JP2002125368A - スイッチング電源装置及びその制御方法 - Google Patents

スイッチング電源装置及びその制御方法

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JP2002125368A
JP2002125368A JP2000315266A JP2000315266A JP2002125368A JP 2002125368 A JP2002125368 A JP 2002125368A JP 2000315266 A JP2000315266 A JP 2000315266A JP 2000315266 A JP2000315266 A JP 2000315266A JP 2002125368 A JP2002125368 A JP 2002125368A
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Shigeru Kasahara
繁 笠原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子の破壊の危険性を排除しつ
つ、電気機器装置の省エネルギー化を達成することがで
きるスイッチング電源装置及びその制御方法を提供す
る。 【解決手段】 電気機器装置本体1が省エネルギーモー
ドに入り、該電気機器装置本体1から信号を受け取る
と、スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチン
グパルス幅制御IC1の発振を停止し、電気機器装置本
体1からの低周波パルスを受け取ると、該低周波パルス
を利用してスイッチング動作を行なうように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源は、商用交流を一旦直
流に整流平滑し、商用交流よりも高い周波数でスイッチ
ングしたものを変圧して、これを整流平滑することで、
直流出力を商用電源とは電気的に絶縁された状態で、し
かも高い効率で得ることができる。つまり、スイッチン
グ電源を使用することは、電気機器装置の省エネルギー
化を図るための1つの手段である。
【0003】図8に従来のスイッチング電源装置の代表
的な回路構成例を示す。
【0004】この図8に示すスイッチング電源装置の回
路動作を説明すると、商用交流電源ACから入力された
商用交流は、整流ダイオードD1で全波整流され、平滑
コンデンサC1で平滑され、一旦直流電圧に変換され
る。この電圧は、トランス(変圧器)T1の一次巻線と
直列にスイッチングトランジスタ(スイッチング素子)
Q1のドレイン、ソースが接続された回路に供給され
る。スイッチングトランジスタQ1のゲートは、パルス
幅制御用IC(integrated circui
t:集積回路)であるIC1のパルス電圧出力端子に接
続されている。
【0005】スイッチング動作を行なうためには、発振
パルスを出力するためのIC1に電圧を供給する必要が
あるが、前記の直流から起動抵抗R1を通してIC1に
電圧を供給する方法が最も一般的である。
【0006】これにより電圧が供給され始めると、IC
1はスイッチングトランジスタQ1を駆動するためのパ
ルス電圧を出力し始める。スイッチングトランジスタQ
1がIC1によって駆動されると、駆動パルスと同じ周
波数でスイッチングを開始し、トランスT1の一次巻線
に断続的に電流を供給する。スイッチング動作が始まる
とトランスT1の巻線の巻数比に従って変圧が行なわ
れ、変換された電圧の一方は整流ダイオードD1、コン
デンサC1によって整流平滑されて電源の出力へと供給
され、変換された電圧の他方はダイオードD2、コンデ
ンサC3によって整流平滑されて、IC1の駆動電圧と
して供給される。
【0007】Vは出力電圧検知手段であり、フォトカプ
ラPC1′を介してIC1へとフィードバックが行なわ
れる。このフィードバックを受けてIC1は出力パルス
幅をコントロールし、出力電圧が一定となるように調整
する。
【0008】OVは過電圧検出手段であり、出力電圧が
異常に上昇した場合、フォトカプラPC2′を介してコ
ンデンサC2を充電する。コンデンサC2が充電され、
既定の電位を超えると、IC1はパルス出力を停止し
て、電源は出力を停止する。
【0009】OCは過電流検出手段であり、出力負荷の
短絡、部品の故障等による過電流が発生すると、フォト
カプラPC3′を介してコンデンサC2を充電する。コ
ンデンサC2が充電され、既定の電位を超えると、IC
1はパルス出力を停止して、電源は出力を停止する。
【0010】スイッチング電源の特徴として、小型、高
効率が挙げられるが、近年機器の小型化が進み、更なる
小型化が要求されている。トランス、チョークコイル等
のインダクター類は、導通時間が長いと磁気飽和してし
まい、本来の機能が発揮されないばかりか、インダクタ
ンスの低下によって周辺部品の破損に至る場合もある。
【0011】これを防ぐためには、コアを大型のものに
するか、スイッチング周波数を高くして、導通時間を短
くする方法があり、近年では、小型化のためにスイッチ
ング周波数が高くなる傾向にある。但し、半導体素子の
スイッチング動作では、オン時、オフ時のそれぞれに必
ずスイッチングロスが発生し、これはスイッチングする
度に毎回発生するため、周波数を高くすればするほど時
間当たりのスイッチングロスが増えてしまう。
【0012】IC1の出力パルス周波数は固定されてい
るため、低周波数でもトランスの磁気飽和の心配がない
軽負荷時でも定格時と同じ周波数でスイッチングを行な
い、無駄な電力を消費してしまう。
【0013】実際の電気機器装置では、一日の内、定格
負荷で動く時間はほんのわずかであり、殆どの時間は定
格時よりも負荷の軽い待ち受け状態であるが、スイッチ
ング電源装置を設計する場合には、部品や回路が定格時
に最も安定し、高効率で動作するように設計するため、
大半を占める軽負荷動作時には、どうしてもスイッチン
グロスが増える傾向にある。
【0014】なお、図8において、PC1,PC2,P
C3は、一次側に設けられたトランジスタ、R2,R2
1は抵抗、D21はダイオード、C21はコンデンサで
ある。
【0015】また、スイッチング電源は、商用交流電源
ACの商用交流が電気機器装置に投入される瞬間には、
その交流を整流平滑するための平滑コンデンサへの充電
が行なわれるため、大きな突入電流が発生し、また、出
力電圧が正常に立ち上がり、定常状態に落ち着くまでに
回路は不安定な状態にあるため、これらの影響によっ
て、スイッチング素子であるスイッチングトランジスタ
Q1には定常状態よりも大きな電圧が加わってしまう。
【0016】図9に、図8とは異なる従来のスイッチン
グ電源装置の代表的な回路構成を示す。
【0017】図9に示す従来のスイッチング電源装置の
回路動作を説明すると、商用交流電源ACから入力され
た商用交流は、整流ダイオードD1で全波整流され、平
滑コンデンサC1で平滑され、一旦直流電圧に変換され
る。この電圧は、抵抗R1を通してパルス幅制御用IC
(integrated circuit:集積回路)
であるIC1に供給される。IC1に電圧が供給される
と、該IC1は、スイッチング素子であるスイッチング
トランジスタQ1を駆動するためのパルス電圧を出力し
始める。トランスT1の巻線を通してスイッチングトラ
ンジスタQ1のドレイン−ソース端子間には商用交流を
平滑した電圧が加わっており、前記パルスの周波数に従
って前記電圧をスイッチングする。該スイッチングが始
まると、トランスT1によって電圧は変換され、該変換
された電圧の一方は、ダイオードD2及びコンデンサC
2によって整流平滑された後、IC1の駆動電圧として
供給され、また、変換された電圧の他方は、ダイオード
D3及びコンデンサC3によって整流平滑された後、電
源の出力電圧として供給される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
8に示す従来例によれば、動作時の大半を占めている軽
負荷時のスイッチングロスが大きい。
【0019】また、上記図9に示す従来例によれば、定
常状態では、スイッチングトランジスタQ1の定格に対
してマージンを持って使用すべく設計されていても、A
C入力電圧が投入された直後の過渡状態において、スイ
ッチングトランジスタQ1の端子間にサージ電圧が発生
し、これによってスイッチングトランジスタQ1が破壊
するという危険性が発生する。
【0020】この危険を回避するためには、定格電圧の
高いスイッチング素子(スイッチングトランジスタQ
1)を使用することも考えられるが、一般に定格電圧の
高いスイッチング素子はコストが高いか、若しくは他の
スペックを犠牲にしている場合が多いため、従来技術で
は、サージ電圧を吸収するために、トランスT1の巻線
間に設けられ且つ抵抗R10、コンデンサC10及びダ
イオードD10によって構成されるスナバ回路、若しく
はスイッチングトランジスタQ1の端子間に接続され且
つ抵抗R20及びコンデンサC20によって構成される
スナバ回路、若しくはこれらに代わるサージ電圧吸収手
段を追加する方法が広く用いられている。
【0021】電圧が立ち上がる瞬間に発生するサージ電
圧は、前記スナバ回路で吸収されるため、スイッチング
トランジスタQ1のドレイン−ソース端子間にはサージ
電圧は加わらなくなるが、吸収されたエネルギーは熱と
なって消費されることとなる。
【0022】そして、前記スナバ回路には、電気機器装
置が定常状態に落ち着いてサージ電圧が収まった後にも
電流が流れ続けるために、必要のない電力を常時ロスし
てしまうことになる。
【0023】近年、省エネルギーの規格は年々厳しくな
ってきており、消費者の省エネルギーへの関心も高まっ
てきているため、無駄に消費している電力は可能な限り
削除しなければならないと共に、この省エネルギーの規
格を満足しなければならない。つまり、今後の課題とし
て、スイッチング素子の破壊の危険性を排除し、且つ省
エネルギーも達成できるような対策が必要不可欠であ
る。
