JP2002132115A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP2002132115A
JP2002132115A JP2000331024A JP2000331024A JP2002132115A JP 2002132115 A JP2002132115 A JP 2002132115A JP 2000331024 A JP2000331024 A JP 2000331024A JP 2000331024 A JP2000331024 A JP 2000331024A JP 2002132115 A JP2002132115 A JP 2002132115A
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Kazuhiko Hirooka
和彦 廣岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触情報媒体に読み書きされるデータの信
頼性向上を図った、好適な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 電磁結合により電力の供給を受けるとと
もに信号の送受信を行う非接触情報媒体を備えた画像形
成装置において、該接触情報媒体からの各種情報を使用
するとともに、画像信号を表す信号を処理してあらかじ
め設定された手順を経て画像を形成する際に、あらかじ
め定めた手順に関係付けられた所定期間の間、非接触情
報媒体に対する送受信が禁止されるようにした。そし
て、この所定期間は、あらかじめ定められた負荷の駆動
時を含む期間とし、電子写真方式の画像形成装置におい
ては、電子写真プロセスを構成する負荷に対してあらか
じめ定めた高圧電圧が印可されている期間を含む期間と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置およ
び画像形成方法に関し、より詳細には、電磁結合により
信号送受信を行う非接触型情報媒体、特に非接触メモリ
・カードを有する画像形成装置および画像形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報媒体としては接触型のものが
多く用いられてきたが接触型はピンをコネクタに差し込
んで信号をやり取りするもので、ピンの数を増やすこと
によって信号の転送幅を増やすことが可能となり、情報
の読み出し・書き込みを高速で行えるというメリットが
あるが、その反面、信号をやり取りするための接触部が
露出しているため、汚染による接触不良や耐挿抜性の低
下などの問題が発生しやすかった。
【0003】これに対して、非接触型は導体が露出しな
いため、上記のような問題の発生が無く、特に、汚れた
環境下での使用が有利であることから、各方面で実用化
されている。特に取り外しが頻繁に行われるユニットと
そのユニットを収容する筐体間の情報伝送で、伝送量が
少なく、伝送回数も少ない場合に有利である。
【0004】非接触型で電力の供給や信号の送受信を行
う方法としては、光や電磁結合それに電波などが提案さ
れているが、コストや消費電力などを考慮して電磁結合
方式が実用化され始めた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電磁結合方式の非接触情報媒体を、電子写真方式等の画
像形成装置、すなわち帯電した感光体を画像情報に応じ
て露光して、静電潜像を形成し、トナーにより現像して
記録紙に記録する画像形成装置に使用した場合、画像形
成装置を構成するモータや、電子写真プロセスを構成す
る高圧ユニットの耐久劣化や汚れによって、これらの負
荷が電磁的なノイズ源となり、非接触情報媒体を誤動作
させる、あるいは非接触情報媒体との間の信号伝送に影
響を与える、という問題があった。
【0006】特に、高圧電源を使用する箇所については
色々な対策が施されているが、トラブルが発生した場合
などにおいては、特に、高圧電源を供給している期間、
あるいはその期間に続く期間(高圧電圧の供給を受けた
部分が、高圧を所定の経路を介して放電せずに維持して
いる期間)においては、高圧発生時のノイズや異常放電
によるノイズの発生が予測される。特に、非接触情報媒
体に記録される情報には、永久保存されるべき情報を含
んでいるので、非接触情報媒体に関する誤動作は、絶対
的に避けることが望まれる。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、電磁結合方式の非
接触情報媒体を使用した画像形成装置および画像形成方
法において、非接触情報媒体に読み書きされるデータの
信頼性向上を図った、好適な画像形成装置および画像形
成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像形
成装置であって、電磁結合により電力の供給を受けると
ともに信号の送受信を行う非接触情報媒体と、前記非接
触情報媒体に対応して設けられた電力・信号伝送をする
とともに前記非接触情報媒体に格納された各種情報を受
ける送受信手段と、前記送受信手段からの前記各種情報
を使用するとともに画像信号を表す信号を処理してあら
