JP2002139122A - ギヤードモータ - Google Patents

ギヤードモータ

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JP2002139122A JP2001230561A JP2001230561A JP2002139122A JP 2002139122 A JP2002139122 A JP 2002139122A JP 2001230561 A JP2001230561 A JP 2001230561A JP 2001230561 A JP2001230561 A JP 2001230561A JP 2002139122 A JP2002139122 A JP 2002139122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸がロックされた際のウォームホイール
と回転伝達部材との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽
量化が図られるギヤードモータを得る。 【解決手段】 ギヤードモータでは、出力軸36がロッ
クされた際には、プレート部38の回転が阻止されると
共に、クッションラバー34が変形することでウォーム
ホイール24は所定量回転する。ここで、ウォームホイ
ール24の円筒部23A内周面はプレート部38の外周
面に形成された摺接突起38Eと線接触しているため、
それぞれ樹脂にて形成され同程度の硬度を有するウォー
ムホイール24とプレート部38との摺接(相対回転)
に伴う異音の発生が防止される。また、ウォームホイー
ル24とプレート部38とはそれぞれ樹脂化されている
ため、ギヤードモータ10の軽量化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤードモータに
係り、特に、車両ドアのウインドガラスを開閉移動する
パワーウインド装置に適用されるギヤードモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、車両のウインドガラスを上下に開閉移動させるパワ
ーウインド装置やサンルーフを開閉移動するサンルーフ
装置には、駆動源としてギヤードモータが用いられてい
る。このようなギヤードモータとしては、モータ部に連
結されたハウジング内においてモータ回転軸に連結され
たウォームがウォームホイールと噛合うことでモータ回
転軸の回転を減速し、この減速された回転をパワーウイ
ンド装置等に接続された出力軸に伝達する構成のものが
ある。また、ウォームホイールから出力軸への回転伝達
機構としては、ウォームホイールの一端面に設けられた
突起及び出力軸に固定された回転伝達板の一端面に設け
られた突起を互いに対向した状態でクッションラバーの
スリットにそれぞれ挿入配置し、ウォームホイールの回
転がこのクッションラバーと回転伝達板とを介して出力
軸に伝達される構成のものがある。このクッションラバ
ー及び回転伝達板は、小型化(薄肉化)のため、外周部
に歯を有し有底円筒状に形成されたウォームホイールの
内部に収容されており、ウォームホイールの内周面と回
転伝達板の外周面とは摺動可能な構成となっている。
【0003】このようなギヤードモータでは、小型軽量
化が図られ、スペースの限られた車両ドア内やルーフ内
等に配置されパワーウインド装置やサンルーフ装置を確
実に作動させることができる。また、このようなギヤー
ドモータでは、ウォームホイールの内周面と回転伝達板
の外周面とが摺動可能に接触配置されることで、ウォー
ムとの噛合いによるウォームホイール開口円筒部の径方
向内側への倒れ(変形)が防止されている。
【0004】さらに、上記のようなギヤードモータで
は、通常はウォームホイールと回転伝達板とはクッショ
ンラバーを介して一体に回転するが、例えば、パワーウ
インド装置の異物挟み込み時のように出力軸がロックさ
れた場合は、モータにより駆動されるウォームホイール
とロックされた出力軸に固定され回転が阻止された回転
伝達板とはクッションラバーの変形に伴い摺接しながら
相対回転するようになっている。これにより、出力軸ロ
ック時のモータへの過負荷を防止する構成である。ま
た、上記のようなギヤードモータでは、ウォームホイー
ルが樹脂にて形成されると共に回転伝達板が金属にて形
成されていたため、両者の硬度が異なり、出力軸のロッ
ク時にウォームホイールと回転伝達板とが摺接する際の
異音が発生しにくい構成であった。
【0005】ところで、ギヤードモータのさらなる軽量
化を図るため、回転伝達板を樹脂化することが考えられ
ている。
【0006】しかしながら、上記のような従来のギヤー
ドモータでは、ウォームホイールの内周面と回転伝達板
の外周面とが面接触する構成であったため、この構成の
まま回転伝達板を樹脂化するとウォームホイールと回転
伝達板とは同程度の硬度となり、出力軸のロック時にお
けるウォームホイールと回転伝達板との摺接(相対回
転)に伴う異音(摺接音)の発生が懸念されるという問
