JP2002120594A - オートクルーズ装置 - Google Patents

オートクルーズ装置

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JP2002120594A
JP2002120594A JP2000316366A JP2000316366A JP2002120594A JP 2002120594 A JP2002120594 A JP 2002120594A JP 2000316366 A JP2000316366 A JP 2000316366A JP 2000316366 A JP2000316366 A JP 2000316366A JP 2002120594 A JP2002120594 A JP 2002120594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ACCシステムによる追従走行中に、交通状
況に応じた最適の追従車間距離が得られるようにし、ド
ライバーの違和感や不快感を解消する。 【解決手段】 基準追従車間距離を「遠」、「中」、
「近」に設定可能なACCシステムにおいて、物体検知
装置で検知した道路の混雑状況(つまり所定時間内に検
知された先行車以外の並走車の数)を判定し、道路が混
雑していれば現在の基準追従車間距離を短くする方向に
変更し、道路が空いていれば現在の基準追従車間距離を
長くする方向に変更する。これにより、混んでいる交通
状況下で他車の動きに取り残されたり、他車に割り込ま
れたりしてドライバーが違和感や不快感を感じるのを防
止することができ、また空いている交通状況下で自車が
先行車に接近し過ぎるのを防止し、ドライバーの違和感
や不快感を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先行車が存在しな
いときに予め設定した車速で定速走行を行い、先行車が
存在するときに予め設定した車間距離を保って追従走行
を行うACCシステム(Adaptive Cruis
e Control System)に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるACCシステムにおいて、自車と
先行車との間の追従車間距離を3段階に調整可能なもの
が、特開平11−42957号公報により公知である。
【0003】一般にACCシステムによる追従走行中の
車間距離は、「自車が現在の車速で走行した場合に、現
在の先行車の位置に何秒後に到達するか」で定義される
車頭時間で表される。実際の追従車間距離は車速と車頭
時間との積で与えられるため、車頭時間が長く自車速が
高くなるほど実際の追従車間距離は長くなり、車頭時間
が短く自車速が低くなるほど実際の追従車間距離は短く
なる。表1および図19には、車頭時間が1.5se
c、2.0sec、2.5secの3つの場合につい
て、自車速に対応する実際の追従車間距離が示される。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のACC
システムは走行中の交通状況が変わっても追従車間距離
が変化しないため、図20に示すように、空いている交
通状況に合わせて追従車間距離を設定すると、図21に
示すように、混んでいる交通状況では他車の動きに取り
残される状況になり、他車に割り込まれ易くなってドラ
イバーが違和感や不快感を感じる場合があった。また混
んでいる交通状況に合わせて追従車間距離を設定する
と、空いている交通状況では自車が先行車に接近し過ぎ
るため、やはりドライバーが違和感や不快感を感じる場
合があった。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ACCシステムによる追従走行中に、交通状況に応
じた最適の追従車間距離が得られるようにしてドライバ
ーの違和感や不快感を解消することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図18のクレ
ーム対応図に示す構成によって上記目的を達成してい
る。
【0008】即ち、請求項1に記載された発明によれ
ば、自車の進行方向の物体を検知する物体検知装置と、
物体検知装置の検知結果に基づいて自車が追従すべき先
行車を判定する先行車判定手段と、自車と先行車との間
の基準追従車間距離を設定する追従車間距離設定手段
と、実際の追従車間距離が追従車間距離設定手段により
設定された基準追従車間距離に一致するように自車を加
速あるいは減速する加減速制御手段とを備えたオートク
ルーズ装置において、自車周囲の交通量を判定する交通
量判定手段と、交通量判定手段の判定結果に応じて、追
従車間距離設定手段により設定された基準追従車間距離
を変更する追従車間距離変更手段とを備えたことを特徴
とするオートクルーズ装置が提案される。
【0009】上記構成によれば、物体検知装置が検知し
た自車の進行方向の物体のうちから先行車判定手段が先
行車を判定し、追従車間距離設定手段が設定した追従車
間距離と実際の追従車間距離とが一致するように加減速
制御手段が自車を加速あるいは減速する。交通量判定手
段が判定した自車周囲の交通量に応じて、追従車間距離
変更手段が追従車間距離設定手段により設定された基準
追従車間距離を変更するので、交通状況に応じた最適の
追従車間距離で先行車に追従走行することが可能となっ
てドライバーの違和感や不快感を解消することができ
る。
【0010】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、交通量判定手段は、物体検知
装置により検知される自車と同方向に走行する並走車の
数に基づいて交通量を判定することを特徴とするオート
クルーズ装置が提案される。
【0011】上記構成によれば、交通量判定手段が自車
と同方向に走行する並走車の数に基づいて交通量を判定
するので、自車の走行に与える影響が小さい対向車や停
止物の数によらずに的確に交通量を判定することができ
る。
【0012】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項2の構成に加えて、交通量判定手段は、所定時間
において物体検知装置により検知される自車と同方向に
走行する並走車の数に基づいて交通量を判定することを
特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
【0013】上記構成によれば、交通量判定手段が所定
時間において自車と同方向に走行する並走車の数に基づ
いて交通量を判定するので、並走車の数の時間的なばら
つきを吸収して交通量を一層正確に判定することができ
る。
【0014】尚、前記所定時間は実施例では1分に設定
されているが、それに限定されるものではない。
【0015】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項2または請求項3の構成に加えて、交通量判定手
段は、物体検知装置により検知された並走車の数が第1
の所定値以下のときに交通量少と判定し、この判定に基
づいて追従車間距離変更手段は基準追従車間距離を長く
変更することを特徴とするオートクルーズ装置が提案さ
れる。
【0016】上記構成によれば、交通量判定手段は並走
車の数が第1の所定値以下のときに交通量少と判定し、
この判定に基づいて追従車間距離変更手段は基準追従車
間距離を長く変更するので、空いている交通状況で自車
が先行車に接近し過ぎるのを防止し、ドライバーの違和
感や不快感を解消することができる。
【0017】尚、前記第1の所定値は実施例では600
に設定されているが、それに限定されるものではない。
【0018】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項4の構成に加えて、追従車間距離設定手段は異な
る複数の基準追従車間距離を設定するものであり、追従
車間距離変更手段は隣り合う基準追従車間距離以下に基
準追従車間距離の変更の上限を設定することを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0019】上記構成によれば、追従車間距離設定手段
が設定する複数の基準追従車間距離について、追従車間
距離変更手段は隣り合う基準追従車間距離以下に基準追
従車間距離の変更の上限を設定するので、基準追従車間
距離の変更によって隣り合う基準追従車間距離の大小関
係が逆転することが防止され、ドライバーの違和感が解
消される。
【0020】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項4または請求項5の構成に加えて、交通量判定手
段は、物体検知装置により検知された並走車の数が前記
第1の所定値よりも多い第2の所定値を越えたときに交
通量多と判定し、この判定に基づいて追従車間距離変更
手段は基準追従車間距離を短く変更することを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0021】上記構成によれば、交通量判定手段は並走
車の数が第2の所定値を越えたときに交通量多と判定
し、この判定に基づいて追従車間距離変更手段は基準追
従車間距離を短く変更するので、混んでいる交通状況下
で他車の動きに取り残されたり、他車に割り込まれたり
してドライバーが違和感や不快感を感じるのを防止する
ことができる。
【0022】尚、前記第2の所定値は実施例では180
0に設定されているが、それに限定されるものではな
い。
【0023】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項6の構成に加えて、追従車間距離設定手段は異な
る複数の基準追従車間距離を設定するものであり、追従
車間距離変更手段は隣り合う基準追従車間距離以上に基
準追従車間距離の変更の下限を設定することを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0024】上記構成によれば、追従車間距離設定手段
が設定する複数の基準追従車間距離について、追従車間
距離変更手段は隣り合う基準追従車間距離以上に基準追
従車間距離の変更の下限を設定するので、基準追従車間
距離の変更によって隣り合う基準追従車間距離の大小関
係が逆転することが防止され、ドライバーの違和感が解
消される。
【0025】また請求項8に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項7の何れか1項の構成に加えて、交通
量判定手段は、交通量の判定結果に応じてカウントされ
るカウンタを備え、カウンタのカウント値が所定値を越
えたときに基準追従車間距離を変更することを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0026】上記構成によれば、交通量判定手段は交通
量の判定結果に応じてカウントされるカウンタのカウン
ト値が所定値を越えたときに基準追従車間距離を変更す
るので、一時的な交通量の変化に影響されずに基準追従
車間距離を的確に変更することができる。
【0027】尚、前記所定値は実施例では5に設定され
ているが、それに限定されるものではない。
【0028】また請求項9に記載された発明によれば、
請求項5または請求項7の構成に加えて、追従車間距離
設定手段の設定する複数の基準追従車間距離をドライバ
ーにより選択可能とする追従車間距離選択手段を備え、
追従車間距離設定手段は追従車間距離選択手段による基
準追従車間距離の選択時に、それ以前の追従車間距離変
更手段による追従車間距離の変更に関わらず、選択され
た基準追従車間距離に設定することを特徴とするオート
クルーズ装置が提案される。
【0029】上記構成によれば、ドライバーが追従車間
距離選択手段を操作して基準追従車間距離を選択する
と、その基準追従車間距離が追従車間距離変更手段によ
り変更された追従車間距離に関わらず選択されるので、
ドライバーの意志を優先した追従走行制御を行うことが
できる。
【0030】また請求項10に記載された発明によれ
ば、請求項1〜請求項9の何れか1項の構成に加えて、
追従車間距離変更手段による追従車間距離の変更は所定
値ずつ行われることを特徴とするオートクルーズ装置が
提案される。
【0031】上記構成によれば、追従車間距離変更手段
による追従車間距離の変更は所定値ずつ行われるので、
追従車間距離が急激に変化してドライバーが違和感を感
じる虞がない。
【0032】尚、前記所定値は車間距離の換算して0.