【0024】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、スイッチング素子の破壊の危険性
を排除しつつ、電気機器装置の省エネルギー化を達成す
ることができるスイッチング電源装置及びその制御方法
を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のスイッチング電源装置
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れるスイッチング電源装置であって、スイッチング電源
の出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制御手段
と、前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該
電気機器装置から信号を受け取る信号受取手段と、前記
信号受取手段が前記電気機器装置から信号を受け取ると
前記スイッチングパルス幅制御手段の発振を停止する発
振停止手段と、前記電気機器装置からの低周波パルスを
受け取る低周波パルス受取手段と、前記低周波パルス受
取手段が前記電気機器装置から低周波パルスを受け取る
と該低周波パルスを利用してスイッチング動作を行なう
ように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0026】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項2に記載のスイッチング電源装置は、請求項1
に記載のスイッチング電源装置において、 前記スイッ
チングパルス幅制御手段は、スイッチングパルス幅制御
用IC(integrated circuit:集積
回路)であることを特徴とする。
【0027】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項3に記載のスイッチング電源装置は、省エネル
ギーモードを有する電気機器装置に接続されるスイッチ
ング電源装置であって、スイッチング電源の出力電圧を
制御するスイッチングパルス幅制御手段と、前記電気機
器装置が省エネルギーモードに入ると該電気機器装置か
ら信号を受け取る信号受取手段と、前記信号受取手段が
前記電気機器装置から信号を受け取ると前記スイッチン
グパルス幅制御手段への電力供給を停止する電力供給停
止手段と、前記電気機器装置からの低周波パルスを受け
取る低周波パルス受取手段と、前記低周波パルス受取手
段が前記電気機器装置からの低周波パルスを受け取ると
該低周波パルスを利用してスイッチング動作を行なうよ
うに制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0028】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項4に記載のスイッチング電源装置は、請求項3
に記載のスイッチング電源装置において、 前記スイッ
チングパルス幅制御手段は、スイッチングパルス幅制御
用IC(integrated circuit:集積
回路)であることを特徴とする。
【0029】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項5に記載のスイッチング電源装置は、省エネル
ギーモードを有する電気機器装置に接続されるスイッチ
ング電源装置であって、スイッチング電源の出力電圧を
制御するスイッチングパルス幅制御手段と、出力負荷電
流を検出する出力負荷電流検出手段と、前記出力負荷電
流検出手段が検出した出力負荷電流値に基づいて前記電
気機器装置が省エネルギーモードであるか否かを判断す
る判断手段と、前記判断手段が省エネルギーモードであ
ると判断した場合前記スイッチングパルス幅制御手段の
発振を停止する発振停止手段と、前記電気機器装置から
の低周波パルスを受け取る低周波パルス受取手段と、前
記低周波パルス受取手段が前記電気機器装置からの低周
波パルスを受け取ると該低周波パルスを利用してスイッ
チング動作を行なうように制御する制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0030】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項6に記載のスイッチング電源装置は、請求項5
に記載のスイッチング電源装置において、 前記スイッ
チングパルス幅制御手段は、スイッチングパルス幅制御
用IC(integrated circuit:集積
回路)であることを特徴とする。
【0031】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項7に記載のスイッチング電源装置は、省エネル
ギーモードを有する電気機器装置に接続されるスイッチ
ング電源装置であって、スイッチング電源の出力電圧を
制御するスイッチングパルス幅制御手段と、出力負荷電
流を検出する出力負荷電流検出手段と、前記出力負荷電
流検出手段が検出した出力負荷電流値に基づいて前記電
気機器装置が省エネルギーモードであるか否かを判断す
る判断手段と、前記判断手段が省エネルギーモードであ
ると判断した場合前記スイッチングパルス幅制御手段へ
の電力供給を停止する電力供給停止手段と、前記電気機
器装置からの低周波パルスを受け取る低周波パルス受取
手段と、前記低周波パルス受取手段が前記電気機器装置
からの低周波パルスを受け取ると該低周波パルスを利用
してスイッチング動作を行なうように制御する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0032】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項8に記載のスイッチング電源装置は、請求項7
に記載のスイッチング電源装置において、前記スイッチ
ングパルス幅制御手段は、スイッチングパルス幅制御用
IC(integratedcircuit:集積回
路)であることを特徴とする。
【0033】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項9に記載のスイッチング電源装置は、省エネル
ギーモードを有する電気機器装置に接続され、交流電源
から整流平滑された直流電力を起動抵抗を介することで
スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチングパ
ルス幅制御手段に供給して該スイッチングパルス幅制御
手段の発振を開始させ、前記直流電力をスイッチング素
子によって変圧器の一次巻線に断続的に通電し、前記ス
イッチングパルス幅制御手段の発振開始後は、前記変圧
器の一次補助巻線に発生する出力を整流平滑した直流電
力を前記スイッチングパルス幅制御手段の駆動電力とし
て使用し、前記変圧器の二次巻線に発生する出力を整流
平滑した直流電力を出力とするスイッチング電源装置で
あって、前記電気機器装置が省エネルギーモードに入る
と該電気機器装置から信号を受け取る信号受取手段と、
前記信号受取手段が前記電気機器装置から信号を受け取
ると前記スイッチングパルス幅制御手段の出力パルスを
停止する出力パルス停止手段と、前記出力パルス停止手
段により前記出力パルスが停止された後に出力過電圧及
び過電流時の信号を前記電気機器装置にモニターさせる
ように制御する制御手段と、前記出力パルス停止手段に
より前記出力パルスが停止された後に前記電気機器装置
からのパルス信号によって前記スイッチング素子を駆動
するパルスを発生するパルス発生手段とを有することを
特徴とする。
【0034】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項10に記載のスイッチング電源装置は、請求項
9に記載のスイッチング電源装置において、省エネルギ
ーモードへ切り換える切換手段は、前記スイッチングパ
ルス幅制御手段への電力供給を遮断することを特徴とす
る。
【0035】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項11に記載のスイッチング電源装置は、請求項
9または10に記載のスイッチング電源装置において、
前記スイッチングパルス幅制御手段は、スイッチングパ
ルス幅制御用IC(integrated circu
it:集積回路)であることを特徴とする。
【0036】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項12に記載のスイッチング電源装置は、省エネ
ルギーモードを有する電気機器装置に接続され、交流電
源から整流平滑された直流電力を起動抵抗を介すること
でスイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチング
パルス幅制御手段に供給して該スイッチングパルス幅制
御手段の発振を開始させ、前記直流電力をスイッチング
素子によって変圧器の一次巻線に断続的に通電し、前記
スイッチングパルス幅制御手段の発振開始後は、前記変
圧器の一次補助巻線に発生する出力を整流平滑した直流
電力を前記スイッチングパルス幅制御手段の駆動電力と
して使用し、前記変圧器の二次巻線に発生する出力を整
流平滑した直流電力を出力とするスイッチング電源装置
であって、出力負荷電流を検出する出力負荷電流検出手
段と、前記出力負荷電流検出手段が検出した出力負荷電
流値に基づいて前記電気機器装置が省エネルギーモード
であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が省
エネルギーモードであると判断した場合前記スイッチン
グパルス幅制御手段の出力パルスを停止する出力パルス
停止手段と、前記電気機器装置からパルス出力を開始さ
せるための信号を前記電気機器装置に送る信号送出手段
と、前記出力パルス停止手段により前記出力パルスが停
止された後に出力過電圧及び過電流時の信号を前記電気
機器装置にモニターさせるように制御する制御手段と、
前記出力パルス停止手段により前記出力パルスが停止さ
れた後に前記電気機器装置からのパルス信号によって前
