JP2002136573A - ソフトバッグ及びその製造方法 - Google Patents

ソフトバッグ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002136573A
JP2002136573A JP2001195295A JP2001195295A JP2002136573A JP 2002136573 A JP2002136573 A JP 2002136573A JP 2001195295 A JP2001195295 A JP 2001195295A JP 2001195295 A JP2001195295 A JP 2001195295A JP 2002136573 A JP2002136573 A JP 2002136573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
soft
sheet
peripheral surface
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001195295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4022051B2 (ja
Inventor
Takaaki Katsuhara
孝彰 勝原
Hiromi Katsuhara
ひろみ 勝原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001195295A priority Critical patent/JP4022051B2/ja
Publication of JP2002136573A publication Critical patent/JP2002136573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4022051B2 publication Critical patent/JP4022051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シートと管路部材を溶着することによる課題を
解決することを目的として、別の管路部材を2枚のシー
ト間にを挿入するのではなく、射出成形によりシートの
外周縁面のシールと同時に管路を形成することにより、
管路をシートに一体に成形したソフトシート及びその成
形方法を提供する。 【解決手段】重ね合わされたソフトシートを射出成形用
金型の下型にセットし、ソフトシートの外周縁面からス
ライドコアの先端をソフトシート間に挿入し、ソフトシ
ートの外周縁面及び該外周縁面に接触するスライドコア
の外周面にキャビティを形成して型締めし、キャビティ
に合成樹脂を射出する。このことにより、合成樹脂でソ
フトシートの外周縁面同士を接合すると同時にソフトシ
ート間の内部空間と外部とを連通する管路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製のソフ
トシートからなる袋体に関し、特にソフトシートの外周
縁面同士が接合され、かつ、その外周縁面部に貫通孔を
有する袋体(ソフトバッグ)であって、透析バッグや輪
液バッグ等の医療用バッグや飲料バッグ等に使用される
袋体及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトバッグは、ペットボトル等のハー
ド状の中空体に比べて、袋体の内容物を使用した後は、
小さく折り畳んで処理できるので、持ち運びが容易であ
り、かつ、廃品処理が容易である。そのため、需要は高
く、最近では、ソフトバッグは点滴用バッグ・透析用バ
ッグ等の医療用バッグ、飲料用バッグ、詰め替え用バッ
グ等に幅広く使用されている。しかし、これらのソフト
バッグは本体がソフトシートであるため、取り扱いが比
較的難しく、外周縁面の接合処理に苦慮している。一般
的には、重ね合わせられたソフトシートの間に管路用の
部品を手作業で挿入し、その後、ソフトシートの周囲を
熱溶着しているものが多い。
【0003】例えば、現在使用されている医療用バッグ
等のソフトバッグは、その本体が、別々の2枚の可撓性
合成樹脂シートを重ね合わせて形成されたものやチュー
ブ状の可撓性合成樹脂シートから形成されたものがあ
る。本発明では、どちらも重ね合わされたシートとして
説明する。この重ね合わされた可撓性合成樹脂シートの
外周縁面に注液口部材等を手作業で挿入してから該外周
縁面を熱溶着して、袋状の医療用バッグを製造してい
る。
【0004】一般的な医療用バッグの製造工程を説明す
る。例えば、医療用バッグは、図15、図16に示すよ
うに、2枚のシートが重なり合った原反を所定の長さ
に枚葉カットし、カットした枚葉の周辺を溶着(ベタ
ーシール)して2枚のシートの外周縁面同士を接合し、
製品形状にトリミングカットし、シート表面に説明
文・絵図等を印刷し、2枚のシートの接合してない部
分の間に注液口部材を挿入して注液口部材と2枚のシー
トとを溶着し、注液口部材の一部にチューブを取付けて
いる。その後、外観検査・抜取検査をしている。
【0005】例えば、特開平8−117317号公報で
は、チューブ状のシートを押し出し、押し出したシ
ートに口部を溶着し、このシートの外周縁面を押圧し
て融着し、融着した部分を製品形状にトリミングカッ
トする一連の工程が開示されている。また、特開平8−
117318号公報では、2枚の合成樹脂製シートの
間に輪液口を置き、このシートの外周縁面を押圧して
融着し、融着した部分を袋形状に切断するものが開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記製造方法では、注
液口等の管路部材を2枚のシート間に手作業で挿入し、
2枚のシートと管路部材とを熱溶着している。そのため
この手作業工程に手間取り、成形時間(成形サイクル)
が長くなり、量産性に劣る。コストアップの要因にもな
っている。その上、管路部材と2枚のシート間との接合
が不十分であり、バッグ本体の強度が不足している。特
開平8−117318号公報では、管路部材とシートと
