JP2002131996A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002131996A
JP2002131996A JP2000331017A JP2000331017A JP2002131996A JP 2002131996 A JP2002131996 A JP 2002131996A JP 2000331017 A JP2000331017 A JP 2000331017A JP 2000331017 A JP2000331017 A JP 2000331017A JP 2002131996 A JP2002131996 A JP 2002131996A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像剤投入後初めて行う初期画像形成で画像
に生じる地汚れやトナー飛散などの異常画像を防止する
ことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像剤13が投入用現像剤収容部21か
ら現像剤収容ケース17内に、トナー13aが投入用ト
ナー収容部22からトナーホッパ内にそれぞれ落下して
投入された状態になってから初めての画像形成を行う前
に、トナー消費用画像パターン形成を行い、強制的にト
ナーを消費させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像剤の動きによって現像剤中にトナーを取り込むことに
より、トナー濃度検知手段を必要とすることなくトナー
濃度を自己制御できる現像装置を用いた画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーとキャリアとを含む二成分
現像剤を用いて現像を行う現像装置において、現像剤担
持体に担持した現像剤の動きによってトナー収容部のト
ナー補給口からこの現像剤にトナーを取り込み、トナー
濃度を自己制御することができる現像装置が知られてい
る(特開平9−197833号公報参照)。このような
トナー濃度自己制御システムを有する現像装置では、現
像剤担持体に担持した現像剤に対し、そのトナー濃度に
応じた適量のトナーを自らの動きによってトナー補給口
から取り込むことができるので、トナー濃度センサが必
要なくなると共にトナー補給装置を簡素化できる。更
に、従来の二成分現像方式に比較して磁性キャリアが少
なくて済み、装置のトルクを大幅に減少できる。これら
のことから、トナーと磁性キャリアの混合比を検知調整
する手段を簡素化したり、パドル・スクリューなどの撹
拌部材を省略したりでき、装置の小型化、低コスト化を
図ることができるというメリットがある。
【0003】図12は、上記トナー濃度自己制御システ
ムを有する現像装置の一例である。この現像装置では、
磁界発生手段としての固定磁石群を内包する現像担持体
としての現像スリーブ14と、現像剤の量を規制するた
めの規制部材としてのドクタ16と、該ドクタ16の回
転方向上流側で、該ドクタ16により阻止された現像剤
を収容する現像剤収容ケース17と、トナー13aを収
容するトナー収容部としてのトナーホッパ19などを備
えている。現像剤収容ケース17内には、現像スリーブ
14上の現像剤と現像剤収容ケース17内の現像剤との
入れ替え及び混合を促進するための現像剤剥離部材とし
てのリバースローラ25が設けられている。また、トナ
ーホッパ19は、ドクタ16よりも現像スリーブ14現
像剤搬送方向の上流側で該現像スリーブ14に臨むトナ
ー補給口19aを有している。また、トナーホッパ19
内には、トナーをトナー補給口に向けて供給するトナー
送り出し部材としてのトナーアジテータ20が設けられ
ている。さらに、トナーホッパ19からトナーが補給さ
れ現像剤収容ケース17に向かって進行しようとする現
像剤の量を規制するトナー補給側の規制部材としてのプ
レドクタ17aも設けられている。
【0004】この現像装置においては、現像に伴って現
像剤中のトナーが消費されるが、この消費量よりもトナ
ー補給口19aからのトナー取り込み量が上回ると、ト
ナー補給口19aからトナーを取り込んだ現像剤は自ら
の嵩の増加によってプレドクタ17aによる規制量が増
加する。この結果、プレドクタ17aから現像スリーブ
14下方の筐体部迄に現像剤溜まりが形成され、現像ス
リーブ14上の現像剤へのトナー取り込み量が少なくな
る。プレドクタ17aによる規制量がさらに増加し、ト
ナー補給口近傍まで現像剤が滞留するようになると、現
像剤へトナーの取り込みが停止し、トナー濃度が安定す
る安定トナー濃度に達する。現像により、トナーが消費
され現像剤のトナー濃度が低下すると、現像剤の嵩が小
さくなり、トナー補給口19aから現像剤へのトナー取
り込み量が徐々に増加し、現像剤のトナー濃度が上昇し
てくるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
現像装置において、現像剤収容ケース17へ所定の割合
でトナーとキャリアとが混合された現像剤が投入された
直後は、現像剤は現像剤収容ケース17内にのみ留まっ
ており、その後初めて装置を駆動する初期駆動時に現像
スリーブ14の回転によって現像スリーブ14上に担持
されていく。現像スリーブ14が回転することで現像剤
収容ケース17内の現像剤に接触対向する位置を現像ス
リーブ14表面が次々と移動し、現像剤収容ケース内を
現像スリーブ14表面全域が通過し終えたときに現像ス
リーブ14表面全域に現像剤が分散された状態となるの
である。このため、現像剤投入直後の現像スリーブ14
駆動時には上記現像剤溜まりが形成されていないために
トナーの取り込みが多くなり、この状態で現像を開始す
ると画像中のトナー濃度が異常に上昇し、形成した画像
に地汚れやトナー飛散などの異常画像が発生してしまう
という不具合があった。また、トナーアジテータ20が
設けられている装置では、現像剤が分散されていない現
像スリーブ14にトナーが直接送り込まれてしまい、上
記の異常画像がより顕著となってしまう。
【0006】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、現像剤投入後初めて行
う画像形成(以下、初期画像形成という)で画像に生じ
る地汚れやトナー飛散などの異常画像を防止することが
できる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、像担持体と、該像担持
体に潜像を形成する潜像形成手段と、該像担持体上の潜
像を現像しトナー像化する現像手段とを有し、該現像手
段として、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を
磁界発生手段の発する磁力によって担持して所定方向に
無端移動する現像剤担持体と、該現像剤担持体に担持さ
れた現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、内部に
トナーを収容し、該規制部材よりも該所定方向の上流側
