JP2002152924A - 複合型ガス絶縁開閉装置用変流器 - Google Patents
複合型ガス絶縁開閉装置用変流器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮断器の両端に配置することが可能な複合型
ガス絶縁開閉装置用変流器を提供する。 【解決手段】 絶縁支持構造物１１の下端に操作装置１
２を接続し、上端に金属容器１３を接続する。金属容器
１３の上部に遮断器１を収納した第１の碍管１４ａと断
路器２を収納した第２の碍管１４ｂを接続する。遮断器
１及び断路器２は操作装置１２により開閉操作される。
変流器２１ａ，２１ｂを遮断器１を収納した碍管１４ａ
の両端に設置する。変流器２１ａ，２１ｂは、電流検出
手段２２ａ，２２ｂと、センサーユニット２３ａ，２３
ｂと、給電用変流器２４ａ，２４ｂと、統合ユニット２
５から構成する。統合ユニット２５は操作装置１２の収
納部に設置され、センサーユニット２３ａ，２３ｂと統
合ユニット２５の間は、光ファイバ内蔵型碍子２６ａ，
２６ｂで接続する。
ガス絶縁開閉装置用変流器を提供する。 【解決手段】 絶縁支持構造物１１の下端に操作装置１
２を接続し、上端に金属容器１３を接続する。金属容器
１３の上部に遮断器１を収納した第１の碍管１４ａと断
路器２を収納した第２の碍管１４ｂを接続する。遮断器
１及び断路器２は操作装置１２により開閉操作される。
変流器２１ａ，２１ｂを遮断器１を収納した碍管１４ａ
の両端に設置する。変流器２１ａ，２１ｂは、電流検出
手段２２ａ，２２ｂと、センサーユニット２３ａ，２３
ｂと、給電用変流器２４ａ，２４ｂと、統合ユニット２
５から構成する。統合ユニット２５は操作装置１２の収
納部に設置され、センサーユニット２３ａ，２３ｂと統
合ユニット２５の間は、光ファイバ内蔵型碍子２６ａ，
２６ｂで接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用ガス絶縁開
閉装置の主回路交流電流を計測する変流器に関する。
閉装置の主回路交流電流を計測する変流器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、気中変電所では母線や鉄塔の寿
命は長く、開閉装置のリプレースの際に母線や鉄塔を交
換することは少ない。従って、気中絶縁母線を有効に使
用しつつ、開閉装置を高性能、高信頼性のものにリプレ
ースするケースが多い。このようなニーズに対応するた
め、従来から、複合型ガス絶縁開閉装置が提案されてい
る。
命は長く、開閉装置のリプレースの際に母線や鉄塔を交
換することは少ない。従って、気中絶縁母線を有効に使
用しつつ、開閉装置を高性能、高信頼性のものにリプレ
ースするケースが多い。このようなニーズに対応するた
め、従来から、複合型ガス絶縁開閉装置が提案されてい
る。
【０００３】２重母線方式の気中変電所の一般的な線路
回線の構成を図９と図１０を用いて説明する。図９と図
１０はそれぞれ機器の構成例と単線結線図を示したもの
である。気中変電所は、母線１０１ａ，１０１ｂから母
線側断路器２ａ，２ｂを介して引き出された線路側の回
線上に遮断器１を配置すると共に、この遮断器１の両側
に変流器１０２ａ，１０２ｂを配置し、さらに、線路側
断路器２ｃ、計器用変圧器１０３及び避雷器１０４を有
している。そして、これらの機器は、絶縁支持構造物に
よって支持されている。このような気中変電所では、前
記変流器１０２ａ，１０２ｂとしては、一般に油入碍子
形変流器が用いられる。
回線の構成を図９と図１０を用いて説明する。図９と図
１０はそれぞれ機器の構成例と単線結線図を示したもの
である。気中変電所は、母線１０１ａ，１０１ｂから母
線側断路器２ａ，２ｂを介して引き出された線路側の回
線上に遮断器１を配置すると共に、この遮断器１の両側
に変流器１０２ａ，１０２ｂを配置し、さらに、線路側
断路器２ｃ、計器用変圧器１０３及び避雷器１０４を有
している。そして、これらの機器は、絶縁支持構造物に
よって支持されている。このような気中変電所では、前
記変流器１０２ａ，１０２ｂとしては、一般に油入碍子
形変流器が用いられる。
【０００４】図９に示すような気中変電所の線路回線
を、複合型ガス絶縁開閉装置と従来の変流器でリプレー
スした場合の変電所の機器の構成例を図１１に示す。図
９で２点鎖線１０５と２点鎖線１０６で囲まれた機器
が、図１１ではそれぞれ複合型ガス絶縁開閉装置１０７
と複合型ガス絶縁開閉装置１０８にリプレースされる。
図１１で２点鎖線１０９で囲んだ複合型ガス絶縁開閉装
置にリプレースされた部分の詳細を図１２で説明する。
を、複合型ガス絶縁開閉装置と従来の変流器でリプレー
スした場合の変電所の機器の構成例を図１１に示す。図
９で２点鎖線１０５と２点鎖線１０６で囲まれた機器
が、図１１ではそれぞれ複合型ガス絶縁開閉装置１０７
と複合型ガス絶縁開閉装置１０８にリプレースされる。
図１１で２点鎖線１０９で囲んだ複合型ガス絶縁開閉装
置にリプレースされた部分の詳細を図１２で説明する。
【０００５】図１２の複合型ガス絶縁開閉装置１０７，
１０８は、絶縁支持構造物１１ａ，１１ｂの一端に操作
装置１２ａ，１２ｂを接続し、他端に駆動連結部１２１
ａ，１２１ｂ及び操作ロッド１２２ａ，１２２ｂを収納
した金属容器１３ａ，１３ｂを接続し、金属容器に断路
器２ａ，２ｂまたは遮断器１と断路器２ｃをそれぞれ収
納した碍管１４ａ，１４ｂを接続した構成である。断路
器２ａと２ｂ、遮断器１と断路器２ｃはそれぞれ金属容
器内１３ａ，１３ｂで電気的に直列に接続されている。
図９の２点鎖線１０５で囲まれた機器は、２台の断路器
２ａ，２ｂを備えた上記構成の複合型ガス絶縁開閉装置
１０７にリプレースされ、２点鎖線１０６で囲まれた機
器は、１台の遮断器と１台の断路器を備えた上記構成の
複合型ガス絶縁開閉装置１０８にリプレースされる。
１０８は、絶縁支持構造物１１ａ，１１ｂの一端に操作
装置１２ａ，１２ｂを接続し、他端に駆動連結部１２１
ａ，１２１ｂ及び操作ロッド１２２ａ，１２２ｂを収納
した金属容器１３ａ，１３ｂを接続し、金属容器に断路
器２ａ，２ｂまたは遮断器１と断路器２ｃをそれぞれ収
納した碍管１４ａ，１４ｂを接続した構成である。断路
器２ａと２ｂ、遮断器１と断路器２ｃはそれぞれ金属容
器内１３ａ，１３ｂで電気的に直列に接続されている。
図９の２点鎖線１０５で囲まれた機器は、２台の断路器
２ａ，２ｂを備えた上記構成の複合型ガス絶縁開閉装置
１０７にリプレースされ、２点鎖線１０６で囲まれた機
器は、１台の遮断器と１台の断路器を備えた上記構成の
複合型ガス絶縁開閉装置１０８にリプレースされる。
【０００６】次に、変流器のリプレースについて説明す
る。図９の線路側の変流器１０２ｂについては、図１２
で複合型ガス絶縁開閉装置１０８の金属容器１３ｂは接
地電位にできるので、従来のガス絶縁開閉装置で使用し
ている貫通型変流器１１０を複合型ガス絶縁開閉装置１
０８に組み込むことができる。しかしながら、図９の母
線側の変流器１０２ａについては、図１２の複合型ガス
絶縁開閉装置１０７、１０８のいずれに配置することを
考えても、高圧側の配置になるため、従来のガス絶縁開
閉装置で使用している貫通型変流器を組み込むことがで
きない。このため、油入碍子型変流器を流用、もしくは
新製しなければならない。すなわち、図９に示す気中変
電所を、図１１に示す複合型ガス絶縁開閉装置でリプレ
ースする場合には、変流器の構成が、油入碍子型変流器
と貫通型変流器の混成となる。
る。図９の線路側の変流器１０２ｂについては、図１２
で複合型ガス絶縁開閉装置１０８の金属容器１３ｂは接
地電位にできるので、従来のガス絶縁開閉装置で使用し
ている貫通型変流器１１０を複合型ガス絶縁開閉装置１
０８に組み込むことができる。しかしながら、図９の母
線側の変流器１０２ａについては、図１２の複合型ガス
絶縁開閉装置１０７、１０８のいずれに配置することを
考えても、高圧側の配置になるため、従来のガス絶縁開
閉装置で使用している貫通型変流器を組み込むことがで
きない。このため、油入碍子型変流器を流用、もしくは
新製しなければならない。すなわち、図９に示す気中変
電所を、図１１に示す複合型ガス絶縁開閉装置でリプレ
ースする場合には、変流器の構成が、油入碍子型変流器
と貫通型変流器の混成となる。
【０００７】ここでは、２重母線方式の気中変電所の一
般的な線路回線の構成に関して、従来技術を説明した
が、母線連絡回線や、単母線方式の変電所の線路回線、
１・１／２方式の変電所の線路回線などでも同様に、変
流器の構成は油入碍子型変流器と貫通型変流器の混成と
なる場合が生じる。
般的な線路回線の構成に関して、従来技術を説明した
が、母線連絡回線や、単母線方式の変電所の線路回線、
１・１／２方式の変電所の線路回線などでも同様に、変
流器の構成は油入碍子型変流器と貫通型変流器の混成と
なる場合が生じる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ガス絶縁開閉装置で使用している貫通型変流器を図１２
の複合型ガス絶縁開閉装置１０８などに適用する場合
は、絶縁の問題から変流器を高圧側に配置することがで
きないので、遮断器の両側に変流器を組み込むことがで
きない。このため、遮断器の両側に変流器を配置する構
成を割り切ってあきらめるか、または、どうしても遮断
器の両側に変流器を配置する必要がある場合は、図１２
に示すように、独立した油入碍子型変流器を設置しなけ
ればならない。
ガス絶縁開閉装置で使用している貫通型変流器を図１２
の複合型ガス絶縁開閉装置１０８などに適用する場合
は、絶縁の問題から変流器を高圧側に配置することがで
きないので、遮断器の両側に変流器を組み込むことがで
きない。このため、遮断器の両側に変流器を配置する構
成を割り切ってあきらめるか、または、どうしても遮断
器の両側に変流器を配置する必要がある場合は、図１２
に示すように、独立した油入碍子型変流器を設置しなけ
ればならない。
【０００９】油入碍子型変流器は、変流器自体が高価で