の接合強度を確保するために、管路部材の基部外周に土
手状の突起を形成しているが、それでも溶着が十分でな
い場合がある。
【0007】シートと管路部材を熱溶着することによる
上記課題を解決することを目的として、本発明は、別の
管路部材を2枚のシート間に挿入するのではなく、射出
成形によりシートの外周縁面同士のシールと同時に管路
形成を行なうことにより、管路をシートに一体に形成・
接合したソフトシ−ト袋体およびその成形方法を提供す
ることにある。
【0008】本発明は、特に、射出される合成樹脂で、
ソフトシートの外周縁面が接合されると同時に貫通管路
が同時に合成樹脂で成形され、かつソフトシート外周縁
面の外側が上記射出樹脂で覆われたソフトシート袋体お
よびその成形方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、重ね合わされたソフトシー
トの少なくとも一部の外周縁面が射出成形樹脂材で接合
シールされるとともに、該外周縁面には、貫通管路が該
射出成形材で同時に形成されているソフトバッグであ
り、シート外周縁面の接合と同じ射出合成樹脂で貫通管
路を同時に形成できるので、貫通管路とソフトシートと
の密着が良好であり、かつ製造コストを大幅に低減でき
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、重ね合わされた
ソフトシートの一方外周縁面が射出成形樹脂材で接合シ
ールされ、他方外周縁面が該射出成形樹脂材で接合シー
ルされるとともに、該他方外周縁面には、貫通管路が該
射出成形樹脂材で同時に形成されている構成のソフトバ
ッグであり、シート外周縁面の接合と同じ射出合成樹脂
で貫通管路を同時に形成できるので、貫通管路とソフト
シートとの密着が良好であり、かつ製造コストを大幅に
低減できる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のソフトバッグにおいて、該貫通管路が該ソフトシ
ートの内部空間と外部とを貫通する中空部を有するとと
もに、該貫通管路の外側樹脂層は重ね合わされたソフト
シートの外側に位置して形成されているので、ソフトシ
ート外周縁面がめくれることなく、確実に貫通管路に密
着される。
【0012】請求項4記載の発明は、両端部が開放され
た1枚のチューブ状シートからなり、該チューブ状シー
トの一方端部が射出成形樹脂材で覆われて接合シールさ
れ、他方端部が該射出成形樹脂材で覆われて接合シール
されるとともに、該他方端部には、貫通管路が該射出成
形樹脂材で同時に形成され、該貫通管路を形成する該射
出成形樹脂材の外側樹脂層が該チューブ状シートの外側
に形成されているソフトバッグであり、ソフトシート端
部がめくれることなく確実に貫通管路に密着され、かつ
製造コストを大幅に低減できる。なお、一方外周縁面に
も接合シールと同時に貫通管路を形成するようにしても
良い。
【0013】請求項5記載の発明は、2枚の矩形状ソフ
トシートが重ね合わされ、そのソフトシート内部に空間
が形成されたソフトバッグであって、該ソフトシートの
三方の外周縁面が射出成形樹脂材で覆われて接合シール
され、残りの外周縁面が該射出成形樹脂材で覆われて接
合シールされるとともに、該残りの外周縁面には、貫通
管路が該射出成形樹脂材で同時に形成され、該貫通管路
を形成する該射出成形樹脂材の外側樹脂層が該ソフトシ
ートの外側に形成されている構成であり、シート外周縁
面の密着及び貫通管路の形成・密着が高品質で達成でき
る。なお、三方の外周縁面にも接合シールと同時に貫通
管路を形成するようにしても良い。
【0014】請求項6記載の発明は、ソフトシ−ト袋体
の成形方法において、重ね合わされたソフトシートを射
出成形用分割金型の一方の金型にセットし、ソフトシー
トの外周縁面からスライドコアの先端をソフトシート間
に挿入し、ソフトシートの外周縁面及び該外周縁面に接
触するスライドコアの外周面にキャビティを形成して、
他方の金型を一方の金型に型合わせして型締めし、キャ
ビティに合成樹脂を射出することにより、合成樹脂で外
周縁面同士を接合すると同時にソフトシート間の内部空
間と外部とを連通する貫通管路を該合成樹脂で外周縁面
に形成する製造方法であり、射出成形された合成樹脂に
よりシート外周縁面同士が接着されると同時に同じ材料
で貫通管路が形成されるので、作業工程が短縮され、低
コストで製造できると共にシートと貫通管路との密着性
が優れており、ソフトバッグの強度が向上できる。
【0015】請求項7記載の発明は、ソフトシ−ト袋体
の成形方法において、重ね合わされたソフトシートを所
定の長さに切断し、切断されたソフトシートの外周縁面
を所定形状にカットし、カットされたソフトシートを射
出成形用分割金型の一方の金型にセットし、ソフトシー
トの外周縁面からスライドコアの先端をソフトシート間
に挿入し、ソフトシートの外周縁面及び該外周縁面に接
触するスライドコアの外周面にキャビティを形成して、
他方の金型を一方の金型に型合わせて型締めし、キャビ
ティに合成樹脂を射出することにより、合成樹脂で外周
縁面同士をシールすると同時にソフトシート間の内部空
間と外部とを連通する貫通管路を該外周縁面に合成樹脂
で形成する製造方法であり、一連の工程作業を連続して
行うことができ、量産性に優れている。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項6又は請求
項7記載のソフトバッグの製造方法において、重ね合わ
されたソフトシートを射出成形用分割金型の一方の金型
にセットする前に、ソフトシートの外周縁面同士が離間
する方向にソフトシートの外周縁面を一旦分離するの
で、シート同士が密着したようにくっついたものであっ
ても、スライドコアの先端がソフトシートを破損するこ
となくスムーズに挿入でき、歩留まりが向上する。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項6ないし請
求項8のいずれかに記載のソフトバッグの製造方法にお
いて、ソフトバッグが医療用バッグであり、その外周縁
面に合成樹脂を射出してシール部を形成すると同時に該