で該現像剤担持体に臨むトナー補給口を有するトナー収
容部とを備え、該現像剤担持体に担持した現像剤の動き
によって該トナー補給口から該現像剤にトナーを取り込
む現像装置を用いる画像形成装置において、上記現像装
置への現像剤投入後初めて画像形成を行う前に、トナー
消費のために上記像担持体にトナー消費用画像パターン
形成を行うことを特徴とするものである。
【0008】ここで、現像装置への現像剤投入後初めて
画像形成を行うとは次のようなタイミングが考えられ
る。例えば、現像剤規制部材で掻き落とされた現像剤を
収容する現像剤収容部を有する構成において、新たな現
像ユニットを使用するとき、輸送による現像剤漏出を防
ぐために現像剤をプリセットケースに収容し現像剤収容
部上部に載置しておく構成の現像装置の場合、プリセッ
トケースと現像剤収容部との間の遮断部材を取り去って
現像剤を現像剤収容部内に投入した後であって、かつ現
像剤担持体表面に供給した現像剤によって像担持体上に
形成した潜像を現像する前が考えられる。
【0009】請求項1の画像形成装置においては、初期
画像形成に先立って、像担持体上にトナー消費用画像パ
ターンを形成し、転写紙への転写を行うことなく感光体
クリーニング装置でトナーを除去したりトナー消費用画
像パターンを転写紙に転写したりすることによってトナ
ーを強制的に消費する。これによって、トナー濃度が異
常に上昇した現像剤で初期画像形成を行うことを防止
し、初期画像形成による画像に生じるトナー濃度の異常
上昇を防止する。
【0010】請求項2の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記トナー消費のための上記像担
持体へのトナー消費用画像パターン形成を、上記現像装
置の初期駆動開始後一定時間経過後に行うようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0011】ここで、上記初期駆動開始後とは、現像剤
担持体上に現像剤を担持させるなど、現像を行うことが
可能な状態まで現像装置を立ち上げるために行うもので
あり、現像剤担持体の回転駆動を含む種々の駆動があ
る。
【0012】請求項2の画像形成装置においては、現像
装置の初期駆動によって現像剤担持体上にトナーが十分
に供給された後トナー消費用パターン形成を行うように
し、現像剤担持体上に十分なトナーが供給される前にト
ナー消費用パターン形成によってトナーを過剰に消費さ
せることがないようにする。現像剤担持体上のトナーが
不足したままトナー消費用パターン形成を行うとトナー
消費量に対してトナーの供給が追いつかず、その後の初
期画像形成による画像に画像濃度の過低下や、キャリア
が感光体に直接付着しハーフトーン画像などにおいてキ
ャリア付着部及びその周囲にトナーが付着せず白抜けと
なるなどの異常画像や、転写材表面に直接キャリアが付
着するキャリア付着などの不具合が生じる恐れがある
が、本発明においてはこれら異常画像やキャリア付着な
どの発生も防止する。
【0013】請求項3の画像形成装置は、請求項2の画
像形成装置において、上記トナー収容部内のトナーを攪
拌しつつ上記トナー補給口から現像剤に向けて送り出す
トナー送り出し部材を設け、該トナー送り出し部材によ
るトナーの送り出しが開始された後に、上記トナー消費
のための像担持体へのトナー消費用画像パターン形成を
開始することを特徴とするものである。
【0014】ここで、上記トナー送り出し部材によるト
ナーの送り出しが開始されるとは、例えば、トナー送り
出し部材がマイラーなどの攪拌羽根を有するアジテータ
の場合、アジテータが回転してマイラー先端がトナー補
給口に到達したときをいい、トナーの送り出しはトナー
補給口を通過している間中行われる。
【0015】請求項3の画像形成装置においては、トナ
ー送り出し部材によってトナー収容部内のトナーがトナ
ー補給口に向けて確実に送り出され、現像剤担持体に十
分なトナーが担持された状態でトナー消費用パターン形
成を行う。
【0016】請求項4の画像形成装置は、請求項1,2
又は3の画像形成装置において、上記トナー送り出し部
材が、回転軸と、該回転軸に設けられ該回転軸の回転に
よりトナーをトナー補給口から現像剤に向けて送り出す
送り部材とを有するものであって、該トナー送り出し部
材の回転速度を上記現像剤担持体の回転速度より遅くす
ることを特徴とするものである。
【0017】ここで、トナー送り出し部材の回転速度が
現像剤担持体の回転速度以上であると、現像剤担持体が
1回転する前にトナー送り出し部材が1回転以上するこ
とになり、送り部材が回転軸のどの位置にあっても必ず
トナー補給口からトナーが供給されてしまう。そして、
トナー濃度の異常上昇がより生じ易くなってしまう。
【0018】請求項4の画像形成装置においては、トナ
ー送り出し部材が1回転する前に現像剤担持体が1回転
し終えるようにし、現像剤担持体表面全域でトナーが分
散された状態を得ることができるようにする。これによ
って、トナー送り出し部材の回転速度が現像剤担持体の
回転速度以上の場合に必ず生じていたトナー補給口から
のトナーの供給が必ずしも生じるとは限らないようにす
る。
【0019】請求項5の画像形成装置は、請求項1,2,
3又は4の画像形成装置において、上記像担持体表面の
転写残トナーを除去する像担持体クリーニング部材を有
し、該像担持体上に形成したトナー消費用画像パターン
を転写材に転写することなく該像担持体クリーニング部
材によって除去するものであって、該トナー消費用画像
パターンを、該像担持体上に画像部が間欠的に複数形成
されてなる複数画像により構成したことを特徴とするも
のである。
【0020】請求項5の画像形成装置においては、間欠
的な複数の画像部からトナー消費用画像パターンを構成
し、このトナー消費用画像パターンを像担持体クリーニ
ング部材で除去してトナーを消費させる。像担持体クリ
ーニング部材は、面積の大きな1つの画像を除去し続け
るより、面積の小さな画像を複数回に分けて除去する方
が画像が途切れたところでクリーニング効果が復帰する
ためより確実に除去することができる。
【0021】請求項6の画像形成装置は、請求項5の画
像形成装置において、上記複数画像における各々の画像
部のうち後から形成される後形成画像部の1画像部中に
おけるトナー付着量に比して、該後形成画像部より前に
形成された前形成画像部の1画像部中におけるトナー付
着量を少なくすることを特徴とするものである。
【0022】投入直後の現像剤は帯電量が低いため、ト
ナー消費用画像パターンを構成するトナーの帯電量も低
く、像担持体上のトナーが像担持体周辺に近接して設け
られている近接部材に飛散し易いという不具合がある。
【0023】請求項6の画像形成装置においては、複数
画像のうち速い段階で形成する前形成画像部のトナー付
着量を、現像剤の帯電量が上昇してから形成する後形成
画像部のトナー付着量より少なくし、帯電不足に起因す
るトナー飛散を防止する。
【0024】また、請求項7の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,5又は6の画像形成装置において、上
