JP2002142406A - 有限回転電動機 - Google Patents

有限回転電動機

Info

Publication number
JP2002142406A
JP2002142406A JP2000334460A JP2000334460A JP2002142406A JP 2002142406 A JP2002142406 A JP 2002142406A JP 2000334460 A JP2000334460 A JP 2000334460A JP 2000334460 A JP2000334460 A JP 2000334460A JP 2002142406 A JP2002142406 A JP 2002142406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
rotor
finite
rotation
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000334460A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yamazaki
芳昭 山崎
Mitsunori Saito
光伯 齊藤
Masao Inoue
正夫 井上
Akihiko Imashiro
昭彦 今城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000334460A priority Critical patent/JP2002142406A/ja
Publication of JP2002142406A publication Critical patent/JP2002142406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/54Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
    • F16C19/55Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction with intermediate floating or independently-driven rings rotating at reduced speed or with other differential ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C21/00Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子を回転自由に支持する軸受の長寿命化
が可能な有限回転電動機を提供する。 【解決手段】 固定子2、この固定子との間の電磁力に
より駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転子
1、およびこの回転子を回転自由に支持する軸受8を備
えた有限回転電動機において、上記軸受は、上記回転子
に固定された第1の円筒部材9と、第1の円筒部材の内
周または外周に配置され第1の円筒部材に対して相対回
転可能な第2の円筒部材11とを有するものであり、第
2の円筒部材を回転自由に支持する第2の円筒部材用軸
受13と、第2の円筒部材を回転駆動するアクチュエー
タ17とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子に有限回転
角の回転力を生ずる有限回転電動機に関するものであ
り、特に回転子を回転自由に支持する構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来技術1.図12は例えば特開200
0−217327号公報に記載されている従来の有限回
転電動機の構成を示す断面図であり、図において、1は
回転子(ロータ)、2は固定子(ステータ)、3は固定
子2に巻かれたステータ巻線、4は回転子1に取りつけ
られたミラー、6はコアバッグ、7は回転子1のコアバ
ッグ6に対する回転角を測定する角度センサ、100は
回転子1をその両端部でコアバック6に対して回転自由
に保持する軸受である。
【0003】次に動作について説明する。回転子1と固
定子2は軸受100によって、回転自由に支持(回転支
持)されており、回転子1は固定子2との間の電磁力に
より駆動されて有限回転角の範囲内で回転する。すなわ
ち、回転子1はその回転角を角度センサ7で検出でき、
その検出角度に基づいて固定子(ステータ)2に巻かれ
たステータ巻線3に電流を流すことで、高速・高精度に
位置決め制御される。
【0004】なお、上記特開2000−217327号
公報には軸受100としてどのようなものを用いるかに
ついて特には記載されていないが、例えば特開平11−
44324号公報には図13に示すような遥動軸受が記
載されている。図13において、201はホルダ、20
2は内輪、203は外輪、204は駆動軸、205は環
状空間、206は転動体、208は振動器であり、ホル
ダ201の内部には内輪202と外輪203が配設され
ており、内輪202に駆動軸204が挿入されている。
内輪202と外輪203との間の環状空間205には転
動体206とグリース(図示せず)が封入されている。
ホルダ201の壁部には振動器208が装着されてお
り、ホルダ201に10〜100KHz程度の高周波
(超音波)振動を付与し、これにより駆動軸204の周
囲の環状空間205を含む遥動軸受全体を振動させる。
【0005】転動体として玉を用いた軸受の場合、一般
に、転動体の回転角が全周の1/3回転以下だとフレッ
チングが発生しやすいことが知られている。例えば、回
転子の軸外形=φ8mmで、遥動角度θ=±10deg
の場合、用いる軸受の転動体の回転角は、軸受内径=φ
8mm、軸受外形=φ18mm、内外輪厚さ=1mm、
転動体直径=3mmとして、転動体の回転角θt=±1
0deg×(5/1.5)=±33.3deg=66.
7degp-pとなり、全周360degの1/3(=1
20deg)より1/2程度と小さく、フレッチングが
生じやすいことがわかる。
【0006】例えば、有限回転電動機をレーザ光でプリ
ント基板に穴加工するプリント基板穴あけ用レーザ加工
機に用いる場合、1秒間に500から1000回の位置
決め制御を行う必要がある。その1ステップ当たりの可
動角は約0.3deg程度と小さく、これらを繰り返
し、最大±10deg程度の範囲を走査する。さらに、
加工機の稼動率を高めるため、スキャナの位置決め駆動
は、停止されること無く、1年以上にわたり連続で動き
続ける必要がある。このため、回転支持に玉軸受を用い
た場合、転動体の材質と潤滑剤を最良に選択しても、通
常は1年程度でフレッチング等の偏磨耗が生じ、回転に
おける外乱力が急激に増大し位置決めに大きな誤差を生
じるという問題があった。
【0007】そこで、上記特開平11−44324号公
報に記載された遥動軸受では、振動器208でホルダ2
01に高周波振動を与えることで玉軸受のグリースを転
動体206の全表面に回り込ませて十分な油膜を形成す
ることでフレッチングを防止しようとしている。
【0008】しかしながら、十分な油膜が形成されて
も、転動体206の回転が1/3以下だと転動体206
の偏磨耗が生じやすく、しかも、内輪202と外輪20
3とは回転子1の荷重により両輪の対向面における所定
の領域のみが常に互いに押さえつけられた状態で相対的
に回転するので、この領域が偏摩耗しやすく、軸受の長
寿命化にはまだまだ限界があった。
【0009】従来技術2.刊行物(Matsushita Technic
al Journal Vol.46 No. Feb.2000、「動圧流体軸受とそ
の応用技術」)には、図14に示すような動圧軸受を用
いたハードディスクドライブ(HDD)が記載されてい
る。図14において、45は固定軸、46は固定軸45
に設けられた上側ラジアルグルーブ、47は固定軸45
に設けられた下側ラジアルグルーブ、48は固定軸45
の上端に設けられたにスラストグルーブ、49は回転体
50を回転させる平面型モータ、50はスリーブ付き回
転体、51は回転体50の外周に取りつけられた円盤状
の磁気ディスクメディアである。
【0010】次に、従来の動圧軸受の動作について図1