あるばかりでなく、それを設置するための敷地と基礎工
事が必要であり、複合型ガス絶縁開閉装置の適用による
変電所敷地面積縮小とトータルコストダウンのメリット
を阻害する。また、油入碍子型変流器は、万が一の内部
焼損事故がタンクの内圧上昇を招き、タンクの破裂につ
ながる大事故に発展する可能性があるため、変電所のリ
プレースの際に貫通型変流器にリプレースすることが望
まれている。
あるばかりでなく、それを設置するための敷地と基礎工
事が必要であり、複合型ガス絶縁開閉装置の適用による
変電所敷地面積縮小とトータルコストダウンのメリット
を阻害する。また、油入碍子型変流器は、万が一の内部
焼損事故がタンクの内圧上昇を招き、タンクの破裂につ
ながる大事故に発展する可能性があるため、変電所のリ
プレースの際に貫通型変流器にリプレースすることが望
まれている。
【００１０】しかしながら、アナログ電流出力（通常、
定格２次出力は１Ａ、または５Ａ）を有する従来のガス
絶縁開閉装置で使用している貫通型変流器は、絶縁の問
題から接地電位側にしか組み込むことができないため、
図１１に示すような複合型ガス絶縁開閉装置の遮断器の
両側に変流器を配置することができない。
定格２次出力は１Ａ、または５Ａ）を有する従来のガス
絶縁開閉装置で使用している貫通型変流器は、絶縁の問
題から接地電位側にしか組み込むことができないため、
図１１に示すような複合型ガス絶縁開閉装置の遮断器の
両側に変流器を配置することができない。
【００１１】本発明は、前記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、複合
型ガス絶縁開閉装置内の主回路交流電流を検出する電流
検出手段、および電流検出手段が出力する交流電気量の
デジタル変換とデジタル値の電気／光変換を行い光デジ
タル値出力を有するセンサーユニットで構成された変流
器を採用し、主回路交流電流を光デジタル値に変成する
ことで、遮断器の両端に変流器を配置することが可能と
なる複合型ガス絶縁開閉装置用変流器を提供することに
ある。
を解決するために提案されたもので、その目的は、複合
型ガス絶縁開閉装置内の主回路交流電流を検出する電流
検出手段、および電流検出手段が出力する交流電気量の
デジタル変換とデジタル値の電気／光変換を行い光デジ
タル値出力を有するセンサーユニットで構成された変流
器を採用し、主回路交流電流を光デジタル値に変成する
ことで、遮断器の両端に変流器を配置することが可能と
なる複合型ガス絶縁開閉装置用変流器を提供することに
ある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
絶縁性ガスを封入した金属容器に接続された複数本の碍
管と、これら複数本の碍管内部に収納された遮断器及び
断路器を備えた複合型ガス絶縁開閉装置に設置される複
合型ガス絶縁開閉装置用変流器において、前記複合型ガ
ス絶縁開閉装置における遮断器近傍に設けられて主回路
交流電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段
が出力する交流電気量のデジタル変換とデジタル値の電
気／光変換を行い、光デジタル値出力を有するセンサー
ユニットを備え、前記複合型ガス絶縁開閉装置内の主回
路交流電流を光デジタル値に変成することを特徴とす
る。
絶縁性ガスを封入した金属容器に接続された複数本の碍
管と、これら複数本の碍管内部に収納された遮断器及び
断路器を備えた複合型ガス絶縁開閉装置に設置される複
合型ガス絶縁開閉装置用変流器において、前記複合型ガ
ス絶縁開閉装置における遮断器近傍に設けられて主回路
交流電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段
が出力する交流電気量のデジタル変換とデジタル値の電
気／光変換を行い、光デジタル値出力を有するセンサー
ユニットを備え、前記複合型ガス絶縁開閉装置内の主回
路交流電流を光デジタル値に変成することを特徴とす
る。
【００１３】この請求項１の発明によれば、遮断器の近
傍に設けた変流器の出力は光信号なので、変流器と接続
する接地側の上位システムとの間を光ファイバで接続す
ることが可能になり、電気的に完全に光絶縁される。従
って、複合型ガス絶縁開閉装置においても変流器を高圧
側に設置することが可能となり、独立した油入碍子型変
流器を設置する必要がなくなる。また、電流検出手段の
出力を、近傍に配置したセンサーユニットで光デジタル
値に変換して、上位システムへ伝送するので、電流検出
手段の出力が微小な場合でも、ノイズの影響を受けるこ
と無く、高品質な電流量を上位システムに供給できる。
その上、センサーユニットは電流検出手段に大きな負担
を要求しないので、電流検出手段の出力電力は小さくて
よく、従って、電流検出手段を小型化できるので、複合
型ガス絶縁開閉装置の設計自由度が大きくなる。
傍に設けた変流器の出力は光信号なので、変流器と接続
する接地側の上位システムとの間を光ファイバで接続す
ることが可能になり、電気的に完全に光絶縁される。従
って、複合型ガス絶縁開閉装置においても変流器を高圧
側に設置することが可能となり、独立した油入碍子型変
流器を設置する必要がなくなる。また、電流検出手段の
出力を、近傍に配置したセンサーユニットで光デジタル
値に変換して、上位システムへ伝送するので、電流検出
手段の出力が微小な場合でも、ノイズの影響を受けるこ
と無く、高品質な電流量を上位システムに供給できる。
その上、センサーユニットは電流検出手段に大きな負担
を要求しないので、電流検出手段の出力電力は小さくて
よく、従って、電流検出手段を小型化できるので、複合
型ガス絶縁開閉装置の設計自由度が大きくなる。
【００１４】請求項２記載の発明は、前記金属容器が絶
縁支持構造物によって支持され、この絶縁支持構造物に
操作ロッドを有する操作装置が接続され、前記金属容器
内には前記操作装置により駆動される操作ロッドの端部
及びこの操作ロッドにより駆動される駆動連結部が収納
され、前記碍管内部に収納された遮断器及び断路器は、
前記金属容器内において電気的に直列に接続され、かつ
前記遮断器及び断路器の通電部の接点が前記操作ロッド
及び駆動連結部に連動して個別に開閉操作されることを
特徴とする。この請求項２の発明では、共通の操作装置
によって個別に駆動される遮断器及び断路器を備えた複
合型ガス絶縁開閉装置においても、遮断器の近傍に変流
器を配置することが可能になり、複合型ガス絶縁開閉装
置全体の小型化が可能になる。
縁支持構造物によって支持され、この絶縁支持構造物に
操作ロッドを有する操作装置が接続され、前記金属容器
内には前記操作装置により駆動される操作ロッドの端部
及びこの操作ロッドにより駆動される駆動連結部が収納
され、前記碍管内部に収納された遮断器及び断路器は、
前記金属容器内において電気的に直列に接続され、かつ
前記遮断器及び断路器の通電部の接点が前記操作ロッド
及び駆動連結部に連動して個別に開閉操作されることを
特徴とする。この請求項２の発明では、共通の操作装置
によって個別に駆動される遮断器及び断路器を備えた複
合型ガス絶縁開閉装置においても、遮断器の近傍に変流
器を配置することが可能になり、複合型ガス絶縁開閉装
置全体の小型化が可能になる。
【００１５】請求項３記載の発明は、前記碍管が３本以
上設けられ、これら碍管の一つに遮断器が収納され、他
の複数の碍管にそれぞれ断路器が収納され、これら複数
の断路器が前記金属容器内においてそれぞれ前記遮断器
と電気的に接続され、前記操作装置により、前記遮断器
と前記複数の断路器はそれぞれ個別に開閉操作されるこ
とを特徴とする。この請求項３の発明では、一つの遮断
器に対して複数の断路器を一体に接続してなる複合型ガ
ス絶縁開閉装置に対しても、遮断器の近傍に変流器を配
置することが可能になり、複合型ガス絶縁開閉装置全体
のより小型化が可能になる。
上設けられ、これら碍管の一つに遮断器が収納され、他
の複数の碍管にそれぞれ断路器が収納され、これら複数
の断路器が前記金属容器内においてそれぞれ前記遮断器
と電気的に接続され、前記操作装置により、前記遮断器
と前記複数の断路器はそれぞれ個別に開閉操作されるこ
とを特徴とする。この請求項３の発明では、一つの遮断
器に対して複数の断路器を一体に接続してなる複合型ガ
ス絶縁開閉装置に対しても、遮断器の近傍に変流器を配
置することが可能になり、複合型ガス絶縁開閉装置全体
のより小型化が可能になる。
【００１６】請求項４記載の発明は、絶縁性ガスを封入
した接地容器の端部に遮断器を収納した碍管を備え、前
記接地容器の他端には前記遮断器と電気的に直列接続さ
れた断路器及び接地開閉器が収納された一つあるいは複
数の接地容器を備え、この断路器及び接地開閉器を収納
した接地容器の他端にブッシングの碍管が取付けられて
いる複合型ガス絶縁開閉装置に設置される複合型ガス絶
縁開閉装置用変流器において、前記複合型ガス絶縁開閉
装置における遮断器近傍に設けられて主回路交流電流を
検出する電流検出手段と、前記電流検出手段が出力する
交流電気量のデジタル変換とデジタル値の電気／光変換
を行い、光デジタル値出力を有するセンサーユニットを
備え、前記複合型ガス絶縁開閉装置内の主回路交流電流
を光デジタル値に変成することを特徴とする。この請求
項４の発明によれば、接地容器に対して支持された遮断
器及び断路器を備えた複合型ガス絶縁開閉装置において
も、遮断器の近傍に設けた変流器の出力を光信号とする
ことにより、変流器と接続する接地側の上位システムと
の間を光ファイバで接続することが可能になる。
した接地容器の端部に遮断器を収納した碍管を備え、前
記接地容器の他端には前記遮断器と電気的に直列接続さ
れた断路器及び接地開閉器が収納された一つあるいは複
数の接地容器を備え、この断路器及び接地開閉器を収納
した接地容器の他端にブッシングの碍管が取付けられて
いる複合型ガス絶縁開閉装置に設置される複合型ガス絶
縁開閉装置用変流器において、前記複合型ガス絶縁開閉