かじめ設定された手順と工程を経て画像を形成する画像
形成手段とを有し、前記送受信手段は、前記画像形成手
段の画像を形成する工程に関係付けられた所定期間の
間、前記非接触情報媒体との間の電力・信号伝送を禁止
するように制御されることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、前記非接
触情報媒体との電力・信号伝送を禁止するように制御さ
れる期間は、前記画像形成手段を構成するあらかじめ定
められた負荷の駆動時を含む期間であることを特徴とす
るものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、前記画像
形成手段は、電子写真方式の画像形成手段であり、前記
非接触情報媒体との電力・信号伝送を禁止するように制
御する期間は、電子写真プロセスを構成する負荷に対し
てあらかじめ定めた高圧電圧が印加されている期間を含
む期間であることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、画像形成
方法であって、非接触情報媒体に対して電磁結合により
電力を供給すると共に信号を送信し、該非接触情報媒体
に格納された各種情報を受信する送受信ステップと、該
送受信ステップで受信した各種情報を使用するとともに
画像信号を表す信号を処理してあらかじめ設定された手
順を経て画像を形成する画像形成ステップを有し、前記
画像を形成する手順に関係付けられた所定期間の間、前
記送受信ステップの実行が禁止されるように制御される
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、前記送受
信ステップの実行を禁止するように制御される期間は、
前記画像形成に当って制御されるあらかじめ定められた
負荷の駆動時を含む期間であることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記画像の形成
は電子写真プロセスにより実行され、前記送受信ステッ
プの実行を禁止するように制御する期間は、電子写真プ
ロセスを構成する負荷に対してあらかじめ定めた高圧電
圧が印可されている期間を含む期間であることを特徴と
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0015】図1は、非接触メモリ・カードの構成を示
す図である。図1(a)は、樹脂材料などから構成され
た基台100の中に、ループ上に構成されたアンテナ
(コイル)部102と、このアンテナ(コイル)部10
2に接続された集積回路101が埋め込まれた構成とな
っている。カード・リーダなどから発生した外部磁界が
ループ・アンテナ(コイル)部102に入り込むと、そ
の外部磁界によってループ・アンテナ(コイル)部10
2に誘導電流が流れ、その誘導電流によって、集積回路
101のメモリ内のデータの変換や書き換えまたは消去
などを行うとともに、その誘導電流は集積回路101の
電源とも成り得るものである。
【0016】図1(b)は、非接触メモリ・カードの内
部構成を示すブロック図で、主に集積回路101の内部
ブロック図を示すものである。カード・リーダから送信
される信号をループ・アンテナ(コイル)部102で受
信し、電源113で集積回路101が動作するための電
源を生成するとともに、復調器112で受信したデータ
を復調しメモリ回路114のデータの変換や書き換えま
たは消去などを行う。またメモリ回路114から読み出
されるデータは変調器111で変調され、ループ・アン
テナ(コイル)部102を経由してカード・リーダ側へ
送信される。
【0017】図2は、カード・リーダ200の構成を示
すブロック図である。プロセッサ201の制御信号に基
づき変調器202で変調された信号を分配器204を介
してアンテナ205より送信するとともに、アンテナ2
05より受信した信号は204の分配器を介して復調器
203で復調されプロセッサ201に送られる。
【0018】図3は、本発明を実施した画像形成装置の
要部断面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真
方式とし、複数の画像形成部を並列に配し、かつ中間転
写方式を採用したカラー画像出力装置として説明してい
く。
【0019】画像出力部1Pは大別して、画像形成部1
0(4つのステーションa、b、c、dが並設されてお
り、その構成は同一である。)、給紙ユニット20、中
間転写ユニット30、定着ユニット40及び制御ユニッ
ト(不図示)から構成される。
【0020】さらに、個々のユニットについて詳しく説
明する。画像形成部10は次に述べるような構成になっ
ている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、
11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に回転
駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向
してその回転方向に一次帯電器12a、12b、12
c、12d、光学系13a、13b、13c、13d、
