JP2002148184A - 路面状態検出装置および交通流検出装置 - Google Patents

路面状態検出装置および交通流検出装置

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JP2002148184A
JP2002148184A JP2000339991A JP2000339991A JP2002148184A JP 2002148184 A JP2002148184 A JP 2002148184A JP 2000339991 A JP2000339991 A JP 2000339991A JP 2000339991 A JP2000339991 A JP 2000339991A JP 2002148184 A JP2002148184 A JP 2002148184A
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road surface
manhole cover
traffic flow
reflected light
circuit
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JP2000339991A
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English (en)
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Yukio Takahashi
幸夫 鷹箸
Yoshiro Seki
義朗 関
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で適正に路面状態を検出できる路面状態
検出装置および交通流検出装置を提供することである。 【解決手段】 照射装置14から照射したレーザ光の路
面のエリアからの反射光をカメラ12で撮影し、カメラ
12で撮影したエリアの画像から反射光輝度および反射
パターンをデータ抽出回路17で抽出する。そして比較
判定回路18は、データ抽出回路17で抽出した反射光
輝度および反射パターンとデータベース19に予め記憶
された基準反射光輝度および基準反射パターンとに基づ
いて路面の乾燥または凍結の有無を判定し、その凍結路
面の情報を警告表示板21に表示して通行車両の運転者
に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が走行する一
般道路や高速道路の路面の凍結箇所を検出し、車両運転
者や道路管理者に通知する路面状態検出装置および交通
流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、降雨や降雪で発生する路面の凍
結は、走行車両が停止する時の制動距離の増加やスリッ
プの原因となり交通事故発生につながる。そこで、交通
事故の未然防止のために、道路管理者は定期的に道路を
巡回して、凍結箇所を見つけ溶雪策を施したり、路面凍
結の警告掲示を行ない通行車両の運転者に注意喚起を行
なっている。
【0003】また、道路に沿ってカメラを設置し、その
カメラで撮影した路面映像を伝送路を介して道路管理者
のいる中央制御室に送り、道路管理者はモニターに映し
出された路面映像を見て凍結の有無を判断している。
【0004】図9は、道路10上の凍結エリアWを検出
する監視装置の説明図である。まず、道路10沿いの支
柱11に設置したカメラ12は、道路10のエリアPR
を撮影し、図示省略のモニターに映し出される。道路管
理者はモニターに映し出された路面映像から凍結エリア
Wの有無を確認するようにしている。なお、カメラ12
は日がある日中は路面の撮影はできるが、日がない夜間
では撮影できないため、エリアPR近傍に街灯13を設
置し、その放つ光を照明源にカメラ12で撮影するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定期的
な道路の巡回は確実に路面状態を把握できるがリアルタ
イム性に欠け、また巡回にかかる費用が多大である。ま
た、カメラを用いた監視では、カメラ12で夜間の監視
も行なう場合には、撮影エリアPR付近に設置する街灯
13の本体およびその設置工事に多大な費用がかかる。
【0006】本発明の目的は、安価で適正に路面状態を
検出できる路面状態検出装置および交通流検出装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
路面状態検出装置は、車両が走行する路面にレーザ光を
照射する照射装置と、前記照射装置でレーザ光を照射し
た前記路面のエリアからの反射光を撮影するカメラと、