シール部に吊り下げ用の開口部を形成する医療用バッグ
の製造方法であり、少ない工程で医療用バッグを生産で
き、生産性が向上すると共に低コスト化が可能である。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項6ないし
請求項9のいずれか記載のソフトバッグの製造方法にお
いて、ソフトシートの外周縁面からスライドコアの先端
を該ソフトシート間に挿入し、該ソフトシートの外周縁
面及び該外周縁面に接触するスライドコアの外周面にキ
ャビティを形成して、他方の金型を一方の金型に型合わ
せして型締めした後、該キャビティに合成樹脂を射出す
る前に、該スライドコアの外周に位置するシート外周縁
面をスライドコア外周に押圧する押圧手段を有するの
で、シート外周縁面を覆うようにその外周に合成樹脂を
確実に射出できる。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のソフトバッグの製造方法において、該押圧手段がスラ
イドコア外周に対し接離方向にスライド可能に該金型に
設けられたスライドピンを有するので、射出初期にシー
ト外周縁面の外周に合成樹脂を確実に射出でき、かつス
ライドピンを移動させた後に合成樹脂を充填できるの
で、シート外周縁面を確実にシールできる。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項10また
は請求項11記載のソフトバッグの製造方法において、
該ソフトシート外周縁面同士を接合する部分において、
一方の金型には該ソフトシートを貫通する突出部が設け
られ、他方の金型には該突出部を受ける溝部が設けら
れ、金型の型締め時、該突出部を該溝部に挿入してソフ
トシートを挟持するので、接合する外周縁面の位置決め
を確実にでき、接合ずれを防止できる。
【0021】請求項13記載の発明は、請求項12記載
のソフトバッグの製造方法において、前記突出部がソフ
トシート外周に対し接離方向にスライド可能に前記金型
に設けられたスライドピンに形成されているので、射出
初期にシート外周縁面に合成樹脂を確実に射出でき、か
つスライドピンを移動させた後に合成樹脂を充填できる
ので、シート外周縁面を確実にシールできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
わる透析用の薬液バッグ1を示す。図2は図1の薬液バ
ッグ1の製造工程を示す。図3は本発明の実施形態に係
わる射出成形金型20の概略模式図を示す。図4、図5
は、本発明の実施形態に係わる射出成形金型20の部分
図を示す。
【0023】図1に示す医療用バッグは透析用の薬液バ
ッグ1であり、バッグ本体2を有する。このバッグ本体
2は、筒状に形成された可撓性樹脂製のソフトシートS
からなり、このバッグ本体2の内部には、薬液収納部
3、4が形成されている。薬液収納部3、4は、ソフト
シートSの外周縁面における側部S1及び底部S2にそ
れぞれ対応する側部31、41及び底部32、42がシ
ールされ、且つ底部32、42同士がお互いに連通路5
で連通可能になっており、さらにソフトシートSの外周
縁面における端部S0に対応する薬液収納部3,4の端
部30,40には管路が設けられている。
【0024】薬液収納部3の端部30に、注入管路6及
び混注口7が設けられている。注入管路6は薬液収納部
3の内部及び外部に開口する管路体6aを有し、この管
路体にチューブ(図示せず)が接続されるようになって
おり、薬液収納部3内の薬液の供給・排出に用いられ
る。混注口7は、薬液収納部3の内部及び外部に開口す
る筒状体7aと、この筒状体7aの先端部に折曲げ分離
可能に形成されたキャップ部7bからなり、薬液収納部
3内への薬液の注入・混入等に用いられる。薬液収納部
3の端部30の数箇所に穴8が設けられ、この穴8は薬
液バッグの吊り下げ用の開口として使われる。
【0025】薬液収納部4の端部40に、注入管路10
及びサンプリング口11が設けられている。注入管路1
0は薬液収納部4の内部及び外部に開口する管路体10
aを有し、この管路体10aにチューブ(図示せず)が
接続されるようになっており、液収納部4内の薬液の供
給・排出に用いられる。サンプリング口11は、薬液収
納部4の内部及び外部に開口する筒状体11aと、この
筒状体11aの外部側開口部を密封する弾性栓11bを
有し、出荷前の薬液バッグ1の抜き取り検査時や薬液の
補充等に用いられる。薬液収納部4の端部40の中央部
分に長穴9が設けられ、この長穴9は薬液バッグ1の手
持ち用或は吊り下げ用の開口として使われる。
【0026】図2ないし図5により、この実施形態の薬
液バッグ1の製造工程を説明する。(a)筒状のソフト
シートSからなる長尺原反が用意され、(b)この原反
が所定長さに枚葉カットされ、(c)次に、図1のよう
な医療用バッグの外形状にカット型内でトリミングカッ
トされる。そして、(d)ソフトシートSの外表面に説
明文や絵等が印刷された後、(e)射出成形用金型20
にセットされる。
【0027】次に、(f)射出成形用金型20では、図
3ないし図5に示すように、射出成形用金型の下型21
にソフトシートSがセットされる。その後、射出成形用
金型の上型22が下降されるとともにソフトシートS間
に管路形成用のスライドコア23の先細先端23aが挿
入される。射出成形用金型の上型22が下降されて、ソ
フトシートSの側部S1、底部S2及び端部S0に臨ん
で、図4に示すように、キャビティ24aが形成され、
図5に示すように、スライドコア23の外周面23bに
も臨むようにキャビティ24bが形成された状態で型締
めされる。図3は、3プレートタイプの射出成形装置2
0であって、型締め時のソフトシートSの端部S0及び
底部S2のシール部分を模式的に示す概略図であり、上
型22に充填口25が設けられ、下型21にエジェクト
機構26(一部のみ図示)が設けられている。上型22
及び下型21には、図示してないが、キャビティ24
a,24bにつながる真空引き機構が設けられており、
合成樹脂がキャビティ24a,24bに導入された時、