題があった。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、出力軸が
ロックされた際のウォームホイールと回転伝達部材との
摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量化が図られるギヤ
ードモータを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係るギヤードモータは、有底の
円筒状に形成され、外周面に形成された歯がモータ回転
軸に連結されたウォームと噛合うウォームホイールと、
円板状に形成され、前記ウォームホイール内に前記ウォ
ームホイールと同軸的に配置されると共に出力軸に固定
して接続され、通常は前記ウォームホイールと一体に回
転されることで前記出力軸へウォームホイールの回転を
伝達し、前記出力軸がロックされた際には前記ウォーム
ホイールに対して摺接しながら相対回転する回転伝達部
材と、を備えたギヤードモータにおいて、前記ウォーム
ホイール及び前記回転伝達部材は、共に樹脂より成り、
前記ウォームホイールの内周部と前記回転伝達部材の外
周部とは、全周に亘って連続的または断続的に線接触可
能に配置された、ことを特徴としている。
【0009】請求項1記載のギヤードモータでは、モー
タ部が起動されモータ回転軸が回転されるとモータ回転
軸に連結されたウォームに噛合うウォームホイールが回
転され、モータ回転軸の回転が減速される。このウォー
ムホイールの回転は、通常はウォームホイールと一体に
回転する回転伝達部材を介して、例えば、パワーウイン
ド装置と接続された出力軸へ伝達され、このパワーウイ
ンド装置が駆動される。
【0010】また、ウォームホイールの内周部と回転伝
達部材の外周部とが全周に亘って連続的または断続的に
接触可能に配置されているため、ウォームホイール開口
円筒部がその内部に配置された回転伝達部材によりその
径方向に支持され、ウォームとの噛合いによるウォーム
ホイール開口円筒部の径方向内側への倒れ(変形)が防
止または抑止される。
【0011】すなわち、ウォームホイールの内周部と回
転伝達部材の外周部とが常時接触する構成では、ウォー
ムホイールの円筒部は回転伝達部材によって径方向内側
への倒れ(変形)が常に防止され、ウォームホイールの
内周部と回転伝達部材の外周部とが若干のクリアランス
を介して配置された構成では、ウォームホイール円筒部
は、ウォームからの反力によってわずかに倒れる(撓み
変形する)と、回転伝達部材に接触しつつ径方向に支持
されてそれ以上の倒れを阻止される(倒れが抑止され
る)。
【0012】一方、例えば、パワーウインド装置の異物
挟み込み時のようにモータの回転中に出力軸がロック
(回転阻止)されると、出力軸に固定され回転が阻止さ
れた回転伝達部材はモータにより駆動されているウォー
ムホイールに対して摺接しながら相対回転し、出力軸ロ
ック時のモータへの過負荷が防止される。なお、上記の
如くウォームホイールの内周部と回転伝達部材の外周部
とが若干のクリアランスを介して配置された構成では、
上記ウォームからの反力によるウォームホイールの倒
れ、または出力軸のロックに伴う出力軸の傾倒によって
回転伝達部材とウォームホイールとが摺接する。
【0013】ここで、ウォームホイールと回転伝達部材
とがそれぞれ樹脂より成り同程度の硬度となっている
が、ウォームホイールの内周部と回転伝達部材の外周部
とは線接触することで接触面積が減少されているため、
出力軸がロックされた際のウォームホイールと回転伝達
部材との接触部位の摺接(相対回転)に伴う異音の発生
が防止される。
【0014】また、ウォームホイールと回転伝達部材と
がそれぞれ樹脂より成るため、ギヤードモータ全体とし
て軽量化が図られる。
【0015】このように、請求項1記載のギヤードモー
タでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと
回転伝達部材との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量
化が図られる。
【0016】請求項2記載の発明に係るギヤードモータ
は、請求項1記載のギヤードモータにおいて、前記ウォ
ームホイールの内周部と前記回転伝達部材の外周部と
は、前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部
材の外周部の少なくとも一方に形成された突起を介して
接触される、ことを特徴としている。
【0017】請求項2記載のギヤードモータでは、ウォ
ームホイールの内周部及び回転伝達部材の外周部の少な
くとも一方に突起が形成され、この突起を介してウォー
ムホイールと回転伝達部材とが線接触するため、この線
接触状態が確実に維持され、ウォームホイールと回転伝
達部材とが摺接する際の異音の発生が確実に防止され
る。
【0018】このように、請求項2記載のギヤードモー
タでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと
回転伝達部材との摺接に伴う異音を確実に防止でき、か
