JP2002133768A - 電子計算機システムおよび電子計算機システムにおける制御方法 - Google Patents

電子計算機システムおよび電子計算機システムにおける制御方法

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JP2002133768A
JP2002133768A JP2000320947A JP2000320947A JP2002133768A JP 2002133768 A JP2002133768 A JP 2002133768A JP 2000320947 A JP2000320947 A JP 2000320947A JP 2000320947 A JP2000320947 A JP 2000320947A JP 2002133768 A JP2002133768 A JP 2002133768A
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Akio Fukushima
秋夫 福島
Kazuto Shimagami
和人 島上
Eiji Ikeda
栄司 池田
Hiroyuki Kimura
寛之 木村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユーザーが意図的あるいは非意図的なコピー
の作成による著作権保護に関する法令に違反する事を未
然に防止することができるようにした電子計算機システ
ムおよび電子計算機システムにおける制御方法を提供す
る。 【解決手段】情報記憶媒体1に記憶されたデータを再生
するデータ再生・制御手段2、3と、再生された主デー
タをデータ記憶手段4への記憶する記憶制御手段5と、
再生データに埋め込まれている副データを検出する副デ
ータ検出手段10と、再生される主データをデータ記憶
手段へ複写記憶する際、検出された副データが複写禁止
に相当すると判明した場合には、情報記憶媒体からのデ
ータの再生を中止するように制御し、更にデータ記憶手
段への主データの複写記憶を中止し、データ記憶手段へ
の複写記憶途中の主データを消去するように記憶制御手
段を制御する中央処理制御手段7とを備えた電子計算機
システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶媒体に記
憶された画像や音声等のデータを再生し、この再生され
たデータに埋め込まれた副データを検出し、該検出した
副データに従って他のデータ記憶手段への複写記憶処理
の制御を行う中央処理制御手段を有する電子計算機シス
テムおよび該電子計算機システムにおけるオペレーティ
ングシステムプログラムに基づく制御方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】画像、音声、テキストデータ等に別の副
データを埋め込む技術は、データハイディング、ウォー
タマーク、電子透かしなどとも称され、これらの画像、
音声、テキストデータに関連する識別情報や注釈を埋め
込む技術として、これまで研究されていた。
【0003】最近では、これらの情報に対する著作権を
保護するためのデータを埋め込み、不正な複製の作成等
の違法な操作を防止するための技術としても応用される
ようになっている。
【0004】また、オリジナルのデータには、著作権の
関係からコピー自由なもの、複製禁止のもの、1回だけ
コピー可能なものなど、コピー制限に関して様々な状況
が考えられる。それらの状況に応じて対応するデータが
埋め込まれ、これを検出することによりコピーの制御を
行なうことが考えられている。
【0005】従来技術としては、特開2000−230
89公報が知られている。本従来技術は、複写制限機能
を有するデジタルディスクの再生装置に係るものであ
る。具体的には、デジタルディスクに記録された情報中
の電子透かし等による複製制限の検出結果と、前記デジ
タルディスクが再生専用であるか記録可能であるかの判
定結果とに基づいて、前記デジタルディスクに記録され
た情報を他の装置に出力するか否かを決定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、再
生装置すなわちデータ再生手段内に複製制限機能を有す
ることを前提としていたため、例えば電子計算機システ
ムに接続されるディスクドライブ等のように、データ再
生手段自体に複製制限機能が設けられていない場合には
不正な複製を防止することは難しかった。そのため、デ
ータ再生手段が複製制限機能を有さない場合であっても
有効に不正な複製を防止することが望まれていた。
【0007】本発明の第1の目的は、上記課題を解決す
べく、ユーザーが意図的あるいは非意図的な複写(コピ
ー)の作成による著作権保護に関する法令に違反するこ
とを未然に防止することができる電子計算機システムお
よび電子計算機における制御方法を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明の第2の目的は、ユーザから
の複写(コピー)処理要求から複写(コピー)完了まで
の見かけの複写に要する時間の短縮を図り、副データと
してのウォータマーク検出中の待ち時間によるユーザー
の違和感を解消することができるようにした電子計算機
システムおよび電子計算機における制御方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像音声の視聴装置等の電子計算機シス
テムにおいて、著作権保護が必要となる可能性のある主
データを複写しようとする際にはウォータマークを検出
し、該ウォータマーク検出結果に応じて複写処理を制御
することにより、ユーザーが指示した複写処理動作に対
して中央処理制御手段によるオペレーティングシステム
プログラムが著作権保護の趣旨に従った動作を行うよう
にしたことを特徴とする。
【0010】即ち、本発明は、情報記憶媒体に記憶され
たデータを、再生制御に基づいて再生して出力するデー
タ再生・制御手段と、該データ再生・制御手段で再生し
て出力された主データをデータ記憶手段への記憶につい
て制御する記憶制御手段と、前記データ再生・制御手段
によって再生されるデータに埋め込まれている副データ
を検出する副データ検出手段と、前記記憶制御手段によ
る制御に基いて前記データ再生・制御手段から出力され
る主データを前記データ記憶手段へ複写記憶する際、前
記副データ検出手段で検出された副データが複写禁止に
相当すると判明した場合には、前記データ再生・制御手
段による情報記憶媒体からのデータの再生を中止するよ
うに制御し、更に前記データ記憶手段への主データの複
写記憶を中止し、前記データ記憶手段への複写記憶途中
の主データを消去するように前記記憶制御手段を制御す
る中央処理制御手段とを備えたことを特徴とする電子計
算機システムである。
【0011】また、本発明は、データ再生・制御手段
と、記憶制御手段と、副データ検出手段と、前記記憶制
御手段による制御に基いて前記データ再生・制御手段か
ら出力される主データを前記データ記憶手段へ複写記憶
する際、前記副データ検出手段で検出された副データが
複写禁止に相当すると判明した場合には、前記データ再
生・制御手段による情報記憶媒体からのデータの再生を
中止するように制御する中央処理制御手段とを備えたこ
とを特徴とする電子計算機システムである。
【0012】また、本発明は、データ再生・制御手段
と、記憶制御手段と、副データ検出手段と、前記記憶制
御手段による制御に基いて前記データ再生・制御手段か
ら出力される主データを前記データ記憶手段へ複写記憶
する際、前記副データ検出手段で検出された副データが
複写禁止に相当すると判明した場合には、前記データ記
憶手段への主データの複写記憶を中止するように前記記
憶制御手段を制御する中央処理制御手段とを備えたこと
を特徴とする電子計算機システムである。
【0013】また、本発明は、データ再生・制御手段
と、記憶制御手段と、副データ検出手段と、前記記憶制
御手段による制御に基いて前記データ再生・制御手段か
ら出力される主データを前記データ記憶手段へ複写記憶
する際、前記副データ検出手段で検出された副データが
複写禁止に相当すると判明した場合には、前記データ記
憶手段への複写記憶途中の主データを消去するように前
記記憶制御手段を制御する中央処理制御手段とを備えた
ことを特徴とする電子計算機システムである。
【0014】また、本発明は、データ再生・制御手段
と、記憶制御手段と、副データ検出手段と、前記記憶制
御手段による制御に基いて前記データ再生・制御手段か
ら出力される主データを前記データ記憶手段へ複写記憶
する際、前記副データ検出手段で検出された副データが
複写禁止に相当すると判明した場合には、前記データ記
憶手段への主データの複写記憶を中止し、前記データ記
憶手段への複写記憶途中の主データを消去するように前
記記憶制御手段を制御する中央処理制御手段とを備えた
ことを特徴とする電子計算機システムである。
【0015】また、本発明は、前記電子計算機システム
において、更に、前記データ再生・制御手段から出力さ