記トナー収容部のトナーの量に応じて、上記トナー消費
用画像パターンの形成条件を変えることを特徴とするも
のである。
【0025】トナー収容部には予め決められた量のトナ
ーが収容されているが、同一の現像装置にトナー収容部
内のトナー量が異なる複数の種類のトナー収容部が使用
可能となっている構成のものがある。この場合、トナー
収容部に収容されているトナーの量によって、同一の現
像装置であっても初期画像形成時に現像剤に供給される
トナー量が異なり、トナー濃度の異常上昇の程度が異な
るものである。トナー濃度の異常上昇の仕方は、装置内
の種々の設計によって異なり、トナー収容部のトナー量
が多い場合にトナー量が少ない場合に比して上昇率が高
くもなり、低くもなる。但し、設計が同じ装置では、ト
ナーの量と異常上昇の仕方との関係も同じとなることが
分かっている。
【0026】請求項7の画像形成装置においては、トナ
ー収容部のトナーの量に応じて、異常上昇したトナー濃
度を正常に戻すことができるようなトナー消費用画像パ
ターンを形成する。
【0027】また、請求項8の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,5,6又は7の画像形成装置におい
て、上記像担持体表面に接触対向し、転写バイアスによ
って該像担持体上のトナー像を被転写体に転写するため
の転写ニップ部を形成する接触転写部材を有するもので
あって、上記トナー消費用画像パターンが該像担持体と
該接触転写部材との転写ニップ部を通過するときは、該
転写バイアスをOFFすることを特徴とすものである。
【0028】請求項8の画像形成装置においては、トナ
ー消費用画像パターンを像担持体表面上に担持させた状
態で転写ニップ部を通過させる場合において、転写バイ
アスをOFFし画像パターンを形成するトナーが転写バ
イアスによって接触転写部材側に転移付着することを防
止する。
【0029】また、請求項9の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,5,6,7又は8の画像形成装置にお
いて、上記像担持体表面に接触対向し、転写バイアスに
よって該像担持体上のトナー像を被転写体に転写するた
めの転写ニップ部を形成する接触転写部材を有するもの
であって、上記接触転写部材をクリーニングする接触転
写部材クリーニング手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0030】請求項9の画像形成装置においては、トナ
ー消費用画像パターンが転写ニップ部を通過した後に接
触転写部材クリーニング手段によって接触転写部材に付
着したトナーなどを除去する。
【0031】また、請求項10の画像形成装置は、請求
項9の画像形成装置において、上記トナー消費用画像パ
ターンが全て上記転写ニップ部を通過した後に、上記接
触転写部材クリーニング手段によるクリーニングを実行
することを特徴とするものである。
【0032】請求項10の画像形成装置においては、ト
ナー消費用画像パターンが全て転写ニップ部を通過した
後に接触転写部材のクリーニングを行い、トナー消費用
画像パターン通過によって付着したトナーなどを確実に
除去する。
【0033】また、請求項11の画像形成装置は、請求
項9又は10の画像形成装置において、上記接触転写部
材クリーニング手段を、上記接触転写部材に付着したト
ナーを再び上記像担持体表面に戻すトナー戻し手段によ
り構成したことを特徴とするものである。
【0034】請求項11の画像形成装置においては、接
触転写部材に付着したトナーをトナー戻し手段によって
像担持体表面に戻し、接触転写部材をより確実にクリー
ンな状態にする。
【0035】また、請求項12の画像形成装置は、請求
項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11
の画像形成装置において、上記像担持体表面の移動方向
における、上記像担持体へのトナー消費用画像パターン
形成位置の下流でかつ該像担持体からのトナー消費用画
像パターン除去位置の上流側に、通常の画像を該像担持
体表面から被転写体へ転写するために設けられた転写部
材以外に該像担持体表面に接触する接触部材が存在する
とき、該接触部材接触位置を除いた該像担持体表面に該
トナー消費用画像パターンにおける画像部を形成するこ
とを特徴とするものである。
【0036】請求項12の画像形成装置においては、接
触転写部材以外にも像担持体表面に接触する接触部材
(例えば、転写紙の分離爪など)が存在する場合、その
接触部材の像担持体表面接触位置を除いてトナー消費用
画像パターンの画像部を形成する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、プリンタという)に適用した
実施形態1〜3により説明する。 〔実施形態1〕先ず、実施形態1に係るプリンタ全体の
構成及び動作について説明する。図1はプリンタ全体の
概略構成図である。図2は、プリンタ本体に対して着脱
可能に構成されたプロセスカートリッジ11の構成を示
す概略構成図である。図1において、潜像担持体として
の感光体1の周面は、所定の周速度で(本実施形態にお
いては、線速が120mm/sec)回転駆動されなが
ら、帯電装置2によって正又は負の所定電位に一様に帯
電せしめられた後、スリット露光やレーザービーム走査
露光等の像露光装置3によって画像情報に基づいた走査
露光処理がなされて静電潜像が形成される。感光体1上
に形成された静電潜像は、現像装置4によって現像され
てトナー像となる。感光体1上に形成されたトナー像
は、給紙カセット5からレジストローラ6、搬送ガイド
板7上を通過して感光体1と接触転写部材としての転写
ローラ8との間に感光体1の回転と同期して給送された
被転写体としての転写材上に、転写ローラ8によって転
写される。このようにして、トナー像が転写された転写
材は、感光体1の周面から分離されて像定着装置9に送
り出され、ここでトナー像が定着せしめられた後、複写
物(コピー)として装置外に排出される。なお、像転写
後の感光体1上の表面は、クリーニング装置10の感光
体1回転方向に対してカウンタ方向から当接しているク
リーニングブレード10aによって転写残トナー13a
が除去されて回収され、その表面が清浄面化されて図示
しない除電装置により除電され、次の画像形成に使用さ
れる。
【0038】そして、図1及び図2に示すように、上述
した感光体1、帯電装置2、現像装置4、クリーニング
装置10の各構成要素は、一体に構成されたプロセスカ
ートリッジ11としてプリンタ本体に着脱可能に支持さ
れている。
【0039】次に、現像装置4について説明する。図3
(a)は、初期状態における現像装置4の概略構成を示
す断面図である。図3(b)は、実使用状態における現
像装置4の概略構成を示す断面図である。この現像装置
4は、感光体1の側方に配設され、感光体1に向けて開
口部が形成された現像容器としてのケーシング12、該
