JP2002122453A - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2002122453A JP2000313044A JP2000313044A JP2002122453A JP 2002122453 A JP2002122453 A JP 2002122453A JP 2000313044 A JP2000313044 A JP 2000313044A JP 2000313044 A JP2000313044 A JP 2000313044A JP 2002122453 A JP2002122453 A JP 2002122453A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏流や渦を含む被測定流体に対して、従来よ
りも一層正確な流量測定が可能な流量測定装置を提供す
ること。 【解決手段】 被測定流体の流量を測定するための流量
計測路11は、その入口111に連なる上流領域におけ
る開口面積が上流から下流に向かって漸次減少する構造
を有し、流量計測路11内の出口の近傍には流量検出素
子31が設置されており、また流量計測路11の入口1
11から流入した被測定流体の一部を上記流量計測路1
1の出口112よりも上流において、就中、流量検出素
子31が設置された位置よりも上流において、流量計測
路11の外に漏出させる漏れ流路18を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量測定装置に関
し、特に内燃機関などのエンジンの吸入空気流量の測定
に好適な流量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、特開平8−313318号公
報に開示された従来の流量測定装置の正面図であり、図
14は図13のXIV − XIV線に沿った断面図である。図
13〜図14において、10は流量測定装置、1は流量
測定装置本体、2は回路基板収容ケース、3は流量測定
のための電気部材、5は流量測定の対象とする流体(以
下、被測定流体)が流れる管路、6は整流格子である。
矢印Aは、被測定流体の流れ方向を示す(以下の諸図に
おいても同じ)。回路基板収容ケース2は、流量測定装
置本体1と連結されており、また管路5に取付けられて
流量測定装置本体1を管路5内に保持している。流量測
定装置本体1は、入口がベルマウス形状の円筒体からな
る流量計測路11とターミナル保持部材13とから構成
されている。電気部材3は、流量検出抵抗311からな
る流量検出素子31、温度補償抵抗312、回路基板収
容ケース2内に収容された回路基板34、ターミナル3
5、およびコネクタ36とから構成されている。流量検
出素子31と温度補償抵抗312は、ターミナル35を
介して回路基板34に電気的に接続されており、また回
路基板34はコネクタ36と電気的に接続されている。
しかして流量検出素子31などは、コネクタ36を通じ
て供給される電力により稼働されており、また流量検出
素子31により検出された被測定流体の流量は電気信号
に変換され、回路基板34を経由して外部の受信装置
(図示せず)に入力される。流量検出抵抗311は、セ
ラミック基板上に白金を櫛歯状に着膜して形成されてお
り、温度補償抵抗32も白金で形成されている。
【0003】この様な従来の流量測定装置10におい
て、流量検出素子31の流量検出抵抗311に流れる加
熱電流は、流量検出抵抗311の平均温度が温度補償抵
抗312で検出された被測定流体の温度よりも所定の温
度だけ高くなるように、回路基板34中に形成された回
路(図示せず)によって制御されており、その状態にお
いて流量検出抵抗311の抵抗値の温度依存性と被測定
流体の流れに基づく流量検出抵抗311の冷却効果とか
ら流量検出抵抗311に供給される加熱電流が検出さ
れ、この加熱電流値は流量信号として外部の受信装置に
入力される。
【0004】図15は、上記の流量測定装置10が自動
車用内燃機関における空気吸入流量の測定に採用された
場合の配管系の断面図例を示す。図15において、6は
整流格子、7はエアクリーナケース、71はエアクリー
ナケース7内に設けられたエアクリーナエレメントであ
る。エアクリーナエレメント71は、不織布、濾紙など
からなるフィルターであり、内燃機関(図示せず)が吸
入する空気中のダストを捕捉して、ダストが上記内燃機
関の内部に入らぬようにするためのものである。かかる
配管系においては、流量測定装置10はエアクリーナエ
レメント71の下流に配設される。
【0005】エアクリーナエレメント71は、上記内燃
機関の運転に基づく空気吸入量の増加と共に増加する堆
積ダストにより目詰まりを起こし、この目詰まりにより
エアクリーナエレメント71を通過した吸入空気の流れ
