JP2002126106A - 放射線治療用装置 - Google Patents

放射線治療用装置

Info

Publication number
JP2002126106A
JP2002126106A JP2000322113A JP2000322113A JP2002126106A JP 2002126106 A JP2002126106 A JP 2002126106A JP 2000322113 A JP2000322113 A JP 2000322113A JP 2000322113 A JP2000322113 A JP 2000322113A JP 2002126106 A JP2002126106 A JP 2002126106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
positioning
reference image
patient
treatment table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000322113A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Hanawa
勝詞 塙
Kazunao Maeda
一尚 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000322113A priority Critical patent/JP2002126106A/ja
Publication of JP2002126106A publication Critical patent/JP2002126106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータの技量,経験によらないで放射線
治療台を位置決めする。 【解決手段】 患者を固定する治療台1と、この治療台
を駆動するための治療台駆動装置3と、患者の体内を画
像として読み取り位置決め画像データとする画像読取手
段7と、予め撮像された患者の患部を特定し診断するた
めの参照画像データ81と前記位置決め画像データとか
ら両者の位置決め誤差を求める画像認識処理手段44
と、この画像認識処理手段により求められた位置決め誤
差に対応する治療台移動量を算出し前記治療台駆動装置
3に出力する位置決め手段4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速器などにより
発生する荷電粒子線(以下、ビームと称す)を利用する
分野の、ビームによる放射線治療用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の放射線治療用装置を示す
ブロック構成図である。図12において、1は治療台、
2は患者、3は治療台駆動装置、4は位置決め計算機で
治療台駆動装置を制御する。5は撮像機器制御装置、6
はX線管、7は画像読取装置、8は治療計画計算機であ
る。
【0003】そして、位置決め計算機4は表示操作部4
1と、画像平面移動量算出処理部42と、治療台駆動量
算出処理部43を有し、撮像機器制御装置5は駆動制御
処理部51と、位置決め画像データ52とを有し、治療
計画計算機8は参照画像データ81を有している。
【0004】そして、治療台(ベッド,椅子)1に患者
2を固定した後、X線管6a,6b及び画像読取装置7
a,7bを用いて直角2方向からのX線透視撮影を行な
う。撮影した位置決め画像データは、位置決め計算機4
に取り込み、治療計画計算機8から取得する参照画像デ
ータ81と共に表示操作部41に同一モニター上で表示
される。
【0005】その後、表示操作部41上でオペレータが
マウスなどのポインティングデバイスにより、位置決め
画像データ52と参照画像データ81の夫々に対応する
ポイントを入力し、そのポイントを基に画像平面移動量
算出処理部42において、位置決め画像データ52と参
照画像データ81との二次元平面内でのズレ量を求め
る。
【0006】計算されたズレ量は、治療台駆動量算出処
理部43において治療台(ベッド,椅子)1の機械軸の
移動量に変換され、これらの値を治療台駆動装置3に送
信し、この治療台駆動装置3より治療台(ベッド,椅
子)1を移動する。
【0007】治療台(ベッド,椅子)1を駆動した後、
再度X線管6a,6b及び画像読取装置7a,7bを用
いて直角2方向からのX線透視撮影を行ない、それによ
り新たに撮影した位置決め画像データ52と先ほどの参
照画像データ81とを表示操作部41に同一モニター上
で表示し、上記と同様の操作によってズレ量を求める。
【0008】ズレ量が許容範囲内に入っていない場合
は、再度治療台駆動量算出処理部43において治療台
(ベッド,椅子)1の機械軸の移動量に変換され、これ
らの値を治療台駆動装置3に送信し、この治療台駆動装
置3より治療台(ベッド,椅子)1を移動する。上記操
作をズレ量が許容範囲内になるまで繰り返して、位置決
めを行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の装
置で実施する位置決め装置では、オペレータの技量と経
験とによって、患者の患部の位置精度とその位置を決め
るまでの時間にばらつきが生じ、正確にビームを照射す
ることが難しい。更に、患者を拘束する時間が長いこと
も望ましくない。又、許容できる位置決め精度が得られ
なかった場合、何度もX線撮影を繰り返すことになるた
め、患者への被曝が増える可能性があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、オペレータの技量及び経験に依らない位
置決め精度の向上,位置決めにかかる時間の短縮,それ
らのばらつきの軽減及び患者への被曝を最小限に抑える
ことの可能な放射線治療用位置決め装置を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る放射線治療用装置は、加速器の荷電粒子線を照射し
て治療する放射線治療用装置において、患者を固定する
治療台と、この治療台を駆動するための治療台駆動装置
と、患者の体内を画像として読み取り位置決め画像デー
タとする画像読取手段と、予め撮像された患者の患部を
特定し診断するための参照画像データと前記位置決め画
像データとから両者の位置決め誤差を求める画像認識処
理手段と、この画像認識処理手段により求められた位置
決め誤差に対応する治療台移動量を算出し前記治療台駆
動装置に出力する位置決め手段とを備えた。
【0012】本発明の[請求項2]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するときマーキング手段として頭部にマスクを装着し
た。したがって、位置決め画像データ撮像時にマスクを
患者の頭部にセットし、前記参照画像データと位置決め