折り返しミラー16a、16b、16c、16d、現像
装置14a、14b、14c、14dが配置されてい
る。一次帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11
a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。
【0021】次いで、光学系13a〜13dにより、記
録画像信号に応じて変調した例えばレーザー・ビームな
どの光線を折り返しミラー16a〜16dを介して感光
ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そ
こに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、これ
をトナーと呼ぶ)をそれぞれ収納した現像装置14a〜
14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化され
た可視画像を中間転写体に転写する。画像転写領域T
a、Tb、Tc、Tdの下流側では、クリーニング装置
15a、15b、15c、15dにより転写材に転写さ
れずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを
掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプ
ロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われ
る。
【0022】給紙ユニット20は,記録材Pを収納する
ためのカセット21a、21bおよび手差しトレイ2
7、カセット内もしくは手差しトレイより記録材Pを一
枚ずつ送り出すためのピックアップ・ローラ22a、2
2bおよび26、各ピックアップ・ローラから送り出さ
れた記録材Pをレジスト・ローラまで搬送するための給
紙ローラ対23及び給紙ガイド24、そして画像形成部
の画像形成タイミングに合わせて記録材Pを二次転写領
域Teへ送り出すためのレジスト・ローラ25a、25
bから成る。
【0023】中間転写ユニット30について詳細に説明
する。中間転写ベルト31は、中間転写ベルト31に駆
動を伝達する駆動ローラ32、中堅転写ベルト31の回
動に従動する従動ローラ33、ベルトを挟んで二次転写
領域Teに対向する二次転写対向ローラ34に巻回させ
る。これらの内、駆動ローラ32と従動ローラ33の間
に一次転写平面Aが形成される。駆動ローラ32は金属
ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロ
プレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防い
でいる。駆動ローラ32はパルス・モータ(不図示)に
よって回転駆動される。
【0024】各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベ
ルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間
転写ベルト31の裏に一次転写用帯電器35a〜35d
が配置されている。二次転写対向ローラ34に対向して
二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31と
のニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転
写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧さ
れている。また、中間転写ベルト上、二次転写領域Te
の下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニ
ングするためのクリーニング・ブレード51、および廃
トナーを収納する廃トナーボックス52が設けられてい
る。
【0025】定着ユニット40は、内部にハロゲン・ヒ
ーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのロー
ラに加圧される41b(このローラにも熱源を備える場
合もある)、及び上記ローラ対のニップ部へ転写材Pを
導くためのガイド43、また、上記ローラ対から排出さ
れてきた転写材Pをさらに装置外部に導き出すための内
排紙ローラ44、外排紙ローラ45などから成る。制御
ユニットは、上記各ユニット内の機構の動作を制御する
ための複写制御部500(不図示)などから成る。
【0026】次に、装置の動作について説明を加える。
画像形成動作開始信号が発せられると、まず、ピックア
ップ・ローラ22aにより、カセット21aから転写材
Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ対23に
よって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジ
スト・ローラ25a、25bまで搬送される。その時レ
ジスト・ローラは停止されており、紙先端はニップ部に
突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始す