れる主データの前記データ記憶手段への複写指示を前記
中央処理制御手段に対して行う入力手段を備えることを
特徴とする。
【0016】また、本発明は、前記電子計算機システム
において、更に、前記中央処理制御手段による前記記録
/記憶制御手段への制御情報を表示する表示手段を備え
たことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、前記電子計算機システム
において、更に、前記副データ検出手段によって検出す
る副データ検出状態を表示する表示手段を備えたことを
特徴とする。
【0018】また、本発明は、前記電子計算機システム
において、更に、前記データ再生・制御手段で再生して
出力された主データを元に、画像・音声として出力でき
る主データ再生手段を備えたことを特徴とする。
【0019】また、本発明は、データ再生・制御手段に
より情報記憶媒体に記憶されたデータを再生して出力
し、この再生して出力された主データついて記憶制御手
段を用いてデータ記憶手段への記憶を制御する電子計算
機システムにおける制御方法であって、前記情報記憶媒
体に記憶された主データをデータ記憶手段へ複写処理す
る要求を指示する指示ステップと、前記再生されたデー
タに埋め込まれている副データを検出する副データ検出
ステップと、前記指示ステップで前記複写処理の要求の
指示があった場合に、前記副データ検出ステップで検出
された副データを元に複写を許容するものか禁止するも
のかを判定し、許容すると判定されたときには前記記憶
制御手段を制御してデータ記憶手段への複写処理を続行
させて終了させ、禁止すると判定されたときには前記記
憶制御手段を制御してデータ記憶手段への複写処理を中
止させる制御ステップとを有することを特徴とする。
【0020】また、本発明は、電子計算機システムにお
ける制御方法であって、指示ステップと、副データ検出
ステップと、前記指示ステップで前記複写処理の要求の
指示があった場合に、前記記憶制御手段を制御して前記
データ記憶手段への複写処理を開始し、その後前記副デ
ータ検出ステップで検出された副データを元に複写処理
を許容するものか禁止するものかを判定し、許容すると
判定されたときには前記記憶制御手段を制御してデータ
記憶手段への複写処理を続行させて終了させ、禁止する
と判定されたときには前記記憶制御手段を制御してデー
タ記憶手段への複写処理を中止させて複写処理途中の主
データを消去する制御ステップとを有することを特徴と
する。
【0021】また、本発明は、電子計算機システムにお
ける制御方法であって、指示ステップと、副データ検出
ステップと、前記指示ステップで前記複写処理の要求の
指示があった場合に、前記記憶制御手段を制御して前記
データ記憶手段への複写処理を開始し、更に前記情報記
憶媒体が副データ検出対象であるか否かを調べ、この調
べた結果前記情報記憶媒体が副データ検出対象である場
合には前記副データ検出ステップで検出された副データ
を元に複写処理を許容するものか禁止するものかを判定
し、許容すると判定されたときには前記記憶制御手段を
制御してデータ記憶手段への複写処理を続行させて終了
させ、禁止すると判定されたときには前記記憶制御手段
を制御してデータ記憶手段への複写処理を中止させて複
写処理途中の主データを消去する制御ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0022】また、本発明は、電子計算機システムにお
ける制御方法であって、指示ステップと、該指示ステッ
プで前記複写処理の要求の指示があった場合に、前記再
生されたデータに埋め込まれている副データを検出する
のを開始し、この開始から副データが検出できるかどう
か時間を監視して副データを検出する副データ検出ステ
ップと、該副データ検出ステップによって副データが検
出された際、該検出された副データを元に複写を許容す
るものか禁止するものかを判定し、許容すると判定され
たときには前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段
への複写処理を続行させて終了させ、禁止すると判定さ
れたときには前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手
段への複写処理を中止させる制御ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0023】また、本発明は、電子計算機システムにお
ける制御方法であって、指示ステップと、副データ検出
ステップと、前記指示ステップで前記複写処理の要求の
指示があった場合に、前記記憶制御手段を制御して前記
データ記憶手段への複写処理を開始するか否かを尋ねて
開始する場合には複写処理を開始し、その後前記副デー
タ検出ステップで検出された副データを元に複写処理を
許容するものか禁止するものかを判定し、許容すると判
定されたときには前記記憶制御手段を制御してデータ記
憶手段への複写処理を続行させて終了させ、禁止すると
判定されたときには前記記憶制御手段を制御してデータ
記憶手段への複写処理を中止させて複写処理途中の主デ
ータを消去する制御ステップとを有することを特徴とす
る。
【0024】また、本発明は、電子計算機システムにお
ける制御方法であって、指示ステップと、副データ検出
ステップと、前記指示ステップで前記複写処理の要求の
指示があった場合に、前記副データ検出ステップで検出
された副データを元に前記記憶制御手段を制御してデー
タ記憶手段への複写処理を制御する制御ステップとを有
することを特徴とする。
【0025】また、本発明は、前記副データ検出ステッ
プで検出された副データが複写禁止に相当するものであ
るときには、データ再生・制御手段によるデータの再生
を中止する制御ステップを有することを特徴とする。
【0026】尚、本発明においては、映像、音声、テキ
ストデータ等を主データとし、当該主データに埋め込ま
れたデータを副データとする。副データ、特に著作権管
理等のための情報をウォータマークと称することとす
る。
【0027】以上説明したように、前記構成によれば、
中央処理制御手段に複写制限機能を持たせることによっ
てデータ記憶手段への複写処理に制限を設けたものであ
るため、ユーザーが意図的あるいは非意図的な複写の作
成による著作権保護に関する法令に違反することを未然
に防止することができ、しかも情報記憶媒体からインタ
ーネット等の情報伝達手段を介してデータが送られる場
合においても複写を制限することができ、ドライブ側に
複写制限機能を持たせる場合に比べてコストを低減する
ことが可能となる。
【0028】また、前記構成によれば、副データ検出手
段によるウォータマークの検出に一定時間以上かかる場
合を想定し、ウォータマークが検出される前に、ひとま
ず複写処理を開始し、ウォータマークの検出結果が複写
処理を許容すると判断された場合には複写処理を継続
し、許容しないと判断された場合には複写処理を中断
し、かつデータ記憶手段への複写途中の不完全なファイ
ルを削除を行うことにより、複写処理要求から複写完了
までの見かけの複写処理に要する時間の短縮を図り、ウ
ォータマーク検出中の待ち時間によるユーザーの違和感
を解消することが可能となる。すなわち、ウォータマー
クの検出にかかる時間が長い場合には、ユーザーには装
置の処理が停止しているように見えて違和感を与える可
能性があり、このような場合にはウォータマークの検出
を行う際のユーザーの待ち時間を減らすことが好まし
い。
【0029】また、前記構成によれば、中央処理制御手
段によって決定した複写の作成を中止したことをユーザ
ーに通知することにより、複写処理が中止されたことに
対してユーザーが誤解することを防止することが可能と
なる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子計算機システム
および電子計算機システムを含む音声の視聴装置の実施
の形態について図面を用いて説明する。
【0031】まず、本発明に係る電子計算機システムお
よび電子計算機システムを含む画像音声の視聴装置の第
1の実施の形態について説明する。図1は、上記第1の
実施の形態を示す概略構成図である。
【0032】本発明に係る第1の実施の形態は、図1に
示すように、例えばDVD光ディスク等の情報記憶媒体
1に記録若しくは記憶された情報を再生するDVD−R
OMドライブ装置等から構成されたデータ再生手段2
と、該DVD−ROMドライブ装置等から構成されたデ
ータ再生手段2のデータ再生についての制御を行うデバ
イスドライバ等の制御ソフトウェアから構成される再生
制御手段3と、ハードディスクドライブ装置やメモリカ
ード記憶装置等から構成されたデータ記憶装置(データ
記憶手段)4に対してデータの記憶および消去の制御を
行うデバイスドライバ等の制御ソフトウェアから構成さ
れた記憶・消去制御手段(記憶制御手段)5と、CR
T、液晶ディスプレイなどのディスプレイ装置およびデ
ィスプレイ装置が表示する内容に対応する信号を生成す
るためのディスプレイアダプタ装置を含む表示手段6
