JP2002144171A - 組立性の定量評価システム及び自動シミュレーションシステム - Google Patents

組立性の定量評価システム及び自動シミュレーションシステム

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JP2002144171A
JP2002144171A JP2000338621A JP2000338621A JP2002144171A JP 2002144171 A JP2002144171 A JP 2002144171A JP 2000338621 A JP2000338621 A JP 2000338621A JP 2000338621 A JP2000338621 A JP 2000338621A JP 2002144171 A JP2002144171 A JP 2002144171A
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Ken Fujita
藤田  憲
Toshiaki Shoji
利明 小路
Kazuki Matsubayashi
万騎 松林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品のCADデータを利用することにより組
立性の評価データを自動的に作成して定量的な組立性の
評価を行い得る組立性の定量評価システムを提供する。 【解決手段】 評価対象となる製品の属性データを含む
CADデータに基づき組立部材の抽出部2で、上記製品
を各部材に分解するとともに各部材データを得、この部
材データに基づき作業性を評価する際のパラメータとな
り得る評価データを評価データ作成部4で作成し、さら
に評価データに予め定められた点数を組立評価部6で割
り振って組立作業の定量的な評価を行うための評価表9
を作成するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は組立性の定量評価シ
ステム及び自動シミュレーションシステムに関し、特に
航空機等、多数の部材を組み立ててなる製品における組
立作業の内容を評価する際及びその組立作業のシミュレ
ーションを行う場合に適用して有用なものである。 【0002】 【従来の技術】従来より製品の図面ができあがった時点
でその組立性を定量的に評価することが行われている。
かかる組立性の評価は、例えばボルトの本数、ボルトの
締付け方向(上向き、下向き、水平等)、ボルトの種類
等、当該製品を構成する部材の数、取付け状態、属性等
に基づいて評価のための評価データを作成し、この評価
データを用いて予め定めておいた点数表に基づき当該製
品の組立作業を点数をつけて定量評価するものである。
ここで、評価データの作成は、作業者が図面を見ながら
必要なデータを読取ることにより作成している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来技術
に係る組立性の評価においては、評価データを作業者の
手作業により作成しているので、当該評価データの作成
に多大の時間を要するばかりでなく人件費に関するコス
トの高騰も招来する。また、人手によるものであるため
過誤によるデータの間違いも生じ易い。 【0004】一方、製品の図面データはCADデータと
して容易に電子化することができる。したがって、当該
CADデータを利用すれば、所望の評価データを自動的
に作成することができると考えられる。また、同時に作
業者の人間モデルを動かして組立作業をシミュレートで
きれば便利である。 【0005】本発明は、上記従来技術に鑑み、製品図面
のCADデータを利用することにより組立性の評価デー
タを自動的に作成して定量的な組立性の評価を行い得る
組立性の定量評価システム及び自動シミュレーションシ
ステムを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は次の点を特徴とする。 【0007】1) 評価対象である製品の図面データで
あるCADデータを、当該製品を構成する各部材を特定
するための属性データとともに記憶しているCADデー
タ記憶手段と、CADデータ記憶手段の記憶データに基
づき当該製品の各部材に分解するとともに、各部材の部
材名、部材位置又は部材の属性等に関するデータである
部材データを抽出する部材抽出手段と、部材抽出手段が
抽出した部材毎の明細データを記憶する明細データ記憶