るタイミングに合わせてレジスト・ローラは回転を始め
る。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転
写ベルト上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領
域Teにおいてちょうど一致するようにそのタイミング
が設定されている。
【0027】一方、画像形成部では、画像形成動作開始
信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写
ベルト31の回転方向において一番上流にある感光ドラ
ム11d上に形成されたトナー画像が、高圧電圧が印加
された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域T
dにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。一次
転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送さ
れる。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される
時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上
にレジストを合わせて次のトナー像が転写されることに
なる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナ
ー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
【0028】その後、記録材Pが二次転写領域Teに進
入、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過
タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高圧電圧
を印加させる。そして、前述したプロセスにより中間転
写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの
表面に転写される。その後記録材Pは搬送ガイド43に
よって定着ローラニップ部まで正確に案内される。そし
てローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によっ
てトナー画像が紙表面に定着される。その後、内外排紙
ローラ44、45により搬送され、紙は機外に排出され
る。
【0029】図4は、本発明の画像処理部のブロック図
である。
【0030】画像読取部401で読み取られた画像デー
タは、画像処理部402に入力され、画像処理回路42
2で所定の画像処理が行われた後,メモリ制御回路に入
力される。メモリ制御回路423は、CPU421の制
御により、入力された画像データをメモリ424に格納
するとともに、メモリ424から画像形成する画像デー
タを読み出して画像書き込み部403に出力する。
【0031】CPU421はメモリ制御回路423を制
御して、入力画像データのメモリ424への格納と、メ
モリ424に格納された画像データの画像書き込み部4
03に出力する制御を行うとともに、複写制御部500
と所定のやり取りを行う。
【0032】図5は、本装置の複写制御部のブロック図
である。
【0033】本装置は全て、システム・コントローラ5
51によって統括的にコントロールされる。システム・
コントローラ551は、主に本装置内の各負荷の駆動、
センサ類の情報収集解析及び前述した画像処理部402
に加えて、操作部600、即ちユーザー・インターフェ
ースとのデータの交換の役割を担っている。システム・
コントローラ551の内部構成は、上述した役割を担う
ために、CPU551aが搭載されており、CPU55
1aは、同様にシステム・コントローラ551に搭載さ
れたROM551bに格納されたプログラムによって、
予め決められた画像形成シーケンスに纏わる様々なシー
ケンスを実行する。また、その際、一次的または恒久的
に保存することが必要な書換可能なデータを格納するた
めに、RAM551cも搭載されている。RAM551
cには、たとえば後述する高圧制御部555への高圧設
定値、後述する各種データ、操作部600からの画像形
成指令情報などが保存されることになる。
【0034】システム・コントローラ551は、画像処
理部402に必要な各部の仕様設定値データを送出する
ことに加えて、各部からの信号、たとえば原稿画像濃度
信号などを受信して、後述する高圧制御部505や画像
処理部503を制御して最適な画像形成を行うための設
定を行う。また、カード・リーダ200を介して、非接
触メモリ・カードのデータの読み出しや書き換えなどを
行う。
【0035】操作部600に対しては、ユーザにより設
定された複写倍率、濃度設定値などの情報を得ることに
加えて、画像形成装置の状態、たとえば画像形成枚数や
画像形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等を
ユーザに示すためのデータを送出している。
【0036】次に、装置内の各負荷の駆動、センサ類の