4を用いて説明する。図14のハードディスク(HD
D)用の動圧軸受では、固定軸45の外周に上側ラジア
ルグルーブ46および下側ラジアルグルーブ47が加工
されている。グルーブとは軸受面に高精度に加工され、
動圧を発生させるために設けられた浅い溝のことであ
る。さらに、固定軸45の上端には、スラストグルーブ
48が設けられている。このように固定軸45に3つの
グルーブ46,47,48を設けて、回転体50を平面
型モータ49により高速に連続回転させる。回転が高速
になるに伴い回転体50のスリーブ部と固定軸45グル
ーブとの間に潤滑流体である、例えば油(オイル)、グ
リス、あるいは気体などを供給することで、グルーブの
ポンピング作用により潤滑流体がかきあつまり、圧力を
発生し、この圧力で回転体50を浮上させることができ
る。これにより、非接触で回転する高精度な軸受を実現
する。上側グルーブ46、下側グルーブ47、およびス
ラストグルーブ48により力を発生できるので、回転体
50をラジアルとスラストの2方向に対し非接触に支持
することができる。このようにして、回転体50の外周
に設けられた磁気ディスクメディア51は高速・高精度
に回転される。なお、各グルーブ46,47,48は外
接する回転側の内周面(スリーブの内周)に加工されて
いても同様の効果が得られる。
【0011】図14に示したHDD用の動圧軸受など
は、流体が荷重を支える非接触式の軸受であるため、通
常の玉軸受などの接触式の軸受に比べ、回転振れが少な
く、かつ、高速回転を連続した場合の寿命も長く、ま
た、回転体の振動の一部を流体が吸収して機器の振動を
低減する特徴も有している。
【0012】しかしながら、動圧を発生するためには軸
あるいはスリーブ(図14では回転体50)を高速で連
続回転する必要があり、このような、動圧軸受を回転子
(ロータ)1が±10deg程度の遥動しかしない上述
のような有限回転電動機に適用した場合、回転子1が必
ず反転運動するため、いくら高速で遥動しても動圧によ
る圧力が著しく低下する瞬間があり、動圧軸受として機
能せず、非接触な回転支持を実現できないという問題が
あった。
【0013】従来技術3.特願平12−107906号
公報には、図15〜図17に示すような従来の2自由度
の有限回転電動機(ミラースキャナ)が記載されてい
る。図15、図16、および図17は従来の2自由度の
有限回転電動機の構成を説明する図であり、それぞれ上
面図、側面断面図、および要部の拡大断面図である。図
15〜図17において、101は2つの軸(X軸とY
軸)の周りに回転する2自由度回転子(ロータ)、10
2は6個の磁極を有した固定子(ステータ)、103は
固定子102の磁極に巻いたステータ巻線、104は回
転子101に取り付けたミラー、105は回転子101
をステータ102の磁極側に引っ張るばね、106は固
定子102を固定するコアバッグ、107は回転子10
1を一点で支えるピボット軸受である。また、ばね10
5は回転子101をピボット軸受107に押し付けるば
ねであり、ここでは、図15の上面図に示すように、1
20degの間隔で回転子101の外周を3個のばね1
05でコアバッグ106とつなぐことで、回転子101
の支持点をピボット軸受107に押さえつけている。
【0014】なお、ここでは一例としてステータ102
の磁極が6個である場合を示しているが、それ以外の磁
極数でも2自由度の有限回転電動機(ミラースキャナ)
は構成可能である。
【0015】従来の2自由度の有限回転電動機(ミラー
スキャナ)における回転子101の支持は図15〜図1
7に示すようなピボット軸受か、あるいは、玉軸受など
の回転軸受を2自由度組み合わせたジンバル構造にする
必要があった。しかしながら、このような2自由度の有
限回転電動機においても、回転子101を高速・高精度
に遥動させた位置決め制御を連続で行うと、軸受寿命が
極めて短くなるという問題が、1軸回転の有限回転電動
機の場合と同様にあった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の有限回転電動機
は以上のように構成されており、従来技術1のように遥
動軸受を、回転子を回転自由に支持する軸受として用い
た場合には、単に軸受外輪のホルダに振動を与えるだけ
なので、潤滑油が全体に回りこむ可能性は高いが、転動
体自体は1/3以下の回転となり偏磨耗が生じやすいた
め、寿命が本来の軸受寿命より短いという問題点があっ
た。また、従来技術2による動圧軸受などの流体を応用
した軸受は、非接触な回転支持が可能であり、軸受寿命
が長いことで知られているが、回転子が連続回転するこ
とで軸受の隙間に動圧を発生させる必要があり、回転子
が往復の遥動運動をしていると、必ず静止点があり動圧
が上手く発生しないため、このままでは有限回転電動機
の回転子を支持する軸受として利用できないといった問
題点があった。また、従来技術3による2自由度の有限
回転電動機においても同様に、回転子が有限回転角の範
囲内で回転する場合には偏磨耗が生じやすいため、寿命
が本来の軸受寿命より短いという問題点があった。
【0017】本発明は、上記のような従来のものの問題
点を解決するためになされたものであり、回転子を回転
自由に支持する軸受の長寿命化が可能な有限回転電動機
を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有限回転電
動機は、固定子、この固定子との間の電磁力により駆動
されて有限回転角の範囲内で回転する回転子、およびこ
の回転子を回転自由に支持する軸受を備えた有限回転電
動機において、上記軸受は、上記回転子に固定された第
1の円筒部材と、第1の円筒部材の内周または外周に配
置され第1の円筒部材に対して相対回転可能な第2の円
筒部材とを有するものであり、第2の円筒部材を回転自
由に支持する第2の円筒部材用軸受と、第2の円筒部材
を回転駆動するアクチュエータとを備えたものである。
【0019】さらに、上記アクチュエータとしてモータ
を用い、このモータの回転を減速して第2の円筒部材に
伝達する手段を備えたものである。
【0020】また、固定子、この固定子との間の電磁力
により駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転
子、およびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備え
た有限回転電動機において、上記軸受は上記回転子の軸
受支持部と間隙を介して対向配置された軸受部材と上記
間隙に流体を加圧注入する手段とを有する静圧軸受であ
るものである。
【0021】また、固定子、この固定子との間の電磁力
により駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転
子、およびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備え
た有限回転電動機において、上記軸受は、上記回転子の
軸受支持部と間隙を介して対向配置された軸受部材と、
上記回転子の軸受支持部と軸受部材の対向面の少なくと
も一方に設けられた動圧発生用の溝とを有する動圧軸受
であり、上記軸受部材を回転支持する動圧軸受用軸受
と、上記軸受部材を回転駆動するアクチュエータとを備
えたものである。
【0022】さらに、軸受部材は、回転子の軸受支持部
と間隙を介して対向する円筒部とこの円筒部の一端部に
固定されて円筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円
板部とを有するものであり、回転子の軸受支持部には、
内面が上記円筒部の外周および他端部と間隙を介して対
向する断面コ字状の有底円筒部材が固定され、動圧発生
用の溝は、上記軸受部材の円筒部と有底円筒部材の対向
面の少なくとも一方に設けられているものである。
【0023】さらに、軸受部材は、回転子の軸受支持部
と間隙を介して対向する円筒部とこの円筒部の一端部に
固定されて円筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円
板部とを有するものであり、上記回転子の軸受支持部に
は上記中抜円板部の反円筒部側の面と間隙を介して対向
する円板部材が固定され、動圧発生用の溝は、上記回転