手段と、明細データ記憶手段の記憶データから各部材の
個数、加工回数等、作業性を評価する際のパラメータと
なり得る評価データを作成する評価データ作成手段と、
評価データ作成手段のデータに予め定められた点数を割
り振って所定の処理をすることにより組立作業の定量的
な評価を行う組立評価手段とを有すること。 【0008】2) 評価対象である製品の図面データで
あるCADデータを、当該製品を構成する各部材を特定
するための属性データとともに記憶しているCADデー
タ記憶手段と、CADデータ記憶手段の記憶データに基
づき当該製品の各部材に分解するとともに、各部材の部
材名、部材位置又は部材の属性等に関するデータである
部材データを抽出する部材抽出手段と、部材抽出手段が
抽出した部材毎の明細データを記憶する明細データ記憶
手段と、明細データ記憶手段の記憶データにおける各部
材の取り外し方、取り付け方、取り付け位置等のデータ
に基づき各部材の動きを動作データとして作成する動作
データ作成手段と、CADデータを表示する画面に重畳
して作業者の人間モデルを表示するとともに、移動デー
タ作成手段の移動データに基づき上記人間モデルに所定
の作業を行わせるシミュレーション手段とを有するこ
と。 【0009】3) 評価対象である製品の図面データで
あるCADデータを、当該製品を構成する各部材を特定
するための属性データとともに記憶しているCADデー
タ記憶手段と、CADデータ記憶手段の記憶データに基
づき当該製品の各部材に分解するとともに、各部材の部
材名、部材位置又は部材の属性等に関するデータである
部材データを抽出する部材抽出手段と、部材抽出手段が
抽出した部材毎の明細データを記憶する明細データ記憶
手段と、明細データ記憶手段の記憶データから各部材の
個数、加工回数等、作業性を評価する際のパラメータと
なり得る評価データを作成する評価データ作成手段と、
評価データ作成手段のデータに予め定められた点数を割
り振って所定の処理をすることにより組立作業の定量的
な評価を行う組立評価手段と、明細データ記憶手段の記
憶データにおける各部材の取り外し方、取り付け方、取
り付け位置等のデータに基づき各部材の動きを動作デー
タとして作成する動作データ作成手段と、CADデータ
を表示する画面に重畳して作業者の人間モデルを表示す
るとともに、移動データ作成手段の移動データに基づき
上記人間モデルに所定の作業を行わせるシミュレーショ
ン手段とを有すること。 【0010】4) 上記1)又は3)に記載する組立性
の定量評価システム又は組立性の定量評価システム及び
自動シミュレーションシステムにおいて、作業者の目線
位置を基準にその上下、姿勢等を評価項目として有する
場合において、目線位置を作業者の背丈、姿勢を考慮し
た複数種類用意しておき、その何れか又は全部を逐一選
択して目線位置や作業姿勢の基準とすること。 【0011】5) 上記1)又は3)に記載する組立性
の定量評価システム又は組立性の定量評価システムにお
いて、部材同士又は部材と工具との距離を評価すること
により部材同士又は部材と工具との干渉の有無を評価項
目として含むこと。 【0012】6) 上記1)、3)、4)又は5)に記
載する組立性の定量評価システムにおいて、作業者が会
話形式により評価データを入力するための会話入力手段
を有すること。 【0013】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0014】図1は本発明の実施の形態に係る組立性の
定量評価システムを示すブロック線図である。同図に示
すように、三次元CADデータ記憶部1は、評価対象で
ある製品の図面データであるCADデータを、当該製品
を構成する各部材を特定するための属性データとともに
記憶している。ここで、属性データとは、上記各部材を
特定するためのデータであれば、特別な限定はない。具
体的には、例えば部材がネジの場合には、その寸法、ピ
ッチ、皿取りの有無、重量等に関するデータである。 【0015】部材抽出部2は、CADデータ記憶部1の
記憶データに基づき当該製品の各部材に自動的に分解す
るとともに、各部材の部材データを抽出する。分解の過
程では三次元CADデータに基づきその視線方向(上
下、前後、左右等)、部材データ等を抽出する。この場
合の「視線方向」とは、部材に垂直な単位(法線)ベク
トルを部材の座標系に変換したものである。自動分解は
この視線方向から見たときに部材同士が重ならないよう