1secであるが、それに限定されるものではない。
【0033】また請求項11に記載された発明によれ
ば、請求項1〜請求項10の何れか1項の構成に加え
て、基準追従車間距離は車速が高いほど大きく設定され
ることを特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
【0034】上記構成によれば、基準追従車間距離は車
速が高いほど大きく設定されるので、車速に応じた最適
の追従車間距離を確保することができる。
【0035】また請求項12に記載された発明によれ
ば、請求項1〜請求項11の何れか1項の構成に加え
て、追従車間距離設定手段は異なる複数の基準追従車間
距離を設定するものであり、ドライバーが視認可能な位
置に選択中の基準追従車間距離を表示する表示装置を設
け、追従車間距離変更手段による追従車間距離の変更時
に表示装置の表示形態を変更する表示形態変更手段を備
えたことを特徴とするオートクルーズ装置が提案され
る。
【0036】上記構成によれば、複数の基準追従車間距
離のうちから選択された基準追従車間距離を表示する表
示装置を設け、追従車間距離変更手段による追従車間距
離の変更時に表示形態変更手段が表示装置の表示形態を
変更するので、ドライバーは追従車間距離が変更された
ことを確実に認識することができる。
【0037】また請求項13に記載された発明によれ
ば、請求項12の構成に加えて、表示形態の変更が表示
装置の点滅であることを特徴とするオートクルーズ装置
が提案される。
【0038】上記構成によれば、表示装置を点滅させて
追従車間距離の変更を表示するので、ドライバーは見落
としなく追従車間距離の変更を認識することができる。
【0039】また請求項14に記載された発明によれ
ば、請求項12または請求項13の構成に加えて、表示
形態の変更が表示装置の色の変更であることを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0040】上記構成によれば、表示装置の色を変更し
て追従車間距離の変更を表示するので、ドライバーは見
落としなく追従車間距離の変更を認識することができ
る。
【0041】また請求項15に記載された発明によれ
ば、請求項12〜請求項14の何れか1項の構成に加え
て、表示装置が基準追従車間距離の数に応じた数の一方
向に並べられたブロックよりなることを特徴とするオー
トクルーズ装置が提案される。
【0042】上記構成によれば、基準追従車間距離の数
に応じた数の一方向に並べられたブロックで表示装置を
構成したので、ドライバーは基準追従車間距離を視覚に
より容易に認識することができる。
【0043】また請求項16に記載された発明によれ
ば、請求項15の構成に加えて、ブロックが更に前記一
方向において分割された小ブロックで構成され、追従車
間距離変更手段により基準追従車間距離が長く変更され
るときは、前記一方向における距離の長い方に位置する
小ブロックの表示形態を変更し、追従車間距離が短く変
更されるときは、前記一方向における距離の短い方に位
置する小ブロックの表示形態を変更することを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0044】上記構成によれば、ブロックを小ブロック
に分割し、基準追従車間距離が長く変更されるときは距
離の長い方に位置する小ブロックの表示形態を変更し、
追従車間距離が短く変更されるときは距離の短い方に位
置する小ブロックの表示形態を変更するので、追従車間
距離が何れの方向に変更されているのかを視覚的に容易
に確認することができる。
【0045】また請求項17に記載された発明によれ
ば、請求項15の構成に加えて、追従車間距離変更手段
により追従車間距離が長く変更されるときは、前記一方
向における距離の長い方に位置するブロックの表示形態
を変更し、追従車間距離が短く変更されるときは、前記
一方向における距離の短い方に位置するブロックの表示
形態を変更することを特徴とするオートクルーズ装置が
提案される。
【0046】上記構成によれば、追従車間距離が長く変
更されるときは、距離の長い方に位置するブロックの表
示形態を変更し、追従車間距離が短く変更されるときは
距離の短い方に位置するブロックの表示形態を変更する
ので、追従車間距離が何れの方向に変更されているのか
を視覚的に容易に確認することができる。
【0047】また請求項18に記載された発明によれ
ば、請求項15〜請求項17の何れか1項の構成に加え
て、表示装置が、前記一方向に並べられるとともに前記
ブロックに並置され、かつ前記ブロックと前記同一方向
において同幅の補助ブロックを備え、表示形態変更手段
は前記補助ブロックの表示形態を変更することを特徴と
するオートクルーズ装置が提案される。
【0048】上記構成によれば、表示形態変更手段はブ
ロックに並置された補助ブロックの表示形態を変更する
ので、ドライバーは基準追従車間距離を視覚により容易
に認識することができる。
【0049】また請求項19に記載された発明によれ
ば、請求項18の構成に加えて、追従車間距離変更手段
により追従車間距離が長く変更されるときは、前記一方
向における距離の長い方に位置する補助ブロックの表示
形態を変更し、追従車間距離が短く変更されるときは、
前記一方向における距離の短い方に位置する補助ブロッ
クの表示形態を変更することを特徴とするオートクルー
ズ装置が提案される。
【0050】上記構成によれば、追従車間距離が長く変
更されるときは、距離の長い方に位置する補助ブロック
の表示形態を変更し、追従車間距離が短く変更されると
きは距離の短い方に位置する補助ブロックの表示形態を
変更するので、追従車間距離が何れの方向に変更されて
いるのかを視覚的に容易に確認することができる。
【0051】また請求項20に記載された発明によれ
ば、自車の進行方向の物体を検知する物体検知装置と、
物体検知装置の検知結果に基づいて自車が追従すべき先
行車を判定する先行車判定手段と、自車と先行車との間
の基準追従車間距離を設定する追従車間距離設定手段
と、実際の追従車間距離が追従車間距離設定手段により
設定された基準追従車間距離に一致するように自車を加
速あるいは減速する加減速特性変更手段とを備えたオー
トクルーズ装置において、自車周囲の交通量を判定する
交通量判定手段と、交通量判定手段の判定結果に応じ
て、加減速制御手段による加減速特性を変更する加減速
特性変更手段とを備えたことを特徴とするオートクルー
ズ装置が提案される。
【0052】上記構成によれば、物体検知装置が検知し
た自車の進行方向の物体のうちから先行車判定手段が先
行車を判定し、追従車間距離設定手段が設定した追従車
間距離と実際の追従車間距離とが一致するように加減速
制御手段が自車を加速あるいは減速する。交通量判定手
段が判定した自車周囲の交通量に応じて、加減速特性変
更手段が加減速制御手段による加減速特性を変更するの
で、交通状況に応じた最適の加減速特性で先行車に追従
走行することが可能となってドライバーの違和感や不快
感を解消することができる。
【0053】また請求項21に記載された発明によれ
ば、請求項20の構成に加えて、加減速特性変更手段は
加減速制御手段による加速ゲインおよび減速ゲインの少
なくとも一方を変更するものであり、交通量判定手段に
より交通量が多いと判定さたときに前記ゲインを高くす
