JP2002143443A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002143443A
JP2002143443A JP2000342279A JP2000342279A JP2002143443A JP 2002143443 A JP2002143443 A JP 2002143443A JP 2000342279 A JP2000342279 A JP 2000342279A JP 2000342279 A JP2000342279 A JP 2000342279A JP 2002143443 A JP2002143443 A JP 2002143443A
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Akira Sasa
亮 佐々
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技に意外性をもたせ、遊技者が遊技に対し
て感じる疲労を軽減しつつ、全ての図柄が停止表示状態
となるまで大当たりの期待感を抱かせる。 【解決手段】 パチンコ機1は、複合図柄が***表示さ
れることによって、リーチを経ずに大当たりの図柄の組
み合わせに移行できるため、通常の遊技状態から直ちに
大当たりを発生させることができる。そのため、特に長
時間遊技を行う場合等に、遊技者が遊技に対して感じる
疲労を軽減できる。また、非リーチ状態から一転して大
当たりに移行するため、遊技に意外性を持たせることが
できる。さらに、リーチとならなかった場合にも、複合
図柄の***による大当たりが発生する可能性が残される
ため、全ての図柄表示領域に図柄が停止表示されるまで
遊技者に大当たりの期待感を抱かせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に表示さ
れる図柄によって遊技者に有利な状態を発生させるパチ
ンコ機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の遊技機において、
図柄を変動表示あるいは停止表示する表示装置を備え、
表示装置に表示される3つの図柄が所定の図柄(例え
ば、同一図柄)となった場合に、大当たり(遊技者が遊
技球を獲得しやすい状態)となる遊技機が知られてい
る。また、このような遊技機においては、第1の図柄か
ら第3の図柄までが変動表示状態から順に停止表示状態
となり、第1の図柄と第2の図柄が一致した状態でリー
チ(大当たりの前段階)となる方式が一般的である。
【0003】このような遊技機において、遊技者は、単
調な図柄の表示を見続けることとなり、遊技に飽きを感
じることとなる。また、リーチとなった場合には、大当
たりを期待して遊技者の気持ちは高揚するが、リーチと
ならなかった場合には、遊技者は大当たりにならないこ
とが明らかな状態で第3の図柄の変動表示の停止(変動
表示状態から停止表示状態となること)を待たなければ
ならない。
【0004】このような問題を解決するため、例えば、
特開平9−122313号公報に記載された技術におい
ては、リーチとならなかった場合に、第1の図柄を再度
変動表示させて第2の図柄と同一の図柄に停止させるこ
とによってリーチとし、遊技者に期待感を抱かせてい
る。また、リーチとなった後、第3の図柄が大当たりの
図柄とならなかった場合には、再び元の状態からやり直
すこととなるため遊技者は落胆してしまう。そこで、再
度遊技者に期待感を抱かせるために、例えば、特開平1
0−155991号公報に記載された技術においては、
リーチとなった後、第3の図柄が大当たりの図柄となら
なかった場合に、第3の図柄の表示を固定したまま、第
1の図柄および第2の図柄を再び変動表示状態としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の遊技機は、以下のような問題があった。特開平
9−122313号公報に記載された遊技機において、
リーチとならずに第2の図柄の変動表示が停止した後、
遊技者は、第1の図柄が再び変動表示状態となるかもし
れないという期待を抱く。そのため、遊技中に、第1の
図柄→第2の図柄→第1の図柄→第3の図柄と注目すべ
き対象が変化し、遊技者は、遊技に対して疲労を感じて
しまう。
【0006】また、特開平10−155991号公報の
遊技機において、リーチとなった後、第3の図柄が大当
たりの図柄とならなかった場合、遊技者は、第1の図柄