記スイッチング素子を駆動するスイッチング素子駆動手
段とを有することを特徴とする。
【0037】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項13に記載のスイッチング電源装置は、請求項
12に記載のスイッチング電源装置において、省エネル
ギーモードへ切り換える切換手段は、前記スイッチング
パルス幅制御手段への電力供給を遮断することを特徴と
する。
【0038】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項14に記載のスイッチング電源装置は、請求項
12または13に記載のスイッチング電源装置におい
て、前記スイッチングパルス幅制御手段は、スイッチン
グパルス幅制御用IC(integrated cir
cuit:集積回路)であることを特徴とする。
【0039】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項15に記載のスイッチング電源装置は、スイッ
チング電源の出力電圧を制御するスイッチングパルス幅
制御手段と、前記スイッチングパルス幅制御手段によっ
て駆動されるスイッチング手段と、前記スイッチング手
段によって駆動されるトランス手段と、前記スイッチン
グ手段に加わるサージ電圧を吸収する吸収手段と、入力
電圧投入から一定時間経過後に前記吸収手段を切り離す
または切り換えるスイッチ手段とを具備したことを特徴
とする。
【0040】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項16に記載のスイッチング電源装置は、請求項
15に記載のスイッチング電源装置において、前記吸収
手段は、前記トランス手段の巻線間に設けられたスナバ
回路であることを特徴とする。
【0041】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項17に記載のスイッチング電源装置は、請求項
16に記載のスイッチング電源装置において、前記スナ
バ回路は、コンデンサ、抵抗及びダイオードによって構
成されていることを特徴とする。
【0042】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項18に記載のスイッチング電源装置は、請求項
15に記載のスイッチング電源装置において、前記スイ
ッチ手段は、半導体スイッチであることを特徴とする。
【0043】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項19に記載のスイッチング電源装置は、請求項
15に記載のスイッチング電源装置において、前記トラ
ンス手段からの巻線電圧を利用して前記スイッチ手段を
オン/オフ駆動するスイッチ駆動手段と、入力電圧投入
から前記スイッチ駆動手段により前記スイッチ手段をオ
ン/オフ駆動するまで一定時間遅延させる遅延手段とを
具備したことを特徴とする。
【0044】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項20に記載のスイッチング電源装置は、請求項
15に記載のスイッチング電源装置において、前記吸収
手段は、前記トランス手段の巻線間に設けられた定電圧
制御回路であることを特徴とする。
【0045】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項21に記載のスイッチング電源装置は、請求項
15に記載のスイッチング電源装置において、前記吸収
手段は、前記スイッチ手段の端子間に設けられた定電圧
制御回路であることを特徴とする。
【0046】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項22に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れるスイッチング電源装置を制御する制御方法であっ
て、前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該
電気機器装置から信号を受け取り、スイッチング電源の
出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制御手段の発
振を停止し、前記電気機器装置から受け取った低周波パ
ルスを利用してスイッチング動作を行なうように制御す
ることを特徴とする。
【0047】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項23に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項22に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記スイッチングパルス幅制御手段は、ス
イッチングパルス幅制御用IC(integrated
circuit:集積回路)であることを特徴とす
る。
【0048】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項24に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れるスイッチング電源装置を制御する制御方法であっ
て、前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該
電気機器装置から信号を受け取り、スイッチング電源の
出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制御手段への
電力供給を停止し、前記電気機器装置から受け取った低
周波パルスを利用してスイッチング動作を行なうように
制御することを特徴とする。
【0049】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項25に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項24に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、 前記スイッチングパルス幅制御手段は、
スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
d circuit:集積回路)であることを特徴とす
る。
【0050】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項26に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れるスイッチング電源装置を制御する制御方法であっ
て、出力負荷電流を検出し、該検出した出力負荷電流値
に基づいて前記電気機器装置が省エネルギーモードであ
ると判断した場合、前記スイッチング電源の出力電圧を
制御するスイッチングパルス幅制御手段の発振を停止
し、前記電気機器装置から受け取った低周波パルスを利
用してスイッチング動作を行なうように制御することを
特徴とする。
【0051】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項27に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項26に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、 前記スイッチングパルス幅制御手段は、
スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
d circuit:集積回路)であることを特徴とす
る。
【0052】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項28に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れるスイッチング電源装置を制御する制御方法であっ
て、出力負荷電流を検出し、該検出した出力負荷電流値
に基づいて前記電気機器装置が省エネルギーモードであ
ると判断した場合、前記スイッチング電源の出力電圧を
制御するスイッチングパルス幅制御手段への電力供給を
停止し、前記電気機器装置から受け取った低周波パルス
を利用してスイッチング動作を行なうように制御するこ
とを特徴とする。
【0053】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項29に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項28に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記スイッチングパルス幅制御手段は、ス
イッチングパルス幅制御用IC(integrated
circuit:集積回路)であることを特徴とす
る。
【0054】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項30に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れ、交流電源から整流平滑された直流電力を起動抵抗を
介することでスイッチング電源の出力電圧を制御するス
イッチングパルス幅制御手段に供給して該スイッチング
パルス幅制御手段の発振を開始させ、前記直流電力をス
イッチング素子によって変圧器の一次巻線に断続的に通
電し、前記スイッチングパルス幅制御手段の発振開始後
は、前記変圧器の一次補助巻線に発生する出力を整流平
滑した直流電力を前記スイッチングパルス幅制御手段の
駆動電力として使用し、前記変圧器の二次巻線に発生す
る出力を整流平滑した直流電力を出力とするスイッチン
グ電源装置を制御する制御方法であって、前記電気機器
装置が省エネルギーモードに入ると該電気機器装置から
信号を受け取り、前記スイッチングパルス幅制御手段の
出力パルスを停止し、該出力パルス停止後に出力過電圧
