押し潰し、該止水リング40が接続装置10
0に挿入された管体に密着して、接続装置100からの
水漏れ等の発生を防止することが可能となるものであ
る。
【0045】なお、このリング体30における弾性係止
片31の基端付近の外側面には全周にわたり当接部33
を形成して、この当接部33を接続装置本体10の一端
とスリーブ体20の内側段部とで挟持して、スリーブ体
20が管体の反挿入方向に移動することを規制するもの
としてもよい。このように構成することにより、管体が
繰り返し移動することを原因とする該管体と止水リング
40との擦れ合いによる止水リング40の摩耗を防止し
て、この止水リング40の摩耗による接続装置の止水効
果の低下を未然に防ぐことができるからである。
【0046】このリング体30を形成する材質は、合成
樹脂製管体(例えば架橋ポリエチレン管)の外面に食い
込み可能な硬度を有するよう、ガラス繊維等が混入した
ものが好適であり、具体的には、ポリフェニレンサルフ
ァイド(Polyphenylene Sulfide
(以下「PPS」とする))等の合成樹脂により形成す
ることが考えられる。
【0047】また、スリーブ体20が接続装置本体10
から管体の反挿入方向に移動した場合にあっては同時に
リング体30の規制も解除され、リング体30が管体の
反挿入方向へ移動するとともに、該リング体30の弾性
係止片31が変形前の形状に復帰して、管体への係止を
解除するものとしてもよい。このように構成することに
より、本発明に係る接続装置100に対して管体が着脱
自在となり、施工現場において、作業者が管体の接続を
誤った場合であっても、容易に付け替えを行うことが可
能となるものである。
【0048】止水リング40は、上記接続装置本体10
の、管体当接面の付近に配置されて、上記リング体30
の移動により押し潰され、接続装置10に挿入された管
体に押圧されて密着することにより止水効果を発揮する
ものである。このような作用を奏するものであれば如何
なる材質或いは形状のものとしてもよいが、具体的に
は、合成ゴムにより形成したOリングを用いることが考
えられる。
【0049】なお、接続装置本体10とスリーブ体20
との螺合部分においては、以下の如く構成することも有
用である。
【0050】すなわち、スリーブ体20端面に1又は2
以上の凹部21を形成する。一方、接続装置本体10に
おいては、該凹部21に対応する形状の1又は2以上の
突出部11を形成してもよい。これにより、スリーブ体
20が接続装置本体10から緩んでしまうことを防止で
き、なおかつスリーブ体20を接続装置本体10に締め
付ける際には、的確な締め付け位置を作業者が認識する
ことが可能となるものである。これらの凹部21並びに
突出部11の形状或いは数量においては、適宜決定する
とよい。
【0051】また、接続装置本体10におけるスリーブ
体20との接続部分にはストッパとしての1又は2以上
の突片12を設けることが考えられる。この突片12
は、当該接続装置100における製品出荷時から現場で
の施工時までに、スリーブ体20が接続装置本体10へ
必要以上に螺入することを防止するものである。懸かる
構成を採ることにより、管体挿入時までリング体30及
び止水リング40が、スリーブ体20による負担を受け
ないので、管体をスムーズに挿入することが可能となる
ものである。
【0052】この突片12に係るストッパは、施工前に
おいては容易に折れ曲がることなく、なおかつ施工時に
おいては、作業者により容易に折り曲げることが可能な
ほどの強度に設定して設けることが考えられる。
【0053】そして、本願発明は以上の構成要件により
次の如く構成されるものである。すなわち、接続装置本
体10内部の管体当接面付近に止水リング40を設け、
この止水リング40を押し潰し可能となるよう、該止水
リング40に重ねるが如くリング体30を配置し、これ
ら止水リング40とリング体30とを内包するようにス
リーブ体20を設ける。この構成により次の如き作用を
奏する。すなわち、当該接続装置100に管体を挿入し
た後に、スリーブ体20を管体の挿入方向に螺合するこ
とにより移動させて、該スリーブ体20の内周面に形成
したテーパーによりリング体30の弾性係止片31の先
端に形成した係止爪32を押圧する。この係止爪32は
弾性係止片先端を鋭角に折り返すが如く形成し、管体の
