JP2002118927A - バスバー接続構造 - Google Patents

バスバー接続構造

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JP2002118927A JP2000306037A JP2000306037A JP2002118927A JP 2002118927 A JP2002118927 A JP 2002118927A JP 2000306037 A JP2000306037 A JP 2000306037A JP 2000306037 A JP2000306037 A JP 2000306037A JP 2002118927 A JP2002118927 A JP 2002118927A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な材料を用いても接続信頼性を確保できる
こと。 【解決手段】本構造は、バスバー1に起立状態で設けら
れた端子板の幅方向中央にU字状スロット13を形成し
た圧接端子12の圧接刃に、例えばヒューズのタブ端子
を圧接することにより、両端子を電気的に接続する構造
であって、圧接端子12を構成する端子板を例えば無酸
素銅材料で形成するとともに、端子板に圧接刃の開きに
対する反力を付加するべく端子板をスロット底部13f
まわりで折り返したものとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスバーに、ヒュ
ーズ、リレー等の部品等を電気的に接続するバスバー接
続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用接続箱では、パターン状
になったバスバーと、このバスバーに搭載されるヒュー
ズ、リレー等の部品等を接続するが、その際、バスバー
からの雄端子(タブ端子)は、中継端子を介して上記部
品等と接続しており、またバスバーの材料として高価な
耐熱銅合金(鉄−燐系銅合金)が主に用いられていたた
め製造コストが高くなっていた。
【0003】そこで、改良案として、バスバーに2枚の
圧接刃を有するタブ端子を形成し、そこに直接部品を搭
載させる方法を採用し、このタブ端子の材料として、例
えば、極めて安価な無酸素銅(純銅、タフピッチ銅等)
を用いることが考えられる。
【0004】図6は従来の改良案に係るバスバー接続構
造の一例を示す斜視図である。
【0005】図6に示す例では、バスバー1の端部は起
立状態の圧接端子2を形成している。この圧接端子2
は、上側中央部がU字状に開口したスロット3を有し、
スロット3の両側縦辺の端面3a,3bおよびそれらの
上部に形成された円弧状の端面3c,3dには圧接刃が
設けられている。
【0006】図7は従来の改良案に係るバスバー接続構
造を用いてヒューズのタブ端子を圧接した状態を示す正
面図、図8は図7におけるX−X線断面図である。
【0007】例えば2本のバスバー1の先端にあって、
互いに向かい合うように形成された圧接端子2に、ヒュ
ーズ4のタブ端子4aがそれぞれ圧接接続されている。
この接続においては、圧接端子2のスロット3にヒュー
ズ4のタブ端子4aが挿入されるときに、スロット3が
大きく開かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧接端子2の
本体を構成する端子板の材料として、例えば無酸素銅を
用いる場合には、上記耐熱銅合金を用いた場合に比べ
て、この端子板に形成されたスロット3へヒューズ4の
タブ端子4aを挿入したときのスロット3の開きに対す
る端子板の反力が不足し、十分な接圧が得られないおそ
れがある。
【0009】この場合、端子板材料に加工硬化を施すこ
とにより接圧を大きくすることが考えられるが、材料内
に残留応力や歪みが残ったり、あるいは脆化したりする
おそれがあり、かかる加工硬化は採用困難である。
【0010】しかも、スロット3の開きによりその底部
には応力集中が生じやすく、さらには繰り返し使用によ
り一旦開いたスロット3が元に戻らなくなるといったク
リープ現象も生じやすくなるため、端子寿命が短くなる
おそれもある。
【0011】したがって、従来の改良案に係るバスバー
接続構造のように、将来的に例えば無酸素銅を用いる場
合には、その材料特性上、現状採用している耐熱銅合金
に比べて十分な接続信頼性が得られなくなるおそれがあ
る。
【0012】本発明は、このような課題を解決すべくな
されたものであり、安価な材料を用いても接続信頼性を
