JP2002121103A - 植物の活性付与方法及び増収方法並びに粒剤の使用方法 - Google Patents

植物の活性付与方法及び増収方法並びに粒剤の使用方法

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JP2002121103A
JP2002121103A JP2001222161A JP2001222161A JP2002121103A JP 2002121103 A JP2002121103 A JP 2002121103A JP 2001222161 A JP2001222161 A JP 2001222161A JP 2001222161 A JP2001222161 A JP 2001222161A JP 2002121103 A JP2002121103 A JP 2002121103A
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trichoderma harzianum
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Susumu Sasaki
進 佐々木
Yasuharu Sasaki
康晴 佐々木
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HOKKAIDO GREEN KOSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、植物の根茎を健全にし、抗菌性
を付与し、以って収量を増大することを目的としたもの
である。 【解決手段】 この発明は、育苗床にトリコデルマ ハ
ルジアナム SK−5−5粒剤を1m当り10g〜1
00gで1g当り10〜10の分生胞子または1g
当り10〜10の厚膜胞子を散布し、表層付近の土
壌と混和し、適度の水分を付与して糸状菌の増殖条件を
整えた後、播種することを特徴とした育苗植物の活性付
与方法によりその目的を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植物の根の付近
にトリコデルマ ハルジアナム SK−5−5(以下S
K−5−5菌という)を増殖させ、健苗、又は活性付与
を目的とした植物の活性付与方法及び増収方法並びに粒
剤の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来トリコデルマ ハルジアナム SK
−5−5については、植物病害防除菌、これを用いた防
除剤及びその製造方法並びに使用方法が知られていた
(特許第3046167号)。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の植物病
害防除菌は、これを培養し、増量剤などを混合して植物
に散布し、一定の成果を得ていた。
【0004】然し乍ら、一般化学農薬のように散布する
と、散布条件などによって効力にむらを生じ、又は環境
によって菌の効力が左右されるなどの問題点があって、
何時でも何所でも同一効果があるとは限らない問題点が
あった。
【0005】また広大な農地などに散布するには、多量
の製剤が必要となるのみならず、病菌との接触効果はあ
るが、降雨などによって効力がなくなったり、その他の
原因により、植物の生育中複数回の散布を必要としてい
た。
【0006】この発明は、植物の根の付近にSK−5−
5菌を増殖させ、その分泌物を植物に吸収させることに
より、植物を活性化し、毛根を増加し、茎葉に病菌耐性
を付与させようとするものである。従来微生物農薬は知
られているが、何れも植物の病原菌を殺すものである。
【0007】前記病原菌を殺す微生物があったとして
も、数年を出でずして耐性菌が出て、効力が低下し、又
は効力が皆無になる場合もあって、長く同一効力を持続
することは至難とされていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、鋭意研究し