つ軽量化が図られる。
【0019】請求項3記載の発明に係るギヤードモータ
は、請求項1または請求項2記載のギヤードモータにお
いて、前記ウォームホイールの内周部と前記回転伝達部
材の外周部との線接触部位は、前記ウォームホイールの
内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方
に円弧状断面を有する、ことを特徴としている。
【0020】請求項3記載のギヤードモータでは、ウォ
ームホイール内周部と回転伝達部材外周部とが円弧状の
断面を有する部位で線接触するため、この線接触状態が
一層確実に維持される。特に、出力軸ロック時に回転伝
達部材がウォームホイールに対して若干傾いた際にも線
接触状態が維持される。
【0021】また、上記の突起またはその先端の断面が
円弧状に形成された構成においては、円弧の径を小さく
することでウォームホイール内周部と回転伝達部材外周
部とが確実に線接触(接触面積を小さく)される。
【0022】このため、ウォームホイールと回転伝達部
材とが摺接する際の異音の発生が一層確実に防止され
る。
【0023】このように、請求項3記載のギヤードモー
タでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと
回転伝達部材との摺接に伴う異音を一層確実に防止で
き、かつ軽量化が図られる。
【0024】また、上記目的を達成するために請求項4
記載のギヤードモータは、樹脂より成り有底の円筒状に
形成され、外周面に形成された歯がモータ回転軸に連結
されたウォームと噛合うウォームホイールと、有底の円
筒状に形成され、前記ウォームホイールを収容するハウ
ジングと、前記ウォームホイールの軸線に沿って設けら
れ、一端部が前記ハウジングの底部に固定されると共に
他端部が前記ハウジング外へ突出され、前記ウォームホ
イールを回転自在に支持する支持軸と、一部が前記ハウ
ジング外へ突出された状態で前記支持軸に回転自在に支
持された出力軸と、樹脂より成り円板状に形成され、前
記ウォームホイール内に前記ウォームホイールと同軸的
に配置されると共に前記出力軸に固定して接続され、通
常は前記ウォームホイールと一体に回転されることで前
記出力軸へウォームホイールの回転を伝達し、前記出力
軸がロックされた際には前記ウォームホイールに対して
相対回転する回転伝達部材と、前記ウォームホイールの
内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方
に、前記回転伝達部材によって前記ウォームホイールの
円筒部分を径方向に支持可能に突設され、断面が円弧状
に形成された摺接突起と、を備えている。
【0025】請求項4記載のギヤードモータでは、モー
タが起動されモータ回転軸が回転されると、モータ回転
軸に連結されたウォームに噛合うウォームホイールが支
持軸周りに回転され、モータ回転軸の回転が減速され
る。このウォームホイールの回転は、通常はウォームホ
イールと一体に回転する回転伝達部材を介して、例え
ば、パワーウインド装置と接続された出力軸へ伝達さ
れ、このパワーウインド装置が駆動される。
【0026】また、摺接突起が回転伝達部材によってウ
ォームホイールの円筒部分を径方向に支持可能に設けら
れている(回転伝達部材とウォームホイールとが摺接突
起を介して当接可能に配置されている)ため、ウォーム
との噛合いによるウォームホイール開口円筒部の径方向
内側への倒れ(変形)が防止または抑止される。
【0027】すなわち、ウォームホイールの内周部と回
転伝達部材の外周部とが摺接突起を介して常時接触する
構成では、ウォームホイールの円筒部は回転伝達部材に
よって径方向内側への倒れ(変形)が常に防止され、摺
接突起とウォームホイールの内周部または回転伝達部材
の外周部とが若干のクリアランスを介して配置された構
成では、ウォームホイール円筒部は、ウォームからの反
力によってわずかに倒れる(撓み変形する)と、摺接突
起を介して回転伝達部材に接触しつつ径方向に支持され
てそれ以上の倒れを阻止される(倒れが抑止される)。
【0028】一方、例えば、パワーウインド装置の異物
挟み込み時のようにモータの回転中に出力軸がロック
(回転阻止)されると、出力軸に固定され回転が阻止さ
れた回転伝達部材はモータにより駆動されているウォー
ムホイールに対して相対回転し、出力軸ロック時のモー
タへの過負荷が防止される。
【0029】このとき、ウォームホイールの内周面及び
回転伝達部材の外周面の少なくとも一方に突設された摺
接突起は、ウォームホイールの内周面若しくは回転伝達
部材の外周面、または相手方にも設けられた摺接突起と
摺接する。なお、上記の如く摺接突起とウォームホイー
ルの内周部または回転伝達部材の外周部とが若干のクリ
アランスを介して配置された構成では、上記ウォームか
らの反力によるウォームホイールの倒れ、または出力軸
のロックに伴う出力軸の傾倒によって摺接突起と回転伝
達部材またはウォームホイールとが摺接する。
【0030】ここで、ウォームホイールと回転伝達部材