前記カメラで撮影した前記エリアの画像から反射光輝度
および反射パターンを抽出するデータ抽出回路と、前記
路面の乾燥状態または凍結状態の基準反射光輝度および
基準反射パターンを記憶したデータベースと、前記デー
タ抽出回路で抽出した反射光輝度および反射パターンと
前記データベースに記憶された基準反射光輝度および基
準反射パターンとに基づいて前記路面の乾燥または凍結
の有無を判定する比較判定回路と、前記比較判定回路で
得られた凍結路面の情報を通行車両の運転者に提供する
警告表示板とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明に係わる路面状態検出装置
においては、照射装置から照射したレーザ光の路面のエ
リアからの反射光をカメラで撮影し、カメラで撮影した
エリアの画像から反射光輝度および反射パターンをデー
タ抽出回路で抽出する。そして比較判定回路は、データ
抽出回路で抽出した反射光輝度および反射パターンとデ
ータベースに予め記憶された基準反射光輝度および基準
反射パターンとに基づいて路面の乾燥または凍結の有無
を判定し、その凍結路面の情報を警告表示板に表示して
通行車両の運転者に提供する。
【0009】請求項2の発明に係わる路面状態検出装置
は、請求項1の発明において、前記照射装置は、前記レ
ーザ光を走査装置を用いて前記路面に面照射エリアを形
成することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明に係わる路面状態検出装置
においては、請求項1の発明の作用に加え、照射装置は
走査装置を用いて路面に面照射エリアを形成するように
レーザ光を照射する。
【0011】請求項3の発明に係わる路面状態検出装置
は、車両が走行する路面に埋設されたマンホールの蓋の
裏に設置された温度センサと、前記マンホールの裏に設
置され前記マンホールの蓋に形成された降雨取入窓から
の雨量を計測する雨量センサと、前記温度センサおよび
前記雨量センサからの計測データに基づいて前記路面の
乾燥、湿潤または凍結の状態を判定する路面状態判定回
路とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明に係わる路面状態検出装置
においては、路面状態判定回路は、温度センサおよび雨
量センサからの計測データに基づいて、路面の乾燥、湿
潤または凍結の状態を判定する。
【0013】請求項4の発明に係わる交通流検出装置
は、車両が走行する路面に埋設されたマンホールの蓋の
裏に設けられ電波を前記マンホール蓋を介して空中に放
射すると共に前記マンホール蓋の上部を走行する車両で
反射する反射電波を受信する電波送受信器と、前記反射
電波の有無に基づいて走行車両の交通流を検出する交通
流検出回路とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明に係わる交通流検出装置に
おいては、電波送受信器は、車両が走行する路面に埋設
されたマンホールの蓋の裏に設けられ電波をマンホール
蓋を介して空中に放射すると共にマンホール蓋の上部を
走行する車両で反射する反射電波を受信する。交通流検
出回路は、電波送受信器で受信した反射電波が有りのと
きに走行車両が存在すると判断して交通流を検出する。
【0015】請求項5の発明に係わる交通流検出装置
は、車両が走行する路面に埋設されたマンホールの蓋の
裏に設置された第1のコイルと、前記第1のコイルを励
磁する励磁回路と、前記マンホールの蓋の裏に設置され
前記第1のコイルと電磁誘導結合する第2のコイルと、
前記第2のコイルと前記マンホール蓋の上部を走行する
車両との電磁誘導の結合の有無から走行車両の交通流を
検出する電磁誘導監視回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0016】請求項5の発明に係わる交通流検出装置に
おいては、電磁誘導監視回路は、第1のコイルと第2の
コイルとの電磁誘導結合が有りのときは走行車両がない
と判断し、それ以外のときは走行車両があると判定し交
通流を検出する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる路面状
態検出装置の構成図である。
【0018】支柱11に設けられた照射装置14は車両
が走行する道路10の路面にレーザ光を照射するもので
あり単一波長のレーザ光を発生し、そのレーザ光を走査
装置を用いて路面に面照射エリアIRを形成する。図1
では面照射エリアIRに凍結エリアWが含まれている場
合を示している。
【0019】また、支柱11にはカメラ12が設けられ
ており、カメラ12は照射装置14でレーザ光を照射し
