JP2002127133A - スクライブ装置 - Google Patents

スクライブ装置

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JP2002127133A
JP2002127133A JP2000321597A JP2000321597A JP2002127133A JP 2002127133 A JP2002127133 A JP 2002127133A JP 2000321597 A JP2000321597 A JP 2000321597A JP 2000321597 A JP2000321597 A JP 2000321597A JP 2002127133 A JP2002127133 A JP 2002127133A
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housing
leaf spring
cutter
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JP2000321597A
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Yuichi Ishikawa
裕一 石川
Meguri Sakamoto
巡 坂本
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THK Co Ltd
Beldex Corp
Original Assignee
THK Co Ltd
Beldex Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/027Scoring tool holders; Driving mechanisms therefor

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッタが横方向に振れることがなく、且つ振
動アクチュエータの振動を効率良くカッタに伝達するこ
とができるスクライブ装置を提供する。 【解決手段】スクライブ装置は、ハウジング25と、ハ
ウジング25内にその一部が収納され、ハウジング25
に対して軸線方向にのみ直線運動するのが許容される主
軸26と、ハウジング25と主軸26との間に配置さ
れ、主軸26を振動する振動アクチュエータ27と、こ
の主軸26に連結されるカッタ12とを備える。主軸2
6の外周には、軸線方向に平行に延びる複数本のキー溝
26cが形成される。ハウジング25には、キー溝26
cに嵌まり合う回り止め部36が設けられる。回り止め
部36は、キー溝26cに向かってその位置が調整可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス、半導体等
の脆性材料からなるワークにスクライブ線を形成するス
クライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から脆性材料のワークの表面にスク
ライブ線を形成するスクライブ装置が知られている。ス
クライブ装置は、スクライブ本体内に振動を発生するピ
エゾアクチュエータを有し、ピエゾアクチュエータでス
クライブ本体の下端に設けたカッタを振動する。そし
て、振動させたカッタをワーク表面に押し付け、カッタ
を移動し、ワークの表面にスクライブ線(刻線)を形成
する。スクライブ線に沿って荷重を加えることで、ワー
クが切断される。
【0003】図7は、出願人が提案したスクライブ装置
の振動発生機構(スクライブ本体)を示す(特願平11
−223546号参照)。ハウジング1には、振動アク
チュエータとしてのピエゾアクチュエータ3,3が収納
される。また、ハウジング1には、上下方向に往復運動
可能に主軸2の上部が配置される。主軸2の下端には図
示しないカッタが取り付けられる。ピエゾアクチュエー
タ3,3は、ハウジング1に対して主軸2を軸線方向に
振動可能なように、主軸2内に配置されている。
【0004】主軸2は、第1の支持機構4及び第2の支
持機構5によって中心線Lに沿う方向に微少量移動可能
にハウジング1に支持されている。第1の支持機構4は
ピエゾアクチュエータ3,3の上方に配置され、第2の
支持機構5はピエゾアクチュエータ3,3の下方に配置
される。第1の支持機構4は、ハウジング1の上壁に設
けられたガイド部材4aと、主軸2の上壁を貫通して形
成された断面円形のスライド孔4bとで構成される。ガ
イド部材4aは、ハウジング1の上壁を貫通し、スライ
ド孔4bに僅かなクリアランスをもって挿入される。こ