子の軸受支持部と円筒部の対向面の少なくとも一方およ
び上記中抜円板部と円板部材の対向面の少なくとも一方
にそれぞれ設けられているものである。
【0024】さらに、回転子は2つの軸の周りに回転す
るものであり、軸受は2自由度の静圧または動圧軸受で
あるものである。
【0025】さらに、軸受部材および回転子の軸受支持
部は互いに間隙を介して対向配置された球面を有するも
のであり、上記間隙に流体を加圧注入する手段を有する
か、または、上記対向配置された球面の少なくとも一方
で上記球面の上半分および下半分の両方に動圧発生用の
溝を有するものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1および図2
は、本発明の実施の形態1による有限回転電動機を説明
するための図であり、図1は側面断面図、図2は回転子
の軸方向から見た正面図である。図1および図2におい
て、1は回転子(ロータ)、2は固定子(ステータ)、
3は固定子2に巻かれたステータ巻線、4は回転子1に
取り付けられたミラー、5は回転子1とミラー4を結合
するために設けられたミラーホルダ、6はコアバッグ、
7は回転子1のコアバッグ6に対する回転角を測定する
角度センサである。
【0027】8は回転子1をその両端部で回転自由に支
持する回転子支持用軸受、9は回転子1に固定された第
1の円筒部材に相当する回転子支持用軸受8の内輪、1
0は回転子支持用軸受8の転動体、11は第1の円筒部
材(内輪9)の内周または外周に配置され第1の円筒部
材(内輪9)に対して相対回転可能な第2の円筒部材に
相当する回転子支持用軸受8の外輪であり、図では第1
の円筒部材(内輪9)の外周に配置されている場合を示
している。12は回転子支持用軸受8の外輪11に剛に
固定された軸受外輪固定用リング、13は第2の円筒部
材(外輪11)を回転自由に支持する第2の円筒部材用
軸受に相当する外輪支持用軸受であり、図では軸受外輪
固定用リング12を回転自由に支持している。14は外
輪支持用軸受13の内輪、15は外輪支持用軸受13の
転動体、16は外輪支持用軸受13の外輪である。
【0028】17は第2の円筒部材(外輪11)を回転
駆動するアクチュエータに相当する外輪回転用アクチュ
エータであり、本実施の形態では軸受外輪固定用リング
12を連続回転することによりこれに固定された外輪1
1を回転駆動する。18は軸受外輪固定用リング12に
固定されたアクチュエータ用磁石、19はアクチュエー
タ用巻線、20はアクチュエータ用巻線19をコアバッ
グ6に固定する巻線固定用冶具であり、これらアクチュ
エータ用磁石18、アクチュエータ用巻線19、および
巻線固定用冶具20により外輪回転用アクチュエータ1
7を構成している。
【0029】次に、動作について説明する。回転子1と
固定子2は回転子支持用軸受8によって、回転自由に支
持されており、回転子1は固定子2との間の電磁力によ
り駆動されて有限回転角の範囲内で回転する。すなわ
ち、回転子1はその回転角度を角度センサ7で検出で
き、その検出角度に基づいて固定子(ステータ)2に巻
かれたステータ巻線3に電流を流すことで、高速・高精
度に位置決め制御される。また、アクチュエータ17の
巻線19に電流を流すことにより、アクチュエータ用磁
石18、軸受外輪固定用リング12、外輪11、および
外輪支持用軸受13の内輪14を、例えば一方向に連続
的に回転させる。
【0030】このように、本実施の形態によれば、回転
子支持用軸受8をさらに外輪支持用軸受13により回転
自由に支持し、回転子1が往復の遥動運動しかしなくて
も、回転子1およびミラー4の位置決め角度とは無関係
に、アクチュエータ17により回転子支持用軸受8の外
輪11を例えば一方向に連続的に回転することができ、
回転子支持用軸受8の転動体10を常に回転させるとと
もに潤滑油も転動体10の全周に行き渡らせることがで
きる。従って、回転子1が微小角度の往復の遥動回転し
かしなくても、回転子1を支持する回転子支持用軸受8
の外輪11をアクチュエータ17で常に連続で回転する
ことにより、各軸受の転動体10を常に回転させること
ができ、潤滑も良好に行え、偏磨耗等の不具合による軸
受寿命の低下を防止することが可能である。また更に、
回転子支持用軸受8の外輪11が回転するのでこれら外
輪11自体の偏摩耗による軸受寿命の低下も防止するこ
とが可能である。
【0031】なお、アクチュエータ17は、例えば、軸
受外輪固定用リング12に配した永久磁石18とコアバ
ッグ6に固定された冶具20に設けられた巻線19によ
り構成されるブラシレスDCモータにより薄い厚さで構
成可能である。勿論、他の駆動方式のアクチュエータで
あってもよい。また、アクチュエータ17の回転運動は
回転子支持用軸受8の転動体10が1/3回転以上大き
く回転すればよく、一方向の連続回転でも1回転あるい
は何回転か毎に向きが変わる往復回転でも実現可能であ
る。さらに、1回転してから次に回転するまでの間に時
間間隔があってもよい。
【0032】なお、上記実施の形態1では、軸受8およ
び13として転動体10および15が球形状である玉軸
受を用いた場合について説明したが、転動体がローラ型
のコロ軸受など、他の転がり軸受であってもよく、上記
実施の形態1と同様の効果が得られる。また、転動体を
有さない固体潤滑や樹脂等によるすべり軸受であっても
よく、この場合にも、回転子1が遥動運動を繰返して
も、回転子支持用軸受8の外輪11はアクチュエータ1
7によって回転駆動されるので偏摩耗が生じにくく、軸
受寿命の低下を防止することが可能である。
【0033】なお、上記実施の形態では、内輪9が回転
子1に固定され、外輪11がアクチュエータ17により
回転駆動される場合について説明したが、逆に、外輪1
1が回転子1に固定され、内輪9がアクチュエータ17
により回転駆動されてもよく、この場合にも上記実施の
形態と同様の効果が得られる。
【0034】実施の形態2.図3は、本発明の実施の形
態2による有限回転電動機を説明するための図であり、
回転子の軸方向から見た正面図である。図3において、
34はウォームギア、35は軸受外輪固定用リング12
にこれから突出して固定されたウォームホイール、36
はウォームギア34を回転する小型モータであり、ウォ
ームギア34の回転はウォームホイール35に伝達さ
れ、軸受外輪固定用リング12を回転駆動する。本実施
の形態の特徴は、アクチュエータとしてモータ36を用
い、このモータ36の回転を外輪11に減速して伝達す
る手段(ウォームギア34とウォームホイール35)を
備えたところにあり、他の構成は実施の形態1の場合と
同様である。
【0035】実施の形態1においては、アクチュエータ
17は軸受外輪固定用リング12を直接駆動するダイレ
クトドライブの構成であったが、軸受外輪固定用リング
12は高速に回転する必要は無く、例えば数分間あるい
は数時間に1回転程度の非常に遅い回転であっても有効
である。さらに、回転速度に多少のむらがあっても影響
がない。そこで、ダイレクトドライブのような駆動回路
が高価な(回転させるために複雑な電子回路やセンサが
必要である)アクチュエータを用いなくても、図3のよ
うな量販されている低コストの小型モータ36を用い、
減速比が大きくなるようにウォームギア34とウォーム
ホイール35を設けた構成にすることで、小型のアクチ
ュエータでも小さな力(トルク)で効率良く、軸受外輪
固定用リング12(回転子支持用軸受8の外輪11)を
回転することができる。
【0036】図4は、本発明の実施の形態2による別の
有限回転電動機を説明するための図であり、回転子の軸
方向から見た正面図である。図4において、37は軸受
外輪固定用リング12にこれから突出して固定された平
歯車、38はこの平歯車37と噛み合う平歯車であり、
平歯車38を図示していないが小型モータなどのアクチ
ュエータで回転することで、平歯車37に回転が伝わ
り、平歯車37に連結された軸受外輪固定用リング12
が回転する。このように構成されたものにおいても、ア
クチュエータとしてモータを用い、このモータの回転を
減速して外輪11に伝達する手段(平歯車37,38)
を備えたので、小型のアクチュエータ(モータ)でも小
さな力(トルク)で効率良く、外輪11を回転すること
ができる。
【0037】なお、モータの回転を減速して外輪11に