と、データ再生手段(ドライブ装置)2から再生制御手
段3を通して得られるDVD光ディスク1の再生データ
である画像・音声信号を一時記憶するメモリ16と、メ
モリ16に記憶されたDVD光ディスク1の再生データ
である画像・音声信号を復調して表示手段6に出力表示
したり、サウンドアダプタ装置(図示せず)から出力す
るためのDVD再生装置等で構成された主データ再生手
段9と、データ再生手段(ドライブ装置)2から再生制
御手段3を通して得られるDVD光ディスク1の再生画
像・音声信号に埋め込まれたウォータマークを検出する
ためのウォータマーク検出装置で構成された副データ検
出手段10と、これら再生制御手段3、記憶・消去制御
手段(記憶制御手段)5、表示手段6、メモリ16、主
データ再生手段9、および副データ検出手段10とバス
等で接続されてオペレーティングシステムプログラム
(OS)8に基づいて全体のデータ処理や管理や制御を
行う中央処理制御装置(CPU)から構成されたデータ
処理手段7とを備えて構成される。なお、上記データ再
生手段2と再生制御手段3とによって、データ再生・制
御手段を構成することになる。
【0033】また、本発明に係る電子計算機システム
は、 画像・音声を視聴するためのDVD再生装置等で
構成された主データ再生手段9を備えて構成しているこ
とからして、画像音声の視聴装置と称することもでき
る。
【0034】また、本発明に係る電子計算機システム
は、中央処理制御装置(CPU)から構成されたデータ
処理手段7を、再生制御手段3、記憶・消去制御手段
5、表示手段6、メモリ16、主データ再生手段9、お
よび副データ検出手段10とバス等で接続して構成され
るものに限定されるものではない。また、情報記憶媒体
1に記録若しくは記憶されたデータを再生するデータ再
生手段2と再生制御手段3との接続関係は、上記実施例
に限定されるものではない。
【0035】ここで、DVD再生装置で構成された主デ
ータ再生手段9による実際のDVD再生においては、中
央処理制御装置(CPU)7からの制御の元に、再生制
御手段3からバス等を介して得られ、メモリ16に記憶
されたMPEG等のデータについてデコード処理、該M
PEGデコード後の画像信号を、バスを介してディスプ
レイに表示するためにディスプレイアダプタ装置6への
画像信号の入力、音声信号をスピーカ等から出力するた
めのサウンドアダプタ装置(図示せず)への音声信号の
入力などの処理が実行される。なお、主DVD再生手段
9は、これらの処理をソフトウェア又はハードウェアで
実行する。
【0036】また、中央処理制御装置(中央処理制御手
段)7は、キーボードやマウスなどの入力手段17で入
力された再生出力指示に従って、メモリ16に記憶され
た再生した画像信号あるいは音声信号を読み出して主デ
ータ再生手段9でデコーダ処理などを行ってディスプレ
イアダプタ装置6およびサウンドアダプタ装置(図示せ
ず)などに出力するように制御し、ウォータマーク検出
手段である副データ検出手段10は、ドライブ装置2か
らデータ再生制御手段3を介して再生されてメモリ16
に記憶される画像・音声データに埋め込まれたコピー防
止に使用される情報(著作権に関する保護の情報:例え
ばコピー許可・コピー1回許可・コピー禁止の何れかを
示す情報)で示されるウォータマークを検出して復元
し、この復元された情報を中央処理制御装置7に送信す
る。副データ検出手段10は、この処理を専用のハード
ウェア又はリバースエンジニアリングに対して保護され
たソフトウェアなどで実現する。これらに関する技術
は、特開平11−146342号公報、特開平11−1
46363号公報等に記載されている。
【0037】更に、DVD−ROMドライブ装置2のデ
ータ再生を制御するデバイスドライバ3等における制御
ソフトウェア、およびハードディスクドライブ装置4の
記録・再生消去を制御するデバイスドライバ5等におけ
る制御ソフトウェアは、中央処理制御装置7が実行する
オペレーティングシステムプログラム8に時には含まれ
ることもあるため、見かけ上特定のソフトウェアプログ
ラムとしては存在しないように見えることもある。
【0038】次に、本発明に係る処理を時系列を追って
説明する。ここでは、DVD−ROMディスク1などに
格納された映画などのコンテンツを例にして説明する。
これらのコンテンツに対して著作権者が設定する保護の
内容としては、例えば複製の作成を含まない主データ再
生手段9による単純な再生(視聴)は回数の制限なく許
可し、その一方、例えばハードディスクドライブ装置4
への複製の作成は回数に関わりなく禁止することが予想
される。この場合、情報記憶媒体1には、ウォータマー
クとして、再生(視聴)の回数の制限のない許可および
複製の禁止に関する情報が、圧縮された画像・音声デー
タに埋め込まれて記録されている。
【0039】本発明に係る電子計算機システムにおける
再生制御手段3、メモリ16、主データ再生手段9、副
データ検出手段10、記憶・消去制御手段5、および表
示手段6の間のデータの転送、記憶・消去制御手段5を
介してのデータ記憶手段4へのコピーなどの処理は、中
央処理制御装置7においてオペレーティングシステムプ
ログラム(以下OSと略称する)の管理で実行される。
従って、ユーザーが、DVDディスク1の内容を他の記
憶装置4にコピーするためのコピー操作指令を入力手段
17を用いて入力した場合、中央処理制御装置7は、O
Sに基づく処理・管理により、DVDから再生したデー
タに対するコピー処理の要求が来たことを知ることがで
き、さらには上記入力されたユーザーからのコピー操作
に対して、この処理を不適切な処理として実行せず、そ
の代わりに他の適切な処理を実行することが可能とな
る。
【0040】そこで、本発明では、中央処理制御装置7
において、入力手段17により入力されたファイルコピ
ー処理指令が、副データ検出手段10で検出される上記
ファイルのウォータマークに照らして適正であるか否か
をOSが判断し、コピー処理が不適切であると判断した
場合には、入力されたユーザーによるコピー操作をOS
が無効とすることができるようにする。あるいは、中央
処理制御装置7は、記憶・消去制御手段5を介してデー
タ記憶手段4へ一旦コピー処理を開始した後に、ウォー
タマーク処理に照らしてコピー処理の継続が不適切であ
ると判断した場合には、記憶・消去制御手段(記憶制御
手段)5に対してコピー中止指令を出してコピー処理を
中止し、記憶・消去制御手段5に対してファイル削除指
令を出してそれまでにコピー処理により作成途中であっ
たファイルを削除する。なお、副データであるウォータ
マークが複写禁止に相当するものとして副データ検出手
段10で検出された場合には、既に、データ記憶手段4
に記憶されているデータが無効となるので、中央処理制
御装置7は、その旨を表示手段6に表示してユーザに通
知するようにした方が好ましい。
【0041】次に、本発明による電子計算機システムに
おけるOS等のプログラムに基づくコピー処理許可/不
許可の判定処理フローの第1の実施例について図2を用
いて説明する。中央処理制御装置7は、入力手段17に
よるユーザーからの操作指令により判定処理をOSに基
づいて開始し、まず、上記操作指令の中に、DVDディ
スク(情報記憶媒体)1からハードディスクドライブ装
置(他の記憶装置)4へのデータのコピー処理が含まれ
ているか否かを調べる(ステップ201)。
【0042】その結果、中央処理制御装置7は、上記操
作指令の中に上記コピー処理が含まれていなければ、上
記操作指令の要求を受け付け、必要な処理(例えば、主
データ再生手段9による画像・音声データの出力処理)
を進める(ステップ203)。
【0043】一方、中央処理制御装置7が、上記操作指
令の中にコピー処理が含まれていると判定した場合に
は、副データ検出手段10は再生制御手段3から得られ
る上記コピーの対象となるDVDディスク1のファイル
からウォータマークを検出し、その検出結果を中央処理
制御装置7に送信する(ステップ202)。そして、中
央処理制御装置7は、上記ウォータマーク検出結果が、
少なくとも、コピー処理を許容するものか、コピー処理
を禁止するものかを調べる(ステップ204)。その結
果、中央処理制御装置7は、OSに基づき、ステップ2
04においてコピー処理を許容するものであればコピー
処理を受け付け(ステップ205)、一方、該コピー処
理を禁止するものであればコピー処理を拒絶する(ステ
ップ206)。
【0044】次に、上記判定処理フローチャートにおけ
る処理の手順について具体的な例を挙げて説明する。ま
ず、ユーザーがDVDディスク1のコンテンツの再生
(視聴)のみを行う場合について説明する。
【0045】入力手段17を用いたユーザーの操作入力
による中央処理制御装置7からの起動指令により、主デ
ータ再生手段9が起動すると、データ再生手段2からの
データの再生が始まる。DVDディスク1からデータ再
生手段2で再生したデータは、再生制御手段3を経由し
て中央処理制御装置7に入力された後、DVDプレーヤ
ソフトウェアなどの主データ再生手段9に与えられ、こ
こで再生に必要な処理が行われて画像、音声の再生が行
