JP2002153997A - トランスファプレス - Google Patents

トランスファプレス

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JP2002153997A
JP2002153997A JP2000352480A JP2000352480A JP2002153997A JP 2002153997 A JP2002153997 A JP 2002153997A JP 2000352480 A JP2000352480 A JP 2000352480A JP 2000352480 A JP2000352480 A JP 2000352480A JP 2002153997 A JP2002153997 A JP 2002153997A
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裕典 山河
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和彦 小澤
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    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/42Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by magnetic means, e.g. electromagnetic

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各駆動装置を任意の間隔に位置変更でき、作
動時期、移動量、経過速度などを容易に変更できるトラ
ンスファプレスを提供する。 【解決手段】 フレーム1の前面側に、工程別のパンチ
を個別に上下往復移動させるパンチ駆動装置10〜40
と、ダイホルダ装置110〜140と、工程別のノック
アウトパンチを個別に上下往復移動させるノックアウト
駆動装置210〜240と、フィンガを加工工程単独ま
たは群単位で左右往復移動させるトランスファ駆動装置
310,330とを備える。 各装置は、各々の加工具
または加工補助具を加工工程単独または加工工程群単位
で駆動するリニアモータと、各々のリニアモータを個別
に案内する案内機構とで加工工程単独または加工工程群
単位ごとにユニット化するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直列状に配列した
複数の加工工程に対応して、複数個のパンチを往復移動
させるパンチ駆動装置と、複数個のダイをボルスタ上に
装着するダイホルダ装置と、複数個のノックアウトパン
チを往復移動させるノックアウトパンチ駆動装置と、複
数個のフィンガを往復移動させるトランスファ駆動装置
とを各々設けて、上流工程で加工された各ワークを順次
次の下流工程に移送してプレス加工をするトランスファ
プレスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明に係る従来の技術としては、例
えば、リニアモータ駆動の成形装置に係る特開平11−
320191号公報(以下、A公報という)、カム式小
型トランスファプレス機に係る特開平8−155699
号公報(以下、B公報という)、トランスファ装置に係
る特開平11-320197号公報(以下、C公報とい
う)などに開示された発明が知られている。
【0003】これらのうち、A公報に開示された発明の
成形装置は、成形ヘッドを内設するケーシング側を可動
スライダ、成形ヘッド側を磁石板として(または、ケー
シング側を磁石板、成形ヘッド側を可動スライダとし
て)構成し成形ヘッドを挟んで少なくとも2組対向して
固設したリニアモータと、対向するリニアモータ間の磁
気吸引力を相殺するとともに、リニアモータ間の磁気吸
引力に対して直角の上下方向に向けて成形ヘッドの昇降
を案内する案内装置とを設ける。 この案内装置にリニ
アモータの磁気吸引力が作用しないようにユニット化し
て構成した成形ヘッド駆動装置(本願発明のパンチ駆動
装置に相当)を基台上に立設する左右フレーム間に少な
くとも1基挟設して連結構成した成形装置である。
【0004】この成形装置のパンチ駆動装置は、例え
ば、その第1実施例のように3基挟設する場合には、下
型を取り付ける基台上に一体形成して立設した左フレー
ムと右フレームとの間に、上型を取り付ける3組の成形
ヘッドをそれぞれに内設して昇降するユニット化された
3基の同一のパンチ駆動装置を挟設して構成する。 そ
して、3基のパンチ駆動装置の各構成部材をケーシング
内に内設してユニット化することで、3組の成形ヘッド
を任意のストローク長さおよびタイミングで昇降させる
ことができるので、多種の多工程の製品に容易に対応で
きるようにしたものである。
【0005】次のB公報に開示された発明は、小物ワー
ク専用として十分な能力と使い易さを備え、簡素で安価
に構成できるようにすることを目的としたカム式小型ト
ランスファプレス機に係るものであるが、その実施例に
よるノックアウト装置(本願発明のノックアウトパンチ
駆動装置に相当)は以下のとおりである。 第1工程の
構成は、ワーク支え棒(本願発明のノックアウトパンチ
に相当)が、パンチおよびダイと同一軸線上の下方で、
板カムの回転により上下移動可能に設けてある。 この
ワーク支え棒はワーク押し棒と協働で、パンチとダイと
により打抜かれたブランクを挟持してワーク送り基準面
まで下降させるものである。
【0006】また、第2工程以降の構成は、ノックピン
(本願発明のノックアウトパンチに相当)が、パンチお
よびダイと同一軸線上の下方で、板カムの回転により上
下移動可能に設けてある。 このノックピンは、パンチ
とダイとによりプレス加工されたワークを挟持してワー
ク送り基準面まで押し上げるものである。 これら工程
別のワーク支え棒と、ノックピンとは、パンチ駆動装置
と同期回転する1本の中間カム軸に止着された各々の板
カムにより上下移動するようになっている。
【0007】次のC公報に開示された発明は、一対のフ
ィードバーの駆動に、リニアモータまたはサーボモータ
を利用したトランスファ装置の送り精度の向上や、ミス
フィードの防止などを目的とした制御装置に係るもので
あるが、その実施例によるトランスファ装置(本願発明
のトランスファ駆動装置に相当)は以下のとおりであ
る。 ワークの移送軸線を挟んだベース上の前後に一対
のフィードバーを設け、その各左右端部には、一対のフ
ィードバーを移送軸線に対して、前後(把持方向)に往
復移動させる4個の前後駆動リニアモータが配設されて
いる。
【0008】また、一対のフィードバーの各一端部に
は、一対のフィードバーを移送軸線に沿って、左右(移
送方向)に往復移動させる2個の左右駆動リニアモータ
が配設されている。 そして、4個の前後駆動リニアモ
ータを移送軸線に対して前進作動させることで、一対の
フィードバーの内側に等間隔で設けた複数対の対向する
フィンガによりワークを把持し、2個の左右駆動リニア
モータを移送軸線に沿って前進作動させることで、ワー
クを次の下流工程に移送するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうちA公報に係る発明のパンチ駆動装置では、
左フレームと右フレームとの間に、ユニット化された複
数基のパンチ駆動装置を挟設して構成するので、生産す
るワークの加工工程数に対応して、そのパンチ駆動装置
を増設することや、生産するワークの加工工程数または
上型に対応して、任意の間隔で任意の位置に所定のパン
チ駆動装置を位置変更することができないか、または困
難であるという問題があった。
【0010】すなわち、このA公報に係る発明は、パン
チ駆動装置を挟設する左右のフレームが基台上に一体形
成されているので、1基または複数基のパンチ駆動装置
は、生産するワークに対応する上型を取り付ける成形ヘ
ッドが現状よりも大きくなる場合には、その成形ヘッド
を内設するパンチ駆動装置も大きくしなければならない
から増設することができない。 また、一体形成された
左フレームと右フレームとの間に、複数基のパンチ駆動
装置が挟設されているので、そのパンチ駆動装置を位置
変更することができない。
【0011】次のB公報の発明に係るノックアウトパン
チ駆動装置では、各工程のノックアウトパンチを、パン
チ駆動装置と同期回転する単一のカム軸上で並列に止着
された各々の板カムにより上下移動させるので、各工程
の1サイクル中に設定した上下移動時期、上下移動量、
経過速度などを変更する際には、その都度、そのノック
アウトパンチ、板カムなどを交換するか、または調整し
なければならないという問題があった。
【0012】次のC公報の発明に係るトランスファ駆動
装置では、複数対のフィンガが、全ての加工工程に対応
する一対のフィードバーに設けられ、複数対のフィンガ
の全てを、一対のフィードバーと一体的に前後(把持方
向)と左右(移送方向)とに往復移動させるので、各対
のフィンガを各々の加工工程に対応した把持時期と移送
時期とに設定することができないという問題があった。
【0013】例えば、複数組のパンチ駆動装置を加工工
程別に設けて、プレス加工の1サイクル中に、各パンチ
駆動装置の作動時期を加工工程別に作動させるトランス
ファプレスにおいて、このC公報のトランスファ駆動装
置では、一対のフィードバーに複数対のフィンガの全て
が設けられているので、各対のフィンガを個別に前後
(把持方向)と左右(移送方向)とに往復移動させるこ
とはできない。
【0014】また、このC公報のトランスファ駆動装置
では、各対のフィンガを不等間隔に設けることができな
いという問題があった。 例えば、複数組のパンチ駆動
装置を加工工程別に設けて、プレス加工の1サイクル中
に、各パンチ駆動装置を各々の金型の構成に対応して不
等間隔に設けるトランスファプレスにおいて、このC公
報のトランスファ駆動装置では、複数対のフィンガの全
てを、一対のフィードバーと一体的に左右(移送方向)
に往復移動させるので、各対のフィンガを不等間隔に設
けることはできない。
【0015】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、トラン
スファプレスのパンチ駆動装置においては、加工工程数
または上型に対応して、パンチ駆動装置を増設できない
問題や、任意の間隔で任意の位置に位置変更できない問
題、また、ノックアウトパンチ駆動装置においては、ノ
ックアウトパンチの上下移動時期、上下移動量、経過速
度などを変更する際に、そのノックアウトパンチや駆動
部を交換するか、または調整しなければならない問題、
また、トランスファ駆動装置においては、各対のフィン
ガを各々の加工工程に対応した把持時期と移送時期とに
設定することができない問題や、各対のフィンガを不等
間隔に設けることができない問題などの課題を解決しよ
うとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に係る発明は、直列状に配列
した複数の加工工程に対応して、パンチを往復移動させ
るパンチ駆動装置と、前記パンチと対向するダイをボル
スタ上に装着するダイホルダ装置と、前記ダイと同軸心
のノックアウトパンチを往復移動させるノックアウトパ
ンチ駆動装置と、ワークを把持可能なフィンガを往復移
動させるトランスファ駆動装置とを各々設けて、上流工
程で加工された各ワークを順次次の下流工程に移送して
プレス加工をするトランスファプレスであって、前記パ
ンチ駆動装置は、フレーム前面の各工程加工位置で個別
に取着した各パンチ案内レールに各々滑合する各パンチ
移動体が前記パンチの各移動軸線に沿って工程別に進退
移動可能な複数組のパンチ案内機構と、前記パンチを個
別に保持するための各パンチホルダを各々取着する前記
パンチ移動体に添装した可動子と前記パンチ案内レール
に添装した固定子とにより各パンチホルダを各々往復移
動させる複数個のパンチ駆動リニアモータとを工程別の
ユニットに構成し、前記トランスファ駆動装置は、前記
ダイと並列するように加工工程単独または加工工程群単
位でボルスタ上に取着した複数個のフィンガ案内レール
に各々滑合する各フィンガ移動体がワークを移送する移
送軸線に沿って個別に進退移動可能な複数組のフィンガ
案内機構と、前記フィンガを個別に保持するための各フ
ィンガホルダを各々取着する前記フィンガ移動体に添装
した可動子と前記フィンガ案内レールに添装した固定子
とにより前記フィンガホルダを加工工程単独または加工
工程群単位で各々往復移動させる複数個のトランスファ
駆動リニアモータとを加工工程単独または加工工程群単
位のユニットに構成し、数値制御手段によって、前記パ
ンチを工程別の1サイクル中に設定した経過速度と移動
量とで往復移動させるべく前記パンチ駆動装置のパンチ
駆動リニアモータを制御するとともに、前記フィンガを
加工工程単独または加工工程群単位の1サイクル中に設
定した経過速度と移動量とで往復移動させるべく前記ト
ランスファ駆動装置のトランスファ駆動リニアモータを
制御し、かつこれらと前記ノックアウトパンチ駆動装置
とを関連的に作動させるべく制御するようにしたもので
ある。
【0017】この請求項1の発明によれば、トランスフ
ァプレスのパンチ駆動装置は、複数個のパンチの各移動
軸線に沿って工程別に進退移動可能な複数組のパンチ案
内機構と、各パンチホルダを工程別に往復移動させる複
数個のパンチ駆動リニアモータとで工程別のユニットに
構成するようにしたので、生産するワークの加工工程数
または上型に対応して、ユニット化された所定のパンチ
駆動装置を増設することや、所定のパンチ駆動装置に取
替えすることが容易にできる。
【0018】また、トランスファ駆動装置は、ワークを
移送する移送軸線に沿って個別に進退移動可能な複数組
のフィンガ案内機構と、各フィンガホルダを加工工程単
独または加工工程群単位で往復移動させる複数個のトラ
ンスファ駆動リニアモータとで加工工程単独または加工
工程群単位のユニットに構成するようにしたので、各対
のフィンガを各々の加工工程または加工工程群に対応し