画像データとから画像認識処理手段により位置決め誤差
を算出し、その誤差により治療台移動量を算出すると共
に、その移動量に応じて治療台を駆動し、自動的に、精
度良く、位置決めを行なう。
【0013】本発明の[請求項3]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するとき口蓋部を含めて撮像することにより、前記口蓋
部にある歯をマーキング手段として使用するようにし
た。したがって、位置決め画像データ撮像時に患者の口
蓋部を含め、前記参照画像データと位置決め画像データ
から画像認識処理手段により位置決め誤差を算出すると
共に、その誤差に応じてその治療台を駆動し、自動的
に、精度良く、位置決めを行なう。
【0014】本発明の[請求項4]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するとき歯にX線に反応する充填剤を詰めて撮像し、前
記充填剤を詰めた歯をマーキング手段として使用した。
したがって、位置決め画像データ撮像時に患者の口蓋部
を含め、前記参照画像データと位置決め画像データから
画像認識処理手段により位置決め誤差を算出すると共
に、その誤差に応じた治療台移動量を算出し、その移動
量により治療台を駆動して、自動的に、精度良く、位置
決めを行なう。
【0015】本発明の[請求項5]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するときX線に反応するマウスピースを装着し、口蓋部
を含めて撮像し、前記マウスピースをマーキング手段と
して使用した。したがって、位置決め画像データ撮像時
に前記と同一のマスクを患者の口蓋部にマウスピースを
セットし、前記参照画像データと位置決め画像データか
ら画像認識処理手段により位置決め誤差を算出すると共
に、その誤差に応じた治療台移動量を算出し、その移動
量により治療台を駆動し、自動的に、精度良く、位置決
めを行なう。
【0016】本発明の[請求項6]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するときX線に反応する入れ墨を施し、前記入れ墨をマ
ーキング手段として使用した。したがって、前記参照画
像データと位置決め画像データから画像認識処理手段に
より位置決め誤差を算出すると共に、その誤差に応じた
治療台移動量を算出し、その移動量により治療台を駆動
し、自動的に、精度良く、位置決めを行なう。
【0017】本発明の[請求項7]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するとき患者の骨にX線に反応するマークを施し、前記
マークをマーキング手段として使用した。したがって、
前記参照画像データと位置決め画像データから画像認識
処理手段により位置決め誤差を算出すると共に、その誤
差に応じた治療台移動量を算出し、その移動量により治
療台を駆動し、自動的に、精度良く、位置決めを行な
う。
【0018】本発明の[請求項8]に係る放射線治療用
装置は、[請求項1]において、参照画像データを撮像
するとき造影剤を投与して、血管のパターンも含めて撮
像し、前記血管パターンをマーキング手段として使用し
た。したがって、位置決め画像データ撮像時に造影剤を
患者に投与し血管パターンを含め、前記参照画像データ
と位置決め画像データから画像認識処理手段により位置
決め誤差を算出すると共に、その誤差に応じた治療台移
動量を算出し、その移動量により治療台を駆動し、自動
的に、精度良く、位置決めを行なう。
【0019】本発明の[請求項9]に係る放射線治療用
装置は、[請求項2]において、マーキング形状を文字
として予め登録しておき、参照画像データと位置決め画
像データの各マーキングを文字認識処理手段により識別
するようにした。したがって、位置決め画像データ撮像
時に各種マーキング手段を含め、各種マーキング手段の
形状を文字として予め登録しておき、前記参照画像デー
タと位置決め画像データから文字認識処理手段により位
置決め誤差を算出すると共に、その誤差に応じた治療台
移動量を算出し、その移動量により治療台を駆動し、自
動的に、精度良く、位置決めを行なう。
【0020】本発明の[請求項10]に係る放射線治療
用装置は、[請求項9]において、参照画像と位置決め
画像の複数のマーキングを夫々文字で識別し、参照画像
と位置決め画像の一致する文字の位置偏差の夫々を最小
自乗法により最小化するように治療台駆動量を算出する
ようにした。したがって、位置決め画像データ撮像時に
複数の各種マーキング手段を含め、複数の各種マーキン
グ手段の形状を夫々文字として予め登録しておき、前記
参照画像データと位置決め画像データの対応するマーキ
ング(文字)を文字認識処理手段により認識し、夫々の
位置偏差を最小自乗法により治療台駆動量を算出すると
共に、その移動量に応じた治療台を駆動し、自動的に、
精度良く、位置決めを行なう。
【0021】本発明の[請求項11]に係る放射線治療
用装置は、[請求項1]において、参照画像と位置決め
画像との偏差とそれによる移動量の算出結果を表示し、
かつ自動位置決め後の偏差も合わせて表示する自動位置
決め表示操作部を設けるようにした。したがって、前記
参照画像データと位置決め画像データから画像認識処理
手段により位置決め誤差を算出すると共に、その誤差に
応じた治療台移動量を算出し、その位置決め誤差と治療
台移動量の算出結果を表示し、かつ自動位置決め後の位
置決め誤差もあわせて表示し、位置決め状況が簡単に把
握できる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)([請求項
1]に対応) 図1は本発明の[請求項1]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図1において、図12と同一機能
部分については同一符号を付して説明を省略する。本実
施の形態では、予め医師によって診療のためにとられた
X線による透視画像が参照画像データ81に入力されて
おり、しかも患者2は治療台1上にあって現実の画像デ
ータが位置決め画像データ52に写し出されている。
【0023】したがって、前記参照画像データ81と位
置決め画像データ52とを用い同一ポイントの偏差を求
めようとするものであり、そのために設けた構成は画像
認識処理部44である。その他の構成は図12と同様で
ある。
【0024】次に作用について説明する。既に説明した
ように患者は予め医師の診察を受けるためにX線写真等
で体内の透視画像を撮られており、その写真等で患部が
特定される。その特定された患部を有する写真を参照画
像データ81として治療計画計算機8が参照画像データ
81の患者2であることを示すマークと共に保持してい
る。
【0025】放射線治療を必要とする患者2は、治療台