及び過電流時の信号を前記電気機器装置にモニターさせ
るように制御し、前記出力パルスが停止された後に前記
電気機器装置からのパルス信号によって前記スイッチン
グ素子を駆動するパルスを発生するように制御すること
を特徴とする。
【0055】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項31に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項30に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記スイッチングパルス幅制御手段への電
力供給を遮断することにより、省エネルギーモードへ切
り換えることを特徴とする。
【0056】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項32に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項30または31に記載のスイッチング電源装
置の制御方法において、前記スイッチングパルス幅制御
手段は、スイッチングパルス幅制御用IC(integ
rated circuit:集積回路)であることを
特徴とする。
【0057】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項33に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れ、交流電源から整流平滑された直流電力を起動抵抗を
介することでスイッチング電源の出力電圧を制御するス
イッチングパルス幅制御手段に供給して該スイッチング
パルス幅制御手段の発振を開始させ、前記直流電力をス
イッチング素子によって変圧器の一次巻線に断続的に通
電し、前記スイッチングパルス幅制御手段の発振開始後
は、前記変圧器の一次補助巻線に発生する出力を整流平
滑した直流電力を前記スイッチングパルス幅制御手段の
駆動電力として使用し、前記変圧器の二次巻線に発生す
る出力を整流平滑した直流電力を出力とするスイッチン
グ電源装置を制御する制御方法であって、出力負荷電流
を検出し、該検出した出力負荷電流値に基づいて前記電
気機器装置が省エネルギーモードであると判断した場合
前記スイッチングパルス幅制御手段の出力パルスを停止
し、前記電気機器装置からパルス出力を開始させるため
の信号を前記電気機器装置に送り、前記出力パルスが停
止された後に出力過電圧及び過電流時の信号を前記電気
機器装置にモニターさせるように制御し、前記出力パル
スが停止された後に前記電気機器装置からのパルス信号
によって前記スイッチング素子を駆動するように制御す
ることを特徴とする。
【0058】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項34に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項33に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記スイッチングパルス幅制御手段への電
力供給を遮断することにより、省エネルギーモードへ切
り換えることを特徴とする。
【0059】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項35に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項33または34に記載のスイッチング電源装
置の制御方法において、前記スイッチングパルス幅制御
手段は、スイッチングパルス幅制御用IC(integ
rated circuit:集積回路)であることを
特徴とする。
【0060】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、省エネルギーモードを有する電気機器装置に接続さ
れるスイッチング電源装置を制御する制御方法であっ
て、スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチン
グパルス幅制御手段によってスイッチング手段を駆動
し、前記スイッチング手段によってトランス手段を駆動
し、前記スイッチング手段に加わるサージ電圧を吸収手
段により吸収し、入力電圧投入から一定時間経過後に前
記吸収手段を切り離すまたは切り替えるように制御する
ことを特徴とする。
【0061】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項37に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記吸収手段は、前記トランス手段の巻線
間に設けられたスナバ回路であることを特徴とする。
【0062】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項38に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項37に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記スナバ回路は、コンデンサ、抵抗及び
ダイオードによって構成されていることを特徴とする。
【0063】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項39に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記スイッチ手段は、半導体スイッチであ
ることを特徴とする。
【0064】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項40に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記トランス手段からの巻線電圧を利用し
て前記スイッチ手段をスイッチ駆動手段によりオン/オ
フ駆動し、入力電圧投入から前記スイッチ駆動手段によ
り前記スイッチ手段をオン/オフ駆動するまで一定時間
遅延させるように制御することを特徴とする。
【0065】また、上記目的を達成するために、本発明
の請求項41に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記吸収手段は、前記トランス手段の巻線
間に設けられた定電圧制御回路であることを特徴とす
る。
【0066】更に、上記目的を達成するために、本発明
の請求項42に記載のスイッチング電源装置の制御方法
は、請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
法において、前記吸収手段は、前記スイッチ手段の端子
間に設けられた定電圧制御回路であることを特徴とす
る。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図1〜図7を用いて説明する。
【0068】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態について、図1を用いて説明する。
【0069】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した第1の従来例である図8と
同一部分には同一符号が付してある。
【0070】図1において、図8と異なる点は、図8の
構成の一次側にトランジスタQ3,Q4,PC4,PC
5を、二次側にダイオードPC4′,PC5′、抵抗R
22、コンデンサC22を付加したことである。
【0071】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
の基本的な回路動作は、上述した第1の従来例である図
8と同一であるから、ここでは、本実施の形態に係るス
イッチング電源装置特有の回路動作についてのみ説明す
る。
【0072】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、電気機器装置本体1が省エネルギーモードに入る
と、該電気機器装置本体1のON/OFF端子のレベル
がハイ(High)に移行する。そして、ダイオードP
C4′に電流が流れ一次側に伝達されると、トランジス
タPC4を通じてコンデンサC2が充電され、電位が既
定値に達するとIC1は発振を停止する。IC1の発振
停止後は、電気機器装置本体1のパルス(PULSE)
端子より通常動作時よりも低い周波数のパルスを電気機
器装置本体1が出力する。ダイオードPC5′は、これ
を受けて断続的に通電、非通電を繰り返し、一次側のト
ランジスタPC5もこれに合わせてオン、オフを繰り返
す。トランジスタPC5がスイッチングすると、抵抗R
3を介してトランジスタQ3,Q4のベースにも電力が
断続的に供給され、これらに接続されたトランジスタQ
1のゲート端子にもパルス電圧が供給され、スイッチン
グは電気機器装置本体1からのパルスにより継続され
る。
【0073】電気機器装置本体1は、VD+、VD−端
子により出力電圧を検出し、これにより電気機器装置本
体1のパルス(PULSE)端子から出力されるパルス
幅を制御することで低周波でのPWM制御を実現し、省
エネルギーモードでのスイッチングロスの低減を実現で
きる。
【0074】また、過電圧、過電流等の出力異常時に
は、フォトカプラPC2′,PC3′のカソードと出力
のマイナス端子間に接続されたコンデンサC22に対す
る充電が開始し、電位が上昇すると、フォトカプラPC
2′,PC3′のカソードに接続された電気機器装置本
体1のED端子の電位も上昇し、その電位が既定値以上
になると、電気機器装置本体1のパルス(PULSE)
端子からのパルスの出力を停止する。これにより、出力
が停止するため、電気機器装置本体1の保護も同時に実
現できる。
【0075】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図2を用いて説明する。
【0076】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した第1の実施の形態における