た把持時期と移送時期とに設定することや、各対のフィ
ンガを不等間隔に設けることが容易にできる。さらに
は、加工工程単独または加工工程群単位にユニット化す
ることで、複数の加工工程の加工ラインが非直線であっ
ても、所定のトランスファ駆動装置を容易に装着するこ
とができる。
【0019】次に、請求項2の発明に係る前記ノックア
ウトパンチ駆動装置は、前記ダイを挟む前記パンチの反
対側のフレーム前面に工程別に取着した各ノックアウト
パンチ案内レールに各々滑合する各ノックアウトパンチ
移動体が前記パンチの各移動軸線に沿って工程別に進退
移動可能な複数組のノックアウトパンチ案内機構と、前
記パンチと同一軸線上に前記ノックアウトパンチを個別
に保持するための各ノックアウトパンチホルダを各々取
着する前記ノックアウトパンチ移動体に添装した可動子
と前記ノックアウトパンチ案内レールに添装した固定子
とにより前記ノックアウトパンチホルダを工程別に各々
往復移動させる複数個のノックアウトパンチ駆動リニア
モータとを工程別のユニットに構成し、数値制御手段に
よって、前記ノックアウトパンチを工程別の1サイクル
中に設定した経過速度と移動量とで往復移動させるべく
前記ノックアウトパンチ駆動装置のノックアウトパンチ
駆動リニアモータを制御するようにしたものである。
【0020】この請求項2の発明によれば、ノックアウ
トパンチ駆動装置は、複数個のパンチの各移動軸線に沿
って工程別に進退移動可能な複数組のノックアウトパン
チ案内機構と、各ノックアウトパンチホルダを工程別に
往復移動させる複数個のノックアウトパンチ駆動リニア
モータとで工程別のユニットに構成するようにしたの
で、各工程の1サイクル中に設定した各ノックアウトパ
ンチの上下移動時期、上下移動量、経過速度などを変更
する際には、数値制御手段の設定値を置換することで容
易に変更することができる。 したがって、そのノック
アウトパンチや駆動部を交換することや、または調整す
るという不必要な時間と労力を省くことができる。
【0021】次に、請求項3の発明に係る前記パンチ案
内機構の取着部は、ワークを移送する移送軸線に対して
平行かつ前記パンチ案内機構が配列可能な長溝穴状にし
てフレーム前面に設けた複数列の係止溝と、前記パンチ
案内機構の各背面側に前記係止溝と各々滑合可能に設け
た係止片とを備えて、前記係止溝に前記係止片を滑合さ
せて各加工位置のフレーム前面に前記パンチ案内機構を
工程別に各々取着するようにしたものである。
【0022】この請求項3の発明によれば、パンチ案内
機構の取着部は、ワークを移送する移送軸線に対して平
行な長溝穴状でフレーム前面に設けた複数列の係止溝
と、各パンチ案内機構の背面側に前記係止溝と各々滑合
可能に設けた係止片とを備えて、前記係止溝に前記係止
片を滑合させて各加工位置のフレーム前面に各パンチ案
内機構を工程別に取着するようにしたので、生産するワ
ークの加工工程数または上型に対応して、ユニット化さ
れた所定のパンチ駆動装置を増設することや、任意の間
隔で任意の位置に位置変更することが容易にできる。
【0023】次に、請求項4の発明に係る前記加工工程
のうち、1工程内に2個のパンチを設けて当該加工工程
の1ストローク中に2段階加工または並行加工をする加
工工程には、前記パンチ案内機構とパンチ駆動リニアモ
ータとで各ユニットに構成した一対のパンチ駆動装置を
同一軸線上に配置するとともに、一方のパンチ駆動装置
のパンチ中心穴を他方のパンチ駆動装置のパンチが貫通
するように構成し、これらパンチに対応する前記ダイを
同軸心に配置して、一対のパンチ駆動装置の各パンチを
個別に往復移動させるようにしたものである。
【0024】この請求項4の発明によれば、2段階加工
または並行加工をする加工工程のパンチ駆動装置は、前
記パンチ案内機構と前記パンチ駆動リニアモータとの各
ユニットで一対のパンチ駆動装置に構成し、各パンチ駆
動装置のパンチを当該加工工程の1サイクル中に同一移
動軸線上で関連的に往復移動させるようにしたので、1
工程内の1ストローク中に、抜き加工と絞り加工、絞り
加工と底部への穴あけ加工などの2段階加工が容易にで
きる。
【0025】また、一方のパンチでワーク筒部の「し
わ」を抑止しながら、他方のパンチで絞り加工をする並
行加工も容易にできる。 しかも、この発明のユニット
化されたパンチ駆動装置は、加工目的に適合した2個の
パンチを交換することで、2段階加工または並行加工を
する加工工程に限定することなく、任意の加工工程で使
用することができる。 さらには、2段階加工または並
行加工をする加工工程の一方のパンチを駆動するための
プランジャカムやその駆動機構が不要となる。
【0026】次に、請求項5の発明に係る前記トランス
ファプレスは、2品種のワークをプレス加工して組み付
けるトランスファプレスであって、一方の品種の加工ラ
インと他方の品種の加工ラインとを各々の最終加工工程
が接近するように設け、これら最終加工工程の中間位置
には組付け工程を設けて、各加工ライン別に前記パンチ
駆動装置と、前記ダイホルダ装置と、前記ノックアウト
パンチ駆動装置と、前記トランスファ駆動装置とを各々
備え、前記組付け工程には2品種のワークを組み付ける
組付け手段と、その組み付けたワークを排出する排出手
段とを備えて、各加工ラインの前記トランスファ駆動装
置は各加工ラインのワークを前記組付け工程の組付け位
置に各々移送可能に構成し、数値制御手段によって、各
加工ラインの前記パンチと、前記ノックアウトパンチ
と、前記フィンガとを1サイクル中に設定した経過速度
と移動量とで関連的に往復移動させるべく前記パンチ駆
動装置と、前記ノックアウトパンチ駆動装置と、前記ト
ランスファ駆動装置とを制御し、かつこれら駆動装置と
前記組付け手段と前記排出手段とを関連的に作動させる
べく制御するようにしたものである。
【0027】この請求項5の発明によれば、2品種のワ
ークをプレス加工して組み付けるトランスファプレスお
いて、一方の品種の加工ラインと他方の品種の加工ライ
ンとの中間位置に組付け工程を設けて、各加工ライン別
に前記各駆動装置を各々備え、組付け工程には2品種の
ワークを組み付ける組付け手段と、その組み付けたワー
クを排出する排出手段とを備えるようにしたので、2品
種のワークを並行加工することができるとともに、この
並行加工と同一サイクルで2品種のワークを組み付けす
ることができる。
【0028】また、いずれか片側の加工ラインまたは両
加工ラインの品種替えに際しては、ユニット化された所
定のパンチ駆動装置、ノックアウトパンチ駆動装置また
はトランスファ駆動装置を増設すること、任意の間隔で
任意の位置に位置変更すること、各パンチまたはノック
アウトパンチの上下移動時期、上下移動量、経過速度な
どを変更すること、各対のフィンガを各々の加工工程に
対応した把持時期と移送時期とに設定すること、また
は、各対のフィンガを不等間隔に設けることが容易にで
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明のトランスファプレスに係
る実施の形態について、その第1実施例を示す図1〜図
13と、その第2実施例を示す図14〜図18とを参照
して、以下のとおり説明する。
【0030】第1実施例を示す、図1はトランスファプ
レスの全体を示す正面図、図2は図1の左半部拡大図、
図3は図1の右半部拡大図、図4は図1のA矢視上面
図、図5はトランスファ駆動装置を示す図1のB−B矢
視横断面図、図6は抜き絞り加工をする第1加工工程の
各装置を示す図1のC−C矢視縦断面図、図7は第2絞
り加工をする第2加工工程の各装置を示す図1のD−D
矢視縦断面図、図8は第3(第4)絞り加工をする第3
(第4)加工工程の各装置を示す図1のE−E矢視縦断
面図、図9は各駆動装置の案内機構とリニアモータとを
示す断面図、図10はフィンガの前後移動案内部材を示
す図6のI−I矢視縦断面図である。
【0031】第1実施例に係るトランスファプレスは、
図1,図4,図5において大別すると、 図1に示す
フレーム1の前面側で、ワークW1〜W4を左側から右
側へ移送するワーク移送軸線に沿って直列状に配列した
第1〜4加工工程に対応して、工程別のパンチ19A,
19B、29A,29B、39、49を個別に上下往復
移動させるパンチ駆動装置10,20,30,40と、
工程別のダイ119A,119B、129、139、1
49を個別に装着するダイホルダ装置110,120,
130,140と、工程別のノックアウトパンチ21
9,229,239,249を個別に上下往復移動させ
るノックアウトパンチ駆動装置210,220,23
0,240と、図5に示すフィンガ319,329,3
39,349を第1,2加工工程と第3,4加工工程と
の加工工程群単位で左右往復移動させるトランスファ駆
動装置310,330とから構成されている。
【0032】これらの各装置は、ダイホルダ装置11
0,120,130,140を除く各装置に、各々の加
工具または加工補助具を加工工程単独または加工工程群
単位で駆動するリニアモータと、各々のリニアモータを
個別に案内する案内機構とで加工工程単独または加工工
程群単位ごとにユニット化されている。 なお、本例に
おいては、トランスファ駆動装置310,330のみが
加工工程群単位でユニット化され、その他の各装置は加
工工程単独でユニット化されている。 また、これらの
装置によりプレス加工するための付属装置として、図
4,図6に示す第1加工工程の近傍で板状素材Pを供給
するフィーダ駆動装置50と、加工されたワークW4を
排出する第4加工工程近傍のワーク排出装置60とを備
えている。
【0033】これらの各装置は、フレーム1に関連的に
装着されている。 このフレーム1は、図1,図4,図
6に示すように、前面側に前脚部1D,1Dと、後面側
に後脚部1E,1Eとが設けられている。 これらと連
なる中央部には、図6に示す取着上部1Aと取着下部1
Cとが立設され、その合流部の前面側には、ボルスタ1
Bが突出するようにして横設されている。
【0034】これらのうち、取着上部1Aの前面には、
図1,図6に示す上方から下方へ各間に間隔をおいた長
溝穴状で6列のT字形係止溝1a,1b,1c,1d,1
e,1fが、ワークを移送するワーク移送軸線に対して平
行で、断面T字状に凹設されている。 そして、これら
のT字形係止溝1a〜1fには、後述するパンチ駆動装
置10,20,30,40が各加工工程別に装着され
る。
【0035】また、ボルスタ1Bの上面には、図4,図
6に示す端部近傍と取着上部1A近傍との間に間隔をお
いた長溝穴状で3列のT字形係止溝1g,1h,1i
が、ワーク移送軸線に対して平行で、断面T字状に凹設
されている。 そして、これらのT字形係止溝1g〜1
iには、後述するダイホルダ装置110,120,13
0,140と、トランスファ駆動装置310,330と
が各加工工程別に装着される。
【0036】また、取着下部1Cの前面には、図1,図
6に示す上方と下方との間に間隔をおいた長溝穴状で2
列のT字形係止溝1j,1kが、ワーク移送軸線に対し
て平行で、断面T字状に凹設されている。 そして、こ
れらのT字形係止溝1j,1kには、後述するノックア
ウトパンチ駆動装置210,220,230,240が
各加工工程別に装着される。
【0037】次いで、本例のトランスファプレスのパン
チ駆動装置10,20,30,40は、フレーム1の取
着上部1A前面に、図1に示す各鉛直軸線上で左端の第
1加工工程から右端の第4加工工程までに対応する直列
状に配設されており、工程別のパンチ19A,19B、
29A,29B、39、49を個別に上下往復移動させ
る。 これらパンチ駆動装置10,20,30,40の
各配設位置は、フレーム1の取着上部1A前面に凹設し
たT字形係止溝1a〜1fに沿って、任意の設定位置に
位置決めし定着することができる。 したがって、各加
工工程のパンチ19A,19B、29A,29B、3
9、49は、金型の構成に適応した間隔で、しかも、等
間隔に限定されることなく、ワーク移送軸線上の任意の
位置に配列することができる。
【0038】なお、パンチ駆動装置20,30,40の
各構成は、パンチ駆動装置10と基本的には同一である
ので、その説明により当業者が容易に理解できる程度の
事項、または重複事項の説明は省略する。 また、第3
加工工程のパンチ駆動装置30と、第4加工工程のパン
チ駆動装置40とは、サイズのみが相違し各々の構成要
素は同一であるので、パンチ駆動装置30の説明と図8
とにおいて、パンチ駆動装置40の符号を括弧内に表示
して説明する。
【0039】これらのパンチ駆動装置10,20,3
0,40のうち、第1加工工程のパンチ駆動装置10
は、図2,図4,図6に示すように、抜きパンチ19A
を上下往復移動させるリニアモータ17Aを備えた下側
位置の抜きパンチ駆動装置10Aと、抜きパンチ19A
内を貫通して摺動可能な絞りパンチ19Bを上下往復移
動させるリニアモータ17Bを備えた上側位置の絞りパ
ンチ駆動装置10Bとを備えて、抜きパンチ19Aと絞
りパンチ19Bとが、同一の移動軸線上で個別に上下往
復移動するように構成されている。
【0040】そして、これら抜きパンチ駆動装置10A
と絞りパンチ駆動装置10Bとは、フレーム1の取着上
部1A前面に締着した基板12の同一軸線上に各々個別
に装着されている。 その基板12上には、下側位置の
抜きパンチ駆動装置10Aの案内機構11Aと、上側位
置の絞りパンチ駆動装置10Bの案内機構11Bとが各
々装着されている。
【0041】これら案内機構11A,11Bを装着する
基板12は、フレーム1のT字形係止溝1a,1c,1
eと各々滑合可能な背面側のキー(係止片)13a,1
3c,13eにより上下方向の位置決めがされ、T字形
係止溝1a,1c,1e内に各々埋入されたナット14
a,14c,14eにボルトで締着されている。 この
基板12に装着される案内機構11A,11Bは、案内
機構11Aの案内レールRaおよび移動体Maと、案内
機構11Bの案内レールRbおよび移動体Mbとで構成
する。
【0042】これらのうち、下側位置の案内機構11A
の案内レールRaには、図9に示す台形状の案内凸部
j,jが突設され、移動体Maには、多数個の転動ボー