確保できるバスバー接続構造を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
バスバーに立設された端子板の幅方向中央にU字スロッ
ト状の圧接刃を形成し、この圧接刃に被圧接物を圧接す
ることにより、バスバーと被圧接物とを電気的に接続す
るバスバー接続構造において、端子板に圧接刃の開きに
対する反力を付加する構造としたことを特徴とするもの
である。
【0014】上記構成によれば、端子板に圧接刃の開き
に対する反力が付加されるので、接続に必要な端子の接
圧が補われ、これにより接続信頼性が確保される。
【0015】請求項2記載の発明のように、バスバーを
起立方向に折り曲げて形成した端子板を、圧接刃の底部
まわりで折り返したことにより、上記端子板に圧接刃の
開きに対する反力を付加すれば、圧接刃に被圧接物を挿
入したときに、十分な接圧が得られる。しかも、圧接刃
の底部に応力集中が生じにくくなり、これに伴いクリー
プ現象も生じにくくなるため、端子寿命が長くなる。
【0016】請求項2記載の発明において、端子板の頂
部を底部に向けて折り返すことにより、上記端子板を多
重構造とすれば(請求項3)、端子板の曲げに対する断
面二次モーメントが大きくなって、端子板の圧接刃へ被
圧接物を挿入したときに、圧接刃と被圧接物との接点部
の接触面積を増加させても、十分な接圧が得られる。し
たがって、この場合には、上記接触面積を増加させて接
続信頼性が大幅に向上される。
【0017】請求項4記載の発明のように、バスバーに
形成された貫通孔に、このバスバーと別体で形成した端
子板を、圧接刃の底部がバスバーの表面下に埋没する深
さまで圧入したことにより、上記端子板に圧接刃の開き
に対する反力を付加すれば、端子板をバスバーに形成さ
れた貫通孔へ圧入する時に、貫通孔の内壁に対して圧力
を生じさせ、この圧力によって端子板がバスバーに確実
に固定される。そして、この状態で被圧接物が圧接刃に
挿入されると、十分な接圧が得られる。しかも、圧接刃
の底部がバスバーの表面下に埋没すると、圧接刃の底部
には応力集中が生じにくくなり、これに伴いクリープ現
象も生じにくくなるため、端子寿命が長くなる。一方、
端子板はバスバーと別体で構成されるので、バスバーの
板厚と異なる様々な板厚を採用することもできる。した
がって、端子板の板厚を上げることにより、上記接圧を
大きくし、圧接刃と被圧接物との接触部の接触面積を増
加させれば、接続信頼性が一層向上される。
【0018】請求項2又は4記載の発明において、端子
板の外側両側面とスロットに臨む内側両側面との少なく
ともいずれか一方の両側面を左右対称に折り曲げれば
(請求項5)、端子板の曲げに対する断面二次モーメン
トが大きくなって、圧接刃へ被圧接物を挿入したとき
に、より大きな接圧が得られるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施形
態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と
同一構成、作用の箇所は同一番号を付し詳細な説明は省
略する。
【0020】(実施形態1)図1は、実施形態1に係る
バスバー接続構造を示す図で、(a)は全体斜視図、
(b)は上面図である。
【0021】図に示すように、本実施形態1に係るバス
バー接続構造の圧接端子12を構成する圧接板は、バス
バー1を構成する例えば無酸素銅(純銅、タフピッチ銅
等)製薄板の端部を所定形状に打ち抜いて形成されるも
のであって、この打ち抜き部分を起立状態に折り曲げて
形成されている。この圧接端子12は、上側中央部がU
字状に開口したスロット13を有し、スロット13の両
側縦辺の端面13a,13bおよびそれらの上部にある
円弧状の端面13c,13dで圧接刃が形成されてい
る。
【0022】そして、本実施形態1では、上記バスバー
端部の打ち抜き時に、図中の右側端面13hの下部が適
当な長さだけ延ばされており、この延長部分13eが圧
接端子12の下部を抱き込んで拘束し、圧接刃の開きに
対する反力を付与している。
【0023】この構造を採用したのは、上記圧接刃は、
バスバー1に片持ち支持され、先端に荷重を受ける梁と
みなすことができるが、その場合には、梁の曲げ変形に
よる最大応力が生じる支持端の断面二次モーメントを大
きくすることにより、支持端の応力集中を緩和し、梁全
体としての曲げ剛性を高めるのが有効だからである。
【0024】この構造により、端子板に形成されたスロ
ット13へ図7,図8に示したようにヒューズ4のタブ
端子(被圧接物)を挿入したとき、このスロット13の
開きに対してその反力が補われるため、十分な接圧が得