に一番上の部材から分解処理して行う。また、この結果
得られる部材データは、部材名、部材位置、移動ベクト
ル、取付け順番(部材の親子関係を示す。)又は部材の
属性(種類=組立内容に等しい。)等に関するデータで
ある。この結果得られる部材毎の部材データは、部材抽
出部2が抽出した部材毎の明細データを記憶する明細デ
ータ記憶部3に記憶する。 【0016】製品の組立工程の数が多い場合には組立性
の定量評価も工程毎に行うのがより効果的である。この
場合には、各組立工程に固有の番号を付し、この番号に
対応させて部材データを各工程毎にまとめておく。本形
態では、組立工程の番号とともに、当該工程で組み立て
る部材データをまとめてある。 【0017】評価データ作成部4は、明細データ記憶部
3の各部材データから作業性を評価する際のパラメータ
となり得る評価データを自動的に作成する。このときの
評価データとしては、部材が例えば『穴』の場合、穴の
個数、各穴の加工回数(例えば、部材『ネジ』を取り付
けるための穴である場合には、穴あけの他にタップ切り
加工があるで、加工回数は2回となる。)、穴の取付け
方向、皿取りの有無等に関するものが考えられる。ま
た、部材同士又は部材と工具との干渉有無を評価項目と
することもできる。これは部材同士又は部材と工具との
距離(近接の程度)を評価することにより実現し得る。 【0018】上述の穴の取付け方向のデータ中には、作
業者の目線を基準としての上下関係及び作業姿勢等が含
まれる。また、目線位置は、部材の取付け位置を表すデ
ータより、また作業姿勢は取付け方向が水平、下向き、
上向き等の何れであるかを表すデータにより得る。この
とき、目線位置を作業者の背丈を考慮した複数種類用意
しておき、その何れか又は全部を逐一選択するようにし
ても良い。評価データ記憶部5は、評価データ作成部4
で作成した評価データを記憶する。 【0019】組立評価部6は評価データ記憶部5に記憶
している評価データを予め定められた点数を割り振って
所定の処理をすることにより組立作業の定量的な評価を
行う。このときの点数は、評価項目毎に予め決定してそ
のデータを記憶している点数マスタ7の記憶データを参
照して行う。ここで、組立評価部6で組立評価を行うに
当たり、評価データ作成部4での評価データの自動作成
が困難又は不可能である場合には、作業者が画面を見な
がら逐一必要なデータを入力する、いわゆる会話入力8
を併用して評価データの充実を図る。このことにより当
該組立評価の質を向上させることができる。組立性評価
部6の評価結果は、組立性を定量的に評価した評価表9
として出力される。 【0020】ここで、各工程毎の部品データの呼び出し
から組立性の評価表の作成に至る迄のさらに具体的な手
順の一例を説明しておく。 【0021】図2は部材データの呼び出しのための入力
実行画面を示す。ここでは、機種名、組立工程N
o.、組立工程名称を入力し、組立工程No.に対応す
る3次元CADデータ(部材データ)の呼び出しを行
う。 【0022】図3乃至図6は自動作成される組立性評価
データ入力処理の際の画面を示す。ここでは、多数の評
価表の中から、以下の主要な4評価項目について入力例
を選択した。 部品個数 部材データ表示実行画面の一例を図3に示す。これは、
明細データ記憶部3より、組立工程No.に対応する部材
データを抽出し、部品名称を自動表示したものである。 位置決め 位置決め評価に関する実行画面の一例を図4に示す。各
処理は部材の属性データ等を参照することにより実行す
る。 i) 穴基準(3次元基準)部品 ・部品取付部の双方に位置決めのための穴があいている
場合(C/H)と、片方の部品にのみ穴があいている場
合(P/H)とで分けて扱っている。さらに、組付けに
治具を要するか否かで場合分けして評価する。 ii)面基準(2次元基準)部材 ・部材取付部の位置決めを、部材双方の面同士で行うも
のであり、組付けに治具を要するか否かで場合分けして
評価する。 iii) 片手組付け ・組付けは片手作業でできる場合について、部品保持が
片手で可能なもの、両手が必要なもの、二人掛りのもの
の3通りに場合分けして評価する。 iv) 両手組付け ・組付けは両手作業の場合について、部品保持が片手で
可能なもの、両手が必要なもの、二人掛りのものの3通
りに場合分けして評価する。 穴開け 穴開けに関する実行画面の一例を図5に示す。各処理は
部材の属性データ等を参照することにより実行する。 i) 穴開け方向 ・作業者の目線を基準に、上と下での穴開け作業に場合