開口部から一部が露出させ、トナー13a及び磁性キャ
リアとを含む二成分現像剤(以下「現像剤」という。)
13を表面に担持する現像剤担持体としての非磁性材質
からなる現像スリーブ14、現像スリーブ14の内部に
固定配置された磁界発生手段としての固定磁石群からな
るマグネットローラ15等を備えている。
【0040】また、現像スリーブ14の上方には、現像
スリーブ14上に担持されて搬送されている現像剤13
の量を規制する現像剤規制部材としてのドクタ16と、
感光体1との対向部である現像位置への進行をドクタ1
6で阻止された現像剤13が収容される現像剤収容ケー
ス17とが備えられている。この現像剤収容ケース17
は、現像スリーブ14との間に、感光体1との対向部で
ある現像位置への進行をドクタ16で阻止された現像剤
13が滞留する現像剤収容部18を形成している。ま
た、上記現像剤収容ケース17の現像スリーブ14に対
向する先端部は、現像剤収容部18内に向かって進行し
ようとする現像剤13の量を規制するプレドクタ17a
となっている。プレドクタ17aは、現像スリーブ14
上の現像剤13の層厚が増加した場合に該現像剤13の
増加分を規制すべく、現像スリーブ14との間隔が設定
されている。なお、この現像剤収容部18に磁界の磁力
が及ぶように、マグネットローラ15には上記現像位置
に対向して形成される主極とプレドクタ17aに対向す
る位置との間に同極の磁極が2つあるように磁極が形成
されている。また、このマグネットローラ15には一般
的な現像装置4と同様に、現像スリーブ14上に現像剤
13を担持し続けながら搬送できるように搬送磁極が形
成されている。
【0041】また、上記ケーシング12の一部は、トナ
ー13aを収容するトナー収容部としてのトナーホッパ
19を形成している。このトナーホッパ19は、現像ス
リーブ14上の現像剤搬送方向における現像剤収容ケー
ス17の上流側に隣接し、現像スリーブ14表面と対向
する位置にトナー補給口19aを有している。このトナ
ー補給口19aは、プレドクタ17aと、ケーシング1
2の底部の一部に形成された突出部12aとの間の空間
に形成されている。この突出部12aは、トナーホッパ
19側から現像スリーブ14側に向けて下向きに傾斜す
るよう所定の長さをもって形成されている。また、この
トナーホッパ19の内部には、トナー13aをトナー補
給口19aに向けて撹拌しながら送り出すトナー送り出
し部材としてのトナーアジテータ20が配設されてい
る。トナー13aは、回転軸20aと、回転軸20aに
設けられ回転軸20aの図中時計方向への回転によって
トナー13aをトナー補給口19aから現像剤側に向け
て攪拌しながら送り出す送り部材としての羽根部20b
とからなっている。
【0042】そして、上記現像剤収容ケース17及びト
ナーホッパ19の上方には、初期状態にて現像剤13と
トナー13aとをそれぞれ密閉した状態で収容する投入
用現像剤収容部21と、投入用トナー収容部22とが備
えられている。この投入用現像剤収容部21は、現像剤
収容ケース17に投入する現像剤13を収容し、投入用
トナー収容部22は、トナーホッパ19に投入するトナ
ー13aを収容する。現像剤13としては、体積平均粒
径7.5μmの磁性トナー13aと、平均粒径50μm
のマグネタイトからなる磁性キャリアとからなる二成分
現像剤13を用いた。図3(a)に示すように、初期状
態には、現像剤13が投入用現像剤収容部21内に、ト
ナー13aが投入用トナー収容部22内にそれぞれ収容
され、シール部材23によって密閉され、搬送時の振動
や傾きにより現像剤13やトナー13aがケーシング1
2の開口部から漏れ出すのを防いでいる。そして、図3
(b)に示すように、実使用時にはシール部材23を引
き抜くことにより、現像剤13が投入用現像剤収容部2
1から現像剤収容ケース17内に、トナー13aが投入
用トナー収容部22からトナーホッパ19内にそれぞれ
落下して投入されるようになっている。なお、投入用現
像剤収容部21に収容される現像剤13は、所定のトナ
ー濃度になるようにあらかじめトナー13aが含まれて
いる。
【0043】また、上記現像装置4には、現像剤滞留部
内の現像剤13の循環動作を効果的に行うため、上記現
像剤滞留部内には、図示しない可変駆動手段によって現
像スリーブ14と同一回転方向に回転駆動する円筒状の
剥離部材としてのリバースローラ25が現像スリーブ1
4と一定の隙間を保った状態で配設されている。そし
て、現像スリーブ14とリバースローラ25との対向部
では、その表面が互いに逆向きとなるように移動してい
る。このリバースローラ25は、径が7mmの磁性ロー
ラで、その現像時回転速度は、線速260mm/sec
に相当する。また、現像スリーブ14の径は16mmで
あり、線速は300mm/secに設定した。なお、こ
のリバースローラ25は、円筒状であっても円柱状であ
ってもよい。このリバースローラ25には、例えば、鉄
芯にニッケルメッキを施した磁性部材等を用いることが
できる。
【0044】上記構成の現像装置4において、現像スリ
ーブ14上の現像剤13は、現像スリーブ14の図中反
時計方向(図中矢印A方向)の回転に伴って搬送され、
ドクタ16により規制されて薄層化される。薄層化され
た現像剤13は、矢印B方向に回転している感光体1と
対向する現像位置に搬送される。この現像位置で、感光
体1上に形成されている静電潜像にトナー13aが供給
され、該静電潜像の可視像化が行われる。現像位置を通
過した現像スリーブ14上の現像剤13は、現像スリー
ブ14の回転に伴ってさらに搬送され、トナー補給口1
9aを介してアジテータ20で送り出され現像剤収容部
18と接するように滞留しているトナー13aと現像剤
収容部18の現像剤13との接触部で、新しいトナー1
3aを取り込んだ後、現像剤収容部18に戻る。そし
て、新しいトナー13aを含んだ現像剤13は、ドクタ
16による規制部で内圧が増加する。この内圧の増加し
た現像剤13中で磁性キャリアによるトナー13aの帯
電が行われる。このように、現像剤収容部18における
現像剤13の内圧により、現像スリーブ14上の現像剤
13中のトナー13aを帯電することができるので、パ
ドルやスクリュウなどの現像剤13を帯電或いは攪拌す
るための複雑な攪拌搬送機構が不要となる。更に、リバ
ースローラ25によって現像スリーブ14上の現像剤1
3と現像剤収容部内の現像剤13との入れ替え及び混合
が促進される。
【0045】一方、上記現像位置に供給されずにドクタ
16で進行が阻止された現像剤13の一部は、現像剤収
容部18内で現像剤13自身の内圧及び重力によってト
ナーホッパ19のトナー補給口19aに向かって移動す
る。トナー補給口19a付近まで移動してきた現像剤1
3は、現像スリーブ14の回転に伴ってドクタ16側に
循環するように搬送される。
【0046】また、上記構成の現像装置4においては、
現像剤13に補給されたトナー13aが多くなってトナ
ー濃度が高まるとそれに伴って現像剤13の嵩が増加す
るため、現像剤13がトナー補給口19aの部分に滞留