伝達する手段(減速機構)は上記のものに限らず、ベル
トやプーリを用いたものなどいかなる形式のものでも適
用可能であり、また、小型のモータ36もこれに限るも
のではなく、他の駆動形式のアクチュエータを用いるこ
とも可能である。
【0038】実施の形態3.上記実施の形態1および2
における有限回転電動機は回転子支持用軸受8の外輪1
1を連続回転することで回転支持部(回転子支持用軸受
8)の長寿命化の効果を得た。同様の効果は、回転支持
部に静圧軸受を用い、非接触な回転支持を実現すること
でも得られる。図5は、本発明の実施の形態3による有
限回転電動機の側面断面図である。図5において、40
は回転子1の両端部である軸受支持部と間隙を介して対
向配置された軸受部材であり、静圧軸受回転子39の軸
受支持部との対向面に周状に作動流体導入用の溝が設け
られている。41は軸受部材40と回転子1の軸受支持
部との間隙に加圧された作動流体を導入するための固定
子内配管、42は固定子内配管41を外部の配管とつな
ぐ配管連結器、43は作動流体を加圧するための圧縮機
(コンプレッサー)、44は圧縮機43と配管連結器4
2とをつなぐ配管であり、これら固定子内配管41、配
管連結器42、圧縮機43、および配管44により、回
転子1の軸受支持部と軸受部材40との間隙に流体を加
圧注入する手段を構成している。なお、他の構成は実施
の形態1の場合と同様であるので、実施の形態1と重複
する要素の説明は省いている。
【0039】以上のような構成により、圧縮機43によ
り発生する高圧な作動流体を配管44、配管連結器4
2、および固定子内配管41に通じることで、軸受部材
40の内周に高圧力を発生できるので、軸受部材40の
内周に位置する回転子1の軸受支持部を非接触に回転自
由に支持することができる。このため、回転子1が高
速、高精度な位置決め制御による遥動を繰り返しても、
金属同士が接触する個所が無く、滑らかな回転支持を長
い期間にわたり良好に保つことができる効果がある。
【0040】ただし、外部に、作動流体を加圧するため
の圧縮機43が必要であるため、高価になったり、圧縮
機43を設置するのに場所を取るという課題があるが、
軸受部材40などの製作は容易であるという利点があ
る。
【0041】なお、静圧軸受に用いる作動流体について
特に明記しなかったが、空気などの気体、オイルや水な
どの液体等、様々な流体を適用可能であり、圧縮機43
の特性、コスト、求められる性能などに応じて適した作
動流体を適宜選択することができる。
【0042】実施の形態4.実施の形態3では、静圧軸
受を用いることで回転子1の非接触な支持を実現し長寿
命化の効果を得た。同様な効果は動圧軸受を用いること
でも実現できる。図6および図7は、本発明の実施の形
態4による有限回転電動機を説明するための図であり、
図6は側面断面図、図7は図6の要部を拡大して示す分
解斜視図である。
【0043】図6および図7において、52は回転子1
の軸受支持部に固定された断面コ字状の有底円筒部材で
ある。53は回転子1の両端部である軸受支持部と間隙
を介して対向配置された軸受部材(動圧軸受用スリー
ブ)であり、回転子1の軸受支持部と間隙を介して対向
する円筒部53aとこの円筒部53aの一端部に固定さ
れて円筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円板部5
3bとを有する。回転子1の軸受支持部に固定された断
面コ字状の有底円筒部材52は、内面が軸受部材53の
円筒部53aの外周および他端部と間隙を介して対向し
ており、この間隙に潤滑流体として例えば油(オイル)
を供給する。本実施の形態では円筒部53aの有底円筒
部材52との対向面に動圧発生用の溝である上側ラジア
ルグルーブ46、下側ラジアルグルーブ47、およびス
ラストグルーブ48がそれぞれ設けられている。54は
軸受部材53を回転支持する軸受部材支持用軸受(スリ
ーブ支持用軸受)であり、本実施の形態では玉軸受が用
いられている。55は軸受部材(動圧軸受用スリーブ)
53を回転駆動する軸受部材回転用アクチュエータ(ス
リーブ回転用アクチュエータ)である。なお、他の構成
は実施の形態1の場合と同様であるので、実施の形態1
と重複する要素の説明は省いている。
【0044】回転子1の軸方向の前後に断面形状がコ字
状になる有底円筒部材52が設けられ、この有底円筒部
材52の内側に動圧軸受用スリーブ53の円筒部53a
が入れ込まれる。動圧軸受用スリーブ53はスリーブ支
持用軸受54により回転支持されており、スリーブ回転
用アクチュエータ55により高速で連続回転可能であ
る。
【0045】以上のような構造により、回転子1が往復
の遥動運動しかしなくても、回転子1およびミラー4の
位置決め角度とは無関係に、動圧軸受用スリーブ53を
常に高速に一方向に連続回転させることで、動圧も連続
的に発生させることが可能となる。すなわち、図8に示
すように、動圧軸受用スリーブ53には上側ラジアルグ
ルーブ46、下側ラジアルグルーブ47およびスラスト
グルーブ48がそれぞれ設けられており、これと回転子
(ロータ)1の有底円筒部材52との隙間に動圧が発生
し、ラジアルとスラストの両方向に回転子1を非接触に
支持することが可能となり、回転子1が遥動運動しかし
なくても、高寿命な軸受性能を実現できる。
【0046】なお、有底円筒部材52と軸受部材53の
円筒部53aとの隙間を狭くしたり、軸受部材53の回
転をより高速にしたりすることで、発生する動圧は高く
なり、ロータ1をラジアル方向に支持する剛性も、玉軸
受などの機械接触による軸受と同等程度に高くすること
が可能である。
【0047】なお、上記実施の形態では動圧発生用の溝
である上側ラジアルグルーブ46、下側ラジアルグルー
ブ47、およびスラストグルーブ48を軸受部材53の
円筒部53aに設けた場合について示したが、有底円筒
部材52の円筒部53aとの対向面に設けてもよく、ま
た、円筒部53aと有底円筒部材52の対向面の両方に
設けてもよい。
【0048】なお、動圧軸受用スリーブ53の回転に用
いるスリーブ回転用アクチュエータ55はいかなる形式
のものでも適用可能であり、例えば電気以外を駆動源と
する駆動形式のアクチュエータでも適用できる。
【0049】また、図6では、スリーブ支持用軸受54
を玉軸受として図示しているが、転動体がローラ型のコ
ロ軸受など、他の転がり軸受であってもよく、また、転
動体を有さない固体潤滑や樹脂等によるすべり軸受であ
ってもよい。
【0050】実施の形態5.上記実施の形態4では回転
子1に有底円筒部材52を設け、動圧発生用の溝を軸受
部材53の外周に設けたが、動圧発生用の溝を軸受部材
の内周に設けることでも同様の動圧軸受を構成すること
ができる。図8および図9は、本発明の実施の形態5に
よる有限回転電動機を説明するための図であり、図8は
側面断面図、図9は図8の要部を拡大して示す一部破断
斜視図である。
【0051】図8および図9において、57は回転子1
の両端部である軸受支持部と間隙を介して対向配置され
た軸受部材(動圧軸受用スリーブ)であり、回転子1の
軸受支持部と間隙を介して対向する円筒部57aとこの
円筒部57aの一端部に固定されて円筒の中心軸と直行
する方向に延びる中抜円板部57bとを有する。58は
回転子1の軸受支持部に固定された円板部材(スラスト
円板)であり、中抜円板部57bの反円筒部57a側の
面と間隙を介して対向しており、本実施の形態では円筒
部57aにおける回転子1の軸受支持部との対向面に上
側ラジアルグルーブ46と下側ラジアルグルーブ47が
設けられ、中抜円板部57bの円板部材58との対向面
にスラストグルーブ48が設けられている。なお、他の
構成は実施の形態4の場合と同様であるので、実施の形
態4と重複する要素の説明は省いている。
【0052】このように構成されたものにおいても、上
記実施の形態4の場合と同様に、回転子1が往復の遥動
運動しかしなくても、回転子1およびミラー4の位置決
め角度とは無関係に、動圧軸受用スリーブ57を常に高
速に一方向に連続回転させることで、動圧も連続的に発
生させることが可能となり、回転子1のラジアルおよび
スラスト両方向の非接触な支持が可能となる。さらに、
上記実施の形態4では回転子1に有底円筒部材53を固