情報収集解析について説明する。本装置は、装置内部の
各所にモータ、クラッチ/ソレノイド等のDC負荷及
び、フォト・インターラプターやマイクロスイッチ等の
センサが配置されている。つまり、モータの駆動や各D
C負荷を適宜駆動させることで、転写材の搬送や各ユニ
ットの駆動を行っており、その動作を監視しているもの
が各種センサである。そこでシステム・コントローラ5
51は、各種センサ類559からの信号をもとに、モー
タ制御部557により各モータをコントロールさせると
同時に、DC負荷制御部558により、クラッチ/ソレ
ノイドを動作させて画像形成動作を円滑に進めている。
【0037】また、高圧制御部555に各種高圧制御信
号を送出することで、高圧ユニット556を構成する各
種帯電器である一次帯電器12a〜12d、転写帯電器
35a〜35d、現像器14a〜14dの現像ローラに
適切な高圧を印可させている。さらに前述した定着器4
0内の定着ローラには、それぞれローラを加熱するため
のヒータ561が内蔵されており、その各ヒータはAC
ドライバ560によってON/OFF制御されている。
またこの際、各定着ローラにはその温度を測定するため
のサーミスタ554が設けられ、A/D553によっ
て、各定着ローラの温度変化に応じたサーミスタ554
の抵抗値変化を電圧値に変換した後、デジタル値として
システム・コントローラ551に入力される。この温度
データをもとに前述のACドライバ560を制御するこ
とになる。
【0038】さらに、後述するパターン画像検知部60
により、画像形成装置のレジストレーション補正用パタ
ーン画像を検知し、所定の補正動作を行う。
【0039】図6(a)は、画像形成装置のレジストレ
ーション補正用パターン画像を検知するためのパターン
画像検知部(CCDセンサを含む)60付近の概要図で
ある。中間転写ベルト31は、原材料としてゴム・エラ
ストマー等の弾性体が用いられ、周方向のヤング率は1
×107Pa以上である。中間転写ベルト31の厚さ
は、厚み精度や強度を確保し、かつ柔軟な回転駆動を実
現するという観点から0.3mm〜3mmが望ましい。
さらに中間転写ベルト31は金属粉末(カーボンなど)
等の導電剤を添加することで所望の抵抗値(体積抵抗値
としては1×10 11Ωcm以下が望ましい)に調節され
ている。また、矢印Bの方向に回動し、領域C内におい
て駆動ローラ32に対して巻き付いて駆動を伝達されて
いる。一方パターン画像検知部60は、複数の感光ドラ
ムの内、ベルト進行方向において最下流に位置する感光
ドラム11aと駆動ローラ32の間に位置し、中間転写
ベルト31上の位置Saにおいて、中間転写ベルト31
上に形成されたレジストレーション補正用パターン画像
を読み取るようになっている。また、図1(a)の主要
部分の上視図である図6(b)に示すように中間転写ベ
ルト31の両端部に配置されている。そしてコピー動作
を行う前に、所定のタイミングで中間転写ベルト上にレ
ジストレーション補正用パターン画像を形成し、パター
ン画像検知部60で読み取り、各色に相当する感光ドラ
ム上でのレジストレーションずれを検出し、記録される
べき画像信号に電気的補正をかけ、および/またはレー
ザー・ビーム光路中に設けられている折り返しミラー1
6aを駆動して、光路長変化あるいは光路変化の補正を
行っている。
【0040】また、中間転写ベルトを構成しているユニ
ットには非接触メモリ100が取り付けられており、本
体側の不図示のカード・リーダ200と電磁的に結合さ
れる。非接触メモリ100には、中間転写ベルトのイン
ピーダンス情報、反射率情報などの中間転写ベルトに関
連した特性情報が格納されており、システム・コントロ
ーラ551が、カード・リーダ200を介して情報を読
み出して制御に使用する。
【0041】図7は、転写材Pを収納するためのカセッ
ト21a、21bの上視図であり、非接触メモリ100
が取り付けられており、本体側の不図示のカード・リー
ダ200と電磁的に結合される。非接触メモリ100に
は、カセット21a、21bに収納されている転写材P
のサイズ情報、厚み情報、紙種情報、タブ紙の場合のタ
ブ数情報などの転写材Pに関連した特性情報が格納され
ており、システム・コントローラ551が、カード・リ
ーダ200を介して情報を読み出して制御に使用する。
【0042】なお、転写材Pの交換時には、新たな転写
材Pの特性情報があらかじめ格納されているメモリ・カ
ード100に交換してもよいが、操作部600により設
定された情報をシステム・コントローラ551が、カー
ド・リーダ200を介して、新たな転写材Pの特性情報
をメモリ・カード100に書き込むことも可能である。
【0043】図8は、本発明に係わる画像形成装置の複
写制御部500のシステム・コントローラ551が、カ
ード・リーダ200との間で送受信を開始する場合の制
御手順を示すフローチャートの一例を示す図である。
【0044】動作が開始されると、ステップ801で所
定のモータがオンしたか否か判断し、オンした場合に
は、ステップ803へジャンプし、ステップ803で非
接触メモリ100とのデータ送受信を禁止するデータ送
受信フラグ1をセットして、ステップ804へ進む。ス