分けして評価する。 ii)穴開け作業姿勢 ・立った状態での作業、座った(かがんだ)状態での作
業、および臥せた状態での作業に姿勢を場合分けして評
価する。 iii) 穴開け工程数 ・本穴開けまでに要する(仮穴開けを含めた)工程数に
ついて場合分けして評価する。 iv) 両手組付け ・穴の保持のために用いる治具の種類により場合分けし
て評価する(パワークレコは専用動力工具により取
付)。 v)材質 ・穴開け対象の部材材質によって場合分けして評価す
る。 鋲打ち 鋲打ちに関する実行画面の一例を図6に示す。各処理は
部材の属性データ等を参照することにより実行する。 i) リベット打ち方向 ・作業者の目線を基準に、上と下でのリベット打ち作業
に場合分けして評価する。 ii) リベット打ち姿勢 ・立った状態での作業、座った(屈んだ)状態での作
業、および臥せた状態での作業に姿勢を場合分けして評
価する。 iii) リベット材質 ・アルミ合金(柔らかいため締付け力等に注意が必要)
とチタン合金で場合分けして評価する。 iv) リベット種類 ・スナップの部分が丸か平らか、あるいはプルリベット
かで場合分けして評価する。 v) 裏当て材の必要箇所 ・一人で裏当て材の保持とリベット打ちをできる箇所
か、あるいは裏当て材の保持にもう1人必要かで場合分
けして評価する。 【0023】なお、図3乃至図6に示す評価データ表は
作業員が画面を見ながら対話式(会話入力)で入力する
こともできる。 【0024】次に組立評価データ出力について詳説す
る。組立性の評価においては、各評価データに入力され
た部材個数を元に組立性評価点を算出した。組立性評価
点の決定には予め作成しておいた組立性評価に関する点
数表(図1の点数マスタ7に記憶してある。)を用い
る。 【0025】以下、穴開け評価を例にとり、評価の流れ
の一例を示す。 穴開け箇所数N i) 穴開け箇所数Nの入力 ; N=158 ii) Nの値により、点数表を参照して4レベルで場合
分け評価する。 ・無し ・1≦N<20 ・20≦N<50 ・51≦N ;(N=158が該当) iii) 51≦Nの場合の評価点 同様に、穴開け方向、穴開け作業姿勢以下小項目に
対して、該当する評価点を求める。 各小項目の評価点を合計する。;例えば、Σ(穴開
け評価合計点)=22 基準点(ここでは100点)より、得られた合計点
を引き算し、穴開け評価点として求める。 穴開け評価点 ; (100−22)=78点 【0026】この結果得る組立性の評価表(図1の評価
表9)の出力画面を図7に示す。同図には、上述の如き
穴開け評価と同様の手順で評価点を求めた、「部品個
数」、「位置決め」、「鋲打ち(リベット)」に関する
評価点も同時に表示している。この結果を見て、例え
ば、A;80点以上、B;60〜80点、C;40〜6
0点、D;40点以下というように組立性を定量評価す
る。 【0027】図8は本発明の他の実施の形態に係る組立
性の自動シミュレーションシステムを示すブロック線図
である。同図に示すように、三次元CADデータ記憶部
1、部材抽出部2及び明細データ記憶部3は図1に示す
実施の形態と同構成である。動作データ作成部10は、
明細データ記憶部3の記憶データにおける各部材の取り
外し方、取り付け方、取り付け位置等のデータに基づき
各部材の動きを動作要素シミュレーションデータベース
11を用いて、動作データ12として作成する。すなわ
ち、この結果を既存の3次元シミュレータ(人間モデル
を用いた組立シミュレーション)13を用いてディスプ
レイモニタ14上でシミュレーションさせてビジュアル
に組立評価を可能とさせる。 【0028】すなわち、部材毎の明細データ3で、例え
ばネジ締めという動作がある場合、部材毎の明細データ
3の中には、ネジ締めという動作があるという識別デー
タ、その取付け位置(例えば足下)、「視線方向」から
求められた作業姿勢(例えば臥せの姿勢)、ネジ締めの
種類(例えばボルト)、それに必要な工具の種類(例え
ばスパナ)、組立工程(例えば、ネジ締めであれば、
工具の取り出し、取付け位置上部まで移動、ネジ締
め基準作業姿勢をとる(手先以外の作業姿勢を決め
る)、ボルトをスパナで掴む(ここから手先の動作姿
勢を決めていく)、ネジを締める動作(ネジピッチと
長さにより、スパナ回転、スパナをボルトから外し、ま
た回転を戻した位置からボルトをスパナで掴んで回転さ
せるという繰り返し動作を生成する。)、ボルトから