た路面の面照射エリアIRからの反射光を撮影する。カ
メラ12には照射装置14のレーザ光の波長に中心波長
を持つバンドパスフィルタが取り付けており、照射装置
14で照射した面照射エリアIRで反射するレーザ光の
波長光のみを透過させる。
【0020】このカメラ12で撮影した照射エリアの画
像は画像処理装置15に入力され、A/D変換回路16
でディジタル信号に変換される。そして、データ抽出回
路17において、そのデジタル信号に変換された照射エ
リアの画像データの中から反射光輝度および反射パター
ンが抽出される。
【0021】比較判定回路18は、データ抽出回路17
で抽出された反射光輝度および反射パターンと、データ
ベース19に予めに記憶された基準反射光輝度および基
準反射パターンとを比較し、道路10の路面の乾燥また
は凍結の有無を判定する。そして、凍結があると判定し
た場合には、インターフェース回路20を介して、道路
10の近傍に設けられた警告表示板21に出力し、凍結
路面の情報を通行車両の運転者に提供する。
【0022】次に、照射装置14の内部構成を図2を用
いて説明する。図2は照射装置14の説明図である。レ
ーザ光源LAは、例えば半導体レーザからなるレーザ光
源であり、制御回路ECからの制御信号CON−LAに
よりON/OFF制御される。また、走査装置SCAN
−Hおよび走査装置SCAN−Vは、制御回路ECから
の制御信号RD−Hおよび制御信号RD−Vにより往復
回動の制御が行われる。この往復回動の制御により走査
装置SCAN−Hおよび走査装置SCAN−Vの軸が所
定の角度範囲で往復回動し、走査装置SCAN−Hおよ
び走査装置SCAN−Vに取り付けられたミラーMIR
R−HおよびミラーMIRR−Vの動きが制御される。
【0023】制御回路ECは、走査装置SCAN−Hお
よび走査装置SCAN−Vの制御信号RD−Hおよび制
御信号RD−Vに同期して、レーザ光源LAをON/O
Fさせる制御信号CON−LAを作成する。
【0024】ここで、走査装置SCAN−Hおよび走査
装置SCAN−Vの位置関係は、図2ではπ/2の間隔
を保って配置されているが、必ずしもπ/2である必要
はなく、その他の角度で配置しても良い。
【0025】レーザ光源LAから出射したレーザ光は、
走査装置SCAN−Hによって所定の角度範囲θHで往
復回動するミラーMIRR−Hに投射され、その往復回
動により出射光は角度θHの2倍角の走査光となる。次
に、その走査光は走査装置SCAN−Vで所定の角度範
囲θVを往復回動するミラーMIRR−Vに投射され、
同様に角度θVの2倍の走査光となり、その出射光はミ
ラーMIRR−Hの走査光とはπ/2方向の異なる方向
に走査される。
【0026】さらに、レーザ光源LAのON/OFFを
含めた上述レーザ光の走査を以下に説明する。ミラーM
IRR−Vが角度θVの一端にある状態で、ミラーMI
RR−Hを角度θHが端から他端まで回動させると、レ
ーザ光はL1に示す走査光となる。
【0027】次に、ミラーMIRR−Vが所定角度θV
の単位角度△θV回動すると共に、ミラーMIRR−H
が先の逆方向に回動すると、ミラーMIRR−Hおよび
MIRR−Vの反射でレーザ光はL2の走査が行われる
が、この期間レーザ光源LAの制御信号CON−LAは
OFF信号となり、レーザ光の出射はない。
【0028】以下、同様な動作を繰り返すことで、L
3、L4、L5が行なわれ、さらに走査装置SCAN−
Vが所定の角度範囲θVの端での走査Nが完了後する
と、走査装置SCAN−Vは、角度θVの逆の端までミ
ラーMIRR−Vを回動させてRの走査を行なう。この
走査Rの期間は、制御信号CON−LAはOFF信号と
なりレーザ光の出射はない。
【0029】図3は、照射装置14の照射動作を示すフ
ローチャートである。まず、制御回路ECは制御信号R
D−Hおよび制御信号RD−Vを出力して走査装置SC
AN−Hおよび走査装置SCAN−Vの角度θHおよび
角度θVを初期値に設定し(S1)、インデックスiも
初期化する(S2)。そして、レーザ光源LAへの制御
信号CON−LAをONにし(S3)、制御信号RD−
Hにより走査装置SCAN−Hの角度θHを回動し(S
4)、その後に、レーザ光源LAへの制御信号CON−
LAをOFFにする(S5)。そして、インデックスi
に1を加算し(S6)、走査装置SCAN−Vの角度θ
Vがi×ΔθV以下か否かを判定し(S7)、その条件
を満たさない場合には、走査装置SCAN−Hの角度θ
Hを逆回動すると共にし、走査装置SCAN−Vの角度
θVを単位角度ΔθVだけ回動し(S8)、ステップS
3に戻る。一方、ステップS7の判定で条件を満たす場
合には、走査装置SCAN−Hの角度θHと走査装置S