(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために撮
像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6b)
を駆動し、画像読取装置1と2(7a,7b)で位置決
め画像データ52を読み取り保持する。
【0026】この状態でオペレータからの指示によって
位置決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患
者2の参照画像データ81を取り込んで、これを表示操
作部41に表示し、更に、撮像機器制御装置5から位置
決め画像データ52を取り込み、表示操作部41に表示
する。
【0027】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、この画像認識処理部44か
ら参照画像データ81と位置決め画像データ52の同一
ポイントを特定する。参照画像データ81と位置決め画
像データ52で特定した同一ポイントに、画面上で偏差
があれば、参照画像データ81の位置に合致するように
画像平面移動量算出処理部42がその駆動量を算出し
て、治療台駆動装置3に出力する。
【0028】これを受けた治療台駆動装置3は、治療台
(ベッド,椅子)1を位置決め計算機4の画像平面移動
量算出処理部42が出力した偏差分だけ駆動し、患者2
の位置を参照画像データ測定時の位置に合うように設定
する。本実施の形態によれば、患者の位置決めが予め決
められた場所に正確に行なうことができる。
【0029】(第2の実施の形態)([請求項2]に対
応) 図2は本発明の[請求項2]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図2において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態では参照画面でのマーキング位置を予め特定する
ために、マーキング手段として頭部マスク9aを用いた
ものであり、その他の構成は図1と同様である。
【0030】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者2の頭部
にマーキング手段(頭部マスク)9aをセットし、参照
画像データ81として治療計画計算機8が参照画像デー
タ81の患者2であることを示すマークと共に保持して
いる。
【0031】次に作用について説明すると、ビームを用
いた放射線治療を必要とする患者2は頭部にマーキング
手段(頭部マスク)9aをセットし、治療台(ベッド,
椅子)1に固定され患部を特定するために撮像機器制御
装置5を用い、X線管1と2(6a,6b)を駆動し、
画像読取装置1と2(7a,7b)で位置決め画像デー
タ52を読み取り保持する。
【0032】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取り込んで表示操作部41に表示する。その状
態からオペレータの指示によって画像認識処理部44を
起動し、画像認識処理部44から参照画像データ81と
位置決め画像データ52の同一ポイントを特定する。
【0033】このとき画像認識処理部44は、患者2の
頭部にセットされたマーキング手段(頭部マスク)9a
をキーとして認識する。参照画像データ81と位置決め
画像データ52で特定した同一ポイントに、画面上で偏
差があれば、参照画像データ81の位置に合致するよう
に画像平面移動量算出処理部42がその駆動量を算出し
治療台駆動装置3に出力する。
【0034】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
42が出力した偏差分だけ駆動し、患者の位置を参照画
像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施の
形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所に
正確に行なうことができる。
【0035】(第3の実施の形態)([請求項3]に対
応) 図3は本発明の[請求項3]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図3において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として口蓋部の歯並び9bを
使用するようにしたものであり、その他の構成は図1と
同様である。
【0036】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者の口蓋部
を含み参照画像データ81として治療計画計算機8が参
照画像データ81の患者2であることを示すマークと共
に保持している。
【0037】次に作用について説明すると、患者は治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取り保持する。この時、患者
の口蓋部を含み撮像する。
【0038】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ51を取り込んで表示操作部41に表示する。
【0039】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。このとき、画像認識処理部44は、患
者の歯(歯並び)をキーとして認識する。
【0040】参照画像データ81と位置決め画像データ
52で特定した同一ポイントに画面上で偏差があれば、
参照画像データ81の位置に合致するように画像平面移
動量算出処理部42がその駆動量を算出して、治療台駆
動装置3に出力する。
【0041】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
42が出力した偏差分だけ駆動し、患者2の位置を参照
画像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施
の形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所
に正確に行なうことができる。
【0042】(第4の実施の形態)([請求項4]に対
応) 図4は本発明の[請求項4]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図4において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として口蓋部歯の充填材9c
を使用するようにしたものであり、その他のの構成は図
1と同様である。
【0043】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像する前に患者の歯にX線
に反応する充填材を詰め、口蓋部を含み参照画像データ
81として治療計画計算機8が参照画像データ81の患