該キャビティ24a,24b内のガスを吸引するように
なっている。この実施形態では、スライドコア23が上
型22の上下動と連動してスライドするが、必ずしも連
動しなくても良く、例えば、独立してスライドするもの
であっても良い。
【0028】更に次に、(g)合成樹脂が射出され、こ
のキャビティ24a,24bに充填されて、ソフトシー
トSの側部S1及び底部S2がこの合成樹脂で接合され
る。端部S0はこの合成樹脂で接合されるとともに合成
樹脂製シール層27が形成される。これにより、袋状の
薬液収納部3と薬液収納部4が形成される。薬液収納部
3のシール層27には、注入管路6の管路体6aが一体
に形成される。なお、混注口7は特殊形状であり、この
実施形態では、別部品からなる混注口7がソフトシート
S間に挿入セットされている。薬液収納部4のシール層
28には、注入管路10の管路体10a及びサンプリン
グ口11の筒状体11aが一体に形成される。なお、サ
ンプリング口11の弾性栓11bは後から取付けられ
る。
【0029】射出成形後、上型22を上昇させるととも
にスライドコア23を後退させて型開きし、成形したソ
フトバッグをエジェクト機構26でエジェクトして、下
型21から取り外す。後は、従来と同様に、(h)薬液
収納部3と薬液収納部4の連通路5をクランプして組付
け、(i)次に外観検査・抜取検査を経て、(j)集積
箱に詰められる。
【0030】この実施形態では、ソフトシートSの外表
面への説明文や絵図等の印刷をトリミングカット工程後
に行ったが、印刷工程はトリミングカット工程後から隔
壁クランプ組付け工程のどこかの工程で行えばよいもの
である。また、医療用バッグの種類によっては、印刷を
必要としないものもあり、その場合には、印刷工程を省
略できる。
【0031】また、この実施形態は、薬液収納部3の内
部空間及び外部とに開口する筒状体7aと、この筒状体
7aの先端部に折曲げ分離可能に形成されたキャップ部
7bからなる混注口7を有する透析用の薬液バッグ1で
あったが、透析用の薬液バッグの種類によっては、混注
口7を有しないものもあり、その場合には混注口7用部
材をソフトシートS間に挿入セットする必要がなく、ソ
フトシートSの周囲のシールと同時に管路を射出成形材
料で形成することができる。
【0032】図6は第2実施形態に係わり、図2と同様
な図を示す。この実施形態は、ソフトシートS同士が1
枚のシートのように密着しており、スライドコア23を
シートS間に滑らかに挿入することが困難な場合の薬液
バッグ1の製造方法であって、図2と異なる点を説明す
る。トリミングカット工程後、トリミングカットの金型
内でソフトシートSの端部S0同士が一旦分離する方向
に吸引され、後工程でのスライドコア23が挿入されや
すい状態に準備される。そして、射出成形用金型に搬入
される。この実施形態では、スライドコア23が滑らか
にソフトシートS間に挿入されるので、ソフトシートS
を傷つけることがなく、歩留まりを低減できる。シート
Sの外表面への説明文や絵図等の印刷を必要とする場合
には、トリミングカット工程後から隔壁クランプ組付け
工程のどこかで行えばよいものであって、この実施形態
では説明を省略した。
【0033】図7は、本発明を点滴用バッグに適用した
場合であって、第3実施形態を示す。この実施形態で
は、バッグ本体200内部に輪液収納部300が形成さ
れている。ソフトシートSの端部S0、側部S1及び底
部S2にそれぞれ対応するバッグ本体200の端部30
1、側部311及び底部321が、射出成形された合成
樹脂で接合されている。端部301のシール層280に
は、輪液収納部300と外部とを連通する貫通管路60
が、シール層280と同じ合成樹脂で一体に形成されて
いる。貫通管路60の口部に段部61が形成され、この
段部61には、成形後にゴム系の蓋部材62が挿入固定
されるようになっている。底部321のシール層270
には、吊り下げ用の穴80が形成されている。この実施
形態では、バッグ本体200の端部301、側部311
及び底部321に対応する部位に合成樹脂を射出して、
ソフトシートSの端部S0、側部S1及び底部S2を接
合するとともに管路60を同時に形成できるものであ
り、接合強度の優れたソフトバッグを製造でき、量産性
に優れたものである。
【0034】図8は第4実施形態に係わり、第1実施形
態の図4と同様な図であって、金型を省略した図を示
す。射出成形用金型(図示せず)にソフトシートSがセ
ットされ、ソフトシートSの外周縁面に合成樹脂Gの射
出成形用空間Kが形成される。金型を閉じると同時に、
ソフトシートSの外周縁面を部分的にピンP1で挟持
し、ソフトシートSの移動を阻止する。このピンP1は
ソフトシートSの外周縁から該ソフトシートSの内方へ
数mm〜数10mm離間して設けてある。特に、ソフトシ
ートSの外周縁面の間に管路形成用のスライドコア(図
示せず)の先細先端が挿入される部分については、スラ
イドコアにソフトシートSが接触するようにピンP1で
押し付ける。このことにより、ソフトシートSとスライ
ドコア間に隙間が生じることを防止し、この隙間に樹脂
Gが充填されることを防止する。即ち、ピンP1でソフ
トシートSをスライドコアに押し付けることにより、樹
脂GがソフトシートSと金型との空間Kに充填されるよ
うにする。特に、上記空間K即ち、ソフトシートSの外
側に射出樹脂Gが充填されて、この樹脂Gで貫通管路を
形成するので、ソフトシートSと貫通管路との間に隙間
は無く密着性が非常に良い。
【0035】図9は第5実施形態に係わり、第4実施形
態の図8と同様な図を示す。この実施形態では、ソフト
シートSの外周縁面が金型空間Kに飛び出す量Xを、1
〜1.5mmぐらいとして、該外周縁面の動きの影響を
少なくしたものである。このように外周縁面の飛び出し
量Xを少なくすると、樹脂Gの充填時にソフトシートS
の外周縁面が少し動いたとしても、ソフトシートSと金
型との空間Kがつぶされることが無いので、この空間K
に樹脂Gを充填できる。
【0036】図10及び図11は第6実施形態に係わ
り、図10は第4実施形態の図8と同様な図を示す。こ
の実施形態では、ピンがスライドピンP2からなってい