および第2の図柄が再び変動表示状態となるかもしれな
いという期待を抱く。そのため、上述の場合と同様に、
遊技中に、第1の図柄→第2の図柄→第3の図柄→第1
の図柄および第2の図柄と注目すべき対象が変化し、遊
技者は、遊技に対して疲労を感じてしまうこととなる。
【0007】さらに、上述の遊技機においては、第1の
図柄が停止した後、必ずリーチを経て大当たりとなる。
したがって、長時間遊技を行う遊技者にとっては、第1
の図柄停止後、大当たりの発生までの時間が冗長なもの
に感じられる事態が生じていた。本発明の課題は、遊技
に意外性をもたせ、遊技者が遊技に対して感じる疲労を
軽減しつつ、全ての図柄が停止表示状態となるまで大当
たりの期待感を抱かせることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数の図柄表示領域(例え
ば、図4の図柄表示領域122a〜122c)におい
て、所定の符号(例えば、図2の通常図柄131の装飾
キャラクタ131aに表示される“7”)をそれぞれ識
別表示する複数の図柄を変動表示した後、停止表示する
表示手段を備え、複数の図柄表示領域それぞれに停止表
示された停止図柄の組み合わせ(例えば、同一符号や特
定の符号の組み合わせ)により遊技者に付加価値(例え
ば、遊技球を獲得しやすい状態)を与える遊技機であっ
て、前記複数の図柄表示領域と同数の***部(例えば、
図3の識別番号キャラクタ132b−1〜132b−
3)を有する複合図柄(例えば、図3の複合図柄13
2)を前記停止図柄の中に含む場合、該複合図柄が、前
記図柄表示領域と同数の、前記***部それぞれを伴う図
柄(例えば、図4(c)において複合図柄132から分
裂する通常図柄)に***し、それぞれの図柄が各図柄表
示領域に停止表示されて大当たりを表す停止図柄の組み
合わせとなることを特徴としている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、リーチを経
ずに同一符号あるいは所定の符号の組み合わせといった
大当たりの図柄の組み合わせに移行できるため、通常の
遊技状態(遊技者に付加価値が与えられていない状態)
から直ちに大当たりを発生させることができる。そのた
め、特に長時間遊技を行う場合等に、遊技者が遊技に対
して感じる疲労を軽減できる。また、リーチを経ずに大
当たりが発生するため、リーチの演出表示が行われてい
る間に、遊技者が無駄な遊技球を費やすことを防ぐこと
ができる。また、通常状態から一転して大当たりに移行
するため、遊技に意外性を持たせることができる。
【0010】また、複合図柄は図柄表示領域と同数の分
裂部を有し、これらの***部が所定の表示形態で***し
てそれぞれの図柄表示領域に停止表示される。したがっ
て、通常の大当たりの演出表示より興趣性の高い大当た
りの演出表示を行うことができる。さらに、リーチとな
らなかった場合にも、複合図柄の***による大当たりが
発生する可能性が残されるため、全ての図柄表示領域に
図柄が停止表示されるまで遊技者に大当たりの期待感を
抱かせることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機であって、前記***部は、***後に停止図柄として
識別表示する符号を示すことを特徴としている。請求項
2記載の発明によれば、複合図柄中の***部が、***後
に停止図柄として識別表示する符号を示しているため、
遊技者は、複合図柄に注目することで***後の停止図柄
を予め把握でき、より迅速に大当たりの発生を認識でき
る。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の遊技機であって、前記表示手段によって最
後に停止表示される図柄(例えば、図4において、図柄
表示領域122cに停止表示される第3の図柄)を前記
複合図柄とすることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、従前に停止
表示された確定図柄がはずれの組み合わせである場合に
も、最後に停止表示される確定図柄が複合図柄となるこ
とによって異なる抽選結果をもたらす可能性を期待でき
るため、最後の確定図柄が停止表示されるまで、遊技に
対する遊技者の興味を維持させることができる。また、
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の遊技機
であって、前記表示手段によって最初に停止表示される