装置における遮断器近傍に設けられて主回路交流電流を
検出する電流検出手段と、前記電流検出手段が出力する
交流電気量のデジタル変換とデジタル値の電気／光変換
を行い、光デジタル値出力を有するセンサーユニットを
備え、前記複合型ガス絶縁開閉装置内の主回路交流電流
を光デジタル値に変成することを特徴とする。この請求
項４の発明によれば、接地容器に対して支持された遮断
器及び断路器を備えた複合型ガス絶縁開閉装置において
も、遮断器の近傍に設けた変流器の出力を光信号とする
ことにより、変流器と接続する接地側の上位システムと
の間を光ファイバで接続することが可能になる。
【００１７】請求項５記載の発明は、前記遮断器を収納
した碍管を接続した接地容器に、操作ロッドを有する操
作装置が接続され、前記接地容器内には前記操作装置に
より駆動される操作ロッドの端部が収納され、前記碍管
内部に収納された遮断器及び接地容器内に収納された断
路器の通電部の接点が前記操作ロッドに連動して個別に
開閉操作されることを特徴とする。この請求項５の発明
では、接地容器に設けられた共通の操作装置によって個
別に駆動される遮断器及び断路器を備えた複合型ガス絶
縁開閉装置においても、遮断器の近傍に変流器を配置す
ることが可能になり、全体の小型化が可能になる。
した碍管を接続した接地容器に、操作ロッドを有する操
作装置が接続され、前記接地容器内には前記操作装置に
より駆動される操作ロッドの端部が収納され、前記碍管
内部に収納された遮断器及び接地容器内に収納された断
路器の通電部の接点が前記操作ロッドに連動して個別に
開閉操作されることを特徴とする。この請求項５の発明
では、接地容器に設けられた共通の操作装置によって個
別に駆動される遮断器及び断路器を備えた複合型ガス絶
縁開閉装置においても、遮断器の近傍に変流器を配置す
ることが可能になり、全体の小型化が可能になる。
【００１８】請求項６記載の発明は、電流検出手段およ
びセンサーユニットを遮断器のどちらか一方の側に設置
した構成としている。請求項７記載の発明は、電流検出
手段およびセンサーユニットを遮断器の両側に設置した
構成としている。この請求項６または請求項７の発明に
よれば、変流器の出力を光信号とすることにより、変流
器を高圧側に配置することが可能になり、特に、請求項
７の発明のように遮断器の両側への変流器の組み込みが
可能となる。
びセンサーユニットを遮断器のどちらか一方の側に設置
した構成としている。請求項７記載の発明は、電流検出
手段およびセンサーユニットを遮断器の両側に設置した
構成としている。この請求項６または請求項７の発明に
よれば、変流器の出力を光信号とすることにより、変流
器を高圧側に配置することが可能になり、特に、請求項
７の発明のように遮断器の両側への変流器の組み込みが
可能となる。
【００１９】請求項８記載の発明は、センサーユニット
の出力である光デジタル値出力を上位システムに伝送す
る伝送媒体として、少なくとも、センサーユニットの設
置位置から接地電位と同電位となる部分までの間は、光
ファイバ内蔵型碍子を用いることを特徴とする。以上の
ような構成を有する請求項８記載の発明によれば、セン
サーユニットの光デジタル値を伝送する光ファイバをガ
ス絶縁開閉装置本体の碍管に挿入、もしくは一体化する
必要が無い。従って、電流検出手段およびセンサーユニ
ットから成る変流器と、伝送用の光ファイバの切り離し
が容易である。例えば、遮断器の内部点検時に碍管を取
り外すときには、それに先立ち伝送用光ファイバを取り
外すことができるので、遮断器の保守が容易になる。ま
た、経年劣化による光ファイバの交換が必要な場合も、
容易に交換が可能である。
の出力である光デジタル値出力を上位システムに伝送す
る伝送媒体として、少なくとも、センサーユニットの設
置位置から接地電位と同電位となる部分までの間は、光
ファイバ内蔵型碍子を用いることを特徴とする。以上の
ような構成を有する請求項８記載の発明によれば、セン
サーユニットの光デジタル値を伝送する光ファイバをガ
ス絶縁開閉装置本体の碍管に挿入、もしくは一体化する
必要が無い。従って、電流検出手段およびセンサーユニ
ットから成る変流器と、伝送用の光ファイバの切り離し
が容易である。例えば、遮断器の内部点検時に碍管を取
り外すときには、それに先立ち伝送用光ファイバを取り
外すことができるので、遮断器の保守が容易になる。ま
た、経年劣化による光ファイバの交換が必要な場合も、
容易に交換が可能である。
【００２０】請求項９記載の発明は、複数のセンサーユ
ニットからの光デジタル値出力を一つの伝送フレームに
統合した上で、伝送フレームを上位システムに伝送する
機能を有する統合ユニットを設けたことを特徴とする。
以上のような構成を有する請求項９記載の発明によれ
ば、複合型ガス絶縁開閉装置に複数設置される電流検出
手段およびセンサーユニットから成る変流器の出力を、
保護リレーなどの上位システムに、１本のケーブルで伝
送することができるので、ケーブルの大幅な削減が可能
であり、現地据付時のケーブル敷設時間を大幅に削減で
きる。
ニットからの光デジタル値出力を一つの伝送フレームに
統合した上で、伝送フレームを上位システムに伝送する
機能を有する統合ユニットを設けたことを特徴とする。
以上のような構成を有する請求項９記載の発明によれ
ば、複合型ガス絶縁開閉装置に複数設置される電流検出
手段およびセンサーユニットから成る変流器の出力を、
保護リレーなどの上位システムに、１本のケーブルで伝
送することができるので、ケーブルの大幅な削減が可能
であり、現地据付時のケーブル敷設時間を大幅に削減で
きる。
【００２１】請求項１０記載の発明は、電流検出手段
が、絶縁物の巻芯とコイルから成る電磁結合型のロゴス
キーコイルであることを特徴とする。以上のような構成
を有する請求項１０記載の発明によれば、ロゴスキーコ
イルは原理的に無飽和であるので、事故時の直流分を含
んだ大電流を精度良く変成することができる。
が、絶縁物の巻芯とコイルから成る電磁結合型のロゴス
キーコイルであることを特徴とする。以上のような構成
を有する請求項１０記載の発明によれば、ロゴスキーコ
イルは原理的に無飽和であるので、事故時の直流分を含
んだ大電流を精度良く変成することができる。
【００２２】請求項１１記載の発明は、電流検出手段
が、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器であることを特徴とする。以上のよう
な構成を有する請求項１１記載の発明によれば、温度や
外部磁界など、外部環境の変化による影響が小さい高精
度の変流器を提供できる。また、電流検出抵抗を接続し
たことによる変流器コアの負担は極小さいので（通常は
１ＶＡ以下）、鉄芯断面積を小さくすることができ、し
たがって小型の変流器コアを提供することができる。
が、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器であることを特徴とする。以上のよう
な構成を有する請求項１１記載の発明によれば、温度や
外部磁界など、外部環境の変化による影響が小さい高精
度の変流器を提供できる。また、電流検出抵抗を接続し
たことによる変流器コアの負担は極小さいので（通常は
１ＶＡ以下）、鉄芯断面積を小さくすることができ、し
たがって小型の変流器コアを提供することができる。
【００２３】請求項１２記載の発明は、センサーユニッ
トの電源は、複合型ガス絶縁開閉装置内の主回路電流を
検出する給電用の変流器、もしくは主回路電圧を検出す
る給電用の変圧器により供給されることを特徴とする。
請求項１３記載の発明は、センサーユニットの電源は、
光給電装置により供給される構成としている。以上のよ
うな構成を有する請求項１２または請求項１３記載の各
発明によれば、電流検出手段とセンサーユニットから成
る変流器を高圧側に配置した場合に、対地側からセンサ
ーユニットへの電源ケーブルの配線とその絶縁処理が不
要となる。
トの電源は、複合型ガス絶縁開閉装置内の主回路電流を
検出する給電用の変流器、もしくは主回路電圧を検出す
る給電用の変圧器により供給されることを特徴とする。
請求項１３記載の発明は、センサーユニットの電源は、
光給電装置により供給される構成としている。以上のよ
うな構成を有する請求項１２または請求項１３記載の各
発明によれば、電流検出手段とセンサーユニットから成
る変流器を高圧側に配置した場合に、対地側からセンサ
ーユニットへの電源ケーブルの配線とその絶縁処理が不
要となる。
【００２４】請求項１４記載の発明は、センサーユニッ
トの電源が遮断されたときに、バックアップとしてセン
サーユニットに供給される充電式の電源を備えたことを
特徴とする。以上のような構成を有する請求項１４記載
の発明によれば、事故発生直後にセンサーユニットの供
給電源が断となった場合にも、変流器の出力を上位シス
テムに送信しつづけることができる。
トの電源が遮断されたときに、バックアップとしてセン
サーユニットに供給される充電式の電源を備えたことを
特徴とする。以上のような構成を有する請求項１４記載
の発明によれば、事故発生直後にセンサーユニットの供
給電源が断となった場合にも、変流器の出力を上位シス
テムに送信しつづけることができる。
【００２５】請求項１５記載の発明は、電流検出手段
が、光のファラデー効果に伴う偏光状態に基づいて計測
する光変流器であることを特徴とする。以上のような構
成を有する請求項１５記載の発明によれば、光変流器は
絶縁物のみで構成することができ、また、センサーユニ
ットは接地側に配置することができるので高圧側への電
源供給が不要となる。従って、変流器を高圧側に設置す
ることが容易である。また、センサーユニットを接地側
に配置するので、センサーユニットと統合ユニットの機
能を統合することができる。
が、光のファラデー効果に伴う偏光状態に基づいて計測
する光変流器であることを特徴とする。以上のような構
成を有する請求項１５記載の発明によれば、光変流器は
絶縁物のみで構成することができ、また、センサーユニ