定したのに比べて、円板部材58を固定するだけである
ので、回転子1の回転慣性を小さくすることが可能であ
り、ロータ1のねじりと曲げの固有振動数を高く設計す
ることが可能となり、有限回転電動機の必要トルクを小
さくし、消費電力も低減できるという利点がある。ま
た、低慣性であるため回転子1のねじり固有振動数が高
くなり、回転子のより高速、高精度な位置決め制御を実
現することができる。
【0053】なお、上記実施の形態では動圧発生用の溝
である上側ラジアルグルーブ46、下側ラジアルグルー
ブ47、およびスラストグルーブ48を軸受部材57の
側に設けた場合について示したが、回転子1の側、すな
わち円板部材58および回転子1の軸受支持部の軸受部
材57との対向面に設けてもよく、また、軸受部材57
の側と回転子1の側の両方に設けてもよい。
【0054】なお、上記各実施の形態1〜5では、回転
子1を回転自由に支持する軸受が、回転子1の両端部に
設けられている場合について示したが、軸受は回転子1
の一端部のみに設けられており、他端部は例えばばね等
で回転自由に支持するように構成された有限回転電動機
においても、上記各実施の形態1〜5で説明した軸受部
の構成は適用でき、その場合にも上記各実施の形態の場
合と同様の効果が得られる。
【0055】実施の形態6.図10は、本発明の実施の
形態6による有限回転電動機の要部の構成を示す側面断
面図であり、全体的な構成は図15や図16で示した従
来の2自由度の有限回転電動機と同様である。図10は
図17に相当する回転子の軸受支持部を拡大して示して
いる。本実施の形態は実施の形態3で説明した静圧軸受
による回転子の支持構造を、回転子が2つの軸の周りに
回転遥動する2自由度の有限回転電動機に適用したもの
である。
【0056】図10において、108は回転子101の
軸受支持部であり、内面が球状に形成されている。10
9は回転子101の軸受支持部108と間隙を介して対
向配置された球面を有する球状の軸受部材であり、軸受
支持部108に高精度な隙間を隔てて内接している。1
10は軸受部材109の中心に空けられた細管状の配管
である。なお、軸受部材109はコアバッグ106に固
定されており、配管110はコアバッグ106を通って
圧縮機(図示せず)につながっている。
【0057】以上のような構成により、圧縮機により発
生する高圧な作動流体(例えば空気や油など)を配管1
10に通じることで軸受部材109の外周に高圧力を発
生できるので、軸受部材109の外周面と間隙を介して
対向する回転子1の軸受支持部108を非接触に、図1
0に示すX軸回りのθxの回転とY軸回りのθyの回転
との2自由度の回転自由に支持することができる。この
ため、回転子101が高速かつ高精度な位置決め制御に
よる遥動を繰り返しても、金属同士が接触する個所が無
く、滑らかな回転支持を長い期間にわたり良好に保つこ
とができる。
【0058】ただし、外部に、作動流体を加圧するため
の圧縮機が必要であるため、高価になったり、圧縮機を
設置するのに場所を取るという課題があるが、軸受部材
40などの製作は比較的容易であるという利点がある。
【0059】なお、静圧軸受に用いる作動流体について
特に明記しなかったが、空気などの気体、オイルや水な
どの液体等、様々な流体を適用可能であり、圧縮機の特
性、コスト、求められる性能などに応じて適した作動流
体を適宜選択することができる。
【0060】実施の形態7.図11は、本発明の実施の
形態7による有限回転電動機の要部の構成を示す側面断
面図であり、全体的な構成は図15や図16で示した従
来の2自由度の有限回転電動機と同様である。図11は
図17に相当する回転子の軸受支持部を拡大して示して
いる。本実施の形態は実施の形態4および5で説明した
動圧軸受による回転子の支持構造を、回転子が2つの軸
の周りに回転遥動する2自由度の有限回転電動機に適用
したものである。
【0061】図11において、111は回転子101の
軸受支持部であり、内面が球状に形成されている。11
2は回転子101の軸受支持部111と間隙を介して対
向配置された球面を有する球状の軸受部材であり、軸受
支持部111に高精度な隙間を隔てて内接している。1
13は球状の軸受部材112の上半球に刻まれた上側グ
ルーブ、114は球状の軸受部材113の下半球に刻ま
れた下側グルーブ、115は軸受支持部111と軸受部
材112との間隙に潤滑流体として例えば油を供給する
ために回転子101の内部に細管状に開けられた油路、
116は回転子101に設けられた油受け、117は油
受け116に潤滑油を供給する給油管、118は球状の
軸受部材113を回転中心に固定した回転ディスク、1
19は回転ディスク118を回転支持する回転ディスク
支持用軸受、120は回転ディスク118に固定された
回転ディスク回転用アクチュエータのロータ、121は
コアバッグ106に固定された回転ディスク用回転アク
チュエータのステータである。なお、2自由度の回転子
(ロータ)101は実線と破線で遥動する様子を示して
いる。
【0062】実施の形態4および5では、±10deg
程度の遥動運動しかしない回転子(ロータ)1の1自由
度の回転支持を行う動圧軸受に動圧を発生するために、
軸受部材53,57を高速で連続回転した。同様に、動
圧軸受を回転子(ロータ)101が±10deg程度の
遥動運動しかしない2自由度の有限回転電動機に適用す
る場合も、軸受部材112を高速で連続回転する必要が
ある。そこで、本実施の形態では、実施の形態4および
5と同じ考えに基づき、図11に示すように、回転ディ
スク支持用軸受119によって回転自由に支持され、回
転ディスク回転用アクチュエータ120,121によっ
て回転駆動される球状の軸受部材112を2自由度の回
転支持に用いることで、回転子101のX軸回りのθx
の回転とY軸回りのθyの回転との2自由度の遥動回転
を非接触とする動圧軸受を実現する。
【0063】2自由度の回転子(ロータ)101は、従
来技術3で示した回転子101の回転支持に用いるピン
状のピボット部を内面が球状の軸受支持部111として
構成したものである。この内面が球状になった回転子1
01の軸受支持部111の内側に、球状の軸受部材11
2を入れ込む。球状の軸受部材112の上半球には上側
グルーブ113がリング状に刻まれており、下半球には
下側グルーブ114がリング状に刻まれている。球状の
軸受部材112は回転ディスク118に固定されてお
り、回転ディスク118は回転ディスク支持用軸受11
9により回転自由に支持されている。回転ディスク11
8は回転ディスク回転用アクチュエータ120、121
により、コアバッグ106に対して高速で連続回転可能
に構成されている。
【0064】以上のような構造により、2自由度の回転
子(ロータ)101が図11の破線に示すようなθx、
θy回転の往復の遥動運動しかしなくても、2自由度の
回転子(ロータ)101およびミラー104の位置決め
角度とは無関係に、球状の軸受部材112を常に高速に
一方向に連続回転させることで、上側グルーブ113と
下側グルーブ114に動圧を連続的に発生することが可
能となるので、2自由度の回転子(ロータ)101をX
軸およびY軸回りに2自由度で非接触に回転支持可能と
なり、回転子101が遥動運動しかしなくても、高精
度、高寿命な軸受性能を実現できる。
【0065】なお、回転子101の軸受支持部111と
軸受部材112との隙間を狭くしたり、軸受部材112
の回転を高速にしたりすることで、発生する動圧は高く
なり、ロータ1をラジアル方向に支持する剛性も、玉軸
受などの機械接触による軸受と同等程度に高くすること
が可能である。
【0066】なお、上記実施の形態では動圧発生用の溝
であるグルーブ115,116を軸受部材112に設け
た場合について示したが、回転体101の軸受支持部1
11の軸受部材112との対向面に設けてもよく、ま
た、軸受支持部111と軸受部材112の対向面の両方
に設けてもよい。
【0067】なお、回転ディスク118の回転に用いる
アクチュエータ120、121はいかなる形式のもので
も適用可能であり、例えば電気以外を駆動源とする駆動
形式のアクチュエータでも適用できる。
【0068】なお、上記実施の形態では潤滑流体として
油を用いた場合について示したが、例えばグリス、潤滑
用水溶液などの液体、あるいは気体などであってもよ