れにより、主軸2の上端部がハウジング1にスライド可
能に支持される。第2の支持機構5は、板ばね6とゴム
製の球形ボール7とから構成される。板ばね6は、その
両端がハウジング1の張出部1aに固定され、その中央
が主軸2のばね固定部2aに固定されている。
【0005】従来のスクライブ装置によれば、主軸2の
上下方向へのスライド運動は、第1の支持機構4によっ
て案内されるのみなので、ピエゾアクチュエータ3,3
の振動を効率良く主軸に伝達することができる。また、
第2の支持機構5の板ばね6は、主軸2を介してピエゾ
アクチュエータ3,3に与圧を付与しているので、ピエ
ゾアクチュエータ3,3の振動に主軸2の振動、ひいて
はカッタの振動を追従させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクライブ装置にあっては、主軸2を上記第1の支持機
構4及び上記第2の支持機構5で支持しているのみなの
で、主軸2が横方向に振れてしまうという問題がある。
このため、カッタが望まれる上下方向への振動と共に、
横方向に振れてしまうことがあった。カッタが横方向に
振れてしまうと、例えば繰り返し同じ位置で、高精度に
ワークにスクライブ線を形成することができなくなって
しまう。また、主軸2が横方向に振れてしまうと、カッ
タからワークに付与される加圧力に横方向の分力が生
じ、ワークに垂直方向のクラックを発生させにくくなっ
てしまう。
【0007】そこで、本発明は、カッタが横方向に振れ
ることがなく、且つ振動アクチュエータの振動を効率良
くカッタに伝達することができるスクライブ装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0009】本発明者は、主軸に軸線方向に延びるキー
溝を形成し、ハウジングにこのキー溝に嵌まり合う回り
止め部をキー溝に向かって進退自在に設ければ、カッタ
が横方向に振れることがなく、且つ振動アクチュエータ
の振動を効率良くカッタに伝達することを知見した。具
体的には、本発明は、カッタ(12)に振動を付与して
ワーク(11)にスクライブ線を形成するスクライブ装
置であって、ハウジング(25)と、ハウジング(2
5)内にその一部が収納され、ハウジング(25)に対
して軸線方向にのみ直線運動するのが許容される主軸
(26)と、ハウジング(25)と主軸(26)との間
に配置され、前記主軸(26)を振動する振動アクチュ
エータ(27)と、この主軸(26)に連結されるカッ
タ(12)と、を備え、前記主軸(26)の外周には、
前記主軸(26)の軸線方向に平行に延びる複数本のキ
ー溝(26c)が形成され、前記ハウジング(25)に
は、前記キー溝(26c)に嵌まり合う回り止め部(3
6)が設けられ、前記回り止め部(36)は、前記キー
溝(26c)に向かってその位置が調整可能であること
を特徴とするスクライブ装置により上述した課題を解決
した。
【0010】この発明によれば、主軸にはスプライン軸
のようにキー溝が形成され、ハウジングにはキー溝に嵌
まり合う回り止め部が設けられるので、主軸はハウジン
グに対して軸線方向に直線運動するのが許容されると共
に回転するのが防止される。したがって、主軸の横方向
への振れ、ひいてはカッタの横方向の振れを防止するこ
とができる。
【0011】また、本発明によれば、回り止め部はキー
溝に向かってその位置が調整可能であるので、主軸と回
り止め部との間の隙間を調整でき、振動アクチュエータ
の振動を効率良く主軸に、ひいてはカッタに伝達するこ
とができる。なお、回り止め部を主軸に押え付けすぎる
と主軸が振動しなくなる。一方、回り止め部と主軸との
間に隙間がありすぎると主軸が横方向に振れてしまう。
【0012】また、本発明は、前記複数本のキー溝(2
6c)は、前記主軸(26)の周方向に均等間隔を開け
て設けられることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、主軸を周方向に略均等
に支持することができるので、主軸をバランス良く支持
することができる。
【0014】また、本発明は、前記ハウジング(25)
には、両端が前記ハウジング(25)に固定された板ば
ね(28)が設けられ、前記主軸(26)には、外周面
が前記板ばね(28)に線接触すると共に、板ばね(2
8)の軸線と直交する方向に延びるピン(52)が設け
られ、前記板ばね(28)が前記ピン(52)を介して
前記振動アクチュエータ(27)に与圧を付与すること
を特徴とする。
【0015】この発明によれば、板ばねが振動アクチュ
エータに与圧を付与するので、主軸の振動を振動アクチ