とがそれぞれ樹脂より成り同程度の硬度となっている
が、摺接突起の断面が円弧状に形成されているため、上
記の摺接部位は線接触となり接触面積が減少されるた
め、出力軸がロックされた際の上記摺接(相対回転)に
伴う異音の発生が防止される。また、ウォームホイール
と回転伝達部材とがそれぞれ樹脂より成るため、ギヤー
ドモータ全体として軽量化が図られる。
【0031】特に、出力軸の一部がハウジングの外部に
突出されているため、当該突出部位において出力軸に作
用する上記ロック時の荷重によって出力軸が大きく傾倒
し、この出力軸に固定された回転伝達部材も大きく傾倒
される場合があるが、摺接突起の断面が円弧状に形成さ
れることによって上記摺接部位が確実に線接触状態とさ
れる。これにより、出力軸がハウジング外部へ突出した
構成においても、出力軸がロックされた際の上記摺接
(相対回転)に伴う異音の発生が確実に防止される。
【0032】このように、請求項4記載のギヤードモー
タでは、出力軸がロックされた際のウォームホイールと
回転伝達部材との摺接に伴う異音を防止でき、かつ軽量
化が図られる。
【0033】
【発明の実施の形態】本実施の形態に係るギヤードモー
タ10について図1乃至図4に基づいて説明する。図1
には、本発明の実施の形態に係るギヤードモータ10が
一部破断した正面図によって示されている。また、図2
には、図1の2−2線に沿った断面図が示されている。
【0034】ギヤードモータ10は、モータ部10Aと
このモータ部10Aに連結するギヤ部10Bとによって
構成されている。モータ部10Aのヨーク12内には、
アーマチャー14のアーマチャーシャフト16(モータ
回転軸)の一端部が軸受部(図示省略)によって支持さ
れている。
【0035】アーマチャーシャフト16の先端部は、ヨ
ーク12に連結されたギヤ部10Bのモータハウジング
18内へ延出されている。
【0036】一方、ギヤ部10Bでは、ウォーム20が
アーマチャーシャフト16に連結されており、このウォ
ーム20の先端部が軸受部22によってモータハウジン
グ18に支持されている。モータハウジング18は、ウ
ォーム20及びこのウォーム20に噛合する後述のウォ
ームホイール24を収容する略カップ状を成しており、
その底部略中央に形成されたボス部18Aのボス孔18
Bには、支持軸としてのセンターシャフト26が固定さ
れている。
【0037】図3にも示される如く、ギヤ部10Bは、
上記のウォームホイール24を備えている。ウォームホ
イール24は、樹脂により円筒部24A及び底部24B
から成る略カップ状に形成され、円筒部24Aの外周部
にウォーム20と噛合可能な歯としてのウォームギヤ2
8が形成されている。また、ウォームホイール24には
底部24Bの中央部が***されると共に厚肉化された支
持ボス部30Aが形成され、この支持ボス部30Aには
センターシャフト26の外径と略同径でセンターシャフ
ト26周りに摺動可能な軸孔30Bが形成されている。
さらに、支持ボス部30Aには内面が軸孔30Bに沿っ
た微小の凸部30Cが形成されている。これにより、ウ
ォームホイール24は、軸孔30Bにセンターシャフト
26を挿入しボス部18A端面と支持ボス部30A端面
とが当接した状態で回転自在に(摺動可能に)支持され
ると共に、円筒部24Bの外周部に形成されたウォーム
ギヤ28がウォーム20と噛合うように構成されてい
る。
【0038】また、ウォームホイール24の底部24B
には、円筒部24Aの内周面近傍に複数(本実施の形態
では3個)の係合突起32が等間隔で形成され、さら
に、円筒部24Aの内側に円弧状の断面を有すると共に
平面視で環状に形成された環状突起33が設けられてい
る。
【0039】さらに、ウォームホイール24の内部に
は、クッションラバー34が配置されている。クッショ
ンラバー34は略短円筒状に形成され、外周部に複数
(本実施の形態では6箇所)のスリット34A、34B
(本実施の形態では各3箇所)が等間隔で交互に設けら
れている。クッションラバー34は、このスリット34
Aにウォームホイール24の係合突起32が挿入された
状態でウォームホイール24の円筒部24A内において
底部24Bの環状突起33上に載置されている。この状
態では、図4(A)にも示される如く、クッションラバ
ー34の底面とウォームホイール24の底部24Bとの
間には空間(隙間)35が形成される構成である。
【0040】また、ギヤ部10Bは、出力軸36を備え
ている。出力軸36は、回転伝達部材としての円板状の
プレート部38と外周部に歯40Aを有する出力軸とし
ての出力ギヤ部40とから成り、これらが樹脂により一
体に形成されている。出力軸36には、プレート部38
側からセンターシャフト26の外径より大径でウォーム
ホイール24の凸部30Cの外径と略同径のシール保持
孔38Aが形成されると共に、出力ギヤ部40側からセ
ンターシャフト26の外形と略同径の支持孔40Bが形
成されている。シール保持孔38Aは後に説明するOリ
ング44に対応した深さとされると共にその端部におい
て支持孔40Bと連通され、シール保持孔38Aと支持