る。このスライドピンP2は、図10に示すように、合
成樹脂Gを射出する前に、金型の空間K内に突出し、ソ
フトシートSの外周縁面を両側から挟むように保持す
る。そして、合成樹脂Gを射出して所定時間たった後
に、図11に示すように、スライドピンP2は引っ込
み、スライドピンP2で挟持していた部分にも樹脂Gが
充填される。この実施形態では、ソフトシートSの外周
縁面に樹脂Gが一部充填されるまで該ソフトシートSの
外周縁面を保持し、その後スライドピンP2を引っ込め
るので、空間Kに十分に樹脂Gが充填され、かつスライ
ドピンP2の接触部分にも樹脂Gが充填される。
【0037】図12は第7実施形態に係わり、第4実施
形態の図8と同様な図を示す。この実施形態では、管路
形成用のスライドコアCの部分を示す。特に、スライド
コアC周りは、スライドコアCでソフトシートSを開け
るために、離されたソフトシートSが金型に密着する方
向に動きやすい。そして、樹脂GはソフトシートSとス
ライドコアC間に充填されやすくなる。このことが進む
と、ソフトシートSと金型との空間Kに樹脂Gが充填さ
れず、ソフトシートSの外周縁面が外に見える状態にな
り、外観上好ましくない。その上、特にスライドコアC
で広げたソフトシートSと重なり合っているソフトシー
トSとの境界部分のシール性が非常に問題となる。
【0038】この実施形態では、3本のスライドピンP
3を設け、このスライドピンP3でソフトシートSをス
ライドコアCに接する方向に押圧し、ソフトシートSと
金型間に空間Kが維持されるようにしている。スライド
ピンP3の先端部はスライドコアCの外形に沿う形状、
即ち傾斜面に形成されている。従って、この空間Kに樹
脂Gが充填されるので、スライドコアCで広げたソフト
シートSと重なり合っているソフトシートSとの境界部
分に樹脂Gが充填されなくても、その外側に樹脂Gが充
填されており、この部分のシール洩れはまったく問題な
い。また、外側に樹脂Gが充填されるのでソフトシート
Sの外周縁面が外観上見えるようになることが防止され
る。なお、ソフトシートSと金型との空間Kが確保さ
れ、この空間に樹脂Gが充填されれば、射出成形用の樹
脂GがソフトシートSとスライドコアC間に少しは充填
されても構わないものである。
【0039】図13及び図14は、第8実施形態に係わ
り、図13は第4実施形態の図8と同様な図を示し、図
14は成形後の薬液バッグBを示す。一方の金型には、
図13に示すように、先端側の突出した部分が薬液バッ
グBの外周部を貫通して穴S3を開口するスライドピン
P4が設けられ、他方の金型には、このスライドピンP
4の先端側を受ける溝部Mが設けられている。型締め
時、図13に示すように、スライドピンP4が溝部Mに
挿入され、シートSの外周縁面が位置決め固定される。
その状態で樹脂Gが充填される。なお、この実施形態で
は、スライドピンP4と溝部Mは固定式であるが、第6
実施形態のように移動するようにしてもよい。図14に
示すように、薬液バッグBの角部や中間部をこのスライ
ドピンP4で固定すれば、ソフトシートSの外周縁面の
ずれが防止でき、品質の安定した薬液バッグBが得られ
る。
【0040】本発明では、上述した実施形態をいろいろ
組み合せて使用することも可能である。例えば、固定式
のピンとスライド式のピンを組み合せて、部分で使い分
けることも可能である。また、第8実施形態で説明した
先端側に突出部が形成されたピンと組み合せて使用する
ことも可能である。
【0041】本発明では、ソフトシートSの外周縁面が
金型に密着し、ソフトシートSと金型との空間Kが無く
なり、この空間Kに樹脂Gが充填できなくなることを防
止できればよいものである。ソフトシートS間やソフト
シートSとスライドコアC間に樹脂が充填されること
で、ソフトシートSと金型との空間Kが無くなり、この
空間Kに樹脂Gが充填できなくなるということが発生し
なければ、ソフトシートS間やソフトシートSとスライ
ドコアC間に樹脂Gが充填されても構わないものであ
る。
【0042】本発明でいう重ねられた2枚のソフトシー
トSは、別々のシートが2枚重ねられたものだけでな
く、長い筒状即ち、チューブ状になったシートを所定の
長さでカットしたもので、その外周縁面における両端部
S0がそれぞれシールされておらず、かつ既にその側部
S1がお互いに一体になったシートも含まれる。また、
2枚とはバッグ本体を構成する表裏で2枚ということで
あって、表側シートや裏側シートが2重や3重等の多重
になったものも含まれる。なお、ソフトシートS間のシ
ールと同時に一体で成形することが困難な特殊な管路
は、例えば、薬液バッグ1の混注口7等は従来どおりソ
フトシートS間に挿入しても良い。
【0043】上記の実施形態では、本発明を透析用バッ
グ、点滴用バッグでに適用した場合で説明したが、他の
医療用バッグにも適用できるものである。更に、本発明
は、本体がソフトシートSからなり、端部、側部および
底部がお互いに接合され、かつ端部に管路が形成された
ソフトシート製ソフトバッグに適用できるものであり、
医療用バッグに限らず、飲料用のソフトバッグや詰め替
え用ソフトバッグにも適用できるものである。
【0044】
【発明の効果】本発明では、重ね合わされたソフトシー
トの一方外周縁面が射出成形樹脂材で接合シールされ、
他方外周縁面が該射出成形樹脂材で接合シールされると
ともに、該他方外周縁面には、貫通管路が該射出成形樹
脂材で同時に形成されるので、貫通管路とソフトシート
との密着が良好であり、かつ製造コストを大幅に低減で
きる。
【0045】また、射出される樹脂からなる貫通管路が
該ソフトシートの内部と外部とを貫通する中空部を有す
るとともに、該貫通管路の外側樹脂層は重ね合わされた
ソフトシートの外側に位置して形成されたソフトバッグ
とすることで、ソフトシート外周縁面がめくれることな
く、確実に貫通管路に密着されるとともに、シート外周
縁面が出ないので外観上も好ましい。
【0046】本発明では、重ね合わせられたソフトシー
トの外周縁面の接合、貫通管路の一体成形、貫通管路と
ソフトシートの接合を1つの射出成形金型内で同時に行
うことができるので、成形サイクルが短く量産性に優れ