ュエータの振動に追従させることができる。また、ピン
は、その外周面が前記板ばねに線接触すると共に板ばね
の軸線と直交する方向に延びているので、板ばねが撓む
ことによって、ピンが板ばねの軸線方向に移動すること
が抑制される。これにより、主軸が横方向に振れるのが
抑制される。
【0016】また、本発明は、前記主軸(26)に軸線
と直交する方向に貫通孔(51)が形成され、該貫通孔
(51)内に前記ピン(52)が架け渡され、前記板ば
ね(28)は前記貫通孔(51)を通って前記主軸(2
6)を貫通することを特徴とする。
【0017】この発明によれば、主軸の軸線上にピンを
配置することができ、主軸の中心線上に与圧をかけるこ
とができる。
【0018】また、本発明は、前記板ばね(28)の固
有振動数は、前記振動アクチュエータ(27)の振動数
よりも大きく設定されることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、振動アクチュエータの
振動数に係わらず、主軸を振動アクチュエータに常に密
着させることができ、したがって、主軸の振動を確実に
振動アクチュエータの振動に追従させることができる。
【0020】また、本発明は、前記ハウジング(25)
には、前記振動アクチュエータ(27)のその軸線方向
の位置を調整する与圧調整機構(42)が設けられ、前
記ハウジング(25)には、その反発力によって前記主
軸(26)を前記ハウジングの(25)所定位置に付勢
する組付け調整用マグネット(29a,29b)が設け
られることを特徴とする。
【0021】与圧調整機構で振動アクチュエータの軸線
方向の位置を調整すると、板ばねから振動アクチュエー
タに付与される与圧が調整される。振動アクチュエータ
に適正な与圧を付与するためには、主軸に設けたピンが
板ばねを撓ませる量を正確に管理する必要がある。この
発明によれば、与圧調整機構を作動し、主軸を移動する
と、主軸のハウジングへの付勢が解除される。これによ
り、与圧調整機構に組付け調整用マグネットによる反発
力が働く。この反発力を感知することで、主軸が所定位
置から僅かに移動したことがわかる。この位置を基準と
して、さらに与圧調整機構を作動すると、主軸の移動量
を正確に把握することができる。これにより、主軸に設
けたピンが板ばねを撓ませる量を正確に管理することが
できる。
【0022】また、本発明は、前記振動アクチュエータ
(27)は、前記ハウジング(25)及び前記主軸(2
6)によって略覆われていることを特徴とする。
【0023】この発明によれば、振動アクチュエータ等
から発生する音がハウジング内にこもるので、騒音を抑
制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態におけ
るスクライブ装置を示す。このスクライブ装置は、ガラ
ス、半導体、セラミクス等の脆性材料からなる薄板状の
ワーク11の表面に、チゼル等のカッタ12(ヘッド、
当接部材)を用いてスクライブ線を形成する。ワーク1
1の表面にはカッタ12が当接している。カッタ12を
振動し、カッタ12からワーク11に加わる加圧力を振
動することによって、ワーク表面11a部分に垂直な縦
クラック14が発生する。
【0025】スクライブ装置は、ベースプレート15
と、ベースプレート15を水平方向に2次元的に移動す
る移動機構23と、このベースプレートに取り付けられ
たリニアガイド等の直線案内装置21と、この直線案内
装置21に取り付けられ、上下方向に直線運動可能なス
クライブ本体17と、スクライブ本体17に荷重を加え
る錘18と、磁力を用いて錘18の荷重をスクライブ本
体17に伝える一対の荷重用磁石19と、磁力を用いて
カッタからワークに加わる静荷重を調整する一対の浮上
用磁石20とから構成される。ベースプレート15と錘
18との間には、錘18がベースプレート15に対して
垂直方向に直線運動可能なようにリニアガイド等の直線
案内装置22が設けられる。
【0026】図2及び図3は、スクライブ本体17を示
す。図2は、スクライブ本体17の垂直方向断面図を示
し、図3は、スクライブ本体17の底面図(主軸を除い
ている)を示す。スクライブ本体17は、ハウジング2
5と、ハウジング25内にその上部が収納され、ハウジ
ング25に対して軸線方向にのみ直線運動するのが許容
される主軸26と、ハウジング25と主軸26との間に
配置され、主軸26を振動する振動アクチュエータとし
てのピエゾアクチュエータ27と、この主軸26の下端
に連結されるカッタ12(図1参照)とを備える。ピエ
ゾアクチュエータ27には、板ばね28によって与圧が