ることを特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
【0054】上記構成によれば、加減速特性変更手段は
加減速制御手段による加速ゲインおよび減速ゲインの少
なくとも一方を変更するものであり、交通量が多いとき
に前記ゲインを高くするので、頻繁に加減速が繰り返さ
れる混んだ交通状況でも先行車の動きに的確に追従でき
るようになり、周囲の交通の流れを乱さない走行が可能
となる。
【0055】また請求項22に記載された発明によれ
ば、請求項20または請求項21の構成に加えて、加減
速特性変更手段は加減速制御手段による加速ゲインおよ
び減速ゲインの少なくとも一方を変更するものであり、
交通量判定手段により交通量が少ないと判定さたときに
前記ゲインを低くすることを特徴とするオートクルーズ
装置が提案される。
【0056】上記構成によれば、加減速特性変更手段は
加減速制御手段による加速ゲインおよび減速ゲインの少
なくとも一方を変更するものであり、交通量が少ないと
きに前記ゲインを低くするので、必要以上の加減速が抑
えられて一層ゆったりした追従が可能となり、空いてい
る交通状況では快適に走行することができる。
【0057】また請求項23に記載された発明によれ
ば、請求項20の構成に加えて、加減速特性変更手段は
加減速制御手段による最大加速度および最大減速度の少
なくとも一方を変更するものであり、交通量判定手段に
より交通量が多いと判定さたときに最大加速度および最
大減速度の少なくとも一方を大きくすることを特徴とす
るオートクルーズ装置が提案される。
【0058】上記構成によれば、加減速特性変更手段は
加減速制御手段による最大加速度および最大減速度の少
なくとも一方を変更するものであり、交通量が多いとき
に前記最大加速度および最大減速度の少なくとも一方を
大きくするので、頻繁に加減速が繰り返される混んだ交
通状況でも先行車の動きに的確に追従できるようにな
り、周囲の交通の流れを乱さない走行が可能となる。
【0059】また請求項24に記載された発明によれ
ば、請求項請求項20または請求項23の構成に加え
て、加減速特性変更手段は加減速制御手段による最大加
速度および最大減速度の少なくとも一方を変更するもの
であり、交通量判定手段により交通量が少ないと判定さ
たときに最大加速度および最大減速度の少なくとも一方
を小さくすることを特徴とするオートクルーズ装置が提
案される。
【0060】上記構成によれば、加減速特性変更手段は
加減速制御手段による最大加速度および最大減速度の少
なくとも一方を変更するものであり、交通量が少ないと
きに前記最大加速度および最大減速度の少なくとも一方
を小さくするので、必要以上の加減速が抑えられて一層
ゆったりした追従が可能となり、空いている交通状況で
は快適に走行することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0062】図1〜図12は本発明の第1実施例を示す
もので、図1は物体検知装置のブロック図、図2は物体
検知装置の斜視図、図3は「遠」、「中」、「近」の基
準車頭時間の各々に対応する車速変化に対する車間距離
の変更可能範囲を示す図、図4はACCシステムのメモ
リの構成を示すブロック図、図5はメインルーチンのフ
ローチャート、図6はターゲット分類モジュールのフロ
ーチャート、図7は交通状況判定モジュールのフローチ
ャート、図8は追従車間距離決定モジュールのフローチ
ャート、図9はステップS21〜S25に対応する説明
図、図10はステップS26〜S31に対応する説明
図、図11は車間距離の表示装置を示す図、図12は車
間距離表示の説明図である。
【0063】図1および図2に示すように、自車前方の
物体の距離および方向を検知するための物体検知装置S
tはレーザーレーダー装置を備えるもので、送光部1
と、送光走査部2と、受光部3と、受光走査部4と、距
離計測処理部5とから構成される。送光部1は、送光レ
ンズを一体に備えたレーザーダイオード11と、レーザ
ーダイオード11を駆動するレーザーダイオード駆動回
路12とを備える。送光走査部2は、レーザーダイオー
ド11が出力したレーザーを反射させる送光ミラー13
と、送光ミラー13を上下軸14回りに往復回動させる
モータ15と、モータ15の駆動を制御するモータ駆動
回路16とを備える。送光ミラー13から出る送光ビー
ムは左右幅が制限されて上下方向に細長いパターンを持
ち、それが所定周期で左右方向に往復移動して物体を走
査する。
【0064】受光部3は、受光レンズ17と、受光レン
ズ17で収束させた反射波を受けて電気信号に変換する
フォトダイオード18と、フォトダイオード18の出力
信号を増幅する受光アンプ回路19とを備える。受光走
査部4は、物体からの反射波を反射させて前記フォトダ
イオード18に導く受光ミラー20と、受光ミラー20
を左右軸21回りに往復回動させるモータ22と、モー
タ22の駆動を制御するモータ駆動回路23とを備え
る。上下幅が制限されて左右方向に細長いパターンを持
つ受光エリアは、受光ミラー20によって所定周期で上
下方向に往復移動して物体を走査する。
【0065】距離計測処理部5は、前記レーザーダイオ
ード駆動回路12やモータ駆動回路16,23を制御す
る制御回路24と、アダプティブクルーズコントロール
装置を制御する電子制御ユニット25との間で通信を行
う通信回路26と、レーザーの送光から受光までの時間
をカウントするカウンタ回路27と、物体までの距離お
よび物体の方向を算出する中央演算処理装置28とを備
える。
【0066】而して、上下方向に細長い送光ビームと左
右方向に細長い受光エリアとが交わる部分が瞬間的な検
知エリアになり、この検知エリアは、送光ビームの左右
走査幅と等しい左右幅を持ち、受光エリアの上下走査幅
と等しい上下幅を持つ検知領域の全域をジグザグに移動
して物体を走査する。そして送光ビームが送光されてか
ら、該送光ビームが物体に反射された反射波が受光され
るまでの時間に基づいて物体までの距離が検知され、そ
のときの瞬間的な検知エリアの方向に基づいて物体の方
向が検知される。
【0067】
【表2】
【0068】表2および図3に示すように、本実施例の
基準車頭時間は「遠」、「中」、「近」の3段階に切り
換え可能であり、「遠」が2.5sec、「中」が2.
0sec、「近」が1.5secである。車頭時間の
「遠」は基準車頭時間の2.5secを挟んで最小車頭
時間2.0secから最大車頭時間3.0secの間で
可変であり、車頭時間の「中」は基準車頭時間の2.0
secを挟んで最小車頭時間1.6secから最大車頭
時間2.4secの間で可変であり、車頭時間の「近」
は基準車頭時間の1.5secを挟んで最小車頭時間
1.2secから最大車頭時間1.8secの間で可変
である。ACCシステムが作動する自車速は40km/
hから110km/hの範囲である。
【0069】車頭時間が「近」に設定されているとき、
その「近」の基準車頭時間(1.5sec)が最大車頭
時間(1.8sec)まで変化しても、「中」の基準車
頭時間である2.0secを越えることがなく、また車
頭時間が「中」に設定されているとき、その「中」の基
準車頭時間(2.0sec)が最大車頭時間(2.4s
ec)まで変化しても、「遠」の基準車頭時間である
2.5secを越えることがない。車頭時間が「遠」に
設定されているとき、その「遠」の基準車頭時間(2.