図柄(例えば、図5において、図柄表示領域122aに
停止表示される第1の図柄)を前記複合図柄とすること
を特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明によれば、各図柄表示
領域に変動表示されている図柄を確定図柄として停止表
示させる通常の手順においては、最初に停止表示される
図柄は単に停止表示されるのみで抽選結果を決定付ける
ものではないのに対し、最初に停止表示される図柄を複
合図柄とした場合、その複合図柄の***結果によって抽
選結果が決定されるため、最初に停止表示される図柄に
対する遊技者の興味を喚起することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
遊技機の実施の形態を詳細に説明する。図1から図6
は、本発明を適用したパチンコ機1を示す図である。な
お、以下の説明において参照する各図では、他の図と同
等部分は同一符号によって示されている。
【0016】まず、構成を説明する。図1は、本発明に
係るパチンコ機1の機能構成を示すブロック図である。
図1において、本実施の形態によるパチンコ機1は、C
PU(Central Processing Unit)100への信号の入
力を制御する入力ポート105を含んで構成されてい
る。この入力ポート105には、特別図柄始動スイッチ
101、普通図柄始動スイッチ102、カウントスイッ
チ103および継続スイッチ104からの各種の信号が
入力されている。そして、これらの各信号が入力ポート
105を介してCPU100に入力されることとなる。
なお、CPU100は、ROM(Read Only Memory)1
16とRAM(Random Access Memory)117とを含ん
で構成されている。このROM116には、大当たりの
発生に関する処理(大当たり発生処理)を実行するため
の大当たり発生処理プログラム(後述)およびパチンコ
機1の制御に関する種々のプログラムが記憶されてい
る。
【0017】また、パチンコ機1は、CPU100から
の出力信号を入力とし、それらの信号をパチンコ機1内
の各部に伝達する出力ポート106を含んで構成されて
いる。この出力ポート106から出力される信号は、表
示灯制御装置107、音声制御装置108、普通図柄表
示装置109、普通電動役物用ソレノイド110、大入
賞口用ソレノイド111、賞球装置112、発射装置1
13および特別図柄表示装置118等に伝達される。な
お、CPU100は、リセット回路114によってリセ
ットされる。また、電源回路115による電源投入時に
おいても、CPU100はリセットされる。
【0018】ここで、特別図柄表示装置118は、CP
U119と液晶表示装置122とを含んで構成される。
また、CPU119は、ROM120とRAM121と
を含んで構成される。CPU119は、ROM120あ
るいはRAM121に記憶されるデータに基づいて、液
晶表示装置122に所定の図柄を表示させるための制御
信号を出力する。
【0019】ROM120は、液晶表示装置122の図
柄表示領域122a〜122cに所定の図柄を表示する
ためのデータ(以下、「図柄群表示データ120a」と
言う。)を記憶する。この図柄群表示データ120a
は、***表示されない通常図柄131(図2参照)を表
示するための通常図柄データ120a−1と、***表示
される複合図柄132(図3参照)を表示するための複
合図柄データ120a−2とから構成される。なお、通
常図柄131および複合図柄132については後述す
る。
【0020】液晶表示装置122は、第1〜第3の図柄
をそれぞれ表示する図柄表示領域122a〜122cを
備えている。また、図柄表示領域122a〜122c
は、CPU119から入力される制御信号に基づいて、
それぞれ第1〜第3の図柄を変動表示(例えば、スクロ
ール表示)したり、停止表示したりする。なお、ここで
いう停止表示とは、例えば、図柄が小刻みに揺られてい
るような、いわゆる「仮停止」状態も含む。また、液晶
表示装置122は、停止表示された複合図柄132を分
裂表示する。
【0021】ここで、通常図柄131および複合図柄1
32について説明する。図2は、通常図柄131の構成
の一例を示す図である。図2において、通常図柄131
は、周囲を装飾された番号を表示する装飾キャラクタ1
31aと、装飾キャラクタ131aに表示される番号を
補助的に識別表示する識別番号キャラクタ131bとか