挿入方向に向けて突設している。懸かる係止爪32がス
リーブ体20の押圧により、管体の外面に刺さって該係
止爪32の先端方向に向けて入り込む。これに伴って、
リング体30そのものが管体挿入方向に移動する。この
リング体30の移動により止水リング40を押し潰し、
接続装置100に挿入した管体と密着させることとなっ
て、管体の接続と共に、止水効果を発揮させることとな
るのである。
【0054】本願発明に係る接続装置100は、この部
分を特徴の一つにするものである。したがってこの構成
要件を具備するものであれば、それ以外構成は、いかよ
うに変更しても本発明の技術的範囲に含むものである。
【0055】さて、以上の技術的思想の基になされた発
明のうち、最も好適と思われる実施例を以下図に沿って
説明する。
【0056】(実施例1)図1は、実施例1に係る合成
樹脂製管体の接続装置100を示したものである。この
実施例1に係る接続装置100は、接続装置本体10と
スリーブ体20とリング体30と止水リング40(図示
しない)とから構成されているものである。
【0057】まず接続装置本体10は、図1に示すよう
に、PPSuにより形成した略筒形状のものであって、
他の管体に接続される端部は、内側に雌ネジを形成し、
外周を六角ナットの形状に形成して、合成樹脂製管体と
接続可能したものである。一方、該接続装置本体10の
他方に係る端部(螺合部分)は、当該接続装置100か
らの漏れを防止するための止水リング40と、他方に接
続される合成樹脂製管体の抜け止めを行うリング体30
を内包して螺合するスリーブ体20と螺合するべく、雄
ネジを形成している。
【0058】この接続装置本体10には、図1から図3
の各々に示すように、接続装置本体10に係るスリーブ
体20との螺合部分に係る螺合面の最下端部には突出部
11が2つ設けられ、これら2つの突出部11の下には
スリットが形成されている。これらの突出部11は、後
記するスリーブ体20に形成した凹部21の形状に対応
するよう形成したものである。この突出部11と凹部2
1の組み合わせによってラッチェットの如き構造とな
り、スリーブ体20の接続装置本体10からの「緩み」
を防止して、なおかつスリーブ体20を接続装置本体1
0に締め付ける際には、的確な締め付け位置を作業者が
認識することを可能とするものである。
【0059】また、接続装置本体10におけるスリーブ
体20との接続部分にはストッパとしての2つの突片1
2を設けている。この突片12は、本実施例に係る接続
装置100が製品出荷時から現場での施工時までに、ス
リーブ体20が接続装置本体10へ必要以上に螺入する
ことを防止するものである。懸かる構成を採ることによ
り、管体挿入時までリング体30及び止水リング40
が、スリーブ体20による負担を受けないので、管体を
スムーズに挿入することが可能となるものである。この
ストッパは、施工前(製品輸送中など)においては容易
に折れ曲がることなく、なおかつ施工時においては、作
業者により容易に折り曲げることが可能なほどの強度に
設定して設けている。
【0060】次にスリーブ体20は、PPSuにより形
成して、図1或いは図4から図6に示すように、全体を
貫通した筒形とし、この筒形における管体が挿入される
側の内周面を、管体挿入端に向かって収縮するように
(テーパー状に)形成して、後述のリング体30を内包
するものとする。一方、接続装置本体10と螺合する他
方の端部の内周面には、前記接続装置本体10へ進退自
在に螺合するべく、雌ネジを形成したものである。
【0061】リング体30は、図1に示すように、管体
の反挿入方向に向けて延設される複数の弾性係止片31
を備えて、これら複数の弾性係止片31の先端には係止
爪32を設けている。このリング体30は、PPSによ
り形成した筒状体からなり、この筒状体の一方に複数の
スリットを形成することにより、複数本の弾性係止片3
1を形成している。また、この弾性係止片31の根本付
近の外面側には全周にわたり連続する当接部33を形成
して、この当接部33を接続装置本体10の一端とスリ
ーブ体20の内側段部とで挟持して、スリーブ体20が
管体の反挿入方向に移動することを規制可能なものとし
ている。
【0062】リング体30に係る弾性係止片31の先端
に設けられた係止爪32は、弾性係止片31から管体の
挿入方向に鋭角に折り返されて突設されたものである。