者2であることを示すマークと共に保持している。
【0044】次に作用について説明すると、患者は治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取って保持する。
【0045】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取り込んで表示操作部41に表示する。
【0046】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。このとき、画像認識処理部44は、マ
ーキング手段(口蓋部歯の充填材)9cをキーとして認
識する。
【0047】参照画像データ81と位置決め画像データ
52で特定した同一ポイントに画面上で偏差があれば、
参照画像データ81の位置に合致するように画像平面移
動量算出処理部42がその駆動量を算出し治療台駆動装
置3に出力する。
【0048】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
42が出力した偏差分だけ駆動し、患者2の位置を参照
画像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施
の形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所
に正確に行なうことができる。
【0049】(第5の実施の形態)([請求項5]に対
応) 図5は本発明の[請求項5]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図5において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として口蓋部マウスピース9
dを使用するようにしたものである。その他の構成は図
1と同様である。
【0050】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者の口蓋部
にX線に反応するマーキング手段(口蓋部マウスピー
ス)9dをセットし参照画像データ81として治療計画
計算機8が参照画像データ81の患者2であることを示
すマークと共に保持している。
【0051】次に作用について説明すると、患者は口蓋
部にマーキング手段(口蓋部マウスピース)9dをセッ
トし、治療台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定
するために撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2
(6a,6b)を駆動し、画像読取装置1と2(7a,
7b)で位置決め画像データ52を読み取って保持す
る。
【0052】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取り込んで表示操作部41に表示する。
【0053】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。このとき、画像認識処理部44は、患
者の口蓋部にセットされたマーキング手段(口蓋部マウ
スピース)9dをキーとして認識する。
【0054】参照画像データ81と位置決め画像データ
52で特定した同一ポイントに画面上で偏差があれば、
参照画像データ81の位置に合致するように画像平面移
動量算出処理部42がその駆動量を算出し治療台駆動装
置3に出力する。
【0055】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4画像平面移動量算出処理部4
2が出力した偏差分だけ駆動し、患者2の位置を参照画
像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施の
形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所に
正確に行なうことができる。
【0056】(第6の実施の形態)([請求項6]に対
応) 図6は本発明の[請求項6]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図6において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として入れ墨9eを使用する
ようにしたものであり、その他の構成は図1と同様であ
る。
【0057】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者の患部の
近くにX線に反応するマーキング手段(入れ墨)9eを
施し参照画像データ81として治療計画計算機8が参照
画像データ81の患者2であることを示すマークと共に
保持している。
【0058】次に作用について説明すると、患者は治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取って保持する。
【0059】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者の
参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表示
し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像データ
52を取り込んで表示操作部に41表示する。
【0060】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。このとき、画像認識処理部44は、マ
ーキング手段(入れ墨)9eをキーとして認識する。
【0061】参照画像データ81と位置決め画像データ
52で特定した同一ポイントに画面上で偏差があれば、
参照画像データ81の位置に合致するように画像平面移
動量算出処理部42がその駆動量を算出し治療台駆動装
置3に出力する。
【0062】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
44が出力した偏差分だけ駆動し、患者の位置を参照画
像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施の
形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所に
正確に行なうことができる。
【0063】(第7の実施の形態)([請求項7]に対
応) 図7は本発明の[請求項7]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図7において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として患者の骨9fを使用す
るようにしたものである。その他の構成は図1と同様で
ある。