ら構成される。通常図柄131は、これら装飾キャラク
タ131aと識別番号キャラクタ131bとが一体とな
って変動表示されたり、停止表示されたりする。即ち、
通常図柄131は***表示されない。
【0022】図3は、複合図柄132の構成の一例を示
す図である。図3において、複合図柄132は、通常図
柄131の装飾キャラクタ131aと同様の装飾キャラ
クタ132aおよび通常図柄131の識別番号キャラク
タ131bと同様の3つの識別番号キャラクタ132b
−1,132b−2,132b−3によって構成され
る。複合図柄132は、液晶表示装置122の図柄表示
領域122a〜122cのいずれかに停止表示された
後、引き続いて***表示され、複数の通常図柄131に
変化する。
【0023】続いて、***表示における表示態様の一例
を詳細に説明する。初めに、図柄表示領域122cに複
合図柄132が停止表示された場合について説明する。
図4は、図柄表示領域122bに停止表示された複合図
柄132が***表示される場合の画面構成を示す図であ
り、(a)は、図柄表示領域122a,122bに通常
図柄が停止表示された状態を示す図、(b)は、図柄表
示領域122cに複合図柄132が停止表示された状態
を示す図、(c)は、図柄表示領域122cに停止表示
された複合図柄132が2つに***する状態を示す図、
(d)は、複合図柄132から***した図柄の1つがさ
らに2つに***する状態を示す図、(e)は、複合図柄
132から***した3つの通常図柄が図柄表示領域12
2a,122b,122cにそれぞれ停止表示された状
態を示す図である。
【0024】図4(a)に示すように、初めに、図柄表
示領域122a,122bに通常図柄がそれぞれ停止さ
れる。これらの通常図柄は、それぞれ異なる番号を表示
しており、リーチとなっていない。次に、図4(b)に
示すように、図柄表示領域122cに複合図柄132が
停止表示される。そして、図4(c)に示すように、2
つの識別番号キャラクタ132b−1,132b−2
が、装飾キャラクタ132aの背後から1つ発生される
装飾キャラクタ132aの複製(装飾キャラクタ132
a−2とする。)と一体となって、図柄表示領域122
bに移動する(以下、この移動した図柄を「図柄X」と
言う。)。同時に、従前に図柄表示領域122bに表示
されていた通常図柄が図柄表示領域122bの左方に追
い出される。
【0025】さらに、図4(d)に示すように、図柄表
示領域122bに移動した図柄Xの識別番号キャラクタ
132b−1が、図柄Xの装飾キャラクタ132a−2
の背後から1つ発生される装飾キャラクタ132a−2
の複製(装飾キャラクタ132a−3とする。)と一体
となって、図柄表示領域122aに移動する。なお、図
4(c)および図4(d)において図柄が***する際、
***元となった複合図柄132aおよび図柄Xは、***
することによって通常図柄へと変化し、図柄表示領域1
22c,122bにそれぞれ停止表示される。したがっ
て、図4(d)の後、図4(e)に示すように、図柄表
示領域122a〜122cには、同一番号を表示する通
常図柄が表示されることとなる。
【0026】次に、図柄表示領域122aに複合図柄1
32が停止表示された場合について説明する。図5は、
図柄表示領域122aに停止表示された複合図柄132
が***表示される場合の画面構成を示す図であり、
(a)は、図柄表示領域122a〜122cに図柄が変
動表示されている状態を示す図、(b)は、図柄表示領
域122aに複合図柄132が停止表示された状態を示
す図、(c)は、図柄表示領域122aに停止表示され
た複合図柄132が2つに***する状態を示す図、
(d)は、複合図柄132から***した図柄の1つがさ
らに2つに***する状態を示す図、(e)は、複合図柄
132から***した3つの通常図柄が図柄表示領域12
2a,122b,122cにそれぞれ停止表示された状
態を示す図である。
【0027】図5(a)に示すように、初めに、図柄表
示領域122a〜122cに通常図柄がそれぞれ変動表
示されている。次に、図5(b)に示すように、図柄表
示領域122aに複合図柄132が停止表示される。そ
して、図5(c)に示すように、2つの識別番号キャラ
クタ132b−1,132b−2が、装飾キャラクタ1
32aの背後から1つ発生される装飾キャラクタ132
aの複製(装飾キャラクタ132a−2)と一体となっ
て、図柄表示領域122bに移動する(以下、この移動