ットは接地側に配置することができるので高圧側への電
源供給が不要となる。従って、変流器を高圧側に設置す
ることが容易である。また、センサーユニットを接地側
に配置するので、センサーユニットと統合ユニットの機
能を統合することができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】（第１の実施の形態…請求項１，
２，７〜１５対応）図１は本発明の第１の実施の形態の
複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の構成図である。
２，７〜１５対応）図１は本発明の第１の実施の形態の
複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の構成図である。
【００２７】図１に示す複合型ガス絶縁開閉装置におい
ては、中空の柱状をした絶縁支持構造物１１の下端に操
作装置１２が接続され、上端に駆動連結部１２１ａ，１
２１ｂを収納した金属容器１３が接続され、この金属容
器１３の上部には全体としてＹ字形となるように第１の
碍管１４ａと第２の碍管１４ｂとが接続されている。第
１の碍管１４ａ内には遮断器１が収納され、第２の碍管
１４ｂ内には断路器２が収納され、この遮断器１と断路
器２は金属容器内１３で電気的に直列に接続されてい
る。この遮断器１及び断路器２は、金属容器１３及び絶
縁支持構造物１１内に収納された駆動連結部１２１ａ，
１２１ｂ及び操作ロッド１２２ａ，１２２ｂを介して前
記操作装置１２に連結され、操作装置１２に連動してそ
の通電部の接点が個別に開閉操作される。
ては、中空の柱状をした絶縁支持構造物１１の下端に操
作装置１２が接続され、上端に駆動連結部１２１ａ，１
２１ｂを収納した金属容器１３が接続され、この金属容
器１３の上部には全体としてＹ字形となるように第１の
碍管１４ａと第２の碍管１４ｂとが接続されている。第
１の碍管１４ａ内には遮断器１が収納され、第２の碍管
１４ｂ内には断路器２が収納され、この遮断器１と断路
器２は金属容器内１３で電気的に直列に接続されてい
る。この遮断器１及び断路器２は、金属容器１３及び絶
縁支持構造物１１内に収納された駆動連結部１２１ａ，
１２１ｂ及び操作ロッド１２２ａ，１２２ｂを介して前
記操作装置１２に連結され、操作装置１２に連動してそ
の通電部の接点が個別に開閉操作される。
【００２８】複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管１４ａの両端
に設置される。各複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１
ａ，２１ｂは、電流検出手段２２ａ，２２ｂと、センサ
ーユニット２３ａ，２３ｂと、給電用変流器２４ａ，２
４ｂと、統合ユニット２５から構成される。統合ユニッ
ト２５は操作装置１２の収納部に設置され、センサーユ
ニット２３ａ，２３ｂと統合ユニット２５の間は、光フ
ァイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂで接続されている。
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管１４ａの両端
に設置される。各複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１
ａ，２１ｂは、電流検出手段２２ａ，２２ｂと、センサ
ーユニット２３ａ，２３ｂと、給電用変流器２４ａ，２
４ｂと、統合ユニット２５から構成される。統合ユニッ
ト２５は操作装置１２の収納部に設置され、センサーユ
ニット２３ａ，２３ｂと統合ユニット２５の間は、光フ
ァイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂで接続されている。
【００２９】電流検出手段２２としては、絶縁物の巻芯
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。ただし、以下の説明では、
注釈のない限りは、電流検出手段としてロゴスキーコイ
ルを使用することを前提とする。
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。ただし、以下の説明では、
注釈のない限りは、電流検出手段としてロゴスキーコイ
ルを使用することを前提とする。
【００３０】図２は本発明の複合型ガス絶縁開閉装置用
変流器の構成要素であるセンサーユニットの構成図であ
る。センサーユニット２３は、電流検出手段２２から入
力されたの検出データを処理する積分回路３１と、ロー
パスフィルタ３２と、アナログ／デジタル変換器３３
と、ロジック回路３４と、電気／光変換器３５と、電源
回路３６と、バックアップ電源３７などから構成され
る。電源回路３６は給電用変流器２４から供給された電
力から、ＤＣ±５Ｖ、ＤＣ±１５Ｖ等のセンサーユニッ
トの動作に必要な電圧を作る。バックアップ電源はコン
デンサでも良いし、２次電池などでも良い。なお、電流
検出手段２２として低負担型変流器を用いる場合は、図
２のセンサーユニットの構成図で、積分回路３１が前置
増幅回路に置き換えられる。
変流器の構成要素であるセンサーユニットの構成図であ
る。センサーユニット２３は、電流検出手段２２から入
力されたの検出データを処理する積分回路３１と、ロー
パスフィルタ３２と、アナログ／デジタル変換器３３
と、ロジック回路３４と、電気／光変換器３５と、電源
回路３６と、バックアップ電源３７などから構成され
る。電源回路３６は給電用変流器２４から供給された電
力から、ＤＣ±５Ｖ、ＤＣ±１５Ｖ等のセンサーユニッ
トの動作に必要な電圧を作る。バックアップ電源はコン
デンサでも良いし、２次電池などでも良い。なお、電流
検出手段２２として低負担型変流器を用いる場合は、図
２のセンサーユニットの構成図で、積分回路３１が前置
増幅回路に置き換えられる。
【００３１】図３は本発明の複合型ガス絶縁開閉装置用
変流器の構成要素である統合ユニットの構成図である。
統合ユニット２５は、各センサーユニットＳＵからの光
信号を入力して電気信号に変換する光／電気変換器４１
と、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ
Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）４２と、ＣＰＵ４３と、イン
ターフェース回路４４と、電気／光変換器４５と、電源
回路４６などから構成される。電源回路４６は供給され
るＤＣ１１０Ｖから、ＤＣ±５Ｖ、ＤＣ±１５Ｖ等の統
合ユニットの動作に必要な電圧を作る。また、統合ユニ
ット２５もバックアップ電源を有しても良い。統合ユニ
ットに接続するセンサーユニットは、相単位で統合する
場合もあるし、回線単位で統合する場合もあり、変電所
のレイアウトに応じて対応する。
変流器の構成要素である統合ユニットの構成図である。
統合ユニット２５は、各センサーユニットＳＵからの光
信号を入力して電気信号に変換する光／電気変換器４１
と、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ
Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）４２と、ＣＰＵ４３と、イン
ターフェース回路４４と、電気／光変換器４５と、電源
回路４６などから構成される。電源回路４６は供給され
るＤＣ１１０Ｖから、ＤＣ±５Ｖ、ＤＣ±１５Ｖ等の統
合ユニットの動作に必要な電圧を作る。また、統合ユニ
ット２５もバックアップ電源を有しても良い。統合ユニ
ットに接続するセンサーユニットは、相単位で統合する
場合もあるし、回線単位で統合する場合もあり、変電所
のレイアウトに応じて対応する。
【００３２】なお、図１、図２の構成では、センサーユ
ニットの電源供給手段として給電用変流器２４を用いて
いるが、これを光給電装置に置き換えても良い。この場
合、光給電装置は、操作装置１２の収納部に設置され、
光ファイバ内蔵型碍子２６により電源がセンサーユニッ
トに供給される。
ニットの電源供給手段として給電用変流器２４を用いて
いるが、これを光給電装置に置き換えても良い。この場
合、光給電装置は、操作装置１２の収納部に設置され、
光ファイバ内蔵型碍子２６により電源がセンサーユニッ
トに供給される。
【００３３】また、図１の構成では、遮断器１の両側に
複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，２１ｂを設置
しているが、どちらか片側だけに複合型ガス絶縁開閉装
置用変流器２１を設置する構成でも良い。特に、遮断器
１の金属容器１３側にのみ複合型ガス絶縁開閉装置用変
流器２１ａを配置し、かつ金属容器１３が接地電位であ
る場合は、センサーユニットと統合ユニットの間に光フ
ァイバ内蔵型碍子を使う必要は必ずしも無く、通常の光
ファイバーケーブルを保護管に挿入する構成としても良
い。
複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，２１ｂを設置
しているが、どちらか片側だけに複合型ガス絶縁開閉装
置用変流器２１を設置する構成でも良い。特に、遮断器
１の金属容器１３側にのみ複合型ガス絶縁開閉装置用変
流器２１ａを配置し、かつ金属容器１３が接地電位であ
る場合は、センサーユニットと統合ユニットの間に光フ
ァイバ内蔵型碍子を使う必要は必ずしも無く、通常の光
ファイバーケーブルを保護管に挿入する構成としても良
い。
【００３４】以上のような構成を有する第１の実施の形
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の動作は、次の通
りである。電流検出手段２２の出力である主回路電流量
はセンサーユニット２３に入力される。センサーユニッ
ト２３に入力された主回路電流量は、積分回路３１で積
分され、ローパスフィルタ３２で高調波成分がカットさ