図1と同一部分には同一符号が付してある。
【0077】図2において、図1と異なる点は、図1の
構成にトランジスタQ2、抵抗R4を付加すると共に、
トランジスタQ2のベースにトランジスタPC4を接続
したことである。
【0078】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
の基本的な回路動作は、上述した第1の実施の形態と同
一であるから、ここでは、本実施の形態に係るスイッチ
ング電源装置特有の回路動作についてのみ説明する。
【0079】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、電気機器装置本体1が省エネルギーモードに入っ
たときの電気機器装置本体1のON/OFF端子のロジ
ックを上述した第1の実施の形態と逆にする。つまり、
電気機器装置本体1が省エネルギーモードに入ったとき
の電気機器装置本体1のON/OFF端子のレベルがロ
ー(Low)になる。
【0080】定常時、ダイオードPC4′の発光部には
電流が流れ続け、受光部であるトランジスタPC4はオ
ンし続ける。これによりトランジスタQ2もオンし続け
るので、トランスT1の一次側補助巻線によって作られ
た電力は、IC1へ供給される。
【0081】電気機器装置本体1が省エネルギーモード
に入り、ロジックが反転すると、同様の流れでトランジ
スタQ2がオフしてIC1への電力供給が遮断される。
【0082】その後の動作は上述した第1の実施の形態
と同一であり、低周波でのPWM制御により低損失を実
現し、保護回路の動作も電気機器装置本体1側が引き継
いで継続する。
【0083】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図3を用いて説明する。
【0084】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した第1の実施の形態の図1と
同一部分には同一符号が付してある。
【0085】図3において、図1と異なる点は、図1の
構成に出力負荷電流検出手段CS及び抵抗R23を付加
すると共に、ダイオードPC4′を出力負荷電流検出手
段CSと電気機器装置本体1のCD端子との間に配設
し、コンデンサC22を抵抗R23と並列に配設し、電
気機器装置本体1のON/OFF端子に代えてCD端子
を設けたたことである。
【0086】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
の基本的な回路動作は、上述した従来例の図8のスイッ
チング電源装置と同一であるから、ここでは、本実施の
形態に係るスイッチング電源装置特有の回路動作につい
てのみ説明する。
【0087】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、出力電流負荷検出手段CSにより抵抗R21の両
端での電位差を検出することで出力電流をセンスする。
出力電流値が既定値を下回ると、省エネルギーモードで
あると判断し、ダイオードPC4′を介してコンデンサ
C23に対して充電を開始する。このとき同時に一次側
では、トランジスタPC4がオンしてコンデンサC2に
対して充電を開始する。コンデンサC2の電位が上昇し
て既定値を超えると、IC1は発振を停止する。二次側
ではコンデンサC23の電位が上昇し、電気機器装置本
体1のCD端子の電圧が既定値を超えると、電気機器装
置本体1のPULSE端子よりPWM制御用の通常動作
時よりも低い周波数のパルスが出力され始める。
【0088】ダイオードPC5′はこれを受け、断続的
に通電、非通電を繰り返し、一次側のトランジスタPC
5もこれに合わせてオン、オフを繰り返す。トランジス
タPC5がスイッチングすると、抵抗R3を介してトラ
ンジスタQ3,Q4のベースにも電力が断続的に供給さ
れ、これらに接続されたトランジスタQ1のゲート端子
にもパルス電圧が供給され、スイッチングは電気機器装
置本体1のからのパルスによって継続される。
【0089】電気機器装置本体1は、VD+,VD−端
子により出力電圧を検出し、これにより電気機器装置本
体1のPULSE端子から出力されるパルス幅を制御す
ることにより、低周波でのPWM制御を実現し、省エネ
ルギーモードでのスイッチングロスの低減を実現でき
る。
【0090】過電圧、過電流等の出力異常時には、フォ
トカプラPC2,PC3のカソードと出力のマイナス端
子間に接続されたコンデンサC22に対して充電が開始
され、その電位が上昇すると、フォトカプラPC2,P
C3のカソードに接続されたED端子の電位も上昇し、
その電位が既定値以上になると、電気機器装置本体1の
PULSE端子からの出力パルスを停止する。これによ
り、出力が停止するため、装置の保護も同時に実現でき
る。
【0091】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を図4を用いて説明する。
【0092】図4は、本発明の第4の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した第3の実施の形態の図3と
同一部分には同一符号が付してある。
【0093】図4において、図3と異なる点は、図3の
構成にトランジスタQ2、抵抗R4を付加すると共に、
トランジスタQ2のベースにトランジスタPC4を接続
したことである。
【0094】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
の基本的な回路動作は、上述した第3の実施の形態の図
3のスイッチング電源装置と同一であるから、ここで
は、本実施の形態に係るスイッチング電源装置特有の回
路動作についてのみ説明する。
【0095】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、出力負荷電流検出手段CSからの出力ロジックを
上述した第3の実施の形態とは逆にして、定常動作時に
ハイ(High)レベルとなり、出力負荷電流が既定値
を下回り、電気機器装置本体1が省エネルギーモードに
入ったと判断するとロー(Low)レベルに移行する。
【0096】定常時、ダイオードPC4′の発光部には
電流が流れ続け、受光部であるトランジスタPC4はオ
ンし続ける。これによりトランジスタQ2もオンし続け
るので、トランスT1の一次側補助巻線によって作られ
た電力はIC1へ供給される。
【0097】また、電気機器装置本体1が省エネルギー
モードに入り、ロジックが前記の状態とは反対に反転す
ると、前記と同様の流れでトランジスタQ2がオフして
IC1への電力供給が切断される。
【0098】その後の動作は上述した第3の実施の形態
と同様であり、低周波でのPWM制御により低損失を実
現し、保護回路の動作も電気機器装置本体1が引き継い
で継続する。
【0099】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態を図5を用いて説明する。
【0100】図5は、本発明の第5の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した従来の図9と同一部分には
同一符号が付してある。
【0101】図5において図9と異なる点は、図9の構
成から抵抗R20及びコンデンサC20を削除すると共
に、図9の構成にトランジスタQ10、ダイオードD1
1、抵抗R11,R12及びコンデンサC11,C12
を付加したことである。
【0102】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
の基本的な回路動作は、上述した従来の図9のスイッチ
ング電源装置と同一であるから、ここでは、本実施の形
態に係るスイッチング電源装置特有の回路動作、即ち、
電気機器装置本体が定常状態に落ち着いたことを判断
し、吸収手段であるスナバ回路を切り離すメカニズムに
ついてのみ説明する。
【0103】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、IC1が動作を開始し、パルス電圧が出力し始め
ると、スイッチングトランジスタ(FET)Q1は前記
パルスと同じ周期でスイッチングを開始する。該スイッ
チングが始まると、ダイオードD10、抵抗R10、コ
ンデンサC10にも1周期毎に電圧が加わり、トランジ
スタQ10は抵抗R12からベースに電圧がバイアスさ
れてオンするので、トランスT1の巻線間にはダイオー
ドD10、抵抗R10、コンデンサC10が接続されて
いることとなり、サージ電圧はこれらによって吸収され
る。
【0104】スイッチングが始まると、トランスT1の
巻線に電圧が発生し、ダイオードD11、コンデンサC
11によって整流平滑された電圧はトランジスタQ10
のエミッタに対して負の電圧である。この電圧は抵抗R
11、コンデンサC12から成る遅延回路を通り、一定
時間経過後、トランジスタQ10のベースを逆バイアス
する。これによってトランジスタQ10はオフし、ダイ
オードD10、抵抗R10、コンデンサC10から成
る。
【0105】スナバ回路はトランスT1の巻線から切断
される。つまり、抵抗R11、コンデンサC12から成
る遅延回路の時定数を調整し、AC入力電圧投入から回
路が定常状態に落ち着くまでトランジスタQ10のベー
スをバイアスしないように設定すれば、過渡状態にサー
ジ電圧が発生している間には前記スナバ回路が接続され
て、スイッチング素子を保護し、定常状態に落ち着いて
サージ電圧がおさまってくると前記スナバ回路を切り離
して、消費電力の低減を図ることができる。
【0106】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態を図6を用いて説明する。
【0107】図6は、本発明の第6の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した第5の実施の形態の図5と
同一部分には同一符号が付してある。
【0108】図6において図5と異なる点は、図5の構