した図柄を「図柄Y」と言う。)。同時に、従前に図柄
表示領域122bに表示されていた通常図柄が図柄表示
領域122bの右方に追い出される。
【0028】さらに、図5(d)に示すように、図柄表
示領域122bに移動した図柄Yの識別番号キャラクタ
132b−1が、図柄Yの装飾キャラクタ132a−2
の背後から1つ発生される装飾キャラクタ132a−2
の複製(装飾キャラクタ132a−3)と一体となっ
て、図柄表示領域122cに移動する。なお、図5
(c)および図5(d)において図柄が***する際、分
裂元となった複合図柄132aおよび図柄Yは、***す
ることによって通常図柄へと変化し、図柄表示領域12
2a,122bにそれぞれ停止表示される。したがっ
て、図5(d)の後、図5(e)に示すように、図柄表
示領域122a〜122cには、同一番号を表示する通
常図柄が表示されることとなる。
【0029】次に、動作を説明する。本発明を適用した
パチンコ機1では、遊技が開始され遊技球が入賞口に入
ると、第1〜第3の図柄が変動表示された状態におい
て、所定の確率で大当たり発生処理が実行される。以
下、大当たり発生処理について、図を参照して説明す
る。
【0030】図6は、特別図柄表示装置119のCPU
119が実行する大当たり発生処理を示すフローチャー
トである。図6において、初めに、CPU119は、大
当たりを発生させるか否かの判定を行う(ステップS1
01)。このとき、所定の確率に応じてCPU119に
より抽選が行われ、この抽選結果に基づいて大当たりを
発生させるか否かの判定が行われる。
【0031】ステップS101において、大当たりを発
生させないと判定した場合、CPU119は、はずれの
場合の演出表示を行い(ステップS102)、大当たり
発生処理を終了する。一方、ステップS101におい
て、大当たりを発生させると判定した場合、CPU11
9は、複合図柄を用いた大当たりの発生演出表示を行う
か否かの判定を行う(ステップS103)。なお、この
判定は、所定の条件(例えば、入賞球の個数等)を設定
しておき、この条件が満たされているか否かに応じて行
う場合や、一定の確率に応じて行う場合等が考えられ
る。
【0032】ステップS103において、複合図柄によ
る大当たりの発生演出表示を行わないと判定した場合、
CPU119は、通常のリーチ演出表示を行い(ステッ
プS104)、大当たりの演出表示を行う(ステップS
111)。一方、ステップS103において、複合図柄
を用いた大当たりの発生演出表示を行うと判定した場
合、CPU119は、第1〜第3の図柄のいずれを複合
図柄として停止表示させるかの選択を行う(ステップS
105)。なお、この選択において、第1〜第3の図柄
のいずれかを所定の確率で選択する等の方法が考えられ
る。
【0033】ステップS105において、第1の図柄を
複合図柄とする旨の選択が行われた場合、CPU119
は、図柄表示領域122aに複合図柄を停止表示させる
ための前処理を行う(ステップS106)。ステップS
105において、第2の図柄を複合図柄とする旨の選択
が行われた場合、CPU119は、図柄表示領域122
bに複合図柄を停止表示させるための前処理を行う(ス
テップS107)。
【0034】ステップS105において、第3の図柄を
複合図柄とする旨の選択が行われた場合、CPU119
は、図柄表示領域122cに複合図柄を停止表示させる
ための前処理を行う(ステップS108)。ステップS
106〜ステップS108の後、CPU119は、複合
図柄あるいは通常図柄を順に第1〜第3の図柄として停
止表示させる処理を開始する(ステップS109)。
【0035】ステップS109において、順に停止され
る第1から第3の図柄のうち、複合図柄が停止表示され
ると、CPU119は、表示された複合図柄を***表示
させると共に、他の図柄表示領域に停止表示されている
図柄をその図柄表示領域から追い出して、第1〜第3の
図柄を大当たりの図柄に停止表示させる(ステップS1
10)。したがって、第1〜第3の図柄が変動表示から
停止表示へ移行する際、遊技者は、第1の図柄→第2の
図柄→第3の図柄の順で注目する対象図柄を変化させて
いき、複合図柄が停止表示された場合、その複合図柄に
注目することにより、複合図柄の***により発生する大
当たりを認識できる。
【0036】そして、CPU119は、ステップS11
1に移行して大当たりの演出表示を行い、大当たり発生
処理を終了する。以上のように、本発明を適用したパチ