ル群b,bが、案内レールRaに突設された案内凸部
j,jの各々の台形斜面と接して転動可能に2段列に封
入されている。 その移動体Maは、図6に示す案内レ
ールRa上で進退移動可能に装着されている。 なお、
本例のトランスファプレスに装着されている各案内機構
の案内レールと移動体とは、各装置によってサイズのみ
が相違し各々の構成要素は同一であるので、以下の説明
においては、共通の符号を用いて各リニアモータの詳細
な説明は省略する。
【0043】また、上側位置の案内機構11Bの案内レ
ールRb、移動体Mbも、下側位置の案内機構11Aと
同様に形設されており、その移動体Mbは、図6に示す
案内レールRb上で上下移動可能に装着されている。
これらの案内レールRa,Rbは、基板12の同一軸線
上に各々取着されている。 そして、下側位置の案内機
構11Aには、抜きパンチ19Aを上下往復移動させる
抜きパンチ駆動装置10Aのリニアモータ17Aが装着
されている。 また、上側位置の案内機構11Bには、
絞りパンチ19Bを上下往復移動させる絞りパンチ駆動
装置10Bのリニアモータ17Bが装着されている。
【0044】これらのうち、下側位置の案内機構11A
に装着されるリニアモータ17Aは、図9に示すよう
に、平坦な磁性材に多数個の歯形tを等間隔ピッチで刻
設したスケール(固定子)Lと、永久磁石mとパルス信
号を供給するコイルcとが組み込まれたスライダ(可動
子)Dとから構成されている。 一方のスケールLは、
基板12上の案内レールRaに止着され、他方のスライ
ダDは、案内レールRa上で上下移動可能な移動体Ma
に止着されている。 なお、リニアモータ17Aは、上
記構成に何ら限定されることなく、例えば永久磁石mを
固定子側にしたものでも本発明の技術的範囲に属する。
もちろん、後述する各駆動装置のリニアモータも同様
である。
【0045】このリニアモータ17Aの作動は、永久磁
石mとコイルcとによる磁気的な吸引力で、スケールL
とスライダDとが相互に引合い、コイルcの励磁を変化
させることで、スライダDがスケールL上をその長手方
向に移動し、励磁電流の方向を切り換えることで往復移
動する。 したがって、図6に示すリニアモータ17A
は、そのスライダDが止着されている移動体Maととも
に案内レールRaに案内されて上下往復移動することが
できる。 なお、本例のトランスファプレスに装着され
ている各リニアモータは、各装置によってサイズのみが
相違し各々の構成要素は同一であるので、以下の説明に
おいては、共通の符号を用いて各リニアモータの詳細な
説明は省略する。
【0046】また、上側位置の案内機構11Bに装着さ
れるリニアモータ17Bは、図9に示すように、案内機
構11Aのリニアモータ17Aと同様のスケール(固定
子)Lと、スライダ(可動子)Dとから構成されてい
る。 一方のスケールLは、基板12上の案内レールR
bに止着され、他方のスライダDは、案内レールRb上
で上下移動可能な移動体Mbに止着されている。 この
リニアモータ17Bの作動は、上記のリニアモータ17
Aと同様の作用により、スライダDがスケールL上を往
復移動する。 したがって、スライダDは、移動体Mb
とともに案内レールRbに案内されて上下往復移動す
る。
【0047】このように構成された下側位置のリニアモ
ータ17AのスライダDには、図4,図6に示すよう
に、抜きパンチ19Aを保持可能に形成されたパンチホ
ルダ18Aが取着されている。 また、上側位置のリニ
アモータ17BのスライダDには、絞りパンチ19Bを
保持可能に形成されたパンチホルダ18Bが取着されて
いる。 これらのうち、下側位置のパンチホルダ18A
には、図6に示すように、抜きパンチ19Aを嵌入可能
な下半部の保持穴18aと、絞りパンチ19Bを挿通可
能な上半部の挿通穴18bとが連通して、両パンチの移
動軸線と同軸心に穿設されている。 また、上側位置の
パンチホルダ18Bには、絞りパンチ19Bを嵌入可能
な保持穴18dが、両パンチの移動軸線と同軸心に穿設
されている。
【0048】そして、下側位置のパンチホルダ18Aの
保持穴18aには、絞りパンチ19Bを挿通可能な挿通
穴が中心に穿設された抜きパンチ19Aが嵌入されて、
側部の止めねじ18cにより落下しないように保持され
ている。 また、上側位置のパンチホルダ18Bの保持
穴18dには、パンチホルダ18Aの挿通穴18bと抜
きパンチ19Aの挿通穴とに挿通された絞りパンチ19
Bが嵌入されて、側部の止めねじ18eにより落下しな
いように保持されている。
【0049】なお、一方の抜きパンチ19Aの下端外周
角部には、後述するフィーダ駆動装置50からフレ−ム
1の素材挿通穴1mを経て供給される板状素材Pを、所
定のブランク外径で抜き加工するための切刃が形成され
ている。 また、他方の絞りパンチ19Bの下端部は、
抜きパンチ19Aにより打抜かれたブランクを、後述す
る絞りダイ119Bと協働で初絞り加工可能な形状に形
成されている。 そして、下側位置のリニアモータ17
Aにより駆動される抜きパンチ19Aと、上側位置のリ
ニアモータ17Bにより駆動される絞りパンチ19Bと
は、第1加工工程の1サイクル中に、各々の上死点位置
と下死点位置との間で関連的に上下往復移動する。
【0050】なお、抜きパンチ19Aの上死点位置は下
端部が案内蓋116の上面近傍位置であり、下死点位置
は、抜き加工されたブランクを絞りダイ119B上面に
押圧可能な下降端位置である。 また、絞りパンチ19
Bの上死点位置は下端部が案内蓋116の上面近傍位置
であり、下死点位置は、初絞り加工されたワークW1を
後述する案内台112上面まで下降させることが可能な
下降端位置である。
【0051】以上のように構成されたパンチ駆動装置1
0は、図6に示す第1加工工程の1サイクル中に、抜き
パンチ駆動装置10Aのリニアモータ17Aの作動によ
り抜きパンチ19Aを下降させて、その切刃と、後述す
る抜きダイ119Aとの協働により板状素材Pを抜き加
工してブランクを形成するとともに、絞りパンチ駆動装
置10Bのニアモータ17Bの作動により絞りパンチ1
9Bを下降させて、その下端部と、絞りダイ119Bと
の協働により前記ブランクを初絞り加工する2段階加工
をして有低筒状のワークW1を形成する。
【0052】次の、第2加工工程のパンチ駆動装置20
は、図2,図4,図7に示すように、補助パンチ29A
を上下往復移動させるリニアモータ27Aを備えた下側
位置の補助パンチ駆動装置20Aと、抜きパンチ19A
内を貫通して摺動可能な絞りパンチ29Bを上下往復移
動させるリニアモータ27Bを備えた上側位置の絞りパ
ンチ駆動装置20Bとを備えて、補助パンチ29Aと絞
りパンチ29Bとが、同一の移動軸線上で個別に上下往
復移動するように構成されている。
【0053】そして、これら補助パンチ駆動装置20A
と絞りパンチ駆動装置20Bとは、フレーム1の取着上
部1A前面に締着した基板22の同一軸線上に各々個別
に装着されている。 その基板22上には、下側位置の
補助パンチ駆動装置20Aの案内機構21Aと、上側位
置の絞りパンチ駆動装置20Bの案内機構21Bとが各
々装着されている。
【0054】これら案内機構21A,21Bを装着する
基板22は、背面側のキー23b,23d,23fによ
り上下方向の位置決めがされ、ナット24b,24d,
24fにボルトで締着されている。 この基板22に装
着される案内機構21A,21Bは、案内機構21Aの
案内レールRaおよび移動体Maと、案内機構21Bの
案内レールRbおよび移動体Mbとで構成する。
【0055】これら下側位置の案内機構21Aの案内レ
ールRa、移動体Maは、図9に示す案内機構11Aと
同様に形設されており、その案内レールRaは図7に示
す基板22に取着され、移動体Maは案内レールRa上
で上下移動可能に装着されている。 また、上側位置の
案内機構21Bの案内レールRb、移動体Mbも、下側
位置の案内機構21Aと同様に形設されており、その案
内レールRbは図7に示す基板22に取着され、移動体
Mbは案内レールRb上で上下移動可能に装着されてい
る。 これらの案内レールRa,Rbは、基板22の同
一軸線上に各々取着されている。
【0056】そして、下側位置の案内機構21Aには、
補助パンチ29Aを上下往復移動させる補助パンチ駆動
装置20Aのリニアモータ27Aが装着されている。
また、上側位置の案内機構21Bには、絞りパンチ29
Bを上下往復移動させる絞りパンチ駆動装置20Bのリ
ニアモータ27Bが装着されている。
【0057】これらのうち、下側位置の案内機構21A
に装着されるリニアモータ27Aは、図9に示すリニア
モータ17Aと同様のスケールLとスライダDとから構
成されている。 一方のスケールLは、基板22上の案
内レールRaに止着され、他方のスライダDは、案内レ
ールRa上で上下移動可能な移動体Maに止着されてい
る。 したがって、このリニアモータ27Aのスライダ
Dは、移動体Maとともに案内レールRaに案内され
て、スケールL上を往復移動する。
【0058】また、上側位置の案内機構21Bに装着さ
れるリニアモータ27Bは、図9に示すリニアモータ1
7Aと同様のスケールLとスライダDとから構成されて
いる。 一方のスケールLは、基板22上の案内レール
Rbに止着され、他方のスライダDは、案内レールRb
上で上下移動可能な移動体Mbに止着されている。した
がって、このリニアモータ27BのスライダDは、移動
体Mbとともに案内レールRbに案内されて、スケール
L上を往復移動する。
【0059】このように構成された下側位置のリニアモ
ータ27AのスライダDには、図4,図7に示すよう
に、補助パンチ29Aを保持可能に形成されたパンチホ
ルダ28Aが取着されている。 また、上側位置のリニ
アモータ27BのスライダDには、絞りパンチ29Bを
保持可能に形成されたパンチホルダ28Bが取着されて
いる。 これらのうち、下側位置のパンチホルダ28A
には、図7に示すように、補助パンチ29Aを嵌入可能
な下半部の保持穴28aと、絞りパンチ29Bを挿通可
能な上半部の挿通穴28bとが連通して、両パンチの移
動軸線と同軸心に穿設されている。 また、上側位置の
パンチホルダ28Bには、絞りパンチ29Bを嵌入可能
な保持穴28dが、両パンチの移動軸線と同軸心に穿設
されている。
【0060】そして、下側位置のパンチホルダ28Aの
保持穴28aには、補助パンチ29Aが嵌入され、側部
の止めねじ28cにより保持されている。 また、上側
位置のパンチホルダ28Bの保持穴28dには、絞りパ
ンチ29Bが嵌入され、側部の止めねじ28eにより保
持されている。 なお、一方の補助パンチ29Aの下端
外周角部は、第1加工工程から移送されたワークW1の
筒部を、後述する絞りダイ129のダイR部に押圧可能
な形状に形成されている。
【0061】また、他方の絞りパンチ29Bの下端部
は、第1加工工程から移送されたワークW1を、絞りダ
イ129と協働で第2絞り加工可能な形状に形成されて
いる。そして、下側位置のリニアモータ27Aにより駆
動される補助パンチ29Aと、上側位置のリニアモータ
27Bにより駆動される絞りパンチ29Bとは、第2加
工工程の1サイクル中に、各々の上死点位置と下死点位
置との間で関連的に上下往復移動する。
【0062】なお、補助パンチ29Aの上死点位置は下
端部が基板22の下面近傍位置であり、下死点位置は、
第2絞り加工するワークW1の筒部を絞りダイ129の
ダイR部に押圧可能な下降端位置である。 また、絞り
パンチ19Bの上死点位置は下端部が基板22の下面近
傍位置であり、下死点位置は、第2絞り加工されたワー
クW2を絞りダイ129の下方に押出し可能な下降端位
置である。
【0063】以上のように構成されたパンチ駆動装置2
0は、図7に示す第2加工工程の1サイクル中に、補助
パンチ駆動装置20Aのリニアモータ27Aの作動によ
り補助パンチ29Aを下降させて、その下端外周角部に
より、第1加工工程から移送されたワークW1の筒部を
絞りダイ129のダイR部に押圧するとともに、絞りパ
ンチ駆動装置20Bのニアモータ27Bの作動により絞
りパンチ29Bを下降させて、その下端部と絞りダイ1
29との協働により、前記ワークW1を第2絞り加工す
る並行加工をしてワークW2を形成する。
【0064】このように、ワークW1の筒部を絞りダイ
129のダイR部に押圧することで、絞り加工の際に生
じ易い筒部の「しわ」を抑止することができる。 な
お、ワークW1にフランジを有する場合には、下降させ
た補助パンチ29Aの下端面により、ワークW1のフラ
ンジ部を絞りダイ129の上端面に押圧することで、筒
部の「しわ」を抑止したワークW2を形成することがで
きる。
【0065】次の、第3(第4)加工工程のパンチ駆動
装置30(40)は、上述した第1加工工程および第2
加工工程とは異なる単一の駆動装置であって、図3,図
4,図8に示すように、絞りパンチ39(49)を上下
往復移動させるリニアモータ37(47)を備えて、絞
りパンチ39(49)が、その移動軸線上で上下往復移
動するように構成されている。 そして、このパンチ駆
動装置30(40)は、フレーム1の取着上部1A前面
に締着した基板32(42)上に装着されている。 そ
の基板32(42)上には、案内機構31(41)が装
着されている。
【0066】この案内機構31(41)を装着する基板
32(42)は、背面側のキー33c,33f(43
c,43f)により上下方向の位置決めがされ、ナット
34c,34f(44c,44f)にボルトで締着され
ている。 この基板32(42)に装着される案内機構
31(41)は、案内レールRと移動体Mとで構成す
る。 これら案内レールR、移動体Mは、図9に示す案
内機構11Aと同様に形設されており、その案内レール
Rは、図8に示す基板32(42)に取着され、移動体
Mは、案内レールR上で上下移動可能に装着されてい
る。
【0067】そして、案内機構31(41)には、絞り
パンチ39(49)を上下往復移動させるリニアモータ
37(47)が装着されている。 このリニアモータ3
7(47)は、図9に示すリニアモータ17Aと同様の
スケールLとスライダDとから構成されている。 一方