た所、病菌に対する接触効果よりも、健苗、養毛の結
果、植物を丈夫にし、これにより病害に強く、収量が多
くなると共に、味を改善し、その上保存性を向上させる
健苗剤の製造、その適切な施用により、植物への活性付
与、その結果の増収、味の改善、保存性の向上などに成
功したのである。
【0009】また一般の分生胞子は、熱に弱く環境に支
配され易かったが、この発明においては厚膜胞子の製造
に成功し、前記問題点も解決したのである。
【0010】この発明は、植物を強く育てる(耐性を付
与する)ことにより、病原菌に強く、しかも耐性菌がで
きないSK−5−5菌の製剤(例えばSK−5−5粒
剤、商標アグロミックSK−10)を得たのである。
【0011】前記SK−5−5粒剤は、セラミックス粒
子(例えば直径0.1〜5mm)に、SK−5−5菌を栄
養剤(例えばキトサン、澱粉その他)と共に付着させた
もので、前記SK−5−5菌の増殖により、特殊アミノ
酸を分泌する。この特殊アミノ酸を植物が吸収して耐性
が向上することが判明した。
【0012】即ちこの発明は、育苗床にSK−5−5粒
剤を1m当り10g〜100gで、1g当り10
10の分生胞子、または1g当り10〜10の厚
膜胞子を表層付近の土壌と混和し、適度の水分を付与し
て糸状菌の増殖条件を整えた後、播種することを特徴と
した植物の活性付与方法である。また育苗床は、中性又
は弱酸性とするものであり、育苗床の温度を20℃〜2
5℃とするものである。
【0013】次に他の発明は、前記記載により得た苗
を、肥料及び水分管理のもとに圃場に移植することを特
徴とした植物の増収方法である。更に種子等にSK−5
−5粒剤を直接付着させ、または水和剤に浸漬して付着
させ、該種子等を通常の要領により播種又は埋め込むこ
とを特徴とした植物の増収方法であり、SK−5−5粒
剤の量は、播種用の種子にあっては、種子の表面を50
%以上覆う量、馬鈴薯その他の埋め込み種にあっては、
0.3g〜1g/1個とするものである。また、SK−
5−5粒剤は、1g当り10〜10の分生胞子また
は1g当り10〜10の厚膜胞子としたものであ
る。
【0014】また、粒剤の使用方法の発明は、SK−5
−5粒剤は、種子の表面に直接付着させ、または水和し
て付着させるものであり、SK−5−5粒剤を水和し、
水和剤の中へ苗の根部を浸漬して付着させるものであ
る。さらに、SK−5−5粒剤を水和し、水和剤を植物
の根本に潅注し、または土壌に散布するものであり、S
K−5−5粒剤5g〜10gと酢酸0.5ml〜1.0
mlを水1l〜3lに水和して使用するものである。
【0015】前記発明において、水和剤に酢酸を添加す
るのは、水和剤を弱酸性にする為である。
【0016】前記SK−5−5は、弱酸性環境の方が繁
殖し易いことが知られている。従って、散布又は植付け
すべき圃場が弱酸性ならば、水和剤を弱酸性に調整する
必要はない。
【0017】この発明で用いるSK−5−5菌は、工業
技術院微生物工業研究所に受託番号「微工研菌寄第13
327号」として寄託されている(1992年12月9
日)。微工研菌は、当該原寄託により、ブタベスト条約
に基づく寄託への移管請求を1992年12月9日付で
行ない。受託番号BP−4346が付与されている。
【0018】この発明におけるSK−5−5菌は、主と
してその分泌物(特殊アミノ酸)が植物に活性を付与す
ると共に、各種病原菌に対して抗菌性があり、その効力
は育苗時から収穫時まで持続性が認められた。
【0019】即ち幾多の実験によれば、育苗床に1回混
入施用し、又は圃場に1回施用することによって、当該
植物の収穫まで有効性が持続することが認められてい
る。実験によれば、水稲、てんさい、馬鈴薯、さつまい
も、大豆、枝豆、すいか、なす、きゅうり、レタス、ブ
ロッコリー、とうもろこし、メロン、トマト、イチゴ、
たまねぎ、キャベツ、大根、人参、菜豆類、ねぎ、白
菜、落花生及び梅、りんごなどに用いた所、1回施用す
るのみで、根茎の発達が著しく、果樹については老化を
改善し、枯死を賦活させ、平均増収20%以上、品質向