には、渦や流速分布上の大きな偏りなどが生じる。この
結果、エアクリーナエレメント71に目詰まりが生じる
前と後とでは、流量測定装置10の上流における吸入空
気の流れに大きな変化が生じる。しかし吸入空気の流れ
に大きな変化が生じても、流量測定装置10の手前に配
設された整流格子6と流量測定装置10における流量計
測路11のベルマウス形状とにより吸入空気の流れの変
化が緩和されて、流量測定装置10による流量の測定誤
差は低い値に抑えられる。その際に整流格子6は、渦な
どの旋回流成分を除去する作用があり、ベルマウス形状
は流量計測路11に流入する空気をある程度縮流して流
速分布上の偏りを軽減する作用をなす。なお円筒形状の
流量計測路11は、ベルマウス形状を有すると言えども
渦を低減する作用はさほど大きくないので、かかる円筒
形状の側流路11を有する流量測定装置10は、一般的
に整流格子6と併用されることが多い。
【0006】近年においてはエンジンルームの小型化の
要求に伴い、例えば特開平8−219838号公報に開
示された流量測定装置のように、管路への取り付けが簡
単な所謂プラグイン型のものが提案されている。ところ
が上記公報に開示された流量測定装置は、前記の図14
に見られる流量計測路11のような被測定流体の流量を
測定するための特別な流体通路を具備しないので、流量
測定装置自体に前述の整流格子のような整流装置を付加
することが困難となる。このために上記の流量測定装置
は、エアクリーナエレメントに目詰まりが生じると流量
の測定誤差が大きくなる問題がある。
【0007】なお、プラグイン型の流量測定装置による
流量の測定誤差を低減するために、エアクリーナケース
や吸気管に整流装置を装着する場合もある。しかしその
場合には、十分な整流効果を得るために整流装置の目を
細かくすると、圧力損失が増大して内燃機関が吸入でき
る空気量が制限されて内燃機関の出力が低下し、あるい
はエアクリーナエレメントを通過した小さなダストによ
り整流装置が目詰まりする問題がある。一方、目詰まり
の問題を解決するために整流装置の目を粗くすると、整
流効果が低下するだけでなく、整流装置の下流に生じる
渦により上記流量測定装置の流量検出部における境界層
の厚さの増大、摩擦応力の不均一などの問題が生じて、
検出流量の信号に乱れが生じて正確な流量の測定ができ
なくなる場合がある。またさらに、流量測定装置に整流
格子などの整流装置を付加する必要性のために、流量測
定装置の製造コストが高くなる問題もある。
【0008】特願平11−131570(以下、先願技
術)に開示された流量測定装置は、上記の諸問題を解決
するために本発明者らの内の一部により開発されたもの
であって、図16〜図17によりその流量測定装置の構
造を概略説明する。
【0009】図16は上記流量測定装置の正面図であ
り、図17は図16のXVII−XVII線に沿った断面図であ
る。図16〜図17において、流量測定装置10は、被
測定流体が流れる管路5に取付けられており、柱状を呈
する流量測定装置本体1を有する。流量測定装置本体1
は、被測定流体の一部を取り入れて流す流量計測路11
および流量計測路11内に設置された流量検出素子31
を有する。流量計測路11は、流量測定装置本体1の上
記被測定流体の流れ(矢印A)に対向する対流面におい
て開口する入口111と上記対流面の裏側において開口
する出口112とを有し、流量計測路11の開口面積
(流量計測路11の中心軸に直交する方向の断面積、以
下同様)は、入口111から出口112まで漸次減少し
ている。
【0010】図16〜図17に示す流量計測路11は、
たとえこの流量計測路11に流入する被測定流体が、例
えば目詰まりした整流格子を通過した気体のように流速
分布上に大きな偏りがある流れ(以下、偏流)や渦を含
むものであっても、上記した特異な流路構造による縮
流、並びにこの縮流に基づいて先願技術の明細書に詳述
されている整流作用により被測定流体を整流して偏流や
渦を効果的に低減する機能を有する。
【0011】ところで上記流量計測路11の入口111
における流入気体の流れを図17に概念的に図示するよ
うに、矢印Bで示すような流量計測路11の中心並びに
その近傍に流入する被測定流体は出口112の方に流れ
て出口112から流量計測路11の外に排出されるが、
入口111の端に流入した被測定流体の一部は矢印Cで
示すように逆流して入口111の外に出る問題がある。
かかる一部の流体の逆流現象により、流量計測路11の
入口111で気流に乱れが生じて流量計測路11による
前記した縮流に基づく整流作用が低下することがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記先願技
術における上記の問題に鑑み、偏流や渦を含む被測定流