この係止爪32は、リング体30に係る弾性係止片31
の先端に、管体の挿入方向に向けた鋭利な突起を形成し
たものであって、基端から先端までの距離が、止水リン
グ40を管体外面に圧接させるべく同軸方向に押し潰す
距離より長くなるよう突設形成したものである。
【0063】止水リング40は、接続装置本体10の内
部に設けられるものであって、本実施例では合成ゴムに
より形成したOリングを用いている。
【0064】次に、図4から図6の各断面図を参照し
て、本実施例に係る接続装置100での各部材の作用を
説明する。まず、図4に示す断面図は当該接続装置10
0の管体挿入方向に対する断面を表したものである。こ
の図4の接続装置100には、まだ管体は挿入されてい
ない状態である。図4中のAは、弾性係止片31の先端
を鋭角に折り返して形成した係止爪32の寸法を示すも
のであり、同じくBは、リング体30が止水リング40
を押し潰すために移動する距離を示したものである。リ
ング体30に設けられた弾性係止片31は成形段階にお
いては、各弾性係止片31の先端部分がやや解放した状
態で成形される。従って、この先端部分がやや解放した
リング体30に管体を挿入させることから、図5に示す
ように、管体が係止爪32に邪魔されることなく、スム
ースに管体を接続装置100に挿入することが可能とな
る。
【0065】図6に示す接続装置100の断面図は、管
体を挿入し、スリーブ体20を接続装置本体10に螺合
してリング体30に係る弾性係止片31の先端に形成し
た係止爪32を押圧して、管体を係合した状態を示して
いる。この図6に表す接続装置100では、接続装置本
体10に設けられた突片12をスリーブ体20の螺合に
より折り曲げて、この突片12によるスリーブ体20へ
の規制を解除し、スリーブ体20の接続装置本体10に
対する螺合を可能となるものである。
【0066】そのため、スリーブ体20の内周面により
係止爪32の押圧が可能となり、この係止爪32が管体
に刺さって係止爪32の先端方向に向かって入り込み、
これに伴い、リング体30が管体挿入方向に移動して、
止水リング40を押し潰して前記管体に密着しているの
である。なお、リング体30の外周に設けた当接部33
が、スリーブ体20と接続装置本体10とによって挟み
込まれており、スリーブ体20の押圧によるリング体3
0の軸方向への移動が当接部33の肉厚の分だけ規制さ
れて、止水リング40が一定の限度以上変形することを
防止しているものである。
【0067】(実施例2)次に、図7に示す発明は、管
接続部に接続装置100が取着されたヘッダ200であ
る。ヘッダ200は、壁裏に配管される給水湯管に接続
される液供給体のことであり、このヘッダ200に接続
された給水湯管は、液排出部となる各使用器機に向かっ
て配管を為すものである。
【0068】ヘッダ200は、架橋ポリエチレン等の耐
熱性のある合成樹脂により形成されており、図に示すよ
うに、供給管が接続される管接続部及び、上述した給水
湯管等が各々に接続されて分配配管される複数の管接続
部を有している。そして、各々の管接続部には本発明に
係る接続装置100が取着されている。この接続装置1
00は、実施例1に係るものと同様に構成されるもので
ある。尚、供給管が接続される管接続部は他の管接続部
に比して口径が大きいため、接続装置100もこれに対
応したものが取着されているものである。
【0069】なお、接続装置本体10をヘッダ200と
共に一体的に形成してもよい。懸かる構成によれば、水
漏れ等の危険性を更に抑えることが可能となるので、有
効な手段となる。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明した発明の形態により、
以下の効果を得られるものである。まず、請求項1に係
る発明の合成樹脂製管体の接続装置は、合成樹脂製管体
が接続される接続装置本体と、前記管体が挿入され、前
記挿入された管体の軸方向に沿って前記接続装置本体に
対し進退自在に螺合されるスリーブ体と、前記接続装置
本体に対し螺進する前記スリーブ体の押圧により、先端
側に形成された係止爪が前記管体外面に食い込んで該管
体を係止するよう縮閉変形すべく、前記管体の反挿入方
向に向けて延設される複数の弾性係止片を備えるととも
に、前記接続装置本体内に配置される止水リングを該管
