JP2002127847A - スライドドアのドアハーネス配索構造 - Google Patents

スライドドアのドアハーネス配索構造

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JP2002127847A
JP2002127847A JP2000330485A JP2000330485A JP2002127847A JP 2002127847 A JP2002127847 A JP 2002127847A JP 2000330485 A JP2000330485 A JP 2000330485A JP 2000330485 A JP2000330485 A JP 2000330485A JP 2002127847 A JP2002127847 A JP 2002127847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成としてコスト高ならびに重量増を
抑えることを可能とし、かつ、スライド方向に収納スペ
ースを不要として、スライドドアの開口幅に制約を与え
ないとともに、車体構造に対する影響を小さくするこ
と。 【解決手段】 先端ピース91と基端ピース93との間
に多数の中間ピース92を連結し、直線状に近い極めて
緩やかに湾曲した延伸状態から略U字状の屈曲状態に変
位し、水平方向の一方に屈曲可能で他方に屈曲不可能に
構成したハーネスガイド9の内側にハーネス7を配索
し、ハーネスガイド9は、基端ピース93をドア開口部
1の開口幅方向の略中央に固定し、先端ピース91はロ
アローラブラケット4の先端部に回動可能に取り付け、
図において(A)に示す延伸状態から(B)に示す略U
字状の屈曲状態を経て、(C)に示す最終屈曲状態に変
形可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドドア装置
に関し、特に、スライドドアに装備された電装品に対し
てスライドドアの開閉状態に関わらずに給電する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】スライドドアは、それ全体が車体に対し
てスライドするために、スライドドア内に設けられてい
る電気的構成と車体側とを常時接続しようとすると、そ
の接続を行うドアハーネスは、スライドドアと車体との
相対変位を許容するよう構成する必要がある。このた
め、従来は、このようなドアハーネスを用いることな
く、スライドドアを全閉状態としたときのみスライドド
ア側と車体側との接点を結合させてスライドドアと車体
との間で給電などの電気信号のやり取りを行うようにし
ていた。
【0003】しかしながら、このような技術では、スラ
イドドアを僅かに開いただけで、スライドドアに設けら
れている照明やパワーウインドなどの電装品が作動でき
なくなるとともに、近年、スライドドアと車体との間に
おいてやり取りを要求される信号の数が増加して、接点
が大型化して接点の設置が困難になってきた。
【0004】そこで、前述したドアハーネスを用いた配
索技術によりこのような問題を解決することが提案され
ている。このような従来技術として、例えば、特開平1
1−166357号公報や特開平11−255041号
公報に記載の技術が知られている。
【0005】前者の特開平11−166357号公報に
記載の技術は、ドア駆動装置内にガイドシャフトを設
け、このガイドシャフトに案内されて伸縮する給電用の
カールコードを設け、スライドドアの開閉に伴って、カ
ールコードがガイドシャフトに沿って伸び縮みする構成
となっている。したがって、スライドドアにはカールコ
ードを介して、スライドドアの開閉状態に関わらず給電
などの電気信号伝達を行うことができる。また、スライ
ドドアを開閉した際には、カールコードが伸び縮みし
て、スライドドアのスライドに支障が生じることはな
い。後者の特開平11−255041号公報に記載の技
術は、スライドドアと車体との間に可撓性アームを設
け、この可撓性アームのスライドドア側の先端部にスラ
イダを取り付け、このスライダがスライドドアに設けら
れたスライドドア側回路体が設けられているスライダレ
ールに沿ってスライドする構成とし、車体側回路体とス
ライドドア側回路体とが可撓性アーム内に配索されてい
る配線を介して接続されている。したがって、スライド
ドア側回路体に対して、配線を介して常時給電などの電
気信号の伝達を行うことができる。また、スライドドア
を開閉する際には、スライドドアの車幅方向の変位分は
可撓性アームの回動により追従し、スライドドアのスラ
イドによる前後方向の相対移動は、可撓性アームの先端
のスライダとスライダレールとの相対スライドにより追