【0064】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像する前に患者の患部近傍
の骨に識別しやすいマーク(傷,金属等)を施し、参照
画像データ81として治療計画計算機8が参照画像デー
タ81の患者2であることを示すマークと共に保持して
いる。
【0065】次に作用について説明すると、患者は治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取って保持する。
【0066】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取り込んで表示操作部41に表示する。
【0067】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。このとき、画像認識処理部44は、患
部近傍の骨のマークをキーとして認識する。
【0068】参照画像データ81と位置決め画像データ
52で特定した同一ポイントに画面上で偏差があれば、
参照画像データ81の位置に合致するように画像平面移
動量算出処理部42がその駆動量を算出し治療台駆動装
置3に出力する。
【0069】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
44が出力した偏差分だけ駆動し、患者2の位置を参照
画像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施
の形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所
に正確に行なうことができる。
【0070】(第8の実施の形態)([請求項8]に対
応) 図8は本発明の[請求項8]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図8において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として血管造影剤9gを使用
するようにしたものであり、その他の構成は図1と同様
である。
【0071】更に詳しく説明すれば、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者に造影剤
を投与し患部近傍の血管パターンを含む参照画像データ
81として治療計画計算機8が参照画像データ81の患
者2であることを示すマークと共に保持している。
【0072】次に作用について説明すると、患者は治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52読み取って保持する。このとき患者
に造影剤を投与し血管パターンが8.位置決め画像デー
タに含まれる。
【0073】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取り込んで表示操作部41に表示する。
【0074】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。このとき、画像認識処理部44は、血
管パターンをキーとして認識する。
【0075】参照画像データ81と位置決め画像データ
52の同一ポイントに画面上で偏差があれば、参照画像
データ81の位置に合致するように画像平面移動量算出
処理部42がその駆動量を算出し治療台駆動装置3に出
力する。
【0076】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
42が出力した偏差分だけ駆動し、患者2の位置を参照
画像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施
の形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所
に正確に行なうことができる。
【0077】(第9の実施の形態)([請求項9]に対
応) 図9は本発明の[請求項9]に係る実施の形態を示すブ
ロック構成図である。図9において、図2と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態ではマーキング手段として頭部マスク9aを使用
すると共に、参照画像データ81及び位置決め画像デー
タ52として、文字情報データとして認識できる同一文
字情報を用いるようにしたものである。又、そのために
設けた構成は文字認識処理部44aであり、その他の構
成は図2と同様である。
【0078】更に詳細に説明すると、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者の頭部に
マーキング手段(頭部マスク)9aをセットし参照画像
データ81として治療計画計算機8が参照画像データ8
1の患者2であることを示すマークと共に保持してい
る。
【0079】次に作用について説明すると、患者は頭部
にマーキング手段(頭部マスク)9aをセットし、治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取って保持する。
【0080】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取込んで表示操作部41に表示する。
【0081】その状態からオペレータの指示によって文
字認識処理部44aを起動し、文字認識処理部44aか
ら参照画像データ81と位置決め画像データ52の同一
文字情報を特定する。このとき、文字認識処理部44a
は、予め文字データとして登録されたマーキング形状
(☆,△,○等)をキーとして認識する。
【0082】参照画像データ81と位置決め画像データ
52の同一文字情報に画面上で偏差があれば、参照画像
データ81の位置に合致するように画像平面移動量算出
処理部42がその駆動量を算出し治療台駆動装置3に出
力する。
【0083】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
42が出力した偏差分だけ駆動し、患者2の位置を参照
画像データ測定時の位置に合うように設定する。本実施
の形態によれば、患者の位置決めは予め決められた場所
に正確に行なうことができる。
【0084】又、マーキング手段としてマーキング手段
(頭部マスク)9aにて説明をしたが、これに限定され
るものではなく、歯並び,口蓋部歯の充填材,口蓋部マ
ウスピース,入れ墨,骨,血管造影剤等のマーキング手
段を用いても、同様の効果が得られる。
【0085】(第10の実施の形態)([請求項10]
に対応) 図10は本発明の[請求項10]に係る実施の形態を示
すブロック構成図である。図10において、図9と同一
機能部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態は認識された参照画像データ81と位置決