スパナを外す動作、ネジ締め基準姿勢に戻す、工具
を工具箱に戻すが選定・計算され、記憶されている。 【0029】一方、動作要素シミュレーションデータベ
ース11には、各組立の作業動作を細かく区切って分割
した動作データを記憶しておく。すなわち、工具を取
り出す動作;工具(例えばスパナ)を各工具毎に整理さ
れた工具箱から取り出す動作(穴あけであれば、ドリル
が保管されている工具箱から取り出す動作を選定す
る)、取付け位置上部まで移動(取付け位置は、CA
Dデータから求められ、作業姿勢をとる一歩手前までの
立った姿勢で取付け位置の「視線方向」上部まで人間モ
デルを移動する、作業姿勢を取る(この場合には、臥
せの姿勢であるので、身体全体を登録された臥せの姿勢
を選択し、取らせる。この際に上向きであれば、上向き
姿勢の動作を選択してその動作姿勢を取らせることにな
る。)。からまでは、上記で記述したネジ締め動作
を選択し、その動作を行わせる。この際、穴あけであれ
ば、穴あけに特化した組立手順によりその要素の動作手
順を組み合わせて動作を生成する。このとき、例えば片
手でできる動作、両手を使う動作等をさらに区分けして
要素動作とし、動作要素シミュレーションデータベース
11にデータベース化しておくことにより部材毎の明細
データ3とリンクさせて切り貼りしながら動作データを
作り出せる。 【0030】これを、CADデータから得られた組立手
順の全ての動作について作りだすことで、その部材やユ
ニット等の組立工程を人間モデルを用いてシミュレーシ
ョン可能となる。この際、作業者の体格の大小をいくつ
か用意しておき、作業者の体格の違いでの組立性もビジ
ュアルで検証することが可能となる。 【0031】なお、図1に示す組立性の定量評価システ
ムと図8に示す組立性の自動シミュレーションシステム
とを併せたシステムを構築することも勿論可能である。
このシステムを図9に示す。 【0032】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、〔請求項1〕に記載する発明は、評価対象であ
る製品の図面データであるCADデータを、当該製品を
構成する各部材を特定するための属性データとともに記
憶しているCADデータ記憶手段と、CADデータ記憶
手段の記憶データに基づき当該製品の各部材に分解する
とともに、各部材の部材名、部材位置又は部材の属性等
に関するデータである部材データを抽出する部材抽出手
段と、部材抽出手段が抽出した部材毎の明細データを記
憶する明細データ記憶手段と、明細データ記憶手段の記
憶データから各部材の個数、加工回数等、作業性を評価
する際のパラメータとなり得る評価データを作成する評
価データ作成手段と、評価データ作成手段のデータに予
め定められた点数を割り振って所定の処理をすることに
より組立作業の定量的な評価を行う組立評価手段とを有
するので、組立性の評価を行うための評価データを自動
的に作成することができる。この結果、当該評価を低廉
なコストで迅速に行うことができる。 【0033】〔請求項2〕に記載する発明は、評価対象
である製品の図面データであるCADデータを、当該製
品を構成する各部材を特定するための属性データととも
に記憶しているCADデータ記憶手段と、CADデータ
記憶手段の記憶データに基づき当該製品の各部材に分解
するとともに、各部材の部材名、部材位置又は部材の属
性等に関するデータである部材データを抽出する部材抽
出手段と、部材抽出手段が抽出した部材毎の明細データ
を記憶する明細データ記憶手段と、明細データ記憶手段
の記憶データにおける各部材の取り外し方、取り付け
方、取り付け位置等のデータに基づき各部材の動きを動
作データとして作成する動作データ作成手段と、CAD
データを表示する画面に重畳して作業者の人間モデルを
表示するとともに、移動データ作成手段の移動データに
基づき上記人間モデルに所定の作業を行わせるシミュレ
ーション手段とを有するので、組立性のシミュレーショ
ンをを行うための動作データを自動的に作成することが
できる。この結果、当該シミュレーションを低廉なコス
トで迅速に行うことができる。 【0034】〔請求項3〕に記載する発明は、評価対象
である製品の図面データであるCADデータを、当該製
品を構成する各部材を特定するための属性データととも
に記憶しているCADデータ記憶手段と、CADデータ
記憶手段の記憶データに基づき当該製品の各部材に分解