かけられている。また、ハウジング25には、組付け調
整を容易にするために互いに反発する一対の組付け調整
用磁石29a,29bが設けられている。ハウジング2
5、主軸26およびピエゾアクチュエータ27は、その
中心線Lが略一致する。この実施形態の場合、中心線L
は垂直方向を向いている。
【0027】ハウジング25は、垂直方向に細長い箱形
状をなしている。ハウジング25は、上下方向に貫通孔
が形成されたハウジング本体25aと、ハウジング本体
25aの上面に取り付けられた上蓋25bと、ハウジン
グ本体25aの下面に取り付けられ、主軸26が貫通す
る貫通孔30が形成された下蓋25cと、下蓋25cの
上面に設けられ、組付け調整用磁石29a,29bを支
持する台座31とから構成される。ハウジング本体25
aには、主にピエゾアクチュエータ27が収納される第
1の収容室32と、主に主軸26が収納される第2の収
容室33と、組付け調整用マグネット29a,29bが
収納される第3の収容室34とを有する。第2の収容室
33は断面円形に形成され、その直径は主軸26の直径
よりも僅かに大きく設定される。第1の収容室32は、
ハウジング25内に大きな空間を形成するように第2の
収容室33よりもその内径が広げられる。第3の収容室
34は、第2の収容室33との間に段差35を形成する
ように、第2の収容室33よりも僅かにその直径が広げ
られる。この段差35に後述する主軸26のフランジ2
6aが係合する。
【0028】ハウジング本体25aの第2の収容室33
部分には、周方向に均等間隔を開けて、例えば120度
均等間隔を開けて、複数の回り止め部36…が設けられ
る。この実施形態の場合、回り止め部36…は、上下に
2組合計6個設けられる(図4参照)。この回り止め部
36…は、球体36aと、球体36aを主軸26に形成
したキー溝(詳細は後述する)に向かって進退させ、球
体36aの位置を調整する雄ねじ36bとから構成され
る。ハウジング本体25aには、この雄ねじ36bに螺
合する雌ねじ37が第2の収容室33に連通するように
形成される。雄ねじ36b…を回し、雌ねじ37…に対
する雄ねじ36b…の位置を調整することで、球体36
a…の位置を調整する。球体36a…の材質には、ジュ
ラルミン等の合金等が用いられる。
【0029】ハウジング本体25の直線案内装置21側
の一側面には、直線案内装置21に取り付けるためのね
じ部38が形成される。また、ハウジング本体25aの
他側面には、ピエゾアクチュエータ27を空冷するため
の吸気口40及び排気口39が形成される。吸気口40
は、第2の収容室33に連通するように設けられ、排気
口39は第1の収容室32に連通するように設けられ
る。吸気口40及び排気口39からはドライエアーが出
し入れされる。また、吸気口40及び排気口39には、
ピエゾアクチュエータ27から発生する騒音を抑制する
ように、必要に応じてサイレンサーが設けられる。
【0030】ハウジング25の上蓋25bには、ねじ穴
41が形成されていて、このねじ穴41に与圧調整機構
をなす与圧調整ねじ42が螺合されている。この調整ね
じ42の下端部は、ピエゾアクチュエータ27の上端に
設けた受座43の上面に当接している。なお、この調整
ねじ42の下端部は、円錐凸面をなしていて受座43の
円錐凹面に嵌まっている。調整ねじ42には、上蓋25
bに調整ねじ42を固定するロックナット47が螺合さ
れる。また、上蓋25bの上面には、上記荷重用磁石1
9の一方19bが固定されている。
【0031】ハウジング25の下蓋25cには、図3に
示すように、スリット44が形成されている。下蓋25
cと主軸26との間には、スリット45が形成されたブ
ッシュ46が設けられる。隙間調整ねじ47で下蓋25
c及びブッシュ46のすり割りを締め付ける。スリット
44,45の隙間は、ブッシュが46主軸26に触れる
ことなく、ブッシュ46と主軸26との間に僅かな隙間
が空くように調整される。
【0032】図2に示すように、ハウジング25には、
ピエゾアクチュエータ27が収納されている。ピエゾア
クチュエータ27は断面が四角形をなし、その内部に圧
電素子を有する。また、ピエゾアクチュエータ27には
図示しない電極が設けられている。この電極に高周波電
界をかけるとピエゾアクチュエータ27が周期的に軸方
向の振動を発生する。ピエゾアクチュエータ27の上端
面は受座43に当接し、ピエゾアクチュエータ27の下
端面は主軸26に当接する。なお、振幅を大きくするた
めに、ピエゾアクチュエータ27を直列に複数繋げても
良い。
【0033】主軸26は、上記回り止め部36によって