体に対して従来よりも一層正確に流量測定することが可
能な流量測定装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による流量測定装
置は、(1)被測定流体の流量を測定するための流量計
測路を有する流量測定装置本体、上記流量計測路内に設
置された流量検出素子、および上記流量計測路の入口の
一部を漏れ流路入口とすると共にこの漏れ流路入口から
流入した被測定流体を上記流量計測路の出口よりも上流
において上記流量計測路の外に漏出させる漏れ流路を備
えたものである。 (2)上記(1)において、流量計測路中の少なくとも
上記流量計測路の入口に連なる上流領域における上記流
量計測路の中心軸に直交する方向の開口面積は、上記流
量計測路の上流から下流に向かって漸次減少しているも
のである。本発明による流量測定装置は、また(3)被
測定流体の流量を測定するための流量計測路を有する流
量測定装置本体、上記流量計測路内に設置された流量検
出素子、および上記流量計測路の入口から流入した流体
の一部を上記流量計測路の出口よりも上流において上記
流量計測路の外に漏出させる漏れ流路を備え、且つ上記
流量計測路中の少なくとも上記流量計測路の入口に連な
る上流領域における上記流量計測路の中心軸に直交する
方向の開口面積は、上記流量計測路の上流から下流に向
かって漸次減少しているものである。 (4)上記(2)または(3)において、流量計測路の
入口の開口面積は、上記流量計測路の出口の開口面積の
1.3〜3倍である。 (5)上記(1)〜(3)のいずれか一項において、流
量測定装置本体は、流量計測路の入口および出口が開口
する上記流量測定装置本体の各面が長方形または長方形
に近い形状を呈する柱状体である。 (6)上記(5)において、流量計測路の出口の、上記
出口が開口する流量測定装置本体の面の長辺方向に延在
する辺の長さは、上記面の短辺の長さより大きいもので
ある。 (7)上記(1)または(3)において、流量測定装置
本体は、上記流量測定装置本体の流量計測路の中心軸が
被測定流体の管路の中心軸と略一致するように上記管路
に設置されており、且つ上記流量測定装置本体の上記被
測定流体の流れに対向する対流面の少なくとも一部は上
記被測定流体の流動抵抗を小さくする尖頭状を呈するも
のである。 (8)上記(1)または(3)において、漏れ流路の入
口は、流量計測路の入口の端部に位置し、上記漏れ流路
の出口は、流量検出素子が設置された位置よりも上流に
位置するものである。 (9)上記(1)または(3)において、漏れ流路の中
心軸に直交する方向の上記漏れ流路の開口面積は、上記
入口から上記出口に向って漸次減少するものである。 (10)上記(1)または(3)において、流量測定装
置本体の被測定流体と接触する部位は、流量計測路の中
心軸を通ると共に上記流量測定装置本体の側壁に直交す
る面の両側において互いに対称に形成されているもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図6は、本
発明の流量測定装置における実施の形態1を説明するも
のであって、図1は実施の形態1の流量測定装置を設置
した管路の一部斜視図、図2は図1におけるII-II 線に
沿った切断面から矢印Aの方向から見た実施の形態1の
正面図、図3は図1におけるIII-III 線に沿った断面
図、図4は図1におけるIV-IV 線に沿った断面図、図5
は実施の形態1の部分斜視図、図6は図2におけるVI-V
I 線に沿った断面図である。
【0015】図1〜図2において流量測定装置10は、
被測定流体が流れる管路5に設けられた台座51の挿入
孔52にその流量測定装置本体1が気密シール用のOリ
ング53と共に挿入されて管路5に気密に取付けられて
いる。図2〜図6において、流量測定装置10は、大別
して柱状を呈する流量測定装置本体1、回路基板収容ケ
ース2、および流量測定のための電気部材3とから構成
されている。回路基板収容ケース2は、コネクタ36が
装着されていると共に流量測定装置本体1と連結されて
おり、またボルト(図示せず)により台座51に固定さ
れて流量測定装置本体1を管路5内に保持する機能をな
す。
【0016】流量測定装置本体1は、被測定流体の一部
を取り入れて流す流量計測路11、電気素子保持部材1
2、およびターミナル保持部材13とから構成されてい
る。電気素子保持部材12は、ターミナル保持部材13
の先端部に固定され、図6にその断面図を示すように、
被測定流体の流れ方向における両端よりもそれらの中間
部が多少肉厚となった板状体であって、その一部が流量
計測路11の出口112の少し手前で流量計測路11内
に露出する状態で保持されている。電気素子保持部材1
2の上記露出部分の表面には、流量検出素子31が搭載
されている。電気素子保持部材12は、流量計測路11