め画像データ52の同一文字情報に画面上に偏差があっ
たとき、これらの偏差は最小自乗法最適化処理にて求め
るようにしたものである。そのために設けた構成は画像
平面移動量最小処理部42に代えて画像平面移動量算出
処理部(最小自乗法最適化処理)42aである。その他
の構成は図9と同様である。
【0086】更に詳細に説明すると、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内を透過する画像を
撮られており、その写真等で患部が特定される。その特
定された患部を含む写真を撮像するときに患者の頭部に
マーキング手段(頭部マスク)9aをセットし参照画像
データ81として治療計画計算機8が参照画像データ8
1の患者2であることを示すマークと共に保持してい
る。
【0087】次に作用について説明すると、患者は頭部
にマーキング手段(頭部マスク)9aをセットし、治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取って保持する。
【0088】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部41に表
示し、更に、撮像機器制御装置5から位置決め画像デー
タ52を取り込んで表示操作部41に表示する。
【0089】その状態からオペレータの指示によって文
字認識処理部44aを起動し、文字認識処理部44aか
ら参照画像データ81と位置決め画像データ52にある
複数の文字情報を特定する。このとき、文字認識処理部
44aは、予め文字データとして登録されたマーキング
形状(☆,△,○等)をキーとして認識する。
【0090】参照画像データ81と位置決め画像データ
52で対応する文字情報に画面上で偏差があれば、夫々
の位置偏差が最小になるように画像平面移動量算出処理
部(最小自乗法最適化処理)42aが最小自乗法により
その駆動量を算出し治療台駆動装置3に出力する。
【0091】治療台駆動装置3は、治療台(ベッド,椅
子)1を位置決め計算機4の画像平面移動量算出処理部
(最小自乗法最適化処理)42aが出力した偏差分だけ
駆動し、患者2の位置を参照画像データ測定時の位置に
合うように設定する。本実施の形態によれば、患者の位
置決めは予め決められた場所に正確に行なうことができ
る。
【0092】又、マーキング手段としてマーキング手段
(頭部マスク)9aにて説明をしたが、これに限定され
るものではなく、歯並び,口蓋部歯の充填材,口蓋部マ
ウスピース,入れ墨,骨,血管造影剤等のマーキング手
段を用いても、同様の効果が得られる。
【0093】(第11の実施の形態)([請求項11]
に対応) 図11は本発明の[請求項11]に係る実施の形態を示
すブロック構成図である。図11において、図1と同一
機能部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施の形態では位置決め誤差と治療台移動量の算出結
果、自動位置決め後の位置決め誤差も合わせて表示する
ようにしたものであり、そのために設けた構成は表示操
作部(算出結果表示機能)41aである。
【0094】更に詳細に説明すると、患者は予め医師の
診察を受けるためにX線写真等で体内の透視画像を撮ら
れており、その写真等で患部が特定される。その特定さ
れた患部を有する写真を参照画像データ81として治療
計画計算機8が参照画像データ81の患者2であること
を示すマークと共に保持している。
【0095】次に作用について説明すると、患者は治療
台(ベッド,椅子)1に固定され患部を特定するために
撮像機器制御装置5を用い、X線管1と2(6a,6
b)を駆動し画像読取装置1と2(7a,7b)で位置
決め画像データ52を読み取って保持する。
【0096】この状態でオペレータの指示によって位置
決め計算機4は、治療計画計算機8から対応する患者2
の参照画像データ81を取り込んで表示操作部(算出結
果表示機能)41aに表示し、更に、撮像機器制御装置
5から位置決め画像データ52を取り込んで表示操作部
(算出結果表示機能)41aに表示する。
【0097】その状態からオペレータの指示によって画
像認識処理部44を起動し、画像認識処理部44から参
照画像データ81と位置決め画像データ52の同一ポイ
ントを特定する。参照画像データ81と位置決め画像デ
ータ52で特定した同一ポイントに、画面上で偏差があ
れば、参照画像データ81の位置に合致するように画像
平面移動量算出処理部42がその駆動量を算出し治療台
駆動装置3に出力する。
【0098】この時、表示操作部(算出結果表示機能)
41aは、位置決めの誤差と治療台移動量の算出結果、
かつ自動位置決め後の位置決め誤差も合わせて表示す
る。治療台(ベッド、椅子)1を位置決め計算機4の画
像平面移動量算出処理部42が出力した偏差分だけ駆動
し、患者2の位置を参照画像データ測定時の位置に合う
ように設定する。本実施の形態によれば、位置決め状況
が簡単に把握できる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば各
種マーキング手段によって位置決め画像データ及び参照
画像データに記録されたマーキングを画像認識処理部に
よって認識することにより、オペレータによる対応ポイ
ントを決定するよう構成したので、位置決め画像データ
と参照画像データとの2次元平面内でのズレ量を算出す
ることができる。更に、オペレータの技量及び経験に依
らずに患者の位置決めができるので、位置決め精度の向
上,位置決めにかかる時間の短縮及びそれらのばらつき
を軽減することができる。又、位置決め精度が向上する
ことにより、一連の位置決め操作におけるX線撮像の回
数も減らせるので、患者への被曝を最小限に抑えること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図6】本発明の第6の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図7】本発明の第7の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図8】本発明の第8の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図9】本発明の第9の実施の形態に対応する実施の形
態を示すブロック構成図。
【図10】本発明の第10の実施の形態に対応する実施
の形態を示すブロック構成図。
【図11】本発明の第11の実施の形態に対応する実施
の形態を示すブロック構成図。
【図12】従来の位置決めの実施形態を示すブロック構
成図。
【符号の説明】
1 治療台(ベッド,椅子) 2 患者 3 治療台駆動装置 4 位置決め計算機 41 表示操作部 41a 表示操作部(算出結果表示機能) 42 画像平面移動量算出処理部 42a 画像平面移動量算出処理部(最小自乗法最適