5sec)が最小車頭時間(2.0sec)まで変化し
ても、「中」の基準車頭時間である2.0secを下回
ることがなく、また車頭時間が「中」に設定されている
とき、その「中」の基準車頭時間(2.0sec)が最
小車頭時間(1.6sec)まで変化しても、「近」の
基準車頭時間である1.5secを下回ることがない。
基準車頭時間が変化する範囲を上記範囲に制限すること
により、基準車頭時間が過剰に変化してドライバーが違
和感を感じるのを防止することができる。
【0070】図4は本実施例のACCシステムのメモリ
の構成を示すもので、物体検知装置Stで検知したター
ゲットを記憶するターゲットメモリと、ターゲットメモ
リ中の移動物を選択して記憶する移動物メモリと、ター
ゲットメモリ中の停止物を選択して記憶する停止物メモ
リと、移動物メモリ中のターゲットから先行車を選択し
て記憶する先行車メモリと、自車のヨーレートおよび車
速から予測した自車の移動軌跡を記憶する軌跡メモリ
と、セット車間距離切替スイッチで設定した車頭時間
を、移動物メモリに記憶された移動物から選択した並走
車の数に基づいて変更して記憶する車頭時間メモリとを
備える。
【0071】図5のメインルーチンのフローチャートに
おいて、先ずステップS1で物体検知装置Stにより検
知エリア内のターゲットを全て検知してターゲットメモ
リに記憶し、ステップS2で自車の車速およびヨーレー
ト(または舵角)から自車の将来の走行軌跡を算出す
る。続くステップS3で前回のターゲットメモリのデー
タと今回のターゲットメモリのデータとを比較し、相対
速および相対位置から同一ターゲットを判別してデータ
の引き継ぎを行う。続いてステップS4のターゲット分
類モジュールを実行し、ターゲットメモリのデータを停
止物および移動物に分類して移動物の中から先行車を選
択する。
【0072】続くステップS5で先行車が存在すれば、
ステップS6に移行して交通状況判定モジュールを実行
して道路の混雑状態を判定した後、ステップS7で追従
車間距離決定モジュールを実行して基準追従車間距離を
決定する。そしてステップS8で先行車の実際の追従車
間距離が基準追従車間距離を越えていれば、ステップS
9で加速制御を実行し、ステップS8で先行車の実際の
追従車間距離が基準追従車間距離に一致していれば、ス
テップS10で定速制御を実行し、ステップS8で先行
車の実際の追従車間距離が基準追従車間距離を未満であ
れば、ステップS11で減速制御を実行し、これにより
追従車間距離を基準追従車間距離に一致させる。またス
テップS5で先行車が存在しないとき、ステップS12
で自車速がセット車速を越えていればステップS13で
減速制御を実行し、ステップS12で自車速がセット車
速に一致していればステップS14で定速制御を実行
し、ステップS12で自車速がセット車速未満であれば
ステップS15で増速制御を実行し、これにより自車速
をセット車速に一致させる。
【0073】次に、前記ステップS4のターゲット分類
モジュールの内容を、図6のフローチャートに基づいて
説明する。
【0074】先ず、ステップS21でターゲットメモリ
からターゲットの相対位置および相対速を読み込み、ス
テップS22で前記読み込んだターゲットが移動物であ
れば、ステップS23でそのターゲットを移動物メモリ
に記憶し、またステップS22で前記読み込んだターゲ
ットが停止物であれば、ステップS24でそのターゲッ
トを停止物メモリに記憶する。ターゲットが移動物であ
るか停止物であるかは、その絶対速(つまり自車速とタ
ーゲットの相対速との和の絶対値)が20km/hを越
えている場合に移動物と判定し、20km/h以下の場
合に停止物と判定することができる。そしてステップS
25でターゲットメモリ内のターゲットを全て読み込む
まで、前記ステップS21〜S24を繰り返す。
【0075】図9は前記ステップS21〜S25に対応
するもので、移動物メモリに並走車よりなるターゲット
T1〜T4が記憶され、停止物メモリにデリニエータよ
りなるターゲットT5〜T8が記憶される。
【0076】続くステップS26で移動物メモリからタ
ーゲットデータを読み込み、ステップS27で前記読み
込んだターゲットデータの左右位置が自車の走行軌跡の
左右1.8m以内(ロックオン範囲)に有る場合、ステ
ップS28で先行車メモリ内のデータの距離が前記読み
込んだターゲットデータよりも大きければ、ステップS
29で前記読み込んだターゲットデータを先行車メモリ
に記憶する。そしてステップS30でターゲットメモリ
内のターゲットを全て読み込むまで、前記ステップS2
6〜S29を繰り返した後、ステップS31で先行車メ
モリに記憶されたターゲットT1のデータを移動物メモ
リから削除し、移動物メモリのデータは先行車以外のタ
ーゲットT2〜T3のみとする。
【0077】図10は前記ステップS26〜S31に対
応するもので、自車の走行軌跡の左右各々1.8m以内
のロックオン範囲に有る2つの移動物ターゲットT1,
T2のうち、距離が近い方のターゲットT1が先行車と
して先行車メモリに記憶され、移動物メモリから削除さ
れる。
【0078】次に、前記ステップS6の交通状況判定モ
ジュールの内容を、図7のフローチャートに基づいて説
明する。
【0079】先ず、ステップS41で1分カウンタを1
インクリメントする。物体検知装置Stの検知は100
msec毎に行われるので、1secに10回、1分に
600回カウンタが進む。続くステップS42で移動物
メモリに記憶されている先行車以外のターゲットT2〜
T3のうち、対向車を除く並走車(ターゲットT2〜T
4)の数を算出し、ステップS43で並走車カウンタに
並走車の数を加算する。並走車と対向車との識別は、自
車速とターゲットの相対速との和が0または正ならば並
走車とし、負ならば対向車とする。
【0080】前記ステップS41〜S43が600回繰
り返され、ステップS44で1分カウンタがタイムアッ
プすると、ステップS45で1分カウンタをリセットす
る。続くステップS46で並走車カウンタのカウント数
を600と比較し、並走車カウンタのカウント数が60
0以下であれば、ステップS48で空きカウンタを1イ
ンクリメントする。前記ステップS46で並走車カウン
タのカウント数が600を越えており、かつステップS
47で並走車カウンタのカウント数が1800以下であ
れば、ステップS49で普通カウンタを1インクリメン
トする。前記ステップS47で並走車カウンタのカウン
ト数が1800を越えていれば、ステップS50で混雑
カウンタを1インクリメントする。そしてステップS5
1で並走車カウンタをリセットする。
【0081】表3には、並走車カウンタのカウント数
と、判定された交通状況との関係が示される。
【0082】
【表3】
【0083】次に、前記ステップS7の追従車間距離決
定モジュールの内容を、図8のフローチャートに基づい
て説明する。
【0084】先ず、ステップS61でセット車間距離切
替スイッチの状態を読み込む。セット車間距離切替スイ
ッチはドライバーが「遠」、「中」、「近」の何れかの
基準車頭時間を選択する際に操作されるものである。続
くステップS62で基準車頭時間(つまりセット車間距
離)が前回と同じでなければ、つまり今回セット車間距
離切替スイッチが操作された場合は、ステップS66で
新しいセット車間距離の基準車頭時間を選択し、ステッ
プS69で空きカウンタ、普通カウンタおよび混雑カウ
ンタを全てリセットする。このようにドライバーがセッ
ト車間距離切替スイッチを操作した場合には、ドライバ
ーの意志を優先して基準車頭時間を決定する。
【0085】前記ステップS62で基準車頭時間が前回
と同じであれば、ステップS63で空きカウンタのカウ
ント数を5と比較し、空きカウンタのカウント数が5を
越えていれば、ステップS67で基準車頭時間を1段階
(例えば0.1sec)長くした後に、ステップS69
で空きカウンタ、普通カウンタおよび混雑カウンタを全
てリセットする。また前記ステップS63で空きカウン
タのカウント数が5以下であり、かつステップS64で
普通カウンタのカウント数が5を越えていれば、基準車
頭時間を増減することなく、ステップS69で空きカウ
ンタ、普通カウンタおよび混雑カウンタを全てリセット
する。また前記ステップS64で普通カウンタのカウン
ト数が5以下であり、かつステップS65で混雑カウン
タのカウント数が5を越えていれば、ステップS68で
基準車頭時間を1段階(例えば0.1sec)短くした
後に、ステップS69で空きカウンタ、普通カウンタお