孔40Bとの境界には段部38Bが形成されている。ま
た、プレート部38と出力ギヤ部40との境界部には段
状の厚肉部38Cが形成され、この厚肉部38Cの外周
端部には、段状のシール保持面38Dが形成されてい
る。さらに、プレート部38のシール保持孔38A側端
面には、クッションラバー34のスリット34Bに対応
した複数(本実施の形態では3個)の係合片42が等間
隔で形成されている。
【0041】さらにまた、図4(A)に詳細に示される
如く、プレート部38の外周面には摺接突起38Eが一
体に形成されている。この摺接突起38Eは、プレート
部38の外周部の全周に亘って円弧状の断面を有し、こ
の円弧の頂部がウォームホイール24の円筒部24A内
周面と全周に亘って接触可能に形成されている。すなわ
ち、プレート部38は、その外周面に突設された摺接突
起38Eにおいてウォームホイール24の円筒部24A
内周面と線接触するようになっている。
【0042】この出力軸36は、支持孔40Bにセンタ
ーシャフト26が挿入されると共にクッションラバー3
4のスリット34Bに係合片42を挿入した状態でクシ
ョンラバー34上に配置され、ウォームホイール24の
回転が係合突起32及びクッションラバー34を介して
伝達されるようになっている。また、この状態では、プ
レート部38がウォームホイール24の円筒部24A内
に配置され、摺接突起38Eとウォームホイール24の
円筒部24A内周面とが全周に亘って摺動可能に接触さ
れる(ウォームホイール24とプレート部38とが一体
の箱状となる)と共に、係合片42と環状突起33とが
摺動可能に接触配置されている。さらに、この状態で
は、ウォームホール24の支持ボス部30A端面とプレ
ート部38のシール保持孔38B周辺の端面とが摺動可
能に当接する構成である。
【0043】なお、摺接突起38Eとウォームホイール
24の円筒部24A内周面との間には若干のクリアラン
スを設けても良く、この場合はウォームホイール24の
円筒部24Aがウォーム20の反力によってわずかに撓
んだ(傾いた)際、または出力軸36がウォームホイー
ル24に対してわずかに傾倒した際に、摺接突起38E
とウォームホイール24の円筒部24A内周面とが摺動
可能に接触(ウォームホイール24と出力軸36との相
対回転時においては、摺接)するようになっている。
【0044】さらに、ギヤ部10Bでは、センターシャ
フト26にOリング44が嵌合されている。このOリン
グ44は、センターシャフト26の外周面とプレート部
38のシール保持孔38Bの内周面との間で押圧され、
センターシャフト26と出力軸36の支持孔40Bとの
摺動面からのモータハウジング18内への水等の浸入を
防止する構成となっている。また、Oリング44は、セ
ンターシャフト26の軸方向においては出力軸36の段
部38Bとシール保持孔38Aに挿入されたウォームホ
イール24の凸部30C端面との間に配置されることで
抜け止めされるようになっている。
【0045】さらにまた、センターシャフト26の出力
ギヤ部40の端部にはロックワッシャ46が嵌合され、
ウォームホイール24、出力軸36等の抜け落ちが防止
されている。
【0046】この状態で、モータハウジング18の開口
部には、カバープレート48が嵌合されている。カバー
プレート48は略円板状に形成され、その中央部には出
力軸36の出力ギヤ部40の外径より大きい内径を有す
る出口孔48Aが形成されると共に、出口孔48Aの外
側には出力軸36のプレート部38の厚肉部38C外径
と略同径の内径を有する短円筒部48Bが形成されてい
る。また、カバープレート48の外周部には一対の保持
部48Cが設けられている。このカバープレート48
は、出口孔48Aに出力ギヤ部40を挿通させた状態
で、モータハウジング18の開口部上端の内周面に嵌合
保持されると共に保持部48Cがモータハウジング18
外側でかしめ等によって保持され(図示省略)て、モー
タハウジング18からの抜け落ちが防止されている。
【0047】この状態では、短円筒部48Bに出力軸3
6の厚肉部38Cが嵌合(全周に亘って接触)または遊
嵌(若干のクリアランスを介して挿入)されており、カ
バープレート48(短円筒部48B)が出力軸36を厚
肉部38Cにおいて支持する構成である。すなわち、短
円筒部48Bに厚肉部38Cが嵌合された構成では出力
軸36(出力ギヤ部40)の倒れが短円筒部48Cとの
接触によって阻止され、短円筒部48Bに厚肉部38C
が遊嵌された構成では出力軸36の倒れが短円筒部48
Cによって規制(出力軸36がわずかな傾倒で短円筒部
48Cに接触してそれ以上の傾倒が防止)されるように
なっている。
【0048】また、カバープレート48とプレート部3
8との間には、カバープレート48と出力軸36(厚肉
部38C)との間からモータハウジング18内への水等
の浸入を防止するためのOリング50が設けられてい
る。Oリング50は、プレート部38のシール保持面3
8D周りに配置された状態でカバープレート48が取り
付けられることで、シール保持面38Dとカバープレー