上(例えば糖分増加10〜20%、色、艶の改善)、味
の改善、保存性の向上などが認められた。
【0020】前記のように、施用植物について全部に亘
り良好な結果を得たのは、植物に活性を付与し、根茎
(特に毛細根)の発達が著しいこと及び特殊アミノ酸な
どが吸収され、枝葉に残留することに帰因し、病原菌に
対する抗菌性向上の他に、根茎の改善による抗菌性向
上、更に収穫後の保存性の向上も認められる。
【0021】前記SK−5−5粒剤の菌は、施用後1〜
2ヶ月で増殖し、増殖終了後は自然消滅し、残留菌が極
く少量になり、または果樹などの根部にコロニーを作っ
て保存され、または皆無になる特性があるので、同一圃
場で、再施用されても植物に悪影響は認められず、病原
菌に耐性を発生させるおそれもない。
【0022】この発明のSK−5−5菌の分生胞子の施
用量は、菌の繁殖を継続できる濃度であるが、通常の雑
菌の多い土壌で(2〜5)×10〜10/gが普通
とされ、厚膜胞子として施用される場合には10〜1
/gで良いとされている。
【0023】また雑菌の勢力が大きい場合を考慮し、育
苗の際には殺菌土壌を用いることが考えられる。このよ
うな場合であって、湿度及び温度が菌の増殖に適するな
らば、菌濃度は低くても所定の効果を期待することがで
きる。然し乍ら圃場のような場合には、雑菌を殺すこと
は困難であるから、SK−5−5菌の濃度を増加し、又
は植物の根の近辺で急速に増殖できる環境を生成するよ
うな配慮が必要である。前記はSK−5−5菌の分生胞
子についての実験結果であるが、SK−5−5菌の厚膜
胞子の施用によれば、10〜10/gでも十分増殖
し、植物に活性を付与するという報告がある。従って全
体としては、10〜10/gが使用適量となる。
【0024】前記は1年性植物について述べたが、果樹
(例えば梅、りんご、桃など)についても成木の根本
(根の張っている範囲内)の土壌に、SK−5−5粒剤
を500g〜2000g/1本、施用し、老化(又は衰
弱)の改善と、収量増加の結果を得た。梅の場合には枯
死を免れ、新しい枝、芽が出たと報告されている。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明は、育苗床に1m当り
10g〜100g(好ましくは30g〜80g)で分生
胞子10〜10/g、または厚膜胞子10〜10
/gのSK−5−5粒剤を床土表面に散布して混入施
用し、又は土壌に混和して床土を作り、適度の水分を付
与して菌の増殖条件を整えた後、播種する。前記におけ
る育苗床は中性又は弱酸性が好ましい。
【0026】この発明におけるSK−5−5粒剤5g〜
10gと、酢酸0.5ml〜1.0mlを水1l〜3l
に水和して、水和剤とし、この水和剤に種子を浸漬し付
着させて播種し、または前記水和剤を圃場に毎m当り
1l〜2l散布する。要するに、毎m当り前記粒剤5
gが散布されることを目途とする。
【0027】前記のようにした育苗を、圃場に移し、施
肥など通常の管理を行えば、根茎が丈夫になり、生育中
の罹病がなく、高収量(20%以上の増収)が約束され
る。
【0028】前記育苗時の施用が、移植後も有効である
ことは、SK−5−5菌の増殖時に生成した分泌物が植
物細胞中へ吸収され、次々と細胞***(生長)しても、
その分泌物の微量成分が各細胞に含まれている為と推定
される。従って、SK−5−5菌が増殖し、所定量の分
泌物が得られることが効力発生の条件となる。
【0029】
【実施例1】この発明の実施例をたまねぎについて説明
する。
【0030】試験材料: (1) 供試種子:スーパーハイゴールド(商品名)
の薬剤処理していない種子 (2) 供試資材:アグロミックSK−10(商標、
SK−5−5、Trichodarma harzianum Rifaiの5×1
CFuの生菌剤、(株)北海道グリーン興産提供) (3) 供試場所:千葉県木更津市下郡今間 試験方法: (1) 苗床の準備:育苗床は千葉県下の山砂土で、
前作はスイートコーンを栽培した圃場を用いた。pHは
6.0前後の弱酸性土壌であったので、pHの調整を兼