よび混雑カウンタを全てリセットする。そして最後にス
テップS70で自車速と車頭時間とから設定車間距離を
算出する。
【0086】以上のように、先行車および対向車を除く
並走車の数を所定時間に亘ってカウントし、その結果に
応じてドライバーが設定した基準車頭時間を増減するの
で、道路が混雑しているときに、車間距離が長くなり過
ぎて他車の動きに取り残される状況になったり、他車に
割り込まれ易くなったりするのを防止し、ドライバーの
違和感や不快感を解消することができる。また道路が空
いているときに自車が先行車に接近し過ぎるのを防止
し、ドライバーの違和感や不快感を解消することができ
る。
【0087】次に、図11〜図15に基づいて追従車間
距離の表示について説明する。
【0088】メータパネルに設けられた表示装置Dは液
晶によって各種の情報をドライバーに提供するためのも
ので、上段右側に冷却水温表示部31が配置され、上段
左側に燃料残量表示部32が配置され、下段右側にトリ
ップメータ33が配置され、下段中央に車間距離表示部
34が配置され、下段左側に設定車速表示部35および
自動システムOFF表示部36が配置される。また表示
装置Dの近傍には、ACCシステムの作動状態を表示す
るグリーンランプ37と、故障表示を行うアンバーラン
プ38とが設けられる。
【0089】図12(A)に示すように、車間距離表示
部34には、右側の自車シンボル39aと左側の先行車
シンボル39bとの間に台形状の3個のブロック40,
41,42が直列に配置される。ブロック40,41,
42の上下方向高さは、先行車シンボル39b側が高
く、そこから自車シンボル39aに向けて次第に低くな
っている。3個のブロック40,41,42はそれぞれ
左右に2分割され、独立して点灯あるいは点滅が可能な
小ブロック40a,40b,41a,41b,42a,
42bから構成される。
【0090】そしてセット車間距離切替スイッチにより
設定された基準追従車間距離が「遠」であれば3個のブ
ロック40,41,42が全て点灯し(図12(B)参
照)、基準追従車間距離が「中」であれば右側および中
央のブロック40,41が点灯し(図12(C)参
照)、基準追従車間距離が「近」であれば右側のブロッ
ク40だけが点灯する(図12(D)参照)。このよう
に、3個のブロック40,41,42の点灯状態および
非点灯状態を切り替えることにより、点灯しているブロ
ック40,41,42の数に基づいてドライバーは一目
で基準追従車間距離を認識することができる。
【0091】例えば、図12(C)に示すように、基準
追従車間距離が「中」であって2個のブロック40,4
1が点灯しているとき、道路の混雑状況に応じて基準追
従車間距離が長くなる方向に変更されると、点灯してい
る2個のブロック40,41のうちの最も左側に位置す
る中央のブロック41の2個の小ブロック41a,41
bのうち、左側に位置する小ブロック41bが点滅する
(図12(E)参照)。逆に道路の混雑状況に応じて基
準追従車間距離が短くなる方向に変更されると、点灯し
ている2個のブロック40,41のうちの最も左側に位
置する中央のブロック41の2個の小ブロック41a,
41bのうち、右側に位置する小ブロック41aが点滅
する(図12(F)参照)。これにより、ドライバーは
基準追従車間距離が長くなる方向に変更されているの
か、短くなる方向に変更されているのかを、一目で確認
することができる。
【0092】同様に、基準追従車間距離が「遠」であっ
て3個のブロック40,41,42が点灯しているとき
には、点灯している最も左側のブロック42の2個の小
ブロック42a,42bのうち、基準追従車間距離の変
更方向に対応するものが点滅し、また基準追従車間距離
が「近」であって1個のブロック40だけがが点灯して
いるときには、点灯しているブロック40の2個の小ブ
ロック40a,40bのうち、基準追従車間距離の変更
方向に対応するものが点滅する。尚、小ブロック40
a,40b,41a,41b,42a,42bを点滅さ
せる代わりに、それらが点灯する色を変化させても同様
の効果を得ることができる。
【0093】次に、図13に基づいて車間距離表示部3
4の第2実施例を説明する。
【0094】図13(A)に示すように、車間距離表示
部34には、右側の自車シンボル39aと左側の先行車
シンボル39bとの間に台形状の3個のブロック40,
41,42が直列に配置される。左右のブロック40,
42の周囲は、別色で点灯可能な枠部40c,42cで
囲まれる。
【0095】そしてセット車間距離切替スイッチにより
設定された基準追従車間距離が「遠」であれば3個のブ
ロック40,41,42が全て点灯し(図13(B)参
照)、基準追従車間距離が「中」であれば右側および中
央のブロック40,41が点灯し(図13(C)参
照)、基準追従車間距離が「近」であれば右側のブロッ
ク40だけが点灯する(図13(D)参照)。このよう
に、3個のブロック40,41,42の点灯状態および
非点灯状態を切り替えることにより、点灯しているブロ
ック40,41,42の数に基づいてドライバーは一目
で基準追従車間距離を認識することができる。
【0096】例えば、図13(C)に示すように、基準
追従車間距離が「中」であって2個のブロック40,4
1が点灯しているとき、道路の混雑状況に応じて基準追
従車間距離が長くなる方向に変更されると、左側のブロ
ック42の枠部42cが別色で点灯し(図13(E)参
照)、逆に道路の混雑状況に応じて基準追従車間距離が
短くなる方向に変更されると、右側のブロック40の枠
部40cが別色で点灯する(図13(F)参照)。これ
により、ドライバーは基準追従車間距離が長くなる方向
に変更されているのか、短くなる方向に変更されている
のかを、一目で確認することができる。
【0097】同様に、基準追従車間距離が「遠」であっ
て3個のブロック40,41,42が点灯していると
き、あるいは基準追従車間距離が「近」であって1個の
ブロックだけが40が点灯しているときでも、基準追従
車間距離の変更方向に応じて左側のブロック42の枠部
42cあるいは右側のブロック40の枠部40cが別色
で点灯する。尚、枠部40c,42cを別色で点灯させ
る代わりに、枠部40c,42cを点滅させても良い。
この場合、ブロック40,41,42の色と枠部40
c,42cの色とは、同色でも別色でも良い。
【0098】次に、図14に基づいて車間距離表示部3
4の第3実施例を説明する。
【0099】図14(A)に示すように、車間距離表示
部34には、右側の自車シンボル39aと左側の先行車
シンボル39bとの間に台形状の3個のブロック40,
41,42が直列に配置される。各々のブロック40,
41,42の下方には、それらブロック40,41,4
2と同じ左右幅を有して車間距離方向に直列に延びる3
個の副ブロック40d,41d,42dが配置される。
【0100】そしてセット車間距離切替スイッチにより
設定された基準追従車間距離が「遠」であれば3個のブ
ロック40,41,42が全て点灯し(図14(B)参
照)、基準追従車間距離が「中」であれば右側および中
央のブロック40,41が点灯し(図14(C)参
照)、基準追従車間距離が「近」であれば右側のブロッ
ク40だけが点灯する(図14(D)参照)。3個のブ
ロック40,41,42にそれぞれ対応する3個の副ブ
ロック40d,41d,42dは基本的に常時点灯して
いる。従って、ドライバーはブロック40,41,42
の総数が3個であることを確実に認識し、その総数に対
する点灯状態にあるブロック40,41,42の数の比
率に基づいて基準追従車間距離を確実に認識することが
できる。例えば、図14(C)に示すように、2個のブ
ロック40,41が点灯状態にあるとき、点灯状態にあ
る3個の副ブロック40d,41d,42dとの対比に
より、総数が3個のブロック40,41,42のうちの
2個が点灯状態にあることを認識し、車間距離が「中」
であることを容易かつ確実に知ることができる。
【0101】例えば、図14(C)に示すように、基準
追従車間距離が「中」であって2個のブロック40,4
1が点灯しているとき、道路の混雑状況に応じて基準追
従車間距離が長くなる方向に変更されると、左側の補助
ブロック42dが点滅し(図14(E)参照)、逆に道
路の混雑状況に応じて基準追従車間距離が短くなる方向
に変更されると、右側の補助ブロック40dが点滅する
(図14(F)参照)。これにより、ドライバーは基準
追従車間距離が長くなる方向に変更されているのか、短