のスケールLは、基板32(42)上の案内レールRに
止着され、他方のスライダDは、案内レールR上で上下
移動可能な移動体Mに止着されている。 したがって、
このリニアモータ37(47)のスライダDは、移動体
Mとともに案内レールRに案内されて、スケールL上を
上下往復移動する。
【0068】このように構成されたリニアモータ37
(47)のスライダDには、図4,図8に示すように、
絞りパンチ39(49)を保持可能に形成されたパンチ
ホルダ38(48)が取着されている。 このパンチホ
ルダ38(48)には、図8に示すように、絞りパンチ
39(49)を嵌入可能な保持穴38a(48a)が、
両パンチの移動軸線と同軸心に穿設されている。 そし
て、パンチホルダ38(48)の保持穴38a(48
a)には、絞りパンチ39(49)が嵌入され、側部の
止めねじ38c(48c)により保持されている。
【0069】なお、絞りパンチ39(49)の下端部
は、第2(第3)加工工程から移送されたワークW2
(W3)を、後述する絞りダイ139(149)と協働
で第3(第4)絞り加工可能な形状に形成されている。
そして、リニアモータ37(47)により駆動される
絞りパンチ39(49)は、第3(第4)加工工程の1
サイクル中に、上死点位置と下死点位置との間で上下往
復移動する。 なお、絞りパンチ39(49)の上死点
位置は下端部が基板32(42)の下面近傍位置であ
り、下死点位置は、第3絞り加工(第4絞り加工)され
たワークW3(W4)を絞りダイ139(149)の下
方に押出し可能な下降端位置である。
【0070】以上のように構成されたパンチ駆動装置3
0(40)は、図8に示す第3(第4)加工工程の1サ
イクル中に、リニアモータ37(47)の作動により絞
りパンチ39(49)を下降させて、その下端部と絞り
ダイ139(149)との協働により、前記ワークW2
(W3)を第3(第4)絞り加工してワークW3(W
4)を形成する。
【0071】次いで、本例のダイホルダ装置110,1
20,130,140は、フレーム1のボルスタ1B上
面に、図1に示す各鉛直軸線上で左端の第1加工工程か
ら右端の第4加工工程までに対応する直列状に配設され
ており、工程別のダイ119A,119B、129、1
39、149を個別に装着する。 これらダイホルダ装
置110,120,130,140の各配設位置は、フ
レーム1の取着上部1A前面に凹設したT字形係止溝1
f、またはボルスタ1B上面に凹設したT字形係止溝1
g,1hに沿って、任意の設定位置に位置決めし定着す
ることができる。 したがって、各加工工程のダイ11
9A,119B、129、139、149は、金型の構
成に適応した間隔で、しかも、等間隔に限定されること
なく、ワーク移送軸線上に配列することができる。
【0072】なお、ダイホルダ装置120,130,1
40の各構成は、ダイホルダ装置110と基本的には同
一であるので、その説明により当業者が容易に理解でき
る程度の事項、または重複事項の説明は省略する。 ま
た、第3加工工程のダイホルダ装置130と、第4加工
工程のダイホルダ装置140とは、サイズのみが相違し
各々の構成要素は同一であるので、ダイホルダ装置13
0の説明と図8とにおいて、ダイホルダ装置140の符
号を括弧内に表示して説明する。
【0073】これらのダイホルダ装置110,120,
130,140のうち、第1加工工程のダイホルダ装置
110は、図2,図4,図6に示すように、パンチ駆動
装置10の抜きパンチ19Aと協働で板状素材Pを抜き
加工する上側の抜きダイ119Aと、打抜かれたブラン
クを絞りパンチ19Bと協働で初絞り加工する下側の絞
りダイ119Bとが、抜きパンチ19A、絞りパンチ1
9Bの移動軸線と同一軸線上であるように構成されてい
る。
【0074】そして、これら抜きダイ119Aと絞りダ
イ119Bとは、図2,図6に示すように、フレーム1
の取着上部1A前面に締着したダイホルダ118内の上
部に埋設されている。 このダイホルダ118は、取着
上部1A前面のT字形係止溝1f内に埋入されたナット
114fに図示しないボルトで締着され、抜きダイ11
9A、絞りダイ119Bを埋設する埋設穴の下側に、ワ
ークW1を挿通可能なワーク通過穴が穿設されている。
なお、このダイホルダ118の下面側は、案内台11
2との間に挟装されたライナ115によって担持されて
いる。
【0075】このダイホルダ118の上面には案内蓋1
16が取着されており、その下面側には図2に示す矩形
状空間の案内溝が、後述するフィーダ駆動装置50から
供給される板状素材Pを案内可能に形成されている。
この案内蓋116の略中央には案内溝と連通する挿通穴
が、抜きパンチ19Aを挿通可能に穿設されている。ま
た、ダイホルダ118と同一軸線上の下側でフレーム1
のボルスタ1B上面には、案内台112が締着されてい
る。 この案内台112は、ボルスタ1B上面のT字形
係止溝1g,1h内に埋入されたナット114g,11
4hにボルトで締着されており、その中心には、後述す
るノックアウトパンチ219を案内可能な案内穴が穿設
されている。
【0076】なお、上側の抜きダイ119Aには、板状
素材Pを所定のブランク外径で抜き加工するための、上
端内周角部に形成された切刃と、これに連通して穿孔さ
れた抜き穴とが形設されている。 また、下側の絞りダ
イ119Bには、抜きダイ119Aにより打抜かれたブ
ランクを初絞り加工するための、上端内周角部に形成さ
れたダイRと、これに連通して穿孔された絞り穴とが形
設されている。
【0077】以上のように構成されたダイホルダ装置1
10は、図6に示す第1加工工程の1サイクル中に、上
述した抜きパンチ駆動装置10Aの抜きパンチ19Aが
下降することで、その切刃と、抜きダイ119Aの切刃
との協働により板状素材Pを抜き加工してブランクを形
成するとともに、絞りパンチ駆動装置10Bの絞りパン
チ19Bが下降することで、その下端部と、絞りダイ1
19BのダイRおよび絞り穴との協働により前記ブラン
クを初絞り加工して有低筒状のワークW1を形成する。
【0078】次の、第2加工工程のダイホルダ装置12
0は、図2,図4,図7に示すように、パンチ駆動装置
20の補助パンチ29Aと絞りパンチ29Bとの協働
で、第1加工工程から移送されたワークW1を第2絞り
加工する絞りダイ129が、補助パンチ29A、絞りパ
ンチ29Bの移動軸線と同一軸線上であるように構成さ
れている。 そして、この絞りダイ129は、図2,図
7に示すように、フレーム1のボルスタ1B上面に締着
したダイホルダ128内の上部に埋設されている。
【0079】このダイホルダ128は、ボルスタ1B上
面のT字形係止溝1g,1h内に埋入されたナット12
4g,124hにボルトで締着され、絞りダイ129の
埋設穴と連通する下側に、ワークW2を挿通可能かつ後
述するノックアウトパンチ229を案内可能な案内穴が
穿設されている。 なお、絞りダイ129には、第1加
工工程から移送されたワークW1を第2絞り加工するた
めの、上端内周角部に形成されたダイRと、これに連通
して穿孔された絞り穴とが形設されている。
【0080】以上のように構成されたダイホルダ装置1
20は、図7に示す第2加工工程の1サイクル中に、上
述した補助パンチ駆動装置20Aの補助パンチ29Aが
下降することで、その下端外周角部によりワークW1の
筒部を絞りダイ129上端内周角部のダイRに押圧する
とともに、絞りパンチ駆動装置20Bの絞りパンチ29
Bが下降することで、その下端部と、絞りダイ129の
ダイRおよび絞り穴との協働により前記W1を第2絞り
加工して有低筒状のワークW2を形成する。
【0081】次の、第3(第4)加工工程のダイホルダ
装置130(140)は、図3,図4,図8に示すよう
に、パンチ駆動装置30(40)の絞りパンチ39(4
9)と協働で、第2(第3)加工工程から移送されたワ
ークW2(W3)を第3(第4)絞り加工する絞りダイ
139(149)が、絞りパンチ39(49)の移動軸
線と同一軸線上であるように構成されている。 そし
て、この絞りダイ139(149)は、図3,図8に示
すように、フレーム1のボルスタ1B上面に締着したダ
イホルダ138(148)内の上部に埋設されている。
【0082】このダイホルダ138(148)は、ボル
スタ1B上面のT字形係止溝1g,1h内に埋入された
ナット134g,134h(144g,144h)にボ
ルトで締着され、絞りダイ139(149)の埋設穴と
連通する下側に、ワークW3(W4)を挿通可能かつ後
述するノックアウトパンチ239(249)を案内可能
な案内穴が穿設されている。 なお、絞りダイ139
(149)には、第2(第3)加工工程から移送された
ワークW2(W3)を第3(第4)絞り加工するため
の、上端内周角部に形成されたダイRと、これに連通し
て穿孔された絞り穴とが形設されている。
【0083】以上のように構成されたダイホルダ装置1
30(140)は、図8に示す第3(第4)加工工程の
1サイクル中に、上述したパンチ駆動装置30(40)
の絞りパンチ39(49)が下降することで、その下端
部と、絞りダイ139(149)のダイRおよび絞り穴
との協働により前記W2(W3)を第3(第4)絞り加
工して有低筒状のワークW3(W4)を形成する。
【0084】次いで、本例のトランスファプレスのノッ
クアウトパンチ駆動装置210,220,230,24
0は、フレーム1の取着下部1C前面に、図1に示す各
鉛直軸線上で左端の第1加工工程から右端の第4加工工
程までに対応する直列状に配設されており、工程別のノ
ックアウトパンチ219,229,239,249を個
別に上下往復移動させる。 これらノックアウトパンチ
駆動装置210,220,230,240の各配設位置
は、フレーム1の取着下部1C前面に間隔をおいて水平
に凹設したT字形係止溝1j,1kに沿って、任意の設
定位置に位置決めし定着することができる。 したがっ
て、各加工工程のノックアウトパンチ219,229,
239,249は、金型の構成に適応した間隔で、しか
も、等間隔に限定されることなく、ワーク移送軸線上に
配列することができる。
【0085】なお、ノックアウトパンチ駆動装置22
0,230,240の各構成は、ノックアウトパンチ駆
動装置210と基本的には同一であるので、その説明に
より当業者が容易に理解できる程度の事項、または重複
事項の説明は省略する。 また、第3加工工程のノック
アウトパンチ駆動装置230と、第4加工工程のノック
アウトパンチ駆動装置240とは、サイズのみが相違し
各々の構成要素は同一であるので、ノックアウトパンチ
駆動装置230の説明と図8とにおいて、ノックアウト
パンチ駆動装置240の符号を括弧内に表示して説明す
る。
【0086】これらのノックアウトパンチ駆動装置21
0,220,230,240のうち、第1加工工程のノ
ックアウトパンチ駆動装置210は、図2,図6に示す
ように、ノックアウトパンチ219を上下往復移動させ
るリニアモータ217を備えて、ノックアウトパンチ2
19が、その移動軸線上で上下往復移動するように構成
されている。 そして、このノックアウトパンチ駆動装
置210は、フレーム1の取着下部1C前面に締着した
基板212上装着されている。 その基板212上に
は、案内機構211が装着されている。
【0087】この案内機構211を装着する基板212
は、背面側のキー213j,213kにより上下方向の
位置決めがされ、ナット214j,214kにボルトで
締着されている。 この基板212に装着される案内機
構211は、案内レールRと移動体Mとで構成する。
これら案内レールR、移動体Mは、図9に示す案内機構
11Aと同様に形設されており、その案内レールRは、
図6に示す基板212に取着され、移動体Mは、案内レ
ールR上で上下移動可能に装着されている。
【0088】そして、案内機構211には、ノックアウ
トパンチ219を上下往復移動させるリニアモータ21
7が装着されている。 このリニアモータ217は、図
9に示すリニアモータ17Aと同様のスケールLとスラ
イダDとから構成されている。 一方のスケールLは、
基板212上の案内レールRに止着され、他方のスライ
ダDは、案内レールR上で上下移動可能な移動体Mに止
着されている。 したがって、このリニアモータ217
のスライダDは、移動体Mとともに案内レールRに案内
されて、スケールL上を上下往復移動する。
【0089】このように構成されたリニアモータ217
のスライダDには、図6に示すように、ノックアウトパ
ンチ219を保持可能に形成されたノックアウトパンチ
ホルダ218が取着されている。 このノックアウトパ
ンチホルダ218には、ノックアウトパンチ219を嵌
入可能な保持穴218aが、両パンチの移動軸線と同軸
心に穿設されている。 そして、ノックアウトパンチホ
ルダ218の保持穴218aには、ノックアウトパンチ
219が嵌入され、側部の止めねじ218bにより保持
されている。
【0090】このノックアウトパンチ219の上端部は
ボルスタ1Bを貫通し、図6に示すダイホルダ装置11
0の案内台112の案内穴と、ダイホルダ118のワー
ク通過穴と、絞りダイ119Bの絞り穴に挿通可能に形
成されている。 そして、リニアモータ217により駆
動されるノックアウトパンチ219は、第1加工工程の
1サイクル中に、その上端部が、抜きダイ119Aの下
端面近傍の上昇端位置と、案内台112の上端面近傍の
下降端位置との間で上下往復移動する。
【0091】以上のように構成されたノックアウトパン
チ駆動装置210は、図6に示す第1加工工程の1サイ
クル中に、リニアモータ217の作動によりノックアウ
トパンチ219を上昇させて、そのノックアウトパンチ
219と絞りパンチ19Bとの間に、絞りパンチ19B
と絞りダイ119Bとにより初絞り加工されたワークW
1を挟持しながら、後述するトランスファ駆動装置31
0の図5に示すフィンガ319,319によりワークW
1を把持可能な受渡し位置まで下降させる。
【0092】次の、第2加工工程のノックアウトパンチ
駆動装置220は、図2,図7に示すように、ノックア
ウトパンチ229を上下往復移動させるリニアモータ2