中心線に沿って微少量移動可能なようにハウジング25
に支持されている。主軸26は、ハウジング25内に収
納される上部主軸26dと、上部主軸26dに圧入され
る下部主軸26eとで構成される。上部主軸26dに
は、ピエゾアクチュエータ収容穴48が形成される。こ
の収容穴48の底面には、ピエゾアクチュエータ27の
外形と形状を合わせた平面四角形状の凹溝49が形成さ
れる。この凹溝49によってピエゾアクチュエータ27
の位置ずれが防止される。上部主軸26dの外周面に
は、上部主軸26dがスプライン軸となるように、上部
主軸26dの軸線方向に平行に延びる複数本、例えば3
本のキー溝26c…が形成される(図5参照)。このキ
ー溝26c…は、断面略円弧状で、上部主軸26dの周
方向に均等間隔を開けて、例えば120度の間隔を開け
て設けられる。キー溝26c…の曲率半径は、球体36
aの半径と略一致する。
【0034】下部主軸26eは、上部にハウジング25
の段差35に係合するフランジ26aを有し、下部にカ
ッタが取付られるカッタ取付部50を有する。下部主軸
26eのフランジ26aとカッタ取付部50との間に
は、軸線と直交する方向に主軸を貫通する貫通孔51が
形成される。貫通孔51は断面略四角形状で、その略中
央にはピン52が架け渡される。
【0035】図6は、ピエゾアクチュエータに与圧を付
与する板ばね28を示す。図中(A)は、図2のVI−VI
線断面図を示し、図中(B)は、(A)の板ばね28の
平面図を示す。板ばね28は、貫通孔51を通って下部
主軸26eを貫通している。板ばね28の両端は、ハウ
ジング25の下蓋25cに固定されている。図中(A)
に示すように、ピン52の外周面は板ばね28に線接触
している。また、図中(B)に示すように、ピン52の
軸線は、板ばね28の軸線Mと直交する。すなわち、ピ
ン52は板ばね28の軸線Mに直交する方向に延びてい
る。板ばね28の軸線方向の長さは、下部主軸26eの
直径よりも僅かに大きく設定されている。板ばね28の
厚み、横幅等は、板ばね28の固有振動数が、ピエゾア
クチュエータ27の振動数よりも大きくなるように設定
される。例えば、ピエゾアクチュエータの振動数が数k
Hzなのに対し、板ばねの固有振動数は数十kHzに設
定される。板ばね28が撓むと、ピン52に上方向の力
が与えられ、ピエゾアクチュエータ27に与圧が付与さ
れる。ピエゾアクチュエータ27の予圧は、ハウジング
25の上端部に設けた調整ねじ42を回すことで調整さ
れる。板ばね28の材質には鋼材が用いられる。
【0036】図2に示すように、ハウジング25には、
組付け調整用マグネットとしての互いに反発する一対の
リングマグネット29a,29bが設けられる。この一
対のリングマグネット29a,29bの反発力によって
主軸26のフランジ26aがハウジング25の段差35
に付勢される。リングマグネット29a,29bは、台
座31に支持されている。組付け当初、一対のリングマ
グネット29a,29b間には、その反発力によって例
えば1mm程度の隙間が空き、フランジ26aが段差3
5に付勢されている。なお、リングマグネット29a,
29bの磁界がピエゾアクチュエータ27に悪影響を及
ばさないように、主軸26には非磁性材料が使用され
る。
【0037】上記スクライブ本体の組付け方法を説明す
る。まず、ハウジング25に主軸26を挿入し、一対の
リングマグネット29a,29bをハウジング25内に
組み付ける。次に、主軸26のキー溝26cが回り止め
部36のねじ穴37に一致するように主軸26を回す。
次にねじ穴37に球体36aを挿入し、止めねじ36b
で仮固定する。
【0038】次に、主軸26がハウジング25の所定位
置に付勢された状態で、与圧調整機構の調整ねじ42を
回し、ピエゾアクチュエータ27に適正な与圧を付与す
る。ここで、ピエゾアクチュエータ27に適正な与圧を
付与するのためには、主軸26に設けたピン52が板ば
ね28を撓ませる量を正確に管理する必要がある。調整
ねじ42を回し、主軸26を下方に移動させると、リン
グマグネット29a,29bによる主軸26のハウジン
グ25への付勢が解除される。これにより、調整ねじ4
2にリングマグネット29a,29bによる反発力が働
く。この反発力を感知することで、主軸26が所定位置
から僅かに移動したことがわかる。主軸26が僅かに移
動した位置を基準として、調整ねじ42をさらに回す
と、基準位置からの主軸26の降下量を正確に把握する
ことができる。これにより、ピン52が板ばね28を撓
ませる量を正確に管理することができる。
【0039】次に、ピエゾアクチュエータ27を振動さ
