JP2002136457A - 排気循環式掃除機 - Google Patents

排気循環式掃除機

Info

Publication number
JP2002136457A
JP2002136457A JP2000331998A JP2000331998A JP2002136457A JP 2002136457 A JP2002136457 A JP 2002136457A JP 2000331998 A JP2000331998 A JP 2000331998A JP 2000331998 A JP2000331998 A JP 2000331998A JP 2002136457 A JP2002136457 A JP 2002136457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
vacuum cleaner
circulation
type vacuum
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000331998A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Urano
誠二 浦野
Yasushi Niwatsukino
恭 庭月野
Yasuhiro Okubo
康裕 大久保
Kiyobumi Ogushi
清文 大串
Nobuyuki Goto
伸之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000331998A priority Critical patent/JP2002136457A/ja
Publication of JP2002136457A publication Critical patent/JP2002136457A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、室内の空気を汚すことなく掃除を
行なうことができ、マットやフローリング上に静電気に
よって吸着している髪の毛やペット毛等も確実に集塵す
る排気循環式掃除機を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の排気循環式掃除機は、第1吸込
室17内に第1除電部材23が設けられた排気循環式掃
除機であって、第1除電部材23が導電性材料で形成さ
れ、吸込ノズル2の順行方向に関して第1吹付部16の
前方に設置されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭用電動掃除機、
特に被掃除面に空気を吹付けて塵埃を浮遊させ、それを
吸引する排気循環式掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、掃除機は床面の塵埃を取込むため
の開口を有する吸込ノズルと、集塵室と、この集塵室を
負圧にする電動送風機とを有し、吸込んだ塵埃を集塵室
内の集塵フィルタにて補集し、排気を掃除機外部へ排出
する吸引式掃除機が一般的であった。
【0003】また、従来の吸込ノズル内への吹出手段を
備えた排気循環式掃除機としては、たとえば特開平11
−9507号公報に記載されているようなものが一般的
であった。図9は従来の排気循環式掃除機の全体構成図
である。図9において、37は吸込部、38はハンド
ル、39は電動送風機、40は集塵フィルタ、41は吸
入口、42は還流路、43は吹出口である。
【0004】図9に示すように、掃除機本体36には、
下部に吸込部37が取付けられ、上部にハンドル38が
突設されている。また、掃除機本体36内には、電動送
風機39と、集塵部としての集塵フィルタ40とが内蔵
されており、該電動送風機39によって吸込部37内の
空気を背面に形成された吸入口41から吸入し、その空
気に含まれる塵を集塵フィルタ40で捕集するようにな
っている。電動送風機39の先方から吸込部37の前部
にかけて空気の還流路42が形成されており、当該還流
路42の先端は吸込部37の前端部において吸込部37
内に開口し、吹出口43を形成している。この吹出口4
3は、被掃除面に対する角度αが30〜45°をなすよ
うに、斜め後下方に向かって開口している。
【0005】この排気循環式掃除機を使用するときは、
電動送風機39により吸込部37内の空気が吸入口41
から吸引され、集塵フィルタ40で塵を除去された後、
電動送風機39を通過して還流路42に送られ、吹出口
43から吸込部37内に噴出されて、再度電動送風機3
9によって吸入口41から吸入される。このとき、吹出
口43から噴出する空気は、被掃除面に対して30〜4
5°の角度で後下方に向かって放出されるので、絨毯な
どの毛脚の内部に吹き込まれて、塵を下から押して表面
に浮き上がらせ、吸入口41に運んで吸入させるもので
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の吸引式掃除機は、電動送風機で塵埃を吸引し集
塵フィルタで捕集するため、集塵フィルタよりも微細な
塵埃を外部に排出してしまうという問題があった。この
対策として、集塵フィルタの目を細かくすれば塵埃の排
出は抑えられるが、これによって集塵フィルタでの圧力
損失が非常に大きくなり、電動送風機のモータを高出力
のモータにせざるをえなくなる。しかし、これでは、乳
幼児や病人のいる家庭は必要以上に大出力の吸引掃除機
を使用する、という対策になりかねない。そして、この
ような掃除機は価格が高くなるし、また維持費もかかる
ものである。
【0007】これに対し、図9のような従来の排気循環
式掃除機では、吸引式掃除機が抱える上述の問題は回避
できるものの、正圧の排気を吸引ノズル内に返送するた
め、これにより吸引力の強い部分(高負圧域)が狭めら
れ、マットやフローリングなどの表面に静電気で吸着し
ている髪の毛やペット毛等を集塵するのに、吸引力が不
足するという問題があった。そしてこの静電気対策とし
て、従来吸込ノズルに除電部を設けて除電を行うという
提案もあるが、一般的な除電にすぎず、排気循環式掃除
機で役立つような効果的な除電効果は期待できないもの
であった。このように、排気循環式掃除機は電動送風機
39の出力を比較的小さくできるという利点はあるもの
の、吸込部37内を高真空にして外部の空気を大量に吸
引するものではなく、静電気で吸着している塵埃を吸引
するのはかなり難しいものであった。
【0008】そこでこのような従来の問題点を解決する
ために、本発明は、室内の空気を汚すことなく掃除を行
なうことができ、マットやフローリング表面に静電気に