27を備えて、ノックアウトパンチ229が、その移動
軸線上で上下往復移動するように構成されている。 そ
して、このノックアウトパンチ駆動装置220は、フレ
ーム1の取着下部1C前面に締着した基板222上に装
着されている。 その基板222上には、案内機構22
1が装着されている。
【0093】この案内機構221を装着する基板222
は、背面側のキー223j,223kにより上下方向の
位置決めがされ、ナット224j,224kにボルトで
締着されている。 この基板222に装着される案内機
構221は、案内レールRと移動体Mとで構成する。
これら案内レールR、移動体Mは、図9に示す案内機構
11Aと同様に形設されており、その案内レールRは、
図7に示す基板222に取着され、移動体Mは、案内レ
ールR上で上下移動可能に装着されている。
【0094】そして、案内機構221には、ノックアウ
トパンチ229を上下往復移動させるリニアモータ22
7が装着されている。 このリニアモータ227は、図
9に示すリニアモータ17Aと同様のスケールLとスラ
イダDとから構成されている。 一方のスケールLは、
基板222上の案内レールRに止着され、他方のスライ
ダDは、案内レールR上で上下移動可能な移動体Mに止
着されている。 したがって、このリニアモータ227
のスライダDは、移動体Mとともに案内レールRに案内
されて、スケールL上を上下往復移動する。
【0095】このように構成されたリニアモータ227
のスライダDには、図7に示すように、ノックアウトパ
ンチ229を保持可能に形成されたノックアウトパンチ
ホルダ228が取着されている。 このノックアウトパ
ンチホルダ228には、ノックアウトパンチ229を嵌
入可能な保持穴228aが、両パンチの移動軸線と同軸
心に穿設されている。 そして、ノックアウトパンチホ
ルダ228の保持穴228aには、ノックアウトパンチ
229が嵌入され、側部の止めねじ228bにより保持
されている。
【0096】このノックアウトパンチ229の上端部は
ボルスタ1Bを貫通し、図7に示すダイホルダ装置12
0のダイホルダ128のワーク通過穴と、絞りダイ12
9の絞り穴とに挿通可能に形成されている。 そして、
リニアモータ227により駆動されるノックアウトパン
チ229は、第2加工工程の1サイクル中に、その上端
部が、絞りダイ129の上端面近傍の上昇端位置と、ダ
イホルダ128の略中央の下降端位置との間で上下往復
移動する。
【0097】以上のように構成されたノックアウトパン
チ駆動装置220は、図7に示す第2加工工程の1サイ
クル中に、リニアモータ227の作動によりノックアウ
トパンチ229を上昇させて、そのノックアウトパンチ
229と絞りパンチ29Bとの間に、第2絞り加工され
たワークW2を挟持しながら、後述するトランスファ駆
動装置310の図5に示すフィンガ329,329によ
りワークW2を把持可能な受渡し位置まで上昇させる。
【0098】次の、第3(第4)加工工程のノックアウ
トパンチ駆動装置230(240)は、図3,図8に示
すように、ノックアウトパンチ239(249)を上下
往復移動させるリニアモータ237(247)を備え
て、ノックアウトパンチ239(249)が、その移動
軸線上で上下往復移動するように構成されている。 そ
して、このノックアウトパンチ駆動装置230(24
0)は、フレーム1の取着下部1C前面に締着した基板
232(242)上に装着されている。 その基板23
2(242)上には、案内機構231(241)が装着
されている。
【0099】この案内機構231(241)を装着する
基板232(242)は、背面側のキー233j,23
3k(243j,243k)により上下方向の位置決め
がされ、ナット234j,234k(244j,244
k)にボルトで締着されている。 この基板232(2
42)に装着される案内機構231(241)は、案内
レールRと移動体Mとで構成する。 これら案内レール
R、移動体Mは、図9に示す案内機構11Aと同様に形
設されており、その案内レールRは、図8に示す基板2
32(242)に取着され、移動体Mは、案内レールR
上で上下移動可能に装着されている。
【0100】そして、案内機構231(241)には、
ノックアウトパンチ239(249)を上下往復移動さ
せるリニアモータ237(247)が装着されている。
このリニアモータ237(247)は、図9に示すリ
ニアモータ17Aと同様のスケールLとスライダDとか
ら構成されている。 一方のスケールLは、基板232
(242)上の案内レールRに止着され、他方のスライ
ダDは、案内レールR上で上下移動可能な移動体Mに止
着されている。 したがって、このリニアモータ237
(247)のスライダDは、移動体Mとともに案内レー
ルRに案内されて、スケールL上を上下往復移動する。
【0101】このように構成されたリニアモータ237
(247)のスライダDには、図8に示すように、ノッ
クアウトパンチ239(249)を保持可能に形成され
たノックアウトパンチホルダ238(248)が取着さ
れている。 このノックアウトパンチホルダ238(2
48)には、ノックアウトパンチ239(249)を嵌
入可能な保持穴238a(248a)が、両パンチの移
動軸線と同軸心に穿設されている。 そして、ノックア
ウトパンチホルダ238(248)の保持穴238a
(248a)には、ノックアウトパンチ239(24
9)が嵌入され、側部の止めねじ238b(248b)
により保持されている。
【0102】このノックアウトパンチ239(249)
の上端部はボルスタ1Bを貫通し、図8に示すダイホル
ダ装置130(140)のダイホルダ138(148)
のワーク通過穴と、絞りダイ139(149)の絞り穴
とに挿通可能に形成されている。 そして、リニアモー
タ237(247)により駆動されるノックアウトパン
チ239(249)は、第3(第4)加工工程の1サイ
クル中に、その上端部が、絞りダイ139(149)の
上端面近傍の上昇端位置と、ダイホルダ138(14
8)の略中央の下降端位置との間で上下往復移動する。
【0103】以上のように構成されたノックアウトパン
チ駆動装置230(240)は、図8に示す第3(第
4)加工工程の1サイクル中に、リニアモータ237
(247)の作動によりノックアウトパンチ239(2
49)を上昇させて、そのノックアウトパンチ239
(249)と絞りパンチ39(49)との間に、第3
(第4)絞り加工されたワークW3(W4)を挟持しな
がら、後述するトランスファ駆動装置330の図5に示
すフィンガ339,339(349,349)によりワ
ークW3(W4)を把持可能な受渡し位置まで上昇させ
る。
【0104】次いで、本例のトランスファプレスのトラ
ンスファ駆動装置310,330は、図1,図5に示す
ように(図1は仮想線で示す)、フレーム1のボルスタ
1B上面に、ワークW1〜W4の移送軸線と平行な軸線
上で、左端の第1加工工程から右端の第4加工工程まで
に対応する直列状に配設されており、工程別のフィンガ
319,319/329,329/339,339/3
49,349を第1,2加工工程と、第3,4加工工程
との工程群別に左右往復移動させる。 なお、本例のト
ランスファ駆動装置は、工程群別に左右往復移動させる
構成であるが、各工程単独に左右往復移動させる構成に
することもできる。
【0105】これらトランスファ駆動装置310,33
0の各配設位置は、図6,図7に示すフレーム1のボル
スタ1B上面でワーク移送軸線と平行に凹設したT字形
係止溝1iに沿って、任意の設定位置に位置決めし定着
することができる。 したがって、各加工工程のフィン
ガ319,319/329,329/339,339/
349,349は、金型の構成に適応した間隔で、しか
も、等間隔に限定されることなく、ワーク移送軸線上に
配列することができる。 本例では、第1〜3加工工程
間は同一間隔であり、第3加工工程と第4加工工程との
間隔のみが相違する。
【0106】これらトランスファ駆動装置310,33
0のうち、第1,2加工工程のワークW1,W2を把持
して各次工程に移送するトランスファ駆動装置310
は、図5に示すように、フィンガ319,319と、フ
ィンガ329,329とを左右往復移動させるリニアモ
ータ317を備えて、フィンガ319,319が、第1
加工工程と第2加工工程との間で、また、フィンガ32
9,329が、第2加工工程と第3加工工程との間で、
各々同一のワーク移送軸線上で左右往復移動するように
構成されている。
【0107】このトランスファ駆動装置310は、フレ
ーム1のボルスタ1B上面に締着した基板312上に装
着されている。 その基板312上には、案内機構31
1が装着されている。 この案内機構311を装着する
基板312は、背面側のキー313iによりワーク移送
軸線と直交する前後方向の位置決めがされ、ナット31
4iにボルトで締着されている。 この基板312に装
着される案内機構311は、図9に示す案内機構11A
と同様の案内レールRと移動体Mとで構成する。 その
案内レールRは、図6,図7に示す基板312に取着さ
れ、移動体Mは、案内レールR上で上下移動可能に装着
されている。
【0108】そして、案内機構311には、フィンガ3
19,319とフィンガ329,329とを左右往復移
動させるリニアモータ317が装着されている。 この
リニアモータ317は、図9に示すリニアモータ17A
と同様のスケールLとスライダDとから構成されてい
る。 一方のスケールLは、基板312上の案内レール
Rに止着され、他方のスライダDは、案内レールR上で
上下移動可能な移動体Mに止着されている。 したがっ
て、このリニアモータ317のスライダDは、移動体M
とともに案内レールRに案内されて、スケールL上を左
右往復移動する。
【0109】このように構成されたリニアモータ317
のスライダDには、図5〜図7に示すように、台板31
5が取着され、この台板315上の第1加工工程の案内
台112と、第2加工工程のダイホルダ128との近傍
に、案内台H,Hが各々取着されている。 これら案内
台H,Hの各々の図10に示す断面はコ字状に形成さ
れ、その両側上面には台蓋F,Fが各々止着されてお
り、各空間内に、ワーク移送軸線と直交する軸線上で前
後移動可能に滑動子S,Sが各々滑合されている。
【0110】これらの滑動子S,Sは、案内台H,Hの
各背面に取着された空圧シリンダ316,326の空圧
作動により前後移動し、これらのうち、案内台112近
傍の滑動子S上面には、空圧作動の開閉チャック318
が取着され、ダイホルダ128近傍の滑動子S上面に
は、空圧作動の開閉チャック328が取着されている。
【0111】これらの開閉チャック318,328は、
各ワークW1,W2側に、ワーク移送軸線に沿って空圧
作動により開閉可能な一対の開閉子を各々備え、ワーク
W1側の一対の開閉子には、図5に示すフィンガ31
9,319がワークW1を把持可能に取着され、また、
ワークW2側の一対の開閉子には、フィンガ329,3
29がワークW2を把持可能に取着されている。 な
お、空圧シリンダ316,326は、図11に示す電磁
弁V1,V2の開閉により各々のピストンとともに滑動
子S,Sを進退移動させる。 また、開閉チャック31
8は、電磁弁V5の開閉により一対の開閉子とともにフ
ィンガ319,319を開閉させ、開閉チャック328
は、電磁弁V6の開閉により一対の開閉子とともにフィ
ンガ329,329を開閉させる。
【0112】以上のように構成されたトランスファ駆動
装置310は、図6,図7に示す第1,2加工工程の1
サイクル中に、上述したフィンガ319,319は、空
圧シリンダ316の前進作動により滑動子S、開閉チャ
ック318とともに図5に示すワークW1の受渡し位置
に前進し、開閉チャック318の開閉作動によりワーク
W1を把持する。
【0113】また、フィンガ329,329は、空圧シ
リンダ326の前進作動により滑動子S、開閉チャック
328とともにワークW2の受渡し位置に前進し、開閉
チャック328の開閉作動によりワークW2を把持す
る。 このようにして、ワークW1,W2が把持された
後に、リニアモータ317の前進(図5に示す右方向)
作動により、台板315がワーク移送軸線に沿って前進
し、ワークW1を第1加工工程から第2加工工程へ、ワ
ークW2を第2加工工程から第3加工工程へ各々移送さ
せる。
【0114】次の、第3,4加工工程のワークW3,W
4を把持して各次工程に移送するトランスファ駆動装置
330は、図5に示すように、フィンガ339,339
と、フィンガ349,349とを左右往復移動させるリ
ニアモータ337を備えて、フィンガ339,339
が、第3加工工程と第4加工工程との間で、また、フィ
ンガ349,349が、第4加工工程と後述するワーク
排出装置60との間で、各々同一のワーク移送軸線上で
左右往復移動するように構成されている。
【0115】このトランスファ駆動装置330は、フレ
ーム1のボルスタ1B上面に締着した基板332上に装
着されている。 その基板332上には、案内機構33
1が装着されている。 この案内機構331を装着する
基板332は、背面側のキー333iによりワーク移送
軸線と直行する前後方向の位置決めがされ、ナット33
4iにボルトで締着されている。 この基板332に装
着される案内機構331は、図9に示す案内機構11A
と同様の案内レールRと移動体Mとで構成する。 その
案内レールRは、図8に示す基板332に取着され、移
動体Mは、案内レールR上で上下移動可能に装着されて
いる。
【0116】そして、案内機構331には、フィンガ3
39,339とフィンガ349,349とを左右往復移
動させるリニアモータ337が装着されている。 この
リニアモータ337は、図9に示すリニアモータ17A
と同様のスケールLとスライダDとから構成されてい
る。 一方のスケールLは、基板332上の案内レール
Rに止着され、他方のスライダDは、移動体Mに止着さ
れている。
【0117】このリニアモータ337のスライダDに
は、図5,図8に示すように、台板335が取着され、
この台板335上の第3加工工程のダイホルダ138
と、第4加工工程のダイホルダ148との近傍に、案内