従し、スライドドアのスライドに支障が生じることはな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に述べる解決すべき課題を有
していた。まず、前者の特開平11−166357号公
報に記載の技術にあっては、スライドドアを開くのに伴
って、ロアローラブラケットの端部によりカールコード
が縮められるが、このカールコードは、短縮状態である
程度の長さを有しその収納にスペースが必要であり、こ
のスペースをローラブラケットの後方(開方向)に設け
ざるを得ない構成であるため、このスペースの分だけス
ライドドアの開方向に対して寸法上の制約を与える。す
なわち、このカールコードの短縮状態における収納スペ
ースの分だけ全開時における開口幅が狭くなるか、ある
いは、この開口幅を必要なだけ確保した場合に、ガイド
ロッドやガイドレールなどの構成を、従来よりもドア開
口部の後方に貫通孔などを設けて配置させる必要があ
り、車体構造などに対する影響が大きくなる。
【0007】後者の特開平11−255041号公報に
記載の技術にあっては、電気の供給経路にスライドドア
の開閉スライドに追従して相対スライドするスライダや
スライドドア側回路やスライダレールをスライドドアに
設ける必要があり、装置が複雑となりコスト高や重量増
を招く。
【0008】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、簡単な構成としてコスト高ならびに重
量増を抑えることを可能とし、かつ、スライド方向に収
納スペースを不要として、スライドドアの開口幅に制約
を与えないとともに、車体構造に対する影響を小さくす
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のスライドドアのドアハーネス配索構造
は、車体の側部に設けられたドア開口部(1)を開閉す
るスライドドアの下前部にロアローラブラケット(4)
が設けられ、このロアローラブラケット(4)に設けら
れたロアローラ(6)をガイドするロアガイドレール
(2)が、前記ドア開口部(1)の下部の車体に設けら
れ、前記車体とスライドドアとの間で給電を含んで電気
的な信号の授受を行うドアハーネス(7)が、車体から
スライドドアへ掛け渡され、前記ドアハーネス(7)を
内包可能に形成されたハーネスガイド(9)が、隣り合
うピースどうしを垂直方向の軸を中心に一方に回動可能
で他方の回動を所定位置で規制した状態で連続的に連結
して、全体として延伸状態から一方には平面視略U字形
状に屈曲可能である一方、延伸状態から他方には屈曲不
可能に形成され、前記ロアガイドレール(2)の前端部
には、スライドドアの全閉直前でスライドドアを車両中
央方向に変位させるよう車両中央方向に湾曲した湾曲部
(2a)が設けられ、前記ロアガイドレール(2)とド
ア開口部(1)との間に、ハーネスガイド(9)の移動
を許容するハーネスガイド用空間(8)が形成されてい
るとともに、このハーネスガイド用空間(8)において
前記湾曲部(2a)とドア開口部(1)との間には、車
体前方ほど広がった前部スペース(8a)が形成され、
前記ハーネスガイド(9)は、前記ハーネスガイド用空
間(8)に配置され、かつ、基端に設けられている基端
ピース(93)が車体のドア開口部(1)の前後方向の
略中央位置よりも後方に固定されている一方、先端に設
けられている先端ピース(91)が前記ロアローラブラ
ケット(4)に垂直支軸(91a)を介して回動可能に
取り付けられ、さらに、前記基端ピース(93)と先端
ピース(91)との間に連続して設けられている中間ピ
ース(92)は屈曲時にU字の内側となる面がスライド
ドア閉状態で車室側を向き、スライドドア開状態でドア
側を向くよう配設されていることを特徴とする構造とし
た。なお、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の
スライドドアのドアハーネス配索構造において、前記前
部スペース(8a)には、スライドドアを全閉状態とし
たときに、前記ロアローラブラケット(4)が配設され
るとともに、このスライドドアの全閉状態において、ロ
アローラブラケット(4)の先端部とロアガイドレール
との間に、略三角形状の三角空きスペース(8b)が確
保され、前記先端ピース(91)が、スライドドアの全
閉状態において、前記三角空きスペース(8b)に配置
されるように、前記ロアローラブラケット(4)の先端
部に回動可能に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記
載のスライドドアのドアハーネス配索構造において、前
記ロアガイドレール(2)およびハーネスガイド(9)