ンコ機1は、図柄表示領域122a〜122cのいずれ
かに停止表示された複合図柄が***表示され、複合図柄
から***した図柄が他の図柄表示領域に移動して通常図
柄として停止表示されることによって、大当たりを発生
させる。
【0037】したがって、遊技者に、第3の図柄が停止
表示されるまで大当たりの期待を抱き続けさせることが
でき、遊技中、常に遊技者の気分を高揚させることがで
きる。また、パチンコ機1は、図柄表示領域122a〜
122cと同数の識別番号キャラクタ132b−1〜1
32b−3を含む複合図柄132を停止表示させる。
【0038】したがって、複合図柄132には、***し
て各図柄表示領域に停止表示される旨が識別表示されて
いるため、遊技者は、複合図柄132に注目することに
よって、複合図柄132の***による大当たりの発生を
把握できる。また、そのため、注目すべき対象図柄が複
雑に変更されることによって遊技に対して感じる疲労を
軽減しつつ、他の図柄表示領域に停止表示される図柄を
不規則に変化させて、遊技に意外性をもたせることがで
きる。
【0039】さらに、パチンコ機1は、図柄を変動表示
している状態から、複合図柄が停止表示され、***され
ることによりリーチを経ることなく大当たりを発生する
ことができる。したがって、遊技者は、大当たりである
か否かを直ちに把握できるため、長時間遊技を行う場合
等に、遊技に対して感じる疲労を軽減できる。また、リ
ーチの演出表示が行われている間に、遊技者が遊技球を
発射することにより、無駄な遊技球を費やすことを防ぐ
ことができる。
【0040】また、パチンコ機1が表示する複合図柄1
32は、図柄表示領域122a〜122cと同数の識別
番号キャラクタ132b−1〜132b−3を含み、こ
れらの識別番号キャラクタ132b−1〜132b−3
のうち2つが所定の表示形態(例えば、図4に示す表示
形態)で***し、それぞれ他の図柄表示領域に移動して
通常図柄として表示される。
【0041】したがって、通常の大当たりが発生する場
合の演出表示に加え、より興趣性の高い大当たりの演出
表示を行うことができる。なお、本実施の形態において
は、本発明をパチンコ機に適用することとして説明した
が、表示する図柄を変動させて大当たりの動作を行う遊
技機であれば他のものに適用することとしてもよい。
【0042】また、***する図柄の例として、複数の通
常図柄が複合された形態の複合図柄132を例に挙げて
説明したが、***する旨を表示する方法は、特別の色で
***する図柄を表示する、図柄の大きさを変えて***す
る図柄を表示する等の方法が考えられる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、リーチを
経ずに同一符号あるいは所定の符号の組み合わせといっ
た大当たりの図柄の組み合わせに移行できるため、通常
の遊技状態(遊技者に付加価値が与えられていない状
態)から直ちに大当たりを発生させることができる。そ
のため、特に長時間遊技を行う場合等に、遊技者が遊技
に対して感じる疲労を軽減できる。また、非リーチ状態
から一転して大当たりに移行するため、遊技に意外性を
持たせることができる。
【0044】また、複合図柄は図柄表示領域と同数の分
裂部を有し、これらの***部が所定の表示形態で***し
てそれぞれの図柄表示領域に停止表示される。したがっ
て、通常の大当たりの演出表示より興趣性の高い大当た
りの演出表示を行うことができる。請求項2記載の発明
によれば、複合図柄中の***部が、***後に停止図柄と
して識別表示する符号を示しているため、遊技者は、複
合図柄に注目することで***後の停止図柄を予め把握で
き、より迅速に大当たりの発生を認識できる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、従前に停止
表示された確定図柄がはずれの組み合わせである場合に
も、最後に停止表示される確定図柄が複合図柄となるこ
とによって異なる抽選結果をもたらす可能性を期待でき
るため、最後の確定図柄が停止表示されるまで、遊技に
対する遊技者の興味を維持させることができる。さら
に、リーチとならなかった場合にも、複合図柄の***に
よる大当たりが発生する可能性が残されるため、全ての
図柄表示領域に図柄が停止表示されるまで遊技者に大当
たりの期待感を抱かせることができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、各図柄表示