台H,Hが各々取着されている。なお、このトランスフ
ァ駆動装置330に装着されている台蓋F、案内台H、
滑動子Sなどの前後移動案内部材の構成は、上記のトラ
ンスファ駆動装置310と同一の構成であるので、以下
の説明においては、共通の符号を用いて詳細な説明は省
略する。
【0118】これら案内台H,Hの図10に示すコ字状
の各空間内に、ワーク移送軸線と直交する軸線上で前後
移動可能に滑動子S,Sが各々滑合されている。 これ
らの滑動子S,Sは、空圧シリンダ336,346の空
圧作動により前後移動し、これらのうち、ダイホルダ1
38近傍の滑動子S上面には、空圧作動の開閉チャック
338が取着され、ダイホルダ148近傍の滑動子S上
面には、空圧作動の開閉チャック348が取着されてい
る。
【0119】これらの開閉チャック338,348は、
各ワークW3,W4側に、ワーク移送軸線に沿って空圧
作動により開閉可能な一対の開閉子を各々備え、ワーク
W3側の一対の開閉子には、図5に示すフィンガ33
9,339がワークW3を把持可能に取着され、また、
ワークW4側の一対の開閉子には、フィンガ349,3
49がワークW4を把持可能に取着されている。
【0120】なお、空圧シリンダ336,346は、図
11に示す電磁弁V3,V4の開閉により各々のピスト
ンロッドとともに滑動子S,Sを進退移動させる。 ま
た、開閉チャック338は、電磁弁V7の開閉により一
対の開閉子とともにフィンガ339,339を開閉さ
せ、開閉チャック348は、電磁弁V8の開閉により一
対の開閉子とともにフィンガ349,349を開閉させ
る。
【0121】以上のように構成されたトランスファ駆動
装置330は、図8に示す第3,4加工工程の1サイク
ル中に、上述したフィンガ339,339は、空圧シリ
ンダ336の前進作動により滑動子S、開閉チャック3
38とともに図5に示すワークW3の受渡し位置に前進
し、開閉チャック338の開閉作動によりワークW3を
把持する。
【0122】また、フィンガ349,349は、空圧シ
リンダ346の前進作動により滑動子S、開閉チャック
348とともにワークW4の受渡し位置に前進し、開閉
チャック348の開閉作動によりワークW4を把持す
る。 このようにして、ワークW3,W4が把持された
後に、リニアモータ337の前進(図5に示す右方向)
作動により、台板335がワーク移送軸線に沿って前進
し、ワークW3を第3加工工程から第4加工工程へ、ワ
ークW4を第4加工工程からワーク排出装置60へ各々
移送させる。
【0123】次いで、本例のトランスファプレスのフィ
ーダ駆動装置50は、図4,図6に示すフレーム1の取
着上部1A後面側にローラ枠体51を設けて、その一対
のフィードローラ53,53に挟持された板状素材P
を、図6の右側から第1加工工程の抜きダイ119A上
面の打抜き加工位置に給送するように構成されている。
ローラ枠体51は、フレーム1の取着上部1A後面にボ
ルトで締着されており、その下端部に駆動プーリ52が
枢着され、この駆動プーリ52の上部には一対のフィー
ドローラ53,53が、外接しながら回転可能に枢着さ
れている。
【0124】下方のフィードローラ53の同軸上には従
動プーリ54が止着され、この従動プーリ54と、駆動
プーリ52との間にはタイミングベルトが張着されてい
る。これらを介して、図11に示すサーボモータ57の
回転動力を一対のフィードローラ53,53に伝達す
る。 このように構成されたフィーダ駆動装置50によ
り、抜きパンチ19Aの下降時期に合わせて板状素材P
を間欠的に給送して、その板状素材Pに、抜きパンチ駆
動装置10Aの抜きパンチ19Aと、ダイホルダ装置1
10の抜きダイ119Aとで抜き加工をする。
【0125】次いで、本例のトランスファプレスのワー
ク排出装置60は、図1,図5に示すフレーム1のボル
スタ1B右端側上面に、雨樋状の排出シュータ61を設
けて、第4加工工程で加工されたワークW4を機外に排
出するように構成されている。 この排出シュータ61
は、そのワーク受取り部が、トランスファ駆動装置33
0のフィンガ349,349からワークW4を受取り可
能な位置に設けられ、ワーク排出部が、図1に示す右斜
め下になるように形設されている。
【0126】引き続いて、上述のように構成された第1
実施例のトランスファプレスの加工手順および作動につ
いて、図11〜図13を参照して以下のとおり説明す
る。参照する図11は数値制御手段を示す説明図、図1
2は第1加工工程のタイミングチャート、図13は第2
加工工程のタイミングチャートである。
【0127】なお、図12,図13のタイミングチャー
トにおいて、1サイクル中の時間軸は、例えば、クラン
ク駆動プレスのクランク主軸、カム駆動プレスのカム主
軸などの1回転角度に換算して表示した。 また、本例
のトランスファプレスにより量産加工する際には予め、
図11に示す数値制御手段Cのプログラム入力部C1に
より各駆動装置の速度、移動量、作動時期などの加工条
件を入力しておき、加工の際には、プログラム読取部C
2、プログラム解析部C3、関数発生部C4などによ
り、フィーダ制御部C5、パンチ制御部C6、ノックア
ウトパンチ制御部C7、トランスファ制御部C8から、
各加工装置に制御指令を出力するようになっている。
【0128】第1加工工程では、図12に示す基準0度
時点から360度時点までの1サイクル中に抜き加工と
初絞り加工との2段階加工をし、初絞り加工されたワー
クW1を次の第2加工工程に移送する。 基準の0度時
点において、抜きパンチ19A、絞りパンチ19Bは上
死点位置、ノックアウトパンチ219は抜きダイ119
A下端面近傍の上昇端位置、台板315は各々の開閉チ
ャック318、フィンガ319,319が第2加工工程
位置の右送り端で各々待機している。 また、フィード
ローラ53,53は、前の加工サイクルの抜き絞り加工
後に板状素材Pを給送した後、回転停止の状態で待機し
ている。
【0129】抜きパンチ19Aは、図2,図6に示すリ
ニアモータ17Aの下降作動により基準0度の上死点位
置から下降を開始し、この抜きパンチ19Aの下降途上
の60度時点で、絞りパンチ19Bがリニアモータ17
Bの下降作動により下降を開始する。 前の加工サイ
クルで右送り端位置の第2加工工程に移動して待機中の
フィンガ319,319は、65度時点で、開閉チャッ
ク328の開作動により、第2加工工程の絞りパンチ2
9Bにより下降されるワークW1を把持状態から開放可
能な開角度に開く。
【0130】そして、抜きパンチ19Aは、さらに下降
して70度時点に達すると、前の加工サイクルの抜き絞
り加工後に給送された板状素材Pに当接し、この抜きパ
ンチ19Aと抜きダイ119Aとで板状素材Pに抜き加
工をし、120度時点で下死点位置に達して所定外径の
ブランクを形成するとともに、この下死点位置の抜きパ
ンチ19Aによりブランクを絞りダイ119B上面に挟
圧する。 このようにブランクを挟圧することで、この
あとの初絞り加工において、筒部に生じ易い「しわ」を
抑止することができる。
【0131】なお、ノックアウトパンチ219は、70
度時点から125度時点までは、抜きパンチ19Aとの
間にブランクを挟持しながら下降し、125度時点から
80度経過した205度時点で、絞りパンチ19Bと同
時に下降端位置に達するまでの間は、絞りパンチ19B
との間に初絞り加工されるワークW1を挟持しながら下
降する。
【0132】このノックアウトパンチ219は、205
度時点から20度経過した225度時点で、絞りパンチ
19Bが上昇を開始するまでの間は、絞りパンチ19B
との間にワークW1を挟持しながら下降端位置で待機す
る。 そして、このノックアウトパンチ219は、20
5度時点から80度経過した285度時点で、上昇を開
始し、360度時点で上昇端位置に達する。 この間の
85度時点において、開閉チャック318は、空圧シリ
ンダ316の後退作動によりワーク移送軸線側から後退
し、20度経過した105度時点で後退端位置に達す
る。
【0133】また、台板315は、105度時点におい
て、リニアモータ317の左戻り作動により、開閉チャ
ック318、フィンガ319,319とともに左戻り
し、80度経過後の185度時点でフィンガ319,3
19が第1加工工程のワークW1を把持可能な左戻り端
位置に達する。 この台板315が左戻り端位置に達し
た185度時点で、開閉チャック318は、ワーク移送
軸線に向かって前進する。
【0134】抜き加工が終了する120時点から5度経
過した125度時点で、下降中の絞りパンチ19Bは、
絞りダイ119B上面のブランクに当接し、この絞りパ
ンチ19Bによりブランクを絞りダイ119B内に押入
して初絞り加工をし、この絞りパンチ19Bは、初絞り
加工開始の125度時点から120度経過した180度
時点で、絞りダイ119B内で初絞り加工されたワーク
W1を下方に脱出させて初絞り加工を終える。 この1
80度時点から25度経過した205度時点で、絞りパ
ンチ19Bは下死点位置に達してワークW1を案内台1
12上の移送受渡し位置に待機させる。 なお、抜きパ
ンチ19Aは、初絞り加工が終える180度時点から上
昇を開始し、120度経過した300度時点で上死点位
置に達する。
【0135】この205度時点で、開閉チャック318
が前進端位置に達するとともに、フィンガ319,31
9が、開角度位置から閉じ始め、205度時点から20
度経過した225度時点において、絞りパンチ19Bと
ともに案内台112上で待機するワークW1を把持可能
な閉角度に達する。 このようにしてワークW1を把持
したフィンガ319,319を左右方向に移動させる台
板315は、185度時点以降は左戻り端位置で待機し
ていたが、270度時点で、第2加工工程に向かう右送
りを開始する。 そして、90度経過した360度時点
において、フィンガ319,319は右送り端位置に達
して把持されたワークW1を第2加工工程に移送し待機
する。
【0136】また、225度時点で、フィンガ319,
319によりワークW1が把持されると、絞りパンチ1
9Bは、上昇を開始してワークW1から離れ、75度経
過後の300度時点で上死点位置に達する。 ところ
で、フィードローラ53,53は、抜きパンチ19A
と、絞りパンチ19Bとが上昇した後の275度時点
で、サーボモータ57の回転駆動により回転され、80
度経過の時点で、挟持している板状素材Pの前端部が、
次の加工サイクルに備えて、抜きダイ119A上面の加
工位置に達するように給送する。
【0137】次の、第2加工工程では、図13に示す基
準0度時点から360度時点までの1サイクル中に第1
加工工程から移送されたワークW1の筒部を押圧しなが
ら(筒部の「しわ」を抑止しながら)第2絞り加工する
並行加工をし、第2絞り加工されたワークW2を次の第
3加工工程に移送する。 基準の0度時点において、補
助パンチ29A、絞りパンチ29Bは上死点位置、ノッ
クアウトパンチ229は絞りダイ129上端面近傍の上
昇端位置、台板315は各々の開閉チャック328、フ
ィンガ329,329が第3加工工程位置の右送り端で
各々待機している。
【0138】補助パンチ29Aは、図2,図7に示すリ
ニアモータ27Aの下降作動により基準0度の上死点位
置から下降を開始する。 絞りパンチ29Bは、補助パ
ンチ29Aの下降途上の60度時点で、リニアモータ2
7Bの下降作動により下降を開始し、第1加工工程から
フィンガ319,319により移送されたワークW1内
に入り込んで下降を継続する。 前の加工サイクルで右
送り端位置の第3加工工程に移動して待機中のフィンガ
329,329は、65度時点で、開閉チャック328
の開作動により、第3加工工程の絞りパンチ39により
下降されるワークW2を把持状態から開放可能な開角度
に開く。
【0139】そして、補助パンチ29Aは、120度時
点で下死点位置に達し、加工前のワークW1の筒部を絞
りダイ129に押圧して、絞り加工の際に生じ易い「し
わ」を抑止する。 なお、ノックアウトパンチ229
は、125度時点から絞りパンチ29Bとの間にワーク
を挟持しながら下降を開始し、80度経過した205度
時点で、第2絞り加工が終了する下降端位置に達して上
昇を開始する。
【0140】このノックアウトパンチ229は、その上
昇により、第2絞り加工されたワークW2を押上げ、上
昇開始から50度経過した255度時点で、絞りパンチ
29Bとの間に挟持していたワークW2の受渡し位置で
ある絞りダイ129上端面近傍の上昇端位置に達して待
機する。 この間の85度時点において、開閉チャック
328は、空圧シリンダ326の後退作動によりワーク
移送軸線側から後退し、20度経過した105度時点で
後退端位置に達する。
【0141】また、台板315は、105度時点におい
て、リニアモータ327の左戻り作動により、開閉チャ
ック328、フィンガ329,329とともに左戻り
し、80度経過後の185度時点でフィンガ329,3
29が第2加工工程のワークW2を把持可能な左戻り端
位置に達する。 この台板315が左戻り端位置に達し
た185度時点で、開閉チャック328は、ワーク移送
軸線に向かって前進する。 下降中の絞りパンチ29B
は、125度時点で、ワークW1をノックアウトパンチ
229との間に挟持しながら絞りダイ129B内に押入
して第2絞り加工を開始し、80度経過した205度時
点で、第2絞り加工が終了する下死点位置に達してワー
クW2を形成するとともに上昇を開始する。
【0142】この絞りパンチ29Bは、上昇開始から5
0度経過したノックアウトパンチ229との間に挟持し
ていたワークの受渡し時期である255度時点を経て、
その255度時点から25度経過した280度時点で、
上死点位置に達して待機する。 この間、補助パンチ2
9Aは、120度時点から85度経過した205度時点
まで、下死点位置で第2絞り加工中のワークを絞りダイ
129に押圧しながら待機し、205度時点から上昇を
開始する。
【0143】この補助パンチ29Aは、50度経過した
255度時点で、上昇中の絞りパンチ29Bからワーク
W2を管払いして270度時点まで一時待機した後、再
び上昇を開始して45度経過後の315度時点で、上死
