JP2002132312A - 表示データ設定可能な数値制御装置 - Google Patents

表示データ設定可能な数値制御装置

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JP2002132312A
JP2002132312A JP2000323517A JP2000323517A JP2002132312A JP 2002132312 A JP2002132312 A JP 2002132312A JP 2000323517 A JP2000323517 A JP 2000323517A JP 2000323517 A JP2000323517 A JP 2000323517A JP 2002132312 A JP2002132312 A JP 2002132312A
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data
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JP2000323517A
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Yasuo Sasaki
康夫 佐々木
Atsushi Terajima
厚 寺嶋
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが必要とする任意の情報を表示部に表示
するようにユーザ自身が設定可能な数値制御装置を提供
する。 【解決手段】表示部17と、複数のファンクションキー
181を含む入力部18と、表示データを記憶する表示
データ記憶手段161と、個々のファンクションキーの
識別情報と、ファンクション名と、表示データのファイ
ル名とを対応させて記憶するファンクションキー設定情
報記憶手段15と、ファンクションキー設定情報記憶手
段の記憶内容を設定または変更するためのファンクショ
ンキー設定編集手段143と、表示データを外部から入
力可能な表示データ入力手段19と、表示データ入力手
段からの表示データを表示データ記憶手段に記憶させる
表示データ転送手段142と、表示部にファンクション
名を表示するとともに、ファンクションキーが操作され
たときにそのキーに対応する表示データを表示部に表示
する表示制御手段141とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋盤やマシニング
センタ等の工作機械、産業機械等を制御するための数値
制御(NC)装置に関するものであり、特に、ユーザが
必要とする任意の情報を表示部に表示するように設定可
能な数値制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械や産業機械等を制御するための
数値制御(NC)装置は、NC装置メーカが、操作方法
や画面表示を設定しており、NC装置によって制御を行
う工作機械や産業機械等のユーザがそれらの設定を自由
に変更することはできなかった。一方、これらの工作機
械や産業機械等の運転操作においては、機械の運転操作
手順、機械の点検手順、工作物の加工手順、工作物の段
取り等の取扱手順等の数多くの情報が必要であり、これ
らの情報に精通した熟練作業者が必要であった。また、
これらの一般的な情報以外にも、個々のユーザ固有の運
転操作上の情報や特殊な工作物に関するユーザ固有の情
報が数多くある。
【0003】これらの情報のうち一般的な情報について
は、工作機械等のメーカから操作マニュアルとして機械
に付属してくるのであるが、作業者(操作者)が機械の
運転操作が可能な程度に操作マニュアルの情報を習得す
るには、かなりの時間と努力が必要である。また、操作
マニュアルが汚れや破損等により判読不可能になってし
まったり、操作マニュアルを紛失してしまうこともあ
る。このような場合には操作マニュアルの参照ができな
いので、機械の運転操作に支障を来す。そこで、NC装
置の表示部を利用して、これらの情報を表示することが
考えられる。
【0004】このような制御装置としては、特開平8−
123523号公報に記載されたようなものがある。こ
れは、制御装置のディスプレイ上に工作機械に関する写
真データ、文書データ等を表示して、印刷されたマニュ
アルがなくても作業者に必要な情報を提供できるように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−12352
3号公報に記載された制御装置では、NC装置メーカ、
工作機械メーカ等があらかじめ表示設定を行っていた操
作情報等の情報を表示することはできるが、個々のユー
ザ固有の運転操作上の情報やユーザ固有の工作物に関す
る情報等を表示するように、ユーザ自身が設定すること
はできなかった。また、これらの表示データを制御装置
によって作成、編集できるようにするために、ビデオキ
ャプチャボード等が必要となり制御装置のコストが上昇
してしまうという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、ユーザが必要とする任
意の情報を表示部に表示するようにユーザ自身が設定可