を形成する流量測定装置本体1の側壁16、17に対し
て僅かに傾斜して、即ち図6上では左端から右下がり
に、流量計測路11内に設置されており、流量検出素子
31は電気素子保持部材12の、図6上では下側の表面
に搭載されている。電気素子保持部材12と流量検出素
子31とがかく設置されることにより、矢印Aの方向に
流れる被測定流体は流量検出素子31と良好に接触する
ことができる。なお電気素子保持部材12とターミナル
保持部材13とは、例えば樹脂などにより一体型に構成
されていてもよい。
【0017】流量検出素子31は、シリコンやセラミッ
クなどの電気絶縁体を基板として、その表面に白金膜を
パターニングして形成された流量検出抵抗311と温度
補償抵抗312とで構成されている。なお、流量検出素
子31およびそれを構成する流量検出抵抗311や温度
補償抵抗312などとしては、従来から斯界で知られ、
あるいは実用されているものを用いることができる。例
えば流量検出抵抗311の構成材料は、ニッケルやパー
マロイなどであってもよい。なお温度補償抵抗312
は、必ずしも流量検出素子31の上に設けられる必要は
なく、流量検出素子31の近くに設置されてもよい。お
温度補償抵抗312を流量検出素子31の上に設ける場
合には、温度補償抵抗312と流量検出抵抗311との
間にエアギャップなどの熱絶縁手段を設けることが好ま
しい。
【0018】電気部材3は、回路基板収容ケース2内に
収容された回路基板34、上記の流量検出素子31、タ
ーミナル35、およびコネクタ36とから構成されてい
る。流量検出素子31は、ターミナル35を介して回路
基板34に電気的に接続されており、また回路基板34
はコネクタ36と電気的に接続されている。しかして流
量検出素子31は、コネクタ36を通じて供給される電
力により稼働されており、また流量検出素子31により
検出された被測定流体の流量は、電気信号に変換され、
回路基板34を経由して外部の受信装置(図示せず)に
入力される。
【0019】流量測定装置本体1は、流量計測路11の
入口111および出口112が開口する各面が長方形ま
たは長方形に近い形状を呈する柱状体であって、流量測
定装置本体1の被測定流体の流れ(矢印A)に対向する
上下の対流面14、15は、図5および図6に示すよう
に、これら対流面の横幅方向の中央に尖頭部141、1
51とそれらに続いて横幅が漸次増大する、所謂、船首
形状とされており、またこれら上下の対流面14、15
の間に、流量測定装置本体1の側壁16、17と対流面
14、15により流量計測路11の入口111が形成さ
れている。流量計測路11は、その入口111と上記対
流面の裏側において開口した出口112とを有し、流量
計測路11の開口面積は、入口111から流量検出素子
31が設置された辺りまでは単調に減少し、それより下
流側は出口112に至るまで略一定となっている。入口
111の開口形状は長方形であり、出口112は正方形
を呈している。流量測定装置本体1は、流量計測路11
の中心軸が管路5の中心と略一致するように管路5に取
付けられている。
【0020】流量計測路11は、漏れ流路18を有す
る。漏れ流路18は、流量計測路11の入口111の四
隅のそれぞれに設けられた漏れ流路部分181、18
2、183、184からなり、それら漏れ流路部分18
1〜184は、それぞれ流入口181a〜184aおよ
び各排出口181b〜184bを有する。各流入口18
1a〜184aは、いずれも入口111の一部分であ
り、各排出口181b〜184bは、流量検出素子31
が設置された位置よりも上流に位置している。さらにそ
れら漏れ流路部分181〜184のそれぞれは、各漏れ
流路部分の中心軸に直交する方向の開口面積が上記流入
口から上記排出口に向って漸次減少するように形成され
ている。なお図の繁雑性を避けるために、図5において
は漏れ流路部分181〜184のうちの漏れ流路部分1
81についてのみ、その流入口181aと排出口181
bの位置を示す。一方、図6においては、漏れ流路部分
183と184について流入口183a、184aと排
出口183b、184bの各位置を示す。
【0021】しかして実施の形態1の流量測定装置本体
1の被測定流体と接触する部位、特に流量計測路11、
入口111、出口112、漏れ流路18、対流面14、
15、側壁16、17などは、流量計測路11の中心軸
を通ると共に流量測定装置本体1の側壁16、17に平
行な面に対して左右対称に形成されている。この左右の
対称性は、流量計測路11内を流れる被測定流体の流れ
を一層良好に整流する上で好ましい。さらに流量測定装
置本体1の被測定流体と接触する上記の各部位は、流量
計測路11の中心軸を通ると共に上記流量測定装置本体
1の側壁16、17に直交する面に対しても上下対称に