せる。ここで、主軸26が上下方向に振動し、且つ横方
向に振れないように、球体36aの押込み量を雄ねじ3
6bによって調整する。球体36aを主軸26に押え付
けすぎると、主軸26が振動しなくなる。一方、球体3
6aと主軸26との間に隙間がありすぎると、主軸26
が横方向に振れてしまう。本発明によれば、球体36a
はキー溝26cに向かってその位置が調整可能であるの
で、主軸26のキー溝26cと球体36aとの間の隙間
を調整でき、ピエゾアクチュエータ27の振動を効率良
く主軸26に伝達することができる。球体36aは、主
軸26のキー溝26cに当たったか当たらないか微妙な
位置に配置されている。
【0040】図1に示すように、主軸26には、アタッ
チメント55を介してカッタ12が首振り可能に取り付
けられる。カッタ12は、上記中心線L上に配置されて
おり、その下端部が円錐形状をなして尖っている。カッ
タ12の下端には、角錐形状をなすダイヤモンド粒が固
着されている。このダイヤモンド粒の頂点が、ワーク表
面11aに当たっている。なお、カッタ12の代わり
に、円盤形状をなし、全周にわたってエッジを有し、主
軸に回転可能に支持されるチゼルを用いてもよい。ま
た、カッタ12を中心線Lからずらして設けても、傾け
て設けても良い。
【0041】錘18の下端部には、荷重用板ばね40が
取付けられる。錘18の下端には凹部56が形成され
る。荷重用板ばね40が可撓可能なように、荷重用板ば
ねは凹部56の両側の縁57に掛け渡されている。荷重
用板ばね40の下端中央には、荷重用磁石19aが取り
付けられる。
【0042】上述のように、スクライブ本体17および
錘18は、それぞれ直線案内装置21,22を介してベ
ースに取付けられている。図1に示すように、スクライ
ブ本体17と錘18との間には、磁力を用いて錘18の
荷重をスクライブ本体17に伝える一対の荷重用磁石1
9a,19bが設けられる。この一対の荷重用磁石19
a,19bは、それぞれが永久磁石からなり、その一方
19aが板ばね40の下面に取り付けられ、他方19b
がスクライブ本体17の上面に取り付けられる。また、
一対の荷重用磁石19a,19bは、同極(例えばN極
同士)が対面するように垂直方向に並べて配置され、互
いに反発している。磁力の反発力によって、錘18の荷
重をスクライブ本体17に伝えている。
【0043】スクライブ本体17の下方には、カッタ1
2からワーク11に加わる静荷重を、磁力を用いて調整
する一対の浮上用磁石20a,20bが設けられる。こ
の一対の浮上用磁石20a,20bは、それぞれが永久
磁石からなり、浮上用磁石の一方20aは、スクライブ
本体17の下面に取り付けられる。他方は、ベースプレ
ート15から突出した水平板58に設けた高さ調整機構
59に取り付けられる。この高さ調整機構59は、周知
のマイクロメータと同様な構造で、浮上用磁石20bの
高さを調整する。
【0044】一対の浮上用磁石20a,20bは、同極
(例えばN極同士)が対面するように垂直方向に並べて
配置され、互いに反発している。磁力の反発力によっ
て、スクライブ本体17に浮上する力を与え、カッタ1
2からワーク11に加わる静荷重を調整する。また、浮
上用磁石20bには、永久磁石の代わりに、磁力を調整
可能な電磁石を用いてもよい。電磁石を用いる場合、電
圧を調整することによって磁力を調整する。
【0045】上記スクライブ装置の使用方法を説明す
る。まず、錘18の質量およびスクライブ本体17の質
量を、ガリウム砒素、シリコン、ガラス等のワーク11
の材料、および厚み等に合わせて決定する。
【0046】次に、水平のテーブル13にワーク11を
載せ、ワーク11を所定位置に位置決めする。カッタ1
2がワーク11に載り上げると、カッタ12からワーク
11に静荷重が付与される。この静荷重がワーク11に
合わせて略一定になるように、高さ調整機構59によっ
て浮上用磁石20bの高さを調整する。浮上用磁石20
a,20bを設けることによって、磁力による反発力の
分だけ静荷重が減じられる。静荷重を大きくしすぎる
と、ワーク表面11aに横クラックが発生してしまうこ
とがある。逆に、静荷重をあまりに小さくしすぎると、
スクライブ本体を振動させたとき、カッタ12がワーク
11から浮き上がり、カッタ12がワーク11に衝突
し、ワーク表面11aにダメージを与える。このため、
静荷重は、ワーク11に合わせて慎重に決定される。
【0047】所定の静荷重が得られたら、ピエゾアクチ
ュエータ27に高周波電界をかける。これにより、ピエ
ゾアクチュエータ27が周期的に伸縮する。カッタ12