は、車体のステップ板とその下方に間隔を有して設けら
れているステップパネル下部基板(5b)との間に設置
され、前記ハーネスガイド(9)は、前記ステップ板な
らびにステップパネル下部基板(5b)に対して上下方
向に隙間を有して取り付けられていることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の作用および効果】スライドドア内に設けられて
いる電装部品と車体側とは、ハーネスガイドに内包され
ているドアハーネスを介して接続され、常時、電気的な
信号のやり取りが行われる。ここでスライドドアの全閉
時には、ハーネスガイドは、ドア開口部の前後方向略中
央よりも後方に固定されている基端からロアローラブラ
ケットに取り付けられている先端にかけて屈曲の内側と
なる部分を車両中央側に向けた状態で、ハーネスガイド
用空間の前部スペース内をほぼ一直線あるいは半径の大
きなU字である延伸状態で延在されている。
【0011】この全閉状態からスライドドアを開スライ
ドさせると、ロアローラブラケットは、ロアガイドレー
ルの湾曲部に沿って車外方向へ変位するとともに後方へ
移動し、その後、後方へ移動する。これに伴ってハーネ
スガイドの先端ピースは、車外方向へ変位しながら後方
へ移動しながら基端ピースに対して近付いて行き、後方
へ移動するもので、ハーネスガイドは、先端ピースが基
端ピースに近付いていき後方へ移動するときには、中間
ピースが全体で略U字形状に湾曲していき、その後、ス
ライドドアが全開状態となると、ハーネスガイドは、略
U字状に湾曲する。上述のようにハーネスガイドが延伸
状態と屈曲状態とに形状変化するにあたり、ハーネスガ
イドの屈曲方向が一方に制限されていることにより、確
実に繰り返し反復作動を行うことができる。すなわち、
屈曲方向が制限されていない場合、先端ピースと基端ピ
ースとの相対距離が縮まる際に、ハーネスガイドの中間
部が蛇行状態となって作動不良を起こすおそれがある
が、これを防止して常に正常に作動することができる。
【0012】このように、本発明にあっては、ドアハー
ネスがハーネスガイドに内包されており、かつ、スライ
ドドアの開閉スライドに伴ってハーネスガイドが変形す
るため、ドアハーネスによる接続を維持することができ
るとともに、ドアハーネスがスライドドアの動きに追従
でき、ドアハーネスがばらけたり、何かに引っかかって
切断したりすることがない。さらに、上記ハーネスガイ
ドは、複数のピースをつなぎ合わせただけの簡単な構成
であり、従来と比較して、取付作業が容易であるととも
に、製造コストも抑えることが可能となる。さらに、本
発明では、ハーネスガイドは、スライドドアの全閉時に
はロアローラブラケットよりも後方に配索され、スライ
ドドアの全開時にはロアローラブラケットの前方に配索
されるため、ハーネスガイドがロアローラブラケットの
スライド方向に存在してそのスライド量を制約すること
が無く、スライドドアの開口幅を狭めたり、あるいは開
口幅を確保した場合に車体側の構成の変更が必要になっ
たりすることがない。加えて、本発明では、ハーネスガ
イドが水平方向に変位し、上下方向で変位しないため、
ハーネスガイド用空間の上下方向寸法を抑えることがで
き、また、車体に対する上下方向寸法の制約を抑えて設
計自由度の向上を図ることができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明にあっては、
ハーネスガイドの先端ピースはロアローラブラケットの
先端に取り付けられ、スライドドアの全閉時には、ハー
ネスガイド用空間の前部スペースにおいて、さらに、空
きスペースとなっている三角空きスペースに配置され、
車両空間の有効利用を図ることができ、しかも、先端ピ
ースを基端ピースからできるだけ離れた位置に配置し
て、ハーネスガイドをできるだけ延伸状態に保ってハー
ネスガイドが弛むのを防止して、スライドドアの開閉時
に、ハーネスガイドが円滑に作動するようにできるとと
もに、ドア開口幅に対する寸法上の制約がいっそう生じ
ないようにして、ドア開口幅を確保することができる。
【0014】請求項3に記載の発明にあっては、スライ
ドドアのスライドに伴ってハーネスガイドが延伸および
屈曲する際に、ハーネスガイドが、その上方のステップ
板やその下方のステップパネル下部基板と擦れ合うこと
がない。したがって、ハーネスガイドの作動がスムーズ
であるとともに、耐久性の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は実施の形態のスライドド
アのドアハーネス配索構造を示す平面図、図2は同斜視
図である。両図に示すように、いわゆるワンボックスカ