くなる方向に変更されているのかを、一目で確認するこ
とができる。
【0102】同様に、基準追従車間距離が「遠」であっ
て3個のブロック40,41,42が点灯していると
き、あるいは基準追従車間距離が「近」であって1個の
ブロックだけが40が点灯しているときでも、左側の補
助ブロック42dあるいは右側の補助ブロック40dが
点滅する。尚、左右の補助ブロック42d,40dを点
滅させる代わりに、それらを別色で点灯させても良い。
【0103】次に、図15および図16に基づいて本発
明の第4実施例を説明する。
【0104】第1〜第3実施例では基準車頭時間が
「遠」、「中」、「近」の何れかに設定可能であった
が、本実施例では表4および図15に示すように、基準
車頭時間を1.8secに、最小車頭時間を1.3se
cに、最大車頭時間を2.3secに設定し、最小車頭
時間および最大車頭時間の間を例えば0.1sec間隔
でステップ状に変化させる。
【0105】
【表4】
【0106】図16は、前記図8のフローチャートで説
明した追従車間距離決定モジュールの別実施例を示すも
ので、図8のフローチャートのステップS61,S6
2,S66を省略したものに相当する。先ず、ステップ
S63で空きカウンタのカウント数を5と比較し、空き
カウンタのカウント数が5を越えていれば、ステップS
67で基準車頭時間を1段階(例えば0.1sec)長
くした後に、ステップS69で空きカウンタ、普通カウ
ンタおよび混雑カウンタを全てリセットする。また前記
ステップS63で空きカウンタのカウント数が5以下で
あり、かつステップS64で普通カウンタのカウント数
が5を越えていれば、基準車頭時間を増減することな
く、ステップS69で空きカウンタ、普通カウンタおよ
び混雑カウンタを全てリセットする。また前記ステップ
S64で普通カウンタのカウント数が5以下であり、か
つステップS65で混雑カウンタのカウント数が5を越
えていれば、ステップS68で基準車頭時間を1段階
(例えば0.1sec)短くした後に、ステップS69
で空きカウンタ、普通カウンタおよび混雑カウンタを全
てリセットする。そして最後にステップS70で自車速
と車頭時間とから設定車間距離を算出する。
【0107】而して、本第4実施例によっても、前記第
1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0108】次に、図17に基づいて本発明の第5実施
例を説明する。
【0109】本実施例は、図16で説明した追従車間距
離決定モジュールの変形であって、そのモジュール名は
追従制御特性決定モジュールとされ、それに応じてステ
ップS67およびステップS68の内容が異なってい
る。ステップS63で空きカウンタのカウント数が5を
越えていれば、つまり道路が空いていれば、ステップS
67で追従制御特性を1段階緩め、またステップS65
で混雑カウンタのカウント数が5を越えていれば、つま
り道路が混んでいれば、ステップS68で追従制御特性
を1段階きつくする。追従制御特性は例えば追従応答ゲ
インであり、追従走行中に実車間距離が基準追従車間距
離から外れたときに、基準車間距離に戻す応答速度であ
る。前記ステップS67で追従応答ゲインを小さくする
と、必要以上の加減速が抑えられて一層ゆったりした追
従が可能となり、空いている交通状況では快適に走行す
ることができる。また前記ステップS68で追従応答ゲ
インを大きくすると、頻繁に加減速が繰り返される混ん
だ交通状況でも先行車の動きに的確に追従できるように
なり、周囲の交通の流れを乱さない走行が可能となる。
【0110】また追従制御特性は追従走行中の最大加速
度であっても良い。前記ステップS67で最大加速度を
減少させると、必要以上の車速変化が抑えられて一層ゆ
ったりした追従が可能となり、空いている交通状況では
快適に走行することができる。また前記ステップS68
で最大加速度を増加させると、先行車の加減速に追従す
る能力が高まり、周囲の交通の流れを乱さない走行が可
能となる。
【0111】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0112】例えば、実施例の物体検知装置Stはレー
ザーレーダー装置を備えているが、ミリ波レーダー装置
を備えるものであっても良い。
【0113】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、物体検知装置が検知した自車の進行方向の物
体のうちから先行車判定手段が先行車を判定し、追従車
間距離設定手段が設定した追従車間距離と実際の追従車
間距離とが一致するように加減速制御手段が自車を加速
あるいは減速する。交通量判定手段が判定した自車周囲
の交通量に応じて、追従車間距離変更手段が追従車間距
離設定手段により設定された基準追従車間距離を変更す
るので、交通状況に応じた最適の追従車間距離で先行車
に追従走行することが可能となってドライバーの違和感
や不快感を解消することができる。
【0114】また請求項2に記載された発明によれば、
交通量判定手段が自車と同方向に走行する並走車の数に
基づいて交通量を判定するので、自車の走行に与える影
響が小さい対向車や停止物の数によらずに的確に交通量
を判定することができる。
【0115】また請求項3に記載された発明によれば、
交通量判定手段が所定時間において自車と同方向に走行
する並走車の数に基づいて交通量を判定するので、並走
車の数の時間的なばらつきを吸収して交通量を一層正確
に判定することができる。
【0116】また請求項4に記載された発明によれば、
交通量判定手段は並走車の数が第1の所定値以下のとき
に交通量少と判定し、この判定に基づいて追従車間距離
変更手段は基準追従車間距離を長く変更するので、空い
ている交通状況で自車が先行車に接近し過ぎるのを防止
し、ドライバーの違和感や不快感を解消することができ
る。
【0117】また請求項5に記載された発明によれば、
追従車間距離設定手段が設定する複数の基準追従車間距
離について、追従車間距離変更手段は隣り合う基準追従
車間距離以下に基準追従車間距離の変更の上限を設定す
るので、基準追従車間距離の変更によって隣り合う基準
追従車間距離の大小関係が逆転することが防止され、ド
ライバーの違和感が解消される。
【0118】また請求項6に記載された発明によれば、
交通量判定手段は並走車の数が第2の所定値を越えたと
きに交通量多と判定し、この判定に基づいて追従車間距
離変更手段は基準追従車間距離を短く変更するので、混
んでいる交通状況下で他車の動きに取り残されたり、他
車に割り込まれたりしてドライバーが違和感や不快感を
感じるのを防止することができる。
【0119】また請求項7に記載された発明によれば、
追従車間距離設定手段が設定する複数の基準追従車間距
離について、追従車間距離変更手段は隣り合う基準追従
車間距離以上に基準追従車間距離の変更の下限を設定す
るので、基準追従車間距離の変更によって隣り合う基準
追従車間距離の大小関係が逆転することが防止され、ド
ライバーの違和感が解消される。
【0120】また請求項8に記載された発明によれば、
交通量判定手段は交通量の判定結果に応じてカウントさ
れるカウンタのカウント値が所定値を越えたときに基準
追従車間距離を変更するので、一時的な交通量の変化に
影響されずに基準追従車間距離を的確に変更することが
できる。
【0121】また請求項9に記載された発明によれば、
ドライバーが追従車間距離選択手段を操作して基準追従
車間距離を選択すると、その基準追従車間距離が追従車
間距離変更手段により変更された追従車間距離に関わら
ず選択されるので、ドライバーの意志を優先した追従走
行制御を行うことができる。
【0122】また請求項10に記載された発明によれ
ば、追従車間距離変更手段による追従車間距離の変更は
所定値ずつ行われるので、追従車間距離が急激に変化し
てドライバーが違和感を感じる虞がない。
【0123】また請求項11に記載された発明によれ
ば、請求項1〜請求項10の何れか1項の構成に加え
て、基準追従車間距離は車速が高いほど大きく設定され
ることを特徴とするオートクルーズ装置が提案される。
【0124】上記構成によれば、基準追従車間距離は車
速が高いほど大きく設定されるので、車速に応じた最適
の追従車間距離を確保することができる。
【0125】また請求項12に記載された発明によれ
ば、複数の基準追従車間距離のうちから選択された基準
追従車間距離を表示する表示装置を設け、追従車間距離
変更手段による追従車間距離の変更時に表示形態変更手