は、静荷重によってワーク11に常に接触しているの
で、ピエゾアクチュエータ27を振動すると、スクライ
ブ本体17が振動し、カッタ12からワーク11に動荷
重が付与される。スクライブ本体17の振動に伴って、
荷重用磁石19a,19bの反発力によって浮いている
錘18も振動するので、一対の荷重用磁石19a,19
b間の距離が変化することが少なく、一対の荷重用磁石
19a,19bの磁力の反発力が変動することもない。
したがって、カッタ12からワーク11に適正な動荷重
を付与することができる。さらに、ワーク11の板厚が
変化したり、あるいはワーク11がうねっていても、ワ
ーク11に追従して錘18が移動するので、このような
場合でも磁力の反発力が変動することがない。
【0048】ベースプレート15は、移動機構23によ
って水平方向に移動される。これにより、ワーク表面1
1aに縦クラック14からなるスクライブ線が形成され
る。スクライブ線が形成されたワーク11は、テーブル
13から取り外され、図示しない破断装置により、スク
ライブ線に沿って破断される。
【0049】本発明によれば、板ばね28は、主軸26
を介してピエゾアクチュエータ27に与圧を付与してい
るので、主軸26がピエゾアクチュエータ27の振動に
追従して振動する。板ばね28の固有振動数は、ピエゾ
アクチュエータ27の振動数よりも大きく設定されるの
で、ピエゾアクチュエータ27の振動数に係わらず、主
軸26をピエゾアクチュエータ27に常に密着させるこ
とができ、したがって、主軸26の振動を確実にピエゾ
アクチュエータ27の振動に追従させることができる。
【0050】また、主軸26にはスプライン軸のように
キー溝26cが形成され、ハウジング25にはキー溝に
嵌まり合う回り止め部36が設けられるので、主軸26
は、ハウジング25に対して軸線方向に直線運動するの
を許容されると共に回転するのが防止される。したがっ
て、主軸26の横方向への振れ、ひいてはカッタ12の
横方向の振れを防止することができる。また、ピン52
は、その外周面が前記板ばね28に線接触すると共に板
ばね28の軸線と直交する方向に延びているので、板ば
ね28が撓むことによって、ピン52が板ばね28の軸
線方向に移動することが抑制される。したがって、主軸
26が横方向に振れるのをこの部分でも抑制することが
できる。さらに、主軸26の下部にはブッシュ46が設
けられているので、この位置でも主軸26が横方向に振
れるのが抑制される。この結果、略一定の振幅及び周波
数をもって、カッタ12を再現性高く上下方向に振動さ
せることができる。本発明のスクライブ装置では、従来
のスクライブ装置に比べ、3〜5倍横方向への剛性が高
められ、また縦方向への振幅の減衰が無いので、20〜
50%縦振幅が大きく取れ、さらに横方向への振幅も1
/3〜1/5に抑えることができた。
【0051】また、ピエゾアクチュエータ27は、ハウ
ジング25及び主軸26によって略覆われているので、
ピエゾアクチュエータ27から発生する音がハウジング
25内にこもる。したがって、騒音を7〜10dbA程
度抑制することができた。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主軸にはスプライン軸のようにキー溝が形成され、ハウ
ジングにはキー溝に嵌まり合う回り止め部が設けられる
ので、主軸はハウジングに対して軸線方向に直線運動す
るのを許容されると共に回転するのが防止される。した
がって、主軸の横方向への振れ、ひいてはカッタの横方
向の振れを防止することができる。
【0053】また、回り止め部はキー溝に向かって位置
が調整可能であるので、主軸と回り止め部との間の隙間
を調整でき、振動アクチュエータの振動を効率良く主軸
に、ひいてはカッタに伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のスクライブ装置を示す側
面図。
【図2】上記図1のスクライブ装置のスクライブ本体の
垂直方向断面図。
【図3】上記図1のスクライブ装置の底面図。
【図4】上記図2のIV−IV線断面図。
【図5】上部主軸を示す斜視図。
【図6】板ばねを示す図(図中(A)は図2のVI−VI線
断面図、図中(B)は平面図)。
【図7】従来のスクライブ本体を示す断面図。
【符号の説明】