CAN−Vの角度θVを逆回動し(S9)、ステップS
2に戻る。
【0030】以上のようにして、制御回路ECの各制御
信号によりレーザ光源LAのON/OFFおよび走査装
置SCAN−HとSCAN−Vの各回動は同期され、レ
ーザ光源LAからのレーザ光は2次元の面照射光に変換
されて、図1に示す面照射エリアIRを形成する。
【0031】なお、図2に示す照射エリアのレーザ光の
H方向とV方向との各幅は、各往復回動角度およびレー
ザ光源LAと照射面間の距離によって決定し、また、V
方向の各走査光間の距離(例えば走査光L1とL3の間
の距離)も、単位角度△θVおよびレーザ光源LAと照
射面の距離で決定する。レーザ光の波長は人間の目に感
応しない波長で、なおかつ、その強度は人間に損傷を与
えない強度のものとする。
【0032】このように、照射装置14の光源に半導体
レーザLAを用いることで、街灯13の光源として一般
に使われているランプに比べ、その光源寿命は改善され
保守の手間と費用が削減できる利点がある。
【0033】次に、照射装置14およびカメラ12によ
る路面状況検出について説明する。図4は、照射装置1
4で道路10にレーザ光を照射した面照射エリアIRの
路面状況のイメージ図であり、図4(a)は路面が乾燥
時の反射光のイメージ図、図4(b)は路面が凍結時の
イメージ図である。
【0034】図4(a)に示すように、乾燥状態の場合
は、道路10の路面の凸凹に応じて細かく曲がりくねっ
た反射パターンが撮影される。また、凍結状態の場合
は、図4(b)に示すように、車両の走行で発生する轍
(わだち)部分22で窪んだ反射パターンが撮影され
る。
【0035】また、各路面状態における輝度は、乾燥状
態は、走査線状の反射光の輝度に大きな変化はないが、
凍結状態では轍部分22以外は鏡面状態なので輝度が暗
いが轍部分22は、走行車両のタイヤで掻きあげられた
氷片やシャーベット状の氷が散乱しているので明るい輝
度として撮影される。
【0036】このような路面でのレーザ光の反射光をカ
メラ12で撮影し、その映像信号をA/D変換回路16
でディジタル信号に変換した後、データ抽出回路17で
抽出する。抽出した反射光輝度および反射パターンは、
比較判定回路18で、予め乾燥状態や凍結状態の路面か
らの反射パターンと反射光の輝度データをファイルして
あるデータベース19の基準反射光輝度や基準反射パタ
ーンと比較される。比較の結果、凍結状態が検出される
とインターフェース回路20を介して、警報表示板21
に、例えば、「この先凍結あり」等の表示が行われ、車
両運転者への注意喚起と道路管理者に警報を発する。
【0037】第1の実施の形態によれば、面照射エリア
IRをレーザ光の波長に感度を持つカメラ12で撮影す
るので、太陽光などの外光による路面からの反射光の影
響を受けることがない。従って、その反射光の強弱に応
じたカメラ12の絞り操作が不要となる。また、夜間に
おいても均一な明るさの走査光を撮影することが可能で
ある。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第2の実施の形態に係わる路面状態
検出装置の構成図である。
【0039】車両が走行する路面に埋設されたマンホー
ル23の蓋24の裏には、温度センサ25および雨量セ
ンサ26が設けられている。温度センサ25はマンホー
ル蓋24近傍の温度を計測し、雨量センサ26はマンホ
ール蓋24に形成された降雨取入窓27からの雨量を計
測する。すなわち、雨量センサ26はマンホール蓋24
に形成された降雨取入窓27から流入する路面側の降雨
等の水分を計測する。降雨取入窓27から雨量センサ2
6に導かれる路面側からの水分は、道路10の路面への
降雨または積雪や凍結が溶け出した水分である。
【0040】路面状態判定回路28は、温度センサ25
および雨量センサ26からの計測データに基づいて路面
の乾燥、湿潤または凍結の状態を判定する。
【0041】例えば、雨量センサ26の計測データが水
分なしで、温度センサ25の計測データが氷点下以上で
あれば「乾燥」と判定する。また、雨量センサ26の計
測データが水分ありで、温度センサ25の計測データが
氷点下以上であれば「湿潤」であると判定し、雨量セン
サ26の計測データが水分ありで、温度センサ25の計
測データが氷点下以下であれば「凍結」と判定する。
【0042】ここで、雨量センサ26が水分なしを計測
し、温度センサ25が氷点下以下の温度を計測している
場合は、「乾燥」と水分凍結による「凍結」との両方が
考えられる。この場合の判定は、それ以前の計測データ
の履歴から判定を行うことのなる。例えば、雨量センサ
26の履歴データが水分ありであれば「凍結」と判断