られ、接触抵抗の低減と接触状態の安定化が図られる。
しかも、スロット底部13fに応力集中が生じにくくな
り、これに伴いクリープ現象をも生じにくくなる。その
結果、圧接端子12を構成する端子板の材料を例えば安
価ではあるが、強度(バネ力)の低い無酸素銅材料とし
ても、十分な接続信頼性を維持できる。
【0025】図2は、本実施形態1の変形例に係るバス
バー接続構造の部分拡大図である。
【0026】上記では圧接端子12の下部は二重構造と
なっており、十分な反力を得ることができるが、さらに
圧接端子12の上部を補強すれば、圧接端子12の曲げ
に対してさらに大きな断面二次モーメントを得ることが
できる。
【0027】そこで、図2(図1参照)に示すように、
圧接端子12の端子板の外側両側面13g,13hとス
ロット13に臨む内側両側面13a,13bとを左右対
称に折り曲げてリブを形成すれば、圧接端子12の端子
板に形成されたスロット13へ図7,図8のヒューズ4
のタブ端子4aを挿入したときに、このスロット13の
開きに対する反力がより大きくなり、より大きい接圧を
得ることができる。ただし、必要とされる反力の大きさ
によっては、圧接端子12の端子板の外側両側面13
g,13hとスロット13に臨む内側両側面13a,1
3bとのいずれか一方のみを左右対称に折り曲げること
で足りる。
【0028】(実施形態2)図3は、実施形態2に係る
バスバー接続構造を示す全体斜視図である。
【0029】図に示すように、本実施形態2に係るバス
バー接続構造の圧接端子22を構成する圧接板は、上記
実施形態1と同様に、バスバー1を構成する例えば無酸
素銅製薄板の端部を所定形状に打ち抜いて形成されるも
のであって、この打ち抜き部分を起立状態に折り曲げて
圧接端子22が形成されている。この圧接端子22は、
上側中央部がU字状に開口したスロット23を有し、ス
ロット23の両側縦辺の端面23a,23bおよびそれ
らの上部ある台形状の端面23c,23dで圧接刃が形
成されている。
【0030】そして、本実施形態2では、上記バスバー
端部の打ち抜き時に、図中の上部23j,23kと左右
両側端面23g,23hの下部とがそれぞれ適当な長さ
だけ延ばされており、これらの延長部分23q,23r
が23pを抱き込んで拘束することにより圧接刃の開き
に対する反力を付与するとともに、二重構造により断面
二次モーメントを増大させている(この場合、さらに多
重構造とすることとしてもよいのはもちろんである)。
すなわち、本実施形態2では、圧接端子22の端子板の
頂部を底部に向けて折り返すことにより、上記端子板を
多重構造としている。
【0031】この構造を採用したのは、上記圧接板は、
バスバー1に片持ち支持され、先端に荷重を受ける梁と
みなすことができるが、その場合には、梁の曲げ変形に
よる最大応力が生じる支持端のみならず、梁全体での断
面二次モーメントを大きくすることにより、支持端の応
力集中を緩和し、さらに梁全体の曲げ剛性を高めるのが
有効だからである。
【0032】この構造によれば、圧接端子22の端子板
に形成されたスロット23へ図7,図8に示したように
ヒューズ4のタブ端子4aを挿入したときに、このスロ
ット23の開きに対する反力を大きくすることができ、
圧接刃とタブ端子4aとの接点部の接触面積を増加させ
ても、十分な接圧が得られる。
【0033】したがって、上記のように圧接刃とタブ端
子4aとの接触部を台形状として接触面積を増加させて
接触抵抗の低減と接触状態の安定化とを図ることによ
り、端子板の材料を例えば安価ではあるが、強度(バネ
力)の低い無酸素銅材料とした場合でも、接続信頼性を
大幅に向上させることができる。
【0034】(実施形態3)図4は、実施形態3に係る
バスバー接続構造を示す全体斜視図である。
【0035】本実施形態3では、上記実施形態1,2と
異なり、圧接端子32はバスバー1と別体で形成され
る。すなわち、圧接端子32を構成する圧接板は、バス
バー1とは別に用意された例えば無酸素銅製薄板の端部
を所定形状に打ち抜いて形成されるものであって、この
圧接端子32は、上側中央部がU字状に開口したスロッ
ト33を有し、スロット33の両側縦辺の端面33a,
33bおよびそれらの上部にある円弧状の端面33c,
33dで圧接刃が形成されている。
【0036】そして、本実施形態3では、圧接端子32
の端子板の下部には、左右に浅溝32a,32bが形成
された圧入部32cが突出している。一方、バスバー1
は薄板構造ではあるが、上記圧接端子32と別体で形成
されるので、バスバー1と同一の材料とする必要はな
い。このバスバー1には、上記圧入部32cの浅溝32