ねて消石灰1m当り50g、完熟堆肥(牛糞主体のモ
ミガラ入り堆肥)1kg、CDU20gをSK−5−5
製剤散布施用15日前に施肥し、耕耘した。
【0031】(2) SK−5−5製剤施用および方
法 施用日:平成11年9月11日 準備した育苗床に供試資材SK−5−5粒剤を播種4日
前に1m当り50g散布し、表層3−5cmの深さに
まで混和し、水道水を用いて、土壌水分が多湿にならな
い程度に(手で握りしめて団子になる程度の湿り程度、
即ち糸状菌を増殖培養のための最適湿度条件)に留意し
て散水を行なった。
【0032】(3) 播種およびSK−5−5製剤の
施用後の管理 残暑の厳しい、高温・乾燥であるので、SK−5−5菌
が育苗床土によく増殖し、定着するようにし、たまねぎ
の出芽を良くするために、できるだけ地温を20〜25
℃程度に保ち、且つ水分条件の安定を図るように、両区
ともライ麦ワラを2〜3cmの厚さに敷き、その上に寒
冷紗をかけた。
【0033】たまねぎの種子は、すじまきで50cm間
に70粒程度を播種し、覆土後、適度の散水を行なっ
て、出芽が始まるまで、前記方法で被覆した。
【0034】出芽後は敷きワラを除去し、寒冷紗トンネ
ル被覆を1ヶ月程度行なった。定植に備えるために、ト
ンネルを取り除き、堆肥と混合した化成肥料(CDU)
を1m当り20g程度、条間に浅く中耕して施肥し
た。
【0035】(4) 定植 定植日:平成11年11月7日(播種後53日目) 本圃の土壌は沖積土、pHは6.0程度の弱酸性土壌
で、さつまいもの後作。消石灰10a当り60kg、完
熟堆肥500kg、骨粉60kg及び米粕60kgを堆
肥とよく混和して施用し、耕耘した。一週間後に畦幅1
mにつき、3条植の畦を作り、前記CDU20gと過燐
酸石灰10kgを完熟堆肥300kgによく混和して、
溝施肥した。苗は大きさの順に株間15cmにして施肥
溝に定植した。
【0036】(5) 収獲:平成12年5月11日
(播種後239日目) 収獲に当り、各個体の目視による4段階のサイズ分け、
および重量を測定した。収獲物のうち処理区3サイズ各
1個、無処理区3サイズ各1個を(株)北海道グリーン
興産から、精度調査のため外部に試験依頼した。また、
食味調査を羽沢事業所他で実施した。羽沢事業所では、
おいしいと感じるほうに投票する形、その他の場所では
甘いと感じるほうに投票する形で行なった。
【0037】(6) 貯蔵:収獲後、収獲物を24日
間放置し(松田圃場)、6月4日に腐敗個数を調査し
た。
【0038】調査結果と考察: (1) 出芽および成育状況:出芽では無処理区、処
理区とも、殆んど差は無かったが、一週間後にわずかな
がら無処理区で苗立ち枯れが発生した。その後の成育で
は、25日目ごろまで差は認められなかったが、トンネ
ル除去・追肥後(播種後35日目)より、処理区で葉色
が濃くなり、目視でも生育が旺盛となり、差が認められ
るようになった。
【0039】(2) 苗の生育調査: a 定植前の苗の生育状況:調査日平成11年11月7
日(播種後53日目)結果:詳細なデータは表1に示し
た。
【0040】
【表1】
【0041】良苗(大および中苗本数)は処理区78%
で、無処理区では65%であった。SK−5−5菌の施
用によって13%の良苗比率が増加した。苗径が0.7
mm以上の苗はなかった。
【0042】促進効果について、表1で示すとおり、S
K−5−5菌の処理区では、生育指数が大きくなり、生
育が旺盛で、根量も多くなった。生育促進率を比較する
と、SK−5−5菌の処理区は無処理区より27%の生
育増加が認められた。
【0043】b 定植後の生育調査(越冬前の生育状
況):調査日平成11年12月23日(播種後99日
目) 調査方法:図1の方法で調査した。図1は、越冬前の生
育調査部位。
【0044】結果:詳細な結果は表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】SK−5−5菌の処理区は無処理区と比較
して、出葉枚数で0.4枚多く、生育促進率は152.