し、水分なしであれば「乾燥」と判定する。このように
して求めた湿潤や凍結の情報は、警報表示板21に警告
信号として出力される。
【0043】第2の実施の形態によれば、マンホール蓋
24の裏面に温度センサ25および雨量センサ26を設
け、これらの計測データに基づいて道路10の路面の凍
結状態を判定するので、道路10にカメラや照射装置を
取り付けるための支柱を設ける必要がない。
【0044】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第3の実施の形態に係わる交通流検
出装置の構成図である。
【0045】車両が走行する路面に埋設されたマンホー
ル23の蓋24の裏には、電波送受信器29および交通
流検出回路30が設けられている。電波送受信器29は
電波をマンホール蓋24をアンテナとして空中に放射す
ると共に、マンホール蓋24の上部を走行する車両で反
射する反射電波を受信する。なお、マンホール蓋24が
マンホール23と導電的に接続されていると、マンホー
ル蓋24はアンテナとして動作しないのでマンホール蓋
24とマンホール23との接続部分の全周に絶縁材31
を設置している。
【0046】交通流検出回路30は、電波送受信器29
で受信した反射電波が有りのときに走行車両が存在する
と判断して交通流を検出する。
【0047】すなわち、電波送受信器29でマイクロ波
等の電波を発生し、その電波を上部のマンホール蓋24
に導き、マンホール蓋24をアンテナとして用いて路面
上部方向に電波を発射する。マンホール蓋24の上部方
向に発射した電波は、その上部に車両が走行または停止
していなければ、反射電波は戻ってこない。
【0048】一方、車両が走行または停止していれば、
車両の金属部分でで電波が反射してマンホール蓋24に
戻ってくる。戻ってきた反射電波は、アンテナ代わりの
マンホール蓋24で受信されて電波送受信器29に入力
される。電波送受信器29の発射電波および受信信号の
一例を図7に示す。図7ではパルスレーダ方式の信号波
形を示している。
【0049】この第3の実施の形態によれば、マンホー
ル蓋24の裏側に電波送受信器29および交通流検出回
路30を配置し、反射電波の有無から車両の有無の判定
するので、道路10の地上側に設備を設けなくても適正
に交通流を検出できる。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第4の実施の形態に係わる交通流検
出装置の構成図である。
【0051】車両が走行する路面に埋設されたマンホー
ル23の蓋24の裏には、第1のコイル32および第2
のコイル33が設けられ、第1のコイル32は励磁回路
34で励磁される。第1のコイル32の励磁により第1
のコイル32と第2のコイル33とは電磁誘導結合され
る。電磁誘導監視回路35は第1のコイル32と第2の
コイル33との電磁誘導結合を監視し、マンホール蓋2
4の上部を走行する車両があるときは、その電磁誘導結
合が阻害されることから走行車両の交通流を検出する。
【0052】すなわち、マンホール蓋24の上部に車両
が走行または停止していなければ、第1のコイル32で
励磁された信号が第2のコイル33に誘導される。しか
し、マンホール蓋24の上部に、車両が走行または停止
していれば、その車体の金属と電磁誘導結合した信号が
第2のコイル33に受信されるので、車両の有無が検出
可能である。電磁誘導監視回路35は、車両との電磁誘
導結合の有無を判定して交通流信号を出力する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明よれば、路
面状態および交通流の検出を自動化することができる。
また、マンホール蓋の裏側に取り付けるように構成して
いるので、路面下に直接埋設するセンサと比較して、セ
ンサの設置が簡易であると共に道路の改修工事毎に発生
するセンサの再取り付けが省略できコスト低減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる路面状態検
出装置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における照射装置の
説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における照射装置の
照射動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施の形態における照射装置で
道路にレーザ光を照射した面照射エリアIRの路面状況
のイメージ図であり、図4(a)は路面が乾燥時の反射
光のイメージ図、図4(b)は路面が凍結時のイメージ