体外面に圧接して止水すべく、前記スリーブ体の押圧に
より、前記止水リングを変形させるように該管体の挿入
方向に移動するリング体とからなり、前記係止爪は、前
記係止爪の前記管体外面への食い込みにより、前記スリ
ーブ体の押圧による前記リング体の移動が妨げられて、
前記止水リングの押し潰しが不十分となるのを防止すべ
く、前記弾性係止片から前記管体の挿入方向に鋭角に折
り返されて突設されることにその構成上の特徴を有する
ものである。
【0071】この発明によれば、係止爪が前記弾性係止
片の先端に鋭角に折り返されて形成されているので、ス
リーブ体の内周面がリング体の先端を押圧した際には、
係止爪が、鋭角に折り返して形成された方向へ管体外面
から刺さり込む。それに伴いリング体が、前記係止爪の
管体に対する「刺さり込み」の深さの距離だけ、前記管
体の挿入方向に向けて移動する。そして、該リング体が
その下端部付近に配置された止水リングを押し潰して管
体に密着させることとなる。すなわち、リング体が管体
を確実に保持するとともに止水リングを押し潰して変形
させ、押し込まれた管体と密着させることにより当該接
続装置からの水漏れを確実に防止できるとともに、管体
を確実に固定できるいう効果を奏するものである。
【0072】次に、請求項2に係る発明の合成樹脂製管
体の接続装置は、請求項1記載の合成樹脂製管体の接続
装置において、リング体は、前記止水リングの一定以上
の押し潰しを防止するため、前記スリーブ体の押圧によ
る一定以上の移動を規制すべく前記接続装置本体に当接
する当接部を備えたことにその構成上の特徴を有するも
のである。
【0073】この発明によれば、スリーブ体により押圧
する際に、リング体に設けられた当接部を接続装置本体
に当接させ、リング体による止水リングの一定以上の押
し潰しを防止して、ひいては、止水リングを一定以上押
し潰すことによる止水リングに係る係止爪の破損或いは
管体の変形などの弊害の発生を防止できるという効果を
奏するものである。
【0074】請求項3に係る発明の合成樹脂製管体の接
続装置は、請求項2記載の合成樹脂製管体の接続装置に
おいて、リング体は、前記当接部により前記移動が規制
された位置で、前記接続装置本体とスリーブ体とで挟持
されて、前記管体の反挿入方向への移動が防止されるこ
とにその構成上の特徴を有するものである。
【0075】この発明によれば、管体内の水圧変化等に
よる該管体の長手方向への移動を抑制できるものであ
る。すなわち、この管体の移動を抑止することにより、
該管体と止水リングとの擦れ合いによる止水リングの摩
耗を防止して、この止水リングの摩耗による接続装置の
止水効果の低下を未然に防ぐことができるという効果を
奏するものである。
【0076】請求項4に係る発明の合成樹脂製管体の接
続装置は、請求項1から3にいずれか記載の合成樹脂製
管体の接続装置において、リング体の係止爪は、前記管
体の軸方向における基端から先端までの距離が、前記止
水リングを管体外面に圧接させるべく同軸方向に押し潰
す距離と同一又はそれより長くなるよう突設されること
にその構成上の特徴を有するものである。
【0077】この発明において、係止爪の形成寸法を、
リング体が「移動する距離と同一」とした場合には、ス
リーブ体の接続装置本体に対する管体挿入方向への螺合
により、係止爪が管体外面に刺さって入り込み、それに
伴いリング体が移動して止水リングを押し潰し、該止水
リングが止水効果を発揮する。このため止水リングの押
し潰し不足による水漏れ等の発生を防止することが可能
となるという効果を奏するものである。
【0078】また、係止爪の形成寸法を前述の「移動す
る距離よりも長く」形成した場合には、前記の「同一」
の場合よりも係止爪の寸法に余裕がある。そのため、仮
に、上述の係止爪の管体外面に対する刺さり込みが施工
時において十分でなかった場合であっても、リング体が
止水リングを押し潰すのに必要なだけ移動する。従っ
て、リング体が止水リングを確実に押し潰し、該止水リ
ングが接続装置に挿入された管体に密着して、接続装置
からの水漏れ等の発生を防止することが可能となるとい
う効果を奏するものである。
【0079】そして、請求項5に係る発明の合成樹脂製
管体の接続装置は、請求項1から4にいずれか記載の合
成樹脂製管体の接続装置において、リング体は、前記接
続装置本体に対する前記スリーブ体の螺退による前記弾