形成されていることも好ましい。かかる上下の対称性
は、少なくとも流量測定装置本体1を構成する前記柱状
体の上記両側方向における流動抵抗に偏りがなくなって
流速分布が均一となり、この結果、偏流に対してより小
さな誤差で測定することができる。
【0022】以上の構造を備えた実施の形態1の流量測
定装置10は、つぎに説明する顕著な作用を有する。即
ち、流量計測路11の入口111から流入した被測定流
体のうち、前記図17に示す矢印Bのような流量計測路
11の中心あるいはその近傍に流入した流れは従来例の
場合と同様に出口112の方に流れて出口112から流
量計測路11の外に排出される。一方、入口111の端
に流入した被測定流体の多くは、前記図17に示す矢印
Cの流れのように逆流せずに、漏れ流路部分181〜1
84内を通って各排出口181b〜184bから流量計
測路11の外に排出される。したがって実施の形態1の
流量測定装置では、従来例に生じたような逆流現象が実
質的に生じない、あるいは少なくとも逆流量が低減する
ので、流量計測路11による前記した縮流に基づく整流
作用が効果的に発揮され、この結果、流量を従来より少
ない誤差で測定することができる。
【0023】本発明において、流量測定装置本体1の対
流面14、15は、必ずしも船首形状とする必要はない
が、つぎの理由により船首形状とすることが好ましい。
即ち、図16〜図17に示す先願行技術におけるよう
に、それら対流面14、15が平坦面であると、平坦面
は管路5の上流から流れ来る被測定流体の一部をせき止
めて淀み点を生ぜしめて流量計測路11内への被測定流
体の円滑な流入を阻害することがある。また被測定流体
が脈動流状態である場合には、上記の淀み点が対流面1
4、15の面上で時々刻々移動して、流量計測路11内
へ流入する流れとそれに流入せずに流量測定装置本体1
の外に流れる流れとの比率が不安定となって、定常時の
比率と異なったものとなる。流量測定装置10による流
量の測定は、定常流において校正された流量と流量検出
素子31により検出された検出信号との相関関係からの
流量換算に基づくものであるので、定常流が形成されな
い場合には流量測定に誤差が生じる。かかる問題に対し
て対流面14、15が船首形状であると、上記したせき
止めやそれに起因する淀み点の発生がないので定常流が
確保され、流量の測定誤差が低減する。
【0024】実施の形態2.図7〜図12は、本発明の
流量測定装置における実施の形態2を説明するものであ
って、図7は実施の形態1における図2に対応する実施
の形態2の正面図、図8、図10および図11はいずれ
も実施の形態1における図4に対応する実施の形態2の
断面図、図9は実施の形態2の部分斜視図、図12は実
施の形態2の流量測定性能に関するグラフである。図1
0〜図11において、Eは渦を、DRは死水域をそれぞ
れ示す。
【0025】実施の形態2は、実施の形態1とは、流量
計測路11の入口111の開口面積がその出口112の
開口面積の1.3〜3倍に設定されている点において異
なり、その他の構成は実施の形態1と同じであって、実
施の形態1においては言及しなかったが、流量計測路1
1の出口112の、出口112が開口する流量測定装置
本体1の面の長辺方向に延在する辺の長さは、上記面の
短辺の長さより大きくされている。上記のように構成さ
れた実施の形態2の流量測定装置は、実施の形態1が有
する前記の効果に加えて以下に説明する効果もある。
【0026】被測定流体は、エンジンの加速や減速によ
り脈動することが多く、図10は加速時における、一
方、図11は減速時における、それぞれ流量計測路11
の出口112の後方での被測定流体の流れの様子を概念
的に示す。加速時においては図10に示すように、流量
測定装置本体1の裏面から剥離した流れが、出口112
の後方に生じた死水域DR内に流れ込んで渦Eが発生す
る場合がある。そしてかかる渦Eは、減速時には図11
に示すように、出口112の近くまで押し戻される。渦
Eは、流量測定装置本体1の裏面に形成されるためにそ
の大きさは、上記裏面の横幅より小さい。そこで実施の
形態2における出口112は、その上下方向の長さは流
量測定装置本体1の横幅よりも大きく形成されているの
で、渦Eにより塞がれることがない。この結果、実施の
形態2の流量測定装置10では、大きな脈動流に対して
も流量検出素子31近傍において被測定流体の流速低下
の問題が生じず、したがって低誤差での流量の測定が可
能となる。
【0027】図12は、流量計測路11の入口111と
出口112の開口面積比(以下、縮流比)に対する被測
定流体の脈動に基づく流量検出誤差、並びにエアクリー
ナエレメントが目詰まりした場合に生じる被測定流体の
偏流に基づく流量検出誤差の測定結果を示す。なお図1
2の横軸における実縮流比とは、入口111と出口11