ト48の短円筒部48B内面との間で押圧されると共に
カバープレート48の円板面で抜け落ちが防止されるよ
うになっている。
【0049】なお、センターシャフト26とウォームホ
イール24の軸孔30B及び出力軸36の支持孔40B
との間、Oリング44及びOリング50周り、モータハ
ウジング18のボス部18Aとウォームホイール24の
支持ボス部30Aとの間、ウォームホール24の支持ボ
ス部30A端面とプレート部38端面との間の各摺動部
には、潤滑材(例えば、グリスオイル等)が塗布されそ
れぞれ滑らかに摺動するようになっている。
【0050】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0051】上記構成のギヤードモータ10では、モー
タ部10Aが起動されアーマチャーシャフト16が回転
されると、アーマチャーシャフト16に連結されたウォ
ーム20に噛合うウォームホイール24がセンターシャ
フト26周りに回転され、アーマチャーシャフト16の
回転が減速される。ウォームホイール24の回転力はク
ッションラバー34のスリット34Aに挿入された係合
突起32を介してクッションラバー34へ伝達され、ク
ッションラバー34の回転力はクッションラバー34の
スリット34Bに挿入された係合片42を介してプレー
ト部38へ伝達される。プレート部38と出力ギヤ部4
0とは一体の出力軸36として形成され常に一体に回転
するため、プレート部38へ伝達された回転力により出
力ギヤ部40も回転され、相手方システム(例えば、パ
ワーウインド装置)を駆動することができる。
【0052】また、ウォームホイール24の円筒部24
A内周部と出力軸36のプレート部38の外周部に形成
された摺接突起38Eとが全周に亘って接触しているた
め、ウォームホイール24の円筒部24Aがその内部に
配置されたプレート部38によりその径方向に支持され
(ウォームホイール24とプレート部38とが閉断面を
形成し)、ウォーム20との噛合い(反力)による円筒
部24Aの径方向内側への倒れ(変形)が防止される。
【0053】なお、ウォームホイール24の円筒部24
A内周部とプレート部38の外周部に形成された摺接突
起38Eとが若干のクリアランスを介して配置された構
成では、ウォーム20との噛合いによる円筒部24Aの
径方向内側への倒れが抑止(規制)される。すなわち、
ウォーム20との噛合いによってウォームホイール24
の円筒部24Aが径方向内側にわずかに倒れる(撓み変
形する)と、このウォームホイール24の円筒部24A
が摺接突起38Eに接触しつつ径方向に支持されてそれ
以上の倒れを阻止される。
【0054】一方、例えば、パワーウインド装置の異物
挟み込み時のようにモータの回転中に相手方システムに
接続された出力ギヤ部40がロックされると、出力ギヤ
部40と一体に形成されたプレート部38及びプレート
部38の係合片42が挿入されたクッションラバー34
もその回転が阻止される。このとき、ウォームホイール
24はウォーム20を介してモータ部10Aにより駆動
されているため、この駆動力が係合突起32を介してク
ッションラバー34を変形させ、このクッションラバー
34の変形分だけウォームホイール24は回転を続け
る。すなわち、ウォームホイール24とプレート部38
との間に相対回転が生じ、この相対回転に伴ってウォー
ムホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38
に形成された摺接突起38Eとが摺接する。
【0055】なお、上記の如くウォームホイール24の
円筒部24A内周部とプレート部38の外周部に形成さ
れた摺接突起38Eとが若干のクリアランスを介して配
置された構成では、上記ウォーム20との噛合いによる
円筒部24Aの径方向内側への倒れ、または出力ギヤ部
40のロックに伴う出力軸36の傾倒によって、ウォー
ムホイール24の円筒部24A内周面とプレート部38
に形成された摺接突起38Eとが摺接する。
【0056】このウォームホイール24の円筒部24A
内周面とプレート部38に形成された摺接突起38Eと
が摺接しながら相対回転する間にモータ部10Aは図示
しない制御回路等により停止または逆転され、過負荷が
防止される。なお、クッションラバー34は変形に伴い
その底面とウォームホイール24の底部24Bとの間の
空間35に入り込むため、モータ部10Aの過負荷を防
止可能な所定の摺接量(ウォームホイール24とプレー
ト部38との相対回転量)が確保されている。
【0057】ここで、ウォームホイール24とプレート
部38とがそれぞれ樹脂より成り同程度の硬度となって
いるが、ウォームホイール24の円筒部24A内周部と
プレート部38とは全周に亘って円弧状の断面を有する
摺接突起38Eの頂部を介して線接触することで接触面
積が減少されているため、出力ギヤ部40がロックされ
た際のウォームホイール24の円筒部24A内周面とプ
レート部38に形成された摺接突起38Eとの摺接に伴
う異音の発生が防止される。
【0058】また、ウォームホイール24の円筒部24
A内周面と線接触する摺接突起38Eが円弧状の断面を