われる。従って、このようにユーザーが視聴のみを行う
場合には、コピー処理は含まれないので、図2のフロー
チャートではステップ201、203の処理経路を実行
し、ユーザーからの操作を受付けて再生処理を行うこと
になる。
【0046】次に、入力されるユーザーからのコピー指
令に基づいてDVDディスク1からハードディスクドラ
イブ装置4へのデータのコピーを行う場合について説明
する。この時、中央処理制御装置7からの制御に基づい
て、DVDディスク1からデータ再生手段2で再生され
たデータは再生制御手段3を経由してメモリ16に記憶
された後、記憶・消去制御手段5を経由してデータ記憶
手段4に送られる。従って、このようにユーザーがコピ
ー指令を入力した場合には、中央処理制御装置7はOS
に基づく処理および制御により、図2に示すフローチャ
ートにおいてステップ201、202、204の処理経
路を実行し、更にウォータマークが複製禁止である場合
にはステップ206のコピー不許可、コピー許可である
場合にはステップ205のコピー受付の処理経路を実行
して終了する。従って、ユーザーからのコピー操作の許
可/不許可は、対象となるファイルのウォータマークの
内容に依存することになる。
【0047】本第1の実施例では、データ記憶手段4と
してハードディスクドライブ装置を例にして説明した
が、データ記憶手段4はこれに限るものではなく、例え
ばCD−R、DVD−Rドライブ装置などの一回だけ記
録できるデータ記憶手段でも良く、またCD−RW、D
VD−RW、MOドライブなどの記録、消去が可能なデ
ータ記憶手段でもかまわない。また、記憶・消去制御手
段5と中央処理制御装置7との間は、バスに接続された
インターフェースを介してネットワークと接続して構成
してもよい。
【0048】また、情報記憶媒体1としてはDVD(D
igital VersatileDisc)と称され
る光ディスク、データ再生手段2としては前記DVDが
再生可能な光ディスク再生装置、データ記憶手段4とし
てはハードディスクドライブ装置やメモリカード記憶装
置、表示手段6としてはディスプレイ装置、主データ再
生手段9としてはDVD再生ソフトウェアに基づいて画
像・音声データを出力処理する部分、副データ検出手段
10としてはウォータマーク検出回路装置を用いた実施
例について説明したが、もちろんこれらは上述のものに
限定されるものではなく、たとえばデータ記憶手段4と
してはCD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−R
W、DVD−RAM、光磁気ディスクなどの光ディスク
記録装置、磁気記録装置などを含むデータ記録装置全般
に適用することが可能である。また、データ再生手段2
としては、光ディスク、メモリカードなどの有形の媒体
からデータを再生する装置に限らず、例えば無線あるい
は有線などの形態で配信される、不特定の受信者を対象
とした放送、特定の受信者を対象とした通信、オンデマ
ンドによるデータ配信、電話回線やデータ通信回線など
を用いたインターネット接続等からデータを再生するこ
とができる装置などが含まれる。
【0049】また、ここでは、ウォータマークとして埋
め込まれているデータの種類は、著作権保護のためのコ
ピー制御の情報である場合を考えるがもちろん、埋め込
まれる情報はコピー制御情報に限られるものではなく、
これ以外にデータの種類を表わす情報や各記録媒体に応
じた制御情報などがあってもかまわない。また、本実施
例では、ウォータマークの検出は中央処理制御装置側の
副データ検出手段10により行うとしたが、該ウォータ
マークがDVDディスク再生手段側、すなわちDVDド
ライブ側の副データ検出手段10で検出される場合は、
中央処理制御装置7は、該検出されたウォータマークを
そのまま受信してコピーを制御するための情報として用
いても構わない。
【0050】また、中央処理制御装置7が制御を行うプ
ログラムは、オペレーティングシステムプログラムとし
たが、それ以外のプログラムで行うことも可能である。
以上のことは、後述する第2の実施例、第3の実施例、
第4の実施例、第5の実施例においても同様である。
【0051】次に、本発明による電子計算機システムに
おけるOS等のプログラムに基づくコピー処理許可/不
許可の判定処理フローの第2の実施例について図3を用
いて説明する。本第2の実施例におけるステップ20
1、203、および204は、第1の実施例と同様であ
る。即ち、中央処理制御装置7は、入力データの中にコ
ピー処理が含まれているか否かを調べる(ステップ20
1)。その結果、中央処理制御装置7は、上記コピー処
理が含まれていなければ、OSに基づいてユーザーから
の操作入力を受け付け、必要な処理(例えば、画像・音
声出力処理)を進めるように制御する(ステップ20
3)。即ち、ユーザーが視聴のみを行う場合には、コピ
ー処理は含まれないので、図3のフローチャートではス
テップ201,203の処理経路を経て、ユーザーから
の操作を受付けて再生処理を行うことになる。
【0052】一方、中央処理制御装置7は、入力データ
の中にコピー処理が含まれている場合には、コピー処理
を開始するように記憶・消去制御手段5を制御する。但
し、中央処理制御装置7は、記憶・消去制御手段5に対
するコピー終了処理は保留とする(ステップ302)。
ここで、ユーザーからの操作入力に基づく中央処理制御
装置7の処理指令とは、主としてファイルの読み出し指
令をいう。即ち、ユーザーから操作入力としてコピー処
理指令が入力された場合には、中央処理制御装置7は、
記憶・消去制御手段5に対してコピー処理を開始するよ
うに制御する。
【0053】そして、副データ検出手段10は、ウォー
ターマークの検出動作を開始し(ステップ304)、中
央処理制御装置7は、副データ検出手段10によってウ
ォータマークが検出できるまで、記憶・消去制御手段5
によるコピー処理を継続するように制御する(ステップ
305)。
【0054】そして、中央処理制御装置7は、副データ
検出手段10からウォータマークが検出されたという信
号を受けたならば、該ウォータマーク検出結果が、コピ
ー処理を許容するものか、コピー処理を禁止するものか
を調べる(ステップ204)。
【0055】その結果、中央処理制御装置7は、コピー
処理を許容するものであれば、記憶・消去制御手段5に
対してコピー処理を継続し、コピー終了処理を行ってコ
ピー処理を正常終了させる(ステップ307)。一方、
中央処理制御装置7は、検出結果がコピー処理を禁止す
るものであれば、記憶・消去制御手段5に対してコピー
終了処理を行わずにコピー処理を中断し、コピー途中で
あったファイルを削除するように制御する(ステップ3
08)。
【0056】即ち、コピー処理の場合には、DVDディ
スク1からデータ再生手段2で再生したデータは、再生
制御手段3を経由して中央処理制御装置7に入力されて
メモリ16に記憶され、更に、この記憶されたデータ
は、記憶・消去制御手段5を経由してデータ記憶手段4
に送られてコピー処理が開始される。次に、副データ検
出手段10で検出されたウォータマークが複製禁止であ
る場合には、中央処理制御装置7は、記憶・消去制御手
段5に対してステップ308のコピー拒絶(コピー途中
のファイルを削除する。)を制御を行い、副データ検出
手段10で検出されたウォータマークがコピー許可であ
る場合には、中央処理制御装置7は、記憶・消去制御手
段5に対してステップ307のコピー受付を継続させて
終了するように制御を行う。従って、ユーザーからのコ
ピー操作は一旦は開始されるが、コピー終了処理が正常
に行われるか、コピー終了処理が行われずコピー途中の
ファイルが削除されるかは対象となるファイルのウォー
タマークの内容に依存することになる。これによりコピ
ー許可である場合には、ウォータマーク検出を待たずに
コピー処理を開始することができるためウォータマーク
検出に時間を要する場合はこの時間にコピー処理を同時
に行うことができ、コピー処理要求からコピー完了まで
の見かけのコピーに要する時間の短縮を図ることができ
る。
【0057】なお、本第2の実施例は、前述のように一
旦はデータ記憶手段4に記録したデータであっても、そ
れが複製禁止であると判明した時点で消去する必要があ
る。従って、本第2の実施例は、データ記憶手段4がハ
ードディスクドライブやCD−RW、DVD−RW、M
Oドライブなどの既に書き込みがなされた領域への再書
き込み可能な記憶装置の場合に適用する事が望ましく、
CD−R、DVD−Rなどの再書き込みができない記憶
装置に適用した場合は、当該の情報メディアの書き込み
可能なデータ量の減少を発生するため好ましくない。こ
の場合には、再書き込み可能なメディアか否かの種類に
応じて、上記第1の実施例のフロー又は本第2の実施例
のフローのうち適したものを選択するようにすることも
可能である。
【0058】また、当該データ記憶手段4の情報メディ
アが交換可能な場合には、データ記憶手段4に記録した
データが複製禁止であると判明した時点で記録されてい
たデータを消去し、その後、情報メディアを排出して、