するとともに、各部材の部材名、部材位置又は部材の属
性等に関するデータである部材データを抽出する部材抽
出手段と、部材抽出手段が抽出した部材毎の明細データ
を記憶する明細データ記憶手段と、明細データ記憶手段
の記憶データから各部材の個数、加工回数等、作業性を
評価する際のパラメータとなり得る評価データを作成す
る評価データ作成手段と、評価データ作成手段のデータ
に予め定められた点数を割り振って所定の処理をするこ
とにより組立作業の定量的な評価を行う組立評価手段
と、明細データ記憶手段の記憶データにおける各部材の
取り外し方、取り付け方、取り付け位置等のデータに基
づき各部材の動きを動作データとして作成する動作デー
タ作成手段と、CADデータを表示する画面に重畳して
作業者の人間モデルを表示するとともに、移動データ作
成手段の移動データに基づき上記人間モデルに所定の作
業を行わせるシミュレーション手段とを有するので、組
立性の評価を行うための評価データ及び組立性のシミュ
レーションをを行うための動作データを自動的に作成す
ることができる。この結果、当該評価及びシミュレーシ
ョンを低廉なコストで迅速に行うことができる。 【0035】〔請求項4〕に記載する発明は、〔請求項
1〕又は〔請求項3〕に記載する組立性の定量評価シス
テム又は組立性の定量評価システム及び自動シミュレー
ションシステムにおいて、作業者の目線位置を基準にそ
の上下、姿勢等を評価項目として有する場合において、
目線位置を作業者の背丈、姿勢を考慮した複数種類用意
しておき、その何れか又は全部を逐一選択して目線位置
や作業姿勢の基準とするので、作業員の背丈に応じた適
切な評価データを作成することができる。 【0036】〔請求項5〕に記載する発明は、〔請求項
1〕又は〔請求項3〕に記載する組立性の定量評価シス
テム又は組立性の定量評価システムにおいて、部材同士
又は部材と工具との距離を評価することにより部材同士
又は部材と工具との干渉の有無を評価項目として含むの
で、干渉性のチェックも行うことができる。 【0037】〔請求項6〕に記載する発明は、〔請求項
1〕、〔請求項3〕、〔請求項4〕又は〔請求項5〕に
記載する組立性の定量評価システムにおいて、作業者が
会話形式により評価データを入力するための会話入力手
段を有するので、会話形式の入力により自動作成した評
価データを補完してより適切な組立性の評価に資するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る組立性の定量評価シ
ステムを示すブロック線図である。 【図2】部材データの呼び出しのための入力実行画面を
示す説明図である。 【図3】部材データ表示実行画面の一例を示す説明図で
ある。 【図4】位置決め評価に関する実行画面の一例を示す説
明図である。 【図5】穴開けに関する実行画面の一例を示す説明図で
ある。 【図6】鋲打ちに関する実行画面の一例を示す説明図で
ある。 【図7】組立性の評価表の出力画面を示す説明図であ
る。 【図8】本発明の実施の形態に係る組立性の自動シミュ
レーションシステムを示すブロック線図である。 【図9】本発明の実施の形態に係る組立性の定量評価シ
ステム及び自動シミュレーションシステムを示すブロッ
ク線図である。 【符号の説明】 1 三次元CADデータ記憶部 2 部材抽出部 3 明細データ記憶部 4 評価データ作成部 5 評価データ記憶部 6 組立評価部 7 点数マスタ 8 会話入力 9 評価表 10 動作データ作成部 11 動作要素シミュレーションデータベース 12 動作データ 13 3次元シミュレータ 14 ディスプレイモニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松林 万騎 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3C030 DA00 3C100 AA05 BB11 5B046 DA01 FA07 HA05 JA04 KA05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 評価対象である製品の図面データである
    CADデータを、当該製品を構成する各部材を特定する
    ための属性データとともに記憶しているCADデータ記
    憶手段と、 CADデータ記憶手段の記憶データに基づき当該製品の
    各部材に分解するとともに、各部材の部材名、部材位置