5%、バルブ径154.7%の増加率となった。目視に
よる観察でも明らかに生育促進効果が認められた。SK
−5−5菌の処理区は無処理区と比較して、根量が多
く、根張りも良く、根に良く土が付着し、根も多かっ
た。また、SK−5−5菌の処理区において、葉面積と
バルブ径は相関関係が認められた(データ解析にはSP
SSを使用。表3、4、図2参照)。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】(3) 越冬後の生育調査 調査日:平成12年2月19日(播種後157日目) 詳細なデータは表5、表6に示した。
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】残存株率は処理区98%で、無処理区では
92%であった。SK−5−5菌の使用によって6%の
越冬株率が増加した。また、残存株のうち、大および中
株の合計は、処理区で83.7%に対し、無処理区では
56.5%となり、SK−5−5菌の使用によって株が
大きくなっていることが示唆された。
【0053】生育効果について、SK−5−5菌の処理
区では推定生育重量が大きくなった。推定生育重量の無
処理区を100%とした場合、SK−5−5菌の処理区
では全体で126.9%、バルブ重で135%となり、
SK−5−5菌の処理区の生育量が大きいことがわかっ
た。
【0054】(4) 収獲時の調査 調査日:5月11日(播種後239日目) 詳細なデータは表7、図2、3に示した。
【0055】
【表7】
【0056】SK−5−5菌の施用によって、収獲量は
重さにして、1450g増加した。即ち無処理区の収獲
量を100%とした場合、SK−5−5菌処理区では1
30%に増加した(表7参照)。玉のサイズについて、
特大と大の割合を比較すると、無処理区では38%であ
るが、SK−5−5菌処理区では58%に増加した。
【0057】薄皮を剥いた後の目視による観察で、無処
理区と比較して、SK−5−5菌の処理区のたまねぎは
白く、艶が良かった。また、SK−5−5菌の処理区の
個体には玉上部に葉緑素の残る部分があったことから、
収獲適期より収獲が早かったことが示唆され、収獲適期
にはより大玉になる可能性があると推察された。
【0058】定植時のサイズ別苗本数に、定数を掛けた
ものを苗指数として、玉サイズとの関係を図3に示し
た。この結果から、たまねぎの苗サイズと収獲時の玉サ
イズは高い相関関係にあることがわかる。さらに近似直
線の傾きをSK−5−5菌の処理区、無処理区で比較す
ると、SK−5−5菌の処理区での傾きが大きく、苗サ
イズが同等であれば、SK−5−5菌の処理区では収獲
時の玉サイズが大きくなる可能性が示された。
【0059】(5) 精度および食味調査 収獲したたまねぎの精度調査結果を、表8に記した。各
サイズ1個体づつの調査結果ではあるが、数値から、S
K−5−5菌の処理区の精度が高いことが推察される。
【0060】
【表8】
【0061】また、収獲したたまねぎを各所にてスライ
スし、食味調査を行ない、その結果を表9に示した。ど
ちらがおいしいと感じるか、という食味テストでは、S
K−5−5菌の処理区、無処理区に差は生じなかった
が、どちらが甘いと感じるか、という甘味テストでは、
SK−5−5菌の処理区が甘いと感じる人が多かった。
【0062】
【表9】
【0063】(6) 貯蔵試験 前記たまねぎを用いて貯蔵試験を行った所、表10のよ
うに無処理区のたまねぎは、玉サイズの大きいものに腐
敗が多く、腐敗率50%以上となった。
【0064】一方SK−5−5菌の処理区においては、
各サイズ共に、腐敗が少なく、30%以下であった。
【0065】条件:室温 20℃〜25℃ 日数 24日目に検査した。
【0066】自然通風状態で貯蔵。
【0067】
【表10】
【0068】
【0069】
【実施例2】この発明のSK−5−5粒剤をいちごに施
用した場合について説明する。
【0070】 1.場所 北海道夕張郡由仁町、樋山農園 2.年月日 平成11年9月3日 播種 平成11年10月19日 移植 平成12年5月20日 収穫開始 3.品種名 きたえくぼ 4.施用 播種前の苗床に(土を殺菌)SK−5−5粒剤1m当り A区150g(1g当り2×10)散布し、表土に混和した B区 50g(1g当り2×10)散布し、表土に混和した 5.生育調査 測定日 平成12年4月25日 測定結果は表11の通りである。
【0071】
【表11】
【0072】上記の通り、A区とB区に大差はないが、
むしろB区の方が良い傾向にある。
【0073】6.結果 (1) 収量:処理区は対照区に対し、20%以上の
粒量増が目視できた。
【0074】(2) 糖度測定:収穫初期に糖度を測
定した所、表12の結果を得た。
【0075】
【表12】
【0076】
【0077】
【実施例3】この発明のSK−5−5粒剤をとまとに施
用した所、次の結果を得た。
【0078】 1.場所 北海道夕張郡長沼町、川原農園 2.年月日 平成12年4月16日 ポット苗購入 平成12年4月20日 ハウス床へ移植(マルチ方式) 平成12年5月下旬 収穫開始 平成12年7月20日 3段目収穫中 3.品種名 T−93(通称 桃太郎) 4.施用方法 ハウス床へ移植する際に、SK−5−5粒剤を1m