ユーザーが行おうとしたコピー操作が拒絶された事を、
システム側(中央処理制御装置7側)からの動作制御に
より明示するようにしても良い。
【0059】更に、図3に示すフローチャートによる処
理(第2の実施例)は、図2に示すフローチャートによ
る処理(第1の実施例)と比較して下記の点で優れてい
る。
【0060】すなわち、ウォータマーク検出動作に要す
る時間が比較的長く、ウォータマーク検出を行う間の待
ち時間がユーザーに違和感を与える可能性のある場合に
本フローチャートによる処理は見かけ上、ウォータマー
ク検出に要する待ち時間をユーザーに意識させることが
無いため、コピー操作に対する応答速度の向上に有効で
ある。
【0061】次に、本発明による電子計算機システムに
おけるOS等のプログラムに基づくコピー処理許可/不
許可の判定処理フローの第3の実施例について図4を用
いて説明する。
【0062】本第3の実施例は、電子計算機システムに
おけるウォータマーク対象コンテンツか否かの判定処理
フロー(ステップ404)を除き、第2の実施例と同様
である。ここで、ウォータマーク対象コンテンツとは、
ウォータマークが埋め込まれたデータ、例えばウォータ
マークが埋め込まれた画像、音声データ等を指すものと
する。
【0063】すなわち、中央処理制御装置7もしくは再
生制御手段3において、ユーザーから入力手段17を用
いて入力されたコピー対象ファイルが、ウォータマーク
対象コンテンツであるか否か予め判断し(ステップ40
4)、コピー対象ファイルがウォータマーク対象コンテ
ンツでない場合にはそのままコピー処理を継続して実行
し、コピー対象ファイルがウォータマーク対象コンテン
ツである場合には副データ検出手段10によりコピー対
象ファイルからウォータマーク検出動作を開始して、必
要なファイルのみを、ステップ304における副データ
検出手段10に対するウォータマーク検出の対象とする
ことにより、中央処理制御装置7の負担を低減すること
ができる。
【0064】なお、中央処理制御装置7もしくは再生制
御手段3において、判断するウォータマーク対象コンテ
ンツであるか否かは、データ再生手段2によって再生さ
れる例えばファイルの拡張子等から判断することができ
る。一例としては、DVDの映像等のファイルの拡張子
は.vobであるのでこれを見ることによって判断可能
である。もちろんこれは一つの例であり、拡張子によら
ずファイル内容からウォータマーク対象コンテンツであ
るか否か判断することもできることは言うまでもない。
【0065】このように、第3の実施例によれば、コピ
ー対象ファイルがウォータマーク対象コンテンツである
か否か予め判断するので、必要なファイルのみをウォー
タマーク検出の対象とし、データ処理手段(中央処理制
御装置)7の負担を低減することができる。
【0066】次に、発明による電子計算機システムにお
けるOS等のプログラムに基づくコピー処理許可/不許
可の判定処理フローの第4の実施例について図5を用い
て説明する。
【0067】本第4の実施例は、所定時間待ってもウォ
ータマークが検出できない場合の処理フロー(ステップ
504、509〜519)を除き、第1および第2の実
施例と同様である。
【0068】具体的には、ステップ504、505、お
よび509において、副データ検出手段10が、ウォー
タマークの検出開始から所定の時間経過してもウォータ
マーク検出結果が得られないときには、中央処理制御装
置7は、ステップ510においてウォータマーク検出中
であるがコピー処理を開始しても良いかを例えば表示手
段6に出力表示してユーザーに尋ね、その結果の入力手
段17を用いた入力に応じてコピー処理を開始するか否
かを決定する。このように、コピー処理を開始しても良
いかを、ユーザに尋ねるのは、データ記憶手段4がCD
−R、DVD−Rなどの場合には、一旦書き込んだ領域
には再書き込みできない情報メディアであることをあら
かじめユーザに警告し、更にウォータマーク検出結果が
複製禁止である事が判明したとき、コピー処理を途中で
中断させる必要があることから当該情報メディアの書き
込み可能なデータ量の減少を招くことをあらかじめユー
ザに警告するためである。
【0069】即ち、中央処理制御装置7は、所定時間待
った(ステップ504)後、コピーの対象となるDVD
ディスクのファイルから、副データ検出手段10により
ウォータマークが検出できたかを判断する(ステップ5
05)。所定時間待つ処理を入れるのは、実用上、プロ
グラムに一定の待ち時間を入れる必要があるからであ
る。
【0070】副データ検出手段10によりウォータマー
ク検出ができた場合、ステップ204へ進み、ウォータ
マークがコピー処理を許容するものであればコピー要求
を受け付け(ステップ205)、ウォータマークがコピ
ー処理を禁止するものであればコピー要求を拒絶する
(ステップ206)。
【0071】また、副データ検出手段10によりステッ
プ505においてウォータマークを検出できない場合
は、中央処理制御装置7は、ウォータマーク検出開始か
ら第1の所定時間が経過したかを判断する(ステップ5
09)。この第1の処理時間としては、ユーザーがコピ
ー処理を開始するよう操作を行った後、電子計算機シス
テムがコピー処理を開始するまでにかかる常識的な時間
を想定される。
【0072】そして、中央処理制御装置7は、第1の所
定時間が経過していなければ再びステップ504の前に
戻る処理を行う。また、中央処理制御装置7は、第1の
所定時間が経過していれば、ウォータマーク検出処理が
終了していないがコピー処理を開始するか、否かを表示
手段6等に出力表示してユーザーに尋ねる(ステップ5
10)。この時、中央処理制御装置7は、合わせて、デ
ータ記憶手段4がCD−R、DVD−Rなどの場合に
は、一旦書き込んだ領域には再書き込みできない情報メ
ディアであることを表示手段6等に出力表示して警告
し、更にウォータマーク検出結果が複製禁止である事が
判明したとき、コピー処理の途中で中断する必要がある
ことから当該情報メディアの書き込み可能なデータ量の
減少を招くことを表示手段6等に出力表示して警告す
る。(ステップ510)。なお、中央処理制御装置7
は、データ記憶手段4がCD−R、DVD−Rなどであ
るかの情報を、記憶・消去制御手段5から取得すること
が可能である。
【0073】入力手段17を用いたユーザーからの回答
が、コピー処理を開始しないものである場合にはステッ
プ504に戻る(ステップ511)。ユーザーからの回
答がコピー処理を開始するものである場合には、中央処
理制御装置7は、コピー処理を開始するように制御す
る。ただし、コピー終了動作は保留する(ステップ51
2(302))。次に、中央処理制御装置7は、所定時
間待った(ステップ513)後、該コピーの対象となる
DVDディスクのファイルから、副データ検出手段10
によりウォータマークが検出できたか判断する(ステッ
プ514(305))。
【0074】中央処理制御装置7は、ウォータマーク検
出ができた場合には、その結果がコピー処理を許容する
ものか、コピー処理を禁止するものかを調べる(ステッ
プ515(204))。
【0075】中央処理制御装置7は、ウォータマークが
コピー処理を許容するものであれば、コピー終了処理を
行うように制御する(ステップ516(307))。ま
た、中央処理制御装置7は、ウォータマークがコピー処
理を禁止するものであれば、コピー終了処理を行わず、
コピー途中のファイルは削除する(ステップ517(3
08))。また、中央処理制御装置7は、ステップ51
4においてウォータマークが検出できない場合には、ウ
ォータマーク検出開始から第2の所定時間が経過したか
を判断する(ステップ518)。その結果、第2の所定
時間が経過していなければステップ514の前に戻る。
【0076】また、中央処理制御装置7は、第2の所定
時間が経過していれば、相当の時間をかけてもウォータ
マークが検出できないため、これをコピー許可が無いと
判断してコピー処理を中断し、コピー終了処理を行わず
にコピー途中のファイルを削除するように制御する(ス
テップ519(308))。
【0077】以上説明したように、ウォータマーク検出
開始から第1の所定の時間が経過した後でもウォータマ
ークが検出できない場合は、ウォータマーク検出が終了
していないがコピー処理を開始するかをユーザーに対し
て尋ねる。ユーザーが開始すると回答した場合、ステッ
プ512へ移行し、ユーザーからのコピー操作は一旦は
開始されるが、コピー終了処理が正常に行われるか、コ
ピー終了処理が行われずコピー途中のファイルが削除さ
れるかは対象となるファイルのウォータマークの内容に
依存することになる。コピー許可である場合には、ウォ
ータマーク検出を待たずにコピー処理を開始することが
できるためウォータマーク検出に時間を要する場合はこ
の時間にコピー処理を同時に行うことができ、コピー処
理要求からコピー完了までの見かけのコピーに要する時
間の短縮を図ることができる。
【0078】また、ユーザーが開始しないと回答した場
合には、ステップ504へ移行し、所定時間待って再び
ウォータマークが検出されたかを判断する事になる。