能な数値制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表示データ設定可能な数値制御装置は、文
字および画像を表示可能な表示部と、操作者がデータを
入力するための入力部と、前記入力部に設けられ、特定
の機能を割り付け可能な複数のファンクションキーと、
前記表示部に表示する表示データをファイル名と対応さ
せて記憶する表示データ記憶手段と、個々のファンクシ
ョンキーを識別可能な識別情報と、前記ファンクション
キーの機能の内容を表すファンクション名と、前記ファ
ンクションキーの操作により表示する表示データのファ
イル名とを対応させて記憶するファンクションキー設定
情報記憶手段と、前記ファンクションキー設定情報記憶
手段の記憶内容を設定または変更するためのファンクシ
ョンキー設定編集手段と、所望の前記表示データを外部
から入力可能な表示データ入力手段と、前記表示データ
入力手段から入力した前記表示データを、前記表示デー
タ記憶手段に記憶させる表示データ転送手段と、前記表
示部の前記ファンクションキーに対応する所定の位置に
前記ファンクション名を表示するとともに、所望の前記
ファンクション名に対応するファンクションキーが操作
されたとき、操作された前記ファンクションキーに対応
する表示ファイル名の表示データを前記表示部に表示す
る表示制御手段とを有するものである。
【0008】また、上記の表示データ設定可能な数値制
御装置において、前記表示データ入力手段は、交換可能
記憶媒体を介して前記表示データを入力するものである
ことが好ましい。
【0009】また、上記の表示データ設定可能な数値制
御装置において、前記表示データとしては、文字デー
タ、静止画データ、動画データおよびこれらの複合デー
タを使用できるものであることが好ましい。
【0010】また、上記の表示データ設定可能な数値制
御装置において、前記表示制御手段は、前記表示データ
を表示するとともに音声データを再生可能なものである
ことが好ましい。
【0011】また、上記の表示データ設定可能な数値制
御装置において、前記表示データは、生産計画、機械の
運転操作手順、機械の点検手順、工作物の加工手順、工
作物の取扱手順等を示す情報とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の数値制御(N
C)装置の構成を示すブロック図である。この例では、
NC装置1は工作機械を制御するものである。NC装置
1としては、NC専用機や、個人用コンピュータ(パソ
コン)のハードウェアにサーボモータの制御、シーケン
ス制御等を行うNCボード等を装備して数値制御機能と
パソコン機能とを有するいわゆるパソコンNC装置が使
用できる。NC装置1には、種々のデータ処理を行う情
報処理手段としてのCPU11が設けられており、CP
U11にはバス12を介して主記憶装置としてROM1
3およびRAM14が接続されている。
【0013】CPU11は、ROM13に記憶されてい
るシステムプログラムおよびデータと、RAM14に読
み込まれた(ロードされた)プログラムおよびデータに
従って動作する。このようにRAM14にロードされる
プログラムとしては、基本プログラムであるOS(オペ
レーティング・システム)や、表示部17に対して文字
や画像の表示を行う表示制御プログラム141、後述の
カード読取書込装置19から入力された表示データを固
定ディスク装置16の所定領域に転送するための表示デ
ータ転送プログラム142、後述のファンクションキー
181の機能割り当てを設定および編集するためのファ
ンクションキー設定編集プログラム143等がある。
【0014】さらに、CPU11にはバス12を介して
ファンクションキー設定情報メモリ15が接続されてい
る。ファンクションキー設定情報メモリ15には、ユー
ザ画面における各ファンクションキーF1〜F18とそ
のファンクションキーF1〜F18の押圧操作により表
示する表示データの対応関係が、ファンクションキー設
定情報テーブルとして記憶されている。また、図示して
いないがCPU11にはバス12を介してNC加工プロ
グラムメモリが接続されている。NC加工プログラムメ
モリには、工作機械を制御して工作物の加工を行うため
のNC加工プログラムが記憶されている。
【0015】また、CPU11にはバス12を介して補
助記憶装置としての固定ディスク装置16が接続されて
いる。固定ディスク装置16にはCPU11によって実
行されるべき種々のプログラム等が記憶されており、適
宜、これらのプログラム等が固定ディスク装置16から
RAM14にロードされる。また、固定ディスク装置1
6には、ユーザ画面に表示される表示データを記憶して
おく表示データ記憶領域161が設けられている。表示
データ記憶領域161には、表示データがファイル名を
付与されたデータファイルとして記憶されている。
【0016】CPU11にはバス12を介して入出力機
器が接続されている。入出力機器としては、文字および
画像を表示する表示部17、作業者(操作者)がデータ
を入力するための入力部18がインターフェース回路を
介してバス12に接続されている。表示部17としては