し、トナー補給口19aの開口を覆ってしまう。このた
め、現像スリーブ14上の現像剤13へのトナー取り込
み量が少なくなる。このトナー取り込み量の減少によ
り、現像剤13のトナー濃度が常に一定濃度以下に保た
れる。逆に、現像剤13のトナー濃度が低くなると現像
剤13の嵩が減少するため、現像剤13がトナー補給口
19aを塞がなくなるので、現像スリーブ14上の現像
剤13へ所定量のトナー13aが取り込まれ、現像剤1
3のトナー濃度が常に一定濃度以上に保たれる。このよ
うにトナー濃度をほぼ一定範囲内にコントロールできる
ので、トナー濃度センサ、現像剤の現像能力を知るため
に感光体1上に形成した基準トナー像の画像濃度を検知
する光学的画像濃度センサ、トナー補給部材等を用いた
複雑なトナー濃度制御機構が不要となる。
【0047】図4は、上記構成のプリンタの主要部制御
ブロック図である。このプリンタにおいては、CPU5
0からの制御信号が各装置の駆動制御部51及び高圧制
御部53に送られ、各駆動装置52への電源供給やバイ
アスのON/OFFを制御したり、画像形成ユニット5
4における印加バイアス値を制御したりするように構成
されている。
【0048】次に、上記構成のプリンタを用いて本発明
に対応する実施例を説明する。 <実施例1>実施例1においては、現像剤13が投入用
現像剤収容部21から現像剤収容ケース17内に、トナ
ー13aが投入用トナー収容部22からトナーホッパ内
にそれぞれ落下して投入された状態(以下、初期状態と
いう)になってから初めての画像形成を行う前に、トナ
ー消費用画像パターン形成を行い、強制的にトナー13
aを消費するようにしている。トナー消費用画像パター
ンの形成を行った時の具体的な装置構成は以下のとおり
である。現像部における感光体1と現像スリーブ14と
の間の現像ギャップ(Gp)は0.4mm、ドクタ16
と現像スリーブ14との間のドクタ16ギャップ(G
d)も0.4mm、上記プレドクタ17aと現像スリー
ブ14との間のプレドクタギャップ(Gpd)は1.0
mmとした。また、このリバースローラ25と現像スリ
ーブ14との間の剥離部におけるギャップは、0.3m
mに設定した。
【0049】トナー消費用画像パターンの形成は、上記
現像装置4をネガポジ現像を行う構成にし、感光体1は
帯電させずに現像バイアスのみを印加することによって
形成することができる。また、感光体1を帯電した後、
露光によってトナー消費用画像パターン(以下、消費パ
ターンTという)となる潜像(以下、消費パターン潜像
Sという)を形成し、この消費パターン潜像Sを現像す
るようにしても良い。どちらの方法によっても、現像ス
リーブ14及び現像剤滞留部内のトナー13aを強制的
に消費させることができる。
【0050】図5は、実施例1に係るトナー消費用画像
パターン形成のタイミングを示したタイミングチャート
である。本実施例1では、図5のように、現像装置4の
駆動、現像バイアス印加、現像ローラ回転駆動のタイミ
ングをCPU50によって制御している。先ず、現像装
置4が初期状態となった後、現像装置4の駆動を開始
(駆動ON)し、これと同期して現像スリーブ14の回
転を開始(現像スリーブ14ON)することによって現
像装置4の初期駆動を始める。そして、これより一定時
間経過後に、現像バイアスの印加を開始(現像バイアス
ON)する。
【0051】現像装置4の初期駆動開始後一定時間経過
すると、現像ローラが回転することで現像剤滞留部内の
現像剤13に接触対向する位置を現像ローラ表面が次々
と移動して、現像ローラ表面に現像剤13が分散されて
いく。また、現像剤中へのトナー13aの取り込みも開
始されてトナー濃度が上昇していく。そして、トナー濃
度が高くなった状態になってから、消費パターンTを感
光体1上に形成してトナー13aの強制消費を行う。
【0052】自己トナー濃度制御機構を有する現像装置
4においては、現像剤投入直後の初期駆動開始時に、現
像スリーブ14表面に直接トナー13aが送り込まれた
り、プレドクタ17a付近の現像剤13の嵩が不十分な
ためにトナー補給量の規制量が不足してトナー濃度が異
常上昇したりして、形成する画像に不具合が生じてしま
う。本実施例においては、初期状態にある現像装置4を
用いる場合に、通常の画像形成の前に消費パターン形成
を行って強制的なトナー消費を行い、トナー濃度の異常
上昇を防止することができるようにしている。
【0053】また、消費パターンTの形成を、初期駆動
開始後一定時間が経過した後に行っているので、現像ス
リーブ14上に現像剤13が分散される前にトナー消費
を行うことによって、トナー濃度を低下させ過ぎること
もない。
【0054】<実施例2>次に、実施形態1のプリンタ
を用いた他の実施例2について説明する。図6は、実施
例2に係るトナー消費用画像パターン形成のタイミング
チャートである。実施例1と異なる点は、トナーアジテ
ータ20が少なくとも1回転以上した後に消費パターン
形成を開始するようにしていることである。本実施例に
おいて、アジテータ20の回転数は、20rpmであ
る。このとき、アジテータ20の回転が開始(アジテー
タ20ON)された後現像バイアス印加を開始(現像バ
イアスON)するまでの時間t1を3秒以上に設定し、
アジテータ20が1回転以上するようにしている。
【0055】以上のように現像バイアス印加の開始タイ
ミングを制御することによって、アジテータ20が確実
に1回転以上した後に消費パターンTの形成を行うこと
ができる。これによって、アジテータ20によるトナー
13aの送り込みが確実に実行された後にトナー13a
の消費を行うことが可能となり、現像スリーブ14に十
分なトナー13aが担持された状態でトナー消費を行う
ことができる。従って、トナー13aの過消費に起因す
る画像濃度の過低下、白抜け等の異常画像や、感光体1
及び転写材へのキャリア付着等が生じる恐れもない。
【0056】尚、上記実施例1及び2においては、現像
スリーブ14の回転数を330rpmとし、トナーアジ
テータ20の回転数20rpmより速く回転するように
している。これによって、トナーアジテータ20が1回
転する前に現像スリーブ14が1回転以上するようにそ
れぞれの回転数を設定している。これによって、トナー
アジテータ20が1回転する前に現像スリーブ14全域
に現像剤13を分散させることができ、現像スリーブ1
4表面に直接トナー13aが供給されにくくすることが
できる。
【0057】〔実施形態2〕実施形態2について以下に
説明する。このプリンタの基本構成は実施形態1と同様
であるので説明を省略し、実施形態1と異なる点及び特
に規定が必要となる点について説明する。このプリンタ
の通常画像形成時における各電位は、帯電装置2による
感光体1帯電電位−900V、像露光装置3により照射
されるレーザー光で形成される潜像の露光部電位−15
0V、現像バイアス−700Vとなっている。また、現
像部における感光体1と現像スリーブ14との間の現像
ギャップ(Gp)を0.35mm、ドクタ16と現像ス
リーブ14との間のドクタ16ギャップ(Gd)を0.