よって吸着している髪の毛やペット毛等も確実に集塵す
る排気循環式掃除機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため本発明の排気循環式掃除機は、第1吸込室内に
第1除電部材が設けられた排気循環式掃除機であって、
第1除電部材が導電性材料で形成され、吸込ノズルの順
行方向に関して第1吹付部の前方に設置されたことを特
徴とする。
【0010】これにより、排気の排出がないため室内の
空気を汚すことなく掃除を行なうことができ、マットや
フローリング表面に静電気によって吸着している髪の毛
やペット毛等も確実に集塵することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にされた発明
は、披掃除面の塵埃を取込むための開口を有する吸込ノ
ズルと、吸込ノズルと連通した集塵室と、集塵室内を負
圧にする電動送風機と、電動送風機の排気を吸込ノズル
内へ戻す第1排気通路と、吸込ノズル内に設置され第1
排気通路に設けられた第1吹付部と、第1吹付部によっ
て吸込ノズル内が順行方向に関して前後に分割されて形
成された第1吸込室と第2吸込室と、第1吸込室及び第
2吸込室のそれぞれに設けられた第1吸込口及び第2吸
込口と、第1吸込室内に第1除電部材が設けられた排気
循環式掃除機であって、第1除電部材が導電性材料で形
成され、吸込ノズルの順行方向に関して第1吹付部の前
方に設置されたことを特徴とする排気循環式掃除機であ
るから、従来の吸込式電動掃除機に比べ、室内の空気を
汚すことなく掃除を行なうことができ、また従来の排気
循環式電動掃除機に比べ、第1除電部材に除電機能をも
たせたことで、マットやフローリングなどに静電気の作
用によって吸着している髪の毛やペット毛等も容易に集
塵することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載された発明は、吸
込ノズル内には第1除電部材の左右両端に第2排気通路
が設けられたことを特徴とする請求項1記載の排気循環
式掃除機であるから、第1吸込室内の左右方向から排気
が供給されることで、第1吸込室全体でバランスの良い
集塵が行われるため、集塵性能が向上する。
【0013】本発明の請求項3に記載された発明は、第
1排気通路が分岐され、分岐された排気通路に設けられ
た第2吹付部が第1吸込室内に設置されていることを特
徴とする請求項1〜2記載の排気循環式掃除機であるか
ら、第1吹付部から第1吸込室に向かう吹付排気を逆方
向から抑制することが可能となるため、吸込ノズル前方
からのエアー漏れの防止が容易となる。
【0014】本発明の請求項4に記載された発明は、第
1除電部材が、導電性材料が混合された混合材料である
ことを特徴とする請求項1〜3記載の排気循環式掃除機
であるから、耐摩耗性有する材料や剛性を有する材料
等、使用環境や使用条件により様々な特性を有するシー
ル材を作成することが可能となる。
【0015】本発明の請求項5に記載された発明は、第
1除電部材がカーボン繊維であることを特徴とする請求
項1〜3記載の排気循環式掃除機であるから、材質的に
非常に高い静電気の除去性能を得ることができる。
【0016】本発明の請求項6に記載された発明は、第
1除電部材が脱着可能であることを特徴とする請求項1
〜5記載の排気循環式掃除機であるから、除電部材の洗
浄や交換等のメンテナンス性が向上する。
【0017】本発明の請求項7に記載された発明は、第
1吸込室内部で、吸込ノズルの順行方向に関して第1除
電部材の前方に回転ブラシ及び/または回転ブレードを
設置することを特徴とする請求項1〜6記載の排気循環
式掃除機であるから、ループパイルやカットパイルやシ
ャギィー等様々な絨毯においても、回転ブラシ及び/ま
たはブレードが絨毯中の塵埃を掻き出す作用が付加され
るため、集塵性能の向上が図れる。
【0018】本発明の請求項8に記載された発明は、回
転ブラシのブラシ部材及び/または回転ブレードのブレ
ード部材が導電性材料で形成されたことを特徴とする請
求項7記載の排気循環式掃除機であるから、回転ブラシ
及び/または回転ブレードにも静電気除去能力を付加す
ることで、更なる静電気除去能力の向上が可能となる。
【0019】本発明の請求項9に記載された発明は、回
転ブラシのブラシ部材及び/または回転ブレードのブレ
ード部材が、導電性材料が混合された混合材料であるこ
とを特徴とする請求項7記載の排気循環式掃除機である
から、耐摩耗性有する材料や剛性を有する材料等、使用
環境や使用条件により様々な特性を有するシール材を作
成することができる。
【0020】本発明の請求項10に記載された発明は、
回転ブラシのブラシ部材がアクリルもしくはナイロンブ
ラシの表面にCu95の皮膜を形成した材料とナイロン
との混合材料であることを特徴とする請求項9記載の排
気循環式掃除機であるから、耐摩耗性に優れ、安価な材
料でかつ量産性に優れた回転ブラシの作成が可能とな
る。
【0021】本発明の請求項11に記載された発明は、
吸込ノズルの順行方向に対して第2吸込室後方に第2除
電部材を設置したことを特徴とする請求項1〜10記載
の排気循環式掃除機であるから、第1吹付部から第2吸
込室に向かう吹付排気を抑制することが可能となるた
め、吸込ノズル後方からのエアー漏れの防止が容易とな
る。
【0022】本発明の請求項12に記載された発明は、
第2除電部材が導電性材料で形成されたことを特徴とす
る請求項11記載の排気循環式掃除機であるから、第1
吹付部の影響で発生した静電気も除去することができ
る。
【0023】本発明の請求項13に記載された発明は、
第2除電部材が、導電性材料が混合された混合材料であ
ることを特徴とする請求項11または12に記載の排気
循環式掃除機であるから、耐摩耗性有する材料や剛性を
有する材料等、使用環境や使用条件により様々な特性を
有するシール材を作成することが可能となる。
【0024】本発明の請求項14に記載された発明は、
第2除電部材がカーボン繊維であることを特徴とする請
求項11または12に記載の排気循環式掃除機であるか
ら、材質的に非常に高い静電気の除去性能を得ることが
できる。
【0025】本発明の請求項15に記載された発明は、
第1除電部材と回転ブラシ及び/または回転ブレードが
同時に脱着可能な脱着部材を有することを特徴とする請
求項1〜14記載の排気循環式掃除機であるから、これ
により1部品で2種類の部品のメンテナンスを行うこと
ができる。
【0026】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における排気循環式掃除機の全体構成図を示す。図