CRT、EL表示板や液晶表示板等が使用でき、入力部
18としてはキーボード、表示部17と一体に組み合わ
せたタッチパネル等が使用できる。また、表示部17に
は、図示していないがスピーカ等の音声出力機器も組み
込まれており、文字および画像データを表示画面に表示
するとともに音声出力も行うことができる。
【0017】入力部18にはファンクションキー181
が含まれている。ファンクションキー181は機能設定
可能な複数のキーからなるものであり、ファンクション
キー181を押圧操作することによって得られる機能
は、それぞれのファンクションキー181ごとに設定可
能である。ユーザ画面においては、ファンクションキー
181を押圧操作することによって、それぞれのファン
クションキー181に対応した表示データを表示部17
に表示するように設定されている。
【0018】入出力機器としては、カード読取書込装置
19がインターフェース回路19aを介してバス12に
接続されている。このカード読取書込装置19が表示デ
ータ入力手段に対応する。カード読取書込装置19は、
メモリカード20を挿入してメモリカード20内のデー
タの読み取りおよび書き込みが可能であり、メモリカー
ド20を介して表示データを入力することができる。メ
モリカード20は、SRAMやフラッシュメモリを使用
した不揮発性かつ交換可能な記憶媒体であり、他のパー
ソナルコンピュータ(パソコン)等で作成した表示デー
タをメモリカード20に記憶させ、そのメモリカード2
0内の表示データをNC装置1に読み込ませることがで
きる。
【0019】すなわち、作業者は、表示データ転送プロ
グラム142により、メモリカード20に記憶された任
意の表示データをカード読取書込装置19から入力し、
固定ディスク装置16の表示データ記憶領域161に転
送することができる。なお、表示データ入力手段として
は、メモリカード20を使用するカード読取書込装置1
9以外にも、フレキシブルディスクや光磁気ディスク等
の他の記憶媒体を使用するものでもよく、また、LAN
等の有線または無線の通信媒体を介して入出力を行うも
のでもよい。
【0020】このNC装置1は、軸制御部30、アンプ
31を介して工作機械の各部を駆動する制御用モータ3
2に接続されている。制御用モータ32の回転速度や回
転角度位置は検出器33を介してアンプ31および軸制
御部30にフィードバックされ、工作機械の各部に対し
て所望の制御が行われる。このような軸制御部30、ア
ンプ31、制御用モータ32、検出器33は、工作機械
に必要な制御軸の数だけ設けられる。
【0021】図2は、NC装置1での表示データを作成
する個人用コンピュータ(パーソナルコンピュータ、以
下、パソコンと記載)2の構成を示すブロック図であ
る。パソコン2としては、通常の汎用パソコンが使用で
きる。パソコン2には、画像データを作成するための画
像機器として、紙や写真フィルム上の画像をパソコン2
に取り込むためのイメージスキャナ22、静止画を撮影
するためのデジタルカメラ23、動画を撮影するための
ビデオカメラ24がインターフェース回路を介して接続
されている。
【0022】また、パソコン2には、カード読取書込装
置21がインターフェース回路を介して接続されてい
る。このカード読取書込装置21は、NC装置1におけ
るカード読取書込装置19と同様のものであり、メモリ
カード20を挿入してメモリカード20内のデータの読
み取りおよび書き込みが可能である。作業者は、NC装
置1に表示する表示データを、パソコン2上でパソコン
用のアプリケーションプログラムを使用して作成するこ
とができる。
【0023】そして、作成した表示データをカード読取
書込装置21によって、メモリカード20内に保存す
る。表示データとしては、説明文章等を表示するための
テキストデータ、静止画データ、動画データ、音声デー
タおよびこれらの複合データ等が使用できる。音声デー
タはビデオカメラ24によって動画とともにまたは音声
単独で取り込むことができる。マイクロフォン等の音声
専用の入力機器を設けてもよい。
【0024】メモリカード20内に保存される各種の表
示データにはファイル名が付与されており、ファイル名
の末尾にデータの種類を表す拡張子が付けられている。
例えば、テキストデータであれば「TXT」、静止画デ
ータであれば「BMP」,「JPG」等、動画データで
あれば「AVI」,「MPG」等、複合データであれば
「HTM」等の拡張子が付与されている。この拡張子に
より、表示データファイルのデータの種類が判別でき、
NC装置1においてデータの種類に応じた適切な表示を
行うことができる。
【0025】表示データを記憶保存したメモリカード2
0は、カード読取書込装置21から取り出され、NC装
置1のカード読取書込装置19に挿入される。NC装置
1側では、カード読取書込装置19よってメモリカード
20の内容を読み取り、表示データ転送プログラム14
2によって所望の表示データを固定ディスク装置16の
表示データ記憶領域161に転送し記憶保存する。
【0026】このように、表示データの作成をパソコン
2上で行い、その表示データをNC装置1内に転送する
ようにしたので、NC装置1に画像機器等を接続するた