34mm、上記プレドクタ17aと現像スリーブ14と
の間のプレドクタギャップ(Gpd)を1.0mmとし
た。また、リバースローラ25と現像スリーブ14との
間の剥離部におけるギャップは、0.4mmに設定し
た。
【0058】以下に、実施形態2のプリンタを用いた実
施例3及び4を説明する。 <実施例3>実施例3においては、消費パターンTを、
間欠的な複数の画像部t1によって構成している。図7
は、実施例3にかかる消費パターン形成のタイミングチ
ャートである。消費パターン形成時における各電位は、
通常の画像形成時における各電位とな異なり、感光体1
帯電電位−500V、露光部電位−100V、現像バイ
アス−400Vに設定している。始めに、メインモータ
がONされ、アジテータ20、現像スリーブ14、感光
体1等の駆動が開始されると共に感光体1に消費パター
ン形成用の帯電が行われる。所定の時間経過後、感光体
1上に2秒ON、2秒OFFを1セットとした消費パタ
ーン潜像Sを15セット形成する。また、現像バイアス
がONされ、消費パターン潜像Sの現像が行われる。こ
れによって、感光体1上にトナー消費用の消費パターン
Tが、間欠的な15個の画像部t1が等間隔に現れるパ
ターンとして形成される。この消費パターンTは、クリ
ーニングブレード10aによって各画像部t1が順次除
去されクリーニング装置10内に回収される。
【0059】本実施例3のように、消費パターンTの画
像が複数の画像に分割されているので、1つの大きな消
費パターンTをクリーニングブレード10aで除去する
場合に生じるクリーニングブレード10aへのトナー1
3aの過剰な堆積を防止でき、1つひとつの画像が途切
れるごとにクリーニング効果を復帰させることができ
る。これにより、クリーニングブレード10aに堆積す
るトナー13aによって形成される隙間を通過するトナ
ー13aが発生することを防止でき、より確実に消費パ
ターンTを形成するトナー13aを除去することができ
る。
【0060】ところで、現像剤13が投入された後の初
期駆動時には、現像剤中のトナー13aは十分に帯電さ
れておらず、攪拌と共に帯電量が上昇する。図8は、本
実施形態と同様の自己トナー濃度制御機構を有する構成
において、現像スリーブ14の回転による現像剤攪拌時
間に対するトナー帯電量の変化を示した図である。この
図のように、初期駆動時にはトナー13aの帯電量が不
足状態となっており、この状態で現像を行うと感光体1
上に付着したトナー13aが感光体1の回転と共に剥離
してトナー飛散が生じてしまう。これは、トナー消費用
の画像を形成する場合においても同様である。トナー飛
散が生じると、転写ニップ上流側に設けられている搬送
ガイド板7などが飛散トナー13aで汚染され、通常の
画像形成時において搬送ガイド板でガイドされる転写紙
を汚染してしまう。現像スリーブ14が一定時間駆動さ
れた後(図8においては20秒程度経過後)は、帯電量
も十分となっており、感光体1上に多くのトナー13a
を担持させてもトナー飛散は問題ない程度となる。
【0061】以上の点から、消費パターンTを形成する
ときにトナー飛散が生じないようにする実施例について
説明する。
【0062】<実施例4>実施例4は実施例3と同様、
消費パターンTを間欠的な複数の画像部t1によって構
成するものである。しかしながら、本実施例において
は、消費パターンTを15セット形成するうちの始めか
ら1〜5セットまで(以下、消費パターンTの前半とい
う)は、1画像中におけるトナー消費量を6セット目以
降(以下、消費パターンTの後半という)に比して少な
くしている。
【0063】図9は、実施例4にかかる消費パターン形
成のタイミングチャートである。この図において、消費
パターン形成のタイミングは実施例3と同じであるが、
消費パターンTの前半と後半とで、感光体1帯電電位及
び現像バイアスを切り換えている。具体的には、消費パ
ターンTの前半は、感光体1帯電電位−300V、現像
バイアス−200Vに、後半は、感光体1帯電電位−5
00V、現像バイアス−400Vにしている。また、露
光部電位はどちらも−100Vとしている。
【0064】上記のように感光体1帯電電位及び現像バ
イアスを切り換えると、消費パターン形成開始後20秒
までの画像部即ち前形成画像部における感光体1へのト
ナー付着量が少なく、20秒を超えたときからは、即ち
後形成画像部は感光体1へのトナー付着量が多くなる。
従って、トナー13aの帯電量が十分上昇するまではト
ナー飛散の原因となる感光体1への付着トナーを少なく
することができ、トナー13aの帯電不足に起因するト
ナー飛散を防止することができる。
【0065】尚、実施例4において、感光体1へのトナ
ー付着量を、消費パターンTの全てにおいて少なくし、
トナー飛散を防止することも考えられる。この場合、ト
ナー濃度を所望の濃度まで低下させるためには消費パタ
ーンTのセット数を増やす必要があり、消費パターン形
成の時間的ロスが大きくなってしまい、実用的ではな
い。
【0066】ところで、このプリンタは、現像装置4の
構成は同じでトナーホッパの容量のみが異なる品種が存
在する。例えば、トナー容量が800gでプリント可能
枚数が20000枚のもの(以下、A型という)、トナ
ー容量が180gでプリント可能枚数が3000枚のも
の(以下、B型という)とがある。これらの現像装置4
においても、初期駆動時におけるトナー濃度の異常上昇
が発生するが、トナー容量によって、上昇の程度が異な
ることが分かっている。本実施形態のプリンタにおいて
は、A型で上昇率が高く、B型で低い。このため、A型
の装置で適度なトナー消費量が得られた消費パターンT
をそのままB型の装置に適用すると、B型の装置ではト
ナー濃度の過低下が生じてしまう。
【0067】そこで、A型とB型の装置で消費パターン
Tの形成条件を以下のように変えることもできる。 (A型) ・感光体1帯電電位:−500V ・露光部電位:−100V ・現像バイアス−400V ・消費パターン:2秒ON/2秒OFFの1セットを1
5セット実行 (B型) ・感光体1帯電電位:−500V ・露光部電位:−100V ・現像バイアス−400V ・消費パターン:2秒ON/2秒OFFの1セットを5
セット実行 上記のように消費パターンTの形成条件を設定すると、
B型における消費パターンTで消費されるトナー量をA
型に比して少なくすることができ、通常の画像形成時で
のトナー濃度を常に安定して良好に維持することができ
る。
【0068】ここで、上記の例ではA型とB型の消費バ
ターンの形成条件は、消費パターンTを構成する画像の
セット数を変えることによって行ったが、この方法以外
に、例えば現像バイアスや露光部電位などを変えること
によって1セットごとのトナー消費量を変える方法も考
えられる。具体的には、B型の現像バイアスを−400
Vから−200Vに変更したり、露光部電位を−100
Vから−300Vに変更したりすればよい。
【0069】〔実施形態3〕実施形態3について以下に
説明する。このプリンタの基本構成も実施形態1と同様
であるので説明を省略し、実施形態1と異なる点につい
てのみ説明する。このプリンタの現像ギャップ(Gp)
を0.4mm、ドクタ16ギャップ(Gd)を0.35
mm、プレドクタギャップ(Gpd)を1.0mmとし
た。また、リバースローラ25と現像スリーブ14との
間の剥離部におけるギャップは、0.4mmに設定し
た。
【0070】以下に実施形態3のプリンタを用いて行う
実施例5について説明する。 <実施例5>この実施例においては、ネガポジ現像反転
現像を行っている。よって、感光体1の帯電は常時ON
状態としており、感光体1帯電電位−1250V、現像
バイアス−250Vとしている。図10は、実施例5に
かかる装置駆動のタイミングチャートである。メインモ
ータがONされ(S1)、アジテータ20、現像スリー
ブ14、感光体1等の駆動が開始されると共に感光体1
に消費パターン形成用の帯電が行われる。このとき、転
写ローラ8の転写バイアス印加をOFFにしておく。感
光体1表面の帯電領域の先頭が現像位置に到達するまで
にかかる時間(189msec)をおいて、現像バイア
スをONし、更にメインモータON後1秒経過後にポリ
ゴンミラーによる露光をONする(S2)。1.5秒経
過後から感光体1上に2秒ON、2秒OFFを1セット
とした消費パターン潜像Sを5セット形成する。形成さ
れた消費パターン潜像Sは、現像位置で順次現像されて