い。
【0069】また、図11では、回転ディスク支持用軸
受119を玉軸受として図示しているが、転動体がロー
ラ型のコロ軸受など、他の転がり軸受であってもよく、
また、転動体を有さない固体潤滑や樹脂等によるすべり
軸受であってもよい。
【0070】なお、上記実施の形態6および7では回転
子101の軸受支持部108,111の内面が球状に形
成されていわゆる球面受座となっており、軸受部材10
9,115がいわゆる球面座となっている場合について
示したが、逆に、回転子101の軸受支持部108,1
11がいわゆる球面座となっており、軸受部材109,
115がいわゆる球面受座となっていてもよく、この場
合にもそれぞれ上記実施の形態6および7と同様の効果
が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、固定
子、この固定子との間の電磁力により駆動されて有限回
転角の範囲内で回転する回転子、およびこの回転子を回
転自由に支持する軸受を備えた有限回転電動機におい
て、上記軸受は、上記回転子に固定された第1の円筒部
材と、第1の円筒部材の内周または外周に配置され第1
の円筒部材に対して相対回転可能な第2の円筒部材とを
有するものであり、第2の円筒部材を回転自由に支持す
る第2の円筒部材用軸受と、第2の円筒部材を回転駆動
するアクチュエータとを備えたので、回転子が遥動運動
を繰返した場合にも、第2の円筒部材はアクチュエータ
によって回転駆動されるので偏摩耗が生じにくく、さら
に、両円筒部材間に転動体や潤滑剤がある場合には、転
動体に連続回転を与えたり潤滑剤を全体にいきわたらせ
たりすることが可能となり、偏磨耗を防止することがで
きる結果、軸受の長寿命化を図ることができる。
【0072】さらに、上記アクチュエータとしてモータ
を用い、このモータの回転を減速して第2の円筒部材に
伝達する手段を備えたので、小型のアクチュエータでも
小さな力(トルク)で効率良く、第2の円筒部材を回転
することができる。
【0073】また、固定子、この固定子との間の電磁力
により駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転
子、およびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備え
た有限回転電動機において、上記軸受は上記回転子の軸
受支持部と間隙を介して対向配置された軸受部材と上記
間隙に流体を加圧注入する手段とを有する静圧軸受であ
るので、回転子の非接触な回転支持が実現でき、回転子
が高速で遥動運動をする場合にも、偏磨耗を防いで軸受
の長寿命化を図ることができる。
【0074】また、固定子、この固定子との間の電磁力
により駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転
子、およびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備え
た有限回転電動機において、上記軸受は、上記回転子の
軸受支持部と間隙を介して対向配置された軸受部材と、
上記回転子の軸受支持部と軸受部材の対向面の少なくと
も一方に設けられた動圧発生用の溝とを有する動圧軸受
であり、上記軸受部材を回転支持する動圧軸受用軸受
と、上記軸受部材を回転駆動するアクチュエータとを備
えたので、回転子が高速で遥動運動をする場合にも、軸
受部材に高速で連続回転を与えることが可能となり、軸
受部材と回転子との隙間に動圧を発生できるため、回転
子の非接触な回転支持が実現され、偏磨耗を防ぎ軸受の
寿命を長くできる。さらに、静圧軸受で必要な圧縮機な
どの圧力発生装置などが不要となり、軸受装置の小型化
が実現される。
【0075】さらに、軸受部材は、回転子の軸受支持部
と間隙を介して対向する円筒部とこの円筒部の一端部に
固定されて円筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円
板部とを有するものであり、回転子の軸受支持部には、
内面が上記円筒部の外周および他端部と間隙を介して対
向する断面コ字状の有底円筒部材が固定され、動圧発生
用の溝は、上記軸受部材の円筒部と有底円筒部材の対向
面の少なくとも一方に設けられているので、回転子のラ
ジアルおよびスラスト両方向の非接触な支持が可能とな
る。
【0076】さらに、軸受部材は、回転子の軸受支持部
と間隙を介して対向する円筒部とこの円筒部の一端部に
固定されて円筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円
板部とを有するものであり、上記回転子の軸受支持部に
は上記中抜円板部の反円筒部側の面と間隙を介して対向
する円板部材が固定され、動圧発生用の溝は、上記回転
子の軸受支持部と円筒部の対向面の少なくとも一方およ
び上記中抜円板部と円板部材の対向面の少なくとも一方
にそれぞれ設けられているので、回転子のラジアルおよ
びスラスト両方向の非接触な支持が可能となる。さら
に、上述の構成では回転子に有底円筒部材を固定したの
に比べて、本構成では円板部材を固定するだけであり、
回転子の回転慣性を小さくできるという利点を有するの
で、有限回転電動機の消費電力を抑えることができると
ともに、回転子のより高速、高精度な位置決め制御を実
現することができる。
【0077】さらに、回転子は2つの軸の周りに回転す
るものであり、軸受は2自由度の静圧または動圧軸受で
あるので、回転子が2つの軸の周りに遥動運動をする場
合にも、回転子の非接触な2自由度の回転支持が実現さ
れ、偏磨耗を防いで軸受の長寿命化を図ることができ
る。
【0078】さらに、軸受部材および回転子の軸受支持
部は互いに間隙を介して対向配置された球面を有するも
のであり、上記間隙に流体を加圧注入する手段を有する
か、または、上記対向配置された球面の少なくとも一方
で上記球面の上半分および下半分の両方に動圧発生用の
溝を有するので、回転子が2つの軸の周りに遥動運動を
する場合にも、回転子の非接触な2自由度の回転支持が
実現され、偏磨耗を防いで軸受の長寿命化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による有限回転電動機
を示す側面断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による有限回転電動機
を示す正面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2による有限回転電動機
を示す正面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による別の有限回転電
動機を示す正面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3による有限回転電動機
を示す側面断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態4による有限回転電動機
を示す側面断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4による有限回転電動機
の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態5による有限回転電動機
を示す側面断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態5による有限回転電動機
の要部を拡大して示す一部破断斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態6による有限回転電動
機の要部の構成を示す側面断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態7による有限回転電動
機の要部の構成を示す側面断面図である。
【図12】 従来の有限回転電動機の構成を示す断面図
である。
【図13】 従来の遥動軸受の構成を示す斜視図であ
る。
【図14】 従来の動圧軸受を用いたハードディスクド
ライブの構成を示す断面図である。
【図15】 従来の2自由度の有限回転電動機の構成を
示す上面図である。
【図16】 従来の2自由度の有限回転電動機の構成を