2は本発明の実施の形態1における排気循環式掃除機の
吸込ノズルの拡大図で、図3は本発明の実施の形態1に
おける排気循環式掃除機の吸込ノズル底面の拡大図であ
る。
【0028】図1において、1は被掃除面の1つである
床面である。2は吸込ノズル、3はノズル継手、4は掃
除機本体、5は集塵室、6は集塵フィルタである。7は
ファンケーシング、8は吸込ファン、9は吸込ファン吸
込口、10はモータ、11は吸込ファン吐出口である。
そして、ファンケーシング7、吸込ファン8、吸込ファ
ン吸込口9、モータ10、吸込ファン吐出口11が本実
施の形態1の排気循環式掃除機の電動送風機を構成する
ものである。
【0029】12は掃除機本体4に設けられた第1排気
通路、13は操作用の取手、14は掃除機を起動した
り、停止するための動作スイッチ、15はモータ10な
どに給電する電源コードである。16は、吸込ノズル2
内の第1排気通路12の端部に設けられ、床面1に排気
を吹き付けることができる第1吹付部である。17は吸
込ノズル2内で第1吹付部16により2分割された一方
の第1吸込室、18は同じく第1吹付部16により2分
割された他方の第2吸込室である。19は第1吸込室1
7に設けられた第1吸込口、20は第2吸込室18に設
けられた第2吸込口である。この第1吸込口19と第2
吸込口20によって床面1を覆った吸込ノズル2内の空
気を吸込ファン8の作用で吸引する。21は第1吸込室
17を床面1に向けて開口された第1開口、22は第2
吸込室18を床面1に向けて開口された第2開口であ
る。
【0030】23は、第1吹付部16の前方で第1吸込
室17側壁面に設けられ、静電気を除電するために導電
性材料で形成された第1除電部材である。第1除電部材
23の先端は床面1と微小距離の位置に置かれている。
24はローラ、25は第1除電部材23の両端に設けら
れた第2排気通路である。
【0031】本実施の形態1における排気循環式掃除機
は、図1に示すように吸込ノズル2と、掃除機本体4
と、内部が空胴でそれらを連結するノズル継手3によっ
て構成されている。ノズル継手3にバネ等を利用したロ
ックボタン(図示せず)を設け、吸込ノズル2と掃除機
本体4とを脱着可能な構造とすれば、収納時や運搬時の
利便性が向上する。
【0032】掃除機本体4内部には、ノズル継手3と連
通し内部に集塵フィルタ6を有する集塵室5と、吸込フ
ァン吸込口9を介して集塵室5に連通し内部に吸込ファ
ン8が設けられたファンケーシング7と、吸込ファン8
を駆動するモータ10が設けられている。ファンケーシ
ング7には吸込ファン吐出口11が形成されており、吸
込ファン吐出口11は第1排気通路12と連通されてい
る。この第1排気通路12は吸込ノズル2内を通過し床
面1近傍まで延長される。また、掃除機本体4外部には
電源コード15と、取手13が設置され、取手13には
動作スイッチ14が設置されている。なお、動作スイッ
チ14は、ユーザの使い勝手が良く誤作動の発生が少な
い場所であれば、取手13以外の場所に設置してもよ
く、吸込ノズル2外部に設置してフットスイッチ(図示
せず)としてもよい。
【0033】図2において、吸込ノズル2内部は、第1
排気通路12に連通した第1吹付部16により、吸込ノ
ズルの順方向(走行方向)に関して前方の第1吸込室1
7、後方の第2吸込室18とに分割される。第1吸込室
17と第2吸込室18は、ノズル継手3と連通した第1
吸込口19及び第2吸込口20と、床面1を覆う第1開
口21および第2開口22が設けられている。
【0034】ところで、第1吹付部16の前方で第1吸
込室17内の壁面には導電性材料で形成された第1除電
部材23が設けられている。また、吸込ノズル2外部底
面には床面1を滑らかに走行するための複数個のローラ
24が設置されている。図3において第1除電部材23
の左右寸法は第1開口の左右寸法より短く、これにより
第1開口の左右両端には第2排気通路25が形成され
る。
【0035】次に本実施の形態1の排気循環式掃除機を
用いて吸引する時の全体の動作、作用について説明す
る。図1において電源コード15をコンセント(図示せ
ず)に接続し、動作スイッチ14を入れるとモータ10
が作動し吸込ファン8が回転する。これによりファンケ
ーシング7では、吸込みファン吸込口9から矢印aで示
す吸気を行い、吸込みファン吐出口11から矢印bで示
す排気を行う。この吸気により集塵室5内に負圧が生
じ、吸込ノズル2からノズル継手3を通っての吸気が行
われ、また吸込ファン吐出口11からの排気は矢印cで
示すように第1排気通路12を通って、吸込ノズル2内
部に吹出される。この吹出された排気(以下循環風)は
床面1上に散在する塵埃(図示せず)を浮遊させ、これ
とともにノズル継手3を通して再度集塵室5内へ吸込ま
れ、塵埃のみが集塵フィルタ6で捕捉され、循環風は排
気循環を繰り返すものである。なお、被掃除面が室内の
壁際などで、隅の吸気力が不足し易いところでは、吸込
性能を上げるため一部の循環風を掃除機外へ排出しても
よい。このため、切替え弁(図示せず)を設けて、循環
風を掃除機外へ排出しないモード(100%排気循環)
と一部を掃除機外へ排出するモード(一部排気モード)
とに切替えられるようにするのがよい。この場合床面1
や使用環境の状況に応じてモードの切替えが行えるた
め、利便性が向上する。
【0036】図2、図3において、本実施の形態1の排
気循環式掃除機を用いて吸引する時の吸込ノズル2の動
作、作用について説明する。循環風は、第1排気通路1
2を通り第1吹付部16から床面1に矢印d1で示すよ
うに吹付けられ、床面1で流れの向きを変えるが、床面
1上の塵埃はこのときの動圧(衝撃力)で巻き上がり、
第1吸込室17及び第2吸込室18内でそれぞれ浮遊状
態となる。このとき吸込ファン8が運転されているか
ら、塵埃はこの吸引作用で矢印eおよび矢印fで示すよ
うに第1吸込口19および第2吸込口20を通って吸込
まれる。
【0037】第1吹付部16を吸込ノズル2の中間に設
けて吸込ノズル2内を2つに分割しているのは、第1
に、第1吸込室17で集塵できなかった塵埃を、吸込ノ
ズル2の走行により再度第2吸込室18内で第2段目の
集塵することで集塵能力の向上を図るためである。ま
た、第2の理由として、床面1に吹付けられた後に様々
な方向に反射する循環風を前後2室で分けて吸込むこと
で、吸込ノズル2からの循環風の漏れ防止が図れること
があげられる。例えば、吸込ノズル2の先頭に第1吹付
部16を設けると、第1吹付部16の前方への流れは外
部への漏れとなるが、第1吹付部16を吸込ノズル2の
中間に設けることで漏れ防止が可能になるものである。