【0079】しかしステップ512に移行した後、ステ
ップ513,514の経路を通過してコピー処理開始か
ら第2の所定時間が経過した後でもウォータマークが検
出できない場合(ステップ518)は、コピー許可の確
認が得られないと判断してコピー処理を中断し、コピー
終了処理を行わずにコピー途中のファイルを削除する
(ステップ519)。
【0080】これにより、意図的に複製禁止のウォータ
マーク情報がオペレーティングシステムに到達しないよ
うに改造して、非合法なコピーを行おうとする行為を防
止することが可能となる。
【0081】なお、本第4の実施例は前述のように一旦
はデータ記憶手段4に記録したデータであっても、それ
が複製禁止であると判明した時点又はコピー許可の確認
が得られないと判断された時点で消去する必要がある。
従って、本第4の実施例は、データ記憶手段4がハード
ディスクドライブやCD−RW、DVD−RW、MOド
ライブなどの再書き込み可能な記憶装置の場合に適用す
る事が望ましく、CD−R、DVD−Rなどの再書き込
みができない記憶装置に適用した場合は、当該の情報メ
ディアの書き込み可能なデータ量の減少を発生する。し
かし、前述したようにあらかじめユーザーに対してこの
ような事態となりうる事を警告し、ユーザー自身の選択
の結果として発生した事態であるため、容認されると考
えられる。
【0082】また、第4の実施例においても、第2の実
施例と同様に、当該データ記憶手段4の情報メディアが
交換可能な場合には、データ記憶手段4に記録したデー
タが複製禁止であると判明した時点で記録されていたデ
ータを消去し、その後、情報メディアを排出して、ユー
ザーが行おうとしたコピー操作が拒絶された事を、シス
テム側からの動作制御により明示するようにしても良
い。
【0083】更に、図5に示すフローチャートによる処
理(第5の実施例)は、図2のフローチャートによる処
理(第1の実施例)と比較して下記の点で優れている。
【0084】すなわち、第1の実施例の説明では、図2
のフローチャートにおいてウォータマークの検出を開始
してからウォータマーク検出の結果が得られるまでの時
間については言及しておらず、ウォータマーク検出の開
始から結果が得られるまでの所要時間は実用的には数秒
以下と想定している。しかしながら、ウォータマークの
埋め込み状況によってはウォータマーク検出の開始から
結果が得られるまでの所要時間が数分以上かかる事も想
定され、このような場合には、コピー処理の開始は保留
されたままとなり問題になる。そこで、本第4の実施例
では上述した問題点を解消するため待ち時間の上限の概
念を追加した。
【0085】次に、本発明に係る電子計算機システムま
たは電子計算機システムを含む画像音声の視聴装置の第
2の実施の形態について説明する。
【0086】図6は上記第2の実施の形態を示す概略構
成図である。
【0087】本第2の実施の形態と上記第1の実施の形
態との相違点は、第1の実施の形態では情報記憶媒体1
が電子計算機システムの内部にあるのに対して、本第2
の実施の形態では情報記憶媒体1が当該電子計算機シス
テムの内部には存在せず、その代わりに当該電子計算機
システムの外部にある情報再生装置11に蓄えられた情
報が情報送信手段12、情報伝達手段13、情報受信手
段14、インタフェース手段15を経由してデータ再生
装置2に伝達される点である。
【0088】図6において、情報再生装置11はハード
ディスクドライブ、光ディスクドライブ、ビデオテープ
再生装置およびそれらの装置に対応した情報記憶媒体を
含むシステムから構成される情報再生装置、情報送信手
段12は放送設備、通信設備などの情報送出が可能なシ
ステム、情報伝達手段13は空間を伝播する電磁波や、
光ファイバー、同軸ケーブル、電話ケーブルなどの通信
用ケーブル、情報受信手段14は放送電波の受信機、デ
ジタルテレビジョン放送受信用のセットトップボック
ス、ケーブルテレビジョンチューナ、光ファイバー受信
端末装置、モデムなどである。インタフェース手段15
はSCSI、USB、IEEE1394等のケーブルを
介した接続や、Bluetoothなどの無線による接
続などが挙げられる。なお、前記以外は第1の実施の形
態と同様である。
【0089】本第2の実施の形態においても、第1の実
施の形態と同様にデータ再生手段2で再生したデータを
対象として、このデータに対するコピー操作が適切に行
われるように該データのウォータマーク情報を検出した
結果でコピー処理を制御する。具体的な制御方法は第1
の実施の形態で説明した方法と同様である。
【0090】本第2の実施の形態によれば、対象とする
電子計算機システムの外部からデータ再生手段2に入力
されるデータに対してもウォータマークによるデータの
コピーを制御することができるため、該電子計算機シス
テムが当初は想定していなかった情報受信手段14から
到来したデータであっても該情報受信手段と該データ再
生手段との間のインタフェースが正しく行われる限り、
ウォータマークによるコピー制御も正しく実施できると
言う特徴があり、新規の情報受信手段14が開発された
場合でもウォータマークによる保護の有効性は失われな
い。従ってシステムとしての拡張性が確保し易い。
【0091】以上説明したように、電子計算機システ
ム、電子計算機システムを含む画像音声の視聴装置また
は該電子計算機用オペレーティングシステムプログラム
を構成することにより、本発明が目的とする所望の機能
を実現することが可能となる。即ち、本発明は、図7に
示すように、中央処理制御装置7に複写制限機能を持た
せることによってデータ記憶手段4への複写処理に制限
を設けたものであるため、ユーザーが意図的あるいは非
意図的な複写の作成による著作権保護に関する法令に違
反することを未然に防止することができ、しかも情報記
憶媒体1(11)からインターネット等の情報伝達手段
12から14を介してデータが送られる場合においても
複写を制限することができ、ドライブ側に複写制限機能
を持たせる場合に比べてコストを低減することが可能と
なる。
【0092】なお、本実施の形態で示すブロック構成
は、説明上便宜的に機能ブロック毎に分割して記したも
のであり、これに限るものではない。
【0093】また、第2の実施例または第3の実施例に
本実施例を組み合せて適用する事が可能であり、これら
の組み合せにおいても本発明が意図する効果を期待する
ことができる。
【0094】以上説明した実施の形態によれば、ユーザ
ーが意図的あるいは非意図的なコピーの作成により著作
権保護に関する法令に違反する可能性のある行為を行お
うとした場合、OSが複写(コピー)しようとしたファ
イルのウォータマークを検出し、該ウォータマーク検出
結果に応じて複写処理を制御することにより、ユーザー
が前記法令に違反する事を未然に防止することができ
る。
【0095】また、前記の理由で複写処理を中断させた
際、データ記憶手段4内部にコピー途中の不完全なファ
イルが残ることによる弊害を防止するため、これらの不
完全なファイルをOSの管理の下でユーザーの操作がな
くても自動的に消去することができる。
【0096】また、ウォータマークを検出する前からコ
ピー処理を開始することにより、コピー要求からコピー
完了までの見かけのコピーに要する時間の短縮を図り、
ウォータマーク検出中の待ち時間によるユーザーの違和
感を解消することができる。
【0097】また、前記の場合、ユーザーが行おうとし
た複写処理が著作権保護に関する法令に違反する行為で
あるため、これに対してオペレーティングシステムプロ
グラムが複写処理の作成を中止したことをユーザーに通
知することにより、複写処理が中止されたことに対して
ユーザーが誤解することを防止することができる。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザーが意図的ある
いは非意図的な複写(コピー)の作成による著作権保護
に関する法令に違反することを未然に防止することがで
きる効果を奏する。
【0099】また、本発明によれば、ユーザからの複写
(コピー)処理要求から複写(コピー)完了までの見か
けの複写処理に要する時間の短縮を図り、副データとし
てのウォータマーク検出中の待ち時間によるユーザーの
違和感を解消することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子計算機システムおよび電子計
算機システムを含む画像音声の視聴装置の第1の実施の
形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係る電子計算機システムにおけるOS
のコピー処理許可の判定処理フローチャートの第1の実
施例を示す図である。
【図3】本発明に係る電子計算機システムにおけるOS
のコピー処理許可の判定処理フローチャートの第2の実
施例を示す図である。
【図4】本発明に係る電子計算機システムにおけるOS
のコピー処理許可の判定処理フローチャートの第3の実
施例を示す図である。
【図5】本発明に係る電子計算機システムにおけるOS
のコピー処理許可の判定処理フローチャートの第4の実