示す側面断面図である。
【図17】 従来の2自由度の有限回転電動機の要部の
構成を拡大して示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 回転子(ロータ)、2 固定子(ステータ)、3
ステータ巻線、4 ミラー、5 ミラーホルダー、6
コアバッグ、7 角度センサ、8 回転子支持用軸受、
9 内輪、10 転動体、11 外輪、12 軸受外輪
固定用リング、13 外輪支持用軸受、14 内輪、1
5 転動体、16 外輪、17 外輪回転用アクチュエ
ータ、18 アクチュエータ用磁石、19 アクチュエ
ータ用巻線、20 巻線固定用冶具、34 ウォームギ
ア、35 ウォームホイール、36モータ、37,38
平歯車、40 軸受部材、41 固定子内配管、42
配管連結器、43 圧縮機(コンプレッサー)、44
配管、45 固定軸、46 上側ラジアルグルーブ、4
7 下側ラジアルグルーブ、48 スラストグルーブ、
49 平面型モータ、50 スリーブ付き回転体、51
磁気ディスクメディア、52 有底円筒部材、53
軸受部材(動圧軸受用スリーブ)、53a円筒部、53
b 中抜円板部、54 軸受部材支持用軸受(スリーブ
支持用軸受)、55 軸受部材回転用アクチュエータ
(スリーブ回転用アクチュエータ)、57 軸受部材
(動圧軸受用スリーブ)、57a 円筒部、57b 中
抜円板部、58 円板部材(スラスト円板)、101
2自由度回転子(ロータ)、102 固定子(ステー
タ)、103 ステータ巻線、104 ミラー、105
ばね、106 コアバッグ、107 ピボット軸受、1
08 軸受支持部、109 軸受部材、110 配管、
111 軸受支持部、112 軸受部材、113上側グ
ルーブ、114 下側グルーブ、115 油路、116
油受け、117 給油管、118 回転ディスク、1
19 回転ディスク支持用軸受、120回転ディスク回
転用アクチュエータ(ロータ)、121 回転ディスク
用回転アクチュエータ(ステータ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 32/06 F16C 32/06 Z H02K 5/167 H02K 5/167 A 5/173 5/173 A (72)発明者 井上 正夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 今城 昭彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA20 BA06 BA10 CA02 3J101 AA02 AA13 AA42 AA63 AA75 FA31 GA24 3J102 AA02 EA01 EA06 GA13 5H605 BB05 CC02 CC08 DD09 EB06 EB10 EB12 EB21 5H607 BB01 BB10 BB14 BB26 DD03 DD09 EE18 GG01 GG08 GG09 GG12 GG13 HH01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子、この固定子との間の電磁力によ
    り駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転子、お
    よびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備えた有限
    回転電動機において、上記軸受は、上記回転子に固定さ
    れた第1の円筒部材と、第1の円筒部材の内周または外
    周に配置され第1の円筒部材に対して相対回転可能な第
    2の円筒部材とを有するものであり、第2の円筒部材を
    回転自由に支持する第2の円筒部材用軸受と、第2の円
    筒部材を回転駆動するアクチュエータとを備えたことを
    特徴とする有限回転電動機。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の有限回転電動機に
    おいて、上記アクチュエータとしてモータを用い、この
    モータの回転を減速して第2の円筒部材に伝達する手段
    を備えたことを特徴とする有限回転電動機。
  3. 【請求項3】 固定子、この固定子との間の電磁力によ
    り駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転子、お
    よびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備えた有限
    回転電動機において、上記軸受は上記回転子の軸受支持
    部と間隙を介して対向配置された軸受部材と上記間隙に
    流体を加圧注入する手段とを有する静圧軸受であること
    を特徴とする有限回転電動機。
  4. 【請求項4】 固定子、この固定子との間の電磁力によ
    り駆動されて有限回転角の範囲内で回転する回転子、お
    よびこの回転子を回転自由に支持する軸受を備えた有限
    回転電動機において、上記軸受は、上記回転子の軸受支
    持部と間隙を介して対向配置された軸受部材と、上記回
    転子の軸受支持部と軸受部材の対向面の少なくとも一方
    に設けられた動圧発生用の溝とを有する動圧軸受であ
    り、上記軸受部材を回転支持する動圧軸受用軸受と、上
    記軸受部材を回転駆動するアクチュエータとを備えたこ
    とを特徴とする有限回転電動機。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の有限回転電動機に
    おいて、軸受部材は、回転子の軸受支持部と間隙を介し
    て対向する円筒部とこの円筒部の一端部に固定されて円
    筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円板部とを有す
    るものであり、回転子の軸受支持部には、内面が上記円
    筒部の外周および他端部と間隙を介して対向する断面コ
    字状の有底円筒部材が固定され、動圧発生用の溝は、上
    記軸受部材の円筒部と有底円筒部材の対向面の少なくと
    も一方に設けられていることを特徴とする有限回転電動
    機。
  6. 【請求項6】 上記請求項4に記載の有限回転電動機に
    おいて、軸受部材は、回転子の軸受支持部と間隙を介し
    て対向する円筒部とこの円筒部の一端部に固定されて円
    筒の中心軸と直行する方向に延びる中抜円板部とを有す
    るものであり、上記回転子の軸受支持部には上記中抜円
    板部の反円筒部側の面と間隙を介して対向する円板部材
    が固定され、動圧発生用の溝は、上記回転子の軸受支持
    部と円筒部の対向面の少なくとも一方および上記中抜円
    板部と円板部材の対向面の少なくとも一方にそれぞれ設
    けられていることを特徴とする有限回転電動機。
  7. 【請求項7】 上記請求項3または4に記載された有限
    回転電動機において、回転子は2つの軸の周りに回転す
    るものであり、軸受は2自由度の静圧または動圧軸受で
    あることを特徴とする有限回転電動機。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載された有限回転電動
    機において、軸受部材および回転子の軸受支持部は互い
    に間隙を介して対向配置された球面を有するものであ
    り、上記間隙に流体を加圧注入する手段を有するか、ま
    たは、上記対向配置された球面の少なくとも一方で上記
    球面の上半分および下半分の両方に動圧発生用の溝を有
    することを特徴とする有限回転電動機。