化処理) 43 治療台駆動量算出処理部 44 画像認識処理部 44a 文字認識処理部 5 撮像機器制御装置 51 駆動制御処理部 52 位置決め画像データ 6a,6b X線管 7a,7b 画像読取装置 8 治療計画計算機 81 参照画像データ 9a マーキング手段(頭部マスク) 9b マーキング手段(歯並び) 9c マーキング手段(口蓋部歯の充填材) 9d マーキング手段(口蓋部マウスピース) 9e マーキング手段(入れ墨) 9f マーキング手段(骨) 9g マーキング手段(血管造影剤)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C082 AA01 AC05 AE01 AJ07 AL03 AN02 AR02 4C093 AA01 CA16 ED01 FA06 FA36 FA41 FF37

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速器の荷電粒子線を照射して治療する
    放射線治療用装置において、患者を固定する治療台と、
    この治療台を駆動するための治療台駆動装置と、患者の
    体内を画像として読み取り位置決め画像データとする画
    像読取手段と、予め撮像された患者の患部を特定し診断
    するための参照画像データと前記位置決め画像データと
    から両者の位置決め誤差を求める画像認識処理手段と、
    この画像認識処理手段により求められた位置決め誤差に
    対応する治療台移動量を算出し前記治療台駆動装置に出
    力する位置決め手段とを備えたことを特徴とする放射線
    治療用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するときマーキング手段とし
    て頭部にマスクを装着したことを特徴とする放射線治療
    用装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するとき口蓋部を含めて撮像
    し、前記口蓋部にある歯をマーキング手段としたことを
    特徴とする放射線治療用装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するとき歯にX線に反応する
    充填剤を詰めて撮像し、前記充填剤を詰めた歯をマーキ
    ング手段としたことを特徴とする放射線治療用装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するときX線に反応するマウ
    スピースを装着し、口蓋部を含めて撮像し、前記マウス
    ピースをマーキング手段としたことを特徴とする放射線
    治療用装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するときX線に反応する入れ
    墨を施し、前記入れ墨をマーキング手段としたことを特
    徴とする放射線治療用装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するとき患者の骨にX線に反
    応するマークを施し、前記マークをマーキング手段とし
    たことを特徴とする放射線治療用装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の放射線治療用装置におい
    て、参照画像データを撮像するとき造影剤を投与して、
    血管のパターンも含めて撮像し、前記血管のパターンを
    マーキング手段としたことを特徴とする放射線治療用装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の放射線治療用装置におい
    て、マーキング形状を文字として予め登録しておき、参
    照画像データと位置決め画像データの各マーキングを文
    字認識処理手段により識別することを特徴とする放射線
    治療用装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の放射線治療用装置にお
    いて、参照画像と位置決め画像の複数のマーキングを夫
    々文字で識別し、参照画像と位置決め画像の一致する文
    字の位置偏差の夫々を最小自乗法により最小化するよう
    に治療台駆動量を算出することを特徴とする放射線治療
    用装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のた放射線治療用装置に
    おいて、参照画像と位置決め画像との偏差とそれによる
    移動量の算出結果を表示し、かつ自動位置決め後の偏差
    も合わせて表示する自動位置決め表示操作部を設けたこ
    とを特徴とする放射線治療用装置。
JP2000322113A 2000-10-23 2000-10-23 放射線治療用装置 Pending JP2002126106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322113A JP2002126106A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 放射線治療用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322113A JP2002126106A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 放射線治療用装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002126106A true JP2002126106A (ja) 2002-05-08

Family

ID=18800042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000322113A Pending JP2002126106A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 放射線治療用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002126106A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212609B2 (en) 2003-03-05 2007-05-01 Hitachi, Ltd. Patient positioning device and patient positioning method
JP2009536857A (ja) * 2006-05-11 2009-10-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 画像誘導放射線医療のための画像の変形可能な登録