れて、アナログ／デジタル変換器でデジタル値になる。
電流量のデジタル値はロジック回路３４で伝送フレーム
に載せられ、電気／光変換器３５で光デジタル信号に変
換されて、光ファイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂ内の光
ファイバを通じて統合ユニット２５へ伝送される。
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の動作は、次の通
りである。電流検出手段２２の出力である主回路電流量
はセンサーユニット２３に入力される。センサーユニッ
ト２３に入力された主回路電流量は、積分回路３１で積
分され、ローパスフィルタ３２で高調波成分がカットさ
れて、アナログ／デジタル変換器でデジタル値になる。
電流量のデジタル値はロジック回路３４で伝送フレーム
に載せられ、電気／光変換器３５で光デジタル信号に変
換されて、光ファイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂ内の光
ファイバを通じて統合ユニット２５へ伝送される。
【００３５】統合ユニット２５は、各センサーユニット
から伝送されてきた主回路電流量の光デジタル信号を受
信し、光／電気変換器４１でデジタル信号に変換した上
で、ＦＰＧＡ４２とＣＰＵ４３を介して、各センサーユ
ニットからの電流量のデジタル値を統合し、一つの伝送
フレームに載せる。これをインターフェース回路４４と
電気／光変換器４５を介して、再び光デジタル信号とし
て上位システムへ伝送する。ここで、ＣＰＵ４３は、各
センサーユニットからのデジタル値の同期補間演算、タ
イムスタンプの付加、感度補正、位相補正演算を行う。
また、同期信号をセンサーユニット２３に伝送して、サ
ンプリング同期をセンサーユニット２３でデジタル変換
時に行う構成としても良い。
から伝送されてきた主回路電流量の光デジタル信号を受
信し、光／電気変換器４１でデジタル信号に変換した上
で、ＦＰＧＡ４２とＣＰＵ４３を介して、各センサーユ
ニットからの電流量のデジタル値を統合し、一つの伝送
フレームに載せる。これをインターフェース回路４４と
電気／光変換器４５を介して、再び光デジタル信号とし
て上位システムへ伝送する。ここで、ＣＰＵ４３は、各
センサーユニットからのデジタル値の同期補間演算、タ
イムスタンプの付加、感度補正、位相補正演算を行う。
また、同期信号をセンサーユニット２３に伝送して、サ
ンプリング同期をセンサーユニット２３でデジタル変換
時に行う構成としても良い。
【００３６】以上のような構成を有する第１の実施の形
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器によれば、次のよ
うな効果が発揮される。本実施の形態の複合型ガス絶縁
開閉装置用変流器の出力は光信号なので、変流器と接続
する接地側の上位システムとの間は、光ファイバで接続
され、電気的には完全に絶縁される。従って、変流器を
高圧側に設置することが可能であり、その結果、複合型
ガス絶縁開閉装置の遮断器の両側への変流器の組み込み
が可能となる。
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器によれば、次のよ
うな効果が発揮される。本実施の形態の複合型ガス絶縁
開閉装置用変流器の出力は光信号なので、変流器と接続
する接地側の上位システムとの間は、光ファイバで接続
され、電気的には完全に絶縁される。従って、変流器を
高圧側に設置することが可能であり、その結果、複合型
ガス絶縁開閉装置の遮断器の両側への変流器の組み込み
が可能となる。
【００３７】例えば、図９に示すような気中変電所の線
路回線を、複合型ガス絶縁開閉装置と本発明の複合型ガ
ス絶縁開閉装置用変流器でリプレースした場合の変電所
の機器の構成例のうち、図１２に対応する部分を図４に
示す。図４に示すように、遮断器の両側に変流器を配置
する構成においても、独立した油入碍子型変流器の設置
は不要であり、変電所敷地面積の縮小とトータルコスト
ダウンに寄与する。
路回線を、複合型ガス絶縁開閉装置と本発明の複合型ガ
ス絶縁開閉装置用変流器でリプレースした場合の変電所
の機器の構成例のうち、図１２に対応する部分を図４に
示す。図４に示すように、遮断器の両側に変流器を配置
する構成においても、独立した油入碍子型変流器の設置
は不要であり、変電所敷地面積の縮小とトータルコスト
ダウンに寄与する。
【００３８】また、電流検出手段の出力を、近傍に配置
したセンサーユニットで光デジタル値に変換して、上位
システムへ伝送するので、電流検出手段の出力が微小な
場合でも、ノイズの影響を受けること無く、高品質な電
流量を上位システムに供給できる。特に、前記のような
構成のセンサーユニットは電流検出手段に大きな負担を
要求しないので、電流検出手段の出力電力は小さくてよ
く、従って、電流検出手段を小型化できるので、複合型
ガス絶縁開閉装置の設計自由度が大きくなる。
したセンサーユニットで光デジタル値に変換して、上位
システムへ伝送するので、電流検出手段の出力が微小な
場合でも、ノイズの影響を受けること無く、高品質な電
流量を上位システムに供給できる。特に、前記のような
構成のセンサーユニットは電流検出手段に大きな負担を
要求しないので、電流検出手段の出力電力は小さくてよ
く、従って、電流検出手段を小型化できるので、複合型
ガス絶縁開閉装置の設計自由度が大きくなる。
【００３９】さらに、本実施の形態では、センサーユニ
ットの光デジタル値を伝送する光ファイバをガス絶縁開
閉装置本体の碍管に挿入もしくは一体化することなく、
別途設けた光ファイバ内蔵型碍子に内蔵した構成として
いる。従って、電流検出手段およびセンサーユニットか
ら成る変流器と、伝送用の光ファイバの切り離しが容易
である。例えば、遮断器の内部点検時に碍管を取り外す
ときには、それに先立ち伝送用光ファイバを取り外すこ
とができるので、遮断器の保守が容易になる。また、経
年劣化による光ファイバの交換が必要な場合も、容易に
交換が可能である。
ットの光デジタル値を伝送する光ファイバをガス絶縁開
閉装置本体の碍管に挿入もしくは一体化することなく、
別途設けた光ファイバ内蔵型碍子に内蔵した構成として
いる。従って、電流検出手段およびセンサーユニットか
ら成る変流器と、伝送用の光ファイバの切り離しが容易
である。例えば、遮断器の内部点検時に碍管を取り外す
ときには、それに先立ち伝送用光ファイバを取り外すこ
とができるので、遮断器の保守が容易になる。また、経
年劣化による光ファイバの交換が必要な場合も、容易に
交換が可能である。
【００４０】また、複合型ガス絶縁開閉装置に複数設置
される電流検出手段およびセンサーユニットから成る変
流器の出力を統合ユニットに集約し、これを保護リレー
などの上位システムに１本のケーブルで伝送することが
できるので、ケーブルの大幅な削減が可能であり、現地
据付時のケーブル敷設時間を大幅に削減できる。
される電流検出手段およびセンサーユニットから成る変
流器の出力を統合ユニットに集約し、これを保護リレー
などの上位システムに１本のケーブルで伝送することが
できるので、ケーブルの大幅な削減が可能であり、現地
据付時のケーブル敷設時間を大幅に削減できる。
【００４１】（第２の実施の形態…請求項３対応）図５
は本発明の第２の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装置
用変流器の構成図である。図５に示す複合型ガス絶縁開
閉装置においては、中空の柱状をした絶縁支持構造物１
１の下端に操作装置１２が接続され、上端に駆動連結部
１２１ａ〜１２１ｃを収納した金属容器１３が接続さ
れ、この金属容器１３の上部には全体として三つ又に分
岐した形状となるように、第１の碍管１４ａ、第２の碍
管１４ｂ及び第３の碍管１４ｃが接続されている。第１
の碍管１４ａ内には遮断器１が、第２の碍管１４ｂ内に
は断路器２ａが、第３の碍管１４ｃ内には断路器２ｂが
収納されている。これら遮断器１と断路器２ａ，２ｂは
金属容器内１３でそれぞれ電気的に直列に接続されてい
る。これら遮断器１及び断路器２ａ，２ｂは、金属容器
１３及び絶縁支持構造物１１内に収納された駆動連結部
１２１ａ〜１２１ｃ及び操作ロッド１２２ａ〜１２２ｃ
を介して前記操作装置１２に連結され、操作装置１２に
連動してその通電部の接点が個別に開閉操作される。
は本発明の第２の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装置
用変流器の構成図である。図５に示す複合型ガス絶縁開
閉装置においては、中空の柱状をした絶縁支持構造物１
１の下端に操作装置１２が接続され、上端に駆動連結部
１２１ａ〜１２１ｃを収納した金属容器１３が接続さ
れ、この金属容器１３の上部には全体として三つ又に分
岐した形状となるように、第１の碍管１４ａ、第２の碍
管１４ｂ及び第３の碍管１４ｃが接続されている。第１
の碍管１４ａ内には遮断器１が、第２の碍管１４ｂ内に
は断路器２ａが、第３の碍管１４ｃ内には断路器２ｂが
収納されている。これら遮断器１と断路器２ａ，２ｂは
金属容器内１３でそれぞれ電気的に直列に接続されてい
る。これら遮断器１及び断路器２ａ，２ｂは、金属容器
１３及び絶縁支持構造物１１内に収納された駆動連結部
１２１ａ〜１２１ｃ及び操作ロッド１２２ａ〜１２２ｃ
を介して前記操作装置１２に連結され、操作装置１２に
連動してその通電部の接点が個別に開閉操作される。
【００４２】複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管１４ａの両端
に設置される。各複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１
ａ，２１ｂは、電流検出手段２２ａ，２２ｂと、センサ
ーユニット２３ａ，２３ｂと、給電用変流器２４ａ，２
４ｂと、統合ユニット２５から構成される。統合ユニッ