ている。特に、貫通管路の形成とソフトシートへの接合
を同時に行い得るので、お互いの接合強度が強固であ
り、ソフトバッグの強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる透析用の薬液バ
ッグを示す。
【図2】図1の薬液バッグの製造工程を示す。
【図3】本発明の第1実施形態に係わる射出成形金型の
概略図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係わる射出成形金型の
部分図を示す。
【図5】本発明の第1実施形態に係わる射出成形金型の
他の部分図を示す。
【図6】本発明の第2実施形態に係わり、図2と同様な
図を示す。
【図7】本発明の第3実施形態に係わり、点滴用ソフト
バッグを示す。
【図8】本発明の第4実施形態に係わり、第1実施形態
の図4と同様な図を示す。
【図9】本発明の第5実施形態に係わり、第4実施形態
の図8と同様な図を示す。
【図10】本発明の第6実施形態に係わり、第4実施形
態の図8と同様な図を示す。
【図11】本発明の第6実施形態に係わり、スライドピ
ンが引いた状態を示す
【図12】本発明の第7実施形態に係わり、第4実施形
態の図8と同様な図を示す。
【図13】本発明の第8実施形態に係わり、第4実施形
態の図8と同様な図を示す。
【図14】本発明の第8実施形態に係わり、成形後の薬
液バッグを示す。
【図15】従来の薬液バッグの製造工程を示す。
【図16】図15の薬液バッグの製造工程を模式的に示
した図である。
【符号の説明】
1 薬液バッグ 2 バッグ本体 3 薬液収納部 30 端部 31 側部 32 底部 4 薬液収納部 40 端部 41 側部 42 底部 5 連通路 6 注入管路 6a 管路体 7 混注口 7a 筒状体 7b キャップ部 8 穴 9 長穴 10 注入管路 10a 管路体 11 サンプリング口 11a 筒状体 11b 弾性栓 20 射出成形金型 21 下型 22 上型 23 スライドコア 23a 先端 23b 外周面 24a キャビティ 24b キャビティ 25 充填口 26 エジェクト機構 27 シール層 28 シール層 S ソフトシート S0 端部(外周縁面) S1 側部(外周縁面) S2 底部(外周縁面) 200 バッグ本体 300 薬液収納部 301 端部 311 側部 321 底部 60 管路 80 穴 P3 スライドピン P4 スライドピン M 溝部 270 シール層 280 シール層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61J 1/00 335A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね合わされたソフトシートの少なくとも
    一部の外周縁面が射出成形樹脂で接合シールされるとと
    もに、該外周縁面には、貫通管路が該射出成形樹脂材で
    同時に形成されていることを特徴とするソフトバッグ。
  2. 【請求項2】重ね合わされたソフトシートの一方外周縁
    面が射出成形樹脂材で接合シールされ、他方外周縁面が
    該射出成形樹脂材で接合シールされるとともに、該他方
    外周縁面には、貫通管路が該射出成形樹脂材で同時に形
    成されていることを特徴とするソフトバッグ。
  3. 【請求項3】前記貫通管路はソフトシートの内部空間と
    外部とを貫通する中空部を有するとともに、該貫通管路
    の外側樹脂層は重ね合わされたソフトシートの外側に位
    置して形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載のソフトバッグ。
  4. 【請求項4】両端部が開放された1枚のチューブ状シー
    トからなり、該チューブ状シートの一方端部が射出成形
    樹脂材で覆われて接合シールされ、他方端部が該射出成
    形樹脂材で覆われて接合シールされるとともに、該他方
    端部には、貫通管路が該射出成形樹脂材で同時に形成さ
    れ、該貫通管路を形成する該射出成形樹脂材の外側樹脂
    層が該チューブ状シートの外側に形成されていることを
    特徴とするソフトバッグ。
  5. 【請求項5】2枚の矩形状ソフトシートが重ね合わさ
    れ、そのソフトシート内部に空間が形成されたソフトバ
    ッグであって、該ソフトシートの三方の外周縁面が射出
    成形樹脂材で覆われて接合シールされ、残りの外周縁面
    が該射出成形樹脂材で覆われて接合シールされるととも
    に、該残りの外周縁面には、貫通管路が該射出成形樹脂
    材で同時に形成され、該貫通管路を形成する該射出成形
    樹脂材の外側樹脂層が該ソフトシートの外側に形成され
    ていることを特徴とするソフトバッグ。
  6. 【請求項6】重ね合わされたソフトシートを射出成形用
    分割金型の一方の金型にセットし、該ソフトシートの外
    周縁面からスライドコアの先端を該ソフトシート間に挿
    入し、該ソフトシートの該外周縁面及び該外周縁面に接
    触するスライドコアの外周面にキャビティを形成して、
    他方の金型を一方の金型に型合わせして型締めし、該キ
    ャビティに合成樹脂を射出することにより、該合成樹脂
    で該ソフトシートの該外周縁面同士を接合すると同時に
    該ソフトシート間の内部空間と外部とを連通する貫通管
    路を該外周縁面に該合成樹脂で形成することを特徴とす
    るソフトバッグの製造方法。
  7. 【請求項7】重ね合わされた長尺ソフトシートを所定の
    長さに切断し、切断されたソフトシートの外周縁面を所
    定形状にカットし、カットされたソフトシートを射出成
    形用分割金型の一方の金型にセットし、該ソフトシート
    の外周縁面からスライドコアの先端を該ソフトシート間
    に挿入し、該ソフトシートの該外周縁面及び該外周縁面
    に接触するスライドコアの外周面にキャビティを形成し
    て、他方の金型を一方の金型に型合わせて型締めし、該