【0038】ところで、床面1にはフローリング、畳、
絨毯、塩ビマット等、様々な種類があり、それに散在す
る塵埃も、砂や埃、人間やペット等の体毛、木綿や羊毛
やアクリル等の化学繊維の糸屑、食物の欠片等、多種多
様なものが存在する。これらの床面1と塵埃との組合せ
で、帯電系列の離れた、例えば塩ビマット上に人毛やペ
ット毛、ポリプロピレン性の絨毯上にナイロンの糸屑等
の組合せができ、しかも冬場の室内のような低温低湿度
の環境であればあるほど、床面1と塵埃の間に摩擦帯電
や剥離帯電による静電気が発生し、塵埃が床面1上に吸
着された状態となり、掃除機で集塵することが非常に困
難になってしまう。とくに排気循環式掃除機は正圧の循
環風を吸込ノズル2に戻すから、吸込ノズル2内の負圧
域は比較的狭くなり、静電気で吸着している塵埃を吸引
するには、更に動圧を上げるか、静電気を除電するしか
ない。
【0039】そこで、本発明の実施の形態1における排
気循環式掃除機においては、第1吹付部16の前方で第
1吸込室17側壁面に、導電性材料で形成された第1除
電部材23を設置し、これにより床面の静電気をコロナ
放電等で除去し、静電気の発生した床面での集塵性能の
向上を図っている。ここでの第1除電部材の材料として
は、ステンレス等の金属繊維、アクリルもしくはナイロ
ン繊維の表面にCu95等の導電性皮膜を形成した導電
性皮膜繊維、カーボン繊維、カーボン複合繊維、導電性
ゴム、導電性シリコン、導電性ウレタン等があげられ
る。また例えば、導電性皮膜繊維とナイロン繊維等を混
合した混毛繊維(混合材料)等を使用することも可能
で、この場合はナイロン繊維が導電性皮膜繊維を保護す
るため、耐摩耗性が向上する。
【0040】そして、第1除電部材は、吸込ノズル2に
直接設けてもよいが、別部品として、例えば図4の本発
明の実施の形態1における排気循環式掃除機の第1除電
部材の拡大図に示す様に繊維状の導電性材料26aを植
毛部材27に植毛したもの、図5の本発明の実施の形態
1における排気循環式掃除機の第1除電部材の拡大図に
示す様に繊維状の導電性材料26bを縫製基材28に縫
製したもの、図6の本発明の実施の形態1における排気
循環式掃除機の第1除電部材の拡大図に示す様に繊維状
もしくは板状の導電性材料26をアルミニウム等の金属
板29に挟み固定したもの等を用意し、接着剤や両面テ
ープによって接着をしたり、ネジを利用して締結を行っ
たり、吸込ノズル2側に数箇所の保持爪を持つ溝状の保
持部(図示せず)を設け、この保持部に圧入するなどし
て、脱着可能にするのがよい。これにより洗浄交換等の
メンテナンス性が向上する。
【0041】ところで、第1除電部材23の除電作用
は、上述したとおり、これを構成する導電性材料に依存
するが、もう1つ、吸込ノズル2の中で除電を行う位
置、すなわちその設置位置にも大きな影響を受ける。本
発明者らは、吸込ノズル2における帯電分布を調べ、最
も静電気の帯電量の多いところが第1吹付部16の付近
であるという興味深い知見を得た。これは第1吹付部1
6から吹出される循環風が、モータ10の排熱等の影響
で常温よりも温度が高く、また床面1と激しく衝突する
ことで塵埃が撹乱状態となって摩擦が進み、更に帯電が
進むからと考えられる。そして、鋭意検討したところ、
第1除電部材23の設置位置として最も効果的なのは、
第1吹付部16の前方近傍位置で第1吸込室17内の壁
面側である。その理由は、第1吹付部16から循環風を
吹き出して更なる帯電が加わる前に除電を行い、静電気
で付着している塵埃を循環風の動圧によって浮遊させ、
これにより集塵を促進するとともに、循環風自身に起因
する静電気も付近に設けた第1除電部材23により防ぐ
ことができるからと考えられる。
【0042】さらに、第1除電部材23の左右両端には
第2排気通路25が形成されている。矢印d2で示すよ
うに、この第2排気通路25を通って第1吹付部16か
ら吹出された循環風が第1吸込室17の両サイドから回
り込み、第1吸込口19に吸込まれる。第1吸込室17
の両サイドには比較的塵埃が残り易いが、これにより両
サイドの塵埃を効率よく巻き上げることができ、バラン
スのよい集塵が可能となる。
【0043】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける排気循環式掃除機について、図面に基づいて以下
説明する。図7は、本発明の実施の形態2における排気
循環式掃除機の全体構成図である。実施の形態2の排気
循環式掃除機において、実施の形態1の排気循環式掃除
機と同符号の部材は基本的に同一のものであるから、詳
細な説明は実施の形態1に譲ってここでは省略する。
【0044】図7において、30は回転ブラシ、31は
第1排気通路12から分岐された第2吹付部、32は第
2除電部材、33は保持溝、34は回転軸、35は保持
部材、36は掃除機本体である。本実施の形態2の排気
循環式掃除機において、実施の形態1の排気循環式掃除
機と異なる点は、第1吸込室17内部に、回転ブラシ3
0、第2吹付部31、保持部材35、保持溝33、第2
除電部材32を有している点である。回転ブラシ30は
回転ブレード(図示せず)でもよいし、回転ブラシ30
と回転ブレードの双方が一緒に設けられるのでも、両者
が混在した形態でもよい。
【0045】次に本実施の形態2の排気循環式掃除機を
用いて吸引する時の吸込ノズル2の動作、作用について
説明する。動作スイッチ14を入れると実施の形態1と
同様の動作が行われるとともに、回転ブラシ30が回転
する。回転ブラシ30は、小型のモータ(図示せず)を
吸込ノズル2内部に設置してタイミングベルトなどで連
結し回転させてもよいし、第2吹付部によって吹付けら
れる循環風を利用し風力によって回転させてもよい。こ
の回転ブラシ30の回転による衝撃力が付加されること
により、絨毯の内部に混入した塵埃も掻き出すことが可
能となり、集塵性能がさらに向上する。また回転ブラシ
30のブラシ部を導電性材料で形成した場合は、床面1
と接触する前後においてコロナ放電し、床面1の静電気
除去性能がさらに向上する。
【0046】この回転ブラシ30のブラシ部の導電性材
料として、ステンレス等の金属ブラシ、アクリルもしく
はナイロンの表面にCu95等の導電性皮膜を形成した
導電性皮膜ブラシ、カーボンブラシ、カーボン複合ブラ
シ、導電性皮膜ブラシとナイロンブラシ等を混合した混
毛ブラシ(混合材料)等をあげることができる。また回
転ブレード30を用いた場合でブレード部に導電性材料
を用いる場合は、導電性ゴム、導電性シリコン、導電性
ウレタン等が適当である。
【0047】また回転ブラシ30を第1吸込室17に設