ーと呼ばれる車両のように、車体の側面にドア開口部1
が設けられ、このドア開口部1を開閉するスライドドア
(図示省略)が車両前後方向にスライド自在に支持され
ている。すなわち、前記ドア開口部1の下部にロアガイ
ドレール2が設けられ、また、ドア開口部1の図外の上
部にアッパガイドレール(図示省略)が設けられ、ドア
開口部1の車両後方の車体側壁3に沿って図外のリヤガ
イドレールが設けられ、各ガイドレールにスライド可能
なローラを有したローラブラケット(ロアローラブラケ
ット4のみ図示する)が、前記スライドドアの前端部の
下部と上部ならびに後端部の中間部に設けられ、これら
によりスライドドアがスライド自在に支持されている。
【0016】図において、Fはフロアパネルであって、
前記ドア開口部1の近傍位置においてステップ設置部F
1として切欠かれている。このステップ設置部F1には
フロアパネルFの下面に溶接され、この下面から下方に
折曲されてフロアパネルFよりも一段下がって水平に延
びるステップパネル上部基板5aが設けられている。こ
のステップパネル上部基板5aから一体に下方に折曲さ
れて、さらに一段下がって水平に延びるステップパネル
下部基板5bが設けられている。このステップパネル上
部基板5a、ステップパネル下部基板5bの前後には前
縦壁(図示省略)と後縦壁5dが溶接され、この前縦壁
5b、後縦壁5dは、上部が前記フロアパネルFに、外
側部がドア開口部1の前後の車体側壁の下部にそれぞれ
溶接されている。前記ステップパネル上部基板5aの上
面から前記ステップパネル下部基板5bと間隔を有して
側方に水平に延びるステップ板5e(図8)がビス等で
固定され設けられている。前記ステップパネル上部基板
5aとステップパネル下部基板5bとの間に形成されて
いる縦壁5cに前記ロアガイドレール2が固定されてい
る。なお、図8に示すようにこのロアガイドレール2を
転動するロアローラ6が前記ロアローラブラケット4に
対して首振りブラケット61を介して回転自在に取り付
けられ、首振りブラケット61が、ロアローラブラケッ
ト4に水平方向に揺動自在に支持されている。なお、ロ
アローラ6は、水平な軸に取り付けられスライドドアの
荷重を受ける荷重ローラ6aと、この荷重ローラ6aの
前後上部に垂直な軸に取り付けられスライドドアの車幅
方向の動きをガイドするスラストローラ6bとが設けら
れている。また、図1,2においてロアローラブラケッ
ト4を2カ所に示しているが、これらはそれぞれ全閉時
(CL)と全開時(OP)との位置を示している。ま
た、21はウェザーストリップである。22はピラーの
アウタパネルで、ステップが見えるように一部を図示し
切断してある。23はピラーのインナパネル(図示せ
ず)の下部が溶接される凹部で、ステップが見えるよう
にピラーインナパネルは省略した。
【0017】前記ロアガイドレール2は、図示のよう
に、前端部には、前方に向かうほど車両中央方向に変位
した湾曲部2aが形成されている。また、前記ロアガイ
ドレール2とドア開口部1との間には、後述するドアハ
ーネス7のハーネスガイド用空間8が確保され、このハ
ーネスガイド用空間8は、ロアガイドレール2が湾曲部
2aにおいて湾曲していることで、前端部において略三
角形状に広がった前部スペース8aが形成されている
(図3参照)。
【0018】前記ハーネスガイド用空間8には、ハーネ
スガイド9が設けられている。このハーネスガイド9
は、ドアハーネス7を内包するもので、多数のピース9
1,92および93を連続的に連結させて図1,2にお
いてAで示す延伸状態から、Bで示す略U字形状の屈曲
状態およびCで示す略J形状の最終屈曲状態に変形可能
に形成されている(詳細については後述する)。
【0019】前記ドアハーネス7は、スライドドアの内
部に設けられているオートクロージャ装置のモータ(図
示省略)やパワーウインドウ装置のモータに電力を供給
する線や、これら装置の作動を制御する線や、これら装
置の作動状態を示す信号を図外のコントローラへ送る線
などの複数の線から構成され、ドア開口部1の後部の車
体側壁3から前記ステップパネル下部基板5b上を通っ
て、ドア開口部1の前後方向の略中央からハーネスガイ
ド9の後述する内側の空間9cを通って、さらに、ロア
ローラブラケット4を通ってスライドドア内へ配索され
ている。また、ステップパネル下部基板5b上に配索さ
れているドアハーネス7は、クランプ7aによりステッ
プパネル下部基板5bに固定されている。なお、このハ
ーネスガイド9、ステップパネル下部基板5b上を通る
ドアハーネス7、ロアガイドレール2は前述したステッ
プ板5eによって配設後、覆われ露出しないため、乗降
に際し踏まれることはない上、美観も良い。