a,32bに圧入可能な貫通孔1aが形成されている。
バスバー1に設けた貫通孔1aに、この圧接端子32の
端子板の圧入部32cを、スロット底部33fがバスバ
ー1の表面下に埋没する深さまで圧入することにより、
圧接刃の開きに対する反力を付与する。
【0037】この構造としたのは、上記圧接板はバスバ
ー1に片持ち支持され、先端に荷重を受ける梁とみなす
ことができるが、ここでは梁の曲げ変形による最大応力
が生じる支持端を応力集中の生じやすいスロット底部3
3fから外してそのスロット底部33fでの応力集中を
緩和し、梁全体としての曲げ剛性を高めるのが有効だか
らである。
【0038】この実施形態3では、端子板の圧入部32
cをバスバー1の貫通孔1aへ圧入する時には、貫通孔
1aの内壁に対して圧力を生じさせ、この圧力によって
端子板がバスバー1に確実に固定される。そして、この
状態で図7,図8に示したようにヒューズ4のタブ端子
4aがスロット33に挿入されると、このスロット33
の開きに対する端子板の反力が補われるため、十分な接
圧が得られる。
【0039】しかも、スロット底部33fがバスバー1
の表面下に埋没しているので、このスロット底部33f
には応力集中が生じにくくなり、これに伴いクリープ現
象をも生じにくくなるため、端子寿命が長くなる。
【0040】ここでは、圧接端子32の圧接刃とヒュー
ズ4のタブ端子4aとの接触部が短いので、接続信頼性
を向上させるために、圧接端子32の端子板にスズメッ
キを施すことが好ましい。
【0041】一方、端子板はバスバーと別体で構成され
るので、バスバー1の板厚と異なる様々な板厚を採用す
ることもできる。したがって、端子板の板厚を上げれ
ば、接触抵抗の低減と接触状態の安定化が図られるよう
になり、その結果、接続信頼性が一層向上される。
【0042】また、この実施形態3にあっては、圧接端
子32はバスバー1の所望の位置、例えばバスバー1の
途中位置或いは端部に対しても取り付けることができ、
しかも取付け個数を問わないため、バスバー1を配置す
るスペースの利用効率を向上させることが可能になると
いう利点もある。
【0043】さらに、この実施形態3において、上記実
施形態1の変形例と同様の構成をとることができる。す
なわち、圧接端子32の端子板の外側両側面33g,3
3hとスロット33に臨む内側両側面33a,33bと
の少なくともいずれか一方の両側面を左右対称に折り曲
げてリブを形成すれば、圧接端子32の端子板に形成さ
れたU字スロット33へ図7,図8に示したようにヒュ
ーズ4のタブ端子4aを挿入したときに、このスロット
33の開きに対する反力をより大きくすることができ
る。
【0044】また、本実施形態3では、圧接端子32を
構成する圧接板の板厚を大きくとったり、エンボス加工
を行ってもよく、その場合にも上記と同様に圧接端子3
2の端子板に形成されたスロット33へヒューズ4のタ
ブ端子4aを挿入したときに、このスロット33の開き
に対する反力をより大きくすることができる。
【0045】なお、上記実施形態1〜3では、いずれも
被圧接物としてヒューズ4のタブ端子4aを圧接する場
合を説明したが、被圧接物はこれに限らず、リレー等の
圧接可能なタブ端子を有するあらゆる部品や電線、さら
には多層構造のバスバーを有する場合には、他層のバス
バーのタブ端子との圧接接続も可能である。
【0046】図5はバスバー同士を圧接接続する場合を
示す図であって、(a)は正面図、(b)はその部分拡
大図である。
【0047】図に示すように、他層のバスバー11の先
端は折り曲げられて、タブ端子11aを形成している。
このタブ端子11aを上記圧接端子32(或いは12,
22)と圧接接続することで、上記と同様の作用効果を
得ることができる。しかし寸法や重量の比較的大きいバ
スバー11を圧接するためには、その接圧をヒューズ4
の如き小部品を圧接する場合に比べてさらに大きくとる
必要があるので、特にバスバー11が無酸素銅材料であ
る場合には、圧接端子32等の圧接板の円弧状或いは台
形状の端面33c,33d等を尖塔状の端部に代えて接
点を食い込ませることにより、接続信頼性をより向上さ
せるのが好ましい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の本発
明によれば、端子板に弾力性が付加されるので、接続に
必要な端子の接圧が補われ、これにより、端子板の材料
として例えば安価ではあるが、材料の強度(バネ力)の
低い無酸素銅材料を使用したとしても、十分な接続信頼