テップ801で否と判断された時には、ステップ802
でデータ送受信を禁止するデータ送受信フラグ1をリセ
ットし、ステップ804へ進む。
【0045】ステップ804では所定の高圧印可中か否
か判断し、印可中の場合にはステップ806へジャンプ
し、データ送受信を禁止するデータ送受信フラグ2をセ
ットして、ステップ807に進む。ステップ804で否
と判断された時にはステップ805に進み。ステップ8
05でデータ送受信を禁止するデータ送受信フラグ2を
リセットしてステップ807に進む。
【0046】次に、ステップ807で、データ送受信禁
止フラグ1あるいは2がセットされているか否か判断
し、セットされている場合には、そのまま終了する。ス
テップ807で否と判断された時には、ステップ808
で、カード・リーダ200を介して、非接触メモリ10
0とのデータ送受信を行って終了する。
【0047】ここで、ステップ804における高圧印加
中であるか否かの確認は、一次帯電器12a〜12d、
転写帯電器35a〜35d、現像器14a〜14dそし
て二次転写ローラ36への高圧印加が行われているか、
すなわち、異常放電するような高圧がそれぞれの部位に
存在するか否かに対して行われる。
【0048】また、図8のステップ807において、N
Oの場合、ステップ808において非接触メモリとの間
でデータの送受信が行われるが、この送受信の期間は無
視可能な時間ではなくある程度の時間を要する。したが
って、ステップ807からステップ808に進み、非接
触メモリとのデータ送受信の最中に、モーター・オンや
高圧印加が行われないことが重要である。
【0049】たとえば非接触メモリとのデータ送受信に
Xの時間を要する場合は、具体的には以下のような処理
をすることが望ましい。
【0050】ステップ801でモータ駆動の確認をする
対象のモータの起動開始制御を行う場合に、まずデータ
送受信禁止フラグのセットを実行し、(X+α)(α
は、任意の数)の時間後にそのモータの起動開始を実行
することが望ましい。
【0051】またステップ804では、上述した高圧の
印加において最初の高圧印加、たとえば一時帯電器12
a〜12dへの高圧印加に先だって、まずデータ送受信
禁止フラグのセットを実行し、(X+α)(αは、任意
の数)の時間後に最初の高圧印加制御を実行し、最後の
高圧印加、たとえば、二次転写ローラ36への高圧印加
が行われてその高圧が二次転写ローラ36から除電され
た後に、データ送受信禁止フラグのリセットを実行する
ようにすることが望ましい。
【0052】このようにすることで、モータ駆動に起因
する電磁ノイズの発生、あるいは高圧電源の発生や、異
常放電等に起因する電磁ノイズの発生を回避した、デー
タの送受信を非接触メモリとの間で行うことができる。
また、画像形成装置の画像を形成する各工程の内電磁ノ
イズの発生が予想される工程の期間、非接触メモリを不
活性化することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電磁結合により電力の供給を受けるとともに信号の送受
信を行う非接触情報媒体と、非接触情報媒体に格納され
た装置制御に関連した各種情報を受けるために、非接触
情報媒体に対応して設けられた電力・信号伝送をする送
受信手段と、前記送受信手段からの前記各種情報を使用
するとともに画像信号を表す信号を処理してあらかじめ
設定された手順と工程を経て画像を形成する画像形成手
段とを有し、送受信手段は、前記画像形成手段の画像を
形成する工程に関係付けられた所定期間の間、前記非接
触情報媒体との間の電力・信号伝送を禁止するように制
御したので、ノイズの発生が予想される期間に間、非接
触情報媒体を不活性化状態にするとともにノイズによる
影響を受けやすい信号伝送を避けることができるので、
非接触情報媒体内のデータの信頼性向上と、そこから読
み出したデータの信頼性向上を図った、好適な画像形成
装置を提供することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触メモリ・カードの一実施形態に
おける構成を示す図である。
【図2】本発明のカード・リーダの一実施形態における
構成を示す図である。
【図3】本発明の画像形成装置の一例を示す断面構成図
である。
【図4】本発明の画像処理部の一例を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の複写制御部の一例を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の画像形成装置において、レジストレー
ション補正用パターン画像を検知するためのパターン画
像検知手部付近を示す概要図である。
【図7】本発明を適用した転写材収納カセットの上視図
である。
【図8】本発明の複写制御部の制御手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