【0020】次に、各詳細について説明する。まず、ハ
ーネスガイド9について説明すると、このハーネスガイ
ド9は、先端ピース91と基端ピース93との間に多数
の中間ピース92を連結させて形成されている。すなわ
ち、中間ピース92は、図4に示すように、中央部に対
向して設けられた2枚の縦片92a,92aと、これら
縦片92a,92aの上下に一体に結合されて上下に対
向して設けられた2枚の略楕円形状の水平片92b,9
2cとを備えている。そして、水平片92b,92cの
一側と他側とは上下に僅かに高さをずらして形成され、
かつ、低い側には垂直方向の回動軸92d,92dが上
下に凸設されている一方、高い側には回動軸92dが挿
通される回動穴92e,92eが形成されている。前記
ハーネスガイド9は、それぞれ中間ピース92の回動軸
92dを隣り合う中間ピース92の回動穴92eに挿通
させることにより図5に示すようにチェーン状に一列に
連続して形成されている。
【0021】さらに、前記ハーネスガイド9は、隣り合
う中間ピース92における相対回動を一方に制限するこ
とにより、略直線状となる延伸状態から水平方向の一方
にはU字状に湾曲するが、他方には湾曲しないように形
成されている。すなわち、図4に示すように、各中間ピ
ース92の水平片92b,92cにおいて、回動穴92
eが形成されている側の内面には、回動規制部92fが
凸設され、各中間ピース92を連結した状態において、
この回動規制部92fの側面と、隣り合う中間ピース9
2の水平片92b,92cの側端面92hとを、それぞ
れ回動規制ストッパ面92gとして、図において矢印F
方向には相対回動するが、その反対方向の回動は、両回
動規制ストッパ面92gが当接した状態からそれ以上の
回動が規制されるよう構成されている。このように隣り
合う中間ピース92どうしの相対回動が規制されること
により、全体としては上述したように略直線状となる延
伸状態から水平方向の一方にはU字状に湾曲するが、他
方には湾曲しないように形成されているものであり、本
実施の形態では、図1,2に示すように、湾曲可能な方
向の側面が延伸状態(A)では車両中央方向に向け、最
終屈曲状態ではU字状に屈曲した部分から先端ピース9
1までの部分が車外方向を向くように設置されている。
【0022】そして、前記ハーネスガイド9において最
も基端側には基端ピース93が設けられている。この基
端ピース93は、図6に示すように、左右にそれぞれ略
L字断面形状を成す脚部93aを一体に備え、両脚部9
3aを前記ハーネスガイド用空間8(図1,2参照)の
前後方向略中央部(ドア開口部1の前後方向の略中央)
においてステップパネル下部基板5bの上面にビス止め
により固定され、ステップパネル下部基板5bとの間に
間隙Lが設けられ、同様にステップ板5eとの間にも図
示は省略するが間隙Lが設けられている。また、前記基
端ピース93には、ハーネスガイド9の内部に形成され
た空間9cへのハーネス挿入開口端となる開口端93b
が形成されている。また、この基端ピース93に中間ピ
ース92が取り付けられ、基端ピース93は中間ピース
92との間に、前述した回動規制ストッパ面92g(図
4参照)と同様の構成が設けられて、中間ピース92同
士と同様に回動方向が制限されている。一方、図7に示
すように、ハーネスガイド9の先端には、先端ピース9
1が設けられている。この先端ピース91は、垂直支軸
91aが鉛直方向に凸設されているとともに、この垂直
支軸91aと同軸に先端に開口部91bが開口されたド
アハーネス用筒91cが上方に形成されている。また、
前記垂直支軸91aは、ロアローラブラケット4の先端
に固定されているハーネスガイド取付ブラケット12に
形成された軸穴12aに挿通するとともに、その先端に
抜け止め用のビス95をねじ込んで垂直支軸91aを中
心に回動自在に取り付けられている。この先端ピース9
1に中間ピース92が取り付けられ、先端ピース91
は、前記基端ピース93と同様に、中間ピース92との
間に前述した回動規制ストッパ面92g(図4参照)と
同様の構成が設けられて、中間ピース92どうしと同様
に回動方向が制限されている。なお、前記ドアハーネス
7は、図6に示すように、車体側から基端ピース93の
開口端93bを経てハーネスガイド9の内側の空間9c
に導かれ、図7および図8に示すように、前記先端ピー
ス91のドアハーネス用筒91cから空間9cの外部へ
導き出され、さらに、ロアローラブラケット4の上面に
配索されている。
【0023】次に、ハーネスガイド用空間8における前
記前部スペース8aの周辺の構成について説明する。図
3は前部スペース8aを示す拡大図であるが、ロアロー
ラブラケット4は、スライドドア全閉時に前記前部スペ