性を確保できる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、圧接端子を
構成する端子板に形成されたU字スロット状の圧接刃へ
被圧接物を挿入したときに、十分な接圧を得ることがで
きるので、接続信頼性を向上させることができる。しか
も圧接刃底部での応力集中を生じにくくし、これに伴い
クリープをも生じにくくすることができるので、端子寿
命を長くすることができる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、さらに圧接
刃と被圧接物との接点部の接触面積が増加させて、接続
信頼性をより向上させることができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、圧接刃底部
への応力集中をなくして、接合の信頼性を高めることが
できる。一方、様々な板厚に対応可能となるので、板厚
を大きくしてより十分な接圧を得て、接続信頼性を一層
向上させることができる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、圧接刃へ被
圧接物を挿入したときに、より大きな接圧を得て、接続
信頼性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るバスバー接続構造を
示す図で、(a)は全体斜視図、(b)は上面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1の変形例に係るバスバー接
続構造の部分拡大図である。
【図3】本発明の実施形態2に係るバスバー接続構造を
示す全体斜視図である。
【図4】本発明の実施形態3に係るバスバー接続構造を
示す全体斜視図である。
【図5】バスバー同士を圧接接続する場合を示す図であ
って、(a)は正面図、(b)はその部分拡大図であ
る。
【図6】従来の改良案に係るバスバー接続構造の一例を
示す全体斜視図である。
【図7】従来の改良案に係るバスバー接続構造を用いて
ヒューズのタブ端子を圧接した状態を示す正面図であ
る。
【図8】図7におけるX−X線断面図である。
【符号の説明】
1,11 バスバー 1a 貫通孔 12,22,32 圧接端子(圧接端子の端子板) 32c 圧入部 13,23,33 スロット 13a,13b,23a,23b,33a,33b 内
側端面(圧接刃) 13c,13d,33c,33d 円弧状端面(圧接
刃) 23c,23d 台形状端面(圧接刃) 13f,33f スロット底部 13g,13h,23g,23h,33g,33h 外
側端面 13e,23p,23q,23r 折り返し部 4 ヒューズ 4a タブ端子(被圧接物)
フロントページの続き (72)発明者 坂 喜文 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G361 BA03 BB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスバーに立設された端子板の幅方向中
    央にU字スロット状の圧接刃を形成し、この圧接刃に被
    圧接物を圧接することにより、バスバーと被圧接物とを
    電気的に接続するバスバー接続構造において、端子板に
    圧接刃の開きに対する反力を付加する構造としたことを
    特徴とするバスバー接続構造。
  2. 【請求項2】 バスバーを起立方向に折り曲げて形成し
    た端子板を、圧接刃の底部まわりで折り返したことによ
    り、上記端子板に圧接刃の開きに対する反力を付加する
    ことを特徴とする請求項1記載のバスバー接続構造。
  3. 【請求項3】 端子板の頂部を底部に向けて折り返すこ
    とにより、上記端子板を多重構造としたことを特徴とす
    る請求項2記載のバスバー接続構造。
  4. 【請求項4】 バスバーに形成された貫通孔に、このバ
    スバーと別体で形成した端子板を、圧接刃の底部がバス
    バーの表面下に埋没する深さまで圧入したことにより、
    上記端子板に圧接刃の開きに対する反力を付加すること
    を特徴とする請求項1記載のバスバー接続構造。
  5. 【請求項5】 端子板の外側両側面とスロットに臨む内
    側両側面との少なくともいずれか一方の両側面を左右対
    称に折り曲げたことを特徴とする請求項2又は4記載の
    バスバー接続構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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