JP2000334460A 2000-11-01 2000-11-01 有限回転電動機 Pending JP2002142406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334460A JP2002142406A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 有限回転電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334460A JP2002142406A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 有限回転電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002142406A true JP2002142406A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18810372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000334460A Pending JP2002142406A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 有限回転電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002142406A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011151876A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 三菱重工業株式会社 風力発電装置の転がり軸受および風力発電装置
WO2013075868A3 (de) * 2011-11-25 2014-06-26 Robert Bosch Gmbh Elektromotor
US9254117B2 (en) 2013-08-31 2016-02-09 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Ultrasonic endoscopic probe
WO2017128688A1 (zh) * 2016-01-26 2017-08-03 深圳市道通智能航空技术有限公司 一种云台电机机械限位装置及其云台
CN111051716A (zh) * 2017-09-08 2020-04-21 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 一种设置有轴承中设置轴承的装置
CN111255806A (zh) * 2020-03-10 2020-06-09 重庆中电大宇卫星应用技术研究所 一种带有驱动功能的超高速轴承及其驱动方法
WO2021129428A1 (zh) * 2019-12-23 2021-07-01 至玥腾风科技集团有限公司 一种使用并联轴承的电机
CN116707256A (zh) * 2023-08-07 2023-09-05 江西红声技术有限公司 磁阻式有限转角电机及其内部堵转块的安装方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011151876A1 (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 三菱重工業株式会社 風力発電装置の転がり軸受および風力発電装置
US8348598B2 (en) 2010-05-31 2013-01-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Wind turbine generator and rolling bearing for wind turbine generator
WO2013075868A3 (de) * 2011-11-25 2014-06-26 Robert Bosch Gmbh Elektromotor
JP2014533922A (ja) * 2011-11-25 2014-12-15 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電気モータ
US9140256B2 (en) 2011-11-25 2015-09-22 Robert Bosch Gmbh Electric motor
US9254117B2 (en) 2013-08-31 2016-02-09 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Ultrasonic endoscopic probe
WO2017128688A1 (zh) * 2016-01-26 2017-08-03 深圳市道通智能航空技术有限公司 一种云台电机机械限位装置及其云台
US11159106B2 (en) 2016-01-26 2021-10-26 Autel Robotics Co., Ltd Gimbal motor mechanical limiting device and gimbal thereof
CN111051716A (zh) * 2017-09-08 2020-04-21 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 一种设置有轴承中设置轴承的装置
US11015647B2 (en) * 2017-09-08 2021-05-25 Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap Device provided with a bearing-in-bearing
CN111051716B (zh) * 2017-09-08 2022-03-01 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 一种设置有轴承中设置轴承的装置
WO2021129428A1 (zh) * 2019-12-23 2021-07-01 至玥腾风科技集团有限公司 一种使用并联轴承的电机
CN111255806A (zh) * 2020-03-10 2020-06-09 重庆中电大宇卫星应用技术研究所 一种带有驱动功能的超高速轴承及其驱动方法
CN116707256A (zh) * 2023-08-07 2023-09-05 江西红声技术有限公司 磁阻式有限转角电机及其内部堵转块的安装方法
CN116707256B (zh) * 2023-08-07 2023-10-31 江西红声技术有限公司 磁阻式有限转角电机及其内部堵转块的安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3123283B2 (ja) ディスク駆動装置
JP3602732B2 (ja) モータ
JP4460730B2 (ja) スピンドルモータ
JP5140860B2 (ja) 球面軸受
US6081057A (en) Spindel motor for a disc drive
JPH0944985A (ja) 動圧軸受装置を使用したディスク駆動装置
JP2002142406A (ja) 有限回転電動機
JP2000291648A (ja) 動圧型軸受ユニット
KR20120043504A (ko) 유체 동압 베어링 어셈블리
JP2000074043A (ja) スピンドルモ―タ
JP2000304033A (ja) 動圧軸受
JP4754794B2 (ja) 流体軸受ユニットおよび該流体軸受ユニットを備えたスピンドルモータ、記録ディスク駆動装置
WO1996038679A1 (fr) Corps rotatif a grande vitesse
JP4121142B2 (ja) モータ
JP3875822B2 (ja) モータおよびこのモータを用いた回転多面鏡駆動装置
JP3936527B2 (ja) 動圧型軸受装置の製造方法
JP2003016742A (ja) スイングアーム装置
JP2002130257A (ja) 動圧軸受装置を使用したディスク駆動装置
JPH102329A (ja) 軸受装置
US20100102661A1 (en) Rotating shaft for ultra slim spindle motor
JPH0447443Y2 (ja)
JP2003166524A (ja) 動圧軸受装置
JPH0821444A (ja) モータの軸受装置
JPH0757079B2 (ja) スピンドルモータ
KR100459876B1 (ko) Hdd용스핀들시스템

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040707