ース8aに収容される。この全閉時において、ロアロー
ラブラケット4の先端部の先には、さらに三角空きスペ
ース8bが形成されている。この三角空きスペース8b
は、本実施の形態で示すようなスライドドア装置にあっ
ては、従来からの形成されていたスペースであり、本実
施の形態にあっては、この三角空きスペース8bを有効
利用して前記ハーネスガイド9の先端ピース91の収納
を行うようにしており、前記ハーネスガイド取付ブラケ
ット12は、ロアローラブラケット4の先端において三
角空きスペース8bに突出するように固定され、先端ピ
ース91も図示のように三角空きスペース8bに配置さ
れるよう構成されている。
【0024】また、図示のようにドアハーネス7は、ロ
アローラブラケット4の上面に沿って配索されている
が、ロアローラブラケット4の前端部にあっては、ロア
ローラブラケット4にビス止めされたカバー10により
覆い隠されている。これによりスライドドア開時、ロア
ローラブラケット4が車体外方に突出することによっ
て、ドアハーネス7が露出する位置にあるが、ドアハー
ネス7は、カバー10で覆われ、乗降時踏まれる恐れが
ないように成してある。なお、図1に示すように、この
カバー10の先端にチェック爪15が回動可能に取り付
けられている。このチェック爪15は、全開状態で、図
示のようにチェッカ16と係合して、所定のチェック力
を発生させ、図外のドアハンドルと連結されたワイヤが
このチェック爪15に取り付けられ、ドアハンドルを操
作することでチェッカ16から外れるように成されてい
る。
【0025】次に、実施の形態の作用について説明す
る。 (a)スライドドア全閉時 スライドドアの全閉時には、ハーネスガイド9は、
(A)に示すように、ドア開口部1の略中央に固定され
ている基端ピース93からロアローラブラケット4に取
り付けられている先端ピース91にかけて屈曲の内側と
なる部分を車両中央側に向けた直線状に近い極めて緩や
かに略U字状の延伸状態で、ハーネスガイド用空間8の
前部スペース8a内に延在している。
【0026】この全閉状態において、ハーネスガイド9
は、ロアローラブラケット4の前側に位置することな
く、ロアローラブラケット4の下方あるいは後方に配置
されているとともに、先端ピース91およびハーネスガ
イド取付ブラケット12は、ロアローラブラケット4の
先端に突出して三角空きスペース8bに配置されている
ため、ハーネスガイド9がロアローラブラケット4に対
して閉方向の位置に制約を与えることがなく、ドア開口
部1の開口幅を狭めることがないとともに、ハーネスガ
イド9を収容するにあたり、車体空間を有効に利用して
車体構造に変更を加えること無しに効率的に収容するこ
とができる。
【0027】(b)スライドドア開スライド時 次に、スライドドアを上述の全閉状態から開スライドさ
せると、ロアローラブラケット4は、まず、ロアガイド
レール2の湾曲部2aに沿って車外方向へ変位するとと
もに後方へ移動する。これに伴ってハーネスガイド9の
先端ピース91も車外方向へ変位しながら後方へ移動
し、ハーネスガイド9は、図1あるいは図3において
(B)で示すように、中間ピース92が全体で略U字形
状になるとともに、先端ピース91が基端ピース93に
近付くにしたがって湾曲の変形を小さく変形する。その
後、ロアローラブラケット4が湾曲部2aを通過した位
置からさらに後方に移動すると、先端ピース91に連続
する中間ピース92は、ロアガイドレール2の直線部分
に沿って前後方向に直線的に並んで行き、基端ピース9
3の位置を通り過ぎると、中間ピース92の先端ピース
91に連続する部分が直線的に並ぶとともにU字に湾曲
している部分の半径が小さくなっていき、スライドドア
が全開状態となると、ハーネスガイド9は、図1におい
て(C)で示すように、ごく一部のU字の湾曲部9uを
除いて直線状に後方に延在されることになる。
【0028】この全開状態において、ハーネスガイド9
は、ロアガイドブラケット4の後方に配置される部分が
全く存在せず、その全てが前方側に配置されるため、ド
ア開口部1の開口幅を狭めることがない。また、この全
開状態からスライドドアを全閉状態とする際には、上述
と逆の作動となる。
【0029】以上説明したように、実施の形態にあって
は、ドアハーネス7がハーネスガイド9に内包されてお
り、かつ、スライドドアの開閉スライドに追従してハー
ネスガイド9が変形するため、ドアハーネス7による接
続を維持することができるとともに、ドアハーネス7が
ばらけたり、何かに引っかかって切断したりすることが
ない。さらに、上記ハーネスガイド9は、先端ピース9
1,基端ピース93および多数の中間ピース92をつな
ぎ合わせただけの簡単な構成であり、従来と比較して、