感光体1上にトナー13aが転移され、転写領域を通過
した後クリーニングされる。消費パターン潜像Sの最後
の画像部t1に相当する部分の形成が終了してから(S
3)、この画像部t1後端が転写領域を通過し終えるま
でにかかる時間(318msec)は、消費パターン通
過待ち時間として転写バイアスはOFF状態を維持しつ
づける。上記S3から1秒経過した後、感光体1の回転
を継続した状態で転写バイアスを−極性で出力開始し
(S4)、転写ローラ8に付着した−(マイナス)帯電
トナー13aを感光体1に転移させ、クリーニング装置
10で回収させる。−極性出力を6秒間行った後、バイ
アス0FF状態に戻し、今度は転写バイアスを+極性で
出力開始する(S5)。転写ローラ0.9周分に相当す
る時間(371msec)経過した後、バイアスをOF
Fする。+極性の転写バイアス印加位置を通過した感光
体ドラム表面領域の後端が帯電領域を通過し終えたとき
(S6)、帯電バイアスをOFFし更に現像領域を通過
し終えたとき(S7)、現像バイアスをOFFする。こ
の、帯電バイアスのOFFは、装置駆動停止1200m
sec前に行い、帯電バイアスのOFFは、帯電バイア
スのOFFから179msec後に行っている。尚、こ
の実施例においては、転写ローラ8に対して転写バイア
スを+極性で出力している間、及び、帯電バイアスをO
FFしてから現像バイアスをOFFするまでの間は、画
像形成要求がきてもその割り込みを受け付けない割り込
み禁止とする。
【0071】上記のようにプリンタの動作制御を行う
と、消費パターンTが転写領域を通過するときに、転写
バイアスがOFFされているので、画像パターン中に含
まれている+又は−に帯電したどちらのトナー13aも
転写ローラ8側に静電的に付着することを防止できる。
また、転写バイアスをOFFしていても、感光体1と転
写ローラ8との機械的な圧接によってトナー13aが転
写ローラ8にわずかながら転移してしまう。本実施例で
は、トナー戻し手段として転写ローラ8に付着したトナ
ー13aなどを+極性と−極性の転写バイアスを順次印
加することで感光体1側に戻し、転写ローラ8をクリー
ンにすることができる。
【0072】尚、本実施例においては、消費パターンT
が転写ニップ部を完全に通過し終えた後に、+極性と−
極性の転写バイアスによって転写ローラ8のクリーニン
グを順次行っている。これによって、消費パターン通過
によって転写ローラ8に付着したトナー13aなどを確
実に除去することができる。
【0073】更に、以上の実施形態1乃至3において、
感光体1表面から転写紙を分離させ易くするために、感
光体1表面に分離爪を当接させてたものが一般的に知ら
れている。この分離爪のように、消費パターン形成位置
の下流でかつ消費パターン除去位置としてのクリーニン
グ部の上流側に感光体1表面に接触部材があると、消費
パターンTを担持した状態の感光体表面が通過した場合
に、分離爪にトナー13aが転移して、感光体1表面や
転写紙等を汚してしまう恐れがある。このような不具合
を防止するために、分離爪の感光体1表面接触位置を除
いて消費パターンTの画像部t1を形成するようにして
も良い。
【0074】図11は、消費パターンTの画像部t1の
形成例を示した図である。感光体1表面の軸方向の2箇
所に分離爪が当接している。この分離爪の当接位置N
は、感光体1の回転によって、周方向に2本の帯状に存
在することとなる。そこで、消費パターンTの画像部t
1を、当接位置となる2本の帯状の領域を除いて形成
し、2本の帯状の領域は非画像部t2にする。
【0075】このように、分離爪の接触位置には画像部
t1を形成しないようにすれば、感光体1表面や転写紙
等を汚すことを防止できる。
【0076】尚、以上の実施形態1乃至3では、上記ト
ナー送り出し部材として、羽根を2枚有するアジテータ
20を用いたものを説明したが、これに限らず、トナー
13aをトナー補給口19aから現像剤13に向けて送
り出す部材であればどのような部材を用いてもよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、初期
画像形成時に画像に生じるトナー濃度の異常上昇を防止
できるので、地汚れやトナー飛散などの異常画像を防止
することができるという優れた効果がある。また、トナ
ー収容部上部にも新たなトナーが収容されている投入用
トナー投入部を設け、現像剤の現像装置への投入と同期
してトナー投入部とトナー収容部との間のシール部材を
取り去ってトナーをトナー収容部に投入するように構成
されたものにおいても、現像剤投入後でかつトナー収容
部へのトナー投入後にトナー消費用パターン形成を行え
ば、同様の効果を得ることができるという優れた効果も
ある。
【0078】請求項2の画像形成装置によれば、初期画
像形成時に画像に生じるトナー濃度の異常上昇を防止す
るためにトナー消費用パターン形成を行う画像形成装置
において、画像濃度の過低下や白抜け等の異常画像や、
キャリア付着等の不具合も防止できるという優れた効果
がある。
【0079】特に、請求項3の画像形成装置によれば、
現像剤担持体に十分なトナーが担持された状態でトナー
消費用パターン形成を行うので、画像濃度の過低下や白
抜け等の異常画像、キャリア付着等の不具合もより確実
に防止することができるという優れた効果がある。
【0080】請求項4の画像形成装置によれば、トナー
送り出し部材によるトナーの供給が必ずしも生じるとは
限らない状態にできるので、回転軸への送り部材の配置
などによって現像剤担持体表面に直接トナーが付着する
ことを防止できるようになり、異常画像の防止がより確
実に可能となるという優れた効果がある。
【0081】請求項5の画像形成装置によれば、トナー
消費用画像パターンをより確実に除去できるので、初期
画像形成によるトナー濃度の異常上昇を防止するのに加
えて像担持体のクリーニング不良に起因する異常画像も
防止することができるという優れた効果がある。
【0082】請求項6の画像形成装置によれば、帯電不
足に起因するトナー飛散を防止できるので、トナー飛散
といった周辺部材への汚れを併発することなく、初期画
像形成時に生じる地汚れやトナー飛散などの異常画像を
防止することができるという優れた効果がある。
【0083】請求項7の画像形成装置によれば、トナー
収容部のトナー量が異なるためにトナー濃度の異常上昇
の程度が変わっても、トナー消費用画像パターン形成に
よって、トナー濃度を正常にすることができるという優
れた効果がある。
【0084】請求項8の画像形成装置によれば、トナー
消費用画像パターンを形成するトナーの転写バイアスに
よる接触転写部材への付着を防止できるので、接触転写
部材の汚れを低減することができるという優れた効果が
ある。
【0085】請求項9の画像形成装置によれば、接触転
写部材に付着したトナーなどを除去できるので、接触転
写部材をクリーンな状態にすることができると共に、実
際に転写紙などの転写材を転写ニップを通過させて画像
の転写を行う場合には、転写材裏面に汚れが付着するこ
とも防止することができるという優れた効果がある。
【0086】請求項10の画像形成装置によれば、トナ
ー消費用画像パターン通過によって付着したトナーなど
を確実に除去するので、接触転写部材をより確実にクリ
ーンな状態にすることができるという優れた効果があ
る。
【0087】請求項11の画像形成装置によれば、トナ
ー戻し手段によって接触転写部材をより確実にクリーン
な状態にすることができるという優れた効果がある。ま
た、像担持体表面に戻したトナーをトナー消費用画像パ
ターンと共に処理すれば、戻したトナーの処理に特別な
装置や部材等を設ける必要もない。
【0088】請求項12の画像形成装置によれば、接触
部材の像担持体表面接触位置にはトナー消費用画像パタ
ーンの画像部を形成していないので、接触部材に画像部
のトナーなどが転移して汚れることを防止できるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプリンタ全体の概略構成。
【図2】プリンタ本体に対して着脱可能に構成されたプ
ロセスカートリッジの概略構成図。
【図3】(a)は、初期状態における現像装置の概略構
成を示す断面図。(b)は、実使用状態における現像装
置の概略構成を示す断面図。
【図4】実施形態1にかかるプリンタの主要部制御ブロ
ック図。
【図5】実施例1にかかるトナー消費用画像パターン形