有するため、出力ギヤ部40のロックに伴いプレート部
38がウォームホイール24に対して若干傾斜された際
にも上記の線接触状態が維持される。さらに、摺接突起
38Eの断面を円弧状に形成し円弧の径が小さくされて
いるため、ウォームホイール24の円筒部24A内周面
と摺接突起38Eとが確実に線接触されると共に、摺接
突起38Eが変形された際にもこの摺接突起38Eとウ
ォームホイール24の円筒部24A内周面との接触面積
が少ない状態が維持される。
【0059】これらにより、出力ギヤ部40がロックさ
れた際のウォームホイール24の円筒部24A内周面と
プレート部38に形成された摺接突起38Eとの摺接に
伴う異音の発生が確実に防止される。
【0060】また、ウォームホイール24とプレート部
38(出力軸36)とがそれぞれ樹脂より成るため、ギ
ヤードモータ10全体として軽量化が図られる。
【0061】このように、本実施の形態に係るギヤード
モータ10では、樹脂より成るウォームホイール24の
円筒部24A内周面と樹脂より成るプレート部38外周
面とが摺接突起38Eを介して線接触されることによ
り、出力ギヤ部40(出力軸36)がロックされた際の
ウォームホイール24とプレート部38との摺接に伴う
異音を防止でき、かつ軽量化が図られる。
【0062】特に、本実施の形態に係るギヤードモータ
10では、出力ギヤ部40がモータハウジング18の外
側に突出し、この突出部分において相手方システムに駆
動力を伝達するため、出力ギヤ部40のロック時には当
該突出部分に作用する相手方システムからの荷重によっ
て出力ギヤ部40が大きく傾倒して出力ギヤ部40と一
体に形成されたプレート部38も大きく傾倒される場合
があるが、摺接突起38Eが円弧状の断面を有すること
で当該摺接突起38Eとウォームホイール24の円筒部
24A内周面との摺接部位が確実に線接触状態とされ
る。
【0063】これにより、出力ギア部40がモータハウ
ジング18の外部へ突出した構成においても、出力ギア
部40がロックされた際の摺接突起38Eとウォームホ
イール24の円筒部24A内周面との接触面積が小さく
維持され、上記摺接(相対回転)に伴う異音の発生が確
実に防止される。
【0064】なお、上記の実施の形態では、ウォームホ
イール24とプレート部38とは、プレート部38に一
体に形成された摺接突起38Eを介して線接触される
(線接触可能に配置される)構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、図4(B)に示される如く、
プレート部60の外周面の全周に亘って円弧状断面を有
する摺接部62を形成し、この摺接部62を介してウォ
ームホイール24とプレート部38とが線接触する構成
としても良い。
【0065】また、上記の実施の形態では、摺接突起3
8Eや摺接部62をそれぞれプレート部38、60の外
周面に形成した構成としたが、本発明はこれに限定され
ず、例えば、摺接突起38Eや摺接部62をウォームホ
イール24の円筒部24A内周面に設けても良く、ウォ
ームホイール24の円筒部24A内周面及びプレート部
38外周面の双方に設けた構成としても良い。さらに、
摺接突起38Eや摺接部62は、プレート部38、60
の外周面及びウォームホイール24の円筒部24A内周
面の全周に亘って連続して形成されるに限定されず、断
続的に形成されていても良い。さらにまた、摺接突起3
8Eや摺接部62は、円弧状の断面を有するに限られ
ず、線接触可能に形成されていれば足り、例えば、三角
形断面の如く先端が尖鋭されていても良く、円弧以外の
曲面により形成されていても良い。
【0066】さらに、上記の実施の形態では、プレート
部38の外周面に1つの摺接突起38Eを形成した構成
としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、プレー
ト部38の外周面に摺接突起38Eを互いに平行に複数
形成した構成としても良い。
【0067】さらにまた、上記の実施の形態では、出力
軸36はプレート部38と出力ギヤ部40とが樹脂によ
り一体に形成された構成としたが、本発明はこれに限定
されず、例えば、出力ギヤ部40を金属にて形成すると
共にプレート部38を樹脂にて形成し、これらをインサ
ート成形にて一体の出力軸36として形成した構成とし
ても良い。
【0068】また、上記の実施の形態では、ギヤードモ
ータ10は、モータハウジング18に固定されたセンタ
ーシャフト26周りを摺動回転可能なウォームホイール
24と出力ギヤ部40とを備え、これらをクッションラ
バー34及びプレート部38を介して回転伝達可能に接
続した構成としたが、本発明はこれに限定されず、例え
ば、ウォームホイール24がモータハウジング18に回
転自在に支持され、このモータハウジング18に別途回
転自在に支持されセンターシャフト26と一体とされた
出力軸36がクッションラバー34及びプレート部38
を介してウォームホイール24に駆動される構成として
も良い。さらに、出力軸36はスプライン状のギヤ40