取付作業が容易であるとともに、製造コストも抑えるこ
とが可能となる。さらに、ハーネスガイド9は、スライ
ドドアの全閉時にはロアローラブラケット4よりも前方
に配置されることがなく、スライドドアの全開時にはロ
アローラブラケット4の後方に配置されることがないた
め、ハーネスガイド9がロアローラブラケット4のスラ
イド方向に存在してそのスライド量を制約するといった
不具合が無く、ドア開口部1の開口幅を狭めたり、ある
いは開口幅を確保した場合に車体側の構成の変更が必要
になったりすることがない。加えて、本発明では、ハー
ネスガイド9が垂直方向を向いた各軸91a,92dを
中心に回動することで水平方向に変位し、上下方向で変
位しないため、ハーネスガイド用空間8の上下方向寸法
を抑えることができ、ステップ板の高さが高くなってし
まうことがなく、また、車体に対する上下方向寸法の制
約を抑えて設計自由度の向上を図ることができる。
【0030】さらに、スライドドアの開閉に伴ってハー
ネスガイド9が延伸状態と屈曲状態との間で変位するの
に伴って、ハーネスガイド9の先端ピース91は、ロア
ローラブラケット4に対して垂直支軸91aを中心に回
動し、ドアハーネス7にあっても、先端ピース91から
導き出されている部分と、ロアローラブラケット4に固
定されている部分との間で、相対変位が生じる。しか
し、本実施の形態にあっては、先端ピース91の回動中
心である垂直支軸91aとドアハーネス7がハーネスガ
イド9の空間9cからスライドドアに向けて導き出され
るドアハーネス用筒91cとが軸心を一致させて配置さ
れているために、先端ピース91が回動したときに、先
端ピース91とその開口部91bから導き出されている
部分のドアハーネス7とが一緒に変位して相対変位する
ことがないために、ドアハーネス7に生じる捻れを最小
限に抑えることができる。したがって、ドアハーネス7
の耐久性を向上させることができるという効果が得られ
る。
【0031】加えて、先端ピース91が上述のようにロ
アローラブラケット4に対して回動するにあたり、この
回動は、ロアガイドレール2の湾曲部2aを移動する際
に成されるものであり、すなわち車両中央方向に広がっ
た前部スペース8aにおいて上記回動が成されもので、
余裕を持って回動できて作動性に優れるという効果が得
られる。
【0032】また、ドアハーネス7およびハーネスガイ
ド9の可動部分は、ハーネスガイド9の下方のステップ
パネル下部基板5bならびに上方のステップ板5eに対
してそれぞれ間隙Lを有して配設されているため、上述
のようにハーネスガイド9が作動した際には、作動抵抗
を受けることがなく、作動性に優れているとともに、音
などの発生がなく、高い作動品質を得ることができると
いう効果が得られる。
【0033】以上、図面により実施の形態について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、ハーネスガイドは、複数のピースを連結させて一方
に屈曲可能かつドアハーネス7を内包可能に形成されて
いれば、その形状は実施の形態で示したものに限られな
い。また、実施の形態では、ハーネスガイド9の基端ピ
ース93を設ける位置をドア開口部1の前後方向略中央
としたが、これは、ハーネスガイド9の長さをできるだ
け短くし、更に安価にするためであり、ハーネスガイド
9の基端ピース93をドア開口部1の前後方向の略中央
よりも後方に設け、ドアハーネス7をドア開口部1の前
後方向の後端からハーネスガイド9内に内包させても良
い。なお、ドアハーネス7,ハーネスガイド9をステッ
プパネル下部基板5a上に配したが、ステップの無い車
体では、フロアとサイドシルの間またはサイドシル内に
配しても良い。要はドアハーネス7,ハーネスガイド9
をスライドドアの下前部に設けられたロアローラブラケ
ット4に設けられたロアローラ6をガイドするロアガイ
ドレール2の設けられた位置の車体部位に設けることで
効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のスライドドアのドアハーネス配索
構造を示す平面図である。
【図2】実施の形態のスライドドアのドアハーネス配索
構造を示す斜視図である。
【図3】実施の形態のスライドドアのドアハーネス配索
構造を示す要部の拡大平面図である。
【図4】実施の形態におけるハーネスガイドの中間ピー
スを示す分解斜視図である。
【図5】実施の形態における中間ピースを示す平面図で
ある。
【図6】実施の形態における基端ピースを示す斜視図で
ある。
【図7】実施の形態における先端ピースを示す斜視図で
ある。