2の各開口面積から流量検出素子31を搭載せる電気素
子保持部材12の矢印Aで示す被測定流体の流れ方向に
おける投影面積を差し引いた入口111と出口112の
各開口面積の比である。
【0028】図12から明らかな通り、縮流比を小さく
すれば脈動に基づく流量検出誤差を小さくすることがで
きるが、逆に偏流に基づく流量検出誤差が大きくなる。
しかし、縮流比を1.3〜3%(実縮流比では2〜4
%)の範囲にすると、上記の両誤差を共に3%以下に抑
えることができることが分かる。以上のように、実施の
形態2では開口面積比あるいは縮流比が最適な比率に設
定されているために、加速時に出口112の後方で発生
する渦やエアクリーナエレメントの目詰まりに起因すに
偏流による影響などを最低限度に抑えることができて、
被測定流体の流量を一層小さな誤差で測定することがで
きる。
【0029】本発明は、前記した実施の形態1、2に限
定されるものでなく、以下に述べる種々の変形形態を包
含する。まず流量計測路の入口の開口形状は、長方形の
他にも、四隅の角が丸められた長方形、正方形、四隅の
角が丸められた正方形、円形、楕円形などであってよ
く、出口の開口形状も、入口の開口形状と同様に種々で
あってよい。また入口と出口の各開口形状は、互いに相
似形であってもよく、あるいは異なっていてもよい。
【0030】漏れ流路は、前記した通り、図17に示す
矢印Cのような逆流成分の量を低減する作用をなすもの
である。したがって漏れ流路としては、図5、図9に示
すような流量計測路11の入口111の四隅のそれぞれ
に漏れ流路部分を設ける代わりに、例えば入口111の
上隅のみ、入口111の下隅のみに設けられたものなど
であってもよい。
【0031】流量計測路の開口面積の変化に関しては、
一般的には、流量計測路中の少なくとも流量計測路の入
口に連なる上流領域、就中、流量計測路の入口から上記
入口と出口の中央辺りまでの区間、においては開口面積
が漸次減少しておればよい。また上記の区間における開
口面積は単調に減少してもよく、あるいは先願技術に例
示されたような変曲点を有していてもよい。さらに流量
計測路の入口から出口に至るまで、単調にあるいは変曲
点を有して漸次減少していてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明による流量測定装置は、以上説明
した通り、(1)被測定流体の流量を測定するための流
量計測路を有する流量測定装置本体、上記流量計測路内
に設置された流量検出素子、および上記流量計測路の入
口の一部を漏れ流路入口とすると共にこの漏れ流路入口
から流入した被測定流体を上記流量計測路の出口よりも
上流において上記流量計測路の外に漏出させる漏れ流路
を備えたものであるので、流量計測路の入口の端に流入
した被測定流体は、前記図17に示す矢印Cの流れのよ
うに逆流せずに、漏れ流路を通ってその排出口から流量
計測路の外に排出される。したがって本発明の流量測定
装置では、先願技術において生じたような逆流現象が実
質的に生じない、あるいは少なくとも逆流量が低減する
ので、流量計測路内における逆流現象に起因する乱流増
大の問題が解消する。
【0033】また(2)上記(1)において、流量計測
路中の少なくとも上記流量計測路の入口に連なる上流領
域における上記流量計測路の中心軸に直交する方向の開
口面積は、上記流量計測路の上流から下流に向かって漸
次減少していると、上記流量計測路に流入した被測定流
体は、逆流現象の影響を実質的に受けない状態下でその
大部分が流量計測路の出口に向かって流動し、その間に
開口面積の逓減に基づいて円滑に縮流される。したがっ
て本発明の流量測定装置は、先願技術において詳述され
た縮流による整流作用を効果的に発揮し、ために偏流や
渦を含む被測定流体に対しても整流装置を併用すること
なく、その流量を一層小さな誤差で測定することができ
る。
【0034】本発明による流量測定装置は、以上説明し
た通り、また(3)被測定流体の流量を測定するための
流量計測路を有する流量測定装置本体、上記流量計測路
内に設置された流量検出素子、および上記流量計測路の
入口から流入した流体の一部を上記流量計測路の出口よ
りも上流において上記流量計測路の外に漏出させる漏れ
流路を備え、且つ上記流量計測路中の少なくとも上記流
量計測路の入口に連なる上流領域における上記流量計測
路の中心軸に直交する方向の開口面積は、上記流量計測
路の上流から下流に向かって漸次減少しているものであ
ると、前記(1)および(2)において説明した効果と
同様の効果が得られる。
【0035】また(4)上記(2)または(3)におい
て、流量計測路の入口の開口面積は、上記流量計測路の
出口の開口面積の1.3〜3倍であると、つぎに述べる
効果がある。即ち被測定流体は、エンジンの加速や減速
により脈動し、この脈動は流量計測路の出口の後方に渦