成にツェナーダイオードZD10及び抵抗R13を付加
することによって、吸収手段としてトランスT1の巻線
間に定電圧制御回路を設けたことである。
【0109】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、IC1が動作を開始し、パルス電圧が出力され始
めると、スイッチングトランジスタ(FET)Q1は、
前記パルスと同じ周期でスイッチングを開始する。該ス
イッチングが開始するとトランスT1の巻線間に電圧が
加わるが、トランジスタQ10とツェナーダイオードZ
D10とから成る定電圧制御回路によって、トランスT
1の巻線間に電圧が一定以上にならないように制御され
る。
【0110】上述した第5の実施の形態と同様に、入力
電圧投入後一定時間経過後にトランジスタQ10のベー
スが逆バイアスされると、前記定電圧制御回路が切り離
され、ダイオード10、抵抗R10、コンデンサC10
から成るスナバ回路のみの接続となる。
【0111】定常状態でのサージ電圧が高く、前記吸収
手段を完全に切り離してしまうと回路の信頼性に問題が
ある場合には、前記吸収手段を完全に切り離さずに、本
実施の形態のように吸収手段を切り換えることも可能で
ある。
【0112】定常状態でのサージ電圧は、入力電圧投入
直後の過渡状態と比較して低いため、吸収能力のあまり
高くない手段、つまり、消費電力の少ない吸収手段で十
分に役目を果たす。抵抗R11とコンデンサC12とか
ら成る遅延回路の時定数を入力電圧投入後、回路が定常
状態に落ち着くまでの時間となるように調整すること
で、入力電圧投入直後に発生する大きなサージ電圧を吸
収するための吸収手段と定常状態でのサージ電圧を吸収
するための手段とを切り換えて、スイッチング素子の信
頼性の確保と消費電力の低減を図ることができる。
【0113】勿論、コンデンサC10及び抵抗R10を
省略し、低電圧制御回路を一定時間経過後に切り離す構
成としても良い。
【0114】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態を図7を用いて説明する。
【0115】図7は、本発明の第7の実施の形態に係る
スイッチング電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、同図において、上述した従来の図9と同一部分には
同一符号が付してある。
【0116】図7において図9と異なる点は、図9の構
成からダイオードD10、抵抗C10、コンデンサ10
を削除すると共に、図9の構成にツェナーダイオードZ
D20及びトランジスタQ20を付加することにより、
トランスT1の巻線間ではなく、スイッチングトランジ
スタQ1の端子間に吸収手段を設けたことである。
【0117】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
では、IC1に電力が供給されると、パルス電圧が出力
される。そして、スイッチングトランジスタ(FET)
Q1は、前記パルスと同じ周期でスイッチングを開始す
る。該スイッチングトランジスタQ1がオフする瞬間
に、そのドレイン、ソース間に発生するサージ電圧は、
ツェナーダイオードZD20のツェナー電圧以上になる
とクランプされ、スイッチングトランジスタQ1は保護
される。
【0118】スイッチングが始まり、トランスT1の巻
線に電圧が発生すると、ダイオードD2とコンデンサC
2とによって整流平滑された電圧は抵抗R21とコンデ
ンサC20とから成る遅延回路を通り、一定時間経過後
にトランジスタQ20のベースに電圧を供給する。その
後、トッランジスタQ20はオフし、ツェナーダイオー
ドZD20、抵抗R20は回路から切り離される。この
遅延回路の時定数を調整して、入力電圧投入後回路が定
常状態に落ち着いた後にトランジスタQ20がオフする
ようにすれば、入力電圧投入直後の過渡状態に発生する
サージ電圧は、ツェナーダイオードZD20と抵抗R2
0とから成る吸収手段により吸収し、定常状態に落ち着
いてサージ電圧がおさまると、ツェナーダイオードZD
20と抵抗R20とから成る吸収手段を切り離し、ここ
でロスされる電力の低減を図ることができる。つまり、
回路の信頼性と低消費電力化を同時に実現することが可
能となる。
【0119】なお、トランスT1の巻線間と端子間の両
方に前記吸収手段を構成する構成素子を入れることも可
能であり、その場合には、上述した第5〜第7の実施の
形態を組み合わせて使用することができる。
【0120】
【発明の効果】本発明のスイッチング電源装置によれ
ば、従来軽負荷時にも定格時と同じ周波数でスイッチン
グしていたことによって発生していた不要なスイッチン
グロスを低減し、電気機器装置の省エネルギー化に大き
く貢献することができる。
【0121】また、本発明のスイッチング電源装置によ
れば、定常状態における吸収手段によるロスを低減する
ことができ、回路の信頼性と省電力化を同時に達成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態に係るスイッチング
電源装置の構成を示すブロック図である。
【図8】従来のスイッチング電源装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】図8とは異なる従来のスイッチング電源装置の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電気機器装置本体 IC1 パルス制御IC(integrated c
ircuit:集積回路) AC 商用交流電源 C1 コンデンサ C2 コンデンサ C3 コンデンサ C21 コンデンサ C22 コンデンサ D1 ダイオード D2 ダイオード D21 ダイオード OC 過電流検出手段 OV 過電圧検出手段 PC1 トランジスタ PC1′ フォトカプラ PC2 トランジスタ PC2′ フォトカプラ PC3 トランジスタ PC3′ フォトカプラ PC4 トランジスタ PC4′ ダイオード PC5 トランジスタ PC5′ ダイオード Q1 トランジスタ Q2 トランジスタ Q3 トランジスタ Q4 トランジスタ R1 抵抗 R2 抵抗 R3 抵抗 R4 抵抗 R21 抵抗 R22 抵抗 R23 抵抗 V 出力電圧検知手段 OC 過電流検出手段

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 省エネルギーモードを有する電気機器装
    置に接続されるスイッチング電源装置であって、 スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチングパ
    ルス幅制御手段と、 前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該電気
    機器装置から信号を受け取る信号受取手段と、 前記信号受取手段が前記電気機器装置から信号を受け取
    ると前記スイッチングパルス幅制御手段の発振を停止す
    る発振停止手段と、 前記電気機器装置からの低周波パルスを受け取る低周波
    パルス受取手段と、 前記低周波パルス受取手段が前記電気機器装置から低周
    波パルスを受け取ると該低周波パルスを利用してスイッ
    チング動作を行なうように制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチングパルス幅制御手段は、
    スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
    d circuit:集積回路)であることを特徴とす
    る請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 省エネルギーモードを有する電気機器装
    置に接続されるスイッチング電源装置であって、 スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチングパ
    ルス幅制御手段と、 前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該電気
    機器装置から信号を受け取る信号受取手段と、 前記信号受取手段が前記電気機器装置から信号を受け取
    ると前記スイッチングパルス幅制御手段への電力供給を
    停止する電力供給停止手段と、 前記電気機器装置からの低周波パルスを受け取る低周波
    パルス受取手段と、 前記低周波パルス受取手段が前記電気機器装置からの低
    周波パルスを受け取ると該低周波パルスを利用してスイ
    ッチング動作を行なうように制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とするスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチングパルス幅制御手段は、
    スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
    d circuit:集積回路)であることを特徴とす
    る請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 省エネルギーモードを有する電気機器装
    置に接続されるスイッチング電源装置であって、 スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチングパ
    ルス幅制御手段と、 出力負荷電流を検出する出力負荷電流検出手段と、 前記出力負荷電流検出手段が検出した出力負荷電流値に
    基づいて前記電気機器装置が省エネルギーモードである
    か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が省エネルギーモードであると判断した場
    合前記スイッチングパルス幅制御手段の発振を停止する
    発振停止手段と、 前記電気機器装置からの低周波パルスを受け取る低周波