性係止片及び止水リングの原形状の復帰により、前記係
止爪による係止及び前記止水リングによる圧接が解除さ
れることにその構成上の特徴を有するものである。
【0080】この発明によれば、リング体に対するスリ
ーブ体による、管体挿入方向への規制が解除された際に
は、リング体の弾性係止片及び止水リングがもとの形状
に復帰し、当該接続装置による管体への規制が解除され
て取り外しが可能となり、ひいては、当該接続装置に対
して管体を着脱自在となるという効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接続装置100の各構成部材を示
した図である。
【図2】本発明に係る接続装置100の正面図である。
【図3】図2に係る接続装置100の側面図である。
【図4】図2に係る接続装置100の断面であって、管
体を挿入させていない状態を示す図である。
【図5】図4に係る接続装置100に管体を挿入させた
状態を示す図である。
【図6】図5に係る接続装置100のスリーブ体20を
ハウジング方向に移動させて、リング体30により管体
を固定した状態を示す図である。
【図7】本発明に係る接続装置100をヘッダ200に
設け、使用状態を示す図である。
【符号の説明】
10 接続装置本体 11 突出部 12 突片 20 スリーブ体 21 凹部 30 リング体 31 弾性係止片 32 係止爪 33 当接部 40 止水リング 100 合成樹脂製管体の接続装置 200 ヘッダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製管体が接続される接続装置本
    体と、前記管体が挿入され、前記挿入された管体の軸方
    向に沿って前記接続装置本体に対し進退自在に螺合され
    るスリーブ体と、 前記接続装置本体に対し螺進する前記スリーブ体の押圧
    により、先端側に形成された係止爪が前記管体外面に食
    い込んで該管体を係止するよう縮閉変形すべく、前記管
    体の反挿入方向に向けて延設される複数の弾性係止片を
    備えるとともに、前記接続装置本体内に配置される止水
    リングを該管体外面に圧接して止水すべく、前記スリー
    ブ体の押圧により、前記止水リングを変形させるように
    該管体の挿入方向に移動するリング体と、からなり、 前記係止爪は、前記係止爪の前記管体外面への食い込み
    により、前記スリーブ体の押圧による前記リング体の移
    動が妨げられて、前記止水リングの押し潰しが不十分と
    なるのを防止すべく、前記弾性係止片から前記管体の挿
    入方向に鋭角に折り返されて突設されることを特徴とす
    る合成樹脂製管体の接続装置。
  2. 【請求項2】 前記リング体は、前記止水リングの一定
    以上の押し潰しを防止するため、前記スリーブ体の押圧
    による一定以上の移動を規制すべく前記接続装置本体に
    当接する当接部を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の合成樹脂製管体の接続装置。
  3. 【請求項3】 前記リング体は、前記当接部により前記
    移動が規制された位置で、前記接続装置本体とスリーブ
    体とで挟持されて、前記管体の反挿入方向への移動が防
    止されることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂製管
    体の接続装置。
  4. 【請求項4】 前記リング体の係止爪は、前記管体の軸
    方向における基端から先端までの距離が、前記止水リン
    グを管体外面に圧接させるべく同軸方向に押し潰す距離
    と同一又はそれより長くなるよう突設されることを特徴
    とする請求項1から3にいずれか記載の合成樹脂製管体
    の接続装置。
  5. 【請求項5】 前記リング体は、前記接続装置本体に対
    する前記スリーブ体の螺退による前記弾性係止片及び止
    水リングの原形状の復帰により、前記係止爪による係止
    及び前記止水リングによる圧接が解除されることを特徴
    とする請求項1から4にいずれか記載の合成樹脂製管体
    の接続装置。
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