を発生させる原因となる。一方、エアクリーナエレメン
トは、その使用により経時的に目詰まりの度合いを増
し、目詰まりは被測定流体に偏流を生ぜしめる。ところ
で上記流量計測路の入口、出口の開口面積比が上記の範
囲内であると、上記の渦や偏流の両方の問題に対しても
一層小さな誤差で流量を測定することができる。
【0036】また(5)上記(1)〜(3)のいずれか
一項において、流量測定装置本体は、流量計測路の入口
および出口が開口する上記流量測定装置本体の各面が長
方形または長方形に近い形状を呈する柱状体であると、
流量計測路に流入する前の被測定流体に含まれる渦を細
分して流量計測路による整流作用を助長する効果があ
る。
【0037】また(6)上記(5)において、流量計測
路の出口の、上記出口が開口する流量測定装置本体の面
の長辺方向に延在する辺の長さは、上記面の短辺の長さ
より大きいものであると、つぎに述べる効果がある。即
ち被測定流体は、エンジンの加速や減速により脈動し、
この脈動により流量計測路の出口の後方に渦を発生させ
ること前記の通りであって、この渦は減速時には出口の
方に押し戻されて出口を塞ぐことがあるが、上記出口が
開口する流量測定装置本体の面の長辺方向に延在する辺
の長さは上記面の短辺の長さより大きいものであると、
出口は渦により塞がれることがない。この結果、大きな
脈動流に対しても流量検出素子の近傍における被測定流
体の流速低下の問題が生じず、したがって小さな誤差で
流量を測定することができる。
【0038】また(7)上記(1)または(3)におい
て、流量測定装置本体は、上記流量測定装置本体の流量
計測路の中心軸が被測定流体の管路の中心軸と略一致す
るように上記管路に設置されており、且つ上記流量測定
装置本体の上記被測定流体の流れに対向する対流面の少
なくとも一部は上記被測定流体の流動抵抗を小さくする
尖頭状を呈するものであると、つぎに述べる効果があ
る。即ち図16〜図17に示す先願技術におけるように
上記の対流面が平坦面であると、その対流面に被測定流
体のせき止めによる淀み点が生じて流量計測路内への被
測定流体の円滑な流入が阻害されるところ、上記の対流
面を船首形状のように尖頭状とすると、上記したせき止
めやそれに起因する淀み点の発生がなく、しかして定常
流が確保されて流量を低誤差で測定することができる。
【0039】また(8)上記(1)または(3)におい
て、漏れ流路の入口は、流量計測路の入口の端部に位置
し、上記漏れ流路の出口は、流量検出素子が設置された
位置よりも上流に位置するものであり、特に(9)上記
(1)または(3)において、漏れ流路の中心軸に直交
する方向の上記漏れ流路の開口面積は、上記入口から上
記出口に向って漸次減少するものであると、前記した逆
流防止作用が一層向上すると共に、流量計測路の縮流に
よる整流作用が一層向上する。
【0040】またさらに(10)上記(1)または
(3)において、流量測定装置本体の被測定流体と接触
する部位は、流量計測路の中心軸を通ると共に上記流量
測定装置本体の側壁に直交する面の両側において互いに
対称に形成されていると、少なくとも流量測定装置本体
を構成する柱状体の上記両側方向における流動抵抗に偏
りがなくなって流速分布が均一となり、この結果、偏流
に対してより小さな誤差で測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の流量測定装置を設置した管路
の一部斜視図。
【図2】 図1におけるII-II 線に沿った切断面から矢
印Aの方向から見た実施の形態1の正面図。
【図3】 図1におけるIII-III 線に沿った断面図。
【図4】 図1におけるIV-IV 線に沿った断面図。
【図5】 実施の形態1の部分斜視図。
【図6】 図2におけるVI-VI 線に沿った断面図。
【図7】 実施の形態1の図2に対応する実施の形態2
の正面図。
【図8】 実施の形態1の図4に対応する実施の形態2
の断面図。
【図9】 実施の形態2の流量測定装置の部分斜視図。
【図10】 実施の形態1の図4に対応する実施の形態
2の断面図。
【図11】 実施の形態1の図4に対応する実施の形態
2の断面図。
【図12】 実施の形態2の流量測定性能に関するグラ
フ。
【図13】 従来の流量測定装置の正面図。
【図14】 図13のXIV − XIV線に沿った断面図。
【図15】 従来の流量測定装置を組み込んだ配管系の
断面図例。
【図16】 本発明の先願技術にあたる流量測定装置の
正面図。
【図17】 図16のXVII−XVII線に沿った断面図。
【符号の説明】
10 流量測定装置、1 流量測定装置本体、11 流
量計測路、111 流量計測路の入口、112 流量計
測路の出口、18 漏れ流路、2 回路基板収容ケー
ス、3 電気部材、31 流量検出素子、311 流量