    パルス受取手段と、 前記低周波パルス受取手段が前記電気機器装置からの低
    周波パルスを受け取ると該低周波パルスを利用してスイ
    ッチング動作を行なうように制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とするスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチングパルス幅制御手段は、
    スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
    d circuit:集積回路)であることを特徴とす
    る請求項5に記載のスイッチング電源装置。
  7. 【請求項7】 省エネルギーモードを有する電気機器装
    置に接続されるスイッチング電源装置であって、 スイッチング電源の出力電圧を制御するスイッチングパ
    ルス幅制御手段と、 出力負荷電流を検出する出力負荷電流検出手段と、 前記出力負荷電流検出手段が検出した出力負荷電流値に
    基づいて前記電気機器装置が省エネルギーモードである
    か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が省エネルギーモードであると判断した場
    合前記スイッチングパルス幅制御手段への電力供給を停
    止する電力供給停止手段と、 前記電気機器装置からの低周波パルスを受け取る低周波
    パルス受取手段と、 前記低周波パルス受取手段が前記電気機器装置からの低
    周波パルスを受け取ると該低周波パルスを利用してスイ
    ッチング動作を行なうように制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とするスイッチング電源装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチングパルス幅制御手段は、
    スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
    d circuit:集積回路)であることを特徴とす
    る請求項7に記載のスイッチング電源装置。
  9. 【請求項9】 省エネルギーモードを有する電気機器装
    置に接続され、交流電源から整流平滑された直流電力を
    起動抵抗を介することでスイッチング電源の出力電圧を
    制御するスイッチングパルス幅制御手段に供給して該ス
    イッチングパルス幅制御手段の発振を開始させ、前記直
    流電力をスイッチング素子によって変圧器の一次巻線に
    断続的に通電し、前記スイッチングパルス幅制御手段の
    発振開始後は、前記変圧器の一次補助巻線に発生する出
    力を整流平滑した直流電力を前記スイッチングパルス幅
    制御手段の駆動電力として使用し、前記変圧器の二次巻
    線に発生する出力を整流平滑した直流電力を出力とする
    スイッチング電源装置であって、 前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該電気
    機器装置から信号を受け取る信号受取手段と、 前記信号受取手段が前記電気機器装置から信号を受け取
    ると前記スイッチングパルス幅制御手段の出力パルスを
    停止する出力パルス停止手段と、 前記出力パルス停止手段により前記出力パルスが停止さ
    れた後に出力過電圧及び過電流時の信号を前記電気機器
    装置にモニターさせるように制御する制御手段と、 前記出力パルス停止手段により前記出力パルスが停止さ
    れた後に前記電気機器装置からのパルス信号によって前
    記スイッチング素子を駆動するパルスを発生するパルス
    発生手段とを有することを特徴とするスイッチング電源
    装置。
  10. 【請求項10】 省エネルギーモードへ切り換える切換
    手段は、前記スイッチングパルス幅制御手段への電力供
    給を遮断することを特徴とする請求項9に記載のスイッ
    チング電源装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項9または10に記載のスイッチング電源装
    置。
  12. 【請求項12】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続され、交流電源から整流平滑された直流電力
    を起動抵抗を介することでスイッチング電源の出力電圧
    を制御するスイッチングパルス幅制御手段に供給して該
    スイッチングパルス幅制御手段の発振を開始させ、前記
    直流電力をスイッチング素子によって変圧器の一次巻線
    に断続的に通電し、前記スイッチングパルス幅制御手段
    の発振開始後は、前記変圧器の一次補助巻線に発生する
    出力を整流平滑した直流電力を前記スイッチングパルス
    幅制御手段の駆動電力として使用し、前記変圧器の二次
    巻線に発生する出力を整流平滑した直流電力を出力とす
    るスイッチング電源装置であって、 出力負荷電流を検出する出力負荷電流検出手段と、 前記出力負荷電流検出手段が検出した出力負荷電流値に
    基づいて前記電気機器装置が省エネルギーモードである
    か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が省エネルギーモードであると判断した場
    合前記スイッチングパルス幅制御手段の出力パルスを停
    止する出力パルス停止手段と、 前記電気機器装置からパルス出力を開始させるための信
    号を前記電気機器装置に送る信号送出手段と、 前記出力パルス停止手段により前記出力パルスが停止さ
    れた後に出力過電圧及び過電流時の信号を前記電気機器
    装置にモニターさせるように制御する制御手段と、 前記出力パルス停止手段により前記出力パルスが停止さ
    れた後に前記電気機器装置からのパルス信号によって前
    記スイッチング素子を駆動するスイッチング素子駆動手
    段とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  13. 【請求項13】 省エネルギーモードへ切り換える切換
    手段は、前記スイッチングパルス幅制御手段への電力供
    給を遮断することを特徴とする請求項12に記載のスイ
    ッチング電源装置。
  14. 【請求項14】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項12または13に記載のスイッチング電源
    装置。
  15. 【請求項15】 スイッチング電源の出力電圧を制御す
    るスイッチングパルス幅制御手段と、 前記スイッチングパルス幅制御手段によって駆動される
    スイッチング手段と、 前記スイッチング手段によって駆動されるトランス手段
    と、 前記スイッチング手段に加わるサージ電圧を吸収する吸
    収手段と、 入力電圧投入から一定時間経過後に前記吸収手段を切り
    離すまたは切り替えるスイッチ手段とを具備したことを
    特徴とするスイッチング電源装置。
  16. 【請求項16】 前記吸収手段は、前記トランス手段の
    巻線間に設けられたスナバ回路であることを特徴とする
    請求項15に記載のスイッチング電源装置。
  17. 【請求項17】前記スナバ回路は、コンデンサ、抵抗及
    びダイオードによって構成されていることを特徴とする
    請求項16に記載のスイッチング電源装置。
  18. 【請求項18】 前記スイッチ手段は、半導体スイッチ
    であることを特徴とする請求項15に記載のスイッチン
    グ電源装置。
  19. 【請求項19】 前記トランス手段からの巻線電圧を利
    用して前記スイッチ手段をオン/オフ駆動するスイッチ
    駆動手段と、 入力電圧投入から前記スイッチ駆動手段により前記スイ
    ッチ手段をオン/オフ駆動するまで一定時間遅延させる
    遅延手段とを具備したことを特徴とする請求項15に記
    載のスイッチング電源装置。
  20. 【請求項20】 前記吸収手段は、前記トランス手段の
    巻線間に設けられた定電圧制御回路であることを特徴と
    する請求項15に記載のスイッチング電源装置。
  21. 【請求項21】 前記吸収手段は、前記スイッチ手段の
    端子間に設けられた定電圧制御回路であることを特徴と
    する請求項15に記載のスイッチング電源装置。
  22. 【請求項22】省エネルギーモードを有する電気機器装
    置に接続されるスイッチング電源装置を制御する制御方
    法であって、前記電気機器装置が省エネルギーモードに
    入ると該電気機器装置から信号を受け取り、スイッチン
    グ電源の出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制御
    手段の発振を停止し、前記電気機器装置から受け取った
    低周波パルスを利用してスイッチング動作を行なうよう
    に制御することを特徴とするスイッチング電源装置の制
    御方法。
  23. 【請求項23】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項22に記載のスイッチング電源装置の制御
    方法。
  24. 【請求項24】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続されるスイッチング電源装置を制御する制御
    方法であって、前記電気機器装置が省エネルギーモード
    に入ると該電気機器装置から信号を受け取り、スイッチ
    ング電源の出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制
    御手段への電力供給を停止し、前記電気機器装置から受
    け取った低周波パルスを利用してスイッチング動作を行