り50g散布し、1m当り2リットル程度散水した。
【0079】5.結果 (1) 現在迄の所、施用区の収量は、慣行区の収量
の2倍近く収穫され、果実が揃い、形も大きいことが確
認された。最終的には60%〜70%の増収が確実視さ
れている。
【0080】(2) 糖度試験の結果は、表13の通
りである。
【0081】
【表13】
【0082】
【0083】
【実施例4】この発明のSK−5−5粒剤を馬鈴薯に施
用した実施例を説明する。
【0084】 1.場所 北海道虻田郡ニセコ町、JAようていニセコ町 2.施用年月日 平成12年5月26日 粉衣処理植付け(分生胞子) 平成12年5月30日 浸漬処理植付け(厚膜胞子) 3.種類 男しゃく 4.生育調査(6月17日)発芽数日間は、慣行区との
区別がつかなかったが、2週間前後から急激に成長差が
出て、調査時点では、施用区が断然よくなった。特に厚
膜胞子を採用したものは、日時経過と共に、他を引き離
す勢いがある。
【0085】結果(9月末)は次の通り。
【0086】 (1) 規格品の増収率大(S−2L)について20〜
30%増収 (2) でんぷん値の上昇 2〜3P (3) 貯蔵性の向上(発芽抑止)
【0087】
【実施例5】この発明の実施例をトマト、タマネギ、イ
ネ、カボチャ、ビート、キャベツ及びメロンについて説
明する。
【0088】前記実施例は平成11年3月から平成12
年10月にかけて各地で実施したもので、表14のよう
にまとめた。
【0089】
【表14】
【0090】前記のように、何れも15〜50%の増収
と、品質の改善が認められた。
【0091】
【実施例6】 目的 アグロミックSK10(トリコデルマ ハルジアナム SK−5−5製剤の商標)の水稲試験 実験指導 JA豊橋第4事業所、石黒製薬所、(技術普及室) 農家名 村田 光一氏 試験圃場 豊橋市野依町 NO.1(30aの1/2南側)と隣の NO.2(30aの1/2北側) 品種 コシヒカリ 播種日 平成12年3月29日 処理日 平成12年4月7日 10g/箱で散布(土壌中に混入)、分生胞子量は2×10/g 田植え 平成12年4月23日 施肥管理 元肥 ひとまき君60kg/10a 追肥ナシ 調査日 平成12年8月19日 調査方法 収穫当日に10a当たり6株切り取り調査 その結果表15、16、17、18を得た。
【0092】
【表15】
【0093】
【表16】
【0094】
【表17】
【0095】
【表18】
【0096】結果、考察 収量計算は平均有効分けつ数に平均1穂粒数を掛けて1
株の粒数を出した。それにコシヒカリの平均1000粒
重21gだから21/1000を掛けて1株の収量を出
し、2万株計算で10aの収量とし、精粒率を85%に
して計算した。6株と株数が少ないので多少の振れが考
えられる。ライスセンターでの収量はNO.1とNO.
2の60a分の合計で3248kgとクズ182kgで
あった(54俵)。
【0097】NO.1処理区 10aで、21×83
×21/1000×20000=732、732×0.
85=622kg(10.4俵) NO.1無処理区 10aで、18×72×21/10
00×20000=544、544×0.85=462
kg(7.7俵) NO.2処理区 10aで、26×75×21/10
00×20000=800、800×0.85=680
kg(11.3俵) NO.2無処理区 10aで、21×73×21/10
00×20000=640、640×0.85=544
kg(9.1俵) 60aに換算すると、622×1.5=933、462
×1.5=693、680×1.5=1020 544×1.5=816、合計、3462kgとなり、
ライスセンター量3248+182=3430kgとほ
ぼ同数値が得られた。
【0098】したがって処理区、無処理区での比較で
は、NO.1区は35%増、NO.2区では25%増と
収量のアップがみられた。
【0099】
【実施例7】種馬鈴薯による実施例を示す。種薯を1/
2〜1/4に切断し、切断面へアグロミックSK−10
を付着させた。付着させる量は、種馬鈴薯1個(2〜3
個に切断)についてアグロミックSK−10を1g付着
させた。この場合に、分生胞子量は2×10/gであ
った。
【0100】前記種馬鈴薯を通常の要領により植付けた
所、処理区(前記処理を施した)は無病であって、対照
区(無処理)では若干の発病がみられた(1%〜2%
位)。
【0101】前記処理区では、360kg/100m
の収穫があり、対照区では250kg/100mの収
穫が認められたので、平均して約50%の増収と認定し
た。
【0102】
【実施例8】使用種子 ほうれんそう、はつか大根、
とうもろこし、シクラメン 処理 各種子に、アグロミック SK−10製剤
40g(分生胞子量、2×10/g)を1リットルの
水と混合して混合液とし、その中へ種子400gを入れ
て、1時間浸漬した後取出し、水切りした。
【0103】播種 前記処理した種子を播種して
通常の要領により育成した所、表19の結果を得た。
【0104】
【表19】
【0105】結果 処理区は、対照区と比較し、全体重と根重が増加し、ほ
うれんそう、はつか大根は色調濃く、ボリュームがあっ
た。またとうもろこしは糖度が上昇し(1.5〜3.