100 基台 101 集積回路 102 アンテナ(コイル)部 111 変調器 112 復調器 113 電源 114 メモリ回路 200 カード・リーダ 201 プロセッサ 202 変調器 203 復調器 204 分配器 205 アンテナ 10 画像形成部 11a、11b、11c、11d 感光ドラム 12a、12b、12c、12d 一次帯電器 13a、13b、13c、13d 光学系 14a、14b、14c、14d 現像装置 15a、15b、15c、15d クリーニング装置 16a、16b、16c、16d 折り返しミラー 20 給紙ユニット 21a、21b カセット 22a、22b ピックアップ・ローラ 23 給紙ローラ対 24 給紙ガイド 25a、25b レジスト・ローラ 26 ピックアップ・ローラ 27 手差しトレイ 30 中間転写ユニット 31 中間転写ベルト 32 駆動ローラ 33 従動ローラ 34 二次転写対向ローラ 35a〜35d 一次転写用帯電器 36 二次転写ローラ 40 定着ユニット 40 定着器 41 定着ローラ 43 ガイド 43 搬送ガイド 44 内排紙ローラ 45 外排紙ローラ 51 クリーニング・ブレード 52 廃トナーボックス 60 パターン画像検知手部 100 非接触メモリ 200 カード・リーダ 401 画像読取部 402 画像処理部 403 画像書き込み部 421 CPU 422 画像処理回路 423 メモリ制御回路 424 メモリ 500 複写制御部 503 画像処理部 505 高圧制御部 551 システム・コントローラ 551a CPU 551b ROM 551c RAM 553 A/D 554 サーミスタ 554 サーミスタ 555 高圧制御部 556 高圧ユニット 557 モータ制御部 558 DC負荷制御部 559 各種センサ類 560 ACドライバ 561 ヒータ 600 操作部 A 一次転写平面 P 記録材 p 転写材 Ta、Tb、Tc、Td 画像転写領域 Ta〜Td 一次転写領域 Te 二次転写領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 BB08 CP09 HH01 HH03 HJ10 HK11 HN02 HN11 HN15 2H027 DA32 DC02 DC19 DE07 EA16 ED30 EE07 EE08 EF09 ZA01 ZA07 ZA09 2H071 BA20 BA34 DA09 DA22 DA31 DA34 EA08 EA16 EA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁結合により電力の供給を受けるとと
    もに、信号の送受信を行う非接触情報媒体と、 前記非接触情報媒体に対応して設けられた電力・信号伝
    送をするとともに、前記非接触情報媒体に格納された各
    種情報を受ける送受信手段と、 前記送受信手段からの前記各種情報を使用するとともに
    画像信号を表す信号を処理してあらかじめ設定された手
    順を経て画像を形成する画像形成手段とを有し、 前記送受信手段は、前記画像形成手段の画像を形成する
    手順に関係付けられた所定期間の間、前記非接触情報媒
    体との間の電力・信号伝送を禁止するように制御される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記非接触情報媒体との電力・信号伝送
    を禁止するように制御される期間は、前記画像形成手段
    を構成するあらかじめ定められた負荷の駆動時を含む期
    間であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、電子写真方式の画
    像形成手段であり、前記非接触情報媒体との電力・信号
    伝送を禁止するように制御する期間は、電子写真プロセ
    スを構成する負荷に対してあらかじめ定めた高圧電圧が
    印可されている期間を含む期間であることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 非接触情報媒体に対して電磁結合により
    電力を供給すると共に信号を送信し、該非接触情報媒体
    に格納された各種情報を受信する送受信ステップと、 該送受信ステップで受信した各種情報を使用するととも
    に画像信号を表す信号を処理してあらかじめ設定された
    手順を経て画像を形成する画像形成ステップを有し、 前記画像を形成する手順に関係付けられた所定期間の
    間、前記送受信ステップの実行が禁止されるように制御
    されることを特徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記送受信ステップの実行を禁止するよ
    うに制御される期間は、前記画像形成に当って制御され
    るあらかじめ定められた負荷の駆動時を含む期間である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記画像の形成は電子写真プロセスによ
    り実行され、前記送受信ステップの実行を禁止するよう
    に制御する期間は、電子写真プロセスを構成する負荷に
    対してあらかじめ定めた高圧電圧が印可されている期間
    を含む期間であることを特徴とする請求項4に記載の画
    像形成方法。
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