施例を示す図である。
【図6】本発明に係る電子計算機システムおよび電子計
算機システムを含む画像音声の視聴装置の第2の実施の
形態を示す構成図である。
【図7】本発明の特徴点を説明するための図である。
【符号の説明】
1…情報記憶媒体、2…データ再生手段、3…再生制御
手段、4…データ記憶手段、5…記憶・消去制御手段
(記憶制御手段)、6…表示手段、7…データ処理手段
(中央処理制御装置、中央処理制御手段)、8…オペレ
ーティングシステムプログラム、9…主データ再生手
段、10…副データ検出手段、11…情報再生装置、1
2…情報送信手段、13…情報伝達手段、14…情報受
信手段、15…インタフェース手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 5/91 P 5/91 5/92 H 5/92 (72)発明者 池田 栄司 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 木村 寛之 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA04 CA09 5C053 FA13 FA23 FA25 GA11 GB11 GB37 JA01 JA21 5D044 AB05 AB07 DE50 FG18 GK12 HH15 HL02 HL08

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記憶媒体に記憶されたデータを、再生
    制御に基づいて再生して出力するデータ再生・制御手段
    と、 該データ再生・制御手段で再生して出力された主データ
    をデータ記憶手段への記憶について制御する記憶制御手
    段と、 前記データ再生・制御手段によって再生されるデータに
    埋め込まれている副データを検出する副データ検出手段
    と、 前記記憶制御手段による制御に基いて前記データ再生・
    制御手段から出力される主データを前記データ記憶手段
    へ複写記憶する際、前記副データ検出手段で検出された
    副データが複写禁止に相当すると判明した場合には、前
    記データ再生・制御手段による情報記憶媒体からのデー
    タの再生を中止するように制御し、更に前記データ記憶
    手段への主データの複写記憶を中止し、前記データ記憶
    手段への複写記憶途中の主データを消去するように前記
    記憶制御手段を制御する中央処理制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする電子計算機システム。
  2. 【請求項2】情報記憶媒体に記憶されたデータを、再生
    制御に基いて再生して出力するデータ再生・制御手段
    と、 該データ再生・制御手段で再生して出力された主データ
    をデータ記憶手段への記憶について制御する記憶制御手
    段と、 前記データ再生・制御手段によって再生されるデータに
    埋め込まれている副データを検出する副データ検出手段
    と、 前記記憶制御手段による制御に基いて前記データ再生・
    制御手段から出力される主データを前記データ記憶手段
    へ複写記憶する際、前記副データ検出手段で検出された
    副データが複写禁止に相当すると判明した場合には、前
    記データ再生・制御手段による情報記憶媒体からのデー
    タの再生を中止するように制御する中央処理制御手段と
    を備えたことを特徴とする電子計算機システム。
  3. 【請求項3】情報記憶媒体に記憶されたデータを、再生
    制御に基いて再生して出力するデータ再生・制御手段
    と、 該データ再生・制御手段で再生して出力された主データ
    をデータ記憶手段への記憶について制御する記憶制御手
    段と、 前記データ再生・制御手段によって再生されるデータに
    埋め込まれている副データを検出する副データ検出手段
    と、 前記記憶制御手段による制御に基いて前記データ再生・
    制御手段から出力される主データを前記データ記憶手段
    へ複写記憶する際、前記副データ検出手段で検出された
    副データが複写禁止に相当すると判明した場合には、前
    記データ記憶手段への主データの複写記憶を中止するよ
    うに前記記憶制御手段を制御する中央処理制御手段とを
    備えたことを特徴とする電子計算機システム。
  4. 【請求項4】情報記憶媒体に記憶されたデータを、再生
    制御に基いて再生して出力するデータ再生・制御手段
    と、 該データ再生・制御手段で再生して出力された主データ
    をデータ記憶手段への記憶について制御する記憶制御手
    段と、 前記データ再生・制御手段によって再生されるデータに
    埋め込まれている副データを検出する副データ検出手段
    と、 前記記憶制御手段による制御に基いて前記データ再生・
    制御手段から出力される主データを前記データ記憶手段
    へ複写記憶する際、前記副データ検出手段で検出された
    副データが複写禁止に相当すると判明した場合には、前
    記データ記憶手段への複写記憶途中の主データを消去す
    るように前記記憶制御手段を制御する中央処理制御手段
    とを備えたことを特徴とする電子計算機システム。
  5. 【請求項5】情報記憶媒体に記憶されたデータを、再生
    制御に基いて再生して出力するデータ再生・制御手段
    と、 該データ再生・制御手段で再生して出力された主データ
    をデータ記憶手段への記憶について制御する記憶制御手
    段と、 前記データ再生・制御手段によって再生されるデータに
    埋め込まれている副データを検出する副データ検出手段
    と、 前記記憶制御手段による制御に基いて前記データ再生・
    制御手段から出力される主データを前記データ記憶手段
    へ複写記憶する際、前記副データ検出手段で検出された
    副データが複写禁止に相当すると判明した場合には、前
    記データ記憶手段への主データの複写記憶を中止し、前
    記データ記憶手段への複写記憶途中の主データを消去す
    るように前記記憶制御手段を制御する中央処理制御手段
    とを備えたことを特徴とする電子計算機システム。
  6. 【請求項6】更に、前記データ再生・制御手段から出力
    される主データの前記データ記憶手段への複写指示を前
    記中央処理制御手段に対して行う入力手段を備えること
    を特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の電子
    計算機システム。
  7. 【請求項7】更に、前記中央処理制御手段による前記記
    憶制御手段への制御情報を表示する表示手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の電
    子計算機システム。
  8. 【請求項8】更に、前記副データ検出手段によって検出
    する副データ検出状態を表示する表示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の電子
    計算機システム。
  9. 【請求項9】更に、前記データ再生・制御手段で再生し
    て出力された主データを元に、画像・音声として出力で
    きる主データ再生手段を備えたことを特徴とする請求項
    1から5の何れか一つに記載の電子計算機システム。
  10. 【請求項10】データ再生・制御手段により情報記憶媒
    体に記憶されたデータを再生して出力し、この再生して
    出力された主データについて記録/記憶制御手段を用い
    てデータ記憶手段への記憶を制御する電子計算機システ
    ムにおける制御方法であって、 前記情報記憶媒体に記憶された主データをデータ記憶手
    段へ複写処理する要求を指示する指示ステップと、 前記再生されたデータに埋め込まれている副データを検
    出する副データ検出ステップと、 前記指示ステップで前記複写処理の要求の指示があった
    場合に、前記副データ検出ステップで検出された副デー
    タを元に複写を許容するものか禁止するものかを判定
    し、許容すると判定されたときには前記記憶制御手段を
    制御してデータ記憶手段への複写処理を続行させて終了
    させ、禁止すると判定されたときには前記記憶制御手段
    を制御してデータ記憶手段への複写処理を中止させる制
    御ステップとを有することを特徴とする電子計算機シス
    テムにおける制御方法。
  11. 【請求項11】データ再生・制御手段により情報記憶媒
    体に記憶されたデータを再生して出力し、この再生して
    出力された主データについて記憶制御手段を用いてデー
    タ記憶手段への記憶を制御する電子計算機システムにお
    ける制御方法であって、 前記情報記憶媒体に記憶された主データをデータ記憶手