めのインターフェース回路を備える必要がなくなり、N
C装置1内に表示データを作成、編集するためのプログ
ラム等を備える必要もなくなる。このため、NC装置1
のコストを上昇させることなく、ユーザの必要とする表
示データをNC装置1内に収納し、その表示データを自
由に表示部17に表示させることができる。
【0027】図3は、NC装置1の表示部17の表示画
面171の一例を示す図である。表示画面171は、総
合画面の表示を行った状態を示すものである。この総合
画面では、NC加工プログラムの内容や加工状態を示す
グラフィック等の種々の情報を表示画面171上に分割
表示している。表示画面171の最下部には、各ファン
クションキーF1〜F10に設定された機能を表示する
機能表示部172が設けられている。ここでは、ファン
クションキーF1〜F10は10個設けられており、そ
のそれぞれに異なる機能が設定されている。
【0028】機能表示部172の左右両端部には、機能
切換部173が表示されている。ファンクションキーF
1〜F10の機能を切り換えるための機能切換部173
の機能切換キー173a、機能戻しキー173bを押圧
操作するか、タッチパネル等であれば機能切換キー17
3a、機能戻しキー173bに相当する機能切換部17
3自体を押圧操作することにより、各ファンクションキ
ーF1〜F10の機能を複数種類に切り換えることがで
きる。ファンクションキーF1〜F10の機能切り換え
にともない、機能表示部172の各ファンクションキー
のF1〜F10機能内容の表示も変化する。図3におい
ては、ファンクションキーF8が、表示画面171を
「ユーザ画面」に切り換えるためのものである。また、
ファンクションキーF9が、ユーザ画面で表示する表示
内容を設定するための「データ設定」画面を呼び出すた
めのものである。
【0029】すなわち、機能表示部172が図3のよう
になっている状態において、ファンクションキーF8を
押圧操作するか、タッチパネル等であればファンクショ
ンキーF8に相当する機能表示部自体を押圧操作するこ
とにより、表示画面171を図4のようなユーザ画面に
切り換えることができる。また、図3おいて、ファンク
ションキーF9を押圧操作するか、タッチパネル等であ
ればファンクションキーF9に相当する機能表示部自体
を押圧操作することにより、表示画面171を図5のよ
うなデータ設定画面に切り換えることができる。
【0030】図4は、表示画面171に表示されたユー
ザ画面の一例を示す図である。ユーザ画面では、各ファ
ンクションキーF1〜F18に異なる表示データが設定
されており、その表示データの内容が機能表示部17
2,174に表示されている。すなわち、図4のユーザ
画面において、ファンクションキーF1〜F18を押圧
操作するか、タッチパネル等であればそのファンクショ
ンキーに相当する機能表示部自体を押圧操作すると、そ
のファンクションキーに対応する表示データがユーザ表
示領域175に表示される。このとき、表示データが複
数ページにわたる場合には、次ページキー、前ページキ
ー(図示せず)等により全てのページを表示させること
ができる。表示データが動画データの場合には、音声を
伴うものであれば音声が同時に出力され、また、動画デ
ータの一時停止や再生等の操作に関する操作案内も表示
される。
【0031】また、このユーザ画面では、ファンクショ
ンキーが10個だけでなく、18個に拡張されている。
ファンクションキーを拡張するには、あらかじめF1か
らF18の18個のファンクションキーを設けておいて
もよいが、物理的なファンクションキーはF1からF1
0の10個として、通常のファンクションキーのみの押
圧操作に加えて、シフトキーとファンクションキーとを
同時に押圧するシフト状態のファンクションキーをF1
1からF18として設定してもよい。表示画面171の
右側端部に、ファンクションキーF11〜F18に対応
する機能表示部174が表示されている。
【0032】図4では、ファンクションキーF1の操作
によりユーザ表示領域175に「加工予定」に関する表
示データが表示され、同様に、ファンクションキーF2
の操作により「段取工具一覧」に関する表示データが表
示され、ファンクションキーF3の操作により「シリン
ダヘッド段取」に関する表示データが表示され、ファン
クションキーF5の操作により「週の点検」に関する表
示データが表示され、ファンクションキーF6の操作に
より「操作案内」に関する表示データが表示され、ファ
ンクションキーF8の操作により「原点設定」に関する
表示データが表示される。また、空いているファンクシ
ョンキーF4,F7,F9〜F18に対しても、ユーザ
が任意の表示データを表示するように設定することがで
きる。
【0033】各ファンクションキーの操作により表示す
る表示データとしては、工場の生産計画、機械の運転操
作手順、機械の点検手順、工作物の加工手順、工作物の
取扱手順等を示す情報等を表示することができる。これ
以外にも、ユーザが必要とする任意の表示データを表示
するように設定することができる。
【0034】図5は、表示画面171に表示されたデー
タ設定画面の一例を示す図である。このデータ設定画面
は、図3おいてファンクションキーF9を操作すること