0)、増収(10%以上)が見込まれた。
【0106】次にシクラメンは、色調濃く、日持ちに特
徴があり、花弁数の増加が認められた。全体として植物
の健全化が促進され、増収が期待された。
【0107】
【実施例9】前記の外、効果が確認されている作物等に
ついて、夫々SK−5−5粒剤を使用した。
【0108】前記表19のデータは、平成11年3月か
ら平成12年10月に掛けて全国各地で実施した結果を
要約したものである。
【0109】前記の外、さつまいも、大豆、黒枝豆、ス
イカ、なす、きゅうり、レタス、ブロッコリー、大根、
人参、菜豆類、長葱、はくさい、落花生、りんご、梅な
どに有効性が認められた。その特徴は、着果性向上、色
調の向上、早収性、多収性、貯蔵性大、食味向上、冷害
・旱抜に耐性大などである。
【0110】
【実施例10】実施場所 北海道帯広市堀口農場 処理 種馬鈴薯(大正メイクイーン)を1/2〜1/4
に切断し、切断面へアグロミックSK−10を0.5g
〜1.0g/1個付着させた(粉衣区)。また、アグロ
ミックSK−10の10gと、酢酸0.5mlとを1l
の水に水和して水和剤を作り、この水和剤に前記切断し
た馬鈴薯を10〜20個入れて、10〜20分浸漬した
後、馬鈴薯を取り出して自然乾燥した(水和区)。 植付 平成13年5月1日に、粉衣区、水和区、対照区
の3区に通常の要領により植付た。 調査日 平成13年7月10日 (71日目) 結果 各区3株を取って、馬鈴薯の重量を測った所、
次の通りであった。
【0111】 粉衣区 1630g 水和区 1260g 対照区 1050g 前記のように、粉衣区がほぼ60%増、水和区がほぼ2
0%であった。通常の収穫期は9月上旬であるから、最
も肥大する今後2ヶ月が楽しみであり、100%増も過
大評価でないということができる。前記粉衣区の薯数は
57個、水和区の薯数は36個、対照区の薯数は25個
であった。
【0112】
【実施例11】この発明の使用法についてS説明する。
【0113】(1) 種子処理法 (a)粉衣法 植物の種子100gに対し、SK−5−5粉粒0.5g
〜1g(10〜10 /g)を混入し、種子の表面に
均等に付着させた後、通常の要領により播種する。つい
で、水1lに対して酢酸0.5mlを水和し、1l/m
の割合で散水する。
【0114】(b)浸漬法 SK−5−5粉粒10gと、酢酸0.5mlを水1lに
水和し、この水和剤に、種子500g〜1000gを1
0分〜20分間浸漬し、前記種子の表面に粉粒を付着さ
せ後取り出して乾燥し、粉粒付き種子を通常の要領によ
り播種する。前記おける残った水和剤は、播種した圃場
に散水する。
【0115】(2)苗基部浸漬法 SK−5−5粉粒10gと酢酸0.5mlとを水1lに
水和し、これに苗の根部を10分〜20分間浸漬した
後、苗を圃場に移植する。
【0116】(3)潅注法 SK−5−5粉粒10gと、酢酸0.5mlを水1lに
水和し、この水和剤3l/mの割合に植物の株元に潅
注する。
【0117】(4)散布法 SK−5−5粉粒5gと酢酸0.5mlを水1lに水和
し、この水和剤を1l/mの割合で土壌全面に散布す
る。
【0118】(5) 土壌散布法 SK−5−5粉粒5gと酢酸0.5mlを水1lに水和
し、この水和剤を5l/mの割合で散布ぢ、その後直
ちに耕起整地する。この耕起深さは、30cmとする。
【0119】
【発明の効果】この発明によれば、育苗床又は播種後に
SK−5−5菌を1回施用した所、根茎の発達が著し
く、抗菌性が認められると共に、20%以上の収獲増加
及び味の向上が認められるなどの効果がある。
【0120】また施用に際しては、労力が少なく、衛生
を害するおそれがなく、環境汚染のおそれもない効果が
ある。更にたまねぎにおいては、貯蔵性が著しく向上
し、耐腐敗性が認められた。いちごにおいては、糖分の
増加が認められた。