WO2012008542A1 (ja) * 2010-07-15 2012-01-19 株式会社東芝 放射線治療システム及びその制御方法
JP2012024145A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Toshiba Corp 放射線治療システム及びその制御方法
JP2017164424A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 国立大学法人広島大学 治療支援システム、治療支援システムの動作方法及び治療支援プログラム
US20210177357A1 (en) * 2019-12-11 2021-06-17 Shanghai United Imaging Healthcare Co., Ltd. Radiotherapy treatment table and systems and methods using the same

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212609B2 (en) 2003-03-05 2007-05-01 Hitachi, Ltd. Patient positioning device and patient positioning method
US7212608B2 (en) 2003-03-05 2007-05-01 Hitachi, Ltd. Patient positioning device and patient positioning method
JP2009536857A (ja) * 2006-05-11 2009-10-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 画像誘導放射線医療のための画像の変形可能な登録
WO2012008542A1 (ja) * 2010-07-15 2012-01-19 株式会社東芝 放射線治療システム及びその制御方法
CN102470257A (zh) * 2010-07-15 2012-05-23 株式会社东芝 放射线治疗***及其控制方法
US9192781B2 (en) 2010-07-15 2015-11-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Radiotherapy system and control method for radiotherapy system
CN102470257B (zh) * 2010-07-15 2016-02-17 株式会社东芝 放射线治疗***及其控制方法
JP2012024145A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Toshiba Corp 放射線治療システム及びその制御方法
JP2017164424A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 国立大学法人広島大学 治療支援システム、治療支援システムの動作方法及び治療支援プログラム
US20210177357A1 (en) * 2019-12-11 2021-06-17 Shanghai United Imaging Healthcare Co., Ltd. Radiotherapy treatment table and systems and methods using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4220780B2 (ja) 手術システム
JP4488678B2 (ja) 骨のx線画像の三次元表示の確立方法
JP4822634B2 (ja) 対象物の案内のための座標変換を求める方法
TW384217B (en) Stereotactic surgical procedure apparatus and method
JP3053389B1 (ja) 動体追跡照射装置
US8825135B2 (en) Radiographic image capturing system and bioptic method using radiographic image capturing system
US8886286B2 (en) Determining and verifying the coordinate transformation between an X-ray system and a surgery navigation system
CN108135563B (zh) 光和阴影引导的针定位***和方法
US9918798B2 (en) Accurate three-dimensional instrument positioning
JP2002119502A (ja) 医用装置
JPH04500168A (ja) 特に神経外科手術を誘導するための方法及び装置
US20210196404A1 (en) Implementation method for operating a surgical instrument using smart surgical glasses
US20100020917A1 (en) X-ray system, and method for generating x-ray images
JPH0332649A (ja) 放射線治療システム
KR101650620B1 (ko) 레이저 수술 유도 장치 및 방법, 이를 수행하기 위한 기록 매체
KR20190078853A (ko) 레이저 표적 투영장치 및 그 제어방법, 레이저 표적 투영장치를 포함하는 레이저 수술 유도 시스템
JP2010183976A (ja) 放射線治療装置制御装置および放射線照射方法
KR102203548B1 (ko) 치과용 ct 촬영 장치, 치과용 ct 촬영 장치의 정렬 방법 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP2003117010A (ja) 放射線治療装置、並びにプログラム及び該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002248098A (ja) 検査対象物における位置を特定するための方法および装置
KR20140120155A (ko) 심혈관 진단 및 치료영상의 실시간 정합을 위한 방사선 불투과성 반구형 표지
KR20220100613A (ko) 의료 기기의 삽입 지점을 재현하기 위한 방법 및 시스템
JP2001161839A (ja) ビーム照射治療装置
JP2002126106A (ja) 放射線治療用装置
JP6714097B2 (ja) マルチモーダルx線撮像における光学カメラ選択