領域に変動表示されている図柄を確定図柄として停止表
示させる通常の手順においては、最初に停止表示される
図柄は単に停止表示されるのみで抽選結果を決定付ける
ものではないのに対し、最初に停止表示される図柄を複
合図柄とした場合、その複合図柄の***結果によって抽
選結果が決定されるため、最初に停止表示される図柄に
対する遊技者の興味を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機1の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図2】通常図柄131の構成の一例を示す図である。
【図3】複合図柄132の構成の一例を示す図である。
【図4】図柄表示領域122bに停止表示された複合図
柄132が***表示される場合の画面構成を示す図であ
り、(a)は、図柄表示領域122a,122bに通常
図柄が停止表示された状態を示す図、(b)は、図柄表
示領域122cに複合図柄132が停止表示された状態
を示す図、(c)は、図柄表示領域122cに停止表示
された複合図柄132が2つに***する状態を示す図、
(d)は、複合図柄132から***した図柄の1つがさ
らに2つに***する状態を示す図、(e)は、複合図柄
132から***した3つの通常図柄が図柄表示領域12
2a,122b,122cにそれぞれ停止表示された状
態を示す図である。
【図5】図柄表示領域122aに停止表示された複合図
柄132が***表示される場合の画面構成を示す図であ
り、(a)は、図柄表示領域122a〜122cに図柄
が変動表示されている状態を示す図、(b)は、図柄表
示領域122aに複合図柄132が停止表示された状態
を示す図、(c)は、図柄表示領域122aに停止表示
された複合図柄132が2つに***する状態を示す図、
(d)は、複合図柄132から***した図柄の1つがさ
らに2つに***する状態を示す図、(e)は、複合図柄
132から***した3つの通常図柄が図柄表示領域12
2a,122b,122cにそれぞれ停止表示された状
態を示す図である。
【図6】特別図柄表示装置118のCPU119が実行
する大当たり発生処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 100,119 CPU 101 特別図柄始動スイッチ 102 普通図柄始動スイッチ 103 カウントスイッチ 104 継続スイッチ 105 入力ポート 106 出力ポート 107 表示灯制御装置 108 音声制御装置 109 普通図柄表示装置 110 普通電動役物用ソレノイド 111 大入賞口用ソレノイド 112 賞球装置 113 発射装置 114 リセット回路 115 電源回路 116,120 ROM 117,121 RAM 118 特別図柄表示装置 122 液晶表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄表示領域において、所定の符
    号をそれぞれ識別表示する複数の図柄を変動表示した
    後、停止表示する表示手段を備え、複数の図柄表示領域
    それぞれに停止表示された停止図柄の組み合わせにより
    遊技者に付加価値を与える遊技機であって、前記複数の
    図柄表示領域と同数の***部を有する複合図柄を前記停
    止図柄の中に含む場合、該複合図柄が、前記図柄表示領
    域と同数の、前記***部それぞれを伴う図柄に***し、
    それぞれの図柄が各図柄表示領域に停止表示されて大当
    たりを表す停止図柄の組み合わせとなることを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】 前記***部は、***後に停止図柄として
    識別表示する符号を示すことを特徴とする請求項1記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】前記表示手段によって最後に停止表示され
    る図柄を前記複合図柄とすることを特徴とする請求項1
    または2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記表示手段によって最初に停止表示され
    る図柄を前記複合図柄とすることを特徴とする請求項1
    または2記載の遊技機。
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