により、表示画面171に表示することができる。デー
タ設定画面は、ファンクションキー設定情報メモリ15
に記憶されたファンクションキー設定情報テーブルの内
容を表示し、編集するための画面である。このデータ設
定画面において、「編集」のファンクションキーF2を
操作することにより、ファンクションキーF1〜F18
のそれぞれに対して、各ファンクションキーF1〜F1
8を操作した場合にユーザ表示領域175に表示される
表示データを対応付けて設定することができる。
【0035】各ファンクションキーF1〜F18にはそ
れぞれを識別可能な識別情報としてキー番号F1〜F1
8が付与されている。データ設定画面には、そのキー番
号と、機能表示部172,174に表示されるファンク
ション名と、ファンクションキーを操作したときに表示
する表示データのファイル名とを互いに対応させて表示
している。この表示内容は、ファンクションキー設定情
報メモリ15にファンクションキー設定情報テーブルと
して記憶されている。
【0036】カーソル移動キーによって、カーソル17
6を編集したい位置に移動させ、キーボード等から入力
領域177に入力して、ファンクション名、ファイル名
を設定または編集することができる。なお、ファンクシ
ョン名の欄のデータを設定または編集する場合には、日
本語のかな漢字変換処理プログラムを起動させればよ
い。入力が終了すれば、「登録」のファンクションキー
F1を操作することにより、設定内容をファンクション
キー設定情報メモリ15に記憶する。それと同時に、そ
の設定内容を固定ディスク装置16の所定領域に記憶し
てもよい。その後、「戻る」のファンクションキーF1
0を操作すれば、図3の総合画面に戻ることができる。
また、機能戻しキー173bを操作することによって総
合画面に戻るようにしてもよい。なお、このデータ設定
画面での入力操作および編集操作は、ファンクションキ
ー設定編集プログラム143によって実現されている。
【0037】各種の表示データはファイル名が付与され
て、固定ディスク装置16の表示データ記憶領域161
に記憶されている。ファイル名の末尾には、データの種
類を表す拡張子が付けられている。例えば、テキストデ
ータであれば「TXT」、静止画データであれば「BM
P」,「JPG」等、動画データであれば「AVI」,
「MPG」等、複合データであれば「HTM」等の拡張
子が付与されている。この拡張子により、表示データフ
ァイルのデータの種類が判別できるので、表示制御プロ
グラム141により表示画面171のユーザ表示領域1
75に適切な形態で表示を行うことができる。また、表
示データが音声を伴うデータであれば、表示制御プログ
ラム141により音声を再生して表示部17を介してそ
の音声を出力する。
【0038】また、動画データを表示する場合には、機
能表示部172に「<<」、「<」、「□」、「>」、
「>>」のような表示をして、その表示に対応したファ
ンクションキーを操作することにより、早戻し、逆方向
再生、停止、再生、早送りのような操作を行うことがで
きる。すなわち、動画データを所望の画面で静止させる
ことや、必要な部分を繰り返し再生すること等が可能で
ある。
【0039】以上のように、ユーザ画面において、ファ
ンクションキーの操作によって任意の表示データを表示
するようにユーザ自身が設定することができる。各ファ
ンクションキーの操作により表示する表示データとして
は、工場の生産計画、機械の運転操作手順、機械の点検
手順、工作物の加工手順、工作物の取扱手順等を示す情
報等の、ユーザが必要とする任意の表示データを表示す
るように設定することができる。これにより、NC装置
の表示部を利用して、ユーザが必要とする任意の表示デ
ータを表示するようにユーザ自身で設定することができ
る。また、表示データは外部のパソコン等で作成したも
のを利用することができるので、コストを上昇させるこ
となく表示データ設定可能な数値制御装置を実現するこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下のような効果を奏する。
【0041】ファンクションキーの操作によって任意の
表示データを表示するようにユーザ自身が設定すること
ができるので、工場の生産計画、機械の運転操作手順、
機械の点検手順、工作物の加工手順、工作物の取扱手順
等を示す情報等の、ユーザが必要とする任意の表示デー
タをNC装置の表示部を利用して表示するように設定す
ることができる。また、表示データは外部のパソコン等
で作成したものを利用することができるので、コストを
上昇させることなく表示データ設定可能な数値制御装置
を実現することができる。
【0042】表示データ入力手段を交換可能記憶媒体を
介して表示データを入力するものとしたので、LAN等
の設備が不要であり、安価に表示データ設定可能な数値
制御装置を実現することができる。
【0043】表示データとしては、文字データ、静止画
データ、動画データおよびこれらの複合データを使用で
きるので、各種表示データを情報の内容に応じて操作者
に分かりやすい態様で表示することができ、熟練者以外
の操作者による機械の運転が可能となる。
【0044】表示制御手段が表示データを表示するとと