置した場合、第1吸込室17の容量は回転ブラシ30を
設置する分だけ容量が余分に必要となるが、第1吸込室
17の容量は小さくするほど好ましい。その理由は、第
1吸込室17の容量が大きいと第1吸込室17内の風速
が低下するからである。しかし、過度に小型化を図る
と、回転ブラシ30が第1除電部材23に接近し過ぎ、
比較的大きさの大きい塵埃が集塵できなくなる。従って
回転ブラシ30と第1除電部材23の間の間隔には適度
の距離を開けることが必要であって、例えば回転ブラシ
30の直径が30mm程度であれば、回転ブラシ30と
床面との接触点から第1除電部材23まで距離は15〜
20mm程度に設定するのが好ましい。
【0048】また、図8の本発明の実施の形態2におけ
る排気循環式掃除機の吸込ノズル底面の拡大図に示すよ
うに、回転ブラシ30の片側端部に突出された回転軸3
4を保持する吸込ノズル2の一部を保持部材35とし、
脱着可能とすれば回転ブラシ30の洗浄や交換にかかる
メンテナンスが容易となる。このとき第1除電部材23
を図6に示すような形態とし、吸込ノズル2に保持溝3
3を設け、第1除電部材23の金属板29の両端部のみ
を固定する構成とすれば、保持部材35により回転ブラ
シ30と併せて第1除電部材23の脱着が可能となる。
【0049】第2吹付部31は、矢印d3で示すように
第1吸込室17に循環風を吹付けるが、この循環風は第
1吹付部から吹付けられる矢印d2で示す循環風と逆方
向であるため、これを抑制し吸込ノズル2前方からのエ
アー漏れの防止が容易となる。
【0050】第2除電部材32は、矢印d1で示す循環
風の吸込ノズル2後方からのエアー漏れの防止を行うと
ともに、これを導電性材料で形成した場合は第1吹付部
16から吹出される循環風により静電気が発生しても、
これを除電することが可能で、清掃終了後も床面1に静
電気を残すことがない。第2除電部材の材料としては、
上述した第1除電部材と同様の材料を用いることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の排気循環式掃除機は、吸込ノズル底面に第1除電
部材が設けられ、この第1除電部材が導電性材料で形成
されるとともに、吸込ノズルの順行方向に関して第1吹
付部の前方に設置されているから、大出力の電動送風機
が必要でなく、静電気の作用によってマットやフローリ
ング表面に吸着している髪の毛やペット毛等も確実かつ
容易に集塵することができ、乳幼児や病人の部屋の空気
汚染を気にすることなく掃除が可能で、吸込ノズルを何
度も往復することなく静電気により吸着した塵埃を吸引
できるため、安価で省エネの掃除機にすることができ
る。
【0052】請求項2に記載の排気循環式掃除機は、第
1除電部材の左右両端に第2排気通路を設けているの
で、第1吸込室内の左右方向から排気が供給されること
で、第1吸込室全体でバランスの良い集塵が行われ、集
塵性能が向上し、掃除機の往復回数を減らし無駄のない
掃除ができるため、省エネの掃除機にすることができ
る。
【0053】請求項3に記載の排気循環式掃除機は、第
1排気通路が分岐され、分岐された排気通路に第2吹付
部が設けられているので、第1吹付部から第1吸込室に
向かう吹付排気を逆方向から抑制することができ、吸込
ノズル前方からのエアー漏れ防止が行え、製造工程にお
いて、吸込ノズルからのエアー漏れの要因と考えられる
多少のバラツキが発生した場合でも、それを吸収して、
ロットアウト数を削減することができる。
【0054】請求項4に記載の排気循環式掃除機は、第
1除電部材が導電性材料が混合された混合材料であるか
ら、耐摩耗性有する材料や剛性を有する材料等、使用環
境や使用条件により様々な特性を有するシール材を作成
することが可能となり、材料を選択することにより、掃
除機の使用範囲の幅が広がる。
【0055】請求項5に記載の排気循環式掃除機は、第
1除電部材がカーボン繊維であるから、材質的に非常に
高い静電気の除去性能を得ることができ、静電気の発生
した掃除面での往復回数を減らし無駄の無い掃除ができ
るため、省エネの掃除機にすることができる。
【0056】請求項6に記載の排気循環式掃除機は、第
1除電部材が脱着可能であるから、除電部材の洗浄や交
換等のメンテナンス性が向上する。
【0057】請求項7に記載の排気循環式掃除機は、第
1吸込室内部で、吸込ノズルの順行方向に関して第1除
電部材の前方に回転ブラシ及び/または回転ブレードを
設置しているので、ループパイルやカットパイルやシャ
ギィー等様々な絨毯においても、回転ブラシ及び/また
はブレードが絨毯中の塵埃を掻き出す作用が付加され、
集塵性能の向上が図れ、絨毯上においても掃除にかかる
労力の低減を実現できる。
【0058】請求項8に記載の排気循環式掃除機は、回
転ブラシのブラシ部材及び/または回転ブレードのブレ
ード部材が導電性材料で形成されているので、回転ブラ
シ及び/または回転ブレードにも静電気除去能力を付加
することで、更なる静電気除去能力の向上が可能とな
り、静電気の発生した掃除面での往復回数を減らし無駄
のない掃除ができるため、省エネの掃除機にすることが
できる。
【0059】請求項9に記載の排気循環式掃除機は、回
転ブラシのブラシ部材及び/または回転ブレードのブレ
ード部材が、導電性材料が混合された混合材料であるか
ら、耐摩耗性有する材料や剛性を有する材料等、使用環
境や使用条件により様々な特性を有するシール材を作成
することが可能となり、材料を選択することにより、掃
除機の使用範囲の幅が広がる。
【0060】請求項10に記載の排気循環式掃除機は、
回転ブラシのブラシ部材がアクリルもしくはナイロンブ
ラシの表面にCu95の皮膜を形成した材料とナイロン
との混合材料であるから、耐摩耗性に優れ、安価な材料
でかつ量産性に優れた回転ブラシの作成が可能となり、
材料費及び工程費の低減によりイニシャルコストの低減
につながる。
【0061】請求項11に記載の排気循環式掃除機は、
吸込ノズルの順行方向に関して第2吸込室後方に第2除
電部材を設置したので、第1吹付部から第2吸込室に向
かう吹付排気を抑制することが可能となるため、吸込ノ
ズル後方からのエアー漏れの防止が容易となり、製造工
程のおいて、吸込ノズルからのエアー漏れの要因と考え
られる多少のバラツキが発生した場合でも、それを吸収
しロットアウト数を削減することができる。
【0062】請求項12に記載の排気循環式掃除機は、
第2除電部材が導電性材料で形成されているので、第1
吹付部の影響で発生した静電気も除去することが可能と
なり、掃除終了後の床面に静電気を残すことなく、静電