11 ワーク 12 カッタ 25 ハウジング 26 主軸 26c キー溝 27 ピエゾアクチュエータ(振動アクチュエータ) 28 板ばね 29a,29b 組付け調整用マグネット 36 回り止め部 42 与圧調整機構 51 貫通孔 52 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 巡 東京都豊島区北大塚1丁目12番15号 株式 会社ベルデックス内 Fターム(参考) 3C069 AA03 BA03 BB01 BB03 BB04 BC02 CA05 CA11 EA01 EA02 4G015 FA03 FB01 FC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタに振動を付与してワークにスクラ
    イブ線を形成するスクライブ装置であって、 ハウジングと、ハウジング内にその一部が収納され、ハ
    ウジングに対して軸線方向にのみ直線運動するのが許容
    される主軸と、ハウジングと主軸との間に配置され、前
    記主軸を振動する振動アクチュエータと、この主軸に連
    結されるカッタと、を備え、 前記主軸の外周には、前記主軸の軸線方向に平行に延び
    る複数本のキー溝が形成され、 前記ハウジングには、前記キー溝に嵌まり合う回り止め
    部が設けられ、 前記回り止め部は、前記キー溝に向かってその位置が調
    整可能であることを特徴とするスクライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数本のキー溝は、前記主軸の周方
    向に均等間隔を開けて設けられることを特徴とする請求
    項1に記載のスクライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングには、両端が前記ハウジ
    ングに固定された板ばねが設けられ、 前記主軸には、外周面が前記板ばねに線接触すると共
    に、板ばねの軸線と直交する方向に延びるピンが設けら
    れ、 前記板ばねが前記ピンを介して前記振動アクチュエータ
    に与圧を付与することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のスクライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記主軸に軸線と直交する方向に貫通孔
    が形成され、該貫通孔内に前記ピンが架け渡され、前記
    板ばねは前記貫通孔を通って前記主軸を貫通することを
    特徴とする請求項3に記載のスクライブ装置。
  5. 【請求項5】 前記板ばねの固有振動数は、前記振動ア
    クチュエータの振動数よりも大きく設定されることを特
    徴とする請求項3または4に記載のスクライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングには、前記振動アクチュ
    エータのその軸線方向の位置を調整する与圧調整機構が
    設けられ、 前記ハウジングには、その反発力によって前記主軸を前
    記ハウジングの所定位置に付勢する互いに反発する一対
    の組付け調整用マグネットが設けられることを特徴とす
    る請求項3ないし5いずれかに記載のスクライブ装置。
  7. 【請求項7】 前記振動アクチュエータは、前記ハウジ
    ング及び前記主軸によって略覆われていることを特徴と
    する請求項1ないし6いずれかに記載のスクライブ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101005813B1 (ko) 2008-04-10 2011-01-05 (주)엠플러스 평판스프링이 구비되는 글라스 스크라이브 장치
CN102336520A (zh) * 2010-07-20 2012-02-01 三星钻石工业股份有限公司 划线头
EP2801459A1 (en) * 2005-12-01 2014-11-12 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. Scribe device, scribe method, and tip holder
US9138910B2 (en) 2005-12-01 2015-09-22 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. Scribe device, scribe method, and tip holder
KR20210026365A (ko) * 2019-08-30 2021-03-10 한국미쯔보시다이아몬드공업(주) 마그네틱을 이용한 기판 분단용 스크라이브 헤드의 낙하방지장치

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