ト２５は操作装置１２の収納部に設置され、センサーユ
ニット２３ａ，２３ｂと統合ユニット２５の間は、光フ
ァイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂで接続されている。
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管１４ａの両端
に設置される。各複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１
ａ，２１ｂは、電流検出手段２２ａ，２２ｂと、センサ
ーユニット２３ａ，２３ｂと、給電用変流器２４ａ，２
４ｂと、統合ユニット２５から構成される。統合ユニッ
ト２５は操作装置１２の収納部に設置され、センサーユ
ニット２３ａ，２３ｂと統合ユニット２５の間は、光フ
ァイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂで接続されている。
【００４３】電流検出手段２２としては、絶縁物の巻芯
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。センサーユニット２３ａ，
２３ｂと統合ユニット２５の構成は、第１の実施の形態
と同じであるので、説明を省略する。
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。センサーユニット２３ａ，
２３ｂと統合ユニット２５の構成は、第１の実施の形態
と同じであるので、説明を省略する。
【００４４】このように本実施形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器は、２台の遮断器１と２台の断路器２
ａ，２ｂを三つ又状に配置した複合型ガス絶縁開閉装置
にも適用することが可能であり、前記第１の実施形態と
同様に、遮断器の高圧側に変流器を配置することによ
り、遮断器の両側に変流器を配置する構成においても、
独立した油入碍子型変流器の設置は不要であり、変電所
敷地面積の縮小化が可能となる。
閉装置用変流器は、２台の遮断器１と２台の断路器２
ａ，２ｂを三つ又状に配置した複合型ガス絶縁開閉装置
にも適用することが可能であり、前記第１の実施形態と
同様に、遮断器の高圧側に変流器を配置することによ
り、遮断器の両側に変流器を配置する構成においても、
独立した油入碍子型変流器の設置は不要であり、変電所
敷地面積の縮小化が可能となる。
【００４５】（第３の実施の形態…請求項４対応）図６
は本発明の第３の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装置
用変流器の構成図である。図６で複合型ガス絶縁開閉装
置は、絶縁性ガスを封入した状態で架台１７に支持され
ている接地容器１５ａを備えている。この接地容器１５
ａの一端に遮断器１を収納した碍管１４ａが設けられ、
この碍管１４ａと遮断器１の駆動部を収納した接地容器
１５ａとは絶縁スペーサ１５３ａによりガス空間が区切
られている。接地容器１５ａの他端には、遮断器１と電
気的に直列接続された断路器２及び接地開閉器３が収納
された接地容器１５ｂが接続されている。
は本発明の第３の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装置
用変流器の構成図である。図６で複合型ガス絶縁開閉装
置は、絶縁性ガスを封入した状態で架台１７に支持され
ている接地容器１５ａを備えている。この接地容器１５
ａの一端に遮断器１を収納した碍管１４ａが設けられ、
この碍管１４ａと遮断器１の駆動部を収納した接地容器
１５ａとは絶縁スペーサ１５３ａによりガス空間が区切
られている。接地容器１５ａの他端には、遮断器１と電
気的に直列接続された断路器２及び接地開閉器３が収納
された接地容器１５ｂが接続されている。
【００４６】この遮断器１の駆動部を収納した接地容器
１５ａと断路器２及び接地開閉器３が収納された接地容
器１５ｂとは、絶縁スペーサ１５３ｂによりガス空間が
区切られている。接地容器１５ｂの先端には、ブッシン
グ１６の碍管１４ｂが取付けられている。なお、接地容
器１５ａの側部には操作装置１２が設けられ、この操作
装置１２から接地容器１５ａ内に伸びる操作ロッド１２
２ａ，１２２ｂにより、前記遮断器１と断路器２とが開
閉駆動される。
１５ａと断路器２及び接地開閉器３が収納された接地容
器１５ｂとは、絶縁スペーサ１５３ｂによりガス空間が
区切られている。接地容器１５ｂの先端には、ブッシン
グ１６の碍管１４ｂが取付けられている。なお、接地容
器１５ａの側部には操作装置１２が設けられ、この操作
装置１２から接地容器１５ａ内に伸びる操作ロッド１２
２ａ，１２２ｂにより、前記遮断器１と断路器２とが開
閉駆動される。
【００４７】本実施形態において、複合型ガス絶縁開閉
装置用変流器２１ａ，２１ｂは、それぞれ遮断器１を収
納した碍管１４ａの両端に設置される。複合型ガス絶縁
開閉装置用変流器２１ａ，２１ｂは、それぞれ電流検出
手段２２ａ，２２ｂと、センサーユニット２３，２３ｂ
と、給電用変流器２４ａ，２４ｂと、統合ユニット２５
とから構成される。統合ユニット２５は架台１７に設置
され、高圧側のセンサーユニット２３ｂと接地容器側の
センサーユニット２３ａ間は光ファイバ内蔵型碍子２６
で接続され、接地容器側のセンサーユニット２３ａと統
合ユニット２５の間は通常の光ファイバケーブル１８で
接続されている。
装置用変流器２１ａ，２１ｂは、それぞれ遮断器１を収
納した碍管１４ａの両端に設置される。複合型ガス絶縁
開閉装置用変流器２１ａ，２１ｂは、それぞれ電流検出
手段２２ａ，２２ｂと、センサーユニット２３，２３ｂ
と、給電用変流器２４ａ，２４ｂと、統合ユニット２５
とから構成される。統合ユニット２５は架台１７に設置
され、高圧側のセンサーユニット２３ｂと接地容器側の
センサーユニット２３ａ間は光ファイバ内蔵型碍子２６
で接続され、接地容器側のセンサーユニット２３ａと統
合ユニット２５の間は通常の光ファイバケーブル１８で
接続されている。
【００４８】電流検出手段２２としては、絶縁物の巻芯
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。センサーユニットと統合ユ
ニットの構成は、第１の実施の形態と同じであるので、
説明を省略する。
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。センサーユニットと統合ユ
ニットの構成は、第１の実施の形態と同じであるので、
説明を省略する。
【００４９】以上のような構成を有する第３の実施の形
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の動作と作用は、
第１の実施の形態と同様である。従って、この第３の実
施形態によれば、遮断器の高圧側に変流器を配置するこ
とにより、遮断器の両側に変流器を配置する構成におい
ても、独立した油入碍子型変流器の設置は不要であり、
変電所敷地面積の縮小化が可能となる。
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の動作と作用は、
第１の実施の形態と同様である。従って、この第３の実
施形態によれば、遮断器の高圧側に変流器を配置するこ
とにより、遮断器の両側に変流器を配置する構成におい
ても、独立した油入碍子型変流器の設置は不要であり、
変電所敷地面積の縮小化が可能となる。
【００５０】（第４の実施の形態…請求項５対応）図７
は本発明の第４の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装置
用変流器の構成図である。図７に示す複合型ガス絶縁開
閉装置は、絶縁性ガスを封入した接地容器１５ａの一端
に遮断器１を収納した碍管１４ａを備え、碍管１４ａと
遮断器１の駆動部を収納した接地容器１５ａは絶縁スペ
ーサ１５３ａによりガス空間が区切られている。接地容
器１５ａの他端と側面分岐端には遮断器１と電気的に直
列接続された断路器２ａ，２ｂを収納した２つの接地容
器１５ｂ，１５ｃがそれぞれ並列に備えられている。
は本発明の第４の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装置
用変流器の構成図である。図７に示す複合型ガス絶縁開
閉装置は、絶縁性ガスを封入した接地容器１５ａの一端
に遮断器１を収納した碍管１４ａを備え、碍管１４ａと
遮断器１の駆動部を収納した接地容器１５ａは絶縁スペ
ーサ１５３ａによりガス空間が区切られている。接地容
器１５ａの他端と側面分岐端には遮断器１と電気的に直
列接続された断路器２ａ，２ｂを収納した２つの接地容
器１５ｂ，１５ｃがそれぞれ並列に備えられている。
【００５１】遮断器１の駆動部を収納した接地容器１５
ａと断路器２ａ，２ｂが収納された接地容器１５ｂ，１
５ｃとは絶縁スペーサ１５３ｂ，１５３ｃによりガス空
間が区切られている。遮断器１と断路器２ｂとの間に接
地開閉器３が設けられ、ブッシング１６ａ，１６ｂの碍
管１４ｂ，１４ｃが断路器２ａ，２ｂを収納した接地容
器１５ｂ，１５ｃの他端に取付けられている。また、接
地容器１５ａの側部には操作装置１２が設けられ、この
操作装置１２から接地容器１５ａ内に伸びる操作ロッド
１２２ａ〜１２２ｃにより、前記遮断器１と断路器２と
が開閉駆動される。
ａと断路器２ａ，２ｂが収納された接地容器１５ｂ，１
５ｃとは絶縁スペーサ１５３ｂ，１５３ｃによりガス空
間が区切られている。遮断器１と断路器２ｂとの間に接
地開閉器３が設けられ、ブッシング１６ａ，１６ｂの碍
管１４ｂ，１４ｃが断路器２ａ，２ｂを収納した接地容
器１５ｂ，１５ｃの他端に取付けられている。また、接
地容器１５ａの側部には操作装置１２が設けられ、この
操作装置１２から接地容器１５ａ内に伸びる操作ロッド
１２２ａ〜１２２ｃにより、前記遮断器１と断路器２と
が開閉駆動される。