Aを有する出力ギヤ部40を備える構成に限られず、例
えば、出力軸36がソケット状の出力嵌合部やピニオン
ギヤが形成された出力ギヤ部を備えた構成としても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るギヤードモータの全
体構成を示す一部切欠いた平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構
成するギヤ部の構成を示す、図1の2−2線に沿った断
面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るギヤードモータを構
成するギヤ部の分解斜視図である。
【図4】(A)は、本発明の実施の形態に係るギヤード
モータを構成するウォームホイールとプレート部との接
触部の詳細を示す断面図、(B)はウォームホイールと
プレート部との接触部の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ギヤードモータ 16 アーマチャーシャフト(モータ回転軸) 20 ウォーム 24 ウォームホイール 28 ウォームギヤ(歯) 36 出力軸(回転伝達部材、出力軸) 38 プレート部(回転伝達部材) 38E 摺接突起(突起) 40 出力ギヤ部(出力軸) 60 プレート部(回転伝達部材) 62 摺接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D127 CB05 CC05 DF04 3J009 DA11 DA17 EA06 EA19 EA23 EA32 EB06 EB14 ED02 FA04 FA14 3J062 AA02 AB02 AC02 BA12 BA26 CF03 CF06 CF32 5H607 AA04 BB01 BB05 CC03 CC09 DD03 DD17 EE21 EE32 EE36 EE51 FF01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底の円筒状に形成され、外周面に形成
    された歯がモータ回転軸に連結されたウォームと噛合う
    ウォームホイールと、 円板状に形成され、前記ウォームホイール内に前記ウォ
    ームホイールと同軸的に配置されると共に出力軸に固定
    して接続され、通常は前記ウォームホイールと一体に回
    転されることで前記出力軸へウォームホイールの回転を
    伝達し、前記出力軸がロックされた際には前記ウォーム
    ホイールに対して摺接しながら相対回転する回転伝達部
    材と、 を備えたギヤードモータにおいて、 前記ウォームホイール及び前記回転伝達部材は、共に樹
    脂より成り、 前記ウォームホイールの内周部と前記回転伝達部材の外
    周部とは、全周に亘って連続的または断続的に線接触可
    能に配置された、 ことを特徴とするギヤードモータ。
  2. 【請求項2】 前記ウォームホイールの内周部と前記回
    転伝達部材の外周部とは、前記ウォームホイールの内周
    部及び前記回転伝達部材の外周部の少なくとも一方に形
    成された突起を介して接触される、ことを特徴とする請
    求項1記載のギヤードモータ。
  3. 【請求項3】 前記ウォームホイールの内周部と前記回
    転伝達部材の外周部との線接触部位は、前記ウォームホ
    イールの内周部及び前記回転伝達部材の外周部の少なく
    とも一方に円弧状断面を有する、ことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のギヤードモータ。
  4. 【請求項4】 樹脂より成り有底の円筒状に形成され、
    外周面に形成された歯がモータ回転軸に連結されたウォ
    ームと噛合うウォームホイールと、 有底の円筒状に形成され、前記ウォームホイールを収容
    するハウジングと、 前記ウォームホイールの軸線に沿って設けられ、一端部
    が前記ハウジングの底部に固定されると共に他端部が前
    記ハウジング外へ突出され、前記ウォームホイールを回
    転自在に支持する支持軸と、 一部が前記ハウジング外へ突出された状態で前記支持軸
    に回転自在に支持された出力軸と、 樹脂より成り円板状に形成され、前記ウォームホイール
    内に前記ウォームホイールと同軸的に配置されると共に
    前記出力軸に固定して接続され、通常は前記ウォームホ
    イールと一体に回転されることで前記出力軸へウォーム
    ホイールの回転を伝達し、前記出力軸がロックされた際
    には前記ウォームホイールに対して相対回転する回転伝
    達部材と、 前記ウォームホイールの内周部及び前記回転伝達部材の
    外周部の少なくとも一方に、前記回転伝達部材によって
    前記ウォームホイールの円筒部分を径方向に支持可能に
    突設され、断面が円弧状に形成された摺接突起と、 を備えたギヤードモータ。
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