    キャビティに合成樹脂を射出することにより、該合成樹
    脂で該外周縁面同士をシールすると同時にソフトシート
    間の内部空間と外部とを連通する貫通管路を該外周縁面
    に該合成樹脂で形成することを特徴とするソフトバッグ
    の製造方法。
  8. 【請求項8】前記重ね合わされたソフトシートを射出成
    形用分割金型の一方の金型にセットする前に、該ソフト
    シートの外周縁面同士が離間する方向に該ソフトシート
    の外周縁面を一旦分離し、該スライドコアの該先端が挿
    入されやすい状態にすることを特徴とする請求項6又は
    請求項7記載のソフトバッグの製造方法。
  9. 【請求項9】前記ソフトバッグが医療用のバッグであ
    り、その外周縁面に合成樹脂を射出してシール部を形成
    すると同時に該シール部に吊り下げ用の開口部を形成す
    ることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか
    に記載のソフトバッグの製造方法。
  10. 【請求項10】前記ソフトシートの外周縁面からスライ
    ドコアの先端を該ソフトシート間に挿入し、該ソフトシ
    ートの外周縁面及び該外周縁面に接触するスライドコア
    の外周面にキャビティを形成して、他方の金型を一方の
    金型に型合わせて型締めした後、該キャビティに合成樹
    脂を射出する前に、該スライドコアの外周に位置するシ
    ート端面をスライドコア外周に押圧する押圧手段を設け
    たことを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか
    に記載のソフトバッグの製造方法。
  11. 【請求項11】前記押圧手段がスライドコア外周に対し
    接離方向にスライド可能に前記金型に設けられたスライ
    ドピンを有することを特徴とする請求項10記載のソフ
    トバッグの製造方法。
  12. 【請求項12】前記ソフトシート外周縁面同士を接合す
    る部分において、一方の金型には該ソフトシートを貫通
    する突出部が設けられ、他方の金型には該突出部を受け
    る溝部が設けられ、金型の型締め時、該突出部を該溝部
    に挿入してソフトシートを挟持することを特徴とする請
    求項9または請求項11記載のソフトバッグの製造方
    法。
  13. 【請求項13】前記突出部は、ソフトシート外周に対し
    接離方向にスライド可能に前記金型に設けられたスライ
    ドピンに形成されていることを特徴とする請求項12記
    載のソフトバッグの製造方法。
JP2001195295A 2000-06-27 2001-06-27 ソフトバッグ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4022051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001195295A JP4022051B2 (ja) 2000-06-27 2001-06-27 ソフトバッグ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000193105 2000-06-27
JP2000-193105 2000-06-27
JP2001195295A JP4022051B2 (ja) 2000-06-27 2001-06-27 ソフトバッグ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002136573A true JP2002136573A (ja) 2002-05-14
JP4022051B2 JP4022051B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=26594785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001195295A Expired - Fee Related JP4022051B2 (ja) 2000-06-27 2001-06-27 ソフトバッグ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4022051B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003078264A1 (fr) * 2002-03-19 2003-09-25 Fujimori Kogyo Co., Ltd. Sac autoportant et procede de fabrication du sac
WO2003106156A1 (ja) * 2001-04-26 2003-12-24 株式会社細川洋行 口部付き袋の製造方法
JP2008195407A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Oshio Sangyo Kk 包装袋
JP2009196647A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Oshio Sangyo Kk 包装袋
US8206033B2 (en) * 2005-08-24 2012-06-26 Oshio Industry Co., Ltd. Self-standing bag and manufacturing method thereof
US20170086568A1 (en) * 2015-09-29 2017-03-30 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir
USD903298S1 (en) 2019-05-07 2020-12-01 Samsonite IP Holding S.a r.l. Hydration reservoir with a handle
US11432640B2 (en) 2019-05-07 2022-09-06 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir with handle