点位置に達して待機する。このようにしてワークW2が
第2絞り加工されている間に、開閉チャック328は、
台板315が左戻り端位置に達した185度時点からワ
ーク移送軸線に向かって前進し、20度経過した205
度時点で、ワークW2を受取り可能な前進端位置に達し
て待機する。
【0144】また、この開閉チャック328に取着され
て開閉するフィンガ329,329は、ノックアウトパ
ンチ229が上昇端位置に達する20度手前の235度
時点までは開角度位置を維持し、この235度時点から
閉じ始め、20度経過した255度時点において、ワー
クW2を把持可能な閉角度に達する。 このようにして
ワークW2を把持したフィンガ329,329を左右方
向に移動させる台板315は、185度時点以降は左戻
り端位置で待機していたが、270度時点で、第3加工
工程に向かう右送りを開始する。
【0145】そして、90度経過した360度時点にお
いて、フィンガ329,329は右送り端位置に達して
把持されたワークW2を第3加工工程に移送し待機す
る。なお、フィンガ329,329によりワークW2が
把持され、このワークW2が補助パンチ29Aにより管
払いされると、上昇中の絞りパンチ29BはワークW2
から離れて、上記のように上死点位置まで上昇する。
【0146】次の、第3加工工程では、1サイクル中に
第2加工工程から移送されたワークW2に第3絞り加工
をし、第3絞り加工されたワークW3を次の第4加工工
程に移送する。 絞りパンチ39は、図3,図8に示す
リニアモータ37の下降作動により下降を開始し、第2
加工工程からフィンガ329,329により移送された
ワークW2内に入り込んで下降を継続する。 前の加工
サイクルで右送り端位置の第4加工工程に移動して待機
中のフィンガ339,339は、開閉チャック338の
開作動により、第4加工工程の絞りパンチ49により下
降されるワークW3を把持状態から開放可能な開角度に
開く。
【0147】ノックアウトパンチ239は、絞りパンチ
39との間にワークを挟持しながら第3絞り加工を終え
る下降端位置まで下降し、下降端位置に達すると同時に
上昇を開始して、第3絞り加工を終えたワークW3を絞
りダイ139上面位置まで押し上げた上昇端位置で待機
する。 開閉チャック338は、空圧シリンダ336の
後退作動によりワーク移送軸線側から後退端位置まで後
退する。 また、台板335は、リニアモータ337の
左戻り作動により、開閉チャック338、フィンガ33
9,339とともに左戻りし、フィンガ339,339
が第3加工工程のワークW3を把持可能な左戻り端位置
に達する。
【0148】この台板335が左戻り端位置に達した時
点で、開閉チャック338は、ワーク移送軸線に向かっ
て前進する。 下降中の絞りパンチ39は、ワークW2
を絞りダイ139B内に押入して第3絞り加工しワーク
W3を形成する。 この絞りパンチ39は、第3絞り加
工を終えた時点で上昇を開始する。 この絞りパンチ3
9の上昇開始時点で、開閉チャック338が前進端位置
に達するとともに、フィンガ339,339が、開角度
位置から閉じ始め、ワークW3を把持可能な閉角度に達
する。
【0149】このようにしてワークW3を把持したフィ
ンガ339,339を左右方向に移動させる台板335
は、第4加工工程に向かう右送りを開始する。 そし
て、フィンガ339,339は右送り端位置に達して把
持されたワークW3を第4加工工程に移送し待機する。
このフィンガ339,339によりワークW3が把持
されると、上昇中の絞りパンチ39はワークW3から離
れ、上死点位置に達して待機する。 また、ノックアウ
トパンチ239も、絞りパンチ39と同時期に上昇を開
始し、上昇端位置で待機する。
【0150】次の、第4加工工程では、1サイクル中に
第3加工工程から移送されたワークW3に第4絞り加工
をし、第4絞り加工されたワークW4を次のワーク排出
装置60に移送して排出する。 絞りパンチ49は、図
3,図8に示すリニアモータ47の下降作動により下降
を開始し、第3加工工程からフィンガ339,339に
より移送されたワークW3内に入り込んで下降を継続す
る。 前の加工サイクルで右送り端の排出シュータ61
上方のワーク排出位置に移動したフィンガ349,34
9は、開閉チャック348の開作動により、ワークW4
を把持状態から排出可能な開角度に開く。
【0151】ノックアウトパンチ249は、絞りパンチ
49との間にワークを挟持しながら第4絞り加工を終え
る下降端位置まで下降し、下降端位置に達すると同時に
上昇を開始して、第4絞り加工を終えたワークW4を絞
りダイ149上面位置まで押し上げた上昇端位置で待機
する。 開閉チャック348は、空圧シリンダ346の
後退作動によりワーク移送軸線側から後退端位置まで後
退する。 また、台板335は、リニアモータ347の
左戻り作動により、開閉チャック348、フィンガ34
9,349とともに左戻りし、フィンガ349,349
が第4加工工程のワークW4を把持可能な左戻り端位置
に達する。
【0152】この台板335が左戻り端位置に達した時
点で、開閉チャック348は、ワーク移送軸線に向かっ
て前進する。 下降中の絞りパンチ49は、ワークW3
を絞りダイ149B内に押入して第4絞り加工しワーク
W4を形成する。 この絞りパンチ49は、第4絞り加
工を終えた時点で上昇を開始する。 この絞りパンチ4
9の上昇開始時点で、開閉チャック348が前進端位置
に達するとともに、フィンガ349,349が、開角度
位置から閉じ始め、ワークW4を把持可能な閉角度に達
する。
【0153】このようにしてワークW4を把持したフィ
ンガ349,349を左右方向に移動させる台板335
は、第4加工工程に向かう右送りを開始する。 そし
て、フィンガ349,349は右送り端位置に達して把
持されたワークW4を排出シュータ61上のワーク排出
位置に移送し排出する。 このフィンガ349,349
によりワークW4が把持されると、上昇中の絞りパンチ
49はワークW4から離れ、上死点位置に達して待機す
る。 また、ノックアウトパンチ249も、絞りパンチ
49と同時期に上昇を開始し、上昇端位置で待機する。
【0154】引き続いて、本発明に係る第2実施例のト
ランスファプレスについて、図14〜図18を参照して
以下のとおり説明する。 図14はトランスファプレス
の全体を示す正面図、図15は図14のF矢視上面図、
図16はトランスファ駆動装置、組付け装置を示す図1
4のG−G矢視横断面図、図17は組み付け加工をする
組付け工程の各装置を示す図14のH−H矢視縦断面
図、図18はプレス加工と組付け加工の関係を示すフロ
ーチャートである。
【0155】この第2実施例に係るトランスファプレス
は、図14において大別すると、フレームK1前面の左
側に2工程のプレス加工工程を設けたプレス加工Aライ
ンと、右側に2工程のプレス加工工程を設けたプレス加
工Bラインと、これらの各第2加工工程の間の中央部に
設けた組付け工程とで構成し、プレス加工Aライン(以
下、Aラインという)で絞り加工したワークWaを右方
の組付け工程に移載するとともに、プレス加工Bライン
(以下、Bラインという)で絞り加工したワークWbを
左方の組付け工程に移送して組付け加工をするものであ
る。
【0156】Aラインは、その第1〜2加工工程に対応
して、工程別のパンチを個別に上下往復移動させるパン
チ駆動装置A10,A20と、工程別のダイを個別に装
着するダイホルダ装置A110,A120と、工程別の
ノックアウトパンチを個別に上下往復移動させるノック
アウトパンチ駆動装置A210,A220と、図16に
示すフィンガを第1,2加工工程の加工工程群単位で左
右往復移動させるトランスファ駆動装置A310とから
構成されている。
【0157】また、Bラインは、その第1〜2加工工程
に対応して、工程別のパンチを個別に上下往復移動させ
るパンチ駆動装置B10,B20と、工程別のダイを個
別に装着するダイホルダ装置B110,B120と、工
程別のノックアウトパンチを個別に上下往復移動させる
ノックアウトパンチ駆動装置B210,B220と、図
16に示すフィンガを第1,2加工工程の加工工程群単
位で左右往復移動させるトランスファ駆動装置B310
とから構成されている。
【0158】また、中央部の組付け工程は、圧入パンチ
を上下往復移動させるパンチ駆動装置K30と、圧入ダ
イを装着するダイホルダ装置K130と、ノックアウト
パンチを上下往復移動させるノックアウトパンチ駆動装
置K230とから構成されている。 これらの各装置
は、上述した第1実施例の構成と同様に、ダイホルダ装
置を除く各装置に、各々の加工具または加工補助具を加
工工程単独または加工工程群単位で駆動するリニアモー
タと、各々のリニアモータを個別に案内する案内機構と
で加工工程単独または加工工程群単位ごとにユニット化
されている。
【0159】また、これらの装置によりプレス加工と組
付け加工とをするための付属装置として、図15に示す
Aラインの第1加工工程近傍で板状素材を供給するフィ
ーダ駆動装置A50と、Bラインの第1加工工程近傍で
板状素材を供給するフィーダ駆動装置B50と、組付け
加工されたワークを排出する組付け工程近傍のワーク排
出装置K60とを備えている。 なお、これら各装置の
各構成および作動は、第1実施例と基本的には同一なの
で、以下においては、各々の構成についての詳細な説明
は省略し、組付け工程に関連する事項について説明す
る。
【0160】Aラインの1サイクル中においては、第1
加工工程近傍のフィーダ駆動装置A50から給送された
板状素材を、パンチ駆動装置A10と、ダイホルダ装置
A110とで抜き絞り加工をし、このワークをトランス
ファ駆動装置A310により次の第2加工工程に移送
し、第2加工工程のパンチ駆動装置A20と、ダイホル
ダ装置A120とで絞り/フランジ加工をし、このフラ
ンジ付のワークWaをトランスファ駆動装置A310に
より次の組付け工程に移送する(図18参照)。
【0161】また、Bラインの1サイクル中において
は、第1加工工程近傍のフィーダ駆動装置B50から給
送された板状素材を、パンチ駆動装置B10と、ダイホ
ルダ装置B110とで抜き絞り加工をし、このワークを
トランスファ駆動装置B310により次の第2加工工程
に移送し、第2加工工程のパンチ駆動装置B20と、ダ
イホルダ装置B120とで絞り加工をし、この有低筒状
のワークWbをトランスファ駆動装置B310により次
の組付け工程に移送する(図18参照)。 このBライ
ンで加工されるワークWbは、その外径が、Aラインで
加工されるワークWaの内径に圧入可能に形成されてい
る。
【0162】そして、Aラインで加工されたワークWa
は、図16に示すトランスファ駆動装置A310のフィ
ンガA329,A329により組付け工程の圧入ダイK
139上に移載される。 この移載されたワークWa
は、圧入ダイK139の上面の図示しない芯出し部によ
り位置決めされ、下降端位置で待機するノックアウトパ
ンチ駆動装置K230のノックアウトパンチK239に
より底部が担持される。
【0163】このワークWaが圧入ダイK139上に位
置決めされ、フィンガA329,A329がAラインの
第2加工工程に後退した後、Bラインで加工されたワー
クWbが、Aラインのトランスファ駆動装置A310よ
りも移送軸線高さを高くしたトランスファ駆動装置B3
10のフィンガB329,B329により、図14,図
17に示す組付け工程の圧入ダイK139上でワークW
aの上方に移送されて待機する。 ワークWbが圧入ダ
イK139上に移送されると、パンチ駆動装置K30の
圧入パンチK39が下降してワークWb内に入り込み、
ワークWa内に下降させる。
【0164】そして、圧入パンチK39により下降され
るワークWbは、ノックアウトパンチK239により底
部が担持されているワークWa内に圧入される。 この
ようにして圧入されたワーク組体は、ノックアウトパン
チK239の上昇作動で上昇され、図示しないワーク組
体移送手段によりワーク排出装置K60に移送されて排
出される。
【0165】なお、本例の組付け工程では、圧入パンチ
K39と、圧入ダイK139と、ノックアウトパンチK
239との協働でワークWa内にワークWbを圧入して
組付けるようにしたが、その組付け手段は、本発明のリ
ニアモータを用いた各ユニットではなく、他の組付け手
段を用いることもできる。 また、組付け手段に2品種
のワークを移載する移載手段についても、本例で用いた
トランスファ駆動装置ではなく、他の移載手段を用いる
こともできる。
【0166】本発明に係るトランスファプレスは、上述
した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲においてさまざまな形態に構成
することができるものである。 例えば、本発明の実施
の形態ではトランスファプレスを縦型に構成したが、横
型にすることもできる。 また、各駆動装置を作動させ
るアクチュエータは、サーボモータなどとの組み合わせ
で実施することもできる。
【0167】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成するように
したので、以下に記載するような効果を奏する。
【0168】請求項1の発明によれば、トランスファプ
レスのパンチ駆動装置を工程別のユニットに構成するこ
とで、生産するワークの加工工程数または上型に対応し
て、ユニット化された所定のパンチ駆動装置を増設する
ことや、所定のパンチ駆動装置に取替えすることが容易
にできるようになった。 すなわち、トランスファプレ
スの汎用性を高めることができるとともに、段取り替え
の作業性と生産性の向上を図ることができる。
【0169】また、トランスファ駆動装置を加工工程単
独または加工工程群単位のユニットに構成するようにし
たので、各対のフィンガを各々の加工工程または加工工
程群に対応した把持時期と移送時期とに設定すること
や、各対のフィンガを不等間隔に設けることが容易にで
きるとともに、複数の加工工程の加工ラインが非直線で
あっても、所定のトランスファ駆動装置を容易にできる
ようになった。 このことにより、トランスファプレス