    段へ複写処理する要求を指示する指示ステップと、 前記再生されたデータに埋め込まれている副データを検
    出する副データ検出ステップと、 前記指示ステップで前記複写処理の要求の指示があった
    場合に、前記記憶制御手段を制御して前記データ記憶手
    段への複写処理を開始し、その後前記副データ検出ステ
    ップで検出された副データを元に複写処理を許容するも
    のか禁止するものかを判定し、許容すると判定されたと
    きには前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段への
    複写処理を続行させて終了させ、禁止すると判定された
    ときには前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段へ
    の複写処理を中止させて複写処理途中の主データを消去
    する制御ステップとを有することを特徴とする電子計算
    機システムにおける制御方法。
  12. 【請求項12】データ再生・制御手段により情報記憶媒
    体に記憶されたデータを再生して出力し、この再生して
    出力された主データについて記憶制御手段を用いてデー
    タ記憶手段への記憶を制御する電子計算機システムにお
    ける制御方法であって、 前記情報記憶媒体に記憶された主データをデータ記憶手
    段へ複写処理する要求を指示する指示ステップと、 前記再生されたデータに埋め込まれている副データを検
    出する副データ検出ステップと、 前記指示ステップで前記複写処理の要求の指示があった
    場合に、前記記憶制御手段を制御して前記データ記憶手
    段への複写処理を開始し、更に前記情報記憶媒体が副デ
    ータ検出対象であるか否かを調べ、この調べた結果前記
    情報記憶媒体が副データ検出対象である場合には前記副
    データ検出ステップで検出された副データを元に複写処
    理を許容するものか禁止するものかを判定し、許容する
    と判定されたときには前記記憶制御手段を制御してデー
    タ記憶手段への複写処理を続行させて終了させ、禁止す
    ると判定されたときには前記記憶制御手段を制御してデ
    ータ記憶手段への複写処理を中止させて複写処理途中の
    主データを消去する制御ステップとを有することを特徴
    とする電子計算機システムにおける制御方法。
  13. 【請求項13】データ再生・制御手段により情報記憶媒
    体に記憶されたデータを再生して出力し、この再生して
    出力された主データについて記録/記憶制御手段を用い
    てデータ記憶手段への記憶を制御する電子計算機システ
    ムにおける制御方法であって、 前記情報記憶媒体に記憶された主データをデータ記憶手
    段へ複写処理する要求を指示する指示ステップと、 該指示ステップで前記複写処理の要求の指示があった場
    合に、前記再生されたデータに埋め込まれている副デー
    タを検出するのを開始し、この開始から副データが検出
    できるかどうか時間を監視して副データを検出する副デ
    ータ検出ステップと、 該副データ検出ステップによって副データが検出された
    際、該検出された副データを元に複写を許容するものか
    禁止するものかを判定し、許容すると判定されたときに
    は前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段への複写
    処理を続行させて終了させ、禁止すると判定されたとき
    には前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段への複
    写処理を中止させる制御ステップとを有することを特徴
    とする電子計算機システムにおける制御方法。
  14. 【請求項14】データ再生・制御手段により情報記憶媒
    体に記憶されたデータを再生して出力し、この再生して
    出力された主データについて記憶制御手段を用いてデー
    タ記憶手段への記憶を制御する電子計算機システムにお
    ける制御方法であって、 前記情報記憶媒体に記憶された主データをデータ記憶手
    段へ複写処理する要求を指示する指示ステップと、 前記再生されたデータに埋め込まれている副データを検
    出する副データ検出ステップと、 前記指示ステップで前記複写処理の要求の指示があった
    場合に、前記記憶制御手段を制御して前記データ記憶手
    段への複写処理を開始するか否かを尋ねて開始する場合
    には複写処理を開始し、その後前記副データ検出ステッ
    プで検出された副データを元に複写処理を許容するもの
    か禁止するものかを判定し、許容すると判定されたとき
    には前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段への複
    写処理を続行させて終了させ、禁止すると判定されたと
    きには前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段への
    複写処理を中止させて複写処理途中の主データを消去す
    る制御ステップとを有することを特徴とする電子計算機
    システムにおける制御方法。
  15. 【請求項15】データ再生・制御手段により情報記憶媒
    体に記憶されたデータを再生して出力し、この再生して
    出力された主データについて記憶制御手段を用いてデー
    タ記憶手段への記憶を制御する電子計算機システムにお
    ける制御方法であって、 前記情報記憶媒体に記憶された主データをデータ記憶手
    段へ複写処理する要求を指示する指示ステップと、 前記再生されたデータに埋め込まれている副データを検
    出する副データ検出ステップと、 前記指示ステップで前記複写処理の要求の指示があった
    場合に、前記副データ検出ステップで検出された副デー
    タを元に前記記憶制御手段を制御してデータ記憶手段へ
    の複写処理を制御する制御ステップとを有することを特
    徴とする電子計算機システムにおける制御方法。
  16. 【請求項16】前記副データ検出ステップで検出された
    副データが複写禁止に相当するものであるときには、デ
    ータ再生・制御手段によるデータの再生を中止する制御
    ステップを有することを特徴とする請求項15記載の電
    子計算機システムにおける制御方法。
  17. 【請求項17】前記制御ステップにおいて、前記副デー
    タ検出ステップで検出された副データが複写禁止に相当
    するものであるときには、前記データ記憶手段への複写
    処理を中止することを特徴とする請求項15記載の電子
    計算機システムにおける制御方法。
  18. 【請求項18】前記制御ステップにおいて、前記副デー
    タ検出ステップで検出された副データが複写禁止に相当
    するものであるときには、前記データ記憶手段への記憶
    途中のデータを消去することを特徴とする請求項15記
    載の電子計算機システムにおける制御方法。
  19. 【請求項19】前記副データ検出ステップにおいて、デ
    ータ再生・制御手段によって再生される複写対象のファ
    イルが、副データの検出の対象ファイルでないときに
    は、前記制御ステップにおいて、複写処理を続行するこ
    とを特徴とする請求項15記載の電子計算機システムに
    おける制御方法。
  20. 【請求項20】前記副データ検出ステップにおいて、副
    データの検出の対象ファイルであるか否かの判断を、デ
    ータ再生・制御手段によって再生されるファイルの拡張
    子により判断することを特徴とする請求項16記載の電
    子計算機システムにおける制御方法。
  21. 【請求項21】前記副データ検出ステップにおいて、副
    データの検出時間が所定時間を経過した場合には、前記
    制御ステップにおいて、ユーザーからの指示に基づいて
    複写処理を制御することを特徴とする請求項15記載の
    電子計算機システムにおける制御方法。
  22. 【請求項22】前記副データ検出ステップにおいて、副
    データが複写禁止に相当するものとして検出されたとき
    には、主データが複写禁止であることを表示手段に表示
    してユーザーに通知する通知ステップを有することを特
    徴とする請求項15記載の電子計算機システムにおける
    制御方法。
  23. 【請求項23】前記副データ検出ステップにおいて、副
    データが複写禁止に相当するものとして検出されたとき
    には、前記データ記録/記憶手段で記憶しているデータ
    が無効となることを表示手段に表示してユーザーに通知
    する通知ステップを有することを特徴とする請求項15
    記載の電子計算機システムにおける制御方法。
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