段が表示装置の表示形態を変更するので、ドライバーは
追従車間距離が変更されたことを確実に認識することが
できる。
【0126】また請求項13に記載された発明によれ
ば、表示装置を点滅させて追従車間距離の変更を表示す
るので、ドライバーは見落としなく追従車間距離の変更
を認識することができる。
【0127】また請求項14に記載された発明によれ
ば、表示装置の色を変更して追従車間距離の変更を表示
するので、ドライバーは見落としなく追従車間距離の変
更を認識することができる。
【0128】また請求項15に記載された発明によれ
ば、基準追従車間距離の数に応じた数の一方向に並べら
れたブロックで表示装置を構成したので、ドライバーは
基準追従車間距離を視覚により容易に認識することがで
きる。
【0129】また請求項16に記載された発明によれ
ば、ブロックを小ブロックに分割し、基準追従車間距離
が長く変更されるときは距離の長い方に位置する小ブロ
ックの表示形態を変更し、追従車間距離が短く変更され
るときは距離の短い方に位置する小ブロックの表示形態
を変更するので、追従車間距離が何れの方向に変更され
ているのかを視覚的に容易に確認することができる。
【0130】また請求項17に記載された発明によれ
ば、追従車間距離が長く変更されるときは、距離の長い
方に位置するブロックの表示形態を変更し、追従車間距
離が短く変更されるときは距離の短い方に位置するブロ
ックの表示形態を変更するので、追従車間距離が何れの
方向に変更されているのかを視覚的に容易に確認するこ
とができる。
【0131】また請求項18に記載された発明によれ
ば、表示形態変更手段はブロックに並置された補助ブロ
ックの表示形態を変更するので、ドライバーは基準追従
車間距離を視覚により容易に認識することができる。
【0132】また請求項19に記載された発明によれ
ば、追従車間距離が長く変更されるときは、距離の長い
方に位置する補助ブロックの表示形態を変更し、追従車
間距離が短く変更されるときは距離の短い方に位置する
補助ブロックの表示形態を変更するので、追従車間距離
が何れの方向に変更されているのかを視覚的に容易に確
認することができる。
【0133】また請求項20に記載された発明によれ
ば、物体検知装置が検知した自車の進行方向の物体のう
ちから先行車判定手段が先行車を判定し、追従車間距離
設定手段が設定した追従車間距離と実際の追従車間距離
とが一致するように加減速制御手段が自車を加速あるい
は減速する。交通量判定手段が判定した自車周囲の交通
量に応じて、加減速特性変更手段が加減速制御手段によ
る加減速特性を変更するので、交通状況に応じた最適の
加減速特性で先行車に追従走行することが可能となって
ドライバーの違和感や不快感を解消することができる。
【0134】また請求項21に記載された発明によれ
ば、加減速特性変更手段は加減速制御手段による加速ゲ
インおよび減速ゲインの少なくとも一方を変更するもの
であり、交通量が多いときに前記ゲインを高くするの
で、頻繁に加減速が繰り返される混んだ交通状況でも先
行車の動きに的確に追従できるようになり、周囲の交通
の流れを乱さない走行が可能となる。
【0135】また請求項22に記載された発明によれ
ば、加減速特性変更手段は加減速制御手段による加速ゲ
インおよび減速ゲインの少なくとも一方を変更するもの
であり、交通量が少ないときに前記ゲインを低くするの
で、必要以上の加減速が抑えられて一層ゆったりした追
従が可能となり、空いている交通状況では快適に走行す
ることができる。
【0136】また請求項23に記載された発明によれ
ば、加減速特性変更手段は加減速制御手段による最大加
速度および最大減速度の少なくとも一方を変更するもの
であり、交通量が多いときに前記最大加速度および最大
減速度の少なくとも一方を大きくするので、頻繁に加減
速が繰り返される混んだ交通状況でも先行車の動きに的
確に追従できるようになり、周囲の交通の流れを乱さな
い走行が可能となる。
【0137】また請求項24に記載された発明によれ
ば、加減速特性変更手段は加減速制御手段による最大加
速度および最大減速度の少なくとも一方を変更するもの
であり、交通量が少ないときに前記最大加速度および最
大減速度の少なくとも一方を小さくするので、必要以上
の加減速が抑えられて一層ゆったりした追従が可能とな
り、空いている交通状況では快適に走行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】物体検知装置のブロック図
【図2】物体検知装置の斜視図
【図3】「遠」、「中」、「近」の基準車頭時間の各々
に対応する車速変化に対する車間距離の変更可能範囲を
示す図
【図4】ACCシステムのメモリの構成を示すブロック
【図5】メインルーチンのフローチャート
【図6】ターゲット分類モジュールのフローチャート
【図7】交通状況判定モジュールのフローチャート
【図8】追従車間距離決定モジュールのフローチャート
【図9】ステップS21〜S25に対応する説明図
【図10】ステップS26〜S31に対応する説明図
【図11】車間距離の表示装置を示す図
【図12】車間距離表示の説明図
【図13】第2実施例に係る車間距離表示の説明図
【図14】第3実施例に係る車間距離表示の説明図
【図15】第4実施例に係る、基準車頭時間に対応する
車間距離および車速の範囲を示す図
【図16】第4実施例に係る、追従車間距離決定モジュ
ールのフローチャート
【図17】第5実施例に係る、追従車間距離決定モジュ
ールのフローチャート
【図18】クレーム対応図
【図19】従来の「遠」、「中」、「近」の基準車頭時
間の各々に対応する車間距離および車速の範囲を示す図
【図20】空いた道路での走行状態を示す図
【図21】混雑した道路での走行状態を示す図
【符号の説明】
M1 先行車判定手段 M2 追従車間距離設定手段 M3 加減速制御手段 M4 交通量判定手段 M5 追従車間距離設定手段 M6 追従車間距選択手段 M7 表示形態変更手段 M8 加減速特性変更手段 D 表示装置 St 物体検知装置 40,41,42 ブロック 40a,40b 小ブロック 41a,41b 小ブロック 42a,42b 小ブロック 40d,41d,42d 副ブロック
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 301 F02D 29/02 301D // G08G 1/16 G08G 1/16 E

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車の進行方向の物体を検知する物体検
    知装置(St)と、 物体検知装置(St)の検知結果に基づいて自車が追従
    すべき先行車を判定する先行車判定手段(M1)と、 自車と先行車との間の基準追従車間距離を設定する追従
    車間距離設定手段(M2)と、 実際の追従車間距離が追従車間距離設定手段(M2)に
    より設定された基準追従車間距離に一致するように自車
    を加速あるいは減速する加減速制御手段(M3)と、を
    備えたオートクルーズ装置において、 自車周囲の交通量を判定する交通量判定手段(M4)
    と、 交通量判定手段(M4)の判定結果に応じて、追従車間
    距離設定手段(M2)により設定された基準追従車間距
    離を変更する追従車間距離変更手段(M5)と、を備え
    たことを特徴とするオートクルーズ装置。
  2. 【請求項2】 交通量判定手段(M4)は、物体検知装
    置(St)により検知される自車と同方向に走行する並
    走車の数に基づいて交通量を判定することを特徴とす
    る、請求項1に記載のオートクルーズ装置。
  3. 【請求項3】 交通量判定手段(M4)は、所定時間に
    おいて物体検知装置(St)により検知される自車と同
    方向に走行する並走車の数に基づいて交通量を判定する
    ことを特徴とする、請求項2に記載のオートクルーズ装
    置。
  4. 【請求項4】 交通量判定手段(M4)は、物体検知装
    置(St)により検知された並走車の数が第1の所定値
    以下のときに交通量少と判定し、この判定に基づいて追
    従車間距離変更手段(M5)は基準追従車間距離を長く
    変更することを特徴とする、請求項2または請求項3に
    記載のオートクルーズ装置。
  5. 【請求項5】 追従車間距離設定手段(M2)は異なる
    複数の基準追従車間距離を設定するものであり、追従車