気によって引き起こされる不快感を低減することができ
る。
【0063】請求項13に記載の排気循環式掃除機は、
第2除電部材が導電性材料が混合された混合材料である
から、耐摩耗性有する材料や剛性を有する材料等、使用
環境や使用条件により様々な特性を有するシール材を作
成することが可能となり、材料を選択することにより、
掃除機の使用範囲の幅が広がる。
【0064】請求項14に記載の排気循環式掃除機は、
第2除電部材がカーボン繊維であるから、材質的に非常
に高い静電気の除去性能を得ることができ、掃除終了後
の床面に静電気を残すこと無く、静電気によって引き起
こされる不快感を低減することができる。
【0065】本発明の請求項15に記載の排気循環式掃
除機は、第1除電部材と回転ブラシ及び/または回転ブ
レードが同時に脱着可能な脱着部材を有するから、これ
により1部品で2種類の部品のメンテナンスを行うこと
ができ、部品点数の削減によりイニシャルコスト削減を
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における排気循環式掃除
機の全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1における排気循環式掃除
機の吸込ノズルの拡大図
【図3】本発明の実施の形態1における排気循環式掃除
機の吸込ノズル底面の拡大図
【図4】本発明の実施の形態1における排気循環式掃除
機の第1除電部材の拡大図
【図5】本発明の実施の形態1における排気循環式掃除
機の第1除電部材の拡大図
【図6】本発明の実施の形態1における排気循環式掃除
機の第1除電部材の拡大図
【図7】本発明の実施の形態2における排気循環式掃除
機の全体構成図
【図8】本発明の実施の形態2における排気循環式掃除
機の吸込ノズル底面の拡大図
【図9】従来の排気循環式掃除機の全体構成図
【符号の説明】
1 床面 2 吸込ノズル 3 ノズル継手 4 掃除機本体 5 集塵室 6 集塵フィルタ 7 ファンケーシング 8 吸込ファン 9 吸込ファン吸込口 10 モータ 11 吸込ファン吐出口 12 第1排気通路 13 取手 14 動作スイッチ 15 電源コード 16 第1吹付部 17 第1吸込室 18 第2吸込室 19 第1吸込口 20 第2吸込口 21 第1開口 22 第2開口 23 第1除電部材 24 ローラ 25 第2排気通路 26a〜c 導電性材料 27 植毛部材 28 縫製基材 29 金属板 30 回転ブラシ 31 第2吹付部 32 第2除電部材 33 保持溝 34 回転軸 35 保持部材 36 掃除機本体 37 吸込部 38 ハンドル 39 電動送風機 40 集塵フィルタ 41 吸入口 42 還流路 43 吹出口 a〜f 循環風の流れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47L 9/06 A47L 9/06 Z (72)発明者 大久保 康裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大串 清文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後藤 伸之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 BA05 BA07 3B061 AA06 AA33 AA57 AB06 AD05 AD12 AE02 AE05 AH02 AH03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】披掃除面の塵埃を取込むための開口を有す
    る吸込ノズルと、 前記吸込ノズルと連通した集塵室と、 前記集塵室内を負圧にする電動送風機と、 前記電動送風機の排気を前記吸込ノズル内へ戻す第1排
    気通路と、 前記吸込ノズル内に設置され前記第1排気通路に設けら
    れた第1吹付部と、 前記第1吹付部によって前記吸込ノズル内が順行方向に
    関して前後に分割されて形成された第1吸込室と第2吸
    込室と、 前記第1吸込室及び第2吸込室のそれぞれに設けられた
    第1吸込口及び第2吸込口と、 前記第1吸込室内に第1除電部材が設けられた排気循環
    式掃除機であって、 前記第1除電部材が導電性材料で形成され、前記吸込ノ
    ズルの順行方向に関して前記第1吹付部の前方に設置さ
    れたことを特徴とする排気循環式掃除機。
  2. 【請求項2】前記吸込ノズル内には前記第1除電部材の
    左右両端に第2排気通路が設けられたことを特徴とする
    請求項1記載の排気循環式掃除機。
  3. 【請求項3】前記第1排気通路が分岐され、分岐された
    排気通路に設けられた第2吹付部が前記第1吸込室内に
    設置されていることを特徴とする請求項1〜2記載の排
    気循環式掃除機。
  4. 【請求項4】前記第1除電部材が、導電性材料が混合さ
    れた混合材料であることを特徴とする請求項1〜3記載
    の排気循環式掃除機。
  5. 【請求項5】前記第1除電部材がカーボン繊維であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の排気循環式掃除機。
  6. 【請求項6】前記第1除電部材が脱着可能であることを
    特徴とする請求項1〜5記載の排気循環式掃除機。
  7. 【請求項7】前記第1吸込室内部で、前記吸込ノズルの
    順行方向に関して前記第1除電部材の前方に回転ブラシ
    及び/または回転ブレードを設置することを特徴とする
    請求項1〜6記載の排気循環式掃除機。
  8. 【請求項8】前記回転ブラシのブラシ部材及び/または
    前記回転ブレードのブレード部材が導電性材料で形成さ
    れたことを特徴とする請求項7記載の排気循環式掃除
    機。
  9. 【請求項9】前記回転ブラシのブラシ部材及び/または
    前記回転ブレードのブレード部材が、導電性材料が混合
    された混合材料であることを特徴とする請求項7記載の
    排気循環式掃除機。
  10. 【請求項10】前記回転ブラシのブラシ部材がアクリル
    もしくはナイロンブラシの表面にCu95の皮膜を形成
    した材料とナイロンとの混合材料であることを特徴とす
    る請求項9記載の排気循環式掃除機。
  11. 【請求項11】前記吸込ノズルの順行方向に対して前記
    第2吸込室後方に第2除電部材を設置したことを特徴と
    する請求項1〜10記載の排気循環式掃除機。
  12. 【請求項12】前記第2除電部材が導電性材料で形成さ