図における路面状態の違いによるレーザ反射光イメージ
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる路面状態検
出装置の構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わる交通流検出
装置の構成図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における電波送受信
器の発射電波および受信信号の説明図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わる交通流検出
装置の構成図。
【図9】従来の路面状態検出装置の一例を示す構成図。
【符号の説明】
10…道路、11…支柱、12…カメラ、13…街灯、
14…照射装置、15…画像処理装置、16…A/D変
換回路、17…データ抽出回路、18…比較判定回路、
19…データベース、20…インターフェース回路、2
1…警告表示板、22…轍部分、23…マンホール、2
4…マンホール蓋、25…温度センサ、26…雨量セン
サ、27…降雨取入窓、28…路面状態判定回路、29
…電波送受信器、30…交通流検出回路、31…絶縁
材、32…第1のコイル、33…第2のコイル、34…
励磁回路、35…電磁誘導監視回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/01 G08G 1/01 A 1/09 1/09 C Fターム(参考) 2G053 AA21 AB21 BA21 BC02 BC14 CA03 CB21 DA06 DB05 2G059 AA05 BB20 EE02 FF01 GG01 JJ15 KK04 MM05 MM09 MM10 PP04 5H180 AA01 CC03 CC04 CC12 CC14 DD01 EE13 JJ03 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行する路面にレーザ光を照射す
    る照射装置と、前記照射装置でレーザ光を照射した前記
    路面のエリアからの反射光を撮影するカメラと、前記カ
    メラで撮影した前記エリアの画像から反射光輝度および
    反射パターンを抽出するデータ抽出回路と、前記路面の
    乾燥状態または凍結状態の基準反射光輝度および基準反
    射パターンを記憶したデータベースと、前記データ抽出
    回路で抽出した反射光輝度および反射パターンと前記デ
    ータベースに記憶された基準反射光輝度および基準反射
    パターンとに基づいて前記路面の乾燥または凍結の有無
    を判定する比較判定回路と、前記比較判定回路で得られ
    た凍結路面の情報を通行車両の運転者に提供する警告表
    示板とを備えたことを特徴とする路面状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記照射装置は、前記レーザ光を走査装
    置を用いて前記路面に面照射エリアを形成することを特
    徴とする請求項1記載の路面状態検出装置。
  3. 【請求項3】 車両が走行する路面に埋設されたマンホ
    ールの蓋の裏に設置された温度センサと、前記マンホー
    ルの裏に設置され前記マンホールの蓋に形成された降雨
    取入窓からの雨量を計測する雨量センサと、前記温度セ
    ンサおよび前記雨量センサからの計測データに基づいて
    前記路面の乾燥、湿潤または凍結の状態を判定する路面
    状態判定回路とを備えたことを特徴とする路面状態検出
    装置。
  4. 【請求項4】 車両が走行する路面に埋設されたマンホ
    ールの蓋の裏に設けられ電波を前記マンホール蓋を介し
    て空中に放射すると共に前記マンホール蓋の上部を走行
    する車両で反射する反射電波を受信する電波送受信器
    と、前記反射電波の有無に基づいて走行車両の交通流を
    検出する交通流検出回路とを備えたことを特徴とする交
    通流検出装置。
  5. 【請求項5】 車両が走行する路面に埋設されたマンホ
    ールの蓋の裏に設置された第1のコイルと、前記第1の
    コイルを励磁する励磁回路と、前記マンホールの蓋の裏
    に設置され前記第1のコイルと電磁誘導結合する第2の
    コイルと、前記第2のコイルと前記マンホール蓋の上部
    を走行する車両との電磁誘導の結合の有無から走行車両
    の交通流を検出する電磁誘導監視回路とを備えたことを
    特徴とする交通流検出装置。
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