【0121】また、植物の性質に適合した使用方法を採
用できるので、最良の形態で栽培することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のたまねぎに実施した場合の測定位置
を示す図。
【図2】同じくバルブ径と葉面積を示すグラフ。
【図3】同じく玉サイズの比較グラフ。
【図4】同じく収穫量のグラフ。
【図5】同じく玉サイズのグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 25/12 A01N 25/12 // C12N 1/14 C12N 1/14 A (72)発明者 佐々木 康晴 北海道札幌市中央区大通西18丁目1番地3 オリンピア大通西18丁目マンション702 号 Fターム(参考) 2B051 AA01 AB01 AB03 BA09 BB02 4B065 AA70X AC20 CA47 4H011 AB03 BA01 BB21 BC03 BC18 DD03 DD04 DE15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗床にトリコデルマ ハルジアナム
    SK−5−5粒剤を1m当り10g〜100gで、1
    g当り10〜10の分生胞子、または1g当り10
    〜10の厚膜胞子を表層付近の土壌と混和し、適度
    の水分を付与して糸状菌の増殖条件を整えた後、播種す
    ることを特徴とした植物の活性付与方法。
  2. 【請求項2】 育苗床は、中性又は弱酸性とすることを
    特徴とした請求項1記載の植物の活性付与方法。
  3. 【請求項3】 育苗床の温度を20℃〜25℃とするこ
    とを特徴とした請求項1記載の植物の活性付与方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載により得た苗を、肥料及び
    水分管理のもとに圃場に移植することを特徴とした植物
    の増収方法。
  5. 【請求項5】 種子等にトリコデルマ ハルジアナム
    SK−5−5粒剤を直接付着させ、または水和剤に浸漬
    して付着させ、該種子等を通常の要領により育苗床又は
    圃場に播種又は埋め込むことを特徴とした植物の増収方
    法。
  6. 【請求項6】 トリコデルマ ハルジアナム SK−5
    −5粒剤の量は、播種用の種子にあっては、種子の表面
    を50%以上覆う量、馬鈴薯その他の埋設種にあって
    は、0.3g〜1g/1個とすることを特徴とした請求
    項5記載の植物の増収方法。
  7. 【請求項7】 トリコデルマ ハルジアナム SK−5
    −5粒剤は、1g当り10〜10の分生胞子または
    1g当り10〜10の厚膜胞子としたことを特徴と
    する請求項5又は請求項6記載の植物の増収方法。
  8. 【請求項8】 トリコデルマ ハルジアナム SK−5
    −5粒剤は、種子の表面に直接付着させ、または水和し
    て付着させることを特徴とした粒剤の使用方法。
  9. 【請求項9】 トリコデルマ ハルジアナム SK−5
    −5粒剤を水和し、水和剤の中へ苗の根部を浸漬して付
    着させることを特徴とした粒剤の使用方法。
  10. 【請求項10】 トリコデルマ ハルジアナム SK−
    5−5粒剤を水和し、水和剤を植物の根本に潅注し、ま
    たは土壌に散布することを特徴とした粒剤の使用方法。
  11. 【請求項11】 トリコデルマ ハルジアナム SK−
    5−5粒剤5g〜10gと酢酸0.5ml〜1.0ml
    を水1l〜3lに水和して使用することを特徴とした請
    求項9又は請求項10記載の粒剤の使用方法。
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