    れたことを特徴とする請求項11記載の排気循環式掃除
    機。
  13. 【請求項13】前記第2除電部材が、導電性材料が混合
    された混合材料であることを特徴とする請求項11また
    は12に記載の排気循環式掃除機。
  14. 【請求項14】前記第2除電部材がカーボン繊維である
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の排気循
    環式掃除機。
  15. 【請求項15】前記第1除電部材と前記回転ブラシ及び
    /または前記回転ブレードが同時に脱着可能な脱着部材
    を有することを特徴とする請求項1〜14記載の排気循
    環式掃除機。
JP2000331998A 2000-10-31 2000-10-31 排気循環式掃除機 Pending JP2002136457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000331998A JP2002136457A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 排気循環式掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000331998A JP2002136457A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 排気循環式掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002136457A true JP2002136457A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18808265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000331998A Pending JP2002136457A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 排気循環式掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002136457A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268045A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機
JP2009136603A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Panasonic Corp 掃除機用吸込具および電気掃除機
WO2010142970A1 (en) * 2009-06-09 2010-12-16 Dyson Technology Limited A cleaner head
JP2010284529A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
JP5383895B1 (ja) * 2012-12-27 2014-01-08 コトヒラ工業株式会社 吸引ノズルおよび吸引装置
JP2014073340A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Haruo Shigei 掃除機の吸い取り器内に帯電器を組み込み、その帯電器で静電誘導をおこさせ、静電気力でゴミを浮き上がらせることで小さな吸引力でもゴミなどを吸い取ることが出来る、エコ型掃除機
JP2014079526A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
JP2014128702A (ja) * 2009-06-09 2014-07-10 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
US8806710B2 (en) 2009-06-09 2014-08-19 Dyson Technology Limited Cleaner head
CN104510414A (zh) * 2014-12-22 2015-04-15 宁波富佳实业有限公司 带有喷气功能的吸尘器地刷
JP2017127617A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 掃除機
WO2018194407A1 (en) * 2017-04-20 2018-10-25 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
KR20180118026A (ko) * 2017-04-20 2018-10-30 엘지전자 주식회사 진공 청소기
JP2019017791A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 三菱電機株式会社 吸込み具及び電気掃除機
CN110708993A (zh) * 2017-06-06 2020-01-17 阿尔弗雷德·卡赫欧洲两合公司 地面吸嘴设备、用于纺织面清洁的清洁辊和抽吸机

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007268045A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機
JP2009136603A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Panasonic Corp 掃除機用吸込具および電気掃除機
JP2014240029A (ja) * 2009-06-09 2014-12-25 ダイソン テクノロジー リミテッド 掃除機ヘッド
US8782851B2 (en) 2009-06-09 2014-07-22 Dyson Technology Limited Cleaner head
WO2010142970A1 (en) * 2009-06-09 2010-12-16 Dyson Technology Limited A cleaner head
US8316503B2 (en) 2009-06-09 2012-11-27 Dyson Technology Limited Cleaner head
JP2010284529A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