の加工工程を不等間隔に構成すること、または、不等間
隔の加工工程で構成されたトランスファプレスにも容易
に装着することができる。 そして、トランスファプレ
スの汎用性を高めることができるとともに、段取り替え
の作業性と生産性の向上を図ることができる。
【0170】次に、請求項2の発明によれば、ノックア
ウトパンチ駆動装置を工程別のユニットに構成すること
で、各工程の1サイクル中に設定した各ノックアウトパ
ンチの上下移動時期、上下移動量、経過速度などを変更
する際には、数値制御手段の設定値を置換することで容
易に変更できるようになった。 すなわち、そのノック
アウトパンチや駆動部を交換することや、または調整す
る必要がないので、省力化や生産性の向上を図ることが
できるとともに、トランスファプレスの簡素化を図るこ
とができる。
【0171】次に、請求項3の発明によれば、パンチ案
内機構の取着部に長溝穴状で複数列の係止溝と、各パン
チ案内機構の背面側に係止片とを備えて、前記係止溝に
前記係止片を滑合させて各パンチ案内機構を取着するよ
うにしたので、生産するワークの加工工程数または上型
に対応して、ユニット化された所定のパンチ駆動装置を
増設することや、任意の間隔で任意の位置に位置変更す
ることが容易にできるようになった。 このことによっ
て、トランスファプレスの汎用性を高めることができる
とともに、省力化と生産性の向上を図ることができる。
【0172】次に、請求項4の発明によれば、2段階加
工または並行加工をする加工工程では、ユニット化した
一対のパンチ駆動装置で、各パンチ駆動装置のパンチを
1サイクル中に同一移動軸線上で関連的に往復移動させ
るようにしたので、1工程内の1ストローク中に、抜き
加工と絞り加工、絞り加工と底部への穴あけ加工などの
2段階加工が容易にできるようになった。 また、一方
のパンチでワーク筒部の「しわ」を抑止しながら、他方
のパンチで絞り加工をする並行加工も容易にできるよう
になった。 その結果、加工工程の集約化により生産能
率の向上や、品質の向上を図ることができる。
【0173】しかも、この発明のユニット化されたパン
チ駆動装置は、加工目的に適合した2個のパンチを交換
することで、2段階加工または並行加工をする加工工程
に限定することなく、任意の加工工程で使用することが
できるようになった。 さらには、2段階加工または並
行加工をする加工工程の一方のパンチを駆動するための
プランジャカムやその駆動機構が不要となった。 これ
により、トランスファプレスの汎用性を高めることがで
きるとともに、簡素化を図ることができる。
【0174】次に、請求項5の発明によれば、2品種の
ワークをプレス加工して組み付けるトランスファプレス
おいて、一方の品種の加工ラインと他方の品種の加工ラ
インとの中間位置に、2品種のワークを組み付ける組付
け手段と、その組み付けたワークを排出する排出手段と
を備えるようにしたので、2品種のワークを並行加工す
ることができるようになった。 その結果、トランスフ
ァプレスと組付け装置との一体化や、工程間の流通を省
くことにより、床面積の有効活用、省力化、生産時間の
短縮などを図ることができる。 また、この並行加工と
同一サイクルで2品種のワークを組み付けできるので、
不要在庫の排除と、その生産管理の容易化とを図ること
ができる。
【0175】また、いずれか片側の加工ラインまたは両
加工ラインの品種替えに際しては、ユニット化された所
定の各駆動装置を増設すること、任意の間隔で任意の位
置に位置変更すること、各パンチまたはノックアウトパ
ンチの上下移動時期、上下移動量、経過速度などを変更
すること、各対のフィンガを各々の加工工程に対応した
把持時期と移送時期とに設定すること、または、各対の
フィンガを不等間隔に設けることが容易にできるように
なった。 このことにより、装置の簡素化、作業性、生
産性、省力化などを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のトランスファプレス
を示す説明図であって、その正面図である。
【図2】同じく、図1の左半部拡大図である。
【図3】同じく、図1の右半部拡大図である。
【図4】同じく、図1のA矢視上面図である。
【図5】同じく、トランスファ駆動装置を示す説明図で
あって、図1のB−B矢視横断面図である。
【図6】同じく、抜き絞り加工をする第1加工工程の各
装置を示す説明図であって、図1のC−C矢視縦断面図
である。
【図7】同じく、第2絞り加工をする第2加工工程の各
装置を示す説明図であって、図1のD−D矢視縦断面図
である。
【図8】同じく、第3(第4)絞り加工をする第3(第
4)加工工程の各装置を示す説明図であって、図1のE
−E矢視縦断面図である。
【図9】同じく、各駆動装置のリニアモータを示す説明
図であって、その断面図である。
【図10】同じく、トランスファ駆動装置のフィンガの
前後移動案内部材を示す説明図であって、図6のI−I
矢視縦断面図である。
【図11】同じく、数値制御手段を示す説明図である。
【図12】同じく、第1加工工程のタイミングチャート
である。
【図13】同じく、第2加工工程のタイミングチャート
である。
【図14】本発明に係る第2実施例のトランスファプレ
スを示す説明図であって、その正面図である。
【図15】同じく、図14のF矢視上面図である。
【図16】同じく、トランスファ駆動装置、組付け装置
を示す説明図であって、図14のG−G矢視横断面図で
ある。
【図17】同じく、組み付け加工をする組付け工程の各
装置を示す説明図であって、図14のH−H矢視縦断面
図である。
【図18】同じく、プレス加工と組付け加工の関係を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 フレーム 10,20,30,40 パンチ駆動装置 11A,11B,21A,21B,31,41 案内機
構 17A,17B,27A,27B,37,47 リニア
モータ 18A,18B,28A,28B,38,48 パンチ
ホルダ 19A 抜きパンチ 19B 絞りパンチ 29A 補助パンチ 29B,39,49 絞りパンチ 110,120,130,140ダイホルダ装置 119A 抜きダイ 119B,129,139,149 絞りダイ 210,220,230,240 ノックアウトパンチ
駆動装置 211,221,231,241 案内機構 217,227,237,347 リニアモータ 218,228,238,248 ノックアウトパンチ
ホルダ 219,229,239,249 ノックアウトパンチ 310,330 トランスファ駆動装置 311,331 案内機構 317,337 リニアモータ 318,328,338,348 開閉チャック 319,329、339,349 フィンガ W1〜W4 ワーク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 43/05 B21D 43/05 B B30B 1/42 B30B 1/42 (72)発明者 中井 健一 愛知県尾張旭市旭前町新田洞5050番地の1 旭精機工業株式会社内 Fターム(参考) 4E090 AA10 AB01 BA03 EA09 EC10 FA02 FA04 FA07 GA06 HA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列状に配列した複数の加工工程に対応
    して、パンチを往復移動させるパンチ駆動装置と、前記
    パンチと対向するダイをボルスタ上に装着するダイホル
    ダ装置と、前記ダイと同軸心のノックアウトパンチを往
    復移動させるノックアウトパンチ駆動装置と、ワークを
    把持可能なフィンガを往復移動させるトランスファ駆動
    装置とを各々設けて、上流工程で加工された各ワークを
    順次次の下流工程に移送してプレス加工をするトランス
    ファプレスであって、 前記パンチ駆動装置は、フレーム前面の各工程加工位置
    で個別に取着した各パンチ案内レールに各々滑合する各
    パンチ移動体が前記パンチの各移動軸線に沿って工程別
    に進退移動可能な複数組のパンチ案内機構と、前記パン
    チを個別に保持するための各パンチホルダを各々取着す
    る前記パンチ移動体に添装した可動子と前記パンチ案内
    レールに添装した固定子とにより各パンチホルダを各々
    往復移動させる複数個のパンチ駆動リニアモータとを工
    程別のユニットに構成し、 前記トランスファ駆動装置は、前記ダイと並列するよう
    に加工工程単独または加工工程群単位でボルスタ上に取
    着した複数個のフィンガ案内レールに各々滑合する各フ
    ィンガ移動体がワークを移送する移送軸線に沿って個別
    に進退移動可能な複数組のフィンガ案内機構と、前記フ
    ィンガを個別に保持するための各フィンガホルダを各々
    取着する前記フィンガ移動体に添装した可動子と前記フ
    ィンガ案内レールに添装した固定子とにより前記フィン
    ガホルダを加工工程単独または加工工程群単位で各々往
    復移動させる複数個のトランスファ駆動リニアモータと
    を加工工程単独または加工工程群単位のユニットに構成
    し、 数値制御手段によって、前記パンチを工程別の1サイク
    ル中に設定した経過速度と移動量とで往復移動させるべ
    く前記パンチ駆動装置のパンチ駆動リニアモータを制御
    するとともに、前記フィンガを加工工程単独または加工
    工程群単位の1サイクル中に設定した経過速度と移動量
    とで往復移動させるべく前記トランスファ駆動装置のト
    ランスファ駆動リニアモータを制御し、かつこれらと前
    記ノックアウトパンチ駆動装置とを関連的に作動させる
    べく制御するようにしたことを特徴とするトランスファ
    プレス。
  2. 【請求項2】 前記ノックアウトパンチ駆動装置は、 前記ダイを挟む前記パンチの反対側のフレーム前面に工
    程別に取着した各ノックアウトパンチ案内レールに各々
    滑合する各ノックアウトパンチ移動体が前記パンチの各
    移動軸線に沿って工程別に進退移動可能な複数組のノッ
    クアウトパンチ案内機構と、前記パンチと同一軸線上に
    前記ノックアウトパンチを個別に保持するための各ノッ
    クアウトパンチホルダを各々取着する前記ノックアウト
    パンチ移動体に添装した可動子と前記ノックアウトパン
    チ案内レールに添装した固定子とにより前記ノックアウ
    トパンチホルダを工程別に各々往復移動させる複数個の
    ノックアウトパンチ駆動リニアモータとを工程別のユニ
    ットに構成し、 数値制御手段によって、前記ノックアウトパンチを工程
    別の1サイクル中に設定した経過速度と移動量とで往復
    移動させるべく前記ノックアウトパンチ駆動装置のノッ
    クアウトパンチ駆動リニアモータを制御するようにした
    請求項1に記載のトランスファプレス。
  3. 【請求項3】 前記パンチ案内機構の取着部は、 ワークを移送する移送軸線に対して平行かつ前記パンチ
    案内機構が配列可能な長溝穴状にしてフレーム前面に設
    けた複数列の係止溝と、前記パンチ案内機構の各背面側
    に前記係止溝と各々滑合可能に設けた係止片とを備え
    て、 前記係止溝に前記係止片を滑合させて各加工位置のフレ
    ーム前面に前記パンチ案内機構を工程別に各々取着する
    ようにした請求項1または2に記載のトランスファプレ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記加工工程のうち、1工程内に2個の
    パンチを設けて当該加工工程の1ストローク中に2段階
    加工または並行加工をする加工工程には、 前記パンチ案内機構とパンチ駆動リニアモータとで各ユ
    ニットに構成した一対のパンチ駆動装置を同一軸線上に
    配置するとともに、一方のパンチ駆動装置のパンチ中心
    穴を他方のパンチ駆動装置のパンチが貫通するように構
    成し、 これらパンチに対応する前記ダイを同軸心に配置して、
    一対のパンチ駆動装置の各パンチを個別に往復移動させ
    るようにした請求項1または3のいずれか1項に記載の
    トランスファプレス。
  5. 【請求項5】 前記トランスファプレスは、2品種のワ
    ークをプレス加工して組み付けるトランスファプレスで
    あって、一方の品種の加工ラインと他方の品種の加工ラ
    インとを各々の最終加工工程が接近するように設け、こ
    れら最終加工工程の中間位置には組付け工程を設けて、 各加工ライン別に前記パンチ駆動装置と、前記ダイホル
    ダ装置と、前記ノックアウトパンチ駆動装置と、前記ト
    ランスファ駆動装置とを各々備え、前記組付け工程には
    2品種のワークを組み付ける組付け手段と、その組み付
    けたワークを排出する排出手段とを備えて、 各加工ラインの前記トランスファ駆動装置は各加工ライ
    ンのワークを前記組付け工程の組付け位置に各々移送可
    能に構成し、 数値制御手段によって、各加工ラインの前記パンチと、
    前記ノックアウトパンチと、前記フィンガとを1サイク
    ル中に設定した経過速度と移動量とで関連的に往復移動
    させるべく前記パンチ駆動装置と、前記ノックアウトパ
    ンチ駆動装置と、前記トランスファ駆動装置とを制御
    し、かつこれら駆動装置と前記組付け手段と前記排出手
    段とを関連的に作動させるべく制御するようにした請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載のトランスファプレ
    ス。
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CN114453496A (zh) * 2022-02-10 2022-05-10 深圳市弗莱博自动化设备有限公司 一种电动剃须刀刀片的冲压成型设备

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