【００５２】複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管の両端に設置
される。複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，２１
ｂは、電流検出手段２２ａ，２２ｂと、センサーユニッ
ト２３ａ，２３ｂと、給電用変流器２４ａ，２４ｂと、
統合ユニット２５から構成される。統合ユニット２５は
架台１７に設置され、高圧側のセンサーユニット２３ｂ
と接地容器側のセンサーユニット２３ａ間は光ファイバ
内蔵型碍子２６で接続され、接地容器側のセンサーユニ
ット２３ａと統合ユニット２５の間は通常の光ファイバ
ケーブル１８で接続されている。
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管の両端に設置
される。複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，２１
ｂは、電流検出手段２２ａ，２２ｂと、センサーユニッ
ト２３ａ，２３ｂと、給電用変流器２４ａ，２４ｂと、
統合ユニット２５から構成される。統合ユニット２５は
架台１７に設置され、高圧側のセンサーユニット２３ｂ
と接地容器側のセンサーユニット２３ａ間は光ファイバ
内蔵型碍子２６で接続され、接地容器側のセンサーユニ
ット２３ａと統合ユニット２５の間は通常の光ファイバ
ケーブル１８で接続されている。
【００５３】電流検出手段２２としては、絶縁物の巻芯
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。なお、センサーユニットと
統合ユニットの構成は、第１の実施の形態と同じである
ので、説明を省略する。
とコイルから成る電磁結合型のロゴスキーコイル、また
は、鉄芯とコイルと電流検出用抵抗から成る電磁結合型
の低負担型変流器を用いる。なお、センサーユニットと
統合ユニットの構成は、第１の実施の形態と同じである
ので、説明を省略する。
【００５４】以上のような構成を有する第４の実施の形
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の動作と作用は、
第２の実施の形態と同様である。従って、この第４の実
施形態によれば、遮断器の高圧側に変流器を配置するこ
とにより、遮断器の両側に変流器を配置する構成におい
ても、独立した油入碍子型変流器の設置は不要であり、
変電所敷地面積の縮小化が可能となる。
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の動作と作用は、
第２の実施の形態と同様である。従って、この第４の実
施形態によれば、遮断器の高圧側に変流器を配置するこ
とにより、遮断器の両側に変流器を配置する構成におい
ても、独立した油入碍子型変流器の設置は不要であり、
変電所敷地面積の縮小化が可能となる。
【００５５】（第５の実施の形態…請求項１５対応）図
８は本発明の第５の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装
置用変流器の構成図である。この第５実施形態は、電流
検出手段として、前記図１に示した第１実施形態の電磁
結合型の変流器に代えて、光のファラデー効果に伴う偏
光状態に基づいて計測する光変流器５１を採用したもの
である。なお、図示していないが、図５、図６、図７に
示す複合型ガス絶縁開閉装置に光変流器５１を適用する
構成も可能である。
８は本発明の第５の実施の形態の複合型ガス絶縁開閉装
置用変流器の構成図である。この第５実施形態は、電流
検出手段として、前記図１に示した第１実施形態の電磁
結合型の変流器に代えて、光のファラデー効果に伴う偏
光状態に基づいて計測する光変流器５１を採用したもの
である。なお、図示していないが、図５、図６、図７に
示す複合型ガス絶縁開閉装置に光変流器５１を適用する
構成も可能である。
【００５６】図８に示す第５の実施の形態の複合型ガス
絶縁開閉装置は、絶縁支持構造物１１の一端に操作装置
１２を接続し、他端に駆動連結部１２１ａ，１２１ｂを
収納した金属容器１３を接続し、金属容器１３に駆動連
結部に連動して通電部の接点が開閉される一つの遮断器
１と一つの断路器２をそれぞれ収納した碍管１４ａ，１
４ｂを接続した構成である。遮断器１と断路器２は金属
容器内１３で電気的に直列に接続されている。この遮断
器１及び断路器２は、金属容器１３及び絶縁支持構造物
１１内に収納された駆動連結部１２１ａ，１２１ｂ及び
操作ロッド１２２ａ，１２２ｂを介して前記操作装置１
２に連結され、操作装置１２に連動してその通電部の接
点が個別に開閉操作される。
絶縁開閉装置は、絶縁支持構造物１１の一端に操作装置
１２を接続し、他端に駆動連結部１２１ａ，１２１ｂを
収納した金属容器１３を接続し、金属容器１３に駆動連
結部に連動して通電部の接点が開閉される一つの遮断器
１と一つの断路器２をそれぞれ収納した碍管１４ａ，１
４ｂを接続した構成である。遮断器１と断路器２は金属
容器内１３で電気的に直列に接続されている。この遮断
器１及び断路器２は、金属容器１３及び絶縁支持構造物
１１内に収納された駆動連結部１２１ａ，１２１ｂ及び
操作ロッド１２２ａ，１２２ｂを介して前記操作装置１
２に連結され、操作装置１２に連動してその通電部の接
点が個別に開閉操作される。
【００５７】複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１ａ，
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管１４ａの両端
に設置される。複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１
は、碍管１４ａの両端に配置された光変流器５１ａ，５
１ｂと、これらに接続された光変流器用センサーユニッ
ト５２から構成される。光変流器５１ａ，５１ｂは光フ
ァイバセンサーで構成されている。光変流器用センサー
ユニット５２は操作装置１２の収納部に設置され、光変
流器５１ａ，５１ｂと光変流器用センサーユニット５２
の間は、光ファイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂで接続さ
れている。光変流器用センサーユニット５２はセンサー
ユニットと統合ユニットの機能を合わせた構成である。
２１ｂはそれぞれ遮断器１を収納した碍管１４ａの両端
に設置される。複合型ガス絶縁開閉装置用変流器２１
は、碍管１４ａの両端に配置された光変流器５１ａ，５
１ｂと、これらに接続された光変流器用センサーユニッ
ト５２から構成される。光変流器５１ａ，５１ｂは光フ
ァイバセンサーで構成されている。光変流器用センサー
ユニット５２は操作装置１２の収納部に設置され、光変
流器５１ａ，５１ｂと光変流器用センサーユニット５２
の間は、光ファイバ内蔵型碍子２６ａ，２６ｂで接続さ
れている。光変流器用センサーユニット５２はセンサー
ユニットと統合ユニットの機能を合わせた構成である。
【００５８】以上のような構成を有する第５の実施の形
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器は、次の動作を行
う。光変流器５１は、光のファラデー効果に伴う偏光状
態に基づいて主回路電流量を計測する。光変流器５１の
出力であるところの、主回路電流量に比例した偏光状態
の変化量を有する光信号が光変流器用センサーユニット
５２に入力される。光変流器用センサーユニット５２で
偏光状態の変化量はアナログ電気量に変換され、アナロ
グ／デジタル変換器でデジタル値になる。
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器は、次の動作を行
う。光変流器５１は、光のファラデー効果に伴う偏光状
態に基づいて主回路電流量を計測する。光変流器５１の
出力であるところの、主回路電流量に比例した偏光状態
の変化量を有する光信号が光変流器用センサーユニット
５２に入力される。光変流器用センサーユニット５２で
偏光状態の変化量はアナログ電気量に変換され、アナロ
グ／デジタル変換器でデジタル値になる。
【００５９】光変流器用センサーユニット５２は、各光
変流器５１からの光信号を統合する機能を持つ。すなわ
ち、光変流器５１から出力される各々の光信号は、光変
流器用センサーユニット５２で上述のごとくデジタル値
に変換され、一つの伝送フレームに統合される。これを
電気／光変換器を介して、光デジタル信号として上位シ
ステムへ伝送する。
変流器５１からの光信号を統合する機能を持つ。すなわ
ち、光変流器５１から出力される各々の光信号は、光変
流器用センサーユニット５２で上述のごとくデジタル値
に変換され、一つの伝送フレームに統合される。これを
電気／光変換器を介して、光デジタル信号として上位シ
ステムへ伝送する。
【００６０】以上のような構成を有する第５の実施の形
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器によれば、次の作
用がある。光変流器は絶縁物（光ファイバーセンサー）
のみで構成することができる。また、光変流器用センサ
ーユニットは接地側に配置することができるので、高圧
側への電源供給が不要となる。従って、変流器を高圧側
に設置することが容易である。また、センサーユニット
を接地側に配置するので、センサーユニットと統合ユニ
ットの機能を統合することができる。
態の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器によれば、次の作
用がある。光変流器は絶縁物（光ファイバーセンサー）
のみで構成することができる。また、光変流器用センサ
ーユニットは接地側に配置することができるので、高圧
側への電源供給が不要となる。従って、変流器を高圧側
に設置することが容易である。また、センサーユニット
を接地側に配置するので、センサーユニットと統合ユニ
ットの機能を統合することができる。