成のタイミングチャート。
【図6】実施例2にかかるトナー消費用画像パターン形
成のタイミングチャート。
【図7】実施例3にかかる消費パターン形成のタイミン
グチャート。
【図8】現像剤の攪拌時間に対するトナー帯電量の変化
を示した図。
【図9】実施例4にかかる消費パターン形成のタイミン
グチャート。
【図10】実施例5にかかる装置駆動のタイミングチャ
ート。
【図11】消費パターンの画像部の形成例を示した図。
【図12】トナー濃度自己制御システムを有する従来の
現像装置の説明図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電装置 3 像帯電装置 4 現像装置 8 転写ローラ 9 像定着装置 10 クリーニング装置 11 プロセスカートリッジ 12 ケーシング 12a 突出部 13 現像剤 13a トナー 14 現像スリーブ 15 マグネットローラ 16 ドクタ 17 現像剤収容ケース 17a プレドクタ 18 現像剤収容部 19 トナーホッパ 19a トナー補給口 20 トナーアジテータ 20a 回転軸 20b 羽根部 21 投入用現像剤収容部 22 投入用トナー収容部 23 シール部材 25 リバースローラ 50 CPU 51 駆動制御部 52 駆動装置 53 高圧制御部 54 画像形成ユニット N 分離爪の当接位置 T 消費パターン t1 画像部 t2 画像部 S 消費パターン潜像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 寿男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大慈彌 篤哉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉沢 秀男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DD02 EA06 EB01 EC03 EC09 EC15 EC18 ED08 ED24 ED27 EF06 HB02 HB05 HB13 2H032 AA05 BA19 BA23 BA30 CA12 2H034 BA05 2H077 AA12 AA20 AB03 AB13 AB14 AB15 AD22 BA02 BA03 DA04 DA24 DA42 DB02 DB14 EA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体に潜像を形成する
    潜像形成手段と、該像担持体上の潜像を現像しトナー像
    化する現像手段とを有し、該現像手段として、トナーと
    磁性キャリアとを含有する現像剤を磁界発生手段の発す
    る磁力によって担持して所定方向に無端移動する現像剤
    担持体と、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を
    規制する現像剤規制部材と、内部にトナーを収容し、該
    規制部材よりも該所定方向の上流側で該現像剤担持体に
    臨むトナー補給口を有するトナー収容部とを備え、該現
    像剤担持体に担持した現像剤の動きによって該トナー補
    給口から該現像剤にトナーを取り込む現像装置を用いる
    画像形成装置において、 上記現像装置への現像剤投入後初めて画像形成を行う前
    に、トナー消費のために上記像担持体にトナー消費用画
    像パターン形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記トナー消費のための上記像担持体へのトナー消費用
    画像パターン形成を、上記現像装置の初期駆動開始後一
    定時間経過後に行うようにしたことを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記トナー収容部内のトナーを攪拌しつつ上記トナー補
    給口から現像剤に向けて送り出すトナー送り出し部材を
    設け、該トナー送り出し部材によるトナーの送り出しが
    開始された後に、上記トナー消費のための像担持体への
    トナー消費用画像パターン形成を開始することを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3の画像形成装置におい
    て、 上記トナー送り出し部材が、回転軸と、該回転軸に設け
    られ該回転軸の回転によりトナーをトナー補給口から現
    像剤に向けて送り出す送り部材とを有するものであっ
    て、該トナー送り出し部材の回転速度を上記現像剤担持
    体の回転速度より遅くすることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3又は4の画像形成装置にお
    いて、上記像担持体表面の転写残トナーを除去する像担
    持体クリーニング部材を有し、該像担持体上に形成した
    トナー消費用画像パターンを転写材に転写することなく
    該像担持体クリーニング部材によって除去するものであ
    って、該トナー消費用画像パターンを、該像担持体上に
    画像部が間欠的に複数形成されてなる複数画像により構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、上記複
    数画像における各々の画像部のうち後から形成される後
    形成画像部の1画像部中におけるトナー付着量に比し
    て、該後形成画像部より前に形成された前形成画像部の
    1画像部中におけるトナー付着量を少なくすることを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5又は6の画像形
    成装置において、上記トナー収容部のトナーの量に応じ
    て、上記トナー消費用画像パターンの形成条件を変える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6又は7の画
    像形成装置において、 上記像担持体表面に接触対向し、転写バイアスによって
    該像担持体上のトナー像を被転写体に転写するための転
    写ニップ部を形成する接触転写部材を有するものであっ
    て、上記トナー消費用画像パターンが該像担持体と該接
    触転写部材との転写ニップ部を通過するときは、該転写
    バイアスをOFFすることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7又は8
    の画像形成装置において、 上記像担持体表面に接触対向し、転写バイアスによって
    該像担持体上のトナー像を被転写体に転写するための転
    写ニップ部を形成する接触転写部材を有するものであっ
    て、上記接触転写部材をクリーニングする接触転写部材
    クリーニング手段を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】請求項9の画像形成装置において、上記
    トナー消費用画像パターンが全て上記転写ニップ部を通
    過した後に、上記接触転写部材クリーニング手段による
    クリーニングを実行することを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10の画像形成装置におい
    て、上記接触転写部材クリーニング手段を、上記接触転
    写部材に付着したトナーを再び上記像担持体表面に戻す
    トナー戻し手段により構成したことを特徴とする画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11の画像形成装置において、上記像
    担持体表面の移動方向における、上記像担持体へのトナ
    ー消費用画像パターン形成位置の下流でかつ該像担持体
    からのトナー消費用画像パターン除去位置の上流側に、
    通常の画像を該像担持体表面から被転写体へ転写するた
    めに設けられた転写部材以外に該像担持体表面に接触す
    る接触部材が存在するとき、該接触部材接触位置を除い
    た該像担持体表面に該トナー消費用画像パターンにおけ
    る画像部を形成することを特徴とする画像形成装置。
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