KR101358773B1 (ko) * 2009-06-09 2014-02-06 다이슨 테크놀러지 리미티드 청소기 헤드
JP2010284528A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
US8806710B2 (en) 2009-06-09 2014-08-19 Dyson Technology Limited Cleaner head
JP2014128702A (ja) * 2009-06-09 2014-07-10 Dyson Technology Ltd 掃除機ヘッド
JP2014073340A (ja) * 2012-10-05 2014-04-24 Haruo Shigei 掃除機の吸い取り器内に帯電器を組み込み、その帯電器で静電誘導をおこさせ、静電気力でゴミを浮き上がらせることで小さな吸引力でもゴミなどを吸い取ることが出来る、エコ型掃除機
JP2014079526A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
JP2014124391A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kotohira Kogyo Kk 吸引ノズルおよび吸引装置
JP5383895B1 (ja) * 2012-12-27 2014-01-08 コトヒラ工業株式会社 吸引ノズルおよび吸引装置
CN104510414A (zh) * 2014-12-22 2015-04-15 宁波富佳实业有限公司 带有喷气功能的吸尘器地刷
JP2017127617A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 江蘇美的清潔電器股▲ふん▼有限公司 掃除機
US11896194B2 (en) 2017-04-20 2024-02-13 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
KR20180118026A (ko) * 2017-04-20 2018-10-30 엘지전자 주식회사 진공 청소기
JP2019528917A (ja) * 2017-04-20 2019-10-17 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 真空掃除機
TWI685323B (zh) * 2017-04-20 2020-02-21 南韓商Lg電子股份有限公司 真空吸塵器
WO2018194407A1 (en) * 2017-04-20 2018-10-25 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
US20200397203A1 (en) * 2017-04-20 2020-12-24 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
US10925454B2 (en) 2017-04-20 2021-02-23 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner
KR102227459B1 (ko) 2017-04-20 2021-03-15 엘지전자 주식회사 진공 청소기
KR102312151B1 (ko) * 2017-04-20 2021-10-14 엘지전자 주식회사 진공 청소기
KR20200058364A (ko) * 2017-04-20 2020-05-27 엘지전자 주식회사 진공 청소기
CN110708993A (zh) * 2017-06-06 2020-01-17 阿尔弗雷德·卡赫欧洲两合公司 地面吸嘴设备、用于纺织面清洁的清洁辊和抽吸机
JP2019017791A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 三菱電機株式会社 吸込み具及び電気掃除機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002136457A (ja) 排気循環式掃除機
US6347428B1 (en) Hand-held wet/dry vacuum
TW475894B (en) Suction port body for vacuum-cleaner and vacuum-cleaner having the same
US7124467B2 (en) Edge cleaning system for vacuum cleaner
US20060053584A1 (en) Rotary agitator with reverse helix pattern
US7669283B2 (en) Method and apparatus for deep cleaning rug or carpet
JP2008532636A (ja) 硬質及び軟質床清掃ツール及び機械
CN215424437U (zh) 自清洁***
JPH03228721A (ja) 電気掃除機
JPH08103403A (ja) 電気掃除機
US20060070209A1 (en) Vacuum cleaner with displaceable height adjustment assembly and rotary agitator switch
CN217659658U (zh) 具有烘干功能的基座及具有该基座的表面清洁***
JPH11187997A (ja) 電気掃除機
KR100267385B1 (ko) 진공청소기의 흡입/불기겸용 흡입구의 구조
US20080127447A1 (en) Floor care apparatus equipped with electroluminescent light source
TW201711617A (zh) 吸入口體以及電動掃除機
JP3066544B2 (ja) 電気掃除機の床ブラシ
US20060117521A1 (en) Rotary agitator providing low noise operation
JP2001252228A (ja) 掃除機
CN221153966U (zh) 一种刷件和应用该刷件的地刷模块及清洁机
CN219126180U (zh) 一种具有擦刮功能的吸尘头及吸尘器
KR100617225B1 (ko) 진공 청소기용 흡입구체
WO2023109043A1 (zh) 手持式洗地机
CN221153969U (zh) 一种刷件和应用该刷件的地刷模块及清洁机
CN113367611B (zh) 地刷组件及手持吸尘器