検出抵抗、312 温度補償抵抗、34 回路基板、5
管路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末竹 成規 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 遠山 隆二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山川 智也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 濱田 慎悟 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大島 丈治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F035 AA02 EA03 EA04 EA08 GA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体の流量を測定するための流量
    計測路を有する流量測定装置本体、上記流量計測路内に
    設置された流量検出素子、および上記流量計測路の入口
    の一部を漏れ流路入口とすると共にこの漏れ流路入口か
    ら流入した被測定流体を上記流量計測路の出口よりも上
    流において上記流量計測路の外に漏出させる漏れ流路を
    備えたことを特徴とする流量測定装置。
  2. 【請求項2】 流量計測路中の少なくとも上記流量計測
    路の入口に連なる上流領域における上記流量計測路の中
    心軸に直交する方向の開口面積は、上記流量計測路の上
    流から下流に向かって漸次減少していることを特徴とす
    る請求項1記載の流量測定装置。
  3. 【請求項3】 被測定流体の流量を測定するための流量
    計測路を有する流量測定装置本体、上記流量計測路内に
    設置された流量検出素子、および上記流量計測路の入口
    から流入した流体の一部を上記流量計測路の出口よりも
    上流において上記流量計測路の外に漏出させる漏れ流路
    を備え、且つ上記流量計測路中の少なくとも上記流量計
    測路の入口に連なる上流領域における上記流量計測路の
    中心軸に直交する方向の開口面積は、上記流量計測路の
    上流から下流に向かって漸次減少していることを特徴と
    する流量測定装置。
  4. 【請求項4】 流量計測路の入口の開口面積は、上記流
    量計測路の出口の開口面積の1.3〜3倍であることを
    特徴とする請求項2または請求項3記載の流量測定装
    置。
  5. 【請求項5】 流量測定装置本体は、流量計測路の入口
    および出口が開口する上記流量測定装置本体の各面が長
    方形または長方形に近い形状を呈する柱状体であること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の
    流量測定装置。
  6. 【請求項6】 流量計測路の出口の、上記出口が開口す
    る流量測定装置本体の面の長辺方向に延在する辺の長さ
    は、上記面の短辺の長さより大きいことを特徴とする請
    求項5記載の流量測定装置。
  7. 【請求項7】 流量測定装置本体は、上記流量測定装置
    本体の流量計測路の中心軸が被測定流体の管路の中心軸
    と略一致するように上記管路に設置されており、且つ上
    記流量測定装置本体の上記被測定流体の流れに対向する
    対流面の少なくとも一部は上記被測定流体の流動抵抗を
    小さくする尖頭状を呈することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項3記載の流量測定装置。
  8. 【請求項8】 漏れ流路の入口は、流量計測路の入口の
    端部に位置し、上記漏れ流路の出口は、流量検出素子が
    設置された位置よりも上流に位置することを特徴とする
    請求項1または3記載の流量測定装置。
  9. 【請求項9】 漏れ流路の中心軸に直交する方向の上記
    漏れ流路の開口面積は、上記入口から上記出口に向って
    漸次減少することを特徴とする請求項1また請求項3記
    載の流量測定装置。
  10. 【請求項10】 流量測定装置本体の被測定流体と接触
    する部位は、流量計測路の中心軸を通ると共に上記流量
    測定装置本体の側壁に直交する面の両側において互いに
    対称に形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項3記載の流量測定装置。
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