もに音声データを再生可能なものであるから、各種表示
データをさらに操作者に分かりやすい態様で表示するこ
とができ、熟練者以外の操作者による機械の運転が可能
となる。
【0045】生産計画、機械の運転操作手順、機械の点
検手順、工作物の加工手順、工作物の取扱手順等の情報
をNC装置の表示部に表示することができるので、紙に
印刷した操作マニュアルや操作指示書等が不要となり、
このような指示書等がなくても機械の運転が可能とな
る。また、これらの指示書等の汚れや破損、紛失等によ
るトラブルを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のNC装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図2は、表示データを作成するパソコンの構成
を示すブロック図である。
【図3】図3は、NC装置の表示部の表示画面の一例を
示す図である。
【図4】図4は、表示画面に表示されたユーザ画面の一
例を示す図である。
【図5】図5は、表示画面に表示されたデータ設定画面
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…NC装置 2…パソコン 11…CPU 12…バス 13…ROM 14…RAM 15…ファンクションキー設定情報メモリ 16…固定ディスク装置 17…表示部 18…入力部 19,21…カード読取書込装置 20…メモリカード 22…イメージスキャナ 23…デジタルカメラ 24…ビデオカメラ 30…軸制御部 31…アンプ 32…制御用モータ 33…検出器 171…表示画面 172,174…機能表示部 173…機能切換部 175…ユーザ表示領域 176…カーソル 177…入力領域 181…ファンクションキー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字および画像を表示可能な表示部(1
    7)と、 操作者がデータを入力するための入力部(18)と、 前記入力部(18)に設けられ、特定の機能を割り付け
    可能な複数のファンクションキー(181)と、 前記表示部(17)に表示する表示データをファイル名
    と対応させて記憶する表示データ記憶手段(161)
    と、 個々のファンクションキー(181)を識別可能な識別
    情報と、前記ファンクションキー(181)の機能の内
    容を表すファンクション名と、前記ファンクションキー
    (181)の操作により表示する表示データのファイル
    名とを対応させて記憶するファンクションキー設定情報
    記憶手段(15)と、 前記ファンクションキー設定情報記憶手段(15)の記
    憶内容を設定または変更するためのファンクションキー
    設定編集手段(143)と、 所望の前記表示データを外部から入力可能な表示データ
    入力手段(19)と、 前記表示データ入力手段(19)から入力した前記表示
    データを、前記表示データ記憶手段(161)に記憶さ
    せる表示データ転送手段(142)と、 前記表示部(17)の前記ファンクションキー(18
    1)に対応する所定の位置に前記ファンクション名を表
    示するとともに、所望の前記ファンクション名に対応す
    るファンクションキー(181)が操作されたとき、操
    作された前記ファンクションキー(181)に対応する
    表示ファイル名の表示データを前記表示部(17)に表
    示する表示制御手段(141)とを有する表示データ設
    定可能な数値制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した表示データ設定可能な
    数値制御装置であって、 前記表示データ入力手段(19)は、交換可能記憶媒体
    (20)を介して前記表示データを入力するものである
    表示データ設定可能な数値制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1,2のいずれか1項に記載した表
    示データ設定可能な数値制御装置であって、 前記表示データとしては、文字データ、静止画データ、
    動画データおよびこれらの複合データを使用できるもの
    である表示データ設定可能な数値制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した表示データ設定可能な
    数値制御装置であって、 前記表示制御手段(141)は、前記表示データを表示
    するとともに音声データを再生可能なものである表示デ
    ータ設定可能な数値制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載した表
    示データ設定可能な数値制御装置であって、 前記表示データは、生産計画、機械の運転操作手順、機
    械の点検手順、工作物の加工手順、工作物の取扱手順等
    を示す情報である表示データ設定可能な数値制御装置。
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