    又は部材の属性等に関するデータである部材データを抽
    出する部材抽出手段と、 部材抽出手段が抽出した部材毎の明細データを記憶する
    明細データ記憶手段と、 明細データ記憶手段の記憶データから各部材の個数、加
    工回数等、作業性を評価する際のパラメータとなり得る
    評価データを作成する評価データ作成手段と、 評価データ作成手段のデータに予め定められた点数を割
    り振って所定の処理をすることにより組立作業の定量的
    な評価を行う組立評価手段とを有することを特徴とする
    組立性の定量評価システム。 【請求項2】 評価対象である製品の図面データである
    CADデータを、当該製品を構成する各部材を特定する
    ための属性データとともに記憶しているCADデータ記
    憶手段と、 CADデータ記憶手段の記憶データに基づき当該製品の
    各部材に分解するとともに、各部材の部材名、部材位置
    又は部材の属性等に関するデータである部材データを抽
    出する部材抽出手段と、 部材抽出手段が抽出した部材毎の明細データを記憶する
    明細データ記憶手段と、 明細データ記憶手段の記憶データにおける各部材の取り
    外し方、取り付け方、取り付け位置等のデータに基づき
    各部材の動きを動作データとして作成する動作データ作
    成手段と、 CADデータを表示する画面に重畳して作業者の人間モ
    デルを表示するとともに、移動データ作成手段の移動デ
    ータに基づき上記人間モデルに所定の作業を行わせるシ
    ミュレーション手段とを有することを特徴とする組立性
    の自動シミュレーションシステム。 【請求項3】 評価対象である製品の図面データである
    CADデータを、当該製品を構成する各部材を特定する
    ための属性データとともに記憶しているCADデータ記
    憶手段と、 CADデータ記憶手段の記憶データに基づき当該製品の
    各部材に分解するとともに、各部材の部材名、部材位置
    又は部材の属性等に関するデータである部材データを抽
    出する部材抽出手段と、 部材抽出手段が抽出した部材毎の明細データを記憶する
    明細データ記憶手段と、 明細データ記憶手段の記憶データから各部材の個数、加
    工回数等、作業性を評価する際のパラメータとなり得る
    評価データを作成する評価データ作成手段と、 評価データ作成手段のデータに予め定められた点数を割
    り振って所定の処理をすることにより組立作業の定量的
    な評価を行う組立評価手段と、 明細データ記憶手段の記憶データにおける各部材の取り
    外し方、取り付け方、取り付け位置等のデータに基づき
    各部材の動きを動作データとして作成する動作データ作
    成手段と、 CADデータを表示する画面に重畳して作業者の人間モ
    デルを表示するとともに、移動データ作成手段の移動デ
    ータに基づき上記人間モデルに所定の作業を行わせるシ
    ミュレーション手段とを有することを特徴とする組立性
    の定量評価システム及び自動シミュレーションシステ
    ム。 【請求項4】 〔請求項1〕又は〔請求項3〕に記載す
    る組立性の定量評価システム又は組立性の定量評価シス
    テム及び自動シミュレーションシステムにおいて、 作業者の目線位置を基準にその上下、姿勢等を評価項目
    として有する場合において、目線位置を作業者の背丈、
    姿勢を考慮した複数種類用意しておき、その何れか又は
    全部を逐一選択して目線位置や作業姿勢の基準とするこ
    とを特徴とする組立性の定量評価システム。 【請求項5】 〔請求項1〕又は〔請求項3〕に記載す
    る組立性の定量評価システム又は組立性の定量評価シス
    テムにおいて、 部材同士又は部材と工具との距離を評価することにより
    部材同士又は部材と工具との干渉の有無を評価項目とし
    て含むことを特徴とする組立性の定量評価システム。 【請求項6】 〔請求項1〕、〔請求項3〕、〔請求項
    4〕又は〔請求項5〕に記載する組立性の定量評価シス
    テムにおいて、 作業者が会話形式により評価データを入力するための会
    話入力手段を有することを特徴とする組立性の定量評価
    システム。
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