    なうように制御することを特徴とするスイッチング電源
    装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項24に記載のスイッチング電源装置の制御
    方法。
  26. 【請求項26】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続されるスイッチング電源装置を制御する制御
    方法であって、出力負荷電流を検出し、該検出した出力
    負荷電流値に基づいて前記電気機器装置が省エネルギー
    モードであると判断した場合、前記スイッチング電源の
    出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制御手段の発
    振を停止し、前記電気機器装置から受け取った低周波パ
    ルスを利用してスイッチング動作を行なうように制御す
    ることを特徴とするスイッチング電源装置の制御方法。
  27. 【請求項27】前記スイッチングパルス幅制御手段は、
    スイッチングパルス幅制御用IC(integrate
    d circuit:集積回路)であることを特徴とす
    る請求項26に記載のスイッチング電源装置の制御方
    法。
  28. 【請求項28】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続されるスイッチング電源装置を制御する制御
    方法であって、出力負荷電流を検出し、該検出した出力
    負荷電流値に基づいて前記電気機器装置が省エネルギー
    モードであると判断した場合、前記スイッチング電源の
    出力電圧を制御するスイッチングパルス幅制御手段への
    電力供給を停止し、前記電気機器装置から受け取った低
    周波パルスを利用してスイッチング動作を行なうように
    制御することを特徴とするスイッチング電源装置の制御
    方法。
  29. 【請求項29】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項28に記載のスイッチング電源装置の制御
    方法。
  30. 【請求項30】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続され、交流電源から整流平滑された直流電力
    を起動抵抗を介することでスイッチング電源の出力電圧
    を制御するスイッチングパルス幅制御手段に供給して該
    スイッチングパルス幅制御手段の発振を開始させ、前記
    直流電力をスイッチング素子によって変圧器の一次巻線
    に断続的に通電し、前記スイッチングパルス幅制御手段
    の発振開始後は、前記変圧器の一次補助巻線に発生する
    出力を整流平滑した直流電力を前記スイッチングパルス
    幅制御手段の駆動電力として使用し、前記変圧器の二次
    巻線に発生する出力を整流平滑した直流電力を出力とす
    るスイッチング電源装置を制御する制御方法であって、
    前記電気機器装置が省エネルギーモードに入ると該電気
    機器装置から信号を受け取り、前記スイッチングパルス
    幅制御手段の出力パルスを停止し、該出力パルス停止後
    に出力過電圧及び過電流時の信号を前記電気機器装置に
    モニターさせるように制御し、前記出力パルスが停止さ
    れた後に前記電気機器装置からのパルス信号によって前
    記スイッチング素子を駆動するパルスを発生するように
    制御することを特徴とするスイッチング電源装置の制御
    方法。
  31. 【請求項31】 前記スイッチングパルス幅制御手段へ
    の電力供給を遮断することにより、省エネルギーモード
    へ切り換えることを特徴とする請求項30に記載のスイ
    ッチング電源装置の制御方法。
  32. 【請求項32】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項30または31に記載のスイッチング電源
    装置の制御方法。
  33. 【請求項33】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続され、交流電源から整流平滑された直流電力
    を起動抵抗を介することでスイッチング電源の出力電圧
    を制御するスイッチングパルス幅制御手段に供給して該
    スイッチングパルス幅制御手段の発振を開始させ、前記
    直流電力をスイッチング素子によって変圧器の一次巻線
    に断続的に通電し、前記スイッチングパルス幅制御手段
    の発振開始後は、前記変圧器の一次補助巻線に発生する
    出力を整流平滑した直流電力を前記スイッチングパルス
    幅制御手段の駆動電力として使用し、前記変圧器の二次
    巻線に発生する出力を整流平滑した直流電力を出力とす
    るスイッチング電源装置を制御する制御方法であって、
    出力負荷電流を検出し、該検出した出力負荷電流値に基
    づいて前記電気機器装置が省エネルギーモードであると
    判断した場合前記スイッチングパルス幅制御手段の出力
    パルスを停止し、前記電気機器装置からパルス出力を開
    始させるための信号を前記電気機器装置に送り、前記出
    力パルスが停止された後に出力過電圧及び過電流時の信
    号を前記電気機器装置にモニターさせるように制御し、
    前記出力パルスが停止された後に前記電気機器装置から
    のパルス信号によって前記スイッチング素子を駆動する
    ように制御することを特徴とするスイッチング電源装置
    の制御方法。
  34. 【請求項34】 前記スイッチングパルス幅制御手段へ
    の電力供給を遮断することにより、省エネルギーモード
    へ切り換えることを特徴とする請求項33に記載のスイ
    ッチング電源装置の制御方法。
  35. 【請求項35】 前記スイッチングパルス幅制御手段
    は、スイッチングパルス幅制御用IC(integra
    ted circuit:集積回路)であることを特徴
    とする請求項33または34に記載のスイッチング電源
    装置の制御方法。
  36. 【請求項36】 省エネルギーモードを有する電気機器
    装置に接続されるスイッチング電源装置を制御する制御
    方法であって、 スイッチング電源の出力電圧を制御す
    るスイッチングパルス幅制御手段によってスイッチング
    手段を駆動し、前記スイッチング手段によってトランス
    手段を駆動し、 前記スイッチング手段に加わるサージ電圧を吸収手段に
    より吸収し、入力電圧投入から一定時間経過後に前記吸
    収手段を切り離すまたは切り替えるように制御すること
    を特徴とするスイッチング電源装置の制御方法。
  37. 【請求項37】 前記吸収手段は、前記トランス手段の
    巻線間に設けられたスナバ回路であることを特徴とする
    請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方法。
  38. 【請求項38】 前記スナバ回路は、コンデンサ、抵抗
    及びダイオードによって構成されていることを特徴とす
    る請求項37に記載のスイッチング電源装置の制御方
    法。
  39. 【請求項39】 前記スイッチ手段は、半導体スイッチ
    であることを特徴とする請求項36に記載のスイッチン
    グ電源装置の制御方法。
  40. 【請求項40】 前記トランス手段からの巻線電圧を利
    用して前記スイッチ手段をスイッチ駆動手段によりオン
    /オフ駆動し、入力電圧投入から前記スイッチ駆動手段
    により前記スイッチ手段をオン/オフ駆動するまで一定
    時間遅延させるように制御することを特徴とする請求項
    36に記載のスイッチング電源装置の制御方法。
  41. 【請求項41】 前記吸収手段は、前記トランス手段の
    巻線間に設けられた定電圧制御回路であることを特徴と
    する請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
    法。
  42. 【請求項42】 前記吸収手段は、前記スイッチ手段の
    端子間に設けられた定電圧制御回路であることを特徴と
    する請求項36に記載のスイッチング電源装置の制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009124849A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Murata Mfg Co Ltd 絶縁型dc−dcコンバータ
JP2010136558A (ja) * 2009-04-24 2010-06-17 Well Shin Technology Co Ltd 自動車用dcコンバーター
US9118252B2 (en) 2012-12-28 2015-08-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Switching power source, power-supply system and image forming apparatus
US9275319B2 (en) 2014-04-01 2016-03-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Electric power system and image forming apparatus
US9658681B2 (en) 2010-11-05 2017-05-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Power supply system and image forming apparatus

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