【図8】実施の形態における要部の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ドア開口部 2 ロアガイドレール 2a 湾曲部 3 車体側壁 4 ロアローラブラケット 5a ステップパネル上部基板 5b ステップパネル下部基板 5e ステップ板 6 ロアローラ 61 首振りブラケット 7 ドアハーネス 8 ハーネスガイド用空間 8a 前部スペース 8b 三角空きスペース 9 ハーネスガイド 9c 空間 10 カバー 12 ハーネスガイド取付ブラケット 12a 軸穴 15 チェック爪 16 チェッカ 21 ウェザーストリップ 22 アウタパネル 23 凹部 91 先端ピース 91a 垂直支軸 91b 開口部 91c ドアハーネス用筒 92 中間ピース 92a 縦片 92b,92c 水平片 92d 回動軸 92e 回動穴 92f 回動規制部 92g 回動規制ストッパ面 93 基端ピース 93a 脚部 93b 開口端 95 ビス L 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側部に設けられたドア開口部
    (1)を開閉するスライドドアの下前部にロアローラブ
    ラケット(4)が設けられ、 このロアローラブラケット(4)に設けられたロアロー
    ラ(6)をガイドするロアガイドレール(2)が、前記
    ドア開口部(1)の下部の車体に設けられ、前記車体と
    スライドドアとの間で給電を含んで電気的な信号の授受
    を行うドアハーネス(7)が、車体からスライドドアへ
    掛け渡され、 前記ドアハーネス(7)を内包可能に形成されたハーネ
    スガイド(9)が、隣り合うピースどうしを垂直方向の
    軸を中心に一方に回動可能で他方の回動を所定位置で規
    制した状態で連続的に連結して、全体として延伸状態か
    ら一方には平面視略U字形状に屈曲可能である一方、延
    伸状態から他方には屈曲不可能に形成され、 前記ロアガイドレール(2)の前端部には、スライドド
    アの全閉直前でスライドドアを車両中央方向に変位させ
    るよう車両中央方向に湾曲した湾曲部(2a)が設けら
    れ、 前記ロアガイドレール(2)とドア開口部(1)との間
    に、ハーネスガイド(9)の移動を許容するハーネスガ
    イド用空間(8)が形成されているとともに、このハー
    ネスガイド用空間(8)において前記湾曲部(2a)と
    ドア開口部(1)との間には、車体前方ほど広がった前
    部スペース(8a)が形成され、 前記ハーネスガイド(9)は、前記ハーネスガイド用空
    間(8)に配置され、かつ、基端に設けられている基端
    ピース(93)が車体のドア開口部(1)の前後方向の
    略中央位置よりも後方に固定されている一方、先端に設
    けられている先端ピース(91)が前記ロアローラブラ
    ケット(4)に垂直支軸(91a)を介して回動可能に
    取り付けられ、さらに、前記基端ピース(93)と先端
    ピース(91)との間に連続して設けられている中間ピ
    ース(92)は屈曲時にU字の内側となる面がスライド
    ドア閉状態で車室側を向き、スライドドア開状態でドア
    側を向くよう配設されていることを特徴とするスライド
    ドアのドアハーネス配索構造。
  2. 【請求項2】 前記前部スペース(8a)には、スライ
    ドドアを全閉状態としたときに、前記ロアローラブラケ
    ット(4)が配設されるとともに、このスライドドアの
    全閉状態において、ロアローラブラケット(4)の先端
    部とロアガイドレールとの間に、略三角形状の三角空き
    スペース(8b)が確保され、 前記先端ピース(91)が、スライドドアの全閉状態に
    おいて、前記三角空きスペース(8b)に配置されるよ
    うに、前記ロアローラブラケット(4)の先端部に回動
    可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のスライドドアのドアハーネス配索構造。
  3. 【請求項3】 前記ロアガイドレール(2)およびハー
    ネスガイド(9)は、車体のステップ板とその下方に間
    隔を有して設けられているステップパネル下部基板(5
    b)との間に設置され、 前記ハーネスガイド(9)は、前記ステップ板ならびに
    ステップパネル下部基板(5b)に対して上下方向に隙
    間を有して取り付けられていることを特徴とする請求項
    1または2に記載のスライドドアのドアハーネス配索構
    造。
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