USD1035823S1 (en) 2020-10-01 2024-07-16 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003106156A1 (ja) * 2001-04-26 2003-12-24 株式会社細川洋行 口部付き袋の製造方法
WO2003078264A1 (fr) * 2002-03-19 2003-09-25 Fujimori Kogyo Co., Ltd. Sac autoportant et procede de fabrication du sac
US8753013B2 (en) * 2005-08-24 2014-06-17 Oshio Industry Co., Ltd. Self-standing bag and manufacturing method thereof
US8206033B2 (en) * 2005-08-24 2012-06-26 Oshio Industry Co., Ltd. Self-standing bag and manufacturing method thereof
US20120237143A1 (en) * 2005-08-24 2012-09-20 Masaaki Sato Self-standing bag and manufacturing method thereof
JP2008195407A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Oshio Sangyo Kk 包装袋
US8500330B2 (en) * 2007-02-08 2013-08-06 Oshio Industry Co., Ltd. Packaging bag and manufacturing method thereof
JP2009196647A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Oshio Sangyo Kk 包装袋
US20170086568A1 (en) * 2015-09-29 2017-03-30 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir
US10315816B2 (en) * 2015-09-29 2019-06-11 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir
US11279536B2 (en) 2015-09-29 2022-03-22 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir
US11884465B2 (en) 2015-09-29 2024-01-30 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir
USD903298S1 (en) 2019-05-07 2020-12-01 Samsonite IP Holding S.a r.l. Hydration reservoir with a handle
US11432640B2 (en) 2019-05-07 2022-09-06 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir with handle
USD1035823S1 (en) 2020-10-01 2024-07-16 Samsonite Ip Holdings S.A R.L. Hydration reservoir

Also Published As

Publication number Publication date
JP4022051B2 (ja) 2007-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5418649B2 (ja) 複室容器
KR100297119B1 (ko) 손잡이를가진용기및그제조방법
JP2002136573A (ja) ソフトバッグ及びその製造方法
WO2014104281A1 (ja) 複室容器
JP3952145B2 (ja) 自立袋及びその製造方法
JP3624132B2 (ja) シーラント収容パウチ
US20020176639A1 (en) Open mouth bag
EP1560697B1 (en) Bag-making method
CN201147483Y (zh) 单管与内空船式双室输液袋
JP6326522B2 (ja) 複室容器
JP2007008500A (ja) スライドファスナー付きスタンディングパウチとその作製方法
JP2003285348A (ja) ソフトバッグ及びその製造方法
CN210158930U (zh) 输液包装盖
JPH07117105A (ja) 輸液バッグの製造方法
JP2008095886A (ja) 中空体及び中空体の製造方法
KR102642269B1 (ko) 화물용 에어백의 제조방법 및 그 에어백
CN215045352U (zh) 一种胶膜流体容器及其截止阀
JP2000255082A (ja) インクジェット記録用インクカートリッジの包装方法
JP2007185418A (ja) 複室容器
WO2002060773A1 (en) Plastic bag with zippered small bag
CN201147487Y (zh) 双管与内空船式双室输液袋
JP2005177077A (ja) 医療用複室容器
JP2001151248A (ja)
JPH0364A (ja) 医療用バッグのポート取付方法および装置
CN201186040Y (zh) 单管与马鞍式配件和菱形座灌液管的单室袋

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070928

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees