JP2002127795A - 空調機能付チャイルドシート - Google Patents

空調機能付チャイルドシート

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JP2002127795A
JP2002127795A JP2000325976A JP2000325976A JP2002127795A JP 2002127795 A JP2002127795 A JP 2002127795A JP 2000325976 A JP2000325976 A JP 2000325976A JP 2000325976 A JP2000325976 A JP 2000325976A JP 2002127795 A JP2002127795 A JP 2002127795A
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duct
child seat
air
temperature
outlet
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JP2000325976A
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Seiji Maeda
征児 前田
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Eneos Corp
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Nippon Mitsubishi Oil Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
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    • B60N2/5635Heating or ventilating devices characterised by convection by air coming from the passenger compartment

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳幼児の周囲の温湿度を快適な状態に維持す
ることによって、乳幼児の自動車搭乗の際の安全性及び
快適性が実現される安価なチャイルドシートを提供す
る。 【課題手段】 背もたれ椅子10と、着座者を背もた
れ椅子に拘束する手段100と、気体を所定の温度に調
整する装置20と、該温度調整装置から延設されるダク
トと、該ダクトに接続され背もたれ椅子の表面部材の複
数部位に設けられた第1の吹出孔40、41、42と、
を備え、前記拘束手段は、下方ベルト部110と、上方
ベルト部120と、前記下方ベルト部と前記上方ベルト
部とを連結するバックル部130と、を含んで構成さ
れ、前記下方ベルト部と前記バックル部との少なくとも
一部に第2の吹出孔を設け、前記温度調整装置より前記
第1の吹出孔と前記第2の吹出孔から調整気体を供給す
る。通気性の悪いチャイルドシートの腹部位置に調整気
体を供給することで、着座者の発汗が抑制され快適にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の座席にシ
ートベルト等を介して取付ける後付け式のチャイルドシ
ートに関し、特に、空調機能を有するチャイルドシート
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用のチャイルドシートは、乳幼児
の身体寸法および形状に合わせた背もたれ椅子と、着座
した乳幼児を前記背もたれ椅子に拘束する為の拘束手段
と、を含んで構成され、背もたれ椅子を自動車座席にシ
ートベルト等によって取付けて使用される。
【0003】背もたれ椅子は、乳幼児が着座する着座部
と、着座者の頭部及び上体を保持する背もたれ部と、着
座者の側部を保持する側壁部と、を含んで構成され、背
もたれ椅子に固定される拘束手段は、着座者の股間位置
を延びる下方ベルト部材と、着座者の肩位置を延びる長
さ調整可能な上方ベルト部材と、これら各ベルト部材を
着座者の腹部位置で連結固定するバックル部と、を含ん
で構成される。そして、乳幼児を背もたれ椅子に着座さ
せた上で、乳幼児の正面腹部位置にて上方ベルト部と下
方ベルト部とをバックル部を介して連結することによっ
て、乳幼児が背もたれ椅子に大きな接触面積で拘束さ
れ、自動車搭乗時の安全性が確保される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乳幼児
の安定的保持を目的とするあまり、乳幼児の身体表面の
大部分が背もたれ椅子のシート表面部材と拘束手段とに
よって包囲されることとなり、特に夏期のドライブにお
いては、車内温度を車載空調装置で調整しても、乳幼児
の身体表面を快適な温度に保持することが困難であっ
た。
【0005】このような問題点を解決する方法として、
特開平10−100762号公報や特開平11−347
05号公報では、身体表面に接するシート表面部材を、
通気性の良い布材や多孔性のパット材で構成したチャイ
ルドシートが提案されている。背もたれ椅子のシート素
材を工夫したことで通気性は確保されるので、ある程度
の快適性は得られるが、拘束性の比較的小さな同乗の成
人等の快適さには到底及ばない。加えて、乳幼児の体表
面の汗腺密度は成人よりも高いので、成人用に調整され
た空調装置の排気を供給したところで発汗量は多く、汗
疹や不快感による不機嫌の原因となっていた。特に、空
調装置の吹き出し気流の行き届かない後部座席にチャイ
ルドシートを設置した場合は、上記不都合が顕著であっ
た。
【0006】一方、特開平100−922号公報には、
ぺルチェ素子を用いた自動車シートの空調装置が開示さ
れている。かかる空調装置は、自動車の運転席の下方空
間に配設され、板状ぺルチェ素子の表裏面に吸熱用と放
熱用の熱交換器を夫々配置して構成されて、該空調装置
によって発生された冷気をダクトを介して搬送し、シー
トの背もたれ部に開設された複数の吹出孔から着座者の
背面に供給する構成である。
【0007】しかし、この空調装置の放熱用熱交換器
は、車体底部に放熱板を接触配設し、その周りに冷却水
を循環させる構造であるので、オプショナル仕様等によ
って新車製造時に取付けられる場合が殆どで、既存の自
動車に取り付けるには、大掛かりな車内改造が必要であ
った。その為、乳幼児の成長状態に応じて型式交換や取
り外しが必要となるチャイルドシートに、かかる空調設
備を適用することは困難であった。
【0008】既設の自動車用空調装置の送風ダクトや冷
媒配管を活用する方法も可能であるが、チャイルドシー
トの設置位置が空調装置の排気口から離れている場合は
充分な効果が得にくい上、配管経路が複雑化するのでコ
ストアップや故障要因となったり、配管の設置空間が必
要になるため乗車空間が手狭になるという不都合を有す
る。
【0009】そこで本発明は、乳幼児の周囲の温度(又
はこれに加えて湿度或いは風量)を快適な状態に維持す
ることによって、乳幼児の自動車搭乗の際の安全性及び
快適性が実現される安価なチャイルドシートを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る空調機能付チャイルドシートは、乳
幼児が着座する背もたれ椅子と、該背もたれ椅子から延
設され着座者を前記背もたれ椅子に拘束する拘束手段
と、を含んで構成され、自動車の座席に後付けされるチ
ャイルドシートであって、気体を所定の温度に調整する
温度調整装置と、該温度調整装置から延設されるダクト
と、 該ダクトに接続され、前記背もたれ椅子及び前記
拘束手段の双方又は一方の着座者に対面する部位に設け
られた吹出孔と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る空調機能付チャイルドシー
トは、前記背もたれ椅子の表面部材に第1の吹出孔を複
数設けると共に、前記拘束手段は、着座者の股間位置か
ら腹部位置に延びる下方ベルト部と、着座者の肩位置か
ら腹部位置に延びる上方ベルト部と、前記下方ベルト部
と前記上方ベルト部とを着座者の腹部位置にて連結する
バックル部と、を含んで構成され、前記下方ベルト部と
前記バックル部との少なくとも一部に第2の吹出孔を設
け、前記ダクトは、前記温度調整装置より前記第1の吹
出孔と前記第2の吹出孔に接続する構成であることを特
徴とする。
【0012】請求項3に係る空調機能付チャイルドシー
トは、前記ダクトが、前記温度調整装置より前記第2の
吹出孔を含む第2の吹出孔群に向けて分岐される第1の
ダクトと、その他の吹出孔を含む第1の吹出孔群に向け
て分岐される第2のダクトとを有し、各前記第1および
第2のダクトに前記調整気体を所定の比率にて分配する
分配装置を含んで構成されることを特徴とする。
【0013】請求項4にかかる空調機能付チャイルドシ
ートは、前記ダクトが前記背もたれ椅子の内部に配設さ
れ、前記温度調整装置は前記背もたれ椅子の外部に配設
された構成であることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用及び効果】請求項1に係る空調機能付チャ
イルドシートは、温度調整装置によって生成された調整
気体を、ダクトを介して各吹出孔へと搬送し、これら吹
出孔から着座者のそれぞれの対応部位へ向けて排出す
る。これにより、着座した乳幼児の体表面に温度(或い
はこれに加えて湿度または風量)の調整された気体を供
給することができる。これによって、乳幼児の自動車乗
車時の快適性が維持され、発汗が防止される。
【0015】温度調整装置は、例えば、チャイルドシー
トの本体に内蔵されたり、付属部品として本体外部に配
置されたり、或いは自動車の既設の空調設備で代替する
ことが可能であり、この為チャイルドシートを車内に取
り付ける際に、大掛かりな車内改造等の必要はない。請
求項2に係る空調機能付チャイルドシートは、前記背も
たれ椅子の着座者に対面する表面部材に第1の吹出孔を
設け、拘束手段の下方ベルト部及びバックル部の少なく
とも一部に第2の吹出孔を設け、双方の吹出孔から調整
気体が排出されることとした。
【0016】チャイルドシートにあっては、着座者の側
面側から背面にかけての身体の大部分が背もたれ椅子の
表面部材で密着して覆われる為、通気性が悪くなる傾向
を示す。この点、前記背もたれ椅子の表面部材に第1の
吹出孔を複数設け、着座者の背・側面から調整気体を供
給することとした。又、乳幼児の腹部及び上体正面部の
殆どの部位が拘束手段に密着して拘束されるため、この
密着部分からの発汗が著しい。この点、拘束手段の下方
ベルト部やバックル部に第2の吹出孔を設け、正面側か
らも乳幼児に向けて調整気体を供給することとした。
【0017】このように、複数の部位から着座者に向け
て調整気体を供給することとしたので、自動車乗車中の
乳幼児の安全性と快適性の双方が実現され、成人同乗者
と同様の快適性が維持され、発汗が防止される。尚、第
2の吹出孔は、通気性確保の為、パッド等の通気牲部材
によって大きなバックル部の内表面に吹出孔を形成する
のが、乳幼児の発汗防止及び快適性の点から好ましい。
【0018】請求項3に係る空調機能付チャイルドシー
トによると、温度調整された気体を、前記第2の吹出孔
を含む第2の吹出孔群に向けて分岐される第1のダクト
と、その他の吹出孔を含む第1の吹出孔群に向けて分岐
される第2のダクトと、に分けて供給し、各前記ダクト
に前記調整気体を所定の比率にて分配装置により分配す
る。これにより、第2の噴出孔群から乳幼児の前面に向
けて供給される調整気体と、その他の第1の噴出孔群か
ら主として乳幼児の側背面及び頭部に向けて供給される
調整気体と、の量の調整が可能となり、乳幼児の環境或
いは発汗状況に応じた空調を行うことが可能となる。
【0019】請求項4に係る空調機能付チャイルドシー
トにおいては、温度調節設備を外部設置出来るから、チ
ャイルドシートの本体を小型にし、座席上の有効空間を
大きくすることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明に係る空調機能
付チャイルドシートは、自動車シートにシートベルトを
介して後付けする方式のチャイルドシート1であって、
背もたれ椅子10と拘束手段100とを含んで構成され
る。背もたれ椅子10は、背もたれ椅子本体を構成する
本体部材11と、着座者に対面するシート部材とによっ
て構成される。
【0021】シート部材は、乳幼児の着座面となる着座
部12と、着座者を背面から支持する背面部13と、着
座者を側面から支持する側壁部14とからなり、各部と
も衝撃緩衝材によって構成されると共に、乳幼児の体型
に沿った凹凸形状を成している。拘束手段100は、下
方ベルト部110と、上方ベルト部120と、バックル
部130とからなる。下方ベルト部110は、着座部1
2の中央部前端位置から、着座者の股間位置を通って着
座者の腹部位置まで延び、その上端部にはバックル部1
30が設けられている。一方、上方ベルト部120は、
背面部13の所定高さ位置から着座者の肩位置を通って
下方に向けて延び、長さ調節可能な構成である。
【0022】上方ベルト部120とバックル部130と
には、相互に嵌合する連結手段が設けられており、該連
結手段を介して下方ベルト部110と上方ベルト部12
0とが連結されて、着座者が背もたれ椅子10に密着し
た状態に拘束される。本体部材11には温度調整装置2
0が内蔵されており、該温度調整装置20からはチャイ
ルドシートの各部位に設けられた吹出孔40,41,4
2,43に向けたダクト30,31,32,33が配管
されている。
【0023】着座部12の下方に配置される温度調整装
置20は、ぺルチェ効果を利用した電子冷却システムに
よって所定の温湿度に調整された調整気体を発生させる
装置であり、ぺルチェ素子ユニット21と、その上面に
配置された吸熱用熱交換器22と、下面に配置された放
熱用熱交換器23とを含んで構成される。ぺルチェ素子
ユニット21は、ぺルチェ素子21aを複数並列してな
る。ぺルチェ素子とは、BiTe、FeSi等を主成分
とする板状体であって、通電によって表裏面に温度差を
生ずるものである。
【0024】双方の熱交換器22,23は、空冷式の熱
交換器であって、例えばアルミニウムを押出成形して構
成される。内部には、ぺルチェ素子21a側から容器内
部に向けて放射線状に突設されたフィン22a,23a
と、熱交換された気体を夫々の排出方向に送り出す為の
ファン22b,23bが配設されている。温度調整装置
20の吸熱用熱交換器22から発生された調整気体が、
ダクト及び吹出孔を介して着座者に供給される訳である
が、この温度調整装置20には、シガーライターソケッ
ト等の自動車に設備された電源手段、チャイルドシート
に内蔵された独自のバッテリー等によって電力が供給さ
れる。
【0025】温度調整装置20から延設されるダクト
は、背もたれ椅子の内部に配設され、吸熱用熱交換器2
2から延びる集中ダクト30と、集中ダクト30から複
数の方向へと分岐する分岐ダクト31,32,33と、
放熱用熱交換器23から本体部材11の側面又は裏面に
形成された放熱孔に向けて熱気を排出する為の排出ダク
ト34と、を含んで構成される。
【0026】分岐ダクト31は腰部に配設された集中ダ
クト30の出口から背面部13内を上方に延び、分岐ダ
クト32は着座部12内を前方に延び、分岐ダクト33
は、前記分岐ダクト32から下方ベルト部110の内部
を通過してバックル部130へと延びる。集中ダクト3
0から分岐ダクト31、32に分岐する位置には、フラ
ップ型等の通路面積制御型の分配装置35が設けられ、
この分配装置35によって分岐ダクト31、32に供給
される調整気体の流量割合が制御される。この場合、本
体部材11にスイッチ等を設け、該スイッチを操作する
ことによって各吹出孔から排出される風量を調整する構
成にしても良い。
【0027】分岐ダクト31はその途中位置と先端位置
において、左右2方向に分岐しており、このうち先端位
置から分岐されたダクト31’の先端は、背面部13の
表面部材には頭部吹出孔40に連通し、途中位置から分
岐されたダクト31”は側壁部14の表面部材に開設さ
れた腋部吹出孔41に連通する。頭部吹出孔40及び腋
部吹出孔41からは、着座者の頭部及び腋部に向けて調
整気体が供給される。
【0028】分岐ダクト32は、着座部12の腰側位置
にて左右2方向に分岐し、夫々のダクト32’の先端
が、側壁部14に開設した腰部吹出孔42に連通する。
腰部吹出孔42からは、着座者の腰部に向けて調整気体
が放出される。分岐ダクト32から更に分岐された分岐
ダクト33は、下方ベルト部110の内部を通過してバ
ックル部130にまで延びる。バックル部130の着座
者に対面する内面部位には、腹部吹出孔43が開設され
ており、着座者の腹部に向けて調整気体が供給される。
【0029】本実施形態の如き背もたれ椅子に側壁部1
4を設けたチャイルドシートは、乳幼児の姿勢が保持さ
れ、乗車中の安全が確保されるという点で好ましい。し
かしその反面、着座者の側面側から背面にかけての身体
の大部分がシート面で密着して覆われる為、通気性が悪
くなる傾向を示す。この点、汗腺が多く分布する身体部
分に対面する部位(即ち、側壁部及びその近傍)に吹出
孔40、41、42を設けたことによって、主として着
座者の背・側面から調整気体を供給し、これによって、
乳幼児の自動車乗車時の安全性と快適性の双方が実現さ
れることとなり、成人同乗者と同様の快適性が維持さ
れ、発汗が防止される。
【0030】又、温度調整装置20は、ぺルチェ効果を
利用した電子冷却システムによって冷気を発生させる構
成なので、コンプレッサ等の必要もなく、安価で且つコ
ンパクトである。従って、本実施形態の如く本体部材1
1に内蔵することもできるし、外付けの付属装置として
も設置場所はさほど必要でない。更に、温度調整装置2
0の吸熱用熱交換器22には、フィン22aが放射状に
取り付けられているので吸熱効果が大きく、冷気の発生
効率が高い。併せて湿度も調節可能となる。
【0031】尚、本実施形態においては、着座者の頭
部、腋部、腰部に向けて背もたれ椅子に吹出孔40、4
1、42を設けたが、吹出孔はこれらの少なくとも1つ
或いはその他の部位に設けても良い。分岐ダクトは、吹
出孔42及び吹出孔43を含む第2の吹出孔群に向けて
分岐される第1のダクト32、33と、その他の吹出孔
40、41を含む第1の吹出孔群に向けて分岐される第
2のダクト31を設け、第1および第2のダクトに前記
調整気体を所定の比率にて分配装置にて分配する。
【0032】着座中の乳幼児は、腹部及び上体正面部の
殆どの部位が下方ベルト部やバックル部に密着されるこ
ととなる為、この密着部分からの発汗が著しい。そこ
で、特に、正面側からも乳幼児に向けて調整気体を供給
したことによって、快適性が一層維持され、発汗が一層
防止される。この場合、通気性確保の為、パッド等の通
気牲部材によって大きなバックル部の内表面を構成し、
該通気性部材に吹出孔43を形成すれば、乳幼児の発汗
防止及び快適性の点から好ましい。なお、前記第1のダ
クト32、33は、少なくともバックル部130に開設
した腹部吹出孔43を含めば良い。すなわち例えば腰部
吹出孔42は、その余の吹出孔40、41のグループに
所属する構成としても良い。
【0033】また、これら腰部吹出孔42とは別に、座
面股間部分近傍に同様の吹出孔を開設してもよい。分配
装置35は、手動により開度を調整したり、或いはセン
サ等によってチャイルドシート内側の温湿度を検出し
て、フラッパ等の開度を制御し、各吹出孔へ最適な供給
量を分配する制御手段を備えても良い。
【0034】更に、図3に示すように、温度調整装置2
0’をチャイルドシート1の外部に配設しても良い。こ
の場合、温度調整装置20’は、チャイルドシート1に
接続される外部ダクト30’を含んで構成され、該外部
ダクト30’はチャイルドシート内部の集中ダクト30
に連続されることとなる。このように、温度調整装置2
0’を別体とすれば、車載シートに載置するチャイルド
シート1自体を軽量小型化することが可能となる。外付
け式の温度調整装置20’,20”を、自動車座席の足
下、またはシートの下部空間に設置すれば良い。
【0035】又、図4に示すように、温度調整装置2
0”を、自動車空調装置の既設の排気口や既設のダクト
2と、背もたれ椅子内に配設したダクトとを接続する連
通路により接続する構成としても良い。かかる構成によ
れば、既存の設備を利用できるので、既設空調装置の高
度な空調機能を享受でき、効果的に調整気体を獲得でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る空調機能付チャイル
ドシートの正面図。
【図2】 前記空調機能付チャイルドシートのA−A矢
視断面図。
【図3】 本発明に係る空調機能付チャイルドシートの
温度調整装置の変形態様を示す概略断面側面図。
【図4】 温度調整装置として車載の空調設備を利用し
た例を示すチャイルドシートの概略断面側面図。
【符号の説明】
1…空調機能付チャイルドシート 10…背もたれ椅子 14…側壁部 20…温度調整装置 30…集中ダクト 31、32、33…分岐ダクト 35…分配装置 40、41、42、43…吹出孔 100…拘束手段 110…下方ベルト部 120…上方ベルト部 130…バックル部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳幼児が着座する背もたれ椅子と、該背も
    たれ椅子から延設され着座者を前記背もたれ椅子に拘束
    する拘束手段と、を含んで構成され、自動車の座席に後
    付けされるチャイルドシートであって、 気体を所定の温度に調整する温度調整装置と、 該温度調整装置から延設されるダクトと、 該ダクトに接続され、前記背もたれ椅子及び前記拘束手
    段の双方又は一方の着座者に対面する部位に設けられた
    吹出孔と、を備えたことを特徴とする空調機能付チャイ
    ルドシート。
  2. 【請求項2】前記背もたれ椅子の表面部材に第1の吹出
    孔を複数設けると共に、 前記拘束手段は、着座者の股間位置から腹部位置に延び
    る下方ベルト部と、着座者の肩位置から腹部位置に延び
    る上方ベルト部と、前記下方ベルト部と前記上方ベルト
    部とを着座者の腹部位置にて連結するバックル部と、を
    含んで構成され、前記下方ベルト部と前記バックル部と
    の少なくとも一部に第2の吹出孔を設け、 前記ダクト
    は、前記温度調整装置より前記第1の吹出孔と前記第2
    の吹出孔に接続する構成であることを特徴とする請求項
    1に記載の空調機能付チャイルドシート。
  3. 【請求項3】前記ダクトは、前記温度調整装置より前記
    第2の吹出孔を含む第2の吹出孔群に向けて分岐される
    第1のダクトと、その他の吹出孔を含む第1の吹出孔群
    に向けて分岐される第2のダクトとを有し、各前記第1
    および第2のダクトに前記調整気体を所定の比率にて分
    配する分配装置を含んで構成された請求項1又は請求項
    2に記載の空調機能付チャイルドシート。
  4. 【請求項4】前記ダクトは前記背もたれ椅子の内部に配
    設され、前記温度調整装置は前記背もたれ椅子の外部に
    配設された請求項1〜3の何れか1つの請求項に記 載
    の空調機能付チャイルドシート。
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