【００６１】
【発明の効果】本発明によれば、複合型ガス絶縁開閉装
置内の主回路交流電流を検出する電流検出手段、および
電流検出手段が出力する交流電気量のデジタル変換とデ
ジタル値の電気／光変換を行い光デジタル値出力を有す
るセンサーユニットで構成された変流器を採用し、主回
路交流電流を光デジタル値に変成することで、遮断器の
両端に配置することが可能な複合型ガス絶縁開閉装置用
変流器を提供することが可能になる。
置内の主回路交流電流を検出する電流検出手段、および
電流検出手段が出力する交流電気量のデジタル変換とデ
ジタル値の電気／光変換を行い光デジタル値出力を有す
るセンサーユニットで構成された変流器を採用し、主回
路交流電流を光デジタル値に変成することで、遮断器の
両端に配置することが可能な複合型ガス絶縁開閉装置用
変流器を提供することが可能になる。
【図１】本発明の第１の実施の形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器の構成図
閉装置用変流器の構成図
【図２】本発明の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の構
成要素であるセンサーユニットの構成図
成要素であるセンサーユニットの構成図
【図３】本発明の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器の構
成要素である統合ユニットの構成図
成要素である統合ユニットの構成図
【図４】本発明の第１の実施の形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器を用いて気中変電所をリプレースした場
合の構成図
閉装置用変流器を用いて気中変電所をリプレースした場
合の構成図
【図５】本発明の第２の実施の形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器の構成図
閉装置用変流器の構成図
【図６】本発明の第３の実施の形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器の構成図
閉装置用変流器の構成図
【図７】本発明の第４の実施の形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器の構成図
閉装置用変流器の構成図
【図８】本発明の第５の実施の形態の複合型ガス絶縁開
閉装置用変流器の構成図
閉装置用変流器の構成図
【図９】２重母線方式の気中変電所の一般的な線路回線
の構成図
の構成図
【図１０】２重母線方式の気中変電所の一般的な線路回
線の単線結線図
線の単線結線図
【図１１】気中変電所を複合型ガス絶縁開閉装置と従来
の変流器でリプレースした場合の構成図
の変流器でリプレースした場合の構成図
【図１２】図１１におけるリプレース部分の拡大図
１…遮断器 ２…断路器 ３…接地開閉器 １１…絶縁支持構造物 １２…操作装置 １３…金属容器 １４…碍子 １５…接地容器 １６…ブッシング １７…架台 １８…光ファイバケーブル ２１…複合型ガス絶縁開閉装置用変流器 ２２…電流検出手段 ２３…センサーユニット ２４…給電用変流器 ２５…統合ユニット ２６…光ファイバ内蔵型碍子 ３１…積分回路 ３２…ローパスフィルタ ３３…アナログ／デジタル変換器 ３４…ロジック回路 ３５…電気／光変換器 ３６…電源回路 ３７…バックアップ電源 ４１…光／電気変換器 ４２…ＦＰＧＡ ４３…ＣＰＵ ４４…インターフェース回路 ４５…電気／光変換器 ４６…電源回路 ５１…光変流器 ５２…光変流器用センサーユニット １０１…母線 １０２…変流器 １０３…計器用変圧器 １０４…避雷器 １０７…複合型ガス絶縁開閉装置 １０８…複合型ガス絶縁開閉装置 １１０…貫通型変流器
Claims (15)
- 【請求項１】絶縁性ガスを封入した金属容器に接続され
た複数本の碍管と、これら複数本の碍管内部に収納され
た遮断器及び断路器を備えた複合型ガス絶縁開閉装置に
設置される複合型ガス絶縁開閉装置用変流器において、 前記複合型ガス絶縁開閉装置における遮断器近傍に設け
られて主回路交流電流を検出する電流検出手段と、前記
電流検出手段が出力する交流電気量のデジタル変換とデ
ジタル値の電気／光変換を行い、光デジタル値出力を有
するセンサーユニットを備え、前記複合型ガス絶縁開閉
装置内の主回路交流電流を光デジタル値に変成すること
を特徴とする複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項２】前記金属容器が絶縁支持構造物によって支
持され、この絶縁支持構造物に操作ロッドを有する操作
装置が接続され、前記金属容器内には前記操作装置によ
り駆動される操作ロッドの端部及びこの操作ロッドによ
り駆動される駆動連結部が収納され、 前記碍管内部に収納された遮断器及び断路器は、前記金
属容器内において電気的に直列に接続され、かつ前記遮
断器及び断路器の通電部の接点が前記操作ロッド及び駆
動連結部に連動して個別に開閉操作されることを特徴と
する請求項１に記載の複合型ガス絶縁開閉装置用変流
器。 - 【請求項３】前記碍管が３本以上設けられ、これら碍管
の一つに遮断器が収納され、他の複数の碍管にそれぞれ
断路器が収納され、 これら複数の断路器が前記金属容器内においてそれぞれ
前記遮断器と電気的に接続され、前記操作装置により、
前記遮断器と前記複数の断路器はそれぞれ個別に開閉操
作されることを特徴とする請求項２に記載の複合型ガス
絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項４】絶縁性ガスを封入した接地容器の端部に遮
断器を収納した碍管を備え、前記接地容器の他端には前
記遮断器と電気的に直列接続された断路器及び接地開閉
器が収納された一つあるいは複数の接地容器を備え、こ
の断路器及び接地開閉器を収納した接地容器の他端にブ
ッシングの碍管が取付けられている複合型ガス絶縁開閉
装置に設置される複合型ガス絶縁開閉装置用変流器にお
いて、 前記複合型ガス絶縁開閉装置における遮断器近傍に設け
られて主回路交流電流を検出する電流検出手段と、前記
電流検出手段が出力する交流電気量のデジタル変換とデ
ジタル値の電気／光変換を行い、光デジタル値出力を有
するセンサーユニットを備え、前記複合型ガス絶縁開閉
装置内の主回路交流電流を光デジタル値に変成すること
を特徴とする複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項５】前記遮断器を収納した碍管を接続した接地
容器に、操作ロッドを有する操作装置が接続され、前記
接地容器内には前記操作装置により駆動される操作ロッ
ドの端部が収納され、 前記碍管内部に収納された遮断器及び接地容器内に収納
された断路器の通電部の接点が前記操作ロッドに連動し
て個別に開閉操作されることを特徴とする請求項４に記
載の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項６】前記電流検出手段および前記センサーユニ
ットを遮断器のどちらか一方の側に設置したことを特徴
とする請求項１乃至請求項５のいずれかに記載の複合型
ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項７】前記電流検出手段および前記センサーユニ
ットを遮断器の両側に設置したことを特徴とする請求項
１乃至請求項５のいずれかに記載の複合型ガス絶縁開閉
装置用変流器。 - 【請求項８】前記センサーユニットの出力である前記光
デジタル値出力を上位システムに伝送する伝送媒体とし
て、少なくとも、センサーユニットの設置位置から接地
電位と同電位となる部分までの間は、光ファイバ内蔵型
碍子を用いることを特徴とする請求項１乃至請求項７の
いずれかに記載の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項９】複数の前記センサーユニットからの前記光
デジタル値出力を一つの伝送フレームに統合した上で、
前記伝送フレームを上位システムに伝送する機能を有す
る統合ユニットを設けたことを特徴とする請求項１乃至
請求項８のいずれかに記載の複合型ガス絶縁開閉装置用
変流器。 - 【請求項１０】前記電流検出手段が、絶縁物の巻芯とコ
イルから成る電磁結合型のロゴスキーコイルであること
を特徴とする請求項１乃至請求項９のいずれかに記載の
複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項１１】前記電流検出手段が、鉄芯とコイルと電
流検出用抵抗から成る電磁結合型の低負担型変流器変流
器であることを特徴とする請求項１乃至請求項９のいず
れかに記載の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。 - 【請求項１２】前記センサーユニットの電源は、複合型
ガス絶縁開閉装置内の主回路電流を検出する給電用の変
流器、もしくは主回路電圧を検出する給電用の変圧器に
より供給されることを特徴とする請求項１乃至請求項１
１のいずれかに記載の複合型ガス絶縁開閉装置用変流
器。 - 【請求項１３】前記センサーユニットの電源は、光給電
装置により供給されることを特徴とする請求項１乃至請
求項１１のいずれかに記載の複合型ガス絶縁開閉装置用
変流器。 - 【請求項１４】前記センサーユニットの電源が遮断され
たときに、バックアップとして前記センサーユニットに
供給される充電式の電源を備えたことを特徴とする請求
項１乃至請求項１３のいずれかに記載の複合型ガス絶縁
開閉装置用変流器。 - 【請求項１５】前記電流検出手段が、光のファラデー効
果に伴う偏光状態に基づいて計測する光変流器であるこ
とを特徴とする請求項１乃至請求項７のいずれかに記載
の複合型ガス絶縁開閉装置用変流器。
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