    間距離変更手段(M5)は隣り合う基準追従車間距離以
    下に基準追従車間距離の変更の上限を設定することを特
    徴とする、請求項4に記載のオートクルーズ装置。
  6. 【請求項6】 交通量判定手段(M4)は、物体検知装
    置(St)により検知された並走車の数が前記第1の所
    定値よりも多い第2の所定値を越えたときに交通量多と
    判定し、この判定に基づいて追従車間距離変更手段(M
    5)は基準追従車間距離を短く変更することを特徴とす
    る、請求項4または請求項5に記載のオートクルーズ装
    置。
  7. 【請求項7】 追従車間距離設定手段(M2)は異なる
    複数の基準追従車間距離を設定するものであり、追従車
    間距離変更手段(M5)は隣り合う基準追従車間距離以
    上に基準追従車間距離の変更の下限を設定することを特
    徴とする、請求項6に記載のオートクルーズ装置。
  8. 【請求項8】 交通量判定手段(M4)は、交通量の判
    定結果に応じてカウントされるカウンタを備え、カウン
    タのカウント値が所定値を越えたときに基準追従車間距
    離を変更することを特徴とする、請求項1〜請求項7の
    何れか1項に記載のオートクルーズ装置。
  9. 【請求項9】 追従車間距離設定手段(M2)の設定す
    る複数の基準追従車間距離をドライバーにより選択可能
    とする追従車間距離選択手段(M6)を備え、追従車間
    距離設定手段(M2)は追従車間距離選択手段(M6)
    による基準追従車間距離の選択時に、それ以前の追従車
    間距離変更手段(M5)による追従車間距離の変更に関
    わらず、選択された基準追従車間距離に設定することを
    特徴とする、請求項5または請求項7に記載のオートク
    ルーズ装置。
  10. 【請求項10】 追従車間距離変更手段(M5)による
    追従車間距離の変更は所定値ずつ行われることを特徴と
    する、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載のオート
    クルーズ装置。
  11. 【請求項11】 基準追従車間距離は車速が高いほど大
    きく設定されることを特徴とする、請求項1〜請求項1
    0の何れか1項に記載のオートクルーズ装置。
  12. 【請求項12】 追従車間距離設定手段(M2)は異な
    る複数の基準追従車間距離を設定するものであり、ドラ
    イバーが視認可能な位置に選択中の基準追従車間距離を
    表示する表示装置(D)を設け、追従車間距離変更手段
    (M5)による追従車間距離の変更時に表示装置(D)
    の表示形態を変更する表示形態変更手段(M7)を備え
    たことを特徴とする、請求項1〜請求項11の何れか1
    項に記載のオートクルーズ装置。
  13. 【請求項13】 表示形態の変更が表示装置(D)の点
    滅であることを特徴とする、請求項12に記載のオート
    クルーズ装置。
  14. 【請求項14】 表示形態の変更が表示装置(D)の色
    の変更であることを特徴とする、請求項12または請求
    項13に記載のオートクルーズ装置。
  15. 【請求項15】 表示装置(D)が基準追従車間距離の
    数に応じた数の一方向に並べられたブロック(40,4
    1,42)よりなることを特徴とする、請求項12〜請
    求項14の何れか1項に記載のオートクルーズ装置。
  16. 【請求項16】 ブロック(40,41,42)が更に
    前記一方向において分割された小ブロック(40a,4
    0b,41a,41b,42a,42b)で構成され、
    追従車間距離変更手段(M5)により基準追従車間距離
    が長く変更されるときは、前記一方向における距離の長
    い方に位置する小ブロック(40a,40b,41a,
    41b,42a,42b)の表示形態を変更し、追従車
    間距離が短く変更されるときは、前記一方向における距
    離の短い方に位置する小ブロック(40a,40b,4
    1a,41b,42a,42b)の表示形態を変更する
    ことを特徴とする、請求項15に記載のオートクルーズ
    装置。
  17. 【請求項17】 追従車間距離変更手段(M5)により
    追従車間距離が長く変更されるときは、前記一方向にお
    ける距離の長い方に位置するブロック(40,41,4
    2)の表示形態を変更し、追従車間距離が短く変更され
    るときは、前記一方向における距離の短い方に位置する
    ブロック(40,41,42)の表示形態を変更するこ
    とを特徴とする、請求項15に記載のオートクルーズ装
    置。
  18. 【請求項18】 表示装置(D)が、前記一方向に並べ
    られるとともに前記ブロックに並置され、かつ前記ブロ
    ック(40,41,42)と前記同一方向において同幅
    の補助ブロック(40d,41d,42d)を備え、表
    示形態変更手段(M7)は前記補助ブロック(40d,
    41d,42d)の表示形態を変更することを特徴とす
    る、請求項15〜請求項17の何れか1項に記載のオー
    トクルーズ装置。
  19. 【請求項19】 追従車間距離変更手段(M5)により
    追従車間距離が長く変更されるときは、前記一方向にお
    ける距離の長い方に位置する補助ブロック(40d,4
    1d,42d)の表示形態を変更し、追従車間距離が短
    く変更されるときは、前記一方向における距離の短い方
    に位置する補助ブロック(40d,41d,42d)の
    表示形態を変更することを特徴とする、請求項18に記
    載のオートクルーズ装置。
  20. 【請求項20】 自車の進行方向の物体を検知する物体
    検知装置(St)と、 物体検知装置(St)の検知結果に基づいて自車が追従
    すべき先行車を判定する先行車判定手段(M1)と、 自車と先行車との間の基準追従車間距離を設定する追従
    車間距離設定手段(M2)と、 実際の追従車間距離が追従車間距離設定手段(M2)に
    より設定された基準追従車間距離に一致するように自車
    を加速あるいは減速する加減速特性変更手段(M8)
    と、を備えたオートクルーズ装置において、 自車周囲の交通量を判定する交通量判定手段(M4)
    と、 交通量判定手段(M4)の判定結果に応じて、加減速制
    御手段(M3)による加減速特性を変更する加減速特性
    変更手段(M8)と、を備えたことを特徴とするオート
    クルーズ装置。
  21. 【請求項21】 加減速特性変更手段(M8)は加減速
    制御手段(M3)による加速ゲインおよび減速ゲインの
    少なくとも一方を変更するものであり、交通量判定手段
    (M4)により交通量が多いと判定さたときに前記ゲイ
    ンを高くすることを特徴とする、請求項20に記載のオ
    ートクルーズ装置。
  22. 【請求項22】 加減速特性変更手段(M8)は加減速
    制御手段(M3)による加速ゲインおよび減速ゲインの
    少なくとも一方を変更するものであり、交通量判定手段
    (M4)により交通量が少ないと判定さたときに前記ゲ
    インを低くすることを特徴とする、請求項20または請
    求項21に記載のオートクルーズ装置。
  23. 【請求項23】 加減速特性変更手段(M8)は加減速
    制御手段(M3)による最大加速度および最大減速度の
    少なくとも一方を変更するものであり、交通量判定手段
    (M4)により交通量が多いと判定さたときに最大加速
    度および最大減速度の少なくとも一方を大きくすること
    を特徴とする、請求項20に記載のオートクルーズ装
    置。
  24. 【請求項24】 加減速特性変更手段(M8)は加減速
    制御手段(M3)による最大加速度および最大減速度の
    少なくとも一方を変更するものであり、交通量判定手段
    (M4)により交通量が少ないと判定さたときに最大加
    速度および最大減速度の少なくとも一方を小さくするこ
    とを特徴とする、請求項20または請求項23に記載の
    オートクルーズ装置。
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